JP2002509539A - 制酸剤とパパインの組合せ物 - Google Patents

制酸剤とパパインの組合せ物

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Abstract

(57)【要約】 胃の窮迫状態を鎮静化するための組成物が開示されている。その組成物は、胃の酸性を弱める1又はそれを越える組成物と、パパヤから抽出された組成物であって、好ましくは1又はそれを越えるタンパク質分解酵素を含んでなる組成物との組合せ物である。そのような組成物を製造する方法及び使用する方法も開示されている。

Description

【発明の詳細な説明】 制酸剤とパパインの組合せ物 発明の分野 この発明は、胸焼け、膨満感、胃酸過多及び胃の不具合のような過剰な胃酸分 泌の症状を治療するための組成物に関する。この発明の組成物は、1)胃の酸性 を弱める1又はそれを越える組成物と;2)パパヤ抽出物との組合せ物である。 発明の背景 胃酸の過剰分泌が、胃の窮迫状態、胸焼け、消化不良等の症状を引き起こすこ とは周知である。大部分の人々について、胃酸過多の症状は、一定の食物を摂取 した後に起こる。なかでも、香辛料の効いた食物、漬物、コショウ、トマト及び 柑橘類は、胃酸過多を起こすことが多い食物である。胃酸過多を鎮める多くの組 成物が存在する。これら組成物には、炭酸カルシウム(例えば、TumsTM)、水酸 化マグネシウム(例えば、MylantaTM)、炭酸カルシウムと水酸化マグネシウム の組合せ物(例えば、RolaidsTM)等のような化学的中和により胃内の水素イオ ン濃度を低下させる組成物;ラニチジン(例えば、ZantacTM)、シメチジン(例 えば、TagemetTM)等のようなH2レセプターアンタゴニスト;オメプラゾールの ようなプロトン−ポンプ阻害剤;ビスマス化合物;プロスタグランジン;スクラ ルフェート;及びシサプリドのようなドパミンアンタゴニストが含まれるが、こ れらに限定されない。これらクラスの組成物の各々は異なる作用メカニズムを有 し、全てが胃酸過多の症状を軽減又は無くするのに有効であることが分かってい る。 上述の組成物が有効であるとはいえ、幾つかのものは持続性がなく、またその 他のものは効き始めるのが遅い。より具体的には、TumsTM、MylantaTM、及びRol aidsTMのような組成物は持続性がない一方で、H2レセプターアンタゴニスト、 プロトン−ポンプ阻害剤、及びその他のものは即効性(即ち、1分未満)ではな い。従って、これら欠点を克服することができる組成物が望まれている。 パパヤ、つまりレモンの木のCarica papaya Linnの果実の消化作用は、数世紀 にわたって知られている。この果実のラテックスとも言われる果汁は、タンパク 質分解酵素を含有しており、これらは、パパイン、キモパパイン及びパパヤプロ テイナーゼIIIとして同定されている。パパインは、これら3種の中で最もよく 特性決定されている。その凡その分子量は21,000であり、18種の異なる アミノ酸を211アミノ酸の配列に中に含有している。 パパヤ中のどの化合物が胃の酸性を弱めるかは正確に分かってはいないが、ラ ットを使った研究で、熟していないパパヤ果実のラテックスが、メトコリンによ って誘発される酸の分泌を有意に低下させることが分かっている。結晶パパイン を3.2mg/kgの用量で摂取させると、胃酸の分泌が減少した。胃酸分泌の 減少は、ラットにおいて投与後2時間もの早さで認められ、48時間も長く続い た。Choら,Proc.Natl.Sci.Counc ROC(B),8(2),177-181(1984)。 安定な水性コロイド懸濁液中のプロテアーゼのような純粋な消化酵素と水酸化 アルミニウムとの組合せ物が、米国特許第3,329,564号に開示されている 。このプロテアーゼ又は他の消化酵素は、水酸化アルミニウム制酸剤に少量添加 されて、制酸製剤に酵素性消化作用を提供する。しかしながら、これら組成物は 、懸濁液なので使用に不便である。 従って、本発明の目的は、過剰な胃酸分泌の作用からの向上した鎮静作用を提 供できる組成物を提供することである。そのような組成物を運搬又は輸送に便利 な形態で提供することも望まれる。 発明の要旨 本発明は、1)胃の酸性を弱める1又はそれを越える組成物と;2)パパヤか ら抽出された組成物であって、好ましくは、パパイン、キモパパイン及びパパヤ プロテイナーゼIIIを包含するがこれらに限定されない1又はそれを越えるタン パク質分解酵素を含んでなる組成物とを含んでなる組成物に向けられている。こ の組成物は、過剰な胃酸の分泌から生じる胃の窮迫状態からの、向上した簡便な 鎮静作用の提供に使用することができる。 本発明は、更に、1)胃の酸性を弱める1又はそれを越える組成物と;2)パ パヤから抽出された組成物であって、好ましくは、パパイン、キモパパイン及び パパヤプロテイナーゼIIIを包含するがこれらに限定されない1又はそれを越え るタンパク質分解酵素を含んでなる組成物とを含んでなる組成物を調製する方法 に向けられている。 本発明は、更に、1)胃の酸性を弱める1又はそれを越える組成物と;2)パ パヤから抽出された組成物であって、好ましくは、パパイン、キモパパイン及び パパヤプロテイナーゼIIIを包含するがこれらに限定されない1又はそれを越え るタンパク質分解酵素を含んでなる組成物とを含んでなる組成物を使用する方法 に向けられている。 発明の詳細な説明 本発明は、1)胃の酸性を弱める1又はそれを越える組成物と;2)パパヤか ら抽出された組成物であって、好ましくは、パパイン、キモパパイン及びパパヤ プロテイナーゼIIIを包含するがこれらに限定されない1又はそれを越えるタン パク質分解酵素を含んでなる組成物とを含んでなる、胃の窮迫状態を鎮静するた めの組成物に向けられている。この組成物は、過剰な胃酸の分泌から生じる胃の 窮迫状態からの、向上した簡便な鎮静作用の提供に使用することができる。 この組成物に使用することができる成分の量は、一般に、望まれる結果を得る のに要求される通常の量である。一つの態様においては、胃の酸性を弱める第1 成分の量は約10〜約1500mg/回の量で存在し、パパヤ抽出物の量は約5 0〜約300mg/回の量で存在する。 この発明によれば、胃の酸性を弱める組成物は、化学的中和により胃内の水素 イオン濃度を低下させる組成物;H2レセプターアンタゴニスト;プロトン−ポ ンプ阻害剤;ビスマス化合物;プロスタグランジン;スクラルフェート;及びド パミンアンタゴニストのいずれであってもよい。これら組成物は、本明細書中で “制酸剤”として定義される。この発明の組成物は、これら制酸剤を1種又はそ れを越えて含むことができる。 この発明によれば、胃の窮迫状態からの向上した鎮静作用は、この発明の成分 の制酸剤成分を単独で摂取することから生じる作用よりも長い作用時間を有し及 び/又は効き始めが速いという、いずれであってもよい。 化学的中和により胃の酸性を弱める組成物の非限定的な例は、アルミニウム含 有活性成分;重炭酸塩含有活性成分;ビスマス含有活性成分;カルシウム含有活 性成分;クエン酸塩含有活性成分;グリシン;マグネシウム含有活性成分;乾燥 ミルク固体;リン酸塩含有活性成分;カリウム含有活性成分;ナトリウム含有活 性成分;ケイ酸塩及び酒石酸塩含有活性成分;及びU.S.Food and Drug Adminis tration(FDA)によって、胸焼け、膨満感又は胃酸過多及び胃の不具合の鎮静に 有用であると認められた他の組成物である。これら組成物は、参照により本明細 書中にそっくりそのまま組み入れられる21 C.F.R.§331に纏められている。 この発明では、炭酸カルシウム及び水酸化マグネシウムが好ましい化学的中和 組成物である。炭酸カルシウムが最も好ましい。 レセプターアンタゴニストは、胃の内層でヒスタミンレセプターを遮断するこ とにより胃酸の分泌を減少させる。ヒスタミンは、H2レセプターを介して胃酸 の分泌を刺激する。H2レセプターアンタゴニストの非限定的な例は、ラニチジ ン、シメチジン、ファモチジン、ミフェンチジン、ロキサチジン、及びミザチジ ンである。この発明で使用することができるH2レセプターアンタゴニストの量 は、約10〜約800mg/回である。この発明では、ラニチジンが好ましいH2 レセプターアンタゴニストである。この発明で使用することができるラニチジ ンの量は、約75〜約300mg/回である。 プロトン−ポンプ阻害剤は、胃の内腔からのカリウムを水素イオンと交換する 役目を負っている胃内の壁細胞上で膜ポンプを遮断する。この膜ポンプを遮断す ることで胃酸の分泌を抑制する。プロトン−ポンプ阻害剤の非限定的な例はオメ プラゾールである。 ビスマス化合物は、幾つかのやり方で作用して消化器の窮迫状態を弱める。ビ スマス化合物の非限定的な例は、ニクエン酸ビスマス酸三カリウム(tripotassiu m dicitrato bismuthate)としても知られているビスマスクエン酸塩(bismuth s ubcitrate)である。 プロスタグランジンは殆ど全ての組織に見られる。胃でのプロスタグランジン の1つの作用は、酸の分泌の抑制であると考えられる。それらは、胃の炎症への 粘膜抵抗力を高めもする。プロスタグランジンの非限定的な例は、ミソプロスト ールがその類似体であるPGE1;アラバプロスティル及びエンプロスティルが その類似体であるPGE2;及びEシリーズのプロスタグランジンのメチル類似 体である。 スクラルフェートは、ポリ水酸化アルミニウムと、胃潰瘍及び十二指腸潰瘍の 治療に有効であることが臨床的に証明されている硫酸サッカリド骨格との錯塩で ある。それは、約4.5のpHの弱い緩衝剤である。 ドパミンアンタゴニストは、消化管運動を高めて通過時間を少なくすることに よって胃の窮迫状態を緩和すると考えられる。ドパミンアンタゴニストの非限定 的な例は、メトクロプラミド、ドムペリドン、及びシサプリドである。 この発明で使用される胃の酸性を弱める前述の組成物の量は、特定の薬剤につ いて推奨又は許される治療用量に依存して変動することができる。一般に、これ ら組成物の量は、望まれる結果を得るのに要求される通常の用量である。この発 明の一つの態様において、化学的中和により胃の酸性を弱める組成物の量は、約 250〜約1450mg/回の量で存在する。その剤形は、錠剤、カプレット剤 (caplet)、カプセル剤、散剤、トローチ剤、ロゼンジ剤、エリキシル剤等である ことができる。そのような剤形は、医学分野の専門家には公知である。好ましい 剤形は、錠剤及びカプレット剤である。 好ましい態様においては、水酸化マグネシウムは、約50〜約800mg/回 の量;好ましくは約80〜約600mg/回の量;そして最も好ましくは約10 0〜約400mg/回の量である。 別の好ましい態様では、炭酸カルシウムは、約200〜約1250mg/回の 量;好ましくは約400〜約1000mg/回の量;そして最も好ましくは約5 00〜約800mg/回の量である。 この発明の別の好ましい態様は、水酸化マグネシウムと炭酸カルシウムの両方 を、約50〜約400mg/回の水酸化マグネシウムと約200〜約1250m g/回の炭酸カルシウムの量で;好ましくは、約80〜約300mg/回の水酸 化マグネシウムと約400〜約1000mg/回の炭酸カルシウムの量で;そし て、最も好ましくは、約100〜約260mg/回の水酸化マグネシウムと約5 00〜約800mg/回の炭酸カルシウムの量で含有する。 本発明は、更に、パパヤの汁、パルプ、又は他の部分から抽出された組成物を 包含する。この発明では、パパヤから抽出された組成物は、パパヤ抽出物として 定義される。この発明の一態様は、1又はそれを越えるパパヤ抽出物からのタン パク質分解酵素を含んでなる。タンパク質分解酵素の非限定的な例は、パパイン 、キモパパイン及びパパヤプロテイナーゼIIIである。好ましい酵素はパパイン である。この発明のパパヤ抽出物は、種々の形態であることができる。これら形 態の非限定的な例は、パパヤの乾燥粉末化ラテックス;凍結乾燥パパヤ粉末;パ パヤ汁粉末;結晶パパイン;及び結晶キモパパインである。好ましい形態は、凍 結乾燥パパヤ粉末及びパパヤ汁粉末である。 この発明の一態様では、この発明の組成物の各々の用量中のパパヤ抽出物の量 は、約50〜約3000mgである。好ましい量は、約100〜約1000mg である。最も好ましい量は、約200〜約800mgである。 この発明の組成物の別の態様は、パパイン、キモパパイン及びパパヤプロテイ ナーゼIIIを含むがこれらに限定されない1又はそれを越えるタンパク質分解酵 素を含有する。これら酵素は、比較的純粋(即ち、医薬グレードのもの)であっ てもよいが、あまり純粋でない酵素の製剤も許容できる。この態様における一回 当たりの1又はそれを越えるタンパク質分解酵素の量は、約0.5〜約600m g;好ましくは約1.5〜約300mg;そして最も好ましくは約2.5〜約20 0mgである。 この発明の組成物は、当業者に知られた他の成分及び賦形剤も含有することが できる。これら追加成分の非限定的な例には、賦形剤、結合剤、着色剤、矯味剤 、砂糖、澱粉等が含まれる。この発明の組成物は、本発明組成物の初回服用及び /又は更に本発明組成物の経時的放出形態を提供するために、薬学分野において 周知の多くの異なる物理的形態で使用することができる。そのような物理的形態 には、錠剤、カプレット剤、カプセル剤、散剤、トローチ剤、ロゼンジ剤、エリ キシル剤等が含まれるが、これらに限定されない。 この発明は、本発明の組成物を製造する方法にも及ぶ。一般に、この発明の組 成物は、この発明の1又はそれを越える制酸剤を、乾燥パパヤ抽出物、並びに、 賦形剤、結合剤、澱粉、砂糖等のような他の乾燥成分と混和することにより製造 される。次いで、これら成分をよくブレンドして、当該技術分野で知られた技術 に従って、散剤、錠剤、カプレット剤、カプセル剤等として調製する。この発明 の組成物を製造する別の方法は、本発明の液体剤形を調製するために、乾燥成分 をよくブレンドしてから更に液体パパヤ抽出物を混合してブレンドし、次いで、 更に水、コーンシロップ等を混合することを含んでなる。次いで、当該技術分野 で知られている追加の方法を使用することにより、本発明のこの液体剤形をロゼ ンジ剤、トローチ剤等に形成することができる。 この発明は、本発明の組成物を使用する方法に及ぶ。一般に、これら方法は、 本発明の組成物を、過剰な胃酸の分泌により引き起こされる症状の向上した治療 を提供するのに十分な量と頻度で摂取することを用いる。 この発明による組成物の例を示すが、請求項の発明の範囲を限定するものでは ない。実施例1 砂糖,Confectioners 6X(澱粉を含む) 35.54g 重質炭酸カルシウムUSP 18.54g 炭酸カルシウム 9.13g 水酸化マグネシウム 5.53g 澱粉,予めゼラチン化されたもの,NF 0.77g ポリエチレングリコール800(粉末化されたもの) 0.70g パパヤ汁粉末 25.00g フレーバー 0.60g 澱粉1500 3.376g シリカ,非晶質ヒュームド 0.30g ステアリン酸マグネシウム 0.50g パパヤ汁粉末は、500 Metuchen Rd.,South Plainfield,New Jersey 07080 にあるIsland Organicsから入手した。 上記の成分を次の操作に従って50の錠剤にした。 砂糖、炭酸カルシウム、水酸化マグネシウム、予めゼラチン化された澱粉及び ポリエチレングリコールを前もって水と混合し、均一で乾燥した粉末化組成物を 形成するためにブレンドした。次いで、これら成分を、半クゥートP−Kブレン ダーを用いて、パパヤ汁粉末、フレーバー、澱粉1500、及びシリカと20分 間ブレンドした。次いで、ステアリン酸マグネシウムをこの混合物に加えて5分 間ブレンドした。 次いで、このブレンドした組成物を慣用的な方法を用いて堅い快い味の錠剤に 圧縮した。実施例2 砂糖,Confectioners 6X(澱粉を含む) 21.32g 重質炭酸カルシウムUSP 11.12g 炭酸カルシウム 5.48g 水酸化マグネシウム 3.32g 澱粉,予めゼラチン化されたもの,NF 0.46g ポリエチレングリコール800(粉末化されたもの) 0.42g 凍結乾燥パパヤ粉末 30.00g フレーバー 0.45g 澱粉1500 1.816g シリカ,非晶質ヒュームド 0.225g ステアリン酸マグネシウム 0.375g 凍結乾燥パパヤ粉末は、68 Leveioni Court,Suite 100,Navato,California にあるFreeze Dry Product,USAから入手可能である。実施例1に記載したのと 同じ操作を使用して30の錠剤を作った。この錠剤は良好な味がしたが、ブレン ドした成分は、理想的とは言えない流動性を示した。 各々の剤形(又は錠剤)に含有させたパパヤ抽出物の量は、約50〜300m gであることができ、約100〜約1000mgが好ましい。使用したパパヤ抽 出物の特定の形態は、本発明において臨界的とは考えられないが、使用した形態 が純粋であればあるほど、各々の剤形に必要な抽出物の量は少なくなる。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) A61P 1/04 A61P 43/00 111 43/00 111 A61K 37/54 (81)指定国 EP(AT,BE,CH,CY, DE,DK,ES,FI,FR,GB,GR,IE,I T,LU,MC,NL,PT,SE),OA(BF,BJ ,CF,CG,CI,CM,GA,GN,GW,ML, MR,NE,SN,TD,TG),AP(GH,GM,K E,LS,MW,SD,SZ,UG,ZW),EA(AM ,AZ,BY,KG,KZ,MD,RU,TJ,TM) ,AL,AU,BA,BB,BG,BR,CA,CN, CZ,EE,GE,HR,HU,ID,IL,IS,J P,KR,LC,LK,LR,LT,LV,MG,MK ,MN,MX,NO,NZ,PL,RO,SG,SI, SK,SL,TR,TT,UA,UZ,VN,YU

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1.1)胃の酸性を弱める1又はそれを越える組成物と;2)パパヤ抽出物 とを含んでなる胃の窮迫状態を鎮静化するための組成物。 2.胃の酸性を弱める組成物が、化学的中和により胃内の水素イオン濃度を 低下させる組成物;H2レセプターアンタゴニスト;プロトン−ポンプ阻害剤; ビスマス化合物;プロスタグランジン;スクラルフェート;及びドパミンアンタ ゴニストからなる群から選択される、請求項1記載の組成物。 3.胃の酸性を弱める組成物が、化学的中和により胃内の水素イオン濃度を 低下させる組成物である、請求項2記載の組成物。 4.化学的中和により胃内の水素イオン濃度を低下させる組成物が、炭酸カ ルシウム、水酸化マグネシウム、及びそれらの組合せからなる群から選択される 、請求項3記載の組成物。 5.化学的中和により胃内の水素イオン濃度を低下させる組成物が、炭酸カ ルシウム及び水酸化マグネシウムである、請求項4記載の組成物。 6.水酸化マグネシウムが約50〜約400mg/回の量であり、炭酸カル シウムが約200〜約1250mg/回の量である、請求項5記載の組成物。 7.水酸化マグネシウムが約80〜約300mg/回の量であり、炭酸カル シウムが約400〜約1000mg/回の量である、請求項6記載の組成物。 8.水酸化マグネシウムが約100〜約260mg/回の量であり、炭酸カ ルシウムが約500〜約800mg/回の量である、請求項7記載の組成物。 9.胃の酸性を弱める組成物がH2レセプターアンタゴニストであって、前 記H2レセプターアンタゴニストが約10〜約800mg/回の量である、請求 項2記載の組成物。 10.H2レセプターアンタゴニストがラニチジンであって、前記ラニチジン が約75〜約300mg/回の量である、請求項9記載の組成物。 11.パパヤ抽出物が約50〜約3000mg/回の量で存在する、請求項1 記載の組成物。 12.パパヤ抽出物が1又はそれを越えるタンパク質分解酵素からなる、請求 項1記載の組成物。 13.タンパク質分解酵素が、パパイン、キモパパイン及びパパヤプロテイナ ーゼIIIからなる群から選択される、請求項12記載の組成物。 14.タンパク質分解酵素がパパインである、請求項13記載の組成物。 15.1又はそれを越えるタンパク質分解酵素が約0.5〜約600mg/回 の量で存在する、請求項14記載の組成物。 16.1又はそれを越えるタンパク質分解酵素が約1.5〜約300mg/回 の量で存在する、請求項15記載の組成物。 17.1又はそれを越えるタンパク質分解酵素が約2.5〜約200mg/回 の量で存在する、請求項16記載の組成物。 18.胃の酸性を弱める1又はそれを越える組成物が一錠当たり約250〜約 1450mgの量で存在し、そしてパパヤ抽出物が約50〜約3000mg/回 の量で存在する、請求項1記載の組成物。 19.胃の酸性を弱める1又はそれを越える組成物とパパヤから抽出された組 成物とを含んでなる胃の窮迫状態を鎮静化するための組成物を製造する方法であ って、1)乾燥形態にある胃の酸性を弱める1又はそれを越える組成物、乾燥パ パヤ抽出物、及び、賦形剤、結合剤、澱粉、及び砂糖からなる群から選択される 他の乾燥成分を混和する工程;2)工程1の成分をよくブレンドする工程;及び 、3)工程2の成分を粉末として調製する工程を含んでなる方法。 20.粉末を圧縮して錠剤又はカプレット剤を形成する工程を更に含んでなる 、請求項19記載の方法。 21.胃の酸性を弱める1又はそれを越える組成物とパパヤから抽出された組 成物とを含んでなる胃の窮迫状態を鎮静化するための組成物を製造する方法であ って、1)乾燥形態にある胃の酸性を弱める1又はそれを越える組成物を、賦形 剤、結合剤、澱粉、及び砂糖からなる群から選択される他の乾燥成分を混和する 工程;2)工程1の成分を液体パパヤ抽出物と更に混合してブレンドする工程; 及び、3)工程2の成分を水及びコーンシロップと更に混合する工程を含んでな る方法。 22.1)胃の酸性を弱める1又はそれを越える組成物と;2)パパヤから抽 出された組成物とを含んでなる胃の窮迫状態を鎮静化するための組成物を使用す る方法であって、前記組成物を、前記胃の窮迫状態の鎮静化を提供するのに十分 な量及び頻度で摂取する段階を含んでなる方法。
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