JP2002508129A - 受信信号の解釈 - Google Patents

受信信号の解釈

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クィン ゼングディ
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Abstract

(57)【要約】 本発明は、幾つかのアンテナ素子を含むアンテナベクトルから信号受信端にて得られた信号からの、伝送信号の解釈に関する。本発明のアイデアは、信号を2段階で解釈するというものである。第1段階で、方向付けされた信号ビームが、アンテナベクトルから得られた多次元信号から形成される。第2段階で、これらの方向付けされた信号ビームが最適併合器に入力され、この最適併合器は、入力として使用される幾つかの信号ブランチから送信信号を推断する。

Description

【発明の詳細な説明】 受信信号の解釈 産業上の利用分野 本発明は、幾つかのアンテナ素子を含む1つ若しくは幾つかの(数個の)アン テナを用いた無線受信機の信号の処理に関する。 発明の背景 図1は、遠距離通信システムにおける、送信側から受信側への信号の伝送を示 す。伝送する情報は、適当な形態に変調された無線チャネルのようなある伝送チ ャネルを通じて運搬される。既知の変調方法には、信号振幅に情報が含まれる振 幅変調や、信号周波数に情報が含まれる周波数変調や、信号フェーズ(位相)に 情報が含まれるフェーズ変調が含まれる。信号反射や雑音、他の接続によって生 じる妨害のような、伝送チャネルの理想としない特性が、情報を含む信号を変化 させる。これが、受信機によって知覚された信号が決して送信機によって送信さ れた信号の正確なコピーではない理由である。デジタルシステムで送信する情報 は、チャネルコーディングの助けを借りて、伝送経路の理想としない特性により 良好に耐え得るようにすることができる。受信端で、受信機は、チャネル修正器 を用いて該チャネル修正器が知っているチャネル特性に基づいて受信信号を修正 し、また、受信機は、チャネルコーディングに加えて伝送チャネルで使用された 変調をも元に戻す。 振幅の減衰の他、送信信号は、周波数レベルと時間レベルの双方で伝送チャネ ル上に広がる。幾つかの変調方法によって信号に含まれる情報も、この結果変化 する。信号の広がり(ブロードニング)は、特に無線システムで、主に図2に示 された多重経路伝播によって引き起こされる。図において、ベーストランシーバ ステーションBTSから移動局MSへ移動する信号は、移動局システムで調査さ れる。この信号は、ベーストランシーバステーションから直線ルートに沿って移 動する。この直線ルートの長さはL直線である。更に、移動局は2つのビームを 知覚する。これら2つのビームは障害物から反射されたものであり、それらのル ート長はそれぞれL反射1とL反射2である。移動局は、直線で伝播した信号よ りも遅い、遅延ΔT1=(L反射1−L直線)/C後に反射ビーム1によって運 搬される信号と、遅延ΔT2=(L反射2−L直線)/C後に反射ビーム2によ って運搬される信号と、を受信する(c=光の速度)。したがって、受信機は、 僅かに異なる時間に到達する異なる方向からの3つの信号として送信信号を知覚 し、1つのものとして合計するが、これにより、連続して送信した記号のオーバ ラップ、即ち、内部記号妨害ISIが生じてしまう。 多重経路伝播の他、内部記号妨害は、例えば、GSMシステムで使用されるガ ウス最小偏移変調方法(GMSK)で使用される変調方法によっても生じてしま う。この方法では、連続信号間の変化は、無線チャネルの周波数バンドをセーブ するために、個々の記号の効果を3つの記号期間の時間にわたって拡張するよう にして平滑化される。この効果は信号フェーズ上におけるものであるため、それ は内部記号妨害に非線形成分を生じさせてしまう。GMSK方法は、例えば、E TSI(ETSI=欧州電気通信標準協会)によって発行されたGSM05.0 4標準により詳細に記述されている。 チャネルによって生じる変化を修正するため、チャネル特性について十分に正 確な知識が受信端に存在しなければならない。既知のチャネル推定方法は、訓練 期間(トレーニングピリオド)TPとブラインドチャネル推定を用いるというも のである。ブラインドチャネル推定では、チャネル特性の推定は、統計上、最も 見込みがあると思われる送信信号を受信信号から定義することによって維持され る。推定されたチャネル特性の助けを借りて受信信号から再構築された信号が、 見込みがないもの、或いは、可能でさえないものである場合には、チャネル特性 の推定が変更される。 訓練期間を用いたチャネル推定方法は、送信信号(受信信号は、この送信信号 の内容を知っている)に訓練期間のようなものを含めるというものである。チャ ネルを通じて移動した、受信したひずんだ訓練期間を、受信機が知っており且つ チャネルへ送信された訓練期間と比較することによって、受信機はチャネル特性 に関する情報を得る。得られた情報に基づいて、受信機は、該受信機が予め知ら ない他のバースト部分にて運搬された他の送信情報からのものでもあるチャンネ ルによって生じたいずれのひずみをも修正することができる。 図3は、デジタル無線通信で使用するバーストに訓練期間をどのように配置す るのかを示している。この図において、訓練期間はバーストの中間に配置されて おり、これによって、訓練期間からの情報ビットの平均距離は最小化される。送 信すべき情報を含んだ第1の半バーストは訓練期間の前に配置されており、情報 を含んだ第2の半バーストは訓練期間の後に配置されている。更に、バーストの 末端部には、バーストの終了であることを知覚するのに必要とされるテイル(末 尾)と、連続バーストのオーバラップを防止するために使用される安全時間(保 護時間)も存在する。 図4は、同時接続によって互いに生じる妨害の発生を示す。図では、3つの移 動局MS1、MS2、MS3が、ベーストランシーバステーションBTS1、B TS2、BTS3と通信を行なう。ベーストランシーバステーションBTS1に よって受信される信号には、移動局MS1によって送信された実線によって示さ れた信号S1が含まれ、この信号の強度は、移動局MS1によって使用される伝 送パワーと、移動局MS1とベーストランシーバステーションBTS1との間の 無線経路におけるフェージングと、ビームの到着方向におけるアンテナの感度に 依存する。一般に、無線経路フェージングは、移動ステーションがベーストラン シーバステーションにより接近して配置されると、より小さくなる。信号S1の 他に、ベーストランシーバステーションによって受信される信号には、移動局M S2、MS3によって送信された信号から生じる信号成分I21、I31が含ま れる。受信機は、信号S1、I21、I31を直線ビームとして知覚するだけで なく、(簡易化のため、図面には示されていないが)異なる方向から来る複数の 反射をも知覚する。成分I21、I31は、もしそれらの成分がベーストランシ ーバステーションから受信した信号からフィルタによって除去されなければ、受 信時に妨害を生じさせてしまう。これに対応して、移動局MS1によって送信さ れた信号は、ベーストランシーバステーションBTS2、BTS3によって受信 される信号に、受信時に妨害を生じさせてしまうことがある信号成分I12、I 13を生じさせる。同種の成分が、ベーストランシーバステーションから移動局 によって受信された信号にも発生する。 信号成分I21、I31が、信号S1と同じチャネル上に存在する場合、それ らの信号成分をフィルタリングによって取り除くことはできない。また、同じチ ャネル以外の他の幾つかのチャネル上に存在する信号も、妨害を生じさせること がある。例えば、FDM周波数分割を用いるシステムでは、周波数レベルで互い に並んだチャンネルは、周波数スペクトルを最適な効率で使用するために常にわ ずかにオーバラップしていることから、隣接チャネルにおける信号によっても、 妨害が受信時に生じてしまう。同様に、CDMコード分割を用いたときは、互い に非常に類似するコードを用いる接続が、互いに妨害を生じさせてしまう。しか しながら、他のチャネル上の信号によって生じるいわゆる隣接チャネル妨害は、 同じチャンネル上で等しい大きさの信号によって生じる妨害よりもかなり小さい 。 したがって、互いの接続によって生じる妨害の大きさは、接続によって使用さ れるチャネル、接続の地理的配置、および、使用される伝送パワーに依存する。 これらは、他のセルに対するシステマチックなチャネル割当て、即ち、伝送パワ ー制御によっておよび他の接続から被る妨害の平均化によって妨害を考慮するよ うなチャネル割当てによって改良され得る。 上述した方法による他、接続妨害は、所望とする信号(以下、所望信号という )と妨害信号は一般に異なる方向から受信機に到達するという事実を用いること によっても減少され得る。妨害は、アンテナの感度が所望ビームの方向で最も大 きく且つ妨害ビームの到達方向でかなり小さくなるようにアンテナを適当に方向 付けることによって減少され得る。アンテナは、幾つかのアンテナ素子を用いる ことによって方向付けされ、その信号フェーズが制御される。この方法は、空間 分割多重アクセス方法(SDMA)と呼ばれる。SDMA方法を用いて、信号は 、それらの周波数やタイムスロットチャネルによってだけでなく、それらの到達 方向によっても識別され得る。このおかげで、この方法では、1つのチャネルや 同じセルの内部で、同じチャネルを複数回用いることができる。 図5は、SDMAシステムの基本原理を示す。ベーストランシーバステーショ ンは、2つの移動加入者MS1とMS2によって送信された信号S1、S2を幾 つかの異なるアンテナ素子A1...A4を用いて知覚する。この方法は、各アン テ ナ素子それぞれによって受信される信号X1...X4は、2つの別個の送信信号S1 、S2の組合せであるが、異なるアンテナは異なる組合せを知覚するという事実 に基づいている。これらの状況の下では、アンテナによって受信される合計信号 X1...X4は、移動加入者が使用する異なる訓練期間によって互いに識別され得 る信号S1、S2を形成する。 図6、7は、アンテナベクトルから得られる信号を併合する(結合する、或い は、マージする)既知の方法を示す。図6に示された装置では、アンテナA1... A8の信号X1...X8は、多次元最尤シーケンス推定器MD−MLSEのような最 適併合器(結合器)に直接に付与される。MD−MLSEは、例えば、ベクトル ビタビアルゴリズム(vectored Viterbi algorithm)を用いて実施され得る。併 合器には、入力ベクトルX1...X8やチャネル特性推定値(推定)H(この助け を借りて、内部記号妨害が減少される)の他、アルゴリズムが適用される。更に 、推定器は、組合せアルゴリズムMD−MLSEに、異なる信号間のいずれかの 修正に関する情報Qを付与することもできる。 直接最適併合(マージング)に伴う問題は、併合(マージング)アルゴリズム の複雑さが一般に入力信号との関係で指数的に増加してしまうことにある。これ により、例えば8個のアンテナ素子を使用するより大きなシステムでは、アルゴ リズムを実施するのに非常に高い計算能力を必要とする。この方法に伴う他の問 題は、この方法では雑音に対する感度が比較的高いことである。 図7は、アンテナベクトルが受信した信号を解釈するための他の既知の方法を 示す。この方法は、S.Ratnavel等による刊行物である“MMSE Space-Time Equali zation for GSM Cellular Systems”、IEEE Vehicular Technology Conference (IEEE車両技術会議)の会報に述べられている。この方法は、GSMで使用され るGMSK変調によって引き起こされる非線形内部記号妨害と無線チャネルによ って引き起こされる線形内部記号妨害とを互いに分離する。送信するデータと訓 練期間が、先ず、アンテナベクトルA1...A4の信号X1...X4から互いに分 離される。無線チャネルの特性は、受信した訓練期間(以下、受信訓練期間とい う)と変調した訓練期間(変調訓練期間)を比較することによってMMSE方法 (最小平均二乗エラー)を用いて推定される。MMSE方法は、チャ ネル修正器によって修正された受信訓練期間と真の訓練期間との間のずれの平方 和を最小とする。全てのアンテナ素子から同時に得られた情報がチャネル特性の 定義で使用される。この推定は、時間・位置依存チャネル修正器で使用される係 数Wiを生じる。この係数の数はMpである。ここで、Mはアンテナの数であり 、pはチャネル修正で考慮される信号の遅延差のポテンシャル値の数である。G SMシステムでは、ほぼ15ミリ秒に等しい4ビット期間が、チャネル修正器に よって考慮される時間広がり(ブロードニング)として用いられる。 異なるアンテナ信号を用いて使用される修正係数Wiは、送信機とアンテナ素 子の間の、全てのアンテナ素子が同時に利用できる、無線チャネルに関する情報 を用いて計算されることから、これらの係数はアンテナ間の位相情報をも含む。 この情報の助けを借りて、アンテナの受信ビームは、所望信号を送信する送信機 に向かって方向付けされる。 時間・位置依存チャネル修正器は、アンテナA1から得られた信号を係数W10 ...W14を用いて修正し、アンテナA2から得られた信号を係数W20...W24を用 いて修正する等である。アンテナのこれらのチャネル修正信号は互いに足し合わ され、この結果生じた修正信号はGMSK復調器に付与され、復調器は無線経路 上の信号に使用された変調を元に戻す。 使用される訓練期間の長さが有限であることがこの方法に伴う問題である。例 えばGSMシステムにおけるように、訓練期間の長さが例えば26ビットであり 、4ビット期間長であるチャネル修正が時間広がりを修正するために用いられる 場合、チャネル特性の推定で用いるのに利用できるのは22ビットである。これ らの22ビットに基づいて明白に定義できるのはたった22個のパラメータだけ であり、したがって、アンテナの数Mと、チャネル修正で考慮される信号の時間 広がりpとの結果であるMpは22より小さくなければならない。推定器のこの 過剰パラメータ表示によって生じる限界により、アンテナの数は理論的に4つに 限定されてしまうことになり、その上、これは受信機の妨害と雑音公差(トレラ ンス)を減少させてしまう。 したがって、従来状態におけるシステムに伴う問題は、非常に複雑であること 、雑音に対する感度が比較的高いこと、或いは、使用できるアンテナの数が限定 さ れていることである。本発明の目的は、これら従来状態における問題を取り除く こと、若しくは、少なくとも軽減することである。この目的は、独立クレームに 示された方法と装置を用いて達成される。 発明の概要 本発明のアイデアは、受信信号の解釈を2段階で実行するというものである。 第1段階で、動的に方向付けされた複数の信号ビームが、幾つかのアンテナ素子 を含んだ1つのアンテナベクトルから得られる1つの多次元信号から形成される 。第2段階で、これらの方向付けされた信号ビームを最適併合器に与え、この最 適併合器が、入力として使用される幾つかの信号ブランチから送信信号を推断す る。 第1の好適な実施形態では、アンテナ素子から得られた信号は、アンテナベク トルから得られた信号ベクトルに、信号の到着方向の分析から得られた複合係数 (complex coefficients)を掛け算することによって方向付けされる。信号の到 着方向は、無線経路フェージングにおける変化に比べてゆっくりと変化すること から、より長い時間にわたって得られた情報を到着方向の推定に用いることがで き、これにより、アンテナビームはより正確に方向付けされ得る。ビーム形成か ら得られ、また、異なる無線チャネルを経た信号ビームについて、チャネル特性 の推定が定義される。これらは、ビーム信号とともに最適併合器へ入力される。 方向付けされたビームの数は、好ましくは、アンテナ素子の数より小さく、これ により、最適併合器の複雑さは実質的に減少される。最適併合器は、異なる信号 ビームから得られた情報からもっとも見込みのある送信信号を導き出す。 他の好適な実施形態では、アンテナ素子から得られた信号は、先ず、より小さ な複数のグループに分割される。各グループの信号は、それら自身のMMSE推 定器へ入力され、この推定器は、チャネルを修正し、また、それらの素子を同期 させる。各MMSE推定器は、チャネル修正され且つ方向付けされた1つの信号 を生成し、この信号は最適併合器へスイッチされる。最適併合器は、異なるMM SE推定器から得られ且つ同じ情報を含んだ信号から、もっとも見込みのある送 信信号を導き出す。 図面の簡単な説明 本発明を添付図面を参照してより詳細に記述する。ここで、 図1は、遠距離通信チャネルにおける信号伝送を示す。 図2は、無線チャネルにおける信号の多重経路伝播を示す。 図3は、GSMシステムにおけるバーストの構造を示す。 図4は、接続間の妨害の発生を示す。 図5は、アンテナベクトルを用いるSDMAシステムの動作を示す。 図6は、アンテナベクトルから得られた信号の既知の解釈方法を示す。 図7は、アンテナベクトルから得られた信号の他の既知の解釈方法を示す。 図8は、本発明の主な原理を示す。 図9は、本発明の第1の好適な実施形態によるアンテナベクトルからの信号の 解釈方法を示す。 図10は、1つのアンテナビームとこのアンテナビームに直交する2つのビー ムを示す。 図11は、本発明の他の好適な実施形態によるアンテナベクトルからの信号の 解釈方法を示す。 発明の詳細な説明 図8は、本発明の原理を示す。アンテナ素子から受信された信号X1...X8は 、動的に方向付けされた中間信号X’1...X’4を整形(シェイピング)する方 向付け信号整形器へ入力される。これらの中間信号は方向付けされていることか ら、それらは、アンテナ素子から得られる信号よりもより少ない妨害と雑音しか 含まない。これらの方向付けされた信号は、最適併合器へ入力され、この最適併 合器で、幾つかの中間信号から伝送信号が導き出される。最適併合器へ入力され た、方向付けされた信号は、アンテナ素子から得られる信号よりもより少ない妨 害と雑音しか含まないことから、最適併合器から得られる、解釈される信号の質 も改善される。 図9は、本発明の第1の実施形態による受信システムを示す。この方法は、ビ ームのDoA(到達の方向)の分析に直接的に基づく。DoA推定では、所望信 号の到着の方向は、アンテナ素子から得られた信号から、また、所望信号の訓練 間隔中の信号から決定される。アンテナ素子から得られた信号ベクトルXは、B F(ビーム形成器)へ入力される。このBFで、ベクトルにアンテナ信号を同期 させる複合重みベクトルが掛け算され、これにより、信号は方向付けされ得る。 この方向付けのおかげで、異なるアンテナ素子によって知覚される所望信号がコ ヒーレントに合計され、また、雑音も、まともに合計される。例えば、8個のア ンテナ素子を用いたとき、信号対雑音比は8のファクタだけ、即ち、ほぼ9dB だけ改善される。所望信号に妨害を生じさせるいずれの信号も、それが所望信号 と同じ方向から到達する場合にのみ、コヒーレントに増幅される。妨害信号が異 なる方向から到達する場合、妨害信号は所望信号に比べて減衰されることから、 所望信号の信号対妨害比を改善することになる。 所望信号を含む最もパワフルな主W1Xの他、他の方向に方向付けされたビー ムW2X、W3Xも形成される。これらの方向付けされた信号はまた、それらの自 身の方向から到達する信号を、雑音や他の方向から到達する信号に関して増幅す る。信号の角度ダイバージェンスが大きい場合、ビーム形成器BF1、BF2、 BF3は、所望信号の最も良好な3つのビームへ方向付けされた信号を形成する ために使用され得る。角度ダイバージェンスが小さい場合、主ビームに直交する ビームW2X、W3Xが主ビームW1Xに加えて形成される。 図10は、ある信号ビームの、及び、この信号ビームの2つの直交ビームの信 号の、増幅の一例を、信号の入射角の関数として示している。この図に示された 例では、互いに半波長の距離に配置された8個のアンテナ素子が使用されている 。定義によれば、主ビームの直交ビームは次のようなビームである、即ち、信号 の上部レベルが、主ビームの信号がそのゼロポイントに達するような角度で達成 される、ビームである。 ダイバーシティアンテナが使用された場合、即ち(少なくとも)第1のアンテ ナ素子から離して配置されたアンテナ素子の第2のセットが使用された場合、そ のアンテナ素子から得られた信号Xdiv(図9)は、上述した方法で、全体的に 方向付けされる。ダイバーシティアンテナのアンテナ素子の信号Xdivは勿論、 信号の到着の方向を推定するとき、および、方向付けされたアンテナ信号を形成 するときに、第1のアンテナのアンテナ素子とともに使用され得る。 方向付けされた信号Wijは、チャネル特性推定器へ付与され、このチャネル 特性推定器は、伝送すべき信号に配置された訓練期間の助けを借りて、異なる方 向から知覚された信号に伝送経路によって生じた変化を判断する。得られたチャ ネル推定値Hと、推定によって残されたいずれの残余も、方向付けされた信号と ともに最適併合器へ付与される。図示した例の最適併合器は、ノイズブリーチン グ(noise bleaching)(ノイズホワイトニング)(雑音漂白)フィルタと多次 元最尤シーケンス推定器(MD−MLSE)を含んだいわゆるアンガーボエック アルゴリズム(Ungerboeck algorithm)である。信号と推定値は、先ず、ノイズ ブリーチングフィルタへ入力される。このフィルタは、残余を全ての信号ベクト ルと独立にする。この機能のアイデアは、信号に生じたいずれの整列エラーをも 除去し、これにより、妨害信号は、ノイズブリーチングから得られる全ての信号 X’iにおいて他のものとは独立に(別に)見れるというものである。この結果 は、チャネル推定値Hと共に、多次元最尤シーケンス推定器(MD−MLSE) へ入力され、ここで、信号ビームについてチャネル修正が行なわれ、異なる方向 から知覚された受信信号から伝送信号が導き出され、チャネルコーディングが元 に戻される。しかしながら、本発明は、この最適併合器の構造の使用にのみ限定 されるわけではなく、最適併合器は他の幾つかの既知の方法でも実施され得る。 妨害除去の観点から、起こり得る最悪の状況は、有用な信号(以下、有用信号 という)と妨害信号が、ちょうど同じ方向であるが異なる距離から到達したとき に生ずる。このときでさえ、それらは異なる信号ビームにおいて異なるフェージ ングを受け、もし異なる訓練期間がそれらとともに使用された場合には、それら は互いに識別され得る。3つの信号によって形成されるこの信号ベクトルの特別 の値は、有用信号と妨害信号(及び、他にあるとすれば雑音信号)である。 ここに示した構成では、ビーム形成器はこうして3個のビームを形成し、これ らは各々、有用信号と妨害を僅かに異なる方法で見る。異なる方向で目標が定め られるビームがちょうど3個であることは、本発明に必須ではない。ビームの数 は他の数、例えば、5個であってもよい。しかしながら、アンテナ素子の数より もかなり少ない数の方向付けビームを用いたときは、最適併合器の複雑さをかな り減らすことができる。 有用信号は、アンテナを1つの信号到着方向や複数の信号到着方向に向かって 正確に方向付けすることができたときに、最も良く増幅される。ビームの到着方 向は、フェージング変化に比べてゆっくりと変化することから、より長い時間、 例えば120ミリ秒にわたって集められた信号の到着方向に関する情報を、アン テナの感度を所望信号の方向に方向付ける係数Wiの推定に使用することができ る。例えば、GSMシステムでは、これは25バーストに対応する。 次に、所望信号がアンテナ素子において70°の方向から到達し、且つ、この 所望信号の反射が80°の方向から到達するような状況において、上に述べたシ ステムの動作を検討する。信号に対する妨害は、63°の方向から到達する妨害 信号と、75°の方向から到達するその妨害信号の反射とによって生じる。 簡単のため、ダイバーシティアンテナを使用しない状況を検討する。ビーム形 成器BF1、BF2、BF3は、70°の方向で方向付けされた主ビームと、5 7°と83°の方向で方向付けされた主ビームの直交サイドローブとを形成する ために使用される。主ビームの信号W1Xは、 である。ここで、Sは、伝送された所望信号であり、Iは、伝送された妨害信号 であり、hS1、hS2、hI1、hI2は、直線および反射ビームの遅延と減衰を含む インパルス応答であり、N1は、雑音である。「」は、たたみこみ演算のため の記号である。以下の信号が直交サイドローブで形成される。 このように、全てのビームの信号が、所望信号Sと妨害信号Iを含んでいるが 、これらの各ビームはそれらの信号を異なる方法で見る。これらの信号は、チャ ネル特性推定器に入力され、このチャネル特性推定器で、各ビームのための修正 オペレータが、訓練期間に基づいて、それらのためにシーク(調査)され、それ は、 チャネルによって信号に生じたhS1+khS2形成の理想としない特性を修正する 。この推定では、信号が共通妨害成分を含んでいるといった情報も得られる。所 望信号以外のビーム同士の間のこの外部相関は、ノイズブリーチングフィルタに よって除去され、その結果、信号ビームの信号は、推定器から得られる修正オペ レータによって修正される。妨害信号が所望信号とは異なる無線チャネルを経由 している、それらのビームでは、所望信号は、妨害信号に比べて、この操作でよ り大きく増幅される。この方法では、最適併合器に付与される少なくとも幾つか の信号はかなりクリーン(清潔)であり、それは併合器の出力信号の質をかなり 改善する。 図11は、本発明の他の実施形態による信号を解釈するための装置を示す。こ こに示された装置では、アンテナ素子から得られる信号ブランチの数が、アンテ ナ素子から得られた信号をより小さなセットに分割することによって制限されて おり、各セットの信号は、従来状態における修正器として示された、それら自身 の時間・位置依存チャネル修正器MMSEへ導かれる。チャネル修正器では、異 なるアンテナによって知覚されたチャネルのチャネル推定が既知の変調訓練期間 に基づいて計算され、相互に独立したアンテナ素子のチャネル修正信号が足し合 わされる。例えば、GSMの場合、たった4個のアンテナ素子の信号を1つの推 定器に接続することができる。チャネル修正に加えて、推定器はアンテナビーム を方向付けし、信号ブランチの数をその入力信号の数から1つへ減少させる。 その時間依存性により、MMSE推定器は、方向付けされたチャネル修正信号 を生成する。アンテナ素子によって受信される信号中のいずれの妨害信号も、所 望信号に比べてより弱いものとなる。しかしながら、アンテナ素子の数は4個に 限定されていることから、妨害のいずれの最適減少も1つのMMSE推定器を用 いたのでは実行することができない。 時間・位置依存チャネル修正器MMSEから得られる方向付けされた信号は, 全て、無線チャネル、妨害、および雑音を僅かに異なる方法で被った伝送信号を 含む。統計雑音によって、ビームは、僅かに異なる方向にも方向付けされる。こ れらの方向付けされた信号は、最適併合器へ入力される。最適併合器は、例えば 、ノイズブリーチングフィルタや、例えばベクトルビタビアルアルゴリズムによ っ て実施される多次元最尤シーケンス推定器MD−MLSEを含んでいる。MD− MLSEで送信される信号は、異なるMMSE推定器から得られた信号から導き 出され、チャネルコーディングは元に戻される。本発明は、この最適併合器の構 造の使用にのみ限定されるものではなく、最適併合器を他の幾つかの既知の方法 で実施することもできる。 最適併合器に入力される信号の数は、アンテナ素子の数よりもかなり小さいこ とから、この最適併合器は、アンテナ素子からの信号が最適併合器に直接に接続 されるシステムに比べて複雑さが非常に少ない。更に、併合器に付与される、方 向付けされた信号は、アンテナ素子の信号よりもより小さな雑音と妨害しか有し ておらず、したがって、併合器の出力からは、非常にクリーンでしかも誤りの少 ない出力信号が得られる。
【手続補正書】特許法第184条の8第1項 【提出日】平成11年8月19日(1999.8.19) 【補正内容】 請求の範囲 1.幾つかの別々のアンテナ素子から受信した信号の解釈方法において、 複数のアンテナ素子から信号(X1...X8)を受信する段階と、 アンテナ素子から受信した前記信号から、本質的に狭い角度セクターから達 した信号を各々が含む、動的に方向付けされた幾つかの中間信号(X’1...X ’4)を形成する段階と、 前記形成された中間信号(X’1...X’4)を最適結合器へ付与する段階と 、 前記中間信号をノイズホワイトニングフィルタで先ずフィルタし、その後、 前記受信した信号を前記フィルタされた信号に基づいて解釈することにより、 前記最適結合器によって最適結合を実行する段階と、 を備えることを特徴とする方法。 2.前記動的に方向付けされた中間信号は、アンテナ素子から得られた信号に、 アンテナ素子から形成されたアンテナの感度をある方向に方向付ける係数を形 成する複合ビームを、掛け算することによって形成される、請求項1記載の方 法。 3.少なくとも、動的に方向付けされた第1の中間信号は、アンテナ素子から得 られた信号に、アンテナ素子から形成されたアンテナの感度を送信機の方向に 方向付ける係数を形成する複合ビームを、掛け算することによって形成される 、請求項1記載の方法。 4.伝送すべき信号はバーストを含んでおり、幾つかのバーストから得られる情 報は、アンテナの方向性を送信機の方向に定める係数を形成する複合ビームを 決定するために用いられる、請求項3記載の方法。 5.少なくとも動的に方向付けされた第2の中間信号は、該信号が第1の中間信 号と直交ビームローブを形成するように方向付けされる、請求項3記載の方法 。 6.中間信号の数はアンテナ素子の数より本質的に少ない請求項1または2記載 の方法。 7.動的に方向付けされた中間信号は、少なくとも2つのアンテナ素子の信号を 、時間・位置依存チャネル修正器を用いて、結合することによって形成される 、 請求項1記載の方法。 8.前記時間・位置依存チャネル修正器は、シーケンスの平均エラーを最小にす るMMSE推定器である、請求項8記載の方法。 9.前記最適結合器は、多次元最尤シーケンス推定器MD−MLSEである請求 項1記載の方法。 10.前記多次元最尤シーケンス推定器は、ベクトルビタビアルアルゴリズムによ って実施される、請求項9記載の方法。 11.幾つかの異なるアンテナ素子から受信した信号を解釈する無線受信機におい て、該受信機は、 アンテナ素子から受信した信号(X1...X8)から、本質的に狭い角度セク タからアンテナ素子に到達した信号を含む、動的に方向付けされた中間信号( X’1...X’4)を形成する、信号方向付け手段を含んでおり、 前記動的に方向付けされた中間信号(X’1...X’4)は、a)前記動的に 方向付けされた中間信号(X’1...X’4)をフィルタするノイズホワイトニ ングフィルタと、b)前記受信した信号を前記フィルタされた信号に基づいて 検出する解釈手段とを含んでいる最適結合器に操作可能に接続されていること を特徴とする、前記無線受信機。 12.前記信号方向付け手段はビーム形成器を含む、請求項11記載の無線受信機 。 13.前記信号方向付け手段はシーケンスの平均エラーを最小にするMMSE推定 器を含む、請求項11記載の無線受信機。 14.前記解釈手段は多次元最尤シーケンス推定器MD−MLSEを含む、請求項 11記載の無線受信機。 15.前記多次元最尤シーケンス推定器MD−MLSEはベクトルビタビアルアル ゴリズムによって実施される、請求項14記載の無線受信機。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (81)指定国 EP(AT,BE,CH,CY, DE,DK,ES,FI,FR,GB,GR,IE,I T,LU,MC,NL,PT,SE),OA(BF,BJ ,CF,CG,CI,CM,GA,GN,ML,MR, NE,SN,TD,TG),AP(GH,GM,KE,L S,MW,SD,SZ,UG,ZW),EA(AM,AZ ,BY,KG,KZ,MD,RU,TJ,TM),AL ,AM,AT,AU,AZ,BA,BB,BG,BR, BY,CA,CH,CN,CU,CZ,DE,DK,E E,ES,FI,GB,GE,GH,GM,GW,HR ,HU,ID,IL,IS,JP,KE,KG,KP, KR,KZ,LC,LK,LR,LS,LT,LU,L V,MD,MG,MK,MN,MW,MX,NO,NZ ,PL,PT,RO,RU,SD,SE,SG,SI, SK,SL,TJ,TM,TR,TT,UA,UG,U S,UZ,VN,YU,ZW

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1.幾つかの別々のアンテナ素子から受信した信号の解釈方法において、 アンテナ素子から受信した信号(X1...X8)から、実質的に狭い角度セク ターから到着した信号を含んだ、動的に方向付けされた中間信号(X’1...X ’8)が形成され、 前記受信した信号は、前記動的に方向付けされた中間信号(X’1...X’8 )を併合することによって解釈されることを特徴とする方法。 2.前記動的に方向付けされた中間信号は、アンテナ素子から得られた信号に、 アンテナ素子から形成されたアンテナの感度をある方向に方向付ける係数を形 成する複合ビームを、掛け算することによって形成される、請求項1記載の方 法。 3.少なくとも、動的に方向付けされた第1の中間信号は、アンテナ素子から得 られた信号に、アンテナ素子から形成されたアンテナの感度を送信機の方向に 方向付ける係数を形成する複合ビームを、掛け算することによって形成される 、請求項1記載の方法。 4.伝送すべき信号はバーストを含んでおり、幾つかのバーストから得られる情 報は、アンテナの方向性を送信機の方向に定める係数を形成する複合ビームを 決定するために用いられる、請求項3記載の方法。 5.少なくとも動的に方向付けされた第2の中間信号は、該信号が第1の中間信 号と直交ビームローブを形成するように方向付けされる、請求項3記載の方法 。 6.中間信号の数はアンテナ素子の数より本質的に少ない請求項1または2記載 の方法。 7.動的に方向付けされた中間信号は、少なくとも2つのアンテナ素子の信号を 、時間・位置依存チャネル修正器を用いて、併合することによって形成される 、請求項1記載の方法。 8.前記時間・位置依存チャネル修正器は、シーケンスの平均エラーを最小にす るMMSE推定器である、請求項8記載の方法。 9.前記最適併合器は、多次元最尤シーケンス推定器MD−MLSEである請求 項1記載の方法。 10.前記多次元最尤シーケンス推定器は、ベクトルビタビアルアルゴリズムによ って実施される、請求項9記載の方法。 11.幾つかの異なるアンテナ素子から受信した信号を解釈する無線受信機におい て、該受信機は、 アンテナ素子から受信した信号(X1...X8)から、本質的に狭い角度セク ターからアンテナ素子に到達した信号を含む、動的に方向付けされた中間信号 (X’1...X’4)を形成する、信号方向付け手段と、 方向付けされた中間信号(X’1...X’4)を併合することによって信号を 解釈する併合手段と、 を備えることを特徴とする無線受信機。 12.前記信号方向付け手段はビーム形成器を含む、請求項11記載の無線受信機 。 13.前記信号方向付け手段はシーケンスの平均エラーを最小にするMMSE推定 器を含む、請求項11記載の無線受信機。 14.前記併合手段は多次元最尤シーケンス推定器MD−MLSEを含む、請求項 11記載の無線受信機。 15.前記多次元最尤シーケンス推定器MD−MLSEはベクトルビタビアルアル ゴリズムである、請求項14記載の無線受信機。
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