JP2002507674A - 柔軟な紙を製造する抄紙機及び方法 - Google Patents

柔軟な紙を製造する抄紙機及び方法

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Abstract

(57)【要約】 【解決手段】 柔軟な紙を製造するための抄紙機であって、抄紙機は、シュープレスニップを備えたプレス部分(3)を備え、これを通って実質的に不透水なベルト(16)とフェルト(15)とが両者の間に繊維質のウェブ(1)を囲んで走行し、乾燥シリンダ(5)を備え、そして、ウェブの乾燥シリンダへの移転のためのニップを形成する移転ロール(17)を備えている。本発明によれば、ベルト(16)は、50から97までの範囲のショアA硬さを有する圧縮性の重合体被膜を備えた担体を備え、この重合体被膜は、ISO4287に従って測定すると、無負荷状態でRZ=2〜80mの度合いの粗さのウェブ接触表面を有し、重合体被膜は、ベルト上で延在されないプレスニップで測定して20〜220kN/mの直線的荷重によって圧縮されたときには、RZ=0〜20mの低い度合いの粗さを有し、ベルトとウェブを運搬するフェルトとは、共に走行するように配置されて、両者がプレス部分に入ってから、ベルトはプレス部分へ直接走行する。さらに、ベルトは、シュープレスから乾燥シリンダへ走行してウェブを移転ニップへ運び、フェルトは、ニップでベルト上に形成された水膜が壊れる前にベルトから遠ざかる方向へ走行する。また乾燥シリンダ上に接着剤を塗布するために装置(31)が設けられる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、繊維質の柔軟な紙ウェブを製造するための抄紙機であって、抄紙機
は、 − ヘッドボックスと、形成ロールと、形成ロールのまわりを走行する内側及び
外側の生地とを有する湿り部分を含み、これらの生地の間で繊維質のウェブが形
成され、 − シュープレスロールとカウンタロールとを有する少なくとも1のシュープレ
スを有したプレス部分を含み、前記ロールは延在されたプレスニップを形成し、
実質的に不透水なベルトとプレスフェルトとを含み、実質的に不透水なベルトと
プレスフェルトとが両者の間に繊維質のウェブを囲んで延在されたプレスニップ
を通って走行し、 − 乾燥シリンダと移転部材とを有する乾燥部分を含み、移転部材は乾燥シリン
ダと共に繊維質のウェブを乾燥シリンダに移転させる移転ニップを形成している
ものに関する。
【0002】 また、本発明は、抄紙機で繊維質の柔軟な紙ウェブを製造するための方法であ
って、前記抄紙機は、 − ヘッドボックスと、形成ロールと、形成ロールのまわりを走行する内側及び
外側の生地とを有する湿り部分を含み、これらの生地の間で繊維質のウェブが形
成され、 − シュープレスロールとカウンタロールとを有する少なくとも1のシュープレ
スを有したプレス部分を含み、前記ロールは延在されたプレスニップを形成し、
実質的に不透水なベルトとプレスフェルトとを含み、実質的に不透水なベルトと
プレスフェルトとが両者の間に繊維質のウェブを囲んで延在されたプレスニップ
を通って走行し、 − 乾燥シリンダと移転部材とを有する乾燥部分を含み、移転部材は乾燥シリン
ダと共に繊維質のウェブを乾燥シリンダに移転させる移転ニップを形成している
抄紙機を用いた方法に関する。
【0003】
【従来の技術】
上述したタイプの抄紙機は、米国特許第5,393,384号の特に図6に開
示されている。かかる抄紙機は、水を通さないベルトを有し、ベルトは、シュー
プレスロールとカウンタロールとで形成された延在されたプレスニップを通って
ループ状に走行する。プレスフェルトはプレスニップへ直接導かれて、そこでベ
ルトは不透水のベルト及び紙ウェブと共に走行する。紙ウェブは形成織物から不
透水のベルトへと移転されて、不透水のベルトはその下面に載せた紙ウェブを、
プレスニップへ、そして乾燥シリンダへと運ぶ。従って、紙ウェブが形成織物か
ら不透水なベルトへ移転した後で、不透水なベルトは紙ウェブを比較的長距離運
ぶ。このため、紙ウェブが全距離にわたって十分強く付着せずに、よって不透水
なベルトから剥がれるリスクがある。’384号特許によれば、不透水なベルト
と紙ウェブとの間の付着力は、プレスフェルトと紙ウェブとの間の付着力よりも
大きい。問題の不透水なベルトは、圧縮性がなくて、なめらかなウェブ運搬表面
を有している。そのような、なめらかな不透水なベルトは、ベルトとプレスフェ
ルトと紙ウェブとがプレスニップを共に通り過ぎるときに、そのなめらかなウェ
ブ運搬表面に流体の膜を獲得することが、そして、プレスニップの後では、この
ために紙ウェブは、プレスフェルトと不透水なベルトとが互いに離れて走行する
とき、なめらかな表面を持っていないプレスフェルトではなくて、不透水なベル
トに付着することが一般的に知られている。この状態は米国特許第4,483,
745号でも利用されている。しかしながら、米国特許第5,393,384号
による抄紙機では、不透水なベルトと乾燥シリンダとが共になめらかな表面を有
していて、これにより紙ウェブを接触させようとしているので、乾燥シリンダの
ニップを通過した後に、望むように乾燥シリンダのなめらかな表面へ移転する代
りに、紙ウェブが不透水なベルトのなめらかな表面に付着し続けるかなりのリス
クがある。たぶん、乾燥シリンダの包絡面への多量の接着剤の塗布さえも、紙ウ
ェブの乾燥シリンダへの付着を確実にしないだろう。
【0004】 DE−195 48 747号は、クレープティッシュペーパーを製造するため
の抄紙機を開示しており、シュープレスロールとカウンタロールと吸込みロール
とから構成されたプレスを備えていて、カウンタロールは、吸込みロールと共に
第1のプレスニップを形成し、シュープレスロールと共に第2の延在されたプレ
スニップを形成している。フェルトは、紙ウェブと共に2つのプレスニップを通
過して、その後で紙ウェブをヤンキー乾燥機へと運び、フェルトと紙ウェブとが
ヤンキー乾燥機と共に非圧縮のニップを形成する移転ロールのまわりを通ったと
きに、紙ウェブはヤンキー乾燥機へ転送される。フェルトを脱水する吸込み領域
が第1のプレスニップの前後に設けられ、プレスニップの前の吸込み領域は吸込
みロール内に配置されるのに対して、プレスニップの後の吸込み領域は側方ルー
プ中にあり、その中でフェルトは単独で走行し、紙ウェブを再び入口で第2のプ
レスニップへ結合させる。そのような抄紙機についてのひとつの欠点は、紙ウェ
ブが、ヤンキー乾燥機に到達する前に、湿ったフェルトによって再び湿気にさら
されることである。
【0005】 米国特許第5,298,124号は、抄紙機又は板紙抄紙機で用いるための圧
縮性の移転ベルトについて記述しており、紙ウェブのオープンドローをなくすと
共に、紙ウェブを容易に解放して織物又はベルトに移転できるようにしている。
移転ベルトは紙ウェブをプレス部分を通して運び、プレス部分は1又は複数のプ
レスニップから構成され、複数の乾燥シリンダと、移転ベルトと共にニップを形
成する移転ローラを取巻くループを通るベルトとから構成された乾燥部分へと運
ぶ。それぞれのプレスにはフェルトも設けられ、プレスニップを通過すると共に
、移転ベルトとの間で紙ウェブを囲む。不透水な移転ベルトはまた、移転ベルト
の圧力がプレスニップの後で止んだときに、移転ベルトと紙ウェブとの間のプレ
スニップに形成された流体膜が壊れるようにデザインされ、その解放特性は向上
して、従って紙ウェブはループを走行する織物又は他のベルトへより容易に移転
できる。ティッシュ機械の乾燥シリンダへ紙ウェブを運ぶ移転ベルトについては
全く提案ないし示唆されていない。
【0006】 米国特許第5,298,124号は、課題の優れた開示を提案しており、プレ
スフェルトと協同する移転ベルトは満足するやり方で実行し、そのような移転ベ
ルトの特性とデザインについて開示していて、そしてこれは、特許明細書US−
A−4,483,745号、4,976,821号、4,500,588号、5
,002,638号,4,529,643号及びCA−A−1,188,556
号に記述される。US−A−5,298,124号によれば、プレスフェルトと
協同させる移転ベルトにとって重要な課題は、a)不安定な問題を生じさせずに
プレスフェルトから紙ウェブを取外すことと、b)紙ウェブの最適な脱水と高品
質とを確保すべく1又は複数のニップでプレスフェルトと協同することと、c)
クローズドドローの紙ウェブを、プレス部分のプレスから、後続のプレス部分の
プレスの紙受取り織物ないしベルトへと、または、乾燥部分のピックアップ織物
へと移転させることである。上述したように、米国特許第5,298,124号
に記述された抄紙機のプレス部分のための移転ベルトは、実質的に水及び空気に
対して不透過のウェブ接触表面を有し、感圧性のマイクロスケールの形態を有し
ている。プレス部分のプレスニップの圧力の影響のもとで、移転ベルトは圧縮さ
れて前記表面のマイクロスケールの粗さは減少し、その結果、表面はずっとなめ
らかになり、その上に水の薄い連続した膜が形成できる。
【0007】 驚くべきことに、米国特許第5,298,124号に記述されたタイプのベル
トは、本発明による抄紙機で用いるのにも良く適していて、クローズドドローの
柔軟な紙ウェブをプレス部分のシュープレスニップから柔軟な抄紙機の乾燥部分
のヤンキー乾燥機へ移転させることが見いだされた。公知のように、シュープレ
スニップは高い度合いの脱水をもたらす。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】
本発明の目的は、改良された抄紙機と柔軟な紙の改良された製造方法を提供す
ることにあり、前記抄紙機と前記方法とは、乾燥シリンダの前において極めて乾
燥した固体含有量の繊維質のウェブの製造を可能にし、妥当なコストで高い製造
効率を可能とし、繊維質のウェブは不透水なベルトによって乾燥シリンダへ運ば
れるにもかかわらず、繊維質のウェブを乾燥シリンダへ確実に移転できる。
【0009】
【課題を解決するための手段】
本発明による抄紙機は、 a) 実質的に不透水なベルトは、紙ウェブに面した側に圧縮性の重合体被膜を
備えた担体を備え、重合体被膜は50から97までの範囲のショアA硬さを有し
、重合体被膜は感圧性の回復可能な度合いの粗さのウェブ接触表面を有し、ウェ
ブ接触表面は、ISO4287、PartIに従って測定すると、無負荷状態で
Z=2〜80mの度合いの粗さを有し、重合体表面が実質的に不透水なベルト 上で延在されないプレスニップで測定して20〜220kN/mの直線的荷重に
よって圧縮されたときには、RZ=0〜20mの低い度合いの粗さを有し、 b) プレスフェルトは、繊維質のウェブを形成ロールないし形成ロールの下流
でプレス部分の上流に位置した点からプレス部分へ運ぶように配置されており、 c) 実質的に不透水なベルトとウェブを運搬するプレスフェルトとは、共に走
行するように配置されて、両者がプレス部分に入ってから、繊維質のウェブを両
者の間に囲んで、実質的に不透水なベルトはプレス部分へ直接走行するように配
置され、 d) 実質的に不透水なベルトは、シュープレスから乾燥シリンダへ走行して繊
維質のウェブを前記移転ニップへ運ぶように配置され、 e) プレスフェルトは、延在されたプレスニップのすぐ後で、延在されたプレ
スニップで実質的に不透水なベルト上に形成された水膜が壊れる前の点で、実質
的に不透水なベルトから遠ざかる方向へ走行するように配置され、 f) 接着剤を塗布するための装置が前記移転ニップの前に配置されて、乾燥シ
リンダの包絡面及び/又は繊維質のウェブ上に連続した接着剤層を塗布すること
を特徴としている。
【0010】 本発明による方法は、 a) 担体と紙ウェブに面した側の圧縮性の重合体被膜とを含んだ実質的に不透
水なベルトの助けでプレスを実行し、前記重合体被膜は50から97までの範囲
のショアA硬さを有すると共に、感圧性の回復可能な度合いの粗さのウェブ接触
表面を有し、ウェブ接触表面は、ISO4287、PartIに従って測定する
と、無負荷状態でRZ=2〜80mの度合いの粗さを有し、重合体表面が実質的 に不透水なベルト上で延在されないプレスニップで測定して20〜220kN/
mの直線的荷重によって圧縮されたときには、RZ=0〜20mの低い度合いの 粗さを有し、 b) 形成ロールないし形成ロールの下流でプレス部分の上流に位置した点から
プレス部分へ繊維質のウェブを運ぶために、プレスフェルトを用いて、 c) 実質的に不透水なベルトとウェブを運搬するプレスフェルトとを共に走行
させて、両者がプレス部分に入ってから、両者の間に繊維質のウェブを囲んで、
実質的に不透水なベルトをプレス部分へ直接走行させて、 d) シュープレスから乾燥シリンダへ実質的に不透水なベルトを走行させて繊
維質のウェブを前記移転ニップへ運び、 e) 延在されたプレスニップのすぐ後で、延在されたプレスニップで実質的に
不透水なベルト上に形成された水膜が壊れる前の点で、実質的に不透水なベルト
から遠ざかる方向へプレスフェルトを走行させて、 f) 乾燥シリンダの包絡面及び/又は繊維質のウェブ上に、前記移転ニップの
前の点に配置された接着剤を塗布する装置により、連続した接着剤層を塗布する
ことを特徴としている。
【0011】 驚くことに、US−A−5,298,124号による移転ベルトは、プレス部
分における押圧を意図しており、紙ウェブをプレス部分から乾燥織物へ移転させ
るのに使用できるものであるが、柔軟な紙ウェブをシュープレスニップから直接
にヤンキー乾燥機又は他の乾燥シリンダへ移転させるのに有利に使用できる。良
く知られているように、ヤンキー乾燥機における条件はプレスニップにおけるそ
れとは完全に異なる。ヤンキー乾燥機では、柔軟な紙ウェブを直接脱水するため
に押圧が生じることはない。むしろ問題は、柔軟な紙ウェブをヤンキー乾燥機の
包絡面に支持させて、柔軟な紙ウェブの繊維をヤンキー乾燥機の表面に効率的に
付着させ、それにより紙ウェブへの良好な熱伝達をなし遂げるかどうかである。
これはまさに本発明による抄紙機の移転ベルトで達成される効果であって、これ
は、DE−195 48 747号に記述されたようなプレスフェルトでは、プレ
ス部分の最後のプレスニップの後で紙ウェブを再度湿らせ、このことが満足のい
く付着を阻止するために、達成されない。これは、米国特許第5,393,38
4号に記述された移転ベルトでも上述の理由から、達成できないか、または、わ
ずかな程度しか達成できない。本発明による抄紙機で用いられる移転ベルトの圧
縮性は、付着点において特有のより低い圧力をもたらし、これが動作速度の向上
、すなわち、より高い生産率をもたらす。この特性はまた、柔軟な紙ウェブから
の水の蒸発の増加、すなわち、柔軟な紙ウェブのヤンキー乾燥機におけるより迅
速な乾燥をもたらし、これもまたプロセスのより高い効率に寄与する。増加した
効率は、機械速度の増加のために使用するか、または、同じ生産量を維持しつつ
エネルギー消費を減少させるために使用できる。
【0012】
【発明の実施の形態】
以下、本発明について図面を参照しつつより詳細に説明する。 図1乃至図3は、ティッシュや他の衛生上の紙製品のような柔軟な紙の繊維質
のウェブ1を製造するための抄紙機の一部を模式的に示している。それぞれの抄
紙機は、湿り部分2とプレス部分3と乾燥部分4とを備えている。
【0013】 湿り部分2は、ヘッドボックス7と、形成ロール8と、無端状の運搬用の内側
生地9と、無端状の被覆用の形成織物からなる外側生地10とを備えている。内
側及び外側の生地9及び10は、それぞれ複数のガイドロール11及び12を取
巻いて、それぞれの固有のループを走行する。
【0014】 乾燥部分4は、フード30に覆われた乾燥シリンダ5を備えている。乾燥シリ
ンダにはヤンキー乾燥機が好適である。乾燥部分の出口側にはクレープドクター
21が設けられていて、繊維質のウェブ1をヤンキー乾燥機5から剥す。塗布装
置31は、移転ニップの直前においてヤンキー乾燥機5の包絡面に適当な接着剤
を塗布するために設けられている。
【0015】 プレス部分3は、シュープレスロール14とカウンタロール19とを備えたシ
ュープレスから構成され、これらのロール14及び19は互いに延在されたプレ
スニップを形成する。プレス部分はまた、ガイドロール6のまわりのループを走
行する無端状のプレスフェルト15と、無端状の実質的に不透水な移転ベルト1
6とを備えている。実質的に不透水なベルト16は、カウンタロール19と移転
ロール17と複数のガイドロール18とを取巻くループを走行する。移転ロール
はヤンキー乾燥機5と共に低い直線的圧力、即ち約30〜60kNの移転ニップ
を形成し、この移転ニップを通って実質的に不透水なベルト16は通過する。
【0016】 図1及び図2に示した実施形態では、プレス部分3はロールプレスも含んでお
り、そのロールは吸込みプレスロール13と前記カウンタロール19とから構成
されてプレスニップを形成していて、これを通って実質的に不透水なベルト16
とプレスフェルト15とが繊維質のウェブ1と共に通過する。この最初のプレス
ニップの後で、プレスフェルト15は、繊維質のウェブ1及び実質的に不透水な
ベルト16から離されて、吸込みプレスロール13と2つのガイドロール32と
のまわりの側方ループへ導かれる。プレスフェルト15は、延在されたプレスニ
ップの直前で、繊維質のウェブ1及び実質的に不透水なベルト16と再びいっし
ょになる。望むならば、プレスフェルト15のこの側方ループ内に吸込み装置を
配置してもよく、延在されたプレスニップの入口におけるプレスフェルトの水吸
収の容量を増加させる。
【0017】 図1及び図3に示した実施形態では、湿り部分2の内側生地9はフェルトであ
って、プレス部分3へと運ばれてプレスフェルト15としても用いられ、よって
形成ロール8へと戻るループを走行する。
【0018】 図2に示した実施形態では、湿り部分2の内側生地9は織物であり、この場合
には、プレスフェルト15は、織物9のループの近くに配置されたピックアップ
ロール20のまわりを走行し、プレスフェルト15と織物9とは互いに接触して
走行して、繊維質のウェブを織物9からプレスフェルト15へと移転させる。ピ
ックアップロール20には吸込みシュー(図示せず)を備えてもよい。これに代
えて、ピックアップロールと吸込みシューとをピックアップ吸込みボックスで置
換えてもよい。
【0019】 図4は本発明の他の実施形態による抄紙機の一部を模式的に示している。これ
は図1に示したものと類似しているが、プレスフェルト15が2つのプレスニッ
プの間の側方ループへ導かれておらずに、カウンタロール19に同行していて、
繊維質のウェブ1は実質的に不透水なベルト16とプレスフェルト15との間に
囲まれて保持される。この実施形態は、繊維質のウェブが再び湿るリスクがほと
んどないときに用いることができる。
【0020】 図1乃至図4による実施形態では、カウンタロール19はなめらかなロールで
あって、実質的に不透水なベルト16のループ中に配置されている。図3による
プレス部分についての他の実施形態(図示せず)では、ロール14と19との位
置を逆にして、すなわち、シュープレスロール14を実質的に不透水なベルト1
6のループ中に、そして、カウンタロール19をプレスフェルト15のループ中
に配置する。そのような形態では、カウンタロールを吸込みロールや溝付ロール
又は盲ドリル孔付ロールにしてもよい。
【0021】 実質的に不透水で弾性的に圧縮性の移転ベルト16は、例えば米国特許第5,
298,124号に記述されたタイプのものである。本発明による抄紙機で用い
られる実質的に不透水なベルト16は、プレスニップで働くプレス力の影響下で
圧縮性がある。従って、実質的に不透水なベルト16は、プレスニップの上流と
下流とでは圧縮されない状態をとり、プレスニップを通過するときには圧縮され
た状態をとるが、その表面、繊維質のウェブに面しているウェブ運搬表面は、実
質的に不透水なベルトが圧縮されていない状態では高い度合いの粗さを有し、実
質的に不透水なベルトが圧縮された状態ではより低い度合いの粗さを有していて
、圧縮された状態の実質的に不透水なベルトのウェブ運搬表面は、実質的に不透
水なベルトがプレスフェルト及び繊維質のウェブと共にプレスニップを通過する
とき、ウェブ運搬表面上に連続した流体膜が形成されるのに十分になめらかであ
り、また、圧縮されていない状態の実質的に不透水なベルトのウェブ運搬表面は
、実質的に不透水なベルトが厚さ方向に拡張した後に、連続した流体膜が壊れる
のに十分に粗い。より明確には、実質的に不透水な弾性的に圧縮性の移転ベルト
は、無端状の担体か代りに接合可能な継ぎ目を含み、ウェブ接触表面上に重合体
被膜を備え、重合体被膜は50〜97のショアA硬さを有し、重合体被膜は、I
SO4287、PartIに従って測定すると、圧縮されていない状態ではRZ =2〜80mの度合いの粗さを有し、20〜220kN/mの直線的荷重が実質
的に不透水なベルトに作用したときには、RZ=0〜20mのより低い度合いの 粗さに圧縮され、さらに、実質的に不透水なベルトに働く圧力が止んだときには
、その圧縮されていない度合いの粗さに回復できる能力をも有している。RZ値 は、より明確には、平均線と平行で表面輪郭と交わることのない線から測定され
た基準長さにおいて、5つの最も高いピークと5つの最も深い谷との間の平均距
離として前記ISO規格に定められている10ポイント高さである。実質的に不
透水な移転ベルトは、"Standard Test Method for Air Permeability of Textil
e Fabrics, ASTM D 737-75, American Society of Testing and Materials"に記
述された手順に従って測定したときに、6m3/m2/分よりも小さい空気透過性を
有することが好ましい。前記米国特許第5,298,124号で述べられている
ように、実質的に不透水なベルトの重合体被膜は、アクリル重合体樹脂や、ポリ
ウレタン重合体樹脂、ポリウレタン/ポリカーボネート重合体合成物のような重
合体合成物で構成するのが有利である。重合体被膜はまた、重合体材料とは異な
る硬さの充填材粒子を含んでもよく、それは、カオリン粘土や、重合体材料、又
は金属、好ましくはステンレス鋼とすることができる。
【0022】 本発明による抄紙機に含まれる移転ベルトはまた、米国特許第5,298,1
24号に記述されたやり方で製造される。上述の重合体合成物を用いるおかげで
、弾性的に圧縮性の表面層がベルト上に成就する。実際の表面が製造プロセスで
働いた後で、コントロールされた形態を与える表面が得られる。表面層の圧縮性
と形態とは、動作中に生じ得る摩耗によっては顕著には影響されない。緻密な重
合体表面は清潔に維持するのが容易であり、ベルト表面に直接ドクターブレード
を設けて清潔にすることに耐えられる。紙ウェブの外側でヤンキー乾燥機に当接
する縁部分においてベルトが老朽化しないように確保するために、このことを材
料及び組合わせを選択するときに考慮にいれなければならず、熱に最良に耐える
ものを選ばなければならない。さもなければ、例えばヤンキー乾燥機の通路の直
前又は直後で、縁部に水をスプレーして縁の冷却を果さなければならない。
【0023】 移転ベルトの担体は無端状であり、何らかの方法で無端状にできるタイプのベ
ース要素を含む。この記述は特に、継ぎ目の備えられた開くことのできるベース
要素をもカバーしており、かかる要素は抄紙機に据付けられるときに適当な継ぎ
目によって最初に無端状にされる。担体は、例えばポリエステル、ポリアミド、
及びその類似物のような重合体のモノフィラメントから作られた多層の織られた
織物から構成してもよい。ベース要素はまた、バインダ、結合された巻糸、重合
体箔/フィルム、たて編又はその類似物によって互いに保持された、(織られて
いない)繊維質のウェブから構成してもよい。要求されるのは、担体が機械方向
と横断方向との両方について形態安定であることで、これらの方向の機械的応力
に対して担体はベルトの安定性に寄与する。担体が重合体被膜で完全に囲まれて
いる場合には、重合体被膜は片側に塗布されて裏面へ完全に浸透するか、又は、
最初に片面に塗布された後で他の面に塗布される。特に薄いベルトを要求する構
成が生じることもあり、この場合には、片面からだけ被膜を塗布して限られた浸
透にすることが望ましいだろう。この場合には、ベース要素の被膜されていない
表面は、耐摩耗性で清潔に保つのが容易であることが不可欠である。
【0024】 単一のフェルトのプレスニップを備えた本発明による抄紙機は、乾燥部分の前
において高い乾燥固体含有量の繊維質のウェブを生産し、すなわち55%に達し
、これは今日使用されている抄紙機でなし遂げられる45%までの乾燥固体含有
量と比較すべきである。この改良は、抄紙機をより高い生産量で運転させるか、
または、乾燥部分でのエネルギー消費を低減させるのかのいずれかに利用できる
。これはまた、乾燥シリンダの直径を減少させることもできる。
【0025】 図示して説明した実施形態において、望むならば、実質的に不透水なベルト1
6のループ中の移転ロール17の直前にガイドロールを配置してもよい。
【0026】 図示して説明した実施形態では、移転ロール17から構成された移転部材が用
いられた。他の実施形態(図示せず)では、移転ロールは実質的に不透水なベル
トそれ自体で置換えられて、ベルトは乾燥シリンダの所定の部分のまわりを、例
えば30〜60の扇型角度内で走行して、乾燥シリンダと共に延在された移転ニ
ップを形成する。
【図面の簡単な説明】
【図1】 図1は、本発明の第1の実施形態による抄紙機を示している。
【図2】 図2は、本発明の第2の実施形態による抄紙機を示している。
【図3】 図3は、本発明の第3の実施形態による抄紙機を示している。
【図4】 図4は、本発明の第4の実施形態による抄紙機を示している。
───────────────────────────────────────────────────── 【要約の続き】 び、フェルトは、ニップでベルト上に形成された水膜が 壊れる前にベルトから遠ざかる方向へ走行する。また乾 燥シリンダ上に接着剤を塗布するために装置(31)が 設けられる。

Claims (16)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 繊維質の柔軟な紙ウェブ(1)を製造するための抄紙機であ
    って、抄紙機は、 − ヘッドボックス(7)と、形成ロール(8)と、形成ロール(8)のまわり
    を走行する内側及び外側の生地(9,10)とを有する湿り部分(2)を含み、
    これらの生地の間で繊維質のウェブ(1)が形成され、 − シュープレスロール(14)とカウンタロール(19)とを有する少なくと
    も1のシュープレスを有したプレス部分(3)を含み、前記ロールは延在された
    プレスニップを形成し、実質的に不透水なベルト(16)とプレスフェルト(1
    5)とを含み、実質的に不透水なベルト(16)とプレスフェルト(15)とが
    両者の間に繊維質のウェブを囲んで延在されたプレスニップを通って走行し、 − 乾燥シリンダ(5)と移転部材(17)とを有する乾燥部分(4)を含み、
    移転部材は乾燥シリンダ(5)と共に繊維質のウェブを乾燥シリンダ(5)に移
    転させる移転ニップを形成し、 a) 実質的に不透水なベルト(16)は、紙ウェブに面した側に圧縮性の重合
    体被膜を備えた担体を備え、重合体被膜は50から97までの範囲のショアA硬
    さを有し、重合体被膜は感圧性の回復可能な度合いの粗さのウェブ接触表面を有
    し、ウェブ接触表面は、ISO4287、PartIに従って測定すると、無負
    荷状態でRZ=2〜80mの度合いの粗さを有し、重合体表面が実質的に不透水 なベルト上で延在されないプレスニップで測定して20〜220kN/mの直線
    的荷重によって圧縮されたときには、RZ=0〜20mの低い度合いの粗さを有 し、 b) プレスフェルト(15)は、繊維質のウェブ(1)を形成ロール(8)な
    いし形成ロール(8)の下流でプレス部分(3)の上流に位置した点からプレス
    部分(3)へ運ぶように配置されており、 c) 実質的に不透水なベルト(16)とウェブを運搬するプレスフェルト(1
    5)とは、共に走行するように配置されて、両者がプレス部分(3)に入ってか
    ら、繊維質のウェブ(1)を両者の間に囲んで、実質的に不透水なベルト(16
    )はプレス部分へ直接走行するように配置され、 d) 実質的に不透水なベルト(16)は、シュープレスから乾燥シリンダ(5
    )へ走行して繊維質のウェブ(1)を前記移転ニップへ運ぶように配置され、 e) プレスフェルト(15)は、延在されたプレスニップのすぐ後で、延在さ
    れたプレスニップで実質的に不透水なベルト(16)上に形成された水膜が壊れ
    る前の点で、実質的に不透水なベルト(16)から遠ざかる方向へ走行するよう
    に配置され、 f) 接着剤を塗布するための装置(31)が前記移転ニップの前に配置されて
    、乾燥シリンダ(5)の包絡面及び/又は繊維質のウェブ(1)上に連続した接
    着剤層を塗布することを特徴とする抄紙機。
  2. 【請求項2】 湿り部分における前記内側の生地(9)はフェルトから構成
    され、このフェルトはプレス部分を通って走行するように配置され、プレス部分
    におけるプレスフェルト(15)としても用いられることを特徴とする請求項1
    に記載の抄紙機。
  3. 【請求項3】 湿り部分における前記内側の生地(9)は織物であって、繊
    維質のウェブ(1)を織物(9)からプレスフェルトへ移転させるために、プレ
    ス部分の上流のプレスフェルトのループにピックアップ装置(20)が配置され
    ていることを特徴とする請求項1に記載の抄紙機。
  4. 【請求項4】 プレス部分は、シュープレスの上流に配置され、プレスフェ
    ルト(15)のループに配置された吸込みプレスロール(13)を含む、ロール
    プレスを含んでいると共に、実質的に不透水なベルト(16)のループに配置さ
    れたカウンタロール(19)を含んでいることを特徴とする請求項1乃至3のい
    ずれか1項に記載の抄紙機。
  5. 【請求項5】 シュープレスのカウンタロール(19)は、ロールプレスの
    カウンタロール(19)でもあることを特徴とする請求項4に記載の抄紙機。
  6. 【請求項6】 プレスフェルト(15)は、繊維質のウェブ(1)から離さ
    れて、吸込みプレスロール(13)と少なくとも1のガイドロール(32)とを
    取巻く側方ループに案内され、この側方ループはロールプレスのプレスニップか
    らシュープレスの延在されたプレスニップへと延びていることを特徴とする請求
    項4又は5に記載の抄紙機。
  7. 【請求項7】 実質的に不透水なベルト(16)の空気透過性は、"Standar
    d Test Method for Air Permeability of Textile Fabrics, ASTM D 737-75, Am
    erican Society of Testing and Materials"に記述された手順に従って測定した
    ときに、6m3/m2/分よりも小さいことを特徴とする請求項1乃至6のいずれか
    1項に記載の抄紙機。
  8. 【請求項8】 移転部材は、実質的に不透水なベルト(16)のループに配
    置された移転ロール(17)から構成されていることを特徴とする請求項1乃至
    7のいずれか1項に記載の抄紙機。
  9. 【請求項9】 移転部材は、乾燥シリンダ(5)の所定の部分のまわりを走
    行して延在された移転ニップを作る、実質的に不透水なベルト(16)から構成
    されていることを特徴とする請求項1乃至7のいずれか1項に記載の抄紙機。
  10. 【請求項10】 抄紙機で繊維質の柔軟な紙ウェブ(1)を製造するための
    方法であって、前記抄紙機は、 − ヘッドボックス(7)と、形成ロール(8)と、形成ロール(8)のまわり
    を走行する内側及び外側の生地(9,10)とを有する湿り部分(2)を含み、
    これらの生地の間で繊維質のウェブ(1)が形成され、 − シュープレスロール(14)とカウンタロール(19)とを有する少なくと
    も1のシュープレスを有したプレス部分(3)を含み、前記ロールは延在された
    プレスニップを形成し、実質的に不透水なベルト(16)とプレスフェルト(1
    5)とを含み、実質的に不透水なベルト(16)とプレスフェルト(15)とが
    両者の間に繊維質のウェブを囲んで延在されたプレスニップを通って走行し、 − 乾燥シリンダ(5)と移転部材(17)とを有する乾燥部分(4)を含み、
    移転部材は乾燥シリンダ(5)と共に繊維質のウェブを乾燥シリンダ(5)に移
    転させる移転ニップを形成し、 a) 担体と紙ウェブに面した側の圧縮性の重合体被膜とを含んだ実質的に不透
    水なベルト(16)の助けでプレスを実行し、前記重合体被膜は50から97ま
    での範囲のショアA硬さを有すると共に、感圧性の回復可能な度合いの粗さのウ
    ェブ接触表面を有し、ウェブ接触表面は、ISO4287、PartIに従って
    測定すると、無負荷状態でRZ=2〜80mの度合いの粗さを有し、重合体表面 が実質的に不透水なベルト上で延在されないプレスニップで測定して20〜22
    0kN/mの直線的荷重によって圧縮されたときには、RZ=0〜20mの低い 度合いの粗さを有し、 b) 形成ロール(8)ないし形成ロール(8)の下流でプレス部分(3)の上
    流に位置した点からプレス部分(3)へ繊維質のウェブ(1)を運ぶために、プ
    レスフェルト(15)を用いて、 c) 実質的に不透水なベルト(16)とウェブを運搬するプレスフェルト(1
    5)とを共に走行させて、両者がプレス部分(3)に入ってから、両者の間に繊
    維質のウェブ(1)を囲んで、実質的に不透水なベルト(16)をプレス部分へ
    直接走行させて、 d) シュープレスから乾燥シリンダ(5)へ実質的に不透水なベルト(16)
    を走行させて繊維質のウェブ(1)を前記移転ニップへ運び、 e) 延在されたプレスニップのすぐ後で、延在されたプレスニップで実質的に
    不透水なベルト(16)上に形成された水膜が壊れる前の点で、実質的に不透水
    なベルト(16)から遠ざかる方向へプレスフェルト(15)を走行させて、 f) 乾燥シリンダ(5)の包絡面及び/又は繊維質のウェブ(1)上に、前記
    移転ニップの前の点に配置された接着剤を塗布する装置(31)により、連続し
    た接着剤層を塗布することを特徴とする方法。
  11. 【請求項11】 湿り部分における前記内側の生地(9)としてフェルトを
    用い、このフェルトをプレス部分を通して走行させ、このフェルトをプレス部分
    におけるプレスフェルト(15)としても用いることを特徴とする請求項10に
    記載の方法。
  12. 【請求項12】 プレス部分の上流のプレスフェルトのループに配置された
    ピックアップ装置(20)によって、織物の形態である前記内側の生地(9)か
    ら繊維質のウェブ(1)をプレスフェルト(15)へ移転させることを特徴とす
    る請求項10に記載の方法。
  13. 【請求項13】 プレス部分のロールプレスで最初に繊維質のウェブを脱水
    し、前記ロールプレスは、シュープレスの上流に配置され、プレスフェルト(1
    5)のループに配置された吸込みプレスロール(13)を含んでいると共に、実
    質的に不透水なベルト(16)のループに配置されたカウンタロール(19)を
    含んでいることを特徴とする請求項10乃至12のいずれか1項に記載の方法。
  14. 【請求項14】 プレスフェルト(15)を、繊維質のウェブ(1)から離
    して、吸込みプレスロール(13)と少なくとも1のガイドロール(32)とを
    取巻く側方ループに案内して、前記側方ループはロールプレスのプレスニップか
    らシュープレスの延在されたプレスニップへと延びていることを特徴とする請求
    項13に記載の方法。
  15. 【請求項15】 空気透過性が、"Standard Test Method for Air Permeabi
    lity of Textile Fabrics, ASTM D 737-75, American Society of Testing and
    Materials"に記述された手順に従って測定したときに、6m3/m2/分よりも小さ
    い、実質的に不透水なベルト(16)を用いることを特徴とする請求項10乃至
    14のいずれか1項に記載の方法。
  16. 【請求項16】 実質的に不透水なベルト(16)を、乾燥シリンダ(5)
    の所定の部分のまわりを走行して延在された移転ニップを作る、前記移転部材と
    しても用いることを特徴とする請求項10乃至15のいずれか1項に記載の方法
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