JP2002507451A - 柔軟なモノブロックの眼内レンズ - Google Patents

柔軟なモノブロックの眼内レンズ

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ピンソン、ジョエル
ダヴィド、フロリアン
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ショーヴァン オプシア
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Abstract

(57)【要約】 本発明は、中央光学部分(1)と、目の内壁に接する2個の接触弓形部(5)を備えた鞏膜部分(4)とを含み、各々の接触弓形部(5)に対して中央光学部分(1)と結合される2個の結合要素(10,10')を含む、柔軟な材料から構成したモノブロックの眼内レンズに関し、このレンズが、2本の垂直軸(6、8)に対して対称性を有し、各接触弓形部(5)の外面(9)が、頂部(S)および2個の端点(E,E')を画定する凸状湾曲部の形状を呈する。頂部(S)と2個の端点(E,E')とを通る円(Ca)の直径は、眼球溝の平均直径φm以上で、かつφm+1.5mm未満である。頂部(S)は、距離D>φaだけ互いに隔てられている。結合要素(10,10')は、レンズの主要面(3)で撓み変形可能であるように構成される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、折り曲げまたは巻きつけ可能であるが、眼球溝に埋め込み後も当初
の形状に対応する動作形状をレンズが再びとるように十分な弾性を持ち、すなわ
ち形状記憶性の、柔軟な材料から構成されたモノブロック眼内レンズに関する。
【0002】 古い世代の眼内レンズは、剛性の材料(PMMA等)から構成されており、目
に埋め込むためには角膜を切開する寸法を大きくすることが必要であったので(
一般には、レンズの光学部分の直径に対応する約6mm)、多数の欠点があった
(手術後の乱視、外科的なトラブルが出る危険性の増加など)。
【0003】 上記の欠点を解消するために、シリコーン等の柔軟な材料、あるいは16%以
上、特に24%から28%水化されたPMMA(ポリメタクリル酸メチル)およ
びまたはHEMA(メタクリル酸ヒドロキシエチル)等の「ヒドロゲル」、「ア
クリジェル(acrygel)」もしくは「アクリル」(この場合、この語は、その一 般的な意味を曲げて解釈される)と称される材料からなるレンズが提案された。
このレンズは、折り曲げまたは巻きつけ可能であり、切開の寸法を小さくして、
特に、事前の外科治療に必要な器具を目に入れるために実施される切開を介して
埋め込み可能である(たとえば水晶体乳化による水晶体切除のための切開は3m
mから3.5mm)。
【0004】 しかしながら、この材料の柔軟性は、その場合、埋め込み後のレンズの機械的
安定性の問題を提起する。特に水晶体被膜レンズの場合、当初は10から11. 5mmであったカプセル嚢が、水晶体の切除後は直径約9.5mmまで、さらに はそれ以下まで径方向に退縮する。
【0005】 こうした退縮に対抗するために、光学部分が柔軟であって鞏膜部分が剛性のP
MMAからなる二成分レンズが提案された。このレンズは製造が複雑であり、剛
性の鞏膜から伝えられる径方向の応力の作用で柔軟な光学部分が変形する恐れが
ある。
【0006】 反対に、眼球溝の径方向の変形に適合するように構成された、柔軟な材料から
なるモノブロックレンズも提案された。特に、レンズの主要面を画定するディス
ク形の中央光学部分と、鞏膜部分とを含む、柔軟な材料から構成されたモノブロ
ックレンズが知られており(ヨーロッパ特許第579528号)、この鞏膜部分
が、 ・ 目の内壁と接する2個の接触弓形部を含み、この接触弓形部の各々が、光
学部分に対して径方向外側に凸面が配向された凸状円弧の形状をほぼ有し、これ
らの接触弓形部が双方とも直径約11mmの同一の円に内接し、 ・ 各接触弓形部に対して、2個の結合要素が光学部分および接触弓形部の間
に延びており、レンズは、平面から見て、当初の形状が、主要面に含まれる垂直
な2本の対称軸に対してほぼ対称である。
【0007】 だが、これらのレンズを用いる場合でも、埋め込み後に角方向の移動現象(「
偏向(tilt)」)およびまたは軸方向の移動現象およびまたは径方向の移動現象
(偏心)およびまたは、特にアーチ部の変形が時として認められる。
【0008】 また、光学部分の主要面に対して鞏膜部分の角度を付け、変形がこの主要面に
垂直に撓んで行えるようにした幾つかのモノブロックレンズも提案された。けれ
ども、このレンズでも、不都合な移動およびまたは変形現象の恐れがなくならな
い。そのうえ、角度を付けたレンズでは、埋め込む軸方向を誤る恐れを侮ること
ができない。事実、外科医は、特に材料の柔軟性を考慮すると、角度の付ける方
向が比較的小さい場合はこれを殆ど検出することができない。さらにレンズは、
埋め込み時に折り曲げたり、およびまたは巻きつけたりされるので、レンズの展
開方向が誤って見積もられることがある。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】 本発明は、レンズを埋め込む眼球溝の径方向の退縮に適合可能な形状記憶材料
からなり、光学部分が不都合に移動したり変形したりする恐れのないモノブロッ
ク眼内レンズを提案することにより、上記の欠点を解消することを目的とする。
【0010】 本発明は特に、直径約9.5mmの値を持つが、直径約8.5mmまで達しうる
水晶体カプセル嚢に対して特に、鞏膜部分が眼球溝の径方向の退縮に適合するた
めに径方向変形可能であり、光学部分が主要面に留まり(均一に分配されると仮
定した応力の作用による)、鞏膜部分の変形途上でレンズの対称性が少なくとも
ほぼ保持され、光学部分が同軸に心合わせされ続けて光学品質を損なう著しい変
形を受けない、モノブロック眼内レンズを提案することを目的とする。
【0011】 本発明はまた、埋め込む眼球溝内で完全に安定しており、完全に安定した状態
に留まるレンズを目的とする。
【0012】 本発明はまた、埋め込みが簡単で、切開の寸法を特に3〜3.5mmと小さく して実施可能であって、折り曲げおよびまたは巻きつけられ、外科医がレンズを
設置する軸方向を誤る恐れのないレンズを提案することを目的とする。
【0013】 本発明はまた、製造が単純かつ安価であるレンズを提案することを目的とする
【0014】 本発明は特に、後眼房レンズ、殊に水晶体カプセルレンズ、すなわち水晶体カ
プセル嚢に埋め込むためのレンズ、つまり溝(sulcus)埋め込み用レンズを提案
することを目的とする。
【0015】 本発明はまた、大人にも子供にも適用できるレンズを提案することを目的とす
る。
【0016】
【課題を解決するための手段】 このため、本発明は、折り曲げまたは巻きつけ可能であるが、平均直径φmの
眼球溝に埋め込み後も当初の形状に対応する動作形状をレンズが再びとるように
十分な弾性を持つ、柔軟な材料から構成されたモノブロックの眼内レンズであっ
て、光学軸を備えて、この光学軸に垂直なレンズの主要面を画定するディスク形
の中央光学部分と、鞏膜部分とを含み、この鞏膜部分が、 ・ 目の内壁と接する2個の接触弓形部を含み、この接触弓形部の各々が、光
学部分に対して径方向外側に凸面が配向された凸状湾曲部の形状をほぼ有し、 ・ 各接触弓形部に対して、2個の結合要素が光学部分および接触弓形部の間
に延びており、レンズは、平面から見て、埋め込み前の当初の形状が、主要面に
含まれる垂直な2本の対称軸、いわゆる水平主軸および垂直主軸に対してほぼ対
称であり、 ・ 各接触弓形部の外面が、水平主軸に交差する頂部と、水平主軸から等距離
のところに配置された2個の点、いわゆる端点とを画定するほぼ凸状湾曲形の主
要面に軌跡を有し、端点間の曲率半径が常に2.5mmを越えており、 ・ 各接触弓形部の頂部および2個の端点とを通る円の直径φaは、直径φm
以上、φm+1.5mm未満であり、 ・ 2個の接触弓形部の頂部は、φaを越えるがφaとは異なる距離Dだけ互
いに離れており、 ・ 結合要素は、水平および垂直主軸の2本の軸に対してレンズの対称性を保
ちながら、かつ光学部分を少なくともほぼ変形または移動させずに、接触弓形部
を互いに、また光学部分に接近させることにより、主要面でレンズの径方向の寸
法を短くする方向に撓み変形可能であるように構成され、その結果、レンズは、
眼球溝の径方向の退縮に適合可能であることを特徴とするレンズに関する。
【0017】 本文全体において、反対の指示のない限り、記載されたレンズの幾何学的また
は寸法の特徴は、設置前にレンズが有する特徴であり、すなわち当初の形状に対
応するものである。長さおよび幅は、主要面に平行な寸法であり、厚みは、主要
面に垂直な寸法であって、すなわち光学部分の光学軸に平行である。「主要面に
おける面の軌跡」とは、この面と主要面とが交差する曲線を示す。
【0018】 本発明によれば、有利には、接触弓形部および結合要素は、接触弓形部が互い
に、また光学部分に接近可能であるように構成され、それによって、主要面にお
ける接触弓形部の外面の軌跡が、φa以下でφm−1mmを越える直径φrの円
Crで外接するようにする。
【0019】 本発明によれば、有利には、各結合要素が、主要面に少なくとも一つの屈曲部
を有し、また特に、凸面が接触弓形部に向いた少なくとも一つ屈曲部を有し、こ
の屈曲部を通る撓み軸により主要面で撓み変形可能であるように構成される。特
に、本発明によれば有利には、各結合要素が、凸面が接触弓形部に向いた少なく
とも一つの第一の屈曲部と、凹面が接触弓形部に向いた少なくとも一つの第二の
屈曲部とを有する。
【0020】 本発明によれば有利には、各結合要素は、幅が少なくともほぼ一定で厚みが少
なくともほぼ一定である少なくとも一つの材料区間、いわゆる結合区間から形成
され、光学部分の周辺への接合ゾーンと、接触弓形部への接合ゾーンとの間に伸
びて、主要面に少なくとも一つの屈曲部を有する。特に、本発明によれば有利に
は、各結合要素は、凸面が接触弓形部に向いた少なくとも一つの第一の屈曲部を
備える単一の結合区間から形成される。
【0021】 本発明によれば、有利には、結合区間と光学部分の周辺との接合ゾーンが、光
学部分の半径の少なくともほぼ延長線上に配置され、この半径が、水平主軸と2
0゜から45゜特に約30゜の角度をなす。さらに、本発明によれば、有利には
、各結合区間が、頂部および2個の端点を通る円の半径に配置される接合ゾーン
で接触弓形部に結合され、この半径が、水平軸と45゜から75゜、特に約60
゜の角度をなす。また、本発明によれば有利には、各結合要素は、中心が光学部
分の中心に対応する角領域に内接し、この角領域は、2本の水平および垂直主軸
の少なくともほぼ2等分線である。
【0022】 本発明によれば有利には、接触弓形部および結合要素が、すくなくともほぼ主
要面に沿って延びており、レンズの角度形成がゼロである。さらに、本発明によ
れば有利には、各接触弓形部が、2個の自由端の間に伸びる少なくともほぼ一定
幅の湾曲した弧から形成される。
【0023】 本発明によれば有利には、主要面における各接触弓形部の外面の軌跡が、直径
φaの円部分である。変形実施形態では、この軌跡が円とは異なるものであって
もよく、曲率半径が頂部および端点の間で可変であり、たとえば円錐状にするこ
とができる。
【0024】 従来技術では、これまで、径方向の変形を等方性にし、すなわち眼球溝の内壁
と鞏膜部分との接触面全体で変形の値をほぼ同じにしようとしてきた。
【0025】 本発明では反対に、レンズの変形は、2個の接触弓形部が優先的な方向に沿っ
て、すなわち距離D>直径φaであることから水平主軸に沿って、互いに並進し
ながら接近することを意味する。実際には、この特徴により、変形の振幅をずっ
と大きくすることが可能になるので、水晶体カプセルの大きさとは無関係に被膜
の収縮に適合することができ、そのため、光学部分の移動および変形を回避でき
る。
【0026】 本発明はまた、上記または下記に言及される様々な特徴の全部または一部によ
る組み合わせを特徴とするレンズに関する。
【0027】 本発明の他の目的、特徴および長所は、添付図面に示した好適な実施形態の以
下の説明を読めば、明らかになるであろう。
【0028】
【発明の実施の形態】
図に示した本発明によるレンズは、ほぼディスク形の光学部分1を含んでおり
、直径φoが5から7mm、特に6mmであって、図示した例では、適切な光学
パワーを有するようにふたつの凸面を備えている。このディスクの中央軸2は、
光学部分1の光学軸である。
【0029】 レンズは、光学軸2に垂直な主要面3に沿ってほぼ延びている。図示した実施
形態では、主要面3がレンズの中央対称面である。レンズはさらに、レンズを埋
め込むべき眼球溝の内壁に接触するための鞏膜部分4を含み、この鞏膜部分4は
、眼球溝の所定の位置に光学部分1を保持する機能を持っている。
【0030】 レンズはモノブロックであり、すなわち柔軟な材料の単一部品から全体が構成
されており、折り曲げまたは巻きつけ可能であるが眼球溝に埋め込み後もレンズ
が当初の形状に対応する動作形状を取り戻すように十分な弾性をもつ。この材料
は、たとえばヒドロゲルである。
【0031】 レンズを埋め込むべき眼球溝の平均直径は、目の専門家がよく知っているφm
である。こうした平均直径は、埋め込んだ状態で、すなわち場合によっては予め
行われる外科治療後に、患者に応じてみられる自然な直径値範囲の中央値である
。換言すれば、平均直径φmは、レンズを収容すべき眼球溝の最も確率の高い直
径である。
【0032】 特に、水晶体を切除し(白内障の手術)、術後の退縮後のカプセル嚢の平均直
径φmは、大人で9.5mm(この直径は9mmから10mmと変わる)、子供で
8.5mmである(この直径は8mmから9mmと変わる)。場合によって行われ
る外科治療の結果として眼球溝が径方向に退縮するが、平均直径が、こうした退
縮後に考慮されていることに留意されたい。
【0033】 同様に、平均直径φmは、考慮された眼球溝が溝である場合、12mmである
【0034】 鞏膜部分4が含む2個の接触弓形部5は、光学軸1の各側で径方向に向かい合
っており、主要面3に含まれる光学部分1の径方向対称軸、いわゆる垂直主軸6
に対して互いに対称である。本文では、垂直主軸6に対してほぼ対称である要素
をさす場合、同じ参照符号を用いる。
【0035】 各接触弓形部5は、2個の自由端7、7’の間に伸びて幅l4が少なくともほ
ぼ一定である湾曲弧から形成される。この幅l4は、たとえば約0.5mmであ る。各接触弓形部5の形状は、主要面3に含まれて垂直主軸6に垂直な光学部分
1の径方向対称軸8、いわゆる水平主軸8に対してほぼ対称である。
【0036】 接触弓形部5は、光学部分1に対して凸面が径方向外側に向いた凸状湾曲形を
しており、埋め込み眼球溝の内壁に接触するための外面9を備える。主要面3に
おける外面9の軌跡は凸状曲線であり、水平主軸8と交差する頂部Sを画定する
とともに、水平主軸から等距離のところにある2個の端点E、E’の間に伸びて
おり、曲率半径が2.5mmを越える。
【0037】 曲率半径は、頂部Sと各端点E、E’との間で一定でも一定でなくてもよい。
図1から図5に図示した好適な実施形態では、この曲率半径が一定であり、各接
触弓形部5の外面9の主要面3における軌跡は、直径φaの円弧部分である。
【0038】 図6および図7の変形実施形態では、曲率半径が頂部Sと端点E、E’との間
で変化している。言い換えれば、頂部Sの曲率半径の値は、端点E、E’におけ
る値とは異なる。この曲率半径は、頂部Sと端点E、E’との間で単調に変動す
る(すなわち常に増加するか(図6)、常に減少する(図7))。有利には、各
接触弓形部5の外面9の主要面3における軌跡は、円錐状の曲線部分である。図
6の変形実施形態では、曲率が頂部Sで最小になり、端点E、E’まで増加する
曲線の例を示した。この曲線は、たとえば放物または双曲線部分である。図7の
変形実施形態では、曲率が頂部Sで最大になり、端点E、E’まで減少している
。この曲線は、たとえば楕円である。
【0039】 いずれの場合にも、各接触弓形部5に対し、頂部Sおよび2個の端点E、E’
を通る直径φaの唯一個の円Caが存在する。
【0040】 各接触弓形部5は、水平主軸8に対して互いに対称な、光学部分2の円形の周
辺19と接触弓形部5との間に伸びる2個の結合要素10、10’により、光学
部分1に結合されている。従ってレンズは、4個の結合要素10、10’を含む
。接触弓形部5および結合要素10、10’は、少なくともほぼ主要面3に沿っ
て延びており、レンズの角度形成はゼロである。
【0041】 レンズの形状は、主要面3に沿って見ると、直角に交わる垂直主軸6および水
平主軸8の2本の軸に対してほぼ対称な形状である。換言すればレンズは、1個
の4分円を、他の3個の4分円を得るために前記軸に対して対称にすることによ
って形成できる。図5では、1個の4分円を詳しく示している。
【0042】 本発明によれば、各接触弓形部5の頂部Sおよび2個の端点E、E’とを通る
円Caの直径φaは、直径φm以上、φm+1.5m未満であり、 ・ 2個の接触弓形部の頂部Sは、φaを越えるがφaとは異なる距離Dだけ
互いに離れており、 ・ 結合要素10、10’は、水平および垂直主軸8、6の2本の軸に対して
レンズの対称性を保ちながら、かつ光学部分1を少なくともほぼ変形または移動
させずに、接触弓形部5を互いに、また光学部分1に接近させることにより、主
要面3でレンズの径方向の寸法を短くする方向に撓み変形可能であるように構成
され、その結果、レンズは、眼球溝の径方向の退縮に適合可能である。
【0043】 より詳しくは、接触弓形部5および結合要素10、10’は、接触弓形部5が
互いに、また光学部分1に接近可能であるように構成され、それによってレンズ
が直径φrの円筒ゲージに外接できるようにするとともに、主要面3における接
触弓形部5の外面の軌跡が、φa未満でφm〜1mmを越える直径φrの円Cr
に外接するようにする(図3)。
【0044】 本発明によれば有利には、φaは、φmとは異なる。従って、眼球溝の径方向
の収縮作用により鞏膜部分4が変形すると、接触弓形部5の曲率半径が減少する
ので、円Caの直径が小さくなる。本発明によれば有利には、φaは、φm+0
.2mm以上であり、φm+0.7mm以下であって、また特に約φm+0.5m mである。
【0045】 特にカプセルレンズの場合、直径φaは、8.5mmから11mmである。カ プセルレンズが大人に埋め込むためのものである場合、直径φaが9.5mm以 上、10.5mm以下であって、特に約10mmである。カプセルレンズが子供 に埋め込むためのものである場合、直径φaが8.5mm以上、9.5mm以下で
あって、特に約9mmである。
【0046】 さらに、本発明によれば有利には、距離Dがφa+1mm以上、φa+2mm
以下である。好適には、カプセルレンズの場合は特に、距離Dがφm+1.5m m以上、φm+2.5mm以下である。本発明によれば有利には、(大人または 子供用の)カプセルレンズの場合、距離Dは、11mmから12mmであって、
特に約11.2mmである。
【0047】 溝に埋め込むためのレンズの場合、本発明によれば有利には、距離Dが11m
mから12mmであって、特に約11.2mmであり、距離Dは13から14m mであって、特に約13.5mmである。
【0048】 眼球溝の径方向の退縮作用による径方向の圧縮変形がある場合、2個の頂部S
は、水平主軸8に留まりながら互いに接近し、各接触弓形部5の頂部Sおよび端
点E、E’を通る円Caの直径は、直径φaから約φmの値まで、さらにはφm
未満でφm〜1mmの値まで減少する。円Caは、光学軸2から約0.6mm離 れている水平主軸8の点Oに心合わせされる。
【0049】 外面9の軌跡に外接する展開円Crは、レンズの変形前の直径φaよりも大き
いか(図7の変形実施形態)または、この直径φに等しい(図1から図6の変形
実施形態)。図1から図6の変形実施形態では、頂部Sにおける曲率半径が端点
E、E’における曲率半径以下であるとき、頂部Sおよび端点E、E’を通る展
開円CrおよびCaが一致する。
【0050】 レンズは、変形状態(図3、図4)で、直径φrが減少した展開円Crに外接
する。本発明によれば有利には、レンズは、直径φrがφmから1mmおよびφ
aのあらゆる値をとれるように構成されている。
【0051】 変形時には、接触弓形部の頂部S間の距離Dが短くなり、円CaとCrの直径
も短くなる。
【0052】 本発明によれば有利には、φr=φmのときD=φr=φmになり、すなわち
図3に示したように、2個の接触弓形部5の展開円Crが一致し、光学部分1の
軸2に心合わせされるようにレンズを構成する。
【0053】 さらに、本発明によれば有利には、各接触弓形部5が、頂部Sと2個の端点E
、E’とを通る円Caによって決定される角領域に応じて、60゜以上180゜
未満の角度αで2個の端点E、E’間に延びている。特に、本発明によれば有利
には、角度αが90゜から150゜である。
【0054】 同様に、各接触弓形部5は、円Caの中心Oに心合わせされる60゜以上18
0゜未満、特に90゜から180゜の角度α’の角領域に応じて、二個の自由端
7、7’の間に延びている。本発明によれば有利には、2個の接触弓形部5が互
いにぶつかることがないように角度α’を構成する。より詳しくは、角度α’は
、2個の接触弓形部5の向かい合った自由端7、7’が、レンズの変形状態で0
.1mmから1mm、特に約0.5mmの距離だけ互いに離れるように構成される
(図3)。図示されていない変形実施形態では、角度α’は、向かい合った自由
端7、7’が、特にD=φr≧φmの変形状態において、少なくとも一定の径方
向圧縮変形からは互いにぶつかる(d=0mm)ように構成してもよい。
【0055】 本発明によれば有利には、各結合要素10、10’が内接する角領域11は、
中心が光学部分1の中心に対応し、水平および垂直主軸8、6の2本の軸の少な
くともほぼ2等分線である。角領域11は、図1に斜線で示されており、20゜
から40゜、特に約30゜の角度βに従って延びている。
【0056】 図示された実施形態では、レンズは、ほぼディスク形の移植組織片であり、い
わゆる「ディスク状インプラント」である。かくして端点E、E’間の距離D’
、すなわち接触弓形部5の外面9を結ぶ帯は、光学部分1の直径φ0よりも長い
。本発明はまた、端点E、E’間の距離D’が直径φ0以下である場合にも適用
可能であり、その場合レンズは、いわゆる「シャトル状インプラント」型の移植
組織片である。
【0057】 さらに、本発明によれば有利には、各結合要素10、10’が主要面3に少な
くとも一つの屈曲部12,12'、13,13'を有し、この屈曲部12,12'、1
3,13'を通る撓み軸により主要面3で撓み変形可能であるように構成される。
特に各結合要素10、10’は、凸面が接触弓形部5に向いた少なくとも一つの
第一の屈曲部12、12’と、凹面が接触弓形部5に向いた少なくとも一つの第
二の屈曲部13、13’とを有する。蛇状の材料区間を含み、すなわち2個以上
の屈曲部を備えた結合要素10、10’を設けることもできる。しかしながら、
図示された本発明による好適な実施形態において、各結合要素10、10’は、
凸面が接触弓形部5に向いた第一の単一屈曲部12、12’と、凹面が接触弓形
部5に向いた第二の単一屈曲部13、13’)とを含む。
【0058】 各結合要素10、10’は、幅lが少なくともほぼ一定で厚みeが少なくとも
ほぼ一定である少なくとも一つの材料区間、いわゆる結合区間から形成され、光
学部分1の周辺19への接合ゾーン17と、接触弓形部5への接合ゾーン18と
の間に伸びて、主要面3に少なくとも一つの屈曲部12,12'、13,13'を有
する。好適には各結合区間10、10’は、凸面が接触弓形部5に向いた少なく
とも一つの第一の屈曲部12、12’を備える単一の結合区間から形成される。
しかしながら、各結合区間10、10’のために、すなわち主軸8の各側の各弓
形接触部5に光学部分1を結合するために、複数のことなる結合区間を設けても
よく、たとえば凸面が弓形接触部5に向かう屈曲部を備えた第一の結合区間と、
凹面が弓形接触部5に向かう屈曲部を備えた第二の結合区間を設けてもよい。
【0059】 結合要素10については、図5に詳しく示されている。結合要素は結合区間1
0を含んでおり、結合区間10が、光学部分1から延びる少なくともほぼ直線の
第一のセグメント14と、凸面が接触弓形部5に向いた第一の屈曲部12を共に
形成しながら第一のセグメント14から延びる、少なくともほぼ直線の第二のセ
グメント15とを含み、この第二のセグメント15が、接触弓形部5に結合され
る。第一の屈曲部12が、第一のセグメント14および第二のセグメント15の
間に60゜から120゜、特に約90゜の角度γ1を画定する。
【0060】 第一の屈曲部12、12’の凸面はまた、頂部Sすなわち水平主軸8に向けて
もよい。第二のセグメント15は、光学部分1と第一のセグメント14との接合
ゾーン17で、光学部分1の周辺19の接線Tに少なくともほぼ平行に延びる。
光学部分の周辺19への接合ゾーン17は、第一のセグメント14の2個のR接
合点R1、R2の間に延びている。第二のセグメント15は、光学部分1のこれ
らの接合点R1、R2の間の周辺弧19の接線の一つに平行な方向に沿って、す
なわち周辺弧19に接合点R1、R2でそれぞれ接する接線T1、T2の方向の
間に配向されて延びている。特に、第一のセグメント14の中央線をRとは独立
して画定することができる。中央線20は、光学部分1の周辺縁19を、この周
辺縁19に接する接線Tが描かれるR点で交差する。第二のセグメント15は、
この接線Tに少なくともほぼ平行である。
【0061】 さらに、第一のセグメント14は、光学部分1の周辺19から少なくともほぼ
径方向に延びている。かくして中央線20は、光学軸2に心合わせされた、光学
部分1の周辺縁19の半径21の少なくともほぼ延長線上にある。半径21は、
水平主軸8と20゜から45゜、特に約30゜の角度θ1をなす。かくして、光
学部分1の周辺19への結合区間10,10'の接合ゾーン17は、水平主軸8と
20゜から45゜特に約30゜の角度θ1をなす光学部分1の周辺19の半径2
1の少なくともほぼ延長線上に配置される。
【0062】 第二のセグメント15もまた、中央線22を含む。第一のセグメント14の中
央線20および第二のセグメント15の中央線22は点I1で交差し、第一の屈
曲部12の角度γ1を相互の間に形成する。
【0063】 各結合区間10、10’は、第二のセグメント15を接触弓形部5に結合する
第三のセグメント16を含み、第三のセグメントが、凹面が接触弓形部5に向い
た第二の屈曲部13を第二のセグメント15と共に形成する。第二の屈曲部13
が、第二のセグメント15と第三のセグメント16との間に120゜から160
゜、特に約140゜の角度を画定する。第三のセグメント16は、接合ゾーン1
8で接合Rにより接触弓形部5に結合される。接触弓形部5は、外面9に平行で
凹形に湾曲した内面23を有する。第三のセグメント16は、接触弓形部5の内
面23に結合される。第三のセグメント16は、接合Rとは独立して、相互の間
に角度γ2をなしながら点I2で第二のセグメント15の中央線22と交差する
中央線24を含む。中央線24は、点Mで内面23の軌跡と交差する。
【0064】 第二のセグメント15の長さl2(距離(I1、I2))が、第一のセグメン
ト14の長さl1’距離(I1、R)よりも長い。第二のセグメント15の長さ
l2が、1mmから3mm、特に約1.5mmであり、一方で第一のセグメント 14の長さl1が、0.5mmから1mm、特に約0.75mmである。
【0065】 さらに、第三のセグメント16の長さl3(距離(I2、M))は、第二のセ
グメント15の長さl2よりも短く、0.2mmから1mm、特に約0.6mm である。
【0066】 第二のセグメント15、また一般には結合区間10の全体は、接合Rを除いて
、少なくともほぼいてIDE約0.5mmの幅lを有する。
【0067】 さらに、各結合区間10の幅eが少なくともほぼ一定であり、接触弓形部5の
厚みと同じである。従って、鞏膜部分4の全体は、同じ厚みeを有する。厚みe
は、光学部分1の光学軸2の位置における全体の厚みe’よりも薄い(図2)。
厚みeは有利には、0.2mmから0.4mmであり、特に約0.25mmである 。
【0068】 接触弓形部5への結合区間10の接合ゾーン18は、頂部Sおよび2個の端点
E、E’を通る円Caの半径25の少なくともほぼ延長線上に配置される。半径
25は、45゜から75゜、特に約60゜の角度θ2を水平主軸8となす。
【0069】 レンズの径方向の圧縮変形時に、結合区間10、10’は、第一の屈曲部12
、12’の角度γ1が閉じる方向で第二の屈曲部13、13’の角度γ2が開く
方向にたわむ。
【0070】 レンズが変形していない状態での水平主軸8に対するレンズの対称性を考慮す
ると、少なくとも一つの接触弓形部5の2個の結合区間10、10’の第二のセ
グメント15は、互いに、また水平主軸8から遠ざかりながら、第一の屈曲部1
2、12’から全体に延びる。結合区間10、10’の変形時に、第二のセグメ
ント15は、水平主軸8に接近しながら反対の回転方向に沿って回転(撓み)移
動する。
【0071】 凸面が接触弓形部5に向かう第一の屈曲部12の位置における各結合区間10
、10’の撓み方向は、この結合区間10、10’が結合される接触弓形部5の
撓み方向と同じであることに留意されたい。
【0072】 図3は、第一の屈曲部12、12’が、接触弓形部5の内面23にぶつかりな
がら接触する最も端の変形位置を示している。有利には、直径φrの許容最低値
を減らすように、内面23に中空の窪み26を設ける。
【0073】 レンズが変形する場合、鞏膜部分4(結合区間10、10’および接触弓形部
5)は、主要面3に留まり、水平主軸8および垂直主軸6に対するレンズの対称
性が保たれる。結合要素10、10’は、第一の屈曲部12、12’から第二お
よび第三のセグメント15、16(I1とMの間)によって示されるレバーアー
ムが大きいことを考慮すると、著しい抵抗により対抗せずに撓む。従って、光学
部分1は、殆ど応力を受けず、ほぼ変形しない。
【0074】 本発明によるレンズは、たとえば直径0.4mmのフライスを用いてヒドロゲ ルブロックをフライス削りすることにより、きわめて容易かつ安価に製造される
【0075】 図1から図4は、本発明による大人用カプセルレンズ(φm=9.5mm)の 実例の拡大図であり、ここでφ0=6mm、D=11.2mm、φa=10mm 、φr=9mm、α=150゜である。変形状態では、光学部分1は少しも移動
または変形しない。
【0076】 図1から図7に示した実施形態では、各結合要素10、10’が、近傍だが、
自由端7、7’のいずれかから所定の距離のところで接触弓形部5に結合されて
おり、接触弓形部5は、結合要素10、10’への接合ゾーン18を越えて延び
ている。
【0077】 図8の変形実施形態では、各結合要素10、10’が接触弓形部5の端7、7
’に結合されている。さらに、この変形実施形態では、結合要素10、10’の
幅が、屈曲部12,12'から接触弓形部5に向かって連続して増大している。
【0078】 しかも接触弓形部5の幅は、頂部Sおよび水平主軸8の位置でずっと太くなっ
ている。この幅は、結合要素10、10’の接合ゾーン18から頂部Sに向かっ
て連続的に増大している。
【0079】 光学部分1と、接触弓形部5と、この接触弓形部の2個の結合要素10、10
’との間に形成される開口部27は、図1から図7の変形実施形態よりも図8の
変形実施形態の方が小さい。
【0080】
【発明の効果】
本発明によるレンズでは、展開円Crの面積、従ってレンズの変形状態におけ
る眼球溝(被覆嚢)の内壁との接触面の面積が非常に大きい。かくして、本発明
によるレンズは、このような周辺接触面が細胞の増殖を制限するので、いわゆる
二次的な白内障の現象を回避することができる。
【0081】 さらに、本発明によるレンズは、レンズが角度を付けられていないので、埋め
込み方向を誤ることなく、水晶体乳化器具を通すために行われる切開を介して埋
め込み、折り曲げあるいは巻きつけ可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の実施形態によるレンズの平面図である。
【図2】 図1のレンズの側面図である。
【図3】 変形状態にあって、直径φrの円筒ゲージに外接する図1のレン
ズの平面図である。
【図4】 図3のレンズの側面図である。
【図5】 図1におけるレンズの右上面4分の1の詳細な平面図である。
【図6】 本発明によるレンズの変形実施形態を示す部分平面図である。
【図7】 本発明によるレンズの別の変形実施形態を示す部分平面図である
【図8】 本発明によるレンズの別の変形実施形態を示す、図1と同様の図
である。

Claims (35)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 折り曲げまたは巻きつけ可能であるが、平均直径φmの眼球
    溝に埋め込み後も当初の形状に対応する動作形状をレンズが再びとるように十分
    な弾性を持つ、柔軟な材料から構成されたモノブロックの眼内レンズであって、
    光学軸(2)を備えて、この光学軸(2)に垂直なレンズ(3)の主要面を画定
    するディスク形の中央光学部分(1)と、鞏膜部分(4)とを含み、この鞏膜部
    分が、 ・ 目の内壁と接する2個の接触弓形部(5)を含み、この接触弓形部(5)
    の各々が、光学部分(1)に対して径方向外面(9)に凸面が配向された凸状湾
    曲部の形状をほぼ有し、 ・ 各接触弓形部(5)に対して、2個の結合要素(10,10')が光学部分
    (1)および接触弓形部(5)の間に延びており、レンズは、平面から見て、埋
    め込み前の当初の形状が、主要面(3)に含まれる垂直な2本の対称軸、いわゆ
    る水平主軸(8)および垂直主軸(6)に対してほぼ対称であり、 ・ 各接触弓形部(5)の外面(9)が、水平主軸(8)に交差する頂部(S
    )と、水平主軸(8)から等距離のところに配置された2個の点、いわゆる端点
    (E,E')とを画定するほぼ凸状湾曲形の主要面(3)に軌跡を有し、端点間の
    曲率半径が常に2.5mmを越え、 ・ 各接触弓形部(5)の頂部(S)および2個の端点(E,E')とを通る円
    (Ca)の直径φaは、直径φm以上、φm+1.5m未満であり、 ・ 2個の接触弓形部(5)の頂部(S)は、φaを越えるがφaとは異なる
    距離Dだけ互いに離れており、 ・ 結合要素(10,10')は、水平および垂直主軸(8、6)の2本の軸に
    対してレンズの対称性を保ちながら、かつ光学部分(1)を少なくともほぼ変形
    または移動させずに、接触弓形部(5)を互いに、また光学部分(1)に接近さ
    せることにより、主要面(3)でレンズの径方向の寸法を短くする方向に撓み変
    形可能であるように構成され、その結果、レンズは、眼球溝の径方向の退縮に適
    合可能であることを特徴とするレンズ。
  2. 【請求項2】 接触弓形部(5)および結合要素(10,10')は、接触弓
    形部(5)が互いに、また光学部分(1)に接近可能であるように構成され、そ
    れによって、主要面(3)における接触弓形部(5)の外面(9)の軌跡が、φ
    a以下でφm−1mmを越える直径φrの円Crで外接円を描くようにすること
    を特徴とする請求項1に記載のレンズ。
  3. 【請求項3】 各結合要素(10,10')が、主要面(3)に少なくとも一
    つのクランク(12,12'、13,13')を有し、このクランク(12,12'、
    13,13')を通る撓み軸により主要面(3)で撓み変形可能であるように構成
    されることを特徴とする請求項1または2に記載のレンズ。
  4. 【請求項4】 各結合要素(10,10')は、凸面が接触弓形部(5)に向
    いた少なくとも一つの第一の屈曲部(12,12')と、凹面が接触弓形部(5)
    に向いた少なくとも一つの第二の屈曲部(13,13')とを有することを特徴と
    する請求項3に記載のレンズ。
  5. 【請求項5】 各結合要素(10,10')は、幅(l)が少なくともほぼ一
    定で厚み(e)が少なくともほぼ一定である少なくとも一つの材料区間、いわゆ
    る結合区間から形成され、光学部分(1)の周辺(19)への接合ゾーン(17
    )と、接触弓形部(5)への接合ゾーン(18)との間に伸びて、主要面(3)
    に少なくとも一つの屈曲部(12,12'、13,13')を有することを特徴とす
    る請求項1から4のいずれか一項に記載のレンズ。
  6. 【請求項6】 各結合要素(10,10')は、凸面が接触弓形部(5)に向
    いた少なくとも一つの第一の屈曲部(12,12')を備える単一の結合区間から
    形成されることを特徴とする請求項5に記載のレンズ。
  7. 【請求項7】 各結合区間(10,10')が、光学部分(1)から延びる少
    なくともほぼ直線の第一のセグメント(14)と、凸面が接触弓形部(5)に向
    いた第一の屈曲部(12)を共に形成しながら第一のセグメント(14)から延
    びる、少なくともほぼ直線の第二のセグメント(15)とを含み、この第二のセ
    グメント(15)が、接触弓形部(5)に結合されることを特徴とする請求項5
    または6に記載のレンズ。
  8. 【請求項8】 第一の屈曲部(12)が、第一のセグメント(14)および
    第二のセグメント(15)の間に60゜から120゜、特に約90゜の角度(γ
    1)を画定することを特徴とする請求項7に記載のレンズ。
  9. 【請求項9】 第二のセグメント(15)が、光学部分(1)と第一のセグ
    メント(14)との接合ゾーン(17)で、光学部分(1)の周辺(19)の接
    線(T)に少なくともほぼ平行に延びることを特徴とする請求項7または8に記
    載のレンズ。
  10. 【請求項10】 第一のセグメント(14)が、光学部分(1)の周辺(1
    9)から少なくともほぼ径方向に延びることを特徴とする請求項7から9のいず
    れか一項に記載のレンズ。
  11. 【請求項11】 各結合区間(10,10')が、第二のセグメント(15)
    を接触弓形部(5)に結合する第三のセグメント(16)を含み、第三のセグメ
    ントが、凹面が接触弓形部(5)に向いた第二の屈曲部(13)を第二のセグメ
    ント(15)と共に形成することを特徴とする請求項7から10のいずれか一項
    に記載のレンズ。
  12. 【請求項12】 第二の屈曲部(13)が、第二のセグメント(15)と第
    三のセグメント(16)との間に120゜から160゜、特に約140゜の角度
    (γ2)を画定することを特徴とする請求項11に記載のレンズ。
  13. 【請求項13】 第二のセグメント(15)の長さ(l2)が、第一のセグ
    メント(14)の長さ(l1)よりも長いことを特徴とする請求項7から12の
    いずれか一項に記載のレンズ。
  14. 【請求項14】 第二のセグメント(15)の長さ(l2)が、1mmから
    3mm、特に約1.5mmであることを特徴とする請求項7から13のいずれか 一項に記載のレンズ。
  15. 【請求項15】 第一のセグメントの長さ(l1)が、0.5mmから1m m、特に約0.75mmであることを特徴とする請求項7から14のいずれか一 項に記載のレンズ。
  16. 【請求項16】 各結合区間(10,10')の幅(l1)が約0.5mmで あることを特徴とする請求項5から15のいずれか一項に記載のレンズ。
  17. 【請求項17】 各結合区間(10,10')の幅(e)が、接触弓形部(5
    )の厚さと同じであり、この厚さ(e)が、光学部分(1)の全体の厚み(e’
    )未満であることを特徴とする請求項5から16のいずれか一項に記載のレンズ
  18. 【請求項18】 接触弓形部(5)および結合区間(10,10')の厚み(
    e)が、0.2mmから0.4mmであり、特に約0.25mmであることを特徴 とする請求項17に記載のレンズ。
  19. 【請求項19】 結合区間(10,10')と光学部分(1)の周辺(19)
    との接合ゾーン(17)が、水平主軸(8)と20゜から45゜特に約30゜の
    角度(θ1)をなす光学部分(1)の半径(21)の少なくともほぼ延長線上に
    配置されることを特徴とする請求項5から18のいずれか一項に記載のレンズ。
  20. 【請求項20】 各結合区間(10,10')が、頂部(S)および2個の端
    点(E、E’)を通る円(Ca)の半径(25)に配置される接合ゾーン(18
    )で、接触弓形部(5)に結合され、この半径(25)が、水平軸(8)と45
    ゜から75゜、特に約60゜の角度(θ2)をなすことを特徴とする請求項5か
    ら19のいずれか一項に記載のレンズ。
  21. 【請求項21】 各結合要素(10,10')は、中心が光学部分(1)の中
    心に対応する角領域(11)に内接し、この角領域(11)は、2本の水平およ
    び垂直主軸(8、6)の少なくともほぼ2等分線であることを特徴とする請求項
    1から20のいずれか一項に記載のレンズ。
  22. 【請求項22】 前記角領域(11)が、20゜から40゜、特に約30゜
    の角度(β)に広がることを特徴とする請求項21に記載のレンズ。
  23. 【請求項23】 各接触弓形部(5)が、60゜以上180゜未満の角度(
    α)で頂部(S)および2個の端点(E、E’)を通る円(Ca)により画定さ
    れる角領域に沿って、2個の端点(E、E’)の間に延びることを特徴とする請
    求項1から22のいずれか一項に記載のレンズ。
  24. 【請求項24】 接触弓形部(5)および結合要素(10,10')が、すく
    なくともほぼ主要面(3)に沿って延びており、レンズの角度形成がゼロである
    ことを特徴とする請求項1から23のいずれか一項に記載のレンズ。
  25. 【請求項25】 各接触弓形部(5)が、2個の自由端(7,7')の間に伸
    びる少なくともほぼ一定幅の湾曲した弧から形成されることを特徴とする請求項
    1から24のいずれか一項に記載のレンズ。
  26. 【請求項26】 各接触弓形部(5)の幅(l4)が、約0.5mmである ことを特徴とする請求項1から25のいずれか一項に記載のレンズ。
  27. 【請求項27】 主要面(3)における各接触弓形部(5)の外面(9)の
    軌跡の曲率半径は、頂部(S)の値が端点(E,E')の値とは異なり、頂部(S
    )および各端点(E,E')の間の変化が単調であることを特徴とする請求項1か
    ら26のいずれか一項に記載のレンズ。
  28. 【請求項28】 主要面(3)における各接触弓形部(5)の外面(9)の
    軌跡が、円錐状の湾曲部分であることを特徴とする請求項1から27のいずれか
    一項に記載のレンズ。
  29. 【請求項29】 各接触弓形部(5)の外面(9)の主要面(3)における
    軌跡が、直径φaの円部分であることを特徴とする請求項1から26のいずれか
    一項に記載のレンズ。
  30. 【請求項30】 直径φaが、φm+0.2mm以上、φm+0.7mm以下
    であり、特に約φm+0.5mmであることを特徴とする請求項1から29のい ずれか一項に記載のレンズ。
  31. 【請求項31】 直径φaが、8.5mmから11mmであることを特徴と する請求項1から30のいずれか一項に記載のレンズ。
  32. 【請求項32】 大人の水晶体カプセル嚢(sac capsulaire)内に埋め込む
    ように構成されており、直径φaが9.5mm以上、10.5mm以下であって、
    特に約10mmであることを特徴とする請求項1から31のいずれか一項に記載
    のレンズ。
  33. 【請求項33】 子供の水晶体カプセル嚢内に埋め込むように構成されてお
    り、直径φaが8.5mm以上、9.5mm以下であって、特に約9mmであるこ
    とを特徴とする請求項1から32のいずれか一項に記載のレンズ。
  34. 【請求項34】 距離Dは、φa+1mm以上、φa+2mm以下であるこ
    とを特徴とする請求項1から33のいずれか一項に記載のレンズ。
  35. 【請求項35】 水晶体カプセル嚢内に埋め込むように構成されており、距
    離Dが11mmから12mmであって、特に約11.2mmであることを特徴と する請求項1から34のいずれか一項に記載のレンズ。
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