JP2002505998A - 高ガス収率非アジドガス発生剤 - Google Patents

高ガス収率非アジドガス発生剤

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Abstract

(57)【要約】 乗員の安全ガス膨張バッグを膨らませることに有用な、高窒素非アジドガス組成物が、トリアゾールまたはテトラゾールの非金属塩燃料、第1の酸化剤として相安定化硝酸アンモニウム(PSAN)、金属性の第2の酸化剤、および粘土または雲母のような不活性成分を含有する。これらの構成成分を組み合わせた結果、比較的より安定で且つ爆発性がより少ないガス発生剤となり、改善された点火性と満足な燃焼速度を有し、膨張器レベルで種々の燃焼圧力を通して持続した燃焼を有し、且つ既知のガス発生組成物よりもより多くのガスとより少ない固体を発生するガス発生剤になる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】 発明の背景 本発明は、車両における乗員の安全拘束装置を膨張させるために有用なガスを
、燃焼時速やかに発生する無毒性ガス発生組成物に関し、そして具体的には、本
発明は、許容できる毒性レベルを有する燃焼物を生成するのみならず、許容でき
る火炎温度で固体微粒子に対して比較的高いガス容積を示す非アジドガス発生剤
に関する。さらに、本発明の組成物は、容易に点火し、従来自動車のエアバッグ
に適用するには低すぎると考えられていた燃焼速度で燃焼を持続する。
【0002】 アジドに基づくガス発生剤から非アジドガス発生剤への進化は先行技術におい
てよく知られている。アジドガス発生剤と比較して非アジドガス発生組成物の有
利なことは、例えば米国特許No.4,370,181; 4,909,549; 4,948,439; 5,084,118;
5,139,588および5,035,757の特許文献に詳しく記載されており、その議論はこ こに参考文献として含まれている。
【0003】 燃焼成分に加えて、火工技術的非アジドガス発生剤は、すばやい燃焼に必要な
酸素を供給したり、発生する有毒ガスの量を減少する酸化剤、炭素や窒素の有毒
酸化物の無毒ガスへの変換を促進する触媒、そして燃焼中および燃焼直後に形成
される固体および液体生成物をクリンカーのようなろ過可能な微粒子に塊状化す
るスラグ形成成分等の成分を含む。ガス発生剤の点火性および燃焼性をコントロ
ールするために、燃焼速度促進剤、発射修飾剤および点火助剤等の他の任意の添
加剤を使用する。
【0004】 公知の非アジドガス発生組成物の欠点のひとつは、燃焼中に形成される固体残
渣の量および物性である。燃焼の結果として生成される固体をろ過しなければな
らず、さもなければ車両の乗員と接触しないようにしておかなければならない。
従って、最小の固体微粒子を生成し、なおかつ高速度で安全装置を膨らませるた
めに適切な量の無毒ガスを供給する組成物を開発することが非常に好ましい。
【0005】 酸化剤として硝酸アンモニウムの使用は、最小の固体を伴うガス発生に役立つ
ことが知られている。しかし、有用であるためには、自動車適用のガス発生物は
、107℃で400時間以上経ったときに熱的に安定でなければならない。組成
物はまた、−40℃と107℃の間を循環したとき構造的整合性を維持しなけれ
ばならない。
【0006】 一般的に、硝酸アンモニウムを使用するガス発生組成物は、可塑剤および結合
剤等の共存する添加剤の組成によって、許容できない程高いレベルの、例えばC
OおよびNoと言った有毒ガスを生成する、熱的に不安定な推進剤である。公
知の硝酸アンモニウム組成物はまた、低い点火性、遅い燃焼速度および重篤な性
能変動の阻害を受ける。硝酸アンモニウムを含むいくつかの先行技術の組成物は
、この問題を解決するためBKNO3等のよく知られている点火助剤を利用する。し かし、BKNO3等の点火助剤は、それが非常に感度の高く、且つエネルギーに富む 化合物であるので望ましくない。
【0007】 検討しなくてはならないまた別の問題は、米国運輸局(DOT)がガス発生剤
に“キャップ試験(cap testing)”を要求することである。硝酸ア
ンモニウムと一緒にしばしば使用される燃料の爆発に対する感度の故に、硝酸ア
ンモニウムを含む多くの推進剤は大きなディスクに形づくらないとそのキャップ
試験に通らず、そのため膨張器のデザインの柔軟性が乏しくなる。
【0008】 従って、硝酸アンモニウムに基づく多くの非アジド推進剤は、自動車への適用
の要求を満たすことができない。2つの注目すべき例外が、硝酸アンモニウム、
硝酸トリアミノグアニジンおよびオキサミドの使用を示している米国特許No.5,5
31,941、および相安定化硝酸アンモニウムおよびニトログアニジンの使用を示し
ている米国特許No.5,545,272に開示されている。自動車への適用にそれらが有用
ではあるが、これらの組成物には、硝酸トリアミノグアニジンおよびニトログア
ニジンが爆発性燃料であるため、運輸面での要求とキャップ試験通過を困難にす
る依然として問題がある。さらに、乏しい点火性と比較的低い燃焼速度のため、
ニトログアニジン組成物は、感度の高い且つエネルギーに富むBKNO3のような通 常の点火助剤を必要とする。
【0009】 硝酸アンモニウムを含むある種のガス発生組成物は、熱的に安定であるが、ガ
ス膨張器における使用に対して所望より低い燃焼速度をもつ。乗員の安全膨張ア
プリケーションに有用であるためには、ガス発生組成物は一般的に、1000p
siで少なくとも0.4ips( インチ/秒)の燃焼速度を必要とする。一般 に、1000psiで0.4ipsよりも低い燃焼速度をもつガス発生剤は、安
定して点火せず、且つしばしば膨張器中で“不燃”となり、ガス発生剤の一部が
燃焼する。たとえ完全燃焼しても、点火性の劣ることは、自動車のエアバッグ適
用のためには遅すぎるガス生成速度となる。
【0010】 従来技術の説明 Pooleらの米国特許No.4,909,549および4,948,439に記載されているガス
発生組成物は、テトラゾール化合物またはトリアゾール化合物を金属オキシドお
よび酸化剤化合物(アルカリ金属、アルカリ土類金属および純粋な硝酸アンモニ
ウムまたは過塩素酸アンモニウム)と組み合わせて使用し、低温で分解する比較
的不安定な発生剤となる。顕著な毒性発生物と微粒子を燃焼の際生成する。両特
許は点火助剤としてBKNO3の使用を示している。
【0011】 Pooleの米国特許No.5,035,757に記載されているガス発生組成物は、より
容易にろ過できる固体生成物を生じるが、ガス収量は不満足できるものではない
。 ChangらのNo.3,954,528は、硝酸トリアミノグアニジン(“TAGN”)
および酸化材料と組み合わせた合成ポリマー結合剤を記載している。相安定化硝
酸アンモニウム(“PSAN”)は示唆されていないが、酸化材料は硝酸アンモ
ニウム(“AN”)を含む。この特許は、多量の一酸化炭素および水素が許容で
き且つ望ましい銃または他の装置に使用するための推進剤の製造を示している。
【0012】 Grubaughの米国特許No3,044,123は、主たる成分としてANを含む固 体推進剤ペレットを記載している。この方法は、酸化可能な有機結合剤(例えば
、酢酸セルロース、PVC、PVA、アクリロニトリルおよびスチレン−アクリ
ロニトリル)の使用を要求し、次いでペレットを製造するために混合物を圧縮成
形し、熱してペレットを処理する。市販のANを使用しているので、これらのペ
レットは確実に温度循環により損傷をうけるであろうし、特許請求されている組
成物は多量の一酸化炭素を生成するであろう。
【0013】 Becuweの米国特許No.5,034,072は、推進剤および銃粉末における他の爆
発材料(HMX、RDX、TATAB等)の代りとしての5−オキソ−3−ニト
ロ−1,2,4−トリアゾールの使用に基づく。この化合物はまた、3−ニトロ
−1,2,4−トリアゾール−5−オン(“NTO”)とも呼ばれる。この請求
項は NTO、 ANおよび不活性な結合剤を含む銃粉末組成物をカバーしており
、この組成物は硝酸アンモニウムを含む推進剤よりも吸湿性が低い。不活性と呼
ばれてはいるが、この結合剤は、燃焼反応に入ると、一酸化炭素を生成し、エア
バッグ膨張には不適切である。
【0014】 Lundらの米国特許No.5,197,758は、アミノテトラゾールの遷移金属コンプ
レックスである非アジド燃料を含むガス発生組成物を記載しており、特に自動車
の拘束システムのエアバッグを膨張するために有用であるが、過剰の固体を生成
する5−アミノテトラゾールおよび3−アミノ−1,2,4−トリアゾールの銅
および亜鉛コンプレックスである。
【0015】 Wardleらの米国特許No.4,931,112は、本質的にNTO(5−ニトロ−1
,2,4−トリアゾール−3−オン)および酸化剤からなる自動車エアバッグガ
ス発生処方物を記載しており、該処方物は無水物である。 Ramnaraceの米国特許No.4,111,728は、救命いかだおよび類似の装置
を膨張するためのガス発生器、または硝酸アンモニウム、ポリエステルタイプ結
合剤およびオキサミドおよび硝酸グアニジンから選択される燃料を含むロケット
推進剤として有用であるものを記載している。
【0016】 Boyarsの米国特許No.4,124,368は、硝酸カリウムを使用することによっ
て硝酸アンモニウムの爆発を防ぐ方法を記載している。 Mishraの米国特許No.4,552,736およびMehrotraらの米国特許No
.5,098,683は、遷移相の硝酸アンモニウムの膨張と収縮を除くためのフッ化カリ
ウムの使用を記載している。
【0017】 Chiの米国特許No.5,074,938は、ホウ素を含み、そしてロケットのモーター
に有用な推進剤の酸化剤として相安定化硝酸アンモニウムの使用を記載している
。 Canterberryらの米国特許No.4,925,503は、高エネルギー材料、例
えば硝酸アンモニウムおよびポリウレタンポリアセタールエラストマー結合剤を
含む爆発性組成物を記載し、後者の成分が発明の焦点である。
【0018】 Hassの米国特許No.3,071,617は、酸素バランスと排気ガスに関するかなり
以前に公知となった考えを記載している。 Stinecipherらの米国特許No.4,300,962は、硝酸アンモニウムおよ
びニトロアゾールのアンモニウム塩を含む爆薬を記載している。 Priorの米国特許No.3,719,604は、アゾテトラゾールまたはジテトラゾー
ルのアミノグアニジン塩を含むガス発生組成物を記載している。
【0019】 Pooleの米国特許No.5,139,588は、燃料、酸化剤および添加剤を含む自動
車の拘束装置に有用な非アジドガス発生剤を記載している。 Changらの米国特許No.3,909,322は、銃推進剤として純粋なニトロアミノ
テトラゾール塩と硝酸アンモニウムの使用、およびエンジン、電気発生器、モー
ター、タービン、空気装置およびロッケト等のガス圧駆動機械装置の用途のため
のガス発生剤を記載している。 Buceriusらの米国特許No.5,198,046は、環境に優しい、無毒なガスを
発生し、優れた熱安定性をあたえることに使用するために、酸化剤としてのKNO3 と共にジグアニジニウム−5,5′−アゾテトラゾールの使用を示している。
【0020】 Onishiらの米国特許No.5,439,251は、陽イオン性アミンおよび、炭素数
1−3のアルキル、塩素、ヒドロキシル、カルボキシル、メトキシ、アセト、ニ
トロを有する陰イオン性テトラゾール基、またはテトラゾール環の5位にジアゾ
またはトリアゾ基を介して置換された他のテトラゾリル基を含むエアバッグガス
発生剤としてテトラゾールアミン塩の使用を示している。この発明の焦点は、衝
撃と摩擦の感度に関してテトラゾール類の物性を改善することに関するものであ
り、テトラゾールアミン塩と他の化合物との組み合わせを示すものではない。
【0021】 Lundらの米国特許No.5,501,823は、エアバッグ膨張器の使用のための無水
非アジドテトラゾール、その誘導体、塩、コンプレックスおよびそれらの混合物
の使用を教えている。 Highsmithらの米国特許No.5,516,377は、5−ニトラミノテトラゾー
ルの塩、BKNO3等の通常の点火助剤、および酸化剤としての純粋な硝酸アンモニ ウムの使用を示しているが、相安定化硝酸アンモニウムの使用を示していない。
【0022】 従って、本発明の目的は、最少の固体微粒子で大きい容積の非毒性ガスを生成
し、−40℃から110℃で熱的にも、容積的にも安定であり、爆発性成分を含
まない、且つ遅滞なく点火し、再現性ある様式で燃焼を持続するような高収率(
ガス/質量>90%)ガス発生組成物を提供することを含む。
【0023】 発明の要約 前記の問題は、酸化剤として硝酸アンモニウム、および硝酸アンモニウム相安
定化剤として硝酸カリウムを用いる車両の乗員拘束システムに対する非アジドガ
ス発生剤を提供することによって解決される。相安定化硝酸アンモニウムと組み
合わされた燃料を、窒素含有陽イオン性成分および陰イオン性成分を有するテト
ラゾールおよびトリアゾールのアミン塩および他の非金属塩からなる群から選択
する。陰イオン性成分は、テトラゾール環またはトリアゾール環、およびテトラ
ゾール環の5位に置換したR基、またはトリアゾール環の3位および5位に置換
した2つのR基を含む。R基を水素および、アミノ、ニトロ、ニトラミノ、テト
ラゾリルおよびトリアゾリル基等の窒素含有官能基から選択する。陽イオン性成
分は、アンモニア、ヒドラジン;アミノグアニジン、ジアミノグアニジン、トリ
アミノグアニジンおよびニトログアニジン等のグアニジン化合物;ジシアンジア
ミド、ウレア、カルボヒドラジド、オキサミド、オキサミン酸ヒドラジド、ビス
−(カルボナミド)アミン、アゾジカルボンアミド、およびヒドラゾジカルボン
アミドを含むアミド類;および3−アミノ−1,2,4−トリアゾール、3−ア
ミノ−5−ニトロ−1,2,4−トリアゾール、5−アミノテトラゾール、3−
ニトロアミノ−1,2,4−トリアゾール、および5−ニトロアミノテトラゾー
ルを含む置換アゾール類;メラミン等のアジン類を含む群のものから形成される
【0024】 ガス発生剤はさらに、アルカリ金属およびアルカリ土類金属の硝酸塩および過
塩素酸塩から選択される金属性酸化剤を含有する。当業者は、金属酸化物、亜硝
酸塩、塩素酸塩、パーオキシド、およびヒドロキシド等の他の酸化剤も使用して
もよいことを容易に理解する。金属性酸化剤は、ガス発生組成物の約0.1−2
5重量%、そしてより好ましくは0.8−15重量%で存在する。
【0025】 ガス発生剤はまたさらに、ケイ酸塩、シリコン、珪藻土、およびシリカ、アル
ミナおよびチタニア等のオキシド類を含む群から選択される不活性鉱物のような
不活性成分を含有する。ケイ酸塩は、タルクおよび、粘土や雲母のケイ酸アルミ
ニウム等の層構造を有するケイ酸塩;アルミノシリカート;ボロシリカート;お
よびケイ酸ナトリウムおよびケイ酸カリウム等の他のケイ酸塩を含むが、限定さ
れるものではない。不活性成分は、ガス発生組成物の約0.1−8重量%、そし
てより好ましくは0.1−3重量%で存在する。
【0026】 好ましい態様の詳細な説明 本発明によれば、ガス発生組成物の第1燃料として用いられる好ましい高窒素
非アジド類は特に、5,5´−ビ−1H−テトラゾールのモノグアニジニウム塩
(BHT・1GAD)、5,5´−ビ−1H−テトラゾールのジグアニジニウム
塩(BHT・2GAD)、5,5´−ビ−1H−テトラゾールのモノアミノグア
ニジニウム塩(BHT・1AGAD)、5,5´−ビ−1H−テトラゾールのジ
アミノグアニジニウム塩(BHT・2AGAD)、5,5´−ビ−1H−テトラ
ゾールのモノヒドラジニウム塩(BHT・1HH)、5,5´−ビ−1H−テト
ラゾールのジヒドラジニウム塩(BHT・2HH)、5,5´−ビ−1H−テト
ラゾールのモノアンモニウム塩(BHT・1NH)、5,5´−ビ−1H−テ
トラゾールのジアンモニウム塩(BHT・2NH)、5,5´−ビ−1H−テ
トラゾールのモノ−3−アミノ−1,2,4−トリアゾリウム塩(BHT・1A
TAZ)、5,5´−ビ−1H−テトラゾールのジ−3−アミノ−1,2,4−
トリアゾリウム塩(BHT・2ATAZ)、5,5´−アゾビス−1H−テトラ
ゾールのジグアニジニウム塩(ABHT・2GAD)および5−ニトラミノ−1
H−テトラゾールのモノアンモニウム塩(NAT・1NH)含む群から選択さ
れるテトラゾールおよびトリアゾールのアンモニウム、アミン、アミノ、および
アミドの非金属塩を含む。第1の燃料は一般的に、ガス発生組成物の13−38
重量%、より好ましくは23−28重量%を含む。
【化1】
【0027】 式Iに示されるテトラゾールの一般的非金属塩は、陽イオン性アミン成分Z、
およびテトラゾール環およびテトラゾール環の5位に置換したR基を含む陰イオ
ン性成分を含む。式IIに示されるようなトリアゾールの一般的非金属塩は、陽
イオン性成分Zおよびトリアゾール環およびトリアゾール環の3位および5位に
置換した2つのR基を含む陰イオン性成分を含有し、RはRと構造的に同類
であっても、なくてもよい。R成分は、水素、またはアミノ、ニトロ、ニトロア
ミノ、または直接的、またはアミン、ジアゾまたはトリアゾ基を介して置換され
た式IまたはIIのそれぞれテトラゾリルおよびトリアゾリル基等の窒素含有化
合物を含む群から選択される。化合物Zは、いずれの式の1位の水素を置換する
ことによって陽イオンを形成し、アンモニア、ヒドラジン、グアニジン、アミノ
グアニジン、ジアミノグアニジン、トリアミノグアニジン、およびニトログアニ
ジン等のグアニジン化合物;ジシアンジアミド、ウレア、カルボヒドラジド、オ
キサミド、オキサミン酸ヒドラジド、ビス−(カルボンアミド)アミン、アゾジ
カルボンアミドおよびヒドラゾジカルボンアミドを含むアミド類;および3−ア
ミノ−1,2,4−トリアゾール、3−アミノ−5−ニトロ−1,2,4−トリ
アゾール、5−アミノテトラゾール、3−ニトロアミノ−1,2,4−トリアゾ
ール、および5−ニトロアミノテトラゾールを含む置換アゾール類;メラミン等
のアジン類を含むアミン群から選択される。
【0028】 テトラゾールまたはトリアゾールの前記非金属塩を相安定化硝酸アンモニウム
(PSAN)と乾燥混合する。PSANを一般的に、全ガス発生組成物の約46
−87重量%、そしてより好ましくは56−77重量%の濃度で用いる。硝酸ア
ンモニウムを、実施例16に記載されるているように、そして“アジド無しのガ
ス発生組成物の製造方法”と題し、1996年7月2日付与され、ここに参照し
て含める共有米国特許No.5,531,941に教えられるように硝酸カリウムによって安
定化する。PSANは、AN85−90%およびKN10−15%を含み、AN とKN の共結晶化等の適当な手段で形成され、それで−40℃と107℃の間
で純粋な硝酸アンモニウム(AN)において起る固体−固体相変化を防ぐ。KN
を純粋なANを安定化するために好ましく使用するが、当業者は他の安定化剤が
ANと一緒にして使用できることを容易に理解するであろう。
【0029】 ガス発生剤はさらに、アルカリ金属およびアルカリ土類金属の硝酸塩および過
塩素酸塩から選択される金属性酸化剤を含有する。当業者は、金属性酸化物、亜
硝酸塩、塩素酸塩、パーオキシド、およびヒドロキシド等の他の酸化剤も使用し
てもよいことを容易に理解するであろう。金属性酸化剤は、ガス発生組成物の約
0.1−25重量%、そしてより好ましくは0.8−15重量%で存在する。
【0030】 ガス発生剤はまたさらに、ケイ酸塩、シリコン、珪藻土、およびシリカ、アル
ミナおよびチタニア等のオキシド類を含む群から選択される不活性鉱物のような
不活性成分を含有する。ケイ酸塩は、タルクおよび、粘土や雲母のケイ酸アルミ
ニウム等の層構造を有するケイ酸塩;アルミノシリカート;ボロシリカート;お
よびケイ酸ナトリウムおよびケイ酸カリウム等の他のケイ酸塩を含むが、限定さ
れるものではない。不活性成分は、ガス発生組成物の約0.1−8重量%、そし
てより好ましくは0.1−3重量%で存在する。
【0031】 好ましい態様は、50−77%のPSAN、23−28%の5,5´−ビ−1
H−テトラゾールのジアンモニウム塩(BHT−2NH)、0.8−15%の
硝酸ストロンチウム、および0.1−3%の粘土を含有する。 金属性酸化剤と不活性成分との組み合わせは、金属性酸化剤から金属を含有す
る鉱物の生成となる。例えば、主としてケイ酸アルミニウム(Al2Si4 O10)およ び石英(SiO2)である粘土を硝酸ストロンチウム(Sr(NO3)2)の組み合わせは、主
としてケイ酸ストロンチウム(SrSiO4およびSr3SiO5)からなる燃焼生成物となる
。この方法がガス発生燃焼を全ての圧力で持続させるのを助け、従って膨張器を
“不燃”にならないようにするものと思われる。
【0032】 上に定義されたような非金属塩、PSAN、アルカリ土類金属酸化剤、および
不活性成分を含有するガス発生剤の燃焼速度は低い(1000psiで約0.3
0ips)ものであり、1000psiで0.40ipsの工業基準を下回る。
従って、これらの組成物は全く予期されなかったことであるが、点火され、10
00psiで0.40ipsよりも低い燃焼速度をもつ他のガス発生剤に較べて
さらに容易に燃焼を持続し、0.40ips より大きい燃焼速度を有するガス 発生剤を上回る機能を示す場合もある。
【0033】 本発明と組み合わせて使用される任意の点火助剤を、トリアゾール、トリアゾ
ロン、アミノテトラゾール、テトラゾールまたはビテトラゾール、またはここに
参照して示すものを含めるPooleの米国特許No.5,139,588に記載されている
ような他のものを含む非アジド燃料から選択する。 テトラゾールまたはトリア ゾールに基づく燃料、相安定化硝酸アンモニウム、金属性酸化剤、および不活性
成分を含有するガス発生剤が推進剤の改善された点火性を示し、且つまた再現性
のある燃焼性能をもつ持続した燃焼速度をあたえるので、 BKNO3等の通常の点火
助剤はもはや必要でない。
【0034】 本発明のガス発生組成物の成分が組み合わされ、そして混合される方法および
順序は、均一な混合物が得られる限り重大ではなく、混合を用いられる成分の分
解を起さない条件下に行う。例えば、材料を湿めらせて配合しいても、乾燥配合
してもよく、ボールミルまたはRed Devilタイプのペイント撹拌器でつぶし、次 いで圧縮成形してペレット化する。材料を別々または一緒に流体エネルギーミル
、スエコ振動エネルギーミルまたはバンタム微粉末機で粉砕し、次いで配合する
か、またはさらに圧縮の前にv−ブレンダーで配合してもよい。
【0035】 本発明を以下の実施例によって説明し、ここでは特に記載がない限り成分を全
組成物の重量パーセントで定量する。実施例1−3および16−20の値は実験
的に得られた。実施例18−20は、実施例1−3で発見されたのと同等な化合
物のパーセントを与え、比較する目的および実験室での結果を確認するために含
めたものである。実施例4−15の値が、示された組成に基づいて得られる。主
たるガス生成物は、N、HOおよびCOであり、固体を形成する成分は、
一般的にそれらの最も普通の酸化状態で存在する。酸素バランスは、化学量論的
にバランスされた生成物を生成するために必要とされるか、または遊離される組
成物中の酸素の重量パーセントである。従って、負の酸素バランスは、酸素不足
の組成物を表し、一方正の酸素バランスは、酸素に富む組成物を表わす。
【0036】 組成物を処方するとき、燃料に対するPSANの比を、酸素バランスが上記の
ように組成物の酸素−4.0重量%から+1.0重量%であるように調整する。
より好ましくは、燃料に対するPSANの比を、組成物の酸素バランスが組成物
の酸素−2.0重量%から0.0重量%であるように調整する。 PSANと燃 料の相対的な量は、PSANを作るために使用される添加剤並びに選択された燃
料の性質に依存するであろうことは理解できる。
【0037】 下の表1と2において、PSANは星印をつけたもの以外の全ての場合におい
て全酸化剤成分の15%のKNで相安定化される。その場合においては、 PS ANが全酸化剤成分の10%のKNで相安定化される。 本発明によれば、これらの処方物は、熱的にも容量的にも−40℃と110℃
の温度範囲で安定であり;多量の無毒ガスを生成し;最小の固体微粒子を生成し
;容易に点火し、そして繰り返し可能な燃え方をし;有毒な、感光性の、または
爆発性の出発材料を含まず;そして最終形状において無毒、非感光性で、非爆発
性である。
【表1】
【表2】
【0038】 例16 − 記述のみ 硝酸アンモニウム(AN)85重量%および硝酸カリウム(KN)15重量%からなる
相安定化硝酸アンモニウム(PSAN)を以下のように製造した。乾燥AN2125 gおよび乾燥KN375gを熱せられたジャッケットの2重遊星状ミキサーに加
えた。蒸留水を、全てのANとKNが溶け、溶液温度が66−70℃になるまで混合
しながら加えた。混合を、乾燥した白色粉末が生成されるまで大気圧で続けた。
この製造物がPSANであった。PSANをミキサーから取りだし、薄い層に延ばし、8
0℃で残留水分を除くために乾燥させた。
【0039】 例17 − 説明例 実施例16で製造されたPSANを、純粋なANで普通起る望ましくない相変化が除
かれたかどうかを決定するために純粋なANと比較して試験した。両方をDSC
中0℃から200℃で試験した。純粋なANは、固体−固体相変化に対応して約5
7℃および約133℃で吸熱、並びに約170℃で融点吸熱を示した。PSANは、
約118℃で固体−固体相転移に対応する吸熱および約160℃でPSANの溶融に
対応する吸熱を示した。 純粋なANおよび実施例16で製造されたPSANを、直径12mm、厚さ12mm
スラグに圧縮し、−40℃から140℃の温度範囲で体膨張計測器で容積膨張を
測定した。−40℃から140℃で加熱すると、純粋なANは、約−34℃で始ま
る容積収縮、約44℃で始まる容積膨張、および90℃で始まる容積収縮および
約130℃で始まる容積膨張を経過した。 PSANは、−40℃から107℃で加 熱したとき、容積変化を経過しなかった。それは約118℃で始まる容積膨張を
経過した。
【0040】 純粋なANおよび実施例16で製造されたPSANを、直径32mm、厚さ10mm
スラグに圧縮し、乾燥剤と一緒に湿気を閉じたバッグに置き、温度を−40℃か
ら107℃の間で循環した。1サイクルは、サンプルを1時間107℃に保ち、
約2時間かけて一定速度で107℃から−40℃へ移行し、1時間−40℃に保
ち、そして約1時間かけて一定速度で−40℃から107℃へ移行することから
成り立っている。62の全サイクル後、サンプルを取り出し、観察した。純粋な
ANスラグは実質的に粉末に崩壊したが、PSANスラグは、亀裂または欠陥がなく
完全に原形のままであった。 上記の例は、 KNの添加とそれがANとKNの共沈殿混合物の15重量%を含む ことが−40℃から107℃の自動車適用範囲でANに存在する固体−固体相転移
を取り除いていることを示している。
【0041】 例18 重量%で以下の組成物: PSAN76.43%およびBHT・2NH323.57%を有
するPSANとBHT・2NH3の混合物を製造した。目方を計ったそして乾燥した成分を 配合し、ボールミルジャー中セラミックシリンダーを用い、回転によって細かい
粉末へ粉砕した。粉末を粉砕シリンダーから離し、材料の流動性を改善するため
に顆粒にした。顆粒を、高速回転プレスで圧縮してペレットに成形した。この方
法でつくられたペレットは、格別の品質と強度であった。 組成物の燃焼速度は1000psiで1秒あたり0.48インチであった。燃
焼速度を一定圧力で、知られた長さの円柱状ペレットを燃やすために要する時間
を測定することによって決定した。ペレットを10トン加重して直径1/2“ダ
イ(die)に成形し、次いで側に沿っての燃焼を防ぐエポキシ/チタニウムジオキ
シド阻害剤で側に被覆した。
【0042】 回転プレスでつくられたペレットはガス発生器アセンブリーに積まれ、そして
容易に点火し、固体、空中微粒子、および生成される毒性ガス最小にしてエアバ
ッグを満足に膨張させことが分かった。ガス発生剤の約95重量%がガスへ転換
された。使用された点火助剤は、BKNO3等の促進剤を含まず、米国特許No.5,139,
588に記載されているものような高ガス収率非アジドペレットのみを含有した。 鉱物衝撃装置の標準協会で試験すると、この混合物の衝撃感度は300kp・
cmよりも大きかった。米国D.O.T.手順にしたがって試験すると、直径0.18
4″そして厚さ0.080″のペレットは、No.8の工業雷管(blasting cap)で 開始したとき、爆燃も爆発もしなかった。
【0043】 例19 重量%で以下の組成: PSAN75.40%およびBHT・2NH324.60%を有す
るPSANとBHT・2NH3の混合物を製造した。組成物は実施例18のようにして製造 され、再び格別の品質と強度のペレットを生成した。組成物の燃焼速度は100
0psiで1秒あたり0.47インチであった。
【0044】 回転プレスでつくられたペレットはガス発生器アセンブリーに積んだ。ペレッ
トは容易に点火し、固体、空中微粒子、および生成される毒性ガス最小にしてエ
アバッグを満足に膨張させことが分かった。ガス発生剤の約95重量%がガスへ
転換された。 鉱物衝撃装置の標準協会で試験すると、この混合物の衝撃感度は300kp・
cmよりも大きかった。米国運輸局の手順にしたがって試験すると、直径0.2
50″そして厚さ0.125″のペレットは、No. 8の爆破キャップで開始した とき、爆燃も爆発もしなかった。
【0045】 例20 重量%で以下の組成: PSAN72.32%およびBHT・2NH327.68%を有す
る PSAN とBHT・2NH3の混合物を製造した。組成物を、粉末に対する粉砕媒体の 重量比を3倍にした以外は、実施例18のようにして製造した。組成物の燃焼速
度は1000psiで1秒あたり0.54インチであった。鉱物衝撃装置の標準
協会で試験すると、この混合物の衝撃感度は300kp・cmよりも大きかった
。この例は、本発明の組成物の燃焼速度をより強烈に粉砕することによって増加
できることを示している。米国D. O. T.手順にしたがって試験すると、直径0.18
4″そして厚さ0.090″のペレットは、No. 8の工業雷管で開始したとき、爆燃も 爆発もしなかった。 本発明によれば、硝酸アンモニウムをベースとする推進剤は相安定化されてお
り、大気圧以上で燃焼を維持し、豊富な無毒ガスを与え、一方微粒子形成を最小
にする。テトラゾールおよびトリアゾールの非金属塩は、PSANと組み合わさ
って容易に点火するので、BKNO3等の通常の点火助剤を燃焼を開始するために必 要としない。
【0046】 さらに、光感度が低下しているため、および米国D.O.T.規制にしたがっ
ているため、組成物は、エアバッグ膨張器内で使用するため最適にデザインされ
た推進錠剤のサイズで容易にキャップ試験に通る。このように、本発明の顕著な
利点は、無害で且つ非爆発性の出発材料を含有しており、また、これらのすべて
がほとんど制限なく輸送できることである。 先行技術の比較データおよび本発明のそれを、PSANと一緒にしたテトラゾール
およびトリアゾールのアミン塩を利用することのガス発生の有利さを説明するた
めに表3に示す。
【表3】
【0047】 表3に示されるように、そして本発明の通り、PSANおよびテトラゾールおよび
トリアゾールのアミン塩は、先行技術の組成物に比べてガス発生剤容積の1立方
センチメートルあたり有意に多量のガスを生成する。このことは、必要とされる
ガス発生剤のより少ない量のためより小さい膨張器の使用を可能にする。より多
くのガス生成のため、固体の生成が最小となり、それによってより小さい膨張器
の使用にも役立つより小さくて且つより簡単なろ過方法を可能にする。 本発明のまた別の態様において、PSANおよび、テトラゾールの非金属塩または
トリアゾールの非金属塩を含有するいくつかのガス発生組成物は、乏しい点火性
と不完全燃焼を示し、それによってガス生成の不適当な速度および/または“不
燃”となることが見い出されている。表4の例21−27に示されるように、ケ
イ酸塩が生成され、それによって点火性を改善し、且つ全ての圧力で燃焼を持続
する。
【表4】
【0048】 例21−27 例21−27において、相安定化硝酸アンモニウム(PSAN)は、KN10重量% を含有し、約80℃で飽和水溶液から共結晶化によって製造された。5,5′−
ビ−1H−テトラゾールの二アンモニウム塩(BHT-2NH3)、硝酸ストロンチウム 、粘土およびニトログアニジン(NQ)を外部の供給者から購入した。 各材料を105℃で別々に乾燥した。乾燥された材料は次いで、一緒に混合され
、大きなボールミルジャー中アルミナシリンダーで転摩された。アルミナシリン
ダーを離した後、最終物は1500グラムの均一で且つ粉砕された粉末となった
。粉末は、流動性を改善するために顆粒にされ、次いで高速錠剤プレスでペレッ
ト(径0.184″、厚さ0.090″)に圧縮成形された。錠剤を膨張器の積
み、60Lタンクおよび100ft3タンク内で点火した。60Lタンクは、時間に 亘る圧力を決定し、進行中膨張器から排出される固体の量を測定するために使用
された。100ft3タンクは、いくつかのガスのレベル並びに膨張器によって生 成される空中の微粒子の量を決定するために使用された。表1は組成物の結果を
要約している。
【0049】 例21−24は、比較の目的で示されている。例21はPSANおよびBHT-2NH3
含有する。例22はPSAN、BHT-2NH3およびNQを含有する。例23はPSAN、BHT-2NH 3 および硝酸ストロンチウム(金属性酸化剤)を含有する。例24はPSAN、BHT-2
NH3および粘土(不活性成分)を含有する。例25および26は、本発明に従い 、PSAN、BHT-2NH3、金属性酸化剤としての硝酸ストロンチウム、および不活性成
分としての粘土を含有する。最後に、例27は、 PSAN、BHT-2NH3、金属性酸化 剤としての硝酸ストロンチウム、および不活性成分としての粘土を含有するが、
上記とは異なる量である。本出願人は、例21と22の組成物(及び上に示した
ものと似た組成物)に金属性酸化剤および不活性成分を加えるとは、持続する燃
焼と最適な点火性につながることを見出した。しかし、当業者は、例えば、より
高い圧力で運転させるように膨張器を再デザインすることが、自動車のエアバッ
グ適用において、例21と22の組成物をいっそう有用にするであろうことを容
易に理解するであろう。
【0050】 表4に示すように、例21−27は、最少の固体微粒子をもつ大きい容量のガ
スを生成する典型的な高収率ガス発生剤である。ガス変換は、燃焼後ガスへ変換
される固体ガス発生剤の重量%である。例25および26のガス変換は、例21
−24および27よりわずかに低いが、60Lタンク中の膨張器によって生成さ れる固体の量には有意な差はない。このことは、例25および26の組成物が、
例21−24および27に較べてガス変換においてわずかに減少しているが、本
質的に高収率ガス発生剤であることを示している。表4に挙げられたすべての例
は、熱的にも容量的にも−40℃から110℃で安定であり、非爆発性成分を含
有するものである。 いくつかの膨張器デザインにおいて、例21−23(および上記と似た組成物
)の組成物は時々“不燃”状態を経過することが見い出された。これは、特定の
速度のガス生成を要求するエアバッグ運転には許容できず、従ってより高い圧力
で運転できるより複雑な膨張器が要求される。一方、例25−27の組成は、し
っかり点火されると、遅滞なく完全燃焼となる。
【0051】 燃焼速度データを、PSAN、テトラゾールの非金属塩またはトリアゾールの非金
属塩、金属性酸化剤、および不活性成分を組み合わせる利点をさらに記載するた
めに挙げる。燃焼速度モデルRb=aPnが適用されるとすると、式中Rb=燃焼速度、
a=定数、P=圧力、そしてn=圧力指数である。燃焼速度と圧力の関係、従ってa お
よびn は圧力の関数として変化できることに注目されたい。これが起れば、圧力
に対する燃焼速度カーブにおける“中断”があり、異なる燃焼メカニズムへの変
化を示す。理想的には、ガス発生組成物は、全膨張器運転圧力で単一の燃焼メカ
ニズムをもつべきである。さらに、ガス発生剤は容易に点火し、且つこれらの圧
力で燃焼を持続すべきである。図1は、ガス発生剤の圧力指数における“中断”
を説明している。図1において、例21−23および26の圧力に対する燃焼速
度カーブが表わされている。例26の組成物は、燃焼時“中断”を示すことなく
、それによって単一の燃焼メカニズムがすべての膨張器運転圧力で維持され、起
っていることをを示すことに注目されたい。
【0052】 約3000psiを超える圧力では、全ての組成物が容易に点火し、そして燃
焼を持続する。圧力が2000−3000psi より減少すると、例21−2 3は圧力指数における有意な上昇を経過する。これは、圧力により大きく依存す
る燃焼メカニズムへの変化を示す。この点で、圧力の少しの減少が、ガス発生剤
の燃焼する速度を劇的に減少し、結局それを消させることになり得る。事実、組
成物21−23を含むいくつかの膨張器は時々、ガス発生剤の少しの部分しか消
費されないので、適切には機能しないことが分かった。この現象はまた、非常に
低い圧力で観察された。プロパン炎を用いて常圧で点火すると、組成物21−2
3は燃え出すが、常に消えた。さらに、これらの組成物は燃焼速度装置内で試験
すると、100psiで点火せず且つ完全に燃焼しない。
【0053】 対照的に、図1に示されるように(組成物26のカーブに“中断”の無いこと
に注目されたい)、組成物26は点火し、容易に燃焼し、そして0−4500p
siで同じ圧力指数を有する。プロパン炎を用いて常圧で点火すると、組成物2
6は容易に点火し、ゆっくりと完全に燃焼した。燃焼速度装置内の100psi
で、組成物26は点火し、完全に燃焼した。組成物26を含有する膨張器は、す
べての場合に、容易な点火性、そしてガス発生剤の完全且つ安定した消費をもっ
て機能した。膨張器運転特性は、組成物25が使用されたときと概ね同一であっ
た。低いレベルの金属性酸化剤と不活性成分、そして組成物21−23に似た燃
焼速度性にもかかわらず、組成物27は、膨張器レベルでガス発生剤の完全な消
費をもって機能していることに注目されたい。
【0054】 組成物24は、PSAN、第1の燃料(BHT-2NH3)および不活性成分を含有する。“
不燃”または燃焼の遅れは、膨張器レベルで問題でなかった。しかし、この処方
物は高いレベルの望ましくないガスを生成する。例21−23および例25−2
7に較べて、組成物24は、似たCOレベルをもつが、はるかに高いレベルのアン
モニア、NO、およびNO2を有し、この組成物を自動車適用に不適当にする。これ は毒性ガスの生成を防ぐことにおける金属性酸化剤の重要性を示している。
【0055】 X線回折(XRD)を組成物23−26からの固体残渣について実行した。主たる
フェーズを表4に表わす。組成物23におけるSr(NO3)2のみの使用は、膨張器レ
ベルで高レベルの毒性放出物の問題とともに主としてK2CO3の生成となる。組成 物25および26におけるSr(NO3)2および粘土の使用が、“不燃”または高い毒
性放出物レベルを起すことなく、主としてケイ酸ストロンチウムSr2SiO4の生成 となる。
【0056】 要約すると、例21−27は、PSANおよび第1の燃料に金属性酸化剤と不活性
成分の両方の添加が燃焼過程中の金属ケイ酸塩を形成するために必要であること
を示している。その結果が、容易に点火でき、全運転圧力で完全に燃焼し、しか
もできるだけ少ない固体微粒子およびできるだけ少ない毒性ガスを生成する高ガ
ス収率発生剤になる。 前記実施例は、好ましい燃料および酸化剤の使用を説明しているが、本発明の
実施は説明された具体的な燃料および酸化剤に限定されるものではなく、且つ同
様に上述および以下の特許請求項によって定義されるような、他の添加剤の包含
を除外するものではない。
【図面の簡単な説明】
【図1】ガス発生剤の圧力指数における“中断”を説明している。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (31)優先権主張番号 09/159,166 (32)優先日 平成10年9月23日(1998.9.23) (33)優先権主張国 米国(US) (81)指定国 EP(AT,BE,CH,CY, DE,DK,ES,FI,FR,GB,GR,IE,I T,LU,MC,NL,PT,SE),CA,CN,J P,RU (72)発明者 ウイリアムズ, グレイロン ケー. アメリカ合衆国 ミシガン州48093、ウォ ーレン、ルンド コート 30704 Fターム(参考) 3D054 DD21 DD33 FF18 FF20

Claims (16)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 自動車のエアバッグ自動安全装置システムを膨張させるため
    に有用なガス発生組成物であって、 トリアゾールの1−,3−および5−置換非金属塩、およびテトラゾールの1
    −および5−置換非金属塩からなる群から選択される高窒素燃料; 相安定化硝酸アンモニウムからなる群から選択される第1酸化剤;金属性第2
    酸化剤;および 不活性成分 の混合物を含む、前記組成物。
  2. 【請求項2】 燃料をガス発生組成物の13重量%から38重量%の濃度で
    用い、第1の酸化剤をガス発生組成物の46重量%から87重量%の濃度で用い
    、金属性の第2の酸化剤をガス発生組成物の0.1重量%から25重量%の濃度
    で用い、および不活性成分をガス発生組成物の0.1重量%から8重量%の濃度
    で用いる、請求項1に記載のガス発生組成物。
  3. 【請求項3】 不活性成分が、ケイ酸塩、アルミノシリカート、ケイ酸アル
    ミニウム、オキシド、ボロシリカート、珪藻土、シリコン、またはそれらの混合
    物から選択される、請求項1のガス発生組成物。
  4. 【請求項4】 ケイ酸塩が、ケイ酸ナトリウム、タルク、およびケイ酸カリ
    ウムからなる群から選択される、請求項3のガス発生組成物。
  5. 【請求項5】 ケイ酸アルミニウムが、粘土および雲母からなる群から選択
    される、請求項3のガス発生組成物。
  6. 【請求項6】 オキシドが、鉄オキシド、アルミナ、シリカ、およびチタニ
    アからなる群から選択される、請求項3のガス発生組成物。
  7. 【請求項7】 金属性酸化剤が、アルカリ金属およびアルカリ土類金属の硝
    酸塩および過塩素酸塩からなる群から選択される、請求項1のガス発生組成物。
  8. 【請求項8】 アルカリ土類金属硝酸塩が、硝酸ストロンチウム、硝酸カル
    シウム、および硝酸マグネシウムからなる群から選択される、請求項7のガス発
    生組成物。
  9. 【請求項9】 トリアゾールの1−,3−および5−置換アミン塩、および
    テトラゾールの1−および5−置換アミン塩からなる群から選択される高窒素燃
    料であって、ガス発生組成物の13重量%から38重量%の濃度で用いられる、
    該燃料; 相安定化硝酸アンモニウムからなる群から選択される第1の酸化剤であって、
    ガス発生組成物の46重量%から87重量%の濃度で用いられる該第1の酸化剤
    ; 金属性の第2の酸化剤であって、ガス発生組成物の0.1重量%から25重
    量%の濃度で用いられる該第2の酸化剤;および 不活性成分であって、ガス発生組成物の0.1重量%から8重量%の濃度で用
    いられる該不活性成分 からなる混合物を含む自動車のエアバッグ自動安全装置システムを膨張させるた
    めに有用なガス発生組成物であって、該燃料が5,5´−ビ−1H−テトラゾー
    ルのモノグアニジニウム塩、5,5´−ビ−1H−テトラゾールのジグアニジニ
    ウム塩、5,5´−ビ−1H−テトラゾールのモノアミノグアニジニウム塩、5
    ,5´−ビ−1H−テトラゾールのジアミノグアニジニウム塩、5,5´−ビ−
    1H−テトラゾールのモノヒドラジニウム塩、5,5´−ビ−1H−テトラゾー
    ルのジヒドラジニウム塩、5,5´−ビ−1H−テトラゾールのモノアンモニウ
    ム塩、5,5´−ビ−1H−テトラゾールのジアンモニウム塩、5,5´−ビ−
    1H−テトラゾールのモノ−3−アミノ−1,2,4−トリアゾリウム塩、5,
    5´−ビ−1H−テトラゾールのジ−3−アミノ−1,2,4−トリアゾリウム
    塩 、5,5´−アゾビス−1H−テトラゾールのジグアニジニウム塩、および 5−ニトロアミノ−1H−テトラゾールのモノアンモニウム塩からなる群から選
    択される、前記組成物。
  10. 【請求項10】 不活性成分が、ケイ酸塩、アルミノシリカート、オキシド
    、ボロシリカート、珪藻土、シリコン、またはそれらの混合物からなる群から選
    択される、請求項9のガス発生組成物。
  11. 【請求項11】 ケイ酸塩が、ケイ酸ナトリウム、タルク、およびケイ酸カ
    リウムからなる群から選択される、請求項10のガス発生組成物。
  12. 【請求項12】 ケイ酸アルミニウムが、粘土および雲母からなる群から選
    択される、請求項10のガス発生組成物。
  13. 【請求項13】 オキシドが、鉄オキシド、アルミナ、シリカ、およびチタ
    ニアからなる群から選択される、請求項10のガス発生組成物。
  14. 【請求項14】 金属性酸化剤が、アルカリ金属およびアルカリ土類金属の
    硝酸塩および過塩素酸塩からなる群から選択される、請求項9のガス発生組成物
  15. 【請求項15】 アルカリ土類金属硝酸塩が、硝酸ストロンチウム、硝酸カ
    ルシウム、および硝酸マグネシウムからなる群から選択される、請求項14のガ
    ス発生組成物。
  16. 【請求項16】 56−77%のPSAN、23−28%の5,5´−ビ−
    1H−テトラゾールのジアンモニウム塩(BHT−2NH)、0.8−15%
    の硝酸ストロンチウム、および0.1−3%の粘土を含み、該%はガス発生組成
    物の重量に基づく、請求項9のガス発生組成物。
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