JP2002505499A - ウェットエッチング方法 - Google Patents

ウェットエッチング方法

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JP2002505499A
JP2002505499A JP2000533611A JP2000533611A JP2002505499A JP 2002505499 A JP2002505499 A JP 2002505499A JP 2000533611 A JP2000533611 A JP 2000533611A JP 2000533611 A JP2000533611 A JP 2000533611A JP 2002505499 A JP2002505499 A JP 2002505499A
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    • C25FPROCESSES FOR THE ELECTROLYTIC REMOVAL OF MATERIALS FROM OBJECTS; APPARATUS THEREFOR
    • C25F3/00Electrolytic etching or polishing
    • C25F3/02Etching
    • HELECTRICITY
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    • H01J9/00Apparatus or processes specially adapted for the manufacture, installation, removal, maintenance of electric discharge tubes, discharge lamps, or parts thereof; Recovery of material from discharge tubes or lamps
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    • C25FPROCESSES FOR THE ELECTROLYTIC REMOVAL OF MATERIALS FROM OBJECTS; APPARATUS THEREFOR
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Abstract

(57)【要約】 電界放出ディスプレイデバイスの形成中に材料を選択的にウェットエッチングする方法であり、一実施例では、この選択的ウェットエッチング方法は導電性の行の層と抵抗層(206)とを有する構造体を流体浴に浸漬することを含む。この構造体はさらにパッドエリア(204a、204b)を含む。この実施例では流体浴は有機酸のエッチング剤(210)を含む。本実施例では、導電性の行の層またはパッドエリアを大幅にエッチングすることなく、抵抗層(206)の露出領域が選択的にウェットエッチングされるよう、構造体に電圧を加える。このようにすることにより、本実施例では極めて有毒かつ危険な従来のエッチング剤を使用することなく、所定の材料をエッチングすることができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】 (発明の分野) 本発明は、フラットパネルディスプレイの分野に関し、より詳細には、フラッ
トパネルディスプレイスクリーン構造体のための行電極を形成することに関する
【0002】 (背景技術) 電界放出ディスプレイデバイスは一般に多数の層からなる。これら層は種々の
製造プロセス工程を使って形成、すなわちデポジットされる。従来技術を示す図
1Aは、従来の電界放出ディスプレイ構造体の一例における一部の略側断面図で
ある。より詳細には、この従来技術を示す図1Aは基板100を示しており、こ
の基板100の上には導電性の行電極層102が形成されている。基板100お
よび導電性行電極層102の上には抵抗層104および上部金属間絶縁層106
も配置されている。
【0003】 電界放出ディスプレイデバイスを製造する際には、層(たとえば層104)の
一部をエッチング、すなわち除去しなければならないことが多い。たとえば抵抗
層の形状を定めるために抵抗層104の一部を除去またはエッチングしなければ
ならないことが多い。
【0004】 従来のほとんどのエッチングプロセスは極めて腐食性の高い有害材料を使用し
て行われている。かかる材料は電界放出デバイスの製造コストを増し、環境を潜
在的に深刻に破壊し、電界放出ディスプレイデバイスの他の種々の層および構造
に損傷を与え得る。より詳細には、かかる腐食性材料の取り扱いおよび廃棄は厳
格な政府規制に従って行わなければならず、したがって、かかる規制に従った取
り扱いによりコストが高くなっている。また、環境を潜在的に破壊する恐れによ
っても、従来の危険なエッチング剤に関連する廃棄および処理コストが高くなっ
ている。
【0005】 次に従来技術を示す図1Bを参照する。特定の層の一部をエッチングするため
に、かかる危険な腐食性の材料を使用する結果、電界放出ディスプレイデバイス
の他の部分または層に損傷が及ぶことが多い。この結果、エッチングまたは除去
すべきでない電界放出ディスプレイデバイスの層または一部が、危険で、かつ腐
食性のエッチング剤によって弱体化することがある。従来技術を示す図1Bに示
されるように、腐食性があり、かつ危険なエッチング剤を使用して抵抗層104
をエッチングする際に、行電極層102の一部における領域108に悪影響が及
ぶ。
【0006】 したがって、電界放出ディスプレイデバイスの製造中に所定の部分または材料
を除去でき、エッチング剤が極めて危険なものとは言えないエッチング方法が求
められている。さらに、電界放出ディスプレイデバイスの製造中に所定の部分ま
たは材料を除去でき、エッチング剤が環境を潜在的に深刻に破壊をする恐れのな
いエッチング方法も求められている。さらに電界放出ディスプレイデバイスにお
ける他の種々の部分または層を大幅に弱体化することなく、電界放出ディスプレ
イデバイスの製造中に所定の部分または材料を除去できるエッチング方法も求め
られている。
【0007】 (発明の概要) 本発明は、エッチング剤が極めて危険なものとは言えなく、電界放出ディスプ
レイデバイスの製造中に、所定部分または材料を除去できるエッチング方法を提
供するものである。さらに本発明は、エッチング剤が環境に深刻な潜在的な損傷
を与える恐れを有していない、電界放出ディスプレイデバイスを製造中に所定部
分または材料を除去できるエッチング方法を提供するものである。さらに本発明
は、電界放出ディスプレイデバイスの他の種々の部分または層を大幅に弱体化す
ることなく、電界放出ディスプレイデバイスの製造中に所定の部分または材料を
除去できるエッチング方法を提供するものである。
【0008】 特に一実施例では、選択的なウェットエッチング方法は導電性の行の層と、抵
抗層と、金属間絶縁層とを有する構造体を流体浴内に浸漬することを含む。この
構造体は上部に金属間絶縁層が配置されたパッドエリアをさらに含む。この実施
例では流体浴は有機酸のエッチング剤を含む。次に本実施例は、導電性の行の層
またはパッドエリアを大幅にエッチングすることなく、抵抗層の露出領域が選択
的にウェットエッチングされるよう、構造体に電圧を加える。このようにするこ
とにより、本発明は従来の極めて有毒で、かつ危険なエッチング剤を使用するこ
となく所定の材料をエッチングすることができる。
【0009】 別の実施例では、本発明は上記実施例の特徴を含み、前記パッド領域から金属
間絶縁層を選択的にウェットエッチングした後に、パッド領域に電圧を加え、有
機酸のエッチング剤に接触し続けることにより、パッド領域を保護するように陽
極処理する。
【0010】 種々の図面に示された好ましい実施例の次の詳細な説明を当業者が読めば、本
発明の上記およびそれ以外の目的および利点が明らかとなろう。
【0011】 本明細書の一部を形成する添付図面は本発明の実施例を示し、次の説明と共に
本発明の要旨を説明するのに役立つ。
【0012】 次の説明で参照する図は、特に明示しない限り実際の寸法どおりには描かれて
いないものと理解すべきである。
【0013】 (好ましい実施例の説明) 次に添付図面に示されている本発明の好ましい実施例を参照する。以下、これ
ら好ましい実施例を参照し、本発明について説明するが、これら実施例は本発明
をこれら実施例のみに限定するものではないと理解できよう。むしろ逆に本発明
は特許請求の範囲に記載された発明の要旨および範囲に含まれる代替例、変形例
および均等物をカバーするものであり、さらに本発明の次の詳細な説明では、発
明を完全に理解するために特定の多数の細部について記載する。しかしながら、
当業者にはこれら特定の細部が記載されていなくても本発明を実施できることは
明らかであろう。他の点に関し、本発明の特徴を不必要に不明瞭としないように
、周知の方法、手順、構成部品および回路については詳細には説明していない。
【0014】 危険性のない本エッチング方法は電界放出ディスプレイデバイスの製造中にお
ける種々の開発段階において電界放出ディスプレイデバイスの種々の層で使用す
るのに良好に適する。次の説明は特定の開発段階にある電界放出ディスプレイデ
バイスの形成につながるいくつかの電界放出ディスプレイの製造工程の説明と共
に開始する。この説明の次に、この開発段階中にある電界放出ディスプレイデバ
イスで危険性のない本エッチング方法をどのように使用するかについて述べる説
明が続く。特定の層および特定の開発段階中にある電界放出ディスプレイデバイ
スと共に、危険性のない本エッチング方法を説明するが、かかる特定の例は明瞭
にするために記載したものである。危険性のない本エッチング方法は電界放出デ
ィスプレイデバイスの製造中における種々の開発段階にある電界放出ディスプレ
イデバイスの種々の層で使用するのに良好に適することが理解できよう。
【0015】 次に、図2を参照すると、ここには本発明の危険性のないエッチング方法と共
に使用する電界放出ディスプレイデバイスの行電極の上部平面図が示されている
。本実施例では図されていない基板の上部には、全体が番号202で示される行
電極が形成されている。図2の実施例では導電性材料の層をデポジットし、導電
性材料の層をパターン形成することにより、行電極202が形成されている。本
実施例では行電極202はアルミニウムから形成されている。しかしながら、本
発明は2つ以上のタイプの導電性材料から形成された行電極と共に使用するのに
も適する。たとえば本発明の別の実施例では、行電極202はアルミニウムから
形成されており、上部表面はタンタルによって被覆されている。本発明の別の実
施例では、行電極202はアルミニウムから形成されており、上部表面はタンタ
ルによって被覆されている。本実施例と共に、かかる行電極の形成方法について
説明するが、本発明は他の種々の行電極形成技術または方法を使用して形成され
た行電極と共に使用するのに適する。次の説明では、明瞭にするために2つの行
電極202しか示していない。しかしながら本発明はかかる行電極のアレイを用
いて実施するのに適することが理解できよう。
【0016】 依然として図2を参照すると、本実施例では、行電極202はパッドエリア2
04Aおよび204Bを含む。これらパッドエリアは行電極202を電流源に結
合するのに使用されている。
【0017】 次に、図3Aを参照する。ここには行電極の側断面図が示されている。本実施
例では基板200に行電極202が形成されている。図3の行電極202もパッ
ド領域204aおよび204bを含む。上記のように、本実施例では行電極20
2は導電性材料、たとえばアルミニウムから形成されている。本実施例ではかか
る行電極の構造について記載しているが、本発明は行電極が材料の組み合わせか
ら形成される実施例にも良好に適する。かかる材料の組み合わせとして、たとえ
ば、一部がタンタルで被覆されたアルミニウムの行電極と、全体がタンタルで被
覆されたアルミニウムの電極などがある。
【0018】 次に図3Bを参照すると、製造工程中、行電極202の一部の上に抵抗層20
6がデポジットされる。本発明の危険でないエッチング方法はかかる抵抗層20
6を行電極220の上にデポジットして製造された電界放出ディスプレイデバイ
スと共に使用するのに適する。一実施例では抵抗層206はシリコンカーバイド
(SiC)、サーメットまたは二重の層の組み合わせから形成されている。(パ
ッド領域204aおよび204bを明瞭に示すために)図3Bには示されていな
いが、この抵抗層206はこれらパッド領域204aおよび204bにも同じよ
うにデポジットされていると理解できよう。
【0019】 次に図4を参照すると、ここには本発明に係わるエッチング浴210ないに浸
漬された図3Bの電界放出ディスプレイデバイスの側断面図が示されている。本
実施例では、他の層(たとえば行電極202に悪影響を与えることなく、材料、
たとえば抵抗間層206が選択的にウェットエッチングされる。
【0020】 依然として図4を参照すると、本実施例ではエッチング浴210は有機酸エッ
チング剤を含む脱イオン水から形成されている。一実施例では有機酸エッチング
剤はオキソ酸、たとえばクエン酸、酢酸などである。
【0021】 図4を再び参照すると、本実施例ではエッチング浴210は1%のクエン酸溶
液を含む脱イオン水からなる。したがって、極端に侵食性であり、かつ危険であ
ることが多い従来のエッチング剤と異なり、本実施例で使用されるエッチング溶
液210は比較的安全であるので危険でない。この結果、侵食性があり、危険な
従来のエッチング剤と異なり、本実施例のエッチング浴は、環境を潜在的にひど
く破壊することによって電界放出デバイスの製造コストが上昇することを防止す
るものである。より詳細には、本実施例のエッチングより210はとてつもなく
厳しい政府規制を受けることなく処理し、廃棄できる。したがって、従来のエッ
チング方法における侵食性のある危険なエッチング剤の取り扱いおよび廃棄に関
連したコストよりも低いコストで、エッチング浴210の取り扱いおよび廃棄が
可能である。
【0022】 図4の実施例では、電源212は行電極202に正電圧を加える。さらにカソ
ードには図4に示されるように負電圧が加えられる。行電極202には抵抗層2
06が電気的に接触しているので、正電圧の大きさが行電極202に加えられる
電圧と異なっていても、抵抗層には正の電圧のバイアスがかけられる。本発明で
は、約2ボルトよりも高い正電圧により抵抗層206のエッチングが行なわれる
。一実施例では、行電極102に2〜30ボルトの正電圧が加えられる。本実施
例ではかかる印加電圧として正電圧を記載したが、本発明は上記以外の電圧より
も高い正電圧または低い正電圧を使用することにも良好に適する。そのようにす
る場合、エッチング浴210に浸漬される抵抗層206の部分はエッチング浴2
10により降下的にエッチングされる。エッチング浴210に浸漬されない抵抗
層206の部分はエッチングされることはない。
【0023】 次に図5を参照する。抵抗層206の所望部分をマスクすることにより、抵抗
層206は選択的にウェットエッチングされる。図5の実施例ではマスク層21
4は領域216およびパッド領域204aおよび204bを除き、抵抗層206
をカバーしている。この電界放出ディスプレイデバイスをエッチング浴210に
浸漬し、このデバイスに正電圧を加えた後に、エッチング浴に浸漬される層(た
とえばパッド領域204および204bにおける層、および領域216ないの層
)が浸漬される場合に限り、抵抗層206のエッチングが生じる。さらに本実施
例では、行電極206をエッチング浴210に浸漬しても、この電極は損傷を受
けない。さらに従来のエッチング剤と異なり、本実施例の侵食性が低く危険でな
いエッチング浴210は電界放出ディスプレイデバイスないに存在し得る他の層
に危険を与えるものではない。
【0024】 別の実施例では、本発明は行電極202のエリア(たとえばパッドエリア20
4aおよび204b)を保護した状態で陽極処理するのにも良好に適する。かか
る実施例では上部材料(たとえば残留金属間絶縁材料)がパッドエリア204a
および204bから除かれた後に、エッチング浴210内でパッドエリア204
aおよび204bは正電圧(一実施例では10〜30ボルト)を受ける。本実施
例では、パッドエリア204aおよび204bはアルミニウムから形成されてい
る。たとえばAl23の有害な形成を防止するために、本実施例では抵抗層20
6のエッチングに先立ち、パッドエリア204aおよび204bを保護した状態
にマスクする。
【0025】 依然として図4を参照すると、上記のように本発明は行電極202、したがっ
て他の種々の材料のパッドエリア204aおよび204bの形成に良好に適する
。かかる他の材料としては、たとえばタンタルによって一部が被覆されたアルミ
ニウム製の行電極、全体がタンタルで被覆されたアルミニウム電極および同等品
が挙げられる。上部表面が別の導電性材料、たとえばタンタルで被覆された、た
とえばアルミのような導電性材料からパッドエリア204aおよび204bが形
成された実施例では、たとえばクエン酸を使ってタンタル被覆アルミパッドエリ
アは陽極処理を受ける。このようにすることにより、パッドエリアの露出したア
ルミ部分(たとえば側面部分)はAl23の層により被覆される。陽極処理の後
にパッドエリア(たとえば上部表面)のタンタルで被覆された部分はTa25
よりコーティングされる。
【0026】 パッドエリア204aおよび204bが導電性材料、たとえばアルミから形成
され、全体が別の導電性材料、たとえばタンタルによってカバーされている実施
例では、タンタルでカバーされたアルミのパッドエリアは、たとえばクエン酸溶
液を使って陽極処理を受ける。このようにすることにより、タンタルで被覆され
たパッドエリアはTa25がコーティングされる。本実施例は特にTa25と記
載したが、本発明は他の種々の化学量論的な値を使用することにも良好に適する
。すなわち本発明は、Taxyからなる、陽極処理されたコーティングを形成す
るのに良好に適する。
【0027】 したがって、本発明によれば、いくつかの実質的かつ新規な利点が得られる。
特に本発明は図2〜5のエリア、たとえばパッドエリア204aおよび204b
から抵抗層206を除去するのに良好に適する。さらに本発明は、実質的に絶縁
性の陽極層が形成されるのを防止するように、たとえばパッドエリア204aお
よび204bから抵抗層206を除去するのに良好に適する。すなわち約2ボル
トよりも低い正電圧を維持することにより、図2〜5の行電極202のその後露
出される部分にほぼ絶縁性の陽極層を形成することなく、抵抗層206の露出部
分は有効にエッチングされう。
【0028】 逆に、本発明は所望する場合、保護陽極層を容易に製造できるという実質的な
利点を提供するものである。すなわち図2〜5の行電極202の露出部分を保護
するようにコーティングしたい場合、エッチング方法中に使用される正電圧は約
2ボルトよりも高くする。この結果、上部抵抗層206がいったんエッチングに
より除去されると、下方の陽極層202の露出領域(たとえばタンタルのパッド
エリアなど)は上部にほぼ陽極コーティングが形成される。
【0029】 さらに別の利点として、本発明はほぼ絶縁性の陽極層を有害に形成することな
く、上部抵抗層206を最初に急速に除去するのに良好に適する。特にかかる実
施例では、エッチングに使用される初期の正電圧は約10ボルトよりも高く(た
とえば約10〜30ボルト)なっている。このようにすることにより、抵抗層は
有効かつ急速にエッチングで除去される。抵抗層が実質的にエッチングされた後
に、ほぼ絶縁性の陽極層を形成させないような電圧(たとえば約2〜3ボルトよ
りも低い電圧)まで正電圧を低下する。したがって、かかる実施例では、ほぼ絶
縁性の陽極層を形成することなく、効率的かつ急速なエッチングが行われる。
【0030】 したがって、本発明はエッチング剤が極端に危険ではなく、電界放出ディスプ
レイデバイスの製造中に所定部分または材料を除去できるエッチング方法を提供
するものであり、本発明はさらにエッチングが環境を潜在的に深刻に損傷する恐
れのない、電界放出ディスプレイデバイスの製造中に所定部分または材料を除去
できるエッチング方法を提供するものである。さらに本発明は、電界放出ディス
プレイデバイスにおける他の種々の部分または層を大幅に弱体化することなく、
電界放出ディスプレイデバイスの製造中に所定の部分または材料を除去できるエ
ッチング方法を提供するものである。
【0031】 以上で発明を示し、説明するために、本発明の特定の実施例について説明した
。これら説明は網羅的なものではなく、かつ開示した形態のみに本発明を限定す
るものでもなく、上記内容に鑑みれば明らかに多数の変形および変更が可能であ
る。これら実施例は特定の用途に合致した、種々の変形例と共に本発明および種
々の実施例を当業者が最良に利用できるよう、発明の原理およびその実施例を説
明するため、最良の順序で選択し、述べたものである。さらに本発明の範囲は本
書に添付した特許請求の範囲およびそれらの均等物によって定められるものであ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1A】 従来の電界放出ディスプレイ構造体を示す側断面図である。
【図1B】 悪影響を受けた層を有する図1Aの構造体の側断面図である。
【図2】 行電極の平面図である。
【図3A】 基板の上に行電極を形成する、製造工程中の電界放出ディスプレイデバイスの
側断面図である。
【図3B】 上部に抵抗層が形成された、図3Aの電界放出ディスプレイデバイスの側断面
図である。
【図3C】 上部に別の層が形成された図3Bの電界放出ディスプレイデバイスの側断面図
である。
【図4】 本発明に従い、エッチング浴に浸漬された図3Bの電界放出ディスプレイデバ
イスの側断面図である。
【図5】 本発明により一部がエッチングにより除去された、図4の電界放出ディスプレ
イデバイスの側面図である。

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 電界放出ディスプレイデバイスの形成中に材料を選択的にウェットエッチング
    する方法において、 a)導電性の行の層と抵抗層とを有し、さらにパッドエリアを含む構造体を流
    体浴に浸漬する工程と、 b)前記導電性の行の層または前記パッドエリアを大幅にエッチングすること
    なく、前記抵抗層の露出した領域を選択的にウェットエッチングするよう、前記
    構造体に電圧を印加する工程と を備える、材料を選択的にウェットエッチングする方法。
  2. 【請求項2】 前記流体浴は有機酸のエッチング剤を含む、請求項1記載の方法。
  3. 【請求項3】 前記工程a)は有機酸のエッチング剤を含む、脱イオン水に前記抵抗層を浸漬
    することを含む、請求項1または2記載の方法。
  4. 【請求項4】 前記工程a)はオキソ酸を含む前記流体浴内に、前記抵抗層を浸漬することを
    含む、請求項1または2記載の方法。
  5. 【請求項5】 前記工程a)はクエン酸を含む前記流体浴内に、前記抵抗層を浸漬することを
    含む、請求項1または2記載の方法。
  6. 【請求項6】 前記工程a)は1%のクエン酸を含む前記流体浴内に、前記抵抗層を浸漬する
    ことを含む、請求項1、2または4記載の方法。
  7. 【請求項7】 脱イオン水とオキソ酸とを含む、危険でないエッチング剤の前記流体浴を形成
    する工程をさらに含む、請求項1記載の方法。
  8. 【請求項8】 前記導電性の行の層と前記抵抗層とを含む構造体の所定領域をマスクする工程
    をさらに含み、 前記構造体に電圧を加える工程において、前記導電性の行の層または前記パッ
    ドエリアを大幅にエッチングすることなく、前記浴内で前記抵抗層のマスクされ
    ていない領域を選択的にウェットエッチングするように、前記電圧を加える、請
    求項1〜8のいずれか1項に記載の方法。
  9. 【請求項9】 前記工程b)は、脱イオン水とほぼ1%のクエン酸とを含む、前記危険でない
    エッチング剤の浴を形成することを含む、請求項7または8記載の方法。
  10. 【請求項10】 前記工程b)は、 b1)上部の材料を前記パッドエリアから除いた後に、前記パッド領域に前
    記電圧を加え、さらに前記危険でないエッチング浴に浸漬し続けることにより、
    前記パッドエリアを保護するように陽極処理することをさらに含む、請求項2〜
    9のいずれか1項に記載の方法。
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