JP2002505181A - 補強された微孔性濾過膜とそれを造る工程及び使用方法 - Google Patents

補強された微孔性濾過膜とそれを造る工程及び使用方法

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Abstract

(57)【要約】 補強され、連続した、幾何学的に対称的な微孔性濾過膜は、多孔性保持体を包含し、該連続微孔性膜は、上方域と下方域の間に位置する中間域を有しており、該保持体は該中間域内に埋め込まれ、該中間域は、上方域及び下方域の少なくともいずれかの孔サイズより、少なくとも約50%大きな孔サイズを有する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】技術分野 本発明は、補強された微孔性濾過膜とそれを造る工程及び使用方法に関する。
【0002】背景技術 微孔性膜は、当業界でよく知られている。微孔性膜は、微孔性の相互連結通路
を含む多孔性固体であり、該通路はある面から他の面に延びている。上記通路は
、濾過されるべき液体が通過する曲がったトンネルを備えている。微孔性膜を通
過する液体が含む粒子は、濾過させる膜構造体上または中で捕獲さられる。概ね
約5から50psig(pounds per square inch gauge)の範囲のわずかな圧力が用い
られ、流体を微孔性膜に通す。孔よりも大きな液体中の粒子は、膜に入ることが
妨げられるか或いは、膜孔内に捕獲される。膜の孔よりも小さな液体及び粒子は
通過する。したがって、微孔性膜は、あるサイズの粒子が通過することを防ぐが
、同時にあるサイズより小さな液体及び粒子を通過させる。微孔性膜は、約0.
01から約10.0ミクロンのサイズ範囲で粒子を保持する性能を備えている。
【0003】 多くの重要なミクロン及び次微サイズ粒子が微孔性膜を用いて抽出され得る。
例えば、赤血球は直径約8ミクロンであり、血小板は直径約2ミクロンであり、
バクテリア及びイーストは、直径約0.5ミクロンまたはそれ以下である。バク
テリアより小さな孔サイズを有する微孔性膜に水を通過させることで、水からバ
クテリアを除去することが可能である。同様に、微孔性膜は、エレクトロニクス
産業において集積回路製造で用いられる水から不可視浮遊粒子を除去することが
可能である。微孔性膜は、発泡ポイントテストによって特徴付けられており、該
テストは、膜全体で最初の気泡を外に出す圧力を測定することを含む(全発泡ポ
イント、即ちFAOP)。初期バブルポイント及びFAOPテストの方法は当業 界でよく知られている。上記テストの方法は、例えばASTM F316−70
及びANS/ASTM F316−70(1976年再認定)に詳しく説明され ており、ここで参考として組み入れる。微孔性膜の発泡ポイントは、概ね約5か
ら約100psigの範囲であり、孔サイズ次第である。
【0004】 米国特許第3876738号は、ポリマーの非溶媒システムにおいてフィルム
形成ポリマー溶液を冷却させて、微孔性膜を準備する課程を述べている。米国特
許第4340479号は、概ねポリアミド樹脂溶液を基質上にキャストし、ポリ
アミドの薄いフィルムを冷却させることで、むきだしの微孔性ポリアミド膜を準
備することを述べている。
【0005】 微孔性膜の機械的力が欠けているため、多孔性保持体で該膜を補強し、機械的
特性を向上させ、処理及び加工を容易にすることは知られている。従って、後述
の米国特許第4340479号は、ポリマー溶液を多孔性保持体に直接キャスト
する方法を述べており、該ポリマー溶液は、キャスト中に保持体に浸透し、合成
微孔性膜の形成中にしっかりと固着する。保持体は、好ましくは、開放構造を有
し、合成膜を横切る圧力低下を最小にする。米国特許第4340479号は、更
に、2つの結合微孔性膜を開示し、そのうちの1つは、補強され、抑制状態で乾
燥させた2重層構造を形成し、個々の層よりも優れた粒子除去特性のある単一シ
ートを造る。
【0006】 米国特許第4707265号は、重合微孔性内膜に含浸させた多孔性補強ウェ
ブを包含する補強されたラミネート濾過膜を開示し、少なくとも1つの重合微孔
性外限定膜は含浸されたウェブの各側面にラミネートされる。内膜の孔サイズは
、外膜の孔サイズよりも大きい。このように、例えば繊維束、破れた繊維、空所
、及び類似の欠陥は、補強ウェブに存在し、きめの粗い、より開いた内膜に閉じ
込められ、より密な外限定層が強化され、ウェブによって支えられる。限定層は
補強ウェブ内に存在する欠陥によって影響されない。更に、きめの粗い、大きな
孔サイズの内膜層を用いることによって、補強ウェブを横切る流体の圧力低下は
実質的に存在しない。
【0007】 米国特許第4707265号に開示される膜は、合成膜を造るのに3つの別々
の操作が必要であるので、複雑であり、造るのに高くつく:第1に、含浸させた
補強膜の保持層が造られ、第2に、非補強限定層が造られ、第3に、含浸させた
補強膜の保持層及び非補強限定層がラミネートされ、多層の合成微孔性膜を形成
する。
【0008】 加工及び処理に制限があるため、含浸させた補強膜の保持層及び非補強限定層
がどれくらい薄くなり得るかの限界がある。結果として、米国特許第47072
65号の多層の合成微孔性膜は、厚さが少なくとも約10ミルである。更に、米
国特許第4707265号に記載される合成膜の全体孔サイズは、0.45ミク
ロンほどの孔サイズを有する非補強限定層を造り、処理するのが困難なため、概
ね、およそ0.45ミクロンまたはそれより高い範囲に限定される。したがって
、合成膜の使用は、滅菌なしの適用及び、0.65、0.8、1.2、3.0及
びそれ以上のミクロン率を有する膜が許容されるそのほかの適用に限定される。
【0009】 膜の厚さが増すにつれて、圧力低下も増し、流量も悪化し、膜の性能に悪い影
響が及ぼされる。例えば、厚さが増せば、ひだ付きのカートリッジ要素内にある
ひだの総数が減り、その結果、濾過に利用可能な有効表面積が低減する。更に、
機械的な張力が各ひだのクレストにあり、厚さを増すと、増加する。結果として
、厚い膜は、ひだつけ中、エッジシームなどのひだ付き濾過カートリッジ要素を
造るのに関連する操作中または、酸化加水分解中或いはマルチスチームサイクル
中に亀裂が入りやすくなる。それ故、カートリッジが造られた後、決して十分に
解放されない機械的張力が、製品の有効期間を縮め、集結度を早く損う。
【0010】 米国特許第4770777号は、大きな孔サイズ(粗めの)膜の補強ウェブを
キャスティング溶液に完全に含浸させ、小さな孔サイズ膜のキャスティング溶液
を塗布されたウェブの片側に適用し、同時に大小孔サイズのキャスティング溶液
を冷却させて連続した、幾何学的に非対称の1つの孔サイズ勾配を備える膜をも
たらすことによって、米国特許第4707265号に開示される工程の欠点のい
くつかを克服する。したがって、米国特許第4707265号のラミネート段階
は、もろい非補強限定層を処理する必要性とともに排除される。しかしながら、
米国特許第4770777号で造られる膜は、むきだしである。それ故、膜は、
むきだしの微孔性膜に伴う障害を被る、特に、大きな圧力低下、不十分な構造集
結度、表面の裂け目、残骸によって詰まる傾向などがそれである。
【0011】 米国特許第5433859号は、米国特許第4770777号に開示されるむ
きだし膜のいくつかの欠陥、特に、大きな圧力低下を、きめの粗い膜キャスティ
ング溶液に補強ウェブを不完全に含浸させ、約50ミクロンの厚さを有する補強
ウェブの1部が連続微孔性膜内に固定されていないことを述べて、明示すること
を試みる。微孔性膜内で固定されていない補強ウェブの低いフロー抵抗によって
、支持付微孔性膜を通過する濾過された流体が、濾過要素を横切る圧力低下に重
大な悪影響を与えないことが確実になる。
【0012】 米国特許第5433859号に開示される膜は、米国特許第4770777号
に開示されるむきだしの膜に比べると、膜を横切る小さな圧力低下を提示するが
、該膜は重大な構造上の欠陥を有している。第1に、該膜は、補強ウェブの中心
軸に幾何学的非対称である、つまり、膜の厚さが補強ウェブの各側面で変化する
。結果として、膜がひだをつけるとき、膜の厚い側の機械的張力が膜の薄い側よ
り大きくなる。機械的張力の上記差異は、応力亀裂を形成する可能性及び膜の集
結度の減退を高める。第2に、該膜は、特に逆流洗浄中、膜補強ウェブの中間面
に沿った層間剥離の危険性が高い。第3に、該膜は、上流に面する膜の開放孔側
にのみ用いられ得る、つまり、膜は“サイデドネス”を提示する。
【0013】発明の概要 構造的集結度を備える補強され、連続した微孔性膜をもたらすことが本発明の
1つの目的である。
【0014】 膜を横切る低い圧力低下及び高い流量を提示する補強され、連続した微孔性膜
をもたらすことが本発明の別の目的である。
【0015】 生物学的または非経口的流体を濾過するのに、特に適しており、補強され、連
続した微孔性膜をもたらすことが本発明の更なる目的である。
【0016】 エレクトロニクス産業における高純度水の濾過に特に適しており、補強され、
連続した微孔性膜をもたらすことも本発明の更なる目的である。
【0017】 本発明のもう1つの目的は、上記補強され、連続した微孔性膜を造る方法をも
たらすことである。
【0018】 本発明の上記目的及び更なる目的によると、補強され、連続した、幾何学的に
対称的な微孔性濾過膜は、多孔性不織繊維保持体及び上方域と下方域に間に位置
する中間域を有する連続微孔性膜を包含してもたらされ、該保持体は、中間域内
で固定され、該中間域は、上方域及び下方域のうちの少なくともいずれかの孔サ
イズより少なくとも約50%大きな孔サイズを有する。上方域及び下方域は、実
質的に同一の厚さを備え、すなわち、各域の厚さは、約25ミクロンオーダーで
ある。上方域及び下方域の孔サイズは、同一または異なっていてよい。
【0019】 本発明は、更に、支え付微孔性濾過膜を造る方法をもたらし、該膜は、第1及
び第2側面を有する多孔性不織保持体を備え、該保持体を第1キャスティング溶
液に含浸させ、第2キャスティング溶液を含浸させた保持体に適用させ、含浸さ
せた保持体の第2側面に第3キャスティング溶液を適用し、第1、第2及び第3
キャスティング溶液から上方域と下方域の間に位置する中間域を有する連続した
、微孔性膜を形成することを包含し、該保持体は、該中間域内に固定され、該中
間域は、上方域及び下方域のうちの少なくともいずれかの孔サイズより少なくと
も約50%大きな孔サイズを有する。
【0020】 発明を実施するための最良の形態 本発明の補強され、連続した、幾何学的に対称的な、微孔性濾過膜は、多孔性
保持体を含み、連続した微孔性膜は上方域及び下方域間に配置される中間域を備
えており、上記保持体は中間域内で固定され、中間域は上方域及び下方域のうち
の少なくともどちらかの孔サイズより50パーセント以上大きな孔サイズを有す
る。
【0021】 本発明の補強され、連続した、幾何学的に対称的な、微孔性濾過膜は、有機重
合微孔性膜から造られる。「微孔性膜」という言葉を用いることは、約0.01
から約10.0ミクロン及びそれより大きい範囲で粒子を保持する性能を備えた
微孔性膜を含むことを目的としている。
【0022】 本発明の微孔性膜に適用される「連続した」という言葉は、微孔性膜に関連す
るものと理解され、膜の区域間には連続体が存在し、中間域を構成するポリマー
構造体、ならびに膜の上方域及び下方域を構成するポリマー構造体の間には、と
ぎれが存在しない。
【0023】 本明細書で用いられる「幾何学的対称」という表現は、微孔性膜の上方及び下
方域が実質的に同一の厚さを有している構造体に関連するものと理解される。「
実質的に同一の厚さ」によって、上方域の厚さは下方域の厚さと25パーセント
未満異なり、また逆も同じであることを意味する。本明細書に用いられている「
対称」という言葉の意味を、米国特許第4707265号に用いられている「対
称」という言葉の意味に対比させることは重要である。前記特許において、対称
とは、孔サイズ対称に関連する;したがって、米国特許第4707265号にお
いて、外側の限定する層が実質的に同一孔サイズを有しているとき、該言葉が適
用される。孔サイズが対称であることは、非常に好ましいが、本発明の進歩的微
孔性膜の必要不可欠な特徴ではない。
【0024】 好ましくは、微孔性膜は親水性である。膜の記載において、「親水性」という
言葉を用いることで、吸着つまり水を吸収する膜を意味する。概ね、上記親水性
は、十分な水酸基(OH−)、カルボキシル基(−COOH)、アミノ基(−N
2)及び/または膜の表面上で同様の機能をする基によって生れる。前記基は 、吸着及び/または膜上の水の吸収を助ける。前記親水性は、特に水性流体の濾
過に有用である。
【0025】 好ましい微孔性膜はナイロンから造られる膜である。「ナイロン」という言葉
は、共重合体及びターポリマーを含むポリアミド樹脂を形成するフィルムを包含
することを意味し、該共重合体及びターポリマーは反復アミド基及び異なるポリ
アミド樹脂の混合物を含む。好ましくは、ナイロンは、加水分解で安定したナイ
ロンであり、本明細書で参照として組み込まれる内容である米国特許第5458
782号に記載の、1モルのナイロンにつき、少なくとも0.9モルのアミド末
端基を備えている。
【0026】 概ね、種々のナイロンまたはポリアミド樹脂は、すべてジアミン及びジカルボ
ン酸の共重合体、或いはラクタムのホモポリマー及びアミノ酸であるが、結晶度
または固体構造、融点、及びその他の物理的特性において大きく変化する。本発
明に用いるのに好ましいナイロンは、ヘキサメチレンジアミン及びアジピン酸(
ナイロン66)の共重合体、ヘキサメチレンジアミン及びセバジン酸(ナイロン
610)の共重合体、ポリカプロラクタムの単独重合(ナイロン6)、並びにテ
トラメチレンジアミン及びアジピン酸(ナイロン46)の共重合体である。前記
の好ましいポリアミド樹脂は、メチレン(CH2)とアミド(NHCO)基の比 率が約4:1から約8:1内であり、最も好ましくは約5:1から約7:1で含
まれる。ナイロンポリマーは、広いグレードで利用可能であり、約15000か
ら約72000の(平均分子重量の数)範囲内で、分子量に対してかなり変化す
る。
【0027】 ポリマー鎖を包含するユニットの非常に好ましい種類は、ポリヘキサメチレン
アジポアミド、つまりナイロン66であり、30000以上の分子量を有する。
添加剤なしのポリマーが概ね好ましいが、酸化防止剤、界面活性剤、電荷改質剤
、または同様の添加剤の添加がある条件下で有利である。
【0028】 補強された、連続した、幾何学的に対称的な本発明の微孔性膜は、該膜の中間
域内に固定された多孔性保持体から成る必要不可欠な構成要素を備えている。多
孔性保持体は、適切な方法で適切な物質から造られる。微孔性膜がダメージをう
ける程度にまで変形することなく、保持体は使用中に受ける流体圧力に耐えるた
めの十分な強度を膜に与える。本明細書中で用いられる保持体は、押出または積
層によって形成される不織布だけでなく、グリッドまたは網目状の形態内で織布
を包含する。保持体は、好ましくはポリエステル、ポリプロピレン、ポリエチレ
ン、ポリアミド及びポリフッ化ビニリデンを包含する。本発明に関して用いられ
る保持体は、好ましくは、繊維から形成され、該繊維は高度な構造上の集結度及
び低い圧力落差を可能にする最大直径を有しているが、該直径は、その後の該繊
維の機械操作が微孔性膜にダメージを引き起こすほど大きくはない。最も好まし
くは、保持体は、直径で約20−25ミクロンの繊維を用い、直径で約50−1
00ミクロンの平均孔サイズを備える。
【0029】 微孔性膜の中間域は、膜の上方域及び下方域のいずれか、好ましくは両方の平
均孔サイズより少なくとも約50%以上、好ましくは、少なくとも約100%以
上、より好ましくは少なくとも200%以上の平均孔サイズを有する。中間域の
孔は、概ね約10ミクロンまたはそれ未満の平均サイズを有し、平均孔サイズは
好ましくは、約0.5ミクロンから約2ミクロンの範囲であり、より好ましくは
、0.1から約1.0ミクロンである。中間域の孔サイズの分布区域は、十分な
性能を得るのに必要不可欠ではないが、好ましくはかなり狭い。中間域は、所望
な構造上の強度を備え、保持体を固定し、保持体の繊維が中間域を通過し、上方
または下方域に突き出ない限り、該中間域は、できるだけ薄くあるべきある。中
間域の厚さは、概して約50ミクロンから約150ミクロンの範囲にあり、好ま
しくは約75ミクロンから約100ミクロンである。
【0030】 微孔性膜の上方及び下方域は、孔を有しており、該孔は所望の濾過効率または
粒子除去が可能なサイズである。概ね、上方域及び下方域の孔の平均サイズは約
1ミクロンかそれ未満であり、概して約0.01ミクロンから約1ミクロンの範
囲である。より好ましくは、各区域における孔の平均サイズは約0.2ミクロン
から約0.5ミクロンの範囲である。微孔性膜の上方及び下方域における孔サイ
ズ分布区域は、好ましくは狭い。特に好ましい実施例において、上方域における
平均孔サイズは、実質的に下方域の平均孔サイズと同一である。「実質的に同一
」というのは、上方域の平均孔サイズは、約25パーセント以上も下方域の平均
孔サイズと異ならない、また逆も同じであることを意味する。本発明の補強され
た微孔性膜の重要な特徴は、下方域及び上方域が実質的に同一の厚さを有してお
り、膜の中心軸から幾何学的に対称にある。上記区域は、微孔性膜を横切る圧力
落差を最小化するために可能な限り薄くしても、所望の粒子除去を行うのに十分
な厚さを備えている。上方域及び下方域の各々の厚さは概ね、約25ミクロンか
ら150ミクロンであり、好ましくは約35ミクロンから約60ミクロンでの範
囲である。補強され、連続した、幾何学的に対称的な、本発明の微孔性濾過膜は
概ね、約10ミルを越えない。
【0031】 本発明の進歩的な微孔性膜が幾何学的に対称であることで、機械的な歪を最小
にし、膜の離層の可能性を低減し、概ね膜の構造上の集結度を向上させる。
【0032】 補強された微孔性膜は、周囲の条件の下で、使用のために丸められて保存され
る。補強された微孔性膜は、一般的な商業用形態、例えばディスクまたはひだ付
カートリッジに形づくられる。
【0033】 生物流体を含む無菌濾過のために、補強された微孔性膜は高圧滅菌器で衛生的
にされるかまたは、滅菌されるかあるいは、高温水で洗い流す。特に加水分解的
に安定したナイロンが上記のように用いられるとき、本発明の補強された微孔性
膜は、上記型の処理に抵抗力があり、このような条件下での使用中の集結度を保
つ。
【0034】 補強された微孔性膜は、処理しやすく、例えばひだ付き形状のような回旋型構
造にすぐに形づくられる。保持された流体の特徴により、改質剤を注入せずに、
装置を出るときに直接的に用いられる。
【0035】 本発明の補強された微孔性膜が形成されると、米国特許第4473474号に
従って処理された後、特に非経口的または生物的流体を濾過するのに適している
陽イオンに電荷された改質微孔性膜を造り、或いは米国特許第4473475号
に従って、電子部品の製造に必要な高純度な水を濾過するのに特に適している陽
イオンに電荷された改質微孔性膜を造る。上記2つの特許の全体的な開示を本明
細書に参考として組み込む。
【0036】 本発明の補強された濾過膜は、所定の差圧に対して思いがけなく高い流量であ
ることが特徴であり、耐久性、強度、均一性、ピンホール及び気泡欠陥がないこ
とも特徴である。好ましい膜は、上流に面する膜の側面で用いられる。
【0037】 本発明は更に、補強され、連続した、幾何学的に対称的な、微孔性濾過膜を作
成する方法を備えている。該方法は、第1及び第2側面を有する多孔性保持体を
備え、該保持体に第1キャスティング溶液を含浸させ、第2キャスティング溶液
を含浸させた保持体の第1側面上に適用し、第3キャスティング溶液を該含浸さ
せた保持体の第2側面に適用し、その後第1、第2、第3キャスティング溶液か
ら上方域及び下方域の間に位置した中間域を有した、連続した微孔性膜を形成し
、該保持体は該中間域内に固定され、中間域は、上方域及び下方域のうちの少な
くとも1区域の孔サイズより少なくとも約50%大きな孔サイズを有する。
【0038】 補強された微孔性膜を造るのに用いられるキャスティング溶液、冷却槽及び膜
形成手順は、実際従来型である。本発明の微孔性膜は、概ねキャストしたり、溶
媒システム内でフィルム形成ポリマーを含む多くのキャスティング溶液を押出成
形したりして造られるとともに、ポリマーの非溶媒システムを含む槽内でキャス
ティング溶液を同時に冷却する。膜内で微孔を発生させるのに最も重要なパラメ
ータ(例えば孔サイズ)は、ポリマーで用いられる溶剤システム及びフィルムを
冷却させるのに用いられる非溶媒システムである。ポリマーの溶媒選択は、用い
られるポリマーの物質の性質によって決定され、公知であり、技術的に慣用され
ている溶解度パラメータを基準に実験上決定され得る。
【0039】 本発明の好ましいナイロン微孔性膜を形成するキャスティング溶液は、ポリマ
ーの溶媒システム内にナイロンポリマーを含む。溶媒システムは、ポリマーには
、少なくとも1溶媒及び1非溶媒の混合物を包含する。アルコール溶性ナイロン
で用いられる溶媒は、低いアルカノール、例えばメタノール、エタノール、及び
ブタノールとそれらの混合物を包含する。ノンアルコール溶性ナイロンは、例え
ば蟻酸、くえん酸、酢酸、マレイン酸及び同様の酸のような、酸性溶液中で溶解
する。形成後のナイロンキャスティング溶液は、ナイロン溶液と混合可能なナイ
ロンの非溶媒で希釈される。非溶媒での希釈は、ナイロンの初期沈殿点まで効果
がある。非溶媒は、用いられるナイロン溶媒に基づいて選択される。例えば、水
混合性のナイロン溶媒が用いられるとき、水は非溶媒であり得る。概ね、非溶媒
は水、メチルエステル、例えばメタノール、エタノールのような水性の低アルコ
ール、例えばグリセロール、グリコール、ポリグリコールのようなポリオール、
並びにエーテル及びエステル、前述した物質のいずれの混合物でもよい。
【0040】 第1及び第2側面を有する保持体が種々の処理方式、例えば、ロールキャステ
ィング、スプレー塗布、孔ダイ塗布及び同様な方式によって第1キャスティング
溶液に含浸させ、ダイ1キャスティング溶液を保持体に含浸させる。第1キャス
テインング溶液が保持体に浸透し、含浸している間、保持体は好ましくは引っ張
られた状態で保持される。塗布された保持体は所望であれば、ローラーで圧延さ
れ、ここに参考として組み入れている内容である、米国特許第4707265号
に記載されるように、第1キャスティング溶液を保持体内に押し入れる。その後
、第2キャスティング溶液が含浸された保持体の第1側面上に適用され、適切な
処理方法、例えばロールキャスティング、スプレー塗布、孔ダイ塗布及び同様な
方法を用いて、第3キャスティング溶液が含浸された保持体の第2側面上に適用
される。第2及び第3キャスティング溶液の適用は、好ましくは同時になされる
。キャスティング溶液が圧力下で注ぎ入られるスロットダイは、第2及び第3キ
ャスティング溶液を適用すると、特に良い結果をもたらす。好ましくは、スロッ
トダイは、その間を通過する含浸された保持体を伴って、ちょうど向かい合わせ
になって配置されている。第2及び第3キャスティング溶液は実質的に同量で各
々の側面に適用される。好ましい実施例によると、第2及び第3キャスティング
溶液は、構造的には同一である。その後、第1、第2及び第3キャスティング溶
液は、同じ冷却槽内で同時に冷却される。第1キャスティング溶液は、よりきめ
が荒いので、ゆっくりと凝固し、より密な孔サイズの上方域及び下方域の間に位
置する開放孔サイズの中間域を備える連続微孔性膜の形成を可能にする。このよ
うにして微孔性膜が形成された後、該膜は洗浄され、最終製品をもたらす。
【0041】 連続またはバッチワイズの方法で実施され得る。連続方法において、例えば不
織繊維ウェブ形態のような保持体は、張力の下でロールから巻き戻され、上記の
ように第1キャスティング溶液に含浸される。含浸された保持体は、その後、前
述のように、第2及び第3キャスティング溶液に各側面上で接触する。このよう
に皮覆された材料はまだ張力のかけられた状態で冷却槽内へ浸され、第1、第2
及び第3キャスティング溶液からなる微孔性膜が形成される。微孔性膜は、その
後、乾燥させ、保存用のロールに巻き取られる。
【手続補正書】特許協力条約第34条補正の翻訳文提出書
【提出日】平成12年3月10日(2000.3.10)
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】特許請求の範囲
【補正方法】変更
【補正内容】
【特許請求の範囲】
【手続補正2】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0003
【補正方法】変更
【補正内容】
【0003】 多くの重要なミクロン及び次微サイズ粒子が微孔性膜を用いて抽出され得る。
例えば、赤血球は直径約8ミクロンであり、血小板は直径約2ミクロンであり、
バクテリア及びイーストは、直径約0.5ミクロンまたはそれ以下である。バク
テリアより小さな孔サイズを有する微孔性膜に水を通過させることで、水からバ
クテリアを除去することが可能である。同様に、微孔性膜は、エレクトロニクス
産業において集積回路製造で用いられる水から不可視浮遊粒子を除去することが
可能である。微孔性膜は、発泡ポイントテストによって特徴付けられており、該
テストは、膜全体で最初の気泡を外に出す圧力を測定することを含む(全発泡ポ
イント、即ちFAOP)。初期バブルポイント及びFAOPテストの方法は当業 界でよく知られている。上記テストの方法は、例えばASTM F316−70
及びANS/ASTM F316−70(1976年再認定)に詳しく説明され ている。微孔性膜の発泡ポイントは、概ね約5から約100psigの範囲であり、
孔サイズ次第である。
【手続補正3】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0025
【補正方法】変更
【補正内容】
【0025】 好ましい微孔性膜はナイロンから造られる膜である。「ナイロン」という言葉
は、共重合体及びターポリマーを含むポリアミド樹脂を形成するフィルムを包含
することを意味し、該共重合体及びターポリマーは反復アミド基及び異なるポリ
アミド樹脂の混合物を含む。好ましくは、ナイロンは、加水分解で安定したナイ
ロンであり、米国特許第5458782号に記載の、1モルのナイロンにつき、
少なくとも0.9モルのアミド末端基を備えている。
【手続補正4】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0035
【補正方法】変更
【補正内容】
【0035】 本発明の補強された微孔性膜が形成されると、米国特許第4473474号に
従って処理された後、特に非経口的または生物的流体を濾過するのに適している
陽イオンに電荷された改質微孔性膜を造り、或いは米国特許第4473475号
に従って、電子部品の製造に必要な高純度な水を濾過するのに特に適している陽
イオンに電荷された改質微孔性膜を造る。
【手続補正5】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0040
【補正方法】変更
【補正内容】
【0040】 第1及び第2側面を有する保持体が種々の処理方式、例えば、ロールキャスティ
ング、スプレー塗布、孔ダイ塗布及び同様な方式によって第1キャスティング溶
液に含浸させ、ダイ1キャスティング溶液を保持体に含浸させる。第1キャステ
インング溶液が保持体に浸透し、含浸している間、保持体は好ましくは引っ張ら
れた状態で保持される。塗布された保持体は所望であれば、ローラーで圧延され
、米国特許第4707265号に記載されるように、第1キャスティング溶液を
保持体内に押し入れる。その後、第2キャスティング溶液が含浸された保持体の
第1側面上に適用され、適切な処理方法、例えばロールキャスティング、スプレ
ー塗布、孔ダイ塗布及び同様な方法を用いて、第3キャスティング溶液が含浸さ
れた保持体の第2側面上に適用される。第2及び第3キャスティング溶液の適用
は、好ましくは同時になされる。キャスティング溶液が圧力下で注ぎ入られるス
ロットダイは、第2及び第3キャスティング溶液を適用すると、特に良い結果を
もたらす。好ましくは、スロットダイは、その間を通過する含浸された保持体を
伴って、ちょうど向かい合わせになって配置されている。第2及び第3キャステ
ィング溶液は実質的に同量で各々の側面に適用される。好ましい実施例によると
、第2及び第3キャスティング溶液は、構造的には同一である。その後、第1、
第2及び第3キャスティング溶液は、同じ冷却槽内で同時に冷却される。第1キ
ャスティング溶液は、よりきめが荒いので、ゆっくりと凝固し、より密な孔サイ
ズの上方域及び下方域の間に位置する開放孔サイズの中間域を備える連続微孔性
膜の形成を可能にする。このようにして微孔性膜が形成された後、該膜は洗浄さ
れ、最終製品をもたらす。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 トーマス・シー・ベイデンホップ アメリカ合衆国06880コネティカット州ウ エストポート、クロス・ハイウェイ55番 Fターム(参考) 4D006 GA07 MA06 MA21 MA22 MC22X MC23X MC29X MC48X MC54X MC55X MC85 MC88 NA01 NA45 PB09 PB24 PB44

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 補強され、連続した、幾何学的に対称的である微孔性濾過膜
    において、該膜は多孔性保持体及び、上方域と下方域の間に位置する中間域を備
    える連続微孔性膜を包含し、該保持体は該中間域内に埋め込まれ、該中間域は該
    上方域及び該下方域のうちの少なくともどちらかの孔サイズより、少なくとも約
    50パーセント大きい孔サイズを有する、微孔性濾過膜。
  2. 【請求項2】 上方域及び下方域が、平均約1ミクロンまたはそれ未満の孔
    サイズを備える、請求項1に記載の微孔性濾過膜。
  3. 【請求項3】 上方域及び下方域が、約0.01ミクロンから約1ミクロン
    の範囲の平均孔サイズを備える、請求項1に記載の微孔性濾過膜。
  4. 【請求項4】 上方域及び下方域が、約0.2ミクロンから約0.5ミクロ
    ンの範囲の平均孔サイズを備える、請求項1に記載の微孔性濾過膜。
  5. 【請求項5】 上方域及び下方域が、同一の平均孔サイズを備える、請求項
    1に記載の微孔性濾過膜。
  6. 【請求項6】 中間域が、約10ミクロンまたはそれ未満の平均孔サイズを
    備える、請求項1に記載の微孔性濾過膜。
  7. 【請求項7】 中間域が、約0.5ミクロンから約2ミクロンの範囲の孔サ
    イズを備える、請求項1に記載の支持付微孔性濾過膜。
  8. 【請求項8】 中間域が、約0.1から約1ミクロンの範囲の平均孔サイズ
    を備える、請求項1に記載の微孔性濾過膜。
  9. 【請求項9】 保持体が、ポリエステル、ポリエチレン、ポリプロピリン、
    ポリアミド、ポリフッ化ビニリデンを構成する基から選択される、請求項1に記
    載の微孔性濾過膜。
  10. 【請求項10】 補強され、連続した、幾何学的に対称的な微孔性濾過膜の
    製作方法において: 第1及び第2側面を有する多孔性保持体を備え; 第1キャスティング溶液に保持体を含浸させ; 含浸させた該保持体の第1側面上に第2キャスティング溶液を適用し; 含浸させた該保持体の第2側面上に第3キャスティング溶液を適用し; 第1、第2及び第3キャスティング溶液から、上方域と下方域の間に位置する中
    間域を有する連続微孔性膜を形成し、該保持体が該中間域内に埋め込まれ、該中
    間域に、上方域及び下方域のうちの少なくともいずれかの孔サイズよ少なくとも
    約50パーセント大きな孔サイズを有することを包含する、微孔性濾過膜の製作
    方法。
JP2000534321A 1998-03-05 1999-03-02 補強された微孔性濾過膜とそれを造る工程及び使用方法 Ceased JP2002505181A (ja)

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US09/035,388 1998-03-05
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