JP2002505051A - カルマンフィルタによるソース制御チャネル復号化のための方法及び装置 - Google Patents

カルマンフィルタによるソース制御チャネル復号化のための方法及び装置

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Abstract

(57)【要約】 受信器(16)によって受信されたデータを処理するための方法が説明される。受信データはメトリックインクリメントを使用する最大事後確率アルゴリズムによって処理される。メトリックインクリメントを計算するために、カルマンフィルタの使用によって推定ユニット(20)で求められた信頼性値(L(uk,l))が使用される。

Description

【発明の詳細な説明】 カルマンフィルタによるソース 制御チャネル復号化のための方法及び装置 記述 本発明は、受信器によって受信されたデータを処理するための方法に関し、こ の受信器では連続的なフレームで伝送区間を介して伝送されるデータが受信され る。1つのフレームは所定の個数のビット位置を含む。受信されたデータはメト リックインクリメントを使用する最大事後確率アルゴリズム又は最尤アルゴリズ ムによって処理され、ビタビアルゴリズムが使用される。少なくとも1つのビッ ト位置に対するメトリックインクリメントはこの場合このビット位置に対して求 められる瞬時の信頼性値(Zuverlaessigkeitswert/reliabillty value)に依存 して計算される。このビット位置の値及び/又はこのビット位置のいわゆる信頼 性値はフレームとフレームとの間で相関する。この信頼性値はビット位置(1) の値が所定の値を有する確率に対する尺度である。 このような方法はビタビアルゴリズムに対して例えば論文“Source Controlle d Channel Decodlng”by Joachim Hagenauer in“IEEE Transactions on Commun ications”,Vol.43,No.9,September 1995,page 2449 〜2457から公知である。この論文の基本部分は特許出願DE4224214C2 にも含まれている。とりわけこの論文の公式(21)は、古いメトリックMk-1 ( m) 及び所属のメトリックインクリメントから新しいメトリックMk (m)の計算を表 す。この場合mは所定のパスであり、kはフレームにおける所定のビット位置で ある。メトリックMk (m)の計算において信頼性値L(uk)が使用される。上記 の論文の第2454頁及び第2455頁には信頼性値L(uk)を求めるために いわゆるHUKアルゴリズムが提案される。このHUKアルゴリズムは経験的な モデルに基づき、この経験的モデルでは信頼性値L(uk)がドイツ自動車用責 任保険におけるいわゆるポイントに似たやり方で計算される。経験的特性のため に信頼性値L(uk)に対するこの推定は不正確である。メトリックインクリメ ントは既に計算されたメトリックに加算されるか又は乗算される。 最大事後確率アルゴリズム及び最尤アルゴリズムは、伝送区間を介して伝送さ れるデータ系列を基準系列sと比較し、送信されたデータ系列に最大の確率で所 属する基準系列sを決定するアルゴリズムである。最大事後確率は、確率P(s |y)が最大である基準系列sを選択すること、ただしここでyは受信されたデ ータ系列である、を意味する。伝送区間は例えば無線チャネル、伝送線路又はデ ータが読み出される記憶媒体 である。 本発明の課題は、信頼性値を求めるために、瞬時の信頼性値をできるだけエラ ーなしでかつ正確に計算する簡単な方法を提供することである。 上記課題は、請求項1の特徴部分記載の構成を有する方法によって解決される 。有利な実施形態は、この請求項1に従属する従属請求項から得られる。 本発明は、瞬時の信頼性値が最適化法によって非常に正確に決定されるという アイデアから出発する。しかし、難点は、最適化のために使用すべき信頼性値が エラーの付随する観測に基づく、ということに存する。このエラーは、伝送区間 を介するデータの伝送の際の妨害及びビタビアルゴリズムのエラーの付随する結 果に起因する。それゆえ、本発明の方法では、目的関数として、フレームに対す る実質的にエラーのない信頼性値とこの同一のフレームに対して求められた信頼 性値との偏差の和を定義する。この場合、偏差は実際のエラーのない信頼性値と 求められた信頼性値との間の差の絶対値に関連する。目的関数は最適化法によっ て最小化され、この結果ビタビアルゴリズムの実施のために求められた信頼性値 はエラーのない信頼性値に非常に近似される。 目的関数の最小化は本発明の方法ではエラーなしの信頼性値が未知であるにも かかわらず最適化法において数学的モデルが使用されるゆえに実施できる。この 数学的モデルは観測に基づく信頼性値とエラーなしの信頼性値との間の関連を作 り出す。さらに、このモデルにおいていわゆる事前情報、つまり例えば連続する フレームにおけるデータの相関関係又は信頼性値の相関関係に関する情報のよう な既に伝送区間を介するデータの伝送の前に知られている情報を使用する。この 意味で、データ源はデータの後続処理に影響を与える。この処理が例えば復号化 であるならば、ソース制御チャネル復号化が問題となる。 観測に基づく信頼性値は反復なしのビタビアルゴリズムの場合には通常はフレ ームの遅延によって初めて得られる。従って、瞬時の信頼性値を求めるためには 、既に処理されたフレームからビット位置に対して決定された観測された信頼性 値にまで戻らなければならない。これに対して、反復のあるビタビアルゴリズム が実施される場合には、既に第2の反復ステップにおいてこの瞬間に処理された フレームに対する観測に基づく信頼性値が存在する。この場合、この信頼性値は 瞬時の信頼性値を求めるために使用される。 本発明の方法は、周知のHUKアルゴリズムに比べてより良好な結果をもたら す。というのも、本発明の方法によれば、激しく変動するソース信号を処理する ことができるからである。この激しく変動するソース信号においてはHUKアル ゴリズムは信頼性値を十分に正確に推定できない。本発明の方法では、ビタビア ルゴリズムの実施の際に使用される信頼性値が実際の信頼性値の近傍にあり、こ のためパス選択の際のエラーの確率が低減される。というのも、使用される信頼 性値はパス選択に影響を与えるからである。正確なパス選択は例えば復号化の際 に正確に復号化されたビット系列をもたらす。 本発明の実施形態では、信頼性値は次式によって計算される: この場合、ulはビット位置の値であり、この値は有利には「+1」又は「− 1」を取りうる。P(ul=+1)は問題のビット位置lの値が「+1」である確率 である。相応にP(ul=−1)は問題のビット位置lの値が「−1」である確率で ある。 本発明の方法によれば、最適化の際に信頼性値によって直接計算されるのでは なく、補助信頼性値が使用される。この補助信頼性値に対して有利には次式が成 り立つ: この補助信頼性値は信頼性値に対して次のような利点を有する。すなわち、こ の補助信頼性値は「0」と「1」との間の確率pに対して「+1」と「−1」と の間の値域を有するという利点を有する。これに反して、信頼性値は所定の関数 領域において「+∞」と「 −∞」との間の関数値を有し、このため機械的なコンピュータの場合にそうであ るように限定された数値域における計算が困難である。信頼性値を補助信頼性値 に変換すること乃至は補助信頼性値を信頼性値に変換することは簡単な数学的な 関係式に基づいて行われる。この数学的な関係式は例えばテーブル値の形式でメ モリに格納される。 瞬時の信頼性値乃至は瞬時の補助信頼性値を再帰的に最後に処理されたフレー ムに対する信頼性値乃至は補助信頼性値から計算する再帰的最適化によって、最 適化の際の計算コストは低減される。 有利には、最適化のためにいわゆるカルマンフィルタが使用される。このカル マンフィルタでは最適化は同様に再帰的に実施される。このようなフィルタは例 えば論文“Least-squares estimation:from Gauss to Kalman”by H.W.Sorenson に示されている。この論文はIEEE Spectrum,Vol.7,July 1970,page63〜68に記載 されている。カルマンフイルタの基礎となる数学的モデルは次の事実を考慮して いる。すなわち、実際の信頼性値はエラーの付随する観測に基づく信頼性値を介 して間接的にしか求められないという事実を考慮している。カルマンフィルタは さらに信頼性値及び伝送されたデータの統計的特性を利用し、伝送されたデータ の値の迅速な変化を十分な速度で追跡する。 本発明の方法は有利には連続するフレームのビット 位置の間で相関関係が表れる場合に使用される。これは例えばGSM標準に従っ て移動無線システムで伝送されるフレームのパラメータの上位ビットに対するビ ット位置の場合がそうである。本発明の方法の実施形態では上記のビット位置に おける相関関係がこれらのビット位置の復号化に利用される。 本発明はさらに受信器によって受信されたデータの処理、とりわけ上述の方法 の実施のためののための装置に関する。上記の技術的な効果はそれゆえこの装置 にも当てはまる。 本発明の別の側面によれば上記の課題は、請求項15の特徴部分記載の構成を 有する方法によって解決される。この場合、瞬時の信頼性値は少なくとも2つの 観測された信頼性値から平均値形成によって計算される。この手段は次の認識を 基礎とする。すなわち、たしかにそれぞれ観測された信頼性値は各々実際の信頼 性値と一致しないが、しかし観測の際のエラーは平均値形成によって相殺される という認識を基礎とする。 平均値形成を有するこの方法の実施形態では、これは所定の個数の既に処理さ れたフレームに関してのみ行われ、この所定の個数は複数の平均値形成に亘って 一定のままである。この手段によって、窓を使用した場合のように、有利には連 続するフレームの系列のそれぞれ最後のセクションだけが考慮される。従って、 条件変化に迅速に適応が行われる。ビタビアルゴリズ ムの再帰的な実施の場合には、瞬時に処理されたフレームも窓に含まれる。 平均値形成を有するこの方法の他の実施形態では、例えばビタビアルゴリズム によって処理されたデータがすぐに観測された信頼性値として使用される。この 手段は非常に正確な瞬時の信頼性値の算出をもたらす。というのも、処理された データの平均値は補助信頼性値に一致し、この値は既に言及したように実際のエ ラーのない信頼性値自体の良好な近似であるからである。 本発明は、さらに、受信データの処理、とりわけ請求項19記載の平均値形成 を有する方法の実施のための装置に関する。従って、上記の技術的な効果はこの 装置にも当てはまる。 本発明の実施例を図而に基づいて説明する。 図1は、データ伝送のための基本的な機能ユニットを有するブロック図である 。 図2は、データの2つの伝送すべきフレームである。 図3は、カルマンフィルタにおける補助信頼性値の第1のタイプの計算に対す る概略図である。 図4は、カルマンフィルタにおける補助信頼性値の第2のタイプの計算に対す る概略図である。 図5は、GSM-フルレートボイスコーダからの様々なパラメータに対する相 関係数の線図である。 図6は、GSM-フルレート符号化されたフレームにおけるビット位置0〜6 9に対する相関係数の線図である。 図1は、データ伝送のための基本的な機能ユニットを有するブロック図を示す 。この場合、基本的にフレームkの伝送が問題となっている。自然数をとるイン デックスkは図1では見やすくするために及びこの図の以下の説明においても次 のような場合にのみ記載される。すなわち、フレームkの区別が本発明において 重要な意味を持つ場合にのみ記載される。フレームkの構造は後で図2に基づい て説明される。 送信器8で発生されるソースシンボル系列{ql'}は例えば値「+1」及び「− 1」を有する送信すべき情報に依存するソースシンボルql'から構成される。こ のインデックスl’はフレームkで伝送される0〜L’−1までのソースシンボ ルql'に対して経過する。ただし、ここでL’はフレームkあたりのソースシン ボルql'の個数である。ソースシンボル系列{ql'}はソースエンコーダ10によ って、例えばGSMフルレートボイスコーダによって圧縮される。この場合、ソ ース符号化されたシンボルulから成るソース符号化された系列{ul}が発生され る。このソース符号化されたシンボルulは値「+1」又は「−1」のいずれか を有する。インデックスlは1つのフレー ム内で0〜L−1まで経過する。ただし、ここでLは1つのフレームにおけるソ ース符号化されたシンボルulの個数である。この場合、L’は通常はLより大 きい。 次いでソース符号化された系列{ul}はチャネルエンコーダ12においてチャ ネル妨害に対して符号化され、例えば畳み込み符号が使用される。この場合、符 号語xlからチャネル符号化された系列{xl,n}が発生する。符号語xlの内部で はビット位置はインデックスnによって示され、このインデックスnは1つの符 号語xlの内部で0〜N−1まで経過する。ただし、ここでNは1つの符号語xl のビット位置の個数である。この符号語xlのビット位置xl,nは数値「+1」又 は「−1」のいずれかを有する。このチャネル符号化された系列{xl,n}はここ には図示されていない変調器において後続処理され、次いで伝送区間14を介し て伝送される。この伝送の際に妨害、例えばフェージング係数akによって示さ れているフェージングそしてノイズ係数N0によって示されているノイズが発生 する。 伝送区間14は送信器8と受信器16との間にある。この受信器16は場合に よっては伝送区間14を介して伝送される信号を受信するためのここには図示さ れていないアンテナ、サンプリング装置、信号を復調するための復調器及びシン ボル間妨害を除去するため の等化器を含む。これらの装置は同様に簡略化のために図1には図示されていな い。等化器は受信系列{yl,n}の受信値yl,nを出力する。これらの受信値yl,n は伝送区間14を介する妨害のために「+1」及び「−1」から偏差する値、例 えば「+0.2」又は「−3.7」を有する。 受信値yl,nはチャネルデコーダ18において後続処理される。チャネルエン コーダ12によって実施された畳み込み符号化はこのチャネルデコーダ18にお いてもとに戻され、伝送エラーは訂正されなければならない。畳み込み復号化に おいては例えば周知のビタビアルゴリズムが使用される。ビタビアルゴリズムを 実施するためにこのチャネルデコーダ18にはチャネル状態情報Lcl,nが供給 される。このチャネルデコーダ18におけるビタビアルゴリズムの実施の際に、 ビット位置lに対するパスmのいわゆるメトリックMl (m)が次式によって計算さ れる。 ただしここでMl-1 (m)はすなわちビット位置l−1スm及びビット位置lに所属する符号語のビットであ ンボルであり、L(uk,l)は求められた信頼性値であり、この信頼性値はソー ス符号化されたシンボルul が「−1」である確率の尺度である。 信頼性値L(uk,l)は計算ユニット20で算出される。この計算ユニット2 0の構造は後で図3及び図4に基づいて説明する。 いわゆるチャネルソフト出力(channel-soft-output)が求められることによ って、チャネル状態情報Lcl,nがimplicitに決定される。このチャネルソフト 出力はチャネル状態情報Lcl,nと各受信値yl,nとの積に相応する。チャネルソ フト出力には関係式: ただしここでL(x/y)は信頼性値であり、この信頼性値は、受信値yが受信 された場合に符号語の各ビット位置においてどのくらいの確率で値xが表れるか を示す。L(x)は信頼性値であり、この信頼性値は、そのくらいの確実さで値 xが決定されうるのかを示す。いわゆるガウス/フェージングチャネルに対して はLc=4aEs/N0が成り立つ。ただしここでフェージング係数であり、Es/N0 は信号/ノイズ比である。 チャネルデコーダ18は受信されたソース符号化さ -1,l)はチャネルデコーダ18のいわゆるソフト出力 て決定された信頼性の尺度である。チャネルデコーダ 算ユニット20によって計算された信頼性値L(uk,l)から区別するために、以 下では観測に基づく信頼性値乃至は観測された信頼性値と呼ばれる。この観測さ よって1つのフレームkの遅延によって初めて発生される。この遅延はインデッ クスk−1から明らかである。以下において説明する本発明の実施例ではこの観 フレームkに対する信頼性値L(uk,l)を求めるために計算ユニット20におい て使用される。 22に入力され、このソースデコーダ22はソース符 発生する。 加算ユニット28に到達している2つの破線矢印2 -1,l)の他に又はこの信頼性値の代わりにソース符号2で復号化の際に発生される情報が使用されることを暗示している。計算ユニッ ト20は最終的に受信され ソースシンボル系列{ql’}と一致し、従って伝送の際のチャネル妨害の影響が 十分に訂正されることを可能にする。 図2は、2つのフレーム、すなわちソース符号化されたシンボルulから成る 瞬時のフレームk及びその前のフレームk−1を示す。各フレームk,k−1に はL個のソース符号化された受信シンボルulが所属し、このためインデックス lは0〜L−1まで経過する。フレームk、k−1、k−2....の間の関連は、 図2の計算ユニット20によって初めて作られる。この場合、次の事実が利用さ れる。すなわち、所定のソース符号化されたシンボル間には、つまりシンボルuk,l 及びuk-1,lとの間には乃至は連続するフレームk−1、kのこれらのシンボ ルの信頼性値L(uk,l)とL(uk-1,l)との間には、特徴的な相関関係が発生する 。この相関関係は本発明では数学的なモデルによって再現される。この数学的モ デルに基づいて信頼性値L(uk,l)が求められる。 リックインクリメントMl (m)が計算される場合、その都度公式(1)によって信 頼性値L(uk-1,l)が考慮 状態に対してメトリックMl (m)が求められる場合、計 算ユニット20、図1参照、は信頼性値L(uk,l)を供給する。この信頼性値L( uk,l)はこの時点で知ら 1フレームだけ遅延するにもかかわらずフレームkに対する信頼性値L(uk,l) が十分な精度で与えられる。 図3はカルマンフィルタにおける補助信頼性値の第1のタイプの計算に対する 概略図である。この補助信頼性値はまず最初にカルマンフィルタを詳しく説明し た後で詳しく説明する。 以下において論文“Least-squares estimation:from Gauss to Kalman”by H. W.Sorensonにおいてカルマンフィルタの説明で使用されている表記法に依拠した 表記法を使用する。IEEE Spectrum,Vol.7,July 1970,page63〜68を参照のこと。 この論文の方程式(11’)及び(10’)において使用された数学的モデルは 高次元である。しかし、本発明の実施例を説明するためには、1次元モデルのよ り簡単な場合を使用する。この場合、ベクトルはただ1つの成分を有し、従って スカラーである。次のシステムモデルが得られる: xk=ρkk-1+wk (3) ただしここでxkは時点kにおける状態であり、xk- 1 は時点k−1における状態であり、ρkはxkとxk-1との間の相関係数であり、 wkは時点kにおけるシステム外乱である。このシステムモデルはいわゆる1次 のマルコフ過程のモデリングのために使用される。他のこのようなシステムモデ ルのためにしばしば使用される表記法は「1次の自己回帰モデル」である。 所属の測定モデルは次式である: zk=xk+vk (4) ただしここでzkは時点kにおける測定値であり、vkは時点kにおける測定外乱 である。xkと乗算される測定係数Hkは値「1」を有し、それゆえ式(4)には 記述しなかった。外乱wk及びvkはいわゆるホワイトノイズから発生し、平均値 0を有する。さらにwkの分散はQkと記し、vkの分散はRkと記す。 式(3)及び(4)によるモデルから出発してH.W.Sorensonと共にカルマン フィルタアルゴリズムを次式によって定義する: いて第1のインデックスは、インデックスの付けられた変数が計算される乃至は 計算されたそれぞれの時点k乃至はk−1を示す。斜線(/)によって分離され たインデックスは、どの時点においてインデックスの付けられたそれぞれの量を 計算するのに必要な値が与えられるのかを示す。以下においては理解のために必 要なければ、第2のインデックスを省略した表記法も使用する。 分散Qk、Rkならびに相関係数ρkは有利には定数であり、フィルタリングの 開始時点に予め設定される。この設定の際に有利には先に測定された測定値を考 慮する。 式(5)〜(9)に示されたカルマンフィルタアルゴリズムは平均二乗誤差の 点で最適である。つまり、 最小である。 式(8)を式(5)に代入することによっていわゆ 処理時点k+1において存在する測定値zk+1に基 ことによって得られる: としては小さいか又は等しい。従って、このカルマンフィルタアルゴリズムは安 定に作動する。新しい測定 式(7)及び(9)において式(6)を用いて共分散Pk/k-1を置き換え、さ らに続いて共分散Pk-1/k-1を除去する数学的な置換によって、ゲイン係数(Ve rstaerkungsfaktor/gain factor)Kの計算のための次の式が得られる: この式(12)から、測定外乱vkがシステム外乱wkに比べて非常に小さい場 合、従ってRkがQkよりはるかに小さい場合、ゲイン係数Kkがほぼ値1をとる ことが得られる。ゲイン係数Kkが値1を有するな らば、式(10)及び(11)によって最適な推定値 定される。これに対してシステム外乱wkが測定外乱vkに比べて小さい場合、ゲ イン係数Kkは0になる。 ほぼ0のゲイン係数Kkに対して式(10)及び(1 に依存することが結果的に得られる。カルマンフィルタのこの特性は、エラーの ない実際の状態xkの良好な推定を保障する。 式(11)は次のように書くことができる: ただしここでhjはzj(j=1,...,k+1)に依存し れまでに存在した全ての測定値zkの線形結合である +1において、測定値zkの統計的相関(1次の統計)も数値分布(0次の統計) も考慮されることが見て取れる。 直接信頼性値L(uk,l)の計算のために使用できる。しかし、以下に挙げる理由 から信頼性値L(uk,l)及 頼性値は例えば信頼性値L(uk,l)の確率pへの強い非線形依存性の線形化から 得られる。 信頼性値に対して一般に次ぎの定義式が成り立つ: この場合、ulは要素{+1、−1}を有するランダム変数と見なされる。P(ul =−1)=pは、ulが値「−1」を有することに対する確率である。これに対 して、P(ul=+1)=1−pは、ulが値「+1」を有することに対する確率 である。省略記号「log」は自然対数を表す。信頼性値はソフト値とも又は対 数確率比とも呼ばれる。 定義式(14)によれば、信頼性値は[−∞,+∞]の範囲の実数値である。ul を値L(ul)に基づいて「+1」又は「−1」として分類すれば、符号sign( L(ul))はいわゆるハード判定を示し、絶対値|L(ul)|はソフト値とも呼ばれ る判定の信頼性を示す。 上記の式(1)をメトリックMk (m)を計算するために考察すると、信頼性値が 「−∞」又は「+∞」に向かうならば、これはL(uk,l)だけによって決定され る。これは、式(14)から分かるように、0に近いpに対して乃至は1に近い pに対してそうである。さらにプロセッサによる実現に際してはlog関数の変 換がしばしば邪魔である。本発明の実施例では、この 欠点を除去するために、pとL(uk)との間の関係を線形に近似する: 定数であり、m(uk)は既述の補助信頼性値である。 この定数Kは数値「2」を有し、このため確率p=0.5における確率pによっ て関数L(uk)を導出するこを導出することに等しい。 補助信頼性値m(uk)に対しては次の関係式が成り止つ: m(uk)=1−2p =(−1)p+(+1)(1−p)=E{uk} (16) この式から、補助信頼性値m(uk)はukの平均値であることが見て取れる。 補助信頼性値と信頼性値との間の関連は、式(14)及び(16)から得られ 、次式で表される: 補助信頼性値m(uk)は信頼性値L(uk)と類似の意味を有する。すなわち、符 号sign(m(ul))はいわゆるハード判定であり、絶対値|m(ul)|は判定の 信頼性、いわゆるソフト判定である。式(15)乃至は(17)によればチャネ ルデコーダ18、図1参 1,l)は例えばテーブルによって補助信頼性値m(uk-1,l)に変換される。計算ユ ニット20、図1参照、によって求められた補助信頼性値m(uk,l)はこの場合 同様にテーブルを使用してL(uk,l)に変換される。式(15)によれば補助信 頼性値m(uk,l)による信頼性値L(uk)の近似は、実際に同様に良好な結果に導 く。 補助信頼性値mk(ukへの依存性はもはや書かないことにする)を有する本発 明の実施例においては、カルマンフィルタに対して式(10)及び(12)から 次の計算規則が得られる:に既述の分散Rkに相応する。 図3は式(19)による計算をブロック図で示している。減算ユニット50に よって式(19)において 内側括弧の中にある表現(m*k-1−mk-1/k-2)が計算される。この結果は乗算ユ ニット52においてゲイン係数Kk-1によって乗算される。このゲイン係数Kk-1 は式(20)によって計算された。この乗算の結果に加算ユニット54において 補助信頼性値mk-1/k-2が加算される。これにより式(19)の外側括弧の中の 表現が算定される。続いて、この表現の計算の結果が乗算ユニット56において 相関係数ρkによって乗算される。この乗算の結果は補助信頼性値mk/k-1であり 、この補助信頼性値mk/k-1は、既述のように、これがチャネルデコーダ18( 図1参照)によって使用される前に信頼性値に変換される。 遅延ユニット58は補助信頼性値mk/k-1から1フレームだけの遅延によって 補助信頼性値mk-1/k-2を次の処理ステップのために発生する。図3には乗算ユ ニット60が暗示されており、この乗算ユニット60において補助信頼性値mk- 1/k-2 は、これが減算ユニット50で使用される前に、測定係数Hk-1によって乗 算される。しかし、この測定係数Hk-1は、上述のように、この実施例では値1 を有する。 補助信頼性値を有する他の実施例では、例えば反復的復号化が実施される場合 、時点kにおいて既に補助信頼性値m*kが知られている。この場合には、カルマ ンフィルタに対して式(11)及び(12)と同様に次の2つの式が成り立つ: 図4は式(21)の計算を示す。図4の表示は基本的に図3の表示に相応する 。このため既に説明した機能ユニットはもはや説明しない。しかし、所属の参照 符号を区別するためにプライム記号を付けてある。図4では図3に比べてインデ ックスk−1がインデックスkに置換されている。 初期条件としては図3又は図4の実施例では例えばm0/-1=m0/0=0及びK0 =0が選択される。分散 数ρkも同様に測定値に基づいて予め設定される。これらの測定値は例えば後で 説明する図6によって求め タリングプロセスの間にも予め設定された同様に実験的に決定された関数に従っ て動的に計算されうる。 図3及び4には、それぞれフレームk、図2参照、のビット位置lに対するカ ルマンフイルタが示されている。通常はフレームとフレームとの間で相関する複 数のビット位置lがある。この場合、各々これらのビット位置lに対して図3又 は図4によるカルマンフィルタが計算ユニット20、図1を参照、において使用 される。 図5は、縦座標軸に相関係数、横座標軸にパラメータ番号0〜75が示されて いる線図を示す。番号0〜75を有するパラメータはGSMフルレートボイスコ ーダにより生成されるパラメータに相応する。これについてはGSM-Recomendatio n 06.10“European digital cellular telecommunications system;Full rate s peech transcoding”,1995を参照のこと。このGSMフルレートボイスコーダは 例えばソースエンコーダ10、図1参照、である。 パラメータ0〜7はいわゆるLAR(logarithmical area ratio)係数であり 、これらのLAR係数はLPC(linear prediction coding)解析において発生 される。これらの係数の相関は連続的に0.3より大きい。またいわゆるLTP (long term prediction)に対する類似尺度bであるパラメータ番号9、26、 43及び60は、0.2より大きい相関を有する。各フレームにおいてさらにい わゆるRPE(regular pulse exciting)解析からの4つのXMAX係数があり、 これら4つのXMAX係数はフレームとフレームとの間でほんの少し変化し、0. 7より大きい相関係数を有する。上記のパラメータの相関は上位ビット位置にも 現れ、これらの上位ビット位置においてこれらのパラメータは伝送される。 図6はGSMフレームにおけるビット位置0〜69に対する相関係数の線図を 示す。多数のビット位置の 値は著しいフレーム間相関を有する。つまりukとuk-1との間の相関係数は0. 3より大きい。式(16)に示される平均値形成に基づいてm(uk)とm(uk-1) との間の相関係数ρkがukとuk-1との間の相関係数よりも明らかに大きくなけ ればならないことが識別され、上記の値に対しては大抵の場合0.8〜0.9で あり、この結果、式(3)の数学的モデルは実際の関係に相応し、さらにカルマ ンフィルタによって発生される信頼性値L(uk)は復号過程の改善をもたらす。 本発明のさらに別の実施例では式(3)及び(4)で示される1次元モデルの 代わりに、高次元モデルが使用される。この場合、前述のSorensonの論文に記載 されているベクトル表示法が有効である。高次元モデルはとりわけフレーム間相 関(inter-frame correlation)のほかにフレーム内相関(intra-frame correlati on)も考慮される場合に使用される。 信頼性値乃至は補助信頼性値の計算は、最適化法なしでもなんらかの限定され た、しかし多くの目的に対して十分な精度をもって求められる。この場合、補助 信頼性値m(uk)が次式によって求められることによって式(16)で示された 関連を利用する:ただしここでNは所定のフレーム個数であり、これらの所定のフレーム個数に亘 っていわゆる窓が行われる 。すまわち、最後のN個のフレームのソース符号化さ よって推定すべき信号の迅速な変化も把握される。 性値m(uk)はこの場合前述のように後続処理される。 式(23)は補助信頼性値、すなわちm=1−2pの定義を使用して次のよう に表現できる: 性値L(uk)が式(14)を用いて直接計算される。
【手続補正書】特許法第184条の8第1項 【提出日】平成11年6月29日(1999.6.29) 【補正内容】 〜2457から公知である。この論文の基本部分は特許出願DE4224214C2 にも含まれている。とりわけこの論文の公式(21)は、古いメトリックMk-1 ( m) 及び所属のメトリックインクリメントから新しいメトリックMk (m)の計算を表 す。この場合mは所定のパスであり、kはフレームにおける所定のビット位置で ある。メトリックMk (m)の計算において信頼性値L(uk)が使用される。上記の 論文の第2454頁及び第2455頁には信頼性値L(uk)を求めるためにいわ ゆるHUKアルゴリズムが提案される。このHUKアルゴリズムは経験的なモデ ルに基づき、この経験的モデルでは信頼性値L(uk)がドイツ自動車用責任保険 におけるいわゆるポイントに似たやり方で計算される。経験的特性のために信頼 性値L(uk)に対するこの推定は不正確である。メトリックインクリメントは既 に計算されたメトリックに加算されるか又は乗算される。 最大事後確率アルゴリズム及び最尤アルゴリズムは、伝送区間を介して伝送さ れるデータ系列を基準系列sと比較し、送信されたデータ系列に最大の確率で所 属する基準系列sを決定するアルゴリズムである。最大事後確率は、確率P(s |y)が最大である基準系列sを選択すること、ただしここでyは受信されたデ ータ系列である、を意味する。伝送区間は例えば無線チャネル、伝送線路又はデ ータが読み出される記憶媒体 である。 ヨーロッパ特許出願EP0449327A2から複数の受信アンテナを有する ノイズ不感性マルチプル受信器が公知である。受信信号は唯一の送信信号によっ て発生され、この唯一の送信信号は様々な伝送路を介してアンテナに到達する。 個々のアンテナの受信信号からブランチメトリック(the branch metrics)がビ タビアルゴリズムの実施のために計算される。このアルゴリズムの実施の前に個 々のアンテナの受信信号に対して計算されるブランチメトリックが重み付けされ 、結合される。これにより、ビタビアルゴリズムの実施の後でシンボル系列が発 生される。このシンボル系列は送信信号の基礎となっている送信シンボル系列と 良好に一致する。 本発明の課題は、信頼性値を求めるために、瞬時の信頼性値をできるだけエラ ーなしでかつ正確に計算する簡単な方法を提供することである。 上記課題は、請求項1の特徴部分記載の構成を有する方法によって解決される 。有利な実施形態は、この請求項1に従属する従属請求項から得られる。 本発明は、瞬時の信頼性値が最適化法によって非常に正確に決定されるという アイデアから出発する。しかし、難点は、最適化のために使用すべき信頼性値が エラーの付随する観測に基づく、ということに存する。このエラーは、伝送区間 を介するデータの伝送の際 の妨害及びビタビアルゴリズムのエラーの付随する結果に起因する。それゆえ、 本発明の方法では、目的関数として、フレームに対する実質的にエラーのない信 頼性値とこの同一のフレームに対して求められた信頼性値との偏差の和を定義す る。この場合、偏差は実際のエラーのない信頼性値と求められた信頼性値との間 の差の絶対値に関連する。目的関数は最適化法によって最小化され、この結果ビ タビアルゴリズムの実施のために求められた信頼性値はエラーのない信頼性値に 非常に近似される。 目的関数の最小化は本発明の方法ではエラーなしの信頼性値が未知であるにも かかわらず最適化法において数学的モデルが使用されるゆえに実施できる。この 請求の範囲 1. 受信器(16)によって受信されたデータを処理するための方法であっ て、 連続するフレーム(k)において伝送区間(14)を介して伝送されたデータ が受信され、1フレーム(k)は所定の個数のビット位置(l)を含み、 前記受信されたデータはメトリックインクリメントを使用する最大事後確率ア ルゴリズム又は最尤アルゴリズムによって処理され、 前記メトリックインクリメントは、少なくとも1つのビット位置(l)に対し て、瞬時に処理されるフレーム(k)に対して求められる瞬時の信頼性値(L( uk,l))に依存して計算され、前記ビット位置(l)の値及び/又は前記ビット 位置(l)の信頼性値(L(uk,l))はフレーム(k)とフレーム(k−1)と の間で相関し、前記瞬時の信頼性値(L(uk,l))は前記ビット位置(l)の値 が所定の値を有する確率の尺度であり、 前記瞬時の信頼性値(L(uk,l))を求めるために k-1)から又は瞬時に処理されたフレーム(k)からビット位置(l)に対して 決定される、受信器(1 6)によって受信されたデータを処理するための方法において、 前記瞬時の信頼性値(L(uk,l))は次のようにして求められる、すなわち、 各フレーム(k)に対するェラーのない信頼性値と同一のフレーム(k)に対し て求められる信頼性値(L(uk,l))との偏差の複数のフレーム(k)に対して 形成される和が最小であるようにして求められることを特徴とする、受信器(1 6)によって受信されたデータを処理するための方法。 2. 信頼性値は次式 によって求められ、ただしここでL(ul)は信頼性値であり、ulはフレーム内の ビット位置lの値であり、P(ul=+1)は前記ビット位置lの値が第1の値、有 利には数値「+1」を有することに対する確率であり、P(ul=−1)は前記ビッ ト位置lの値が第2の値、有利には数値「−1」を有することに対する確率であ ることを特徴とする請求項1記載の方法。 3. 瞬時の信頼性値(L(uk,l))は再帰的に、有利にはカルマンフィルタ (20)を使用して、最後に処理されたフレーム(k−1)に対して求められた 信頼性値(L(uk-1,l))から計算されることを特徴とする請求項1又は2記載 の方法。 4. 瞬時の信頼性値は次式 によって計算され及び/又は瞬時の信頼性値は次式 によって計算され、ただしここでLkはフレームkに対する信頼性値であり、ρk は所定の相関係数であり、L*k-1乃至はL*kはフレームk−1乃至はkに対する 観測された信頼性値であり、 Kk乃至はKk-1はゲイン係数であり、該ゲイン係数は次式 ことを特徴とする請求項3記載の方法。 5. 受信器(16)によって受信されたデータを処理するための方法であっ て、 連続するフレーム(k)において伝送区間(14)を介して伝送されたデータ が受信され、1フレーム(k)は所定の個数のビット位置(l)を含み、 前記受信されたデータはメトリックインクリメントを使用する最大事後確率ア ルゴリズム又は最尤アルゴリズムによって処理され、 前記メトリックインクリメントは、少なくとも1つのビット位置(l)に対し て、瞬時に処理されるフレーム(k)に対して求められる瞬時の信頼性値(L( uk,l))に依存して計算され、前記ビット位置(l)の値及び/又は前記ビット 位置(l)の信頼性値(L(uk,l))はフレーム(k)とフレーム(k−1)と の間で相関し、前記瞬時の信頼性値(L(uk,l))は前記ビット位置(l)の値 がエラーなしに決定されうる確率の尺度であり、 前記瞬時の信頼性値(L(uk,l))を求めるために k−1)から又は瞬時に処理されたフレーム(k)からビット位置(l)に対し て決定される、受信器(16)によって受信されたデータを処理するための方法 において、 正確な変換関数又は近似関数を使用して、前記観測 瞬時の補助信頼性値(m(uk,l))は次のようにして求められる、すなわち、 各フレーム(k)に対するエラーのない補助信頼性値と同一のフレーム(k)に 対して求められる補助信頼性値(m(uk,l))との偏差の複数のフレーム(k) に対して形成される和が最 小であるようにして求められ、 前記変換関数又は近似関数を使用して、求めら れた前記補助信頼性値(m(uk,l))から瞬時の信頼性値(L(uk,l))が決定さ れることを特徴とする、受信器(16)によって受信されたデータを処理するた めの方法。 6. 補助信頼性値に対して次式 が成り立ち、ただしここでulはフレーム内のビット位置lの値であり、P(ul= +1)は前記値ulが第lの値、有利には数値「+1」を有することに対する確率 であり、P(ul=−1)は前記値ulが第2の値、有利には数値「−1」を有する ことに対する確率であることを特徴とする請求項5記載の方法。 7. 瞬時の補助信頼性値(m(uk,l))は再帰的に、有利にはカルマンフィ ルタ(20)を使用して、最後に処理されたフレーム(k−1)に対して求めら れた補助信頼性値(m(uk-1,l))から計算されることを特徴とする請求項5又 は6記載の方法。 8. 瞬時の補助信頼性値は次式 によって計算される及び/又は瞬時の確率値mkは次式 によって計算される、ただしここでmkはフレームkに対する補助信頼性値であ り、ρkは相関係数であり、m*k乃至はm*k-1は観測された補助信頼性値であり 、Kk乃至はKk-1はゲイン係数であり、該ゲイン係数は有利には次式 ことを特徴とする請求項7記載の方法。 この設定において有利には測定が考慮されることを特徴とする請求項8記載の 方法。 10. 瞬時の信頼性値を求める際に次の数学的モデル: Xk=Φk,k-1k-1+Wk 及び Zk=Hkk+Vk が使用される、ただしここでXkはフレームkに対する状態ベクトルであり、Φk はシステム行列であり、 Wkはシステム外乱ベクトルであり、Zkは測定ベクトルであり、Hkは測定行列 であり、Vkは測定外乱ベクトルであることを特徴とする請求項1〜9までのう ちの1項記載の方法。 11. 符号化されて伝送されたデータの復号化のために使用されることを特 徴とする請求項1〜10までのうちの1項記載の方法。 12.前記方法は移動無線システムにおけるデータ伝送において使用され、前 記移動無線システムは有利にはGSM標準に従って作動することを特徴とする請 求項1〜11までのうちの1項記載の方法。 13. ビット位置(l)において有利にはフレーム(k)で伝送されるパラ メータの上位ビットが伝送されることを特徴とする請求項12記載の方法。 14. とりわけ請求項1〜13までのうちの1項記載の方法を実施するため の、受信データを処理するための装置(16)であって、 伝送区間(14)を介して伝送されたデータを受信するための受信ユニットを 有し、前記データは所定の個数のビット位置(l)から成るフレーム(k、k− 1)で伝送され、 メトリックインクリメントユニット(18)を有し、該メトリックインクリメ ントユニット(18)はメトリックインクリメントを使用する最大事後確率アル ゴリズム又は最尤アルゴリズムによって受信された前 記データを処理し、 計算ユニット(20)を有し、該計算ユニット(20)は少なくとも1つのビ ット位置(l)に対して瞬時の信頼性値(L(uk,l))を求め、前記ビット位置 (l)の値及び/又は前記ビット位置(l)の信頼性値はフレーム(k)とフレ ーム(k−1)との間で相関し、前記瞬時の信頼性値(L(uk,l))は前記メト リックインクリメントユニット(18)に出力され、 前記計算ユニット(20 )は前記瞬時の信頼性値(L(uk,l))を求めるために少なくとも1つの観測さ既に処理されたフレーム(k−1)又は瞬時に処理されるフレーム(k)からビ ット位置(l)に対して決定されたものである、とりわけ請求項1〜13までの うちの1項記載の方法を実施するための、受信データを処理するための装置(1 6)において、 前記計算ユニット(20)は信頼性値(L(uk,l))を次のようにして求める 、すなわち、フレームのエラーのない信頼性値と同一のフレーム(k)に対して 求められる信頼性値(L(uk,l))との偏差の複数のフレーム(k)に対して形 成される和が最小になるようにして求め、 又は、前記計算ユニット(20)は信頼性値(L(uk,l))を次のようにして 求める、すなわち、各フレ ーム(k)に対する実質的にエラーのない補助信頼性値と同一のフレーム(k) に対して求められる補助信頼性値(m(uk,l))との偏差の複数のフレーム(k )に対して形成される和が最小になるようにして求め、前記補助信頼性値(m( uk,l))は信頼性値(L(uk,l))から変換関数又は近似関数を用いて計算され ることを特徴とする、とりわけ請求項1〜13までのうちの1項記載の方法を実 施するための、受信データを処理するための装置(16)。 15. 受信器(16)によって受信されたデータを処理するための方法であ って、 連続するフレーム(k)において伝送区間(14)を介して伝送されたデータ が受信され、1フレーム(k)は所定の個数のビット位置(l)を含み、 前記受信されたデータはメトリックインクリメントを使用する最大事後確率ア ルゴリズム又は最尤アルゴリズムによって処理され、 前記メトリックインクリメントは、少なくとも1つのビット位置(l)に対し て、瞬時に処理されるフレーム(k)に対して求められる瞬時の信頼性値(L( uk,l);m(uk,l))に依存して計算され、前記ビット位置(l)の値及び/又は 前記ビット位置(l)の信頼性値はフレーム(k)とフレーム(k−1)との間 で相関し、前記瞬時の信頼性値(L(uk,l);m(uk,l))は前記ビット位置(l )の値が所定の値を有す る確率の尺度であり、 前記瞬時の信頼性値(L(uk,l);m(uk,l))を求めるために少なくとも2つ の観測された信頼性値(L は少なくとも2つの既に求められた信頼性値(L(uk,l),L(uk-1,l);m(uk ,l ),m(uk-1,l))が使用され、該少なくとも2つの観測された信頼性値(L*( 少なくとも2つの既に求められた信頼性値(L(uk,l),L(uk-1,l);m(uk,l) ,m(uk-1,l))は所属のフレーム(k,k−1)からビット位置(l)に対して 決定される、受信器(16)によって受信されたデータを処理するための方法に おいて、 前記瞬時の信頼性値(L(uk,l),m(uk,l))は前 頼性値(L(uk,l),L(uk-1,l);m(uk,l),m(uk-1,l))から平均値形成によ って形成されることを特徴とする、受信器(16)によって受信されたデータを 処理するための方法。 16. 平均値は一定数の既に処理されたフレーム(k)に対して形成され、 有利には最後に処理されたフレーム(k)の信頼性値が使用されることを特徴と する請求項15記載の方法。 17. 信頼性値は補助信頼性値であり、該補助信 頼性値はメトリックインクリメントの計算のために変換関数又は近似関数によっ て信頼性値に変換されることを特徴とする請求項15又は16記載の方法。 18. 観測された信頼性値は最大事後確率アルゴリズム又は最尤アルゴリズ ムから出力される処理され 17までのうちの1項記載の方法。 19. とりわけ請求項15〜18までのうちの1項記載の方法を実施するた めの、受信データを処理するための装置(16)であって、 伝送区間(14)を介して伝送されたデータを受信するための受信ユニットを 有し、前記データは所定の個数のビット位置(l)から成るフレーム(k)で伝 送され、 メトリックインクリメントユニット(18)を有し、該メトリックインクリメ ントユニット(18)は受信されたデータをメトリックインクリメントを使用す る最大事後確率アルゴリズム又は最尤アルゴリズムによって処理し、 計算ユニット(20)を有し、該計算ユニット(20)は少なくとも1つのビ ット位置(l)に対して瞬時の信頼性値(L(uk,l))を求め、前記ビット位置 (l)の値及び/又は前記ビット位置(l)の信頼性値はフレーム(k)とフレ ーム(k−1)との間で相関し、前記瞬時の信頼性値(L(uk,l))は前記メト リックインクリメントユニット(18)に出力され、信頼性値(L(uk,l))は 前記ビット位置(l)の値が所定の値を有する確率に対する尺度である、とりわ け請求項15〜18までのうちの1項記載の方法を実施するための、受信データ を処理するための装置(16)において、 前記計算ユニット(20)は少なくとも2つの観測 少なくとも2つの既に求められた信頼性値(L(uk-1,l),L(uk-2,l))から平 均値形成によって前記瞬時の信頼性値(L(uk,l))を計算し、前記少なくと l))又は少なくとも2つの既に求められた信頼性値(L(uk-1,l),L(uk-2,l) )は所属のフレーム(k、k−1、k−2)からビット位置(l)に対して決定 されたものであることを特徴とする、とりわけ請求項15〜18までのうちの1 項記載の方法を実施するための受信データを処理するための装置(16)。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1. 受信器(16)によって受信されたデータを処理するための方法であっ て、 連続するフレーム(k)において伝送区間(14)を介して伝送されたデータ が受信され、1フレーム(k)は所定の個数のビット位置(1)を含み、 前記受信されたデータはメトリックインクリメントを使用する最大事後確率ア ルゴリズム又は最尤アルゴリズムによって処理され、 前記メトリックインクリメントは、少なくとも1つのビット位置(1)に対し て、瞬時に処理されるフレーム(k)に対して求められる瞬時の信頼性値(L( uk,l))に依存して計算され、前記ビット位置(l)の値及び/又は前記ビット 位置(l)の信頼性値(L(uk,l))はフレーム(k)とフレーム(k−1)と の間で相関し、前記瞬時の信頼性値(L(uk,l))は前記ビット位置(l)の値 が所定の値を有する確率の尺度である、受信器(16)によって受信されたデー タを処理するための方法において、 前記瞬時の信頼性値(L(uk,l))を求めるために k−1)から又は瞬時に処理されたフレーム(k)か らビット位置(l)に対して決定され、 さらに、前記瞬時の信頼性値(L(uk,l))は次のようにして求められる、す なわち、各フレーム(k)に対するエラーのない信頼性値と同一のフレーム(k )に対して求められる信頼性値(L(uk,l))との偏差の複数のフレーム(k) に対して形成される和が最小であるようにして求められることを特徴とする、受 信器(16)によって受信されたデータを処理するための方法。 2.信頼性値は次式によって求められ、ただしここでL(ul)は信頼性値であり、ulはフレーム内の ビット位置lの値であり、P(ul=+1)は前記ビット位置lの値が第1の値、有 利には数値「+1」を有することに対する確率であり、P(ul=−1)は前記ビッ ト位置lの値が第2の値、有利には数値「−1」を有することに対する確率であ ることを特徴とする請求項1記載の方法。 3. 瞬時の信頼性値(L(uk,l))は再帰的に、有利にはカルマンフイルタ (20)を使用して、最後に処理されたフレーム(k−l)に対して求められた 信頼性値(L(uk-1,l))から計算されることを特徴とする請求項1又は2記載 の方法。 4. 瞬時の信頼性値は次式 によって計算される及び/又は瞬時の信頼性値は次式 によって計算される、ただしここでLkはフレームkに対する信頼性値であり、 ρkは所定の相関係数であり、L*k-1乃至はL*kはフレームk−l乃至はkに対 する観測された信頼性値であり、 Kk乃至はKk-1はゲイン係数であり、該ゲイン係数は次式 ことを特徴とする請求項3記載の方法。 5. 受信器(16)によって受信されたデータを処理するための方法であっ て、 連続するフレーム(k)において伝送区間(14)を介して伝送されたデータ が受信され、1フレーム(k)は所定の個数のビット位置(l)を含み、 前記受信されたデータはメトリックインクリメントを使用する最大事後確率ア ルゴリズム又は最尤アルゴリズムによって処理され、 前記メトリックインクリメントは、少なくとも1つ のビット位置(l)に対して、瞬時に処理されるフレーム(k)に対して求めら れる瞬時の信頼性値(L(uk,l))に依存して計算され、前記ビット位置(l) の値及び/又は前記ビット位置(l)の信頼性値(L(uk,l))はフレーム(k) とフレーム(k−1)との間で相関し、前記瞬時の信頼性値(L(uk,l))は前 記ビット位置(l)の値がエラーなしに決定されうる確率の尺度である、受信器 (16)によって受信されたデータを処理するための方法において、 前記瞬時の信頼性値(L(uk,l))を求めるために k−1)から又は瞬時に処理されたフレーム(k)からビット位置(l)に対し て決定され、 正確な変換関数又は近似関数を使用して、前記観測 瞬時の補助信頼性値(m(uk,l))は次のようにして求められる、すなわち、 各フレーム(k)に対するエラーのない補助信頼性値と同一のフレーム(k)に 対して求められる補助信頼性値(m(uk,l))との偏差の複数のフレーム(k) に対して形成される和が最小であるようにして求められ、 前記変換関数又は近似関数を使用して、前記求めら れた補助信頼性値(m(uk,l))から瞬時の信頼性値(L(uk,l))が決定される ことを特徴とする、受信器(16)によって受信されたデータを処理するための 方法。 6. 補助信頼性値に対して次式 が当てはまり、ただしここでulはフレーム内のビット位置lの値であり、P(ul =+1)は前記値ulが第1の値、有利には数値「+l」を有することに対する確 率であり、P(ul=−1)は前記値ulが第2の値、有利には数値「−1」を有す ることに対する確率であることを特徴とする請求項5記載の方法。 7. 瞬時の補助信頼性値(m(uk,l))は再帰的に、有利にはカルマンフィ ルタ(20)を使用して、最後に処理されたフレーム(k−l)に対して求めら れた補助信頼性値(m(uk-1,l))から計算されることを特徴とする請求項5又 は6記載の方法。 8. 瞬時の補助信頼性値は次式 によって計算される及び/又は瞬時の確率値mkは次式 によって計算される、ただしここでmkはフレームkに対する補助信頼性値であ り、ρkは相関係数であり 、m*k-1乃至はm*kは観測された補助信頼性値であり、Kk乃至はKk-1はゲイン 係数であり、該ゲイン係数は有利には次式 ことを特徴とする請求項7記載の方法。 この設定において有利には測定が考慮されることを特徴とする請求項8記載の 方法。 10. 瞬時の信頼性値を求める際に次の数学的モデル: Xk=Φk,k-1k-1+Wk 及び Zk=Hkk+Vk が使用される、ただしここでXkはフレームkに対する状態ベクトルであり、Φk はシステム行列であり、Wkはシステム外乱ベクトルであり、Zkは測定ベクトル であり、Hkは測定行列であり、Vkは測定外乱ベク トルであることを特徴とする請求項1〜9までのうちの1項記載の方法。 11.符号化されて伝送されたデータの復号化のために使用されることを特徴 とする請求項1〜10までのうちの1項記載の方法。 12. 前記方法は移動無線システムにおけるデータ伝送において使用され、 前記移動無線システムは有利にはGSM標準に従って作動することを特徴とする 請求項1〜11までのうちの1項記載の方法。 13. ビット位置(l)において有利にはフレーム(k)で伝送されるパラ メータの上位ビットが伝送されることを特徴とする請求項12記載の方法。 14. とりわけ請求項1〜13までのうちの1項記載の方法を実施するため の受信データを処理するための装置(16)であって、 伝送区間(14)を介して伝送されたデータを受信するための受信ユニットを 有し、前記データは所定の個数のビット位置(l)から成るフレーム(k、k− 1)で伝送され、 メトリックインクリメントユニット(18)を有し、該メトリックインクリメ ントユニット(18)は受信されたデータをメトリックインクリメントを使用す る最大事後確率アルゴリズム又は最尤アルゴリズムによって処理し、 計算ユニット(20)を有し、該計算ユニット(2 0)は少なくとも1つのビット位置(l)に対して瞬時の信頼性値(L(uk,l) )を求め、前記ビット位置(l)の値及び/又は前記ビット位置(l)の信頼性 値はフレーム(k)とフレーム(k−1)との間で相関し、前記瞬時の信頼性値 (L(uk,l))は前記メトリックインクリメントユニット(18)に出力される 、とりわけ請求項1〜13までのうちの1項記載の方法を実施するための受信デ ータを処理するための装置(16)において、 前記計算ユニット(20)は前記瞬時の信頼性値(L(uk,l))を求めるため に少なくとも1つの観測さ 既に処理されたフレーム(k−1)又は瞬時に処理されるフレーム(k)からビ ット位置(l)に対して決定されたものであり、 前記計算ユニット(20)は信頼性値(L(uk,l))を次のようにして求め る、すなわち、フレームのエラーのない信頼性値と同一のフレーム(k)に対し て求められる信頼性値(L(uk,l))との偏差の複数のフレーム(k)に対して 形成される和が最小になるようにして求め、 又は、前記計算ユニット(20)は信頼性値(L(uk,l))を次のようにして 求める、すなわち各フレーム(k)に対する実質的にエラーのない補助信頼性値 と同一のフレーム(k)に対して求められる補助信頼性値(m(uk,l))との偏 差の複数のフレーム(k)に対して形成される和が最小になるようにして求め、 前記補助信頼性値(m(uk,l))は信頼性値(L(uk,l))から変換関数又は近似 関数を用いて計算されることを特徴とする、とりわけ請求項1〜13までのうち の1項記載の方法を実施するための受信データを処理するための装置(16)。 15. 受信器(16)によって受信されたデータを処理するための方法であ って、 連続するフレーム(k)において伝送区間(14)を介して伝送されたデータ が受信され、1フレーム(k)は所定の個数のビット位置(l)を含み、 前記受信されたデータはメトリックインクリメントを使用する最大事後確率ア ルゴリズム又は最尤アルゴリズムによって処理され、 前記メトリックインクリメントは、少なくとも1つのビット位置(l)に対し て、瞬時に処理されるフレーム(k)に対して求められる瞬時の信頼性値(L( uk,l);m(uk,l))に依存して計算され、前記ビット位置(l)の値及び/又は 前記ビット位置(l)の信頼性値はフレーム(k)とフレーム(k−1)との間 で相関し、前記瞬時の信頼性値(L(uk,l);m(uk,l))は前記ビット位置(l )の値が所定の値を有する確率の尺度である、受信器(16)によって受信さ れたデータを処理するための方法において、 前記瞬時の信頼性値(L(uk,l);m(uk,l))を求めるために少なくとも2つ の観測された信頼性値(L は少なくとも2つの既に求められた信頼性値(L(uk,l),L(uk-1,l);m(uk ,l ),m(uk-1,l))が使用され、該少なくとも2つの観測された信頼性値(L*( 少なくとも2つの既に求められた信頼性値(L(uk,l),L(uk-1,l);m(uk,l) ,m(uk-1,l))は所属のフレーム(k,k−1)からビット位置(l)に対して 決定され、 さらに、前記瞬時の信頼性値(L(uk,l),m(uk,l られた信頼性値(L(uk,l),L(uk-1,l);m(uk,l),m(uk-1,l))から平均値 形成によって形成されることを特徴とする、受信器(16)によって受信された データを処理するための方法。 16. 平均値は一定数の既に処理されたフレーム(k)に対して形成され、 有利には最後に処理されたフレーム(k)の信頼性値が使用されることを特徴と する請求項15記載の方法。 17. 信頼性値は補助信頼性値であり、該補助信頼性値はメトリックインク リメントの計算のために変 換関数又は近似関数によって信頼性値に変換されることを特徴とする請求項15 又は16記載の方法。 18. 観測された信頼性値は最大事後確率アルゴリズム又は最尤アルゴリズ ムから出力される処理され 17までのうちの1項記載の方法。 19. とりわけ請求項15〜18までのうちの1項記載の方法を実施するた めの受信データを処理するための装置(16)であって、 伝送区間(14)を介して伝送されたデータを受信するための受信ユニットを 有し、前記データは所定の個数のビット位置(l)から成るフレーム(k)で伝 送され、 メトリックインクリメントユニット(18)を有し、該メトリックインクリメ ントユニット(18)は受信されたデータをメトリックインクリメントを使用す る最大事後確率アルゴリズム又は最尤アルゴリズムによって処理し、 計算ユニット(20)を有し、該計算ユニット(20)は少なくとも1つのビ ット位置(l)に対して瞬時の信頼性値(L(uk,l))を求め、前記ビット位置 (l)の値及び/又は前記ビット位置(l)の信頼性値はフレーム(k)とフレ ーム(k−l)との間で相関し、前記瞬時の信頼性値(L(uk,1))は前記メト リックインクリメントユニット(18)に出力され、 信頼性値(L(uk,l))は前記ビット位置(l)の値が所定の値を有する確率に 対する尺度である、とりわけ請求項15〜18までのうちの1項記載の方法を実 施するための受信データを処理するための装置(16)において、 前記計算ユニット(20)は少なくとも2つの観測 少なくとも2つの既に求められた信頼性値(L(uk-1,l),L(uk-2,l))から平 均値形成によって前記瞬時の信頼性値(L(uk,l))を計算し、前記少なくと l))又は少なくとも2つの既に求められた信頼性値(L(uk-1,l),L(uk-2,l) )は所属のフレーム(k、k−1、k−2)からビット位置(l)に対して決定 されたものであることを特徴とする、とりわけ請求項15〜18までのうちの1 項記載の方法を実施するための受信データを処理するための装置(16)。
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