JP2002504673A - 複屈折特性測定方法および装置 - Google Patents

複屈折特性測定方法および装置

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ポール カドレック、
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    • G01MEASURING; TESTING
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    • G01J4/00Measuring polarisation of light
    • G01J4/04Polarimeters using electric detection means
    • GPHYSICS
    • G01MEASURING; TESTING
    • G01NINVESTIGATING OR ANALYSING MATERIALS BY DETERMINING THEIR CHEMICAL OR PHYSICAL PROPERTIES
    • G01N21/00Investigating or analysing materials by the use of optical means, i.e. using sub-millimetre waves, infrared, visible or ultraviolet light
    • G01N21/17Systems in which incident light is modified in accordance with the properties of the material investigated
    • G01N21/21Polarisation-affecting properties
    • G01N21/23Bi-refringence

Abstract

(57)【要約】 【課題】 光学材料の低レベル複屈折特性(リターダンスおよび速い軸の方向)を精密に測定する実用的な方法およ装置を提供すること。 【解決手段】 本装置は、試料領域にわたる複屈折特性の変化を検知し図表的に表示するために試料の領域にわたり行う複数の測定を可能にする。好適な実施例において、本装置は、試料(26)を通って指向される偏光された光を変調する光弾性変調器(24)を組み入れる。試料から伝播するビーム(Bi)は、1つの部分(B1)は他のビーム部分(B2)の偏光方向とは異なる偏光方向を有して、2つの部分に分離される。これらの分離ビーム部分は別個の経路として処理される。各経路に関係する検知機構(32、50)は、ビームの2つの部分のそれぞれに対応する時変光強度を検知する。この情報は、試料の速い軸の方向とともに、試料によってもたらされたリターダンスの精密な測定値を計算するために結合される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【技術分野】
本発明は、透明な試料の線形複屈折特性の精密な測定方法および装置に関する
【0002】
【背景技術】
多くの重要な光学材料は複屈折を示す。複屈折は、異なる直線偏光は異なる速
さで材料を通って進むことを意味する。これらの異なる偏光は、偏光された光の
2つの成分であって一方が他方に対して直交する成分であると最もしばしば考え
られている。
【0003】 複屈折は多くの光学材料の固有の特性であり、外力によりもたらすこともでき
る。リターデーション(retardation)またはリターダンス(retardance)は、 試料を進む光ビームの経路に沿って行動する複屈折の統合的な結果を示す。入射
光ビームが直線偏光されると、偏光された光の2つの直交成分はリターダンスと
呼ばれる位相差を有して試料から出る。リターダンスの基本単位は、ナノメータ
ー(nm)のような長さの単位である。リターダンスを、光の波長(nm)で割
ったリターダンス(nm)に比例する位相角の単位(波長、ラジアンまたは度)
で表すことはしばしば好都合である。試料の「平均」複屈折は、測定されたリタ
ーデーションの大きさを試料の厚さで割ることによって計算されることがある。
【0004】 前記した直交する2つの偏光成分は、試料によって決定されかつ「速い軸」お
よび「遅い軸」と呼ばれる2つの直交軸に平行である。速い軸は、試料を通って
偏光された光の速い運動成分と一直線な材料の軸である。それゆえ、所定の光路
に沿って試料のリターダンスを完全に記述するには、リターダンスの大きさおよ
び速い(または遅い)軸の相対的な角度方向を特定することを必要とする。
【0005】 複屈折特性の精密な測定の必要性は、多くの技術的な応用においてますます重
要となっている。たとえば、半導体または他の産業で用いられる高精度な測定で
用いられる光学素子または光学要素の残余の線形複屈折(それゆえ付随的にもた
らされるリターダンス)を特定しかつ制御することは重要である。このように光
学産業は光学構成要素の線形複屈折を測定するための高感度な装置の要求を有し
ている。この要求は、特に低レベルのリターダンスの測定に関して十分には満足
されていない。
【0006】
【発明の開示】
本発明は、光学材料の低レベル複屈折特性を精密に測定する実用的な方法およ
び装置を提供することを目的とする。リターダンスの大きさおよび速い軸の方向
は精密に計算される。本装置は、試料領域にわたるリターダンスの変化を検知し
図表的に表示するために試料の領域にわたり行う複数の測定を可能にする。
【0007】 好適な実施例において、本装置は、試料を通って指向される偏光された光を変
調するために光弾性変調器を組み入れる。試料から伝播するビームは2つの部分
に分離される。これらの分離されたビーム部分は、別個の経路として異なった偏
光方向で分析され、検知されおよび処理される。各経路に関係する検知機構は、
ビームの2つの部分のそれぞれに対応する光の強度を検知する。この情報は、試
料によってもたらされたリターダンスおよび速い軸の方向の精密かつ無曖昧な値
を計算するためにアルゴリズムにおいて用いられる。
【0008】 この発明の一形態として、本装置は、ビームにもたらされたリターダンスへの
寄与を最小限にしてビームを2つの部分に分割することを可能にする、ビーム分
割要素および検知器の配置を含む。さらに、光学系の残余の複屈折の存在(光弾
性変調器または本装置の光学構成要素に静的複屈折として存在するような)は多
くの方法で補償される。たとえば、特定の構成要素は、応力によってもたらされ
る複屈折が光学要素に加えられる可能性を最小限にするように配置または取り付
けられている。また、信頼できる校正技術が設けられている。
【0009】 本装置は、試料の領域にわたり複数の位置のどの位置でも行われるように低レ
ベル複屈折の測定を可能にする。測定された結果は、データ・ファイルに収集さ
れ、迅速な分析のために図表的に表示される。
【0010】 本発明の一実施例において、本装置の光学構成要素は、1つの側が反射可能に
被覆された試料の複屈折特性を測定するために配置され、試料が光の伝達が完全
でない場合でも複屈折特性の測定を可能にする。
【0011】 本発明の他の利点および特徴は、以下に述べる詳細な説明および図を研究する
ことにより明らかになる。
【0012】
【発明を実施するための最良の形態】
図1のブロック図は、本発明によりなされた装置の主要な光学構成要素を示し
ている。構成要素として、632.8ナノメーター(nm)の波長を有する光源
20としてのヘリウム・ネオン・レーザーを含む。光源から発出したビーム「B
」は、約1ミリメートル(mm)の断面積または「スポット・サイズ」を有する
【0013】 光源ビーム「B」は、基準軸に対して+45度の偏光方向に向けられた偏光子
22に入射するように指向される。グラン・トムソン方解石偏光子のような消光
性の高い偏光子が好ましい。また、偏光子22は精密かつ累進的な回転体に取り
付けられるのが好ましい。
【0014】 偏光子22からの偏光された光は、光弾性変調器24の光学素子25に入射す
る(図1および図5)。好適な実施例において、光弾性変調器(以下、「PEM
」という)は、オレゴン州ヒルズボロのハインズ・インスツルメンツ(Hinds In
struments)社製のモデルPEM-90 I/FS50である。PEMが好適であるが、光源の
偏光を変調するために他の機構を代わりに用いることができることは注目すべき
点である。
【0015】 PEMは、0度に向けられた複屈折軸を有し、発振複屈折を好ましくは公称周
波数50kHzで光学素子25に加える制御器84によって制御される。この点
について、制御器84は、光学素子25が2つのクォーツ変換器29間に接着剤
で結合されている2つのクォーツ変換器29を駆動する。
【0016】 PEMの発振複屈折は、PEMを通って伝播する偏光された光の直交成分間に
時変の位相差を発生させる。どの瞬間においても、位相差はPEMによってもた
らされたリターデーションである。リターデーションは、ナノメーターのような
長さの単位で測定できる。PEMによってもたらされたリターデーションの大き
さを変化させることができるように、PEMは調整が可能である。手近な場合に
おいて、リターデーションの大きさは、0.383波長(242.4nm)であ
るように選択される。
【0017】 PEMから伝播する光のビームは、透明な試料26を通って指向される。試料
は、直交(XおよびY)軸に沿って試料を並進運動的意味で運動させるように制
御できる試料ステージ28によってビームの経路に支持されている。この試料ス
テージ28は、東京都のTHK株式会社によって製造されたモデルKR2602 A-250
のような、多くの従来設計のものとすることができる。明らかなように、試料ス
テージ28の運動制御器は、試料の領域にわたるリターダンスおよび方向の複数
の測定に到達するためにビームで試料26を走査できるように駆動される。
【0018】 試料26は、この試料を通るビームにリターダンスを発生させる。後述するよ
うに、本発明によって提供される処理によって決定される値が、このリターダン
スの値である。本装置は、リターダンスの低レベルを決定するのに特に適してい
る。低リターダンス・レベルは、±0.01nm未満の感度で決定される。
【0019】 試料によってもたらされるリターダンスの無曖昧な測定値を得るために、試料
を通って出るビーム「Bi」は、異なる偏光方向を有する2つの部分に分離され
、後続する処理のための情報の2つの経路を形成する。
【0020】 最初に、ビーム「Bi」を分離するために好適な機構を着目するに、そのビー
ムの経路(以下、入射経路という)にビーム分割ミラー30が配置されている。
ビーム「Bi」の部分「B1」は、ビーム分割ミラー30を完全に通り、検知の
ための検知器組立体32に入る。
【0021】 図3は、ビーム分割ミラー30を支持するために好適な機構を示している。特
に、ミラー30は、腕33によって据付けの垂直な柱36に堅く支持されている
ハウジング31の中央の開口に配置されている。柱36は、光路が全体として垂
直となるように本装置の光学構成要素のすべてを支持するために用いられている
【0022】 ミラー30の直径は、ハウジングの開口の直径よりわずかに小さい。開口は、
平坦で丸いミラー30の外周を支持するために、開口の最下端部に突出する環状
の肩部を除いて、ねじ山が形成されてる。保持環40は、肩部に対してハウジン
グ31の代わりにミラー30を保持するために開口にねじ山が形成されている。
【0023】 好適な実施例において、応力によってもたらされる複屈折がミラーに実質的に
発生しないようにミラー30を選択し取り付けるために、注意が払われる。この
点について、ミラーは、好ましくは、スコット・ガラス型(Schott Glass type )SF-57ガラスで作られる。このガラスは、極端に低い(ゼロに近い)応力光学 係数を有する。保持環40は、ガラスに応力を与えることなくミラーを固定する
ために注意深く置かれる。選択的に、ミラーを固定するために可撓性の接着剤を
用いることができる。止めねじまたは他の応力をもたらす機構はミラーを取り付
けることに用いられない。
【0024】 ビーム分割ミラーが好適であるが、ビーム「Bi」を2つの部分に分離するた
めに他の機構(フリッパー状ミラー配置のような)を代わりに用いることができ
る。
【0025】 ミラー30を通るビーム「Bi」の部分は、偏光方向が基準軸から−45度で
あるように配置されている小型のグラン・テイラー型(Glan-Taylor type)分析
器42を含む検知器組立体32(図1)に入る。分析器42からビーム「Bi」
は検知器44に入り、その詳細はさらに以下に記載する。
【0026】 ビーム分割ミラー30の反射面35(図3)は、上向きに試料26の方を向い
て面している。ミラーは、入射経路(すなわち、試料26から伝播するビーム「
Bi」の光路)が反射面35とほぼ垂直になるように取り付けられている。この
方向付けは、好ましくは、ビームの経路を数度より大きく再方向付けすることを
要求される光学構成要素によって別な方法でもたらされるリターダンスを実質的
に除くためである。
【0027】 図1は、入射経路に沿って進むビーム「Bi」とミラー30から反射されたビ
ーム部分「Br」との間に形成された角度「A」を示している。角度「A」は、
説明の目的のために非常に拡大して示している。好適な実施例において、この角
度は0度より大きく、10度より小さい。最も好適な実施例においては、角度「
A」は5度未満である。
【0028】 反射された部分であるビーム「Br」は、他方の検知器組立体50に入射する
。組立体50は、柱36(図3)に取り付けられ、組立体が入射ビーム「Bi」
に隣接され反射ビーム「Br」を受けるために配置されるように構成されている
。さらに、特に、組立体50は、腕54によって柱36に保持されている基板5
2を含む。図4に最もよく示しているように、この基板は、基板に回動可能に取
り付けられかつ基板52の底部に環状の肩部58を形成するために皿穴形状にな
っている大きな中央の開口56を有する内環57を含む。
【0029】 検知器の構成要素は、小型に統合され、平坦な前面側62を有するハウジング
60に包含されている。ハウジングの残りの側面は、基板52の中央の開口56
の曲率と一致するように曲線状に曲げられている。さらに、ハウジング60のこ
の部分は、ハウジングの曲線状の側面が基板52に適合し基板に不動に固定され
るステップ部分64を含む。
【0030】 副ハウジング70は検知器の構成要素のハウジング60の内部の平坦側62に
対して固定されている。副ハウジング70は、底部に形成された開口72を有す
る全体として円筒形の部材である。開口72のちょうど上方に、偏光方向がPE
M24の偏光方向と平行な0度であるように配置されている小型のグラン・テイ
ラー型分析器74が存在している。
【0031】 分析器74の上方に、偏光されたレーザー光の通過を許すが不必要な室内光が
検知器76に到達することを妨げる狭帯域干渉フィルター77が積み重ねられて
いる。検知器は、好ましくは、フィルター上方に積み重ねられるフォトダイオー
ドである。フォトダイオード検知器76は好適な検知機構であり、受けたレーザ
ー光の時変強度を表す電流信号を出力として発生させる。この組立体50に関し
て、レーザー光は、試料26を通って伝播するビームの反射された部分「Br」
であるビーム「B2」の光である。
【0032】 フォトダイオード出力は、ハウジング60内に取り付けられている関係するプ
リント回路基板78上に支持されているプレ増幅器に配達される。プレ増幅器7
5(図2)は、低インピーダンス強度信号VACおよび検知器信号の時間平均を表
すDC強度信号VDCの形をとって位相感知装置(好ましくはロック・イン増幅器
80)に出力を供給する。
【0033】 ここで、ビーム「Bi」の非反射部分「B1」が指向される検知器組立体32
(図3)は、2つの点を除いて、前記の組立体50と同じ構造であることは注目
すべきである。図3に示すように、検知器組立体32は、検知器組立体50の方
向に対して相対的に全体として逆の方向で柱36に取り付けられている。さらに
、その組立体32の分析器42は、偏光方向が検知器組立体50の分析器74の
偏光方向に対して斜めであるように配置されている。具体的には、分析器42は
−45度の偏光方向を有して配置されている。好適な分析器の位置は、前記の内
環57によって検知器組立体を回動させることによって確定される。
【0034】 検知器組立体32のフォトダイオードは、受けたレーザー光の時変強度を表す
電流信号を出力として発生させる。この組立体32に関して、レーザー光は、試
料26を通って伝播するビーム「Bi」の非反射部分であるビーム「B1」の光
である。
【0035】 検知器組立体32のフォトダイオード出力は、低インピーダンス強度信号VAC および検知器信号の時間平均を表すDC強度信号VDCの形をとってロック・イン
増幅器80(図2)に出力を供給するプレ増幅器79に配達される。
【0036】 要約すると、ロック・イン増幅器80は2つの入力経路が設けられている。す
なわち、検知器組立体32の出力に対応する経路1および検知器組立体50の出
力に対応する経路2である。−45度分析器42の配置の理由のために、経路1
についてロック・イン増幅器が受けた強度の情報は、試料26によってもたらさ
れたリターダンスの0度または90度の成分に関係する。0度分析器74の配置
の結果として、ロック・イン増幅器80が経路2について受けた強度の情報は、
試料によってもたらされたリターダンスの45度および−45度の成分に関係す
る。以下に説明するように、この情報は、試料(または試料の一位置)の速い軸
の方向はもちろん試料(または試料の一位置)にもたらされた総体的なリターダ
ンスの大きさの無曖昧な決定をもたらすアルゴリズムに結合される。
【0037】 ロック・イン増幅器80は、マサチューセッツ州ウェルズレイ(Wellesley) のイー・ジー・アンド・ジー・インク(EG&G Inc)社製のモデル・ナンバー7265
のようなものとすることができる。ロック・イン増幅器は、その参照信号82と
して、PEM24の光学素子25を駆動する変換器29にPEM制御器84によ
って適用される発振周波数を受け取る。ロック・イン増幅器80は、RS232
シリアル・インターフェースによってデジタル・コンピュータ90で通信する。
【0038】 試料の複数の位置を走査する間に行われるような、リターダンスの特別な測定
のために、コンピュータ90は経路1の値を得る。コンピュータは次に経路2の
値を得る。検知器に示される経路1および2の強度信号は、以下のように導かれ
る。
【0039】
【数1】
【0040】 ここで、ΔはPEMの時変位相リターデーションであり、δは試料のリターダ
ンスの大きさであり、ρは試料のリターダンスの速い軸の方位角である。導出に
おいて用いられる線形複屈折標本(δ、ρ)のためのミュラー行列は以下のよう
になる。
【0041】
【数2】
【0042】 式(1)において、sinΔ(Δ=Δ0sinωt、ここで、ωはPEMの変 調周波数、Δ0はPEMの最大ピーク・リターダンスである)は、第1種のベッ セル関数で展開される。すなわち、以下のようになる。
【0043】
【数3】
【0044】 ここで、kは0または正の整数であり、J2k+1は第(2k+1)次のベッセル
関数である。同様に、cosΔは偶数高調波のベッセル関数で展開すことができ
る。すなわち、以下のようになる。
【0045】
【数4】
【0046】 ここで、J0は、0次のベッセル関数であり、J2kは第(2k)次のベッセル 関数である。
【0047】 式(1)ないし式(3)からわかるように、PEMの第1高調波での信号を用
いてリターダンスの大きさおよび角度方向を決定することは好ましい。PEMの
第2高調波で線形複屈折を測定するための有用な信号は、sinδより非常に小
さいsin2(δ/2)によって修正される。検知器に示される1F電子信号は 式(4)で表現される。すなわち、以下のようになる。
【0048】
【数5】
【0049】 前記のように、1F信号は、PEMの第1高調波で参照されるロック・イン増
幅器80を用いて決定される。ロック・イン増幅器は、1Fとは異なるすべての
高調波からの寄与を遮断する。2つの経路のためのロック・イン増幅器80から
の出力は、以下のようになる。
【0050】
【数6】
【0051】 低レベルの線形複屈折のためのsinδ≒δの近似を用いる。大きさの代わり
に、ロック・イン増幅器が信号の二乗平均を測定するという事実から√2が結果
として生じる。
【0052】 PEMの第1高調波とは異なる周波数で発現したすべての項は式(5)を得る
ことにおいて無視される。1FのVAC信号を得るための式(5)の妥当性は、δ
が小さいときsin2(δ/2)≒0であるという近似からさらに保証される。 このことは、たとえば20nmより小さい低レベル・リターダンスに適用される
【0053】 光源の強度変動または吸収、反射損失もしくは拡散による伝達における変化の
影響を除去するために、1FのVAC信号のVDC信号に対する比が用いられる。(
選択的に、DC信号を単一に動的正規化するような同様の方法を用いることがで
きる。)式(1)におけるcosΔ項の除外は、高品質なロック・イン増幅器を
用いた1FのVAC信号の決定に対して最小限の影響を有するものであるが、経路
1のVDC信号に大いに影響を及ぼす可能性がある。式(1)における項cos2 (δ/2)cosΔは、小文字δに対してcosΔにほぼ等しい。式(3)から
わかるように、cosΔは、「DC」項であるJ0(Δ0)に依存する。結果とし
て、このDC項は、式(7)において補正される。
【0054】
【数7】
【0055】 ここで、RchlとRch2とは、2つの経路から実験的に決定される量である。
【0056】 経路1におけるcosΔ項によって生じた「DC」項を補正するために、J0 (Δ0)=0(Δ0=2.405ラジアンまたは0.383波長のとき)であるよ
うに、PEMリターデーションを適切に設定する。このPEMの設定で、1F信
号を生じさせるためのPEMの効率はその最大の約90%である。
【0057】 最終的に、線形複屈折の大きさおよび角度方向は、以下のように、式(8)に
表される。
【0058】
【数8】
【0059】 式(8)は、コンピュータ90で作動するプログラムにおいて機械語に翻訳さ
れ、試料の選択された点でのリターダンスの大きさおよび角度方向を決定するこ
とに用いられる。
【0060】 式(8)は、小さな線形複屈折のために具体的に展開される。式(8)を導出
する際に用いられたsinδ≒δの近似は、波長が632.8nmであるときδ
=20nmに対して〜1%の誤差を有する。いかなる大きなリターデーションに
対して、sinδは、δの代わりに用いられる。
【0061】 前記したように、リターダンスの最も良い測定結果は、本装置の光学構成要素
に存在する残余の複屈折を最小限にするとき達成される。この最後に、本装置は
、PEM24(図5)を用いる。ハウジング27(図5の破線で示されている)
内でPEMの光学素子25を支持することに帰因するような残余の複屈折を除去
するために特に構成されている。棒形状の光学素子は、各端部で変換器29に結
合されている。各変換器29は支持部材23によってPEMのハウジング27に
取り付けられており、光学素子は、PEMハウジング27に発振光学素子25を
直接的に取り付けることに帰因するいかなる残余の複屈折から自由であるように
実質的に懸架されている。
【0062】 装置の構成要素の残余の複屈折を除去するための前記のような試みにかかわら
ず、残余の複屈折の少なくとも数レベルの存在は避けられない。本装置において
、高精度な結果は、装置に存在する残余の複屈折を説明するために式(8)の結
果を補正することによって得られ、残余は装置のオフセットとして参照すること
ができる。実際において、光弾性変調器の光学素子およびビーム分割ミラー基板
に存在する残余の複屈折は、結果としての測定に誤差をもたらす可能性がある。
そのような誤差は、試料が置かれていない状態で装置を最初に作動させることに
よって測定できる。誤差の補正は、各経路に対する誤差の値を減じることによっ
て行われる。
【0063】 装置のオフセットは、試料が置かれていない状態で測定を行うことによって得
られる。両経路1および2からの結果はそれぞれ0度および45度での装置のオ
フセットである。
【0064】
【数9】
【0065】 ここで、上付きの「0」は試料がないことを示す。項ρ=0を生む式は経路1 に対応する(−45度分析器42)。ρ=π/4を生む式は経路2に対応する(
0度分析器74)。装置のオフセットは試料が測定されたとき両経路のために補
正される。経路1および2のための装置のオフセットは、固定された機器構成で
一定である(測定誤差の範囲内で)。装置の構成要素または周囲の圧力もしくは
温度にいかなる変化もなければ、装置は校正された状態を持続する。
【0066】 原理において、この手順は装置の自己校正の方法を提供する。しかしながら、
本装置の試料測定を、他の方法を用いて得られた測定と比較することは賢明であ
る。
【0067】 そのような校正試料は、複合ゼロ次波長板によって提供される。複合波長板は
、相互間で非常に小さなリターダンスの相違(たとえば0.03波長未満)を有
するように選択された2つの複数次波長板(例えばクォーツ)または2つのゼロ
次波長板(例えばマイカ)を含む。それらは、校正で用いるための必要とされる
低レベル・リターダンスの複合ゼロ次波長板を作成するために一方のリターダン
スが他方から減じられるように、直角な軸を有して結合される。そのような構成
は、リターダンスの低温度係数を有して表面にわたり均一のリターダンスを提供
する。
【0068】 本装置の構成要素が正しく設定されたとき、試料によってもたらされる実測の
リターダンスの大きさは、試料の角度方向と独立である。この角度独立性は次の
場合には失われる。すなわち、(1)偏光子22および分析器42、74の偏光
方向が精密に確定されていない場合、および、(2)PEMの最大ピーク・リタ
ーダンスが精密に校正されていない場合である。以下に続くことは、今述べた、
可能性のある「角度依存性」の誤差の2つの原因を除去するための正しい方法の
記載である。
【0069】 偏光子22および分析器42、74の偏光方向の精密な確定の点について、偏
光子22に適用される補正方法は、以下のステップを含む。
【0070】 1.PEM作動によって、偏光子22および経路1分析器/検知器組立体32
をそれぞれ45度および−45度にほぼ方向付ける。
【0071】 2.経路1から2F(100kHz)ロック・イン増幅器信号を監視する間、
偏光子22を適切な増量で回転させる。2F信号が「0」に達したとき(実際に
は、ロック・イン増幅器の可能な最も高い感度での雑音レベル)、偏光子の回転
体の角度を精密に読む。
【0072】 3.偏光子22を、偏光子の正しい位置である精密に45度の位置へ回転させ
る。
【0073】 4.偏光子22の位置がいったん正しく確定されたら、PEMを停止させ、経
路1からのロック・イン増幅器のVDC信号を監視しながら、分析器/検知器組立
体32を回転させる。最小のVDC信号に達したとき、分析器/検知器組立体32
の位置は正しく設定される。
【0074】 5.偏光子22の位置がいったん正しく確定されたら、経路2からのロック・
イン増幅器の2F(100kHz)信号を監視しながら、分析器/検知器組立体
50を回転させる。この2F信号が「0」(実際には、ロック・イン増幅器の可
能な最も高い感度での雑音レベル)に達したとき、分析器/検知器組立体50の
位置は正しく設定される。
【0075】 PEMの校正の点について、以下の方法が用いられる。
【0076】 1.偏光子22が+45度であるとき、経路1分析器/検知器組立体32を−
45度に設定する。
【0077】 2.PEMリターダンスがPEMの所定のピーク・リターダンスの例えば±1
0%の付近で変化する間、精密な電圧計でVDC信号を記録する。
【0078】 3.経路1分析器/検知器組立体32を+45度に設定する。
【0079】 4.PEMリターダンスが所定の付近で変化する間、精密な電圧計でVDC信号
を記録する。
【0080】 5.所定のピーク・リターダンスの周りのPEMリターデーションに対して2
つのVDC曲線をプロットする。2つの曲線の交点はJ0=0のリターダンスであ る。
【0081】 6.ステップ5の交点値でPEMリターダンスの値を設定する。
【0082】 前記のように、試料ステージ28の運動制御器は試料26を直交軸(X、Y)
に関して増加的に移動させるための従来からの方法で制御され、それによって、
試料の領域にわたって複数の測定を容易にする。これらの測定の空間分解能は、
要求される分解能が試料に当たるビームの断面より細くならないように設けられ
、所望に(例えば3.0mm)確定されることができる。この点に関して、もし
必要ならば、光源20と偏光子22との間の図1に示す線96として示されてい
るような適切な焦点距離を有する凸レンズの精密な配置によって、レーザー・ビ
ームの断面領域または「スポット・サイズ」は最小となる。例えば、レンズは偏
光子22の上部に可動に取り付けられている。レンズ96は、例えば0.1mm
(および対応する空間分解能)の非常に小さなスポット・サイズが特別な試料の
ために設計された例において配される。
【0083】 数例において、レーザー源によって与えられるスポット・サイズを拡大するこ
とが望ましい。この最後に、通常のビーム拡大器によって与えられるようなレン
ズまたはレンズ装置は、レーザー20と偏光子22との間の装置に導入されるこ
とができる。
【0084】 測定されたリターダンスの値は多くの方法で扱われる。好適な実施例において
、試料の複数の走査から収集されたデータは、データ・ファイルに蓄積され、コ
ンピュータ・ディスプレイ92上にプロットとして表示される。プロット100
のようなものは図6に示されている。プロットにおける格子状セルの各セル10
2は、試料の個々の位置を示す。リターダンスの大きさは、カラーコーディング
によって描写される。ここで、セルの異なる濃淡は、異なる色を示す。図6にお
いて、明瞭のために数個の異なる色とセルのみを表示している。しかしながら、
多くのセルが表示可能であることがわかる。ディスプレイ上の凡例104は、色
を、セル102に関係する特定の測定が起こるリターダンスの値の所定の範囲に
関係づける(色の濃淡は凡例から省略した)。各セル102に配置された線10
6は、各セルの中央を越えて伸び、各試料位置で試料の速い軸の方向の最大物理
的範囲(−90度から+90度まで)の無曖昧な視覚的表示を表している。この
ように、速い軸の方向およびリターダンスの大きさの測定は各位置のために同時
的かつ図表的に表示される。完全で図表的な表示を用いて、無経験な操作の使用
者は、表示されたデータを分析することにおける誤差を作る可能性が少ない。
【0085】 好適な実施例において、前記のリターダンスの測定は、セルの情報が計算され
るとすぐに各セルのために表示される。この即時の表示方法の結果として、操作
者は、試料のすべてのセルのリターダンスの値が計算されるまで待つ必要を有す
ることなく、各セルのリターダンスの値を観察する。このことは、例えばもし試
料のいかなる部分の複屈折の値が確定された閾値を越えたとき操作者が試料を拒
絶する義務があるような例において、情報量を最大にするための利点である。
【0086】 また、図6にはリターデーションの大きさの共通測定範囲に追従する等高線の
例として位置された等高線が示されている。簡単のために、複数の等高線の1つ
のみが図6の低解像度プロットのために示されている。
【0087】 測定されたデータを表示するためのいかなる多くの変更は満足させることが理
解される。また、図6から、試料がどのように走査されるかのパラメーター(走
査境界、格子空間試料の厚み、その他)を設定する手段と結果として得られたデ
ータとが都合よく対話処理で表示されることは明らかである。
【0088】 本発明の装置によって提供されたリターダンスの大きさおよび方向の情報を図
表的に表示する他の方法は、三次元等高線図の対応する領域によって試料の複数
の位置のためのリターダンスの大きさを示すことである。関係する方向は、三次
元等高線図の平面投影画の対応するセルにおける線または色として同時に示され
る。
【0089】 図7は、1つの側が反射可能に被覆されている試料124のリターダンスの大
きさおよび方向を測定するための配置を示している。異なる試料124と光学構
成要素の関係する位置とを除いて、図7の装置の構成要素は、図1の実施例のそ
れと一致し、以下に記載するようにいくつかの例外を有して同じ参照番号を付す
【0090】 試料124(図7)は、クロムの非常に薄い層のような反射面が1つの側に被
覆されている。試料は、底部に被覆面を有する試料ステージに置かれている。ビ
ーム「B」は試料124を通るように指向されている。ビームが被覆面から、こ
の実施例においては図示されているように試料ステージ28の上方に支持されて
いるビーム分割ミラー30および検知器組立体32の方へ反射するように、試料
ステージはわずかに傾斜させられている(または、選択的に、試料は平面ステー
ジに取り付けられた傾斜保持部材に固定されている)。好ましくは、これらの構
成要素は、試料124から反射されたビーム「Bi」がPEM24から伝播する
ビーム「B」からわずかに遠ざかってのみの角度「R」で曲げられている(例え
ば2度から5度)。試料によって反射されたビーム(ミラー30によって反射さ
れたビーム「Br」から区別されるように)は、処理する観点から、図1の実施
例のミラー30に衝突するビーム「Bi」に対応する。このように、2つのビー
ム部分「B1」および「B2」の処理は、両実施例にとって同じである。もちろ
ん、試料124の測定されたリターダンスの大きさは、試料を通るビームの2つ
の経路を必ず含む。それゆえ、測定された値は2つに分割される。
【0091】 前記のように、試料124から反射されたビーム「Bi」がPEM24から伝
播するビーム「B」からわずかに遠ざかってのみの角度「R」で曲げられる(例
えば2度から5度)ように、ビーム分割ミラー30をビーム「B」に実際に接近
させて配置することは望ましい。この終わりに、ハウジング31は、ミラーの平
坦端部がビーム「B」に隣接して配置されるように半円形状のミラーを支持する
ために変更することができる。それゆえ、ビーム「Bi」は、前記端部このゆえ
所望のビーム「B」に非常に近いミラーの位置に反射されることができる。
【0092】 本発明を好適な実施例に関して述べたが、前記の教示や精神から逸脱すること
なく変更を行えることは、当該技術分野における通常の知識を有する者は理解す
ることができる。例えば、データがコンピュータに供給される速度を増加させる
ために第2のロック・イン増幅器を用いる(各経路ごとに)ことができる。
【0093】 また、通常の知識を有する者は、単一の検知器を用いた連続的な測定は、異な
る2つの偏光方向の強度信号を測定し、これにより連続処理のための情報の2つ
の経路を形成するために用いられることが理解できる。例えば、単一の検知器組
立体を用いることができる。このことは、第2の検知器組立体およびビーム分割
ミラーを用いることなく行える。しかしながら、そのような設定は、分析器を回
転させる、または、無曖昧なリターダンスの測定を保証し、速い軸の方向を確か
めるために異なる方向の2つの偏光子の間で切り替えをする必要がある。選択的
に、試料と分析器とは45度回転させられる。
【0094】 本発明の好適な実施例は、安定した純粋な単色の光源のためにヘリウム・ネオ
ン・レーザーを用いる。ヘリウム・ネオン・レーザーは、632.8nmの波長
を有するビームを発生する。いくつかの事例においては、他の周波数を有する光
源を用いたリターダンスの大きさの測定が望ましい。
【0095】 本発明の他の点として、ヘリウム・ネオン・レーザーによって測定されるよう
な試料のリターダンスの大きさの測定を、他の光源波長で試料に発生するリター
ダンスの値に変換するために、補正係数を展開および適用することができる。こ
の点に関して、図8は、溶融石英型の光学素子を用いるPEMのために異なる光
源波長に対してプロットされた所定のピーク・リターデーション(半波のような
)を発生させることを必要とする発振振幅を示している実験結果をグラフにした
ものである。
【0096】 図9は、1つの波長(ヘリウム・ネオン・レーザーの632.8nm波長のよ
うな)で測定された試料のリターダンスの大きさの値に適用される補正係数を示
す曲線を発生させるために、157nmのUV波長のような他の波長で試料に発
生するリターダンスの大きさに到達する(直接にまたは外挿法によって)ために
、図8のプロットを部分的に用いて展開させられている。図9のデータは、同様
の溶融石英材料を用いるための溶融石英の光学素子を有するPEMを含む実験か
ら生成された。
【0097】 溶融石英のための前記の波長補正の方法は他の材料にも適用できる。例えば、
図10は、フッ化カルシウムの光学素子を用いるPEMのための異なる光源波長
に対してプロットされた所定のピーク・リターデーション(半波長のような)を
PEMによって発生させることを要求された発振振幅を示している測定結果を図
表に作る。
【0098】 図11は、1つの波長(ヘリウム・ネオン・レーザーの633nmの波長のよ
うな)で測定されたリターダンスの大きさに適用される補正係数を表す曲線を描
き、157nmのUV波長のような他の波長で試料に発生するリターダンスの大
きさに到達する(直接にまたは外挿法によって)ために、図10のプロットを用
いて示されている。図11のデータは、同様のフッ化カルシウム材料の試料を用
いるためのフッ化カルシウム型の光学素子を有するPEMを含む実験から生成さ
れた。
【0099】 他の波長でのリターデーションの大きさと関係するように光源の波長で測定さ
れたリターデーションの大きさを補正するための他の方法として、係数が波長の
関数として知られている試験済の試料材料の応力光学係数を参照できる。2つの
異なる波長で測定されたリターダンスの大きさは、材料の応力光学係数に直接に
比例する。
【図面の簡単な説明】
【図1】 光学構成要素の好適な配置を示す本発明の装置の好適な実施例のブロック図。
【図2】 本発明の処理構成要素のブロック図。
【図3】 本装置の検知およびビーム分割の構成要素の斜視図。
【図4】 本装置の検知器組立体の一例の断面図。
【図5】 本発明の装置に統合された光弾性変調器の主要な構成要素の斜視図。
【図6】 本発明の装置によって与えられた図表的な表示を描写する図。
【図7】 本発明の選択的な実施例のブロック図。
【図8】 好適な型の光学素子を用いる偏光変調器のための、所定のリターダンスに関し
て多くの光源波長に対する偏光変調器の発振振幅をプロットしたグラフ。
【図9】 1つの光源波長で測定された光学材料試料のリターダンス値を他の光源波長で
前記試料に発生するリターダンス値に変換するのに適用される補正係数を示す、
図8に示されたデータに部分的に基づいたグラフ。
【図10】 選択可能な型の光学素子を用いる偏光変調器のための、多くの光源波長に対す
る偏光変調器の発振振幅を所定のリターダンスに対してプロットしたグラフ。
【図11】 1つの光源波長で測定された光学材料試料のリターダンス値を他の光源波長で
前記試料に発生するリターダンス値に変換するのに適用される補正係数を示して
いる、図9と同様の他のグラフ。
【符号の説明】
22 偏光子 24 光弾性変調器 25 光学素子 26 試料 28 試料ステージ 29 クォーツ変換器 30 ビーム分割ミラー 31、60 ハウジング 32、50 検知器組立体 36 垂直柱 40 保持環 42、74 分析器 35 反射面 52 基板 58 肩部 56、72 開口 57 内環 70 副ハウジング 77 狭帯域干渉フィルター 76 検知器 78 プリント回路基板 75、79 プレ増幅器 80 ロック・イン増幅器 84 制御器 82 参照信号 90 コンピュータ 96 レンズ 92 ディスプレイ 100 プロット 102 セル
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (31)優先権主張番号 60/099,931 (32)優先日 平成10年9月11日(1998.9.11) (33)優先権主張国 米国(US) (31)優先権主張番号 60/120.224 (32)優先日 平成11年2月15日(1999.2.15) (33)優先権主張国 米国(US) (81)指定国 EP(AT,BE,CH,CY, DE,DK,ES,FI,FR,GB,GR,IE,I T,LU,MC,NL,PT,SE),AU,CA,J P,NZ,US (72)発明者 オークバーグ、 セオドア シー アメリカ合衆国 97116 オレゴン州 フ ォレスト グローブ メドウビュー ロー ド 504 (72)発明者 カドレック、 ポール アメリカ合衆国 97116 オレゴン州 フ ォレスト グローブ トゥエンティーセカ ンド アヴェニュー 3726 Fターム(参考) 2G059 AA02 BB08 EE02 EE04 EE05 GG01 GG04 HH02 HH06 JJ02 JJ03 JJ11 JJ13 JJ18 JJ19 JJ20 JJ22 KK01 KK02 KK03 LL04 MM01 MM14 NN01 PP04

Claims (33)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 試料の複屈折特性を測定する方法であって、 光の偏光を変調するステップと、 変調された光のビームを入射経路に沿って前記試料を通して指向させるステッ
    プと、 前記ビームの第1の部分が反射されないように、前記入射経路に位置する反射
    面から前記ビームの第2の部分を反射させるステップと、 前記ビームの第1の部分及び前記ビームの第2の部分を分析するステップと、 前記ビームの反射された第2の部分の強度を決定するステップと、 前記ビームの第1の部分の強度を決定するステップと、 前記決定された両強度に基いて前記試料の複屈折特性を計算するステップとを
    含む、複屈折特性測定方法。
  2. 【請求項2】 前記計算ステップは前記試料によってもたらされたリターダ
    ンスの大きさを計算することを含む、請求項1に記載の方法。
  3. 【請求項3】 前記計算ステップは前記試料の複屈折軸の相対的な角度方向
    を計算することを含む、請求項1に記載の方法。
  4. 【請求項4】 前記分析ステップは、前記ビームの第1の部分を第1の偏光
    方向を有する第1の分析器を通して指向させること、前記ビームの第2の部分を
    前記第1の分析器の偏光方向と異なるように方向付けられた第2の偏光方向を有
    する第2の分析器を通して指向させることを含む、請求項1に記載の方法。
  5. 【請求項5】 前記変調ステップ、前記指向ステップ、前記反射ステップお
    よび前記決定ステップを遂行するために光学装置の構成要素を設けるステップを
    含み、前記計算ステップは、前記試料とは別の前記構成要素に存在する残余の複
    屈折を補償するためにリターダンスの大きさを計算するステップを含む、請求項
    2に記載の方法。
  6. 【請求項6】 前記計算ステップは既知の複屈折特性を有する試料を用いて
    前記光学装置を校正するステップを含む、請求項1に記載の方法。
  7. 【請求項7】 前記校正ステップは複合ゼロ次波長板を用いることを含む、
    請求項6に記載の方法。
  8. 【請求項8】 前記指向ステップは、前記ビームを第1の経路に沿って前記
    試料を通過させ、前記ビームを前記入射経路に沿って前記試料を通して後方側へ
    反射させるステップに先立って行われる、請求項1に記載の方法。
  9. 【請求項9】 前記ビームを前記入射経路に沿って試料を通して後方側へ反
    射させるために、反射可能に被覆された側を有する試料を設けるステップを含む
    、請求項8に記載の方法。
  10. 【請求項10】 前記入射経路に位置する前記反射面を形成する半円形状の
    ビーム分割ミラーを設けるステップを含む、請求項8に記載の方法。
  11. 【請求項11】 前記ビームが前記試料の複数の位置を通って指向されるよ
    うに前記試料を周期的に運動させるステップと、各位置の前記試料のリターダン
    スの大きさおよび前記試料の複屈折軸の角度方向を計算するステップとを含む、
    請求項1に記載の方法。
  12. 【請求項12】 実質的にすべての位置のリターダンスの大きさおよび角度
    方向を同時的に図表的に表示するステップを含む、請求項11に記載の方法。
  13. 【請求項13】 前記試料の各位置に対応するリターダンスの大きさおよび
    角度方向の一方または両方の値をその値が計算されたとき同時的に図表的に表示
    するステップを含む、請求項11に記載の方法。
  14. 【請求項14】 前記ビームの第2の部分の強度を決定するステップは、強
    度検知器を前記入射経路に隣接させかつ前記ビームの第2の部分の経路で支持す
    ることを含み、これにより前記入射経路と前記ビームの第2の部分の経路との間
    の角度を最小にする、請求項1に記載の方法。
  15. 【請求項15】 前記変調ステップは光弾性変調器を用いることを含む、請
    求項1に記載の方法。
  16. 【請求項16】 試料の複屈折特性を測定する装置であって、 光源と、 前記光源の光を偏光する手段と、 前記光の偏光を変調する変調手段と、 前記変調された光のビームが入射経路に沿って前記試料を通るように配置され
    た試料と、 前記試料を通る前記ビームの第1の部分は前記入射経路に沿って通過させ、前
    記ビームの第2の部分を反射経路に沿って反射させるために配置されたビーム分
    割要素と、 前記入射経路に配置され、偏光方向を有する第1の分析器と、 前記反射経路に配置され、前記第1の分析器の偏光方向と異なる偏光方向を有
    する第2の分析器と、 前記ビームの第1および第2の部分の強度を検知し、該両検知強度に基いて前
    記試料の複屈折特性を計算するために適した情報を与える検知手段とを含む、複
    屈折特性測定装置。
  17. 【請求項17】 前記ビーム分割要素は前記入射経路と垂直であるように配
    置された反射面を有する、請求項16に記載の装置。
  18. 【請求項18】 前記反射面は前記入射経路と前記反射経路との間の角度が
    5度未満であるように配置されている、請求項16に記載の装置。
  19. 【請求項19】 前記光源の光の偏光を変調する手段は光弾性変調器を含む
    、請求項16に記載の装置。
  20. 【請求項20】 前記ビーム分割要素を取り付け、該要素の残余の複屈折を
    最小にする変調手段を取り付ける手段を含む、請求項19に記載の装置。
  21. 【請求項21】 前記試料に指向された前記ビームは断面領域を有し、前記
    装置は前記ビームが前記試料を通って運動する前に前記ビームの断面領域を変化
    させるために前記光源と前記試料との間に配置されたレンズ部材を含む、請求項
    16に記載の装置。
  22. 【請求項22】 前記試料は、反射可能に被覆され、前記変調された光のビ
    ームが前記試料を通り前記入射経路に沿って前記試料を通って後方側へ反射する
    ように配置されている、請求項16に記載の装置。
  23. 【請求項23】 前記ビーム分割要素は、前記変調手段から前記試料へ通る
    前記変調された光のビームに隣接して配置された平坦な端部を有する半円形状で
    ある、請求項22に記載の装置。
  24. 【請求項24】 複屈折とこれに関係する複屈折軸とを有する透明な試料に
    よってもたらされるリターダンスを測定する方法であって、 第1の角度で方向付けられた複屈折軸を有する偏光変調器で偏光を変調するス
    テップと、 前記変調された偏光のビームにリターダンスをもたらすために、前記ビームを
    入射経路に沿って、前記試料を通して指向させるステップと、 前記ビームを異なる偏光方向を有する2つの部分に分離させるステップと、 前記試料によって前記2つのビーム部分の一方にもたらされるリターダンスの
    成分を測定するステップと、 前記試料によって前記2つのビーム部分の他方にもたらされるリターダンスの
    成分を測定するステップと、 前記試料によってもたらされるリターダンスの大きさの値に到達するために先
    行の測定ステップの結果を結合するステップとを含む、複屈折特性測定方法。
  25. 【請求項25】 前記試料の複屈折軸の方向を決定するために前記先行する
    測定ステップの結果を結合することを含む、請求項24に記載の方法。
  26. 【請求項26】 前記ビームが前記試料を通った後であるが前記測定ステッ
    プの少なくとも1つを行う前に前記ビームの少なくとも部分を反射させるステッ
    プを含む、請求項24に記載の方法。
  27. 【請求項27】 前記光源はヘリウム・ネオン・レーザーである、請求項1
    6に記載の装置。
  28. 【請求項28】 前記検知手段は位相感知装置を含む、請求項16に記載の
    装置。
  29. 【請求項29】 前記位相感知装置はロック・イン増幅器である、請求項2
    8に記載の装置。
  30. 【請求項30】 統合分析器、フィルターおよび検知器を含む検知器組立体
    を含む、請求項16に記載の装置。
  31. 【請求項31】 前記計算ステップは前記ビーム強度の変動の影響を除去す
    るステップを含む、請求項1に記載の方法。
  32. 【請求項32】 前記ビームの第1および第2の部分のビーム強度の変動の
    影響を除去する手段を含む、請求項16に記載の装置。
  33. 【請求項33】 前記計算ステップは前記複屈折特性を光の所定の波長に対
    応するように補正することを含む、請求項1に記載の方法。
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