JP2002504447A - ブロー成形による充填された熱可塑性容器の作成方法および装置 - Google Patents

ブロー成形による充填された熱可塑性容器の作成方法および装置

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JP2002504447A
JP2002504447A JP2000533319A JP2000533319A JP2002504447A JP 2002504447 A JP2002504447 A JP 2002504447A JP 2000533319 A JP2000533319 A JP 2000533319A JP 2000533319 A JP2000533319 A JP 2000533319A JP 2002504447 A JP2002504447 A JP 2002504447A
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ブラウン、マーティン、エム.
サンドイ、ジョン
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ナイコムド イメージング エーエス
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    • B65B3/00Packaging plastic material, semiliquids, liquids or mixed solids and liquids, in individual containers or receptacles, e.g. bags, sacks, boxes, cartons, cans, or jars
    • B65B3/02Machines characterised by the incorporation of means for making the containers or receptacles
    • B65B3/022Making containers by moulding of a thermoplastic material
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61JCONTAINERS SPECIALLY ADAPTED FOR MEDICAL OR PHARMACEUTICAL PURPOSES; DEVICES OR METHODS SPECIALLY ADAPTED FOR BRINGING PHARMACEUTICAL PRODUCTS INTO PARTICULAR PHYSICAL OR ADMINISTERING FORMS; DEVICES FOR ADMINISTERING FOOD OR MEDICINES ORALLY; BABY COMFORTERS; DEVICES FOR RECEIVING SPITTLE
    • A61J1/00Containers specially adapted for medical or pharmaceutical purposes
    • A61J1/05Containers specially adapted for medical or pharmaceutical purposes for collecting, storing or administering blood, plasma or medical fluids ; Infusion or perfusion containers
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  • Blow-Moulding Or Thermoforming Of Plastics Or The Like (AREA)
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Abstract

(57)【要約】 製品(24)を収納し、かつ注射器円錐、スパイクもしくは投与セット、またはその他同等の完全にまたは部分的に円錐の装置を密着させて収容するための出口開口部を有する熱可塑性材料の密封容器(1)を作成する方法であって、前記方法は、容器(1)をブロー成形し、このようなブロー成形中に、出口開口部の内壁を定めるマンドレルまたはその他の部材を用いずに、出口開口部を形成することを含む方法。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】 本発明は、熱可塑性材料から密封容器を作成し、かつ製品を収納する方法およ
び装置、ならびに密封容器に関する。
【0002】 EP-A-0 088 056により、注射用液体を収納し、かつ脆性部を破壊することによ
り除去可能な非再封性の蓋で閉じられた、熱可塑性材料からなる単位用量容器を
提供することが知られている。蓋の下方で、容器の頚部は、注射器の雄円錐を密
着させて収容するための雌円錐として形成され、これにより滅菌状態の容器から
直接液体を吸い出して直接注射器に入れることができる。雄円錐および雌円錐は
、標準的なサイズおよび円錐率(conicity)になるよう形成されており、もっと
も広く受け入れられている標準配置は、ルアー取付部(Luer fitting)として知
られている。このような取付部は、ルアーロック取付部(Luer lock fitting) として知られているような、注射器と容器を共に固定するための配置をさらに備
えていてもよく、注射器に備えられたねじ山と係合させるために、頚部の外側に
設けられる外向きのフランジを含む。したがって、注射器を容器にねじ込み、密
封接続できる。ルアーロック取付部は広く知られており、このような取付部を熱
可塑性単位用量容器に使用する例は、WO 91/08729に開示されている。
【0003】 熱可塑性単位用量容器は、公知のブロー−フィル−シールプロセスを用いて作
成する。これは、容器をブロー成形し、これに液体を充填し、次いで熱可塑性材
料が硬化する前に容器を密封することを基本的に含み、これらをすべて滅菌/無
菌状態で行う。公知のプロセスでは、マンドレルを容器の頚部内に下ろし、マン
ドレルの通気道を通じてブロー空気を吹き込む。そして、液体製品を、別の通路
とともに形成された充填ニードルを通じて注入し、充填中に、通気道を通じてブ
ロー空気を排出する。マンドレルの外側表面の先端は、後に雄注射器円錐を密着
させて収容するための雌円錐を形成する成形面の形を定める。また、マンドレル
の外側表面は、後に蓋がちぎり取られる脆性部の内壁を形成する成形面となる。
【0004】 マンドレルを溶融プラスチック内に下ろすと、プラスチックがマンドレル、と
くにその前縁部に付着する傾向がある。これにより、マンドレルの前縁部に位置
する不規則なリップまたはフランジが、容器頚部の内壁に形成される。プラスチ
ックの糸状物および粗いプラスチック粒子が生成される危険性がある。プラスチ
ック粒子は、充填ニードルの先端に引っ掛かることにより生成されることもある
。その上、マンドレルを引き上げるとき、プラスチックはある程度冷却されてい
るので、マンドレルと容器頚部の内壁との間に摩耗が起こり、プラスチック粒子
がさらに生成されやすくなる。ある期間にわたりプラスチックまたは充填製品の
堆積物がマンドレル上に積み上げられると、とくにこれが起こりやすい。
【0005】 一側面によると、本発明は、製品を収納し、かつ注射器円錐、スパイク(spik
e)もしくは投与セット(giving set)、またはその他同等の完全にまたは部分 的に円錐の装置を密着させて収容するための出口開口部を有する熱可塑性材料の
密封容器を作成する方法であって、前記方法は、容器をブロー成形し、このよう
なブロー成形中に、出口開口部の内壁を定めるマンドレルまたはその他の部材を
用いずに、出口開口部を形成することを含む方法を提供する。
【0006】 別の側面によると、本発明は、注射器円錐、スパイクもしくは投与セット、ま
たはその他同等の完全にまたは部分的に円錐の装置を密着させて収容するための
出口開口部を有する熱可塑性材料の密封容器であって、前記容器は、出口開口部
にまたはこれに隣接した不規則な内部フランジまたはリップを有さない密封容器
を提供する。
【0007】 さらなる側面によると、本発明は、製品を収納し、かつ注射器円錐、スパイク
もしくは投与セット、またはその他同等の完全にまたは部分的に円錐の装置を密
着させて収容するための出口開口部を有する熱可塑性材料の密封容器を作成する
装置であって、前記装置は、容器をブロー成形するための手段と、ブロー成形中
に、出口開口部の内壁を定めるマンドレルまたはその他の部材を用いずに、出口
開口部を形成するための金型とを含む装置を提供する。
【0008】 マンドレルまたは他の部材と、後に注射器円錐またはその他の同等の装置を収
容する出口開口部との接触を避けることにより、プラスチック粒子生成の危険性
が最小化される。
【0009】 容器に収納される製品は、好ましくは液体であるが、例えば粉末もしくはタブ
レット形態の固体、または気体(この場合、空気よりむしろこの気体自体をブロ
ー成形工程に用いることができる)を収納するのに容器を用いてもよい。一般的
に、製品は医療用であり、好ましくは医薬品である。
【0010】 収納される製品の量は、1mlから1000mlで、好ましくは1mlから5
00ml、もっとも好ましくは10ml、15ml、20ml、40ml、50
ml、60ml、75ml、100ml、150ml、200mlまたは250
mlであってもよい。
【0011】 出口開口部を貫通しているがこれと接触していないニードルなどを通じて、製
品を容器に注入してもよい。このような配置は、例えば50ml未満の製品を収
納する比較的小型の容器に適している。
【0012】 標準的注射器円錐と嵌合する出口開口部を有し、かつ約50mlを超える液体
量を収納する容器を作成することを望む場合、公知のブロー−フィル−シールプ
ロセスのさらなる問題が生じる。プラスチックが冷却し、密封して容器の最終形
状を形成することができなくなるのを防ぐために、液体を非常に迅速に注入しな
ければならない。例えば、内径2.5mmの充填ニードルで、3秒の充填時間内
に50mlの液体を注入すると、平均液体速度は毎秒3.4メートルである。液
体の噴射により、充填中に容器内でしぶき、泡立ちおよび霧が生じる。液体は、
排出空気に続いて通気道に流入する傾向があり、積もって通気道を詰まらせるこ
とがある。これにより、指定した量の充填ができない、次のサイクルにおいてブ
ロー空気が不十分なことにより容器が形状不良となる、または充填ニードルから
液がしたたり落ちるといった問題につながることがある。充填ニードルおよびブ
ロー/排出通気道の断面積を大きくするとこれが改善できるだろうが、標準的寸
法の雄注射器円錐を収容する必要があるために出口開口部の最大サイズが限定さ
れるので、不可能である。
【0013】 したがって、本発明の好適な方法では、注射器円錐またはその他の同等の装置
を収容するための出口開口部とは別の入口開口部を通じて容器に製品を注入する
。したがって、出口開口部とは無関係に入口開口部の寸法を選択することができ
る。このような改良は、当然特許可能な重要性がある。
【0014】 別の側面によると、本発明は、製品を収納し、かつ注射器円錐、スパイクもし
くは投与セット、またはその他同等の完全にまたは部分的に円錐の装置を密着さ
せて収容するための出口開口部を有する熱可塑性材料の密封容器を作成する方法
であって、前記方法は、容器をブロー成形し、出口開口部とは別の入口開口部を
通じて容器に液体を注入することを含む方法を提供する。
【0015】 さらなる側面によると、本発明は、製品を収納し、かつ注射器円錐、スパイク
もしくは投与セット、またはその他同等の完全にまたは部分的に円錐の装置を密
着させて収容するための出口開口部を有する熱可塑性材料の密封容器を作成する
装置であって、前記装置は、容器をブロー成形するための手段と、容器に製品を
注入するための入口開口部とは別の位置に出口開口部を形成するように配置され
た金型とを含む装置を提供する。
【0016】 入口開口部および出口開口部が別々の配置は、製品を60ml以上の量で収納
する容器においてとくに有用である。なぜなら、入口開口部のサイズを公知の設
計のものより一般的に大きくすることができるからである。したがって別の側面
によると、本発明は、注射器円錐、スパイクもしくは投与セット、またはその他
同等の完全にまたは部分的に円錐の装置を密着させて収容するための出口開口部
を有する熱可塑性材料の密封容器であって、前記容器は、少なくとも60mlの
製品を収納する密封容器を提供する。好ましくは、容器は、少なくとも70ml
または75mlまたは80mlまたは90mlまたは100mlまたは150m
lまたは200mlまたは250mlまたは1000mlの製品を収納する。本
発明のこの側面は、100ml以上の製品の容器にとくに有用であると考えられ
る。
【0017】 製造中に、出口開口部は、ブロー空気の吹き込みおよび排出に用いることがで
きるとともに、入口開口部は液体の注入に用いられる。これにより非常に迅速に
充填できる。しかし現在の好適な配置では、入口開口部は、容器への製品の注入
とブロー空気の吹き込みおよび排出との両方に用いられている。
【0018】 入口開口部は、例えば、容器の肩部に、出口開口部に隣接して、またはその他
の場所に形成することができる。好ましくは、底部を通じて容器に製品を注入す
る。入口開口部を容器の底部に備えた場合、上下逆さまにして容器を形成し、充
填すると有利である。したがって、容器本体を膨らませる形状を定める主金型で
、併せて出口開口部および除去可能な蓋のような容器頂部の形状をも定めてもよ
い。ブロー空気の吹き込みおよび製品の注入ならびにブロー空気の排出のための
マンドレルは、上下逆さまの容器の上方から操作できる。
【0019】 充填してマンドレルを除去した後、入口開口部を密閉する。例えばこれは、主
金型の上方に位置する2分割された頭部金型を閉じることにより行える。良好な
密封を確実に行えるように、頭部金型を加熱してもよい。出口開口部とは別の入
口開口部を用いたことを示すニップル(nipple)またはその他の金型表示は、充
填、密閉された容器において概して目視可能である。ニップルを容器上に残して
おくと、例えば、容器を吊り下げる、またはスタンドに固定する手段として用い
ることもできる。ニップルは、容器の内向きに押圧可能にすることもできる。例
えば、ニップルが容器の底部の凹部に突出し、容器がその底部を下にして立てら
れるように該凹部が十分な深さを有していてもよい。
【0020】 容器は、脆性部を破壊することにより除去可能で、これにより出口開口部を露
出させることができる蓋を有していてもよく、脆性部は、従来の手法でマンドレ
ルとブロー成形金型との間に形成される。しかし、この場合、金型に対するマン
ドレルの正確な位置決めが要求され、その許容誤差は通常±0.1mm以内であ
る。脆性部が薄過ぎると、漏洩が起こることがあり、厚過ぎると、蓋の除去が困
難または不可能である。したがって、脆性部の内壁の形を定めるマンドレルまた
はその他の部材を用いずに、ブロー成形中に脆性部を形成することが好ましい。
したがって、脆性部は、容器の外側の金型上のリブの上方で単に引き伸ばすこと
により形成できる。そうすると、その厚みは成形前の(通常金型内に押し出され
る)プラスチックの厚みに依存するので、より確実である。
【0021】 入口開口部および出口開口部が別々の配置では、出口開口部を通じた迅速充填
により生じる問題を回避しつつ、従来の手法でマンドレルにより出口開口部を形
成できる。しかし、出口開口部の内壁を定めるマンドレルまたはその他の部材を
用いずに、ブロー成形中に出口開口部を形成し、これにより上に述べたようなプ
ラスチック粒子生成の危険性を最小化することが好ましい。
【0022】 出口開口部は、雌円錐としてブロー成形することもできる。好ましくは、出口
開口部は、注射器円錐またはその他の同等の装置を密着させて収容するための内
向きの環状突出部として形成する。内向きの突出部により、注射器円錐またはそ
の他の同等の装置を密着させて挿入することができるオリフィスの形を定めても
よい。ポリプロピレンおよびその他のたいていの熱可塑性プラスチックは、強度
および弾性を有し、内向きの環状突出部になるように形成すると、注射器円錐ま
たはその他の同等の装置とともに良好なシールを形成することができる。内向き
の環状突出部は、マンドレルなどを用いずに簡単にブロー成形でき、したがって
粒子生成の危険性を最小化できる。金型の中のリブの上方にブロー成形により形
成される内向きの環状突出部は、リブの上方で材料が引き伸ばされた箇所で薄く
なる傾向がある。
【0023】 円錐装置とシールを形成するために、出口開口部の最小直径は、10mm以下
であることが好ましい。雌円錐を有する容器の場合、前記最小直径は前記円錐の
最小直径であり、一方、内向きの環状突出部を有する容器の場合、前記最小直径
は単にこの突出部が形を定めるオリフィスの内径である。出口開口部の最小直径
が10mm以下であると、スパイクまたは投与セットにおける形態の円錐装置に
一般的に適している。標準的なルアー雄注射器円錐に対しては、最小直径は、好
ましくは4.3mm以下、より好ましくは3.8mmである。
【0024】 出口開口部を内向きの環状突出部として形成すると、リブによって強化できる
という利点がある。したがって別の側面によると、本発明は、注射器円錐、スパ
イクもしくは投与セット、またはその他同等の完全にまたは部分的に円錐の装置
を密着させて収容するための出口開口部を有する熱可塑性材料の密封容器であっ
て、前記容器は、注射器円錐またはその他同等の装置を密着させて収容するため
の内向きの環状突出部と、内向きの環状突出部から外向きに配置された複数の強
化リブとを含む密封容器を提供する。概して、リブは円周方向に離間して、例え
ば2つのリブが180°離れて配置され、かつ好ましくは容器頚部の長手方向に
延びている。
【0025】 本発明のある好適な実施形態を、実施例により、かつ添付の図面を参照しなが
ら以下に説明する。
【0026】 図1は、容器の正面図であり; 図2は、容器の側面図であり; 図3は、容器頚部および蓋の断面図であり、右側に図2のIII−III線断面
、左側に従来の容器のこれに相当する断面を示したものであり; 図4は、製造中の容器の断面図であり; 図5は、後の製造段階における容器の断面図であり; 図6は、成形後に底部を押し込んだ容器の底部の断面図であり; 図7aおよび図7bはそれぞれ、マンドレルの正面図および断面図であり; 図8aおよび図8bはそれぞれ、マンドレルの代わりの形態の正面図および断面
図であり;かつ 図9aおよび図9bはそれぞれ、マンドレルの別の形態の正面図および断面図で
ある。
【0027】 図1および図2は、熱可塑性材料よりなる完成した密封容器を示している。こ
れは、脆性部5により頚部4と接続された蓋3で密閉された本体2を含む。ねじ
り取りトップ6は、ウェブ7により蓋3に接続されており、かつ一対の脆性ウェ
ブ8により頚部4に接続されている。使用時には、ねじり取りトップ6を容器本
体2に対して回すと、蓋3はウェブ7とともにねじれる。脆性ウェブ8および脆
性部5が引き裂かれて蓋3が除去され、こうして容器が開く。容器頚部4の頂部
に、一対の外向きの突起9が備えられ、例えば注射器の雌ねじみぞと係合する、
すなわちルアーロック取付ができるようになっている。
【0028】 図3の右側は、頚部4と蓋3の配置のさらなる詳細を示している。とくに、ル
アーロック突起9の下方に、内向きの環状突出部10とともに頚部4が形成され
ていることが分かる。この突出部の肉厚は、突出部の上方および下方の肉厚より
小さい。これは、ブロー成形中に、容器の外部形状を定める外側の金型の周方向
に延びるリブの上方でプラスチックが引き伸ばされるので薄くなるのである。突
出部10は、金型内の垂直溝によって形が定められる一対の対向する垂直リブ1
1によって補強されている。このリブは、突出部から外向きに放射状に設けられ
ている。使用時には、一旦脆性部5を破いて蓋を取り除くと、注射器円錐または
その他の同等の装置を頚部に挿入して、突出部10により形成されたオリフィス
とシールを形成させることができる。
【0029】 図3の左側は、公知の蓋3および頚部4の構成の詳細を示している。脆性部5
の下方の頚部内壁は、雄注射器円錐と密着嵌合するための雌ルアー円錐として形
成されていることが分かる。この雌円錐は、製造中に外側の金型部材と中央のマ
ンドレルとの間に形成され、この結果、円錐の下方端に不規則なリップ12が形
成される。また、公知の配置における脆性部5は、外側の金型と内側のマンドレ
ルとの間の環状の空間に形成されるので、脆性部5の正確な厚みを達成するには
マンドレルの位置決めが不可欠であることが分かる。
【0030】 図4および図5は、ブロー−フィル−シール機で上下逆さまに成形されている
容器4を示している。成形金型は、2つの往復運動可能な主金型部20aおよび
20bからなる主金型20と、2つの往復運動可能な頭部金型部21aおよび2
1bからなる頭部金型21と、2つの往復運動可能な部分22aおよび22bか
らなるパリソンつかみ22とを含む。図4に示すように、パリソンつかみが閉位
置にあってパリソンをつかんでいるとき、頭部金型は開位置にあり、かつ主金型
は閉位置にあって容器本体の形状を定めている。主金型の下方端は、上下逆さま
の容器1の頂部形状を定めており、該頂部は(図1、図2および図3に示すよう
に)頚部4、蓋3およびねじり取りトップ6を含む。容器頂部の内部形状を定め
るのに、マンドレルまたはその他の内部部材は用いられていない。図4は、マン
ドレル23により空気を吹き込んで主部2および頂部を所望する形状に膨らませ
、次いでまたマンドレル23を通じて液体24を充填した後の容器を示している
【0031】 図5は、マンドレル23を取り除き、頭部金型21を閉じて容器を密封した後
の、後の段階の製造プロセスを示している。ニップル25が密封プロセスにより
形成され、これは後のプロセス段階で取り除いてもよく、または吊り下げ装置と
してもしくはスタンドに嵌入させるためのロックとして残しておくこともできる
。図6に示すように、底部を押し込んでニップル25が凹部26内に位置するよ
うに容器を形作ることもできる。これにより、ニップル25を除去しなくとも、
容器をその底部を下にして立てることができる。
【0032】 図7a、図7b、図8a、図8b、図9aおよび図9bは、マンドレル23の
さまざまな可能な構成を示している。図7aおよび図7bのマンドレルは、概し
て円形の断面を有し、かつ空気の吹き込みおよび排出のための中央通路30を備
え、複数の(この場合は4つの)液体通路31が中央通路30から外向きに放射
状に配置されている。
【0033】 図8aおよび図8bのマンドレルでは、通路は、概して横長の断面形状を有す
るマンドレルを横切って一列に配置されている。通気道30は上記横長形状の一
方の端部に備えられ、複数の液体通路31は他方の端部に備えられている。通気
道30が液体通路31から離れていると、注入される液体と排出空気が分離され
、目詰まりの危険性が低くなるので有利である。
【0034】 図9aおよび図9bの実施形態では、通気道30を有する第1のマンドレル部
23aおよび複数の液体通路31を有する第2のマンドレル部23bの2つの部
分に分けてマンドレルが備えられている。ここでもまた、空気と液体の通路はお
互いに有利に分離されている。
【0035】 マンドレルの設計においては雌注射器円錐を形成しなければならないという限
定はなく、したがって要求に応じてさまざまな変形が可能である。
【0036】 ここで説明されている容器と密着嵌合する標準タイプの雄注射器円錐は、ルア
ー円錐またはレコード(Record)円錐である。このような雄円錐が通常嵌合する
雌円錐は、それぞれ6:100および1:10の円錐率(conicity)を有する。
上に述べたように、ここで説明された容器は、スパイクもしくは投与セット、ま
たはその他の同等の完全にまたは部分的に円錐の装置との嵌合に同様に用いるこ
とができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 図1は、容器の正面図
【図2】 図2は、容器の側面図
【図3】 図3は、右側に図2のIII−III線断面、左側に従来の容器のこれに相当
する断面を示した、容器頚部および蓋の断面図
【図4】 図4は、製造中の容器の断面図
【図5】 図5は、後の製造段階における容器の断面図
【図6】 図6は、成形後に底部を押し込んだ容器の底部の断面図
【図7】 図7aおよび図7bはそれぞれ、マンドレルの正面図および断面図
【図8】 図8aおよび図8bはそれぞれ、マンドレルの代わりの形態の正面図および断
面図
【図9】 図9aおよび図9bはそれぞれ、マンドレルの別の形態の正面図および断面図
【手続補正書】特許協力条約第34条補正の翻訳文提出書
【提出日】平成12年3月15日(2000.3.15)
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】特許請求の範囲
【補正方法】変更
【補正内容】
【特許請求の範囲】
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (81)指定国 EP(AT,BE,CH,CY, DE,DK,ES,FI,FR,GB,GR,IE,I T,LU,MC,NL,PT,SE),OA(BF,BJ ,CF,CG,CI,CM,GA,GN,GW,ML, MR,NE,SN,TD,TG),AP(GH,GM,K E,LS,MW,SD,SL,SZ,UG,ZW),E A(AM,AZ,BY,KG,KZ,MD,RU,TJ ,TM),AL,AM,AT,AU,AZ,BA,BB ,BG,BR,BY,CA,CH,CN,CU,CZ, DE,DK,EE,ES,FI,GB,GD,GE,G H,GM,HR,HU,ID,IL,IN,IS,JP ,KE,KG,KP,KR,KZ,LC,LK,LR, LS,LT,LU,LV,MD,MG,MK,MN,M W,MX,NO,NZ,PL,PT,RO,RU,SD ,SE,SG,SI,SK,SL,TJ,TM,TR, TT,UA,UG,US,UZ,VN,YU,ZW Fターム(参考) 3E018 AA02 AB06 BA02 BA05 BA08 EA03 4F208 AG23 AH63 LA01 LB01 LD16

Claims (14)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 製品を収納し、かつ注射器円錐、スパイクもしくは投与セット
    、またはその他同等の完全にまたは部分的に円錐の装置を密着させて収容するた
    めの出口開口部を有する熱可塑性材料の密封容器を作成する方法であって、前記
    方法は、前記容器をブロー成形し、このようなブロー成形中に、前記出口開口部
    の内壁を定めるマンドレルまたはその他の部材を用いずに、前記出口開口部を形
    成することを含む方法。
  2. 【請求項2】 前記出口開口部とは別の入口開口部を通じて前記容器に製品を
    注入することを含む請求項1に記載の方法。
  3. 【請求項3】 製品を収納し、かつ注射器円錐、スパイクもしくは投与セット
    、またはその他同等の完全にまたは部分的に円錐の装置を密着させて収容するた
    めの出口開口部を有する熱可塑性材料の密封容器を作成する方法であって、前記
    方法は、前記容器をブロー成形し、前記出口開口部とは別の入口開口部を通じて
    前記容器に液体を注入することを含む方法。
  4. 【請求項4】 ブロー成形中に、前記出口開口部の内壁を定めるマンドレルま
    たはその他の部材を用いずに、前記出口開口部を形成する請求項3に記載の方法
  5. 【請求項5】 前記出口開口部を、注射器円錐を密着させて収容するための内
    向きの環状突出部として形成する請求項1〜4のいずれかに記載の方法。
  6. 【請求項6】 前記容器は、脆性部を破壊することにより除去可能で、これに
    より前記出口開口部を露出させることができる蓋を有しており、前記脆性部は、
    ブロー成形中に、前記脆性部の内壁を定めるマンドレルまたはその他の部材を用
    いずに形成される請求項1〜5のいずれかに記載の方法。
  7. 【請求項7】 前記容器にその底部を通じて製品を注入することを含む請求項
    1〜6のいずれかに記載の方法。
  8. 【請求項8】 製品を収納している容器であって、請求項1〜7のいずれかに
    記載の方法により作成された容器。
  9. 【請求項9】 注射器円錐、スパイクもしくは投与セット、またはその他同等
    の完全にまたは部分的に円錐の装置を密着させて収容するための出口開口部を有
    する熱可塑性材料の密封容器であって、前記容器は、前記出口開口部にまたはこ
    れに隣接した不規則な内部フランジまたはリップを有さない密封容器。
  10. 【請求項10】 注射器円錐、スパイクもしくは投与セット、またはその他同
    等の完全にまたは部分的に円錐の装置を密着させて収容するための出口開口部を
    有する熱可塑性材料の密封容器であって、前記容器は、注射器円錐またはその他
    同等の装置を密着させて収容するための内向きの環状突出部と、前記内向きの環
    状突出部から外向きに配置された複数の強化リブとを含む密封容器。
  11. 【請求項11】 注射器円錐、スパイクもしくは投与セット、またはその他同
    等の完全にまたは部分的に円錐の装置を密着させて収容するための出口開口部を
    有する熱可塑性材料の密封容器であって、前記容器は、少なくとも60mlの製
    品を収納する密封容器。
  12. 【請求項12】 前記容器は、少なくとも100mlの製品を収納する請求項
    11に記載の密封容器。
  13. 【請求項13】 製品を収納し、かつ注射器円錐、スパイクもしくは投与セッ
    ト、またはその他同等の完全にまたは部分的に円錐の装置を密着させて収容する
    ための出口開口部を有する熱可塑性材料の密封容器を作成する装置であって、前
    記装置は、前記容器をブロー成形するための手段と、ブロー成形中に、前記出口
    開口部の内壁を定めるマンドレルまたはその他の部材を用いずに、前記出口開口
    部を形成するための金型とを含む装置。
  14. 【請求項14】 製品を収納し、かつ注射器円錐、スパイクもしくは投与セッ
    ト、またはその他同等の完全にまたは部分的に円錐の装置を密着させて収容する
    ための出口開口部を有する熱可塑性材料の密封容器を作成する装置であって、前
    記装置は、前記容器をブロー成形するための手段と、前記容器に製品を注入する
    ための入口開口部とは別の位置に前記出口開口部を形成するように配置された金
    型とを含む装置。
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