JP2002504250A - データ要素の系列を変換する装置 - Google Patents

データ要素の系列を変換する装置

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Abstract

(57)【要約】 入力データ要素の系列を出力データ要素の系列に変換する装置は、入力データ要素の系列及び出力データ要素の系列を収容する記憶手段(110)を有する。記憶手段(110)は、単一のクロックサイクル中に、連続的に入力データ要素の系列を読み出し出力データ要素の系列を書き込むように構成されている。

Description

【発明の詳細な説明】 データ要素の系列を変換する装置 本発明は、入力データ要素の系列及び出力データ要素の系列を収容する記憶手 段を有し、上記入力データ要素の系列を上記出力データ要素の系列に変換する装 置に関する。 このような装置は、文献:Lawrence R.Rabine、Bernard Gold共著の“Theory and application of digital signal processing”の第10章第10節に記載 されている。デジタル信号処理の場合、離散フーリエ変換(DFT)は重要な役 割を果たす。離散フーリエ変換を用いることにより、信号の時間域における表現 が同じ信号の周波数域における表現に変換され得る。周波数域における表現は、 時間域では非常に複雑な形式によらなければ実現できないような後続の特定の信 号処理演算がかなり簡単な形式で実現できる点で有利である。 離散フーリエ変換の実行は非常に多数の算術プロセスを必要とするので、長年 に亘って、離散フーリエ変換を高速かつ効率的に計算できる装置が設計されてい る。屡々、これらの装置は、離散フーリエ変換のために必要な特定のサブプロセ スを高速に実行することができる多数の「バタフライ」装置を具備している。こ のバタフライにおいて、多数の入力データ要素は加算及び乗算を行って同数の出 力データ要素に変換される。この乗算は乗算係数を用いて行われる。乗算係数は 、トゥイドル(twiddle)係数WN kのように称される場合もある。 上記文献に記載された装置は、RAMメモリと、バタフライと、入れ替えネッ トワークとを具備する。RAMメモリは、各メモリワードがデータ要素の系列を 格納するように実現され、系列内のデータ要素の数はバタフライによって変換で きるデータ要素の数に 等しい、例えば、従来の装置において、基数4のバタフライ、すなわち、4個の 入力データ要素を4個の出力データ要素に変換できるバタフライが利用される場 合、RAMメモリは、各メモリワードが4個のデータ要素の系列を収容できるよ うに構成される。 RAMメモリから、すべての必要な入力データ要素の系列がメモリワードを読 み取ることによってバタフライに供給される。バタフライでは、これらの入力デ ータ要素が出力データ要素に変換される。この目的のために必要な乗算係数は、 ROMメモリから読み出される。次に、入れ替えネットワークにおいて、これら の出力データ要素と、バタフライにより計算された他の出力データ要素は、多数 の出力データ要素の系列の全体に配分される。これらの出力データ要素の系列は 、最終的にRAMメモリに書き込まれ、後段で入力データ要素の系列として使用 され得る。BがNよりも小さい場合に、バタフライの出力データ要素がそのバタ フライの入力データ要素として異なる順序で供給される基数Bのバタフライを繰 り返し実行することにより、N点離散フーリエ変換が計算される。このようにし て、例えば、32点離散フーリエ変換が基数4のバタフライを用いて計算される 。 しかし、従来の装置の処理はかなり遅い。 本発明の目的は、入力データ要素の系列から出力データ要素の系列への変換演 算をより高速に実行することができる冒頭に記載したタイプの装置を提供するこ とである。 上記目的を達成するため、本発明による装置は、記憶手段が単一のクロックサ イクル中に入力データ要素の系列を読み出し、出力データ要素の系列を書き込む ように実現されていることを特徴とする。N点離散フーリエ変換の計算中に、入 力データ要素の系列は記憶手段から頻繁に読み出され、出力データ要素の系列は 記憶手段に頻繁に書き込まれる必要がある。一般的に、読み出し動作又は書き込 み動作毎に1クロックサイクルを必要とする。例えば、記憶手段 にいわゆるリード・モディファイ・ライト機能を設けることによって、単一のク ロックサイクル中に入力データ要素の系列の読み出しと、出力データ要素の系列 の書き込みとが共に行えるように記憶手段を実現することにより、記憶手段への アクセスが加速される。これにより、装置の消費エネルギーが減少するという付 加的な利点が得られる。 本発明による装置の一実施例は、バタフライに必要とされる乗算係数ができる だけ長い期間に亘って一定に保たれるように、入力データ要素の系列が出力デー タ要素の系列に変換される順序が選択されることを特徴とする。これらの乗算係 数がメモリに記憶されている場合、この手段を用いることによって、装置がメモ リからこの乗算係数を読み出す回数は最低限に抑えることができる。一方、乗算 係数を装置によって計算しなければならない場合、この手段を用いることによっ て、装置がこの乗算係数を計算しなければならない回数は最低限に抑えられる。 何れの場合でも、装置によって消費されるエネルギーは削減され、装置が入力デ ータ要素を出力データ要素に変換する速度が増大する。 本発明による装置の更なる一実施例は、装置が少なくとも1台のビタビ・バタ フライを有することを特徴とする。離散フーリエ変換が計算される方式は、いわ ゆるビタビ復号化アルゴリズムが計算される方式と多数の類似点を有する。少な くとも1台のビタビ・バタフライを使用することにより、本発明による装置はビ タビ復号器を実現するために好適に使用され得る。 本発明による装置の別の一実施例は、必要な入力データ要素の系列の読み取り 後に出力データ要素の系列の書き込みができるだけ多量に行われるように、入力 データ要素の系列が出力データ要素の系列に変換される順序が選択されることを 特徴とする。単一クロックサイクル中に入力データ要素の読み出し及び出力デー タ要素の書き込みができるだけ多量に行われるように入力データ要素の系列が出 力データ要素の系列に変換される順序を選択することにより、記憶手段がアクセ スされるべき回数は最低限に抑えられる。また、この手段は、装置によるエネル ギー消費を削減し、装置が入力データ要素を出力データ要素に変換する速度を増 加させる。 本発明の上記の面及び他の面は、以下の実施例の説明を参照して明瞭にされ、 解明される。 図面中、 図1は、本発明による装置の一例のブロック図であり、 図2は、本発明による装置で使用される入れ替えネットワークのブロック図で あり、 図3は、本発明による装置の動作を説明するため使用される32点離散フーリ エ変換のデータフロー図であり、 図4及び5は、本発明による装置の動作を説明するため使用される多数の図表 である。 図1に示された装置は、入力データ要素の系列を出力データ要素の系列に変換 するため好適に使用され得る。この目的のため、この装置は、例えば、RAMメ モリとして実現できるような記憶手段110を含み、記憶手段には、入力データ 要素及び出力データ要素の系列が保存され得る。本例の場合、記憶手段110は 、4個のデータ要素を含む8個の系列により構成される。装置は、互いに並列的 に拡張するよう配置された2台の変換器112及び114が更に有し、各変換器 は2個の入力データ要素を2個の出力データ要素に変換することができる。記憶 手段110から読み出された4個の入力データの系列は、装置によって、2個の 入力データ要素を含む2組のグループに分割される。これらの入力データ要素の グループは、次に、変換器112及び114において、2個の出力データ要素を 含む2組のグループ113及び115に同時に変換される。これら の出力データ要素は、記憶手段110から読み出された4個の入力データ要素の 次の系列が、上記方式と同じ方式で装置によって、2個の出力データ要素を含む 新しい2組のグループ113及び115に変換されるまで、入れ替えネットワー ク116に保存される。入れ替えネットワーク116において、上記の最新の出 力データ要素及び予め保存された出力データ要素は、出力データ要素の系列が入 力データ要素の系列として引き続いて使用できるような形で、4個のデータ要素 を含む2系列に分割される。入れ替えネットワークで編成された出力データ要素 の系列は最終的に記憶手段110に書き込まれる。 図示された装置を用いることにより、多数の入力データ要素が高速かつ効率的 に処理され、ここで、入力データ要素のグループを出力データ要素のグループに 繰り返し変換することが必要である。このような処理動作は、いわゆるデータフ ローグラフを用いることによって表現することができる。一例として、図3には 、2個の入力データ要素のグループが2個の出力データ要素のグループに変換さ れるデータフローグラフが示され、入力データ要素と出力データ要素は同じ参照 番号で示されている。図示されたデータフローグラフは多数の連続したステージ に分割される。最初に、ステージ0が実行され、次に、ステージ1が実行され、 以下同様にステージ4が実行去れるまで続く。各ステージで、データフローグラ フは、2個の入力データ要素を含むグループと、そのグループから変換された2 個の出力データ要素を含むグループとの対応関係を示す。例えば、ステージ0に おいて、入力データ要素0及び1は出力データ要素0及び1に変換され、入力デ ータ要素2及び3は出力データ要素2及び3に変換され、以下同様である。1ス テージ内の上記の変換の相対的な順序は重要ではない。各ステージで生成された 出力データ要素は次のステージの入力データ要素として使用される。例えば、ス テージ0で生成された出力データ要素0及び2は、ステージ1にお いて入力データ要素として、出力データ要素0及び2に変換される。 このようなデータフローグラフは、離散フーリエ変換アルゴリズム、又は、ビ タビ復号化アルゴリズムを記述するため使用できることが知られている。図3に 示されたデータフローグラフは、32点、基数2の離散フーリエ変換アルゴリズ ムとして解釈することができ、入力データ要素はビットが逆順にされ、出力デー タ要素は正順にされる。このアルゴリズムが図1に示された装置で実現されるべ き場合には、変換器112及び114は、基数2のフーリエ変換バタフライを含 む必要がある。これらのバタフライは、時間域デシメーション形(DIT)、又 は、周波数域デシメーション形(DIF)の何れのタイプでもよい。基数2の時 間域デシメーション形バタフライの場合に、2個の入力データ要素A及びBは2 個の出力データ要素X及びYに変換され、 X=A+B・WN k 及び Y=A−B・WN k が成り立つ。基数2の周波数域デシメーション形バタフライの場合、入力データ 要素と出力データ要素の関係は、 X=A+B 及び Y=(A−B)・WN k によって表される。これらの2タイプのフーリエ変換バタフライの間の別の相違 点は、時間域デシメーション形バタフライの場合に、周波数域デシメーション形 バタフライとは別の乗算係数WN kが必要な点である。以下の説明では、時間域デ シメーション形バタフライを使用する場合を考える。このバタフライに必要な乗 算係数は、装置により計算してもよく、或いは、例えば、RAMメモリから読み 出してもよい。図1に示された装置がビタビ復号化アルゴリズムを実施するため 使用される場合、変換器112及び114は、基数 2のビタビバタフライを含む必要がある。これらのビタビバタフライは、加算・ 比較・選択ユニットとも称される。本発明による装置は、他の基数、並びに、他 の変換器の数を使用しても構わない。例えば、4台の基数2の変換器が基数2の アルゴリズムを実施するため使用され得る。或いは、基数4のアルゴリズムを実 施するため、基数4の変換器を本発明による装置に適用してもよい。また、本発 明による装置は1台の変換器だけを具備してもよい。 装置が上記のいずれかのアルゴリズムを実行できるようになる前に、記憶手段 110は、何らかの方法で必要な初期入力データ要素で埋められている必要があ ることがわかる。アルゴリズムが実行されたとき、その結果は記憶手段110か ら出力データ要素の形式で読み出され得る。 上記のアルゴリズムの中の一つのアルゴリズムが装置によって実行されたとき 、入力データ要素の系列は記憶手段110から頻繁に読み出される必要があり、 出力データ要素の系列は記憶手段110に頻繁に書き込まれなければならない。 一般的に、このため、1回の読み出し動作又は書き込み動作毎に1クロックサイ クルを要する。単一のクロックサイクル中に入力データ要素の系列を読み出し、 かつ、出力データ要素の系列を書き込めるように記憶手段110を構成すること によって、記憶手段110へのアクセスは加速される。これにより、装置の電力 消費量が低減する利点が得られる。 図2に示された入れ替えネットワーク116は、本発明による装置に有利的に 使用され得る。この入れ替えネットワーク116は、4個の入力113.1、1 13.2、115.1及び115.2が設けられている。2個のデータ要素を含 む第1のグループは、入力113.1及び113.2を介して入れ替えネットワ ーク116に供給され得る。同様に、2個のデータ要素を含む第2のグループは 、入力1151.及び115.2を介して供給され得る。2個のデータ要素を含 む第1及び第2のグループは、一体的に4個のデータ要 素を含む第1の系列を構成する。入れ替えネットワーク116は、4個のデータ 要素を含む第2の系列を供給する4個の出力117.1乃至117.4を更に有 する。入れ替えネットワーク116は、4個のレジスタ120、122、132 及び134と、4個のマルチプレクサ124、126、128及び130とを更 に含む。 入れ替えネットワーク116は、入力113.1、113.2、115.1及 び115.2に連続して供給された4個のデータ要素を含む2組の第1の系列を 、4個のデータ要素を含む2組の第2の系列に変換することができる。4個のデ ータ要素の第1の系列A−B−C−Dが入力113.1、113.2、115. 1及び115.2に供給されたとき、すなわち、データ要素Aが入力113.1 に供給され、データ要素Bが入力113.2に供給され、データ要素Cが入力1 15.1に供給され、データ要素Dが入力115.2に供給されたとき、データ 要素A及びCは、それぞれのマルチプレクサ124及び128を介して、対応し たレジスタ132及び134に保存され、データ要素B及びDは、対応したレジ スタ120及び122に保存される。次に、データ要素の第1の系列E−F−G −Hが入力113.1、113.2、115.1及び115.2に供給され、最 初に、レジスタ132及び134に保存されたデータ要素A及びCがそれぞれの 出力117.1及び117.2を介して送出され、入力113.1及び115. 1に供給されたデータ要素E及びGが対応したマルチプレクサ126及び130 並びに対応した出力117.3及び117.4を介して送出される。次の段で、 レジスタ120及び122に保存されているデータ要素B及びDがそれぞれのマ ルチプレクサ124及び128を介して対応したレジスタ132及び134に保 存される。次に、入力113.2及び115.2を介して供給されたデータ要素 F及びHはそれぞれのレジスタ120及び122に保存される。最後に、レジス タ132及び134に保存されたデータ要素B及びDがそれぞれの出力117. 1 及び117.2を介して外部に供給され、レジスタ120及び122に保存され たデータ要素F及びHは、それぞれのマルチプレクサ126及び130、並びに 、対応した出力117.3及び117.4を介して送出される。このようにして 、データ要素の第1の系列A−B−C−Dと、データ要素の第1の系列E−F− G−Hの2組の第1の系列は、入れ替えネットワーク116により、データ要素 の第2の系列A−C−E−Gと、データ要素の第2の系列B−D−F−Hの2組 の第2の系列に変換される。 本発明による装置の動作を図4及び5に示された図表を参照して詳細に説明す る。これらの図表は、図1に示された装置が図3に示されたように32点の基数 2の離散フーリエ変換アルゴリズムを実行する間の異なる時点での記憶手段11 0の内容を表現する。図表の枠外部の右側の数字は、データ要素の系列が記憶手 段110から読み出される順序を示す。図表の枠外部の右側の両方向矢印は、矢 印の先端で指定されたデータ要素の系列が入れ換えられるべきことを示す。 図4には、図1に示された装置が32点の基数2の離散フーリエ変換を実行す る異なる時点での記憶手段110の内容が示され、入力データ要素の系列が出力 データ要素の系列に変換されるシーケンスは、バタフライで必要とされる乗算係 数ができるだけ長い期間に亘って一定に保たれるように選択されている。 図表150は、記憶手段110の初期内容を表現する。図表160、170、 180、190及び200は、それぞれ、アルゴリズムのステージ0、1、2、 3及び4の後における記憶手段110の内容を表現する。ステージ4の後で、ア ルゴリズムは完全に実行されている。図表200に示されるように、所望の結果 が記憶手段110に格納される。 図表150に示されるように、ステージ0で、装置は、最初に、記憶手段11 0から入力データ要素の系列0−1−2−3を読み出 し、2個の入力データ要素の2組のグループ0−1及び2−3に分割する。これ らの2個の入力データ要素を含む2組のグループは、次に、基数2の離散フーリ エ変換バタフライ112及び114において、2個の出力データ要素を含む2組 のグループ0−1及び2−3に変換され、その後、これらの出力データ要素は、 入れ替えネットワーク116に保存される。続いて、装置は、記憶手段110か ら入力データ要素の系列4−5−6−7を読み出し、2個の入力データ要素を含 む2組のグループ4−5及び6−7に分割し、この2組のグループは、基数2の 離散フーリエ変換バタフライ112及び114において、2個の出力データ要素 を含む2組のグループ4−5及び6−7に変換される。入れ替えネットワーク1 16において、これらの出力データ要素及び既に入れ換えネットワークに保存さ れている出力データ要素は、4個の出力データ要素を含む2組の系列0−2−4 −6及び1−3−5−7に変換される。4個の出力データ要素の1番目の系列0 −2−4−6は、この時点でメモリに書き込まれるべきである。記憶手段110 は、単一のクロックサイクル中に4個の入力データ要素の系列を読み出し、4個 の出力データ要素の系列を書き込み得るので、4個の出力データ要素の1番目の 系列0−2−4−6の書き込みと、4個の入力データ要素の3番目の系列8−9 −10−11の読み出しとを組み合わせることが可能である。図表160を参照 すると、4個の出力データ要素の1番目の系列0−2−4−7が記憶手段110 に書き込まれる場所は、図表150において入力データ要素の3番目の系列8− 9−10−11が読み出される場所であることがわかる。 本明細書の説明中、バタフライ112及び114におけるデータ要素の変換は 、単一のクロックサイクル内で行える場合を考えていることに注意する必要があ る。この変換に1クロックサイクルよりも長い時間が必要である場合、出力デー タ要素の1番目の系列0−2−4−6の書き込みは、入力データ要素の別の系列 の読み出しと 組み合わせる必要がある。例えば、変換が2クロックサイクルを要する場合、系 列0−2−4−6の書き込みは、入力データ要素の4番目の系列12−13−1 4−15の読み出しと組み合わせることができる。 出力データ要素の1番目の系列0−2−4−6の書き込みと組み合わされた入 力データ要素の3番目の系列8−9−10−11の読み出しの後、入力データ要 素の4番目の系列12−13−14−15の読み出しは、出力データ要素の2番 目の系列1−3−5−7の書き込みと組み合わされ得る。このプロセスは、上記 の方式に従って、図表150に示されたシーケンス内の出力データ要素の8個の 系列全部に対して続けられる。入力データ要素の全ての系列は既に読み出されて いるので、出力データ要素の7番目の系列24−26−28−30及び8番目の 系列25−27−29−31の書き込みは、入力データ要素の系列の読み出しと 組み合わせなくても構わない。 図表160及び170に示されているように、ステージ1において、出力デー タ要素の1番目の系列0−4−8−12及び2番目の系列2−6−10−14の 書き込みは、入力データ要素の3番目の系列16−18−20−22及び4番目 の系列24−26−28−30の読み出しと組み合わされる。しかし、ステージ 1とは異なり、ステージ1において、入力データ要素の3番目の系列及び4番目 の系列と対応した出力データ要素の3番目の系列16−20−24−28及び4 番目の系列18−22−26−30は、入力データ要素の5番目の系列及び6番 目の系列の読み出しと組み合わされない。出力データ要素の3番目の系列及び4 番目の系列は、入力データ要素の1番目の系列及び2番目の系列が読み出された 場所に書き込まれる。同様に、ステージ1において、出力データ要素の5番目の 系列1−5−9−13及び6番目の系列3−7−11−15の書き込みは、入力 データ要素の7番目の系列17−19−21−23及び 8番目の系列25−27−29−31の読み出しと組み合わされる。出力データ 要素の7番目の系列17−21−25−29及び8番目の系列19−23−27 −31は、入力データ要素の5番目の系列及び6番目の系列が読み出された場所 に書き込まれる。 図表170及び180に示されるように、ステージ2において、入力データ要 素の系列の読み出しは、出力データ要素の書き込みと組み合わされない。出力デ ータ要素の全ての系列は、対応した入力データ要素の系列が読み出された場所に 書き込まれる。 図表180及び190では、ステージ3がステージ0と同様に処理されること が示されている。但し、ステージ3は、出力データ要素の7番目の系列及び8番 目の系列の書き込みが入力データ要素の系列と組み合わされない点でステージ0 と相違する。 最後に、ステージ4は、ステージ1と同じように処理される。出力データ要素 の3番目の系列及び4番目の系列は、入力データ要素の1番目の系列及び2番目 の系列が読み出された場所に書き込まれる。同様に、出力データ要素の7番目の 系列及び8番目の系列は、入力データ要素の5番目の系列及び6番目の系列が読 み出された場所に書き込まれる。 図4に示された動作のシーケンスは、バタフライに必要とされる乗算係数がで きるだけ長い期間に亘って一定に保たれる点が有利である。その結果として、こ れらの乗算係数がメモリから読み出されるべき回数、或いは、計算されるべき回 数は最低限に抑えられる。着目している乗算係数WN kは以下の式で与えられる。 ここで、Nは離散フーリエ変換処理が関係する点の数を表し(本例では、Nは3 2である)、jは√(−1)を表し、kはパラメータを表し、このパラメータk は図4を参照して以下に説明する。ス テージ0の場合に必要な乗算係数は、入力データ要素のすべての系列に対し、k =0によって与えられる。ステージ1に必要な乗算係数は、入力データ要素の最 初の4個の系列に対して、k=0によって与えられ、入力データ要素の最後の4 個の系列に対しては、k=8によって与えられる。ステージ2の場合に、入力デ ータ要素の1番目及び2番目の系列に対する乗算係数は、k=0によって与えら れ、3番目及び4番目の系列に対する乗算係数は、k=4によって与えられ、5 番目及び6番目の系列に対する乗算係数は、k=8によって与えられ、7番目及 び8番目の系列に対する乗算係数は、k=12によって与えられる。ステージ3 の場合に、入力データ要素の1番目の系列に対する乗算係数は、k=0によって 与えられ、2番目の系列に対しては、k=2によって与えられ、3番目の系列に 対しては、k=4によって与えられ、4番目の系列に対しては、k=6によって 与えられ、5番目の系列に対しては、k=8によって与えられ、6番目の系列に 対しては、k=10によって与えられ、7番目の系列に対しては、k=12によ って与えられ、8番目の系列に対しては、k=14によって与えられる。ステー ジ0からステージ3において、二つのバタフライ112及び114に対する乗算 係数は常に相互に一致する。しかし、ステージ4の場合、両方の乗算係数は一致 しなくなる。ステージ4の場合、入力データ要素の1番目の系列に対する乗算係 数は、k=0とk=1とにより与えられ、第2の系列に対し、k=2とk=3と により与えられ、3番目の系列に対し、k=4とk=5とにより与えられ、4番 目の系列に対し、k=6とk=7とにより与えられ、5番目の系列に対し、k= 8とk=9とにより与えられ、6番目の系列に対し、k=10とk=11とによ り与えられ、7番目の系列に対し、k=12とk=13とにより与えられ、8番 目の系列に対し、k=14とk=15とにより与えられる。 図5には、図1に示された装置が32点の基数2の離散フーリエ 変換を実行する異なる時点での記憶手段110の内容が示され、入力データ要素 の系列が出力データ要素の系列に変換されるシーケンスは、図4の場合とは異な るように選択されている。 図5において、図表210は、記憶手段110の初期内容を表現する。図表2 20、230、250、270及び280は、それぞれ、アルゴリズムのステー ジ0、1、2、3及び4の後における記憶手段110の内容を表現する。図表2 40及び260は、それぞれ、ステージ2及びステージ3の開始前の記憶手段1 10の内容を表す。アルゴリズムが実行された後、結果は、図表290に示され るように記憶手段110に格納される。 図表210及び220に示されるように、ステージ0で、装置が出力データ要 素の系列を書き込む場所は、入力データ要素の系列が読み出された場所に対応す る。例えば、出力データ要素の系列0−2−4−6及び1−3−5−7は、対応 した入力データ要素の系列0−1−2−3及び4−5−6−7が読み出された場 所に書き込まれる。 ステージI(図表220及び230を参照のこと)において、出力データ要素 の1番目及び2番目の系列の書き込みは、入力データ要素の3番目及び4番目の 系列の読み出しと組み合わされる。同様に、出力データ要素の5番目及び6番目 の系列の書き込みは、入力データ要素の7番目及び8番目の系列の読み出しと組 み合わされる。しかし、出力データ要素の3番目及び4番目の系列は、入力デー タ要素の1番目及び2番目の系列が読み出された場所に書き込まれる。同様に、 出力データ要素の7番目及び8番目の系列は、入力データ要素の5番目及び6番 目の系列が読み出された場所に書き込まれる。 ステージ1で獲得され出力データ要素を、図表230に示されているような方 式で入れ替えることにより、ステージ2で、読み出し及び書き込みがなされるべ きデータ要素の系列のアドレスを比較的容易に判定できるようになる。入れ替え の結果は図表240に示さ れている。 ステージ2において(図表240及び250を参照のこと)、出力データ要素 の1番目及び2番目の系列の書き込みは、入力データ要素の5番目及び6番目の 系列の読み出しと組み合わされ、出力データ要素の6番目及び6番目の系列の書 き込みは、入力データ要素の7番目及び8番目の系列の読み出しと組み合わされ る。出力データ要素の7番目及び8番目の系列は、入力データ要素の1番目及び 2番目の系列が読み出された場所に書き込まれる。ステージ2の場合でも、デー タ要素の2個の系列が上記の理由と同じ理由のため入れ替えられる。その結果は 図表260に示されている。 ステージ3(図表260及び270を参照のこと)において、ステージ0と同 じように、出力データ要素の系列は、対応した入力データ要素の系列が読み出さ れた場所に書き込まれる。 ステージ4(図表270及び280を参照のこと)において、データ要素の系 列は、ステージ1と同じ形で読み出され、書き込まれる。ステージ4の場合でも 、データ要素の2個の系列の多数回の相互入れ替えが行われる。その結果は図表 290に示されている。 以下の表には、種々のステージで図4及び5に示された方法を実現するため必 要とされるメモリ動作の回数が概略的に表されている。この表において、データ 要素の系列の読み出し、データ要素の系列の書き込み、並びに、データ要素の系 列の読み出し及び書き込みの組合せは、何れも単一のメモリ動作であると考えら れる。データ要素の2個の系列の入れ替えは、読み出し動作、読み出し/書き込 みの組合せ動作、及び、書き込み動作を用いて行われる。したがって、このよう な入れ替えは3回のメモリ動作を含む。 この表は、図4に示された方法のアプリケーションの方が図5に示された方法 のアプリケーションよりも殆どのステージでメモリ動作の回数が少なくなること を表している。ステージ2の場合に限り、反対の結果が当てはまる。各ステージ 毎にメモリ動作の回数が最小の回数になる方法を選択することにより、装置によ るエネルギー消費が削減され、装置が入力データ要素を出力データ要素に変換す る速度が高められる。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1. 入力データ要素の系列及び出力データ要素の系列を格納する記憶手段を具 備し、入力データ要素の系列を出力データ要素の系列に変換する装置であって、 上記記憶手段は、単一のクロックサイクル中に、入力データ要素の系列を読み 出し、出力データ要素の系列を書き込むように構成されていることを特徴とする 装置。 2. 少なくとも一つのフーリエ変換バタフライを備えていることを特徴とする 請求項1記載の装置。 3. 入力データ要素の系列が出力データ要素の系列に変換される順序は、上記 バタフライで必要とされる乗算係数ができる限り長い期間に亘って一定に保たれ るように選択されることを特徴とする請求項2記載の装置。 4. 少なくとも一つのビタビ・バタフライを備えていることを特徴とする請求 項1記載の装置。 5. 入力データ要素の系列が出力データ要素の系列に変換される順序は、でき る限り多数の出力データ要素の書き込みが必要な入力データ要素の読み出し後に 行われることを特徴とする請求項1、2又は4のうちいずれか一項記載の装置。
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