JP2002503970A - テーブルトップカバー - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 テーブルトップを覆うためにテーブルトップカバーを、一端で互いに結合された２つのプレート（２，３）から形成し、該プレートの一方がテーブル上面（８）に接せられるか又は配置されかつ他方のプレートがテーブル下面（１３）に接させられるか又は配置されかつこの位置で固定されるように構成する。プレート（２）の表面には、設置された物品の滑りを阻止する耐滑りコーティング（１０）が設けられている。透明に構成された耐滑りコーティング（１０）の下及び又は透明に構成された上方のプレート（２）の下には情報が配置されている。

Description

【発明の詳細な説明】 テーブルトップカバー 本発明は、請求項１の上位概念として記載されたテーブルトップカバーに関す る。 本発明で解決しようとする課題は、テーブルトップカバーがテーブルプレート の上に固定されるか又はテーブルプレートに形状によって結合されかつテーブル プレートが傾くか又はその他の力が作用した場合に、テーブルプレート上に設置 された物品がずれ動くかもしくは滑り落ちる危険をもたらさないようにテーブル トップカバーを構成することである。 この課題は請求項１の特徴によって解決された。テーブルトップカバーがテー ブルプレートを両側から掴むことにより、テーブルトップカバーが意図しないの に脱落することは傾斜状態でも回避される。又、テーブルトップカバーの上にあ る物品、例えばグラス、茶碗又はそれに類似したものは、例えば５０°までの傾 斜状態が発生した場合でもずれ動かず、テーブルプレートから落ちることもない 。 したがって本発明によるテーブルトップカバーは飛行機、船舶、特にヨット、 バス又はそれに類似したものに使用するのに適している。テーブルトップカバー はそのＵ字形の形状に基づき、例えば飛行機で使用さ れるような旋回式テーブルに特に適している。何故ならばこのような旋回式テー ブルには、テーブルトップカバーは容易に取付け、再び取外すことができるから である。さらにこのテーブルトップカバーは平らに積重ねられかつ実際に使用場 所ではじめてＵ字形の形状がテーブルトップカバーに付与されるので、このテー ブルトップカバーは多くの貯え空間は必要としない。旋回式のテーブルに使用し た場合には、このテーブルが使用されていない旋回位置で、宣伝面が見えるよう にすることができるので、本発明のテーブルトップカバーの使用に付加的な目的 を与えることができる。 本発明の有利な別の構成は従属請求項に記載してあり、以後図面に示した実施 例に基づき詳細に説明する。 第１図はプレート又はシートから成るテーブルトップカバーを折曲げる前の状 態で示した図。 第２図は第１図のテーブルトップカバーをＵ字形に折曲げたあとで示した図。 第３図は結合装置を有するテーブルトップカバー区分を示した図。 第４図はテーブルプレートの端面の１部を示した図° 第５図はテーブルプレートの端面におけるテーブルトップカバーの縁部領域の １部を示した図。 第６図と第７図は曲げ領域を示した図。 第８ａ図と第８ｂ図及び第９ａ図と第９ｂ図は種々の実施例のテーブルトップ カバーのプレートの１部を示した図。 第１図においては符号１で金属、紙又はプラスチックから成る深絞りシート又 は深絞りプレートが示されている。この深絞りシート又は深絞りプレートは互い に接続されたプレート２と３とを有している。プレート２，３の間にはヒンジ又 は曲げ領域４が設けられ、プレート３が例えば矢印５の方向で下に向って旋回さ せられ得るようになっている。これによって例えば第２図に示されているような 、Ｕ字形に曲げられたテーブルトップカバー６が形成される。このテーブルトッ プカバー６はテーブルプレート７の上に被せ嵌められることでテーブルプレート ７に固定され、テーブルプレート７は完全に又は部分的に、例えば６０％〜７０ ％だけテーブルトップカバー６で覆われる。 テーブルプレート７の上面８に載っているプレート２の外面９は滑りにくく構 成され、例えば耐滑りコーティング１０を備えている。プレート２の材料は全体 として耐滑り特性もしくは滑り防止特性を有する材料から製作されていることが できる。耐滑りコーティング１０は有利には透明に構成されている。第８ａ図に よればこの耐滑りコーティング１０の下には情報１１が、例えば接着された又は 印刷された画像及び又はテキスト、例えばカタログやお知らせやメニュー又はそ れに類似した形で配置されている。透明な材料から成るプレート２を使用した場 合には情報は第８ｂ図に示したようにプレート２の背面１２に取付けておくこと もできる。さらに情報１１は圧刻されているか又は触知可能であり、視界障害者 も情報を識別できるようになっていると有利である。 テーブルプレート７の下面７に接触するプレート３は宣伝面として構成され、 テーブルプレート７に取付けられた状態で情報１４を、第９ｂ図に示されている ようにプレート３の外面１５を成す面に保持している。このプレート３が透明に 構成されている場合には、情報１４は選択的に内側１６に設けることもできる。 この情報１４は旋回式テーブルの場合にはテーブルプレートが使用されない位置 へ旋回させられた状態で見ることができる。 テーブルトップカバー６は、テーブルプレート７に固定するために、少なくと も取付状態であいている端面１７，１８，１９に、プレート２又は３に取付けら れかつ開口２１を備えた舌状部２０と、プレート３又は２に取付けられた係止ピ ン又は係止ボタン２２とから成る結合装置を有している。この結合装置は第１図 に破線で示され、第３図に示された部分においては両方の端面１７，１８に示さ れている。舌状部２０を下方へ９０°折曲げることにより、係止ボタン２２は舌 状部２０の開口２１に係合する。これによりプレート ２，３はしっかりと結合され、ひいてはテーブルプレート７の上に不動に取付け られる。 結合装置２０，２２の代りに又はこれに加えて、プレート２と３の縁３にテー ブルプレートに向って突出する保持部材２４が、有利には環状に又は部分的に低 い壁の形で設けられている。この保持部材２４はテーブルトップカバー６をテー ブルプレート７に取付ける場合に、テーブルプレート７の端壁２５に、バイアス がかけられた状態で接触し、摩擦接続でテーブルトップカバー６を保持すること ができる。又、端壁２５には、内方へ湾曲させるか又は曲げられた壁区分２４と 係止できる係止隆起部２６を備えていることもできる。 曲げ領域又はヒンジ４は横断面の減少、例えば曲げ線２８の方向に延びる凹所 ２７によって形成することができる。この凹所２７は第１図に示されているよう に波形に形成することもできる。曲げ線２８に沿っては、パーフォレーション、 例えばこの曲線２８に沿って設けられた孔２９又は長手方向スリット３０又はそ れらに類似したものを設けておくこともできる（第６図及び第７図参照）。 砂糖又はそれに類似したもののような液体又は粒状材料の流れ又は転がりやす い物品の落下を阻止するためには少なくとも上方のプレート２は有利には環状の 隆起部３１を、第２図に破線で示しかつ第３図と第５ 図とに実線で示したように備えている。有利であるのは隆起部３１で取囲まれた プレート２の面だけが完全に又は部分的に耐滑りコーティング１０を備えている か又はその他の形式で滑らないように構成されていることである。しかし旋回式 テーブルに用いた場合には隆起部３１を設けないかこの隆起部３１が例えば１ｍ ｍから３ｍｍのわずかな高さしか有していないことが有利である。何故ならばテ ーブルプレートが使用されない旋回位置にある状態では、テーブルトップ面と前 の背もたれ又はそれに類似したものの壁又は背壁との間には十分な空間が存在し ていない場合がしばしばあるからである。 本発明の有利な構成ではテーブルトップカバーの保持は、プレート２及び又は ３が互いに向き合った、テーブルトップカバー６の端面１７と１９を形成する少 なくとも２つの面に、プレート平面３２の方向又はほぼこの方向に延びる縁３３ 又は相応する区分を有し、該縁又は区分がテーブルプレート７（第４図参照）の 適当に成形された差込み溝３４又は差込み溝区分に差込まれることでも達成する ことができる。 テーブルトップカバー６はＵ字形に製作された成形部分、プラスチックから成 る射出成形材又は注型成形材から成ることもできる。この場合、隆起部３１と保 持部材２４と結合装置部分２０，２２は一緒に一体成形することができる。 本発明のテーブルトップカバー６は旋回式テーブルにとって特に有利ではある が、任意の形式のテーブルプレート７に使用することができる。

───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (81)指定国 ＥＰ(ＡＴ，ＢＥ，ＣＨ，ＤＥ， ＤＫ，ＥＳ，ＦＩ，ＦＲ，ＧＢ，ＧＲ，ＩＥ，ＩＴ，Ｌ Ｕ，ＭＣ，ＮＬ，ＰＴ，ＳＥ)，ＯＡ(ＢＦ，ＢＪ，ＣＦ ，ＣＧ，ＣＩ，ＣＭ，ＧＡ，ＧＮ，ＭＬ，ＭＲ，ＮＥ， ＳＮ，ＴＤ，ＴＧ)，ＡＰ(ＫＥ，ＬＳ，ＭＷ，ＳＤ，Ｓ Ｚ，ＵＧ)，ＥＡ(ＡＭ，ＡＺ，ＢＹ，ＫＧ，ＫＺ，ＭＤ ，ＲＵ，ＴＪ，ＴＭ)，ＡＬ，ＡＭ，ＡＵ，ＢＢ，ＢＧ ，ＢＲ，ＣＡ，ＣＮ，ＣＺ，ＥＥ，ＦＩ，ＧＥ，ＨＵ， ＩＳ，ＪＰ，ＫＧ，ＫＰ，ＫＲ，ＬＫ，ＬＲ，ＬＴ，Ｌ Ｖ，ＭＤ，ＭＧ，ＭＫ，ＭＮ，ＭＸ，ＮＯ，ＮＺ，ＰＬ ，ＲＯ，ＳＧ，ＳＩ，ＳＫ，ＴＲ，ＴＴ，ＵＡ，ＵＳ， ＵＺ，ＶＮ

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 1. テーブルトップカバー、特に旋回式テーブルのテーブルトップカバーであっ て、テーブルトップカバーが端面側で結合された２つのプレート（２，３）から 成り、一方のプレート（２）がテーブル上面（８）をかつ他方のプレート（３） がテーブル下面（１３）をそれぞれ完全に又は少なくともほぼ６０％から７０％ 覆うように該プレート（２，３）がテーブルプレート（７）の上に取付け可能、 例えば被せ嵌め可能又は載置可能であり、テーブル上面（８）のために予定され たプレート（２）の外面が耐滑り特性をもって構成されているか又は耐滑りコー ティング（１０）を備えているか又は少なくとも該プレート（２）が、設置され た物品の滑りを阻止する材料から成っており、テーブル下面（１３）のために予 定されたプレート（３）が宣伝面として構成されているか又はこのような宣伝面 を特にテーブルプレート（７）とは反対側の外面に有し、プレート（３）が透明 である場合にはこの外面（１５）の上に又はテーブルプレート（７）に向いた面 の上に外から見えかつ又は触知可能な情報、例えば画像、テキストを有している ことを特徴とする、テーブルトップカバー。 2. テーブルトップカバー（６）の開放端面（１７， １８，１９）が、テーブルプレート（７）に取付られた状態で結合装置（２０， ２２）を有し、該結合装置（２０，２２）で両方のプレート（２，３）が互いに 固定的に結合可能、特に係止可能又はロック可能である、請求項１記載のテーブ ルトップカバー。 3. プレート（２，３）が縁（２３）に、テーブルプレート（７）に向って突出 する保持部材（２４）を有し、該保持部材（２４）がテーブルプレート（７）に 取付けた場合にテーブルプレート（７）の端壁（２５）と協働して摩擦接続によ りテーブルトップカバー（６）を固持しかつ又はテーブルプレート（７）に存在 する係止部材（２６）で係止される、請求項１又は２記載のテーブルトップカバ ー。 4. プレート（２，３）が互いに結合される端面側で、ヒンジ（４）又はこの端 面側におけるヒンジ（４）として作用する形態、特に曲げ線（２８）における弱 化部及び又は波状部により互いに結合されている、請求項１から３までのいずれ か１項記載のテーブルトップカバー。 5. 少なくともテーブルプレート（７）のテーブル上面（８）に予定されたプレ ート（２）がこのテーブル上面（８）から突出する環状の隆起部（３１）を有し ている、請求項１から４までのいずれか１項記載のテーブルトップカバー。 6. 前記隆起部（３１）によって取囲まれたプレート（２）の面領域だけが完全 に又は部分的に耐滑り特性を有するよう構成されているか又は耐滑りコーティン グ（１０）を備えている、請求項５記載のテーブルトップカバー。 7. 耐滑りコーティング（１０）が透明に構成され、この耐滑りコーテイングの 下に、耐滑りコーティングを通して見ることのできる情報が設けられている、請 求項１から６までのいずれか１項記載のテーブルトップカバー。 8. 耐滑りコーティング（１０）と少なくともテーブル上面（８）に予定された プレート（２）とが透明に構成され、耐滑りコーティング（１０）の下及び又は プレート（２）の下面（１２）に耐滑りコーティング（１０）を通してもしくは プレート（２）を通しても見える情報（１１）が設けられている、請求項１から ６までのいずれか１項記載のテーブルトップカバー。 9. テーブルトップカバーがＵ字形に曲げられた又はＵ字形に曲げ可能又は折畳 み可能な深絞りシート又は深絞りプレートから成り、該深絞りシート又は深絞り プレートが金属、紙又はプラスチックから成っている、請求項１から８までのい ずれか１項記載のテーブルトップカバー。 10．テーブルトップカバーがプラスチックの射出成形 部分又は注型成形部分から成っている、請求項１から８までのいずれか１項記載 のテーブルトップカバー。 11．プレート（２，３）がプレート平面（３２）内又はほぼプレート平面（３２ ）内を延びる縁部（３３）又は縁部区分を有し、この縁部（３３）又は縁部区分 がテーブルプレート（７）の環状の差込み溝（３４）又は差込み溝区分へ押込み 可能である、請求項１から１０までのいずれか１項記載のテーブルトップカバー 。