JP2002503851A - 金利スワップ取引のための方法、システム及びコンピュータプログラム製品 - Google Patents
金利スワップ取引のための方法、システム及びコンピュータプログラム製品Info
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- JP2002503851A JP2002503851A JP2000531799A JP2000531799A JP2002503851A JP 2002503851 A JP2002503851 A JP 2002503851A JP 2000531799 A JP2000531799 A JP 2000531799A JP 2000531799 A JP2000531799 A JP 2000531799A JP 2002503851 A JP2002503851 A JP 2002503851A
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- G06Q30/06—Buying, selling or leasing transactions
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- Financial Or Insurance-Related Operations Such As Payment And Settlement (AREA)
- Management, Administration, Business Operations System, And Electronic Commerce (AREA)
Abstract
(57)【要約】
標準化された契約が取引される取引のための方法、システム、プログラム製品、及びデータ構造。契約は買手及び売手に、第一の実効日に契約価格に基づいて契約を清算する義務を課す。契約は、契約の結果として売手から買手に支払い義務が負わされた金額の買手への支払いを保証し、契約の結果として買手から売手に支払い義務が負わされた金額の売手への支払いを保証する交換取引を介して取引される。契約価格は、予め選択されたスワップ金利情報源から得られる金利スワップカーブによってディスカウントされた予め選択された想定上のキャッシュフローに基づいて決定される。
Description
【0001】 (関連出願の相互参照) 本出願は、米国特許第60/07,588号、1998年2月13日出願;米
国仮出願第60/101,419号、1998年9月22日出願;及び米国仮出
願第60/104,400号、1998年10月15日出願、の優先権を主張し
ている。
国仮出願第60/101,419号、1998年9月22日出願;及び米国仮出
願第60/104,400号、1998年10月15日出願、の優先権を主張し
ている。
【0002】 (産業上の利用分野) 本発明は品物の取引及び決済のための方法、システム及びコンピュータプログ
ラム製品に関する。より詳しくは、本発明は、あらかじめ選択された金利スワッ
プカーブ(interest rete swap curve)に基づく価格
の契約の取引及び決済のための方法、システム及びコンピュータプログラム製品
、に関する。
ラム製品に関する。より詳しくは、本発明は、あらかじめ選択された金利スワッ
プカーブ(interest rete swap curve)に基づく価格
の契約の取引及び決済のための方法、システム及びコンピュータプログラム製品
、に関する。
【0003】 (従来の技術) 金利スワップ(interest rateスワップ、IRS)は二つの当事
者の間で通常生じる、よく知られた金融取引である。スワップでは、両当事者は
、両当事者は相互の間で支払いすることに同意し、第一当事者及び第二当事者の
間の支払いが、スワップの形を決める。基本的なスワップでは、第一及び第二当
業者の間の支払いは、同一通貨による異なって変動する金利(interest rate)に基いてなされる。通貨スワップでは、支払いは、異なる通貨にお
ける固定の、及び/あるいは変動する金利に基いて行われる。IRSでは、両当
事者の間の支払いは同一通貨により行われるが、一方の当事者の支払いは固定金
利に基づき、他方の当業者の支払いは変動金利に基づく。IRSに対する両当事
者はカウンターパーティ(counterparties)と呼ばれる。
者の間で通常生じる、よく知られた金融取引である。スワップでは、両当事者は
、両当事者は相互の間で支払いすることに同意し、第一当事者及び第二当事者の
間の支払いが、スワップの形を決める。基本的なスワップでは、第一及び第二当
業者の間の支払いは、同一通貨による異なって変動する金利(interest rate)に基いてなされる。通貨スワップでは、支払いは、異なる通貨にお
ける固定の、及び/あるいは変動する金利に基いて行われる。IRSでは、両当
事者の間の支払いは同一通貨により行われるが、一方の当事者の支払いは固定金
利に基づき、他方の当業者の支払いは変動金利に基づく。IRSに対する両当事
者はカウンターパーティ(counterparties)と呼ばれる。
【0004】 IRSの目的は、当事者の一方を変動する金利レートから保険証券を購入する
場合のように回避(to insulate)あるいは保護することである。し
かし、変動する金利からのこのような回避あるいは保護は、生じうる変動から保
護を求める当業者に追加的な費用がかかる結果をもたらす。損失のリスクが減じ
るこの種の金融取引はヘッジング(hedging)と呼ばれる。IRSでは、
一方の当業者はその損失に対してヘッジされるが、他方の当業者は、金利変動に
起因するその損失のヘッジを求める当業者により支払われる追加費用が、金利変
動に基づく価値の実際の変動より大きくなるだろう、という投機に基づく金融利
益、を求める。
場合のように回避(to insulate)あるいは保護することである。し
かし、変動する金利からのこのような回避あるいは保護は、生じうる変動から保
護を求める当業者に追加的な費用がかかる結果をもたらす。損失のリスクが減じ
るこの種の金融取引はヘッジング(hedging)と呼ばれる。IRSでは、
一方の当業者はその損失に対してヘッジされるが、他方の当業者は、金利変動に
起因するその損失のヘッジを求める当業者により支払われる追加費用が、金利変
動に基づく価値の実際の変動より大きくなるだろう、という投機に基づく金融利
益、を求める。
【0005】 IRSのメカニズムの一層の詳細を知るために、金利に基づいて両当事者の間
で支払いが行われるものとする。しかし金利は、支払い額を決定する一つのファ
クターにすぎない。もう一方のファクターは、相互の間になされる支払いを決定
する異なる金利レートにより定期的に乗算されるプリンシパル(princip
al、額面価格)の額である。しかし金利スワップ(IRS)では、プリンシパ
ルの交換あるいは支払いはなく、従ってプリンシパルは観念的な額(notio
nal amount)と呼ばれる。この観念的な額は、金利支払いの大きさを
あらわし、IRSの条件の交渉の際には両当事者により同意される。この観念的
な額はスワップ継続中一定である。これらのなじみのない金融用語に関し、一般
的な金融用語について“用語集”を添付する。
で支払いが行われるものとする。しかし金利は、支払い額を決定する一つのファ
クターにすぎない。もう一方のファクターは、相互の間になされる支払いを決定
する異なる金利レートにより定期的に乗算されるプリンシパル(princip
al、額面価格)の額である。しかし金利スワップ(IRS)では、プリンシパ
ルの交換あるいは支払いはなく、従ってプリンシパルは観念的な額(notio
nal amount)と呼ばれる。この観念的な額は、金利支払いの大きさを
あらわし、IRSの条件の交渉の際には両当事者により同意される。この観念的
な額はスワップ継続中一定である。これらのなじみのない金融用語に関し、一般
的な金融用語について“用語集”を添付する。
【0006】 図1は、第一ディーラー2(例えば比較的小規模の典型的な銀行)であって、
金利変動リスクを少くすることを求めるものと、より高い固定金利を受けるかわ
りに金利レート変動リスクを受けいれようとする第二ディーラー8(例えば大規
模な金融会社)との典型的なIRSを図示する。第一ディーラー2は第二ディー
ラー8に対して、長期固定レートに基づく金利支払いをすることに同意する。そ
の代りに第二ディーラー8は、第一ディーラー2に対し、短期変動レートに基づ
く金利支払いをすることに同意する。一般的には変動金利レートはロンドンイン
ターバンクオファードレート(London Interbank Offer
ed Rate,LIBOR)と連動している。第一ディーラー8と第二ディー
ラー8とが5年間のスワップに入る場合、第一ディーラー2は第二ディーラー8
に対して固定長期レートによる金利を支払い、第二ディーラー8から5年間にわ
たって3ヵ月のLIBORレートによる金利を受けとる。逆に第二ディーラー8
は第一ディーラー2から固定長期レートによる金利支払いを受けとり、第一ディ
ーラー2に対して変動短期レート(即ち3ヵ月のLIBORレート)に基づく金
利を支払う。上記のように、固定長期レートとLIBORレートの両方が共通の
想定プリンシパル(notional principal)に対して適用され
る。あるいは、両シリーズのキャッシュフローは、異なる変動金利、即ち異なる
指標に基づく変動しうる金利に基づくものであってもよい。この種のIRSはマ
ネーマーケットスワップの基準として知られている。
金利変動リスクを少くすることを求めるものと、より高い固定金利を受けるかわ
りに金利レート変動リスクを受けいれようとする第二ディーラー8(例えば大規
模な金融会社)との典型的なIRSを図示する。第一ディーラー2は第二ディー
ラー8に対して、長期固定レートに基づく金利支払いをすることに同意する。そ
の代りに第二ディーラー8は、第一ディーラー2に対し、短期変動レートに基づ
く金利支払いをすることに同意する。一般的には変動金利レートはロンドンイン
ターバンクオファードレート(London Interbank Offer
ed Rate,LIBOR)と連動している。第一ディーラー8と第二ディー
ラー8とが5年間のスワップに入る場合、第一ディーラー2は第二ディーラー8
に対して固定長期レートによる金利を支払い、第二ディーラー8から5年間にわ
たって3ヵ月のLIBORレートによる金利を受けとる。逆に第二ディーラー8
は第一ディーラー2から固定長期レートによる金利支払いを受けとり、第一ディ
ーラー2に対して変動短期レート(即ち3ヵ月のLIBORレート)に基づく金
利を支払う。上記のように、固定長期レートとLIBORレートの両方が共通の
想定プリンシパル(notional principal)に対して適用され
る。あるいは、両シリーズのキャッシュフローは、異なる変動金利、即ち異なる
指標に基づく変動しうる金利に基づくものであってもよい。この種のIRSはマ
ネーマーケットスワップの基準として知られている。
【0007】 IRS契約に入る前に、第一ディーラー2及び第二ディーラー8は、IRS契
約に入るかどうかの決定の前のIRS価格評価を行ってもよい。IRSの価額(
value)は、第一ディーラー2と第二ディーラー8とによりスワップされる
二つの、将来に入ってくる流れの正味現在価額(net present va
lue,NPV)の間の差である。変動金利は将来変わりうるから、変動金利レ
ートに基づく個々の、将来のキャッシュフローの大きさは第一ディーラー2にも
第二ディーラー8のいずれにもわからない。この問題解決のため、スワップ市場
では、固定及び変動金利レートのNPVを評価すべく先渡金利レート(forw
ard implied interest rates)を使用する。この先
渡金利レートは、例えばインターナショナルスワップディーラーズアソシエーシ
ョン(International Swap Dealers Associ
ation,ISDA)のベンチマークスワップレート(Benchmark
Swap Rates)の固定率(fixing)に由来するものであってもよ
い。
約に入るかどうかの決定の前のIRS価格評価を行ってもよい。IRSの価額(
value)は、第一ディーラー2と第二ディーラー8とによりスワップされる
二つの、将来に入ってくる流れの正味現在価額(net present va
lue,NPV)の間の差である。変動金利は将来変わりうるから、変動金利レ
ートに基づく個々の、将来のキャッシュフローの大きさは第一ディーラー2にも
第二ディーラー8のいずれにもわからない。この問題解決のため、スワップ市場
では、固定及び変動金利レートのNPVを評価すべく先渡金利レート(forw
ard implied interest rates)を使用する。この先
渡金利レートは、例えばインターナショナルスワップディーラーズアソシエーシ
ョン(International Swap Dealers Associ
ation,ISDA)のベンチマークスワップレート(Benchmark
Swap Rates)の固定率(fixing)に由来するものであってもよ
い。
【0008】 IRSは同じ成熟度を有する二つのキャッシュフロー流れ(cash flo
w streams)の構成に有用である。キャッシュフロー流れの一方は社債
(bond)(固定金利レート支払い)のそれになぞらえることができ、他方は
、定期的に回転する借り出し/貸し出しファシリティ(periodicall
y revolving borrowing/lending facili
ty)あるいはフローティングレートノート(Floating Rate N
ote)(変動金利支払い)になぞらえることができる。数学的な分析によれば
、IRSのNPVは、同様のクーポン、成熟度及び信用格付を有する社債の価格
と同程度の金利レート敏感さを有する。
w streams)の構成に有用である。キャッシュフロー流れの一方は社債
(bond)(固定金利レート支払い)のそれになぞらえることができ、他方は
、定期的に回転する借り出し/貸し出しファシリティ(periodicall
y revolving borrowing/lending facili
ty)あるいはフローティングレートノート(Floating Rate N
ote)(変動金利支払い)になぞらえることができる。数学的な分析によれば
、IRSのNPVは、同様のクーポン、成熟度及び信用格付を有する社債の価格
と同程度の金利レート敏感さを有する。
【0009】 IRSと社債との金利レートの敏感さが類似することは、国債先物取引(go
verument bond futures)、国債レポ(goverume
nt repos)、及びIRS取引からはずれて生じる金利レートリスクを操
作するキャッシュマーケット、の利用が極めて大きい理由を説明するものである
。しかしこの状態には二つの大きな難点もある。第一に、両マーケット部分は異
種の信用をベースとするものであり、従って、二つのマーケットの間の収益差に
予想できない変化が生じた場合、大きな損失をもたらす。第二に、従来の方法で
は社債及びレポ(repo)マーケットへの効率的な参入が必要である。特にレ
ポ取引の場合、再度正規基準のもとで再交渉しなければならず、またマーケット
条件が極めて移り気であるため、問題がある。
verument bond futures)、国債レポ(goverume
nt repos)、及びIRS取引からはずれて生じる金利レートリスクを操
作するキャッシュマーケット、の利用が極めて大きい理由を説明するものである
。しかしこの状態には二つの大きな難点もある。第一に、両マーケット部分は異
種の信用をベースとするものであり、従って、二つのマーケットの間の収益差に
予想できない変化が生じた場合、大きな損失をもたらす。第二に、従来の方法で
は社債及びレポ(repo)マーケットへの効率的な参入が必要である。特にレ
ポ取引の場合、再度正規基準のもとで再交渉しなければならず、またマーケット
条件が極めて移り気であるため、問題がある。
【0010】 スワップの問題のより包括的な処理については、Kolb,Robert W
.,“Futures,Options,and Swaps”、第二版、19
97年5月発行、を参照。一般的な金融理論を知るためには、Brealy及び
Myersの“Principles of Corporate Finan
ce”、McGraw−Hill Companies,Inc.,1996、
を参照されたい。
.,“Futures,Options,and Swaps”、第二版、19
97年5月発行、を参照。一般的な金融理論を知るためには、Brealy及び
Myersの“Principles of Corporate Finan
ce”、McGraw−Hill Companies,Inc.,1996、
を参照されたい。
【0011】 IRSマーケットは、ある基準によれば、世界的な固定収益マーケットのもっ
とも大きなセクターである。IRSマーケットの規模は、1980年のゼロドル
から1998年半ばのほぼ30億ドルにまで成長した。 IRSマーケットの巨大な規模にもかかわらず、新規の、あるいは場合により
既存の参入者にも障害がある。これは、IRSマーケットが取引可能で安全な資
産というよりもむしろ双務的な契約に基づくマーケットであるからである。しか
しInternational Swaps and Derivatives Association(ISDA)では、IRS取引のための法的な基本文
書を提供しており(http://www.isda.org/cl.html )、これは頻繁にアクセスさ
れている。ISDA協議書は個々の新規当業者に不可欠であり、特定の当業者の
個々の新規取引のためには協議書の訂正が必要である。かくして個々の取引は、
金融条件を殆んど標準化することなく別々に交渉された契約である。契約書は長
ったらしく複雑であり、法的な検討が個々の取引毎に必要である。そのため大規
模な、洗練された使用者にとっては、IRSマーケットの慣習的な、非効率的な
手続条件と関係する全体的な負担に耐えなければならない。
とも大きなセクターである。IRSマーケットの規模は、1980年のゼロドル
から1998年半ばのほぼ30億ドルにまで成長した。 IRSマーケットの巨大な規模にもかかわらず、新規の、あるいは場合により
既存の参入者にも障害がある。これは、IRSマーケットが取引可能で安全な資
産というよりもむしろ双務的な契約に基づくマーケットであるからである。しか
しInternational Swaps and Derivatives Association(ISDA)では、IRS取引のための法的な基本文
書を提供しており(http://www.isda.org/cl.html )、これは頻繁にアクセスさ
れている。ISDA協議書は個々の新規当業者に不可欠であり、特定の当業者の
個々の新規取引のためには協議書の訂正が必要である。かくして個々の取引は、
金融条件を殆んど標準化することなく別々に交渉された契約である。契約書は長
ったらしく複雑であり、法的な検討が個々の取引毎に必要である。そのため大規
模な、洗練された使用者にとっては、IRSマーケットの慣習的な、非効率的な
手続条件と関係する全体的な負担に耐えなければならない。
【0012】 このIRSマーケットでは、双務的なネッティング(netting)協定が
、信用が暴露されること(credit exposure)及び自由資本(f
reeing up capital)を減じることによる特定の当業者間の地
位のネッティング(netting of positions)に役立つ。し
かし不可能でないにしろ、多数の当業者間で自由にネット取引(net dea
l)することは、参入者には困難である。更に、個別協議を別々に行うことは時
間がかかり厄介であり、また、特定の取引をキャンセルあるいは譲渡することが
最良の価格を生じる、という保証はなにもない。
、信用が暴露されること(credit exposure)及び自由資本(f
reeing up capital)を減じることによる特定の当業者間の地
位のネッティング(netting of positions)に役立つ。し
かし不可能でないにしろ、多数の当業者間で自由にネット取引(net dea
l)することは、参入者には困難である。更に、個別協議を別々に行うことは時
間がかかり厄介であり、また、特定の取引をキャンセルあるいは譲渡することが
最良の価格を生じる、という保証はなにもない。
【0013】 IRSマーケットの使用者は、要するに金利レートリスクにさらされるすべて
の組織である。これらは銀行、国家財政局、超国家的組織、保険会社、投資ファ
ンド、大規模な企業、及び成長しつつある中小企業、が含まれる。IRSマーケ
ットの主要な参入者及び流動性供給者は、金利レートリスクを処理することがで
き大量のIRS取引を効率的に管理することができる世界的な銀行である。
の組織である。これらは銀行、国家財政局、超国家的組織、保険会社、投資ファ
ンド、大規模な企業、及び成長しつつある中小企業、が含まれる。IRSマーケ
ットの主要な参入者及び流動性供給者は、金利レートリスクを処理することがで
き大量のIRS取引を効率的に管理することができる世界的な銀行である。
【0014】 IRSマーケットへの参入を阻む様々の障壁のためひとにぎりの、世界的な大
規模銀行にビジネスが集中する結果となった。このか占環境により、マーケット
の透明性が人為的に欠如する(各取引は当業者に固有でありこれに所有されるも
のであるから)状態をもたらし、IRSマーケットへより直接にアクセスするこ
とにより利益が得られるであろう多くのマーケット参入者を差別することとなっ
た。IRSの大規模で洗練された使用者(例えば、大規模な企業)は、そのビジ
ネスを共に行わなければならない大きな世界的銀行に対して価格的に不利に、取
引をしなければならないことがしばしばであった。
規模銀行にビジネスが集中する結果となった。このか占環境により、マーケット
の透明性が人為的に欠如する(各取引は当業者に固有でありこれに所有されるも
のであるから)状態をもたらし、IRSマーケットへより直接にアクセスするこ
とにより利益が得られるであろう多くのマーケット参入者を差別することとなっ
た。IRSの大規模で洗練された使用者(例えば、大規模な企業)は、そのビジ
ネスを共に行わなければならない大きな世界的銀行に対して価格的に不利に、取
引をしなければならないことがしばしばであった。
【0015】 過去において、IRSマーケットに存在する問題のいくつかを根絶する少くと
もひとつの試みがなされた。1980年代にシカゴ商品取引所(CBOT)は、
短期金利レート手段の品目デザインを適用することにより、即ち100から所定
成熟度のIRSレートを引く、ことにより、IRSの金利レート感度の再現を求
める品目を導入した。しかしこのCBOT品目はかなりのデザイン的な問題をも
っており、顧客の支持を殆んど得られなかった。
もひとつの試みがなされた。1980年代にシカゴ商品取引所(CBOT)は、
短期金利レート手段の品目デザインを適用することにより、即ち100から所定
成熟度のIRSレートを引く、ことにより、IRSの金利レート感度の再現を求
める品目を導入した。しかしこのCBOT品目はかなりのデザイン的な問題をも
っており、顧客の支持を殆んど得られなかった。
【0016】 (課題を解決するための手段) 本発明は、所定の日付けにまでさかのぼり(discounted to a predefined date)特定通貨のIRSカーブに基準をおいた、
想定キャッシュフローの列を創る概念、に基礎をおく。 従って本発明の一つの目的は、IRS曲線に基づいて評価される取引契約のた
めの、新規な方法、システム及びコンピュータプログラム製品を提供することで
ある。
想定キャッシュフローの列を創る概念、に基礎をおく。 従って本発明の一つの目的は、IRS曲線に基づいて評価される取引契約のた
めの、新規な方法、システム及びコンピュータプログラム製品を提供することで
ある。
【0017】 本発明の別の目的は、IRSマーケットにおけるすぐれた取引及びヘッジ手段
のための新規な方法、システム及びコンピュータプログラム製品を提供すること
である。 本発明の更に別の目的は、従来の金利レートヘッジングと関係する総コストを
減少させる新規な方法、システム、及びコンピュータプログラム製品を提供する
ことである。
のための新規な方法、システム及びコンピュータプログラム製品を提供すること
である。 本発明の更に別の目的は、従来の金利レートヘッジングと関係する総コストを
減少させる新規な方法、システム、及びコンピュータプログラム製品を提供する
ことである。
【0018】 本発明の更に別の目的は、IRSに類似する価格感度を有する契約を透明に価
格ずけする新規な方法、システム、及びコンピュータプログラム製品を提供する
ことである。 更に本発明の別の目的は、IRSマーケットリスクにさらされる多数のマーケ
ット参入者に、等しくチャンスを与える新規な方法、システム及びコンピュータ
プログラム製品を提供することである。
格ずけする新規な方法、システム、及びコンピュータプログラム製品を提供する
ことである。 更に本発明の別の目的は、IRSマーケットリスクにさらされる多数のマーケ
ット参入者に、等しくチャンスを与える新規な方法、システム及びコンピュータ
プログラム製品を提供することである。
【0019】 更に本発明の別の目的は、IRSリスクにさらされることと関連する資本コス
トを減じさせる新規な方法、システム及びコンピュータプログラム製品を提供す
ることである。 これらの目的及びその他の目的は、金利スワップ契約を透明に価格ずけする方
法、システム、コンピュータプログラム製品、及びデータ構造によって提供され
る。本発明によれば、標準化された契約の取引がされる。この契約は、買い手及
び売り手に対し、第一有効日における契約の価格に基づく契約を清算する(se
ttle)。契約は交換機構あるいはそれに代わる取引機構(例えばクリアリン
グエージェント)により取引され、契約の結果として売り手から買い手に支払う
べき額を買い手に支払うことを保証するクリアリングハウス(手形交換所)であ
って、契約の結果として買い手から売手に支払うべき額を売手に支払うことを保
証するクリアリングハウスにより清算される。
トを減じさせる新規な方法、システム及びコンピュータプログラム製品を提供す
ることである。 これらの目的及びその他の目的は、金利スワップ契約を透明に価格ずけする方
法、システム、コンピュータプログラム製品、及びデータ構造によって提供され
る。本発明によれば、標準化された契約の取引がされる。この契約は、買い手及
び売り手に対し、第一有効日における契約の価格に基づく契約を清算する(se
ttle)。契約は交換機構あるいはそれに代わる取引機構(例えばクリアリン
グエージェント)により取引され、契約の結果として売り手から買い手に支払う
べき額を買い手に支払うことを保証するクリアリングハウス(手形交換所)であ
って、契約の結果として買い手から売手に支払うべき額を売手に支払うことを保
証するクリアリングハウスにより清算される。
【0020】 個々の契約型に同じ概念のキャッシュフロー、スワップレート曲線、有効日及
び価格ずけモデルが使用されるため、個々の契約型は標準化された手段である。
換言すると、同一型の契約が順次透明に価格ずけされることになる。かくして金
利レートスワップに類似する価格感度をもつ標準化された契約が、他の標準化さ
れた資産(例えば社債先物取引)と同様な交換で、自由に取引できる。
び価格ずけモデルが使用されるため、個々の契約型は標準化された手段である。
換言すると、同一型の契約が順次透明に価格ずけされることになる。かくして金
利レートスワップに類似する価格感度をもつ標準化された契約が、他の標準化さ
れた資産(例えば社債先物取引)と同様な交換で、自由に取引できる。
【0021】 本発明の契約には二つの主要なバリエーション、即ち現金決済契約と自動繰越
し(autoroll)契約とがある。現金決済契約では有効日が契約の終了日
をマークする。かくして取引者が、金利レートの変動に対するヘッジとして現金
決済契約を購入すると、取引者は、ヘッジを保持するため第一現金決済契約の有
効日に新しい現金決済契約を購入しなければならない。一方、自動繰越し契約は
有効日に終了しない。その代りに自動繰越し契約の価格が新しい有効日に基いて
再計算される。従って自動繰越し契約は、次の有効日に回転する(roll o
ver)といわれる。単一の自動繰越し契約は何度も回転する。そのため、自動
繰越し契約は一連の現金決済契約の性格をもつ。従って自動繰越し契約のもとと
なる社債の成熟時間は、自動繰越し契約繰越しの各時間よりも小さい。
し(autoroll)契約とがある。現金決済契約では有効日が契約の終了日
をマークする。かくして取引者が、金利レートの変動に対するヘッジとして現金
決済契約を購入すると、取引者は、ヘッジを保持するため第一現金決済契約の有
効日に新しい現金決済契約を購入しなければならない。一方、自動繰越し契約は
有効日に終了しない。その代りに自動繰越し契約の価格が新しい有効日に基いて
再計算される。従って自動繰越し契約は、次の有効日に回転する(roll o
ver)といわれる。単一の自動繰越し契約は何度も回転する。そのため、自動
繰越し契約は一連の現金決済契約の性格をもつ。従って自動繰越し契約のもとと
なる社債の成熟時間は、自動繰越し契約繰越しの各時間よりも小さい。
【0022】 本発明の一つの実施例では、自動繰越し契約はIRS契約に限定されるもので
はなく、有効日が自動的に回転するあらゆる種類の先物取引を含む。換言すると
、自動繰越しの特徴はあらゆる種類の先物取引に適用されるのである。自動繰越
し契約は有利には取引者に対し、各有効日毎に新しい先物取引を再販売あるいは
再購入させることなく多数の有効日により、先物契約の地位を保持させるのであ
る。
はなく、有効日が自動的に回転するあらゆる種類の先物取引を含む。換言すると
、自動繰越しの特徴はあらゆる種類の先物取引に適用されるのである。自動繰越
し契約は有利には取引者に対し、各有効日毎に新しい先物取引を再販売あるいは
再購入させることなく多数の有効日により、先物契約の地位を保持させるのであ
る。
【0023】 (発明の実施の形態) 図面に関し、特に図2に関し、IRSに類似する価格感度を有する取引契約の
ための、交換に基づく取引システムを例示するブロック図が示されている。本発
明契約には二つの主要なバリエーションがあり、これらは現金決済とオートロー
ルとであって、図5Aと5Bと関係しつつ以下に詳細に説明される。
ための、交換に基づく取引システムを例示するブロック図が示されている。本発
明契約には二つの主要なバリエーションがあり、これらは現金決済とオートロー
ルとであって、図5Aと5Bと関係しつつ以下に詳細に説明される。
【0024】 図2に戻り、第一ディーラー2、第二ディーラー8及び第三ディーラー10は
先物交換所11と連絡する。顧客12は第一ディーラー2と連絡し、顧客14及
び16は第二ディーラー8と連絡する。先物取引所11、価格情報提供者(pr
icing vendors)22及び24、第二ディーラー8、及び顧客14
それぞれは、スワッププレート情報源(swap rate source)1
8と連絡している価格付けユニット(pricing units)20a,2
0b,20c,20d,20eを有する。第一ディーラー2、第一顧客12、及
び第三ディーラー10は価格情報提供者24の価格付けユニット20bと連絡す
る。同様に顧客16は価格情報提供者24の価格付けユニット20cと連絡する
。システム内の種々の存在体相互の連絡は、これらに限定されるものではないが
、取引項目、比較、マネー交換、あるいはその他の型の情報、データ、あるいは
証拠などを含む。
先物交換所11と連絡する。顧客12は第一ディーラー2と連絡し、顧客14及
び16は第二ディーラー8と連絡する。先物取引所11、価格情報提供者(pr
icing vendors)22及び24、第二ディーラー8、及び顧客14
それぞれは、スワッププレート情報源(swap rate source)1
8と連絡している価格付けユニット(pricing units)20a,2
0b,20c,20d,20eを有する。第一ディーラー2、第一顧客12、及
び第三ディーラー10は価格情報提供者24の価格付けユニット20bと連絡す
る。同様に顧客16は価格情報提供者24の価格付けユニット20cと連絡する
。システム内の種々の存在体相互の連絡は、これらに限定されるものではないが
、取引項目、比較、マネー交換、あるいはその他の型の情報、データ、あるいは
証拠などを含む。
【0025】 先物交換所11はフォーラムを開き、ここを通じてディーラー2,8,10は
取引をすることができる。先物交換所はディーラー2,8,10との間の取引の
ための種々の規則、会議及び施設を有する。例えば先物交換所11は物理的に取
引が行えるフロアをもつことができ、またコンピュータネットワークをもち、そ
れにより取引を電子的に行えるようにすることができる。先物交換所11は内部
的なあるいは独立したクリアリングハウス(図示せず)をもつことができ、これ
は交換所で取引される契約の全部あるいは一部に対する当業者となり、かくして
ディーラー2,8,10の金融上のインテグリティ(financial in
tegrity)を保証する。先物取引所11はまたディーラー2,8,10の
間の無記名取引も提供する。
取引をすることができる。先物交換所はディーラー2,8,10との間の取引の
ための種々の規則、会議及び施設を有する。例えば先物交換所11は物理的に取
引が行えるフロアをもつことができ、またコンピュータネットワークをもち、そ
れにより取引を電子的に行えるようにすることができる。先物交換所11は内部
的なあるいは独立したクリアリングハウス(図示せず)をもつことができ、これ
は交換所で取引される契約の全部あるいは一部に対する当業者となり、かくして
ディーラー2,8,10の金融上のインテグリティ(financial in
tegrity)を保証する。先物取引所11はまたディーラー2,8,10の
間の無記名取引も提供する。
【0026】 好ましくは、先物取引所11はスクリーンベースの(即ちコンピュータ化した
)取引システムをもつ。例えばロンドン銀行間金融先物オプション取引所(LI
FFE)電子取引プラットフォーム、APT(Automated Pit T
rading Aystem)を使用してもよい。他の取引プラットフォーム、
例えばLIFFE CONNECTも適当である。なぜなら本発明は実際には考
えられるあらゆる取引システムに容易に適合できるからである。LIFFE C
ONNECTは、開放的な構造であり、インターネットを通じてアクセスできる
。本発明はまた米国その他世界のあらゆる取引あるいは先物マーケットに適用す
ることができ、これらは例えば、シカゴ商品取引所、シカゴ マーカンタイル取
引所、ブラジルのボルサ マルカドリアス エ フトロス(Bolsa de
Mercadorias e Futoros)、ロンドン国際金融先物取引所
、ニューヨークマーカンタイル金融先物取引所、MATIF(フランス、パリ)
、ロンドン金融取引所、東京国際金融先物取引所、東京工業品取引所、メフレタ
バリアブル(スペイン)などである。
)取引システムをもつ。例えばロンドン銀行間金融先物オプション取引所(LI
FFE)電子取引プラットフォーム、APT(Automated Pit T
rading Aystem)を使用してもよい。他の取引プラットフォーム、
例えばLIFFE CONNECTも適当である。なぜなら本発明は実際には考
えられるあらゆる取引システムに容易に適合できるからである。LIFFE C
ONNECTは、開放的な構造であり、インターネットを通じてアクセスできる
。本発明はまた米国その他世界のあらゆる取引あるいは先物マーケットに適用す
ることができ、これらは例えば、シカゴ商品取引所、シカゴ マーカンタイル取
引所、ブラジルのボルサ マルカドリアス エ フトロス(Bolsa de
Mercadorias e Futoros)、ロンドン国際金融先物取引所
、ニューヨークマーカンタイル金融先物取引所、MATIF(フランス、パリ)
、ロンドン金融取引所、東京国際金融先物取引所、東京工業品取引所、メフレタ
バリアブル(スペイン)などである。
【0027】 ディーラー2,8,10それぞれは先物取引のためのそれぞれの口座をもち、
彼等自身及び顧客12,14,16のために、先物取引所11で取引を行う。好
ましくは、先物取引所11及びディーラー2,8,10の間で定期的に信用取引
(margining)が行われる。もっとも好ましくは、信用取引はマークー
トウーマーケットベース(mark to market basis)で行わ
れてもよい。なぜならこれは先物マーケットでは一般的な慣習であるからである
が、本発明ではその方が望ましい場合には信用取引なしでも実施することができ
る。
彼等自身及び顧客12,14,16のために、先物取引所11で取引を行う。好
ましくは、先物取引所11及びディーラー2,8,10の間で定期的に信用取引
(margining)が行われる。もっとも好ましくは、信用取引はマークー
トウーマーケットベース(mark to market basis)で行わ
れてもよい。なぜならこれは先物マーケットでは一般的な慣習であるからである
が、本発明ではその方が望ましい場合には信用取引なしでも実施することができ
る。
【0028】 顧客12,14,16は、IRSに類似する価格感度を有する契約取引を望む
個人、グループあるいは組織であってよく、例えばスワップトレーダー、社先ヘ
ッジャー(bond hedgers)、定取引者、投機者、収益曲線トレーダ
ー(yield curve traders)、及び関係するバリュートレー
ダーは潜在的な顧客である。顧客12,14,16は、取引口座をもつディーラ
ーからの種々の取引契約の見積り価格を受ける。顧客12,14,16はプライ
シングユニット20a,20b,20c,20d,20e(これは例えば図7に
ます汎用コンピュータ100などのプログラムされたコンピュータであってもよ
い)からモデル価格も受けとることもできる。図示のように、顧客14はそれ自
身のモデルプライシングユニット20eをもつが、顧客12はプライシングベン
ダー22のプライシングニット20bにより生じるモデル価格を得、また顧客1
6はプライシングベンダー24のプライシングユニット20cにより生じるモデ
ル価格を得る。特定のディーラー2,8あるいは10と取引をするかどうかの決
定をするために、顧客12,14,16は、ディーラー2,8及び10の見積り
価格をモデルプライシングユニット20a,20b,20c,20d,20eの
モデル価格と比較することができる。例えば、顧客16は第二ディーラー8から
受けた見積り価格をプライシングベンダー24のプライシングユニット20cか
ら受けた見積り価格と比較することができる。ディーラーはまた、モデル価格を
顧客に提示することができる。見積り価格は需要と供給の力によって(他の取引
商品と同様に)決められるけれども、大抵の場合、見積り価格はモデル価格と連
動している。なぜならモデル価格は、取引契約が成熟あるいは回転する時には決
定価格となるからである。“満期(maturity)”及び繰越(roll)
”は、図5A及び5Bと関連しつつ以下に、より詳細に説明される。
個人、グループあるいは組織であってよく、例えばスワップトレーダー、社先ヘ
ッジャー(bond hedgers)、定取引者、投機者、収益曲線トレーダ
ー(yield curve traders)、及び関係するバリュートレー
ダーは潜在的な顧客である。顧客12,14,16は、取引口座をもつディーラ
ーからの種々の取引契約の見積り価格を受ける。顧客12,14,16はプライ
シングユニット20a,20b,20c,20d,20e(これは例えば図7に
ます汎用コンピュータ100などのプログラムされたコンピュータであってもよ
い)からモデル価格も受けとることもできる。図示のように、顧客14はそれ自
身のモデルプライシングユニット20eをもつが、顧客12はプライシングベン
ダー22のプライシングニット20bにより生じるモデル価格を得、また顧客1
6はプライシングベンダー24のプライシングユニット20cにより生じるモデ
ル価格を得る。特定のディーラー2,8あるいは10と取引をするかどうかの決
定をするために、顧客12,14,16は、ディーラー2,8及び10の見積り
価格をモデルプライシングユニット20a,20b,20c,20d,20eの
モデル価格と比較することができる。例えば、顧客16は第二ディーラー8から
受けた見積り価格をプライシングベンダー24のプライシングユニット20cか
ら受けた見積り価格と比較することができる。ディーラーはまた、モデル価格を
顧客に提示することができる。見積り価格は需要と供給の力によって(他の取引
商品と同様に)決められるけれども、大抵の場合、見積り価格はモデル価格と連
動している。なぜならモデル価格は、取引契約が成熟あるいは回転する時には決
定価格となるからである。“満期(maturity)”及び繰越(roll)
”は、図5A及び5Bと関連しつつ以下に、より詳細に説明される。
【0029】 スワップレート源18はIRS曲線を提示する。スワップレート源18は、I
RSの正味現在価格(NPV)を決定するために適当ないずれかの金利レート源
であってよく、例えば先物金利レートである。好ましくは、スワップレート情報
源は1年以内の金利レートのLIBORであり、また1年以上先物の金利レート
のためのISDAベンチマークスワップレート固定(ISDA Benchma
rk Swape rate fixings)である。スワップレートカーブ
はスワップレート情報源18から得られた金利レートのプロットである。例えば
スワップレートカーブは、契約が成熟するまでは、LIBORにより3,6及び
9ヵ月、ISDAベンチマークスワップレート固定では1年、2年、3年等、に
より限定されよう。別の実施態様では、スワップレート情報源はEURIBOR
,TIBORあるいはその他の適当なスワップレート情報源であってよい。
RSの正味現在価格(NPV)を決定するために適当ないずれかの金利レート源
であってよく、例えば先物金利レートである。好ましくは、スワップレート情報
源は1年以内の金利レートのLIBORであり、また1年以上先物の金利レート
のためのISDAベンチマークスワップレート固定(ISDA Benchma
rk Swape rate fixings)である。スワップレートカーブ
はスワップレート情報源18から得られた金利レートのプロットである。例えば
スワップレートカーブは、契約が成熟するまでは、LIBORにより3,6及び
9ヵ月、ISDAベンチマークスワップレート固定では1年、2年、3年等、に
より限定されよう。別の実施態様では、スワップレート情報源はEURIBOR
,TIBORあるいはその他の適当なスワップレート情報源であってよい。
【0030】 価格付けユニット20a,20b,20c,20d,20eは契約のためのモ
デル価格を提供する。金利レート及び概念的なキャッシュフローのいずれのセッ
トについても、価格付けユニット20a,20b,20c,20d,20eは本
発明により価格ずけされるいずれかの契約のモデル価格を決定することができる
。モデル価格付けユニット20a,20b,20c,20d,20eはプログラ
ムされたマイクロプロセッサ、精巧な回路あるいはこれらの組合せであって、モ
デル価格を決定するように構成されたものを含んでもよい。またある顧客及びデ
ィーラーはモデル価格付けユニット20a,20b,20c,20d,20eに
より使用される価格付けモデルを変更することを望むかもしれず、これは例えば
変更は、価格付けモデルよりも将来価格のよりよい予言となる、と信じられる場
合である。しかし実際の決定価格はモデル価格付けユニット20a,20b,2
0c,20d,20eの価格付けモデルにより決定される。即ちモデル価格は決
定価格になる。
デル価格を提供する。金利レート及び概念的なキャッシュフローのいずれのセッ
トについても、価格付けユニット20a,20b,20c,20d,20eは本
発明により価格ずけされるいずれかの契約のモデル価格を決定することができる
。モデル価格付けユニット20a,20b,20c,20d,20eはプログラ
ムされたマイクロプロセッサ、精巧な回路あるいはこれらの組合せであって、モ
デル価格を決定するように構成されたものを含んでもよい。またある顧客及びデ
ィーラーはモデル価格付けユニット20a,20b,20c,20d,20eに
より使用される価格付けモデルを変更することを望むかもしれず、これは例えば
変更は、価格付けモデルよりも将来価格のよりよい予言となる、と信じられる場
合である。しかし実際の決定価格はモデル価格付けユニット20a,20b,2
0c,20d,20eの価格付けモデルにより決定される。即ちモデル価格は決
定価格になる。
【0031】 モデル価格は、キャッシュフローが受けとられた時(例えば1年次の終り、2
年次の終り、3年次の終り、など)には、各将来期に適用されるスワップ金利レ
ートによりディスカウントされる将来キャッシュフローストリーム(a str
eam of future cash flow discounted b
y)のNPVである。モデル価格を決定するためには、図4(a)と関連して以
下に説明するように、価格付けユニット20a,20b,20c,20d,20
eが2シリーズのキャッシュフローをモデル化し、取引レートに基いて額面収益
曲線(par yield curve)をつくり、この額面収益曲線をゼロク
ーポン曲線(zero coupon curve)に転換し、ゼロレートの間
に外挿し、ブートストラッピング(bootstrapping)を用いてディ
スカウントファクターを決定し、概念キャッシュフローをディスカウントファク
ターで乗算する。
年次の終り、3年次の終り、など)には、各将来期に適用されるスワップ金利レ
ートによりディスカウントされる将来キャッシュフローストリーム(a str
eam of future cash flow discounted b
y)のNPVである。モデル価格を決定するためには、図4(a)と関連して以
下に説明するように、価格付けユニット20a,20b,20c,20d,20
eが2シリーズのキャッシュフローをモデル化し、取引レートに基いて額面収益
曲線(par yield curve)をつくり、この額面収益曲線をゼロク
ーポン曲線(zero coupon curve)に転換し、ゼロレートの間
に外挿し、ブートストラッピング(bootstrapping)を用いてディ
スカウントファクターを決定し、概念キャッシュフローをディスカウントファク
ターで乗算する。
【0032】 もし、ディーラまたは顧客が自身の価格ユニットを持たない場合は、価格情報
提供者22、24からモデル価格を得ることができる。図2から解るように、第
2ディーラ8と顧客14の各々がモデル価格を計算するための自身の価格付けユ
ニット20d、20eを有する。他方、第1ディーラ2、第3ディーラ10、顧
客12、及び顧客16は自身の価格付けユニットを持たないので、外部からモデ
ル価格を入手しなければならない。第1ディーラ2と顧客12は価格情報提供者
22からモデル価格を受け取り、顧客16は価格情報提供者24からモデル価格
を受け取る。
提供者22、24からモデル価格を得ることができる。図2から解るように、第
2ディーラ8と顧客14の各々がモデル価格を計算するための自身の価格付けユ
ニット20d、20eを有する。他方、第1ディーラ2、第3ディーラ10、顧
客12、及び顧客16は自身の価格付けユニットを持たないので、外部からモデ
ル価格を入手しなければならない。第1ディーラ2と顧客12は価格情報提供者
22からモデル価格を受け取り、顧客16は価格情報提供者24からモデル価格
を受け取る。
【0033】 先物取り引き11、第1ディーラ2、顧客12、第3ディーラ10、価格情報
提供者22、スワップレート情報源18、第2ディーラ8、顧客14、価格情報
提供者24、及び顧客16間の様々なコミュニケーションリンクは例えば電話回
線によって接続されたコンピュータネットワーク上で確立される。これとは別に
、全てのあるいは幾つかの相互接続を電話ネットワーク上で音声により行うこと
もできる。例えば、顧客12、16は各々、価格情報提供者22または価格情報
提供者24の汎用コンピュータ100に公衆電話回線を介して接続する自身の汎
用コンピュータ100(図7)を有する。同様に、スワップノート情報源18と
種種の価格付けユニット20a、20b、20c、20d、20eとの間のコミ
ュニケーションは個人的コンピュータネットワーク及び/又は公衆がアクセス可
能なコンピュータネットワーク上で確立することができる。本発明を適用可能な
潜在的コンピュータネットワークにはローカルエリアネットワーク及び例えば、
インターネットを含むワイドエリアネットワークが含まれる。ブルームバーグフ
ァイナンシャルアンドルータ(Bloomberg Financial an
d Reuter)により提供されるようなコンピュータネットワークシステム
を価格ベンダを提供するため及び/又はスワップ利率ソースにより提供される利
率を広めるために容易に用いることができる。また、モデル価格ユニットを有す
る誰もが利率曲線を間接的に得ることができる(例えば、刊行物から)であろう
し、またその情報をモデル価格ユニットに手動入力できよう。
提供者22、スワップレート情報源18、第2ディーラ8、顧客14、価格情報
提供者24、及び顧客16間の様々なコミュニケーションリンクは例えば電話回
線によって接続されたコンピュータネットワーク上で確立される。これとは別に
、全てのあるいは幾つかの相互接続を電話ネットワーク上で音声により行うこと
もできる。例えば、顧客12、16は各々、価格情報提供者22または価格情報
提供者24の汎用コンピュータ100に公衆電話回線を介して接続する自身の汎
用コンピュータ100(図7)を有する。同様に、スワップノート情報源18と
種種の価格付けユニット20a、20b、20c、20d、20eとの間のコミ
ュニケーションは個人的コンピュータネットワーク及び/又は公衆がアクセス可
能なコンピュータネットワーク上で確立することができる。本発明を適用可能な
潜在的コンピュータネットワークにはローカルエリアネットワーク及び例えば、
インターネットを含むワイドエリアネットワークが含まれる。ブルームバーグフ
ァイナンシャルアンドルータ(Bloomberg Financial an
d Reuter)により提供されるようなコンピュータネットワークシステム
を価格ベンダを提供するため及び/又はスワップ利率ソースにより提供される利
率を広めるために容易に用いることができる。また、モデル価格ユニットを有す
る誰もが利率曲線を間接的に得ることができる(例えば、刊行物から)であろう
し、またその情報をモデル価格ユニットに手動入力できよう。
【0034】 図3はIRSと同様の価格感度を有するコントラクト用オーバー・ザ・カウン
ター(OTC)トレードシステムを描いたブロック図である。図3のOTCトレ
ードシステムは、図3のOTCトレードシステムでは単一の先物取り引き11の
代わりにブローカ26と清算エージェント28が組み込まれている点をのぞき、
図2の取り引きベース(エクスチェンジ・ベース)トレードシステムと同様であ
る。クリアエージェント28はディーラ2、8、10間の全てのトレード、ネッ
ティング、マージニングを扱う。好ましくは、清算エージェント28はそこで取
り引されたコントラクトの全てに対するカウンタパーティとなり、従って、各コ
ントラクトの履行を保証する。清算エージェント28はディーラ2、8、10間
の匿名取り引きも可能ならしめる。ブローカ26はディーラ2、8、10に対し
、ディーラ間の取り引きが完了したことを確認する。
ター(OTC)トレードシステムを描いたブロック図である。図3のOTCトレ
ードシステムは、図3のOTCトレードシステムでは単一の先物取り引き11の
代わりにブローカ26と清算エージェント28が組み込まれている点をのぞき、
図2の取り引きベース(エクスチェンジ・ベース)トレードシステムと同様であ
る。クリアエージェント28はディーラ2、8、10間の全てのトレード、ネッ
ティング、マージニングを扱う。好ましくは、清算エージェント28はそこで取
り引されたコントラクトの全てに対するカウンタパーティとなり、従って、各コ
ントラクトの履行を保証する。清算エージェント28はディーラ2、8、10間
の匿名取り引きも可能ならしめる。ブローカ26はディーラ2、8、10に対し
、ディーラ間の取り引きが完了したことを確認する。
【0035】 ブローカ26は好ましくはディーラ2、8、10からの最新の価格を表示する
インターディーラブローカである。特定のブローカに対する確認後に、各取り引
きは清算エージェント28を介してクリアされる。取り引きが清算エージェント
28を介してクリアされたら、清算エージェント28は各カスタマ2、8、10
が清算エージェント28に対するカウンタパーティになることを清算エージェン
ト28により承認されることを要求することができる。
インターディーラブローカである。特定のブローカに対する確認後に、各取り引
きは清算エージェント28を介してクリアされる。取り引きが清算エージェント
28を介してクリアされたら、清算エージェント28は各カスタマ2、8、10
が清算エージェント28に対するカウンタパーティになることを清算エージェン
ト28により承認されることを要求することができる。
【0036】 本発明はローカルエリアネットワークあるい広域(wide area)ネッ
トワーク(例、インターネット)等のネットワークでつないだコンピュータシス
テムに容易に適用できる。従って、買い手、売り手は遠隔地において、取り引き
データ及び他の情報(含む、価格、つけ値、見積もり、基礎情報、例えば特定コ
ントラクトに関する情報、等)を授受できる。ネットワークでつないだコンピュ
ータシステムではまた、ディーラ2、8、10がネットワーク上でトレードでき
るように構築することもできる。例えば、インターネット上でトレードすること
ができる。ネットワーク化したコンピュータシステムは、トレードを行う取り引
き(例、先物取り引き11あるいはクリアエージェント28)の全部あるいは一
部を形成することができる。
トワーク(例、インターネット)等のネットワークでつないだコンピュータシス
テムに容易に適用できる。従って、買い手、売り手は遠隔地において、取り引き
データ及び他の情報(含む、価格、つけ値、見積もり、基礎情報、例えば特定コ
ントラクトに関する情報、等)を授受できる。ネットワークでつないだコンピュ
ータシステムではまた、ディーラ2、8、10がネットワーク上でトレードでき
るように構築することもできる。例えば、インターネット上でトレードすること
ができる。ネットワーク化したコンピュータシステムは、トレードを行う取り引
き(例、先物取り引き11あるいはクリアエージェント28)の全部あるいは一
部を形成することができる。
【0037】 図4Aはコントラクトの価格が価格モデルを用いて価格ユニット20a、20
b、20c、20d、20e内でどのようにして計算されるかを示すフローチャ
ートである。図4Aに示す価格モデルは予め定めたキャッシュフローのNPVを
計算する。従って、価格モデルに従って価格がつけられる先物コントラクトは有
効日あるいは確定日と称される将来の日付けでIRSを購入又は販売する契約を
意味する。
b、20c、20d、20e内でどのようにして計算されるかを示すフローチャ
ートである。図4Aに示す価格モデルは予め定めたキャッシュフローのNPVを
計算する。従って、価格モデルに従って価格がつけられる先物コントラクトは有
効日あるいは確定日と称される将来の日付けでIRSを購入又は販売する契約を
意味する。
【0038】 ステップS1において、国債利札レートFと満期Mを有する国債が選択される
。ここに、国債は一連の国のキャッシュフローである。国債は架空の一連のキャ
ッシュフローに基礎を置くか、または、実際のソース、例えば、10年物ドイツ
国債(Bunds)、5年物財務省証券、等の結果であるキャッシュフローに基
礎を置くことが出来る。異なる通貨のキャッシュフローを選択することにより、
コントラクトを異なる通貨で表すことが出来る。キャッシュフローはどのような
通貨、例えば、ユーロ、ドイツマルク、日本円、英国ポンド、シンガポールドル
、スイスフラン、イタリアリラ、香港ドル、オーストラリアドル、米国ドル、で
も行える。もし、国債が例えば、4.5%なら、利回りFは0.045(これは
M回目の期限までI回目毎に総額の4.5%を支払うボンドを意味する)である
。
。ここに、国債は一連の国のキャッシュフローである。国債は架空の一連のキャ
ッシュフローに基礎を置くか、または、実際のソース、例えば、10年物ドイツ
国債(Bunds)、5年物財務省証券、等の結果であるキャッシュフローに基
礎を置くことが出来る。異なる通貨のキャッシュフローを選択することにより、
コントラクトを異なる通貨で表すことが出来る。キャッシュフローはどのような
通貨、例えば、ユーロ、ドイツマルク、日本円、英国ポンド、シンガポールドル
、スイスフラン、イタリアリラ、香港ドル、オーストラリアドル、米国ドル、で
も行える。もし、国債が例えば、4.5%なら、利回りFは0.045(これは
M回目の期限までI回目毎に総額の4.5%を支払うボンドを意味する)である
。
【0039】 ステップS2において、スワップレートCは期間i毎に選択される。スワップ
利率レートC対満期iまでの期間を示すグラフはスワップレート曲線Ci を形成
する。スワップレート曲線Ci は平均利回り曲線である。即ち、特定満期iに関
するスワップレートCはIRSが平価で(IRSの場合にはコストゼロで)トレ
ード出来るであろうIRSの固定債として定義される。図4Bはi=1〜10年
の場合の典型的なスワップレート曲線Ci を示す。
利率レートC対満期iまでの期間を示すグラフはスワップレート曲線Ci を形成
する。スワップレート曲線Ci は平均利回り曲線である。即ち、特定満期iに関
するスワップレートCはIRSが平価で(IRSの場合にはコストゼロで)トレ
ード出来るであろうIRSの固定債として定義される。図4Bはi=1〜10年
の場合の典型的なスワップレート曲線Ci を示す。
【0040】 スワップレート曲線を形成すべく選択されるスワップレートはどのような適切
な先物利率ソースによっても提供することができる。好ましくは、スワップレー
トソース18は、1年未満の先物利率ソース用LIBOR、及び、1年超の先物
利率レート用のISDAベンチマ─クスワップレ─ト金価格(Benchmar
k Swaps Rate fixing)等の、一般に受け入れられているソ
─スである。勿論、これ以外のどのようなソ─スを使ってもよい。エクスプレス
レ─トが存在しない期間のスワップレ─トを決定するために補間法を用いる事が
出来る。補間法を用いる場合には、線型補間法、指数補間法、3次スプライン補
間、指数スプライン補間、あるいはその他の補間法を用いる事が出来る。
な先物利率ソースによっても提供することができる。好ましくは、スワップレー
トソース18は、1年未満の先物利率ソース用LIBOR、及び、1年超の先物
利率レート用のISDAベンチマ─クスワップレ─ト金価格(Benchmar
k Swaps Rate fixing)等の、一般に受け入れられているソ
─スである。勿論、これ以外のどのようなソ─スを使ってもよい。エクスプレス
レ─トが存在しない期間のスワップレ─トを決定するために補間法を用いる事が
出来る。補間法を用いる場合には、線型補間法、指数補間法、3次スプライン補
間、指数スプライン補間、あるいはその他の補間法を用いる事が出来る。
【0041】 ステップS3において、キャッシュ清算コントラクトの有効日が選定される。
キャッシュ清算コントラクトに対する有効日とは、コントラクトが終了し、両当
事者が未払いの金額を清算しなければ日である。オートロールコントラクトの場
合は、ステップS3において満期日も選定される。しかるに、キャッシュ清算コ
ントラクトはカウンターパーティが先物日、即ち有効日にIRSに入ることを同
意するという点において先物コントラクトと同様である。しかしながら、有効日
に、売主と買主は実際にはIRS取引には入らず、寧ろ、両当事者は契約を交わ
した価格とキャッシュ清算コントラクトのモデル価格との差を清算する。モデル
価格は例えば、図4Aに示す価格モデルによって決定することが出来る。従って
、もし、売主と買主が有効日に100ドルのIRS取引に入ることに同意してい
るとすると、有効日が来たときに、モデル価格が95ドルの場合に買主は売主に
5ドル払う。モデル価格が105ドルの場合には、売主が買主に5ドル払うこと
になろう。この例はコントラクトが市場にマ─クされていないという前提である
。もし、コントラクトが既に市場にマ─クされている場合には、売主と買主は未
決済の金額を取引閉鎖時に毎日清算する。ここに、有効日に交換された現金は取
引閉鎖後の前日のモデル価格と有効日のモデル価格との差に相当する。
キャッシュ清算コントラクトに対する有効日とは、コントラクトが終了し、両当
事者が未払いの金額を清算しなければ日である。オートロールコントラクトの場
合は、ステップS3において満期日も選定される。しかるに、キャッシュ清算コ
ントラクトはカウンターパーティが先物日、即ち有効日にIRSに入ることを同
意するという点において先物コントラクトと同様である。しかしながら、有効日
に、売主と買主は実際にはIRS取引には入らず、寧ろ、両当事者は契約を交わ
した価格とキャッシュ清算コントラクトのモデル価格との差を清算する。モデル
価格は例えば、図4Aに示す価格モデルによって決定することが出来る。従って
、もし、売主と買主が有効日に100ドルのIRS取引に入ることに同意してい
るとすると、有効日が来たときに、モデル価格が95ドルの場合に買主は売主に
5ドル払う。モデル価格が105ドルの場合には、売主が買主に5ドル払うこと
になろう。この例はコントラクトが市場にマ─クされていないという前提である
。もし、コントラクトが既に市場にマ─クされている場合には、売主と買主は未
決済の金額を取引閉鎖時に毎日清算する。ここに、有効日に交換された現金は取
引閉鎖後の前日のモデル価格と有効日のモデル価格との差に相当する。
【0042】 オートロールコンラクトの場合、有効日はカウンターパーティが未決済の金額
を清算する日であり、コントラクトは自動的に次の有効日に借換られる。この借
換時に、カウンターパーティは新規契約に入り、現在のモデル価格と次の有効日
のモデル価格との差に基づき、次の有効日を確定する。かくして、カウンターパ
ーティは新規コントラクトの価格について値付けをしたりあるいは交渉したりし
ない。買主は現在のモデル価格(即ち、スポットプライス)で買い取る義務があ
り、売主は現在のモデル価格で売る義務がある。コントラクトが借換えられると
、両パーティは(次の有効日に基づく)現在のモデル価格で、新規なキャッシュ
清算コントラクトに有効に入る。例えば、第1回目の有効日が12月15日であ
るオートロールコントラクトに関し、買主が売主に100ドル支払うことに同意
している場合を想定する。12月15日のモデル価格は98ドルであるとする。
そこで、買主は売主に2ドル支払う(コントラクトが市場にマ─クされていない
と仮定する)。仮に、次の有効日が3月15日であり、3月15日引渡の12月
15日時点でのモデル価格が94ドルとする。この時、売主は、3月15日時点
でのモデル価格が94ドルより高いとすると、買主にお金を支払う義務を負う。
他方、3月15日時点でのモデル価格が94ドルより低いとすると、買主が売主
にお金を支払う義務を負う。このように、オートロールコントラクトの初期の先
物価格はディーラ2、8、10間の入札に基づいている。その後は、各有効日の
度に、オートロールコントラクトの先物価格は次の有効日用モデル価格に自動的
に再設定される。
を清算する日であり、コントラクトは自動的に次の有効日に借換られる。この借
換時に、カウンターパーティは新規契約に入り、現在のモデル価格と次の有効日
のモデル価格との差に基づき、次の有効日を確定する。かくして、カウンターパ
ーティは新規コントラクトの価格について値付けをしたりあるいは交渉したりし
ない。買主は現在のモデル価格(即ち、スポットプライス)で買い取る義務があ
り、売主は現在のモデル価格で売る義務がある。コントラクトが借換えられると
、両パーティは(次の有効日に基づく)現在のモデル価格で、新規なキャッシュ
清算コントラクトに有効に入る。例えば、第1回目の有効日が12月15日であ
るオートロールコントラクトに関し、買主が売主に100ドル支払うことに同意
している場合を想定する。12月15日のモデル価格は98ドルであるとする。
そこで、買主は売主に2ドル支払う(コントラクトが市場にマ─クされていない
と仮定する)。仮に、次の有効日が3月15日であり、3月15日引渡の12月
15日時点でのモデル価格が94ドルとする。この時、売主は、3月15日時点
でのモデル価格が94ドルより高いとすると、買主にお金を支払う義務を負う。
他方、3月15日時点でのモデル価格が94ドルより低いとすると、買主が売主
にお金を支払う義務を負う。このように、オートロールコントラクトの初期の先
物価格はディーラ2、8、10間の入札に基づいている。その後は、各有効日の
度に、オートロールコントラクトの先物価格は次の有効日用モデル価格に自動的
に再設定される。
【0043】 各キャッシュ決済コントラクト及びオートロールコントラクトの有効日は、1
年に4回づつ同日に発生するのが望ましい。例えば、全ての有効日は3月、6月
、9月、12月の各国際金融市場(International Money
Market:IMM)有効日にあわせることができる。オートロールコントラ
クトの満期日は基本概念的債券の満期日と同じか、それより早くすることが出来
る。
年に4回づつ同日に発生するのが望ましい。例えば、全ての有効日は3月、6月
、9月、12月の各国際金融市場(International Money
Market:IMM)有効日にあわせることができる。オートロールコントラ
クトの満期日は基本概念的債券の満期日と同じか、それより早くすることが出来
る。
【0044】 ステップS4において、ゼロクーポンディスカウント要因diが期間i毎に決
定される。ディスカウント要因dは、有効日とi回目の概念的キャッシュフロー
との間の期間に適用可能なスワップレートから計算されたゼロクーポンディスカ
ウント要因を表す。従って、各ディスカウント要因diは期間iにおいて適用可
能なスワップレートに基づく、期間iで受け取った1ドルの最新価値を表す。も
し、ISDAベンチマークスワップレート金価格がスワップレート曲線を提示す
るなら、その時には、ゼロクーポンディスカウント要因は標準ブートストラップ
方法を用いて、最も新しいISDAベンチマークスワップレート金価格により構
成することが出来る。この時、ディスカウント要因は、例えば、少数第8桁の値
に四捨五入される。期間i=1に対し、以下の式を用いてdi を決定する。
定される。ディスカウント要因dは、有効日とi回目の概念的キャッシュフロー
との間の期間に適用可能なスワップレートから計算されたゼロクーポンディスカ
ウント要因を表す。従って、各ディスカウント要因diは期間iにおいて適用可
能なスワップレートに基づく、期間iで受け取った1ドルの最新価値を表す。も
し、ISDAベンチマークスワップレート金価格がスワップレート曲線を提示す
るなら、その時には、ゼロクーポンディスカウント要因は標準ブートストラップ
方法を用いて、最も新しいISDAベンチマークスワップレート金価格により構
成することが出来る。この時、ディスカウント要因は、例えば、少数第8桁の値
に四捨五入される。期間i=1に対し、以下の式を用いてdi を決定する。
【0045】
【数1】
【0046】 ここに、AI 、DI は第1回目の期間(i=1)における、増加要因、スワッ
プレートをそれぞれ示す。増加要因Aは概念的キャッシュフロー間の増加要因を
表す。例えば、Aは30/360デイカウントに基づく日数により定義すること
ができよう。何故なら、360デイカウントは金融債券市場では一般的なことで
ある。この場合、AIは(iー1)番目の概念的キャッシュフローとi番目の概
念的キャッシュフローとの日数の差となる。
プレートをそれぞれ示す。増加要因Aは概念的キャッシュフロー間の増加要因を
表す。例えば、Aは30/360デイカウントに基づく日数により定義すること
ができよう。何故なら、360デイカウントは金融債券市場では一般的なことで
ある。この場合、AIは(iー1)番目の概念的キャッシュフローとi番目の概
念的キャッシュフローとの日数の差となる。
【0047】 i=2からi=Mまでの全期間に対し、di を決定するために、次式を用いて
ブートストラッッピングが適用される。
ブートストラッッピングが適用される。
【0048】
【数2】
【0049】 ここに、jは正の整数、Ai 、Aj はそれぞれ期間i、jにおける増加要因で
ある。この方法は、di を決定するためにdi-I を決定しなければならないので
、ブートストラッッピングと称される。 ステップS5において、価格は以下の式を用いて決定される。
ある。この方法は、di を決定するためにdi-I を決定しなければならないので
、ブートストラッッピングと称される。 ステップS5において、価格は以下の式を用いて決定される。
【0050】
【数3】
【0051】 公称値は好ましくは他の取引契約の取引価格と同程度の大きさを持つ最終価格
を生ずる任意の数である。例えば、先物の公称値が100 の場合、先物取引11また
は清算代行28により選択されるスワップ利率が公称利札率に近い場合、各契約の
出発価格はおよそ100 になるだろう。 合意が毎日行われるか否かにかかわらず、契約が契約合意日または他日に確定
した場合、価格モデルを利用して自動更新契約及び現金清算契約の価格が決定さ
れる。図4Aの価格付けモデルを利用して確定価格が決定される場合、契約は利
率スワップに近似する価格感受性をもつだろう。
を生ずる任意の数である。例えば、先物の公称値が100 の場合、先物取引11また
は清算代行28により選択されるスワップ利率が公称利札率に近い場合、各契約の
出発価格はおよそ100 になるだろう。 合意が毎日行われるか否かにかかわらず、契約が契約合意日または他日に確定
した場合、価格モデルを利用して自動更新契約及び現金清算契約の価格が決定さ
れる。図4Aの価格付けモデルを利用して確定価格が決定される場合、契約は利
率スワップに近似する価格感受性をもつだろう。
【0052】 同一の価格決定モデル及び入力のセットを利用し価格が決定される契約では、
契約が標準化されているため価格決定は透明である。換言すれば、価格決定モデ
ル及び入力のセットが確定されれば(例えば図4Aに示すスワップ曲線、理論上
のキャッシュフロー及び図8に示す理論上の支払い期日を利用した価格付けモデ
ル)、確立された価格付けモデル及び入力に基づく代替契約に交換できる。この
様な契約は幾つかの利点を提供する:第1は、相手先を特定することなしにディ
ーラーによって契約が自由に取引できることである:第2は各取引毎に特有の個
別的に契約交渉に入る必要がなく;及び第3に交換取引の利点が具現化できるこ
とである(例えば契約上に保証された性能、経済規模及び範囲等)。
契約が標準化されているため価格決定は透明である。換言すれば、価格決定モデ
ル及び入力のセットが確定されれば(例えば図4Aに示すスワップ曲線、理論上
のキャッシュフロー及び図8に示す理論上の支払い期日を利用した価格付けモデ
ル)、確立された価格付けモデル及び入力に基づく代替契約に交換できる。この
様な契約は幾つかの利点を提供する:第1は、相手先を特定することなしにディ
ーラーによって契約が自由に取引できることである:第2は各取引毎に特有の個
別的に契約交渉に入る必要がなく;及び第3に交換取引の利点が具現化できるこ
とである(例えば契約上に保証された性能、経済規模及び範囲等)。
【0053】 図5Aは清算されたキャッシュがどの様に処理され、取引されるかの例示した
フローチャートである。キャッシュ清算契約は、契約を買い取る当事者が、現時
点(例えば本日)で決定された価格によって先物契約により包含されるキャッシ
ュフローを買い取ることに合意する先物契約に類似している。同様に、契約を販
売する当事者は、現時点(例えば本日)で決定された価格にて先物契約に包含さ
れたIRS を販売することに合意する。
フローチャートである。キャッシュ清算契約は、契約を買い取る当事者が、現時
点(例えば本日)で決定された価格によって先物契約により包含されるキャッシ
ュフローを買い取ることに合意する先物契約に類似している。同様に、契約を販
売する当事者は、現時点(例えば本日)で決定された価格にて先物契約に包含さ
れたIRS を販売することに合意する。
【0054】 第1にステップS51 に於いて現金清算契約が取引され、即ち取引所に於いてデ
ィーラー2、8、10の1つにより売られ、または買い取られる(例えば、先物の
取引11又は清算代理人29)。取引は既知取引システムのいずれかを利用し実行で
きるが、取引はコンピューターネットワークを介し実行され(及び確定され)る
ことで取引を迅速及び効果的に行うこと、及び取引活動の記録が自動的に更新さ
れることが好ましい。
ィーラー2、8、10の1つにより売られ、または買い取られる(例えば、先物の
取引11又は清算代理人29)。取引は既知取引システムのいずれかを利用し実行で
きるが、取引はコンピューターネットワークを介し実行され(及び確定され)る
ことで取引を迅速及び効果的に行うこと、及び取引活動の記録が自動的に更新さ
れることが好ましい。
【0055】 特定のディーラーが現金精算契約に買い注文または売り注文をいれ、この注文
が取引所にて取引する別のディーラーにより受領されたばあいに、取引が発生す
る。典型的には、注文はその他の全てのディーラーに対し可能である。販売は売
価(即ち先物価格)と実行日の価格(スポット価格)の差を支払い又は受け取る
ディーラーの義務を表すだけであることから、ディーラーがそれを販売する契約
を持つ必要はない。即ち各タイプの契約に関し、ある時点に於ける未精算の契約
数は売買の受付注文数によってのみ限定される。
が取引所にて取引する別のディーラーにより受領されたばあいに、取引が発生す
る。典型的には、注文はその他の全てのディーラーに対し可能である。販売は売
価(即ち先物価格)と実行日の価格(スポット価格)の差を支払い又は受け取る
ディーラーの義務を表すだけであることから、ディーラーがそれを販売する契約
を持つ必要はない。即ち各タイプの契約に関し、ある時点に於ける未精算の契約
数は売買の受付注文数によってのみ限定される。
【0056】 契約の買い又は売り価格は、供給と需要により決定される;しかし、現金精算
契約の購入者または販売者は価格付けユニットにより導かれたモデル価格を、市
場価格と比較可能な推定または公平な価格として利用できるだろう。モデル価格
は精算時(下記説明される)に実価格となることから、有効日が近ずくと市場価
格及びモデル価格は通常条件下に収束するだろう。
契約の購入者または販売者は価格付けユニットにより導かれたモデル価格を、市
場価格と比較可能な推定または公平な価格として利用できるだろう。モデル価格
は精算時(下記説明される)に実価格となることから、有効日が近ずくと市場価
格及びモデル価格は通常条件下に収束するだろう。
【0057】 ステップS52 では、現金精算契約が売買された取引所(例えば先物取引11また
は精算代理人28)が、有効日に達したか否かをチェックする。もし有効日に達し
ていない場合には、ステップS53 及びS54 にて契約は取引中とマークされる。ス
テップS53 では、取引所はその価格付けユニット20a を使い、図4の価格付けモ
デルに従い取引終了時の現金精算契約のモデル価格を決定する。次にステップS5
4 で日々の精算が行われる。日々の精算では、契約取引の相手方は当日の〆時の
モデル価格と昨日の〆時の価格との差に基づき、未払い高を精算する。例えば、
ディーラー2がDM500,000 の価値のある契約を99.00 で購入し、〆時点のモデル
価格が99.25 であった場合、ステップ5(a)での公称値を100 とするとディーラー
2は(500,000 )(2.5 /100 )=DM1,500 の為替差額を得ることになる。ステ
ップS53 及びS54 によって、取引所はディーラー2、8、10のマージン条件を維
持できる。
は精算代理人28)が、有効日に達したか否かをチェックする。もし有効日に達し
ていない場合には、ステップS53 及びS54 にて契約は取引中とマークされる。ス
テップS53 では、取引所はその価格付けユニット20a を使い、図4の価格付けモ
デルに従い取引終了時の現金精算契約のモデル価格を決定する。次にステップS5
4 で日々の精算が行われる。日々の精算では、契約取引の相手方は当日の〆時の
モデル価格と昨日の〆時の価格との差に基づき、未払い高を精算する。例えば、
ディーラー2がDM500,000 の価値のある契約を99.00 で購入し、〆時点のモデル
価格が99.25 であった場合、ステップ5(a)での公称値を100 とするとディーラー
2は(500,000 )(2.5 /100 )=DM1,500 の為替差額を得ることになる。ステ
ップS53 及びS54 によって、取引所はディーラー2、8、10のマージン条件を維
持できる。
【0058】 ステップS52 に於いて有効日が到来した場合、ステップS53 で取引所はその価
格付けユニット20a を用い、図4Aの価格付けモデルを利用してモデル価格を決
定する。有効日のモデル価格は契約の精算価格になる。次にステップS56 にて契
約の相手方は前日の〆時の価格と精算価格の差に基づき(取引所を介し)精算す
る。契約に取引中のマークが付けられていない場合、取引所はマージンを要求せ
ず、当事者が購入(又は販売価)と精算価格の差額を支払う。
格付けユニット20a を用い、図4Aの価格付けモデルを利用してモデル価格を決
定する。有効日のモデル価格は契約の精算価格になる。次にステップS56 にて契
約の相手方は前日の〆時の価格と精算価格の差に基づき(取引所を介し)精算す
る。契約に取引中のマークが付けられていない場合、取引所はマージンを要求せ
ず、当事者が購入(又は販売価)と精算価格の差額を支払う。
【0059】 好ましくは、取引所がステップS54 及びS56 に於ける各種ディーラーの利益と
損失を合計し、取引総数及びそれに伴う取引コストを下げる。現金精算契約中の
任意の時点に於いて、価格付けユニット20a 、20b 、20c 、20d 、20e を用い、
図4の価格付けモデルに従いモデル価格が決定できる。しかし、毎日の取引終了
時及び有効日では、モデル価格は市場取引及び精算に用いられた実価格となる。
損失を合計し、取引総数及びそれに伴う取引コストを下げる。現金精算契約中の
任意の時点に於いて、価格付けユニット20a 、20b 、20c 、20d 、20e を用い、
図4の価格付けモデルに従いモデル価格が決定できる。しかし、毎日の取引終了
時及び有効日では、モデル価格は市場取引及び精算に用いられた実価格となる。
【0060】 図5Bは、自動更新契約がどの様に売買され、処理されるかを例示する流れ図
である。自動更新契約の取引及び処理は、図5(a)に示した現金精算契約の取引と
処理に極めてよく似ているが、自動更新契約には現金精算契約の場合に契約が精
算される時点で契約が自動的に更新されるという更新特性が加えられている。即
ち、自動更新契約は現金精算契約が連続したものとして挙動する。
である。自動更新契約の取引及び処理は、図5(a)に示した現金精算契約の取引と
処理に極めてよく似ているが、自動更新契約には現金精算契約の場合に契約が精
算される時点で契約が自動的に更新されるという更新特性が加えられている。即
ち、自動更新契約は現金精算契約が連続したものとして挙動する。
【0061】 ステップS61 にて、自動更新契約は取引され、即ちディーラーにより販売され
、あるいは購入される。自動更新契約は現金精算契約と同様にして取引できる;
即ちステップS61 はステップS51 に類似している。 ステップS62 にて、取引所は次の有効日が到来したかを決定する。有効日は年
間を通し等間隔であることが好ましく、また他の先物契約の有効日と一致するだ
ろう。例えば、IMM 有効日は有効日を提供するだろう。
、あるいは購入される。自動更新契約は現金精算契約と同様にして取引できる;
即ちステップS61 はステップS51 に類似している。 ステップS62 にて、取引所は次の有効日が到来したかを決定する。有効日は年
間を通し等間隔であることが好ましく、また他の先物契約の有効日と一致するだ
ろう。例えば、IMM 有効日は有効日を提供するだろう。
【0062】 ステップS62 にて有効日が到来していない場合、ステップS63 にて自動更新契
約により包含された契約が満期になっているかが決定される。自動更新契約の理
論上のキャッシュフローが現物債券に基づくものであるならば、自動更新契約の
満期は現物債券の満期に一致することが好ましい。 ステップS64 及びS65 に於いて契約で満期を迎えていない場合、契約は取引中
とマークされる。ステップS64 では、取引終了後、図4Aの価格付けモデルを利
用し契約のモデル価格が決定される。次に、ステップS65 にてステップS64 にて
決定された〆価格に基づき日々の証拠金の精算が行われる。ステップS64 及びS6
5 はそれぞれ図5AのステップS53 及びS54 に相当する。
約により包含された契約が満期になっているかが決定される。自動更新契約の理
論上のキャッシュフローが現物債券に基づくものであるならば、自動更新契約の
満期は現物債券の満期に一致することが好ましい。 ステップS64 及びS65 に於いて契約で満期を迎えていない場合、契約は取引中
とマークされる。ステップS64 では、取引終了後、図4Aの価格付けモデルを利
用し契約のモデル価格が決定される。次に、ステップS65 にてステップS64 にて
決定された〆価格に基づき日々の証拠金の精算が行われる。ステップS64 及びS6
5 はそれぞれ図5AのステップS53 及びS54 に相当する。
【0063】 ステップS62 にて決定される次の有効日が到来するまで、毎日ステップS62 、
S63 、S64 及びS65 が繰り返される。次の有効日が到来した場合には、ステップ
S66 にて図4Aの価格付けモデルを用い精算価格が決定され、自動更新契約が精
算される。ステップS66 は図5(a)のステップS55 及びS56 と同一であることに注
意。
S63 、S64 及びS65 が繰り返される。次の有効日が到来した場合には、ステップ
S66 にて図4Aの価格付けモデルを用い精算価格が決定され、自動更新契約が精
算される。ステップS66 は図5(a)のステップS55 及びS56 と同一であることに注
意。
【0064】 ステップS66 にて精算価格が決定され契約が精算されると、次にステップS67
にて自動更新契約は自動的に更新される。更新ステップS67 は特段のユーザーの
活動なしに行われることが望ましく、従って自動更新契約はステップS67 にて自
動的に更新されると考えられる。契約が更新されると、契約の価格は次の有効日
に基づくモデル価格に設定され、その結果自動更新契約の相手方は次の有効日に
精算される新たな合意に効率的に入いる。例えば、自動契約の購入者と販売者は
ステップS66 にて精算する。ステップS67 にて契約が更新されると、購買者は契
約に示されたIRS を次の有効日に図4(a)の価格付けモデルにより決定される新モ
デル価格で購入する義務を負う。同様に、自動更新契約の販売者は契約に示され
たIRS を次の有効日に図4Aの価格付けモデルにより決定される新規モデル価格
にて販売する義務を負う。次の有効日は基本となる概念上の債券の満期日により
近いことから、モデル価格は典型的にはスワップ率曲線C1の形状に基づき変化
する。自動更新契約が満期に近づくと、価格は債券と同、または近い価格になる
だろう。現金精算契約には累積未払い利子は付かない;しかし自動更新契約では
契約が精算されず、即ち自動更新されるので、累積未払い利子がつくことに注意
。
にて自動更新契約は自動的に更新される。更新ステップS67 は特段のユーザーの
活動なしに行われることが望ましく、従って自動更新契約はステップS67 にて自
動的に更新されると考えられる。契約が更新されると、契約の価格は次の有効日
に基づくモデル価格に設定され、その結果自動更新契約の相手方は次の有効日に
精算される新たな合意に効率的に入いる。例えば、自動契約の購入者と販売者は
ステップS66 にて精算する。ステップS67 にて契約が更新されると、購買者は契
約に示されたIRS を次の有効日に図4(a)の価格付けモデルにより決定される新モ
デル価格で購入する義務を負う。同様に、自動更新契約の販売者は契約に示され
たIRS を次の有効日に図4Aの価格付けモデルにより決定される新規モデル価格
にて販売する義務を負う。次の有効日は基本となる概念上の債券の満期日により
近いことから、モデル価格は典型的にはスワップ率曲線C1の形状に基づき変化
する。自動更新契約が満期に近づくと、価格は債券と同、または近い価格になる
だろう。現金精算契約には累積未払い利子は付かない;しかし自動更新契約では
契約が精算されず、即ち自動更新されるので、累積未払い利子がつくことに注意
。
【0065】 自動更新契約の更新も同様に取引きできることに注意する。更新は前月の自動
更新契約を購入し、後月の自動更新契約を販売することで取引される。即ち、全
ての未精算の自動更新契約が前月末に自動的に更新する場合でも、ディーラーは
特定の条件にて前月契約を購入し、後月契約を販売することを望むかもしれない
。
更新契約を購入し、後月の自動更新契約を販売することで取引される。即ち、全
ての未精算の自動更新契約が前月末に自動的に更新する場合でも、ディーラーは
特定の条件にて前月契約を購入し、後月契約を販売することを望むかもしれない
。
【0066】 有効日間にステップS62 、S63 、S64 及びS65 が実施され、更新日にステップ
S66 及びS67 が実施され、価格が更新し、自動的に自動更新契約を更新する。 自動更新契約が満期を迎えた場合には、ステップS68 にて図4の価格付けモデ
ルに従い価格付けユニット20a にて満期時の価格が自動的に決定される。続いて
、ステップS69 では、自動契約の当事者が精算を行う。本例に於ける自動契約は
取引中のものであることから、相手方は満期時価格と前日の〆価格(または契約
が取引中ではない場合には最新更新時価格)との差額の支払い、または受け取り
のみを必要とする。ステップS54 、S56 、S65 、S66 及びS69 それぞれに於いて
モデル価格を用い相手方の債務を決定し、精算することから、これらステップは
本質的には同一である。好ましくは、これらステップに於いて取引所が相手方の
債務を合計し事務処理の総数及び取引額を軽減する。
S66 及びS67 が実施され、価格が更新し、自動的に自動更新契約を更新する。 自動更新契約が満期を迎えた場合には、ステップS68 にて図4の価格付けモデ
ルに従い価格付けユニット20a にて満期時の価格が自動的に決定される。続いて
、ステップS69 では、自動契約の当事者が精算を行う。本例に於ける自動契約は
取引中のものであることから、相手方は満期時価格と前日の〆価格(または契約
が取引中ではない場合には最新更新時価格)との差額の支払い、または受け取り
のみを必要とする。ステップS54 、S56 、S65 、S66 及びS69 それぞれに於いて
モデル価格を用い相手方の債務を決定し、精算することから、これらステップは
本質的には同一である。好ましくは、これらステップに於いて取引所が相手方の
債務を合計し事務処理の総数及び取引額を軽減する。
【0067】 現金精算契約では、特定の立場の維持を希望するディーラーまたは顧客は、精
算日が到来する毎に(例えば3ヶ月毎)新しい現金精算契約を購入または販売し
なければならない。自動更新契約の場合、自動更新契約は有効日毎に(例えば3
ヶ月毎)更新され、各有効日に当事者間に新たな合意が形成されることから、同
一ディーラーまたは購入者が新規契約を購入する必要はない。自動更新契約の相
手方は、その立場を販売するか、あるいは自動更新契約がステップS63 にて満期
を迎えるまで待つことにより自動更新契約を手放すことができる。
算日が到来する毎に(例えば3ヶ月毎)新しい現金精算契約を購入または販売し
なければならない。自動更新契約の場合、自動更新契約は有効日毎に(例えば3
ヶ月毎)更新され、各有効日に当事者間に新たな合意が形成されることから、同
一ディーラーまたは購入者が新規契約を購入する必要はない。自動更新契約の相
手方は、その立場を販売するか、あるいは自動更新契約がステップS63 にて満期
を迎えるまで待つことにより自動更新契約を手放すことができる。
【0068】 図2または3の取引システムでは、現金精算契約及び自動更新契約は共に図5
A及び5Bの方法に従い自由に取引できる。選択された概念上のキャッシュフロ
ー、スワップ曲線、概念上の満期及び有効日に関し、契約の精算価格は図4(a)の
価格付けモデルにより決定される如く同一である。即ち、同一の概念上のキャッ
シュフロー、スワップ率曲線、概念乗の満期及び有効日を持つ契約は、相互に相
同である。変化する唯一の事象は、ディーラーが契約を販売及び購入しようとす
る時の価格である。別の概念上のキャッシュフロー、スワップ率曲線、概念乗の
満期及び有効日を選ぶことにより、ディーラー2、8、10の異なる嗜好に合致す
る異なるタイプの契約を規定できる。価格付けモデルも変更可能で、様々な経済
的入力に反応し、契約価格を多様に変化させることができる。
A及び5Bの方法に従い自由に取引できる。選択された概念上のキャッシュフロ
ー、スワップ曲線、概念上の満期及び有効日に関し、契約の精算価格は図4(a)の
価格付けモデルにより決定される如く同一である。即ち、同一の概念上のキャッ
シュフロー、スワップ率曲線、概念乗の満期及び有効日を持つ契約は、相互に相
同である。変化する唯一の事象は、ディーラーが契約を販売及び購入しようとす
る時の価格である。別の概念上のキャッシュフロー、スワップ率曲線、概念乗の
満期及び有効日を選ぶことにより、ディーラー2、8、10の異なる嗜好に合致す
る異なるタイプの契約を規定できる。価格付けモデルも変更可能で、様々な経済
的入力に反応し、契約価格を多様に変化させることができる。
【0069】 本発明によれば、図4Aの価格決定モデルは、標準化された契約の価格を決定
するものでよい。本発明の契約の透明な価格決定は、他の標準化された商品(例
えば、現金先物)のような交換取引で取引を行うことを可能にする。契約は、選
択された想定上のキャッシュフロー、スワップ曲線、想定上の満期、及び/又は
複数の実効日によって予め決定されるので、ディーラーは、それぞれの取引につ
いて独自の交渉及び契約を行うことを必要としない。従って、従来のIRS市場
で存在する問題(上述のもの)が、本発明では減少し又はなくなる。
するものでよい。本発明の契約の透明な価格決定は、他の標準化された商品(例
えば、現金先物)のような交換取引で取引を行うことを可能にする。契約は、選
択された想定上のキャッシュフロー、スワップ曲線、想定上の満期、及び/又は
複数の実効日によって予め決定されるので、ディーラーは、それぞれの取引につ
いて独自の交渉及び契約を行うことを必要としない。従って、従来のIRS市場
で存在する問題(上述のもの)が、本発明では減少し又はなくなる。
【0070】 投資契約に対する入力(想定上のキャッシュフロー、IRS曲線等)は、契約
価格をIRSと同様にするので、本発明はIRSを効果的に商品の形にする。上
述のように、入力を変化させて、本発明の契約の既存の及び潜在的なトレーダー
の好みに適合させることができる。例えば、比較的長い想定上の満期(例えば5
年及び10年)、及び比較的短い清算期日間の期間(例えば3ヶ月)を使用する
ことによって、この本発明の契約は、長期間のIRSに匹敵し且つ商業的な形の
交換取引で自由に取引することができる短期間の証券を提供する。
価格をIRSと同様にするので、本発明はIRSを効果的に商品の形にする。上
述のように、入力を変化させて、本発明の契約の既存の及び潜在的なトレーダー
の好みに適合させることができる。例えば、比較的長い想定上の満期(例えば5
年及び10年)、及び比較的短い清算期日間の期間(例えば3ヶ月)を使用する
ことによって、この本発明の契約は、長期間のIRSに匹敵し且つ商業的な形の
交換取引で自由に取引することができる短期間の証券を提供する。
【0071】 図6は、契約を取り引きするオプション(例えば図5A又は5Bで説明された
契約)を取り引き及び処理する様式を示すフローチャートである。工程S71で
は、オプションを取り引きし、決算価格(すなわち実効価格)及び実効日を設定
する。工程S73では、実効日が経過したかどうかを決定する。実効日が経過し
ていれば処理を終了させる。実効日が経過していなければ、工程S75において
オプションを行使することができる。工程S75においてオプションを行使しな
い場合、処理は工程S73に戻る。工程S75でオプションを行使する場合、オ
プションの基となる契約価格を、図4Aの価格決定モデルに従って、工程S77
で決定する。その後、工程S79において、オプションを行使価格と工程S77
で決定した価格との差に基づいて精算し、その後で処理を終了する。この処理及
びオプションの価格決定は、先物オプションに所望の、任意の一連の規則に従っ
て変化させることができる。例えば、オプションをあつかう団体は、工程S77
においてオプションを精算するときに、契約に基づいて、それぞれ比較的長期間
のポジションと短期間のポジションを受けることができる。
契約)を取り引き及び処理する様式を示すフローチャートである。工程S71で
は、オプションを取り引きし、決算価格(すなわち実効価格)及び実効日を設定
する。工程S73では、実効日が経過したかどうかを決定する。実効日が経過し
ていれば処理を終了させる。実効日が経過していなければ、工程S75において
オプションを行使することができる。工程S75においてオプションを行使しな
い場合、処理は工程S73に戻る。工程S75でオプションを行使する場合、オ
プションの基となる契約価格を、図4Aの価格決定モデルに従って、工程S77
で決定する。その後、工程S79において、オプションを行使価格と工程S77
で決定した価格との差に基づいて精算し、その後で処理を終了する。この処理及
びオプションの価格決定は、先物オプションに所望の、任意の一連の規則に従っ
て変化させることができる。例えば、オプションをあつかう団体は、工程S77
においてオプションを精算するときに、契約に基づいて、それぞれ比較的長期間
のポジションと短期間のポジションを受けることができる。
【0072】 図7は、ディーラー2、8、10の間での取引、本発明の契約のモデル価格の
決定、及び/又は実効日における自動繰り越し契約の自動的な更新、のためのコ
ンピューターシステムのブロック線図である。汎用コンピューター100は、本
発明の方法を実行し、コンピューターハウジング102が、マザーボード104
を保持している。このマザーボード104は、CPU106、メモリー108(
例えばランダムアクセスメモリー(RAM)、ダイナミックメモリー(DRAM
)、スタティックメモリー(SRAM)、シンクロDRAM(SDRAM)、フ
ラッシュRAM、リードオンリーメモリー(ROM)、プログラム可能ROM(
PROM)、消去可能PROM(EPROM)、電気消去可能PROM(EEP
ROM)、又は任意の他の所望のメモリー)、及び他の随意の専用ロジックデバ
イス(例えば、アプリケーション専用集積回路(ASIC))又は適合性のある
ロジックデバイス(例えば、汎用ロジックアレイ(GAL)又は再プログラム可
能フィールドプログラム可能ゲートアレイ(FPGA))である。コンピュータ
ー100は、モニター120を制御するためのディスプレイカード110及び複
数の入力デバイス(例えば、キーボード122及びマウス124)を有する。更
に、コンピューターシステム100は、フロッピーディスクドライブ114;他
の取り外し可能メディアデバイス(例えば、コンパクトディスク119、テープ
、及び取り外し可能光磁気メディア(図示せず));及びハードディスク112
、又は他の固定高密度メディアドライブを有する。これらは、適当なデバイスバ
ス(例えば、小型コンピューターシステムインターフェイス(SCSI)バス、
促進集積デバイスエレクトロニクス(IDE)バス、又はウルトラダイレクトメ
モリーアクセス(DMA)バス)を使用して接続されている。また、このコンピ
ューター100は、同じデバイスバス又はもう1つのデバイスバスに接続された
コンパクトディスクリーダー118、コンパクトディスクリーダー/ライター装
置(図示せず)、又はコンパクトディスクジュークボックス(図示せず)を更に
有していてもよい。コンパクトディスク119はCD容器に入れられて示されて
いるが、コンパクトディスク119は、容器を必要としないCD−ROMドライ
ブに直接に挿入してもよい。更に、プリンター(図示せず)が、モデル価格付け
ユニット20a、20b、20c、20d、20eに関連する任意の入力、中間
値、及び出力(例えば、実効日、想定クーポン、IRS曲線源、満期、ディスカ
ウントファクター、及び様々なときのキャッシュフローの現在価値(PV))の
印刷リストを提供する。
決定、及び/又は実効日における自動繰り越し契約の自動的な更新、のためのコ
ンピューターシステムのブロック線図である。汎用コンピューター100は、本
発明の方法を実行し、コンピューターハウジング102が、マザーボード104
を保持している。このマザーボード104は、CPU106、メモリー108(
例えばランダムアクセスメモリー(RAM)、ダイナミックメモリー(DRAM
)、スタティックメモリー(SRAM)、シンクロDRAM(SDRAM)、フ
ラッシュRAM、リードオンリーメモリー(ROM)、プログラム可能ROM(
PROM)、消去可能PROM(EPROM)、電気消去可能PROM(EEP
ROM)、又は任意の他の所望のメモリー)、及び他の随意の専用ロジックデバ
イス(例えば、アプリケーション専用集積回路(ASIC))又は適合性のある
ロジックデバイス(例えば、汎用ロジックアレイ(GAL)又は再プログラム可
能フィールドプログラム可能ゲートアレイ(FPGA))である。コンピュータ
ー100は、モニター120を制御するためのディスプレイカード110及び複
数の入力デバイス(例えば、キーボード122及びマウス124)を有する。更
に、コンピューターシステム100は、フロッピーディスクドライブ114;他
の取り外し可能メディアデバイス(例えば、コンパクトディスク119、テープ
、及び取り外し可能光磁気メディア(図示せず));及びハードディスク112
、又は他の固定高密度メディアドライブを有する。これらは、適当なデバイスバ
ス(例えば、小型コンピューターシステムインターフェイス(SCSI)バス、
促進集積デバイスエレクトロニクス(IDE)バス、又はウルトラダイレクトメ
モリーアクセス(DMA)バス)を使用して接続されている。また、このコンピ
ューター100は、同じデバイスバス又はもう1つのデバイスバスに接続された
コンパクトディスクリーダー118、コンパクトディスクリーダー/ライター装
置(図示せず)、又はコンパクトディスクジュークボックス(図示せず)を更に
有していてもよい。コンパクトディスク119はCD容器に入れられて示されて
いるが、コンパクトディスク119は、容器を必要としないCD−ROMドライ
ブに直接に挿入してもよい。更に、プリンター(図示せず)が、モデル価格付け
ユニット20a、20b、20c、20d、20eに関連する任意の入力、中間
値、及び出力(例えば、実効日、想定クーポン、IRS曲線源、満期、ディスカ
ウントファクター、及び様々なときのキャッシュフローの現在価値(PV))の
印刷リストを提供する。
【0073】 上述のようにこのシステムは、コンピューターの指示を記憶するために使用し
、コンピューターが読みとることができる少なくとも1つのメディアを有する。
コンピューターが読みとることができるメディアの例は、コンパクトディスク1
19、ハードディスク112、フロッピーディスク、テープ、光磁気ディスク、
PROM(EPROM、EEPROM、フラッシュEPROM等)、DRAM、
SRAM、SDRAM等である。本発明は、コンピューターが読みとれるメディ
アのうちのいずれか1つ又はそれらの組み合わせに記憶されたソフトウェアを有
し、このソフトウェアは、コンピューター100のハードウェアを制御し、且つ
使用者とコンピューター100とが交流できるようにする。そのようなソフトウ
ェアは、限定するわけではないが、デバイスドライバ、オペレーティングシステ
ム、及びユーザーアプリケーション、例えば開発ツールを有することができる。
コンピューターが読みとることができるそのようなメディアは、本発明のコンピ
ュータープログラム製品を更に含み、上述の説明又は以下の例に従って、本発明
の契約のモデル価格を決定し、ディーラー2、8、10の間で取引を行い、且つ
自動繰り越し契約を自動的に繰り越す。本発明のコンピューターコードデバイス
は、任意の解釈された又は実行可能なコード機構であってよい。これらは限定す
るわけではないが、実行すると本発明の方法を行うスクリプト、インタープリタ
ー、ダイナミックリンクライブラリー、Javaクラス、及び完全実行プログラ
ムを含む。
、コンピューターが読みとることができる少なくとも1つのメディアを有する。
コンピューターが読みとることができるメディアの例は、コンパクトディスク1
19、ハードディスク112、フロッピーディスク、テープ、光磁気ディスク、
PROM(EPROM、EEPROM、フラッシュEPROM等)、DRAM、
SRAM、SDRAM等である。本発明は、コンピューターが読みとれるメディ
アのうちのいずれか1つ又はそれらの組み合わせに記憶されたソフトウェアを有
し、このソフトウェアは、コンピューター100のハードウェアを制御し、且つ
使用者とコンピューター100とが交流できるようにする。そのようなソフトウ
ェアは、限定するわけではないが、デバイスドライバ、オペレーティングシステ
ム、及びユーザーアプリケーション、例えば開発ツールを有することができる。
コンピューターが読みとることができるそのようなメディアは、本発明のコンピ
ュータープログラム製品を更に含み、上述の説明又は以下の例に従って、本発明
の契約のモデル価格を決定し、ディーラー2、8、10の間で取引を行い、且つ
自動繰り越し契約を自動的に繰り越す。本発明のコンピューターコードデバイス
は、任意の解釈された又は実行可能なコード機構であってよい。これらは限定す
るわけではないが、実行すると本発明の方法を行うスクリプト、インタープリタ
ー、ダイナミックリンクライブラリー、Javaクラス、及び完全実行プログラ
ムを含む。
【0074】 従って本発明は、データ(想定キャッシュフロー、スワップ曲線等)を変換し
て実際の適用を達成する汎用コンピューター100の様な機器で行うことができ
る。これは例えば、本発明の契約のモデル価格を提供し、本発明の契約の取引を
行い、清算価格を決定し、及び/又は実効日に自動繰り越し契約を自動的に繰り
越す。
て実際の適用を達成する汎用コンピューター100の様な機器で行うことができ
る。これは例えば、本発明の契約のモデル価格を提供し、本発明の契約の取引を
行い、清算価格を決定し、及び/又は実効日に自動繰り越し契約を自動的に繰り
越す。
【0075】 本発明は、例えばハードディスク、フロッピーディスク、光学ディスク、又は
RAMのようなメモリーが有するデータ構造(例えば、レコード、アレイ、及び
/又はフィールドを使用して組織化されたデーターベースに、それぞれの契約に
関する情報を記憶する。記憶される情報は、本発明の実施のための情報を含み、
これは、想定上の契約満期、基準となる想定上のキャッシュフロー、スワップレ
ート、1又は複数の実効日、モデル価格、ディーラーのビット、ディーラーの勘
定決算等を含む。
RAMのようなメモリーが有するデータ構造(例えば、レコード、アレイ、及び
/又はフィールドを使用して組織化されたデーターベースに、それぞれの契約に
関する情報を記憶する。記憶される情報は、本発明の実施のための情報を含み、
これは、想定上の契約満期、基準となる想定上のキャッシュフロー、スワップレ
ート、1又は複数の実効日、モデル価格、ディーラーのビット、ディーラーの勘
定決算等を含む。
【0076】 図8、9および10はそれぞれスプレッドシートスクリーン30、31および
32のイメージであり、貯蔵された情報を、本発明を実施するためのデータ構造
に構成させるかを示している。図8、9および10により具現化されたデータ構
造は、とりわけ、本発明の契約のモデル価格付けを決定するための連結データフ
ィールドを含む。または、図8、9および10により具現化されたデータ構造を
実現するための他の望ましい様式も所望の機能が達成されるように同様に実行さ
れうる。
32のイメージであり、貯蔵された情報を、本発明を実施するためのデータ構造
に構成させるかを示している。図8、9および10により具現化されたデータ構
造は、とりわけ、本発明の契約のモデル価格付けを決定するための連結データフ
ィールドを含む。または、図8、9および10により具現化されたデータ構造を
実現するための他の望ましい様式も所望の機能が達成されるように同様に実行さ
れうる。
【0077】 本発明は、本発明の操作を行いそして実行する人間との相互作用のために使用
されるインターフェースを生じさせるために使用されるコンピュータスクリーン
インターフェースおよび関連コンピュータプログラムを含む。例えば、本発明の
入力はスクリーンというユーザーインターフェースを介して行われ、そして出力
はスクリーン上に表示されおよび/または印刷紙上に形成される。
されるインターフェースを生じさせるために使用されるコンピュータスクリーン
インターフェースおよび関連コンピュータプログラムを含む。例えば、本発明の
入力はスクリーンというユーザーインターフェースを介して行われ、そして出力
はスクリーン上に表示されおよび/または印刷紙上に形成される。
【0078】 以下に示す実施例は本発明を実施しおよび/または実行するための種々の方法
を提供する。本発明の実施は、上記および下記の例に示されるように変更するこ
とができるが、本発明は先物取引の実質的にどのシステムにも容易に適合できる
。このように、下記の実施例は、上記の本発明のシステム、方法、コンピュータ
プログラム製品およびデータ構造の全てまたは一部を用いて変更しおよび/また
は実行することができる。同様に、上記の本発明のシステム、方法、コンピュー
タプログラム製品および/またはデータ構造は、下記の実施例に従って、完全に
または部分的に変更しおよび/または実施されることができる。 実施例1 図8は図4Aに示す価格付けモデルを実施するための価格付けユニット20a
、20b、20c、20d、20eの1つの機能するようにプログラムされたス
プレッドシート30を示している。同様に、図9はスプレッドシート32を示し
ており、そして図10はスプレッシート34を示しており、これにより、自動繰
越し契約のための価格付け情報を決定するための図4Aに示す価格付けモデルを
実行する。自動繰越し契約のためのフロント月価格が現金清算契約のための清算
価格(即ち、実効日価格)と同一であるから、現金清算契約のための価格付け情
報を決定するためにスプレッドシート30、31および32を使用することがで
きることにも注目されたい。図7に示すような汎用コンピュータ100等の汎用
コンピュータにおいて実行する標準スプレッドシートプログラムでスプレッドシ
ートを実行することができる。
を提供する。本発明の実施は、上記および下記の例に示されるように変更するこ
とができるが、本発明は先物取引の実質的にどのシステムにも容易に適合できる
。このように、下記の実施例は、上記の本発明のシステム、方法、コンピュータ
プログラム製品およびデータ構造の全てまたは一部を用いて変更しおよび/また
は実行することができる。同様に、上記の本発明のシステム、方法、コンピュー
タプログラム製品および/またはデータ構造は、下記の実施例に従って、完全に
または部分的に変更しおよび/または実施されることができる。 実施例1 図8は図4Aに示す価格付けモデルを実施するための価格付けユニット20a
、20b、20c、20d、20eの1つの機能するようにプログラムされたス
プレッドシート30を示している。同様に、図9はスプレッドシート32を示し
ており、そして図10はスプレッシート34を示しており、これにより、自動繰
越し契約のための価格付け情報を決定するための図4Aに示す価格付けモデルを
実行する。自動繰越し契約のためのフロント月価格が現金清算契約のための清算
価格(即ち、実効日価格)と同一であるから、現金清算契約のための価格付け情
報を決定するためにスプレッドシート30、31および32を使用することがで
きることにも注目されたい。図7に示すような汎用コンピュータ100等の汎用
コンピュータにおいて実行する標準スプレッドシートプログラムでスプレッドシ
ートを実行することができる。
【0079】 図8に戻ると、セルB5は日数勘定を示しており、この場合には360である
。30/360日数勘定ベーシスを例1において使用する。というのは、それが
独国スワップ市場で使用される取決めとなっているからである。そして自動繰越
し契約にはここに記載される想定上のクーポンが付いている。セルB6はスワッ
プ清算遅れを示し、それはこの場合には2日であり、想定上の債券から受け取る
クーポンの支払いが、示されているクーポン支払い日の2日後まで受け取られて
いないからである。セルB8はこの特定の自動繰越し契約の最終取引日を示して
いる。最終取引日は次のリセット期間に繰り越される前に自動繰越契約が取引で
きる最後の日である(S67)。最終取引日は実効日としても知られており、そ
して最終取引日となる月は実効月と呼ばれている。セルA12およびD26によ
り囲まれているセルブロックは工程S4のディスカウントファクターを決定する
ために使用されるIRSを示している。この場合には、短期レートはLIBOR
(月1〜9)から得られ、そして長期レートはISDAベンチマークスワップレ
ート調整から得られ、セルH5は想定上のクーポンであり、それは対象となる想
定上のキャッシュフローから得られる。この場合には、対象となる想定上のキャ
ッシュフローは年率6%の利払いの想定上の債券である。想定上の債券は10年
物債券であるから、自動繰越し契約はセルH7及びH8に示すように2008年
の12月に満期になるであろう。1998年12月16日のH6中の開始日は対
象となる債券(Bund)のクーポン支払いの2日遅れを考慮する。セルF13
は満了フロント月、即ち、次の実効月を示している。セルG13は2日遅れを考
慮した実効日を示しており。そしてセルHは13は実効日からの年での契約の残
存満期を示す。セルF15、G15およびH15は、それぞれ、バック月(即ち
、次の実効月の後の最初の実効月)、バック月の実効日およびバック月の実効日
からの年での残存満期を示す。セルK5はフロント月のための自動繰越し契約の
ための清算価格を示し、同様に、K8はフロント月実効日の自動繰越し契約の公
正値を示し、この場合には、110.49である。セルK10はフロント月ED
SPとバック月の公正値との差×100であるカレンダーロールを示す。カレン
ダーロールはロールの公正値を示す。即ち、実効日に111.03の価値である
自動繰越し契約が次のフロント月に繰り越され、そしてわずか110.49で価
格付けされたときに、54のカレンダーロールは差の値を与え、即ち、ロール値
を与える。
。30/360日数勘定ベーシスを例1において使用する。というのは、それが
独国スワップ市場で使用される取決めとなっているからである。そして自動繰越
し契約にはここに記載される想定上のクーポンが付いている。セルB6はスワッ
プ清算遅れを示し、それはこの場合には2日であり、想定上の債券から受け取る
クーポンの支払いが、示されているクーポン支払い日の2日後まで受け取られて
いないからである。セルB8はこの特定の自動繰越し契約の最終取引日を示して
いる。最終取引日は次のリセット期間に繰り越される前に自動繰越契約が取引で
きる最後の日である(S67)。最終取引日は実効日としても知られており、そ
して最終取引日となる月は実効月と呼ばれている。セルA12およびD26によ
り囲まれているセルブロックは工程S4のディスカウントファクターを決定する
ために使用されるIRSを示している。この場合には、短期レートはLIBOR
(月1〜9)から得られ、そして長期レートはISDAベンチマークスワップレ
ート調整から得られ、セルH5は想定上のクーポンであり、それは対象となる想
定上のキャッシュフローから得られる。この場合には、対象となる想定上のキャ
ッシュフローは年率6%の利払いの想定上の債券である。想定上の債券は10年
物債券であるから、自動繰越し契約はセルH7及びH8に示すように2008年
の12月に満期になるであろう。1998年12月16日のH6中の開始日は対
象となる債券(Bund)のクーポン支払いの2日遅れを考慮する。セルF13
は満了フロント月、即ち、次の実効月を示している。セルG13は2日遅れを考
慮した実効日を示しており。そしてセルHは13は実効日からの年での契約の残
存満期を示す。セルF15、G15およびH15は、それぞれ、バック月(即ち
、次の実効月の後の最初の実効月)、バック月の実効日およびバック月の実効日
からの年での残存満期を示す。セルK5はフロント月のための自動繰越し契約の
ための清算価格を示し、同様に、K8はフロント月実効日の自動繰越し契約の公
正値を示し、この場合には、110.49である。セルK10はフロント月ED
SPとバック月の公正値との差×100であるカレンダーロールを示す。カレン
ダーロールはロールの公正値を示す。即ち、実効日に111.03の価値である
自動繰越し契約が次のフロント月に繰り越され、そしてわずか110.49で価
格付けされたときに、54のカレンダーロールは差の値を与え、即ち、ロール値
を与える。
【0080】 さて、図9を参照すると、A3とB16に囲まれたセルのブロックは、各期間
のために使用される種々のスワップレートの情報源を示す。「パースワップの満
期」と表題が付けられたコラムCは10年までのパースワップの清算を示してい
る。これらは自動繰越し契約の価格がリセットされ、そして自動繰越し契約が次
の期間に繰り越される日付けである。1年と10年の間にリセット日付けがある
であろうが、ISDAベンチマークスワップレート調整はこれらの中期の金利を
示していない。これらの中期の金利は、線型内挿、指数内挿、三次スプライン内
挿または指数スプライン内挿ような既知の内挿技術を用いて内挿できる。コラム
EはコラムB中に示される種々の期間のレートを示している。パースワップの満
期(即ち、リセット日)は休日または週末になることがあるので、もし休日また
は週末にあたるならば、リセット日は実際にはリセット日の後の最初の営業日と
なるであろう。コラムFはリセット日が実際に起こる日を示し、そしてコラムG
はその週の対応する日を示す。コラムHは、図4(a)の工程S4で計算される
通りの実効ファクターである。ここでも、実効ファクターはあるキャッシュフロ
ー日から次のキャッシュフロー日までの日数に対する360の分数である。例え
ば、8年後のリセット日が2006年12月18日月曜日まで起こらないので、
8年のリセット期間に2日間の余分の日数があり、そして実効ファクターは36
2/360=1.006である。コラムJはフロント月実効日から始まる期間を
基礎としたディスカウントファクターを示す。ディスカウントファクターは図4
(a)を参照して上記の通りに工程4において決定される。コラムIはdj のデ
ィスカウントファクターを計算するために使用される中期(工程4のAj ×dj )を示す。
のために使用される種々のスワップレートの情報源を示す。「パースワップの満
期」と表題が付けられたコラムCは10年までのパースワップの清算を示してい
る。これらは自動繰越し契約の価格がリセットされ、そして自動繰越し契約が次
の期間に繰り越される日付けである。1年と10年の間にリセット日付けがある
であろうが、ISDAベンチマークスワップレート調整はこれらの中期の金利を
示していない。これらの中期の金利は、線型内挿、指数内挿、三次スプライン内
挿または指数スプライン内挿ような既知の内挿技術を用いて内挿できる。コラム
EはコラムB中に示される種々の期間のレートを示している。パースワップの満
期(即ち、リセット日)は休日または週末になることがあるので、もし休日また
は週末にあたるならば、リセット日は実際にはリセット日の後の最初の営業日と
なるであろう。コラムFはリセット日が実際に起こる日を示し、そしてコラムG
はその週の対応する日を示す。コラムHは、図4(a)の工程S4で計算される
通りの実効ファクターである。ここでも、実効ファクターはあるキャッシュフロ
ー日から次のキャッシュフロー日までの日数に対する360の分数である。例え
ば、8年後のリセット日が2006年12月18日月曜日まで起こらないので、
8年のリセット期間に2日間の余分の日数があり、そして実効ファクターは36
2/360=1.006である。コラムJはフロント月実効日から始まる期間を
基礎としたディスカウントファクターを示す。ディスカウントファクターは図4
(a)を参照して上記の通りに工程4において決定される。コラムIはdj のデ
ィスカウントファクターを計算するために使用される中期(工程4のAj ×dj )を示す。
【0081】 図10を参照すると、スプレッドシート32は図8に示すスプレッドシート3
0のセルK5のEDSPを得るために使用されるデータを要約している。スプレ
ッドシート32は満期までの年数を示すコラムを含む。コラムDは2日の遅れを
考慮した想定キャッシュフロー日を示し、そしてコラムCは週末または休日に想
定キャッシュフロー日が来るかどうかを考慮した実際のキャッシュフロー日また
は次のキャッシュフロー日を示す。コラムDはコラムCから決定される実効ファ
クターを示す。コラムEは自動繰越し契約の各期間の想定キャッシュフローを示
し、好ましくは特定の政府の債券、例えば、Bundにより与えられる固定金利
である。コラムFは、例えば、各リセット期間について、調整キャッシュフロー
を示す。各年に関して、調整キャッシュフローは対応する想定キャッシュフロー
×対応する実効ファクター(即ち、コラムD×コラムE)である。コラムGは、
スプレッドシート31のコラムJから得た前の月の実行日からのディスカウント
ファクターを示す。カラムHは、カラムF中の調整されたキャッシュフローのP
Vである。カラムH中のPVは、各々の年について、カラムG中のディスカウン
トファクターに、カラムF中の対応する調整されたキャッシュフローを掛けるこ
とにより計算される。カラムIは、フロント月の後の調整されたキャッシュフロ
ーのPVである。図10において、カラムH及びIは同じである。なぜならフロ
ント月の契約とバック月の契約との間にクーポンの支払いが行われていないから
である。カラムJはバック月の実行日からの各々の年についてのキャッシュフロ
ーのPVを示す。カラムJ中の値は将来的ISDAベンチマークスワップレート
価格付けを予測するための一次補間を用いて得られた推定値である。これらの金
利を導くために、指数関数、三次式近似、一次補間、又は指数関数スプライン補
間等、挙げることができるいくつかの型の補間のいずれをも行うことがてきよう
。カラムKは、各々の期間についてのフロント月の実行日においてついた金利を
列記する。これは、そのついた金利は、EDSP(図8に示すスプレッドシート
30のセルK5)から減算することができるからである。カラムLは、バック月
の実行日についてついている金利を示す。バック月の実行日前に観念上のキャッ
シュフローがあるであろうので、(バック月の実行日はフロント月の実行日後3
ヵ月であるので)3ヵ月にわたって6%になるであろう金利がセルL4に保存さ
れる。カラムLは、再決定日(即ち契約がキャッシュフロー又は想定キャッシュ
フローの支払日と同時に自動的に繰り越される)IMM日に発生するので、セル
L4の下についた金利を示さない。スプレッドシート30のセルK5内のEDS
Pは、スプレッドシート32のカラムI中の全てのキャッシュフローのPVの合
計−前の月の実行日においてついた金利全ての合計(この場合は0)である。ス
プレッドシート30のセルK8内のバック月の公正値は、スプレッドシート32
のカラムJ中のバック月の後のキャッシュフローの全てのPVの合計−バック月
の有効日後に発生したつけた金利(この場合、1.516667)である。また
、バック月の有効日後のキャッシュフローのPVは補間された金利を用いるので
、自動的に繰り越された契約のバック月の価格は、バック月のEDSPでなく、
バック月の“公正値(fair value)と呼ぶ。 実施例2 図11は、表1に示すスワップカーブに基づく先物のイールドについての計算
を含む、本発明を実行するためにいかにして標準的スプレッドシートプログラム
を用いることができるかを示すスプレッドシート34のイメージである。スプレ
ッドシート34には、一連の将来のキャッシュフローの現在価値に等しい“取引
日のダーティー価格(現在価値)”、又は債券のクリーン価格+そのつけた金利
を示す。“インプライド先物価格”は、現在の日と将来の日との間のインプライ
ド資金調達レートを用いる。特定の将来の日に始まる一連のキャッシュフローの
現在価値である。“インプライド資金調達レート”は、通常、現在から将来の特
定の日までの、いずれかの現在価値計算に用いる資金調達レートである。“期限
のインプライドYTM/パー・スワップレート”は、特定のイールド(スワップ
)カーブに含まれるイールド対満期(YTM)、又は将来の日まで計算された一
連のキャッシュフローの現在価値である。“インプライドスポットYTM”は、
一連のキャッシュフローのYTM、又は今日まで計算されたこれらのフローの現
在価値である。“データベクトル(IFPの変化)は、スワップカーブにおける
1ベーシス・ポイント(0.01%)(1basis point )平行シフトに対する現
金清算契約の価格感応性である。“インプライドイールドが1ベーシスポイント
変化したときのIFP感応性”は、将来、特定の時点で締結した現金清算契約の
価格感応性、又は特定の現金清算契約上の1ベーシス・ポイントの価値である。
“スポットYTMが1ベーシス・ポイント変化したときのダーティー価格の感応
性”は、今日、締結した現金清算契約の価格感応性、又は特定の現金清算契約上
の1ベーシス・ポイントの価値である。スプレッドシート34の種々のアウトプ
ットについてのファンクションを補足Aに列記する。
0のセルK5のEDSPを得るために使用されるデータを要約している。スプレ
ッドシート32は満期までの年数を示すコラムを含む。コラムDは2日の遅れを
考慮した想定キャッシュフロー日を示し、そしてコラムCは週末または休日に想
定キャッシュフロー日が来るかどうかを考慮した実際のキャッシュフロー日また
は次のキャッシュフロー日を示す。コラムDはコラムCから決定される実効ファ
クターを示す。コラムEは自動繰越し契約の各期間の想定キャッシュフローを示
し、好ましくは特定の政府の債券、例えば、Bundにより与えられる固定金利
である。コラムFは、例えば、各リセット期間について、調整キャッシュフロー
を示す。各年に関して、調整キャッシュフローは対応する想定キャッシュフロー
×対応する実効ファクター(即ち、コラムD×コラムE)である。コラムGは、
スプレッドシート31のコラムJから得た前の月の実行日からのディスカウント
ファクターを示す。カラムHは、カラムF中の調整されたキャッシュフローのP
Vである。カラムH中のPVは、各々の年について、カラムG中のディスカウン
トファクターに、カラムF中の対応する調整されたキャッシュフローを掛けるこ
とにより計算される。カラムIは、フロント月の後の調整されたキャッシュフロ
ーのPVである。図10において、カラムH及びIは同じである。なぜならフロ
ント月の契約とバック月の契約との間にクーポンの支払いが行われていないから
である。カラムJはバック月の実行日からの各々の年についてのキャッシュフロ
ーのPVを示す。カラムJ中の値は将来的ISDAベンチマークスワップレート
価格付けを予測するための一次補間を用いて得られた推定値である。これらの金
利を導くために、指数関数、三次式近似、一次補間、又は指数関数スプライン補
間等、挙げることができるいくつかの型の補間のいずれをも行うことがてきよう
。カラムKは、各々の期間についてのフロント月の実行日においてついた金利を
列記する。これは、そのついた金利は、EDSP(図8に示すスプレッドシート
30のセルK5)から減算することができるからである。カラムLは、バック月
の実行日についてついている金利を示す。バック月の実行日前に観念上のキャッ
シュフローがあるであろうので、(バック月の実行日はフロント月の実行日後3
ヵ月であるので)3ヵ月にわたって6%になるであろう金利がセルL4に保存さ
れる。カラムLは、再決定日(即ち契約がキャッシュフロー又は想定キャッシュ
フローの支払日と同時に自動的に繰り越される)IMM日に発生するので、セル
L4の下についた金利を示さない。スプレッドシート30のセルK5内のEDS
Pは、スプレッドシート32のカラムI中の全てのキャッシュフローのPVの合
計−前の月の実行日においてついた金利全ての合計(この場合は0)である。ス
プレッドシート30のセルK8内のバック月の公正値は、スプレッドシート32
のカラムJ中のバック月の後のキャッシュフローの全てのPVの合計−バック月
の有効日後に発生したつけた金利(この場合、1.516667)である。また
、バック月の有効日後のキャッシュフローのPVは補間された金利を用いるので
、自動的に繰り越された契約のバック月の価格は、バック月のEDSPでなく、
バック月の“公正値(fair value)と呼ぶ。 実施例2 図11は、表1に示すスワップカーブに基づく先物のイールドについての計算
を含む、本発明を実行するためにいかにして標準的スプレッドシートプログラム
を用いることができるかを示すスプレッドシート34のイメージである。スプレ
ッドシート34には、一連の将来のキャッシュフローの現在価値に等しい“取引
日のダーティー価格(現在価値)”、又は債券のクリーン価格+そのつけた金利
を示す。“インプライド先物価格”は、現在の日と将来の日との間のインプライ
ド資金調達レートを用いる。特定の将来の日に始まる一連のキャッシュフローの
現在価値である。“インプライド資金調達レート”は、通常、現在から将来の特
定の日までの、いずれかの現在価値計算に用いる資金調達レートである。“期限
のインプライドYTM/パー・スワップレート”は、特定のイールド(スワップ
)カーブに含まれるイールド対満期(YTM)、又は将来の日まで計算された一
連のキャッシュフローの現在価値である。“インプライドスポットYTM”は、
一連のキャッシュフローのYTM、又は今日まで計算されたこれらのフローの現
在価値である。“データベクトル(IFPの変化)は、スワップカーブにおける
1ベーシス・ポイント(0.01%)(1basis point )平行シフトに対する現
金清算契約の価格感応性である。“インプライドイールドが1ベーシスポイント
変化したときのIFP感応性”は、将来、特定の時点で締結した現金清算契約の
価格感応性、又は特定の現金清算契約上の1ベーシス・ポイントの価値である。
“スポットYTMが1ベーシス・ポイント変化したときのダーティー価格の感応
性”は、今日、締結した現金清算契約の価格感応性、又は特定の現金清算契約上
の1ベーシス・ポイントの価値である。スプレッドシート34の種々のアウトプ
ットについてのファンクションを補足Aに列記する。
【0082】 本発明による契約は、ベーシス・トレーディングにおける道具として用いるこ
とができる。本現金清算契約は、ソブレン負債及びノンソブレン負債を介して取
引きし、それを介してのベーシス・リスクをヘッジするためのOTC(スワップ
及び/又はユーロ預金契約の使用にかわって魅力あるものを供する。慣用的には
、Bundと中期銀行間オファーレートとの間のベーシスを取引きしようとする
取引者は、Bund先物取引契約を購入し、IRSの均衡リスク荷重量に基づき
固定した支払いをするよう選択することができよう。あるいは、本発明による価
値のある現金清算契約の出現で、同じ取引者が、現金清算契約の均衡リスク荷重
量を売ることに対するBund先物契約と購入することができよう。例えば、取
引者がBundと中期銀行間オファーレートとの間の現在のベーシスが離れてい
るだろうと考えるなら、その取引者は、Bundを購入し、本発明による価値あ
る現金清算契約を売ることができよう。
とができる。本現金清算契約は、ソブレン負債及びノンソブレン負債を介して取
引きし、それを介してのベーシス・リスクをヘッジするためのOTC(スワップ
及び/又はユーロ預金契約の使用にかわって魅力あるものを供する。慣用的には
、Bundと中期銀行間オファーレートとの間のベーシスを取引きしようとする
取引者は、Bund先物取引契約を購入し、IRSの均衡リスク荷重量に基づき
固定した支払いをするよう選択することができよう。あるいは、本発明による価
値のある現金清算契約の出現で、同じ取引者が、現金清算契約の均衡リスク荷重
量を売ることに対するBund先物契約と購入することができよう。例えば、取
引者がBundと中期銀行間オファーレートとの間の現在のベーシスが離れてい
るだろうと考えるなら、その取引者は、Bundを購入し、本発明による価値あ
る現金清算契約を売ることができよう。
【0083】 図1のスプレッドシートで、基礎をなす10年Bundに基づく、1998年
12月15日の有効日の現金清算契約を仮定すると、その契約が112.04で
の取引きであるなら、包含される将来のイールドは4.293%である(最安価
受渡債券の想定した受け渡し6%、2007年7月4日に基づく)。実行日の価
格は、取引き日のクーポン債券の、基礎をなすBundの契約ファクター倍とし
て計算される。これにより、実行日の価格は現在の受け渡し可能債券のバスケッ
ト(deliverable baskets)の領域のどの債券よりも少ない
。現金清算契約が4.801%のインプライド、イールドについて101.55
5で取引する(IRSイールドカーブを以下の表1に示すものと仮定する)と仮
定すると、これにより両方の金融商品を横切るイールドスプレッドは4.801
−4.293=0.508%である。
12月15日の有効日の現金清算契約を仮定すると、その契約が112.04で
の取引きであるなら、包含される将来のイールドは4.293%である(最安価
受渡債券の想定した受け渡し6%、2007年7月4日に基づく)。実行日の価
格は、取引き日のクーポン債券の、基礎をなすBundの契約ファクター倍とし
て計算される。これにより、実行日の価格は現在の受け渡し可能債券のバスケッ
ト(deliverable baskets)の領域のどの債券よりも少ない
。現金清算契約が4.801%のインプライド、イールドについて101.55
5で取引する(IRSイールドカーブを以下の表1に示すものと仮定する)と仮
定すると、これにより両方の金融商品を横切るイールドスプレッドは4.801
−4.293=0.508%である。
【0084】 表1は、1,3,6、及び9ヶ月についてのスワップレートをLIBORレー
トからとり、1〜10及び15年についてのスワップレートをIRSマーケット
、例えばISDAベンチマークスワップレート価格付けからとった典型的なイー
ルドカーブを示す。
トからとり、1〜10及び15年についてのスワップレートをIRSマーケット
、例えばISDAベンチマークスワップレート価格付けからとった典型的なイー
ルドカーブを示す。
【0085】
【表1】
【0086】 存在するマーケット条件に基づくBund契約のベーシス・ポイントリスク価
値は、互いの好適なリスク荷重を同定するために、現金清算契約のものと比較す
ることができる。例えば、112.04のBund契約価格及び、最安価受渡債
券の1998年12月10日の受け渡しで、111.99104のファクター調
節価格で、契約は、7.573のベーシス・ポイントリスク価値を有する(ドイ
ツマルク(DM))。表1のイールトカーブを仮定すると、現金清算契約は、D
M7.873のベーシス・ポイント価値を有する。Bund契約に対する契約の
リスク比は、これにより7.573/7.873=96.2%である。
値は、互いの好適なリスク荷重を同定するために、現金清算契約のものと比較す
ることができる。例えば、112.04のBund契約価格及び、最安価受渡債
券の1998年12月10日の受け渡しで、111.99104のファクター調
節価格で、契約は、7.573のベーシス・ポイントリスク価値を有する(ドイ
ツマルク(DM))。表1のイールトカーブを仮定すると、現金清算契約は、D
M7.873のベーシス・ポイント価値を有する。Bund契約に対する契約の
リスク比は、これにより7.573/7.873=96.2%である。
【0087】 Bundが10ベーシス・ポイントだけ強くなり、契約が(DM250,00
0の契約価値で1,000のBund契約量に基づき)不変であり続けるなら、
これは、(1,000×250,000×0.07573)=DM1,893,
250の取引に対する利益を与えるであろう。 実施例3 スワップディーラー・ヘッジング証書としての本発明の契約の使用がここで述
べられる。本発明の現金清算契約によれば、スワップディーラーは、国債および
代替ヘッジング(hedging alternative)としての契約の使用による関連した先物
契約を伴うスワップ・ブックのヘッジに本質的に存する基本リスクを回避するこ
とができる。例えば、スワップディーラーは、固定された1億ドイツマルク、8
年間、4.56%のドイツマルクIRSで引き受ける。そのスワップは、6.5
78の基本ポイントリスク値を有する。10年物現金清算契約は、7.873の
基本ポイントリスク値を有する。従って、スワップディーラーは、84.5%の
ヘッジ比率を使用する。契約は、250,000ドイツマルクの契約値を有する
ので、ディーラーは、スワップ・ポジションに対して338契約を売らなければ
ならない。8年物証書、すなわちIRSにおける長期ポジションに対する10年
物証書、すなわち契約の販売の結果であるこのヘッジ戦略には、少しのイールド
カーブ・リスクが本質的に存在する。しかしながら、そのようなリスクは、IR
Sをヘッジするために『オン・ザ・ラン債券』を使用する時に、しばしば現れる
。さらに、債券ヘッジング戦略に本質的に存する基本リスクは、契約の使用によ
り回避される。 実施例4 企業債券としての本発明の契約の使用がここで述べられる。本発明の現金清算
契約は、個々の企業債券および企業債券の一覧表の両方のヘッジング証書として
使用され得る。そこで、顧客は、しばしば厳密な資産のキャッシュフロー・マッ
チングおよび彼らの投資の一覧表を要求するが、この要求は、ディーラー社会に
おいては稀である。
0の契約価値で1,000のBund契約量に基づき)不変であり続けるなら、
これは、(1,000×250,000×0.07573)=DM1,893,
250の取引に対する利益を与えるであろう。 実施例3 スワップディーラー・ヘッジング証書としての本発明の契約の使用がここで述
べられる。本発明の現金清算契約によれば、スワップディーラーは、国債および
代替ヘッジング(hedging alternative)としての契約の使用による関連した先物
契約を伴うスワップ・ブックのヘッジに本質的に存する基本リスクを回避するこ
とができる。例えば、スワップディーラーは、固定された1億ドイツマルク、8
年間、4.56%のドイツマルクIRSで引き受ける。そのスワップは、6.5
78の基本ポイントリスク値を有する。10年物現金清算契約は、7.873の
基本ポイントリスク値を有する。従って、スワップディーラーは、84.5%の
ヘッジ比率を使用する。契約は、250,000ドイツマルクの契約値を有する
ので、ディーラーは、スワップ・ポジションに対して338契約を売らなければ
ならない。8年物証書、すなわちIRSにおける長期ポジションに対する10年
物証書、すなわち契約の販売の結果であるこのヘッジ戦略には、少しのイールド
カーブ・リスクが本質的に存在する。しかしながら、そのようなリスクは、IR
Sをヘッジするために『オン・ザ・ラン債券』を使用する時に、しばしば現れる
。さらに、債券ヘッジング戦略に本質的に存する基本リスクは、契約の使用によ
り回避される。 実施例4 企業債券としての本発明の契約の使用がここで述べられる。本発明の現金清算
契約は、個々の企業債券および企業債券の一覧表の両方のヘッジング証書として
使用され得る。そこで、顧客は、しばしば厳密な資産のキャッシュフロー・マッ
チングおよび彼らの投資の一覧表を要求するが、この要求は、ディーラー社会に
おいては稀である。
【0088】 しばしば、企業債券目録は、スワップディーラーが彼らの派生的な一覧表を伝
統的にヘッジするのと同様の手法、すなわち、政府の証券および関連する先物契
約を売ることでディーラーによってヘッジされる。これは、歴史的にスワップデ
ィーラーおよび企業債券ディーラーの両方にこれら異なる証書を横切る基本リス
クを伴って残っている。企業債券の取引者は、基礎となる政府カーブの企業間イ
ールド・スプレッドにおける広域化のためのヘッジ戦略にさらされる。これは、
世界的な信用スプレッドにおける広域化が、結果としてディーラーの国債でヘッ
ジされた企業目録における主たる損失となったことで、1998年8月末におい
て全て明らになった。
統的にヘッジするのと同様の手法、すなわち、政府の証券および関連する先物契
約を売ることでディーラーによってヘッジされる。これは、歴史的にスワップデ
ィーラーおよび企業債券ディーラーの両方にこれら異なる証書を横切る基本リス
クを伴って残っている。企業債券の取引者は、基礎となる政府カーブの企業間イ
ールド・スプレッドにおける広域化のためのヘッジ戦略にさらされる。これは、
世界的な信用スプレッドにおける広域化が、結果としてディーラーの国債でヘッ
ジされた企業目録における主たる損失となったことで、1998年8月末におい
て全て明らになった。
【0089】 たとえ、企業スプレッドが、それらの基礎となる政府カーブに関して意味あり
げに域化されるとしても、LIBORカーブに関する信用スプレッドの質におけ
る広域化は、あまり強められないかも知れない。このような状況下において、そ
こではLIBORカーブ(或いは、他の変動レートカーブ)に対する信用スプレ
ッドの質における広域化は、関連する政府カーブに対する企業スプレッドの広域
化よりも強められないが、本発明の契約は、ヘッジ証書を提供する。企業の証券
をヘッジするのに契約を使用することによって、ディーラーは、自分の基本リス
クを、最も好適にマクロ信用ショックのイベントにおける相互関係を提供する、
中期銀行間レートの基本リスクに整合させる。例えば、企業債券の取引者が 1998年9月8日の価値が、2007年3月に105.87%である5.5%
のシーメンスを1億ドイツマルク買うと、7.16の基本ポイントリスク値を伴
う。契約の有効性に関して、取引者が、0.909の比率で7.873の基本ポ
イントリスク値を伴う10年間12月の現金清算契約を売ると、その結果、36
4((1億/250,000)×0.909)の現金清算契約が2007年3月
に5.5%のシーメンスの1億ドイツマルクの買いをヘッジするために売られる
ことになる。 実施例5 実例5においては、自動繰越し契約が、各契約の主題である特定の財務省証券
の満期になるまで、財務省クーポンを支払い(受け取り)且つ3ヶ月LIBOR
レート(或いは、他の変動レート・インデックス)を受け取る(支払う)ための
契約を具現化する。各四半期において、IMM有効日に、全ての未決着の自動繰
越し契約は、生じた利息を清算し、実際の或いは物理的な受渡しを行うことなく
、次のIMM有効日に繰り越す。もしかすると、全ての財務省証券は、国内およ
び海外において、それ自信の自動繰越し、および/または、本発明により評価さ
れた現金清算契約を有する。
げに域化されるとしても、LIBORカーブに関する信用スプレッドの質におけ
る広域化は、あまり強められないかも知れない。このような状況下において、そ
こではLIBORカーブ(或いは、他の変動レートカーブ)に対する信用スプレ
ッドの質における広域化は、関連する政府カーブに対する企業スプレッドの広域
化よりも強められないが、本発明の契約は、ヘッジ証書を提供する。企業の証券
をヘッジするのに契約を使用することによって、ディーラーは、自分の基本リス
クを、最も好適にマクロ信用ショックのイベントにおける相互関係を提供する、
中期銀行間レートの基本リスクに整合させる。例えば、企業債券の取引者が 1998年9月8日の価値が、2007年3月に105.87%である5.5%
のシーメンスを1億ドイツマルク買うと、7.16の基本ポイントリスク値を伴
う。契約の有効性に関して、取引者が、0.909の比率で7.873の基本ポ
イントリスク値を伴う10年間12月の現金清算契約を売ると、その結果、36
4((1億/250,000)×0.909)の現金清算契約が2007年3月
に5.5%のシーメンスの1億ドイツマルクの買いをヘッジするために売られる
ことになる。 実施例5 実例5においては、自動繰越し契約が、各契約の主題である特定の財務省証券
の満期になるまで、財務省クーポンを支払い(受け取り)且つ3ヶ月LIBOR
レート(或いは、他の変動レート・インデックス)を受け取る(支払う)ための
契約を具現化する。各四半期において、IMM有効日に、全ての未決着の自動繰
越し契約は、生じた利息を清算し、実際の或いは物理的な受渡しを行うことなく
、次のIMM有効日に繰り越す。もしかすると、全ての財務省証券は、国内およ
び海外において、それ自信の自動繰越し、および/または、本発明により評価さ
れた現金清算契約を有する。
【0090】 実例5の各自動繰越し契約の最後の終了時は、特別な自動繰越し契約の最後の
年において最初に生じるIMM有効日である。財務省証券を現金に引き換えるよ
りもむしろ、その満期までの残りの日にちのLIBORに対する財務証券のイー
ルドに同等とされる相場の現金の清算である。 各四半期に対して、3ヶ月LIBORは、英国銀行協会により決められIMM
ユーロドラ契約の最近の取引日、および、遠隔で入手できるソース、好ましくは
、グリニッジ標準時で午前11時00分におけるプライベート・プライスベンダ
ー(例えば、ダウジョーンズ市場)により設定される。LIBOR利息および財
務省クーポンの利息の両方は、各四半期に清算される。従って、自動繰越し契約
は、各IMM有効日と全く同じ日に取り引きされる。
年において最初に生じるIMM有効日である。財務省証券を現金に引き換えるよ
りもむしろ、その満期までの残りの日にちのLIBORに対する財務証券のイー
ルドに同等とされる相場の現金の清算である。 各四半期に対して、3ヶ月LIBORは、英国銀行協会により決められIMM
ユーロドラ契約の最近の取引日、および、遠隔で入手できるソース、好ましくは
、グリニッジ標準時で午前11時00分におけるプライベート・プライスベンダ
ー(例えば、ダウジョーンズ市場)により設定される。LIBOR利息および財
務省クーポンの利息の両方は、各四半期に清算される。従って、自動繰越し契約
は、各IMM有効日と全く同じ日に取り引きされる。
【0091】 証拠金支払い(Margining)は、産業的に許容された相場およびCBOTリスク
基準に従って、毎日行われ、また、必要ならば日にち間においても行われる。取
り引きは、取引場または登録されたブローカーを介したスクリーンを基礎とする
システム上で行われ得る。 実施例6 実例6は、自動繰越し契約のさらなる他の変形を述べる。自動繰越し契約によ
り具現化された契約は、次のIMM有効日に対するIRSイールドカーブに価値
を与えない一連の想定キャシュフローである。想定キャシュフローは、流動性の
国債で模され得ず、すなわち、例えば、想定債券は、同様の機能を満足するよう
に作られるかも知れない。しかしながら、ベンチマーク上の想定キャシュフロー
を基礎とする利点は、現在のベンチマーク・イールドレベルが整合され且つ契約
がより債券取引者を活性化させるのを確実にする。それは、債券取引者は、債券
市場コンベンションにおいて親しいため、すなわち、生じた利息の計算、支払い
日、イールド計算に対する価格等、および、取引ツールをヘッジファンドが財産
スワップを取り引きするのと同じように、イールド基準を取引する債券取引者が
難なく利用することができるためである。
基準に従って、毎日行われ、また、必要ならば日にち間においても行われる。取
り引きは、取引場または登録されたブローカーを介したスクリーンを基礎とする
システム上で行われ得る。 実施例6 実例6は、自動繰越し契約のさらなる他の変形を述べる。自動繰越し契約によ
り具現化された契約は、次のIMM有効日に対するIRSイールドカーブに価値
を与えない一連の想定キャシュフローである。想定キャシュフローは、流動性の
国債で模され得ず、すなわち、例えば、想定債券は、同様の機能を満足するよう
に作られるかも知れない。しかしながら、ベンチマーク上の想定キャシュフロー
を基礎とする利点は、現在のベンチマーク・イールドレベルが整合され且つ契約
がより債券取引者を活性化させるのを確実にする。それは、債券取引者は、債券
市場コンベンションにおいて親しいため、すなわち、生じた利息の計算、支払い
日、イールド計算に対する価格等、および、取引ツールをヘッジファンドが財産
スワップを取り引きするのと同じように、イールド基準を取引する債券取引者が
難なく利用することができるためである。
【0092】 契約は、四半期にIMM有効日に終了し、その結果、次の満了付きにおいてり
アサイン・ポジションになる。しかしながら、契約の筋書きの準備は、予め決め
られた環境における現金清算を許すように設定され得る。2つの連続する有効月
におけるいかなるポイント時点も表に示される。 概念的に、自動繰越し契約は、債券先物契約と非常に似ており、また、IRS
先物契約の相場の振る舞いは、債券先物契約と同様に振る舞うであろう。自動繰
越し契約と債券先物との間の差異は、債券先物契約が1つの想定した債券に対し
て評価され、自動的な繰越しを有し、物理的な引き換えおよび相場ファクタ調整
を持たず、また、その相場はIRSイールドカーブに基づいて規定される点であ
る。
アサイン・ポジションになる。しかしながら、契約の筋書きの準備は、予め決め
られた環境における現金清算を許すように設定され得る。2つの連続する有効月
におけるいかなるポイント時点も表に示される。 概念的に、自動繰越し契約は、債券先物契約と非常に似ており、また、IRS
先物契約の相場の振る舞いは、債券先物契約と同様に振る舞うであろう。自動繰
越し契約と債券先物との間の差異は、債券先物契約が1つの想定した債券に対し
て評価され、自動的な繰越しを有し、物理的な引き換えおよび相場ファクタ調整
を持たず、また、その相場はIRSイールドカーブに基づいて規定される点であ
る。
【0093】 契約は存在している債券の想定キャッシュフローに基づくものである。交付可
能な債券のバスケットが存在しないことにより、債券契約に潜在する随意性を除
くことができる。価格は残りのキャッシュフローと適用可能なIRS曲線のクリ
ーンな関数である。 契約は満期における繰り越し清算を有するように設計される。例えば、3月の
契約は3月の期日において6月の契約に自動的に繰り越される。それ故、各契約
の期間は、その寿命が債券またはIRSと類似しているにもかかわらず、より短
かくなる。各々の満期における繰り越し価格は、例えば図4Aに記述される価格
モデルを用いて、入力資源としての定義された価格モデルおよびIRSイールド
カーブを介して確定される。しかしながら、時刻上の任意の1点において2つの
契約がリストされるから、先物債券に関して従来行なわれているように、繰り越
し取引を選択することもできる。
能な債券のバスケットが存在しないことにより、債券契約に潜在する随意性を除
くことができる。価格は残りのキャッシュフローと適用可能なIRS曲線のクリ
ーンな関数である。 契約は満期における繰り越し清算を有するように設計される。例えば、3月の
契約は3月の期日において6月の契約に自動的に繰り越される。それ故、各契約
の期間は、その寿命が債券またはIRSと類似しているにもかかわらず、より短
かくなる。各々の満期における繰り越し価格は、例えば図4Aに記述される価格
モデルを用いて、入力資源としての定義された価格モデルおよびIRSイールド
カーブを介して確定される。しかしながら、時刻上の任意の1点において2つの
契約がリストされるから、先物債券に関して従来行なわれているように、繰り越
し取引を選択することもできる。
【0094】 物理的な受け渡しのプロセスがないことにより、価格に影響を及ぼす、受け渡
しの不履行、価格ファクター調整、および特別な発行物の強要の可能性を回避で
ある。契約は、解約これなければ、次の実効月に繰り越されるかまたは要求があ
れば現金で清算されるかのいずれかになる。契約の完全さは、契約が想定債券の
期日に先立つ有効日において100プラス適用可能なLIBOR金利で割引かれ
た最後のクーポン支払いに集わんするということにより保証される。契約がこの
月に先立つ現金の清算であれば、契約の完全さは選択された清算モデルの受け入
れとモデルの供給に依存する。
しの不履行、価格ファクター調整、および特別な発行物の強要の可能性を回避で
ある。契約は、解約これなければ、次の実効月に繰り越されるかまたは要求があ
れば現金で清算されるかのいずれかになる。契約の完全さは、契約が想定債券の
期日に先立つ有効日において100プラス適用可能なLIBOR金利で割引かれ
た最後のクーポン支払いに集わんするということにより保証される。契約がこの
月に先立つ現金の清算であれば、契約の完全さは選択された清算モデルの受け入
れとモデルの供給に依存する。
【0095】 根底にあるIRS市場はデポジット市場に類似した証券化された取引ではない
。IRSの価格(およびその後の本発明の自動繰り越し契約)はイールドカーブ
を仮定することを以前に確立されたイールドカーブから導かれる割引関数とに基
づく。この情報は先物キャッシュフローのPVの決定と顧客の立場の評価を可能
にする。スワップイールドカーブ間のカバレッジを提供するため、イールドカー
ブの様々の点において満期となる別の債券に対してリストされる。これらの債券
は同じ発行者からのものである必要はない。
。IRSの価格(およびその後の本発明の自動繰り越し契約)はイールドカーブ
を仮定することを以前に確立されたイールドカーブから導かれる割引関数とに基
づく。この情報は先物キャッシュフローのPVの決定と顧客の立場の評価を可能
にする。スワップイールドカーブ間のカバレッジを提供するため、イールドカー
ブの様々の点において満期となる別の債券に対してリストされる。これらの債券
は同じ発行者からのものである必要はない。
【0096】 契約は異なる市場(例えばBasis Trading Facility(
BTF))および他の大規模な設備との相互作用をサポートすべくオプションと
顧客取引設備で補完されるべきである。値の通貨への製品の拡張は過度の実験な
しで当業者に達成し得る。他の通貨において本発明を実現するために契約の価格
を交換レートに基づき他の通貨に交換することができ、そして/或いは、根底に
ある想定キャッシュフローは、契約の価格を特定するために使用される通貨に相
当する、政府発行の債券に基づくことができる。
BTF))および他の大規模な設備との相互作用をサポートすべくオプションと
顧客取引設備で補完されるべきである。値の通貨への製品の拡張は過度の実験な
しで当業者に達成し得る。他の通貨において本発明を実現するために契約の価格
を交換レートに基づき他の通貨に交換することができ、そして/或いは、根底に
ある想定キャッシュフローは、契約の価格を特定するために使用される通貨に相
当する、政府発行の債券に基づくことができる。
【0097】 契約が存在する間、契約の標準はExchange Delivery Se
ttlement Priceに基づく繰り越し清算である。Exchange Delivery Settlement Price(EDSP)はイギリ
ス銀行業協会が最終取引日のロンドン時間11:00において掲げるDMスワッ
プ金利を使用する価格モデルに基づくものである。価格モデルは利率を内挿し、
想定キャッシュフローに対するディスカウントファクターを決定する。
ttlement Priceに基づく繰り越し清算である。Exchange Delivery Settlement Price(EDSP)はイギリ
ス銀行業協会が最終取引日のロンドン時間11:00において掲げるDMスワッ
プ金利を使用する価格モデルに基づくものである。価格モデルは利率を内挿し、
想定キャッシュフローに対するディスカウントファクターを決定する。
【0098】 契約の価格は一連のキャッシュフローに基づき、それは特定の日付に対して割
り引かれる。キャッシュフローの割引のために、自動繰越契約ディーラーはモデ
ル価格付けユニットを使用し(例えば第2ディーラー8はモデル価格付けユニッ
ト20dを使用する)、それは価格付けモデルを組み込んで取引されたレートに
基づく平均的なイールドカーブを組み立て、平均的なイールドカーブをブートス
トラップ法によりゼロクーポンカーブに変換する。次に、自動繰越契約ディーラ
ーは異なるレート間で内挿しディスカウントファクターを決定する。キャッシュ
フローにディスカウントファクターを乗じて本日の自動繰越契約の価格が決定さ
れる。次のIMM実効日に対する価格を決定するために、本日の自動繰越契約の
価格は本日から次のIMM評価日までの期間に対するディスカウントファクター
で除される。
り引かれる。キャッシュフローの割引のために、自動繰越契約ディーラーはモデ
ル価格付けユニットを使用し(例えば第2ディーラー8はモデル価格付けユニッ
ト20dを使用する)、それは価格付けモデルを組み込んで取引されたレートに
基づく平均的なイールドカーブを組み立て、平均的なイールドカーブをブートス
トラップ法によりゼロクーポンカーブに変換する。次に、自動繰越契約ディーラ
ーは異なるレート間で内挿しディスカウントファクターを決定する。キャッシュ
フローにディスカウントファクターを乗じて本日の自動繰越契約の価格が決定さ
れる。次のIMM実効日に対する価格を決定するために、本日の自動繰越契約の
価格は本日から次のIMM評価日までの期間に対するディスカウントファクター
で除される。
【0099】 任意のIMM実効日における一連の残りのキャッシュフローは契約がモデル化
された債券の残りの想定クーポン支払によって決定される。ディスカウントファ
クターはクーポンの決済日に対して適用されるべきである。従って、債券に対し
ては、ディスカウントファクターはT+2すなわち取引日の2日後に対して適用
される。
された債券の残りの想定クーポン支払によって決定される。ディスカウントファ
クターはクーポンの決済日に対して適用されるべきである。従って、債券に対し
ては、ディスカウントファクターはT+2すなわち取引日の2日後に対して適用
される。
【0100】 ディスカウントファクターの価格付けユニット20a,20b,20c,20
d,20eのり計算は、例えば短期金利(STIR)先物、IRSおよび債券か
ら導かれ得る取引および流動レートから決定される平均イールドカーブに基づく
ものである。使用されるレートについて相同のデータ源および明瞭な信用を有す
ることが好ましい。次に、平均レートはゼロクーポンレートに変換される。1年
以下の期間のデポジットレート、例えば、LIBORレートは実効的にゼロレー
トである。1年以上の期間を基礎とするイールドについては、ゼロレートを計算
するためにブートストラップ法が使用される。ブートストラップ法は、より短い
期間から始めてモデル価格付けユニット20a,20b,20c,20d,20
eがゼロクーポンレートを計算する繰り返しプロセスである。ブートストラップ
法の基本原理はキャッシュフローのPVを満期におけるキャッシュフローの先物
値で分割することである。このプロセスにおいて、1年に対するディスカウント
ファクターが2年に対するゼロレートの決定に用いられ、2年に対するディスカ
ウントファクターが3年に対するゼロレートの決定に用いられ、…といった具合
である。ディスカウントファクターの決定は、年数の複利で構成されたディスカ
ウントファクターはその先物価格を受け渡すという原理に基づくものである。
d,20eのり計算は、例えば短期金利(STIR)先物、IRSおよび債券か
ら導かれ得る取引および流動レートから決定される平均イールドカーブに基づく
ものである。使用されるレートについて相同のデータ源および明瞭な信用を有す
ることが好ましい。次に、平均レートはゼロクーポンレートに変換される。1年
以下の期間のデポジットレート、例えば、LIBORレートは実効的にゼロレー
トである。1年以上の期間を基礎とするイールドについては、ゼロレートを計算
するためにブートストラップ法が使用される。ブートストラップ法は、より短い
期間から始めてモデル価格付けユニット20a,20b,20c,20d,20
eがゼロクーポンレートを計算する繰り返しプロセスである。ブートストラップ
法の基本原理はキャッシュフローのPVを満期におけるキャッシュフローの先物
値で分割することである。このプロセスにおいて、1年に対するディスカウント
ファクターが2年に対するゼロレートの決定に用いられ、2年に対するディスカ
ウントファクターが3年に対するゼロレートの決定に用いられ、…といった具合
である。ディスカウントファクターの決定は、年数の複利で構成されたディスカ
ウントファクターはその先物価格を受け渡すという原理に基づくものである。
【0101】 結節点としてのゼロレートの決定の後、可能なキャッシュフローの各々につい
てディスカウントファクターを計算するためにゼロレート間で内挿が行なわれな
ければならない。場合によっては、内挿は異なるディスカウントファクター間で
行なわれる。より滑らかなカーブが得られるので、ゼロレートに基づく内挿を行
なうことが市場の標準である。例えば直線内挿、指数関数内挿、指数関数スプラ
イン内挿または立方スプライン内挿が使用できる。通常の形のイールドカーブに
適用されるとき直線内挿が容認可能な結果を与えるが、奇異な形のイールドカー
ブ、例えばこぶを有するイールドカーブでは直線内挿は誤差を生じる。指数関数
内挿、立方スプライン内挿、および指数関数スプライン内挿が使われたならば、
直線内挿によるカーブよりも良く曲がった滑らかなカーブを与える。指数関数、
指数関数スプライン内挿、および立方スプライン内挿の背後の数学的原理は、内
挿と関数の曲率の決定が行なわれるとき2つ以上の結節点を考慮に入れることが
できるという仮定に基づくものである。しかしながら、或るイールドカーブにつ
いては、指数関数、指数関数スプラインおよび立方スプライン内挿はイールドカ
ーブにおいて振動しすぎる傾向がある。
てディスカウントファクターを計算するためにゼロレート間で内挿が行なわれな
ければならない。場合によっては、内挿は異なるディスカウントファクター間で
行なわれる。より滑らかなカーブが得られるので、ゼロレートに基づく内挿を行
なうことが市場の標準である。例えば直線内挿、指数関数内挿、指数関数スプラ
イン内挿または立方スプライン内挿が使用できる。通常の形のイールドカーブに
適用されるとき直線内挿が容認可能な結果を与えるが、奇異な形のイールドカー
ブ、例えばこぶを有するイールドカーブでは直線内挿は誤差を生じる。指数関数
内挿、立方スプライン内挿、および指数関数スプライン内挿が使われたならば、
直線内挿によるカーブよりも良く曲がった滑らかなカーブを与える。指数関数、
指数関数スプライン内挿、および立方スプライン内挿の背後の数学的原理は、内
挿と関数の曲率の決定が行なわれるとき2つ以上の結節点を考慮に入れることが
できるという仮定に基づくものである。しかしながら、或るイールドカーブにつ
いては、指数関数、指数関数スプラインおよび立方スプライン内挿はイールドカ
ーブにおいて振動しすぎる傾向がある。
【0102】 その清算に関しては、証拠金業務用に使用される日次清算価格と契約の期限で
の清算との間で区別しなければならない(ロールオーバー及び現金清算に適用可
能)。日次清算は、従来、他の契約においてなされているような取引価格又はモ
デル価格のいずれかに基づくことができるであろう。取引価格上で活動的に取引
される契約を清算することが望ましいかもしれない。しかしながら、価格付けユ
ニット20a,20b,20c,20d,20eは、清算価格をクロスチェック
するために及び活動的に取引されない契約を清算するために走行せしめられるこ
とができる。
の清算との間で区別しなければならない(ロールオーバー及び現金清算に適用可
能)。日次清算は、従来、他の契約においてなされているような取引価格又はモ
デル価格のいずれかに基づくことができるであろう。取引価格上で活動的に取引
される契約を清算することが望ましいかもしれない。しかしながら、価格付けユ
ニット20a,20b,20c,20d,20eは、清算価格をクロスチェック
するために及び活動的に取引されない契約を清算するために走行せしめられるこ
とができる。
【0103】 期限での清算価格は、それがいくつかの契約の自動ロールオーバー及び現金清
算の基礎となるため、重要である。先物取引所11の価格付けユニット20aに
よって出力されるモデル価格は、期限での清算価格を決定するために使用される
可能性がある。このアプローチを通して、基礎的なレートを考慮すると、ロール
オーバー価格が一貫性を有することが保証され得る。基礎的レートも価格モデル
もともに、透明で、製品即ち契約における公的信頼の増大のために公に利用可能
でなければならない。
算の基礎となるため、重要である。先物取引所11の価格付けユニット20aに
よって出力されるモデル価格は、期限での清算価格を決定するために使用される
可能性がある。このアプローチを通して、基礎的なレートを考慮すると、ロール
オーバー価格が一貫性を有することが保証され得る。基礎的レートも価格モデル
もともに、透明で、製品即ち契約における公的信頼の増大のために公に利用可能
でなければならない。
【0104】 清算モデルは、基本的に、図4Aの議論にて上述した価格モデルと同一のステ
ップに従う。価格付けユニット20a,20b,20c,20d,20eは、想
定キャッシュフローをモデリングし、取引レートに基づくパーイールドカーブを
構築し、そのパーイールドカーブをゼロクーポンカーブに変換し、そのゼロレー
ト間の補間を実行し、ディスカウントファクターを決定し、及び想定キャッシュ
フローにディスカウントファクターをかけてロールオーバー清算価格を決定する
。
ップに従う。価格付けユニット20a,20b,20c,20d,20eは、想
定キャッシュフローをモデリングし、取引レートに基づくパーイールドカーブを
構築し、そのパーイールドカーブをゼロクーポンカーブに変換し、そのゼロレー
ト間の補間を実行し、ディスカウントファクターを決定し、及び想定キャッシュ
フローにディスカウントファクターをかけてロールオーバー清算価格を決定する
。
【0105】 想定キャッシュフローは、存在する債券から離れてモデリングされる一方、ク
ーポン支払いスキップ日慣例(即ち、T+2値日)を使用してディスカウントさ
れる。表2は、6%クーポンを支持し2000年6月4日に満期になる債券に関
する想定キャッシュフローのモデルを示す。
ーポン支払いスキップ日慣例(即ち、T+2値日)を使用してディスカウントさ
れる。表2は、6%クーポンを支持し2000年6月4日に満期になる債券に関
する想定キャッシュフローのモデルを示す。
【0106】
【表2】
【0107】 パーイールドカーブのノットポイントは、ロンドン時間で午前11:00の市
場で利用可能な通貨市場レート及びIRSレートに基づく。通貨市場レートに関
しては、2つの選択が利用可能である。1週間から2ヵ月のLIBOR又は最初
の2年間用のユーロマークストリップ(スタブ調整を含む)のいずれかが選択さ
れる。スタブ調整は、短期のイールドカーブの急勾配を補促するため、特に、契
約が評価されるIMM実行日後の最初の3ヵ月にキャッシュフローが起こるとき
、得策である。スタブ調整は、1週間、1ヵ月及び2ヵ月のLIBORSをカバ
ーするであろう。ユーロマークのストリップは、2年間までの満期における湾曲
のより良好な解釈を受け渡すことができ、その理由は、それが、IRS市場参加
者によって活動的に使用され及び認識されるからである。
場で利用可能な通貨市場レート及びIRSレートに基づく。通貨市場レートに関
しては、2つの選択が利用可能である。1週間から2ヵ月のLIBOR又は最初
の2年間用のユーロマークストリップ(スタブ調整を含む)のいずれかが選択さ
れる。スタブ調整は、短期のイールドカーブの急勾配を補促するため、特に、契
約が評価されるIMM実行日後の最初の3ヵ月にキャッシュフローが起こるとき
、得策である。スタブ調整は、1週間、1ヵ月及び2ヵ月のLIBORSをカバ
ーするであろう。ユーロマークのストリップは、2年間までの満期における湾曲
のより良好な解釈を受け渡すことができ、その理由は、それが、IRS市場参加
者によって活動的に使用され及び認識されるからである。
【0108】 パーレートの変換は、ブートストラップの方法論に基づく。その基本的方法論
は、クーポン証券の将来支払いの各々について、その支払いをそのPVにディス
カウントするゼロクーポンレートが存在することを仮定する。これらレートは、
ゼロクーポンイールドカーブを構成する。そのゼロクーポンイールドカーブに沿
う各ポイントは、適当な満期レートのゼロクーポン債券の満期までのイールドを
表す。その存在するパーイールドカーブからゼロクーポンカーブを評価すること
が可能である。この評価は、内部的に一致するやり方でクーポン証券のキャッシ
ュフローの各成分を評価する均衡ゼロレートを計算することを伴うため、全ての
パー債券は、それらのキャッシュフロー成分の合計と同一の値を持つであろう。
は、クーポン証券の将来支払いの各々について、その支払いをそのPVにディス
カウントするゼロクーポンレートが存在することを仮定する。これらレートは、
ゼロクーポンイールドカーブを構成する。そのゼロクーポンイールドカーブに沿
う各ポイントは、適当な満期レートのゼロクーポン債券の満期までのイールドを
表す。その存在するパーイールドカーブからゼロクーポンカーブを評価すること
が可能である。この評価は、内部的に一致するやり方でクーポン証券のキャッシ
ュフローの各成分を評価する均衡ゼロレートを計算することを伴うため、全ての
パー債券は、それらのキャッシュフロー成分の合計と同一の値を持つであろう。
【0109】 ゼロクーポンレートは、ブートストラップを使用して計算される。1年債券及
び2年債券がそれぞれ年7%及び年8%のパークーポンレベル(満期までのイー
ルド)で取引されるならば、各ゼロクーポンレートを決定するために次の計算が
使用される。両債券とも100で取引される。1年債券は7%のゼロレートを意
味し、その7%は満期までのイールドと同一である。しかしながら、2年ゼロレ
ートは、8%をイールドする2年債券に関する100の均衡価格を維持するため
に8%よりも高くなければならない。
び2年債券がそれぞれ年7%及び年8%のパークーポンレベル(満期までのイー
ルド)で取引されるならば、各ゼロクーポンレートを決定するために次の計算が
使用される。両債券とも100で取引される。1年債券は7%のゼロレートを意
味し、その7%は満期までのイールドと同一である。しかしながら、2年ゼロレ
ートは、8%をイールドする2年債券に関する100の均衡価格を維持するため
に8%よりも高くなければならない。
【0110】
【表3】
【0111】 キャッシュフロー及び証券の現在値(例えば、パーイールドに関する100)
が知られている。1年レートもまた知られているため、2年債券の最初のクーポ
ン支払いのPVを容易に決定することができる。債券の現在値すなわち100か
ら減じられるこのPVは、年2のディスカウントされたキャッシュフローの値を
受け渡す。当座のキャッシュフローの消去に基づいて、適用可能な2年ゼロクー
ポンレートz2 を計算することができる。
が知られている。1年レートもまた知られているため、2年債券の最初のクーポ
ン支払いのPVを容易に決定することができる。債券の現在値すなわち100か
ら減じられるこのPVは、年2のディスカウントされたキャッシュフローの値を
受け渡す。当座のキャッシュフローの消去に基づいて、適用可能な2年ゼロクー
ポンレートz2 を計算することができる。
【0112】 数学的に、その方程式は、次のようになる。
【0113】
【数4】
【0114】 これは、z2 について次のように解くことができる。
【0115】
【数5】
【0116】
【数6】
【0117】 同様にして、続きの満期の各々について、ゼロレートzx を相互作用的に導き
出すことができる。
出すことができる。
【0118】
【数7】
【0119】
【数8】
【0120】 使用される補間方法にかかわらず、先物取引所11は、所定の方法論がカーブ
についての明らかな誤解釈を示すならば、カーブを調整する権利を留保する。 各日iについて、ディスカウントファクターdの計算は、次のように決定され
る。
についての明らかな誤解釈を示すならば、カーブを調整する権利を留保する。 各日iについて、ディスカウントファクターdの計算は、次のように決定され
る。
【0121】
【数9】
【0122】 最後に、想定キャッシュフローには対応するディスカウントファクターが乗算
され、結果としてのディスカウントされた値は合計されてロールオーバー清算価
格を提供する。 例6における繰越し契約は、APT又はLIFFE CONNECTのような
電子取引プラットホーム上で取引され、それらは、繰越し契約の取引が自動取引
環境の利点から完全に利益を得ることを可能にする。付加的に、中央市場(即ち
、先物取引所11)以外の取引機能が同様に設けられてもよく、例えば、ブロッ
ク取引、集積取引戦略等が設けられてもよい。かかる取引機能は、市場アクセス
障害を低くする役目を果たす。
され、結果としてのディスカウントされた値は合計されてロールオーバー清算価
格を提供する。 例6における繰越し契約は、APT又はLIFFE CONNECTのような
電子取引プラットホーム上で取引され、それらは、繰越し契約の取引が自動取引
環境の利点から完全に利益を得ることを可能にする。付加的に、中央市場(即ち
、先物取引所11)以外の取引機能が同様に設けられてもよく、例えば、ブロッ
ク取引、集積取引戦略等が設けられてもよい。かかる取引機能は、市場アクセス
障害を低くする役目を果たす。
【0123】 明らかに、本発明の多くの修正および変更が上記の示唆に照らして可能である
。例えば、上記の例において、多様なマーケット関係者の好みに合うように、か
つどんな取引システムにも適用出来るように、何れかの特徴を混合しかつ結合す
ることが可能である。従って、ここに特別に記載したものとは別に、添付の請求
の範囲内で本発明を実施することが可能であることを理解する必要がある。
。例えば、上記の例において、多様なマーケット関係者の好みに合うように、か
つどんな取引システムにも適用出来るように、何れかの特徴を混合しかつ結合す
ることが可能である。従って、ここに特別に記載したものとは別に、添付の請求
の範囲内で本発明を実施することが可能であることを理解する必要がある。
【0124】 用語の辞典 以下の定義は読者の利便性の為だけに提供される。以下の定義の殆どに対して
変形および代替が存在するため、以下の定義は特定の文脈においてのみ正確およ
び/または関連性を有するものである。従って、これらの定義は、他の受け入れ
可能な意味の排除を意図するものではなく、むしろ門外漢を金融用語に習熟させ
ることのみを意図するものである。したがって、以下にリストしたフレーズもま
た辞書的なまたは通常に使用される定義を持つように解釈することもできる。
変形および代替が存在するため、以下の定義は特定の文脈においてのみ正確およ
び/または関連性を有するものである。従って、これらの定義は、他の受け入れ
可能な意味の排除を意図するものではなく、むしろ門外漢を金融用語に習熟させ
ることのみを意図するものである。したがって、以下にリストしたフレーズもま
た辞書的なまたは通常に使用される定義を持つように解釈することもできる。
【0125】 本発明は実質的に全ての取引システム、全ての習慣、全取引ルールセットにも
適用できるので、以下の定義は、本発明の範囲を如何なる意味においても限定す
るものではなく、本発明は、特定の定義を適用することによって影響を受けるも
のではない。 “30/360日割り計算法”は、1年は360日であり各月は30日である
ことを仮定する。
適用できるので、以下の定義は、本発明の範囲を如何なる意味においても限定す
るものではなく、本発明は、特定の定義を適用することによって影響を受けるも
のではない。 “30/360日割り計算法”は、1年は360日であり各月は30日である
ことを仮定する。
【0126】 “ACT/360”は多くの債券で使用される日割り計算法である。 “調整済みキャッシュフロー”は、何らかのアルゴリズムまたはその他の方法
に従って調整された、生の(加工されていない)キャッシュフローである。 “資産”は所有する価値の細目である。 “譲渡”は権利または財産の移転である。
に従って調整された、生の(加工されていない)キャッシュフローである。 “資産”は所有する価値の細目である。 “譲渡”は権利または財産の移転である。
【0127】 “バック月契約”はフロント月契約の直後に交わされた契約である。 “バック月実行日付”はフロント月実行日付の後の次の実行日付である。 “ベーシス”は資産のスポットプライスと先物プライス間の差である。 “ベーシス・ポイント”は0.01パーセントである。若し、金融手段が割引
利回りと1、000、000ドルの契約サイズを使用して値付けされると、金利
における1ベーシス・ポイント変動は結果として25ドルの価格変動となる。
利回りと1、000、000ドルの契約サイズを使用して値付けされると、金利
における1ベーシス・ポイント変動は結果として25ドルの価格変動となる。
【0128】 “ベーシス・リスク”は、ヘッジの両サイドが同方向に移動しない場合にその
結果として起こるリスクである。 “ベーシス取引”は一対の買い建て/売り建て取引であり、ここで両者のポジ
ションは、正確ではないが強い相関関係を有した類似の金融手段において同趣旨
である。
結果として起こるリスクである。 “ベーシス取引”は一対の買い建て/売り建て取引であり、ここで両者のポジ
ションは、正確ではないが強い相関関係を有した類似の金融手段において同趣旨
である。
【0129】 “受け渡し可能債券のバスケット”は債券先物契約に対して受け渡し可能な債
券のリストである。 “二者間相殺合意”は、全ての義務を互いに相殺し、相互の義務全体の正味の
結果を交換する、二者間の合意である。 “ブラインド・ブローカ業務”は金融手段の匿名業務であり、その結果相手方
の正体が他の市場参加者に対して知られることがない。
券のリストである。 “二者間相殺合意”は、全ての義務を互いに相殺し、相互の義務全体の正味の
結果を交換する、二者間の合意である。 “ブラインド・ブローカ業務”は金融手段の匿名業務であり、その結果相手方
の正体が他の市場参加者に対して知られることがない。
【0130】 “ブック・エントリー証券”は、電子フォーマットにおいてのみ存在する何れ
かの証券である。 “ブートストラップ法”は、将来の金利を以前の金利から計算するための逐次
計算法である。例えば、ブートストラップ法は、既知のイールド・カーブから時
間的に連続するポイントに対してゼロクーポン・レートを決定するために使用す
ることができる。
かの証券である。 “ブートストラップ法”は、将来の金利を以前の金利から計算するための逐次
計算法である。例えば、ブートストラップ法は、既知のイールド・カーブから時
間的に連続するポイントに対してゼロクーポン・レートを決定するために使用す
ることができる。
【0131】 “ブンド”はドイツ政府によって発行された債券である。 “資本費用”は、金融機関が、その業務を実行するためにその資本を使用する
1部門に割り当てた費用である。 “資産・負債のキャッシュフロー・マッチング”は、キャッシュフローを相殺
するように資産および負債を売買する行為である。
1部門に割り当てた費用である。 “資産・負債のキャッシュフロー・マッチング”は、キャッシュフローを相殺
するように資産および負債を売買する行為である。
【0132】 “現金清算”は、先物契約においてその実行日にトレーダが損失を支払いまた
は利益を得る過程である。現金清算は先物契約で特定された商品の物理的な受け
渡しの代替行為である。 “最安価受渡債券”(CTD債券)は、特定の債券先物契約に対する受け渡し
可能な最高利回りを有する債券である。債券先物契約の短期の売り手は、その有
効日に数個の債券の内の一個を受け渡しする選択肢を有しているので、その売り
手は勿論CTD債券を選択するであろう。
は利益を得る過程である。現金清算は先物契約で特定された商品の物理的な受け
渡しの代替行為である。 “最安価受渡債券”(CTD債券)は、特定の債券先物契約に対する受け渡し
可能な最高利回りを有する債券である。債券先物契約の短期の売り手は、その有
効日に数個の債券の内の一個を受け渡しする選択肢を有しているので、その売り
手は勿論CTD債券を選択するであろう。
【0133】 “クリーン・ファンクション”は、未収利息を除く債券評価である。 “クリーン価格”は未収利息を除く債券の価格である。 “清算エージェント”または”清算機関”は、ブローカ間の取引が実行される
種類の手形交換所である。 “明瞭な信用”は、その信用の立場が容易に理解される、機関またはグループ
である。
種類の手形交換所である。 “明瞭な信用”は、その信用の立場が容易に理解される、機関またはグループ
である。
【0134】 “契約ファクター”は債券の残る支払い部分である。 “契約明細”は、全ての先物契約の(もし有れば、価格モデルおよび(資本の
)投入を含む)精密なパラメーターである。 “企業間スプレッド”は、投資グレード社債とそれらに関連する公的債務機関
の間の利回りの差を要約するために使用される正確ではない用語である。
)投入を含む)精密なパラメーターである。 “企業間スプレッド”は、投資グレード社債とそれらに関連する公的債務機関
の間の利回りの差を要約するために使用される正確ではない用語である。
【0135】 “企業間イールド・スプレッド”は、二つの社債間の利子の差である。 “契約相手方”は、合意に対する二者の内の一方である。若し二者が何かに対
して合意すると、かれらは共に合意の相手方であり、彼らを集合として契約相手
方と呼ぶ。合意および契約はこの明細書では同義語として用いられている。 “クーポン”は、負うべき利子の計算書であり、この利子は特定の時期におい
て債券から切り離し更に別個に買い戻すことができる。
して合意すると、かれらは共に合意の相手方であり、彼らを集合として契約相手
方と呼ぶ。合意および契約はこの明細書では同義語として用いられている。 “クーポン”は、負うべき利子の計算書であり、この利子は特定の時期におい
て債券から切り離し更に別個に買い戻すことができる。
【0136】 “クーポン付債券”は、利子の支払いを付加した債券であり、この利子は支払
いを受けるために特定の時期において切り話されさらに別個に買い戻すことがで
きる。若し、6%のクーポンを支払う10年ものの債券が額面100ドルであれ
ば、債券が発行された時その債券を購入する人物は1年から9年に渡って年末に
6ドル受け取り、その債券が完済した10年目の年末に106ドル受け取る。
いを受けるために特定の時期において切り話されさらに別個に買い戻すことがで
きる。若し、6%のクーポンを支払う10年ものの債券が額面100ドルであれ
ば、債券が発行された時その債券を購入する人物は1年から9年に渡って年末に
6ドル受け取り、その債券が完済した10年目の年末に106ドル受け取る。
【0137】 “カバレッジ”は一般に、販売員が顧客と過ごした時間の長さ/量に関係する
。 “スワップ・イールド・カーブ間のカバレッジ”は、スワップカーブを定義す
るための基準点、またはその反対、として使用される関連債券の十分な数を示す
。
。 “スワップ・イールド・カーブ間のカバレッジ”は、スワップカーブを定義す
るための基準点、またはその反対、として使用される関連債券の十分な数を示す
。
【0138】 “ドイツマルク(DM)”またはジャーマンマルクはドイツの貨幣単位である
。 “ディスカウント・ファクター”は、1個またはそれ以上のキャッシュフロー
の現在の価値を決定するために使用されるゼロクーポン・カーブから得られる数
値である。この結果、ディスカウント・ファクターdj は、将来の時間iにおい
て受け取る1ドルの現在価値である。
。 “ディスカウント・ファクター”は、1個またはそれ以上のキャッシュフロー
の現在の価値を決定するために使用されるゼロクーポン・カーブから得られる数
値である。この結果、ディスカウント・ファクターdj は、将来の時間iにおい
て受け取る1ドルの現在価値である。
【0139】 “ディスカウント・レート”は、将来のキャッシュフローの現在価値を計算す
るために使用されるレートである。通常、ディスカウント・レートは、例えば割
引短期国債の様な、少なくとも比較的リスクフリーの投資において得ることがで
きる利子を説明する。 “実行日”は、当事者が先物契約を現金決済するために前もって同意した日時
である。
るために使用されるレートである。通常、ディスカウント・レートは、例えば割
引短期国債の様な、少なくとも比較的リスクフリーの投資において得ることがで
きる利子を説明する。 “実行日”は、当事者が先物契約を現金決済するために前もって同意した日時
である。
【0140】 “均衡ゼロ・レート”は、イールド・カーブ対する買い注文と依頼された呼び
値間の中間点から引き出されるゼロ・レートである。 “金利スワップのリスク加重後の等価”はIRSの量であり、ベーシス・ポイ
ントの期間またはドル価値を用いて計算され、特定の債券のリスクを相殺するに
十分な量である。
値間の中間点から引き出されるゼロ・レートである。 “金利スワップのリスク加重後の等価”はIRSの量であり、ベーシス・ポイ
ントの期間またはドル価値を用いて計算され、特定の債券のリスクを相殺するに
十分な量である。
【0141】 “ユーロエクスポージャ”はユーロ通貨における利息金利リスクの尺度である
。 “ヨーロッパ銀行間オファー・ レート”(EURIBOR)は短期金利であり
、これで銀行は国際間市場において他の銀行への資金の貸し付けに応じる。EU
RIBOR金利は、ヨーロッパにある銀行グループによって決定される。
。 “ヨーロッパ銀行間オファー・ レート”(EURIBOR)は短期金利であり
、これで銀行は国際間市場において他の銀行への資金の貸し付けに応じる。EU
RIBOR金利は、ヨーロッパにある銀行グループによって決定される。
【0142】 “取引所”は特定の資産の買い手及び売手を集めた組織である。通常、取引市
場は、参加及び取引の支配を統治する。 “比較的大きなポジションを容易にする”は、機関によってその未払いのポジ
ションの大きさを増加できるようにすることである。 “フェド・ワイアー”は、会員銀行間で資金を転送するのに使われるワイアー
である。
場は、参加及び取引の支配を統治する。 “比較的大きなポジションを容易にする”は、機関によってその未払いのポジ
ションの大きさを増加できるようにすることである。 “フェド・ワイアー”は、会員銀行間で資金を転送するのに使われるワイアー
である。
【0143】 “フォー・ バリュー”は、特定の金融手段の現在の市場のバリューを意味する
。 “先渡金利レート”は、先物の日付に対応したローン上の今日に固定された金
利である。先渡金利レートはIRSのNPVを決定するのに使われる。 “フロント月契約”は次に受け渡される契約である。
。 “先渡金利レート”は、先物の日付に対応したローン上の今日に固定された金
利である。先渡金利レートはIRSのNPVを決定するのに使われる。 “フロント月契約”は次に受け渡される契約である。
【0144】 “フロント月実効日”は次の実効日である。 “先物”は、先物の受入れ若しくは受渡しに対して、それぞれ売り買いされる
標準化された資産である。 “将来期間期限”は、まだ起こっていない日時である。 “先物契約”は、今日固定されている価格で、将来の日における資産の売り買
いの同意である。
標準化された資産である。 “将来期間期限”は、まだ起こっていない日時である。 “先物契約”は、今日固定されている価格で、将来の日における資産の売り買
いの同意である。
【0145】 “先物取引所”は、先物契約の買い手及び売手を集めた組織である。 資産の“先物価格”は、将来における受渡しに対する今日の資産の価格である
。 “グローバル・クレジット・スプレッド”は、世界的なソブレン及びノン・ ソ
ブレンのクレジット間の利回りの差を要約するのに使われる不正確な用語であり
、おそらくはTEDスプレッド(財務省証券ユーロドルスプレッド)によって最
もよく得られる。
。 “グローバル・クレジット・スプレッド”は、世界的なソブレン及びノン・ ソ
ブレンのクレジット間の利回りの差を要約するのに使われる不正確な用語であり
、おそらくはTEDスプレッド(財務省証券ユーロドルスプレッド)によって最
もよく得られる。
【0146】 “ヘッドルーム”は、未だ使われていないクレジットラインの一部である。 “ヘッジする”は、第2の資産に関連するリスクを低減するために第1の資産
を投資することである。一般的には、第1及び第2のバリューは逆比例の関係で
あり、従って第1の資産の値が減少したときは第2の資産の値が増加し、またそ
の逆も成り立つ。ヘッジの2つの側が厳密に同じ割合で変動したときが完全なヘ
ッジ結果となる。
を投資することである。一般的には、第1及び第2のバリューは逆比例の関係で
あり、従って第1の資産の値が減少したときは第2の資産の値が増加し、またそ
の逆も成り立つ。ヘッジの2つの側が厳密に同じ割合で変動したときが完全なヘ
ッジ結果となる。
【0147】 “ヘッジ・レシオ”若しくは“デルタ”は、負債の1つの単位を両賭けするた
めに必要な資産の単位数である。 “同質的データ源”は、英国銀行協会会員等のような、種々の金利をポーリン
グするために使われる、情報源である。 “IMM実効日”若しくは“IMM決済日”は、IMMにおいて取り引きされ
た実物先物に対する実効日である。IMM実効日は、IMM先物の満期後2日に
発生する。
めに必要な資産の単位数である。 “同質的データ源”は、英国銀行協会会員等のような、種々の金利をポーリン
グするために使われる、情報源である。 “IMM実効日”若しくは“IMM決済日”は、IMMにおいて取り引きされ
た実物先物に対する実効日である。IMM実効日は、IMM先物の満期後2日に
発生する。
【0148】 “インプライド・ゼロ・カーブ”は、クーポン若しくはスワップカーブから得
られるゼロクーポンである。 “国際通貨市場”(IMM)は、シカゴマーカンタイル取引所内の経済先物市
場である。 “ディーラー間ブローカー”は、買い手を売手に引き合わせる主体である。デ
ィーラー間ブローカーはリスクを負わない。
られるゼロクーポンである。 “国際通貨市場”(IMM)は、シカゴマーカンタイル取引所内の経済先物市
場である。 “ディーラー間ブローカー”は、買い手を売手に引き合わせる主体である。デ
ィーラー間ブローカーはリスクを負わない。
【0149】 “ISDAベンチマーク・スワップ・レート価格付”は、国際スワップディー
ラー協会によって決定される、種々の期間に対するフォワード金利の設定である
。 “ノット・ポイント”は、イールドカーブ上における2、5、10等の年ポイ
ントのようなキーポイントである。
ラー協会によって決定される、種々の期間に対するフォワード金利の設定である
。 “ノット・ポイント”は、イールドカーブ上における2、5、10等の年ポイ
ントのようなキーポイントである。
【0150】 “ロンドン銀行間オファー・ レート”(LIBOR)は短期金利であり、これ
で銀行は国際銀行市場において他の銀行への資金の貸し付けに応じる。LIBO
R金利は、ロンドンにある銀行グループによって決定される。 “自動繰越し契約の買建て”は、主体が自動繰越し先物との契約を占有するポ
ジションである。
で銀行は国際銀行市場において他の銀行への資金の貸し付けに応じる。LIBO
R金利は、ロンドンにある銀行グループによって決定される。 “自動繰越し契約の買建て”は、主体が自動繰越し先物との契約を占有するポ
ジションである。
【0151】 “買建てポジション”は、売られたポジションとは反対である、買い入れられ
たポジションである。 “マクロ信用ショック”は、国際経済に影響を及ぼすには十分に大きい信用シ
ョックであり、例えば、1998年8月17日に起きたロシアの政府負債の債務
不履行によるショックである。
たポジションである。 “マクロ信用ショック”は、国際経済に影響を及ぼすには十分に大きい信用シ
ョックであり、例えば、1998年8月17日に起きたロシアの政府負債の債務
不履行によるショックである。
【0152】 “証拠金”は、ディーラーが利益を維持するための手付金として交換取引に必
要な通貨量である。 “証拠金業務”は、交換取引で最低限の証拠金を維持する業務である。例えば
、第1のディーラー2の通貨量が、証拠金業務が生じる以前の期間から10,0
00ドルだけ減少した場合、ディーラー2は10,000ドルの取引を監督する
主体に支払う。ほとんどの先物契約に対して、契約は値洗いされるので、取引を
閉じた後、毎日証拠金業務を行う。
要な通貨量である。 “証拠金業務”は、交換取引で最低限の証拠金を維持する業務である。例えば
、第1のディーラー2の通貨量が、証拠金業務が生じる以前の期間から10,0
00ドルだけ減少した場合、ディーラー2は10,000ドルの取引を監督する
主体に支払う。ほとんどの先物契約に対して、契約は値洗いされるので、取引を
閉じた後、毎日証拠金業務を行う。
【0153】 “値洗い”は、毎日の終わりに契約上の利益及び損失を計算し、取引所とディ
ーラーとの間をセットアップする業務である。全てでない場合、多くの先物契約
は値洗いされる。値洗いすることはまた日決清算とも呼ばれる。 “満期”は、債券終結によって現れる債務の日時、すなわち、借り手が貸し手
に最後の支払いをする時期である。例えば今日発行された10年債権は今日から
10年で満期である。
ーラーとの間をセットアップする業務である。全てでない場合、多くの先物契約
は値洗いされる。値洗いすることはまた日決清算とも呼ばれる。 “満期”は、債券終結によって現れる債務の日時、すなわち、借り手が貸し手
に最後の支払いをする時期である。例えば今日発行された10年債権は今日から
10年で満期である。
【0154】 “中期銀行間レート”は、中期(2〜7年)負債金融手段におけるAA銀行に
よって請求される金利である。 投資の“正味現在価値”(NPV)は、投資から得られる全キャッシュフロー
の現在の値の合計である。 “相殺”は、財務インスティチューション間でクレジットエクスポージャをオ
フセットする行為である。相殺はまた、多重債務を満たすために必要なトランザ
クションの数を低減(可能ならば最小化)するための、当事者間の多重債務が相
互にオフセットされることによるプロセスである。例えば、図2を参照すると、
第1のディーラー2が第2のディーラー8に100ドルを借り、第3のディーラ
ー8が第1のディーラー2に100ドルを借りる場合、両方の義務は、第3のデ
ィーラー10から第2のディーラー8へ単一の支払によって相殺される。2つよ
り多い契約相手方間の相殺は、各IRSは単一であり、例えばIRS市場で透明
度に価格付けされないユニークなものであるということを理由に、現在のIRS
市場では極端に複雑である。
よって請求される金利である。 投資の“正味現在価値”(NPV)は、投資から得られる全キャッシュフロー
の現在の値の合計である。 “相殺”は、財務インスティチューション間でクレジットエクスポージャをオ
フセットする行為である。相殺はまた、多重債務を満たすために必要なトランザ
クションの数を低減(可能ならば最小化)するための、当事者間の多重債務が相
互にオフセットされることによるプロセスである。例えば、図2を参照すると、
第1のディーラー2が第2のディーラー8に100ドルを借り、第3のディーラ
ー8が第1のディーラー2に100ドルを借りる場合、両方の義務は、第3のデ
ィーラー10から第2のディーラー8へ単一の支払によって相殺される。2つよ
り多い契約相手方間の相殺は、各IRSは単一であり、例えばIRS市場で透明
度に価格付けされないユニークなものであるということを理由に、現在のIRS
市場では極端に複雑である。
【0155】 “ノン・ソブレン負債”は、主権国家の直接負債ではない負債金融手段である
。 “オフ日付”は、レポトランザクションが終結する日である。 “オン日付”は、レポトランザクションが開始する日である。 “オン・ザ・ラン債券”は、特定の満期範囲における政府の負債がもっとも最
近に発行されたことである。
。 “オフ日付”は、レポトランザクションが終結する日である。 “オン日付”は、レポトランザクションが開始する日である。 “オン・ザ・ラン債券”は、特定の満期範囲における政府の負債がもっとも最
近に発行されたことである。
【0156】 “選択権限”は、幾つかの異なる受渡可能債券のうち1つであり、通常、最安
受値受渡債券を選択する選択権限である。 “財務省証券の直接取引市場”は、公債に対する店頭市場である。 “店頭市場”(OTC)は、先物取引を含まない非公式市場である。 “固定支払”とは、通常金利スワップの一部として、固定金利を支払うことを
意味する。
受値受渡債券を選択する選択権限である。 “財務省証券の直接取引市場”は、公債に対する店頭市場である。 “店頭市場”(OTC)は、先物取引を含まない非公式市場である。 “固定支払”とは、通常金利スワップの一部として、固定金利を支払うことを
意味する。
【0157】 “現在価値”(PV)は特定の割引率に基づく、現在高の将来合計高の値であ
る。 “クオリティ・クレディト・スプレッド”は高級ボンドと関連リブリン負債商
品との間のイールド差を要約するのに使用されるあいまいな用語である。 “レポ・レート”は再購入契約の結果として貸し付けされる元金総額に適用可
能な金利である。
る。 “クオリティ・クレディト・スプレッド”は高級ボンドと関連リブリン負債商
品との間のイールド差を要約するのに使用されるあいまいな用語である。 “レポ・レート”は再購入契約の結果として貸し付けされる元金総額に適用可
能な金利である。
【0158】 “現先取引”あるいは“レポ”はある固体が別の固体に資産を売却するが、指
定された期間で、その資産を買い戻すという短期貸し付け契約である。 “リセット条件”は金利リセット間の時間の合計である。 “リバース・レポ”あるいは“逆現先取引”はある固体が別の固体から資産を
購入するが指定された期間でその資産を売り戻すという短期貸し付け契約である
。
定された期間で、その資産を買い戻すという短期貸し付け契約である。 “リセット条件”は金利リセット間の時間の合計である。 “リバース・レポ”あるいは“逆現先取引”はある固体が別の固体から資産を
購入するが指定された期間でその資産を売り戻すという短期貸し付け契約である
。
【0159】 “スワップ・ポジションに対する売り”は特定のスワップ・ポジションにおい
て、資産または他のスワップを売却することによりリスクを相殺する行為である
。 “売りポジション”は短期見越し売却を行うプロセスである。 “空売り”は投資家が所有しない資産の売却である。投資家は後日短期で売却
された資産の同一額を購入する義務を負う。
て、資産または他のスワップを売却することによりリスクを相殺する行為である
。 “売りポジション”は短期見越し売却を行うプロセスである。 “空売り”は投資家が所有しない資産の売却である。投資家は後日短期で売却
された資産の同一額を購入する義務を負う。
【0160】 “売建て”は売却の時点で所有していない資産を売却する行為である。 “スキップ日”は取引日に続く2営業日である決済日のことである。 “スポット価格”あるいは“現存価格”は直渡しの資産価格である。 “行使価格”はオプションが行使されうる価格である。 “スタブ計算”はIRSについて、それぞれ最初のあるいは最後のIMM日付
の前あるいは後のいずれかの期間に関係する金利計算である。
の前あるいは後のいずれかの期間に関係する金利計算である。
【0161】 “信用保証”は特定の資産あるいは公共施設の信用状態を増すために記載され
た保証証書である。 “スワップブック”は特定のスワップ・ディーラーの組合わされたスワップ・
ポジションである。 “スワップ・ディーラー”は通常、IRSの“価格決定者”である世界的銀行
である。
た保証証書である。 “スワップブック”は特定のスワップ・ディーラーの組合わされたスワップ・
ポジションである。 “スワップ・ディーラー”は通常、IRSの“価格決定者”である世界的銀行
である。
【0162】 “3ヶ月物LIBORレート”は3ヶ月貸し付けのLIBORレートである。
IRSの契約相手方が3ヶ月物LIBORレートに基づいて浮動性金利を支払う
場合、その契約相手方は3ヶ月ごとに金利支払いを行い、その額は概念的金額に
その時点の3ヶ月LIBORレートを掛け算することにより決定される。 “東京銀行間オッファ・レート(TIBOR)”は銀行間マーケットで他の銀
行に資金を貸し付けようとする短期金利である。TIBORは日本の東京に位置
している銀行グループによって決定される。
IRSの契約相手方が3ヶ月物LIBORレートに基づいて浮動性金利を支払う
場合、その契約相手方は3ヶ月ごとに金利支払いを行い、その額は概念的金額に
その時点の3ヶ月LIBORレートを掛け算することにより決定される。 “東京銀行間オッファ・レート(TIBOR)”は銀行間マーケットで他の銀
行に資金を貸し付けようとする短期金利である。TIBORは日本の東京に位置
している銀行グループによって決定される。
【0163】 “トレーディング・デスク”は売買人が情報を送受信して取引を実行する場所
である。 “透明な”価格は標準化された条件とすべての状況に一般に適用できる単一の
価格モデルから得られる価格を示す。従来、IRSは、IRSの各々が2つの契
約相手先間の特定の契約の独自の結果であるので、透明な価格は持っていない。
である。 “透明な”価格は標準化された条件とすべての状況に一般に適用できる単一の
価格モデルから得られる価格を示す。従来、IRSは、IRSの各々が2つの契
約相手先間の特定の契約の独自の結果であるので、透明な価格は持っていない。
【0164】 “財務省証券”は米国政府により発行される債券である。“財務省手形”は1
年以内に完成し、“財務省中期証券”は1年から10年以下までに完成し、“財
務省債券”は完成に10年以上を要する。 “財務省証券発生金利”は財務省債券の期間あたり発生金利である。 “財務省証券ヘッジ”は他の証券の金利リスクを相殺するために財務省証券を
利用することである。
年以内に完成し、“財務省中期証券”は1年から10年以下までに完成し、“財
務省債券”は完成に10年以上を要する。 “財務省証券発生金利”は財務省債券の期間あたり発生金利である。 “財務省証券ヘッジ”は他の証券の金利リスクを相殺するために財務省証券を
利用することである。
【0165】 “イールド”はその利益を得るためになされた投資のパーセントとして表わさ
れる利益である。年に100ドルの投資が106ドルとなれば、年度イールドは
6%である。 “イールドカーブ”は将来の金利と時間との間の関係である。政府証券と同じ
特性を示す証券の利子イールドを示すグラフは額面クーポンイールドカーブとし
て知られている。米国財務省証券イールドカーブは額面クーポンイールドカーブ
の一例である。
れる利益である。年に100ドルの投資が106ドルとなれば、年度イールドは
6%である。 “イールドカーブ”は将来の金利と時間との間の関係である。政府証券と同じ
特性を示す証券の利子イールドを示すグラフは額面クーポンイールドカーブとし
て知られている。米国財務省証券イールドカーブは額面クーポンイールドカーブ
の一例である。
【0166】 “イールドスプレッド”は2つの固定収入商品間のイールドの差である。 “ゼロ・クーポン債券”は周期的間隔で利子を支払わない。むしろそれは平価
(額面)価格からの割引で発行され、額面で買戻される。例えば、60ドルの価
格で、利子の支払いはないが、20年で100ドルで買い戻しできる債券がゼロ
・クーポン債券である。
(額面)価格からの割引で発行され、額面で買戻される。例えば、60ドルの価
格で、利子の支払いはないが、20年で100ドルで買い戻しできる債券がゼロ
・クーポン債券である。
【0167】 “ゼロ・クーポン・ディスカウント・ファクター”はゼロ・クーポン債券の割
引ファクターである。 “ゼロ・クーポン・レート”はゼロ・クーポン債券のイールドである。すべて
のクーポン債券はクーポン債券に等しいNPVを有するゼロ・クーポン債券のイ
ールドに等しい等価なゼロ・クーポン・レートを持っている。
引ファクターである。 “ゼロ・クーポン・レート”はゼロ・クーポン債券のイールドである。すべて
のクーポン債券はクーポン債券に等しいNPVを有するゼロ・クーポン債券のイ
ールドに等しい等価なゼロ・クーポン・レートを持っている。
【0168】 “ゼロ・クーポン・イールドカーブ”あるいは“ゼロ・クーポン・カーブ”は
完成範囲にわたるゼロ・クーポン債券の内部収益率のグラフあるいは関係である
。 “ゼロ・レート”はゼロ・クーポン・レートであり、通常額面クーポンカーブ
から得られ、ディスカウントファクターを決定するのに使用される。
完成範囲にわたるゼロ・クーポン債券の内部収益率のグラフあるいは関係である
。 “ゼロ・レート”はゼロ・クーポン・レートであり、通常額面クーポンカーブ
から得られ、ディスカウントファクターを決定するのに使用される。
【0169】
【表4】
【0170】
【表5】
【図1】 第1ディーラーと第2ディーラー間の従来のIRS取引を説明するブロック図
である。
である。
【図2】 本発明により価格付けされる契約取引のための、交換ベースの取引システムを
説明するブロック図である。
説明するブロック図である。
【図3】 本発明により価格付けされる契約取引のための、店頭(OTC)取引システム
を説明するブロック図である。
を説明するブロック図である。
【図4A】 金利スワップに基づく価格感度を直し透明に価格付けされたプライシング・モ
デルを記載したフローチャートである。
デルを記載したフローチャートである。
【図4B】 典型的な金利スワップカーブのグラフである。
【図5A】 図4Aのプライシング・モデルにより価格付けされた現金決済契約の取引及び
処理を示すフローチャートである。
処理を示すフローチャートである。
【図5B】 図5Aに類似する契約の取引処理を示すフローチャートであるが、次の実効日
に先んじて当事者の地位を自動的に繰越す自動繰越しの特徴を示している。
に先んじて当事者の地位を自動的に繰越す自動繰越しの特徴を示している。
【図6】 図4Aのプライシング・モデルにより価格付けされた契約取引のオプション取
引及び処理を示すフローチャートである。
引及び処理を示すフローチャートである。
【図7】 図7は、本発明の教唆に従ってプログラムされる汎用コンピュータ100のブ
ロック図である。
ロック図である。
【図8】 標準スプレッドシート・プログラムにより本発明がどのように実現されるかを
示すスプレッドシート・スクリーンのイメージを示す図である。
示すスプレッドシート・スクリーンのイメージを示す図である。
【図9】 標準化されたスプレッドシート・プログラムにより本発明がどのように実現さ
れるかを示すスプレッドシート・スクリーンのイメージを示す図である。
れるかを示すスプレッドシート・スクリーンのイメージを示す図である。
【図10A】 標準化されたスプレッドシート・プログラムにより本発明がどのように実現さ
れるかを示すスプレッドシート・スクリーンのイメージを示す図である。
れるかを示すスプレッドシート・スクリーンのイメージを示す図である。
【図10B】 標準化されたスプレッドシート・プログラムにより本発明がどのように実現さ
れるかを示すスプレッドシート・スクリーンのイメージを示す図である。
れるかを示すスプレッドシート・スクリーンのイメージを示す図である。
【図11】 図11A〜図11Dの対応を示す図である。
【図11A】 標準化されたスプレッドシート・プログラムにより本発明がどのように実現さ
れるかを示すスプレッドシート・スクリーン34のイメージを示す図である。
れるかを示すスプレッドシート・スクリーン34のイメージを示す図である。
【図11B】 標準化されたスプレッドシート・プログラムにより本発明がどのように実現さ
れるかを示すスプレッドシート・スクリーン34のイメージを示す図である。
れるかを示すスプレッドシート・スクリーン34のイメージを示す図である。
【図11C】 標準化されたスプレッドシート・プログラムにより本発明がどのように実現さ
れるかを示すスプレッドシート・スクリーン34のイメージを示す図である。
れるかを示すスプレッドシート・スクリーン34のイメージを示す図である。
【図11D】 標準化されたスプレッドシート・プログラムにより本発明がどのように実現さ
れるかを示すスプレッドシート・スクリーン34のイメージを示す図である。
れるかを示すスプレッドシート・スクリーン34のイメージを示す図である。
【手続補正書】
【提出日】平成12年9月13日(2000.9.13)
【手続補正2】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】全図
【補正方法】変更
【補正内容】
【図1】
【図2】
【図3】
【図4A】
【図4B】
【図5A】
【図5B】
【図6】
【図7】
【図8】
【図9】
【図10A】
【図10B】
【図11】
【図11A】
【図11B】
【図11C】
【図11D】
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (31)優先権主張番号 60/104,400 (32)優先日 平成10年10月15日(1998.10.15) (33)優先権主張国 米国(US) (31)優先権主張番号 09/209,746 (32)優先日 平成10年12月11日(1998.12.11) (33)優先権主張国 米国(US) (81)指定国 EP(AT,BE,CH,CY, DE,DK,ES,FI,FR,GB,GR,IE,I T,LU,MC,NL,PT,SE),OA(BF,BJ ,CF,CG,CI,CM,GA,GN,GW,ML, MR,NE,SN,TD,TG),AP(GH,GM,K E,LS,MW,SD,SZ,UG,ZW),EA(AM ,AZ,BY,KG,KZ,MD,RU,TJ,TM) ,AL,AM,AT,AU,AZ,BA,BB,BG, BR,BY,CA,CH,CN,CU,CZ,DE,D K,EE,ES,FI,GB,GD,GE,GH,GM ,HR,HU,ID,IL,IN,IS,JP,KE, KG,KP,KR,KZ,LC,LK,LR,LS,L T,LU,LV,MD,MG,MK,MN,MW,MX ,NO,NZ,PL,PT,RO,RU,SD,SE, SG,SI,SK,SL,TJ,TM,TR,TT,U A,UG,UZ,VN,YU,ZW (72)発明者 モスラー,ウォーレン ビー. アメリカ合衆国,フロリダ 33455,ホー ブ サウンド,サウス ビーチ ドライブ 483 (72)発明者 マコーリー,ウィリアム ピー. アメリカ合衆国,フロリダ 33483,デル レイビーチ,ノース オーシャン ブール バード 777 (72)発明者 シャーマン,ジェームズ エム. アメリカ合衆国,フロリダ 33483,デル レイビーチ,ベネチアン ドライブ 115 エー
Claims (85)
- 【請求項1】 コンピュータによって実現される取引方法において、 契約の結果として売手から買手に支払義務が負わされた金額の買手への支払を
保証し且つ契約の結果として買手から売手へ支払義務が負わされた金額の売手へ
の支払を保証する取引所を介して、第一の実効日に契約価格に基づいて契約を清
算する義務を買手及び売手に課す標準化された契約を取引し、 予め選択されたスワップ・レート情報源から得られる金利スワップカーブによ
ってディスカウントされた予め選択された想定上のキャッシュフローに基づいて
契約価格を決定する、ステップを有する。 - 【請求項2】 更に、LIBOR、EURIBOR及びTIBORから構成
されるグループから選択される変動レート指数から、スワップ・レート情報源を
選択する請求項1に記載の方法。 - 【請求項3】 前記取引所は先物取引所であって、 前記取引ステップは、取引所取引システムでの先物取引所を介して契約を取引
するステップを有する請求項1に記載の方法。 - 【請求項4】 前記取引所は清算エージェントであって、 前記取引ステップは、店頭取引システムにおける清算エージェントを介して契
約を取引するステップを有する請求項1に記載の方法。 - 【請求項5】 前記取引ステップは、 買手と取引所との間の取引データ及び売手と取引所との間の取引データをコン
ピュータ・ネットワーク・システムを介して送信するステップを有し、前記取引
データは契約に関する情報を含む、請求項1に記載の方法。 - 【請求項6】 前記コンピュータ・ネットワーク・システムは、広域ネット
ワークであって、 前記送信ステップは、買手と取引所との間の取引データ及び売手と取引所との
間の取引データを広域ネットワークを介して送信するステップを有し、前記取引
データは契約に関する情報を含む、請求項5に記載の方法。 - 【請求項7】 前記広域ネットワークは、インターネットであり、 前記送信ステップは、買手と取引所との間の取引データ及び売手と取引所との
間の取引データをインターネットを介して送信するステップを有し、前記取引日
付は契約に関する情報を含む、請求項5に記載の方法。 - 【請求項8】 更に、第一の実効日後、前記契約を、買手及び売手に契約価
格に基づいて契約を清算する義務を課す第二の実効日に自動的に繰り越すステッ
プを有する。 - 【請求項9】 前記決定ステップは、 予め選択された想定キャッシュフローが抽出された予め選択された政府債券に
基づいて前記契約価格を決定するステップを有し、前記政府債券は固定クーポン
レート及び想定キャッシュフローを提供する額面を有する、請求項1に記載の方
法。 - 【請求項10】 前記決定ステップは、 金利スワップカーブに基づいてゼロクーポンカーブを生成し、 ゼロクーポンカーブに基づいて、個々の前記想定キャッシュフローが発生した
期間に対応するディスカウント・ファクターを生成し、 ディスカウント・ファクターを個々の対応する想定キャッシュフローで乗算す
るステップを有する請求項1に記載の方法。 - 【請求項11】 前記決定ステップは、第一の実効日における契約価格を決
定するステップを有し、 前記方法は、更に、第一の実効日に決定された契約価格に基づいて第一の実効
日に契約を清算するステップを有する請求項1に記載の方法。 - 【請求項12】 前記決定ステップは、取引終了時における日毎の契約価格
を決定するステップを有し、 前記方法は、更に、取引終了時において決定された契約価格に基づいて日毎に
清算するステップを有する請求項1に記載の方法。 - 【請求項13】 契約の結果として売手から買い手に支払い義務が負わされ
た金額の買い手への支払いを保証しかつ契約の結果として買い手から売手に支払
い義務が負わされた金額の売手への支払いを保証する取引所を介して、第一の実
効日に契約価格に基づいて清算する義務を買い手及び売手に課す標準化された契
約を取引する段階と、 予め選択された価格モデルに基づいて契約価格を決定する段階と、 前記第一の実効日後において、前記買い手及び売手が第二の実効日に契約価格
に基づいて清算する義務を課された第二の実効日へ前記契約を自動的に繰り越す
段階とを備えたコンピュータによって実現される取引方法。 - 【請求項14】 前記第二の実効日後において、前記買い手及び売手が第三
の実効日に契約価格に基づいて清算する義務を課された第三の実効日へ前記契約
を自動的に繰り越す段階と、 前記第三の実効日後において、前記買い手及び売手が第四の実効日に契約価格
に基づいて清算する義務を課された第四の実効日へ前記契約を自動的に繰り越す
段階とをさらに備え、前記第一の実効日、前記第二の実効日、前記第三の実効日
及び前記第四の実効日が、対応の四季の間に一年以内に行われる請求項13に記
載の方法。 - 【請求項15】 前記取引所は先物取引所であり、前記取引段階は、取引所
取引システムにおいて先物取引所を介して前記契約を取引する段階をさらに備え
た請求項13に記載の方法。 - 【請求項16】 前記取引所は清算エージェントであり、前記取引段階は、
店頭市場取引システムにおいて前記清算エージェントを介して前記契約を取引す
る段階を備えた請求項13に記載の方法。 - 【請求項17】 前記取引段階は、ネットワークコンピュータのシステムを
介して、前記買い手と前記取引所の間及び前記売手と前記取引所の間で取引デー
タを伝達する段階を備えた請求項13に記載の方法。 - 【請求項18】 前記ネットワークコンピュータのシステムは、広域ネット
ワークであり、前記伝達段階は、前記広域ネットワークを介して、前記買い手と
前記取引所の間及び前記売手と前記取引所の間で取引データを伝達する段階を備
えた請求項17に記載の方法。 - 【請求項19】 前記広域ネットワークはインターネットであり、前記伝達
段階は、前記買い手と前記取引所の間及び前記売手と前記取引所の間で、前記契
約に関する情報を含んだ取引データを伝達する段階を備えた請求項18に記載の
方法。 - 【請求項20】 前記決定段階は、予め選択されたスワップレート情報源か
ら得られる金利スワップカーブによって割り引かれた予め選択された想定上のキ
ャッシュフローに基づいて契約価格を決定する段階を備えた請求項13に記載の
方法。 - 【請求項21】 前記予め選択された想定上のキャッシュフローに基づいて
契約価格を決定する段階は、 前記予め選択された想定上のキャッシュフローが導出され、かつ想定上のキャ
ッシュフローを付与する固定クーポンレート及び額面価額を有する、予め選択さ
れた政府債券に基づいて契約価格を決定する段階を備えた請求項20に記載の方
法。 - 【請求項22】 前記決定段階は、前記金利スワップカーブに基づいてゼロ
クーポンカーブを生成する段階と、 前記ゼロクーポンカーブに基づいて、前記想定上のキャッシュフローの各々が
行われる期間に対応するディスカウントファクタを生成する段階と、 前記ディスカウントファクタと各対応の想定上のキャッシュフローを乗じる段
階とを備えた請求項20に記載の方法。 - 【請求項23】 前記決定段階は、前記第一の実効日において契約価格を決
定する段階を備え、前記方法は、 前記第一の実効日において決定された契約価格に基づいて前記契約を前記第一
の実効日に清算する段階をさらに備えた請求項13に記載の方法。 - 【請求項24】 前記決定段階は、取引終了において契約価格を日次決定す
る段階をさらに備え、前記方法は、 取引終了において決定された価格に基づいて日次清算する段階をさらに具備す
る請求項13に記載の方法。 - 【請求項25】 契約の結果として売手から買い手に支払い義務が負わされ
た金額の買い手への支払いを保証し、契約の結果として買い手から売手に支払い
義務を負わされた金額の売手への支払いを保証する取引所を介して、第一の実効
日に契約価格に基づいて、買い手及び売手が契約を清算する義務を課された、特
定の日まで特定の行使価格で標準化された契約を取引するオプションを取引する
段階と、 予め選択されたスワップレート情報源から得られる金利スワップカーブによっ
て割り引かれた予め選択された想定上のキャッシュフローに基づいて契約価格を
決定する段階と、 前記決定された契約価格と前記特定の行使価格の差に基づいてオプションを清
算する段階とを備えたコンピュータによって実現される取引方法。 - 【請求項26】 取引のためのコンピュータによる実行システムにおいて、
このシステムが、 契約の結果として売り手から買い手に支払い義務が負わされた買い手に対する
任意の支払い金額を保証し、及び契約の結果として買い手から売り手に支払い義
務が負わされた売り手に対する任意の支払い金額を保証する取引所により、第1
の実効日に契約価格に基づいて買い手及び売り手に契約を清算させる義務を課す
標準化された契約の取引をするための手段と、 予め選択されたスワップレート情報源により決定される金利スワップカーブに
より割り引かれた予め選択された想定上のキャッシュフローに基づいて契約価格
を決定するための手段と、 を具備する取引のためのコンピュータによる実行システム。 - 【請求項27】 LIBOR、EURIBOUR及びTIBORにより構成
されるグループから選択される変動レート指数(index)からスワップレー
ト情報源を受け取るための手段を更に具備する請求項26に記載のシステム。 - 【請求項28】 取引所が先物取引所であり、取引のための手段が、取引所
取引システムにおいて先物取引所を介して契約を取引するための手段を具備する
請求項26に記載のシステム。 - 【請求項29】 取引所が清算エージェントであり、取引のための手段が店
頭取引の取引システムにおいて清算エイジェントを介して取引の契約をするため
の手段を具備する請求項26に記載のシステム。 - 【請求項30】 取引のための手段が、ネットワーク化されたコンピュータ
のシステムを介して買い手と取引所の間、及び売り手と取引所の間で、取引デー
タを伝達するための手段を具備しており、該取引データが契約に関係する情報を
含む請求項26に記載のシステム。 - 【請求項31】 ネットワーク化されたコンピュータの該システムが広域ネ
ットワークであり、ネットワーク化されたコンピュータシステムを介して取引デ
ータを伝達するための手段が、 広域ネットワークを介して買い手と取引所の間、及び売り手と取引所の間で、
取引データを伝達するための手段を具備しており、該取引データが契約に関係す
る情報を含む 請求項30に記載の方法。 - 【請求項32】 該広域ネットワークがインターネットであり、広域ネット
ワークを介して取引データを伝達するための手段が、 インターネットを介して買い手と取引所の間、及び売り手と取引所の間で、取
引データを伝達するための手段を具備しており、該取引データが契約に関係する
情報を含む 請求項31に記載のシステム。 - 【請求項33】 第1の実効日の後で、該買い手及び売り手が第2の実効日
における契約価格に基づいて清算する義務がある第2の実効日に、自動的に契約
を繰り越すための手段を更に具備する請求項26に記載のシステム。 - 【請求項34】 前記決定手段が、予め選択された想定キャッシュフローが
導き出される予め選択された政府債券に基づいた契約価格を決定する手段を有し
ていて、前記政府債券が想定キャッシュフローを導出する固定クーポンレートと
券面額とを有している、請求項26に記載のシステム。 - 【請求項35】 前記決定手段が、 金利スワップカーブに基づくゼロクーポンカーブを生成する手段と、 前記ゼロクーポンカーブに基づく、前記想定キャッシュフローの各々が発生す
る時間に対応しているディスカウントファクターを生成する手段と、 前記ディスカウントファクターに、対応する各想定キャッシュフローを掛ける
手段と、 を有する請求項26に記載のシステム。 - 【請求項36】 前記決定手段が、第一の実効日に契約価格を決定する手段
を有し、前記システムが更に、第一の実効日に決定された契約価格に基づいて第
一の実効日に契約を清算する手段を有する、請求項26に記載のシステム。 - 【請求項37】 前記決定手段が、取引終了時に毎日、契約価格を決定する
手段を有し、前記システムが更に、取引終了時に決定された価格に基づいて毎日
清算する手段を有する、請求項26に記載のシステム。 - 【請求項38】 取引のためのコンピュータ実行システムであって、 契約の結果として売手から買い手に支払い義務が負わされた金額の買い手への
支払いを保証し、契約の結果として買い手から売手に支払い義務が負わされた金
額の売手への支払いを保証する取引所を介する、買い手及び売手に第一の実効日
における契約価格に基づいて清算する義務を課す標準化された契約を取引する手
段と、 予め選択された価格付けモデルに基づいて契約価格を決定する手段と、 第一の実効日後、前記買い手及び売手が第二の実効日における契約価格に基づ
いて清算する義務が課される第二の実効日まで契約を自動的に繰越すための手段
と、 を有する、取引のためのコンピュータ実行システム。 - 【請求項39】 更に、第二の実効日後、前記買い手及び売手が第三の実効
日における契約価格に基づいて清算する義務が課される第三の実効日まで契約を
自動的に繰越すための手段と、 第三の実効日後、前記買い手及び売手が第四の実効日における契約価格に基づ
いて清算する義務が課される第四の実効日まで契約を自動的に繰越すための手段
と、を有し、前記第一、第二、第三及び第四の実効日が一年以内に、対応する年
四回の間隔で存在する、請求項38に記載のシステム。 - 【請求項40】 前記取引所が先物取引所であって、前記取引のための手段
が、取引所に基づく取引システムにおいて先物取引所を介して契約を取引するた
めの手段を有する、請求項38に記載のシステム。 - 【請求項41】 前記取引所が清算エージェントであって、前記取引のため
の手段が、店頭市場取引システムにおいて清算エージェントを介して契約を取引
するための手段を有する、請求項38に記載のシステム。 - 【請求項42】 前記取引のための手段が、買い手と取引所との間、及び売
手と取引所との間の取引データをネットワークされたコンピュータのシステムを
介して伝達する手段を有し、前記取引データが前記契約に関する情報を含んでい
る、請求項38に記載のシステム。 - 【請求項43】 ネットワークされたコンピュータの前記システムが広域ネ
ットワークであって、ネットワークされたコンピュータの前記システムを介して
取引データを伝達する前記手段が、買い手と取引所との間、及び売手と取引所と
の間の取引データを前記広域ネットワークを介して伝達する手段を有し、前記取
引データが前記契約に関する情報を含んでいる、請求項17に記載のシステム。 - 【請求項44】 前記ワイドエリアネットワークがインターネットであり、
前記取引データを該ワイドエリアネットワークを介して送信する手段が、 取引データを、買い手と取引所との間、及び売り手と取引所との間でインター
ネットを介して送信する手段を具備し、該取引データが契約に関連する情報を含
んでいる、 請求項43に記載のシステム。 - 【請求項45】 前記予め選択された価格付けモデルに基づいて契約の価格
を決定する手段が、 予め選択された想定上のキャッシュフローであって、予め選択されたスワップ
レート情報源から求められる金利スワップカーブによって割り引きされる想定上
のキャッシュフローに基づいて契約の価格を決定する手段、 を具備した請求項38に記載のシステム。 - 【請求項46】 前記予め選択された想定上のキャッシュフローであって、
予め選択されたスワップレート情報源から求められる金利スワップカーブによっ
て割り引きされる想定上のキャッシュフローに基づいて契約の価格を決定する手
段が、 予め選択された政府債券に基づいて契約の価格を決定する手段を具備し、前記
予め選択された想定上のキャッシュフローは、該政府債券に起因しており、該政
府債券のクーポンレート及び券面額は一定であり、これらクーポンレート及び券
面額が想定上のキャッシュフローを提供する、 請求項45に記載のシステム。 - 【請求項47】 前記予め選択された想定上のキャッシュフローであって、
予め選択されたスワップレート情報源から求められる金利スワップカーブによっ
て割り引きされる想定上のキャッシュフローに基づいて契約の価格を決定する手
段が、 金利スワップカーブに基づいてゼロクーポンカーブを生成する手段と、 該ゼロクーポンカーブに基づいて、前記想定上のキャッシュフローが発生する
期間に対応したディスカウントファクターを生成する手段と、 これらディスカウントファクターを対応する想定上のキャッシュフローに掛け
算する手段と、 を具備した請求項45に記載のシステム。 - 【請求項48】 前記予め選択された価格付けモデルに基づいて契約の価格
を決定する手段が、 第1の実行日に契約の価格を決定する手段、 を具備し、前記システムが更に、 該第1の実行日に決定された契約の価格に基づいて該第1の実行日に契約を清
算する手段、 を具備した請求項38に記載のシステム。 - 【請求項49】 前記予め選択された価格付けモデルに基づいて契約の価格
を決定する手段が、 取引終了時に契約の価格を日次決定する手段、 を具備し、前記システムが更に、 取引終了時に決定された価格に基づいて日次清算を行う手段、 を具備した請求項38に記載のシステム。 - 【請求項50】 コンピュータで実行される取引用システムにおいて、 特定の日に特定のオプション行使価格で標準化された契約を取引するオプショ
ンを取引する手段を具備し、該契約は、取引所を通じ第1の実行日に契約の価格
に基づいて契約を清算するように、買い手及び売り手を義務付けるものであり、
該取引所は、契約の結果として売り手が買い手に対して負う一切の支払を保証し
、かつ契約の結果として買り手が売い手に対して負う一切の支払を保証するもの
であり、 前記システムが更に、 予め選択された想定上のキャッシュフローであって、予め選択されたスワップ
レート情報源から求められる金利スワップカーブによって割り引きされる想定上
のキャッシュフローに基づいて契約の価格を決定する手段と、 該決定された契約の価格と前記特定のオプション行使価格との差に基づいてオ
プションを清算する手段と、 を具備したシステム。 - 【請求項51】 コンピュータシステムで実行されるプログラム命令を含む
コンピュータで読み取り可能な媒体であって、該プログラム命令は、コンピュー
タにより実行されると、該コンピュータに契約を取引する方法の段階を実行せし
めるようになっており、該方法が、 標準化された契約を取引し、該契約は、取引所を通じ第1の実行日に契約の価
格に基づいて契約を清算するように、買い手及び売り手を義務付けるものであり
、該取引所は、契約の結果として売り手が買い手に対して負う一切の支払を保証
し、かつ契約の結果として買り手が売い手に対して負う一切の支払を保証するも
のであり、 予め選択された想定上のキャッシュフローであって、予め選択されたスワップ
レート情報源から求められる金利スワップカーブによって割り引きされる想定上
のキャッシュフローに基づいて契約の価格を決定する、 各段階を具備している、コンピュータで読み取り可能な媒体。 - 【請求項52】 LIBOR、EURIBOR、及びTIBORからなるグ
ループから選択された変動レートインデックスから、スワップレート情報源を受
け取る、 段階をコンピュータに実行させるための、コンピュータで実行可能な命令を更に
具備した請求項51に記載のコンピュータで読み取り可能な媒体。 - 【請求項53】 前記取引所が先物取引所であり、前記取引する段階が、 取引所を基本とする取引システムにおいて該先物取引所を通じ契約を取引する
、 段階を具備した請求項51に記載のコンピュータで読み取り可能な媒体。 - 【請求項54】 前記取引所が清算エージェントであり、前記取引する段階
が、 店頭取引システムにおいて該清算エージェントを通じ契約を取引する、 段階を具備した請求項51に記載のコンピュータで読み取り可能な媒体。 - 【請求項55】 前記取引する段階が、 取引データを、買い手と取引所との間、及び売り手と取引所との間でネットワ
ーク化されたコンピュータのシステムを介して送信し、該取引データが契約に関
連する情報を含んでいる、 段階を具備した請求項51に記載のコンピュータで読み取り可能な媒体。 - 【請求項56】 ネットワーク・コンピュータの前記システムが広域ネット
ワークであって、前記伝達工程が、 前記広域ネットワークを介して前記買い手と前記取引所との間、および前記売
り手と前記取引所との間において取引データを伝達する取引データ伝達工程を含
み、前記取引データが契約に関する情報を含んでいる請求項55に記載のコンピ
ュータ用判読可能媒体。 - 【請求項57】 前記広域ネットワークがインターネットであって、前記伝
達工程が、 前記インターネットを介して前記買い手と前記取引所との間、および前記売り
手と前記取引所との間において取引データを伝達する取引データ伝達工程を含み
、前記取引データが契約に関する情報を含んでいる請求項56に記載のコンピュ
ータ用判読可能媒体。 - 【請求項58】 前記コンピュータに、 第二の実効日に前記契約価格に基づいて前記買い手と売り手とが精算する義務
を課される前記第二の有効日に対する前記第一の有効日の後に、前記契約が自動
的に繰越される繰越工程を、前記コンピュータに行わせるためのプログラム命令
をさらに具備する請求項51に記載のコンピュータ用判読可能媒体。 - 【請求項59】 前記決定工程が、 予め選択された公債に基づく前記契約価格を決定する契約価格決定工程を含み
、前記公債から前記選択された想定上のキャッシュフローが導出され、前記政府
債券、前記想定上のキャッシュフローを提供する、固定されたクーポンレートと
額面価額とを有している請求項51に記載のコンピュータ用判読可能媒体。 - 【請求項60】 前記決定工程が、 金利スワップカーブに基づくゼロクーポンカーブを形成するゼロクーポンカー
ブ生成工程と、 前記想定上の各キャッシュフローが生ずる時間に対応するディスカウント・フ
ァクターを、前記ゼロクーポンカーブに基づいて形成するディスカウント・ファ
クター生成工程と、 前記ディスカウント・ファクターに、前記対応する想定上の各キャッシュフロ
ーを掛け算する掛け算工程とを含む請求項51に記載のコンピュータ用判読可能
媒体。 - 【請求項61】 前記決定工程が、 前記第一の実効日において前記契約価格を決定する契約価格決定工程を含み、 それにより、前記コンピュータ用判読可能媒体が、 前記第一の実効日に決定された前記契約価格に基づいて、前記第一の実効日に
前記契約を精算する精算工程をコンピュータに実行させるためのコンピュータ実
行可能命令をさらに具備する請求項61に記載のコンピュータ用判読可能媒体。 - 【請求項62】 前記決定工程が、 前記取引行為の閉鎖時に前記契約価格を日決決定する契約価格決定工程を含み
、 それにより、前記決定工程が、前記取引終了時に決定された前記契約価格に基
づいて日決精算する精算工程をさらに含む請求項61に記載のコンピュータ用判
読可能媒体。 - 【請求項63】 コンピュータシステム上で実行するためのプログラム命令
を含んでいて、コンピュータにより実行されるときに契約を取引するための方法
をコンピュータに実行させるコンピュータ用判読可能媒体において、前記方法が
、 売り手および買い手に第一の実効日に契約価格に基づいて精算する義務を課す
標準化された契約を、取引所を介して取引する取引工程を含み、この取引所は前
記契約の結果として前記売り手から前記買い手に支払い義務が負わされた金額の
前記買い手への支払いを保証していて、前記契約の結果として前記買い手から前
記売り手に支払い義務が負わされた金額の前記売り手への支払いを保証しており
、 さらに、 予め選択された価格モデルに基づいて前記契約価格を決定する決定工程と、 前記買い手および売り手が第二の実効日に前記契約価格に基づいて精算する義
務を課されている前記第二の実効日に対する前記第一の実効日の後に、前記契約
が自動的に繰越される繰越工程を含む、コンピュータ用判読可能媒体。 - 【請求項64】 コンピュータ用判読可能媒体において、 前記買い手および売り手が第三の実効日に前記契約価格に基づいて精算する義
務を課されている前記第三の実効日に対する前記第二の実効日の後に、前記契約
が自動的に繰越される繰越工程と、 前記買い手および売り手が第四の実効日に前記契約価格に基づいて精算する義
務を課されている前記第四の実効日に対する前記第三の実効日の後に、前記契約
が自動的に繰越される繰越工程とを含んでいて、前記第一、第二、第三および第
四の実効日が対応する年4回のインターバルにおいて一年以内に起こる、という
工程をコンピュータに実行させるコンピュータ実行可能命令をさらに具備する請
求項63に記載のコンピュータ用判読可能媒体。 - 【請求項65】 前記取引所が先物取引所であって、前記取引工程が、 取引所に基づく取引システムにおいて先物取引所を介して前記契約を取引する
契約取引工程を含む請求項63に記載のコンピュータ用判読可能媒体。 - 【請求項66】 前記取引所が精算エージェントであって、前記取引工程が
、 店頭取引システムにおいて前記精算エージェントを介して前記契約を取引する
契約取引工程を含む請求項63に記載のコンピュータ用判読可能媒体。 - 【請求項67】 前記取引工程が、 ネットワーク・コンピュータのシステムを介して、前記買い手と前記取引所と
の間、および前記売り手と前記取引所との間において取引データを伝達する取引
データ伝達工程を含み、前記取引データが前記契約に関する情報を含む請求項6
3に記載のコンピュータ用判読可能媒体。 - 【請求項68】 前記ネットワーク・コンピュータのシステムが広域ネット
ワークであって、前記伝達工程が、 前記広域ネットワークを介して、前記買い手と前記取引所との間、および前記
売り手と前記取引所との間において取引データを伝達する取引データ伝達工程を
含んでおり、前記取引データが前記契約に関する情報を含んでいる請求項67に
記載のコンピュータ用判読可能媒体。 - 【請求項69】 前記広域ネットワークがインターネットであって、前記伝
達工程が、前記インターネットを介して、前記買い手と前記取引所との間、およ
び前記売り手と前記取引所との間において取引データを伝達する取引データ伝達
工程を含んでおり、前記取引データが前記契約に関する情報を含んでいる請求項
68に記載のコンピュータ用判読可能媒体。 - 【請求項70】 前記決定工程が、 予め選択されたスワップレート情報源から得られた金利スワップカーブによっ
て割り引かれた予め選択されたキャッシュフローに基づいて前記契約価格を決定
する価格決定工程を含んでいる請求項63に記載のコンピュータ用判読可能媒体
。 - 【請求項71】 予め選択された想定上のキャッシュフローに基づいて前記
契約価格を決定する決定工程が、 予め選択された政府債券に基づいて前記契約価格を決定する価格決定工程を含
み、前記政府債券から前記予め選択された想定上のキャッシュフローが導かれ、
前記政府債券は固定されたクーポンレートとフェイスバリューとを有しており、
前記クーポンレートと前記フェイスバリューとが前記想定上のキャッシュフロー
を形成する請求項70に記載のコンピュータ用判読可能媒体。 - 【請求項72】 前記決定工程は 金利スワップ・カーブに基づいてゼロ・クーポン・カーブを発生させる工程と
、 該ゼロ・クーポン・カーブに基づいて、各想定キャッシュフローが起こる期間
に対応するディスカウント・ファクターを生成させる工程と、 該ディスカウント・ファクターにこれと対応する前記想定キャッシュフローを
掛ける工程とを具備する請求項70に記載のコンピュータ用判読可能媒体。 - 【請求項73】 前記決定工程は第一の実効日に契約価格を決定する工程を
具備し、 当該コンピュータ用判読可能媒体は、第一の実効日に決定された契約価格に基
づいて該第一の実効日における契約を清算する工程をコンピュータに遂行させる
ためのコンピュータが実行可能な命令をさらに具備する請求項63に記載のコン
ピュータ用判読可能媒体。 - 【請求項74】 前記決定工程は日毎の取引終了時に契約価格を決定する工
程を具備し、 当該コンピュータ用判読可能媒体は、取引終了時に決定された契約価格に基づ
いて日決清算する工程をコンピュータに遂行させるためのコンピュータが実行可
能な命令をさらに具備する請求項63に記載のコンピュータ用判読可能媒体。 - 【請求項75】 コンピュータシステムで実行するためのプログラム命令を
有するコンピュータ用判読可能媒体において、該プログラム命令はコンピュータ
により実行される時にコンピュータに契約を取引するための方法を実行させ、該
方法は、 明確な日時までに明確な行使価格で標準化された契約を取引するオプションを
取り引きする工程を具備し、該契約は、契約の結果として売り手から買い手に支
払い義務が負わされた金額の買い手への支払いを保証し、且つ契約の結果として
買い手から売り手に支払い義務が負わされた金額の売り手への支払いを保証する
取引所を介して、買い手および売り手に第一の実効日に契約価格に基づいて契約
を清算する義務を課し、 予め選択されたスワップレートソースから得られる金利スワップ・カーブによ
って割り引かれた予め選択された想定キャッシュフローに基づいて契約価格を決
定する工程と、 決定した契約価格と明確な行使価格との差に基づいてオプションを清算する工
程とを具備するコンピュータ用判読可能媒体。 - 【請求項76】 契約の取引の情報を保存するためのメモリであって、 契約の結果として売り手から買い手に支払い義務が負わされた金額の買い手へ
の支払いを保証し、且つ契約の結果として買い手から売り手に支払い義務が負わ
された金額の売り手への支払いを保証する取引所を介して、買い手および売り手
に第一の実効日に契約価格に基づいて契約を清算する義務を課す標準化された契
約の取引情報を保存する領域を有するデータ構造を具備し、 該取引情報を保存する領域は契約価格を保存するための領域を有し、該契約価
格は選択されたスワップレートソースから得られる金利スワップ・カーブによっ
て割り引かれた予め選択された想定キャッシュフローに基づくメモリ。 - 【請求項77】 前記取引情報を保存する領域は、 予め選択された想定キャッシュフローを保存するための領域と、 金利スワップ・カーブを保存するための領域とをさらに具備する請求項76に
記載のメモリ。 - 【請求項78】 前記金利スワップ・カーブを保存するための領域は、 LIBOR、EURIBOR、TIBORから成るグループから選択される変
動レート・指数を保存する領域をさらに具備する請求項77に記載のメモリ。 - 【請求項79】 前記取引情報を保存する領域は、 実効日を保存するための領域をさらに具備し、該実効日は、買い手および売り
手が第二の実効日における契約価格に基づいて契約を清算する義務を課される第
二の実効日に繰り越される期日を示す請求項76に記載のメモリ。 - 【請求項80】 前記予め選択された想定キャッシュフローを保存するため
の領域は、 予め選択された政府債券の想定キャッシュフローを保存するための領域を具備
し、該政府債券は該政府債券の想定キャッシュフローを提供する一定のクーポン
・レートとフェイス・バリューとを有する請求項77に記載のメモリ。 - 【請求項81】 前記取引情報を保存するための領域は、 金利スワップ・カーブに基づいてゼロ・クーポン・カーブを保存するための領
域と、 該ゼロ・クーポン・カーブに基づき且つ前記想定キャッシュフローが起こる期
間に対応するディスカウント・ファクターを保存するための領域とを具備し、前
記価格はディスカウント・ファクターとこれに対応する想定キャッシュフローと
の積により少なくとも部分的に決定される請求項76に記載のメモリ。 - 【請求項82】 前記取引情報を保存するための領域は、 第一の実効日より後の第二の実効日を保存するための領域と、 第二の実効日における契約価格の見積もりを保存するための領域とを具備する
請求項76に記載のメモリ。 - 【請求項83】 契約の取引に関する情報を記憶する記憶装置であって、 契約の結果として売手から買い手に支払い義務が負わされた金額の買い手への
支払いを保証し、契約の結果として買い手から売手に支払い義務が負わされた金
額の売手への支払いを保証する取引所を介して買い手及び売手に第一の実効日に
契約の価格に基づいて清算することを義務付ける標準化された契約に関する取引
情報を記憶するフィールドを含むデータ構造を具備し、 前記取引情報を記憶するフィールドが、 予め選択された価格モデルに基づく契約の価格を記憶するフィールドと、 買い手及び売手が第二の実効日に契約価格に基づいて清算することを義務付け
られる前記第二の実効日に契約が繰り越されるべき時を表す第一の実効日、及び
第二の実効日を記憶する対応フィールドを含む記憶装置。 - 【請求項84】 前記取引情報を記憶するフィールドが、 金利スワップカーブに基づくゼロクーポンカーブを記憶するフィールドと、 前記ゼロクーポンカーブに基づく割り引き率及び前記想定上のキャッシュフロ
ーのそれぞれが発生する時間期間を記憶するフィールドであって、前記価格が少
なくとも部分的には割り引き係数の積及び対応する想定上のキャッシュフローに
よって決定されるものを具備する請求項83に記載の記憶装置。 - 【請求項85】 契約を取引するために情報を記憶する記憶装置であって、 特定された日までに特定された行使価格で標準化された契約を取引するオプシ
ョンであって、契約の結果として売手から買い手に支払い義務が負わされた金額
の買い手への支払いを保証し、該契約は契約の結果として買い手から売手に支払
い義務が負わされた金額の売手への支払いを保証する交換取引を介して買い手と
売手に第一の実効日に契約価格に基づいて契約を清算することを義務付ける契約
を取引するオプションに関する取引情報を記憶するフィールドを含むデータ構造
を具備し、 前記取引情報を記憶するフィールドが、 予め選択されたスワップレート情報源から得られる金利スワップカーブによっ
て割り引かれた予め選択された想定上のキャッシュフローに基づく契約価格を記
憶するフィールドと、 特定された行使価格であって、該買い手に支払い義務が負わされる金額及び売
手に支払い義務が負わされる金額が行使価格と第一の実効日における契約価格の
差額に基づくものである特定された行使価格を記憶するフィールドを含む記憶装
置。
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