JP2002503770A - 抗菌剤を含有する芯・鞘ポリエステル繊維 - Google Patents

抗菌剤を含有する芯・鞘ポリエステル繊維

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Abstract

(57)【要約】 鞘は抗菌剤を含み、およびその鞘は繊維の総断面積の30パーセント未満を構成する芯・鞘ポリエステル繊維である。その抗菌剤は、繊維の相対粘度が規定された紡糸可能限界より上になるように選択され、したがって、紡糸することが可能である。本発明の繊維は、繊維摩擦を減らして、繊維に絹のような感触を付与するために、抗菌効力における損失なしに、シリコン化仕上げ剤で滑らかにされることもできる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】 (技術分野) 本発明は、抗菌特性を有する芯・鞘ポリエステル繊維に関し、さらに詳しくは
、鞘が抗菌剤を含み、そして繊維の総断面積の30%未満を構成するそのような
繊維に関する。
【0002】 (発明の背景) すべての種類の微生物は我々のまわりに存在し、そして、ある場合には、健康
的な生活を送る我々の能力を妨げる。我々の衣服に存在する微生物は、熱、湿度
、および利用できる栄養分により、その条件が好ましいので、迅速に増殖し得る
。したがって、使用者および繊維の両方を保護する抗菌活性を有する繊維を提供
すること、およびこれを経済的に行うことが非常に所望されている。本明細書中
では便宜のため、「抗菌性」という表現は、抗細菌性、抗カビ性、および他のそ
のような活性を含むために一般的に使用される。
【0003】 専有の抗菌性アクリルおよびアセテート繊維は、現在市販されている。しかし
ながら、ポリエステル繊維は、何年もの間にわたり最も多量に製造され、そして
使用されている合成繊維であるため、現存する市販のアクリルおよびアセテート
抗菌性繊維より改良されたポリエステル抗菌性繊維を有することが所望される。
繊維の表面上または付近の抗菌剤だけが、その抗菌効果に貢献するので、繊維の
周辺表面近くにできるだけ多くの抗菌剤を提供することが熟考の上所望されてい
る。したがって、抗菌剤が複合芯・鞘繊維の鞘に配置される抗菌性ポリエステル
繊維を提供することが所望され、それは鞘が繊維の表面近くに配置されるからで
ある。さらに、抗菌剤は相対的に高価であるため、できるだけ少量の剤を使用す
ることが所望される。したがって、できるだけ小さい鞘を製造することが所望さ
れる。複合抗菌性ポリエステル繊維は、以下に関連づけられる、先行技術におい
て何度も提案されているが、知るかぎりにおいて、満足なポリエステル複合抗菌
性繊維は市販されていない。
【0004】 抗菌効果を有することが長らく知られている金属イオンを、ポリマーに埋め込
んで、繊維において抗菌活性を付与することに多くの努力が向けられている。特
にこの努力は、ポリマーに金属含有ゼオライトを混合することに向けられている
。例えば、Jacobsonらは、米国特許第5,180,585号(1993
)、同第5,503,840号(1996)、および同第5,595,750号
(1997)において、ゼオライトを含有する抗菌性組成物の使用を開示する。
しかしながら、Jacobsonは、例えば、ゼオライトによって経験したよう
に金属高充填に関連する退色の問題を認識し、そして代わりに、特にポリマーマ
トリックスに混合したときにこの問題を発見しない抗菌性組成物を提案している
【0005】 さらに、芯・鞘繊維におけるゼオライトの使用が知られている。Hagiwa
raらは、米国特許第4,525,410号(1985)において、ポリエステ
ル繊維を含む芯・鞘複合繊維のような混合繊維集合体における充填および固定金
属ゼオライトを開示する(第5欄第50行以下を参照されたい)。日本国特開昭
62−195038号(1987年、Kanebo他)は、親水性物質およびポ
リエステルからポリエステル成形製品を製造して金属ゼオライト粒子を固定し、
そして複合芯・鞘繊維を紡糸することを提案した。Hagiwaraらの米国特
許第4,775,585号(1988)は、芯・鞘構造を有する繊維を含む(第
9欄第3〜6行を参照されたい)、およびポリエチレンテレフタレートの複合糸
を含む(第14欄における実施例2を参照されたい)ポリマー物品中のゼオライ
ト粒子のイオン交換部位における殺菌性金属イオンを開示した。Andoらは、
米国特許第5,064,599号(1991)において、ポリエステル成分を含
む複合繊維の低溶融成分におけるそのような部位にそのようなイオンを含んだ(
実施例1および2を参照されたい)。Nippon Esterの日本国特開平
8(1996)−120524号は、中空の芯のポリエステルに昇華性殺虫剤を
、そして鞘のポリエステルにゼオライトを有する中空の芯・鞘ポリエステル繊維
を示した。Nakamura Kenjiの日本国特開平9−87928号(1
997)も、鞘に金属ゼオライトを有する芯・鞘ポリエステル繊維を提案した。
しかしながら、あるゼオライトの使用は、許容できないポリマーおよび繊維の劣
化を招くことがあることが見出されている。例えば、ゼオライトは水を吸収また
は放出する能力を有し、したがって、水で容易に加水分解するポリエステル繊維
の特性を劣化させることを開示するSun−Kyung Industry(L
td.)の韓国公開番号第92−6382号(1992)(以下、当該韓国刊行
物と称す)を参照されたい。
【0006】 上述された特許または刊行物のいずれも、繊維の総断面積の相対的に低い百分
率を占める鞘を開示していない。事実、当該韓国刊行物は、良好な加工性および
物理的特性を得るために、繊維の断面積の30%未満に鞘の量を減少させないこ
とが適切であることを開示する。特に当該韓国刊行物は、鞘が繊維の断面積の3
0%未満であるならば、その芯は一方向に移動し、そして繊維表面から突き出て
その繊維の抗菌効果を下げることもあると論じている。さらに、鞘が総繊維断面
積の70%より大きく占めるとき、紡糸の間にその繊維の中心に芯要素を配置す
ることが困難であり、したがって、その繊維の抗菌特性はそれ以上に改良され得
ない。この警告はTeijinにより日本国特開平6(1994)−228,8
23号および同特開平7(1995)−54208号において確認され、すなわ
ち、鞘−芯重量比は30/70から70/30であるべきであり、そうでなけれ
ば鞘要素は壊れる傾向であり、そして紡糸生産性が降下するであろう。したがっ
て、Teijinは、特に45/55から55/45の鞘−芯比を好んだ。
【0007】 さらに、抗菌剤がゼオライトの親水性により抗菌特性を付与するとき、繊維上
の疎水性滑り剤(slickener)の使用は排除される。したがって、上述された特 許または刊行物のいずれもが、抗菌剤が繊維に埋め込まれるように、繊維製造の
間に抗菌剤をポリマーに添加する場合に、抗菌剤とともに滑り剤を使用すること
を開示していない。繊維が製造された後に、抗菌剤および滑り剤を繊維に適用す
ることは知られている。しかしながら、これは耐久性のある滑り剤または抗菌剤
を備える繊維を製造しない。したがって、繊維製造の間に添加された抗菌剤とと
もに、仕上げられた繊維の表面に塗布された滑り剤を備える市販の抗菌性繊維は
知られていない。
【0008】 上述されたすべての理由のために、効果的な抗菌特性を有するが、生産に費用
がかからない抗菌性ポリエステル繊維を製造することが所望される。さらに、紡
糸生産性に関連する問題と同様に、退色および劣化という先行技術の問題を発見
しない抗菌性ポリエステル繊維を製造することが所望される。さらに、繊維が滑
らかにされることもできる繊維製造の間に添加された抗菌剤を有する抗菌性ポリ
エステル繊維を製造することが所望される。
【0009】 (発明の概要) 本発明は、繊維は経済的に製造されるが効果的な抗菌特性を有するように、鞘
が抗菌剤を含み、および繊維の総断面積の30パーセント未満を構成する芯・鞘
ポリエステル繊維を提供することにより、先行技術に関連する課題を解決する。
この構成では、抗菌剤はそれが最も有効である表面近くにあるので、抗菌剤の添
加剤効率は最大である。一層少ない抗菌剤が使用されることもあり、それは本発
明の抗菌性繊維を先行技術の抗菌性繊維より経済的に製造する。
【0010】 その上、本発明は、先行技術の退色、劣化、および紡糸生産性という問題を避
けるように抗菌剤が選択される芯・鞘ポリエステル繊維を提供することにより先
行技術に関連する課題を解決する。
【0011】 さらに、本発明は、繊維に埋め込まれ、滑り剤が使用されてもよい抗菌剤を有
する芯・鞘ポリエステル繊維を提供することにより先行技術に関連する課題を解
決する。その滑り剤は繊維の摩擦を低減し、よって絹のような感触を付与する。
【0012】 したがって、本発明により、芯・鞘ポリエステル繊維が提供され、抗菌剤を含
む鞘は、繊維の総断面積の30パーセント未満を構成する。特に、鞘は、繊維の
相対粘度が規定された紡糸可能限界より上にあるように選択された抗菌剤を含む
。規定された紡糸可能限界を下回ると紡糸が生じない。本発明の繊維は滑らかに
されてもよい。
【0013】 (詳細な説明) 本発明により、芯・鞘ポリエステル繊維が提供される。用語「繊維」および「
フィラメント」は、一般的に本明細書中で包括的に使用され、カット繊維および
連続フィラメントの両方を含むことに注意すべきである。本発明の繊維は、図1
の10において一般的に示される。その繊維は、ポリエステルを含有する芯12
およびポリエステルを含有する鞘14を具える。その鞘は抗菌剤を含み、その抗
菌剤は図1の16において示される粒子を含むこともできる。
【0014】 本発明により、鞘は、繊維の総断面積の30%未満を構成する。できるだけ小
さい断面積を占める鞘を有することが所望されるが、効果的な抗菌剤殺菌を達成
するために十分な抗菌剤を有する活性面積を維持することが依然として必要であ
る。したがって、平均して繊維の断面積の少なくとも約15%から約30%まで
となる鞘が本発明に対して好ましい。鞘が繊維の断面積の20%を構成する芯・
鞘ポリエステル繊維は、本発明によってうまく紡糸されることに注意すべきであ
る。
【0015】 抗菌剤が使用されるとき、繊維の相対粘度が、方程式: LRV=−0.0559×(%鞘)+18.088 (1) により規定される紡糸可能限界より上にある場合に紡糸が起こることが見出され
ている。
【0016】 この方程式は図2のグラフで示され、そのグラフは、先行技術の紡糸性および
本発明の紡糸性を含む抗菌性繊維の紡糸性を、繊維の相対粘度と鞘の断面積との
関数として具体的に示す。(本明細書中で使用される相対粘度は、米国特許第5
,223,187号に記載されたように測定され、そして以下に記載される。)
特に、図2の斜めの線により示された紡糸可能限界は、下回ると紡糸が起こらな
い点を表す。この線より上では紡糸が可能である。しかしながら、一層大きい断
面積の鞘を表す図2に示される垂直線の右側の範囲にしたがって製造された芯・
鞘繊維は、垂直線の左側の範囲にしたがって製造された繊維より多量の抗菌剤を
必要とし、したがって製造するにはあまり経済的ではない。このような繊維は、
抗菌剤が配置される範囲が繊維表面積に対して最大ではないため、低減した添加
剤効率を示す。
【0017】 特に、上記方程式(1)により規定された紡糸可能限界にしたがって選択され
た抗菌剤を使用することによって、繊維の断面積の30%未満の鞘を備えるポリ
エステル芯・鞘繊維がうまく製造されることが見出されている。そのような抗菌
剤を用いて、当該韓国刊行物においてSun−Kyung Industry(
Ltd.)により、および上記日本国特開平6−228,823号および同特開
平7−54208号においてTeijinにより関連づけられた紡糸性の問題を
克服し、同時に抗菌剤の効力を最大にすることが可能である。
【0018】 本発明の抗菌剤は、図1に記載されたように図1の16において示され、さら
に詳細には図3に示される。この抗菌剤は、図3に示されるように抗菌特性を有
する第1の被覆18および保護特性を有する第2の被覆19を有する不活性無機
粒子17を含有してもよい。そのような抗菌剤は、Jacobsonらの米国特
許第5,180,585号に開示される。
【0019】 特に、´585号特許に開示されるように、無機粒子、すなわちコア材は、チ
タン、アルミニウム、亜鉛、銅の酸化物、カルシウム、ストロンチウムの硫酸塩
;硫化亜鉛;硫化銅;マイカ;タルク;カオリン;ムライトまたはケイ酸のいず
れかであることができる。コア材の平均直径は、0.01と100ミクロンの間
であり、好ましくは0.1から5ミクロンの範囲である。一般的に、得られる抗
菌性組成物はポリマーマトリックス全体にわたり一層均一に分布され得るので、
サブミクロンのサイズ範囲のコア材が好ましい。
【0020】 抗菌特性を与える第1の被覆は、金属銀もしくは銅、または、水性媒体におい
て極度に低い溶解性を有する銀、銅、および亜鉛の化合物であることができる。
その抗菌性粒子は、数ヶ月または好ましくは数年のような延長された期間にわた
って、抗菌活性の有効レベルで、例えば、(以下に規定されるような)フラスコ
振盪試験において24時間以内で最小2log低下で、銀、銅、または亜鉛イオ
ンを放出すべきである。これらの判定基準に合致する成分は、銀、酸化銀、ハロ
ゲン化銀、銅、酸化銅(I)、酸化銅(II)、硫化銅、酸化亜鉛、硫化亜鉛、ケ
イ酸亜鉛、およびそれらの混合物である。コア粒子上の抗菌性被覆の量は、コア
粒子の材料に基づいて、0.05から20重量%、好ましくは0.1から5重量
%の範囲である。コア粒子は、随意に約1から4%の量のアルミナで予備被覆さ
れて、抗菌性被覆の析出の後に良好な抗菌特性を確実にしてもよい。
【0021】 保護特性を与える第2の被覆は、ケイ酸、ケイ酸塩、ホウケイ酸塩、アルミノ
ケイ酸塩、アルミナ、またはそれらの混合物のいずれかを含むことができる。そ
の第2の被覆は、コア粒子に基づいて0.5重量%から20重量%に相当し、好
ましくは、被覆された粒子剤において、例えば、1から5重量%のケイ酸、また
は、例えば、1から6重量%のアルミナに相当する。ケイ酸またはアルミナの保
護層は非常に密であり得るが、抗菌性被覆と、それが分散されるポリマーマトリ
ックスとの間の相互作用を制限するバリアとして機能しながら、遅い速度でその
被覆を通って抗菌性金属イオンを拡散させるために十分に多孔質でなければなら
ない。ケイ酸、または低い等電点を有するケイ酸関連材料で被覆された粒子に対
して、含水のアルミナもしくはマグネシア、または他の金属酸化物の第3被覆が
、その等電点を上げるために添加されてもよい。分散助剤は、抗菌剤において、
またはそれらを繊維のポリエステルに混合するプロセスにおいて、混合されて、
最終用途における分散を促進してもよい。代わりに、アルミナが第2の保護被覆
として選択されてもよく、そして第3の被覆は等電点を調節するために必要とさ
れなくてもよい。
【0022】 特に、芯・鞘繊維において酸化チタンまたは酸化亜鉛のいずれかを含有する選
択された抗菌性粒子を使用することにより、芯・鞘ポリエステル繊維における先
行技術の抗菌剤の使用に関連する困難性は克服されていることが見出される。詳
しくは、酸化亜鉛は、以下の比較例7に具体的に説明されるように、色に関して
特に良好な結果をもたらすことが見出されている。T558として指定される二
酸化チタンに基づく抗菌剤、およびZ200として指定される酸化亜鉛に基づく
抗菌剤は、デラウェア州、ウィルミントンのE. I. du Pont de Nemours and Com
panyから商標MicroFreeブランドの下で市販される。
【0023】 酸化亜鉛に基づく抗菌剤(Z200)は、d50超音波処理されていない0.
5から3.5ミクロンの大きさの範囲である。以下の百分率は、他に特定されな
い限り、抗菌剤、または製品の重量の百分率として与えられる。コア粒子は酸化
亜鉛を含有し、そして90〜99%の範囲である。抗菌性被覆は0.2%の銀を
含有する。保護被覆は1から5%の範囲で水酸化アルミニウムとケイ酸の混合物
を含有する。その剤は、0.1から1%の範囲でアゼライン酸ジオクチルの分散
液塗料も含む。この分散液塗料は、その無機粒子にいくつかの有機特性を付与す
る。
【0024】 二酸化チタンに基づく抗菌剤(T558)は、d50超音波処理されていない
0.1から2.5ミクロンの大きさの範囲である。コア粒子は二酸化チタンを含
有し、そして90〜95%の範囲である。抗菌性被覆は0.5%の銀、0.5%
の酸化銅(II)、および0.8%のケイ酸亜鉛を含有する。Z200と同様に、
保護被覆は1から5%の範囲で水酸化アルミニウムとケイ酸の混合物を含有する
。その剤は、0.1から1%の範囲でアゼライン酸ジオクチルの分散液塗料も含
む。
【0025】 本発明による鞘または芯に対する使用に適当なポリエステルポリマーは、トリ
メチレンテレフタレート(3G−T)ポリマーを、エチレンテレフタレート(2
G−T)ポリマーと同様に含み、そして後者は、ポリブチレンテレフタレート(
4G−T)と同様に、数十年の間にわたり最も商業的に入手可能であるポリエス
テルポリマーである。所望されるならコポリマーが使用されてもよく、そしてい
くつかは当該技術において開示されている。鞘および芯のポリエステルは、一般
的に同一のポリマーである。しかしながら、それらは、繊維の全体的な相対粘度
が、方程式(1)に関して上記規定の紡糸可能限界より上である限り、異なって
いてもよく、下回ると紡糸が起こらない。
【0026】 さらに、本発明では、滑り剤(slickening agent)を使用することができ、そ
れは抗菌効力における損失がない疎水性である。したがって、抗菌剤が鞘に埋め
込まれる繊維の外側表面は、ポリアミノシロキサンを含有する滑り剤のようなシ
リコン化仕上げ剤(siliconized finish)で滑らかにされてもよい。その滑り剤
は繊維摩擦を低減し、よって絹のような感触を繊維に付与する。
【0027】 芯・鞘抗菌性ポリエステル繊維を製造する方法は、図4および5に関して具体
的に示される。この方法により、抗菌性添加剤濃縮物が最初に製造され、そして
後で鞘のポリマーに混合される。その濃縮物調製の説明的な描写は、図4に関し
て与えられる。図4において、ベース2GT(またはPET)ポリマーフレーク
は、ホッパー20において、乾燥媒体として乾燥された空気または窒素のいずれ
かを使用して含水量が50ppm未満になるまで乾燥される。ついでこのフレー
クは、可変電動機22によって運転されるロス−イン−ウェイトフィーダー21
を使用してトランスファーシュート23を通って、スロートホッパー41、供給
セクション42、およびバレル40を具える二軸スクリューコンパウンディング
押出し機のスロートホッパー41に供給される。同時に、およびフィーダー21
を通るベースフレーク供給に対して制御された割合で、可変電動機31により運
転されるロス−イン−ウェイトフィーダー30を使用して、ホッパー32に存在
している抗菌剤が計量されてトランスファーシュート33を通ってその押出し機
のスロート41に供給される。ついで、ベースフレークは押出し機バレル40で
溶融され、そして抗菌性添加剤はその溶融ポリマーの全体にわたって分散される
。ついで、この溶融ポリマー/抗菌剤混合物は、ダイ42を通して押し出され、
ポリマー/抗菌剤濃縮物ストランドを形成する。ついで、これらのストランドは
、ストランドカッター60により、脚51aおよび51bとともに表され、そし
てそのストランドを凝固させるように十分に冷たい水を含む急冷槽50を通って
引かれる。ストランドカッターに入れるに先だって、圧縮空気源52からの圧縮
空気を使用して過剰の水が凝固したストランドから吹き飛ばされる。ストランド
カッターの速度および刃型は、所望の大きさの抗菌剤濃縮物フレークを形成する
ようにセットされる。その切断された抗菌剤濃縮物フレークはシュート61を通
り、そして適当な受け器70に集められる。
【0028】 芯・鞘合成ポリマー繊維の調製は、例えば、Killianにより米国特許第
2,936,482号に、Bannermanにより米国特許第2,989,7
98号に、およびLeeにより米国特許第4,059,949号に記載されてい
るように当該技術において、並びに上記で参照された当該技術においても周知で
ある。円形断面の固体芯・鞘複合フィラメントを製造する複合紡糸方法も、当該
技術において知られており、そしてHernandezらにより米国特許第5,
458,971号に記載されている。上記のとおり、および他の先行技術におい
て、芯・鞘合成ポリマー繊維および芯・鞘複合フィラメントの製造に対して知ら
れている方法は、本発明の精神から逸脱することなく使用され得るが、図5は、
本発明による芯・鞘の、抗菌性繊維の製造に使用されてもよい装置を示す概略図
である。この概略によれば、図4に関して記載されたとおり製造された抗菌剤濃
縮物フレークは、最初にドライヤーホッパー80に充填される。ドライヤーホッ
パー80内で、その濃縮物は、乾燥空気または窒素を使用して50ppm未満の
水分に調整される。同時に、鞘用のポリマーフレークは、乾燥空気または窒素を
使用してホッパー90において50ppm未満の水分まで乾燥される。抗菌剤濃
縮物は容量供給装置81へと通される。容量供給装置81は可変電動機82によ
り運転され、そして鞘のポリマーに所与の割合の濃縮物を提供するために制御さ
れた速度でその濃縮物を計量して供給する。その計量された濃縮物は、フレーク
トランスファーパイプ86を通って、一軸スクリュー押出し機のトランジッショ
ンピース84へと通される。この押出し機は、供給セクション85とバレル86
とを具える。鞘用の調整されたフレークは、トランスファーパイプ87を通って
、前述の一軸スクリュー押出し機のトランジッションピース84に重力供給され
る。セパレータープレート88は、トランジッションピース84内に設置され、
よって、抗菌剤濃縮物と鞘フレークの均質混合を確かにする方法で、フレーク濃
縮物は、押出し機の供給セクション85へと流されることができる。ついで、こ
れらの均質に混合されたフレークは、押出し機バレル86において溶融されて分
散された抗菌剤を含有するポリマー溶融物を形成する。
【0029】 ポリマーフレークの形態のポリエステルは芯を製造するためにも使用される。
このフレークはホッパー100において50ppm未満の水分にまで乾燥される
。ついで、この調整されたフレークはトランスファーパイプ101およびトラン
ジッションパイプ102を通って一軸スクリュー押出し機の供給セクション10
3に通される。その一軸スクリュー押出し機は、供給セクション103とバレル
104とを具え、バレル104でフレークが溶融される。
【0030】 ついで抗菌剤を含有する鞘用の溶融ポリマー、および芯用の溶融ポリマーは、
それぞれポリマートランスファーライン105および106介して1または2以
上の複合紡糸位置に通される。複合紡糸位置のひとつだけが図5に描かれている
。その鞘および芯のポリマーは、それぞれ、加熱された紡糸ビーム110に設置
されたケーシングライナ107および108を介して通される。これらのケーシ
ングライナから、鞘および芯のポリマーは、それぞれ、ポンプ111およびポン
プ112に通される。これらのポンプは、各ポリマーを紡糸パック113に押し
込み、紡糸パックで各ポリマーは別々に濾過され、そしてその2つのポリマーは
、紡糸口金114へと練られる多数の紡糸細管の入り口において芯・鞘構造で組
み合わされるように設計された分配プレートを通して計量供給される。
【0031】 組み合わされたポリマーは、紡糸口金細管を通って押し込まれるので、つづい
てそれらは急冷ユニット200からの押込空気を用いて凝固されて、芯・鞘フィ
ラメント300を形成する。ついで、これらのフィラメントは一緒に集められて
1または2以上のゴデット400の円周で単一のロープになる。ついで、このロ
ープは、所望のフィラメントのさらなる加工に応じて、管に巻かれるか、または
適当な受け器に堆積される。
【0032】 本発明は、さらに以下の実施例において説明されるが、これらの実施例は単に
例として役立つことを意図するものである。次の試験方法を実施例において使用
した。
【0033】 1.相対粘度 上記のとおり、相対粘度を米国特許第5,223,187号に記載のように測
定した。詳しくは、この´187特許は、相対粘度(LRV)がポリマー分子量
を示す高精度かつ正確な測定法であることを開示する。LRVは、室温で、10
0ppmの硫酸を含有する10mlのヘキサフルオロイソプロパノールに溶解し
たポリマー0.8グラムの溶液の粘度の、硫酸を含有するヘキサフルオロイソプ
ロパノール自体の粘度に対する比であり、いずれも25℃で毛管粘度計において
測定される。溶媒としてのヘキサフルオロイソプロパノールの使用は、それが具
体的に示された温度での溶解を可能にし、それによって、ポリエステルが高めら
れた温度で溶解されるとき通常遭遇するポリマー劣化を避けるという点で重要で
ある。38および44のLRV値は、固有粘度が25℃でトリフルオロ酢酸と塩
化メチレンとの混合物(容量で25/75)から成る溶媒中で測定されるとき、
それぞれ、おおよそ0.90および0.95の固有粘度値に相当する。
【0034】 2.フラスコ振盪試験 上記Jacobsonらの米国特許第5,180,585号に記載されたよう
に、そして以下に具体的に記載されるようにフラスコ振盪試験を使用して抗菌活
性を測定した。フラスコ振盪試験は、試験材料が重量に対して高い表面積の比を
有する形態であることを必要とする。粉体、繊維、および薄いフィルムの形態を
有する物品が許容されることが証明されている。
【0035】 夜通しの液体培地培養物2.0mlを、100mlのTryptic Soy Broth(T SB)(Remel, Lexena, Kans)を含有する300mlNephylocultureフラスコ (Bellco Glass Inc., Vineland, N.J.)に移すことによりフラスコ振盪試験用 の細菌性接種材料を調製した。このフラスコを振盪しながら(約200rpm)
37℃で培養した。培養の間にKlett-Summerson光電比色計(Klett Mfg. Co., N
.Y., N.Y.)を使用してその培養物の成長を測定した。その培養物がlate-log ph
ase(肺炎桿菌ATCC4352に対する185〜200Klettユニット) に到達したとき、無菌の0.2mMリン酸塩緩衝液(pH7)を用いて適当な稀
釈を行った。
【0036】 ついで、本発明の方法により製造された材料、または以下に示す適当な対照材
料0.75gを含有する無菌の、使い捨ての250mlErlenmeyerフラスコ(Co
rning Glass Co., Corning, N.Y.)に、この接種材料を置いた。各フラスコは、
最終的な容量が75mlであるリン酸塩緩衝液中に既知の濃度の細菌を含有した
【0037】 種々の具体例において使用した細菌の初期濃度を、接種材料の逐次稀釈(0.
2mMリン酸塩緩衝液、pH7)、および3重に(BBL, Cockeysville, Md.により
市販の)Trypticase Soy Agar(TSA)プレート上に平板培養することにより 測定した。そのフラスコをBurrellリストアクションシェーカー(Burrell Corp.
, Pittsburgh, Pa.)の上で振盪した。1時間(または示したとおりの他の適当 な時間間隔で)振盪した後に各フラスコから1.2mlのアリコートを取り出し
た。TSAを含有する2重のペトリプレートは、それぞれ0.1mlのサンプル
を広げた平板培養により接種された。残りの1.0mlを逐次稀釈し、そして2
重に平板培養した。そのTSAプレートを37℃で18から24時間にわたって
培養した。30と300の間のコロニーを有するプレートを数え、そしてプレー
ト数の平均から細菌濃度を決定した。プレートのいずれもが少なくとも30のコ
ロニーを含有していなかった場合は、すべてのコロニーを数え、そして細菌濃度
をプレート数の平均から決定した。本明細書中に記載された手順の検出の限界を
下回るコロニー数はゼロと称した。
【0038】 抗菌活性を次の式により決定した: kt=log10(Co)−log10(Ct+1) (2) Dt=log10(CFt)−log10(Ct+1) (3) ここで、 Co=ゼロ時の試験フラスコ中の細菌の初期濃度(cfu/ml)、 Ct=t時の試験フラスコ中の細菌の濃度(cfu/ml)(1がその数に足
されてlogがゼロである計算を避ける)、 CFt=t時の対照フラスコ中の細菌の濃度(cfu/ml)、および cfu/ml=ミリリットル当たりのコロニー形成単位 パーセントの減少とlogの減少との間の関係は、以下を参照することにより
簡単にわかる:
【0039】
【0040】 3.色測定試験 3インチ×4インチの白色厚紙ホルダーに、カード巻機を使用して紡績糸を巻
いた。その紡績糸は、3インチ×2.5インチの面積の互いに平行なフィラメン
トの4層深さを形成し、そのホルダーを完全に覆った。その糸を、サンプルホル
ダーの後ろにテープで貼ることによりその場所に保持した。
【0041】 その測定に使用された機器は、2インチ孔を有する光学センサーモジュールお
よびプロセッサー信号モジュールから成るHunterlab デジタル色差計モデルD2
5M−9であった。その色差計は試験片から反射される光をL(白色−黒色)、
a(赤色−緑色)およびb(青色−黄色)に関して分析する。これらの明度は、
含まれるかまたは除かれるUVフィルターで測定することができる。本明細書中
に報告される値は、含まれたUV成分を有する。その機器は、その機器に備えら
れた一対のプレートを使用して較正および標準化される。
【0042】 そのサンプルは、しみ、汚れ、異物などの脱落を確かめるために点検される。
そのサンプルは、ゆるんだ先端または他の不揃いを防ぎながらアダプタープレー
トに置かれる。その機器は、L、a、およびb明度を読み取るために稼動される
。その機器は、Lおよびb値から誘導される白色度も表示する(白色度=0.0
1×L色(L色−[5.72×b色])。
【0043】 (実施例) 次の実施例において、すべての部、百分率、および比は、他に示されない限り
、重量に基づき、OWFは、繊維の重量における仕上げ剤のレベルを示す。
【0044】 実施例において参照されるZ200およびT558は、上述のとおりである。
実施例において参照されるB558も、硫酸バリウムベースの抗菌剤として記載
され、そして未超音波処理d50の0.3から2.5ミクロンの大きさの範囲で
ある。そのコア粒子は硫酸バリウムを含有し、そして90〜95%の範囲である
。T558については、抗菌性被覆は、0.5%の銀、0.5%の酸化銅(II)
、および0.8%のケイ酸亜鉛を含有する。Z200およびT558に関しては
、保護被覆は、水酸化アルミニウムとケイ酸との混合物を1から5%の範囲で含
有する。その抗菌剤は、アゼライン酸ジオクチルの分散液塗料も0.1から1%
の範囲で含む。
【0045】 以下の実施例において参照されるBactekiller(登録商標)AZは、Kanebo USA から市販されている銀および亜鉛金属イオンを含むゼオライトベースの抗菌性粒
子である。鞘および芯の両方のポリエステルポリマーは、23.5LRVの2G
−Tポリマーであり、それは上述のとおり測定された。
【0046】 (実施例1) 図4に関して上述したとおり、抗菌剤濃縮物ペレットを製造するために23.
5LRVの2G−Tポリマーフレークを使用した。複合紡糸用に加工する前に、
例えば、図5の80におけるように、乾燥した空気を使用して約166℃でその
濃縮物ペレットを乾燥した。2G−Tポリマーフレークを、それぞれ鞘ポリマー
および芯ポリマーとしても使用した。図5におけるホッパー90中などで約16
0℃の温度で鞘用の2G−Tポリマーフレークを、そして芯用には、図5におけ
るホッパー100中などで約150℃の温度で2G−Tポリマーフレークを、乾
燥した空気を使用して乾燥した。鞘用のポリマーを、図5に示される押出し機8
5、86などの一軸スクリュー押出し機を通して加工した。その押出し機は、添
加剤濃縮物が容量測定的に計量されて、フィラメントの鞘において6%(重量に
基づく)の抗菌性パウダーを提供するように改変され、この押出し機は吐出温度
277℃および1時間当たり252lbs(144kg)の速度で操作される。
吐出温度283℃および1時間当たり1008lbs(457kg)の速度で操
作される図5に示される押出し機103、104などの慣用の一軸スクリュー押
出し機を通して、芯用のポリマーを加工した。
【0047】 その2つの溶融ポリマー流を、1176円形紡糸細管のそれぞれのちょうど上
にオリフィスを備える計量プレートを使用して、紡績機の紡糸口金細管への入り
口で1:4の比で合わせて、すなわち20%の鞘(6%の抗菌性パウダーを含有
する)および80%の芯を提供し、そして紡糸して282℃のポリマー温度およ
び1.353gm/min/capの押出量で円形フィラメントにした。華氏5
5度(約13℃)および950立方フィート(約27立方メートル)/分で直交
流空気のフローで押し出されたばかりのフィラメントを急冷し、そして704メ
ートル/分で引いた。紡糸切断も、紡糸口金の面におけるフィラメントの曲がり
(急角度の曲がり)もなく、紡糸性能は優れていた。得られた17.3dpf(
19.2dtex)のフィラメントの束を一緒に寄せ集め、そして、3.4×の
延伸比を用いて熱湿吹き付け延伸ゾーンにおいて95℃で慣用的に延伸し、1イ
ンチ当たり7捲縮(2.8捲縮/cm)までスタッファーボックス(stuffer bo
x)法で捲縮させ、137℃で10分間オーブンにおいて加熱することにより緩 め、そして冷却し、帯電防止仕上げ剤を約0.12%OWFで塗布し、そして得
られた6.5pdf(7.2dtex)のフィラメントを2インチ(5cm)の
長さに切断した。
【0048】 得られた繊維(品目A)の抗菌活性(肺炎桿菌に対する)を、テネシー州、Kn
oxvilleのSpinlabから市販されているRotorringモデル580を使用して、繊維 を開放し、および配合し、そして0.75gから2.5cm2のパッドを形成す ることにより製造された繊維のステープルパッド上で、上記のとおりの「フラス
コ振盪試験」を用いて測定した。表1において、品目Aに対して、並びに後述さ
れる品目Bおよび比較例Cに対して24時間 Kt Log減少値および24時間KT %減少値を提供する。
【0049】 B.捲縮後にアミノシロキサン仕上げ剤を0.75%OWFで塗布し、そして
オーブンにおいて180℃で加熱することにより硬化した以外は、品目Bを品目
Aに関して記載したと同様の方法で調製した。
【0050】 比較例C.289℃のポリマー温度で、363細管を通して、2.108gm
/min/capの押出量で、1168mpmの引き出し速度で20.4LRV
の2G−Tポリマーを紡糸して、dpf16.3(18.1dtex)および1
8%(容量に基づき)の単一の中心空隙の中空円形フィラメントを与えることに
より抗菌性パウダーなしでこの比較例を調製し、そして3.32×の比でそのフ
ィラメントを延伸し、それ以外は同様に、1インチ当たり9.2捲縮(3.6捲
縮/cm)までスタッファーボックス法で捲縮させ、そしてわずか0.5%のア
ミノシロキサンOWFで滑らかにした以外は品目Bと同様とした。
【0051】
【表1】
【0052】 表2は、変動する割合の品目Bと残余の(抗菌性パウダーを含有しない)品目
Cとの配合物を含有する3つの配合物に対する%減少値を示す。
【0053】
【表2】
【0054】 (実施例2) 抗菌剤濃縮物を、フィラメントの鞘において5重量%の抗菌性パウダーを提供
するように計量した以外は、実施例1の品目Aに関して記載したと同様の方法で
実施例2の芯・鞘繊維を調製した。さらに鞘および芯のポリマー流を3:7の比
で合わせて、(5%の抗菌剤を含有する)30%の鞘を生じた。この実施例を以
下の表3において実施例2として示す。
【0055】 (比較例3) 使用した抗菌剤が、Kanebo USAから市販されている銀および亜鉛金属イオンを
含有するゼオライトベースの抗菌性粒子であるBactekiller(登録商標)AZであ る以外は、実施例1の品目Aに関して記載したと同様の方法で、この比較例の芯
・鞘繊維を調製した。抗菌剤を、鞘ポリマーにおいて40重量%の添加剤を提供
するような比で計量供給した。鞘および芯のポリマーを2:3の比で合わせて、
40%の鞘を備える複合繊維をもたらした。この例を以下の表3において品目3
として示す。
【0056】 (比較例4) 芯のポリマーフレークである23.5LRVのPET(2GT)を、最初に減
圧乾燥器において24時間にわたり乾燥して、その含水量を50ppm未満に下
げることにより、ポリエステル芯・鞘複合繊維を調製した。鞘のポリマーに対し
て、23.5LRVのPET(2GT)フレークおよび表3において具体的に示
される20%の抗菌剤を含有するPETフレーク濃縮物を、適当な比で配合して
、表3に示すレベルの特定の抗菌剤を有する鞘ポリマーを提供した。これらのフ
レーク混合物を、減圧乾燥器中で24時間にわたり乾燥して、そのフレーク混合
物の含水量を50ppm未満に下げた。品目4Aから4Iのそれぞれに対して、
表3に特定された鞘ポリマーを、295℃の吐出温度で一軸スクリュー押出し機
を通して加工した。各ケースの芯ポリマーを、同一の吐出温度で操作される別個
の一軸スクリュー押出し機を通して加工した。144円形紡糸口金細管のそれぞ
れのちょうど上のオリフィスを備える計量プレートを使用して、2つの溶融流れ
を1:1の比で合わせて、抗菌剤を含有する50%の鞘および50%の芯を提供
し、そして290℃のポリマー温度で、および1.050gm/min/cap
の押出量で紡糸して円形のフィラメントにした。そのフィラメントは、華氏55
度(12.7℃)の空気の直交流れを通って「自由落下」し、そして分析のため
に集められた。
【0057】 (比較例5) 鞘および芯のポリマーを1:4の比で合わせて、1.5%のBactekiller(登 録商標)AZを含有する20%の鞘をもたらした以外は、基本的に比較例4に明記
されたとおりに比較例品目を製造した。この比較例を、表3において品目5とし
て表す。
【0058】 実施例1および2から、そして比較例3、4および5に対して得られた繊維の
粘度(LRV)の結果を表3に示す。表3は、使用された特定の抗菌剤、鞘のパ
ーセント、および鞘における抗菌剤のパーセントも明記する。
【0059】
【表3】
【0060】 *紡糸されない
【0061】 表3に列挙した品目を、上述の、パーセント鞘とLRVとの間の関係の表示で
ある図2に示す。特に、図2は、これらの品目のそれぞれから製造された50:
50の鞘:芯の複合繊維の鞘に存在する抗菌性添加剤のパーセントの関数として
の繊維のLRVのプロットを示す。この図において、方程式LRV=−0.55
9×(%鞘)+18.088により規定された線より上の品目だけが許容するこ
とができる紡糸をもたらしたことは注目されるべきである。さらに、この「紡糸
可能線」および%鞘への依存は、当該技術において周知の特性、例えば、先に言
及した韓国公開番号92−6382号のゼオライトベースの抗菌剤は、30%を
下回る鞘においてうまく紡糸しないという特性を明白にする。しかしながら、そ
の図表から、評価されたすべての鞘の百分率において、Z200とT558の両
者は紡糸可能線より上で良好であることが明らかである。これは、鞘に充填して
いる抗菌剤が6%であり、そして20%の鞘が使用されている極端なケースでさ
えも真実である。
【0062】 (比較例6) 先に特筆したように、AZおよび他の抗菌剤は、30%以上の鞘の百分率で紡
糸されることが可能である。しかしながら、先に言及したように、抗菌性化合物
は、抗菌剤が周囲と作用する表面を通るので、表面の近くに抗菌性化合物を置く
ことが有利である。これは当該技術においてよく知られており、そして次の比較
例により具体的に示される。
【0063】 この場合、使用した抗菌剤は、1%濃度のBactekiller(登録商標)AZ単独で あり、その抗菌剤を鞘よりもむしろ芯にだけ置いた以外は比較例4のとおりに複
合繊維を製造した。比較のためのひとつのケースでは、鞘ポリマーは使用されず
、したがって単一要素の抗菌性繊維がもたらされた。表4はこれらの品目を列挙
する。この表の第2欄は、6dpf繊維に対する鞘/芯界面の表面からの距離を
示す。図6に描かれたように、表面からの抗菌剤の距離が、20:80の鞘:芯
比に対応する1.33μ(ミクロン)から50:50の鞘:芯比に対応する3.
68μに増加すると、抗菌性製品としての繊維の効力は著しく落下する。
【0064】
【表4】
【0065】 (比較例7) 抗菌剤を含有するフレークを、上記比較例4に記載したように配合し、そして
乾燥した。同量のフレークを2台の一軸スクリュー押出し機のそれぞれを通して
押し出し、そして144円形紡糸口金細管のそれぞれへの入り口で合わせてモノ
フィラメント繊維の束を製造した。すべては繊維全体にわたって抗菌剤を含有し
た。細管あたりの押出量は1.471gm/cap/minであり、そして紡糸
温度は290℃であった。細管あたりの押出量は1.471gm/cap/mi
nであり、そして繊維の束を900ypmで集めた。
【0066】 Hunter Lab D25M-9測色計を使用して繊維の色を測定した。結果を表5に示す 。「b色」は黄色度の測定である。Z200およびある程度のT558は、ゼオ ライトベースのAZおよび硫酸バリウムベースのB558の両方を超えてポリエ
ステルにおいて色の優位性を提供することがわかる。一層高いb色および結果と
しての一層低い白色度は、増加した劣化を示す。
【0067】
【表5】
【0068】 *品目A、実施例1
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明による好ましい芯・鞘繊維の断面図である。
【図2】 繊維の相対粘度と、繊維断面積の鞘の百分率との関数として繊維の紡糸可能性
を示すグラフである。
【図3】 図1に示す抗菌剤の拡大断面図である。
【図4】 本発明の繊維を製造するために使用されるポリマー濃縮物を製造するために使
用される装置を示す概略図である。
【図5】 本発明の繊維を製造するために使用されるポリマーを配合し、そして紡糸する
ために使用される装置のひとつの典型的な構成を示す概略図である。
【図6】 繊維表面からの抗菌剤の効果を示す棒グラフである。
【手続補正書】特許協力条約第34条補正の翻訳文提出書
【提出日】平成12年2月3日(2000.2.3)
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】請求項2
【補正方法】変更
【補正内容】
【手続補正2】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】請求項4
【補正方法】変更
【補正内容】
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (81)指定国 EP(AT,BE,CH,CY, DE,DK,ES,FI,FR,GB,GR,IE,I T,LU,MC,NL,PT,SE),OA(BF,BJ ,CF,CG,CI,CM,GA,GN,GW,ML, MR,NE,SN,TD,TG),AP(GH,GM,K E,LS,MW,SD,SZ,UG,ZW),EA(AM ,AZ,BY,KG,KZ,MD,RU,TJ,TM) ,AL,AU,BA,BB,BG,BR,CA,CN, CU,CZ,EE,GD,GE,HR,HU,ID,I L,IN,IS,JP,KP,KR,LC,LK,LR ,LT,LV,MG,MK,MN,MX,NO,NZ, PL,RO,SG,SI,SK,SL,TR,TT,U A,UZ,VN,YU (72)発明者 クイン ダレン スコット アメリカ合衆国 27534 ノースカロライ ナ州 ゴールズボロ クレアモント ロー ド 305 Fターム(参考) 4L035 BB31 CC20 DD19 EE11 JJ04 JJ05 JJ08 KK03 KK05 4L041 AA07 BA02 BA05 BA21 BA49 BA59 BC10 CA06 CB03 CB05 CB07 CB24 CB26 CB28 DD01 DD21

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ポリエステルの芯とポリエステルの鞘とを具える芯・鞘ポリ
    エステル繊維であって、前記鞘は抗菌剤を含有し、および該鞘は前記繊維の断面
    積の30%未満を構成することを特徴とする芯・鞘ポリエステル繊維。
  2. 【請求項2】 前記繊維の相対粘度は、 方程式: LRV=−0.0559×(%鞘)+18.088 により規定される紡糸可能限界より上にあることを特徴とする請求項1に記載の
    芯・鞘ポリエステル繊維。
  3. 【請求項3】 前記抗菌剤は、抗菌性粒子を有する金属を含有する第1の被
    覆と保護特性を有する第2の被覆とを具える不活性な無機のコア粒子を含有する
    組成物であることを特徴とする請求項1に記載の芯・鞘ポリエステル繊維。
  4. 【請求項4】 前記無機のコア粒子は、チタン、アルミニウム、亜鉛、銅;
    カルシウムおよびストロンチウムの硫酸塩;硫化亜鉛;硫化銅;マイカ;タルク
    ;カオリン;ムライトおよびケイ酸からなる群から選択されることを特徴とする
    請求項3に記載の芯・鞘ポリエステル繊維。
  5. 【請求項5】 前記第1の被覆は、銀、酸化銀、ハロゲン化銀、銅、酸化銅
    (I)、酸化銅(II)、硫化銅、酸化亜鉛、硫化亜鉛、ケイ酸亜鉛、およびそれ
    らの混合物からなる群から選択されることを特徴とする請求項3に記載の芯・鞘
    ポリエステル繊維。
  6. 【請求項6】 前記第2の被覆は、ケイ酸、ケイ酸塩、ホウケイ酸塩、アル
    ミノケイ酸塩、アルミナ、リン酸アルミニウム、およびそれらの混合物からなる
    群から選択されることを特徴とする請求項4に記載の芯・鞘ポリエステル繊維。
  7. 【請求項7】 前記無機粒子は亜鉛の酸化物であることを特徴とする請求項
    4に記載の芯・鞘ポリエステル繊維。
  8. 【請求項8】 前記無機粒子はチタンの酸化物であることを特徴とする請求
    項4に記載の芯・鞘ポリエステル繊維。
  9. 【請求項9】 前記繊維の表面に添加された滑り剤(slickener)をさらに 含有することを特徴とする請求項2に記載の芯・鞘ポリエステル繊維。
  10. 【請求項10】 ポリエステルの芯とポリエステルの鞘とを具え、および該
    鞘に埋め込まれた抗菌剤を含む芯・鞘ポリエステル繊維であって、前記繊維は滑
    らかにされることを特徴とする芯・鞘ポリエステル繊維。
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