JP2002503753A - 潤滑用基材油の製造方法 - Google Patents

潤滑用基材油の製造方法

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JP2002503753A
JP2002503753A JP2000531517A JP2000531517A JP2002503753A JP 2002503753 A JP2002503753 A JP 2002503753A JP 2000531517 A JP2000531517 A JP 2000531517A JP 2000531517 A JP2000531517 A JP 2000531517A JP 2002503753 A JP2002503753 A JP 2002503753A
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alumina
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JP2000531517A
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マーフィー,ウイリアム,ジョン
マクビイッカー,ガリー,ブライス
ハンツァ,シルバイン
コディ,イアン,アルフレッド
ソレッド,ステュアート,レオン
リネク,サンドラ,ジーン
ボームガートナー,ヨセフ,アーニスト
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Exxon Research and Engineering Co
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    • C10PETROLEUM, GAS OR COKE INDUSTRIES; TECHNICAL GASES CONTAINING CARBON MONOXIDE; FUELS; LUBRICANTS; PEAT
    • C10GCRACKING HYDROCARBON OILS; PRODUCTION OF LIQUID HYDROCARBON MIXTURES, e.g. BY DESTRUCTIVE HYDROGENATION, OLIGOMERISATION, POLYMERISATION; RECOVERY OF HYDROCARBON OILS FROM OIL-SHALE, OIL-SAND, OR GASES; REFINING MIXTURES MAINLY CONSISTING OF HYDROCARBONS; REFORMING OF NAPHTHA; MINERAL WAXES
    • C10G45/00Refining of hydrocarbon oils using hydrogen or hydrogen-generating compounds
    • C10G45/58Refining of hydrocarbon oils using hydrogen or hydrogen-generating compounds to change the structural skeleton of some of the hydrocarbon content without cracking the other hydrocarbons present, e.g. lowering pour point; Selective hydrocracking of normal paraffins
    • C10G45/60Refining of hydrocarbon oils using hydrogen or hydrogen-generating compounds to change the structural skeleton of some of the hydrocarbon content without cracking the other hydrocarbons present, e.g. lowering pour point; Selective hydrocracking of normal paraffins characterised by the catalyst used
    • C10G45/64Refining of hydrocarbon oils using hydrogen or hydrogen-generating compounds to change the structural skeleton of some of the hydrocarbon content without cracking the other hydrocarbons present, e.g. lowering pour point; Selective hydrocracking of normal paraffins characterised by the catalyst used containing crystalline alumino-silicates, e.g. molecular sieves
    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C10PETROLEUM, GAS OR COKE INDUSTRIES; TECHNICAL GASES CONTAINING CARBON MONOXIDE; FUELS; LUBRICANTS; PEAT
    • C10GCRACKING HYDROCARBON OILS; PRODUCTION OF LIQUID HYDROCARBON MIXTURES, e.g. BY DESTRUCTIVE HYDROGENATION, OLIGOMERISATION, POLYMERISATION; RECOVERY OF HYDROCARBON OILS FROM OIL-SHALE, OIL-SAND, OR GASES; REFINING MIXTURES MAINLY CONSISTING OF HYDROCARBONS; REFORMING OF NAPHTHA; MINERAL WAXES
    • C10G2400/00Products obtained by processes covered by groups C10G9/00 - C10G69/14
    • C10G2400/10Lubricating oil

Abstract

(57)【要約】 本発明は、蝋状供給原料を粘度指数または収率のどちらかに有利になるように水素異性化する方法を開示する。本方法は、金属水素化成分、8,10および12環モレキュラーシーブおよびそれらの混合物から選択される第一の触媒成分、および非晶質無機酸化物である第二の非晶質異性化成分を含有する、ユニット化したペレット粉末触媒を使用して行う。粘度指数もしくは水素異性化により得られる収率のいずれかに対して有利となるように予め選択されている酸性度を提供するため、供給原料と第二成分とが予め定められた割合で存在することが重要である。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】 発明の分野 本発明は、潤滑用基材油あるいは調合基材油を製造するために、スラックワッ
クス、スラックワックス異性化物、フィッシャー−トロプシュワックス、フィッ
シャー−トロプシュ水素異性化蝋状ラフィネートおよび蝋状留分などをはじめと
する蝋状供給原料を水素異性化する方法に関する。さらに詳しくは、本発明は、
ある粘度指数の範囲中に所定の粘度指数を有する基材油の形成を促進することの
できる、予め選択された酸性度を有する混合触媒を用いて蝋状供給原料を転化す
る方法に関する。
【0002】 発明の背景 自動変速機油や乗用車のエンジンオイルに使用されているものなどのような潤
滑油の性能基準は、ユーザーがより優れた摩耗保護、揮発性や低温特性の向上を
求めるにつれ、ますます厳しくなっている。
【0003】 蝋状供給原料は、良く知られた接触脱蝋触媒を用いて液体生成物へと転化する
ことができるが、これらの場合パラフィンの選択的クラッキングにより通常望ま
しくない粘度指数(VI)の低下が生じる。
【0004】 これとは対照的に、直線的な1D細孔構造を有するモレキュラーシーブに基づ
く触媒を使用した蝋状供給原料の異性化によれば、粘度指数の低下を伴うことな
く潤滑用基材油を製造することができる。これらの触媒は、接触脱蝋で使用され
る触媒よりも有利であるが、予め設定された質と収率を有する基材油を製造する
ように調整された、蝋状供給原料を潤滑用基材油へと転化するための、より優れ
た触媒は、引き続き求められている。
【0005】 発明の概要 本発明は、蝋状供給原料を(1)8,10および12環モレキュラーシーブお
よびそれらの混合物から選択された第一の脱蝋成分と、(2)非晶質無機酸化物
である第二の異性化成分と、さらに(3)VIB族金属、およびVIII族金属
水素化成分のうちの少なくとも一つを含有する、ユニット化した混合粉末化ペレ
ット触媒を含有する触媒と水素異性化条件の下で接触させるステップを含有する
、前記蝋状供給原料を水素異性化し、収率よく潤滑用基材油を製造する方法であ
って、前記第一および第二の成分が、この触媒の320℃におけるメチルシクロ
ヘキサンの1,1−ジメチルシクロペンタン、1,2−ジメチルシクロペンタン
、1,3−ジメチルシクロペンタンおよびエチルシクロペンタンへの転化を評価
した際、トランス−1,2−/トランス−1,3−ジメチルシクロペンタン比が
1未満の範囲であり、10%転化におけるエチルシクロペンタンに対する選択性
が少なくとも約50%となるような比率で存在する、蝋状供給原料を水素異性化
し、収率よく潤滑用基材油を製造する方法に関する。本発明は、また前記の比が
少なくとも1である前記の方法を用いて、蝋状供給原料を水素異性化し、粘度指
数(VI)の向上した潤滑用基材油を製造する方法に関する。
【0006】 本発明のこの実施態様ならびに他の実施様態を下記に記載する。
【0007】 発明の説明 本発明の実施において適した供給原料としては、スラックワックス、スラック
ワックス異性化物、フィッシャー−トロプシュワックス、フィッシャー−トロプ
シュ異性化蝋状ラフィネートおよび蝋状留分などの蝋状炭化水素油があげられる
。通常このような供給材料は、ワックス含有量が15%以上であろう。好ましい
供給原料は、窒素と硫黄の含量がそれぞれ約20wppm未満となろう。実際、
供給原料の硫黄と窒素含有量がこれを超える場合、この原料をまず典型的な水素
処理条件の下で水素処理に付し、その硫黄並びに窒素含有量を減少することがで
きる。アルミナに担持したNi/Mo、アルミナに担持したNi/W、あるいは
アルミナに担持したCo/Moなど従来使用されている水素処理触媒は、いずれ
も使用することができる。言い換えると第VIB族から第VIII族(ここで、
また下記にも使用している族というのはSargent−Welch Scie
ntific Co.の元素周期律表の金属のことである)のいずれかを金属酸
化物耐火担体上に担持したものを用いることができる。市販のものとしては、H
DN−30およびKF−840がある。
【0008】 水素処理は、硫黄と窒素の含有量を下げるために行われ、窒素が20wppm
以下のレベルで硫黄が20wppm以下のレベル、特に窒素が10ppm以下の
レベルで硫黄が10ppm以下のレベル、もっとも好ましくは窒素が5ppm以
下のレベルで硫黄5ppm以下のレベルに下げられる。
【0009】 天然の石油原料から得た蝋状供給原料には、多量の硫黄化合物と窒素化合物が
含有されているが、これらは、ワックス水素異性化触媒を失活させることが知ら
れている。この失活を防ぐには、供給原料が10ppmを超えない、好ましくは
2ppm未満の硫黄と、2ppmを超えない、好ましくは1ppm未満の窒素を
含有することが好ましい。
【0010】 これらの限界値を満たすためには、供給原料を水素処理し、硫黄および窒素含
有量を減少させることが好ましい。
【0011】 水素処理は、アルミナに担持したNi/Mo、アルミナに担持したCo/Mo
、アルミナに担持したCo/Ni/Mo、例えばKF−840、KF−843、
HDN−30,HDN−60、Criteria C−411などの典型的な水
素処理触媒を用いて行うことができる。同様に、米国特許第5、122、258
号に記載のように、Ni/Mn/MoあるいはCr/Ni/Mo硫化物を含有す
るバルク触媒を使用することもできる。
【0012】 水素処理は、280℃〜400℃、好ましくは340℃〜380℃の範囲の温
度、500〜3000psiの範囲の圧力、500〜5000SCF/bblの
範囲の水素処理ガス速度、および0.1〜5LHSV、好ましくは1〜2LHS
Vの範囲の流速において行われる。
【0013】 水素処理された蝋質油は、ストリップ処理してアンモニアとHSを除去し、
ついで本発明の水素異性化に付される。
【0014】 本発明に従い蝋状供給原料の水素異性化に使用される触媒は、ユニット化した
混合粉末ペレット触媒である。ここで、またさらに特許請求の範囲においても使
用するこの「ユニット化した」という用語は、粉末化した第一の成分と粉末化し
た第二の成分とを混合し、この混合物をペレット化することにより得たペレット
がそれぞれ先に述べたすべての粉末成分を含有するようなペレットとなっている
ことを指す。
【0015】 このユニット化した触媒を製造するには、まず完成したそれぞれの粉末成分を
粉砕し、粉末化し、粉末化した材料を混合して均一な素材を作り、ついで圧縮/
押し出しおよびペレット成形してユニット化したペレット触媒を生成する。粉砕
と粉末化は、100ミクロン未満の粒度までボールミルあるいはその他の従来か
ら使用されている粉末化手段を用いて達成できる限り均一に行われる。
【0016】 第一の成分は、結晶性8,10および12環モレキュラーシーブを含有する接
触脱蝋成分である。結晶性モレキュラーシーブには、メタローすなわちアルミノ
シリケート、アルミノフォスフェートおよびシリコアルミノフォスフェートが含
まれる。結晶性アルミノシリケートの例としては、毛沸石、斜方沸石、ZSM−
5、ZSM−11、ZSM−12、シータ−1(ZSM−22)、ZSM−23
、ZSM−35、ZSM−48などのゼオライト、天然および合成フェリエライ
ト、ZSM−57、ベータモルデナイトおよびオフレタイトがあげられる。結晶
性アルミノ−およびシリコアルミノフォスフェートの例をあげるとSAPO−1
1、SAPO−41、SAPO−31、MAPO−11およびMAPO−31で
ある。好ましいものはZSM−5、ZSM−22、ZSM−23、フェリエライ
トおよびSAPO−11である。
【0017】 第二の異性化成分は、非晶質耐火性金属酸化物担体基材(例えばアルミナ、シ
リカ、ジルコニア、チタニア、シリカ−マグネシア、シリカ−アルミナなど)の
上に好ましくは第VIB族、第VIIB族、第VIII族金属およびそれらの混
合物、好ましくは第VIII族、より好ましくは第VIII族の貴金属、もっと
も好ましくはプラチナあるいはパラジウムから選択された、触媒活性金属が堆積
されている、さらに例えばイットリア、La、Ceなどの希土類酸化物、および
ボリア、マグネシアなどから選択される促進剤あるいはドーパントを含有しても
良い、典型的な異性化触媒のどれを使用してもよい。前記の触媒活性金属は、0
.1〜5重量%の範囲、好ましくは0.1〜3重量%、さらに好ましくは0.1
〜2重量%、最も好ましくは0.1〜1重量%の範囲で存在する。前記促進剤と
ドーパントは、異性化触媒の酸度を調節するために使用される。従って異性化触
媒がシリカ−アルミナのような酸性の物質を使用する場合、得られる触媒の酸度
は、イットリア、例えばランタン、セリウムなどの希土類酸化物、ボリアあるい
はマグネシアなどの塩基性材料を添加することによって、あるいはシリカ−アル
ミナ中のシリカ:アルミナ比を調節することによって減少させる。
【0018】 金属水素化成分は、第一の脱蝋成分、第二の異性化成分のいずれかの上に、あ
るいは好ましくは第一と第二の成分の両方の上に堆積することができる。この金
属は、第VIB族および第VIII族の内の少なくとも一つから選択され、好ま
しくは第VIII族、より好ましくはプラチナまたはパラジウムである。金属の
量は、触媒の0.1〜30重量%の範囲である。この金属がプラチナまたはパラ
ジウムであれば、好ましい量は、触媒の0.1〜5重量%である。触媒の利用を
最大にするためには、もし金属が一成分上にのみ存在する場合、金属の分散量は
、少なくとも0.3(100%の金属分散を1.0とする)である。金属が両成
分上に存在する場合、成分の内の一つの上における、金属分散量(D)と金属濃
度(C)の積(すなわちDXC)が少なくとも0.08であることが好ましい。
【0019】 前記の第一と第二の成分は、粘度指数を実質的に減少させずに、ワックス異性
化とナフテン分解を促進するのに充分な比率で混合される。本発明に従う触媒に
おけるゼオライトの非晶質無機酸化物に対する比率は、下記に記載するMCH試
験によると重量比で約1:1〜1:20の範囲である。
【0020】 触媒中の第一と第二の成分の適正な比率を決定するための一つの技法は、約0
.5重量%のプラチナを含有する混合成分によるメチルシクロヘキサン(MCH
)の種々のシクロペンタン化合物への転化を評価することによって行われる。3
20℃におけるトランス−1,2−ジメチルシクロペンタンのトランスー1,3
−ジメチルシクロペンタンに対する転化比(トランス−1,2/トランスー1,
3DMCP)が1未満である触媒は、基材油の収率の最大化を促進し、一方この
比が約1を上回るものは、粘度指数の最大化を促進することがわかった。
【0021】 第二のファクターは、触媒に約0.5重量%のプラチナを含浸し、メチルシク
ロヘキサンの種々のシクロペンタン化合物への10%転化を評価した時、エチル
シクロペンタン(ECP)の形成に対する選択性が少なくとも50%であるとい
うことである。
【0022】 この技法をさらに下記に説明する。触媒上でMCHが反応し種々のシクロペン
タン生成物へとなる模様を図1に示す。図1に示されるように、MCH分解の生
成物には、エチルシクロペンタン、シス−およびトランス−1,2−ジメチルシ
クロペンタン、シス−およびトランス−1,3−ジメチルシクロペンタンおよび
1,1−ジメチルシクロペンタンが含まれる。この技法は、MCHテストとも呼
ばれているが、本発明に従う触媒の相対的酸部位濃度、強度および活性部位拘束
を規定するのに使用される。
【0023】 これらのキーファクターは、次のように要約することができる:(1)ある重
量の触媒の320℃におけるMCH総転化率が酸部位の相対数を示す;(2)1
0%転化におけるECPへの選択性は相対酸度の尺度であり、ここでECP選択
性値が高いと低い酸度を、ECP選択性値が低いと高い酸度を示す;(3)トラ
ンス−1,2−DCMPのトランス−1,3−DCMPに対する比は触媒の活性
部位における拘束と相関しており、ここで比率が高い(>1)と活性部位に物理
的な拘束は全くないか、あってもわずかであり、比率が低い(<1)と活性部位
に物理的拘束があることを示す。
【0024】 本プロセスにおいて、収率のよい触媒を製造するには、主に非晶質の異性化成
分の数と強度を共に制御する事によって、トランス1,2−DCMPのトランス
ー1,3−DCMPに対する比を約1未満に調整する。アルミナのような酸度の
より低い非晶質成分を使用することが好ましい。
【0025】 逆に粘度指数を最大にする触媒は、非晶質相の酸度を増加することによって製
造される。この場合シリカ−アルミナあるいは修飾されたシリカ−アルミナのよ
うな酸度のより高い非晶質成分を使用することが好ましい。このような触媒を製
造するもう一つの方法は、ユニット化された触媒のトランスー1,2/トランス
ー1,3DMCP比が>1となるように、微孔質成分の非晶質成分に対する比を
変化させることである。
【0026】 本発明の触媒を使用する水素異性化プロセスは、約200℃〜400℃の間、
好ましくは250℃〜380℃、もっとも好ましくは300℃〜350℃の温度
にて、水素分圧が約350〜5,000psig(2.41〜34.6mPa)
、好ましくは1,000〜2500psig(7.0〜17.2mPa)、水素
ガス処理速度が500〜10,000SCFH/bbl(89〜1780m /m)、好ましくは2,000〜5000SCFH/bbl(356〜89
0m/m)およびLHSVが0.1〜10v/v/hr、好ましくは0.5
〜5v/v/hr、さらに好ましくは1〜2v/v/hrで行われる。
【0027】 本発明のもう一つの実施様態において蝋状供給原料は、その流動点が+10℃
以下のオーダーに降下するよう、まず溶媒脱蝋に付される。
【0028】 使用される脱蝋溶媒としては、メチルエチルケトン(MEK)、メチルイソブ
チルケトン(MIBK)、MEKとMIBKの混合物、などのC−Cケトン
、トルエン、ケトン混合物などの芳香族炭化水素、MEK/トルエンなどの芳香
族、メチルt−ブチルエーテルなどのエーテルおよびそのケトンあるいは芳香族
との混合物などがあげられる。同様にプロパン、プロピレン、ブタン、ブチレン
およびそれらを組み合わせた物などの液化した、通常はガス状の炭化水素もまた
溶媒として使用できる。好ましくは使用される溶媒は、メチルエチルケトンとメ
チルイソブチルケトンの当量混合物である。通常この異性化物対溶媒の比は、1
〜10であるが、好ましくは約1:3である。脱蝋供給原料は、ついで先に記載
のように水素異性化に付される。
【0029】 本発明を下記の非限定実施例を用いて明らかにする。
【0030】 実施例 実施例1 本実施例は、非晶質成分の酸性度の異なる触媒に関し、水素化分解留分(フィ
ードA)における収率と粘度指数とのトレードオフを示す。水素化分解留分(フ
ィードA)の物性を表1に示す。
【0031】
【表1】
【0032】 表2の触媒(カラムB)は、粉末状のゼオライトシータ−1(TON)を粉末
状のアルミナ(BET表面積190m/m)と合わせ、よく混合して均質な
粉末混合物を形成し、型に入れて圧縮し、触媒ペレットを形成して所望のメッシ
ュサイズに分粒したものである。二硝酸パラジウムテトラミン水溶液(pH=1
0)と二塩化パラジウムをそれぞれ用いて、TONとアルミナの両方に混合に先
立ち粉末状のパラジウムを添加した。
【0033】 表2の触媒(カラムC)は、カラムAでペレットにする前の均一な粉末触媒を
製造するのに用いたのと同じ技法により、ゼオライトTONとシリカ−アルミナ
(Si−Al)を混合して製造した。この場合インシピエントウエットネス法に
より完成したユニット化触媒上にパラジウムを添加(二硝酸パラジウムテトラミ
ンとして)した。
【0034】 表2は、これら二つの触媒の水素脱蝋に対する活性と選択性の溶媒脱蝋(カラ
ムA)との比較を示す。各触媒成分およびそれに対応して、完成したユニット化
触媒における酸性度の違いも、また320℃におけるメチルシクロヘキサンの反
応を用いて示した。表から酸性度が高い(数が多く酸度が大きい)シリカ−アル
ミナ触媒(カラムC)は、アルミナと組み合わせた極めて低い酸性度の触媒(カ
ラムB)と較べて、収率は低いが粘度指数は遙かに高いことがはっきりとわかり
、一方このアルミナと組み合わせた極めて低い酸性度の触媒(カラムB)は、収
率は高いが粘度指数において欠点がある。
【0035】
【表2】
【0036】 実施例2 本実施例により収率−粘度指数トレードオフについてさらに説明し、水素化分
解留分(フィードB)の水素添加脱蝋に関し二つの触媒の活性および選択性を溶
媒脱蝋と比較する。水素化分解留分(フィードB)の物性を表3に示す。
【0037】
【表3】
【0038】
【表4】
【0039】 これらの触媒二つ(カラムBおよびC)を製造する方法は、実施例1に記載の
ものであった。
【0040】 表4のカラムBとCから両方の触媒により得られる収率と粘度指数の比較がで
きる。ここでもやはり酸性度の低い触媒(カラムB)は、酸性度のより高い触媒
(カラムC)と比較し、収率は高く、粘度指数が低い結果となった。
【0041】 実施例3 この実施例によりさらに収率−粘度指数トレードオフを説明し、水素化分解留
分(フィードB)の水素異性化における二つの触媒の活性と選択性の溶媒脱蝋と
の比較を示す。この実施例は、微孔性成分の非晶質成分に対する相対量を変化さ
せることにより、収率あるいは粘度指数を最大にするべくユニット化した触媒の
全酸性度を調節する事ができることを示している。
【0042】 表5では、粉末化したZSM−5(Si/Al比が110)と粉末化した非晶
質成分を異なる比率で混合し、二塩化プラチナテトラミンを用いたインシピエン
トウエットネス法によりプラチナを添加して得た二つのユニット化した触媒を比
較する。表5に溶媒脱蝋と比較した、これらの触媒の水素化分解留分B(この物
性は表3に示す)の脱蝋における活性と選択性を示す。トランス−1,2/トラ
ンス−1,3DMCP比が1未満であるカラムBの触媒は、トランス−1,2/
トランス−1,3DMCP比が1以上であるカラムCの触媒よりも収率が高いが
粘度指数が低い。
【0043】
【表5】
【0044】 実施例4 この実施例は、触媒転化を最大にするには水素添加金属の分散量が多いことが
必要であることを示すものである。しかし、混合粉末化触媒中の金属は、微孔性
成分上に分散してもよくあるいは非晶質成分の上に分散してもよい。
【0045】 表6の触媒は、粉末状のゼオライトシータ−1(TON)と粉末状アルミナ(
BET表面積190m/m)を合わせ、よく混合して均一な粉末混合物を形
成し、ついで型の中で加圧して触媒ペレットを形成し、所望のメッシュサイズに
分粒することによって得た。
【0046】 カラムAの触媒中のTONには、アルミナと混合する前に二硝酸プラチナテト
ラミンを添加した。
【0047】 カラムBの触媒のTONには、アルミナと混合する前に二硝酸パラジウムテト
ラミンの水溶液(pH=10)を用いて粉末状のパラジウムを添加した。
【0048】 カラムCの触媒のTONには、プラチナを添加した(二塩化プラチナとして)
アルミナと混合する前に、二硝酸パラジウムテトラミンの水溶液(pH=10)
を用いてパラジウムを添加した。
【0049】 カラムDの触媒は、実施例1に記載のように製造した。
【0050】 表6のカラムAとBにより、貴金属がTONゼオライト成分のみに添加されて
いる、二つのTONゼオライト/アルミナ混合粉末触媒の活性を比較する。金属
分散量が12%であるパラジウム TON/アルミナ触媒(カラムB)は金属分
散量が65%であるプラチナ TON/アルミナ触媒(カラムA)よりも流動点
降下の点で遙かに活性が低いことが示された。
【0051】 さらにプラチナあるいはパラジウムをアルミナ成分(それぞれカラムCおよび
カラムD)に添加したものでは、カラムAで観察されたものより触媒の活性が向
上した。
【0052】
【表6】
【図面の簡単な説明】
【図1】 図1は、320℃におけるメチルシクロヘキサンの種々のシクロペンタン化合
物への転化を表す。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) C10G 35/095 C10G 35/095 45/60 45/60 61/02 61/02 73/00 73/00 (72)発明者 マクビイッカー,ガリー,ブライス アメリカ合衆国,ニュージャージー州 07830,キャリフォン,メイン ストリー ト 65 (72)発明者 ハンツァ,シルバイン アメリカ合衆国,ルイジアナ州 70769, プライリービル,セブン オークス アベ ニュー 37620 (72)発明者 コディ,イアン,アルフレッド アメリカ合衆国,ルイジアナ州 70809, バトンルージュ,ウレンウッド ボウレバ ード 7942シー (72)発明者 ソレッド,ステュアート,レオン アメリカ合衆国,ニュージャージー州 08867,ピッツタウン,クックス クロス ロード 21 (72)発明者 リネク,サンドラ,ジーン アメリカ合衆国,ルイジアナ州 70806, バトンルージュ,クレイカット ロード 5202 (72)発明者 ボームガートナー,ヨセフ,アーニスト アメリカ合衆国,ニュージャージー州 07830,キャリフォン,ラリタン リバー ロード 179 Fターム(参考) 4G069 AA03 BA01A BA01B BA02A BA03A BA03B BA04A BA05A BA07A BA07B BA20A BA45A BB02A BB02B BB04A BC38A BC40A BC42A BC43A BC57A BC59A BC60A BC65A BC67A BC68A BC69A BC72A BC72B BC75A BC75B CC06 CC14 EA02X EA02Y FC08 ZA03A ZA06A ZA07A ZA11A ZA11B ZA12A ZA13A ZA16A ZA19A ZA22A ZA32A ZA32B ZA39A ZA41A ZC09 ZF05A ZF05B 4H029 CA00 DA00 DA11 DA13

Claims (13)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 蝋状供給原料を(1)8,10および12環モレキュラーシ
    ーブおよびそれらの混合物から選択された第一の脱蝋成分と、(2)非晶質無機
    酸化物である第二の異性化成分と、さらに(3)VIB族金属、およびVIII
    族金属水素化成分のうちの少なくとも一つを含有する、ユニット化した混合粉末
    化ペレット触媒を含有する触媒と水素異性化条件の下で接触させるステップを含
    有する、前記蝋状供給原料を水素異性化し、収率よく潤滑用基材油を製造する方
    法であって、前記第一および第二の成分が、この触媒の320℃におけるメチル
    シクロヘキサンの1,1−ジメチルシクロペンタン、1,2−ジメチルシクロペ
    ンタン、1,3−ジメチルシクロペンタンおよびエチルシクロペンタンへの転化
    を評価した際、トランス−1,2−/トランス−1,3−ジメチルシクロペンタ
    ン比が1未満の範囲であり、10%転化におけるエチルシクロペンタンに対する
    選択性が少なくとも約50%となるような比率で存在する、蝋状供給原料を水素
    異性化し、収率よく潤滑用基材油を製造する方法。
  2. 【請求項2】 脱蝋成分は、少なくとも10環および12環モレキュラーシ
    ーブのうちの一つであることを特徴とする請求項1記載の方法。
  3. 【請求項3】 異性化成分は、シリカ、アルミナ、チタニア、ジルコニア、
    シリカ−アルミナおよびシリカ−マグネシアの内の少なくとも一つであることを
    特徴とする請求項1記載の方法。
  4. 【請求項4】 異性化成分は、シリカ、アルミナ、チタニアおよびジルコニ
    アの内の少なくとも一つであることを特徴とする請求項1記載の方法。
  5. 【請求項5】 異性化成分は、アルミナであることを特徴とする請求項1記
    載の方法。
  6. 【請求項6】 水素化成分は、第VIII族の金属であることを特徴とする
    請求項1記載の方法。
  7. 【請求項7】 金属は、プラチナまたはパラジウムであることを特徴とする
    請求項6記載の方法。
  8. 【請求項8】 金属は、前記第一の脱蝋成分と前記第二の異性化成分の両方
    の上に分散されていることを特徴とする請求項6または7記載の方法。
  9. 【請求項9】 前記の成分の少なくとも一つの上の金属の分散量は、少なく
    とも約0.3であることを特徴とする請求項8記載の方法。
  10. 【請求項10】 第VIB族および第VIII族金属水素化成分は、促進さ
    れているあるいはドープされていることを特徴とする請求項1記載の方法。
  11. 【請求項11】 蝋状供給原料は、水素異性化に先立ち溶媒脱蝋により流動
    点を+10℃以下に降下させたものであることを特徴とする請求項1記載の方法
  12. 【請求項12】 促進剤あるいはドーパントは、イットリア、希土類酸化物
    、ボリアおよびマグネシアから選択されることを特徴とする請求項10記載の方
    法。
  13. 【請求項13】 蝋状供給原料を(1)8,10および12環モレキュラー
    シーブおよびそれらの混合物から選択された第一の脱蝋成分と、(2)非晶質無
    機酸化物である第二の異性化成分と、さらに(3)VIB族金属、およびVII
    I族金属水素化成分のうちの少なくとも一つを含有する、ユニット化した混合粉
    末化ペレット触媒を含有する触媒と水素異性化条件の下で接触させるステップを
    含有する、前記蝋状供給原料を水素異性化し、収率よく潤滑用基材油を製造する
    方法であって、前記第一および第二の成分が、この触媒の320℃におけるメチ
    ルシクロヘキサンの1,1−ジメチルシクロペンタン、1,2−ジメチルシクロ
    ペンタン、1,3−ジメチルシクロペンタンおよびエチルシクロペンタンへの転
    化を評価した際、トランス−1,2−/トランス−1,3−ジメチルシクロペン
    タン比が少なくとも1であり、10%転化におけるエチルシクロペンタンに対す
    る選択性が少なくとも約50%となるような比率で存在する、蝋状供給原料を水
    素異性化し、収率よく潤滑用基材油を製造する方法。
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