JP2002503104A - 生物学的滅菌表示器 - Google Patents

生物学的滅菌表示器

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Abstract

(57)【要約】 本システムは、滅菌サイクルの有効性を判定するのに使用される。生物学的滅菌表示器(26)は、この生物学的滅菌表示器(26)内の細菌生育を示す生物学的活性に応じて蛍光を示す。生物学的滅菌表示器(26)は、滅菌サイクルに暴露され、蛍光読取装置(10)内に配置される。生物学的滅菌表示器(26)からの蛍光が読み取られて、第1の蛍光読取り値が得られる。生物学的滅菌表示器(26)からの蛍光が再度読み取られて、第2の蛍光読取り値が得られる。前記第1及び第2の蛍光読取り値に基づいて滅菌サイクルの有効性が判定される。

Description

【発明の詳細な説明】 生物学的滅菌表示器 背景技術 本発明は、滅菌サイクルの有効性を判定するシステムに関し、より詳しくは、 滅菌サイクルの有効性を判定するために、生物学的滅菌表示器から蛍光を読み取 るシステムに関する。 器具及び装置の滅菌は、ある産業界において重要である。例えば、病院及びそ の他医療施設では、患者の治療に用いた器具及び装置を通常頻繁に滅菌する必要 がある。このような器具を滅菌するのに使用されるある種の滅菌サイクルは、滅 菌すべき個々の器具や装置により、及び器具や装置を実行する主体の好みにより 変わることもある。しかし、このような滅菌サイクルやプロセスはすべて、滅菌 すべき器具や装置を汚染する恐れがある生物やその他生物を死滅させるよう一般 的に設計されている。 種々の滅菌サイクルは、異なる滅菌方法又は技法を用いる。例えば、ある種の 滅菌サイクルでは、滅菌すべき器具や装置に蒸気、乾熱、化学薬品、又は放射線 を施すものがある。蒸気滅菌は、滅菌すべき器具が121から132℃の範囲の 温度を有する蒸気に暴露された場合に通常有効である。滅菌すべき器具は、13 2℃で約3分間から121℃で30分間の範囲で蒸気滅菌を施すことが好ましい 。ある種の化学滅菌では、滅菌すべき装置を酸化エチレンガスに暴露するものが ある。滅菌すべき装置は、65℃で約1時間から30℃で約4時間の範囲で酸化 エチレンガスに暴露される。乾熱滅菌では通常、滅菌すべき装置を少なくとも2 時間約180℃以上の温度に暴露する。多くの環境において、滅菌サイクルの有 効性は重要である。よって、滅菌サイクル の有効性を判定するのに滅菌表示器を使用している。 滅菌表示器には、従来多くの形態がある。例えば、生物学的表示器及び化学的 表示器が当業界で周知である。従来の生物学的表示器においては、自然の汚染に より存在する大部分の生物よりも滅菌プロセスに対する耐性が数倍強い試験生物 が担体上に塗布され、滅菌すべき物品と共に滅菌器内に配置される。よって、生 物学的表示器は、滅菌すべき装置と同一の滅菌サイクルに暴露されることになる 。滅菌サイクルの完了後、前記担体を栄養培地で培養して、前記試験生物がどの くらい滅菌過程から生き残ったかを測定する。従来の生物学的滅菌表示器におい ては、生物が検出可能な数にまで生育するのに少なくとも約24時間は通常要す る。 次に、生物学的滅菌表示器を調べて、そのような生育が生じているか否かを測 定する。前記生育が生じている場合には、滅菌サイクルが有効でなかったことを 示しており、滅菌サイクルが施された装置は無菌でないと想定することができる 。 市販の化学的表示器は、色の変化によって無菌状態を示したり、固体から液体 の状態に変化したりする化学薬品を利用している。このような化学的表示器の利 点は、滅菌サイクルの終了により結果がわかることにある。しかし、その結果は 、例えば、特定の温度に一定時間達していたことや、滅菌サイクル中に酸化エチ レンガスが存在していたことを示すだけである。化学的表示器が、関係のある生 物を除去するのに必要な条件を達成していたか否かを必ずしも示していないとい うことには、議論の余地がある。よって、業界では、生物を使用する生物学的表 示器が好まれている。 別のタイプの従来の生物学的表示器は、Matnerその他(米国特許第5, 418,167号)に開示されている。Matnerその他の文献には、滅菌サ イクルの有効性を測定するのに要する時間を劇 的に短縮するために酵素を用いることが記載されている。 応答時間が急速な生物学的表示器の実用例には、St.Paul,MN(US A)の3M社から入手可能な3MTMAttestTM急速読出し型生物学的表示器 がある。このAttest急速読出し型生物学的表示器は、バシラス・ステアロ テルモフィルス胞子の生存可能な個体群を有する胞子片付き軟質ポリプロピレン 製バイアルを含む。また、このバイアルは、破砕可能なガラス製アンプルに含ま れる改質潜在大豆ブイヨンである生育培地を含む。蒸気滅菌サイクル用に設計さ れたAttest急速読出し型表示器の場合、胞子関連酵素の存在は生物学的表 示器内の胞子生育を示す。活性酵素の存在は、非蛍光基質を用いて測定される。 この非蛍光基質は、前記活性胞子関連酵素により蛍光体に変換される。 滅菌サイクルが有効でない場合、胞子と酵素の両方が活性状態のままである。 酵素は前記基質を蛍光体に変換する。よって、前記バイアルの蛍光が検出され、 培養期間後、滅菌サイクルの有効性が判定される。 3MTMAttestTM急速読出し型生物学的表示器はかなり進んだ技術である が、改良の余地はある。胞子の生育活性を蛍光により検出するために、蒸気滅菌 サイクル用の急速読出し型生物学的表示器では通常、1時間培養する。この培養 時間後、前記バイアルを読取装置に置き、バイアル内の蛍光を読み取る。このよ うな先行読取装置で正確な読取りを行うのに必要な培養時間を短縮することが可 能であろう。 3MTMAttestTM急速読出し型生物学的表示器に付随の先行読取装置は、 所定時間(例えば、12時間の動作時間)の経過後、又は装置の停電時は常に、 較正する必要がある。この較正方法は、作業者による多数の工程から成る。さら に、前記較正は、滅菌サイクルが施され、かつ無菌であると想定される生物学的 表示器を用いて行われ る。前記較正が未知の値に対して事実上行われるということには、議論の余地が ある。 発明の開示 本発明は、先行技術の読取装置における生物学的表示器の読取り方法が余り効 率的でなかったという認識から幾分生じている。生物学的表示器の各種構成要素 (バイアル、胞子片、キャップ、パッケージングなど)はすべて、生物学的表示 器のバイアルに含まれる胞子の生育活性とは関係がない自己蛍光の挙動を示す。 よって、この自己蛍光挙動は、蛍光検出中に基準又は閾の蛍光読取り値としての 機能を果たす。 先行システムにおいては、各々の生物学的表示器が、ある種の生物学的表示器 と関連がある最悪ケースの自己蛍光挙動を示すと想定されていた。生物学的表示 器からの蛍光を読取り、その蛍光が前記基準値、最悪ケースの自己蛍光を超えた か否かを判定した。よって、胞子の生育活性は、胞子の生育により生じた蛍光が 生物学的表示器のバイアルで示される最悪ケースの自己蛍光挙動を超えるような レベルに達する必要があった。これにより、滅菌サイクルの有効性の判定に関す る時間が長くなった。 本発明にあっては、培養前に、基準の蛍光読取りが各生物学的表示器に対して 行われる。その蛍光読取りは、当該生物学的表示器に対する基準又は閾の蛍光読 取りとして使用される。よって、短い培養時間の後、もう1回蛍光読取りを行い 、生物学的表示器における蛍光が、最初の蛍光読取り値により明示された値を超 えて統計的に有意な量だけ変化したか否かを測定する。滅菌サイクルの有効性は 、これらの読取りに基づいて判定される。有効でない読取り時間は、生物学的表 示器における生存可能な生物の数の関数である。これにより、10分も短縮可能 である。有効な表示時間は、検定の種類の関数であり、経験 的に確定することが好ましい。 好ましい実施形態においては、生物学的表示器における蛍光が、生物学的表示 器で行った基準の読取り値を超えて統計的に有意な量だけ変化したことを測定す るとすぐに、滅菌サイクルが有効でなかったと判定する。 図面の簡単な説明 図1Aは、本発明による生物学的表示器読取りシステムのブロック図である。 図1Bは、本発明の一面による生物学的表示器読取りシステムの一部の分解図 である。 図1Cは、図1Aに示す前記読取りシステムの一部を部分略図の形で示した詳 細ブロック図である。 図2A〜2Dは、本発明による生物学的表示器読取りシステムの動作を示す。 図3は、複数の異なる生物学的表示器の場合における蛍光の相対強さ対時間を 表す一群の曲線図である。 図4は、本発明の一実施形態による生物学的表示器システムを別の同システム に好ましく連結した複数の生物学的表示器システムのブロック図である。 好ましい実施形態の詳細な説明 図1Aは、本発明の一面による生物学的表示器読取りシステム10(システム 10)のブロック図である。このシステム10は、電気光学励起モジュール12 、電気光学検出モジュール14、基準モジュール15、制御器エレクトロニクス 16、作業者インターフェース18、オプションのスコープ20、加熱器サーボ 22、空チャンバ検出器2 3、及び培養器と光学統合キャビティ24(培養器24)を含んでおり、この培 養器24は、培養器モジュール25とその中に形成された光学統合キャビティ3 6とを含む。また、前記システム10には、培養器24内に嵌め込まれたキャッ プ28に回り止め機能を有する生物学的滅菌表示器26(BI26)が示してあ る。 好ましい実施形態においては、前記BI26は、St.Paul,Minne sotaのMinnesota Mining and Manufactur ing Companyから3M Attest,モデル1291又は1292 の商品名で市販されている生物学的滅菌表示器である。BI26は、キャップ2 8、バイアル30及び各種内容物(図示せず)を含む。BI26は、培養器24 における培養後のバイアル30内の蛍光の生成によって生存可能な微生物(例え ば、胞子)の存在を明示する。これは、バイアル30内の非蛍光基質(例えば、 4−メチルウンベリフェリル−アルファ−D−グルコシド)を利用してその非蛍 光基質を胞子関連酵素の活性による蛍光生成物に変換することによって実現する ことが好ましい。前記胞子関連酵素は、バイアル30内の胞子の生育に関連があ る酵素の一つであるアルファ−D−グルコシダーゼであることが好ましい。 BI26から蛍光を読み取るために、電気光学励起モジュール12が、バイア ル30内の非蛍光物質及び基準モジュール15に光学励起を与える。電気光学励 起モジュール12は、フラッシュ機構部32及びフィルタ34を含む。好ましい 一実施形態において、フラッシュ機構部32は、近紫外線領域の波長が多い広帯 域の光パルス(約100μsのパルス)を発するフラッシュ管である。フィルタ 34は、低い自己蛍光を示し、選択波長を通す吸収色ガラスフィルタであること が好ましい。適当なフィルタは、Duryea,PAのSchott Glas s Technologies,Inc.から入手可能なSc hott bg39,ug11フィルタである。 光は、フィルタ34を通過し、バイアル30及び基準モジュール15に衝突す る。基準モジュール15は、フィルタ35及び基準光学センサ37を含むことが 好ましい。フィルタ35は、フィルタ34を通過する励起エネルギーを通すよう に選ばれたフィルタ又はフィルタのセットであることが好ましい。フィルタ35 は、このエネルギーを基準光学センサ37まで通す。適当なフィルタは、Dur yea,PAのSchott Glass Technologies,Inc .から入手可能なSchott bg39',ug11フィルタである。 基準光学センサ37は、フィルタ35を通過したエネルギーを検出し、フィル タ35を通過したエネルギーを示す制御器エレクトロニクス16に基準信号を供 給する。よって、基準光学センサ37により制御器エレクトロニクス16に供給 された基準信号は、フラッシュ機構部32で発したフラッシュの強さを示す。 フィルタ34を通過し、バイアル30に衝突した光は、バイアル30内の蛍光 物質を励起する。バイアル30から発せられた蛍光は統合キャビティ36により 収集されることが好ましく、この統合キャビティ36は、バイアル30から発せ られた蛍光を収集(又は統合)してその蛍光を電気光学検出モジュール14に差 し向けるためにバイアル30の回りに配設された幾何学的反射キャビティ(例え ば、放物線形や球形)であることが好ましい。 電気光学検出モジュール14は、フィルタ38及び光学センサ40を含む。フ ィルタ38は、フラッシュがバイアル30の表面に衝突したときにバイアル30 の表面からの反射を拒絶するように選ばれたフィルタ又はフィルタのセットであ ることが好ましい。適当なフィルタは、約350nmの波長範囲の光を遮り、約 450nmの波長範囲の光を通す。フラッシュ機構部32からの励起エネルギー とバイアル3 0からの放射エネルギーとの干渉を低減し易い任意の適当なフィルタリングを行 うようにすると良い。このフィルタは、バイアル30内の蛍光を示す発光波長を 通す機能を果たす。フィルタ38として使用される適当なフィルタの一つは、S chott Glass Technologies,Inc.によりScho tt bg39,kv408フィルタが提供されている。フィルタ38の出力は 光学センサ40に供給されており、この光学センサ40は、400から450n mの波長範囲のフォトダイオードの感度を高める青色強化フォトダイオードであ ることが好ましい。適当な光学センサ40の一つは、Tucson,Arizo naのBurr Brown Corporationにより商品名OPT30 1で提供されている。 前記光学センサ40の出力は、制御器エレクトロニクス16に供給されている 。好ましい実施形態においては、制御器エレクトロニクス16はマイクロプロセ ッサによる制御器であり、この制御器は、前記光学センサ37及び40からの出 力を受け取り、フラッシュ機構部32の強さとバイアル30内の蛍光活性とを示 す状態調節信号として前記出力をそれぞれ供給するための関連のメモリとタイミ ング回路と増幅器とその他適当な状態調節回路とを含む。また、制御器エレクト ロニクス16は、適当な作業者インターフェース18に接続されていることが好 ましい。好ましい実施形態においては、作業者インターフェース18は、CRT とキーボード、又は膜型キーパッド入力、タッチスクリーン入力又は任意のその 他適当な作業者インターフェース装置を含む。制御器エレクトロニクス16はオ プションのスコープ20に接続されていてもよく、このスコープ20は、光学セ ンサ40から受け取った信号を表示するのに用いる市販のオシロスコープである 。最後に、制御器エレクトロニクス16は、加熱器サーボ22及び空チャンバ表 示器23にも連結されていることが好ましい。 前記加熱器サーボ22は、プログラム可能な、又はその他適当な加熱器デバイ スであることが好ましく、このデバイスは、BI26内の胞子及び生育培地を培 養するのに用いる培養器24に熱を供給する。加熱器サーボ22により供給され る熱量は、当業界で知られているように、BI26内の物質の具体的な生物学的 組成により変わる。また、特定のユーザ定義BIモデルに基づいて決められた動 作設定値を有する多数の過熱ゾーンを使用してもよい。 空チャンバ検出器23は、BI26が培養器24内にあるか否かを検出する。 この検出器23については、図ICでより詳細に後述する。 BI26を含む各部材は、電気光学励起モジュール12により励起されたとき に自己蛍光の挙動を示す。例えば、ある生物学的表示器では、空の読取りキャビ ティからの読取りよりも約5倍の蛍光読取りを行える自己蛍光挙動を示すことが 認められている。さらに、バイアル30内の生育培地を胞子片に施した場合(即 ち、BI26を湿潤させた場合)には、BI26の自己蛍光挙動は更に20%増 大する。この自己蛍光挙動は、各々の生物学的表示器に対する基準又は閾の読取 り値としての機能を果たす。よって、先行システムにおいて、読取装置は、その 読取装置で使用できる任意の生物学的表示器に対して予測される最悪ケースの閾 値を超えた蛍光を引き起こすために生物学的表示器内の胞子生育活性を必要とす る。 本発明の一面によれば、生育培地をBI26内の胞子片に施した後すぐで、重 要な培養の前に、蛍光読取りが行われ、当該BI26に相関される。つぎに、( 明細書でより詳細に後述するように)ある培養時間後、蛍光読取りが当該BI2 6からもう一回行われ、この読取り値が当該BI26に対する第1又は基準の読 取り値と比較される。その後、制御器エレクトロニクス16は、第2の蛍光読取 り値が統計的に有意な量だけ第1の蛍光読取り値を超えているか否かを判定する 。超 えている場合には、制御器エレクトロニクス16は、BI26内に胞子の生育活 性があるという表示を作業者インターフェース18に出力し、その結果、BI2 6に施された滅菌サイクルが有効でなかったということになる。 この操作を行う場合、蛍光読取りをBI26から行う多数の異なる方法がある 。図1Aは、培養器24が光学収集又は統合キャビティ36を有する好ましい実 施形態を示す。この種のキャビティはバイアル30の回りに配設された反射器を 含み、この反射器は、バイアル30の全外周囲からの光を収集又は統合してこの 光を電気光学検出モジュール14の方へ向ける機能を果たす。しかし、BI26 から蛍光読取りを行う別の方法としては、バイアル30のより小さい部分のみに 光学センサ40の焦点を合わせる方法がある。この場合、蛍光活性は、バイアル 30の一部からのみ検出されるのであり、バイアル30の全外周囲からではない 。この種の蛍光読取り方法を使用した場合、(BI26を過程中の任意の時間に 培養器24から外したとき)、第2の蛍光読取りの場合の電気光学検出モジュー ル14に対する角度の方向を第1の蛍光読取りの場合と同じ方向にBI26を置 き換えることが重要である。よって、本発明の一面にあっては、BI26は、電 気光学検出モジュール14に対する角度の方向が各々の時間で同一であるとみな すのに要するキー構造を有する。これは、図1Bに示してある。 図1Bは培養器24の分解図を示す。図1Bでは、キーブロック42が培養器 24の上面から伸張している。キーブロック42は、そのブロックに画定された キャップ受け孔44を有する。この孔44は、略円形部46及びキー溝48を有 する。孔44のサイズは、BI26のキャップ28の外周よりも僅かに大きい。 キャップ28は、略円形部50とキー部又は突起52から形成された外周を有す る。このような構成により、キャップ28をブロック42内に挿入できる唯一の 方 法は、キー52をキー溝48と角度的に整合させることにより得られる。また、 好ましい実施形態においては、キー溝48に位置決めされるようキャップ28又 はキー52の底部が面取りしてある。これは、バイアル30を挿入して各々の時 間において同一の角度方向に培養器24内で保持することを確実に行うのに役立 つ。これにより、特に統合キャビティ36を使用しない場合、BI26から行う 蛍光読取りの一貫性が向上する。 図1Cは、図1Aに示すシステム10の一部の詳細ブロック図である。図1C は、基準光学センサ37、光学センサ40及び制御器エレクトロニクス16を詳 細に示す。基準光学センサ37は、フォトダイオードD1、スイッチS1とS2 、コンデンサC1及び増幅器A1を含む。光学センサ40は、ダイオードD2、 スイッチS3とS4、コンデンサC2及び増幅器A2を含む。制御器エレクトロ ニクス16は、アナログ−ディジタル(A/D)変換器19、状態マシン21及 び制御器23を含む。 基準光学センサ37のフォトダイオードD1は、フラッシュ機構部32からフ ィルタ34により発せられた励起エネルギーを検出するように配置されている。 よって、フォトダイオードD1は、フィルタ34から直接光を受け取るか、又は バイアル30及び統合キャビティ36から反射された励起光を受け取るように配 置される。何れの場合においても、フォトダイオードD1は、フラッシュ機構部 32により供給された励起エネルギーの波長付近の範囲のエネルギーのみを通す ように適当なフィルタ35の隣りに配置される。 一方、フォトダイオードD2は、BI26の蛍光挙動に基づいてキャビティ3 6及びバイアル30から発せられる発光エネルギーを検出するように統合キャビ ティ36及びバイアル30に対して配置される。よって、バイアル30からの蛍 光に対応する範囲の波長のみを通すよ うに適当なフィルタ38が設けられる。 基準光学センサ37と光学センサ40の両方を設けることにより、多くの事が 達成される。まず、フラッシュ機構部32により供給される光パルスは、フラッ シュ動作中に完全に一定ではない。換言すれば、フラッシュ機構部32により出 力される光は、ランプのプラズマアークの温度に若干依存する。よって、フラッ シュは、フラッシュ動作中にスペクトル内容の変化を示す場合がある。最初のフ ラッシュがバイアル30で指示された場合、蛍光活性はあるレベルであるが、( 最初のフラッシュよりも強い)次のフラッシュが同一バイアル30で指示された 場合、バイアル30内の物質の蛍光挙動は異なることがある。基準光学センサ3 7を設けることにより、バイアル30にて発せられた蛍光エネルギーを示す信号 は、フラッシュ機構部32からの当該フラッシュの強さを示す基準光学センサ3 7からの特定の基準信号を用いて正規化することができる。よって、異なるフラ ッシュ強さが変動する影響は、更なる処理工程から実質的に取り除かれる。 また、フラッシュ機構部32からのフラッシュの強さは、時間の経過と共に減 衰する傾向があり、最後にはフラッシュ機構部32が機能しなくなる。フラッシ ュ機構部32からのフラッシュの強さを検出するように構成された基準光学セン サ37を設けることにより、システム10は、フラッシュ機構部32がもはや十 分に動作していない場合に作業者に警報を出すよう構成することができる。 さらに、基準光学センサ37は、空チャンバ検出器23と共に用いる場合に有 利でもある。空チャンバ検出器23は、BI26が統合キャビティ36内の位置 にあるか否かを検出するように構成される。空チャンバ検出器23は、BI26 を収容するチャンバの一方の側面に光放射器と他方の側面に光学検出器とを含む 光学検出器などの多数の適した形態をとることができる。BIがチャンバ内の位 置にある場合、 光学検出器により供給された光学信号は適当な表示を行う。空チャンバ検出器2 3は、単純な機械的スイッチ、又はBIがチャンバ内にあるか否かに基づいて状 態を変える機械的リレー型表示器で具体化してもよい。こうして、制御器エレク トロニクス16は、統合キャビティ36が汚れているか、又は洗浄やその他手入 れを行う必要があるか否かを判定することができる。例えば、BI26が統合キ ャビティ36内の位置にない場合、制御器エレクトロニクス16は、フラッシュ 機構部32からのフラッシュに応じてある種の自己蛍光挙動を調べると考えられ る。また、基準光学センサ37が、(フィルタ34から直接ではなく)統合キャ ビティ36から反射された励起エネルギーを受け取るように配置されている場合 、制御器エレクトロニクス16は、フラッシュの予想結果とフラッシュの実際の 結果とを比較して、異物が統合キャビティ36内にあるか、統合キャビティ36 の壁面が洗浄を要する破片やその他の物で覆われているか、統合キャビティ36 がある種のその他手入れを行う必要があるか否かを判定することができる。 運転の際には、図1Cに記載された回路がまず初期化される。制御器23から 開始信号を受け取ると、状態マシン21は信号をスイッチS1〜S4に供給して 、スイッチS1とS3を開き、スイッチS2とS4を閉じる。これにより、コン デンサC1とC2の電荷をセンサ37とセンサ40の両方でゼロレベルにせしめ る。つぎに、スイッチS2とS4を開き、スイッチS1とS3を閉じる。この状 態で、センサ37と40はフラッシュに対して監視している。 つぎに、状態マシン21はフラッシュ出力信号をフラッシュ機構部32に供給 して、フラッシュ機構部32がフラッシュを発するようにする。光パルスの幅は 、約50から100μ秒であることが好ましい。フォトダイオードD1は、フィ ルタ35により濾波されると、フラッシュ機構部32により発せられた励起エネ ルギーに反応する。フォト ダイオードD2は、フィルタ38により濾波されると、バイアル30内の蛍光に より発せられた発光エネルギーに反応する。前記ダイオードD1とD2の両方に おいて、光電流が誘導されて、フォトダイオードに衝突した光子によりダイオー ドに流れ始める。前記電流により、電荷がそれぞれコンデンサC1とC2に発生 し、増幅器A1とA2が正に反応して前記増幅器の出力が約0Vのレベルから約 5Vのレベルに変わる。より詳しくは、前記センサ37と40の伝達関数は次の とおりである。 ただし、Voutはセンサ37と40の増幅器の出力において供給された出力電 圧であり、capはそれぞれコンデンサC1とC2の静電容量であり、Iin(t )はフォトダイオードに衝突した光子によりそれぞれダイオードD1とD2に誘 導された光電流である。 つぎに、状態マシン21は、変換(CONV)信号をA/D変換器19に供給 する。このA/D変換器19は、直列データストリームの出力を行う適当な市販 の12ビットのアナログ−ディジタル変換器であることが好ましい。しかし、適 した構成を有するその他の適当なA/D変換器を使用してもよい。状態マシン2 1からのCONV信号の受信に応じて、A/D変換器19は、センサ37と40 により供給された電圧の値を示すディジタルデータを制御器23にDATA I N線で供給する。 また、制御器23がデータを状態マシン21及びA/D変換器にDATA O UT線で供給して回路の一部を適当に構成することにも留意すべきである。また 、クロック信号がバスマスタ(図示せず)からA/D変換器19、状態マシン2 1及び制御器23に供給されて、回路の同期と計時を行う。 A/D変換器19からディジタル化信号を受信した後、制御器23は、蛍光を 生じるフラッシュ機構部32により発せられたフラッシュの強さを考慮に入れて 、バイアル30内の蛍光を示す出力信号を供給する。この計算を行う際、好まし い実施形態においては、制御器23は、分析すべき特定のBI26に関連する運 動系列を考慮に入れる。運動系列は、図3で詳細に説明するように、滅菌後の生 存可能な生物の異なるレベルを有する複数のBIに対して、BIの特定モデルに 対する蛍光の相対強さ対時間(分)をグラフで表した実験生成曲線図又は一連の 曲線図であることが好ましい。 前記出力信号を供給する際には、制御器23は、光学センサ40により検出さ れた発光データをまず正規化する。これは、光学センサ40から読取りを行い、 当該BIに関連する運動系列の最小値を減算することにより行われる。つぎに、 その値を運動系列の範囲で割り、100%で掛ける。こうして、制御器23は、 当該BIに関連する運動系列の全スケールの大きさのパーセントで各々の読取り を行っている。これにより、測定単位の非互換性が無くなる。その後、制御器2 3は、得られた正規化データを取得してフラッシュ機構部32からのフラッシュ の変動に対してそのデータを補正する。これを行うために、補正発光データは、 光学基準センサ37により供給された正規化励起基準データで割られた(上述の 如く得られた)補正前の正規化発光データで表してある。 図2A〜2Dは、本発明の一面によるシステム10の動作を示す。BI26は 、滅菌すべき他の装置又は器具と一緒に滅菌器内に設置されている。これはブロ ック54で示す。つぎに、滅菌サイクルが実行される。滅菌サイクルは通常、蒸 気滅菌、乾熱滅菌、又は化学薬品(例えば、酸化エチレン、過酢酸又は過酸化水 素を基剤としたもの)、プラズマや放射線滅菌の方法、又はこれらの組合せによ る方法を含んでも よい。異なる時間枠、温度管理及び滅菌サイクルでは、既知のように、異種のB Iを使用する必要がある。何れの場合においても、BI26には滅菌サイクルが 施される。これはブロックS6で示す。 つぎに、作業者は、システムで使用されるBI26の特定の種類を(好ましく は作業者インターフェース18を介して)システム10に入力する。これはブロ ック57で示し、多くの事を実行する。まず、使用される特定の種類のBIは、 加熱器サーボ22(又はシステムのその他加熱器サーボ)に対する正しい設定値 を制御器エレクトロニクス16に指示する。例えば、ある種類のBIでは約60 ℃での培養を必要とするが、別の種類のBIでは約37℃での培養を必要とする 場合がある。さらに、使用中のBI26の種類に応じて、制御器エレクトロニク ス16は、(図1Cで上述したように)出力を供給する際に用いる該当の運動挙動 情報をメモリから検索するであろう。図3は、ある種類のBIに対するこのよう な運動情報を示す。図3に示す運動情報は、St.Paul,Minnesot aのMinnesota Mining and Manufacturing 製の3MTMAttestTM急速読出し型生物学的表示器モデル1291に対する ものである。分単位の時間をX軸に沿って描き、蛍光の相対強さをY軸に沿って 描いてある。図3は、滅菌サイクル後にBI26内で生存可能でない生物に対応 する符号101で表す多くの曲線図を示す。また、図3は、少数の生存可能な生 物に対応する符号103で表す別の曲線図、多数の生存可能な生物に対応する曲 線図105、及び汚染されたBIを表す曲線図107を示す(より詳細に後述す る)。 図3の時間ゼロの直前の時間に得られた蛍光強さの読取りは、湿潤される前で まだ無傷のアンプルの状態における生物学的表示器の自己蛍光に対応する。時間 ゼロで、アンプルを割って特定のBI内の胞子片を浸潤させる。このモデルBI の場合、最初の5分ほどの間、汚染 されていない全BIが略負の傾斜を有する曲線に対応していることに留意すべき である。換言すれば、最初の5分間、汚染されていない全BIの蛍光活性は減少 する傾向にある。つぎに、次の数分間、BIは、蛍光活性の変化がない実質的に ゼロの傾斜の曲線を示す。その後、曲線の傾斜は、滅菌サイクル後に当該BI内 に残っている生存可能な生物の数によって変わる。残っている生存可能な生物の 数が多いほど、正の傾斜がより急になる。よって、一旦特定のBIが作業者によ り入力されると、制御器23は、図3に記載の内容のような関連の運動特性をメ モリから検索する。 つぎに、BI26を胞子の生育に対して状態調節する。BI26がAttes t急速読出し型生物学的表示器モデル1291のBIである実施形態においては 、生育培地を含むガラス製アンプルを破砕してその中身を胞子含有の乾燥片に施 す。胞子生育用のBI26の状態調節はブロック58で示す。その後、ブロック 55で示すようにBI26を培養する。 第1の蛍光読取りは、図3の略時間ゼロで行われる。これはブロック59で示 す。略時間ゼロで行われた前記蛍光読取りは、その読取りが行われた時点におけ る特定のBI26の自己蛍光挙動を示す。さらに、BI26が滅菌サイクル前に 汚染されていなかった場合、前記第1の読取りは、意味のある胞子生育に帰する 蛍光を含まないことになる。つぎに、制御器エレクトロニクス16は、第1の蛍 光読取り値を所定の閾値レベルと比較する。第1の読取り値が閾値レベルを超え ている場合、このことは、第1の読取りが行われた特定のBI26が当該BI2 6の製造業者などにおいて滅菌サイクル前に汚染されていたことを示す。換言す れば、BI26が滅菌サイクル前に汚染された場合、意味のある胞子生育又は細 菌活性が培養前にそのBI26内で既に生じていたことになる。よって、最初の 第1の蛍光読取り値は、汚 染されていないBIから予測される自己蛍光挙動よりもはるかに高い程度の蛍光 を表している。従って、BI26からの第1の蛍光読取り値が閾値を超えている と制御器エレクトロニクス16が判定した場合、制御器エレクトロニクス16は 、前記読取りが行われた特定のBI26が汚染されてその滅菌サイクルの有効性 を判定できないという表示を作業者インターフェース18上に出力する。これは ブロック62及び64で示す。 BI26が汚染されていない場合、制御器エレクトロニクス16は、多数の読 取りを行って当該BIと関連のある運動系列の最小値を捜すことが好ましい。こ れを行う際には、制御器エレクトロニクス16はまず、最初の3から5分内にこ のBIモデルで一般的に見られる負の傾斜を捜しながら多数の読取りを行うこと が好ましい。つぎに、制御器エレクトロニクス16は、運動系列の次の数分に対 応するゼロ傾斜の曲線を捜しながら多数の読取りを行う。ゼロ傾斜を読み取った 場合、制御器エレクトロニクス16は、これを当該BIの局所的な最小値として 判定し、基準の蛍光読取りを行う。これはブロック61、63及び65で示す。 前記基準の蛍光読取りが行われ、この読取り値が制御器エレクトロニクス16 によって関連メモリに格納される。最初又は基準の蛍光読取りは、前記読取りが 行われた特定のBI26の自己蛍光挙動を示す。さらに、BI26が滅菌サイク ル前に汚染されていなかった場合、前記基準又は閾の読取りは、意味のある胞子 生育に帰する蛍光を含まないことになる。 基準の読取り値が得られた後、制御器エレクトロニクス16は所定の休み時間 待つ。この休み時間の長さは使用中のBIの種類に対応しており、胞子の生育活 性の生じる速さが予測される。これはブロック66で示す。このような休み時間 は、例えば、1から3分以上である ことが望ましい。 所望の休み時間の後、蛍光読取りがBI26からもう1回行われる。第2の蛍 光読取りをBI26から行った後、制御器エレクトロニクス16は、その蛍光読 取り値を当該BI26に対して行われた基準の蛍光値(メモリに格納済み)と比 較する。第2の蛍光読取り値が基準の蛍光読取り値を統計的に有意な量だけ超え ていると制御器エレクトロニクス16が判定した場合、そのことは、統計的に有 意な量の生物学的活性(胞子の生育)が培養サイクル中にBI26内で生じてい たということを意味する。よって、滅菌サイクルは有効でなかったということに なる。従って、制御器エレクトロニクス16は、滅菌サイクルが有効でなかった という表示を作業者インターフェース18に出力する。これはブロック69、7 0及び72で示す。 一方、図2Cに示すように、制御器エレクトロニクス16は実行済みの蛍光読 取りを更に分析することもできる。例えば、図3は、異なるレベルの滅菌剤に暴 露されたある種類の生物学的表示器に対する一群の曲線図を示す。このような曲 線は、他の種類のBIに対しても同様に存在しており、測定可能である。図2C に示す実施形態においては、制御器エレクトロニクス16は、分析すべき特定の 生物学的表示器の基準と第2の蛍光測定値に基づいてBI26内の胞子の生育速 度を測定する。これはブロック74で示す。つぎに、制御器エレクトロニクス1 6は、この種類のBIに対する運動特性を検索する。換言すれば、制御器エレク トロニクス16は、この種類の生物学的表示器に一致する(図3に示すような) 特定の曲線群を検索する。これはブロック76で示す。 つぎに、制御器エレクトロニクス16は、分析すべき特定のBI26内の胞子 の生育速度が前記曲線群の一つの運動特性に一致するか否かを判定する。一致す る場合、制御器エレクトロニクス16は、前記 読取りが一致する特定の曲線に応じて滅菌サイクルが有効であった、又は有効で なかったという表示を作業者インターフェース18に出力する。胞子の生育速度 が生存不可能な生物を示す曲線の運動特性に一致しない場合、制御器エレクトロ ニクス16は、分析すべき特定のBI26に対する胞子の生育速度が検索済みの 運動特性により同定された同速度よりも遅いか否かを判定する。遅くない場合、 そのことは、前記胞子生育速度が生存不可能な生物に対応する関連の曲線により 同定された同速度よりも速いことを示し、よって、滅菌サイクルが有効でなかっ たということを再度示す。その後、制御器エレクトロニクス16は適当なメッセ ージを出力する。 分析によって特定のBI26に対して測定された胞子の生育速度が、曲線によ り同定された運動特性よりも小さい場合、制御器エレクトロニクス16は培養が 更に必要であるか否かを判定し、必要である場合には、培養サイクルを続ける。 これらの工程はブロック78、80、82、83及び84で示す。 また、制御器エレクトロニクス16は、第2の読取り値が基準の蛍光読取り値 を超えているか否かを判定するのに蛍光読取り値を調べるだけでなく、異なる方 法で胞子の生育活性が生じているか否かを判定してもよいことに留意すべきであ る。例えば、制御器エレクトロニクス16は、蛍光読取りを時間に対し描いて得 られた曲線が2〜3回以上の連続的な読取りの間隔中に正であるか否かを判定し てもよい。正である場合、制御器エレクトロニクス16は、これが正の生物学的 活性を示すと判定し、滅菌サイクルが有効でなかったという表示を作業者インタ ーフェース18に出力する。 その他の適当な方法を使用することもでき、例えば、傾斜の符号だけでなく、 傾斜の大きさによって有効性を判定してもよい。例えば、正の傾斜が急である場 合、これは、正の傾斜が僅かだけの場合よりも 生存可能な生物の存在をより急速に示す傾向がある。 図2Aについて再び説明する。第2の蛍光読取り値が基準の蛍光読取り値を統 計的に有意な量だけ超えていない場合、制御器エレクトロニクス16は、培養時 間を追加する必要があるか否かを判定する。分析すべき特定の生物学的表示器に 応じて、作業者は、5から15分間までの任意の時間又はそれ以上の時間その生 物学的表示器を望むだけ培養することができる。しかし、図3の曲線群で示すよ うに、BI26を読み取る本システムを用いて、一部の生物学的表示器に対して は5分だけ後で、大多数の生物学的表示器に対しては10分未満で、略すべての 生物学的表示器に対しては15分未満で滅菌サイクルの有効性を判定可能である ことが認められている。作業者は、胞子の生育活性がなく、分析によって特定の BI26内に何も存在しないことを示す妥当な信頼レベルを達成するのに十分な 時間だけ生物学的表示器を培養しなければならないだけである。これはブロック 84で示す。この時間は、分析すべき各種BIの実験特性研究により決めること が好ましい。 第2の蛍光読取り値が基準の蛍光読取り値を統計的に有意な量だけ超えていな いと一旦制御器エレクトロニクス16が判定すると、また、培養時間を追加する 必要がないと一旦制御器エレクトロニクス16が判定すると、制御器エレクトロ ニクス16は、滅菌サイクルが有効であったという表示を作業者インターフェー ス18に出力する。これは図2Bのブロック86で示す。 単一の基準の蛍光読取り値及び単一の第2の蛍光読取り値に関して本説明を進 めているけれども、蛍光読取りを行うのに他の方法を使用してもよいことに留意 すべきである。例えば、各々の基準又は第2の蛍光読取り値に対して、複数回又 は一群の読取りを比較的短時間内に行ってもよい。その後、これらの複数の読取 りは、当該基準又は第2 の蛍光読取り値として格納される単一の蛍光読取り値を得るために、平均などの 処理が行われる。例えば、好ましい一実施形態においては、5回の読取りを数秒 間の範囲内に行う。つぎに、これらの読取りを平均して最終的な蛍光読取り値と する。この蛍光読取り値を基準の蛍光読取り値として格納する。さらに、5分後 、5回以上の読取りを数秒間の範囲内に行い、これらの読取りを平均する。この 平均値を第2の蛍光読取り値として格納する。その後、2分ごとに、5回の読取 りを更に行い平均して更なる第2の蛍光読取り値とする。これを最大の培養時間 に達するまで繰り返す。 当然、複数回の蛍光読取りを平均するのではなく、最終的な読取り値を得るの に他の処理方法を使用してもよい。例えば、異常に高い又は低い読取りを平均す る前に排除したり、中央値を使用したり、あるいは他の適当な処理を実行したり してもよい。 このような方法は図2Dで示してある。第1の読取りを行って格納する。これ はブロック88及び90で示す。つぎに、制御器エレクトロニクス16は、更に 蛍光読取りをその時点で行うべきか否かを判定する。読取りを行う場合、更に蛍 光読取りを行い格納して、所望数の短い間隔の読取りの読取り群を得る。これは ブロック92で示す。 当該読取り群に対して更に読取りを行うべきでない場合、読取り群は制御器エ レクトロニクス16により処理される。上述のように、これは、平均、中央値の 採用、異常値の排除、あるいは他の適当な処理方法により行うことができる。こ れはブロック94で示す。前記処理の結果である最終値を格納して、システム1 0が図2A〜図2Cに示すように稼動し続ける。 図4は、本発明のもう一つの側面のブロック図を示す。図4においては、複数 台の読取装置96がホスト制御器98に連結されている。図4の説明の目的上、 読取装置96はそれぞれ、電気光学励起モジュ ール12、電気光学検出モジュール14、基準モジュール15、制御器エレクト ロニクス16、培養器24、及び加熱器サーボ22を含む。もちろん、各読取装 置96は作業者インターフェース18を含んでもよい。各読取装置96の制御器 エレクトロニクス16はホスト制御器98に順々に連結されており、前記ホスト 制御器98は、他のホスト制御器からオプションとして入力したり、ユーザ入出 力装置(例えば、作業者インターフェース99、バーコードリーダ及びラベルマ ーカ)、他の医療機関ネットワーク、滅菌器、及びその他適当な装置やネットワ ークにオプションとして出力したりすることもできる。 また、本システムは、複数の異種BIを培養して読み取るのに使用してもよい 。種々のBIが異なる培養温度を必要とする場合、異なる加熱器サーボ22が複 数台の培養器24に沿って配設される。つぎに、制御器エレクトロニクス16は 、前記BIを適当な温度で適当な休み時間を入れて培養し、各BIに対する蛍光 読取りを別々に行って格納する。適当な出力が作業者インターフェース18に行 われる。 このように、本発明は、市販されている従来の生物学的滅菌表示器の読取りを 行って15分以内で滅菌サイクルの有効性を判定するシステムを提供できること がわかるであろう。これは、通常の生物学的表示器により示される最悪ケースの 自己蛍光を超える値に達するまで蛍光を待つのではなく、生物学的表示器の蛍光 の変化を検出するだけで達成される。実際には、本発明を用いて、大多数の生物 学的表示器を10分未満で読取可能であることが認められている。 本発明を好ましい実施形態について説明したけれども、本発明の精神と範囲に 反することなく、形態及び詳細についての変更を実行できることは当業者に了承 されよう。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (81)指定国 EP(AT,BE,CH,CY, DE,DK,ES,FI,FR,GB,GR,IE,I T,LU,MC,NL,PT,SE),OA(BF,BJ ,CF,CG,CI,CM,GA,GN,ML,MR, NE,SN,TD,TG),AP(GH,GM,KE,L S,MW,SD,SZ,UG,ZW),EA(AM,AZ ,BY,KG,KZ,MD,RU,TJ,TM),AL ,AM,AT,AU,AZ,BA,BB,BG,BR, BY,CA,CH,CN,CU,CZ,DE,DK,E E,ES,FI,GB,GE,GH,GM,GW,HU ,ID,IL,IS,JP,KE,KG,KP,KR, KZ,LC,LK,LR,LS,LT,LU,LV,M D,MG,MK,MN,MW,MX,NO,NZ,PL ,PT,RO,RU,SD,SE,SG,SI,SK, SL,TJ,TM,TR,TT,UA,UG,UZ,V N,YU,ZW

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1. 開口部を有し、縦軸を有する細長い外容器と、 生育培地を含む外容器内の破砕可能な内容器と、 外容器の胞子生育に応じて蛍光を生じる外容器内の表示器体と、 外容器の開口部を覆うキャップと、 キャップ及び外容器のうち少なくとも一つに連結され、生物学的滅菌表示器を 外容器の縦軸の回りに唯一の角度方向に保持するために読取装置の収容部と組に なるよう形成されたキーと、 を含む、読取装置の収容部に挿入したときに読取装置により読取り可能な細長い 生物学的滅菌表示器。 2. キーが、キャップから突出し、外容器の縦軸の回りにキャップの回り止め を行うために読取装置の収容部と組になるよう形成された突起部を含む、請求項 1記載の表示器。 3. 突起部が、縦軸と略平行で、縦軸から横方向に離れた細長いタブを含む、 請求項2記載の表示器。 4. 突起部がキャップと一体的に形成されている、請求項2記載の表示器。 5. 突起部が、縦軸に沿って外容器から離れる方向に向けられた第1の端部と 縦軸に沿って外容器へ近づく方向に向けられた第2の端部とを含み、この第2の 端部が読取装置の収容部に位置決めされるよう形成されている、請求項3記載の 表示器。 6. 突起部の第2の端部が面取りされている、請求項5記載の表示器。 7. 生物学的滅菌表示器とこの生物学的滅菌表示器を読み取る読取装置との組 合せにおいて、前記読取装置が、 生物学的滅菌表示器を収容するよう形成された収容窪み部を有する 培養器と、 生物学的滅菌表示器から蛍光を読み取るために培養器の近傍に配設された光学 蛍光読取器とを含み、 前記生物学的滅菌表示器が、 開口部を有し、縦軸を有する細長い外容器と、 生育培地を含む外容器内の破砕可能な内容器と、 外容器の胞子生育に応じて蛍光を生じる外容器内の表示器体と、 外容器の開口部を覆うキャップと、 キャップ及び外容器のうち少なくとも一つに連結され、生物学的滅菌表示器 を外容器の縦軸の回りに唯一の角度方向に保持するために読取装置の収容部と組 になるよう形成されたキーと、 を含むようにした組合せ。 8. キーが、キャップから突出し、外容器の縦軸の回りにキャップの回り止め を行うために読取装置の収容部と組になるよう形成された突起部を含む、請求項 7記載の組合せ。 9. 突起部が、縦軸と略平行で、縦軸から横方向に離れた細長いタブを含む、 請求項8記載の組合せ。 10. 突起部がキャップと一体的に形成されている、請求項8記載の組合せ。 11. 突起部が、縦軸に沿って外容器から離れる方向に向けられた第1の端部 と縦軸に沿って外容器へ近づく方向に向けられた第2の端部とを含み、この第2 の端部が読取装置の収容部に位置決めされるよう形成されている、請求項9記載 の組合せ。 12. 突起部の第2の端部が面取りされている、請求項11記載の組合せ。 13. 基質上に配設された胞子を有する基質を含む外容器と、 胞子の生育を助長する生育培地を含む破砕可能な容器と、 胞子の生育に応じて蛍光を生じる外容器内の表示器体と、 外容器を覆い、キャップが読取装置に対して唯一の角度方向に読取装置に挿入 できるよう形成されたキーを含むキャップと、 を含む、読取装置により読取り可能な生物学的滅菌表示器。 14. キャップ及びキーが互いに一体的に形成されている、請求項13記載の 表示器。 15. キーがキャップの縦軸から伸長する伸長部を含む、請求項13記載の表 示器。
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