JP2002502997A - 面作業用のモービルユニットの経路計画方法 - Google Patents
面作業用のモービルユニットの経路計画方法Info
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Abstract
Description
ルユニットに取り付けられた作業装置が、残りの面を出来る限り完全に通過する
ようにすることができる方法に関する。
のような作業の例は、クリーニング業務、運搬業務、種物の播種、又は、例えば
、芝刈りである。面作業装置が取り付けられたサービスロボットでは、この面作
業装置が出来る限り利用スペース全体に亘って通過し、その際、出来る僅かな経
路しか重複して通過しないようにするという問題点がある。その際、この経路の
プランニング用の費用も僅かにして、そのための計算容量を僅かしか使用する必
要がないようにして、プランニング過程で受容可能な時間特性にすることができ
るようにする必要がある。例えば、スーパーマーケットでクリーニング業務を行
うクリーニングロボットの場合、付加的な問題点がある。つまり、クリーニング
ロボットが開店時間中クリーニングする場合、ショッピングカートを押した顧客
という形での付加的な障害物があり、クリーニング中のロボットが顧客に恐怖感
を与えないように、ロボットが移動する経路を予見可能にする必要がある。作業
範囲の大きさ、及び、この作業範囲内にある障害物の位置が分かっている場合、
経路を動き回るのに僅かな時間しか掛からず、その際、出来る限り多数の移動す
べき面を考慮する所定の方法を用いて最適な経路を計画することができる。従来
技術では、自律的なモービルユニット用の経路計画方法は既に公知であるが、面
を埋め尽くすように経路を計画するというテーマについては、従来、次の論文で
議論されているに過ぎない:”Path Planning And Guid
ance Techniques For An Autonomous Mo
bile Cleaning Robot”,Christian Hofne
r 及び Guenther Schmidt著、Intelligent R
obots and Systems IROS ’94の議事録,Muenc
hen,1994.09.12〜16,610〜617ページに記載されている
。
提供することである。
の実施例は、従属請求項に記載されている。
ことによって、僅かな数のポテンシャル(可能な)経路に設定され、この経路は
、有利には、操縦マークによってポテンシャル部分経路区間に細分され、この部
分経路区間は、有利には、モービルユニットが、当該モービルユニットの運動学
的データを用いて問題なく位置特定されて、所定の操縦マークから直ぐ次の操縦
マークに到達することができるように設定される。このようにして、出来る限り
僅かな数のポテンシャル部分経路区間が設定され、この部分経路区間が評価過程
によって評価され、それにより、出来る限り僅かな計算コストしか掛からないよ
うにされる。
の際、当該パターンの各面要素に関して、当該面要素が部分経路区間によって交
差されるように計画されているかどうかマーキングし、そのことから、当該面範
囲が既にクリーニングされているかどうか推定することができる。こうすること
によって、それぞれの部分経路区間の評価用の費用関数を、当該の実状、事態に
適合させることができるようになる。
に、この経路が別の輪郭線に対して最小距離を維持しているかどうか検査される
。このようにして、部分経路として可能ではあるが、不要な部分経路が形成され
てしまうのを回避することができる。つまり、他の輪郭線に基づいて、同様にし
て、そのようなポテンシャル部分経路が形成されてしまうことがあるからである
。このようにして、モービルユニットが移動すべき経路の計画及び評価の際、計
算コストを低減することができるのである。
所定の輪郭線に至る迄の距離判定基準を下回る迄継続することができる。このよ
うにして、残されている作業面全体をポテンシャル経路により通過するようにす
ることができ、それと同時に、過度に多数の経路が形成されないようにすること
ができる。
し、このようにして、モービルユニットの側方に配設された面作業装置を、輪郭
線に沿って案内することができるようになる。
シャル部分経路区間を、輪郭線の線区間を面作業装置の巾の値だけ垂直方向に簡
単にシフトさせ、そのようにして形成された、この部分経路区間の終点を別の部
分経路区間を用いて接続させるようにして形成することができる。この方法は、
簡単にプログラミングすることができ、簡単なやり方でポテンシャル部分経路及
びポテンシャル経路を、モービルユニットによって容易に通過することができる
操縦マークを用いて形成することができる。
示され、操縦マークはグラフのノードとして示され、その結果、グラフ理論の基
礎を利用することができる。そこでは、既にシフトされた、最適なグラフの形成
用、及び、このグラフの個別エッジの評価用の手段が設けられている。
ジの評価された深さ探索によって通過される。つまり、この際、僅かな計算コス
トを用いて、従って、小型計算機によっても実行可能な、良好な経過経路を探索
することができる。
至位置・姿勢)の形式で座標プラス方向として示され、その際、モービルユニッ
トの、常に同じ基準点が使用される。
2、図3には障害物の存在する場合のモービルユニットが示されている。図4〜
図6にはポテンシャル経路の構造が示されている。図7にはメタエッジの使用法
が示されている。図8には運動学的距離が示されている。
レーションKは起点ORと方向RIとを用いて示すことができ、ここで起点は直
交座標の形で示される。一般にモービルユニットは任意には運動できないため、
すなわち高さ方向の軸線を中心とした回転を行うことができないか、または側方
に移動できないため、モービルユニットの操縦可能性に関して考慮すべき最小の
判定基準が存在する。ここで図2、図3から、モービルユニットMEのコンフィ
グレーションの起点ORの形の個々の基準マークがどのように使用されているか
分かり、また同時に、このユニットに取り付けられている表面作業装置が完全に
障害物の輪郭線HINに沿って案内されることが分かる。図2には障害物の輪郭
線HINとモービルユニットMEとが示されており、このモービルユニットのコ
ンフィグレーション起点ORは直交座標系で示されている。図3には障害物の輪
郭線SPEが示されており、モービルユニットを障害物の輪郭線HINに接触さ
せずに、この輪郭線に沿ってモービルユニットMEの起点を案内することができ
る。このためにモービルユニットMEの4つの異なる運動段階がS1〜S4の形
で示されている。参照記号ME、ORは示されていないが、これは状態S0と等
しい。したがって本発明の方法が適用される場合、モービルユニットのコンフィ
グレーションに対するただ1つの座標基準点のみを用いて障害物の輪郭線HIN
の代わりに障害物の輪郭線SPEを使用すると有効である。なぜなら、こうする
ことにより自ずから、モービルユニットが障害物に衝突しないようになるからで
ある。
を簡単なスキーマにしたがって構成することもできる。まず図4に示されている
ように、障害物の輪郭線HINの線分が表面作業装置の幅の値だけ垂直方向にシ
フトされ、ここから平行な線分P1〜P4が生じる。この場合線分の長さは維持
され、作業幅の値bは有利には作業路の所望のオーバラップも考慮されるように
選択されている。次に図5に示されているように、これらの線分の端部にコンフ
ィグレーションK1、K3、K4が形成される。例えばこれらのコンフィグレー
ションは所定のグラフのノードであり、モービルユニットのための操縦マークと
して使用される。また選択的にはここでK2として示されているように中間コン
フィグレーションを定めて、モービルユニットが充分な個数の操縦マークを使用
できるように構成してもよい。これによりモービルユニットが設定された経路か
ら大きく外れることがなくなる。図5ではこのようにしてノードK1、K2の間
にエッジ21が形成され、ノードK2、K3の間にエッジ23が形成されている
。同様に矢印により、有利にはどちらの方向RIへモービルユニットが障害物の
輪郭線HINの周囲を進むかが示されている。
のステップが示されている。このポテンシャル経路は同心円の形式にしたがって
障害物の周囲に配置されており、通し番号がつけられている。図6の2つの例は
PB100、PB200である。解りやすくするためにここでは図5の経路では
ノードK1〜K4しか示されておらず、第2のポテンシャル経路では別のノード
K11〜K44が形成されていることが示されている。図からわかるように、こ
れは同様に本来の障害物の輪郭線の線分を作業幅bの値だけ第1のポテンシャル
経路に対して垂直方向にシフトすることにより形成されている。有利には各ポテ
ンシャル経路ごとに本発明の方法では番号が与えられており、個々のコンフィグ
レーションまたは形成されたグラフのノードは異なる番号を有するポテンシャル
経路間のエッジを介して接続することができる。図6の第2のポテンシャル経路
は例えばコンフィグレーションK11、K22、K33、K44を有しており、
これらのコンフィグレーションは例えばここではノードK33とノードK44と
の間に3344で示されているような部分経路区間またはグラフのエッジにより
接続されている。エッジまたは部分経路区間3344はそれぞれポテンシャル経
路またはグラフのどちらが観察されるかに応じて、本来ならば障害物の輪郭線H
INの折れ曲がり位置のところで相互にぶつかるはずの部分経路区間を接続して
いる。同様にここでは障害物の輪郭線に基づいて作業表面の境界としてポテンシ
ャル経路を形成することもできる。有利にはこの手段を用いてポテンシャル経路
が別の障害物の輪郭線までの作業距離を下回るまで続行される。なぜならこのよ
うにして最適な複数のポテンシャル経路が形成され、全作業表面が部分経路区間
を有するこの種のポテンシャル経路によって通過されるようになるからである。
このような部分経路区間およびコンフィグレーションをグラフのノードおよびエ
ッジとして理解すると、数学的なグラフ理論として既に種々の方法が存在してい
るので、最適なグラフを形成して、グラフのエッジを種々の評価関数に関連して
評価することができる。このようにして形成されたポテンシャル経路を相互に接
続するために、種々の番号を有するポテンシャル経路を個々のノード間の部分経
路区間を介して接続する必要がある。このことはここでは部分経路区間またはエ
ッジ221、211により示されている。このような部分経路の接続線を種々の
番号を有するポテンシャル経路間に形成することに関して、どのノードを相互に
接続すべきかを制御する種々の判定基準が考えられる。例えば距離の判定基準が
存在し、ユークリッド距離または運動学的距離が計算され、これらの値に対して
閾値が予め設定される。しかもコンビネーションも可能であり、例えばモービル
ユニットが最も近いノードまたは最も近い操縦マークへ直進することによって到
達可能であるという判定基準がある。さらに例えば機械によって移動可能な最小
半径が、個々のコンフィグレーション間に形成可能な接続線を評価する際に用い
られる。この手段が順次に全作業表面に対して維持された後、ポテンシャル経路
が通過された作業表面が得られる。このポテンシャル経路はグラフのコンフィグ
レーションまたはノードを相互にポテンシャル部分経路へ分割されている。さら
に個々のポテンシャル経路の番号が異なっていることにより、全てのポテンシャ
ル経路がポテンシャル部分経路を介して相互に接続されるようになる。このため
種々の障害物の輪郭線に基づく全てのポテンシャル経路は相互に接続されている
。表面作業装置に対する最適な経路を求める経路プランニング方法のために、充
足すべき所定の評価基準に関連して最適な経路を取り出すことのできる部分経路
だけが最後には使用可能となる。これによりモービルユニットに対する最終的な
経路をプランニングすることができる。こうした経路のプランニングの際には個
々に異なる評価基準を考慮しなければならず、例えば顧客の移動方向、個々のポ
テンシャル経路間のオーバラップ、2重に通過する表面をできるだけ小さくすべ
きである点、スーパーマーケット内の顧客の邪魔にならない経路または顧客に解
りやすい経路を移動すべきである点、モービルユニットが考慮すべきカーブ半径
、および交差移動のための最小幅などが考慮される。
の開始マークを作業表面の内部に定めるか、または経路プランニングの際に形成
されたコンフィグレーションを経路プランニング開始のための開始マークとして
利用することができる。有利には使用される作業表面をパターンによって分割で
きる。ここでそれぞれのパターン面に対して、このパターン面に部分経路が交差
しているということがマーキングされる。なぜならこのパターン面を部分経路が
通過している場合には、それぞれのパターン面は既にクリーニングされているこ
とが明らかであるからである。こうした実態は後続の経過経路を、既に通過され
たパターンセルに依存して新たにプランニングするために用いられる。乃至、後
続の経過経路を、既にクリーニングされたパターン面に依存して新たに評価する
ために用いられる。他の評価ファクタはプランニングされた経路の長さである。
経路を記憶する有効な手段は、有向グラフを使用することによって得られる。こ
の有向グラフのエッジは2つのコンフィグレーションの接続線である。費用など
の付加情報はこの場合きわめて簡単に加えることができる。グラフ構造を使用す
ることにより、必要な記憶スペースが小さくなる利点が得られる。個々のエッジ
を経路のプランニング時に評価するために、例えばパターン面がすでにクリーニ
ングされたことを表す割り当てまたはマーキングをアレイ内で行うことができる
。2つのポテンシャル経路を横方向で相互に接続する部分経路ないしグラフエッ
ジの評価の際の主要な判定基準は、モービルユニットを容易に1つのポテンシャ
ル経路上のコンフィグレーションから別のポテンシャル経路上のコンフィグレー
ションへ移すことにある。有利には本発明の方法では、形成されたコンフィグレ
ーションは、このコンフィグレーションのきわめて近傍に別の障害物の輪郭線が
存在する場合には再び消去される。さらに運動学の点からモービルユニットが障
害作用を有するコンフィグレーションは消去される。これは有利にはモービルユ
ニットの最小のカーブ半径内部に存在するコンフィグレーションである。また後
続の部分経路がないコンフィグレーションも消去することができる。なぜならモ
ービルユニットが袋小路に入ると逆戻りしなければならなくなるからである。ポ
テンシャル部分経路が形成された後に、探索アルゴリズム、例えばグリーディア
ルゴリズムまたは評価された深さ探索アルゴリズムを用いて個々の各エッジが評
価される。ここでそれぞれの部分経路のエッジを評価するための判定基準は自由
に設定可能である。実験的に深さ探索の際の部分経路またはグラフのエッジの評
価は探索深さ6で行われる。この手段により評価にかかる時間コストが著しく低
減される。ただし経路は最適性を失う。これはエッジが特定の探索深さ内部で既
に全てクリーニングされていて、深さ探索アルゴリズムを用いてもクリーニング
されていないエッジに至る経路を探索することができないことがあるためである
。この手段では、クリーニングされたパターン面のマーキングのほかに、それぞ
れの経路部分に既に通過したということもマーキング可能である。このことは、
モービルユニットないしプランニングコンピュータのメモリにもマーキングする
ことができる。最終的に個々のグラフのエッジを深さ探索アルゴリズムを用いて
評価することにより、深さ探索アルゴリズムのステップ幅が個々のエッジ全体に
達するのに充分でないため、個々のエッジを介してクリーニングされていない作
業領域の部分表面が残ってしまうことを回避するために、メタエッジを用いた手
段が使用される。このことは以下のように図7に詳細に説明されている。このメ
タエッジコンセプトを用いて、既にクリーニングされたエッジを1つのメタエッ
ジに統合することにより、深さ探索アルゴリズムの探索深さを低減すべきである
。このために例えば順次そばを通過したけれども(nacheinander
ueberfahren wird)、未だクリーニングされていない複数のエ
ッジが唯一のメタエッジに統合される。
ジに変換される。続いて所定のアルゴリズムが実行されて、メタエッジのグラフ
が更新される。このためにこのアルゴリズムは、エッジの始点ノードとたった今
通過した終点ノードに対して1回ずつ実行される。まず最初に、未だクリーニン
グされていないエッジがその時点のノードから出発しているか否かが検査される
。出発している場合にはアクションは行われない。未だクリーニングされていな
いエッジがその時点のノードから出発していない場合には、入ってくる全てのメ
タエッジが出発する全てのメタエッジと結合され、その後、付加的に入ってくる
全てのメタエッジが消去される。これにより相応のノードを飛び越すことができ
る。この様子は図7に示されている。この場合、現時点で移動されているエッジ
Aはメタエッジに変換される。続いてノードK1が検査される。エッジBはこの ノードから出発するがいまだクリーニングされていないので、この個所では何も
行われない。続いてノードK2が検査される。このノードはクリーニングされて いないノードをもはや有さず、メタエッジDのみを有する。すなわち入ってくる
全てのメタエッジと出発する全てのメタエッジとがアルゴリズムにより結合され
る。この場合にはエッジAとエッジDとが接続され、新たなメタエッジCが発生
する。次のステップでエッジAが消去されるので、ノードK2を飛び越すことが できる。解りやすくするために図7のメタエッジは既存の線を用いて示されてい
ることを付言しておく。メタエッジを使用するこの手段によれば、グラフが縮小
し、ひいては深さ探索アルゴリズムの探索深さがクリーニングされていない僅か
な表面部分をクリーニングされた大きな表面の内部から探索して、メタエッジを
用いて接続するのに充分な程度となる。この場合考慮すべき点は、それぞれにメ
タエッジに対して本来のグラフのどのエッジを含んでいるかを記憶し、続いて深
さ探索によりメタエッジを用いて移動経路が探索された後に本来のグラフのエッ
ジに沿った経路をプランニングできるようにしなければならないことである。こ
こでグラフがただ1つのノードから成っている場合、作業表面が完全に通過され
ており、プランニングを中断できることに基づいている。有利には表面の作業済
み部分がどの程度であるのか検査するのに、パターンが用いられる。このために
作業表面は1パターンにより複数パターン面に分割され、全てのパターン面は最
初はクリーニングされていないものとして初期化される。各エッジごとに格子内
に1つの領域が存在する。この領域は機械が相応のエッジを使用して通過する表
面である。プランニング中どの領域を通過したかが計算される。対応するパター
ンセルはここでクリーニングされたものと見なされ、メモリフィールドにエント
リされる。これにより2つの数が得られ、このうち第1の数は全てのパターンセ
ルの全個数であり、第2の数は未だクリーニングされていないセルの個数である
。これら2つの数から既にクリーニングされた表面のパーセンテージを求めるこ
とができる。既にクリーニングされた表面のパーセンテージも経路プランニング
方法を中断するための判定基準として使用することができる。
めに評価する際に可能な最大自由度が存在している。例えば、各エッジの費用関
数が、コンフィグレーションK10からコンフィグレーションK20への移動の
ために調達しなければならない費用を反映した値Wである場合がそうである。最
適経路をプランニングするためにはグラフの全てのエッジに費用を割り当てなけ
ればならない。この場合エッジの費用は複数のファクタに依存している。このケ
ースでは費用は例えば複数の部分アスペクトから成っており、これらのアスペク
トは費用において種々に重みづけされる。複数の影響ファクタが存在しており、
これは例えばエッジの位置や、2つのコンフィグレーション間の距離などであり
、この距離は、ロボットの移動があまり不正確にならないようにするためにでき
る限り小さく維持すべきである。さらに移動される2つのコンフィグレーション
間に存在するユークリッド距離および運動学的距離が評価される。運動学的距離
を計算する際にはまず2つのコンフィグレーションの周囲にそれぞれ2つの円を
描く。これは図8のC51、C52、C71、C72で示されており、これらの
円はそれぞれコンフィグレーションK50、K70に属している。2つのコンフ
ィグレーションでの移動方向としてR50、R70が示されている。この円の半
径RADはこの場合、モービルユニットの最大操舵角が利用されるように計算さ
れる。続いてコンフィグレーション間を結ぶ最短の接続線がこの円を用いて計算
される。これは都合の良い円弧を線分によって接続することにより行われる。コ
ンフィグレーションR50からP100までの部分円と、コンフィグレーション
R70からP200までの部分円と、コンフィグレーションP200とP100
との間に存在する線分とが運動学的な距離を形成している。別の判定基準として
前述の2つの距離の比を形成することができる。なぜならこの値はモービルユニ
ットの操舵角がコンフィグレーションシーケンスに達するのにどれだけの大きさ
でなければならないかを記述しているからである。値が1である場合、モービル
ユニットは直進することができ、これはもちろん最も有利なケースに相当する。
エッジを評価する際の別の主要なアスペクトは表面作業の際の連続するステップ
である。これを計算するために、どれだけのパーセンテージのエッジが既にクリ
ーニングされたかが求められる。この位置での値が小さい程、このエッジを通過
する際に達成可能な効用が大きい。判定基準の全て、又は、その一部は、有利に
はエッジに対する費用を計算するための評価関数に統合することができる。ただ
し適用するケースに応じて任意の別の費用判定基準も考えられる。例としてエネ
ルギ消費量およびエネルギ蓄積量、クリーニング手段のストックおよびクリーニ
ング手段の消費量などが用いられる。
Claims (11)
- 【請求項1】 面作業用のモービルユニットの経路計画方法において、以下
の各要件: a)作業面の輪郭線及び当該作業面内の迂回すべき障害物の少なくとも輪郭線(
HIN)を、折れ曲がり個所(K)内で接続された直線状の各線区間から形成さ
れた閉連続線の形状で示し、 b)モービルユニット(ME)に取り付けられた面作業装置の巾(b)に依存し
て、前記輪郭線(HIN)にほぼ平行な第1のポテンシャル(可能な)経路(P
B100)を、前記作業巾(b)を用いて計画し、前記作業巾(b)により、前
記モービルユニット(ME)は、前記面作業装置を、前述のようにして前記第1
のポテンシャル経路(PB100)と前記輪郭線(HIN)との間に形成された
作業帯状域に沿って移動させることができ、 c)後続の計画ステップでは、第2のポテンシャル経路(PB200)を、前記
第1のポテンシャル経路(PB100)と同様にして、前記第1のポテンシャル
経路(PB100)を前記輪郭線(HIN)として用いて計画し、 d)前記ポテンシャル経路を、前記輪郭線(HIN)内の前記折れ曲がり個所(
K)の位置状態に依存して、該折れ曲がり個所の、それぞれ1つの操縦マーク(
K11)間でマーキングされた、ポテンシャル部分経路区間に細分し、 e)直接隣り合ったポテンシャル経路(PB100,PB200)の、少なくと
も、それぞれ2つの操縦マーク(K22,K1)を、ポテンシャル部分経路区間
(211,221)によって接続し、 f)前記経路を、相互に列状に配置されたポテンシャル部分経路区間により計画
し、該計画の際、前記経路を、以下の費用判定基準の内の、少なくとも1つが作
用する費用関数を用いて評価し、即ち: 前記モービルユニットの運動学的状態を用いた移動可能性の判定基準、前記作業
面全体、ポテンシャル部分経路の長さに関して既に通過した作業帯状域を用いた
面判定基準の内の、少なくとも1つが作用する費用関数を用いて評価する ことを特徴とする方法。 - 【請求項2】 作業面を所定パターンに区分し、当該パターンの各面要素に
関して、当該面要素が部分経路区間によって交差されるかどうかマーキングする
(請求項1記載の要件f)用の面判定基準として使用される)請求項1記載の方
法。 - 【請求項3】 計画判定基準としてのポテンシャル経路の計画の際、他の輪
郭線迄の距離を検査し、当該距離が作業巾(b)よりも大きい場合に限って、前
記ポテンシャル経路を計画する請求項1又は2記載の方法。 - 【請求項4】 計画判定基準が最早充足されない状態に至る迄、ポテンシャ
ル経路を計画する請求項3記載の方法。 - 【請求項5】 部分経路に、モービルユニット(ME)の移動方向を設定し
、費用関数による評価の際、前記移動方向を、前記モービルユニット(ME)の
運動学的状態と共に評価する請求項1から4迄の何れか1記載の方法。 - 【請求項6】 ポテンシャル部分経路区間を有するポテンシャル経路を以下
のようにして形成し: a)輪郭線(HIN)の線区間の長さを維持し、ポテンシャル部分経路区間に相
応して、該部分経路区間の終点で操縦マーク(K1,K3)をマーキングし、 b)それぞれの部分経路区間を、前記輪郭線に対してほぼ垂直に、作業巾(b)
の値だけシフトさせ、 c)前記部分経路区間の前記シフトの前で前記輪郭線の折れ曲がり個所を形成す
る、ポテンシャル部分経路区間の各操縦マークを、別のポテンシャル部分経路区
間(34)によって相互に接続する 請求項1から5迄の何れか1記載の方法。 - 【請求項7】 グラフを形成し、その際、ポテンシャル部分経路区間を前記
グラフのエッジとして使用し、操縦マークを前記グラフのノードとして使用する
請求項1から6迄の何れか1記載の方法。 - 【請求項8】 通過したエッジをクリーニングされたエッジとしてマーキン
グし、前記エッジ間にノードがある場合には、クリーニングされていないエッジ
を除かずに所定のメタエッジに統合し、該統合により、一定の探索の深さの場合
に、グラフ全体を評価することができるようにされる請求項7記載の方法。 - 【請求項9】 公知のグラフアルゴリズムを用いて評価する請求項7又は8
記載の方法。 - 【請求項10】 公知のグラフアルゴリズムとして、深さ探索、又は評価さ
れた深さ探索を使用する請求項9記載の方法。 - 【請求項11】 コンフィグレーションの形状の操縦マークを、モービルユ
ニット(ME)及び該モービルユニット(ME)の配向の基準マークとして使用
する請求項1から10迄の何れか1記載の方法。
Applications Claiming Priority (3)
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