JP2002502213A5 - - Google Patents

Description

【特許請求の範囲】
【請求項１】 磁性ラミネーションのコアと、コアの外側表面に配置された複数の円筒のセグメントによって形成されたサブアセンブリと、
非磁性材料からなり、前記円筒のセグメントを囲繞する、前記サブアセンブリの外形より小さくない内径を有する実質的に円筒状の収容手段と、
コアの両端において前記収容手段の端部に接合される、非磁性材料からなるリング形状の少なくとも一対の平面状の構成部材と、
コアの長さより短くない長さを有し、ロータの回転軸と平行になるようにコアに一体的に形成された手段により支持され、且つ外周上において前記円筒のセグメント同士の間に間隔をもたせるように前記円筒セグメントの隣り合う縦方向の縁部に介挿されるようになっている第１の弾性手段と
を備えた電子的に整流を行うモータのロータであって、さらに、
前記コアに一体的に設けられた手段により支持され、前記セグメントの外側表面が収容手段の内側表面と接触した状態を保つようにされており、さまざまな部品の縦方向および径方向の遊びを補償するためにロータ内に唯一設けられた手段である第２の弾性手段を備える
ことを特徴とする電子的に整流を行うモータのロータ。
【請求項２】 前記第２の弾性手段の支持手段は、ロータの回転軸に対して平行に延在する溝であり、前記第１の弾性手段の支持手段と同数あるいはその倍数にあたる数だけ設けられていることを特徴とする請求項１に記載のロータ。
【請求項３】 前記第２の弾性手段は、単純な波形のバネであることを特徴とする請求項１又は２に記載のロータ。
【請求項４】 前記第２の弾性手段は、金属ワイヤ製の円筒状のかごを備え、前記支持手段と同数設けられた平行な第１の部分と、円弧形状に形成され、第１の部分の端部間で同じ数からなる二つのグループに更に分けられる第２の部分と、第１の部分の各々の端部とこれと隣り合う第２の部分との間に設けられた径方向の接合部分とからなることを特徴とする請求項１から３までのいずれかに記載のロータ。
【請求項５】 前記径方向の接合部分の径方向の延出は、ロータの回転軸と直交する平面上で測定された円筒の前記セグメントの厚さよりも小さいことを特徴とする請求項４に記載のロータ。
【請求項６】 前記第１の弾性手段を支持する手段は、コアの外側表面に互いに一定間隔をおいて設けられ、「Ω」形状の断面を有する周囲に配置されたスロットにより実質的に構成され、また、前記スロットは、同様に「Ω」形状であってその端部が「Ｖ」字形状に曲げられて円筒のセグメントの隣り合う縦方向の縁部に介挿されている第１の弾性手段を収容するようにされていることを特徴とする請求項１から５までのいずれかに記載のロータ。
【請求項７】 前記収容手段の端部が前記平面状の構成部材に対し、簡単な機械的変形のみにより接合されることを特徴とする請求項１から６までのいずれかに記載のロータ。
【請求項８】 磁性ラミネーションを複数積層してコアを形成する段階と、
前記第２の弾性手段を、コアに一体的に設けられた支持手段にそれぞれ関連づける段階と、
コアと、前記第２の弾性手段と、コアの外側表面に沿って配置された円筒のセグメントにより形成されたロータのサブアセンブリを形成する段階と、
前記ロータのアセンブリの周囲に、サブアセンブリに対する径方向の遊びを持たせつつ、回転軸に沿って円筒状の収容手段を挿入する段階と、
前記第１の弾性手段をコアに一体的に設けられた支持手段にそれぞれ挿入して、前記第１の弾性手段を円筒のセグメントの隣り合う縦方向の縁部に介挿させることにより、外周上において円筒のセグメント同士の間に間隔をもたせる段階と、
平面状の構成部材を挿入し、コアの端部と接触させる段階と、
収容手段の端部および／または平面状の構成部材の周囲を機械的に変形させて互いに接合して、円筒状の実質的に密閉された外殻を形成する段階と、
ロータを磁化し、円筒のセグメントの隣り合う縦方向の縁部が互いに反対の極性となるようにする段階と
を実質的に備える、請求項１から７までのいずれかに記載のロータの製造方法。