JP2002501533A - 高眼圧症治療のための眼科用組成物 - Google Patents

高眼圧症治療のための眼科用組成物

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JP2002501533A JP50079399A JP50079399A JP2002501533A JP 2002501533 A JP2002501533 A JP 2002501533A JP 50079399 A JP50079399 A JP 50079399A JP 50079399 A JP50079399 A JP 50079399A JP 2002501533 A JP2002501533 A JP 2002501533A
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スーグルー,マイケル・エフ
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Abstract

(57)【要約】 プロスタグランジンまたはその眼科学的に許容される塩、および局所用炭酸脱水酵素阻害剤またはその眼科学的に許容される塩の組合せが高眼圧症および緑内障の治療に特に有用である。組合せは改善された効果および副作用の減少によって特徴付けられる。

Description

【発明の詳細な説明】 高眼圧症治療のための眼科用組成物 発明の背景 緑内障は眼内圧が正常な眼機能を可能にはしがたいほど上昇しすぎる眼の変性 疾患である。結果として、視神経頭に損傷が起こり、その結果不可逆的な視覚機 能の喪失にいたる可能性がある。治療を行わなければ、緑内障はついには失明を 引き起こす可能性がある。高眼圧症、すなわち視神経頭の損傷または特徴的な緑 内障性視野欠損を伴わない眼内圧上昇状態について、現在では多数の眼科医は緑 内障発症の最初期相を単に表していると考えている。 以前緑内障治療に使用された薬剤の多くが完全に満足のいくものではないこと が立証された。ピロカルピンを使用した緑内障治療の早期の方法は望ましくない 局所作用を生ずる。このためこの薬剤は価値があるにもかかわらず一次選択薬と しては不満足である。さらに最近では臨床医師は、多くのβアドレナリン拮抗薬 が眼内圧降下に効果的であることに注目している。これら薬剤の多くがこの目標 に効果的であるとはいえ、この治療 法が効果的でなかったり、または十分な効果が得られない患者も存在する。また これら薬剤の多くは他の特徴、例えば膜安定化活性も有している。膜安定化作用 は用量を増加することによりより明白になり、長期にわたる眼科的使用には容認 しがたい。 ピロカルピンおよびβアドレナリン拮抗薬は眼内圧を降下させるにもかかわら ず、これら薬剤は炭酸脱水酵素を阻害することによってその作用を発現すること はない。したがって、これら薬剤は炭酸脱水酵素経路による房水形成への寄与の 減少を利用することはない。 炭酸脱水酵素と称される薬剤は炭酸脱水酵素を阻害することによって房水の形 成を減少させる。こうした炭酸脱水酵素阻害剤は現在眼内圧治療に全身的経路を 介して使用されているが、その結果、全身にわたって炭酸脱水酵素が阻害される という明確な欠点を有している。こうした基本的酵素系の全体的な破壊は警戒を 要する眼内圧上昇の急性発作期間、またはその他の薬剤が効果を示さない場合に のみ使用が正当とされる。 数年間、炭酸脱水酵素阻害剤を所望の眼の標的組織のみに作用させることが望 ましいと認識されてきた。炭酸脱水酵素阻害剤は基本的な生理的プロセスを変え るのに大きな効果を有する ことから、全身的経路を介した投与を回避することは、完全に排除することはな くても、代謝性アシドーシス、嘔吐、しびれ、刺痛、全身性倦怠などの炭酸脱水 酵素阻害に起因するこれらの副作用の減少に役に立つ。局所的効果のある炭酸脱 水酵素阻害剤は米国特許第4386098号、第4416890号、第4426 388号、第4668697号、第4863922号、および第4797413 号に開示されている。 プロスタグランジン類、すなわちPgsはヒトやその他の多くの哺乳動物の組 織または器官に含有され、広汎な生理学的活性を示す有機カルボン酸類に属する 。天然に存在するPgsは以下の式Iで示されるプロスタン酸骨格という共通す る構造的特徴を有している。 いくつかの合成類縁化合物は多少修飾された骨格を有している。主なPG類は 5員環部分の構造的特徴に基づいてPGA類、PGB類、PGC類、PGD類、 PGE類、PGF類、PGG 類、PGH類、PGI類、およびPGJ類に分類され、また、鎖部分における不 飽和および酸化の有無に基づいて以下のように分類される: 下付の1 13,14−不飽和−15−OH 下付の2 5,6−および13,14−二不飽和−15−OH 下付の3 5,6−13,14−および17,18−三不飽和−15−OH さらに、PGF類は9位の水酸基の立体配置によってαまたはβに下位分類され る。 プロスタグランジン類およびプロスタグランジン誘導体類は眼内圧を降下させ ることが知られている。Bitoの米国特許第4883819号は眼内圧を降下 へのPGA類、PGB類、およびPGC類の使用および合成を記載している。G ohらの米国特許第4824857号は眼内圧を降下への、PGD2およびC− 10が窒素に置換された誘導体類を含むその誘導体類の使用および合成を記載し ている。Uenoらの米国特許第5001153号は眼内圧を降下への13,1 4−ジヒドロ−15−ケトプロスタグランジン類およびプロスタグランジン誘導 体類の使用および合成を記載している。米国特許第4599353 号は眼内圧を降下へのプロスタグランジン類およびプロスタグランジン阻害剤類 を含むエイコサノイド類およびエイコサノイド誘導体類の使用を記載している。 プロスタグランジンおよびプロスタグランジン誘導体類はブドウ膜強膜排出を 増加させることによって眼内圧を降下させる。これはF型およびA型両方のPg sに対して事実であり、ゆえにおそらくB、C、D、EおよびJ型のプロスタグ ランジン類およびこれらの誘導体類についても事実であろう。眼内圧を降下させ るためにプロスタグランジン誘導体類を使用する際の問題点はこれらの化合物が しばしば最初に眼内圧の上昇を誘発することである。 炭酸脱水酵素阻害剤が主なPG類が示した一過性の高眼圧を伴うことなく眼内 圧を降下させるので、炭酸脱水酵素阻害剤とプロスタグランジン誘導体の組合せ は眼内圧の降下が望まれる疾患および状態、例えば緑内障、高眼圧症、および眼 内圧上昇を伴うその他の疾患の治療に使用できる。 したがって、房水の形成を減少させる炭酸脱水酵素阻害剤を房水の流出を上昇 させるプロスタグランジンまたはプロスタグランジン誘導体と併用した場合、ど ちらかの薬剤を個別に使用 して得られたものより低くまで眼内圧を降下させる効果が得られる。 現在市販されている炭酸脱水酵素阻害剤の活性は投与後6から8時間で減弱す る。これは単一の薬剤としてはこれら炭酸脱水酵素阻害剤が所望の眼内圧降下を 維持するためには少なくとも1日3回投与しなければならないことを意味してい る。本発明の組合せは所望の眼内圧降下を十分12時間維持する。こうした作用 時間の延長によって、ここに開示された組合せは1日2回だけ投与すれば有効で ある。患者の服薬遵守は1日3回投与より1日2回投与の方がより良いと期待さ れる。 ここに開示された組合せは、一種類の液剤として薬剤を一緒に投与するか、ま たは最初に炭酸脱水酵素阻害剤またはプロスタグランジン誘導体のいずれかを投 与しその後にもう1つの液剤を投与する併用療法によって有効である。両方の活 性薬剤を含有する単一の液剤を使用することが好ましい。 薬剤の一方または両方を最小用量で使用して、より多い用量での長期にわたる 使用で明確になると考えられる薬剤の一方または両方の望ましくない作用が発生 する可能性を最小とする組合せによって利益を得る患者集団がある。 発明の概要 本発明は局所用炭酸脱水酵素阻害剤またはその眼科学的に許容される塩および プロスタグランジンまたはプロスタグランジン誘導体を含む新規の眼科用組成物 に関する。 発明の1つの態様では、5,6−ジヒドロ−4−エチルアミノ−6−メチル− 4H−チエノ−[2,3−b]チオピラン−2−スルホンアミド−7,7−ジオ キサイド塩酸塩または2H−チエノ[3,2−e]−1,2−チアジン−6−ス ルホンアミド−4−(エチルアミノ)−3,4−ジヒドロ−2−(3−メトキシ プロピル)−1,1−ジオキサイド、およびこれらのトランスおよびシス光学異 性体、またはラセミ体を含むこれらの眼科学的に許容される塩などの局所用炭酸 脱水酵素阻害剤を0.025%〜5%(w/w)、および13,14−ジヒドロ −15(R)−17−フェニル−18,19,20−トリノル−PGF2αエス テルまたは13,14−ジヒドロ−15−ケト−20−エチル−PGF2α、お よびこれらのトランスおよびシス光学異性体、またはラセミ体を含むこれらの眼 科学的に許容される塩などのプロスタグランジンを0.005%〜2%(w/w )を含む組成物が開示されている。前記組成物はゲラ ンガムまたはキサンチンガムからなる群に属するガムを任意選択で含有する。 本発明のもう1つの態様は以下の構造式: ここで、 Zは(H,H)、オキソ、またはチオオキソであり、 R1は (1)水素、または (2)C1-6アルキルであり、 R2は (1)水素、または (2)非置換もしくは1つまたは複数のC1-6アルキルであって、 (a)C1-3アルコキシ、 (b)C1-3アルコキシ−(C2−4アルコキシ)m−、こ こでmは1〜6を表し、 (c)ヒドロキシ、 (d)−NR34、ここでR3とR4は独立して (I)水素、 (ii)C1-6アルキルであって、非置換または1つまたは複数の水素、C1 -3 アルコキシ、アルコキシ−(C2-4アルコキシ)m−で置換され、ここでmは 上記の定義に同じであるC1-6アルキル、または (iii)R3とR4は結合している窒素原子と共に、ピペリジン、モルホリ ン、ピペラジン、N−C1−3アルキルピペラジン、チオモルホリン、チオモル ホリン−S−オキサイド、またはチオモルホリンS,S−ジオキサイドなどのN 、O、S(O)nから選択された第2のヘテロ基を含んでもよい5〜7員飽和複 素環を表し、 (e)−CONR34、ここでR3およびR4は上記定義の通りであり、 (f)−CON3、 (g)−CONHNH2、 (h)−CO2H、または (I)−COR5、ここでR5はC1-6アルキルである、 で置換されているC1-6アルキルであり、 nは0、1、または2を表し、 好ましくは、R1は水素であり、Zは(H,H)またはオキソであり、R2は C1−6置換アルキルであり、nは0、または2である化合物またはその眼科学 的薬学的に許容される塩からなる群に属する局所用炭酸脱水酵素阻害剤またはそ の眼科学的に許容される塩を0.025%〜5%(w/w)およびプロスタグラ ンジンまたはプロスタグランジン誘導体を0.005%〜2%(w/w)含む新 規の眼科用組成物に関する。前記組成物は葱濁液または溶液であってもよい。 本発明のもう1つの態様は高眼圧症または緑内障の治療における新規の眼科用 組成物の使用に関する。 発明の詳細な説明 本発明は局所用炭酸脱水酵素阻害剤またはそれらの眼科学的に許容される塩、 およびプロスタグランジンまたはそれらプロスタグランジン誘導体を含み、高眼 圧症または緑内障の治療に使用される新規の眼科用の組合せに関する。 本発明の1つの実施形態では、本発明の新規の眼科用組成物 は薬学的に許容される担体、治療有効量の13,14−ジヒドロ−15(R)− 17−フェニル−18,19,20−トリノル−PGF2αエステル類または1 3,14−ジヒドロ−15−ケト−20−エチル−PGF2αイソプロピルエス テル類、および5,6−ジヒドロ−4−エチルアミノ−6−メチル−4H−チエ ノ[2,3−b]チオピラン−2−スルホンアミド−7,7−ジオキサイド塩酸 塩または2H−チエノ[3,2−e]−1,2−チアジン−6−スルホンアミド −4−(エチルアミノ)−3,4−ジヒドロ−2−(3−メトキシプロピル)− 1,1−ジオキサイドからなる群に属する局所用炭酸脱水酵素阻害剤およびラセ ミ体を含むそのトランスおよびシス光学異性体または眼科学的に許容される塩を 含む。 プロスタグランジンが、11−ピバロイルプロスタグランジンF2αヒドロキ シエチルエステル、 (+)−(Z)−ナトリウム−7−[1R,2R,3R,5S)−3,5−ジ ヒドロキシ−2[(E)−1−オクテニル]シクロペンチル]−5−ヘプテノエ ートセスキ水和物、 [1α,2β,3α,5α]メチル−5−シス−2−(フェニルエチルスルホ ンアミドメチル)−3,5−ジヒドロキシシ クロペンチルヘプテノエート、 (+−)−5[6−(1−ヒドロキシ)ヘキシル)−1,3−ベンゾジオキソ ール−5−イル]−ペンタノール、 15−ピバロイルPGFα、 7−[3α,5αジヒドロキシ−2−(3a−ヒドロキシ−5−−1E−ペン テニル)シクロペンチル]−5Z−ヘプタン酸、 イソプロピル(Z)−7−[(1R,2R,3R,5S)−3,5−ジヒドロ キシ−2−[(3R)−3−ヒドロキシ−5−フェニルペンチル]シクロペンチ ル]−5−ヘプテノエート、または 13,14−ジヒドロ−15−ケト−20−エチル−PGF2αイソプロピル エステルトリメチルフェノール−1−アセテートである場合に本発明の態様が実 現される。 プロスタグランジンがイソプロピル(Z)−7−[(1R,2R,3R,5S )−3,5−ジヒドロキシ−2−[(3R)−3−ヒドロキシ−5−フェニルペ ンチル]シクロペンチル]−5−ヘプテノエート、(+)−(Z)−ナトリウム −7−[1R,2R,3R,5S)−3,5−ジヒドロキシ−2−[(E) −オクテニル]シクロペンチル]−5−ヘプテノエートセスキ水和物、または1 3,14−ジヒドロ−15−ケト−20−エチル−PGF2αイソプロピルエス テルトリメチルフェノール−1−アセテートであり、局所用炭酸脱水酵素阻害剤 が5,6−ジヒドロ−4−エチルアミノ−6−メチル−4H−チエノ−[2,3 −b]チオピラン−2−スルホンアミド−7,7−ジオキサイド塩酸塩または2 H−チエノ[3,2−e]−1,2−チアジン−6−スルホンアミド−4−(エ チルアミノ)−3,4−ジヒドロ−2−(3−メトキシプロピル)−1,1−ジ オキサイドである場合に本発明の別の態様が実現される。 本発明二番目の実施形態は、下記構造式: ここで Zは(H,H)、オキソ、またはチオオキソであり、 R1は (1)水素、または (2)C1-6アルキルであり、 R2は (1)水素、または (2)非置換もしくは1つまたは複数のC1-6アルキルであって、 (a)C1-3アルコキシ、 (b)C1-3アルコキシ−(C2−4アルコキシ)m−、ここでmは1〜6を 表し、 (c)ヒドロキシ、 (d)−NR34、ここでR3とR4は独立して (I)水素、 (ii)C1-6アルキルであって、非置換または1つまたは複数の水素、C1 -3 アルコキシ、アルコキシ−(C2-4アルコキシ)m−で置換され、ここでmは 上記の定義に同じであるC1-6アルキル、または (iii)R3とR4は結合している窒素原子と共に、ピペリジン、モルホリ ン、ピペラジン、N−C1−3アルキルピペラジン、チオモルホリン、チオモル ホリン−S−オキサイド、 またはチオモルホリンS,S−ジオキサイドなどのN、O、S(O)nから選択さ れた第2のへテロ基を含んでもよい5〜7員飽和複素環を表し、 (e)−CONR34、ここでR3およびR4は上記定義の通りであり、 (f)−CON3、 (g)−CONHNH2、 (h)−CO2H、または (I)−COR5、ここでR5はC1-6アルキルである、 で置換されているC1-6アルキルであり、 nは0、1、または2を表し、 好ましくは、R1は水素であり、Zは(H,H)またはオキソであり、R2は C1−6置換アルキルであり、nは0、Nまたは2である化合物またはその眼科 学的もしくは薬学的に許容される塩の局所用炭酸脱水酵素阻害剤、およびプロス タグランジンまたはプロスタグランジン誘導体を含む組成物に関する。 本発明の1つの態様において、局所用炭酸脱水酵素阻害剤は2,3−ジヒドロ −2−オキソ−6−スルファモイル−H−チエノ−[2,3−b][1,4]チ アジン、 (2,3−ジヒドロ−2−オキソ−6−スルファモイル−H−チエノ−[2, 3−b][1,4]チアジン−3−イル)酢酸、 2,3−ジヒドロ−2,4−ジオキソ−6−スルファモイル−H−チエノ−[ 2,3−b][1,4]チアジン、 3−(2−ヒドロキシエチル)−2,3−ジヒドロ−6−スルファモイル−1 H−チエノ−[2,3−b][1,4]チアジン、 3−(2−ヒドロキシエチル)−2,3−ジヒドロ−4,4−ジオキソ−6− スルファモイル−1H−チエノ−[2,3−b][1,4]チアジン、 メチル(2,3−ジヒドロ−2,4,4−トリオキソ−6スルファモイル−H −チエノ−[2,3−b][1,4]チアジン−3−イル)アセテート、 メチル(2,3−ジヒドロ−2−オキソ−6−スルファモイル−H−チエノ− [2,3−b][1,4]チアジン−3−イル)アセテート、 N−イソブチル(−2,3−ジヒドロ−2−オキソ−6−スルファモイル−1 H−チエノ[2,3−b][1,4]チアジ ン−3−イル)アセトアミド、 N−メトキシエトキシエチル−N−メトキシエチル−(2,3−ジヒドロ2, 4,4−トリオキソ−6−スルファモイル−1H−チエノ−[2,3−b][1 ,4]チアジン−3−イル)アセトアミド、 3−[2−(N−メトキシエトキシエチル−N−メトキシエチル−アミノ)エ チル](2,3−ジヒドロ2,4,4−トリオキソ−6−スルファモイル−1H −チエノ−[2,3−b][1,4]チアジン、 3−(2−イソブチルアミノエチル)−2,3−ジヒドロ2,4,4−ジオキ ソ−6−スルファモイル−1H−チエノ−[2,3−b][1,4]チアジン、 3−[2−ビス−(2−メトキシエチル)アミノエチル]−(2,3−ジヒド ロ2,4,4−ジオキソ−6−スルファモイル−1H−チエノ−[2,3−b] [1,4]チアジン、 3−[2−(N−メトキシエトキシエチル−N−メトキシエチルアミノ)エチ ル]−2,3−ジヒドロ2,4,4−ジオキソ−6−スルファモイル−1H−チ エノ−[2,3−b][1,4]チアジン、 3−(2−モルホリノエチル)−2,3−ジヒドロ2,4,4−ジオキソ−6 −スルファモイル−1H−チエノ−[2,3−b][1,4]チアジンであり、 プロスタグランジンは 11−ピバロイルプロスタグランジンF2αヒドロキシエチルエステル、 (+)−(Z)−ナトリウム−7−[1R,2R,3R,5S)−3,5−ジ ヒドロキシ−2[(E)−1−オクテニル]シクロペンチル]−5−ヘプテノエ ートセスキ水和物、 [1α,2β,3α,5α]メチル−5−シス−2−(フェニルエチルスルホ ンアミドメチル)−3,5−ジヒドロキシシクロペンチルヘプテノエート、 (+−)−5[6−(1−ヒドロキシ)ヘキシル)−1,3−ベンゾジオキソ ール−5−イル]−ペンタノール、 15−ピバロイルPGFα、 7−[3α,5αジヒドロキシ−2−(3a−ヒドロキシ−5−−1E−ペン テニル)シクロペンチル]−5Z−ヘプタン酸、 イソプロピル(Z)−7−[(1R,2R,3R,5S)− 3,5−ジヒドロキシ−2−[(3R)−3−ヒドロキシ−5−フェニルペンチ ル]シクロペンチル]−5−ヘプテノエート、または13,14−ジヒドロ−1 5−ケト−20−エチル−PGF2αイソプロピルエステルトリメチルフェノー ル−1−アセテートである。 局所用炭酸脱水酵素阻害剤が 2,3−ジヒドロ−2−オキソ−6−スルファモイル−H−チエノ−[2,3 −b][1,4]チアジン、 (2,3−ジヒドロ−2−オキソ−6−スルファモイル−H−チエノ−[2, 3−b][1,4]チアジン−3−イル)酢酸、 2,3−ジヒドロ−2,4−ジオキソ−6−スルファモイル−H−チエノ−[ 2,3−b][1,4]チアジン、 3−(2−ヒドロキシエチル)−2,3−ジヒドロ−6−スルファモイル−1 H−チエノ−[2,3−b][1,4]チアジン、 3−(2−ヒドロキシエチル)−2,3−ジヒドロ−4,4−ジオキソ−6− スルファモイル−1H−チエノ−[2,3−b][1,4]チアジン、 メチル(2,3−ジヒドロ−2,4,4−トリオキソ−6スルファモイル−H− チエノ−[2,3−b][1,4]チアジン−3−イル)アセテート、 メチル(2,3−ジヒドロ−2−オキソ−6−スルファモイル−H−チエノ− [2,3−b][1,4]チアジン−3−イル)アセテート、 N−イソブチル(−2,3−ジヒドロ−2−オキソ−6−スルファモイル−1 H−チエノ[2,3−b][1,4]チアジン−3−イル)アセトアミドであり 、 プロスタグランジンが イソプロピル(Z)−7−[(1R,2R,3R,5S)−3,5−ジヒドロ キシ−2−[(3R)−3−ヒドロキシ−5−フェニルペンチル]シクロペンチ ル]−5−ヘプテノエート、(+)−(Z)−ナトリウム−7−[1R,2R, 3R,5S)−3,5−ジヒドロキシ−2−[(E)−1−オタテニル]シクロ ペンチル]−5−ヘプテノエートセスキ水和物、または13,14−ジヒドロ− 15−ケト−20−エチル−PGE2αイソプロピルエステルトリメチルフェノ ール−1−アセテートである場合に、本発明の別の態様が実現される。 本発明での「プロスタグランジンまたはプロスタグランジン誘導体」の用語は 、眼内圧を低下させるのに有用な天然のプロスタグランジン類、特に、A、B、 C、D、E、F、およびJ類のプロスタグランジン類と15−ケト(15位がO Hの代わりにオキソ基となっている)、13,14−ジヒドロ(13位と14位 の間の二重結合の代わりに単結合となっている)、およびそれらのエステル類な ど合成的に修飾されたプロスタグランジン類を意味する。F類のプロスタグラン ジン特にPGFα誘導体が眼内圧降下に特に効力があることか知られている。 式Iは20個の炭素原子を有する基本骨格を示しているが、本発明に用いられ るプロスタグランジン化合物は同じ数の炭素10原子を有するプロスタグランジ ン化合物に限定されない。式(I)の炭素原子には、α鎖上ではIの番号を付け たカルボン酸炭素原子に隣接するα炭素原子から始め、5員環に向かって2から 7までの番号が、5員環ではα鎖が結合している炭素原子から始めて8から12 までの番号が、ω鎖上では環に隣接した炭素原子から始めて13から20まで番 号が付けられている。α鎖上の炭素原子の数が減少した場合、2位から開始する 順序で番号が削除され、α鎖において炭素原子の数が増加した 場合、化合物はC−1位のカルボキシ基に代わって1位に置換基を有する置換さ れた誘導体と名付けられる。同様に、ω鎖において炭素原子の数が減少した場合 、番号は20位から開始する順序で削除され、ω鎖において炭素原子の数が増加 した場合、化合物は20位に各置換基を有する置換された誘導体と名付けられる 。したがって、ω鎖に10個の炭素原子を有する13,14−ジヒドロ−15− ケト−PG化合物は、13,14−ジヒドロ−15−ケト−20−エチルPG類 である。プロスタグランジン誘導体という用語はまた、C1-5アルキルエステル などのC−1カルボキシル基のエステル類も含む。 本発明の新規眼科用製剤は、本明細書に記載の炭酸脱水酵素阻害剤好ましくは 、5,6−ジヒドロ−4−エチルアミノ−6−メチル−4H−チエノ−[2,3 −b]チオピラン−2−スルホンアミド−7,7−ジオキサイド塩酸塩または2 H−チエノ[3,2−e]−1,2−チアジン−6−スルホンアミド−4−(エ チルアミノ)−3,4ジヒドロ−2−(3−メトキシプロピル)−1,1−ジオ キサイド、およびラセミ体を含むそのトランスおよびシス光学異性体または眼科 学的に許容される塩を、約0.025%〜5%(w/w)、通常約0.5%〜3 % (w/w)、より好ましくは約0.7%〜2%(w/w)、および本明細書に記 載のプロスタグランジンまたはプロスタグランジン誘導体類好ましくは13,1 4−ジヒドロ−15(R)−17−フェニル−18,19,20−トリノル−P GF2αエステル類または13,14−ジヒドロ−15−ケト−20−エチル− PGF2αイソプロピルエステル類、より好ましくはイソプロピル(Z)−7− [(1R,2R,3R,5S)−3,5−ジヒドロキシ−2−[(3R)−3− ヒドロキシ−5−フェニルペンチル]シクロペンチル]−5−ヘプテノエートま たは13,14−ジヒドロ−15−ケト−20−エチル−PGF2αイソプロピ ルエステルトリメチルフェノール−1−アセテートを約0.005%〜2.0% (w/w)、好ましくは約0.1%〜1%(w/w)含み、1日1〜2回のスケ ジュールで投与される。 本発明の新規方法は、各眼に炭酸脱水酵素阻害剤1日約0.025mgから約 5mg好ましくは1日約0.25mgから約3mgを局所的に眼に投与すること とプロスタグランジンまたはプロスタグランジン誘導体類1日約0.005mg から2mg、好ましくは1日約0.1mgから1.0mgを同時、 事前または先行投与することを含む。 本発明の製剤を投与する適切な対象には哺乳動物、霊長類、ヒト、およびその 他の動物、特に、ヒトおよびネコやイヌなどの家畜が含まれる。局所的眼投与の ために、本発明の新規製剤は液剤、ゲル剤、軟膏剤、懸濁液または固形挿入剤の 型をとってもよく、単位用量が各活性成分の治療有効量またはこれらの約数を含 むように処方される。 新規製剤のための一般的な眼科学的に許容される担体は例えば、水、水と低級 アルカノールまたはアラルカノールなどの水混和性溶媒との混合物、植物油、ポ リアルキレングリコール、石油ベースのゼリー、エチルセルロース、オレイン酸 エチル、カルボキシメチルセルロース、ポリビニルピロリドン、ミリスケン酸イ ソプロピル、およびその他の従来使用されている許容される担体である。製剤は また乳化剤、保存剤、湿潤剤、賦形剤などの非毒性の補助物質を含有してもよい 。例えば、ポリエチレングリコール200、300、400Nおよび600、カ ーボワックス1000、1500、4000、6000、および10000、第 4級アンモニウム化合物、低温で滅菌作用があるとされているが使用にあたって 非有害であるフェニル水銀 塩、チメロサール、塩化ベンズアルコニウム、メチルおよびエチルパラベン、臭 化ベンジルドデシニウム、ベンジルアルコール、フェニルエタノールなどの抗菌 成分、塩化ナトリウム、ホウ酸ナトリウム、酢酸ナトリウムなどの緩衝成分また はグルコン酸緩衝液、およびソルビタンモノラウレート、トリエタノールアミン 、ポリオキシチレンソルビタンモノパルミチレート、ジオクチルナトリウムスル フォサクシネート、モノチオグリセロール、チオソルビトール、エチレンジアミ ン四酢酸などのその他の従来の成分である。さらに、従来のリン酸緩衝液ベヒク ル系、等張ホウ酸ベヒクル、等張塩化ナトリウムベヒクル、等張ホウ酸ナトリウ ムベヒクルなど適切な眼科用ベヒクルをこの目的のための担体媒質として使用す ることができる。 製剤はまた、水性点眼ゲル剤が眼と接触して、米国特許第4861760号に 開示された固形眼科的インサートの利点を提供するように、ゲランガムなどのガ ムを0.1重量%〜2重量%の濃度で含んでもよい。 製剤はまた、キサンタンガムなどのガムを0.1%〜2%の濃度で、好ましく は0.4%〜0.7%(w/w)で含んでもよい。特に、Monsanto P erformance Materials製のKELTROL(商標)Tキサンタンガムか好ましい。 キサンタンガムを使用した本発明の製剤は、凝固点降下が約−0.28℃から− 0.4℃の間であり、好ましくは約−0.31℃から−0.37℃の間の低張液 となる。あるいは、キサンタンガムを使用した本発明の眼科用液剤の低張性は約 150mOs/kgから215mOs/kgの間であり、好ましくは170mO s/kgから200mOs/kgの間である。従来の眼科用液剤は通常、塩化カ リウム、塩化ナトリウム、マンニトール、デキストロース、およびグリセリンな どの張度調整剤を使用して等張液として調製される。等張液剤は約−0.54C の凝固点降下を示す。張度はまた液剤の浸透圧重量モル濃度によって測定しても よく、等張液剤は、約290ミリモル/キログラム(mOs/kg)の浸透圧を 有する。 医薬品製剤はまた、米国特許第4256108号、4160452号、および 4265874号に記載されているように薬剤が投与された後ほとんど無傷の状 態を維持するのような固形挿入剤の形体であってもよく、または、米国特許第4 287175号または欧州特許庁公告0077261号に記載されているように 涙液に溶解するまたは別の方法で分解する生体分解性挿入剤であってもよい。 医薬品製剤はまた、水溶性がpH7.4において10μg/mLを超えるが1 000μg/mL未満であり、pH7.4で測定したオクタノール/水の分配係 数(DC)が1.0から150であり、解離定数(Ki)が1.0nM以下であ るである炭酸脱水酵素阻害剤(CAI)を用いた懸濁液の形体であってもよい。 水溶性は例えば、CAIを中性または塩の形体でpH7.4の0.1Mリン酸緩 衝液に混合することによって測定される。その後、pHを7.4に維持した状態 で、混合物を約16〜24時間かきまぜる。混合物が溶液である場合、少量の中 性CAIの種晶を添加し、混合物を約16〜24時間攪拌する。固体/液体混合 物を0.45μmフィルタでろ過し、ろ液を高性能液体クロマトグラグフィ(H PLC)にかけて標準物質に対して分析する。測定された溶解度はCAIの中性 型およびイオン型の両方を含む。これらの条件では、pH7.4において、懸濁 液に使用したCAIの大部分はイオン化されておらず、陰イオン性スルホンアミ ドが10%〜20%存在する可能性がある(第1級スルホンアミド基のpKaに 依存する)。例として、本発明の意味に包含される懸濁液は炭酸脱水酵素阻害剤 を0.1〜10.9重量%、およびヒマシ油1モルあたり酸化エチレン2〜20 0モルを反応させて得られたヒマシ油の ポリエトキシル化誘導体を0.01〜10.0重量%を含むものである。このポ リエトキシル化誘導体は水素化されてもよい。 解離定数の測定は蛍光HCAII:ダンシルアミド複合体を使用する蛍光競合 アッセイを用いて行うが、これは、Chen他、J.Biol.Chem.、2 42,5813(1967)およびPonticello他、J.Med.Ch em.、30、591(1987)によりよく知られた技術である。懸濁液の相 対的Kisは3.3未満である。 眼科用製剤の下記実施例は例示するためのものであり、本発明を限定するもの ではない。実施例1 活性化合物、リン酸緩衝液塩、塩化ベンズアルコニウム、およびポリソルベー ト80を水に加え、懸濁または溶解する。組成物のpHは5.5〜6.0に調整 し、体積30倍まで希釈する。成分は滅菌フィルタをろ過することによって滅菌 する。実施例2〜6 実施例1の操作に従って、以下の成分を炭酸脱水酵素阻害剤の代わりに使用し て液剤を調製する。 実施例7 懸濁液は純水400mLを沸騰するまで過熱することによって調製してもよい 。ヒドロキシプロピルメチルセルロース(HPMC)30.0gを加え、混合物 を均質になるまで激しく攪拌する。塩化ナトリウム(7.0g)、リン酸水素二 ナトリウム(2.0g)、エデト酸ナトリウム(0.1g)、ポリソルベート8 0(0.5g)、および塩化ベンズアコニウム(1%溶液、10.5mL)をこ れに加え、最終体積が900mLと なるまで純水を加える。混合物を攪拌し、氷浴中で室温まで冷却し、HClの1 N溶液3.5mLを用いてpHを7.2に調整する。混合物は純水によって最終 重量とするに十分な量(全体で1010g)とし、10ミクロンフィルタを通し ろ過する。製剤は、上記HPMCベヒクル賦形剤(15.014g)を上記TC AI(0.3074g)およびプロスタグランジン(1.0g)に加えることに よって調製し、混合物は約45時間、3mmガラスビーズ(5g)でボールミル を行う。実施例8〜12 実施例1の操作に従って、以下の成分をプロスタグランジン誘導体の代わりに 使用して液剤を調製する。 実施例13 活性化合物、Gelriteゲランガム、リン酸緩衝液塩、臭化ベンジルドデ シニウム、およびポリソルベート80を水に加え、懸濁または溶解する。組成物 のpHを5.5〜6.0に調整し、体積まで希釈する。組成物は電離放射線で滅 菌する。実施例14〜18 実施例13の操作に従って、以下の成分を炭酸脱水酵素阻害剤の代わりに使用 して液剤を調製する。 実施例19〜24 実施例13の操作に従って、以下の成分をプロスタグランジン誘導体の代わり に使用して液剤を調製する。 実施例25 活性成分、塩化ナトリウム、および塩化ベンズアルコニウムを注射用蒸留水に 溶解する。組成物のpHは0.2N水酸化ナトリウム溶液を添加することによっ て5.6に調整し、注射用蒸留水を成分の重量が最終重量(I)の75部または 最終重量(II)の65部に等しくなるまで加える。組成物はろ過によって滅菌 し、液剤に滅菌窒素でフラッシュする。その後、清澄な蒸気滅菌した濃度2%の キサンタンガムを薬剤溶液に加え、 得られた液剤を攪拌して均一とする。液剤は無菌的に滅菌バイアルに小分けし、 密閉する。実施例26〜30 実施例13の操作に従って、以下の成分を炭酸脱水酵素阻害剤の代わりに使用 して液剤を調製する。 実施例31〜36 実施例13の操作に従って、以下の成分をプロスタグランジン誘導体の代わり に使用して液剤を調製する。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (81)指定国 EP(AT,BE,CH,CY, DE,DK,ES,FI,FR,GB,GR,IE,I T,LU,MC,NL,PT,SE),OA(BF,BJ ,CF,CG,CI,CM,GA,GN,ML,MR, NE,SN,TD,TG),AP(GH,GM,KE,L S,MW,SD,SZ,UG,ZW),EA(AM,AZ ,BY,KG,KZ,MD,RU,TJ,TM),AL ,AM,AU,AZ,BA,BB,BG,BR,BY, CA,CN,CU,CZ,EE,GE,GW,HU,I D,IL,IS,JP,KG,KR,KZ,LC,LK ,LR,LT,LV,MD,MG,MK,MN,MX, NO,NZ,PL,RO,RU,SG,SI,SK,S L,TJ,TM,TR,TT,UA,US,UZ,VN ,YU (72)発明者 スーグルー,マイケル・エフ アメリカ合衆国、ニユー・ジヤージー・ 07065、ローウエイ、イースト・リンカー ン・アベニユー・126

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1.高眼圧症および緑内障の治療を必要とする対象におけるこれら疾患を治療す るための眼科用製剤であって、眼科学的に許容される担体、5,6−ジヒドロ− 4−エチルアミノ−6−メチル−4H−チエノ−[2,3−b]チオピラン−2 −スルホンアミド−7,7ジオキサイド塩酸塩、または2H−チエノ[3,2− e]−1,2−チアジン−6−スルホンアミド−4−(エチルアミノ)−3,4 −ジヒドロ−2−(3−メトキシプロピル)−1,1−ジオキサイドからなる群 に属する炭酸脱水酵素阻害剤0.025%〜5%(w/w)、13,14−ジヒ ドロ−15(R)−17−フェニル−18,19,20−トリノル−PGF2α エステル類、または13,14−ジヒドロ−15−ケト−20−エチル−PGF 2αイソプロピルエステル類、およびラセミ体を含むそのトランスおよびシス光 学異性体または眼科学的に許容される塩からなる群に属するプロスタグランジン 0.005%〜2%(w/w)、を含む眼科用製剤。 2.プロスタグランジンが、 11−ピバロイルプロスタグランジンF2αヒドロキシエチ ルエステル、 (+)−(Z)−ナトリウム−7−[1R,2R,3R,5S)−3,5−ジ ヒドロキシ−2−[(E)−1−オクテニル]シクロペンチル]−5−ヘプテノ エートセスキ水和物、 [1α,2β,3α,5α]メチル−5−シス−2−(フェニルエチルスルホ ンアミドメチル)−3,5−ジヒドロキシシクロペンチルヘプテノエート、 (+−)−5−[6−(1−ヒドロキシ)へキシル)−1,3−ベンゾジオキ ソール−5−イル]−ペンタノール、 15−ピバロイルPGFα、 7−[3α,5αジヒドロキシ−2−(3aヒドロキシ−5−−1E−ペンテ ニル)シクロペンチル]−5Z−ヘプタン酸、 イソプロピル(Z)−7−[(1R,2R,3R,5S)−3,5−ジヒドロ キシ−2−[(3R)−3−ヒドロキシ−5−フェニルペンチル]シクロペンチ ル]−5−ヘプテノエート、 または13,14−ジヒドロ−15−ケト−20−エチル−PGF2αイソプ ロピルエステルトリメチルフェノール−1−アセテートである請求の範囲第1項 に記載の製剤。 3.プロスタグランジンが、イソプロピル(Z)−7−[(1 R,2R,3R,5S)−3,5−ジヒドロキシ−2−[(3R)−3−ヒドロ キシ−5−フェニルペンチル]シクロペンチル]−5−ヘプテノエート、(+) −(Z)−ナトリウム−7−[1R,2R,3R,5S)−3,5−ジヒドロキ シ−2−[(E)−1−オクテニル]シクロペンチル]−5−ヘプテノエートセ スキ水和物、または13,14−ジヒドロ−15−ケト−20−エチル−PGF 2αイソプロピルエステルトリメチルフェノール−1−アセテートであり、代表 的な炭酸脱水酵素阻害剤が5,6−ジヒドロ−4−エチルアミノ−6−メチル− 4H−チエノ−[2,3−b]チオピラン−2−スルホンアミド−7,7−ジオ キサイド塩酸塩、または2H−チエノ[3,2−e]−1,2−チアジン−6− スルホンアミド−4−(エチルアミノ)−3,4−ジヒドロ−2−(3−メトキ シプロピル)−1,1−ジオキサイドである請求の範囲第1項に記載の製剤。 4.プロスタグランジンがイソプロピル(Z)−7−[(1R,2R,3R,5 S)−3,5−ジヒドロキシ−2−[(3R)−3−ヒドロキシ−5−フェニル ペンチル]シタロペンチル]−5−ヘプテノエートであり、代表的な炭酸脱水酵 素阻害剤が 5,6−ジヒドロ−4−エチルアミノ−6−メチル−4H−チエノ−[2,3− b]チオピラン−2−スルホンアミド−7,7−ジオキサイド塩酸塩、または2 H−チエノ[3,2−e]−1,2−チアジン−6−スルホンアミド−4−(エ チルアミノ)−3,4−ジヒドロ−2−(3−メトキシプロピル)−1,1−ジオ キサイドである請求の範囲第3項に記載の製剤。 5.プロスタグランジンが13,14−ジヒドロ−15−ケト−20−エチル− PGF2αイソプロピルエステルトリメチルフェノール−1−アセテートであり 、代表的な炭酸脱水酵素阻害剤が5,6−ジヒドロ−4−エチルアミノ−6−メ チル−4H−チエノ−[2,3−b]チオピラン−2−スルホンアミド−7,7 −ジオキサイド塩酸塩、または2H−チエノ[3,2−e]−1,2−チアジン −6−スルホンアミド−4−(エチルアミノ)−3,4−ジヒドロ−2−(3− メトキシプロピル)−1,1−ジオキサイドである請求の範囲第3項に記載の製 剤。 6.プロスタグランジンが(+)−(Z)−ナトリウム−7−[1R,2R,3 R,5S)−3,5−ジヒドロキシ−2−[(E)−1−オクテニル]シクロペ ンチル]−5−ヘプテノエートセスキ水和物であり、局所用炭酸脱水酵素阻害剤 が5,6−ジヒ ドロ−4−エチルアミノ−6−メチル−4H−チエノ−[2,3−b]チオピラ ン−2−スルホンアミド−7,7−ジオキサイド塩酸塩、または2H−チエノ[ 3,2−e]−1,2−チアジン−6−スルホンアミド−4−(エチルアミノ) −3,4−ジヒドロ−2−(3−メトキシプロピル)−1,1−ジオキサイドで ある請求の範囲第3項に記載の製剤。 7.高眼圧症および緑内障の治療を必要とする対象におけるこれら疾患を治療す るための眼科用製剤であって、眼科学的に許容される担体、構造式: ここで Zは(H,H)、オキソ、またはチオオキソであり、 R1は (1)水素、または (2)C1-6アルキルであり、 R2は (1)水素、または (2)非置換もしくは1つまたは複数のC1-6アルキルであって、 (a)C1-3アルコキシ、 (b)C1-3アルコキシ−(C2−4アルコキシ)m−、ここでmは1〜6を 表し、 (c)ヒドロキシ、 (d)−NR34、ここでR3とR4は独立して (I)水素、 (ii)C1-6アルキルであって、非置換または1つまたは複数の水素、C1 -3 アルコキシ、アルコキシ−(C2-4アルコキシ)m−で置換され、ここでmは 上記の定義に同じであるC1-6アルキル、または (iii)R3とR4は結合している窒素原子と共に、ピペリジン、モルホリ ン、ピペラジン、N−C1−3アルキルピペラジン、チオモルホリン、チオモル ホリン−S−オキサイド、またはチオモルホリンS,S−ジオキサイドなどのN 、O、S(O)nから選択された第2のヘテロ基を含んでもよい5〜7 員飽和複素環を表し、 (e)−CONR34、ここでR3およびR4は上記定義の通りであり、 (f)−CON3、 (g)−CONHNH2、 (h)−CO2H、または (I)−COR5、ここでR5はC1-6アルキルである、 で置換されているC1-6アルキルであり、 nは0、1、または2を表し、 好ましくは、R1は水素であり、Zは(H,H)またはオキソであり、R2は C1−6置換アルキルであり、nは0、または2である化合物またはそれらの眼 科学的または薬理学的に許容される塩からなる群に属する炭酸脱水酵素阻害剤を 0.025%〜5%(w/w)、およびプロスタグランジンまたはプロスタグラ ンジン誘導体またはその眼科学的に許容される塩を0.005%〜2%(w/w )含む眼科用製剤。 8.R1が水素であり、Zが(H,H)またはオキソであり、R2がC1-6置換ア ルキルであり、かつnが0または2である請求の範囲第7項に記載の製剤。 9.局所用炭酸脱水酵素阻害剤が 2,3−ジヒドロ−2−オキソ−6−スルファモイル−H−チエノ−[2,3 −b][1,4]チアジン、 (2,3−ジヒドロ−2−オキソ−6−スルファモイル−H−チエノ−[2, 3−b][1,4]チアジン−3−イル)酢酸、 2,3−ジヒドロ−2,4−ジオキソ−6−スルファモイル−H−チエノ−[ 2,3−b][1,4]チアジン、 3−(2−ヒドロキシエチル)−2,3−ジヒドロ−6−スルファモイル−1 H−チエノ−[2,3−b][1,4]チアジン、 3−(2−ヒドロキシエチル)−2,3−ジヒドロ−4,4−ジオキソ−6− スルファモイル−1H−チエノ−[2,3−b][1,4]チアジン、 メチル(2,3−ジヒドロ−2,4,4−トリオキソ−6スルファモイル−H −チエノ−[2,3−b][1,4]チアジン−3−イル)アセテート、 メチル(2,3−ジヒドロ−2−オキソ−6−スルファモイル−H−チエノ− [2,3−b][1,4]チアジン−3−イ ル)アセテート、 N−イソブチル(−2,3−ジヒドロ−2−オキソ−6−スルファモイル−1 H−チエノ[2,3−b][1,4]チアジン−3−イル)アセトアミド、 N−メトキシエトキシエチル−N−メトキシエチル−(2,3−ジヒドロ2, 4,4−トリオキソ−6−スルファモイル−1H−チエノ−[2,3−b][1 ,4]チアジン−3−イル)アセトアミド、 3−[2−(N−メトキシエトキシエチル−N−メトキシエチル−アミノ)エ チル](2,3−ジヒドロ2,4,4−トリオキソ−6−スルファモイル−1H −チエノ−[2,3−b][1,4]チアジン、 3−(2−イソブチルアミノエチル)−2,3−ジヒドロ2,4,4−ジオキ ソ−6−スルファモイル−1H−チエノ−[2,3−b][1,4]チアジン、 3−[2−ビス−(2−メトキシエチル)−アミノエチル]−2,3−ジヒド ロ2,4,4−ジオキソ−6−スルファモイル−1H−チエノ−[2,3−b] [1,4]チアジン、 3−[2−(N−メトキシエトキシエチル−N−メトキシエ チルアミノ)エチル]−2,3−ジヒドロ2,4,4−ジオキソ−6−スルファ モイル−1H−チエノ−[2,3−b][1,4]チアジン、および 3−(2−モルホリノエチル)−2,3−ジヒドロ2,4,4−ジオキソ−6 −スルファモイル−1H−チエノ−[2,3−b][1,4]チアジン からなる群に属し、かつプロスタグランジンが 11−ピバロイルプロスタグランジンF2αヒドロキシエチルエステル、 (+)−(Z)−ナトリウム−7−[1R,2R,3R,5S)−3,5−ジ ヒドロキシ−2[(E)−1−オクテニル]シクロペンチル]−5−ヘプテノエ ートセスキ水和物、 [1α,2β,3α,5α]メチル−5−シス−2−(フェニルエチルスルホ ンアミドメチル)−3,5−ジヒドロキシシクロペンチルヘプテノエート、 (+−)−5[6−(1−ヒドロキシ)ヘキシル)−1,3−ベンゾジオキソ ール−5−イル]−ペンタノール、 15−ピバロイルPGFα、7−[3α,5αジヒドロキシ−2−(3a−ヒ ドロキシ−5−−1E−ペンテニル)シクロ ペンチル]−5Z−ヘプタン酸、 イソプロピル(Z)−7−[(1R,2R,3R,5S)−3,5−ジヒドロ キシ−2−[(3R)−3−ヒドロキシ−5−フェニルペンチル]シクロペンチ ル]−5−ヘプテノエート、または 13,14−ジヒドロ−15−ケト−20−エチル−PGF2αイソプロピル エステルトリメチルフェノール−1−アセテート である請求の範囲第7項に記載の製剤。 10.局所用炭酸脱水酵素阻害剤が 2,3−ジヒドロ−2−オキソ−6−スルファモイル−H−チエノ−[2,3 −b][1,4]チアジン、 (2,3−ジヒドロ−2−オキソ−6−スルファモイル−H−チエノ−[2, 3−b][1,4]チアジン−3−イル)酢酸、 2,3−ジヒドロ−2,4−ジオキソ−6−スルファモイル−H−チエノ−[ 2,3−b][1,4]チアジン、 3−(2−ヒドロキシエチル)−2,3−ジヒドロ−6−スルファモイル−1 H−チエノ−[2,3−b][1,4]チア ジン、 3−(2−ヒドロキシエチル)−2,3−ジヒドロ−4,4−ジオキソ−6− スルファモイル−1H−チエノ−[2,3−b][1,4]チアジン、 メチル(2,3−ジヒドロ−2,4,4−トリオキソ−6スルファモイル−H −チエノ−[2,3−b][1,4]チアジン−3−イル)アセテート、 メチル(2,3−ジヒドロ−2−オキソ−6−スルファモイル−H−チエノ− [2,3−b][1,4]チアジン−3−イル)アセテート、または N−イソブチル(−2,3−ジヒドロ−2−オキソ−6−スルファモイル−1 H−チエノ[2,3−b][1,4]チアジン−3−イル)アセトアミドであり 、プロスタグランジンがイソプロピル(Z)−7−[(1R,2R,3R,5S )−3,5−ジヒドロキシ−2−[(3R)−3−ヒドロキシ−5−フェニルペ ンチル]シクロペンチル]−5−ヘプテノエート、(+)−(Z)−ナトリウム [1R,2R,3R,5S)−3,5−ジヒドロキシ−2−[(E)−1−オク テニル]シクロペンチル]−5−ヘプテノエートセスキ水和物、または 13,14−ジヒドロ−15−ケト−20−エチル−PGF2αイソプロピル エステルトリメチルフェノール−1−アセテートである請求の範囲第9項に記載 の製剤。 11.炭酸脱水酵素阻害剤の濃度が0.5%〜3%であり、プロスタグランジン またはプロスタグランジン誘導体の濃度が0.1%〜1.0%である請求の範囲 第1項に記載の製剤。 12.炭酸脱水酵素阻害剤の濃度が0.5%〜3%であり、プロスタグランジン またはプロスタグランジン誘導体の濃度が0.1%〜1.0%である請求の範囲 第7項に記載の製剤。 13.炭酸脱水酵素阻害剤の水溶性がpH7.4において10μg/mLを超え るが1000μg/mL未満であり、Kiが1.0nM以下である請求の範囲第 12項に記載の製剤。 14.製剤が懸濁液である請求の範囲第13項に記載の製剤。 15.任意選択で約0.1%〜約2%のゲランガムを含有する請求の範囲第1項 に記載の製剤。 16.任意選択で約0.1%〜約2%(w/w)のキサンタンガムを含有する請 求の範囲第1項に記載の製剤。 17.任意選択で約0.4%〜約0.7%(w/w)のキサンタンガムを含有し 、前記キサンタンガムが低張液であり、凝固 点降下が約−0.28℃から−0.4℃の間である請求の範囲第16項に記載の 製剤。 18.ガムが凝固点約−0.31℃から−0.37℃の間である低張液中のKE LTROL(商標)Tキサンタンガムである請求の範囲第17項に記載の製剤。 19.高眼圧症および緑内障の治療法であって、このような治療を必要とする患 者に請求の範囲第1項に記載の製剤の単位用量を局所眼投与することを含む方法 。 20.高眼圧症および緑内障の治療法であって、このような治療を必要とする患 者に請求の範囲第7項に記載の製剤の単位用量を局所眼投与することを含む方法 。 21.高眼圧症および緑内障の治療法であって、このような治療を必要とする患 者に請求の範囲第14項に記載の製剤の単位用量を局所眼投与することを含む方 法。 22.高眼圧症および緑内障の治療法であって、このような治療を必要とする患 者に請求の範囲第15項に記載の製剤の単位用量を局所眼投与することを含む方 法。 23.高眼圧症および緑内障の治療法であって、このような治療を必要とする患 者に請求の範囲第16項に記載の製剤の単位 用量を局所眼投与することを含む方法。 24.高眼圧症および緑内障の治療法であって、このような治療を必要とする患 者に請求の範囲第17項に記載の製剤の単位用量を局所眼投与することを含む方 法。 25.高眼圧症および緑内障の治療法であって、このような治療を必要とする患 者に請求の範囲第18項に記載の製剤の単位用量を局所眼投与することを含む方 法。 26.高眼圧症および緑内障の治療を必要とする対象におけるこれら疾患を治療 するための眼科用製剤であって、眼科学的に許容される担体、5,6−ジヒドロ −4−エチルアミノ−6−メチル−4H−チエノ[2,3−b]チオピラン−2 −スルホンアミド−7,7−ジオキサイド塩酸塩、または2H−チエノ[3,2 −e]−1,2−チアジン−6−スルホンアミド−4−(エチルアミノ)−3, 4ジヒドロ−2−(3−メトキシプロピル)−1,1−ジオキサイドからなる群 に属する炭酸脱水酵素阻害剤0.5から3%(w/w)、11−ピバロイルプロ スタグランジンF2αヒドロキシエチルエステル、(+)−(Z)−ナトリウム −7−[1R,2R,3R,5S)−3,5−ジヒドロキシ−2−[(E)−1 −オクテニル]シクロペンチル] −5−ヘプテノエートセスキ水和物、[1α,2β,3α,5α]メチル−5− シス−2−(フェニルエチルスルホンアミドメチル)−3,5−ジヒドロキシシ クロペンチルヘプテノエート、(+−)−5[6−(1−ヒドロキシ)ヘキシル )−1,3−ベンゾジオキソール−5−イル]−ペンタノール、15−ピバロイ ルPGFα、7−[3α,5αジヒドロキシ−2−(3a−ヒドロキシ−5−− 1E−ペンテニル)シクロペンチル]−5Z−ヘプタン酸、イソプロピル(Z) −7−[(1R,2R,3R,5S)−3,5−ジヒドロキシ−2−[(3R) −3−ヒドロキシ−5−フェニルペンチル]シクロペンチル]−5−ヘプテノエ ート、または13,14−ジヒドロ−15−ケト−20−エチル−PGF2αイ ソプロピルエステルトリメチルフェノール−1−アセテートおよびラセミ体を含 むそのトランスおよびシス光学異性体またはその眼科学的に許容される塩からな る群に属するプロスタグランジン0.1%〜1.0%(w/w)、およびゲランガ ム約0.1%〜約2%またはキサンタンガム約0.1%〜2%(w/w)からな る群に属するガムを含む眼科用製剤。 27.炭酸脱水酵素阻害剤が5,6−ジヒドロ−4エチルアミ ノ−6−メチル−4H−チエノ[2,3−b]チオピラン−2−スルホンアミド −7,7−ジオキサイド塩酸塩であり、プロスタグランジンがイソプロピル(Z )−7−[(1R,2R,3R,5S)−3,5−ジヒドロキシ−2−[(3R )−3−ヒドロキシ−5−フェニルペンチル]シクロペンチル]−5−ヘプテノ エート、(+)−(Z)−ナトリウム−7−[1R,2R,3R,5S)−3, 5−ジヒドロキシ−2−[(E)−1−オクテニル]シクロペンチル]−5−ヘ プテノエートセスキ水和物、または13,14−ジヒドロ−15−ケト−20− エチル−PGF2αイソプロピルエステルトリメチルフェノール−1−アセテー トであり、かつガムがゲランガムである請求の範囲第26項に記載の製剤。 28.炭酸脱水酵素阻害剤が5,6−ジヒドロ−4−エチルアミノ−6−メチル −4H−チエノ[2,3−b]チオピラン−2−スルホンアミド−7,7−ジオ キサイド塩酸塩であり、プロスタグランジンがイソプロピル(Z)−7−[(1 R,2R,3R,5S)−3,5−ジヒドロキシ−2−[(3R)−3−ヒドロ キシ−5−フェニルペンチル]シクロペンチル]−5−ヘプテノエート、(+) −(Z)−ナトリウム−7−[1R, 2R,3R,5S)−3,5−ジヒドロキシ−2−[(E)−1−オクテニル] シクロペンチル]−5−ヘプテノエートセスキ水和物、または13,14−ジヒ ドロ−15−ケト−20−エチル−PGF2αイソプロピルエステルトリメチル フェノール−1−アセテートであり、かつガムがキサンタンガムである請求の範 囲第26項に記載の製剤。 29.約0.4%〜約0.7%(w/w)のキサンタンガムを含有し、前記キサ ンタンガムが凝固点降下約−0.28℃〜−0.4℃の間の低張液である請求の 範囲第28項に記載の製剤。 30.ガムが凝固点降下約−0.31℃〜−0.37℃の間の低張液中のKEL TROL(商標)Tキサンタンガムである請求の範囲第29項に記載の製剤。 31.高眼圧症および緑内障の治療を必要とする対象におけるこれら疾患を治療 するための眼科用製剤であって、眼科学的に許容される担体、 2,3−ジヒドロ−2−オキソ−6−スルファモイル−H−チエノ−[2,3 −b][1,4]チアジン、 (2,3−ジヒドロ−2−オキソ−6−スルファモイル−H−チエノ−[2, 3−b][1,4]チアジン−3−イル)酢 酸、 2,3−ジヒドロ−2,4−ジオキソ−6−スルファモイル−H−チエノ−[ 2,3−b][1,4]チアジン、 3−(2−ヒドロキシエチル)−2,3−ジヒドロ−6−スルファモイル−1 H−チエノ−[2,3−b][1,4]チアジン、 3−(2−ヒドロキシエチル)−2,3−ジヒドロ−4,4−ジオキソ−6− スルファモイル−1H−チエノ−[2,3−b][1,4]チアジン、 メチル(2,3−ジヒドロ−2,4,4−トリオキソ−6スルファモイル−H −チエノ−[2,3−b][1,4]チアジン−3−イル)アセテート、 メチル(2,3−ジヒドロ−2−オキソ−6−スルファモイル−H−チエノ− [2,3−b][1,4]チアジン−3−イル)アセテート、 N−イソブチル(−2,3−ジヒドロ−2−オキソ−6−スルファモイル−1 H−チエノ[2,3−b][1,4]チアジン−3−イル)アセトアミド、 N−メトキシエトキシエチル−N−メトキシエチル−(2, 3−ジヒドロ2,4,4−トリオキソ−6−スルファモイル−1H−チエノ[2 ,3−b][1,4]チアジン−3−イル)アセトアミド、 3−[2−(N−メトキシエトキシエチル−N−メトキシエチル−アミノ)エ チル](2,3−ジヒドロ2,4,4−トリオキソ−6−スルファモイル−1H −チエノ[2,3−b][1,4]チアジン、 3−(2−イソブチルアミノエチル)−2,3−ジヒドロ2,4,4−ジオキ ソ−6−スルファモイル−1H−チエノ[2,3−b][1,4]チアジン、 3−[2−ビス−(2−メトキシエチル−アミノエチル]−2,3−ジヒドロ 2,4,4−ジオキソ−6−スルファモイル−1H−チエノ[2,3−b][1 ,4]チアジン、 3−[2−(N−メトキシエトキシエチル−N−メトキシエチルアミノ)エチ ル]−2,3−ジヒドロ2,4,4−ジオキソ−6−スルファモイル−1H−チ エノ[2,3−b][1,4]チアジン、および 3−(2−モルホリノエチル)−2,3−ジヒドロ2,4,4−ジオキソ−6 −スルファモイル−1H−チエノ[2,3− b][1,4]チアジンからなる群に属する炭酸脱水酵素阻害剤0.5%〜3% (w/w)、 および11−ピバロイルプロスタグランジンF2αヒドロキシエチルエステル 、 (+)−(Z)−ナトリウム−7−[1R,2R,3R,5S)−3,5−ジ ヒドロキシ−2[(E)−1−オクテニル]シクロペンチル]−5−ヘプテノエ ートセスキ水和物、 [1α,2β,3α,5α]メチル−5−シス−2−(フェニルエチルスルホ ンアミドメチル)−3,5−ジヒドロキシシクロペンチルヘプテノエート、 (+−)−5[6−(1−ヒドロキシ)ヘキシル)−1,3−ベンゾジオキソ ール−5−イル]−ペンタノール、 15−ピバロイルPGFα、 7−[3α,5αジヒドロキシ−2−(3a−ヒドロキシ−5−−1E−ペン テニル)シクロペンチル]−5Z−ヘプタン酸、 イソプロピル(Z)−7−[(1R,2R,3R,5S)−3,5−ジヒドロ キシ−2−[(3R)−3−ヒドロキシ−5−フェニルペンチル]シクロペンチ ル]−5−ヘプテノエート、 または 13,14−ジヒドロ−15−ケト−20−エチル−PGF2αイソプロピル エステルトリメチルフエノール−1−アセテートからなる群に属するプロスタグ ランジン約0.1%〜約1%を含む眼科用製剤。 32.局所用炭酸脱水酵素阻害剤が 2,3−ジヒドロ−2−オキソ−6−スルファモイル−H−チエノ−[2,3 −b][1,4]チアジン、 (2,3−ジヒドロ−2−オキソ−6−スルファモイル−H−チエノ−[2, 3−b][1,4]チアジン−3−イル)酢酸、 2,3−ジヒドロ−2,4−ジオキソ−6−スルファモイル−H−チエノ−[ 2,3−b][1,4]チアジン、 3−(2−ヒドロキシエチル)−2,3−ジヒドロ−6−スルファモイル−1 H−チエノ[2,3−b][1,4]チアジン、 3−(2−ヒドロキシエチル)−2,3−ジヒドロ−4,4−ジオキソ−6− スルファモイル−1H−チエノ[2,3−b][1,4]チアジン、 メチル(2,3−ジヒドロ−2,4,4−トリオキソ−6スルファモイル−H −チエノ−[2,3−b][1,4]チアジン−3−イル)アセテート、 メチル(2,3−ジヒドロ−2−オキソ−6−スルファモイル−H−チエノ− [2,3−b][1,4]チアジン−3−イル)アセテート、または N−イソブチル(−2,3−ジヒドロ−2−オキソ−6−スルファモイル−1 H−チエノ[2,3−b][1,4]チアジン−3−イル)アセトアミドであり 、 プロスタグランジンが イソプロピル(Z)−7−[(1R,2R,3R,5S)−3,5−ジヒドロ キシ−2−[(3R)−3−ヒドロキシ−5−フェニルペンチル]シクロペンチ ル]−5−ヘプテノエート、 (+)−(Z)−ナトリウム−7−[1R,2R,3R,5S)−3,5−ジ ヒドロキシ−2−[(E)−1−オクチル]シクロペンチル]−5−ヘプタノエ ートセスキ水和物、または 13,14−ジヒドロ−15−ケト−20−エチル−PGE2αイソプロピル エステルトリメチルフェノール−1−アセテートである請求の範囲第31項に記 載の製剤。 33.炭酸脱水酵素阻害剤のpH7.4における水溶性が10μg/mLを超え 、1000μg/mL未満であり、かつKiが1.0nM以下である請求の範囲 第32項に記載の製剤。 34.懸濁液である請求の範囲第33項に記載の製剤。 35.任意選択で約0.1%〜約2%のゲランガムまたは約0.1%〜約2%( w/w)のキサンチンガムを含有する請求の範囲第32項に記載の製剤。
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