JP2002521332A - 高眼圧治療用眼薬組成物 - Google Patents

高眼圧治療用眼薬組成物

Info

Publication number
JP2002521332A
JP2002521332A JP2000560891A JP2000560891A JP2002521332A JP 2002521332 A JP2002521332 A JP 2002521332A JP 2000560891 A JP2000560891 A JP 2000560891A JP 2000560891 A JP2000560891 A JP 2000560891A JP 2002521332 A JP2002521332 A JP 2002521332A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
dihydro
hydroxy
preparation according
prostaglandin
cyclopentyl
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Withdrawn
Application number
JP2000560891A
Other languages
English (en)
Inventor
ポンテイセロ,ジエラルド・エス
スーグルー,マイケル・エフ
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Merck and Co Inc
Original Assignee
Merck and Co Inc
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Merck and Co Inc filed Critical Merck and Co Inc
Publication of JP2002521332A publication Critical patent/JP2002521332A/ja
Withdrawn legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • AHUMAN NECESSITIES
    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61KPREPARATIONS FOR MEDICAL, DENTAL OR TOILETRY PURPOSES
    • A61K31/00Medicinal preparations containing organic active ingredients
    • A61K31/557Eicosanoids, e.g. leukotrienes or prostaglandins
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61KPREPARATIONS FOR MEDICAL, DENTAL OR TOILETRY PURPOSES
    • A61K45/00Medicinal preparations containing active ingredients not provided for in groups A61K31/00 - A61K41/00
    • A61K45/06Mixtures of active ingredients without chemical characterisation, e.g. antiphlogistics and cardiaca
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61PSPECIFIC THERAPEUTIC ACTIVITY OF CHEMICAL COMPOUNDS OR MEDICINAL PREPARATIONS
    • A61P27/00Drugs for disorders of the senses
    • A61P27/02Ophthalmic agents
    • A61P27/06Antiglaucoma agents or miotics

Landscapes

  • Health & Medical Sciences (AREA)
  • Veterinary Medicine (AREA)
  • Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Medicinal Chemistry (AREA)
  • Pharmacology & Pharmacy (AREA)
  • Life Sciences & Earth Sciences (AREA)
  • Animal Behavior & Ethology (AREA)
  • General Health & Medical Sciences (AREA)
  • Public Health (AREA)
  • Ophthalmology & Optometry (AREA)
  • Epidemiology (AREA)
  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Bioinformatics & Cheminformatics (AREA)
  • Chemical Kinetics & Catalysis (AREA)
  • General Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Nuclear Medicine, Radiotherapy & Molecular Imaging (AREA)
  • Organic Chemistry (AREA)
  • Pharmaceuticals Containing Other Organic And Inorganic Compounds (AREA)
  • Heterocyclic Carbon Compounds Containing A Hetero Ring Having Oxygen Or Sulfur (AREA)
  • Nitrogen And Oxygen Or Sulfur-Condensed Heterocyclic Ring Systems (AREA)
  • Medicines That Contain Protein Lipid Enzymes And Other Medicines (AREA)
  • Nitrogen- Or Sulfur-Containing Heterocyclic Ring Compounds With Rings Of Six Or More Members (AREA)

Abstract

(57)【要約】 プロスタグランジン、プロスタグランジン誘導体、プロスタグランジンもしくはプロスタグランジン誘導体から誘導される血圧降下性脂質またはそれらの眼科的に許容される塩、β−アドレナリン拮抗薬もしくはそれの眼科的に許容される塩、ならびに局所炭酸脱水素酵素阻害薬もしくはそれの眼科的に許容される塩の組合せは、高眼圧および緑内障の治療において特に有用である。その組合せは、効果の改善および副作用の低減を特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】 (技術分野) (背景技術) 緑内障は、眼内圧が高くなり過ぎて、正常な眼球機能を行うことができなくな
る眼球の変性疾患である。結果的に、視神経頭に損傷が生じて、視力が不可逆的
に失われる場合がある。治療を行わないと、緑内障のために最終的に失明する場
合がある。現在では、高眼圧、すなわち視神経頭損傷や特徴的な緑内障性視野欠
損を伴わない眼内圧が高い状態は、緑内障発症における最も早期を代表している
に過ぎないと多くの眼科医が考えている。
【0002】 緑内障治療にこれまで使用されてきた薬剤の多くが、あまり満足できるもので
はないことが明らかになっている。初期のピロカルピンを用いる緑内障治療方法
では望ましくない局所効果が生じ、そのためにこの薬剤は、貴重な薬剤ではある
が、第一候補薬としては不十分となっていた。β−アドレナリン拮抗薬も、眼内
圧降下においては有効である。これら薬剤の多くがこの目的には有効であるが、
その治療が有効でなかったり、効果が不十分である患者も存在する。これら薬剤
の多くが、膜安定化活性などの他の特性も持ち、それは用量上昇に伴って明らか
になって、慢性的な眼球への使用には許容できないものである。
【0003】 β−アドレナリン拮抗薬である(S)−1−(tert−ブチルアミノ)−3
−[(4−モルホリノ−1,2,5−チアジアゾール−3−イル)−オキシ]−
2−プロパノール、すなわちチモロールは、眼内圧を降下させ、ピロカルピンに
関連する多くの望ましくない副作用がなく、他の多くのβ−アドレナリン拮抗薬
に勝る利点を有する。例えば、局所麻酔特性がなく、長期作用性であり、投与期
間を長くした場合に効果損失が小さい。
【0004】 β−アドレナリン拮抗薬は眼内圧を低下させるが、酵素である炭酸脱水素酵素
を阻害することでその作用を発現しないことから、炭酸脱水素酵素経路によって
生じる房水形成への寄与低減を利用するものではない。
【0005】 炭酸脱水素酵素と称される薬剤は、炭酸脱水素酵素を阻害することで房水生成
を低減させる。現在、そのような炭酸脱水素酵素阻害薬を用いて全身経路によっ
て眼内圧の治療を行っているが、そのために全身で炭酸脱水素酵素が阻害される
という明瞭な欠点がある。基本的な酵素系のそのような全体的な破壊は、驚くほ
どの眼内圧上昇の急性発作時や他の薬剤が奏功しない場合のみに使用が可能なも
のである。
【0006】 最近、局所的に有効な炭酸脱水素酵素阻害薬が臨床的に使用できるようになっ
ている。(S,S)−(−)−5,6−ジヒドロ−4−エチルアミノ−6−メチ
ル−4H−チエノ[2,3−b]チオピラン−2−スルホンアミド−7,7−ジ
オキサイド塩酸塩(ドルゾルアミド(dorzolamide);MK507)は、高眼圧
、開放隅角緑内障および偽剥脱性緑内障における眼内圧上昇治療において処方さ
れるTRUSOPT(登録商標)における有効成分である。現在では、例えば米
国特許4386098号、4416890号、4426388号、466869
7号、4863922号および4797413号に開示されている局所的に有効
な炭酸脱水素酵素阻害薬が好ましい。
【0007】 プロスタグランジン類(またはPgs)は、ヒトおよび他のほとんどの哺乳動
物の組織や臓器に含まれ、非常に広範囲の生理活性を示すある種の有機カルボン
酸類である。天然のPgsは下記式Iに示した共通の構造的特徴であるプロスタ
ン酸骨格を有する。
【0008】
【化2】
【0009】 一部の合成類縁体は、若干修飾された骨格を有する。一次プロスタグランジン
は、5員環部分の構造的特徴に基づいて、PGA類、PGB類、PGC類、PG
D類、PGE類、PGF類、PGG類、PGH類、PGI類およびPGJ類に分
類され、鎖部分における不飽和および酸化の有無に基づいても 下付1:13,14−不飽和−15−OH、 下付2:5,6−および13,14−ジ不飽和−15−OH、 下付3:5,6−13,14−および17,18−トリ不飽和−15−OHに
分類される。さらにPGF類は、9位の水酸基の配置に従ってαまたはβという
下位分類もされる。
【0010】 プロスタグランジン類およびプロスタグランジン誘導体は、眼内圧を低下させ
ることが知られている。ビト(Bito)への米国特許4883819号には、眼内
圧低下におけるPGA類、PGB類およびPGC類の使用および合成について記
載されている。ゴーら(Goh et al.)への米国特許4824857号には、C−
10が窒素に置き換わっている誘導体を含む、眼内圧低下でのPGD2およびそ
れの誘導体の使用および合成が記載されている。ウエノら(Ueno et al.)への
米国特許5001153号には、眼内圧低下への13,14−ジヒドロ−15−
ケトプロスタグランジン類およびプロスタグランジン誘導体の使用および合成に
ついて記載されている。米国特許4599353号には、眼内圧低下におけるプ
ロスタグランジン類およびプロスタグランジン阻害薬などのエイコサノイド類お
よびエイコサノイド誘導体の使用について記載されている。
【0011】 プロスタグランジンおよびプロスタグランジン誘導体は、ブドウ膜強膜流出増
加によって眼内圧を低下させる。これは、F型およびA型お両方のPgsに当て
はまることから、恐らくB、C、D、EおよびJ型のプロスタグランジン類およ
びそれらの誘導体についても当てはまると考えられる。プロスタグランジン誘導
体を用いる眼内圧低下での問題は、それらの化合物が多くの場合、眼内圧の初期
上昇を誘発する点である。
【0012】 炭酸脱水素酵素阻害薬は一次Pgsによって示される一過性高眼圧を起こさず
に眼内圧を低下させることから、さらにβ−アドレナリン拮抗薬は炭酸脱水素酵
素とは異なる酵素を阻害することでその作用を発現することによって眼内圧を低
下させることから、炭酸脱水素酵素、β−アドレナリン拮抗薬およびプロスタグ
ランジン誘導体の組み合わせを用いて、緑内障、高眼圧および眼内圧上昇を伴う
他の疾患などの眼内圧低下が望ましい疾患および状態の治療を行うことができる
【0013】 このように、炭酸脱水素酵素経路によって生じる房水形成への寄与低減を利用
する炭酸脱水素酵素阻害薬ならびにβ−アドレナリン経路によって生じる房水生
成への寄与低減を利用するβ−アドレナリン拮抗薬を、房水流出を増加させるプ
ロスタグランジンまたはプロスタグランジン誘導体と組み合わせると、個々の薬
剤によって得られるもの以下に眼内圧を低下させる効果が得られる。
【0014】 本明細書に開示の組み合わせは、一つの溶液中でのこれら薬剤の同時投与によ
って、あるいは成分中のいずれかを最初に投与し、次に別の成分を投与し、最後
に最終成分を投与して3成分全てを投与することで得られる併用療法として有効
である。各成分を投与する順序は変えることができる。例えば、併用療法として
は、炭酸脱水素酵素阻害薬を最初に投与する成分とし、次にプロスタグランジン
を投与し、最後にβ−アドレナリン拮抗薬を投与することができると考えられる
。3種類の活性医薬品を含む単一の溶液の使用が好ましい。
【0015】 より高い用量での慢性使用を行うとより明らかになると考えられる、それら医
薬品のうちの1種類、2種類または3種類の望ましくない効果が生じる可能性を
低減して、それら医薬品のうちの1種類、2種類または3種類の最低用量を用い
る組み合わせによる利益を受ける患者集団が存在する。
【0016】 (発明の開示) 本発明は、医薬的に許容される担体、局所炭酸脱水素酵素阻害薬もしくはそれ
の眼科的に許容される塩、β−アドレナリン拮抗薬もしくはそれの眼科的に許容
される塩、ならびにPGF2αプロスタグランジン類から誘導される血圧降下性
脂質などのプロスタグランジンもしくはそれのプロスタグランジン誘導体を含む
新規な眼薬組成物に関する。
【0017】 本発明の1態様において、0.025〜5%(重量基準)の下記構造式IIの
化合物、個々のジアステレオマー、個々のエナンチオマーもしくはそれらの混合
物またはそれらの眼科的に許容される塩:
【0018】
【化3】 [式中、 Aは炭素もしくは窒素、好ましくは炭素であり; Zは−NHRもしくは−OR、好ましくは−NHRであり; Rは直鎖もしくは分岐のC1−6アルキル、好ましくはエチル、プロピルもし
くはイソブチルなどのC2−4アルキルであり; Qは(H、H)、オキソまたはチオキソであり; Rは (a)水素、 (b)C1−3アルキル、好ましくはメチル、エチルもしくはn−プロピル
、または (c)C1−4アルコキシ−C1−4アルキル、好ましくは3−メトキシプ
ロピルもしくはエトキシメチルであり;Xは−S(O)−もしくは−C(O)
−、好ましくは−S(O)−である];ベタキソロール、ブフェノロール、カ
ルテオロール、レボブノロール、メチプラノロール、チモロールもしくはそれら
の眼科的に許容される塩、好ましくはベタキソロールもしくはチモロールなどの
0.01〜1.0%のβ−アドレナリン拮抗薬;0.005〜2%(重量基準)
の13,14−ジヒドロ−15(R)−17−フェニル−18,19,20−ト
リノル−PGF2αエステルもしくは13,14−ジヒドロ−15−ケト−20
−エチル−PGF2αなどのプロスタグランジンあるいはPGF2αプロスタグ
ランジン類およびそれのラセミ体を含めたトランス・シスエナンチオマー類また
はそれらの眼科的に許容される塩から誘導される血圧降下性脂質などのプロスタ
グランジン誘導体を含む組成物が開示される。その組成物は、ゲランガムまたは
キサンタンガムからなる群に属するガムを含んでいても良い。
【0019】 本発明の別の態様は、高眼圧または緑内障の治療における新規な眼薬組成物の
使用に関するものである。
【0020】 (発明を実施するための最良の形態) 本発明は、医薬的に許容される担体、局所炭酸脱水素酵素阻害薬もしくはそれ
の眼科的に許容される塩、β−アドレナリン拮抗薬もしくはそれの眼科的に許容
される塩、ならびにプロスタグランジンまたはそれのプロスタグランジン誘導体
を含む新規な眼薬組み合わせ剤であって、高眼圧および緑内障の治療に使用され
るものに関する。
【0021】 本発明の別の態様は、式IIの構造の化合物において、Aが炭素であり;Rが
−CHCHであってRが−CHであり;またはRが−CHCHCH であってRが−CHCHCHOCHであり;またはRが−CH
であってRが−CHCHCHであり;またはRが−CHCH
CHであってRが水素であり;またはRが−CHCHであってR が−CHOCHCHであり;局所炭酸脱水素酵素阻害薬の4位および6位
の炭素がいずれもS絶対立体化学配置を有する場合に実現される。
【0022】 本発明のさらに別の態様は、式IIの構造の化合物において、Aが窒素であり
;Rが−CHCHであってRが−CHであり;またはRが−CHCH CHであってRが−CHCHCHOCHであり;またはRが−C
CHであってRが−CHCHCHであり;またはRが−CH
(CHであってRが水素であり;またはRが−CHCHであっ
てRが−CHOCHCHである場合に実現される。
【0023】 本発明の新規組成物で使用される好ましい局所炭酸脱水素酵素阻害薬には、5
,6−ジヒドロ−4−エチルアミノ−6−メチル−4H−チエノ−[2,3−b
]チオピラン−2−スルホンアミド−7,7−ジオキサイド塩酸塩または2H−
チエノ[3,2−e]−1,2−チアジン−6−スルホンアミド−4−(エチル
アミノ)−3,4−ジヒドロ−2−(3−メトキシプロピル)−1,1−ジオキ
サイドおよびラセミ体を含めたそれらのトランス・シスエナンチオマーあるいは
それらの眼科的に許容される塩がある。
【0024】 ZおよびR1が結合している炭素原子はキラルである場合がある。例えば(R
,S)または(S,S)などの絶対配置に従って呼ぶ場合、最初の文字はZが結
合している炭素原子を表し、第2の文字はAが炭素である場合のAのキラリティ
を表す。従って、本発明の炭酸脱水素酵素阻害薬は、ジアステレオマー混合物ま
たは単独のエナンチオマーとしてあるいはラセミ混合物として用いることができ
る。
【0025】 本発明のさらに別の態様は、プロスタグランジンが、 11,15−ジピバロイルPGF2α、 11−ピバロイルプロスタグランジンF2αヒドロキシエチルエステル、 (+)−(Z)−7−[1R,2R,3R,5S)−3,5−ジヒドロキシ−
2−[(E)−1−オクテニル]シクロペンチル]−5−ヘプテン酸ナトリウム
・セスキ水和物、 ヘプテン酸[1α,2β,3α,5α]メチル−5−シス−2−(フェニルエ
チルスルホンアミドメチル)−3,5−ジヒドロキシシクロペンチル]、 (+−)−5−[6−(1−ヒドロキシ)ヘキシル)−1,3−ベンゾジオキ
ソール−5−イル]−ペンタノール、 15−ピバロイルPGFα、 7−[3α,5α,ジヒドロキシ−2−(3a−ヒドロキシ−5−1E−ペン
テニル)シクロペンチル]−5Z−ヘプテン酸、 (Z)−7−[(1R,2R,3R,5S)−3,5−ジヒドロキシ−2−[
(3R)−3−ヒドロキシ−5−フェニルペンチル]シクロペンチル]−5−ヘ
プテン酸イソプロピル、 13,14−ジヒドロ−15(R)−17−フェニル−18,19,20−ト
リノル−PGF2αエステル類、 13,14−ジヒドロ−15−ケト−20−エチル−PGF2αイソプロピル
エステル、 (+)−イソプロピルフルプロステノール、 [2R(1E,3R),3S(4Z),4R]−7−(テトラヒドロ−2−[
4−(3−クロロフェノキシ)−3−ヒドロキシ−1−ブテニル)−4−ヒドロ
キシ−3−フラニル]−4−ヘプタン酸イソプロピル、 13,14−ジヒドロ−PGF2βイソプロピルエステル類、あるいは 13,14−ジヒドロ−15−ケト−20−エチル−PGF2αイソプロピル
エステル・トリメチルフェノール−1−アセテートである場合に実現される。
【0026】 本発明のさらに別の態様は、基本的なプロスタグランジン構造のα鎖連結上の
カルボン酸基が電気化学的に中性の置換基に置き換わっているPGF2αプロス
タグランジン類由来の脂質などのプロスタグランジンまたはプロスタグランジン
誘導体から誘導される血圧降下性脂質を用いる場合に実現される。血圧降下性脂
質の例としては、カルボン酸基がOCH(PGF2α1−OCH)などのC 1−6 アルコキシ基または水酸基(PGF2α1−OH)であるものがある。
【0027】 本発明のさらに別の態様では、本発明の新規な眼薬組成物は、医薬的に許容さ
れる担体、治療上有効量の7−[3α,5α,ジヒドロキシ−2−(3a−ヒド
ロキシ−5−1E−ペンテニル)シクロペンチル]−5Z−ヘプテン酸;(Z)
−7−[(1R,2R,3R,5S)−3,5−ジヒドロキシ−2−[(3R)
−3−ヒドロキシ−5−フェニルペンチル]シクロペンチル]−5−ヘプテン酸
イソプロピル;(+)−(Z)−7−[1R,2R,3R,5S)−3,5−ジ
ヒドロキシ−2−[(E)−1−オクテニル]シクロペンチル]−5−ヘプテン
酸ナトリウム・セスキ水和物;13,14−ジヒドロ−15−ケト−20−エチ
ル−PGF2αイソプロピルエステル・トリメチルフェノール−1−アセテート
;(+)−イソプロピルフルプロステノール;13,14−ジヒドロ−PGF β イソプロピルエステル類;[2R(1E,3R),3S(4Z),4R]−7
−(テトラヒドロ−2−[4−(3−クロロフェノキシ)−3−ヒドロキシ−1
−ブテニル)−4−ヒドロキシ−3−フラニル]−4−ヘプタン酸イソプロピル
;あるいはCOOHがC1−6アルコキシもしくは水酸基などの電気化学的に中
性の置換基に置き換わっているPGF2αプロスタグランジン類由来の脂質など
のプロスタグランジンまたはプロスタグランジン誘導体から誘導される血圧降下
性脂質、ベタキソロール、ブフェノロール、カルテオロール、レボブノロール、
メチプラノロール、チモロールもしくはそれらの眼科的に許容される塩などのβ
−アドレナリン拮抗薬、ならびに5,6−ジヒドロ−4−エチルアミノ−6−メ
チル−4H−チエノ−[2,3−b]チオピラン−2−スルホンアミド−7,7
−ジオキサイド塩酸塩または2H−チエノ[3,2−e]−1,2−チアジン−
6−スルホンアミド−4−(エチルアミノ)−3,4−ジヒドロ−2−(3−メ
トキシプロピル)−1,1−ジオキサイドおよびラセミ体を含めたそれらのトラ
ンス・シスエナンチオマーあるいはそれらの眼科的に許容される塩からなる群に
属する局所炭酸脱水素酵素阻害薬を含むものである。
【0028】 本発明の範囲内で「プロスタグランジンまたはプロスタグランジン誘導体」と
いう用語は、眼内圧を低下させる上で有用な天然プロスタグランジン類、具体的
にはプロスタグランジンA、B、C、D、E、FおよびJ類ならびに15−ケト
(15位でOHに代わってのオキソ基)13,15−ジヒドロ(13位と14位
の間の二重結合に代わって単結合)およびそれらのエステル類(これらに限定さ
れるものではない)のような合成的に修飾されたプロスタグランジン類を指す。
【0029】 F類のプロスタグランジン、特にPGF2α誘導体は、眼内圧降下において特
に強力であることが知られている。基本的プロスタグランジン構造のα鎖連結上
のカルボン酸基が電気化学的に中性の置換基に置き換わっているPGF2αプロ
スタグランジン誘導血圧降下性脂質も、眼内圧降下において特に強力であること
が知られている。特に、特許請求の発明用の血圧降下性脂質は、FPプロスタグ
ランジン受容体と有意な相互作用をせず、多のプロスタノイド受容体(DP、E
PI1〜4、IP、TP)をほとんど刺激することなく、房水流出を増加させる
化合物である。そのような脂質の例が、米国特許4494274号、50344
13号、5656635号、5516791号、5385945号、56888
19号、5352708号および5607978号に記載されており、これらは
いずれも引用によって本明細書に含まれるものとする。
【0030】 式Iは炭素原子20個を有する基本骨格を示しているが、本発明で使用される
プロスタグランジン化合物は、炭素原子を同数の10個有するものに限定される
ものではない。式(I)における炭素原子は、番号1を施されたカルボン酸炭素
原子に隣接するα炭素原子から開始してα鎖上で2から7まで番号を割り付けら
れ、5員環に向かって、α鎖が結合している炭素原子から開始して環上で8から
12まで番号を割り付けられ、環に隣接する炭素原子から開始してω鎖上で13
から20まで番号を割り付けられている。α鎖上で炭素原子数が減少すると、番
号は2位から始まって順番に減少し、α鎖で炭素原子数が増加すると、化合物は
C−1のカルボキシル基に代わって1位に置換基を有する置換誘導体として呼ば
れる。同様に、ω鎖で炭素原子数が減少すると、番号は20位から始まって順番
に減少し、ω鎖上で炭素原子数が増加すると、化合物は20位に個々の置換基を
有する置換誘導体として呼ばれる。そこで、ω鎖に10個の炭素原子を有する1
3,14−ジヒドロ−15−ケト−PG化合物は13,14−ジヒドロ−15−
ケト−20−エチルPG類である。プロスタグランジン誘導体という用語には、
1−5アルキルエステル類などのC−1カルボン酸基のエステル類も含まれる
【0031】 特許請求の発明によって想到される血圧降下性脂質には、PGF2αとは異な
って、組換えまたは構成的に(constitutively)発現されるFP受容体(ヒト、
マウス、ネコ)と有意な相互作用を示さないPGF2α脂質類縁体などがある。
さらに、そのPGF2α脂質類縁体は、他のプロスタノイド受容体(DP、EP 1−4 、TP)との相互作用がごくわずかであるか全くない。プロスタノイド受
容体との相互作用を行うことはできないが、電気化学的に中性の置換基を有する
このPGF2α脂質類縁体は、高眼内圧(IOP)低下において強力かつ有効で
ある。そのような脂質の例は、米国特許4494274号、5034413号、
5656635号、5385945号、5688819号、5352708号お
よび5607978号に記載されており、これらはいずれも引用によって本明細
書に含まれるものとする。特定の眼球血圧降下剤はAGN192024と称され
、バンデンブルクらによって開示されている(VanDenburgh et al., Investigat
ive Oph. and Vis. Sci. March 15, 1998, Vol.39, No.4. p.S258 abstract 117
7 and at the May 10-15, 1998 Association for Research in Vision and Opht
halmology (ARVO) meeting by Allergan of Irvine, California)。
【0032】 本発明の新規な眼薬製剤は、約0.025〜5重量%、通常は約0.5〜3重
量%、より好ましくは約0.7〜約2重量%の本明細書に記載の炭酸脱水素酵素
阻害薬、好ましくは5,6−ジヒドロ−4−エチルアミノ−6−メチル−4H−
チエノ−[2,3−b]チオピラン−2−スルホンアミド−7,7−ジオキサイ
ド塩酸塩または2H−チエノ[3,2−e]−1,2−チアジン−6−スルホン
アミド−4−(エチルアミノ)−3,4−ジヒドロ−2−(3−メトキシプロピ
ル)−1,1−ジオキサイドおよびラセミ体を含めたそれらのトランス・シスエ
ナンチオマーあるいはそれらの眼科的に許容される塩;0.01〜1.0%、好
ましくは約0.1〜0.5重量%のベタキソロール、ブフェノロール、カルテオ
ロール、レボブノロール、メチプラノロール、チモロールもしくはそれらの眼科
的に許容される塩;ならびに約0.001〜2.0重量%、好ましくは約0.1
〜1重量%の本明細書に記載のプロスタグランジンまたはプロスタグランジン誘
導体、好ましくは13,14−ジヒドロ−15(R)−17−フェニル−18,
19,20−トリノル−PGF2aエステル類または13,14−ジヒドロ−1
5−ケト−20−エチル−PGF2αイソプロピルエステル類、より好ましくは
7−[3α,5αジヒドロキシ−2−(3a−ヒドロキシ−5−1E−ペンテニ
ル)シクロペンチル]−5Z−ヘプテン酸;(Z)−7−[(1R,2R,3R
,5S)−3,5−ジヒドロキシ−2−[(3R)−3−ヒドロキシ−5−フェ
ニルペンチル]シクロペンチル]−5−ヘプテン酸イソプロピル;(+)−(Z
)−7−[1R,2R,3R,5S)−3,5−ジヒドロキシ−2−[(E)−
1−オクテニル]シクロペンチル]−5−ヘプテン酸ナトリウム・セスキ水和物
;13,14−ジヒドロ−15−ケト−20−エチル−PGF2αイソプロピル
エステル・トリメチルフェノール−1−アセテート、(+)−イソプロピルフル
プロステノール;13,14−ジヒドロ−PGF2βイソプロピルエステル類;
[2R(1E,3R),3S(4Z),4R]−7−(テトラヒドロ−2−[4
−(3−クロロフェノキシ)−3−ヒドロキシ−1−ブテニル)−4−ヒドロキ
シ−3−フラニル]−4−ヘプタン酸イソプロピル;あるいはα鎖上のカルボン
酸基が電気化学的に中性の置換基に置き換わっているPGF2αプロスタグラン
ジン類由来の脂質などのプロスタグランジンまたはプロスタグランジン誘導体か
ら誘導される血圧降下性脂質を含み、1日1回または2回で投与される。
【0033】 本発明の新規な方法は、各眼球に対して、約0.025〜約5mg/日、好ま
しくは約0.25〜約3mg/日の炭酸脱水素酵素阻害薬の局所眼球投与、約0
.005〜約1mg/日、好ましくは約0.05〜約0.5mg/日のβ−アド
レナリン拮抗薬の同時、前または後での投与、ならびに約0.001〜2mg/
日、好ましくは約0.1〜1.0mg/日のプロスタグランジンまたはプロスタ
グランジン誘導体の同時、前または後での投与を含むものである。
【0034】 本発明の製剤を投与される好適な患者は、哺乳動物、霊長類、ヒトおよび他の
動物、特にはヒトならびにネコおよびイヌなどの家畜などがある。局所点眼投与
の場合、本発明の新規製剤は、液剤、ゲル、軟膏、懸濁液または固体挿入物の形
を取ることができ、単位製剤が治療上有効量の各活性成分またはそれの数倍量を
含むように製剤することができる。
【0035】 新規製剤用の代表的な眼科的に許容される担体には例えば、水、水と低級アル
カノール類もしくはアラルカノール類などの水混和性溶媒との混合物、植物油、
ポリアルキレングリコール類、石油に基づくゼリー、エチルセルロース、カルボ
キシメチルセルロース、ポリビニルピロリドン、ミリスチン酸イソプロピルなら
びに他の従来使用されている許容される担体である。医薬的に許容される製剤に
は、乳化剤、保存剤、湿展剤、増ちょう剤などの無毒性の補助物質(例えばポリ
エチレングリコール200、300、400および600、カルボワックス10
00、1500、4000、6000および10000)、4級アンモニウム化
合物、低温滅菌性があることが知られており使用しても無害であるフェニル水銀
化合物、チメロサール、塩化ベンザルコニウム、メチルおよびプロピルパラベン
、臭化ベンジルドデシニウム、ベンジルアルコール、フェニルエタノールなどの
抗菌成分、塩化ナトリウム、ホウ酸ナトリウム、酢酸ナトリウムまたはグルコン
酸緩衝剤などの緩衝成分、ならびにモノラウリン酸ソルビタン、トリエタノール
アミン、ポリオキシエチレンソルビタンモノカルミチレート、スルホコハク酸ジ
オクチルナトリウム、モノチオグリセリン、チオソルビトール、エチレンジアミ
ン・4酢酸塩などの他の従来の成分を含有することもできる。さらに、好適な眼
科用媒体を本発明のための担体媒体として使用することができ、それには従来の
リン酸緩衝媒体系、等張性ホウ酸媒体、等張性塩化ナトリウム媒体、等張性ホウ
酸ナトリウム媒体などがある。
【0036】 製剤には、濃度0.1重量%〜2重量%のゲランガムなどのガムを含有させて
、眼球と接触する水系点眼ゲルを得て、米国特許4861760号に記載の固体
の眼科挿入物を使用することができる。
【0037】 製剤には、キサンタンガムなどのガムを濃度0.1〜2%、好ましくは0.4
〜0.7%(重量基準)で含有させることもできる。特に好ましいものは、KE
LTROL(登録商標)Tキサンタンガム(Monsanto Performance Materials)
である。キサンタンガムを用いる本発明の製剤は、約−0.28℃〜−0.4℃
、好ましくは約−0.31℃〜−0.37℃の凝固点降下を有する低張溶液であ
る。別の形態として、キサンタンガムを用いる本発明の眼薬液剤の低張性は約1
50〜215mOs/kg、好ましくは170〜200mOs/kgである。従
来の眼薬液剤は通常、塩化カリウム、塩化ナトリウム、マニトール、ブドウ糖お
よびグリセリンなどの等張性調節剤を用いて等張溶液として製剤される。等張溶
液は約−0.54℃の凝固点降下を有する。等張性は、液剤のオスモル濃度によ
って測定することもでき、等張溶液は約290ミリオスモル/キログラム(mO
s/kg)のオスモル濃度を有する。
【0038】 上記医薬製剤は、米国特許4256108号、4160452号および426
5874号に記載のような調剤後に医薬品がほぼそのままの状態で残るものなど
の固体挿入物、あるいは米国特許4287175号もしくはEPO公開0077
261号に記載のような涙液その他の崩壊剤に可溶な生体侵食性挿入物の形とす
ることもできる、 医薬製剤は、pH7.4で10μg/mL超であって1000μg/mL未満
の水溶解度、1.0〜150のpH7.4で測定されるオクタノール/水分配係
数(DC)ならびに1.0nM以下の解離定数(K)を有する炭酸脱水素酵素
阻害薬(CAI)を用いる懸濁液の形とすることもできる。水溶解度は例えば、
CAIをそれの中性の形または塩の形で、pH7.4の0.1Mリン酸緩衝液中
で混合することで測定する。次に混合物を、pHを7.4に維持しながら、約1
6〜24時間撹拌する。混合物が溶液の場合、中性CAIの結晶シード少量を加
え、混合物を約16〜24時間撹拌する。固体/液体混合物を0.45μmフィ
ルターで濾過し、濾液についてHPLCによって標準との比較で分析を行う。測
定する溶解度には、CAIの中性形およびイオン形の両方を含める。pH7.4
でのこれらの条件下では、懸濁液に使用されるCAIはほとんどイオン化してお
らず、アニオン形のスルホンアミドが10〜20%存在している可能性がある(
主要スルホンアミド基のpKaによって決まる)。例えば、本発明の意味に含ま
れる懸濁形は、0.1〜10.9重量%の炭酸脱水素酵素阻害薬ならびにヒマシ
油1モル当たり2〜200モルのエチレンオキサイドの反応によって生じる0.
01〜10.0重量%のヒマシ油のポリエトキシ化誘導体(この誘導体は水素化
されていても良い)を含むものである。
【0039】 解離定数は、蛍光HCAII:ダンシルアミド錯体を用い、当業界で公知の蛍
光競争アッセイ(Chen et al., J. Biol. Chem., 242, 5813 (1967) and Pontic
ello et al., J. Med. Chem., 30, 591 (1987))を用いて測定される。懸濁液に
ついての相対Kは3.3未満である。
【0040】 以下に、眼薬製剤例を例示するが、本発明はこれらに限定されるものではない
【0041】 実施例1
【0042】
【表1】
【0043】 活性化合物、リン酸緩衝剤塩、塩化ベンザルコニウムおよびポリソルベート8
0を水に加え、それに懸濁または溶解させる。組成物のpHを5.5〜6.0に
調節し、30希釈して規定量とする。滅菌フィルターを通して濾過することで組
成物を滅菌する。
【0044】 実施例2〜7 実施例1の手順に従って、炭酸脱水素酵素阻害薬を以下の化合物に代えて、液
剤の製剤を行う。
【0045】
【表2】
【0046】 実施例8(懸濁液)
【0047】
【表3】
【0048】 懸濁液は、精製水400mLを沸騰するまで加熱することで調製することがで
きる。HPMC(30.0g)を加え、混合物を均一になるまで高撹拌する。そ
れに、塩化ナトリウム(7.0g)、リン酸2ナトリウム(2.0g)、EDT
A2ナトリウム(0.1g)、ポリソルベート80(0.5g)および塩化ベン
ザルコニウム(1%溶液10.5mL)からなる溶液を加え、精製水を加えて最
終容量を900mLとする。混合物を氷浴中で撹拌・冷却して室温とし、HCl
(1N溶液3.5mL)を用いてpHを7.2に調節する。混合物を精製水で最
終重量まで希釈し(計1010g)、10ミクロンフィルターで濾過する。上記
のHPMC媒体(15.014g)を上記のTCAI(0.3074g)および
プロスタグランジン(1.0g)に加えることで製剤を調製し、混合物を約45
時間にわたって3mmガラスビーズ(5g)でボール粉砕する。
【0049】 実施例9〜13 プロスタグランジン誘導体を以下の化合物に切り換えて、実施例1の手順に従
って液剤を調製する。
【0050】
【表4】
【0051】 実施例18
【0052】
【表5】
【0053】 活性化合物、ゲルライト(Gelrite)のゲランガム、リン酸緩衝剤塩、臭化ベ
ンジルドデシニウムおよびポリソルベート80を水に加え、懸濁または溶解させ
る。組成物のpHを5.5〜6.0に調節し、規定用量まで希釈する。電離放射
によって組成物を滅菌する。
【0054】 実施例19〜24 実施例16の手順に従って、炭酸脱水素酵素阻害薬を以下の化合物に代えて、
液剤の製剤を行う。
【0055】
【表6】
【0056】 実施例25〜33 プロスタグランジン誘導体を以下の化合物に切り換えて、実施例16の手順に
従って液剤を調製する。
【0057】
【表7】
【0058】 実施例34
【0059】
【表8】
【0060】 活性化合物、塩化ナトリウムおよび塩化ベンザルコニウムを注射用水に溶かす
。0.2N水酸化ナトリウム溶液を加えることで組成物のpHを5.6に調節し
、組成物重量が最終重量の75部(I)または最終重量の65部(II)となる
まで注射用水を加える。組成物を濾過滅菌し、溶液に無菌窒素を吹き込む。2%
キサンタンガムの透明な蒸気滅菌濃縮物を薬剤溶液に加え、得られる溶液を撹拌
によって均質化する。溶液を無菌的に滅菌バイアルに小分けし、密封する。
【0061】 実施例35〜40 実施例30の手順に従って、炭酸脱水素酵素阻害薬を以下の化合物に代えて、
液剤の製剤を行う。
【0062】
【表9】
【0063】 実施例41〜47 プロスタグランジン誘導体を以下の化合物に切り換えて、実施例30の手順に
従って液剤を調製する。
【0064】
【表10】
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) A61K 31/542 A61K 31/542 45/00 45/00 A61P 27/06 A61P 27/06 C07D 285/10 C07D 285/10 333/62 333/62 513/04 371 513/04 371 // C07D 495/04 103 C07D 495/04 103 105 105A (A61K 31/382 (A61K 31/382 31:5575) 31:5575) (A61K 31/542 (A61K 31/542 A61K 31:5575) A61K 31:5575) (81)指定国 EP(AT,BE,CH,CY, DE,DK,ES,FI,FR,GB,GR,IE,I T,LU,MC,NL,PT,SE),OA(BF,BJ ,CF,CG,CI,CM,GA,GN,GW,ML, MR,NE,SN,TD,TG),AP(GH,GM,K E,LS,MW,SD,SL,SZ,UG,ZW),E A(AM,AZ,BY,KG,KZ,MD,RU,TJ ,TM),AE,AL,AM,AU,AZ,BA,BB ,BG,BR,BY,CA,CN,CU,CZ,EE, GD,GE,HR,HU,ID,IL,IN,IS,J P,KG,KR,KZ,LC,LK,LR,LT,LV ,MD,MG,MK,MN,MX,NO,NZ,PL, RO,RU,SG,SI,SK,TJ,TM,TR,T T,UA,US,UZ,VN,YU,ZA (72)発明者 スーグルー,マイケル・エフ アメリカ合衆国、ニユー・ジヤージー・ 07065、ローウエイ、イースト・リンカー ン・アベニユー・126 Fターム(参考) 4C036 AD06 AD17 AD26 AD30 4C071 AA01 BB01 CC01 CC21 EE13 FF06 HH08 HH13 LL01 4C072 AA01 BB02 CC01 CC17 EE15 FF19 GG07 GG08 4C084 AA23 MA58 ZA331 ZC122 ZC202 ZC432 4C086 AA01 AA02 BB03 BC28 BC85 CB29 DA02 DA03 GA10 GA12 MA03 MA04 MA05 MA10 ZA33

Claims (26)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 治療を必要とする患者における高眼圧および緑内障治療のた
    めの眼薬製剤において、医薬的に許容される担体、局所炭酸脱水素酵素阻害薬も
    しくはそれの眼科的に許容される塩、β−アドレナリン拮抗薬もしくはそれの眼
    科的に許容される塩、ならびにプロスタグランジンもしくはそれのプロスタグラ
    ンジン誘導体またはプロスタグランジンもしくはそれのプロスタグランジン誘導
    体から誘導される血圧降下性脂質を含むことを特徴とする眼薬製剤。
  2. 【請求項2】 治療を必要とする患者における高眼圧および緑内障治療のた
    めの眼薬製剤において、0.025〜5%(重量基準)の下記構造式IIの化合
    物、個々のジアステレオマー、個々のエナンチオマーもしくはそれらの混合物ま
    たはそれらの眼科的に許容される塩: 【化1】 [式中、 Aは炭素もしくは窒素であり; Zは−NHRもしくは−ORであり; Rは直鎖もしくは分岐のC1−6アルキル、好ましくはエチル、プロピルもし
    くはイソブチルなどのC2−4アルキルであり; Qは(H、H)、オキソまたはチオキソであり; Rは (a)水素、 (b)C1−3アルキル、または (c)C1−4アルコキシ−C1−4アルキルであり;Xは−S(O)
    もしくは−C(O)−である];ベタキソロール、ブフェノロール、カルテオロ
    ール、レボブノロール、メチプラノロール、チモロールもしくはそれらの眼科的
    に許容される塩などの0.01〜1.0%のβ−アドレナリン拮抗薬;0.00
    1〜2%(重量基準)の13,14−ジヒドロ−15(R)−17−フェニル−
    18,19,20−トリノル−PGF2αエステル、13,14−ジヒドロ−1
    5−ケト−20−エチル−PGF2αなどのプロスタグランジンまたはPGF2
    αプロスタグランジン類およびラセミ体を含めたそれのトランス・シスエナンチ
    オマー類またはそれらの眼科的に許容される塩から誘導される血圧降下性脂質な
    どのプロスタグランジン誘導体を含むことを特徴とする眼薬製剤。
  3. 【請求項3】 Aが炭素であり;Rが−CHCHであってRが−CH であり;またはRが−CHCHCHであってRが−CHCHCH OCHであり;またはRが−CHCHであってRが−CHCH
    であり;またはRが−CHCH(CHであってRが水素であり
    ;またはRが−CHCHであってRが−CHOCHCHであり;局
    所炭酸脱水素酵素阻害薬の4位および6位の炭素がいずれもS絶対立体化学配置
    を有する請求項2に記載の製剤。
  4. 【請求項4】 Aが窒素であり;Rが−CHCHであってRが−CH であり;またはRが−CHCHCHであってRが−CHCHCH OCHであり;またはRが−CHCHであってRが−CHCH
    であり;またはRが−CHCH(CHであってRが水素であり
    ;またはRが−CHCHであってRが−CHOCHCHである請求
    項2に記載の製剤。
  5. 【請求項5】 前記局所炭酸脱水素酵素阻害薬が、5,6−ジヒドロ−4−
    エチルアミノ−6−メチル−4H−チエノ−[2,3−b]チオピラン−2−ス
    ルホンアミド−7,7−ジオキサイド塩酸塩または2H−チエノ[3,2−e]
    −1,2−チアジン−6−スルホンアミド−4−(エチルアミノ)−3,4−ジ
    ヒドロ−2−(3−メトキシプロピル)−1,1−ジオキサイドおよびラセミ体
    を含めたそれらのトランス・シスエナンチオマーあるいはそれらの眼科的に許容
    される塩である請求項2に記載の製剤。
  6. 【請求項6】 前記プロスタグランジンが、 11,15−ジピバロイルPGF2α、 11−ピバロイルプロスタグランジンF2αヒドロキシエチルエステル、 (+)−(Z)−7−[1R,2R,3R,5S)−3,5−ジヒドロキシ−
    2−[(E)−1−オクテニル]シクロペンチル]−5−ヘプテン酸ナトリウム
    ・セスキ水和物、 ヘプテン酸[1α,2β,3α,5α]メチル−5−シス−2−(フェニルエ
    チルスルホンアミドメチル)−3,5−ジヒドロキシシクロペンチル]、 (+−)−5−[6−(1−ヒドロキシ)ヘキシル)−1,3−ベンゾジオキ
    ソール−5−イル]−ペンタノール、 15−ピバロイルPGFα、 7−[3α,5α,ジヒドロキシ−2−(3a−ヒドロキシ−5−1E−ペン
    テニル)シクロペンチル]−5Z−ヘプテン酸、 (Z)−7−[(1R,2R,3R,5S)−3,5−ジヒドロキシ−2−[
    (3R)−3−ヒドロキシ−5−フェニルペンチル]シクロペンチル]−5−ヘ
    プテン酸イソプロピル、 13,14−ジヒドロ−15(R)−17−フェニル−18,19,20−ト
    リノル−PGF2αエステル類、 13,14−ジヒドロ−15−ケト−20−エチル−PGF2αイソプロピル
    エステル、 (+)−イソプロピルフルプロステノール、 13,14−ジヒドロ−PGF2βイソプロピルエステル類、 [2R(1E,3R),3S(4Z),4R]−7−(テトラヒドロ−2−[
    4−(3−クロロフェノキシ)−3−ヒドロキシ−1−ブテニル)−4−ヒドロ
    キシ−3−フラニル]−4−ヘプタン酸イソプロピル、あるいは 13,14−ジヒドロ−15−ケト−20−エチル−PGF2αイソプロピル
    エステル・トリメチルフェノール−1−アセテートである請求項2に記載の製剤
  7. 【請求項7】 前記プロスタグランジン誘導体が、基本的なプロスタグラン
    ジン構造のα鎖連結上のカルボン酸基が電気化学的に中性の置換基に置き換わっ
    ているPGF2αプロスタグランジン類から誘導される血圧降下性脂質である請
    求項2に記載の製剤。
  8. 【請求項8】 医薬的に許容される担体、治療上有効量の7−[3α,5α
    ,ジヒドロキシ−2−(3a−ヒドロキシ−5−1E−ペンテニル)シクロペン
    チル]−5Z−ヘプテン酸;(Z)−7−[(1R,2R,3R,5S)−3,
    5−ジヒドロキシ−2−[(3R)−3−ヒドロキシ−5−フェニルペンチル]
    シクロペンチル]−5−ヘプテン酸イソプロピル;(+)−(Z)−7−[1R
    ,2R,3R,5S)−3,5−ジヒドロキシ−2−[(E)−1−オクテニル
    ]シクロペンチル]−5−ヘプテン酸ナトリウム・セスキ水和物;13,14−
    ジヒドロ−15−ケト−20−エチル−PGF2αイソプロピルエステル・トリ
    メチルフェノール−1−アセテート;(+)−イソプロピルフルプロステノール
    ;13,14−ジヒドロ−PGF2βイソプロピルエステル類;[2R(1E,
    3R),3S(4Z),4R]−7−(テトラヒドロ−2−[4−(3−クロロ
    フェノキシ)−3−ヒドロキシ−1−ブテニル)−4−ヒドロキシ−3−フラニ
    ル]−4−ヘプタン酸イソプロピル;あるいはCOOHがC1−6アルコキシも
    しくは水酸基などの電気化学的に中性の置換基に置き換わっているPGF2αプ
    ロスタグランジン類から誘導される血圧降下性脂質、ベタキソロール、ブフェノ
    ロール、カルテオロール、レボブノロール、メチプラノロール、チモロールもし
    くはそれらの眼科的に許容される塩などのβ−アドレナリン拮抗薬、ならびに5
    ,6−ジヒドロ−4−エチルアミノ−6−メチル−4H−チエノ−[2,3−b
    ]チオピラン−2−スルホンアミド−7,7−ジオキサイド塩酸塩または2H−
    チエノ[3,2−e]−1,2−チアジン−6−スルホンアミド−4−(エチル
    アミノ)−3,4−ジヒドロ−2−(3−メトキシプロピル)−1,1−ジオキ
    サイドおよびラセミ体を含めたそれらのトランス・シスエナンチオマーあるいは
    それらの眼科的に許容される塩からなる群に属する局所炭酸脱水素酵素阻害薬を
    含む請求項2に記載の製剤。
  9. 【請求項9】 炭酸脱水素酵素阻害薬の濃度が0.5%〜3%であり、β−
    アドレナリン拮抗薬の濃度が0.1〜0.5%であり、プロスタグランジンもし
    くはプロスタグランジン誘導体の濃度が0.03%〜1.0%である請求項2に
    記載の製剤。
  10. 【請求項10】 前記炭酸脱水素酵素阻害薬が、pH7.4で10μg/m
    L超で1000μg/mL未満の水溶解度および1.0nM以下のKiを有する
    請求項2に記載の製剤。
  11. 【請求項11】 懸濁液である請求項10に記載の製剤。
  12. 【請求項12】 約0.1%〜約2%のゲランガムを含んでいても良い請求
    項2に記載の製剤。
  13. 【請求項13】 約0.1%〜約2%(重量基準)のキサンタンガムを含ん
    でいても良い請求項2に記載の製剤。
  14. 【請求項14】 約0.4%〜約0.7%(重量基準)のキサンタンガムを
    含み、該キサンタンガムが約−0.28℃〜−0.4℃の凝固点降下を有する低
    張溶液である請求項13に記載の製剤。
  15. 【請求項15】 前記ガムが、約−0.31℃〜−0.37℃の凝固点降下
    を有する低張溶液でのKELTROL(登録商標)Tキサンタンガムである請求
    項13に記載の製剤。
  16. 【請求項16】 治療を必要とする患者に対して、単位用量の請求項1に記
    載の製剤を局所眼球投与する段階を有する高眼圧および緑内障の治療方法。
  17. 【請求項17】 治療を必要とする患者に対して、単位用量の請求項2に記
    載の製剤を局所眼球投与する段階を有する高眼圧および緑内障の治療方法。
  18. 【請求項18】 治療を必要とする患者に対して、単位用量の請求項11に
    記載の製剤を局所眼球投与する段階を有する高眼圧および緑内障の治療方法。
  19. 【請求項19】 治療を必要とする患者に対して、単位用量の請求項12に
    記載の製剤を局所眼球投与する段階を有する高眼圧および緑内障の治療方法。
  20. 【請求項20】 治療を必要とする患者に対して、単位用量の請求項13に
    記載の製剤を局所眼球投与する段階を有する高眼圧および緑内障の治療方法。
  21. 【請求項21】 医薬的に許容される担体;局所炭酸脱水素酵素阻害薬であ
    る5,6−ジヒドロ−4−エチルアミノ−6−メチル−4H−チエノ−[2,3
    −b]チオピラン−2−スルホンアミド−7,7−ジオキサイド塩酸塩;7−[
    3α,5αジヒドロキシ−2−(3a−ヒドロキシ−5−1E−ペンテニル)シ
    クロペンチル]−5Z−ヘプテン酸、(Z)−7−[(1R,2R,3R,5S
    )−3,5−ジヒドロキシ−2−[(3R)−3−ヒドロキシ−5−フェニルペ
    ンチル]シクロペンチル]−5−ヘプテン酸イソプロピル、(+)−(Z)−7
    −[1R,2R,3R,5S)−3,5−ジヒドロキシ−2−[(E)−1−オ
    クテニル]シクロペンチル]−5−ヘプテン酸ナトリウム・セスキ水和物、(+
    )−イソプロピルフルプロステノール、13,14−ジヒドロ−PGF2βイソ
    プロピルエステル類、[2R(1E,3R),3S(4Z),4R]−7−(テ
    トラヒドロ−2−[4−(3−クロロフェノキシ)−3−ヒドロキシ−1−ブテ
    ニル)−4−ヒドロキシ−3−フラニル]−4−ヘプタン酸イソプロピルまたは
    13,14−ジヒドロ−15−ケト−20−エチル−PGF2αイソプロピルエ
    ステル・トリメチルフェノール−1−アセテートであるプロスタグランジン;な
    らびにβ−アドレナリン拮抗薬であるマレイン酸(s)−(−)−1−(ter
    t−ブチルアミノ)−3−[(4−モルホリノ−1,2,5−チアジアゾール−
    3−イル)オキシ]−2−プロパノールを含む製剤。
  22. 【請求項22】 ゲランガムまたはキサンタンガムを含有していても良い請
    求項21に記載の製剤。
  23. 【請求項23】 医薬的に許容される担体;局所炭酸脱水素酵素阻害薬であ
    る2H−チエノ[3,2−e]−1,2−チアジン−6−スルホンアミド−4−
    (エチルアミノ)−3,4−ジヒドロ−2−(3−メトキシプロピル)−1,1
    −ジオキサイド;7−[3α,5αジヒドロキシ−2−(3a−ヒドロキシ−5
    −1E−ペンテニル)シクロペンチル]−5Z−ヘプテン酸、(Z)−7−[(
    1R,2R,3R,5S)−3,5−ジヒドロキシ−2−[(3R)−3−ヒド
    ロキシ−5−フェニルペンチル]シクロペンチル]−5−ヘプテン酸イソプロピ
    ル、(+)−(Z)−7−[1R,2R,3R,5S)−3,5−ジヒドロキシ
    −2−[(E)−1−オクテニル]シクロペンチル]−5−ヘプテン酸ナトリウ
    ム・セスキ水和物、13,14−ジヒドロ−15−ケト−20−エチル−PGF 2α イソプロピルエステル・トリメチルフェノール−1−アセテート、(+)−
    イソプロピルフルプロステノール、13,14−ジヒドロ−PGF2βイソプロ
    ピルエステル類、[2R(1E,3R),3S(4Z),4R]−7−(テトラ
    ヒドロ−2−[4−(3−クロロフェノキシ)−3−ヒドロキシ−1−ブテニル
    )−4−ヒドロキシ−3−フラニル]−4−ヘプタン酸イソプロピルを含むプロ
    スタグランジン;ならびにβ−アドレナリン拮抗薬であるマレイン酸(s)−(
    −)−1−(tert−ブチルアミノ)−3−[(4−モルホリノ−1,2,5
    −チアジアゾール−3−イル)オキシ]−2−プロパノールを含む製剤。
  24. 【請求項24】 ゲランガムまたはキサンタンガムを含有していても良い請
    求項23に記載の製剤。
  25. 【請求項25】 医薬的に許容される担体;局所炭酸脱水素酵素阻害薬であ
    る2H−チエノ[3,2−e]−1,2−チアジン−6−スルホンアミド−4−
    (エチルアミノ)−3,4−ジヒドロ−2−(3−メトキシプロピル)−1,1
    −ジオキサイド;基本的なプロスタグランジン構造のα鎖連結上のカルボン酸基
    が電気化学的に中性の置換基によって置き換わっているPGF2αプロスタグラ
    ンジン類から誘導される血圧降下性脂質;ならびにβ−アドレナリン拮抗薬であ
    るマレイン酸(s)−(−)−1−(tert−ブチルアミノ)−3−[(4−
    モルホリノ−1,2,5−チアジアゾール−3−イル)オキシ]−2−プロパノ
    ールを含む製剤。
  26. 【請求項26】 ゲランガムまたはキサンタンガムを含有していても良い請
    求項25に記載の製剤。
JP2000560891A 1998-07-21 1999-07-16 高眼圧治療用眼薬組成物 Withdrawn JP2002521332A (ja)

Applications Claiming Priority (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
US9359498P 1998-07-21 1998-07-21
US60/093,594 1998-07-21
PCT/US1999/016143 WO2000004898A1 (en) 1998-07-21 1999-07-16 Ophthalmic compositions for treating ocular hypertension

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2002521332A true JP2002521332A (ja) 2002-07-16

Family

ID=22239789

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2000560891A Withdrawn JP2002521332A (ja) 1998-07-21 1999-07-16 高眼圧治療用眼薬組成物

Country Status (5)

Country Link
EP (1) EP1109546A1 (ja)
JP (1) JP2002521332A (ja)
AU (1) AU5001199A (ja)
CA (1) CA2337399A1 (ja)
WO (1) WO2000004898A1 (ja)

Cited By (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2006035969A1 (ja) * 2004-09-28 2006-04-06 Senju Pharmaceutical Co., Ltd. キサンタンガムおよびアミノ酸を含有する眼科用組成物
JP2006524185A (ja) * 2003-04-24 2006-10-26 マーシオ マーク アブリュー 眼球及び眼周囲疾患を治療するための組成物、ターゲット、方法、及び装置
WO2007108541A1 (ja) 2006-03-23 2007-09-27 Senju Pharmaceutical Co., Ltd. キサンタンガムおよびブドウ糖を含有する眼科用組成物
JP2013513606A (ja) * 2009-12-09 2013-04-22 アラーガン インコーポレイテッド プロスタグランジンアゴニストのプロドラッグの安定した水性組成物およびその使用方法
JP2013525508A (ja) * 2010-05-07 2013-06-20 サン、ファーマ、アドバンスト、リサーチ、カンパニー、リミテッド 新規な点眼組成物
JP2017512182A (ja) * 2013-12-05 2017-05-18 ユニバーシティー・オブ・マイアミUniversity of Miami 眼圧を低下させるための組成物及び方法

Families Citing this family (17)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP1159266B1 (en) 1999-03-05 2004-11-03 Duke University C-16 unsaturated fp-selective prostaglandins analogs
US20020013294A1 (en) 2000-03-31 2002-01-31 Delong Mitchell Anthony Cosmetic and pharmaceutical compositions and methods using 2-decarboxy-2-phosphinico derivatives
US20020172693A1 (en) 2000-03-31 2002-11-21 Delong Michell Anthony Compositions and methods for treating hair loss using non-naturally occurring prostaglandins
WO2001085152A2 (en) * 2000-05-10 2001-11-15 Alcon, Inc. R-eliprodil for treating glaucoma
US6414021B1 (en) * 2000-08-25 2002-07-02 Sucampo Ag Control of intraocular pressure during surgery
TWI298257B (en) 2001-05-31 2008-07-01 Allergan Inc Hypotensive lipid and timolol compositions and methods of using same
EP1547599B1 (en) 2002-09-09 2017-11-01 Santen Pharmaceutical Co., Ltd. Transparent eye drops containing latanoprost
US9498457B2 (en) 2004-04-30 2016-11-22 Allergan, Inc. Hypotensive prostamide-containing biodegradable intraocular implants and related implants
US8722097B2 (en) 2004-04-30 2014-05-13 Allergan, Inc. Oil-in-water method for making polymeric implants containing a hypotensive lipid
US7993634B2 (en) 2004-04-30 2011-08-09 Allergan, Inc. Oil-in-oil emulsified polymeric implants containing a hypotensive lipid and related methods
US7799336B2 (en) 2004-04-30 2010-09-21 Allergan, Inc. Hypotensive lipid-containing biodegradable intraocular implants and related methods
EP1812017A2 (en) 2004-10-21 2007-08-01 Duke University Ophthamological drugs
KR101322527B1 (ko) 2005-07-11 2013-10-25 센주 세이야꾸 가부시키가이샤 잔탄 검 및 테르페노이드를 포함하는 점안제
US20070254920A1 (en) * 2006-04-26 2007-11-01 Aerie Pharmaceuticals, Inc. Prodrug derivatives of acids using alcohols with homotopic hydroxy groups and methods for their preparation and use
DE102009021372A1 (de) * 2009-05-14 2010-11-18 Ursapharm Arzneimittel Gmbh Phosphatfreie pharmazeutische Zusammensetzung zur Glaukombehandlung
US9061034B2 (en) 2010-07-29 2015-06-23 Allergan, Inc. Preservative free bimatoprost and timolol solutions
PT2598118T (pt) 2010-07-29 2018-11-29 Allergan Inc Soluções de bimatoprost e timolol isentas de conservantes

Family Cites Families (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US4599353A (en) * 1982-05-03 1986-07-08 The Trustees Of Columbia University In The City Of New York Use of eicosanoids and their derivatives for treatment of ocular hypertension and glaucoma

Cited By (9)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006524185A (ja) * 2003-04-24 2006-10-26 マーシオ マーク アブリュー 眼球及び眼周囲疾患を治療するための組成物、ターゲット、方法、及び装置
WO2006035969A1 (ja) * 2004-09-28 2006-04-06 Senju Pharmaceutical Co., Ltd. キサンタンガムおよびアミノ酸を含有する眼科用組成物
US7939511B2 (en) 2004-09-28 2011-05-10 Senju Pharmaceutical Co., Ltd. Ophthalmic composition containing xanthan gum and amino acid
US8450295B2 (en) 2004-09-28 2013-05-28 Senju Pharmaceutical Co., Ltd. Ophthalmic composition containing xanthan gum and amino acid
WO2007108541A1 (ja) 2006-03-23 2007-09-27 Senju Pharmaceutical Co., Ltd. キサンタンガムおよびブドウ糖を含有する眼科用組成物
JP2013513606A (ja) * 2009-12-09 2013-04-22 アラーガン インコーポレイテッド プロスタグランジンアゴニストのプロドラッグの安定した水性組成物およびその使用方法
JP2016056207A (ja) * 2009-12-09 2016-04-21 アラーガン、インコーポレイテッドAllergan,Incorporated プロスタグランジンアゴニストのプロドラッグの安定した水性組成物およびその使用方法
JP2013525508A (ja) * 2010-05-07 2013-06-20 サン、ファーマ、アドバンスト、リサーチ、カンパニー、リミテッド 新規な点眼組成物
JP2017512182A (ja) * 2013-12-05 2017-05-18 ユニバーシティー・オブ・マイアミUniversity of Miami 眼圧を低下させるための組成物及び方法

Also Published As

Publication number Publication date
EP1109546A1 (en) 2001-06-27
CA2337399A1 (en) 2000-02-03
WO2000004898A1 (en) 2000-02-03
AU5001199A (en) 2000-02-14

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2002521332A (ja) 高眼圧治療用眼薬組成物
EP1112106B1 (en) Serotonergic 5ht2 agonists for treating glaucoma
US6232344B1 (en) 13-Oxa prostaglandins for the treatment of glaucoma and ocular hypertension
US5194429A (en) Ocular hypotensive agents
US6169111B1 (en) Conformationally rigid aryl prostaglandins for use in glaucoma therapy
JP2002521333A (ja) 高眼圧治療用眼薬組成物
EP0580268B1 (en) Ocular hypotensive agents
US6545045B1 (en) Prostaglandin E agonists for treatment of glaucoma
AU7694398A (en) Ophthalmic compositions for treating ocular hypertension
US20020094981A1 (en) Ophthalmic compositions for treating ocular hypertension
KR100499903B1 (ko) 안압 제어 및 녹내장 치료용 5ht2 효능제
EP0664705B1 (en) Compositions of ergoline derivatives for the treatment of glaucoma
US7005448B2 (en) Aminoalkyl-benzofuran-5-ol compounds for the treatment of glaucoma
KR100788226B1 (ko) 15-케토-프로스타글란딘 또는 이의 유도체를 포함하는세포자연사 억제 조성물
JP2015205915A (ja) 黄斑変性を処置するための方法および組成物
EP0590972B1 (en) Treatment of ocular hypertension with a synergistic combination
JP4300347B2 (ja) ブナゾシンとプロスタグランジン類からなる緑内障治療剤
US20060211700A1 (en) (R)-8,9-dichloro-2,3,4,4a-tetrahydro-1H,6H-pyrazino[1,2-a]quinoxalin-5-one for controlling IOP and treating glaucoma
US6160013A (en) 14-aza prostaglandins for the treatment of glaucoma and ocular hypertension
EP1049466B1 (en) Carbonic anhydrase inhibitor for increasing oxygen tension in the optic nerve and retina
US6420422B1 (en) Ocular hypotensive agents
JP2003526660A (ja) 高眼圧症および緑内障の治療
US6211226B1 (en) 11-Aza prostaglandins for the treatment of glaucoma and ocular hypertension
TW201545748A (zh) 伴隨老年性黃斑部病變的地圖狀萎縮的處置用的醫藥組成物

Legal Events

Date Code Title Description
A300 Withdrawal of application because of no request for examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300

Effective date: 20061003