JP2002501125A - 表面処理 - Google Patents

表面処理

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JP2002501125A
JP2002501125A JP2000528734A JP2000528734A JP2002501125A JP 2002501125 A JP2002501125 A JP 2002501125A JP 2000528734 A JP2000528734 A JP 2000528734A JP 2000528734 A JP2000528734 A JP 2000528734A JP 2002501125 A JP2002501125 A JP 2002501125A
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Huntsman Advanced Materials Switzerland GmbH
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Huntsman Advanced Materials Switzerland GmbH
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    • C23CCOATING METALLIC MATERIAL; COATING MATERIAL WITH METALLIC MATERIAL; SURFACE TREATMENT OF METALLIC MATERIAL BY DIFFUSION INTO THE SURFACE, BY CHEMICAL CONVERSION OR SUBSTITUTION; COATING BY VACUUM EVAPORATION, BY SPUTTERING, BY ION IMPLANTATION OR BY CHEMICAL VAPOUR DEPOSITION, IN GENERAL
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  • Other Surface Treatments For Metallic Materials (AREA)
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Abstract

(57)【要約】 【解決手段】 本発明は、金属またはセラミック表面を処理する方法であって、オルガノチタネートもしくはジルコネートもしくはジルコアルミネートまたはそれらの混合物により表面を処理すること、および該処理表面をレーザーに暴露することからなる方法を提供する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】 本発明は、特にその接着特性を改良するために、金属またはセラミック表面を
処理する方法に関する。
【0002】 我々の先行特許、WO96/23037号明細書には、その接着特性を改良す
るための、清浄にされたアルミニウム表面の処理方法であって、清浄にされたア
ルミニウム表面をオルガノシランで処理すること、および該表面をレーザーに暴
露することからなる方法が記載されている。製造環境において、処理されるべき
表面を最初に“清浄に”する必要のない接着に関して改良をもたらすことは有利
である。 驚くべきことに今や、種々の清浄にされた、または清浄にされていない金属表
面をオルガノチタネートおよび/またはオルガノジルコネートもしくはジルコア
ルミネートで処理することは、レーザー処理との組み合わせで、改良された接着
性をもたらすことに関して有益であることが見出された。
【0003】 従って、本発明は、金属表面を処理する方法であって、オルガノチタネートも
しくはオルガノジルコネートもしくはジルコアルミネート、またはそれらの混合
物により清浄にされた、または清浄にされていない金属表面を処理すること、お
よび該処理表面をレーザーに暴露することからなる方法を提供する。 清浄にされた、または清浄にされていない金属表面はいずれかの金属または金
属合金の表面であり得る。適当な金属の例には、鋼鉄、例えばステンレス鋼、フ
ェライト形態の鉄、アルミニウム、チタン、マグネシウム、銅、金、ニッケルも
しくはクロムまたはいずれかの上記金属の合金が含まれる。
【0004】 オルガノチタネートもしくはオルガノジルコネートもしくはジルコアルミネー
ト、ならびにレーザーにより、いずれの順序でも金属表面を処理し得る。しかし
ながら、好ましくは、最初にオルガノチタネートもしくはオルガノジルコネート
もしくはジルコアルミネートを金属表面に塗布し、次いでコートされた表面をレ
ーザーに暴露する。 また、金属表面をレーザーに暴露し、オルガノチタネートもしくはオルガノジ
ルコネートもしくはジルコアルミネート、またはそれらの混合物によりコートし
、次いでレーザーに再暴露する方法も本発明に含まれる。
【0005】 上記されたように、本発明の方法に使用される金属表面は清浄にされても、ま
たは清浄にされていなくてもよい。不確実さを避けるために、本文に定義される
清浄にされた金属表面とは、脱グリース化された表面を意味する。金属表面の脱
グリース化は、アセトンのような溶媒による拭き取り、蒸気脱グリース化、超音
波処理を伴う、もしくは伴わない浸漬を含むいずれかの標準的な方法を使用する
ことにより、またはアルカリ脱グリース化剤を使用することにより達成され得る
。本発明の方法は、清浄にされていない金属表面を処理するためにも使用され得
る。本文に定義される清浄にされていない金属表面とは、いずれかの特定の清浄
化対策、例えば脱グリース化を受けていない表面を意味する。適当な“清浄にさ
れていない”金属表面には、汚れた(soiled)、汚い(dirty)、油性の(oily)、べ とつく(greasy)、風化した(weathered)、および老化した(aged)金属表面が含ま れる。
【0006】 金属表面に加えて、我々は、本発明の方法が、接合より前のセラミック表面の
処理における使用にも適当であるか、または表面の他の接着特性が重要であるこ
とを見出した。本文に定義されるセラミックとは通常の意味を有し、そして陶器
、焼粘土、粘土製品およびガラス材料を含む。
【0007】 本発明の方法での使用に適当なオルガノチタネートは以下の式I:
【化3】 (式中、ROはモノアルコキシ基またはキレート基を表し;Xはカルボキシル基
、フェニル基、エチレン基、スルホニル基、ホスフェート基、ピロホスフェート
基またはホスフィット基を表し;R2はイソヘプタデシル基、クミル基、エチレ ン基、ヘプタデセニル基、ジオクチル基、ブチルオクチル基、ブチルメチル基、
ジ−トリデシル基またはオクチル基を表し;Yはメタクリル基、アクリル基、ア
ミノアミノ基、アミン基、メルカプト基、ビニル基またはヒドロキシル基を表し
;mは1または4に等しく、そしてnは2または3に等しい。)を有する化合物
である。
【0008】 本発明での使用に好ましいものは、以下の式:
【化4】 を有するオルガノチタネートである。
【0009】 本発明の方法での使用に適当なジルコアルミネートは以下の式II:
【化5】 (式中、Xは第一アミン基、カルボキシ基、メルカプト基、オレオフィリック基
、メタクリルオキシ基、または第一アミン基/ヒドロキシ基、メタクリルオキシ
基/オレオフィリック基、第一アミン基/第二アミン基もしくはメルカプト基/
アミン基のような二官能性基を表し;Rは脂肪族鎖−(CH2)n−を表し、そして
nは0ないし12に等しい。)を有する化合物である。
【0010】 本発明での使用に好ましいものは、以下の式:
【化6】 を有するジルコアルミネートである。
【0011】 本発明の方法において、オルガノチタネートもしくはオルガノジルコネートも
しくはジルコアルミネート、またはそれらの混合物は、水または有機溶媒の溶液
中で使用され得る。 溶媒として水を使用する場合、オルガノチタネートもしくはジルコネートもし
くはジルコアルミネートは溶解し難く、オルガノチタネートもしくはジルコネー
トもしくはジルコアルミネートの添加前に少量の非イオン性湿潤剤を水に添加し
てよい。あるいはまた、オルガノチタネートもしくはジルコネートもしくはジル
コアルミネートを乳濁液として使用してもよい。
【0012】 適当な有機溶媒には、アルコール、グリコール、エステル、エーテルおよび芳
香族炭化水素およびそれらの混合物が含まれる。好ましいアルコールはメタノー
ル、エタノール、プロパノール、ヘキサノールおよびデカノールのような炭素原
子数1ないし10のアカノールである。好ましいグリコールはプロピレングリコ
ールのようなアルケングリコールである。好ましいエステルはフタル酸ジオクチ
ルのようなフタル酸エステルである。好ましいエーテルはプロピレングリコール
メチルエーテルのようなグリコールエーテルである。好ましい芳香族炭化水素は
トルエンまたはキシレンである。 水および/またはカルボン酸を溶媒の一部として、適当な有機溶媒に添加して
もよい。
【0013】 上記溶液は、溶媒の全重量を基準として、オルガノチタネートもしくはジルコ
ネートもしくはジルコアルミネートをいずれかの濃度で、好ましくはオルガノチ
タネートもしくはジルコネートもしくはジルコアルミネートまたはそれらの混合
物を1ないし10重量%で含む。 オルガノチタネートもしくはジルコネートもしくはジルコアルミネート溶液を
いずれかの方法、例えば拭き取り、はけ塗り、またはスプレー塗布により、処理
されるべき清浄にされた、または清浄にされていない金属表面の領域に塗布して
よい。 望ましい場合、金属表面の脱グリース化、オルガノチタネートもしくはジルコ
ネートもしくはジルコアルミネート溶液の塗布およびレーザー処理は全て、ロボ
ットのような自動装置により行われ得る。
【0014】 オルガノチタネートもしくはジルコネートもしくはジルコアルミネート溶液の
塗布の前または後に、金属表面を処理するために、いずれかの適当なレーザーが
、例えば400mJ/パルスで使用され得る。本発明の方法に使用される適当な
レーザーには、例えばエキシマレーザーおよびQ−スイッチドNd:YAGレー
ザー(Q-switched Nd:YAG lasers)が含まれる。他のものは文献でよく知られてお
り、本方法に適用され得る。不確実さを避けるために、金属表面を本明細書に記
述されたように前処理してよく、そして得られた処理表面を汚染から守り続け、
レーザー処理を後で実行することが可能である。例えば、表面を前処理して、レ
ーザー処理の前に一晩放置することが可能である。
【0015】 高い処理速度(すなわち高いエネルギー状態)を使用した場合、非集来レーザ
ーを使用することが有利であることが見出された。非集来レーザーを選択するこ
とにより、金属表面への損傷を制限することが可能である。金属表面への損傷を
避けるために必要とされる、レーザーの実際のパワーレベルは、処理下の実際の
特性および使用される特定のレーザーに依存する。これは容易に簡単な実験によ
り決定され得る。 本発明の方法による金属表面の処理後、表面の接合、または表面の接着特性が
重要である他の加工、例えばコーティングもしくはカプセル化を行うことができ
る。接着剤により、または表面へのコーティングの塗布により、もう一つの表面
へ接合され得る。もう一つの表面に接合される場合、他の表面は金属または非金
属であり得る。他の表面が金属である場合、所望であるならば、これは本発明の
方法により前処理されてもよい。
【0016】 処理表面がもう一つの表面に接合される場合、一成分または二成分エポキシま
たはポリウレタン接着剤のようないずれかの接着剤を使用することにより、これ
は達成され得る。 本発明の方法は、慣用の“湿式”法およびサンドブラスト法以上の優秀な接合
特性、迅速な処理、清潔な方法、経済的利点を提供する。更に、本発明の方法は
広範囲の接着剤の使用を可能とし、接合されるべき領域の部分的処理を可能とす
る。本発明の方法により、金属表面における接着特性の著しい改良が得られる。
【0017】 以下の限定されていない実施例により、本発明を説明する。 実施例1 この実施例においては、種々の表面条件を用いて試験される100mm×25
mm×1.6mmの試験片(クーポン)に使用される金属はアルミニウム合金(
L165)である。 a)清浄にされていないもの、すなわち“受け取ったままのもの”−これは、
供給元から引き渡されたままの、表面に全く変化をもたらされていない金属であ
る。 b)清浄にされたもの、すなわち“脱グリース化されたもの”−トリクロロエ
チレン蒸気脱グリース化浴により、“受け取ったままの”金属に脱グリース化を
施す。
【0018】 重ね剪断試料に適当な試験クーポンを保持具の基板に置き、接合されるべき領
域それぞれの列末端の一つを横切る〜25mmの縞模様に下塗剤溶液を“下塗し
た”。下塗剤は、イソプロパノール90.0重量部およびテトラオクチルオキシ
チタニウム ジ(ジトリデシルホスフィット)10.0重量部を含む溶液であり 、ケンリッチ ペトロケム インコーポレイテッド(Kenrich Petrochem.Inc.)から
、ケンリアクト KR46B(KenReact KR46B)(PTM)の名称の下で入手可能 である。事前に浸漬させたペーパータオルによる塗り付けにより、試験片に下塗
剤を塗布した。レーザーのX−Yステージ上に置く前に、下塗剤を5分間室温で
空気乾燥させた。 暴露の間、試料をその場に保持するために、保持具を使用する。一回の通過で
8個一組の試料を暴露するために、与えられた速度で移動するステージ上に保持
具を置く。
【0019】 この実施例に使用されたレーザーは、波長1064nm;旋回速度950m/分
;スポット直径500μm;走査幅35mm;平均出力80Wで運転された、連
続波 Q-スイッチド Nd-Yag レーザー(クリーン レーザーシステム ゲー エム ベー ハー(Clean lasersysteme GmbH))であった。レーザービームは、弱められ
た反射鏡を使用して処理すべき試料を横切る45Hzの速度で走査されたラスタ
ー(raster)であった。レーザー走査幅35mmは、それぞれの試料(クーポン)
に対して暴露すべき25×35mmの領域に変形される。暴露の広さを与えるた
めに、レーザーの3つのエネルギー密度レベル、低、中および高が、それぞれの
組の試料に使用された。レーザーの振動数を変化させることにより、エネルギー
密度(フルエンス(fluence))は変化した。
【0020】 以下のフルエンス値が得られた。
【表1】 12.5mm×25mmの一定の重なりで重ね剪断ジョイントを生じさせるた
めに、保持具を使用した。ボンド線の厚さはPTFEスペーサーを使用して、0
.2mmで制御された。
【0021】 接着剤は一成分エポキシペースト接着剤であり、これはブタジエン−アクリロ
ニトリルゴム変性ビスフェノールAエポキシ樹脂であり、硬化剤としてジシアン
ジアミドおよびクロロトルロンを使用した。全てのジョイントに、30分間15
0℃での硬化を施す。 下塗剤およびレーザー前処理を伴わない対照実験を行い、本発明の前処理プロ
セスの有利な効果を証明する。 試験速度を10mm/分にセットすることを除いて、ISO4587に従って
、製造されたジョイントの重ね剪断強度を決定した。ISO10365に与えら
れた記載を参照として、重ね剪断強度を記録し、そして破損モードを記録した。
【0022】 ジョイントの耐性、および前処理の効果についても、重ね剪断強度を決定する
前に、促進老化試験を行うことにより試験した。採用された促進老化技術は、1
4日間カタプラズマ試験(Kataplasma Test)であり、これは約70℃、高い湿度 条件下に試料を14日間保持し、次いで−20℃まで冷却し、そして、試料の温
度を試験される前に周囲まで上昇させるため、2時間貯蔵することを含む。 以下に示された表において、重ね剪断強度に関して与えられた全ての値はMP
aの単位によるものである。重ね剪断ジョイントの破損モードを観測することに
より、基材の接着特性または接合性の簡単な指標を得ることができる。以下に、
観測された破損モードを示す。 AF−基材と接着剤間の貧弱な界面接着性の指標 SCF−界面接着性が良好であり、従って接着剤内で破損は僅かである。 以下の略語を使用して、以下の実施例の試験試料のそれぞれの組に関して観測
された主な破損のタイプを記載する。 AF=接着破損 SCF=特別な凝集破損
【0023】 対照実験結果(Al単独) 表Iの結果は、全界面の百分率として示された破損モードにより、Nmm-2
Mpa)で表記されたものである。
【表2】 実施例1結果−下塗された金属表面+レーザーの結果 表IIにおける結果は、全界面の百分率として示された破損モードにより、N
mm-2(MPa)の単位で表記されたものである。
【表3】
【0024】 実施例2 実施例2では、下塗剤溶液が、アセトンおよびメタノールによる溶液状の、商
標名マンケムS(MANCHEM S)(RTM)の下でローン−ポーレン(Rhone-Poulenc)から 得られるメルカプト官能性ジルコアルミネートであることを除いて、実施例1の
条件をそのまま実行する。表IIIにおける結果は、全界面の百分率として示さ れた破損モードにより、Nmm-2(MPa)の単位で表記されたものである。
【表4】
【0025】 実験結果の検討 表Iから、下塗剤またはレーザー前処理を伴わなかった試料は、全て、接着破 損(AF)を示すことは明白である。基材と接着剤との間の界面が良好な接着の
ために最適化されておらず、従って初期の強度に係らず、促進老化条件下で接合
が貧弱な特性を示すことが推論され得る。 表IIおよび表IIIから得られた結果から、本発明の方法による金属表面の
処理が、試験された金属に対してAFからSCFへ、破損モードの改良を示すこ
とを分与することは明白である。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (81)指定国 EP(AT,BE,CH,CY, DE,DK,ES,FI,FR,GB,GR,IE,I T,LU,MC,NL,PT,SE),AU,JP Fターム(参考) 4J040 EC061 EC371 HB06 HC18 JA05 KA16 MA02 MA04 PA04 PA15 4K044 AA02 AA03 AA06 AA13 BA21 BC00 CA44 CA53

Claims (22)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 金属表面を処理する方法であって、オルガノチタネートもし
    くはジルコネートもしくはジルコアルミネート、またはそれらの混合物により該
    表面を処理すること、および該処理表面をレーザーに暴露することからなる方法
  2. 【請求項2】 金属表面が鋼鉄、フェライト形態の鉄、チタン、アルミニウ
    ム、マグネシウム、銅、金、ニッケルもしくはクロムまたはそれらの混合物、あ
    るいはこれらのいずれかの金属の合金またはこれら金属合金の混合物の表面であ
    る請求項1記載の方法。
  3. 【請求項3】 最初にオルガノチタネートもしくはジルコネートもしくはジ
    ルコアルミネート、またはそれらの混合物が金属表面に塗布され、次いでコート
    された表面をレーザーに暴露する請求項1または2記載の方法。
  4. 【請求項4】 オルガノチタネートが以下の一般式 【化1】 (式中、ROはモノアルコキシ基またはキレート基を表し;Xはカルボキシル基
    、フェニル基、エチレン基、スルホニル基、ホスフェート基、ピロホスフェート
    基またはホスフィット基を表し;R2はイソヘプタデシル基、クミル基、エチレ ン基、ヘプタデセニル基、ジオクチル基、ブチルオクチル基、ブチルメチル基、
    ジ−トリデシル基またはオクチル基を表し;Yはメタクリル基、アクリル基、ア
    ミノアミノ基、アミン基、メルカプト基、ビニル基またはヒドロキシル基を表し
    ;mは1または4に等しく、そしてnは2または3に等しい。)を有する請求項
    1ないし3のいずれかに記載の方法。
  5. 【請求項5】 オルガノジルコネートが以下の一般式 【化2】 (式中、Xは第一アミン基、カルボキシ基、メルカプト基、オレオフィリック基
    、メタクリルオキシ基、または第一アミン基/ヒドロキシ基、メタクリルオキシ
    基/オレオフィリック基、第一アミン基/第二アミン基もしくはメルカプト基/
    アミン基のような二官能性基を表し;Rは脂肪族鎖−(CH2)n−を表し、そして
    nは0ないし12に等しい。)を有する請求項1ないし4のいずれかに記載の方
    法。
  6. 【請求項6】 オルガノチタネートもしくはオルガノジルコネートもしくは
    ジルコアルミネート、またはそれらの混合物が、水および/または有機溶媒もし
    くはそれらの混合物中で溶液として使用される請求項1ないし5のいずれかに記
    載の方法。
  7. 【請求項7】 上記溶液が、オルガノチタネートもしくはジルコネートもし
    くはジルコアルミネート、またはそれらの混合物を1ないし10重量%含む請求
    項6に記載の方法。
  8. 【請求項8】 金属表面が清浄にされていない表面である請求項1ないし7
    のいずれかに記載の方法。
  9. 【請求項9】 金属表面がアルミニウムまたはその合金の表面である請求項
    1ないし7のいずれかに記載の方法。
  10. 【請求項10】 金属表面がステンレス鋼の表面である請求項1ないし7の
    いずれかに記載の方法。
  11. 【請求項11】 金属表面がフェライト形態の鉄の表面である請求項1ない
    し7のいずれかに記載の方法。
  12. 【請求項12】 金属表面がチタンまたはその合金の表面である請求項1な
    いし7のいずれかに記載の方法。
  13. 【請求項13】 金属表面がマグネシウムまたはその合金の表面である請求
    項1ないし7のいずれかに記載の方法。
  14. 【請求項14】 金属表面が銅またはその合金の表面である請求項1ないし
    7のいずれかに記載の方法。
  15. 【請求項15】 金属表面が金またはその合金の表面である請求項1ないし
    7のいずれかに記載の方法。
  16. 【請求項16】 金属表面がニッケルまたはその合金の表面である請求項1
    ないし7のいずれかに記載の方法。
  17. 【請求項17】 金属表面がクロムまたはその合金の表面である請求項1な
    いし7のいずれかに記載の方法。
  18. 【請求項18】 一つの金属表面をもう一つの表面に接合させる方法であっ
    て、請求項1ないし7のいずれかに記載の方法により該金属表面を処理し、続い
    て、処理された金属表面をもう一つの表面に接着剤により接合させることからな
    る方法。
  19. 【請求項19】 上記の他の表面が金属または非金属である請求項18記載
    の方法。
  20. 【請求項20】 上記の他の表面が金属であり、そして請求項1ないし7の
    いずれか一つに記載の方法により処理された表面である請求項18記載の方法。
  21. 【請求項21】 金属表面の接着特性を改良する方法であって、請求項1な
    いし7のいずれか一つに記載の方法により該金属表面を処理すること、そして次
    いで、処理された金属表面にコーティングを塗布することからなる方法。
  22. 【請求項22】 セラミック表面を処理する方法であって、オルガノチタネ
    ートもしくはジルコネートもしくはジルコアルミネート、またはそれらの混合物
    により該表面を処理すること、および該処理表面をレーザーに暴露することから
    なる方法。
JP2000528734A 1998-01-22 1999-01-18 表面処理 Pending JP2002501125A (ja)

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