JP2002500369A - デジタル・ビデオ投影システムを使用して三次元表面輪郭描画を行う方法および装置 - Google Patents

デジタル・ビデオ投影システムを使用して三次元表面輪郭描画を行う方法および装置

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JP2002500369A
JP2002500369A JP2000526877A JP2000526877A JP2002500369A JP 2002500369 A JP2002500369 A JP 2002500369A JP 2000526877 A JP2000526877 A JP 2000526877A JP 2000526877 A JP2000526877 A JP 2000526877A JP 2002500369 A JP2002500369 A JP 2002500369A
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ペイセン エス ヒューアン
フー ペン チアン
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ザ リサーチ ファウンデーション オブ ステイト ユニヴァーシティ オブ ニューヨーク
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Abstract

(57)【要約】 三次元表面輪郭描画方法は、フルフィールド・フリンジ投影技術に基づいている。デジタル・ビデオ投影システム(18)が用いられ、対象物(12)上へデジタル的に創作したフリンジ・パターンを投影する。対象物表面(14)の幾何学的形状によってゆがめられたフリンジ・パターンを、次に、高解像度CCDカメラ(20)によってキャプチャする。輪郭描画解像度を高めるために、純粋にソフトウェアベースのデジタル移相技術を用いる。この技術により、従来の移相法で必要としている精密位置決めシステムが不要となる。表面(14)は、位相重ね・位相重ね解除アルゴリズムを適用することによって再構築される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】 本願は、1997年12月31日に出願された合衆国仮出願60/07013
8の利益を主張する。
【0002】 (行政権の提示) 本発明は、全米科学財団によって与えられた認可番号DMI9713895の 下に政府の援助でなされたものである。政府は、本発明に特定の権利を有する。
【0003】 (発明の背景) 本発明は、全般的に三次元表面輪郭描画のための方法と装置に関する。特に、本
発明は、三次元表面輪郭描画においてデジタル的にフリンジ・パターンを生成す
るデジタル・ビデオ投影システムを使用する。
【0004】 三次元表面輪郭描画技術は、設計および製造に多くの用途を有する。たとえば
、表面輪郭描画を用いて、製造中あるいは製造後に設計仕様について寸法および
幾何的形状をチェックする必要がある工業部品の点検を行うことができる。これ
らの技術は、また、或る物理的な部品からコンピュータ利用設計(CAD)モデ
ルを構成する必要があるリバース・エンジニアリングにおいても使用できる。近
年、階層化製造概念に基づく迅速な試作技術が確立されており、CADモデルか
ら直接的に物理的概念のモデル、機能部品およびツーリングを迅速に製作するこ
とができる。表面輪郭描画技術は、CADモデルが利用できない手作りモデルま
たは部品から物理的な部品、ツーリングを構築することを含むように現行迅速試
作システムの能力を延ばす助けともなり得る。表面輪郭描画技術は、また、迅速
試作プロセスにプロセス点検またはポスト・プロセス点検を導入することによっ
て、構築されたモデルの精度を向上する助けともなり得る。
【0005】 多くの光学的三次元輪郭描画方法が開発されており、この技術分野では周知で
ある。これらの方法は、一般的に、2つのグループに分類することができる。す
なわち、スキャン式と非スキャン式の像形成技術である(Bieman, Leonard H.,
"Survey of design considerations for 3-D imaging systems", Proc. SPIE, V
ol. 1005, 138-144 (1998))。スキャン式技術は、ポイント三角測量法(Blais,
F. and Rioux, M., "BIRIS: a simple 3-D sensor", Proc. SPIE, Vol. 723, 2
35 (1986))、レーザー・レーダー法(Svetkoff, D.J., Leonard, P.F., and Sa
mpson, R.E., "Techniques for real-time, 3-D feature extraction using ran
ge information", Proc. SPIE, Vol. 521, 302 (1984))、構造化ライン法に代 表される。ポイント三角測量法および構造化ライン法が三角測量原理に基づいて
いるのに対し、レーダー法は、パルス化したレーザーまたは変調したレーザーの
いずれかの移動時間または位相の測定に基づいている。これらの技術は、すべて
、対象物の全表面をカバーするにはレーザーの一次元または二次元のスキャニン
グを必要とする。これによれば、一般に、システムがより複雑となり、測定に時
間がかかる。
【0006】 代表的な非スキャン式技術としては、ステレオ・ヴィジョン法とモアレ干渉法
がある。ステレオ・ヴィジョン法は、2つの異なったパースから1つのシーンを
見て、次いで両方のイメージに共通の特徴を置くことによって対象物の三次元情
報を得る。(Hobrough, G. and Hobrough, T., "Stereopsis for robots by iter
ative stereo image matching", Proc. SPIE, Vol. 449, 62 (1983))。画像処理
はコンピュータ的には強烈なものであり、高速三次元輪郭描画には不適である。
【0007】 モアレ干渉法は、三次元表面輪郭描画のために最も普通に用いられている技術
の1つである。他の技術と比較して、このモアレ干渉法は、対象物全表面をカバ
ーするようにスキャニングする必要がなく、三次元輪郭情報を抽出する画像処理
が比較的単純であるという事実により、測定が高速で行えるという主要な利点を
有する。モアレ輪郭描画技術は、シャドウ・モアレ(Chiang, F. P., "Moire Me
thods for Contouring, Displacement, Deflection, Slope, and Curvature", P
roc. SPIE, Vol. 153, 113-119 (1978))と、投影モアレ(Khetan, R. P. and F
. P. Chiang, "On the theory of two projection moire methods", Univ. Of I
ll, at Chicago press, 8, 16-18 (1977); Halioua, M., Krishnamurthy, R. S.
, Liu, H., and Chiang, F. P., "Projection moire with moving gratings for
automated 3-D topography", Appl. Opt. 22, 850-855 (1983))とに分類でき る。シャドウ・モアレが照明、観察の両方に対して同じ格子を使用するのに対し
、投影モアレは別々の格子を使用する。別の表面輪郭描画技術としては、1つの
格子だけを使用し、三角測量によって表面高さを測定するフリンジ投影がある。
【0008】 シャドウ・モアレの利点は、格子が平らであり、その周期が既知であるため、
モアレ・パターンから量的輪郭情報を得るのが容易であるということである。し
かしながら、大きな対象物の輪郭描画はむずかしい。というのは、対象物とほぼ
同じサイズを有する格子を使用しなければならないからである。大きい格子は作
るのが困難であるし、モビリティの点で制限がある。
【0009】 投影モアレ法およびフリンジ投影法は、大きい対象物を輪郭描画できるという
点ならびに測定解像度を高めるように位相測定技術を容易に実行できるという点
で有利である。これらの方法の主たる限界は、量的高さ情報を得ることに伴う退
屈さである。この限界は、投影幾何学形状および倍率ファクタの両方を較正する
必要があるためにある。
【0010】 輪郭描画解像度を高めるために、干渉計測定法において開発された移相技術が
、三次元表面輪郭描画のためのモアレ法およびフリンジ投影方法において広く採
用され、使用されてきた。モアレ、フリンジ投影輪郭描画法の解像度は、対象物
に投影されるフリンジの密度に依存する。一般的には、高いフリンジ密度は高い
解像度を意味する。しかしながら、あまりに密度の高いフリンジはカメラによっ
て解像することができないので、適用し得るフリンジ密度には限界がある。この
ジレンマを解決するために、光学的輪郭描画用途において移相技術が開発され、
広く使用されてきた(Halioua, M. and Liu, H. -C., "Optical Three-Dimensio
nal Sensing by Phase Measuring Profilometry", Opt. Lasers Eng., 11(3), 1
85-215 (1989); Moore, D.T. and Truax, B.E., "Phase-Locked Moire Fringe A
nalysis for Automated Contouring of Diffuse Surfaces", Appl. Opt., 18(1)
, 9 1-96 (1979); Srinivasan, V. H., Liu, H. -C., and Halioua, M., "Autom
ated Phase-Measuring Profilometry of 3-D Diffuse Objects", Appl. Opt., 2
3(18), 3015-3018 (1984); Srinivasan, V. H., Liu, H. -C., and Halioua, M.
, "Automated Phase-Measuring Profilometry of 3-D Diffuse Objects", AppI.
Opt., 24(2), 185-188 (1985); Boehnlein, A.J. and Harding, K.G., "Adapta
tion of a Parallel Architecture Computer to Phase Shifted Moire Interfer
ometry", Proc. SPIE, Vol. 728, 183-193 (1986); Kujawinska, M., "Use of P
hase-Stepping Automatic Fringe Analysis in Moire Interferometry", Appl.
Opt. 26(22), 47 12-4714 (1987); Toyooka, S. and Iwaasa, Y., "Automatic P
rofilometry of 3-D Diffuse Objects by Spatial Phase Detection", App1. Op
t.,25(l0), 1630-1633 (1986))。移相は、高密度フリンジの使用を必要とせず に測定解像度を劇的に高める。普通の移相は、一連の移相フリンジ・パターンを
創り出すのに機械的に格子を変位させることによって行われる。移相フリンジ・
パターンは、次に、この技術分野では周知のアルゴリズムを使用して、イメージ
の各ピクセルの位相を抽出するように処理される。
【0011】 移相イメージは、一般に、格子を機械的に並進させることによって得られる。
欠点は、システムへの可動部品の導入のためにシステムが複雑になり、そして、
機械的なエラーにより移相が不正確になる可能性があるということである。従来
の移相技術に伴う問題のいくつかを除くために、移相・論理モアレ(PSALM
)法が提案された(Asundi, A., "Projection moire using PSALM", Proc.
SPIE, Vol. 1554B, 257-265 (1991))。PSALM法は1つの格子だけを使用 し、他の格子はコンピュータ内のソフトウェアによって生成される。移相済みの
モアレ・フリンジは、対象物のイメージおよびソフトウェア生成格子についての
論理計算から得られる。可動部品がまったく不要なので、この技術は輪郭描画シ
ステムをかなり単純化する。この技術に伴う問題は、輪郭描画結果が表面反射率
変化および既存の表面マークのためにエラーを含みやすいということにある。輪
郭描画システムを単純化する他の試みとしては、投影システムとして液晶ディス
プレイ(LCD)パネルを使用することがある(Asundi, A., "Fringe Analysis
in Moire Interferometry", Proc. SPIE, Vol. 1554B, 472-480 (1991); Arai,
Yasuhiko, Yekozeki, Shunsuke, and Yamada, Tomoharu, "3-D automatic prec
ision measurement system by liquid crystal plate on moire-topography", P
roc. SPIIE,Vol. 1554B, 266-274 (1991))。フリンジ・パターンの生成および 移相をソフトウェアによって行う場合、システムが融通的となり、単純となる。
しかしながら、LCDパネルのイメージ輝度、コントラストが低いために(Sans
oni, G., Docchio F., Minoni U., and Bussolati C., "Development and chara
cterization of a liquid crystal projection unit for adaptive structured
illumination", Proc. SPIE, 1614, 78-86 (1991))、対象物から反射してきた フリンジ・パターンの品質が劣っており、表面輪郭情報を抽出する際にエラーが
生じる。この理由のために、任意意味のある輪郭描画は小さい対象物についてし
か行われない。
【0012】 移相技術に関連した他の伝統的な問題は、−π/2とπ/2の間の値のみを有
するアーク・タンジェント関数を使用する位相抽出プロセスによって生じるモジ
ューロ2π曖昧性である。訂正を行っても、位相算出範囲は0〜2πまで広がり
得るが、絶対位相はまだ発見され得ない。このことは、対象物表面が不連続な特
徴を有する場合、たとえば、階段状のジャンプを有する場合で、高さ変化によっ
て2πを上回る位相変化が生じる場合、位相抽出プロセスは正しい高さ情報を提
供することができないことを意味する。したがって、従来の移相技術は、通常、
不連続な幾何学的形状の特徴を有する表面を測定するのには適用できない。この
問題を除くために、新しい技術、すなわち、フィールド・シフト・モアレ法が提
案された(Boehnlein, Albert, and Harding, Kevin G., "Field shift moire,
a new technique for absolute range measurement", Proc. SPIE, Vol. 1163,
2-9 (1989)。フィールド・シフト・モアレ法は、格子および光源を含めて投影シ
ステム全体をシフトして一連のフィールド・シフトされたイメージをキャプチャ
する。適正な数学的な操作によれば、フリンジ順序および各ピクセルの位相の両
方が抽出され、不連続な特徴を有するプリズム対象物の場合でも、表面輪郭の絶
対測定値を生成することができる。しかしながら、問題は、正確な段階を踏んで
投影システム全体をシフトする必要があるということである。この場合、従来の
格子シフト操作技術よりもシステムがかなり複雑となる。
【0013】 移相を使用するとき、少なくとも3つのイメージ(各々、必然的に移相がある
)を採用して対象物の輪郭を再構築しなければならない。伝統的に、これらの移
相イメージは逐次的に採用され、これが技術を静止対象物の輪郭描画だけに限定
する。多くの工学技術用途において、準安定状態または動的な変化の下にある対
象物の三次元表面輪郭描画は、対象物に関する極めて重要な情報を提供する。こ
のような用途においては、対象物の三次元表面輪郭を迅速にキャプチャすること
が必要になる。解像度をそのままに保ちながら輪郭描画速度をブーストする手段
としてカラーを使用することについてのいくつかのリポートがこれまでにあった
。K.G. Harding "Color encoded moire contouring", SPIE Proc. Vol. 1005 Op
tics、Illumination, and Image Sensing for Machine Vision III, 169-178 (1
988)およびヨーロッパ特許EP0076866である。Hardingは、カラー符号化されたフ
リンジ・パターンによって照明された対象物のただ1回のスナップ・ショットか
ら対象物の三次元表面輪郭を検索するカラー符号化式モアレ技術を提案している
。輪郭描画速度は、カメラのフレーム率だけによって制限される。しかしながら
、Polaroidフィルムで生成されたカラー符号化されたフリンジ・パターンのコン
トラスト比が劣っていたので、実際の対象物輪郭描画はまったく試みられなかっ
た。
【0014】 ヨーロッパ特許EP0076866は、互いに相対的に120度ずつ移相されているパ ターンを有する対象物上に3つのカラー符号化されたパターンを同時に投影する
ことを開示している。対象物表面によって変形させられた格子パターンは、3台
の関連したカラー感度カメラによって、これらのカラー符号化に対応して記録さ
れる。これの結果として、パターンが3つの異なった位相関係で同時に記録され
、機械的なシフト操作を必要とせずに移相アルゴリズムに基づく評価を実施する
ことができる。
【0015】 上記の方法および装置の各々は、三次元像形成において使用できないという固
有の欠点を有する。本発明の一目的は、このような欠点を克服し、三次元表面輪
郭描画のための改良した方法および装置を提供することにある。
【0016】 (発明の概要) 本発明は、三次元表面輪郭描画のための方法および装置である。本発明は、表
面輪郭描画においてフリンジ・パターンを投影するデジタル・ビデオ・プロジェ
クタを使用する。
【0017】 幾何学的形状を構成している表面を有する対象物の三次元表面輪郭を描画する
方法は、複数のデジタル的に解釈可能な移相フリンジ・パターン信号を生成する
ことを包含し、各信号は、別々の位相角度で生成される。次に、信号は、対象物
の表面上へ投影される光学的に移相されたフリンジ・パターンに変換される。対
象物の幾何学的形状は、フリンジ・パターンをゆがめる。各ゆがめられたフリン
ジ・パターンの反射が、個々に検索される。ゆがめられたフリンジ・パターンは
結合されて位相重ねイメージを生成する。位相重ねイメージは、対象物の表面を
再構築するように分離される。
【0018】 対象物の三次元表面輪郭を描画する装置は、複数のデジタル的に解釈可能な移
相フリンジ・パターン信号を生成し、各信号を別々の位相角度で発生するフリン
ジ・パターン生成器を包含する。デジタル・ビデオ・プロジェクタが、フリンジ
・パターン生成器から信号を受け取る。デジタル・ビデオ・プロジェクタは、こ
れらの信号を光学フリンジ・パターンに変換し、対象物の表面へフリンジ・パタ
ーンを投影する。フリンジ・パターンは、対象物の幾何学的形状によってゆがめ
られ、光学検索装置がゆがめられたフリンジ・パターンの反射を検索する。イメ
ージ生成器が、ゆがめられたフリンジ・パターンを結合し、対象物の表面を再構
築する。
【0019】 本発明の好ましい実施例においては、少なくとも3つの移相フリンジ・パター
ンが、120度に分離してせいせいされる。移相フリンジ・パターンは、逐次的
に投影され得る。好ましくは、移相フリンジ・パターンの逐次的投影は、輪郭描
画速度を増大させるために同期化される。輪郭描画速度は、移相フリンジ・パタ
ーンをカラー符号化することによって、ほぼ同時に複数の移相フリンジ・パター
ンを投影することによっても高められ得る。フリンジ・パターン生成器は、フリ
ンジ・パターンを生成するように構成した回路であってもよい。フリンジ・パタ
ーン生成器は、イメージ生成器内に設置してもよい。フリンジ・パターン生成器
は、また、位相角度をシフトするための機械的な移相器を包含していてもよい。
好ましくは、フリンジ・パターン生成器は、位相角度をデジタル的にシフトする
。好ましくは、多数の移相フリンジ・パターンがある場合、移相フリンジ・パタ
ーンは、その数で360度を割った商ずつ分離される。本発明の結果として、三
次元表面輪郭描画のための方法と装置は、提供される。
【0020】 本発明の結果として、三次元表面輪郭描画の方法および装置が得られる。特別
な利点は、フリンジ・パターンがデジタル的に生成され、デジタル・ビデオ・プ
ロジェクタにより投影されるため、フリンジ・パターンが予想外に高い輝度およ
びコントラスト比を有するということである。それに加えて、フリンジ・パター
ンがデジタル的に生成されるので、任意の横断面輝度プロファイル、間隔を有す
るフリンジを生成できる。さらに、このデジタル的に制御される移相技術は、よ
り高い輪郭描画精度に変換する格子あるいは他の光学的成分を物理的にシフトす
る従来からのの必要性を除く。さらに、こうして、フリンジ・パターンを種々の
用途のためにカラー符号化するのが容易になる。
【0021】 本発明のより良く理解して貰うために、以下、添付図面に関連して行う以下の
説明を参照されたい。発明の範囲は添付の特許請求の範囲に記載する。
【0022】 本発明の好ましい実施例が説明のために選んであり、添付図面に示してある。
【0023】 (発明の詳細な説明) まず図1を参照して、ここには、本発明による表面輪郭描画装置10が示して
ある。表面輪郭描画装置10は、フリンジ・パターン生成器16、デジタル・ビ
デオ・プロジェクタ18、光学検索装置20、イメージ生成器22を包含する。
【0024】 フリンジ・パターン生成器16は、デジタル的に解釈可能なフリンジ・パター
ン信号を生成し、このデジタル的に解釈可能なフリンジ・パターン信号をデジタ
ル・ビデオ・プロジェクタ18が受け取って光学フリンジ・パターンへ変換する
。フリンジ・パターン生成器16は、この技術分野で知られているような正弦波
パターン、バイナリ構造化ライン・パターンおよび円形パターンを含む任意タイ
プの光学フリンジ・パターンを生成するようにデジタル的に解釈可能なフリンジ
・パターン信号を生成することができる。最も重要な点として、フリンジ・パタ
ーン生成器16は、複数のデジタル的に解釈可能な移相フリンジ・パターン信号
を生成し、位相角度をデジタル的にシフトすることによって格子を機械的にシフ
トする従来の方法を使用することなく、複数の光学移相フリンジ・パターンを生
成することができるのである。たとえば、フリンジ・パターン生成器16は、任
意適当なコンピュータ、プロセッサ(たとえば、デジタル信号プロセッサ、マイ
クロプロセッサなど)、マイクロコントローラまたはここでの教示に従って較正
した回路であってもよい。フリンジ・パターン生成器16としてコンピュータを
使用して本発明者等が行った実験において、本発明者等は、コンピュータで信号
を生成するための、Visual Basicで、また、Visual C++でウィンドウズベース・
プログラムを開発した。この実験では、本発明者等は、フリンジ・タイプ、輝度
プロファイル、間隔、位相およびカラーを修正するためのインタフェースとして
、キーボードおよびビデオ・モニタを使用した。フリンジ・パターン生成器は、
特殊な工業用途に仕立てた組み込み回路も使用できる。
【0025】 次に図2を参照して、ここには、フリンジ・パターン生成器16で使用するア
ルゴリズムを説明するフローチャートが示してある。本質的に、フリンジ・パタ
ーン生成器16は、デジタル・ビデオ・プロジェクタ18の各ピクセルにたいし
て輝度(I)およびカラーを割り当てる。入力ブロック23を参照して、最初に 、位相角度Δ、ピッチp、カラー、そして、フリンジ・パターンを投影するため
のデジタル・ビデオ・プロジェクタのピクセル・アレイm×nを選ぶ。フリンジ
・パターンのカラー符号化が要求される場合、輝度は、ブロック25に示すよう
に決定する。ここにおいては、Ir(x)、Ig(x)、Ib(x)は、ピクセルの各ラインま たは円に割り当てられたレッド、グリーン、ブルーの輝度である。ここで、Ir(x
)、Ig(x)、Ib(x)が各々2π/3または120度ずつ移相されていることに注目 されたい。正弦波フリンジ・パターンについての数式が、他の輝度プロファイル
を有するフリンジ・パターン、たとえば、三角形のフリンジ・パターンも同様に
使用できるので、ブロック25にほんの一例として示してある。ただ1つのカラ
ー・フリンジ・パターンを生成しようとしている場合には、輝度プロファイルが
次に決定される。ここで再び、ほんの一例として、ブロック27、29、31は
、それぞれ、正弦波、三角形、バイナリの輝度プロファイルのための数式を含ん
でいる。これらの数式は、当業者が普通に使用しているものである。ブロック3
3、35、37は、それぞれ、レッド、グレイスケール、グリーンのフリンジ・
パターンを生成する例を示している。他のカラーのフリンジ・パターンは、同様
の方法で生成することができる。フリンジ・タイプが次に選ばれる。ブロック3
9、41に示すように、フリンジ・パターンは、一般的には線形あるいは円形で
あるが、任意所望の形で配置することもできる。各ピクセルに輝度およびカラー
を割り当てるプロセスは、アレイm×nが完成するまで繰り返される。
【0026】 上述したようにフリンジ・パターン生成器16でデジタル的に移相を行うが好
ましいが、本発明の別の実施例においては、装置は、さらに、位相角度をシフト
する機械的な移相器を包含してもよい。従来の機械的移相器は、一般的に、像形
成されつつある格子または対象物を並進させたり、投影されたフリンジ・パター
ンを屈折させるガラス製のプレートを回転させたりするのにモータを包含する。
機械的移相器の例は、Halioua等の米国特許第4,641,972号、Langeの米
国特許第4,984,893号およびHuber等の米国特許第5,561,526 号に見出される。これらの米国特許は、参考資料として、ここに援用する。
【0027】 次に図1を参照して、ここに示すデジタル・ビデオ・プロジェクタ18は、フ
リンジ・パターン生成器16によって生成されたデジタル的に解釈可能なフリン
ジ・パターン信号を受け取り、この信号を光学フリンジ・パターンに変換し、そ
れを対象物12の表面14上へ投影する。移相フリンジ・パターンの例が、図6
A、6Bおよび6Cに示してある。これらの移相フリンジ・パターンは、それぞ
れ、0度、120度および−120度の位相角度を有する。投影されたフリンジ
・パターンは、次に、対象物12の幾何学的形状によってゆがめられる。好まし
くは、デジタル・ビデオ・プロジェクタ18は、Texas Instruments Incorporat
edによって最近開発された「デジタル・マイクロミラー装置(DMD)でのデジタ
ル光処理(DLP)技術」を使用する。(Gove, R.J., "DMD Display Systems: Th
e Impact of an All-Digital Display", Society for Information Display Int
ernational Symposium (1994); Hombeck, Larry, J., "Deformable-Mirror Spac
ial Light Modulators", Proc. SPIE, Vol. 1150 (1989); Hornbeck, Larry, J.
, "Current status of the digital micromirror device (DMD) for project
ion television applications", IEDM 15.1.1 (1993); Hornbeck, Larry, J., "
Digital Light Processing and MEMS: Timely Convergence for a Bright Futur
e", available at http://www.ti.com (1996); Monk, D., "Digital Micromir
ror Device Technology for Projection Displays", EID Exhibition & Confere
nce (Sandown, UK 1994); Sampbell, J.B., "The digital micromirror device"
, Proceedings of the 7th ICSS&A (Yokohama, Japan 1993); Sampbell, J.B.,
"An Overview of the performance Envelope of Digital Micromirror Device B
ased projection Displays", SID Digest, 669-672 (1994); and Younse, J.M.,
"Mirror on a chip, IEEE Spectrum. 30(11), 27 (1993))。これらの文献は、
すべて、参考資料としてここに援用する。「デジタル・マイクロミラー装置(D MD)でのデジタル光処理(DLP)技術」は、三次元表面像形成において使用される
とき、高い輝度、コントラスト比および画質の利点を提供する。図3〜5を参照
しながらDLP技術を以下に簡単に説明する。
【0028】 次に図3を参照して、ここに示すデジタル・マイクロミラー装置(DMD)2
4は、小さい正方形のアルミニウム製ピクセル・ミラー26のアレイからなる上
面を有するデジタル光スイッチ集積回路である。DMD24の各ピクセル・ミラ
ー26は、図4に示すように、投影レンズ28のアパーチャの内外へ入射光を反
射するようにデジタル的に制御され得る。「Digital Light Processing and MEM
S: Timely Convergence for a Bright Future」から採用した図4は、ミラーの 光学切り替え作用を説明している。ピクセル・ミラー26がそのオン状態、すな
わち、+10度に回転すると、照明器32からの光30が投影レンズ28内へ向
けられ、ピクセル34が投影スクリーン36上に明るく現れる。ピクセル・ミラ
ー26がそのオフ状態、すなわち、−10度に回転すると、照明器32からの光
30は投影レンズ28から離れる方向に向けられ、ピクセル34が暗く見える。
各ピクセル・ミラー26は、1秒当たり1,400回より多い回数で切り替える
ことができる。そして、投影レンズ28の内外への急速な光方向付けを行う25
6個のグレイ・レベルの可能性を生じる。
【0029】 また「Digital Light Processing and MEMS: Timely Convergence for a Brig
ht Future」から採用した図5を次に参照して、ここには、代表的なDLP投影 システム38の一例が示してある。DLP投影システム38は、好ましくはメタ
ルハライドランプである照明器32を包含する。照明器32は、光を収集し、回
転カラー・ホイール42上で光を像形成するコンデンサ・レンズ40を通過する
白色光を発生する。カラー・ホイール42は、一般に、少なくともレッド、グリ
ーン、ブルーの部分に分割してあり、これらのカラー部分を使用してカラー化し
た光の成分を投影し、16,000,000個のカラーを発生することができる
。第2レンズ44が、カラー・ホイール42を通過する光を集め、DMD24の
表面を均一に照らす。DLP回路基板46によって制御されるDMD24の各ピ
クセル・ミラー26の回転状態(+10度または−10度)に応じて、光は投影 レンズ28内へあるいはそこから離れる方向へ向けられる。次に、投影レンズ2
8が投影スクリーン36上へ拡大イメージを投影する。DLP技術を使用する様
々なデジタル・ビデオ・プロジェクタ18が現在市販されている。製造業者のい
くつかは、Davis North America, Inc、NEC Technologies Inc.、CTX Opto Inc.
、In Focus Systemsである。ここに記載する実験においては、本発明者等は、In
Focus Systems, Wilsonville, Oregonによって製造されたLitePro 620を使用し
た。
【0030】 次に図1を参照して、ここに示す光学検索装置20は、対象物12の表面から
のゆがめられたフリンジ・パターンの反射を検索する。光学検索装置20は、デ
ジタル・ビデオ・プロジェクタ18と異なった角度で、対象物12の表面14に
対して合焦され、ゆがめられたフリンジ・パターンの反射を検索する。光学検索
装置20は、任意の電子カメラでよい。たとえば、CCD、CMOSまたはビデ
ィコン・カメラまたはフィルムであってよい。好ましくは、光学検索装置20は
、電荷結合素子(CCD)である。ここでの教示に従って使用するのに適したカ
メラは、同時に4,000,000を超えるデータ・ポイントの測定を行える2
029(H)×2048(V)ピクセルの電荷結合素子アレイを有するKodak Me
gaplus Model 4.2iである。
【0031】 イメージ生成器22は、ゆがめられた移相フリンジ・パターンを結合し、対象
物12の表面14を再構築する。たとえば、イメージ生成器22は、任意適当な
コンピュータ、プロセッサ(たとえば、デジタル信号プロセッサ、マイクロプロ
セッサ等)、マイクロコントローラまたはここでの教示に従って構成した回路で
あり得る。図1に仮想線で示すように、イメージ生成器22およびフリンジ・パ
ターン生成器16は同じハウジング内に、たとえば、コンピュータ内に設置し得
る。対象物の表面の再構築は、移相干渉計測定法から知られる従来のアルゴリズ
ムのうちの任意のものを使用し、まず、移相フリンジ・パターンからの情報を結
合して位相重ねイメージを獲得し、次いで、位相重ねイメージを分解し、対象物
12の表面14を再構築することによって行われる。図6A、6Bおよび6Cに
示す移相イメージから生成した位相重ねイメージの一例が図8に示してある。
【0032】 まず、イメージ生成器22は、生成しようとしているイメージの各ピクセルの
位相を抽出する。この移相を得るためのアルゴリズムは、種々のものがこの技術
分野では周知である。このようなアルゴリズムとしては、3ステップ・アルゴリ
ズム(Gallagher, J. E. and Herriott, D.R., "Wavefront measurement", U.S.
Patent 3,694,088 (1972); Creath, K. "Phase-Measurement Interferometry T
echniques", in Progress in Optics. Vol XXVI, E. Wolf, Ed., Elsevier Scie
nce Publishers, Amsterdam, 1988, pp. 349-393)、4ステップ最小二乗法アル
ゴリズム(Bruning, J. H., Herriott, D.R., Gallagher, J.E., Rosenfeld, D.
P., White, A. D., and Brangaccio, D. J., "Digital Wavefront Measuring In
terferometer for Testing Optical Surfaces and Lenses", Appl. Opt., 13, 2
693 (1974); Greivenkamp, J. E., "Generalized Data Reduction for Heterody
ne Interferometry", Opt. Eng., 23, 350 (1984))、Carre法アルゴリズム(Ca
rre, P., "Installation et Utilization du Comparateur Photoelectrique et
Interferentiel du Bureau International des Poids de Measures", Metrologi
a 2, 13 (1996))、平均化3+3アルゴリズム(Schwider, J. Burow, R., Elss
ner, K. E., Grzanna, J., Spolaczyk, R., and Merkel K., "Digital Wavefron
t Measuring Interferometry: Some Systematic Error Sources", Appl. Opt.,
22, 3421 (1983); Wyant, J.C. and Prettyjohns, K. N., "Optical Profiler U
sing Improved Phase-Shifting Interferometry", U.S. Pat. 4,639,139 (1987)
)、Hariharan法アルゴリズム(Hariharan. P., Oreb, B. F., and Eiju, T., "
Digital Phase-Shifting Interferometry: A Simple Error-Compensating Phase
Calculation Algorithm", Appl. Opt., 26, 2504 (1987)、2+1アルゴリズム
(Angel, J. R. P. and Wizinowich, P. L., "A Method of Phase-Shifting in
the Presence of Vibration", European Southern Observatory Conf. Proc., 3
0, 561 (1988); Wizinowich, P. L., "System for Phase-Shifting Interferome
try in the Presence of Vibration", Proc. SPIE, 1164, 25 (1989); Wizinowi
ch, P. L., "Phase-Shifting Interferometry in the Presence of Vibration:
A New Algorithm and System", Appi. Opt., 29, 3271 (1990))がある。位相角
度を得るための上述の文献は、参考資料としてここに援用する。
【0033】 3ステップ・アルゴリズムにおいては、3つの移相パターンが生成され、各移
相パターンは別々の位相角度で生成される。好ましくは、移相パターンは、12
0度(2π/3)ずつ分離している。Δ1、Δ2、Δ3が別々の位相角度を表して いる場合、3つのパターンにおける各ピクセルの輝度は次のように表すことがで
きる。
【0034】 (1) (2) (3) ここで、I'(x,y)は平均輝度、I"(x,y)は輝度変調、φ(x,y)は決定しようとして いる位相である。φ(x,y)について上記3つの式を同時に解くと、以下の解が得 られる。
【0035】 (4A) Δ1=−120、Δ2=0およびΔ3=120と共に120度の移相(Δ)を使用す
ることよって、式は次のように短縮できる。 (4B) (I1-I3)および(2I2-I1-I3)のサインが既知の場合、上記の式は、各ピクセルのと
ころでいわゆるモジューロ2π位相を与え、値が0〜2πとなる。ひとたび各ピ
クセルについてφ(x,y)が決定されたならば、鋸歯状の位相重ねイメージを生成 することができ、最高グレイ・レベルは2πの位相に対応し、最低のグレイ・レ
ベルは0に対応する。3つより多い移相パターンを生成し、各ピクセルについて
φ(x,y)を決定する際に使用することができる。一般に、これはより高い精度に 通じる。しかしながら、このトレードオフは、イメージ検索、イメージ処理の両
方において処理時間を長くする。それに加えて、平均輝度I'(x,y)、輝度変調I"(
x,y)およびデータ変調γ(x,y)は、次のようにして導くこともできる。
【0036】 (5) (6) (7) データ変調γ(x,y)は、各ピクセルのところでデータの品質を点検するのに使用 できる。1に近いデータ変調は良好であるが、ゼロに近いデータ変調は悪く、フ
リンジが洗い流されたか、飽和したか、焦点外れとなったか等を意味する。ある
いは、Gallagher等の米国特許第3,694,088号(参考資料としてここに 援用する)に示唆されているように、位相、平均輝度、輝度変調およびデータ変
調についての式(1)〜(3)の解をフーリエ係数によって決定してもよい。
【0037】 イメージ生成器22は、標準の位相重なり解除アルゴリズムを用いて位相重ね
イメージから高さ情報を抽出する。位相重ねイメージの重なりを解除するための
アルゴリズムは、この技術分野では種々のものが周知である。位相重ねイメージ
の重なりを解くための一般的な方法が、"Phase Shifting Interferometry", in
Optical Shop Testing, by J.E. Greivenkamp and J.H. Bruning, 2d Ed., Dani
el Malacara, John Wiley & Sons (1992) at pages 55 1-553に記載されている 。それに加えて、Boehnlein等の米国特許第5,307,152号(参考資料と して本願明細書で援用する)が、90度の移相を持って式(4A)で生成された
位相重ねイメージの重なりを解くためのアルゴリズム(第7欄、第7行〜第8欄
、第43行)を開示している。
【0038】 本発明者等の行った実験においては、まず、2π不連続性が次のようにして水
平方向で除かれる。 (8) ここで、kは、不連続性を除くために加える必要のある2πの数である。数値kは
、表面の幾何学的形状に応じて正ともなり、負ともなる。位相重ねイメージに式
(8)を適用すると、高さとは無関係の一連の水平方向表面プロファイルが得られ
る。連続面を形成するためには、水平方向表面プロファイルの高さ関係を決定す
る必要がある。ピクセル数がM×Nであると仮定するならば、これを行うために
次のようにして中間列について垂直方向に2π不連続性を除く。
【0039】 (9) ここで、lは垂直方向に不連続性を除くために加える必要のある2πの数である
。中間列垂直方向プロファイルは、式(8)で生成した水平方向プロファイル列に
ついての高さ関係を与える。最終的な表面輪郭は、以下の式によって得ることが
できる。 (10) ここで、 (11) (12) は、それぞれ、中間行、中間列の勾配である。これらの勾配は、表面輪郭の傾き
を除くためにこの式に含ませる。
【0040】 上記のアルゴリズムは、対象物がイメージ全体を占めていると仮定している。
対象物が図6A、6B、6Cに示すようにイメージのほんの一部を占めているだ けの場合、マスクを生成し、図7に示すようにバックグラウンドにあるノイズを
除去して対象物の境界を定める。図7におけるマスクは、3の反射してきた移相
フリンジ・パターンの平均をとり、この平均値を20のグレイ・レベルで二値化
することによって生成された。このアルゴリズムは、対象物の境界内だけで位相
の重なりを解くように修正される。
【0041】 以下、ダミー面の再構築を示している図6A、6B、6C、7、8を参照しな
がら、図1に示す本発明の実施例の動作を本発明の方法と一緒に説明する。まず
、デジタル的に解釈可能なフリンジ・パターン信号を、フリンジ・パターン生成
器16で生成する。この信号を、光学移相フリンジ・パターンに変換してから、
図6Aに示すように像形成されつつある対象物12の表面14上へ投影する。フ
リンジ・パターンは、対象物の幾何学的形状によってゆがめられる。そして、こ
のゆがめられたフリンジ・パターンの反射が光学検索装置20によって検索され
、光学検索装置20がこの反射をイメージ生成器22に転送する。光学検索装置
20が反射を検索した後に位相角度がシフトされ、このプロセスが繰り返される
。一般には、上記の3ステップ・アルゴリズムを使用するとき、全部で3つの移
相信号が生成される。図6A、6B、6Cの位相角度は、120度ずつ分離して
いる。イメージ生成器22は、上記の通りにイメージの各ピクセルの位相を抽出
することによって、ゆがめられたフリンジ・パターンを結合し、図8に示すよう
に位相重ねイメージを生成する。図8に示す位相重ねイメージを生成する際、図
7に示すように対象物の境界にマスクをかけることによって、バックグラウンド
のノイズを除去した。ひとたび位相重ねイメージを生成したならば、イメージ生
成器22は位相重ねイメージの重なりを解くことによって対象物12の表面14
を再構築する。
【0042】 本発明の別の実施例においては、移相フリンジ・パターンは、カラー符号化さ
れ、ほぼ同時に投影される。カラー符号化を使用している本発明者等の最初の実
験は、1998年9月29日に発行されたSPIE Proceedings Vol. 3407, Paper
No.: 3407-66, pp.477-482 entitled "Color-encoded fringe projection and p
hase shifting for 3D surface contouring"に記載されている。この文献の開示
内容は、参考資料として、本願明細書に援用する。本発明のこの実施例は図10
〜13を参照しながら説明する。これらの図は、頭部のプラスタ・スカルプチャ
の三次元表面輪郭を再構築する際に生成されたイメージを示す。
【0043】 次に図1を参照して、この本実施例においては、フリンジ・パターン生成器1
6は、ほぼ同時に、カラー符号化された複数のデジタル的に解釈可能な移相フリ
ンジ・パターン信号を生成する。3ステップ・アルゴリズムを位相重ねするため
に使用するときには、3つの信号を生成するのが好ましい。信号は情報で符号化
し、光学フリンジ・パターンが120度ずつ移相され、各々が別々のカラー、た
とえば、レッド、グリーン、ブルーを有する。本質的には、フリンジ・パターン
生成器16は、3つの重畳した移相パターンの情報を含む信号を生成するが、イ
メージ再構築のために別の移相を識別するためにカラー符号化する。
【0044】 デジタル・ビデオ・プロジェクタ18は、重畳されたカラー符号化信号を受け
取り、この信号をカラー符号化光学フリンジ・パターンに変換し、それを図10
に示すように対象物の表面14上へ投影する。図10に示すフリンジ・パターン
は、図11A、11B、11Cに示す3つの移相成分を含んでいる。現在市販され
ているデジタル・ビデオ・プロジェクタを使用する際、カラーは3の異なった機
構によって加えられることが可能である。プロジェクタが図5を参照しながら先
に説明したようなDMDチップを1つだけを有する場合、カラーは、回転RGB
カラー・ホイールを使用して加えられる。2つのDMDチップを有するプロジェ
クタでは、1つのチップがレッド専用とし、他のチップはグリーン、ブルー専用
とする。イエロー、マゼンタのフィルタを有するカラー・ホイールを用いて連続
するレッド・ビームとグリーン、ブルー交互のビームを得ることができる。3チ
ップ・プロジェクタでは、DMDチップは、レッド、グリーン、ブルー専用とな
る。予想通りに、3チップ・システムは最高の光効率を与えるが、また、最も高
価でもある。3チップ・プロジェクタを使用する場合、図11A、11B、11C
に示す3つの移相成分は、実際に、同時に投影され得る。回転カラー・ホイール
を使用するシングルチップ・プロジェクタを使用する場合には、3つの移相成分
は同時に投影されるが、各成分は間欠的に投影される。間欠的投影は、回転カラ
ー・ホイールを通過しつつある光に関して回転カラー・ホイールの位置に依存す
る。
【0045】 カラー符号化されたフリンジ・パターンを使用する場合、光学検索装置20は
カラー・カメラである。好ましくは、光学検索装置20は、各CCDを1つのカ
ラー・チャネルに専用とできるので、高解像度を提供している3CCDカラー・
ビデオカメラである。光学検索装置は、図10に示す光学フリンジ・パターンの
反射を検索する。本発明者等の実験においては、1152×864ピクセルを有
するKodak のデジタル・カメラ(Model DC210)を使用した。このカメラは、フィ ルタ・アレイ技術に基づいてカラー・イメージを生成し、ピクセルの50%がグ
リーンについて濾過し、25%をレッド、ブルー各々について濾過するカラーC
CDセンサを有する。人間の目はグリーンに最も敏感であるから、レッドおよび
ブルーについてのピクセルよりもグリーンについて濾過されたピクセルが多くな
っている。カメラによって検索された反射は、Kodak's Easy Pictureソフトウェ
アを使用してイメージ生成器22に転送した。
【0046】 イメージ生成器22は、まず、図10に示す反射を図11A、11B、11Cに
示すようにそのRGB成分に分離する。RGB成分を獲得した後、RGB成分を
、上記の標準の移相重ね・重ね解除アルゴリズムによって結合するが、上述した
ようにカラー・カップリング、カラー輝度について修正を行う。本発明者等の実
験においては、Aldus PhotoStyler画像処理ソフトウェアを使用して反射のRG B成分を分離した。以下に説明する修正は、本発明者等が実施した特殊な実験に
関する。説明が明らかになるにつれて、当業者であれば、同様の修正が必要であ
るが、発明の特殊な用途に依存することになることを理解できるであろう。
【0047】 カラー符号化技術が反射をRGB成分に分離するのに必要なので、輪郭描画の
結果は分離の品質次第である。一般的に、すべてのカラー・カメラにおいて、レ
ッド、グリーン、ブルーのチャネルのスペクトルは、通常、若干オーバーラップ
させて、スペクトルでのカラー・ブラインド領域をなくしている。これは、3つ
の移相フリンジ・パターンの完全分離がありそうもないことを意味している。し
かしながら、オーバーラップの程度が一定なので、撮像後にカップリングカップ
リング効果を補正することができる。3つのカラー・チャネル間でカップリング
効果の程度を見つけるために実験を行った。この実験で使用したターゲットは、
平らで白色塗装した発泡板であった。純粋なレッド・グリーン・ブルーのフリン
ジ・パターンを順次に投影する。各カラーについて、3つの移相イメージ(−2
π/3、0、2π/3)を採用し、合計9つのイメージを得た。次に、これらの
イメージをRGB成分に分離し、合計27のイメージを得た。これらのイメージ
から、各セットの移相イメージについて、式(6)に従って、輝度変調I"(x,y)を 算出した。チャネル間のI"(x,y)値の比は、これらのチャネル間におけるカップ リング効果の程度を示した。レッド、グリーンのチャンネル間に強いカップリン
グ効果があるが、グリーン、ブルーのチャネル間のカップリング効果はかなり弱
いことがわかった。レッド、グリーンのチャネル間の強いカップリング効果は、
2つのカラーのスペクトル・オーバーラップのみの原因とはなり得ない。プロジ
ェクタおよびカメラによるカラーゆがみがこのオーバーラップの原因となった可
能性がある。というのは、対象物に投影されたレッドまたはグリーンのフリンジ
・パターンをビデオ・モニタ上のフリンジ・パターンと比較したとき、カラーの
差が見えたからである。このカップリング効果を補正するために、以下の式を使
用して補正済みの輝度を算出した。
【0048】 (13) (14) (15) ここで、Ir(x,y)、Ig(x,y)、Ib(x,y)はオリジナルの輝度であり、Irc(x,y)、Igc (x,y)、Ibc(x,y)はそれぞれレッド、グリーン、ブルーのチャネルについての補 正輝度であり、aおよびbはレッド、グリーンのチャネル間のカップリング効果
を表しており、cは0〜255の輝度値を保つのに必要なオフセット量である。
グリーン、ブルーのチャネル間のカップリング効果は無視した。実験の結果は、
この補正手段がカップリング効果によって生じたエラーをかなり減らすことを示
した。
【0049】 カラー・チャネル間のカップリング効果に加えて、レッド、グリーン、ブルー
のフリンジ・パターンのイメージ間の輝度アンバランス補正が必要となるかも知
れない。実験においては、レッドが最も弱く、グリーンが最も強かった。3つの
カラーについての入力輝度が同じ(255のレベル)であったので、このアンバ
ランスは、大部分、赤色光が不足しているメタルハライドランプを使用したデジ
タル・ビデオ・プロジェクタによって生じたものである。このアンバランスを補
正するために、3つのカラーについてのフリンジ・パターンの振幅を調整した。
210に対するグリーン、ブルーのカラーについての振幅を210に変え、レッ
ド・カラーについての振幅を255に保ったとき、最良の結果を得られることが
わかった。
【0050】 要約すれば、カラー符号化を使用するとき、三次元輪郭を得るには対象物の一
回の反射だけしか必要とせず、したがって、輪郭描画速度が向上する。図10は
、上述したように3つのカラーについての振幅を調節した場合の、カラー符号化
光学フリンジ・パターンの反射を示している。図11A、11B、11Cは、カッ
プリング効果を補正する前に図10から抽出された3つの移相RGB成分を示し
ている。図12は、カップリング効果補正後に生成した位相重ねイメージを示し
ており、図13は、図12に示す中央長方形内に囲まれた領域においてのみ重な
りを解いた対象物の再構築三次元イメージを示している。
【0051】 本発明の別の実施例においては、移相フリンジ・パターンの逐次投影を同期化
して輪郭描画速度を高めている。同期化を行うために、図1に示す本発明の装置
は、さらに、イメージ生成器22にフリンジ・パターン生成器16を接続する同
期化リンク48を包含する。この同期化リンク48は、デジタル的に解釈可能な
フリンジ・パターン信号の初期生成と、各ゆがめられたフリンジ・パターンの反
射の検索との調整を行う接続手段に過ぎないものであってもよい。この接続手段
は、ソフトウェア・ベースであってもよいし、フリンジ・パターン生成器16ま
たはイメージ生成器22のいずれかの回路に組み込んだものであってもよい。
【0052】 あるいは、図5に示すようにシングルDMDチップ・デジタル・プロジェクタ
18の独特な動作原理を使用して同期化を制御してもよい。まず、カラー符号化
した複数のデジタル的に解釈可能な移相フリンジ・パターン信号をフリンジ・パ
ターン生成器l 6で生成する。デジタル・プロジェクタ18に送られたとき、こ
のカラー符号化されたフリンジ・パターンのRGB成分は、60Hzの周波数で、
逐次的に、そして、繰り返し投影されることになる。ここで再び図5を参照して
、プロジェクタのカラー・ホイール42を外したならば、フリンジ・パターンの
RGB成分は、実際に、グレイスケールで投影されることになる。イメージ検索
をこれら3つの成分フリンジ・パターンの投影と同期化することよって、対象物
の3つの移相イメージが非常に短い期間で取り出され、したがって、三次元像形
成速度をかなり向上させることができる。ビデオ率(30フレーム/秒)で三次
元像形成を実現できるように三次元再構築速度を高めるために、ハードウェア・
ベースの画像処理およびグラフィックス・ディスプレイを使用してもよい。
【0053】 本発明は、また、像形成結果を表示したり、さらに検討したりするためにイメ
ージ生成器22を出力装置に接続したり、あるいは、それを包含したりすること
も意図している。より具体的に言えば、出力装置は、単に像形成の結果を表示す
るためのビデオ・モニタまたはプリンタを包含するものであってもよい。一方、
本発明を製造中あるいは製造後に設計仕様に適っているかどうかをチェックする
必要がある工業部品の点検に使用する品質管理用途においては、イメージを標準
部品の数学的モデルと比較して製造された部品に欠陥があるかどうか決定するこ
とができる。それに加えて、工業部品が血管を持っていると決定されたときには
、イメージ生成器22をフリンジ・パターン生成器16にリンクさせ、デジタル
・ビデオ・プロジェクタ18が情報を投影するように信号を生成することができ
る。欠陥に関する情報は、たとえば、欠陥の性質、程度、面積を含み得る。この
情報は、種々のやり方で投影することもできる。すなわち、像形成されつつある
部品上の欠陥の位置を投影すること、欠陥を説明するテキストを投影すること、
対象物の表面にカラーを投影すること、そして、ユーザ定義の意味を有するアイ
コンを投影することである。本発明を点検目的のために使うことができる特殊な
例としては、薄板金製造業がある。本発明は、また、種々の位置でクランプ止め
した薄板金部品の組立プロセスでも使用できる。間違ったクランプ止め位置は渦
板金部品に大きい変形を生じさせる原因となり得る。本発明によれば、クランプ
止め後迅速に薄板金部品の変形を点検することができ、その結果を薄板金面に投
影することができる。次いで、最適位置が決まるまでクランプ止め位置を貯節す
ることができる。
【0054】 本発明の別の実施例においては、光学投影フリンジ・パターンは、表面輪郭描
画を向上させるように最適化される。モアレ干渉法またはフリンジ投影法による
表面輪郭描画においては、解像度は、一般的に、対象物表面から反射してきたフ
リンジ・パターンのフリンジ間隔、コントラスに依存する。反映してきたフリン
ジ・パターンにおけるフリンジ間隔およびコントラストが対象物の表面の勾配お
よび反射率に依存するので、投影されたフリンジ・パターンの間隔およびコント
ラストが表面の状態に基づいて最適化され、最適化輪郭描画結果を達成するはず
である。従来の方法においては、間隔およびコントラストは、像形成されつつあ
る表面全体について1つの値を割り当てられる。本発明によれば、像形成されつ
つある対象物は、上述したように、最初に再構築され得る。次に、イメージ生成
器22が、最初に再構築したイメージに基づいて最適フリンジ間隔、コントラス
を決定し、フリンジ・パターン生成器16へのリンクを介してフリンジ・パター
ン信号を調整する。次いで、第2の再構築イメージを、調整済みのフリンジ・パ
ターン信号を使用して得る。別の実施例では、イメージ生成器22は、まず、再
構築イメージを複数の別々の領域に分割する。各領域は、最適表面輪郭描画のた
めに類似したフリンジ・パターンを必要とするという点を特徴とする。次に、イ
メージ生成器22は、各領域にその最適のフリンジ間隔およびコントラストを割
り当てる。第2再構築イメージを上記の通りに得る。別の実施例においては、イ
メージ生成器22は、まず、再構築イメージの複製を生成する。再構築イメージ
は、複数の別々の領域に分割する。各領域は、最適表面輪郭描画のために類似し
たフリンジ間隔を必要とするという点を特徴とする。再構築イメージの複製は、
複数の別々の領域に分割する。各領域は、最適表面輪郭描画のために類似したフ
リンジ・コントラストを必要とするという点を特徴とする。次いで、イメージ生
成器22は、これらの結果を重畳し、表面全体にその最適なフリンジ間隔および
コントラストを割り当てる。第2の再構築イメージは上記の通りに得る。すべて
の実施例における最適化階段は必要に応じて繰り返し得るが、たいていの用途に
ついて繰り返しは一回だけでよいと考えられる。
【0055】 本発明の別の実施例において、フリンジ・パターンは、対象物の表面にある不
連続性と関連した問題を扱うように順序づけされる。1つの方法において、フリ
ンジ・パターンを投影する前に、単一のフリンジをデジタル的に投影し、対象物
の表面を通してスキャンする。スキャニング中、複数の反映イメージを検索し、
不連続性を持つ領域の位置を決める。次に、表面の再構築を、上記の通りに本発
明に従って行うが、1つのフリンジを、不連続性を持つとわかっている各領域を
通じて異なったカラーまたは輝度で符号化する。符号化したフリンジは、こうし
て、残りのフリンジを順序づけるフリンジを参照するのに使用することができる
。フリンジ順序からわかった付加的な情報は、位相の重なりを解く際に使用され
、対象物の表面における任意の不連続性を正しく再構築する。別の方法において
、フリンジ・パターンのフリンジは、すべて、虹に類似するフリンジ・パターン
を形成する複数の異なったカラーでカラー符号化される。虹パターンは、充分な
間隔で周期的に繰り返し、確実に類似したカラーのオーバーラップがなくなるよ
うにすることができる。こうして、各フリンジは、対象物の表面における任意の
不連続性が位相重なり解除中に正しく再構築され得るように、その虹色プロファ
イルを基礎として順序づけることができる。
【0056】 対象物の表面における不連続性と関連した問題を扱う別の方法においては、ま
ず、対象物の表面を通じて単一のフリンジを投影、スキャンすることによって獲
得した複数の反映イメージから、この技術分野では知られている三角測量によっ
て第1の表面輪郭を抽出する。各イメージには1つのイメージしか存在しないの
で、フリンジ順序の混乱もないし、モジューロ2π曖昧性問題もない。三角測量
から得た表面輪郭は正しいが、そのトレードオフは解像度が低くなるということ
である。次に、表面輪郭の高解像度を与える移相法を用いて第2の表面輪郭を得
るが、表面不連続性で正しい高さ情報を抽出することができない。ひとたび両方
の表面輪郭が得られたならば、イメージ生成器が両方のイメージからの情報を結
合し、高解像度ならびに不連続部での正しい高さ情報を有する表面輪郭を得る。
【0057】 本発明の別の実施例においては、フリンジ・パターン生成器16は、複数のデ
ジタル的に解釈可能な信号を生成するように構成され、その結果、デジタル・ビ
デオ・プロジェクタ18は、対象物表面上の種々の部位に複数のスポットあるい
は十字カーソルを投影し、レンジ情報を決定する。このレンジ情報を決定する溜
めに、まず、少なくとも3つのスポットまたは十字カーソルを対象物上の別々の
部位へ投影する。スポットまたは十字カーソルの中心は、光学検索装置20で検
索され、三角測量の原理を用いて、各部位までの距離をイメージ生成器22によ
って決定する。移相法によって得た表面形状と組み合わせた表面上の少なくとも
3つの部位の距離情報は、スペース内の対象物表面の絶対的な位置、向き、形状
を独自に決定する。この絶対的な位置、向き、形状の測定は、たとえば、異なっ
た角度で測定した対象物表面のパッチを連結してシームレスな360度形状を形
成する360度対象物表面測定を行う際に、有用である。
【0058】 こうして、本発明の好ましい実施例であると現在考えられるものを説明してき
たが、当業者であれば、発明の趣旨から逸脱することなく変更、修正をなし得る
ものであり、発明の真の範囲内に入るようなすべての変更、修正を本発明で請求
していることは了解できよう。
【図面の簡単な説明】
【図1】 図1は、いくつかの属性を概略的に示した本発明の表面輪郭描画装置の斜視図
である。
【図2】 図2は、フリンジ・パターン生成器で用いられるアルゴリズムを示すフローチ
ャートである。
【図3】 図3は、デジタル・ミラー装置の立面図である。
【図4】 図4は、デジタル・ミラー装置切り替え原理を説明する概略図である。
【図5】 図5は、ディジタル・ライト処理用投影システムを示す展開斜視図である。
【図6A】 図6Aは、0度の位相角度を有するダミー面に投影されているフリンジ・パタ
ーンを示す図である。
【図6B】 図6Bは、120度の位相角度を有するダミー面に投影されているフリンジ・ パターンを示す図である。
【図6C】 図6Cは、120度の位相角度を有するダミー面に投影されているフリンジ・
パターンを示す図である。
【図7】 図7は、位相重ねイメージのバックグラウンドにおけるノイズを除去するよう
に生成したマスクを示す図である。
【図8】 図8は、図6A、6Bおよび6Cに含まれる情報から生成された位相重ねイメ
ージを示す図である。
【図9】 図9は、図6A、6Bおよび6Cに示すダミー面の再構築された表面を示す図
である。
【図10】 図10は、プラスタ・ヘッド・スカルプチャ上へ投影されているカラー符号化
フリンジ・パターンを示す図である。
【図11A】 図11Aは、−120度の位相角度を有する図10に示すカラー符号化フリン ジ・パターンのレッド・チャネルを示す図である。
【図11B】 図11Bは、0度の位相角度を有する図10に示すカラー符号化フリンジ・パ ターンのグリーン・チャネルを示す図である。
【図11C】 図11Cは、120度の位相角度を有する図10に示すカラー符号化フリンジ ・パターンのブルー・チャネルを示す図である。
【図12】 図12は、図11A、11Bおよび11Cに含まれる情報から生成された位相重
ねイメージを示す図である。
【図13】 図13は、図11A、11Bおよび11Cに示すプラスタ・ヘッド・スカルプチ
ャの再構築された表面を示す図である。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (81)指定国 EP(AT,BE,CH,CY, DE,DK,ES,FI,FR,GB,GR,IE,I T,LU,MC,NL,PT,SE),OA(BF,BJ ,CF,CG,CI,CM,GA,GN,GW,ML, MR,NE,SN,TD,TG),AP(GH,GM,K E,LS,MW,SD,SZ,UG,ZW),EA(AM ,AZ,BY,KG,KZ,MD,RU,TJ,TM) ,AL,AM,AT,AU,AZ,BA,BB,BG, BR,BY,CA,CH,CN,CU,CZ,DE,D K,EE,ES,FI,GB,GD,GE,GH,GM ,HR,HU,ID,IL,IN,IS,JP,KE, KG,KP,KR,KZ,LC,LK,LR,LS,L T,LU,LV,MD,MG,MK,MN,MW,MX ,NO,NZ,PL,PT,RO,RU,SD,SE, SG,SI,SK,SL,TJ,TM,TR,TT,U A,UG,UZ,VN,YU,ZW Fターム(参考) 2F065 AA53 BB05 DD03 EE00 EE03 FF08 GG03 HH06 HH07 JJ03 JJ13 JJ19 JJ26 LL11 NN08 PP23 QQ00 QQ03 QQ16 QQ17 QQ26 QQ42 SS02 SS13 5B057 AA01 BA00 DA01 DB09 DC16

Claims (20)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 対象物の表面に三次元データ支持用フリンジ・パターンを設
    ける方法であって、(a)デジタル的に解釈可能なフリンジ・パターン信号を生
    成する段階と、(b)前記信号を光学フリンジ・パターンに変換する段階と、(
    c)前記対象物の前記表面上へ前記フリンジ・パターンを投影する段階とを包含
    することを特徴とする方法。
  2. 【請求項2】 対象物の表面へフリンジ・パターンを投影する装置であって
    、デジタル的に解釈可能なフリンジ・パターン信号を生成するフリンジ・パター
    ン生成器と、このフリンジ・パターン生成器に接続してあって、前記信号を受け
    取り、それを光学フリンジ・パターンに変換し、このフリンジ・パターンを前記
    対象物の前記表面へ投影するデジタル・ビデオ・プロジェクタを包含することを
    特徴とする装置。
  3. 【請求項3】 請求項2に記載の、フリンジ・パターンを投影する装置にお
    いて、前記フリンジ・パターン生成器が、前記フリンジ・パターンを生成するよ
    うに構成した回路であることを特徴とする装置。
  4. 【請求項4】 請求項2に記載の、フリンジ・パターンを投影する装置にお
    いて、前記フリンジ・パターン生成器が、前記フリンジ・パターンを生成するよ
    うにプログラムしたコンピュータであることを特徴とする装置。
  5. 【請求項5】 幾何学的形状を構成している表面を有する対象物の三次元表
    面輪郭を描画する方法であって、(a)デジタル的に解釈可能なフリンジ・パタ
    ーン信号を生成する段階と、(b)前記信号を光学フリンジ・パターンに変換す
    る段階と、(c)前記表面上へ前記フリンジ・パターンを投影し、このフリンジ
    ・パターンが前記対象物の前記幾何学的形状によってゆがめられる段階と、(d
    )光学検索装置で前記ゆがめられたフリンジ・パターンの反射を検索する段階と
    を包含することを特徴とする方法。
  6. 【請求項6】 幾何学的形状を構成している表面を有する対象物の三次元表
    面輪郭を描画する装置であって、デジタル的に解釈可能なフリンジ・パターン信
    号を生成するフリンジ・パターン生成器と、前記フリンジ・パターン生成器に接
    続してあって、前記信号を受け取り、光学フリンジ・パターンに変換し、前記フ
    リンジ・パターンを前記表面へ投影し、そこで前記フリンジ・パターンが前記対
    象物の前記幾何学的形状によってゆがめられるデジタル・ビデオ・プロジェクタ
    と、前記ゆがめられたフリンジ・パターンの反射を検索する光学検索装置とを包
    含することを特徴とする装置。
  7. 【請求項7】 幾何学的形状を構成している表面を有する対象物の三次元表
    面輪郭を描画する方法であって、(a)複数のデジタル的に解釈可能な移相フリ
    ンジ・パターン信号を生成する段階と、(b)前記信号を光学的な移相フリンジ
    ・パターンに変換する段階と、(c)前記表面へ前記フリンジ・パターンを投影
    し、前記フリンジ・パターンが前記対象物の前記幾何学的形状によってゆがめら
    れる段階と、(d)前記ゆがめられたフリンジ・パターンの各々の反射を個別に
    検索する段階と、(e)前記ゆがめられたフリンジ・パターンを結合することに
    よって位相重ねイメージを生成する段階と、(f)前記位相重ねイメージの重な
    り解除を行うことによって前記対象物の前記表面を再構築する段階とを包含する
    ことを特徴とする方法。
  8. 【請求項8】 請求項7に記載の、三次元表面輪郭を描画する方法において
    、少なくとも3つの移相フリンジ・パターンを120度ずつ分離して生成するこ
    とを特徴とする方法。
  9. 【請求項9】 請求項7に記載の、三次元表面輪郭を描画する方法において
    、前記移相フリンジ・パターンの各々を順次に投影することを特徴とする方法。
  10. 【請求項10】 請求項7に記載の、三次元表面輪郭を描画する方法におい
    て、前記複数の移相フリンジ・パターンをカラー符号化してほぼ同時に投影する
    ことを特徴とする方法。
  11. 【請求項11】 幾何学的形状を構成している表面を有する対象物の三次元
    表面輪郭を描画する装置であって、複数のデジタル的に解釈可能な移相フリンジ
    ・パターン信号を生成するフリンジ・パターン生成器であり、前記信号の各々を
    別々の位相角度で生成するフリンジ・パターン生成器と、このフリンジ・パター
    ン生成器に接続してあり、前記信号を受け取り、光学フリンジ・パターンに変換
    し、それらを前記表面上へ投影し、前記フリンジ・パターンが前記対象物の前記
    幾何学的形状によってゆがめられるデジタル・ビデオ・プロジェクタと、前記ゆ
    がめられたフリンジ・パターンの反射を検索する光学検索装置と、前記ゆがめら
    れたフリンジ・パターンを結合し、前記対象物の前記表面を再構築するイメージ
    生成器とを包含することを特徴とする装置。
  12. 【請求項12】 請求項11に記載の、三次元表面輪郭を描画する装置にお
    いて、前記フリンジ・パターン生成器が、前記フリンジ・パターンを生成するよ
    うに構成した回路であることを特徴とする装置。
  13. 【請求項13】 請求項11に記載の、三次元表面輪郭を描画する装置にお
    いて、前記フリンジ・パターン生成器が、前記イメージ生成器内に設置してあっ
    て、前記フリンジ・パターンを生成するようにプログラムした回路を包含するこ
    とを特徴とする装置。
  14. 【請求項14】 請求項11に記載の、三次元表面輪郭を描画する装置にお
    いて、前記フリンジ・パターン生成器が、さらに、前記位相角度をシフトする機
    械的な移相器を包含することを特徴とする装置。
  15. 【請求項15】 請求項11に記載の、三次元表面輪郭を描画する装置にお
    いて、前記フリンジ・パターン生成器が、デジタル的に前記位相角度をシフトす
    ることを特徴とする装置。
  16. 【請求項16】 請求項11に記載の、三次元表面輪郭を描画する装置にお
    いて、前記移相フリンジ・パターンの各々を順次に投影することを特徴とする装
    置。
  17. 【請求項17】 請求項11に記載の、三次元表面輪郭を描画する装置にお
    いて、前記複数の移相フリンジ・パターンをカラー符号化し、ほぼ同時に投影す
    ることを特徴とする装置。
  18. 【請求項18】 請求項11に記載の、三次元表面輪郭を描画する装置にお
    いて、120度分離した3つの移相フリンジ・パターンがあることを特徴とする
    装置。
  19. 【請求項19】 請求項11に記載の、三次元表面輪郭を描画する装置にお
    いて、多数の移相フリンジ・パターンがあり、これらの移相フリンジ・パターン
    が、その数で360度を割った商の分ずつ分離していることを特徴とする装置。
  20. 【請求項20】 請求項11に記載の、三次元表面輪郭を描画する装置にお
    いて、さらに、輪郭描画速度を高めるべく前記イメージ生成器に前記フリンジ・
    パターン生成器を接続する同期化リンクを包含することを特徴とする装置。
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