JP2002500283A - 繊維個別化装置 - Google Patents

繊維個別化装置

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JP2002500283A
JP2002500283A JP2000526690A JP2000526690A JP2002500283A JP 2002500283 A JP2002500283 A JP 2002500283A JP 2000526690 A JP2000526690 A JP 2000526690A JP 2000526690 A JP2000526690 A JP 2000526690A JP 2002500283 A JP2002500283 A JP 2002500283A
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fibers
speed
pinch roller
pinch rollers
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JP2000526690A
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ホセイン, エム・ ゴーラシ,
ヨセフ, エイチ・ マンスフイールド,
ルオ シエン,
Original Assignee
ツエルヴエーゲル・ルーヴア・アクチエンゲゼルシヤフト
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    • D01NATURAL OR MAN-MADE THREADS OR FIBRES; SPINNING
    • D01GPRELIMINARY TREATMENT OF FIBRES, e.g. FOR SPINNING
    • D01G99/00Subject matter not provided for in other groups of this subclass

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  • Textile Engineering (AREA)
  • Preliminary Treatment Of Fibers (AREA)
  • Nonwoven Fabrics (AREA)
  • Treatment Of Fiber Materials (AREA)

Abstract

(57)【要約】 繊維を切断することなしにフィードストリーム(9)内の繊維を個別化する装置(50)。第1ピンチローラを備える第1ステージがフィードストリームを受け取り、それを第2ステージ(10)へ供給する。第2ステージが第1ステージからフィードストリームを受け取り、細くされたストリームを第3ステージへ供給する。第2ステージエプロンベルト(18A、18B)が、緊張状態の下に、第1ステージから第2ステージへフィードストリームを引き入れる。第2ピンチローラ(16C、16D)が、緊張状態の下に、第2ステージエプロンベルトからフィードストリームを引き出し、細くされたストリームを第3ステージへ供給する。第3ステージが細くされたストリームを第2ステージから受け取り、個別化された繊維を供給する。第3ステージエプロンベルト(18C、1BD)が、緊張状態の下に、第2ステージから第3ステージへ細くされたストリームを引き出す。第3ピンチローラ(16E、16F)が、緊張状態の下に、第3ステージエプロンベルトから細くされたストリームを引き出し、個別化された繊維を供給する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】 (発明の属する技術分野) 一般に、本発明は繊維処理に関する。詳細には、本発明は、繊維を切断するこ
となく羊毛繊維を個別化する装置に関する。
【0002】 (技術的背景) 現在、繊維産業において、一般に、羊毛繊維の物理的特性はバルク形式で測定
される。「バルク形式」とは、例えば先端構成部(トー)の羊毛を多数同時に測
定し、当該先端構成部の特性は個別の繊維の特性であるとみなされることを意味
する。個別の羊毛繊維の特性を測定することは、バルク測定値を採用するよりも
一層精確であり得る。ただし、羊毛繊維は個別化することが非常に困難であるこ
とが多い。その一因は、羊毛繊維が他の多くの繊維よりも比較的長いことである
。従って、羊毛繊維は取り扱いが困難であり、個別化に際して容易に切断される
。これら及び他の困難が羊毛産業に個別測定値でなく、バルク測定値を主として
使用させる原因である。
【0003】 長いファイバ繊維に個別化を与えることに関して装置を持つことは、従って望
ましいであろう。従って個別化に際して羊毛繊維を切断することなく、羊毛のフ
ィードストリーム内に含まれる長い繊維を個別化する装置が待望されるはずであ
る。
【0004】 (発明の概要) 前述および他の必要性は、繊維を切断することなしに、フィードストリーム内
の繊維を個別化する装置によって満たされる。第1ピンチローラを有する第1ス
テージはフィードストリームを受け取り、それを第2ステージに供給する。第2
ステージはフィードストリームを第1ステージからの受け取り、細くされたスト
リームを第3ステージに供給する。第2ステージエプロンベルトはフィードスト
リームを緊張状態の下で第1ステージから第2ステージへ引き出す。第2ピンチ
ローラは緊張状態の下で第2ステージエプロンベルトからフィードストリームを
引き出し、細くされたストリームを第3ステージに供給する。第3ステージは細
くされたストリームを第2ステージから受け取り、個別化された繊維を供給する
。第3ステージエプロンベルトは緊張状態の下で第2ステージから第3ステージ
へ細くされたストリームを引き出す。第3ピンチローラーは緊張状態の下で第3
ステージエプロンベルトから細くされたストリームを引き出し、個別化された繊
維を供給する。
【0005】 第1、第2、第3ピンチローラは定速ステージとして作用し、繊維は、これら
のピンチローラによって保持されている全期間に亙って一定速度に保たれる。第
2および第3ステージエプロンベルトは、各繊維を移送し、これに加速度力を加
える可変速度ステージとして作用し、繊維の後行端部がすぐ前のピンチローラを
通過する時に個々に繊維を加速し、繊維の先行端部がその次のピンチローラによ
って捕捉された時に、その繊維が更に加速することを可能にする。従って、エプ
ロンベルトの間の繊維は、3つの異なる速度の任意の1つにおいて移動されつつ
あることが可能である。3つのステージの各々を経てフィードストリームを連続
的に細くすることにより、フィードストリームは繊維の先端構成部(トー)から
個別化された繊維へと減少させられる。個別化された繊維は1度に1つだけ解析
器に引き出され、ここで、例えば長さ、色、または、強さなどの物理的特性に関
して測定される。従って、本発明は、この種の測定が繊維に関して個別に行われ
ることを可能にし、従って、先端構成部(トー)に関してバルク形式で行われる
測定に固有の不精確さを軽減する。
【0006】 好ましい実施形態において、第2プラテン及び第3プラテンは、それぞれ、第
2ステージエプロンベルトおよび第3ステージエプロンベルトに隣接して配置さ
れる。プラテンはフィードストリーム及び細くされたストリームに圧力を供給し
、制御された程度まで繊維がスリップすることを可能にする。第2プラテン及び
第3プラテンの各々の少なくとも1つが、第2ステージエプロンベルト間のフィ
ードストリーム及び第3ステージエプロンベルト間の細くされたストリームにか
かる圧力を調節するための圧力プラテンであることが最も好ましい。
【0007】 ステップモータは、第1、第2、3ピンチローラの各々、及び、第2および第
3ステージエプロンベルトを駆動し、速度コントルールは各々の回転速度を個別
に制御する。第1ピンチローラは約5rpmの速度で回転し、第2ステージエプ
ロンベルトは約15rpmの速度で回転し、第2ピンチローラは約30rpmの
速度で回転し、第3ステージエプロンベルトは約60rpmの速度で回転し、第
3ピンチローラは約300rpmから約400rpmの間の速度で回転する。
【0008】 非乱流状空気流を用いて第3ステージから個別化された繊維を引き出すために
、真空ノズルが第3ステージに隣接して配置される。解析器は真空ノズルから個
別化された繊維を受け取り、個別化された繊維の物理的特性、例えば長さを検出
する。
【0009】 第1、第2、第3シテージと真空ノズルとの間の間隙を増大および減少するた
めに、第1、第2、第3ステージ及び真空ノズルが調節可能に軌道に取付けられ
る。第1と第2ステージの間には、約0.5インチから約4.5インチの間の第
1間隙が在り、第2と第3ステージの間には、約0.5インチから約6.5イン
チの間の第2間隙が在り、第3ステージと真空ノズルの間には、約ゼロインチか
ら約1/4インチの間の第3間隙が在る。
【0010】 調節可能な第1圧力手段は第1ピンチローラ間の圧力を調節し、フィードスト
リーム内の繊維が第1ピンチローラの間でスリップすることを防止する。同様に
、調節可能な第2圧力手段は第2ピンチローラ間の圧力を調節し、細くされたス
トリーム内の繊維が第2ピンチローラの間でスリップすることを防止する。同様
に、調節可能な第3圧力手段は第3ピンチローラ間の圧力を調節し、個別化され
た繊維が第3ピンチローラの間でスリップすることを防止する。
【0011】 第2ピンチローラに隣接配置された第2エアナイフ及び第3ステージエプロン
ベルトに隣接配置された第3エアナイフは、それぞれ、第2ピンチローラ及び第
3ステージエプロンベルトから繊維を除去する。繊維は羊毛であり、フィードス
トリームが先端構成部(トー)であることが好ましい。
【0012】 繊維を切断することなくフィードストリーム内の繊維を個別化する方法におい
て、フィードストリームは、所与速度において回転しつつある第1ピンチローラ
に供給される。第1ピンチローラ間の圧力は、それらの間でフィードストリーム
の繊維がスリップしない程度まで増大される。繊維は、緊張状態の下で第1ピン
チローラ、及び、第1ピンチローラの速度より大きい速度で回転しつつある第2
上側と第2下側エプロンベルトとの間から引き出される。第2ステージエプロン
ベルトの間の繊維にかかる圧力は、これらの繊維の間のスリップの程度が制御可
能であるように調節される。これらの繊維は緊張状態の下で第2ステージエプロ
ンベルトから、第2ステージエプロンベルトの速度より大きい速度で回転してい
る第2ピンチローラへ引っ張られる。第2ピンチローラの間の圧力は、第2ピン
チローラの間で繊維がスリップしない程度まで増大される。
【0013】 以前と同様に、繊維は、第2ピンチローラの速度より大きい速度で回転しつつ
ある第3上側と第3下側エプロンベルトの間の第2ピンチローラから緊張状態の
下で引き出される。第3ステージエプロンベルトの間のこれらの繊維にかかる圧
力は、これらの繊維の間のスリップの程度が制御可能であるよに調節される。既
に説明したと類似の様式において、これらの繊維は第3ステージエプロンベルト
から、第3ステージエプロンベルトの速度より大きい速度で回転しつつある第3
ピンチローラへ緊張状態の下で引っ張られる。第3ピンチローラの間の圧力は、
これらの繊維が第3ピンチローラの間でスリップしない程度まで増大される。こ
れらの繊維は、個別化された繊維としての第3ピンチローラから離される。
【0014】 上記の方法は、速度が上昇し続ける連続した各ステージに繊維を引き込むこと
によってこれらの繊維を個別化する。交互配置されたピンチローラとエプロンベ
ルトの組を繊維が通過するにつれて、フィードストリーム内の他の繊維の僅かに
前方に位置するこれらの繊維、換言すれば、ローラ又はベルトの各組にフィード
ストリーム内の他の繊維に先立って入るこれらの繊維は、ストリームの後ろの方
の繊維の前方に引き出される。この様式において、フィードストリームは迅速に
引っ張られて、個別化された繊維が生成される一点まで細くされる。
【0015】 本発明の他の目的、特徴、及び、利点は、縮尺は適用されない添付図面と関連
して以下の詳細な記述を参照することによって明白になるはずである。ここに示
す幾つかの図面を通じて、同等の照合番号は同等のエレメントを示す。
【0016】 (好ましい実施形態の説明) 図1は繊維を切断することなくフィードストリーム9内に含まれる繊維を個別
化する個別化装置50を示す。フィードストリーム9は羊毛のトー(先端構成部
)であることが好ましいが、木綿または他の何らかの繊維材料のスライバであっ
ても差し支えない。フィードストリーム9を構成する繊維はフィードストリーム
9内では実質的に平行であるが、フィードストリーム9内で繊維が始まるか又は
終わる部分は位置合わせされていない。換言すれば、フィードストリーム9内の
繊維は、フィードストリーム9が織られていない繊維で構成された1本の長い綱
であるように、それらの長さに沿って相互に重なり合っている。更に、フィード
ストリーム9の繊維は、実質的には、ロープの繊維のようには撚られていない。
従って、フィードストリーム9を1本の長い綱に維持するのは、主としてフィー
ドストリーム9内の個別繊維間の摩擦である。
【0017】 第1ステージ10はフィードストリーム9を個別化装置50内に受け入れる。
好ましい実施形態において、第1ステージ10は固定位置に在る。ただし、一代
替実施形態において、第1ステージ10が移動可能であって軌道52の長さ方向
に沿って移動可能に固着され得るように、第1ステージ10が軌道52(図2に
示す)上に調節可能に取付けられている。これは、幾つかの異なる方法のうちの
1つ又は複数の方法において達成可能である。
【0018】 例えば、軌道52は、方形または円形横断面の1つ又は複数の直線状棒材で構
成されても差し支えなく、第1ステージ10は、棒材のまわりに取り付けるよう
に設計されたクランプを備える。クランプが緩められると、第1ステージ10は
摺動可能であって棒材の長さ方向に沿った位置に調節可能であり、所要位置に第
1ステージ10を固着させるようにクランプが締め付けられる。その代わりに、
軌道52は、親ねじの支え部分によって第1ステージ10に取り付けられた1つ
又は複数の親ねじであっても差し支えない。この場合、軌道の親ねじを回すと、
第1ステージ10は軌道52に沿って前後に移動し、親ねじの回転を止めると、
第1ステージ10は所定位置に保持され、このようにして、第1ステージ10を
所定位置に固定する。更に、軌道52は、第1ステージ10に取り付けられた歯
車とかみ合った1つ又は複数の歯付きレールであっても差し支えない。第1ステ
ージ10を軌道52の長さ方向に前後に移動させるために、歯車を動力化しても
差し支えない。この場合には、原動機の内部抵抗が第1ステージ10を所要場所
に保持する。勿論、第1ステージ10を軌道52に固定するために、これらの方
法を任意に組合わせて使用しても差し支えなく、他の多くの方法および装置を、
本開示の趣旨内において、容易に適用することも可能である。
【0019】 第1ステージ10は、フィードストリーム9を第1ステージ10内に引き入れ
るための第1ピンチローラ16a及び16bを含む。ここで使用する「第1」、
「第2」、または「第3」のような称呼は、必ずしも当該実施形態に幾つの同種
エレメントが用いられているかを示すものでなく、当該エレメントが配置されて
いるステージを示そうとするものである。第1ピンチローラ16a及び16bの
一方はゴム製であり、他方はステンレス鋼製であることが好ましい。ただし、代
替実施形態においては、第1ピンチローラ16a及び16bの両方ともゴム又は
他の何等かの弾性材料製、或いは、ステンレス鋼または何等かの他の硬質材料製
である。第1ピンチローラ16a及び16bは、第1ピンチローラ16a及び1
6bと、ローラ間を通過するフィードストリーム9の繊維との間の摩擦のために
増大した表面および縁を提供するように、ローラの長さ方向にリブを設けること
もあり得る。
【0020】 第1ピンチローラ16aと16bの間の圧力を調節するために第1の調節可能
な圧力手段56a(図2に示す)が用いられる。第1の調節可能な圧力手段56
aは、1つ又は複数の幾つかの異なる機構によって提供可能である。例えば、第
1ピンチローラ16aおよび16bの一方の端部は、ねじの一方の端部に上側第
1ピンチローラ16aの一方の端部を、ねじのもう一方の端部に下側第1ピンチ
ローラ16bの対応する端部を、それぞれ、ねじに取り付け、第1ピンチローラ
16aおよび16bのもう一方の端部も同様の構成となるようにしても差し支え
ない。この様式において、ねじを一方向に回すと、第1ピンチローラ16aと1
6bは相互に引き合わされ、ねじをもう一方の方向に回すと、第1ピンチローラ
ー16aと16bは相互に離れるように押される。
【0021】 他の例として、第1ピンチローラ16aと16bの一方は固定位置に配置され
、第1ピンチローラ16aと16bのもう一方は固定ローラに対して近付くか遠
ざかるように調節可能であっても差し支えない。これは、第1ピンチローラ16
aと16bの一方を蝶ねじに取付け、その蝶ねじが第1ピンチローラ16aと1
6bを前後に動かすように調節可能であることによって達成される。更に、第1
ピンチローラ16aと16bの間に圧力を供給するために、油圧式または空気圧
式に動力化された加圧シリンダを移動可能な第1ピンチローラ16aまたは16
bに取り付けることもできる。勿論、第1ピンチローラ16aと16bの間に圧
力を供給するために使用できる他の幾つかの装置が有り、この場合における他の
装置は本発明の対象とされ、本開示の範囲内に在る。
【0022】 第1ピンチローラ16a及び16bが形成される材料は、フィードストリーム
9の繊維を確実に把握し、これらに摩擦を提供す能力を持つことを一つの根拠と
して選定される。フィードストリーム9の繊維に摩擦を提供する第1ピンチロー
ラ16aおよび16bの能力を高めるための一つの方法として第1ピンチローラ
16aと16bの間に調節可能な圧力も供給される。この様式において、フィー
ドストリーム9の繊維は、第1ピンチローラ16aと16bの間でスリップしな
いことが好ましい。これは、フィードストリーム9の繊維は、第1ピンチローラ
16aと16bの間に在る期間全体に亙って、フィードストリーム9の長さ方向
に、それらの相対位置を相互に保持することが好ましいことを意味する。繊維が
相互にスリップして通り過ぎることができないように第1ピンチローラ16aと
16bの間にフィードストリーム9の繊維を保持することの重要性については、
以下に著しく詳細に述べることとする。
【0023】 第1ピンチローラ16a及び16bは同じ速度で反対方向に回転させられ、そ
の結果、ローラの間に置かれたフィードストリーム9が第1ピンチローラ16a
と16bの間を通って引っ張られ、第1ピンチローラ16aと16bの間からも
う一方の側に吐き出される。ステップモータ54(図2に示す)は、第1ピンチ
ローラ16aおよび16bに回転を提供し、速度コントロール42(図2に示す
)は、ステップモータ54と連携して、第1ピンチローラー16a及び16bの
回転速度を制御する。第1ピンチローラ16a及び16bは、好ましい実施形態
においては毎分約5回転(rpm)である第1所与速度で回転する。この速度の
持つ意味については、以下に一層詳細に説明される。
【0024】 第2ステージ12は、第1ステージ10に隣接して配置され、第1ステージ1
0に関して詳細に上述した場合と同様の様式において軌道52(図2に示す)に
取り付けられる。第2ステージ12は、第1ステージ10からフィードストリー
ム9を受け取り、細くされたストリーム13を供給する。第2ステージエプロン
ベルト18a及び18bはフィードストリーム9を受け取り、第2ステージエプ
ロンベルト18aと18b間で緊張状態の下にフィードストリーム9を引っ張る
。 第2ステージエプロンベルト18a及び18bは、フィードストリーム9の繊
維と第2ステージエプロンエプロンベルト18aおよび18bとの間に比較的大
きい程度の摩擦を供給する例えばゴムのような弾性体材料であることが好ましい
【0025】 第2ステージエプロンベルト18a及び18bは、2つ以上のローラの組20
aおよび20bのまわりに緊張状態で固定されることが好ましい。この様式にお
いて、ローラ20a及び20bの任意の1つが回転させられると、第2ステージ
エプロンベルト18aおよび18bも回転させられる。第2ステージエプロンベ
ルト18a及び18bへの回転動力はステップモータ54(図2に示す)によっ
て供給される。第2ステージエプロンベルト18a及び18bは、ベルトの間で
受け取られたフィードストリーム9がベルトの間で引っ張られ、ベルトの間から
もう一方の側に吐き出されるように、反対回転方向に駆動される。
【0026】 回転方向は、第1ピンチローラ16a及び16bの回転方向と一致するように
選定される。換言すれば、第2上側エプロンベルト20aと第1上側ピンチロー
ラー16aは第1方向に回転し、第2下側エプロンベルト20bと第1下側ピン
チローラー16bは第2方向に回転する。この構成の結果として、第1ピンチロ
ーラー16aと16bの間に入るフィードストリーム9は、第1ピンチローラー
16aおよび16bと第2ステージエプロンベルト18aおよび18bの間の経
路に沿った一方向に駆動させる。
【0027】 第2ステージエプロンベルト18aおよび18bの回転速度は速度コントロー
ル42(図2に示す)によって制御され、必要なドラフトレシオに依存して独立
的に可変である。第2ステージエプロンベルト18aおよび18bの回転速度は
、第1ピンチローラー16a及び16bの回転速度より大きく、この関係の持つ
意味については以下に更に詳細に説明される。好ましい実施形態において、第2
ステージエプロンベルト18aおよび18bの回転速度は15rpmである。
【0028】 第2プラテン22a及び22bは、第2ステージエプロンベルト18a及び1
8bの反対側に、これらに隣接して配置される。第2ステージエプロンベルト1
8aおよび18bは好ましくは弾性体材料製であるので、第2プラテン22a及
び22bは、第2ステージエプロンベルト18aおよび18bが取り付けられる
ローラ20aおよび20bの間の距離に沿って第2ステージエプロンベルト18
a及び18bに対していくらかの剛性および抵抗を提供する。この剛性および抵
抗は、第2ステージエプロンベルト18a及び18bとこれらの間で引っ張られ
るフィードストリーム9の間の摩擦の強化を助ける。プラテン22a及び22b
は金属製であることが好ましいが、プラスチック製、ガラス製、または、エプロ
ンを過度に摩耗させる原因とならないように摩擦係数の低い他のある種の滑らか
で弾性のある材料製であることが好ましい。
【0029】 第2ステージエプロンベルト18a及び18bと、フィードストリーム9の繊
維との間の圧力は、第2プラテン22a及び22bの1つ又は両方に隣接して圧
力モジュール24aを置くことによって更に強化される。図1において、圧力モ
ジュール24aは第2上側プラテン22aに隣接して描写され、第2上側プラテ
ン22aを圧力プラテンにする。圧力モジュール24aは、上述したように機械
式、油圧式、或いは、空気式装置であっても差し支えなく、第2ステージエプロ
ンベルト18aおよび18bによってフィードストリーム9の繊維に印加される
圧力を更に強化し、かつ微制御するために装備される。
【0030】 フィードストリーム9の繊維間でスリップを生じないように設計されている第
1ピンチローラー16a及び16bとは異り、上述した第2ステージ12の一部
分の構成要素、即ち、第2ステージエプロンベルト18a及び18b、ローラ2
0a及び20b、プラテン22a及び22b、および、圧力モジュール24aは
、フィードストリーム9内の繊維間に制御された程度のスリップが可能であるよ
うに設計されている。従って、繊維が第2ステージエプロンベルト18aと18
bの間に在る時には、第2ステージエプロンベルト18aおよび18bによって
繊維の幾らかがフィードストリーム9内の他の繊維よりも高い速度で前進させら
れることを意図するものである。理由の一つのとして、第2ステージエプロンベ
ルト18a及び18bが第1ピンチローラ16a及び16bより高い速度で回転
することにより、繊維は入った時よりも更に高い速度で第2ステージエプロンベ
ルト18aと18bの間から出るので、フィードストリーム9は、第2ステージ
エプロンベルト18aと18bの間で移動するにつれて細くされる。換言すれば
、フィードストリーム9内の繊維は、第2ステージ12を通って移動するにつれ
て、部分的であって完全ではなしに個別化される。これについては、以下に更に
詳細に説明される。
【0031】 第2ステージエプロンベルト18a及び18bの出口において、フィードスト
リーム9の繊維は第2ピンチローラ16c及び16dによって受け取られる。第
2ピンチローラ16c及び16dは、第1ピンチローラ16a及び16bと非常
に類似の様式において構成されることが好ましい。換言すれば、第2ピンチロー
ラ16c及び16dの一方はゴム製であることが好ましく、もう一方はステンレ
ス鋼であることが好ましい。代替実施形態において、第2ピンチローラ16cと
16dの両方は、ゴム又は他の或る種の弾性体材料、又は、ステンレス鋼または
他の硬質材料である。第2ピンチローラ16c及び16dと、それらの間を通過
するフィードストリーム9の繊維との間の摩擦に対して増大した表面および縁を
提供するために、第2ピンチローラー16c及び16dには、それらの長さ方向
にリブが施されても差し支えない。
【0032】 第2調節可能圧力手段56b(図2に示す)は、第2ピンチローラ16cと1
6d間の圧力を調節するために用いられる。第2調節可能圧力手段56bは、上
述したような1つ又は複数の幾つかの異なる機構によって提供可能である。第1
ピンチローラ16a及び16bに関して上述したように、第2ピンチローラ16
c及び16dが形成される材料は、理由の一部として、フィードストリーム9の
繊維を確実に把握し、これらの繊維に摩擦を提供する材料の能力に基づいて選定
される。目的の一部として、フィードストリーム9の繊維に摩擦を提供する目的
で第2ピンチローラ16cおよび16dの能力を強化するために、第2ピンチロ
ーラ16cと16dの間に調節可能な圧力も同様に供給される。この様式におい
て、フィードストリーム9の繊維は、第2ピンチローラ16cと16dの間でス
リップを生じないことが好ましい。
【0033】 既に述べた場合と同様に、第2ピンチローラ16cと16dは同じ速度で、反
対方向に回転させられるので、その結果、それらの間に置かれたフィードストリ
ーム9は第2ピンチローラ16cと16dの間で引っ張られ、第2ピンチローラ
16cと16dの間からもう一方の側に吐き出される。ステップモータ54(図
2に示す)は第2ピンチローラ16cと16dとの間に回転を提供し、速度コン
トロール42(図2に示す)は、ステップモータ54と提携して、第2ピンチロ
ーラ16c及び16dの回転速度を独立的に制御する。第2ピンチローラ16c
及び16dは、第2ステージエプロンベルト18aおよび18bの回転速度より
大きい速度で回転することが好ましい。好ましい実施形態において、第2ピンチ
ローラ16c及び16dは約30rpmの速度で回転する。
【0034】 従って、フィードストリーム9の繊維は、第1ピンチローラ16aと16b、
第2ステージエプロンベルト18aと18b、及び、第2ピンチローラ16cと
16dを通って移動するにつれて加速される。この加速は、既に簡単に述べたよ
うに、フィードストリーム9を細くする傾向がある。これがどのようにして達成
されるかの説明を継続するために、フィードストリーム9の繊維が第1ピンチロ
ーラ16a及び16bを通過する際に、各繊維の後行端部が第1ピンチローラ1
6aと16bの間でずれないように保持されることを注記しておく。ただし、繊
維の先行端部は第2ステージエプロンベルト18aと18bの間で緊張状態で引
っ張られる。
【0035】 第1ピンチローラ16a及び16bは、繊維が離れさせられないように十分な
圧力を繊維に加えるので、第2ステージエプロンベルト18a及び18bの回転
速度よりも高い速度で第2ステージ12を通って繊維が引っ張られることを防止
する。従って、第2ステージエプロンベルト18a及び18bは、繊維が第1ピ
ンチローラ16a及び16bによって移動可能にされる速度よりも更に高い速度
で繊維を引っ張って通過させる。第1ピンチローラ16aと16bの間の圧力は
、繊維の端部が第1ピンチローラ16aと16bの間から離れる時まで第1ピン
チローラ16aと16bの間から繊維が引き抜かれないようにフィードストリー
ム9の繊維を保持するのに十分な大きさであることが重要である。
【0036】 個別繊維の後行端部が第1ピンチローラ16aと16bの間から離れさせられ
る際に、第2ステージエプロンベルト18a及び18bによって繊維に加えられ
る圧力は繊維を第2ステージエプロンベルト18a及び18bの速度まで加速す
る。従って、このようにして離れさせられる繊維は加速されて通過し、未だ依然
として第1ピンチローラ16aと16bの間に保持されているフィードストリー
ム9の他の繊維の間から引き出される。この作用はフィードストリーム9を細く
して引き伸ばす傾向があり、繊維を個別化するという目標に向かうステップの一
部である。換言すれば、極限において、フィードストリーム9は、一層細く、か
つ一層長くなり、究極的に、その横断面に沿ったあらゆる点においてただ1つの
単一繊維のみをフィードストリーム9が含む状態に到達する。
【0037】 上述したように、第2ステージエプロンベルト18aと18bの間の圧力は、
フィードストリーム9の繊維間に制御された程度のスリップのを提供する。第2
ステージエプロンベルト18aと18bの間の圧力が大き過ぎる場合には、第1
ピンチローラ16a及び16bから未だ離れていない繊維が切断され易くなる。
第2ステージエプロンベルト18aと18bの間の圧力が十分に大きくない場合
は、繊維相互間の摩擦を克服し、かつ第1ピンチローラ16a及び16bから未
だ離れていないフィードストリーム9の他の繊維から抜け出して第1ピンチロー
ラ16a及び16bから既に離れている繊維を加速するには不十分である。同様
に、フィードストリーム9の繊維がピンチローラの間からスリップして出ること
を防止するに充分な程度に第1ピンチローラ16aと16bの間の圧力が大きく
ない場合には、第2ステージエプロンベルト18aと18bの間に加えられる圧
力によって繊維が引き抜かれ、これらの繊維は細く均一な状態にならないはずで
ある。
【0038】 第1ステージ10と第2ステージ12の間には約0.5インチから約4.5イ
ンチの第1間隙40が在る。この間隙40の幅は、選定根拠の一部として、個別
化装置50を通過して処理されるフィードストリーム9内の繊維の長さに基づい
て選定される。第1間隙40は、第1ピンチローラ16a及び16bと第2ピン
チローラ16c及び16dとの間の距離が、少なくともフィードストリーム9内
の最も長い繊維の長さより僅かに大きくなるように設定されることが好ましい。
その理由は、第1ピンチローラ16aと16b、及び、第2ピンチローラ16c
と16dは両方共、第1ピンチローラ16aと16b、及び、第2ピンチローラ
16cと16dの両者によって繊維がずれないように保持されるに十分な圧力を
繊維に加えることに因る。
【0039】 従って、第1ピンチローラ16a及び16bと第2ピンチローラ16c及び1
6dが十分に近接している場合には、1つの繊維が第1ピンチローラ16aと1
6b及び第2ピンチローラ16cと16dの両方によって保持された場合に、そ
の繊維は個別化装置50によって切断されるか又は限度以上に引き伸ばされるこ
とになる。その理由は、第2ピンチローラ16c及び16dが第1ピンチローラ
ー16a及び16bの場合よりも遥かに大きい速度で回転していることに因る。
従って、第2ピンチローラー16c及び16dは、第1ピンチローラ16a及び
16bよりも更に高い速度で繊維を引っ張ろうとするはずである。第1ピンチロ
ーラ16aと16b及び第2ピンチローラ16cと16dの間の摩擦は、繊維が
ローラの間からスリップできない程度に十分大きいので、その繊維は切断される
はずである。これは、個別化された繊維に関してこの後で実施される、例えば長
さ測定のような、あらゆる実測結果を無効にする傾向をもつはずである。
【0040】 繊維が第1ピンチローラ16a及び16bを出て、第2ステージエプロンベル
ト18a及び18bに入る際に、先行繊維が後行繊維の前に引き出されると同じ
ような様式において、繊維が第2ピンチローラ16c及び16dに入る際にも、
先行繊維が後行繊維の前に引き出される。第2ピンチローラ16c及び16dは
、第2ステージエプロンベルト18a及び18bの場合よりも高い速度で回転す
るので、第2ピンチローラー16c及び16dは、その中に引き込まれる繊維を
、第2ステージエプロンベルト18a及び18bの速度および第1ピンチローラ
16a及び16bの速度よりも高い速度で他の繊維を抜け出してスリップさせる
【0041】 従って、フィードストリーム9内の繊維は、第2ステージエプロンベルト18
aと18bの間の領域内において3つの異なる速度で移動しつつある。最も低速
で移動しつつある繊維は、第1ピンチローラ16aと16bの間に未だ依然とし
て保持されていて、第1ピンチローラ16aおよび16bと同じ速度で移動しつ
つある繊維である。最も遅い繊維を抜け出して加速される繊維は、第1ピンチロ
ーラ16a及び16bから離れて、第2ステージエプロンベルト18a及び18
bの速度で移動しつつある繊維である。これら2つの低速繊維グループの両方を
抜け出して加速される繊維は、第2ピンチローラ16c及び16dによって引き
込まれ、第2ピンチローラ16c及び16dの速度で移動しつつある繊維のグル
ープである。従って、これら3つの繊維移動速度は、フィードストリーム9を引
っ張ろうとする速度、フィードストリームを細くして引き伸ばそうとする速度、
及び、細くなったストリーム13を第2ステージ12の出口において供給しよう
とする速度である。
【0042】 第2ピンチローラ16c及び16dが回転しつつある速度は、これらの繊維が
、他の繊維と共に導びかれて、更に処理されるのでなくて、第2ピンチローラ1
6c及び16dのまわりに巻き付こうとする速度で充分である。第2ピンチロー
ラ16c及び16dのまわりに巻き付く繊維の発生を、この様式において少なく
するために、細くされたストリーム13内の繊維を適正な経路に沿って通過させ
るための手段が装備される。これを達成するには幾つかの異なる方法が使用可能
である。
【0043】 例えば、これらのブレードは、細くされたストリーム13内の繊維が第2ピン
チローラ16c及び16dから離れる点の回転運動的にすぐ後の位置に、第2ピ
ンチローラ16c及び16dに沿って配置しても差し支えない。この様式におい
ては、第2ピンチローラ16c及び16dの回転方向に従ってそれらのまわりに
巻き付こうとする傾向のある繊維はこれらのブレードに遭遇し、適正な経路に沿
って方向付けし直される。
【0044】 細くされたストリーム13内に繊維を維持するにはエアナイフ32a及び32
bを用いることが好ましい。エアナイフ32a及び32bは、第2ピンチローラ
16cおよび16dの長さ方向に沿って配置され、第2ピンチローラ16c及び
16dの出力側に向けられた一連のエアジェットである。エアナイフ32a及び
32bからのエアジェットは、実質的な接線様式において第2ピンチローラ16
c及び16dに向けられる。これらのエアジェットは、細くされたストリーム1
3内の繊維を、第2ピンチローラ16c及び16dの縁から、更に処理するため
の適正経路に吹き込む傾向をもつ。
【0045】 細くされたストリーム13内の繊維が第2ピンチローラ16c及び16dを出
るにつれて、これらの繊維は第3ステージエプロンベルト18cと18dの間に
引き込まれる。次に、細くされたストリーム13を更に細くし、かつ引き伸ばす
プロセスは、第1ステージ10及び第2ステージ12において、及び、第1ステ
ージ10と第2ステージ12の間で、細く、かつ引き伸ばされたフィードストリ
ーム9に関して上述した場合と全く同じ様式において繰り返される。第3ステー
ジエプロンベルト18c及び18dは、例えばゴムのように、細くされたストリ
ーム13内の繊維と第3ステージエプロンベルト18c及び18dの間に比較的
大きい程度の摩擦を提供する弾性体材料であることが好ましい。
【0046】 第3ステージエプロンベルト18c及び18dは、2つ以上のローラの組20
cおよび20dのまわりに緊張状態で固定されることが好ましい。この様式にお
いて、ローラ20c及び20dの任意の1つが回転させられる時、第3ステージ
エプロンベルト18c及び18dも回転させられる。第3ステージエプロンベル
ト18c及び18dへの回転動力はステップモータ54(図2に示す)によって
供給される。第3ステージエプロンベルト18cと18dは、これらの間で受け
取られた細くされたストリーム13がこれらの間に引き入れられ、これらの間か
らもう一方の側に吐き出されるように反対方向に駆動される。
【0047】 回転方向は、繊維が個別化装置50全体に亙って同一方向に引っ張られるよう
にするために、上述した他のローラ及びベルトの回転方向と同じであるように選
定される。第3ステージエプロンベルト18c及び18dが回転する速度は速度
コントロール42(図2に示す)によって独立的に制御される。第3ステージエ
プロンベルト18c及び18dの回転速度は、第2ピンチローラ16c及び16
dの回転速度より大きく、この意味については既に詳細に説明済みであり、次に
再び簡単に説明することとする。好ましい実施形態において、第3ステージエプ
ロンベルト18c及び18dの回転速度は約60rpmである。
【0048】 第3プラテン22c及び22dは、第3ステージエプロンベルト18c及び1
8dの反対側に、これらに隣接して配置される。第3ステージエプロンベルト1
8c及び18dは好ましくは弾性体材料製であるので、第3プラテン22c及び
22dは、第3ステージエプロンベルト18c及び18dが取り付けられている
ローラ20cおよび20dの間の距離に沿って第3ステージエプロンベルト18
c及び18dに対していくらかの剛性および抵抗を提供する。この剛性および抵
抗は、第3ステージエプロンベルト18c及び18dと、これらの間で引っ張ら
れる細くされたストリーム13との間の摩擦の強化を助ける。
【0049】 第3ステージエプロンベルト18c及び18dと、細くされたストリーム13
内の繊維との間の圧力は、第3プラテン22c及び22dのそれぞれに隣接して
圧力モジュール24c及び24dを配置することにより更に強化される。図1に
おいて、圧力モジュール24cは第3上側プラテン22cに隣接して描写され、
第3上側プラテン22cを圧力プラテンにし、圧力モジュール24dは第3下側
プラテン22dに隣接して描写され、第3下側プラテン22dを圧力プラテンに
する。既に述べたように、第3プラテン22cおよび22dのただ1つだけが圧
力プラテンであることが好ましく、上側プラテン22cまたは下側プラテン22
dのどちらかが選定されて、圧力プラテンとして改変されることもあり得る。
【0050】 上述したように、圧力プラテン22c及び22dは細くされたストリーム13
内の繊維間に程度が制御されたスリップが可能であるように設計されている。従
って、繊維が第3ステージエプロンベルト18cと18dの間に所在する時は、
第3ステージエプロンベルト18cおよび18dによって繊維の幾らかが細くさ
れたストリーム13内の他の繊維よりも更に高い速で前進させられることを意図
するものである。繊維は入る時よりも更に高い速度で第3ステージエプロンベル
ト18cと18dの間から出るので、細くされたストリーム13は第3ステージ
エプロンベルト18cと18dの間で移動するにつれて、一層細くされる。換言
すれば、細くされたストリーム13内の繊維は、既に詳細に記述された様式にお
いて、第3ステージ14を通って移動するにつれて個別化される。
【0051】 第3ステージエプロンベルト18c及び18dの出口において、細くされたス
トリーム13の繊維は第3ピンチローラ16eおよび16fによって受け取られ
る。第3ピンチローラ16eおよび16fは第1および第2ピンチローラ16a
、16b、16c、及び、16dと同様の様式において構成されることが好まし
い。換言すれば、第3ピンチローラ16e及び16fの一方はゴム製であること
が好ましく、もう一方はステンレス鋼であることが好ましい。代替実施形態にお
いて、第3ピンチローラ16e及び16fは、代替的に上述したように構成され
る。
【0052】 第3調節可能圧力手段56c(図2に示す)は、第3ピンチローラ16eと1
6fの間の圧力を調節するために用いられる。第3調節可能圧力手段56cは、
既に説明したように、幾つかの異なる機構の1つ又は複数個によって提供可能で
ある。第2ピンチローラー16c及び16dに関して既に述べたように、第3ピ
ンチローラ16e及び16fが形成される材料は、理由の一部として、細くされ
たストリーム13の繊維を確実に把握し、これらの繊維に摩擦を提供する能力に
基づいて選定される。第3ピンチローラ16eと16fの間の調節可能圧力も同
様に、理由の一部として、細くされたストリーム13の繊維に摩擦を提供する第
3のピンチローラ16e及び16fの能力を強化するように供給される。この様
式において、細くされたストリーム13の繊維が第3ピンチローラ16eと16
fの間でスリップしないことが好ましい。
【0053】 既に述べた場合と同様に、第3ピンチローラ16e及び16fは同じ速度で、
反対方向に回転させられ、その結果、これらのローラの間に置かれた細くされた
ストリーム13が第3ピンチローラ16eと16fの間で引っ張られ、第3ピン
チローラ16e及び16fの間からもう一方の側に吐き出される。ステップモー
タ54(図2に示す)は第3ピンチローラー16eと16fの間に回転を提供し
、また、このステップモータ54と提携して、第3ピンチローラ16e及び16
fが回転する速度を独立的に制御する速度コントロール42(図2に示す)を提
供する。第3ピンチローラ16e及び16fは、第3ステージエプロンベルト1
8c及び18dが回転する速度よりも大きい速度で回転することが好ましい。好
ましい実施形態において、第3ピンチローラ16e及び16fは約300rpm
から約400rpmまでの間の速度で回転する。
【0054】 従って、細くされたストリーム13の繊維は第3ピンチローラ16eと16f
を通って移動するにつれて加速される。この加速は、既に述べたように、細くさ
れたストリーム13を更に細くする傾向がある。これがどのようにして達成され
るかについての説明を練習するために、細くされたストリーム13の繊維が第2
ピンチローラー16cと16dを通過する際に、これら繊維の各々の後行端部は
第2ピンチローラ16cと16dの間でずれないように保持されることを注記し
ておく。しかし、これらの繊維の先行端部は、第3ステージエプロンベルト18
cと18dの間で緊張状態で引っ張られる。
【0055】 第2ピンチローラ16c及び16dは、これらの繊維が離れないように十分な
圧力を繊維に加えるので、これらの繊維が第3ステージエプロンベルト18c及
び18dが回転している速度よりも更に速い速度で第3ステージを通って引っ張
られることを防止する。従って、第3ステージエプロンベルト18c及び18d
は、繊維が第2ピンチローラ16c及び16dによって移動可能にされる速度よ
りも更に大きい速度でそれらの繊維を引き抜く。
【0056】 個々の繊維の後行端が第2ピンチローラー16cと16dの間から離れる際に
、第3ステージエプロンベルト18cおよび18dによってその繊維に加えられ
る圧力はその繊維を第3ステージエプロンベルト18c及び18dの速度まで加
速する。従って、このように離れさせられた繊維は、第2ピンチローラ16cと
16dの間に依然として保持されている細くされたストリーム13の他の繊維の
間を抜けて加速され、これらの他の繊維の間から引き抜かれる。この作用は、細
くされたストリーム13を細く、かつ引き伸ばす傾向があり、これらの繊維を個
別化する目標を完成する。
【0057】 上述したように、第3ステージエプロンベルト18cと18dの間の圧力は、
細くされたストリーム13の繊維の間に程度が制御されたスリップを提供する。
第3ステージエプロンベルト18cと18dの間の圧力が大きすぎる場合には、
第2ピンチローラ16c及び16dから未だ離れていない繊維を切断する傾向が
ある。第3ステージエプロンベルト18cと18dの間の圧力が十分に大きくな
い場合には、第2ピンチローラ16c及び16dから未だ離れていない細くされ
たストリーム13内の他の繊維を抜けて第2ピンチローラ16cおよび16dか
ら離れさせられた繊維を加速するには不十分である。同様に、第2ピンチローラ
16cと16dの間の圧力が、細くされたストリーム13の繊維がスリップして
これらローラの間から出ることを防止するに充分なだけ大きくない場合には、こ
れらの繊維は、第3ステージエプロンベルト18cと18dの間に加えられる圧
力によって引き抜かれることがあり、これらの繊維は均一な様式において個別化
されないはずである。
【0058】 第2ステージ12と第3ステージ14の間には約0.5インチから6.5イン
チの間の第2間隙38が在る。この間隙38の幅は、理由の一部として、個別化
装置50を通って処理される細くされたストリーム13内の繊維の長さに基づい
て選定される。第2間隙38は、第2ピンチローラ16c及び16dと第3ピン
チローラ16e及び16fとの間の距離が少なくとも細くされたストリーム13
内の最も長い繊維の長さより僅かに大きいように設定されることが好ましい。そ
の理由は、既に述べたように、第2ピンチローラ16cと16d、及び、第3ピ
ンチローラ16eと16fの両方が十分な圧力を繊維に加えること、第2ピンチ
ローラ16cと16d及び第3ピンチローラ16eと16fの両方によって繊維
の位置がずれないように保持されること、及び、繊維がそれぞれのピンチローラ
によって同時に保持された場合には、それらの繊維は切断されるはずであること
に因る。
【0059】 繊維が第2ピンチローラ16c及び16dから出て、第3ステージエプロンベ
ルト18c及び18dに入る際に、先行繊維が後行繊維の前方に引き出されると
同じ様式において、繊維が第3ピンチローラ16e及び16fに入る際にも、先
行繊維は後行繊維の前方に引き出される。第3ピンチローラ16e及び16fは
、第3ステージエプロンベルト18cおよび18dの場合よりも更に速い速度で
回転するので、第3ピンチローラ16e及び16fは、これらのピンチローラに
引き込まれる繊維を、第3ステージエプロンベルト18cと18dの速度、及び
、第2ピンチローラ16cと16dの速度よりも更に大きい速度で、他の繊維か
ら抜け出してスリップさせる。
【0060】 従って、細くされたストリーム13内の繊維は、第3ステージエプロンベルト
18cと18dの間の領域内において3つの異なる速度で移動しつつある。最も
低速で移動しつつある繊維は、第2ピンチローラ16cと16dの間に未だ依然
として保持されていて、第2ピンチローラ16cおよび16dと同じ速度で移動
しつつある繊維である。最も遅い繊維を抜け出して加速されつつあるのは、第2
ピンチローラ16c及び16dから離れた状態にあって、第3ステージエプロン
ベルト18c及び18dの速度で移動しつつある繊維である。これら2つの低速
繊維グループの両方を抜け出して加速されつつあるのは、第3ピンチローラ16
e及び16fによって引き込まれ、第3ピンチローラ16e及び16fの速度で
移動しつつある繊維のグループである。従って、これら3つの繊維移動速度は、
細くされたストリーム13を更に引っ張り、第2ステージ12の出口において個
別化された繊維15を作成しようとする速度である。
【0061】 第2ステージエプロンベルト18c及び18dが回転しつつある速度は、これ
らの繊維が、他の繊維と共に導びかれて、更に処理されるのでなくて、第2ステ
ージエプロンベルト18c及び18dのまわりに巻き付こうとする速度で充分で
ある。第2ステージエプロンベルト18c及び18dのまわりに巻き付く繊維の
発生を、この様式において少なくするために、細くされたストリーム13内の繊
維を適正な経路に沿って通過させるための手段が装備される。既に述べたように
、細くされたストリーム13内に繊維を保持するためにエアナイフ32c及び3
2dを使用することが好ましい。
【0062】 個別化された繊維15は、1度に1つずつ第3ピンチローラ16e及び16f
から離され、真空ノズル26の入口において生成された空気流に沿って導びかれ
る。第3ピンチローラ16e及び16fも、これらの繊維15がローラのまわり
に巻き付こうとするに充分な程度の速度で回転しているが、真空ノズル26によ
って生成される吸引力は、繊維15が真空ノズル26内に引き込まれ、第3ピン
チローラ16e及び16fのまわりに巻き付かない程度に充分大きいことが好ま
しい。従って、この好ましい実施形態においては、第3ピンチローラ16e及び
16fの出口にエアナイフは不要である。ただし、第3ピンチローラ16e及び
16fの出口、及び、既に述べた他のあらゆるローラ及びベルトの出口にエアナ
イフを配置しても差し支えない。
【0063】 第3ステージ14と真空ノズル26の間には、約ゼロインチから約1/4イン
チまでの範囲の第3間隙36が在る。この間隙は、一旦、当該装置の最適性能に
設定され、それ以後は、更なる調節を一切必要としないことが好ましい。真空ノ
ズル26の長さは、繊維15が第3ピンチローラ16eと16fから離れる以前
に当該繊維が真空ノズル26の最も深い部分を通過して伸長することのないよう
な充分の長さであることが好ましい。この様式においては、任意の時点において
真空ノズル26内に所在する個別化された幾つかの繊維15が、ローラから離れ
る以前にもつれることはない。個別化された繊維15がもつれることを更に防止
するために、真空ノズル26内に引き込まれる空気流は乱流でないことが好まし
い。従って、空気は薄層状態で真空ノズル26へ流れ込み、個別化された繊維1
5は、渦巻き気流によって相互にからまることがない。真空ノズル26の形状お
よびその中の空気流の速度は、理由の一部として、乱流でない空気流の供給に基
づいて選定される。空気流の速度は第3ピンチローラ16e及び16fの周上に
おける線速度より大きいことが好ましい。真空ノズル26内の非乱流状空気流は
、真空ノズルを通って引き込まれる際の空気流の非線状速度および真空ノズル2
6の設計に起因する通気ステージと見なすことも可能である。
【0064】 ノズル26用真空は真空源34から配管28を経て受け取られる。真空源34
は解析器30を介して個別化された繊維15を引く。解析器30は、個別化され
た繊維が第3ステージ14から受け取られる際に個別化された繊維15の物理的
性質を検出および解析するために必要なセンサ、メモリ、バスライン、ソフトウ
ェア、ファームウェア、その他のハードウェアが含まれることが好ましい。例え
ば、解析器13は、個別化された繊維15の色、水分、長さ、または、個性を与
えられたファイバ繊維15の引張り強さを決定することが可能である。
【0065】 本発明を詳細に説明したが、関連技術分野の当業者にとって、本発明の趣旨か
ら逸脱することなしに本発明が改変可能であることは明白である。本発明の趣旨
および範囲から逸脱することなく、形、設計、または、配列構成に関する種々の
変更を本発明に実施することが可能である。従って、以上の記述は、限定的意味
をもたない例であるとみなされるべきであり、本発明の真の範囲は以下の請求の
範囲に規定されるとおりである。
【図の簡単な説明】
【図1】 本発明の装置の機能図である。
【図2】 本発明の装置の部分的斜視図である。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 シエン, ルオ アメリカ合衆国 テネシー−37922 ノツ クスヴイル・ウエステイン・プレイス1500 Fターム(参考) 3B151 AA40 AB07 AC01 AC09 BA02 BA15 CA02 CB06

Claims (31)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 切断することなくフィードストリーム内の繊維を個別化する
    装置であって、 前記フィードストリームを受け取り、それを第2ステージに供給する第1ピン
    チローラを備える第1ステージを有し、 前記フィードストリームを前記第1ステージから受け取り、細くされたストリ
    ームを第3ステージへ供給する前記第2ステージにおいて、 前記フィードストリームを緊張状態の下に前記第1ステージから前記第2ス
    テージへ引き込む第2ステージエプロンベルトと、 前記フィードストリームを緊張状態の下に前記第2ステージエプロンベルト
    から引き出し、細くされた前記ストリームを第3ステージへ供給する第2ピンチ
    ローラとを備え、 前記第2ステージから細くされた前記ストリームを受け取り、個別化された繊
    維を供給する前記第3ステージにおいて、 細くされた前記ストリームを緊張状態の下に前記第2ステージから第3ステ
    ージ引き込む第3ステージエプロンベルトと、 細くされた前記ストリームを緊張状態の下に前記第3ステージエプロンベル
    トから引き出し、かつ個別化された前記繊維を供給する第3ピンチローラとを備
    える 装置。
  2. 【請求項2】 前記第2ステージエプロンベルトに隣接して配置され、前記
    フィードストリームに圧力を供給し、かつ前記フィードストリーム内の繊維を制
    御された程度にスリップ可能にする第2プラテンを有する請求項1に記載の装置
  3. 【請求項3】 ここに、第2プラテンの少なくとも1つが第2ステージエプ
    ロンベルト間の前記フィードストリームにかかる圧力を調節する圧力プラテンで
    ある請求項2に記載の装置。
  4. 【請求項4】 更に、前記第3ステージエプロンベルトに隣接して配置され
    、細くされた前記ストリームに圧力を供給し、かつ細くされた前記ストリーム内
    の繊維を制御された程度にスリップ可能にする第3プラテンを有する請求項1に
    記載の装置。
  5. 【請求項5】 ここに、前記第3プラテンの少なくとも1つが、前記第3ス
    テージエプロンベルト間の細くされた前記ストリームにかかる圧力を調節する圧
    力プラテンである請求項4に記載の装置。
  6. 【請求項6】 更に、前記第1、第2、第3ピンチローラ、及び、前記第2
    および第3ステージエプロンベルトの各々を駆動するステップモータを有する請
    求項1に記載の装置。
  7. 【請求項7】 更に、前記第1、第2、第3ピンチローラ、及び、前記第2
    および第3ステージエプロンベルトの各々の回転速度を個別に制御する速度コン
    トロールを有する請求項1に記載の装置。
  8. 【請求項8】 更に、前記第1と前記第2と前記第3の間の間隙を増大およ
    び減少させるための軌道に調節可能に取付けられた前記軌道および前記第1、第
    2、第3ステージの少なくとも1つを有する請求項1に記載の装置。
  9. 【請求項9】 更に、前記第1ステージと前記第2ステージの間に約0.5
    インチから約4.5インチの間の第1間隙を有する請求項8に記載の装置。
  10. 【請求項10】 更に、前記第2ステージと前記第3ステージの間に約0.
    5インチから約6.5インチの間の第2間隙を有する請求項8に記載の装置。
  11. 【請求項11】 更に、約5rpmの速度で回転する前記第1ピンチローラ
    と、 約15rpmの速度で回転する前記第2ステージエプロンベルトと、 約30rpmの速度で回転する前記第2ピンチローラと、 約60rpmの速度で回転する前記第3ステージエプロンベルトと、 約300rpmから約400rpmの間の速度で回転する前記第3ピンチロー
    ラとを有する、 請求項1に記載の装置。
  12. 【請求項12】 更に、前記第3ステージから個別化された繊維を引き出す
    ために前記第3ステージに隣接して配置された真空ノズルを有する請求項1に記
    載の装置。
  13. 【請求項13】 更に、前記第3ステージと真空ノズルの間に約0インチか
    ら約1/4インチの間の第3間隙を有する請求項12に記載の装置。
  14. 【請求項14】 ここに、真空ノズルが前記第3ステージから個別化された
    前記繊維を非乱流状空気流と共に引き出す請求項12に記載の装置。
  15. 【請求項15】 更に、前記真空ノズルから個別化された前記繊維を受け取
    り、個別化された前記繊維の物理的特性を検出する解析器を有する請求項12に
    記載の装置。
  16. 【請求項16】 ここに、前記物理的特性が更に個別化された前記繊維の長
    さを含む請求項15に記載の装置。
  17. 【請求項17】 更に、前記第1ピンチローラ間の圧力を調節し、前記フィ
    ードストリーム内繊維が前記第1ピンチローラ間でスリップすることを防止する
    第1調節可能圧力手段と、 前記第2ピンチローラ間の圧力を調節し、細くされた前記ストリーム内繊維が
    前記第2ピンチローラ間でスリップすることを防止する第2調節可能圧力手段と
    、 前記第3ピンチローラ間の圧力を調節し、個別化された前記繊維が前記第3
    ピンチローラ間でスリップすることを防止する第3調節可能圧力手段と、 を有する請求項1に記載の装置。
  18. 【請求項18】 更に、前記第2ピンチローラから繊維を除去するために前
    記第2ピンチローラに隣接して配置された第2エアナイフを有する請求項1に記
    載の装置。
  19. 【請求項19】 更に、前記第3ステージエプロンベルトから繊維を除去す
    るために前記第3ステージエプロンベルトに隣接して配置された第3エアナイフ
    を有する請求項1に記載の装置。
  20. 【請求項20】 ここに、前記繊維が更に羊毛を含み、前記フィードストリ
    ームが更に先端構成部(トー)を含む請求項1に記載の装置。
  21. 【請求項21】 繊維を切断することなく先端構成部(トー)内の羊毛繊維
    を個別化する装置であって、 軌道と、 前記先端構成部を受け取り、前記の先端構成部を第2ステージに供給する第1
    ステージとを有し、ここに、 前記先端構成部を前記第1ステージに引き込むために約5rpmの速度で
    回転する第1ピンチローラと、 前記第1ピンチローラ間の圧力を調節し、前記先端構成部内の羊毛繊維が
    前記第1ピンチローラ間でスリップすることを防止するための第1調節可能圧力
    手段とを備え、 前記第1ステージと前記第2ステージの間の約0.5インチから4.5インチ
    の間の第1調節可能な間隙を有し、 前記第1ステージから前記先端構成部を受け取り、細くされた前記先端構成部
    を第3ステージへ供給するために前記軌道に調節可能に取付けられた前記第2ス
    テージにおいて、 前記先端構成部を前記第1ステージから緊張状態の下に前記第2ステージへ
    引き込むために約15rpmの速度で回転する第2ステージエプロンベルトと、 前記第2ステージエプロンベルトの間の前記先端構成部にかかる圧力を調節
    し、前記先端構成部内の羊毛繊維を制御された程度にスリップすることを可能に
    するために前記第2ステージエプロンベルトに隣接して配置される第2プラテン
    とを備え、前記第2プラテンの少なくとも1つが圧力プラテンであり、 前記第2ステージエプロンベルから緊張状態の下に前記先端構成部を引き出
    し、細くされた前記先端構成部を供給するために約30rpmの速度で回転する
    第2ピンチローラと、 前記第2ピンチローラ間の圧力を調節し、前記先端構成部内の羊毛繊維が前
    記第2ピンチローラの間でスリップすることを防止する第2調節可能圧力手段と
    、 前記第2ピンチローラから羊毛繊維を除去するために前記第2ピンチローラ
    に隣接して配置された第2エアナイフとを備え、 前記第2ステージと前記第3ステージの間の約0.5インチから約6.5イン
    チの間の第2調節可能間隙を有し、 細くされた前記先端構成部を受け取り、個別化された羊毛繊維を真空ノズルに
    供給する為に前記軌道に調節可能に取付けられた前記第3ステージにおいて、 細くされた前記先端構成部を緊張状態の下に前記第2ステージから前記第3
    ステージへ引き込むために約60rpmの速度で回転する第3ステージエプロン
    ベルトと、 前記第3ステージエプロンベルトの間の細くされた前記先端構成部にかかる
    圧力を調節し、細くされた前記先端構成部内の羊毛繊維を制御された程度にスリ
    ップ可能にするための前記第3ステージエプロンベルトに隣接して配置された第
    3プラテンとを備え、前記第3プラテンの少なくとも1つが圧力プラテンであり
    、 前記第3ステージエプロンベルトから細くされた前記先端構成部を緊張状態
    の下に引き出し、個別化された前記羊毛繊維を供給するために約300rpmと
    約400rpmの間の速度で回転する第3ピンチローラと、 前記第3ピンチローラ間の圧力を調節し、細くされた前記先端構成部内の前
    記羊毛繊維が前記第3ピンチローラ間でスリップすることを防止するための第3
    調節可能圧力手段と、 前記第3ステージエプロンベルトから羊毛繊維を除去するために前記第3ス
    テージエプロンベルトに隣接して配置された第3エアナイフとを備え、 前記真空ノズルが前記第3ステージから個別化された羊毛繊維を非乱流状空気
    流と共に引き出し、個別化された前記羊毛繊維を解析器に供給し、 前記解析器が前記真空ノズルから個別化された前記羊毛繊維を受け取り、個別
    化された前記繊維の物理的特性を検出し、 前記第1、第2、第3ピンチローラ、及び、前記第2および前記第3ステージ
    エプロンベルトの各々を駆動するステップモータと、 前記第1、第2、第3ピンチローラ、及び、前記第2および第3ステージエプ
    ロンベルトの各々の回転速度を個別に制御するための速度コントロールと、 を有する装置。
  22. 【請求項22】 繊維を切断することなくフィードストリーム内繊維を個別
    化する方法であって、 第1ピンチローラへフィードストリームを供給するステップを含み、前記第1
    ピンチローラは或る速度で回転し、 前記フィードストリームの繊維が前記第1ピンチローラ間でスリップしない程
    度まで前記第1ピンチローラ間の圧力を増大するステップと、 第2ステージエプロンベルト間で前記第1ピンチローラから緊張状態の下に前
    記繊維を引き出すステップとを含み、前記第1ピンチローラの速度より大きい速
    度において前記第2ステージエプロンベルトが回転し、 前記繊維の間で制御された程度のスリップが可能であるように前記第2ステー
    ジエプロンベルト間の繊維にかかる圧力を調節するステップと、 前記繊維を緊張状態の下に前記第2ステージエプロンベルトから第2ピンチロ
    ーラへ引き出すステップとを含み、前記第2ピンチローラが前記第2ステージエ
    プロンベルトの速度より大きい速度で回転し、 繊維が前記第2ピンチローラ間でスリップしない程度まで前記第2ピンチロー
    ラの間の圧力を増大するステップと、 第3ステージエプロンベルトの間で第2ピンチローラから緊張状態の下で繊維
    を引き出すステップとを含み、前記第3ステージエプロンベルトが前記第2ピン
    チローラの速度より大きい速度で回転し、 前記繊維の間で制御された程度のスリップが可能であるように前記第3ステー
    ジエプロンベルト間の繊維にかかる圧力を調節するステップと、 前記繊維を緊張状態の下に前記第3ステージエプロンベルトから第3ピンチロ
    ーラへ引き出すステップとを含み、前記第3ピンチローラが前記第3ステージエ
    プロンベルトの速度より大きい速度で回転し、 繊維が前記第3ピンチローラの間でスリップしない程度まで前記第3ピンチロ
    ーラ間の圧力を増大するステップと、 第3ピンチローラから、個別化された繊維として繊維を離すステップと、 を含む方法。
  23. 【請求項23】 真空ノズルを通る非乱流状空気流内の個別化された繊維を
    第3ピンチローラから受け取るステップを含む請求項22に記載の方法。
  24. 【請求項24】 更に、非乱流状空気流内の個別化された繊維を解析器を経
    て真空ノズルから引き出すステップと、前記解析器を用いて個別化された繊維の
    物理的特性を測定するステップとを含む請求項23に記載の方法。
  25. 【請求項25】 更に、約ゼロインチから約1/4インチの間の第3間隙だ
    け離れて前記第3のピンチローラと前記真空ノズルを間隔配置するステップを含
    む請求項23に記載の方法。
  26. 【請求項26】 更に、約0.5インチから約4.5インチの間の第1間隙
    だけ離れて前記第1ピンチローラと前記第2ステージエプロンベルトとを間隔配
    置するステップを含む請求項22に記載の方法。
  27. 【請求項27】 更に、約0.5インチから約6.5インチの間の第2間隙
    だけ離れて前記第2ピンチローラと前記第3ステージエプロンベルトとを間隔配
    置するステップを含む請求項22に記載の方法。
  28. 【請求項28】 ここに、第1ピンチローラ、第2ステージエプロンベルト
    、第2ピンチローラ、第3ステージエプロンベルト、及び、第3ピンチローラの
    速度が、更に、それぞれ、約5rpm、約15rpm、30rpm、約60rp
    m、及び、約300rpmから約400rpmを含む請求項22に記載の方法。
  29. 【請求項29】 更に、エアナイフを用いて前記第2ピンチローラから繊維
    を除去するステップと、 エアナイフを用いて前記第3ステージエプロンベルトから繊維を除去するステ
    ップとを含む請求項22に記載の方法。
  30. 【請求項30】 ここに、前記繊維が更に羊毛を含み、前記フィードストリ
    ームが更に先端構成部を含む請求項22に記載の方法。
  31. 【請求項31】 繊維で構成されるフィードストリームから繊維を個別化す
    る装置であって、各繊維が先行端部、後行端部、および長さを持ち、ここに、前
    記フィードストリーム内の一切の繊維端部が横方向において隣接することなく、
    前記装置において、 前記繊維フィードストリームを繊維の長さに実質的に平行な方向へ或る速度に
    おいて移送し、かつ全ての繊維を前記速度に維持するために前記フィードストリ
    ームを全ての繊維が前記同一速度であるような第1の位置に就かせ、かつ各繊維
    の後行端部が前記第1位置を通過する際に一時に1つの繊維を離れさせる定速ス
    テージと、 前記繊維ストリーム内の前記繊維の前記先行端部を緊張状態の下に受け取って
    前記繊維フィードストリームを移送し、各繊維が個別化ステージへ移送される際
    に各繊維へ加速力を供給し、前記各繊維の後行端部が前記第1位置を通過して前
    記繊維が離れさせられる時に各繊維を個別に加速する可変速度ステージとを有し
    、これにより、前記定速ステージが複数の個別繊維を離すにつれて、複数の単一
    繊維が前記可変速度ステージから個別に移送される 装置。
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