JP2002374327A - Icカードの空きメモリ容量検知機能付き移動体通信端末 - Google Patents

Icカードの空きメモリ容量検知機能付き移動体通信端末

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JP2002374327A
JP2002374327A JP2001182813A JP2001182813A JP2002374327A JP 2002374327 A JP2002374327 A JP 2002374327A JP 2001182813 A JP2001182813 A JP 2001182813A JP 2001182813 A JP2001182813 A JP 2001182813A JP 2002374327 A JP2002374327 A JP 2002374327A
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mobile communication
memory capacity
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JP2001182813A
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Hiroshi Aisaka
宏 逢坂
Takehiko Anegawa
武彦 姉川
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Dai Nippon Printing Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ICカードを装着して使用する移動体通信端
末であって、ICカードの空きメモリ容量を検知する機
能を有する移動体通信端末を提供する。 【解決手段】 本発明の移動体通信端末20は、ICカ
ードのアプリケーション搭載用メモリの空きメモリ容量
を検知し、当該空きメモリ容量を移動体通信端末の表示
部に表示できること、またはICカードのアプリケーシ
ョン搭載用メモリの空きメモリ容量を検知し、当該空き
メモリ容量がロードするアプリケーションの容量よりも
大きい場合は、当該アプリケーション1をICカードの
メモリにロードし、空きメモリ容量がロードするアプリ
ケーションの容量よりも小さい場合は、当該アプリケー
ションのロードを禁止することを特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、移動体通信端末に
関する。詳しくは、ICカードを装着して使用する移動
体通信端末において、装着したICカードの空きメモリ
容量を検知する機能を有する移動体通信端末に関する。
【0002】
【従来技術】近年、携帯電話等の移動体通信端末の機能
が向上し各種取引に使用できるようになってきている。
また、装着するICカード側の機能も向上しており、I
Cカードを装着することによって、アプリケーション
(サービス)の適用範囲も拡大され、最近ではMULT
OSカードやJAVA(登録商標)カードに見られるよ
うに複数のアプリケーションをロードして使用すること
も行われてきている。これにより従来、単機能であった
銀行のキャッシュカードをクレジットカードとしてある
いは買い物や各種チケットの予約ができるシステムとし
て組み合わせて使用することが可能となっている。一
方、携帯電話機自体も多機能化が計画されており、携帯
電話機にキャッシュカードのアプリケーションを組み込
み、携帯電話機を操作することにより、現金自動預け払
い機(ATM)から現金を引き出したり、振り込みや振
り替えができるサービスが開始されようとしている。ま
た、ICカードへのアプリケーションの新規ロードも、
移動体通信端末回線を通じてあるいはマルチメディア端
末等で可能とすることが検討されている。
【0003】従来のICカードでは、「ISO/IEC
7816−4」(公知例1)に規定されるように単一の
目的(アプリケーション)に使用することを前提として
ICカードの開発・設計を行っていたために、一度格納
したファイルに新たに生成したファイルを追加したり消
去しなければならない状況が想定されていなかった。つ
まり、上記公知例1の基本的なファイルの生成コマンド
では、WRITEBINARY、WRITE RECO
RD、PUT DATA等が提示され、ファイルを消去
(DELETE)する機能はICカードに付与されてい
なかった。したがって、ファイルを消去して空きメモリ
を設けることも想定されず、メモリの空き容量を検知す
る機能も当然に備えられてはいなかった。
【0004】しかし、ICカードについても汎用のオペ
レーションシステム(OS)化が進み、複数のアプリケ
ーション搭載ができることと、アプリケーション(サー
ビス)のダウンロード等を個人でカスタマイズできるよ
うになってきている。この場合、メモリに空き容量があ
るか否かが問題となる。そこで、特開平 9−231110号公
報「ICカード」(公知例2)では、新しいICカード
の利用法に対応すべく、ファイルを削除して空きメモリ
領域を生成する技術が提案されている。また、特開平11
-213107 号公報「ICカードのファイル管理方法」(公
知例3)では、空きメモリ領域生成の負荷を低減すべ
く、新規なICカードのファイル管理方法と、外部から
の問い合わせ指示に応答してメモリの空き容量を調査
し、調査結果を応答するファイル管理方法が提案されて
いる。この公知例3では、新しくロードするアプリケー
ションに対してメモリ容量が十分な場合は、空きメモリ
領域生成を行わずにメモリ領域が十分なことを応答し、
メモリ領域生成負荷を低減することも提案されている。
【0005】上述のように、現今のICカードシステム
では、空きメモリ容量の問い合わせに対して応答する機
能が備えられるようになってきている。しかし、移動体
通信端末にICカードを装着して使用する場合には、移
動体通信端末自体には、ICカードにアプリケーション
をロードしたり、ICカードの空きメモリ領域を確認す
る手段を備えていないので、ICカードの上述のような
使用ができない問題がある。
【0006】ここで、従来からのICカードと最近のI
Cカードのメモリシステムについて公知例2を参照して
検討してみる。図5は、ICカードの構成、およびIC
カードとリーダライタ装置との接続関係を示すブロック
図である。ICカード10は、通常、I/Oインタフェ
ース11、CPU12、ROM13、RAM14、EE
PROM15を内蔵している。I/Oインタフェース1
1は、データを送受するための入出力回路であり、CP
U12はこのI/Oインタフェース11を介してリーダ
ライタ装置20と交信する。ROM13内には、CPU
12によって実行されるべきプログラムが記憶されてお
り、CPU12は、このプログラムに基いてICカード
10を統括制御する。RAM14は、CPU12がこの
ような統括制御を行う上で作業領域として使用するメモ
リである。一方、EEPROM15は、このICカード
10に記録すべき本来のデータを格納するメモリであ
る。
【0007】ICカード10には、リーダライタ装置2
0から電源やクロックが供給される。したがって、IC
カード10がリーダライタ装置20と切り離されると、
ICカード10への電源およびクロックの供給は停止す
る。しかしながら、EEPROM15は不揮発性メモリ
であるため、電源供給が停止した後もその記録内容はそ
のまま保持される。ただし、RAM14内のデータにつ
いては、電源供給の停止によりすべて失われる。
【0008】ICカード10内の各メモリ13、14、
15へのアクセスは、すべてCPU12を介して行わ
れ、外部からこれらメモリを直接アクセスすることはで
きない。すなわち、リーダライタ装置20からCPU1
2に対して所定の「コマンド」を与えると、CPU12
はこの「コマンド」を解釈実行し、その結果をリーダラ
イタ装置20に対して「レスポンス」として返送するこ
とになる。
【0009】図6は、図5に示すEEPROM15内の
ファイル構成を示す図である。図示の例では、3種類の
ファイルが階層構造を構成している。3種類のファイル
とは、MF(Master File) 、DF(Dedicated File)およ
びEF(Elementary File) のことである。MFは、デー
タメモリ全体のファイルである。MFは、各アプリケー
ション(サービス)に共通したデータを格納するための
ファイルであり、例ば、ICカード10の所有者の氏
名、住所、電話番号などの情報が記録される。DFは、
専用ファイルであり、アプリケーションごとにDFの設
定がなされている。なお、広義には、MFもDFの一種
である。EFは、基礎ファイルであり、CPUがICカ
ードを管理・制御する際に解釈実行するデータを格納す
るIEF(内部基礎ファイル,Internal Elementary Fi
le)と、アプリケーションで使用するデータを格納する
WEF(作業用基礎ファイル,Working Elementary Fil
e )の2種類がある。
【0010】MF、DFおよびEFは、図6に示す階層
構造を構成する。MFは、階層構造の根幹であり、その
配下にDFまたはEFを配置する。図6の例では、MF
はDF1およびWEF1をその配下に配置しており、D
F1、WEF1の親ファイルとなっている。DFは、M
Fを親ファイルとしてその配下に位置することができる
と同時に、自己の配下に他のDFまたはEFを配置し、
それらの親ファイルとなることも可能なファイルであ
る。これに対しEFは、他のファイルの親ファイルとな
ることができないファイルである。
【0011】図7は、EEPROMにおけるファイル格
納イメージの一例を示す図である。図8も、EEPRO
M15におけるファイル格納イメージの一例を示す図で
あるが、図7と異なるものを示す図である。EEPRO
M15には、例えば8000h〜9FFFhのアドレス
が割り当てられている。図7では、左上より右下へ向け
てメモリの絶対アドレスが増大している。また、横幅は
32ビットに相当している。なお、本明細書では、絶対
アドレスが大なる方を上位アドレスと呼ぶこととする。
図7に示す例では、ファイルのディレクトリは全て32
ビットから構成され、上位アドレスから各ディレクトリ
間に空き領域が存在しないように、順に配置されてい
る。一方、ファイルのデータ格納エリアは、下位アドレ
スから、これも各エリア間に空き容量の生じないよう
に、順に配置されている。
【0012】図示の状態では、ディレクトリは32バイ
トおきに規則的に配置されている。したがって、ディレ
クトリまたはディレクトリの内容を検索するときは、3
2バイトおきのアドレスを検索すれば足り、演算処理能
力が比較的低いCPUを用いても迅速にディレクトリの
検索を行うことが可能となっている。また、1のWEF
のデータ格納エリアは、必ず連続した1つのメモリ領域
にまとめて格納されており、例えば図8に示すWEF1
のデータ格納エリアのように、2つの領域(A)(B)
に分散して格納されていない。これは、EEPROM1
5の限られたメモリ資源を最大限有効に利用するための
処置である。つまり、図8に示すように、一つのデータ
格納エリアを複数の領域に分散して格納した場合には、
それら分散した各領域のアドレス情報を管理するファイ
ル・アロケーション・テーブル等が必要となり、余分に
メモリを消費することとなる。これに対し、図7の例で
は、ディレクトリにおいて、一つのデータ格納エリアに
ついてのアドレス情報のみを管理すればよく、メモリの
消費量が最小限に抑制されるのである。また、メモリ上
のエリアが連続しているため、CPU12の制御プログ
ラムも最小限に抑えられ、この結果、アクセス処理が速
く、プログラム領域も小さくなる。
【0013】EEPROM15のファイル構造は、IC
カードの発行時に、ICカード発行者により構築され
る。すなわち、各種のDFやEFは、カード発行時にI
Cカードに既に格納されており、ICカード所有者は、
既に格納された各種ファイルの中から必要とするものを
選択して利用する。
【0014】しかし、前述した従来のICカードでは、
ICカード所有者の意図と無関係に、ICカード発行者
が各種のファイルを格納する。しかも、ICカードの価
値を高めるために、ICカード発行者は、異なるアプリ
ケーション等に対応した数多くのファイルを格納し、I
Cカードを多目的に利用可能とすることを希望する場合
がある。ところが、ICカード所有者は、それぞれにラ
イフスタイル等が異なるため、必ずしも提供されている
全てのアプリケーションを利用するとは限らない。この
ために、ICカード所有者によっては、格納されている
ファイルのうち一部のものは頻繁に使用するが、他のフ
ァイルは全く使用しない場合が生じる。このような場合
には、使用されないファイルに割り当てられているメモ
リが利用されず無駄となる。
【0015】前述のように、従来のICカードでは、単
一の目的(アプリケーション)に使用することを前提と
してICカードの開発・設計を行っており、一度格納さ
れたファイルを消去する機能はICカードに付与されて
いなかった。したがって、上記のように、ファイルが使
用されないことが明らかな場合であっても、その使用さ
れないファイルを消去することはできなかった。
【0016】また、ICカードにファイルを消去する機
能を付与した場合であっても、単にファイルを消去した
だけでは、その後に生じたメモリの空き領域を最大限有
効に活用できない場合がある。例えば、図7に示す例に
おいて、WEF2のディレクトリおよびデータ格納エリ
アを消去し、その後にWEF2および図中の未使用エリ
アのいずれよりも大きなファイルを格納しようとする場
合にそのような場合が生じる。この場合には、新しいフ
ァイルをWEF2を消去した後の空き領域と未使用エリ
アとに分散して格納する以外にないが、先に説明したよ
うに、ファイルを2以上の領域に分散して格納する場合
には、ファイルのアドレス管理用の余分のメモリを必要
とする。このために、単にファイルを消去しただけで
は、ICカードのメモリ資源が最大限有効に活用できな
いという問題があった。
【0017】そこで、最近のICカードはメモリ資源の
最大有効活用を図る目的で、ハードウェア構成は従来の
ICカードと同一であるが、リーダライタ装置からのD
ELETEコマンドに対してカレントファイルを削除す
る機能を備えるようになってきている。図9は、DEL
ETEコマンドAPDUを示す図、図10は、DELE
TEコマンドを処理するICカードの動作を示す流れ図
である。APDU(応用プロトコルデータ単位,Applic
ation Protocol Data Unit)は、接続装置からICカー
ド、またはその逆に送られるコマンドメッセージまたは
レスポンスメッセージからなり、図9の構成となる。
【0018】図10に基づいて説明すると、リーダライ
タ装置からDELETEコマンドがあった場合には、C
PU12は、実行前チェックを行い(S01)、エラー
があったときは、その旨のエラーメッセージを送信する
(S03)。次に、カレントEFが存在するか否かを判
断し(S04)、存在する場合には、カレントEFを削
除し(S05)、削除後に、RAM14のカレントEF
アドレスを0000hに変更する(S06)。ここで、
アドレス0000hは、カレントEFが選択されていな
い状態を示す。カレントEFアドレスがそれまで指し示
していたEFが削除されたので、カレントEFアドレス
が実体のないファイルを指定することを回避するための
処理である。カレントDF下に、カレントEFが存在し
ない場合には、カレントDFを削除し(S07)、削除
後に、RAM14のカレントDFアドレスは、削除対象
となったファイルの親DFに変更する(S08)。コマ
ンドが正常に終了した場合には(S09)、その旨のメ
ッセージを送信して(S12)、コマンドを終了する。
【0019】次に、ファイル削除の動作を更に詳細に説
明する。既に説明したように、EEPROM15には、
図6に示したような階層構造で各種のファイルが格納さ
れている。また、図7に示したように、ファイルのディ
レクトリは、EEPROM15内の上位アドレスから下
位アドレスに向かって作成されている。WEFのデータ
格納領域は、EEPROM15内のINITIAL−A
P(ポインタ)が指し示すページから上位アドレスに向
かって作成する。アロケーションの単位は、ディレクト
リが1ページ(32Byte)、WEFのデータ格納領
域が1Byteである。つまり、ディレクトリは32バ
イト固定であり、WEFのデータエリアは任意バイト数
である。
【0020】ファイルの削除は以下のようにして行う。
削除できるファイルの種別は、DF/WEF/IEFの
3種類であり、MFは削除できない。まず、エラーチェ
ックを行う。チェック項目は、(1)削除対象ファイル
がMFでないこと、(2)CRT−APとCRT−DP
とMFディレクトリの空き容量の整合性があっているこ
と、(3)ディレクトリテーブルの全エントリのCRC
があっていること等である。(1)は、カレントEFア
ドレスによって指定されるファイルディレクトリを参照
することにより判断される。(2)は、MFファイルデ
ィレクトリに記録されているEEPROM15の空き容
量と、CRT−APとCRT−DPの差を比較すること
により判断される。なお、CRT−APは、新しいデー
タ格納エリアを格納することが可能な領域の先頭アドレ
スを指し示すポインタである。また、CRT−DPは、
新しいディレクトリを格納することが可能な領域の先頭
アドレスを指し示すポインタである。(3)は、各ファ
イルディレクトリが有するCRCコードを用いて行われ
る。これらのエラーチェックは、EEPROM15の更
新前にすべて行う。
【0021】次に、削除分の領域を再使用するために、
削除するファイルの領域サイズを復帰させる。すなわ
ち、削除する領域のサイズを求める。 #1:RAM:カレントEFが0000h以外の時、カ
レントEFを対象アドレスとしてセットする、それ以外
の時はカレントDFを対象アドレスとする。 #2:それぞれ以下の処理を行う。 #2−1:親DFを検索する。親DFが容量親依存の時
は、実容量を確保している親まで検索する。なお、容量
親依存のファイルとは、データ格納エリアの大きさが指
定されていないファイルであって、親ファイルのデータ
格納エリアの空き容量を最大限として、そのデータ格納
エリアを拡大することが可能なファイルをいう。つま
り、容量親依存ファイルのデータ格納エリアの空き容量
は、実質的に、親ファイルのデータ格納エリアの空き容
量に一致している。 #2−2:消去ファイルを種別ごと処理する。つまり、
消去するファイルがDFである場合は、管理領域バイト
数(親依存時は0)+32バイトを親DF(MF)の管
理領域内空きバイト数に加算する。WEFである場合
は、管理領域バイト数+32バイトを親DF(MF)の
管理領域内空きバイト数に加算する。IEFである場合
は、32バイトを親DF(MF)の管理領域内空きバイ
ト数に加算する。
【0022】さらに、削除ファイルの領域の消去と、既
存ファイルの移動を行う。 #1:消去DIR−AD(対象アドレス)で指し示され
るDIRがWEFのときWEF消去サイズ(WEFデー
タ格納エリアのサイズ)を保存する。 #2:移動処理は、(消去DIR−AD−32)から
(CRT−DP+32)の指し示すDIRまで順次以下
の処理を行う。これは<DIR移動処理>、<WEFデ
ータ部移動処理>によって行う。 #3:CRT−DPに32を加算する。 #4:CRT−DPによって指し示されるアドレスに3
2バイトのFFhを書き込む。これにより、ディレクト
リが移動した後の領域がクリアされる。
【0023】以上に概説したように、最近のICカード
システムでは、DELETEコマンドを用いてカレント
ファイルを削除することが可能となっている。しかも、
DELETEコマンドを利用してファイルを削除した場
合には、削除されたディレクトリ(データ格納エリア)
の存在した位置からCRT−DP(CRT−AP)の位
置までに存在する他のディレクトリ(データ格納エリ
ア)が、削除されたディレクトリ(データ格納エリア)
の大きさの分だけ上位アドレス(下位アドレス)の方向
へ移動される。したがって、不使用のファイルを必要に
応じて削除し、EEPROM15の空き容量を増大させ
ることができるとともに、ファイルを削除した結果とし
て、ディレクトリ(データ格納エリア)の間に未使用領
域が発生し、メモリの有効利用が阻害されるという事態
が防止される。
【0024】また、公知例3では、公知例2の技術の改
善として、空きメモリ領域生成の負荷を低減すべく、外
部からの問い合わせ(GET SPACE)指示に応答
してメモリの空き容量を調査し、調査結果を応答するフ
ァイル管理方法が提案されるとともに、新しくロードす
るアプリケーションに対してメモリ容量が十分な場合
は、空きメモリ領域生成を行わずにメモリ領域が十分な
ことを応答し、メモリ領域生成負荷を低減することも提
案されている。
【0025】
【発明が解決しようとする課題】しかし、従来の携帯電
話機等の移動体通信端末自体には、装着しているICカ
ードの空きメモリ容量を表示したり検知する機能がない
ので、移動体通信端末に新しいアプリケーションのダウ
ンロードを希望してもロードできる空きメモリ容量があ
るか否かを判断することができない問題がある。そこ
で、本発明はこのような問題を解決するため、移動体通
信端末にICカードシステムに直結して空きメモリ領域
を問い合わせる手段と、当該問い合わせた結果を移動体
通信端末の表示画面に表示させようとするものであり、
必要により、空きメモリ領域を確保してアプリケーショ
ンを端末自体のメモリまたはICカードのメモリ内にダ
ウンロード可能な移動体通信端末を実現しようとするも
のである。
【0026】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
の本発明の要旨の第1は、ICカードを装着して使用す
る移動体通信端末において、当該装着したICカードに
新たなアプリケーションをロードする際に、ICカード
のアプリケーション搭載用メモリの空きメモリ容量を検
知し、当該空きメモリ容量を移動体通信端末の表示部に
表示することを特徴とするメモリ空き容量検知機能付き
移動体通信端末、にある。この場合において、移動体通
信端末自体の空きメモリ容量を検知して移動体通信端末
の表示部に表示してもよい。かかる移動体通信端末であ
るため、アプリケーションロード前に空きメモリ容量を
知ることができる。
【0027】上記課題を解決するための本発明の要旨の
第2は、ICカードを装着して使用する移動体通信端末
において、当該装着したICカードのアプリケーション
搭載用メモリの空きメモリ容量を検知し、当該空きメモ
リ容量がロードするアプリケーションの容量よりも大き
い場合は、当該アプリケーションをICカードのメモリ
にロードし、空きメモリ容量がロードするアプリケーシ
ョンの容量よりも小さい場合は、当該アプリケーション
のロードを禁止することを特徴とするメモリ空き容量検
知機能付き移動体通信端末、にある。かかる制御ができ
ることで、操作上のトラブルを解消できる。
【0028】上記課題を解決するための本発明の要旨の
第3は、ICカードを装着して使用する移動体通信端末
において、当該装着したICカードのアプリケーション
搭載用メモリの空きメモリ容量を検知し、当該空きメモ
リ容量がロードするアプリケーションの容量よりも大き
い場合は、当該アプリケーションをICカードのメモリ
にロードし、空きメモリ容量がロードするアプリケーシ
ョンの容量よりも小さい場合であって、移動体通信端末
自体にロードするアプリケーションより大きい空きメモ
リ容量がある場合は、当該移動体通信端末のメモリにア
プリケーションをロードすることを特徴とするメモリ空
き容量検知機能付き移動体通信端末、にある。かかる制
御ができることで、操作上のトラブルを解消できる。
【0029】上記課題を解決するための本発明の要旨の
第4は、ICカードを装着して使用する移動体通信端末
において、当該装着したICカードのアプリケーション
搭載用メモリの空きメモリ容量を検知し、空きメモリ容
量が不足の場合は、ICカードの必要な空きメモリ容量
を確保する処理を行った後、ICカードのメモリにアプ
リケーションをロードすることを特徴とするメモリ空き
容量検知機能付き移動体通信端末、にある。かかる処理
により円滑なアプリケーションロードが可能となる。
【0030】
【発明の実施の形態】本発明は移動体通信端末、とくに
ICカードを装着して使用できる携帯電話機において、
装着部にICカードを挿入することにより必要により、
ICカードの空きメモリ容量の確認ができる移動体通信
端末に関する。このように、携帯電話機等に使用するI
Cカードの残メモリ容量が容易に確認できれば、追加の
アプリケーションをダウンロードできるか否かの判断が
容易になる。
【0031】図1は、本発明の移動体通信端末の概略回
路構成を示す図である。以下、移動体通信端末として携
帯電話機を例として説明することとする。移動体通信端
末の制御系60には、インターフェイス67を介してI
Cカード10が接続している。ICカード10は、通常
のICカードのサイズであって携帯電話機のICカード
用スロットに差し込んで使用するものと、そのままのサ
イズではなく、SIM(Subscriber Identity Module)
またはUIM(User Identity Module) とも称され、携
帯電話機等の内部に組み込んで使用する小型サイズのも
のとがある。ICカードにより一般的には、携帯電話利
用者が暗証番号を入力した際にその真正が検証されるよ
うになっているが、前記のように汎用ICカードとして
アプリケーションのロードも勿論可能である。
【0032】SIMカードは、利用者情報(本人のI
D、課金情報や相手先の電話番号および各種サービス情
報)を記憶するカードであって、SIMカードをGSM
電話機に組み込むことで、カード所持者の情報により電
話することができる。UIMカードは、従来の方式に比
べ音声品質の向上、高速データ通信、国際ローミング
(世界中で同じ電話機を使用できる)を目標にしている
次世代携帯電話機に組み込んで使用することで、SIM
カードと同様に利用者情報を記憶するカードである。
【0033】移動体通信端末20は、無線送受信用アン
テナ28、受話器22、および送話器(マイクロホン)
23、キーボードやキーボタン24および液晶ディスプ
レイ25を備えると共に、無線送受信回路30、受信信
号処理回路40および送信信号処理回路50と、制御系
60とを備える。
【0034】アンテナ28からの受信信号が、無線送受
信回路30のRF増幅器31を通じて、混合回路32に
供給され、同期回路(PLL)33の出力と混合されて
中間周波数(IF)信号に変換される。無線送受信回路
30において、ベースバンドに変換さた信号は、受信信
号処理回路40のA−D変換器41を通じて、データ復
調回路(DEM)42に供給される。この復調回路42
の出力はデータと音声とが多重化されており、音声デコ
ーダ(VC−DEC)43とデータデコーダ(DT−D
EC)44とに共通に供給される。
【0035】音声デコーダ43では音声変換処理が施さ
れて、その出力は、D−A変換器45を通じてスピーカ
22に供給される。また、データデコーダ44ではデー
タに信号処理が施されて、その出力は制御系60に供給
され、CPU61で処理されると共に、使用者に対する
データなどが、液晶ディスプレイ25上に表示される。
液晶ディスプレイ25は、携帯電話の通話時におけるメ
ッセージ表示等のほか、ICカードの空きメモリ容量の
表示や各種取引処理データの表示を行うことができる。
【0036】一方、送話器(マイクロホン)23からの
音声信号が、送信信号処理回路50のA−D変換器51
を通じて、音声エンコーダ(VC−ENC)52に供給
され、音声データ化されて、データ変調回路(MOD)
53に供給されると共に、制御系60からのデータが、
データエンコーダ(DT−ENC)54を通じて、デー
タ変調回路53に供給され、このデータ変調回路53の
ベースバンドデジタル信号が、D−A変換器55を通じ
て、ベースバンドアナログ信号に変換されて、無線送受
信回路30に供給される。
【0037】無線送受信回路30においては、ベースバ
ンドアナログ信号が、図示を省略した変調回路におい
て、例えば、直交変調により、適宜周波数の搬送信号に
変換される。この搬送信号は、混合回路34に供給さ
れ、PLL33の出力と混合されて、所定のチャンネル
の高周波信号に変換され、出力増幅器35を通じて、ア
ンテナ28から放射される。
【0038】制御系60は、CPU61と、処理プログ
ラムやアプリケーションが搭載されたROM62と、ワ
ークエリアとしてのRAM63とを含んで構成され、時
間管理用のタイマ64と共に、バス65を通じて接続さ
れる。RAM63の一部の領域が、電池のバックアップ
により、不揮発性とされ、この不揮発性領域に、使用者
が設定したデータが記憶されると共に、RAM63のそ
の残りの領域はワークエリアとして使用される。ROM
62には、本発明の機能を遂行するソフトウェアの搭載
が可能であり、CPU61からICカードへの問い合わ
せ(GET SPACE)に対して、空きメモリ容量を
検知して応答する。EEPROMを搭載して移動体通信
端末自体に対する空きメモリ容量の問い合わせを行なっ
てもよい。また、ロードするアプリケーションの容量を
端末から検知して(あるいは入力したアプリケーション
の容量値を検知して)、当該容量と空きメモリ容量を比
較する操作を行なわせることができ、空きメモリ容量が
小さい場合は、ロードを禁止する表示を行なわせること
ができる。
【0039】バス65には、インターフェイス66を通
じて、キーボードまたはキーボタン24と液晶ディスプ
レイ25とが接続されてキー操作によるデータ入力およ
び制御がなされると共に、CPU61で処理されたデー
タなどの結果がディスプレイ25上に表示される。検知
したICカード10の空きメモリ容量も、当該液晶ディ
スプレイに表示される。バス65には、インターフェイ
ス67を通じて、ICカード10が接続される。
【0040】以上は、移動体通信端末の概略構成を説明
するものであるが、本発明の移動体通信端末20は以下
の特徴を有する。本発明請求項1記載の移動体通信端末
では、ICカード10は、CPU61からの空きメモリ
容量の問い合わせに対して、ICカードの空きメモリ容
量を検知して、空きメモリ容量を液晶ディスプレイ25
等の表示部に表示することを特徴とし、本発明請求項2
記載の移動体通信端末では、メモリ容量を検知して、空
きメモリ容量がロードするアプリケーションよりも大き
い場合は、当該アプリケーションをICカード10のメ
モリにロードし、空きメモリ容量が不足の場合はロード
を中止する機能を有すること、にある。
【0041】本発明請求項3記載の移動体通信端末で
は、ICカード10は、CPU61からの空きメモリ容
量の問い合わせに対して、ICカードの空きメモリ容量
を検知して、空きメモリ容量がロードするアプリケーシ
ョンよりも小さい場合であって、移動体通信端末20自
体にロードするアプリケーションより大きい空きメモリ
容量がある場合は、当該移動体通信端末のメモリにアプ
リケーションをロードすることを特徴とし、本発明請求
項4記載の移動体通信端末では、ICカード10のアプ
リケーション搭載用メモリの空きメモリ容量を検知し、
ICカードの空きメモリ容量が不足の場合は、必要な空
きメモリ容量を確保する処理を行った後、ICカードの
メモリにアプリケーションをロードすることを特徴とす
る。
【0042】空きメモリ容量の問い合わせは、アプリケ
ーションロードを希望する使用者が、キーボード操作等
により行い、当該操作に伴ってCPU61がI/F67
を介してICカード10に問い合わせるのが一般的であ
るが、使用者が、アプリケーションロードの操作をした
場合に、一定の手順として当該問い合わせの手続きが自
動的になされることが好ましい。過大なアプリケーショ
ンが空きメモリ容量不足でロードできない状態となり、
通信端末の機能が損なわれるのを防止できるからであ
る。請求項2ないし請求項4記載の発明はこのような手
順を前提とするものである。
【0043】図2は、本発明の移動体通信端末を使用す
る状況を説明する図である。図2のように、ICカード
10を例えば携帯電話機20に挿入することにより、I
Cカード10に各種のアプリケーション1をダウンロー
ドして携帯電話機を多機能に使用しようとする。この場
合、前記のように携帯電話機にICカードを挿入するス
ロットを設けて、ICカードの端子を介してデータ交信
が行われる場合と、SIMカードまたはUIMカード形
式のICカード10を携帯電話機に装着して使用する場
合とがある。
【0044】〔処理フロー〕図3、図4は、ICカード
の空きメモリ容量表示と、ICカードメモリーへのダウ
ンロード、の処理フローを示す図である。まず、<IC
カード空きメモリ容量表示>を行い、続いて<ICカー
ドメモリへのダウンロード>を行うプロセスについて説
明する。 (1)<ICカード空きメモリ容量表示> 使用者1Mが、ICカードの空きメモリ容量を確認す
るために、「ICカードを携帯電話機に挿入」(S1)
する。 必要に応じて携帯電話機からはICカード所持者の本
人確認のため、「暗証番号入力指示」(S2)がなされ
る。 使用者1Mは、携帯電話機の数字キーボタンを利用し
て「暗証番号入力」を行い、認証操作を行う(S3)。
入力した暗証番号は、携帯電話機に情報伝達がされ、I
Cカード内で「暗証番号の確認」がなされる(S4)。
認証結果が正しければ次の動作に移る。 使用者1Mが空きメモリ容量を知りたい場合、携帯電
話機は、ICカードに対しメモリの「空きメモリ容量の
読み出し」指令を行う(S5)。これに基づき、携帯電
話機は所定の指示を行ない、ICカードから携帯電話機
に「空きメモリ容量情報伝達」がされる(S6)。 ICカードが読み出した情報(空きメモリ容量情報)
を携帯電話機が検知し、「空きメモリ容量の画面表示」
を行ない(S7)、使用者は「空きメモリ容量を確認」
できる(S8)。
【0045】(2)<ICカードメモリへのダウンロー
ド> 使用者1Mが、新しいアプリケーションをダウンロー
ドを希望する場合は、携帯電話機のキーボタン24を操
作して、ICカード10の「空きメモリ容量の確認」を
行なう(図4、S11)。 使用者1Mはまた、新しい「アプリケーションのメモ
リ容量の確認」を行なう(S12)。ロードをマルチメ
ディア端末等で行なう場合は、端末に必要容量が表示さ
れ携帯電話機は自動的に容量を検知できるが、使用者1
Mがアプリケーション提供会社に問い合わせすることも
できる。 使用者1Mが、「アプリケーション容量の入力」を行
なうと(S13)、携帯電話機は、「空きメモリ容量の
比較」を行なう(S14)。 使用者1Mは、ICカードに十分な空きメモリ容量が
ある場合は、移動体通信端末に対して、ICカードに新
アプリケーションのダウンロードをするように指示する
(S15)。アプリケーション提供会社から移動体通信
端末を介して、ICカードにアプリケーションが「ダウ
ンロードが開始」され(S16)、アプリケーションは
メモリ内に保存される。
【0046】
【実施例】(応用例)ICカード10を携帯電話機に装
着し、携帯電話機の空きメモリ容量とICカードの空き
メモリ容量が携帯電話機の液晶ディスプレイ25に表示
され、使用者が空きメモリ容量の確認を容易に行うこと
が可能であり、アプリケーション1のダウンロードに必
要なメモリ容量があるか否かの確認を行うことができ
る。また、ICカード10の空きメモリ容量が少ない場
合は、携帯電話機20のメモリに一時ダウンロードして
から、ICカードの空きメモリ容量を確保するか、新し
いICカードを装着して、ICカードに改めてダウンロ
ードすることもできる。
【0047】
【発明の効果】以上の説明のように、本願請求項1に係
る発明によれば、ICカードの空きメモリ容量を検知し
て、移動体通信端末の表示部に表示するので事前にダウ
ンロード可能か否かを知ることができる。請求項2に係
る発明によれば、ICカードの空きメモり容量を検知し
てロードの可否を判断し、その結果によりロードを禁止
するので移動体通信端末が機能不全に至ることがない。
請求項3に係る発明によれば、ICカードの空きメモり
容量と移動体通信端末の空きメモリ容量を比較して、移
動体通信端末かICカードのいずれかにロードするの
で、ダウンロードができないという場合が少なくなる。
請求項4に係る発明によれば、ICカードの空きメモり
容量が不足の場合は、空きメモリ容量確保の処理を行な
うので、ICカードのメモリを有効に利用できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の移動体通信端末の概略回路構成を示
す図である。
【図2】 本発明の移動体通信端末を使用する状況を説
明する図である。
【図3】 ICカードの空きメモリ容量表示のフローを
示す図である。
【図4】 ICカードメモリーへのダウンロードの処理
フローを示す図である。
【図5】 ICカードの構成、およびICカードとリー
ダライタ装置との接続関係を示すブロック図である。
【図6】 EEPROM内のファイル構成を示す図であ
る。
【図7】 EEPROMにおけるファイル格納イメージ
の一例を示す図である。
【図8】 EEPROMにおけるファイル格納イメージ
の一例を示す図であるが、図7と異なるものを示す図で
ある。
【図9】 DELETEコマンドのAPDUを示す図で
ある。
【図10】 DELETEコマンドを処理するICカー
ドの動作を示す流れ図である。
【符号の説明】
1 アプリケーション 10 ICカード 11 I/Oインタフェース 12 CPU 13 ROM 14 RAM 15 EEPROM 20 移動体通信端末、携帯電話機、リーダライタ装
置 24 キーボード、キーボタン 25 液晶ディスプレイ 28 アンテナ 30 無線送受信回路 40 受信信号処理回路 50 送信信号処理回路 60 制御系 61 CPU
フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) H04M 1/725 H04B 7/26 M H04Q 7/38 109T Fターム(参考) 5K023 AA07 BB11 HH04 HH07 MM00 MM25 NN06 NN07 PP12 5K027 AA11 BB04 FF12 FF22 KK06 KK07 MM17 5K067 BB04 BB21 FF23 HH23 KK15

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ICカードを装着して使用する移動体通
    信端末において、当該装着したICカードに新たなアプ
    リケーションをロードする際に、ICカードのアプリケ
    ーション搭載用メモリの空きメモリ容量を検知し、当該
    空きメモリ容量を移動体通信端末の表示部に表示するこ
    とを特徴とするICカードの空きメモリ容量検知機能付
    き移動体通信端末。
  2. 【請求項2】 ICカードを装着して使用する移動体通
    信端末において、当該装着したICカードのアプリケー
    ション搭載用メモリの空きメモリ容量を検知し、当該空
    きメモリ容量がロードするアプリケーションの容量より
    も大きい場合は、当該アプリケーションをICカードの
    メモリにロードし、空きメモリ容量がロードするアプリ
    ケーションの容量よりも小さい場合は、当該アプリケー
    ションのロードを禁止することを特徴とするICカード
    の空きメモリ容量検知機能付き移動体通信端末。
  3. 【請求項3】 ICカードを装着して使用する移動体通
    信端末において、当該装着したICカードのアプリケー
    ション搭載用メモリの空きメモリ容量を検知し、当該空
    きメモリ容量がロードするアプリケーションの容量より
    も大きい場合は、当該アプリケーションをICカードの
    メモリにロードし、空きメモリ容量がロードするアプリ
    ケーションの容量よりも小さい場合であって、移動体通
    信端末自体にロードするアプリケーションより大きい空
    きメモリ容量がある場合は、当該移動体通信端末のメモ
    リにアプリケーションをロードすることを特徴とするI
    Cカードの空きメモリ容量検知機能付き移動体通信端
    末。
  4. 【請求項4】 ICカードを装着して使用する移動体通
    信端末において、当該装着したICカードのアプリケー
    ション搭載用メモリの空きメモリ容量を検知し、空きメ
    モリ容量が不足の場合は、ICカードの必要な空きメモ
    リ容量を確保する処理を行った後、ICカードのメモリ
    にアプリケーションをロードすることを特徴とするIC
    カードの空きメモリ容量検知機能付き移動体通信端末。
  5. 【請求項5】 移動体通信端末が、携帯電話機であるこ
    とを特徴とする請求項1ないし請求項4記載のICカー
    ドの空きメモリ容量検知機能付き移動体通信端末。
  6. 【請求項6】 ICカードがSIMカードまたはUIM
    カードであることを特徴とする請求項1ないし請求項5
    記載のICカードの空きメモリ容量検知機能付き移動体
    通信端末。
  7. 【請求項7】 移動体通信端末自体のアプリケーション
    搭載用メモリの空きメモリ容量を検知し、当該空きメモ
    リ容量を移動体通信端末の表示部に表示することを特徴
    とする請求項1記載のICカードの空きメモリ容量検知
    機能付き移動体通信端末。
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