JP2002373262A - 建物ユニット販売システムおよび建築部材調達システム - Google Patents

建物ユニット販売システムおよび建築部材調達システム

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JP2002373262A
JP2002373262A JP2001178729A JP2001178729A JP2002373262A JP 2002373262 A JP2002373262 A JP 2002373262A JP 2001178729 A JP2001178729 A JP 2001178729A JP 2001178729 A JP2001178729 A JP 2001178729A JP 2002373262 A JP2002373262 A JP 2002373262A
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Japan
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building
unit
building unit
contractor
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JP2001178729A
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Makoto Tsuzuki
誠 都筑
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Sekisui Chemical Co Ltd
Original Assignee
Sekisui Chemical Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 市販の建築部材を使用できるようにすること
により、施工業者等が建物ユニット構造体の供給を受け
て地域色の濃いユニット建物等を製造することができる
ようにし、以て、建物ユニット構造体の製造コストの上
昇を抑制し得るようにする。 【解決手段】 施工業者等31が操作可能な情報端末2
1と、ユニット組立工場32側が操作可能な情報端末2
2とに対し、通信回線23を介して接続可能な情報配信
手段24を備え、情報配信手段24が、施工業者等31
の要求条件等を掲載可能な情報掲載部27と、要求条件
等に基づくユニット組立工場32側の構造計算結果等を
掲載可能な情報掲載部28と、受発注情報を掲載可能な
受発注情報掲載部29とを備えるようにしている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、建物ユニット販
売システムおよび建築部材調達システムに関するもので
ある。
【0002】
【従来の技術】従来より、ほぼ箱状の建物ユニットを複
数組合せてユニット建物を構築するユニット工法が行わ
れている。
【0003】このようなユニット工法に使用される建物
ユニットは、例えば、ボックスラーメン形状の建物ユニ
ット構造体に、壁部材や床材や天井材を取付け、更に、
収納設備やキッチン等の建築部材を組込んだものであ
る。
【0004】これら建物ユニットは、ユニット組立工場
にて組立てられ、施工現場へ搬送されて据付けられる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな従来のユニット工法では、建物ユニット構造体の製
造設備に多大なコストが掛かるという問題があった。し
かも、上記製造設備は、稼働率が低下すると建物ユニッ
ト構造体の製造コストが増大するという問題があった。
【0006】また、建物ユニットには、通常、専用の建
築部材が使われており、市販の建築部材は取付部の詳細
の相違等から使用することができなかった。
【0007】そして、地域色の濃い建物ユニットを製造
しようとした場合、その地域からユニット組立工場へ地
域的建築部材を取寄せて、ユニット組立工場で地域的建
築部材を建物ユニット構造体に組込み、完成した建物ユ
ニットを地域的建築部材ごとその地域へ送り返すように
するため、地域的建築部材の流通経路に無駄が生じてい
た。
【0008】そこで、本発明の目的は、上記の問題点を
解消し、市販の建築部材を使用できるようにすることに
より、施工業者等が建物ユニット構造体の供給を受けて
地域色の濃いユニット建物等を製造することができるよ
うにし、以て、建物ユニット構造体の製造コストの上昇
を抑制し得るようにした建物ユニット販売システムおよ
び建築部材調達システムを提供することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、請求項1に記載された発明では、施工業者等が操作
可能な情報端末と、ユニット組立工場側が操作可能な情
報端末とに対し、通信回線を介して接続可能な情報配信
手段を備え、該情報配信手段が、施工業者等の要求条件
等を掲載可能な情報掲載部と、前記要求条件等に基づく
ユニット組立工場側の構造計算結果等を掲載可能な情報
掲載部と、受発注情報を掲載可能な受発注情報掲載部と
を備えた建物ユニット販売システムを特徴としている。
【0010】このように構成された請求項1にかかる発
明によれば、施工業者等が、情報掲載部に要求条件等を
掲載する。ユニット組立工場側では、要求条件等に基づ
き構造計算などを行い、構造計算結果等を情報掲載部へ
掲載して、施工業者等へ送り返す。そして、施工業者等
が、受発注情報掲載部へ受発注情報を掲載して、発注を
行う。ユニット組立工場側はこれを受注し、建物ユニッ
ト構造体を生産して、施工業者等に対して販売、供給す
る。
【0011】このように、施工業者等は、コストが掛る
建物ユニット構造体の製造設備を持たなくても、建物ユ
ニット構造体を使って、構造耐力が高く耐震性に優れた
家作りが可能となる。また、地域的建築部材を使うこと
により、地域のデザインを生かした多様な家作りが可能
となる。一方、ユニット組立工場側では、建物ユニット
構造体を施工業者等に供給することにより、建物ユニッ
ト構造体の需要拡大を図り、効率良く製造設備を稼働さ
せて、建物ユニット構造体の製造コストの上昇を抑制す
ることができる。
【0012】請求項2に記載された発明では、前記施工
業者等の要求条件等を掲載可能な情報掲載部が、使用す
る建築部材の仕様情報を掲載可能である請求項1記載の
建物ユニット販売システムを特徴としている。
【0013】このように構成された請求項2にかかる発
明によれば、使用する建築部材の仕様情報が施工業者等
の要求条件等を掲載可能な情報掲載部に掲載されること
により、ユニット組立工場側は使用する建築部材の仕様
情報や要求条件等に基づいた最適な建物ユニット構造体
を生産し供給することができる。一方、施工業者等は、
使用する建築部材の仕様情報や要求条件等に基づいた最
適な建物ユニット構造体が供給されるので、地域で調達
可能な地域的建築部材を採用して地域色の濃いユニット
建物を作るようなことも簡単に行うことができる。
【0014】請求項3に記載された発明では、前記受発
注情報掲載部が、建物ユニット構造体の出荷情報を取得
可能である請求項1または2記載の建物ユニット販売シ
ステムを特徴としている。
【0015】このように構成された請求項3にかかる発
明によれば、受発注情報掲載部から、建物ユニット構造
体の出荷情報をリアルタイムに得ることができるので、
建築部材などの調達や組込日程の調整を容易に行うこと
ができる。よって、部品調達コストや施工コストの管理
なども行うことができる。
【0016】請求項4に記載された発明では、前記受発
注情報掲載部が、建物ユニット構造体に対する建築部材
の取付情報および建物ユニット構造体間の組立情報のう
ちの少なくとも一方を取得可能である請求項1ないし3
のいずれかに記載の建物ユニット販売システムを特徴と
している。
【0017】このように構成された請求項4にかかる発
明によれば、建築部材の取付情報や建物ユニット構造体
間の組立情報に基づいて、施工業者等は正しく建物ユニ
ットおよびユニット建物を構築することができる。
【0018】請求項5に記載された発明では、施工業者
等が操作可能な情報端末と、建築部材業者等が操作可能
な情報端末とに対し、通信回線を介して接続可能な情報
配信手段を備え、該情報配信手段が、建築部材業者等の
供給可能な建築部材を掲載可能な部材情報掲載部と、受
発注情報を掲載可能な受発注情報掲載部とを備えた建築
部材調達システムを特徴としている。
【0019】このように構成された請求項5にかかる発
明によれば、建築部材業者等が、部材情報掲載部に対し
供給可能な建築部材を掲載する。そして、施工業者等は
部材情報掲載部を検索して、幅広い建築部材情報を収集
し、収集した情報を基に顧客(住宅施工主)と相談しつ
つ設計仕様を打合せる。最終的に決まった設計仕様に基
づき、施工業者等は受発注情報掲載部へ受発注情報を掲
載して、発注を行う。
【0020】このように、施工業者等は、手持ちのカタ
ログ等から探すだけでなく、建築部材を部材情報掲載部
から幅広く検索して顧客に情報提供することにより、顧
客の要望や好みに合う建築部材を選択することが可能と
なる。また、顧客は、選択を行う前に、建築部材業者等
のショールーム等へ行くことにより、短時間で実物を確
認することができ、思い違いのない確かな選択を行うこ
とができるため、購入意思決定の補助とすることができ
る。更に、建築部材業者等は、製品サイクルの短い建築
部材でも、部材情報掲載部に更新情報をリアルタイムに
掲載することにより、顧客の呼込みが可能になると共
に、他の建築部材業者等のショールーム等とは異なる建
築部材を展示するようにすれば、スペースを効率的に活
用することができる。
【0021】請求項6に記載された発明では、前記部材
情報掲載部が、選択した建築部材が存在する最寄りの場
所を検索する機能を備えた請求項5記載の建築部材調達
システムを特徴としている。
【0022】このように構成された請求項6にかかる発
明によれば、選択した建築部材が展示されている最寄り
のショールーム等の場所を部材情報掲載部から簡単に検
索することができる。
【0023】
【発明の実施の形態1】以下、本発明の具体的な実施の
形態1について、図示例と共に説明する。
【0024】図1〜図7は、この発明の実施の形態1を
示すものである。
【0025】まず、構成を説明すると、ユニット工法で
使用される建物ユニットは、図1に示すようなボックス
ラーメン形状の建物ユニット構造体1を備えている。こ
の建物ユニット構造体1は、4本の矩形断面を有するユ
ニット柱2と、このユニット柱2の上端間を矩形状に連
結するコ字断面を有する4本の天井梁3と、このユニッ
ト柱2の上端間を矩形状に連結するコ字断面を有する4
本の床梁4とを備えている。そして、隣接するユニット
柱2間には、複数本のスタッド5が天井梁3と床梁4と
の間を上下に連結するように設けられている。
【0026】この建物ユニット構造体1では、市販の建
築部材や地域的特色のある地域的建築部材などを使用で
きるようにするために、図2、図3に示すように、スタ
ッド5が外壁用スタッド8と内壁用スタッド9とを備え
た二重構造となっており、ユニット柱2の外面および外
壁用スタッド8には、サイディングなどの外壁材を固定
するための縦胴縁10が釘などの固定部材11で適宜取
付けられると共に、内壁用スタッド9には、石膏ボード
などの内壁材を固定するための縦木桟12が釘などの固
定部材13で取付けられている。なお、図中、符号1
4,15は、コ字断面の天井梁3と床梁4とを閉断面に
するようにした補強プレートである。
【0027】或いは、図4、図5に示すように、スタッ
ド5を木質ブロック17の付いた通常のものとし、ユニ
ット柱2およびスタッド5と縦胴縁10との間に合板1
8を釘などの固定部材19で取付けた構造としても良
い。
【0028】そして、この実施の形態1のものでは、図
6に示すように、施工業者等が操作可能なコンピュータ
などの情報端末21と、ユニット組立工場側が操作可能
なコンピュータなどの情報端末22とに対し、通信回線
23を介して接続可能なサーバーなどの情報配信手段2
4を備える。この情報配信手段24は、インターネット
などの広域情報網25の上に設けられたものとしても良
い。なお、図6中、符号26は、プロバイダーなどの接
続業者である。
【0029】ここで、施工業者等には、地方の工務店
や、外部資本のフランチャイジー等が含まれる。
【0030】また、通信回線23には、一般公衆回線
や、ISDNおよびADSL等の高速通信回線や、無線
通信回線、衛星通信回線、ケーブルテレビ回線等が含ま
れる。
【0031】そして、上記情報配信手段24は、施工業
者等の要求条件等を掲載可能な情報掲載部27を備えて
いる。ここで、施工業者等の要求条件等には、設計図面
や使用する建築部材の仕様情報などが含まれる。
【0032】また、情報配信手段24は、要求条件等に
基づくユニット組立工場側の構造計算結果等を掲載可能
な情報掲載部28を備えている。ここで、構造計算結果
等には、最適な縦・横・高さに割り付けられたユニット
寸法や構造図や見積等が含まれる。
【0033】更に、情報配信手段24は、施工業者等お
よびユニット組立工場側の受発注情報を掲載可能な受発
注情報掲載部29を備えている。受発注情報掲載部29
は、建物ユニット構造体1の出荷情報、建物ユニット構
造体1に対する建築部材の取付情報(部品取付マニュア
ル)、建物ユニット構造体1間の組立情報(組立マニュ
アル)、などを取得し得るようになっている。
【0034】なお、図7中、符号31は施工業者等、符
号32はユニット組立工場、符号33は施工業者等31
が所有するアセンブル工場、符号34,35は施工現場
である。
【0035】次に、この実施の形態1の作用について説
明する。
【0036】先ず、図6、図7に示すように、地方の工
務店やフランチャイジーなどの施工業者等31が、情報
掲載部27に設計図面や要求条件等を掲載する。この
際、使用する建築部材の仕様情報なども掲載するように
する。
【0037】ユニット組立工場32側では、要求条件等
に基づき構造計算などを行い、ユニット寸法や構造図や
見積等の構造計算結果等を情報掲載部28へ掲載して、
施工業者等31へ送り返す。
【0038】そして、施工業者等31が、受発注情報掲
載部29へ受発注情報を掲載して、発注を行う。ユニッ
ト組立工場32側はこれを受注すると、使用する建築部
材の仕様情報や要求条件等に基づいた最適な建物ユニッ
ト構造体1を生産し、施工業者等31に対して販売、供
給する。
【0039】ユニット組立工場32側は、建物ユニット
構造体1を施工現場34へ直接出荷すると共に、施工現
場34での据付けまでを行う。施工業者等31は、施工
現場34に市販の建築部材を搬入して、順次建物ユニッ
ト構造体1へ取付け、建物ユニットおよびユニット建物
を完成させる。この際、建物ユニット構造体1に対する
建築部材の取付情報は、ユニット組立工場32側が受発
注情報掲載部29を通じて施工業者等31へ提供する。
これにより、特に、地方の工務店などの施工業者等31
は、建築部材の取付情報に基づいて正しく建物ユニット
およびユニット建物を構築することができる。
【0040】或いは、建物ユニット構造体1を施工現場
34ではなく、施工業者等31が所有するアセンブル工
場33に配送するようにしても良い。この場合には、ア
センブル工場33で建物ユニット構造体1へ建築部材を
取付けて、完成度の高い建物ユニットに仕上げた後、施
工現場35へ搬送して据付けを行うようにする。この
際、上記の建築部材の取付情報や建物ユニット構造体1
間の組立情報は、ユニット組立工場32側が受発注情報
掲載部29を通じて施工業者等31へ提供する。これに
より、特に、フランチャイジーなどの施工業者等31
は、建築部材の取付情報や建物ユニット構造体1間の組
立情報に基づいて正しく建物ユニットおよびユニット建
物を構築することができる。
【0041】そして、使用する建築部材の仕様情報や要
求条件等に基づいた最適な建物ユニット構造体1が供給
されるので、地域で調達可能な地域的建築部材を採用し
て地域色の濃いユニット建物を作るようなことも簡単に
行うことができる。しかも、受発注情報掲載部29か
ら、建物ユニット構造体1の出荷情報をリアルタイムに
得ることができるので、地域的建築部材などの調達や組
込日程の調整をも容易に行うことができる。よって、部
品調達コストや施工コストの管理なども行うことができ
る。
【0042】なお、上記は新築に限らず、増改築の場合
にも適用することができる。
【0043】このように、施工業者等31は、コストが
掛る建物ユニット構造体1の製造設備を持たなくても、
建物ユニット構造体1を使って、構造耐力が高く耐震性
に優れた家作りが可能となる。また、地域的建築部材を
使うことにより、地域のデザインを生かした多様な家作
りが可能となる。一方、ユニット組立工場32側では、
建物ユニット構造体1を施工業者等31に供給すること
により、建物ユニット構造体1の需要拡大を図り、効率
良く製造設備を稼働させて、建物ユニット構造体1の製
造コストの上昇を抑制することができる。
【0044】
【発明の実施の形態2】図8、図9は、この発明の実施
の形態2を示すものである。なお、実施の形態1と同一
ないし均等な部分については、同一の符号を付して説明
する。
【0045】この実施の形態2のものでは、施工業者等
が操作可能なコンピュータなどの情報端末41と、建築
部材業者等が操作可能なコンピュータなどの情報端末4
2とに対し、通信回線23を介して接続可能なサーバー
などの情報配信手段43を備えている。
【0046】ここで、施工業者等の情報端末41は、顧
客(住宅施工主)が操作するようにしても良い。或い
は、顧客の家庭用端末(パーソナルコンピュータ)に所
要の接続設定を行って情報端末41としての機能を与え
るようにしても良い。施工業者等には、住宅営業所や設
計事務所や工務店などが含まれる。建築部材業者等に
は、ホームセンターや建材メーカーや設備メーカーが含
まれる。
【0047】また、通信回線23には、一般公衆回線
や、ISDNおよびADSL等の高速通信回線や、無線
通信回線、衛星通信回線、ケーブルテレビ回線等が含ま
れる。
【0048】そして、上記情報配信手段43は、建築部
材業者等の供給可能な建築部材を掲載可能な部材情報掲
載部44を備えている。部材情報掲載部44は、建築部
材が展示されている建築部材業者等47の最寄りのショ
ールーム等の場所を検索する機能を備えている。
【0049】また、上記情報配信手段43は、施工業者
等および建築部材業者等の受発注情報を掲載可能な受発
注情報掲載部45を備えている。
【0050】なお、図9中、符号は32はユニット組立
工場、符号46は施工業者等、符号47は建築部材業者
等、符号48は顧客である。
【0051】次に、この実施の形態2の作用について説
明する。
【0052】先ず、図8、図9に示すように、建築部材
業者等47が、部材情報掲載部44に対し供給可能な建
築部材を掲載する。
【0053】そして、施工業者等46は部材情報掲載部
44を検索して、幅広い建築部材情報を収集する。収集
した建築部材情報を基に顧客48(住宅施工主)と相談
しつつ設計仕様を打合せる。また、施工業者等46や顧
客48などは、選択した建築部材が展示されている最寄
りの建築部材業者等47のショールーム等を部材情報掲
載部44から検索することができるので、最寄りの建築
部材業者等47のショールーム等へ行くことにより、気
に入った建築部材の実物の感触や使い勝手を確認するこ
とができる。
【0054】そして、最終的に決まった設計仕様に基づ
き、施工業者等46は受発注情報掲載部45へ受発注情
報を掲載して、発注を行う。なお、受発注情報における
建築部材を組合せたデータを、そのまま新築住宅、増改
築、改装などの際の積算表に取込むようにすることによ
り、効率良く、予算に応じた建築部材の組合せを行うこ
とができる。
【0055】ここで、図1〜図5に示すような、市販の
建築部材を使用できる建物ユニット構造体1に対して受
注した建築部材を取付けようとする場合には、受注した
建築部材業者等47は、建築部材をユニット組立工場3
2へ送るようにし、ユニット組立工場32は、届いた建
築部材を建物ユニット構造体1へ順次取付けて、建物ユ
ニットを完成する。
【0056】或いは、建物ユニット構造体1を直接施工
現場へ搬入してもらい、また、建築部材業者等47に施
工現場へ建築部材を配送してもらい、施工現場で、建物
ユニット構造体1を据付け、建物ユニット構造体1に建
築部材を順次取付けて、建物ユニットを完成するように
しても良い。
【0057】なお、上記は新築に限らず、増改築の場合
にも適用することができる。
【0058】このように、施工業者等46は、手持ちの
カタログ等から探すだけでなく、建築部材を部材情報掲
載部44から幅広く検索して顧客48に情報提供するこ
とにより、顧客48の要望や好みに合う建築部材を選択
することが可能となる。また、顧客48は、選択を行う
前に、建築部材業者等47のショールーム等へ行くこと
により、短時間で実物を確認することができ、思い違い
のない確かな選択を行うことができるため、購入意思決
定の補助とすることができる。更に、建築部材業者等4
7は、製品サイクルの短い建築部材でも、部材情報掲載
部44に更新情報をリアルタイムに掲載することによ
り、顧客48の呼込みが可能になると共に、他の建築部
材業者等47のショールーム等とは異なる建築部材を展
示するようにすれば、スペースを効率的に活用すること
ができる。
【0059】以上、この発明の実施の形態を図面により
詳述してきたが、具体的な構成はこの実施の形態に限ら
ず、この発明の要旨を逸脱しない範囲の設計の変更等が
あってもこの発明に含まれる。
【0060】例えば、実施の形態1の情報配信手段24
と実施の形態2の情報配信手段43とを同一の装置上に
実現するようにしてもよい。
【0061】
【発明の効果】以上説明してきたように、請求項1の発
明によれば、施工業者等は、コストが掛る建物ユニット
構造体の製造設備を持たなくても、建物ユニット構造体
を使って、構造耐力が高く耐震性に優れた家作りが可能
となる。また、地域的建築部材を使うことにより、地域
のデザインを生かした多様な家作りが可能となる。一
方、ユニット組立工場側では、建物ユニット構造体を施
工業者等に供給することにより、建物ユニット構造体の
需要拡大を図り、効率良く製造設備を稼働させて、建物
ユニット構造体の製造コストの上昇を抑制することがで
きる。
【0062】請求項2の発明によれば、使用する建築部
材の仕様情報が施工業者等の要求条件等を掲載可能な情
報掲載部に掲載されることにより、ユニット組立工場側
は使用する建築部材の仕様情報や要求条件等に基づいた
最適な建物ユニット構造体を生産し供給することができ
る。一方、施工業者等は、使用する建築部材の仕様情報
や要求条件等に基づいた最適な建物ユニット構造体が供
給されるので、地域で調達可能な地域的建築部材を採用
して地域色の濃いユニット建物を作るようなことも簡単
に行うことができる。
【0063】請求項3の発明によれば、受発注情報掲載
部から、建物ユニット構造体の出荷情報をリアルタイム
に得ることができるので、建築部材などの調達や組込日
程の調整を容易に行うことができる。よって、部品調達
コストや施工コストの管理なども行うことができる。
【0064】請求項4の発明によれば、建築部材の取付
情報や建物ユニット構造体間の組立情報に基づいて、施
工業者等は正しく建物ユニットおよびユニット建物を構
築することができる。
【0065】請求項5の発明によれば、施工業者等は、
手持ちのカタログ等から探すだけでなく、建築部材を部
材情報掲載部から幅広く検索して顧客に情報提供するこ
とにより、顧客の要望や好みに合う建築部材を選択する
ことが可能となる。また、顧客は、選択を行う前に、建
築部材業者等のショールーム等へ行くことにより、短時
間で実物を確認することができ、思い違いのない確かな
選択を行うことができるため、購入意思決定の補助とす
ることができる。更に、建築部材業者等は、製品サイク
ルの短い建築部材でも、部材情報掲載部に更新情報をリ
アルタイムに掲載することにより、顧客の呼込みが可能
になると共に、他の建築部材業者等のショールーム等と
は異なる建築部材を展示するようにすれば、スペースを
効率的に活用することができる。
【0066】請求項6の発明によれば、選択した建築部
材が展示されている最寄りのショールーム等の場所を部
材情報掲載部から簡単に検索することができる、という
実用上有益な効果を発揮し得る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態1にかかる建物ユニット構
造体の斜視図である。
【図2】図1のA−A断面図である。
【図3】図1のB−B断面図である。
【図4】図1の変形例にかかるA−A部分の断面図であ
る。
【図5】図1の変形例にかかるB−B部分の断面図であ
る。
【図6】実施の形態1にかかるシステム図である。
【図7】実施の形態1にかかるシステム運用図である。
【図8】実施の形態2にかかるシステム図である。
【図9】実施の形態2にかかるシステム運用図である。
【符号の説明】
21 情報端末 22 情報端末 23 通信回線 24 情報配信手段 27 情報掲載部 28 情報掲載部 29 受発注情報掲載部 31 施工業者等 32 ユニット組立工場 41 情報端末 42 情報端末 43 情報配信手段 44 部材情報掲載部 45 受発注情報掲載部 46 施工業者等 47 建築部材業者等

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】通信回線を介して情報を配信可能な情報配
    信手段を備え、 該情報配信手段が、施工業者等の要求条件等を掲載可能
    な情報掲載部と、前記要求条件等に基づくユニット組立
    工場側の構造計算結果等を掲載可能な情報掲載部と、受
    発注情報を掲載可能な受発注情報掲載部とを備えたこと
    を特徴とする建物ユニット販売システム。
  2. 【請求項2】前記施工業者等の要求条件等を掲載可能な
    情報掲載部が、使用する建築部材の仕様情報を掲載可能
    であることを特徴する請求項1記載の建物ユニット販売
    システム。
  3. 【請求項3】前記受発注情報掲載部が、建物ユニット構
    造体の出荷情報を取得可能であることを特徴する請求項
    1または2記載の建物ユニット販売システム。
  4. 【請求項4】前記受発注情報掲載部が、建物ユニット構
    造体に対する建築部材の取付情報および建物ユニット構
    造体間の組立情報のうちの少なくとも一方を取得可能で
    あることを特徴する請求項1ないし3のいずれかに記載
    の建物ユニット販売システム。
  5. 【請求項5】通信回線を介して情報を配信可能な情報配
    信手段を備え、 該情報配信手段が、建築部材業者等の供給可能な建築部
    材を掲載可能な部材情報掲載部と、受発注情報を掲載可
    能な受発注情報掲載部とを備えたことを特徴とする建築
    部材調達システム。
  6. 【請求項6】前記部材情報掲載部が、選択した建築部材
    が存在する最寄りの場所を検索する機能を備えたことを
    特徴とする請求項5記載の建築部材調達システム。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2013532784A (ja) * 2010-08-06 2013-08-19 ブルー ホームズ,インコーポレイテッド 折りたたみ式建造ユニット

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