JP2002373000A - 音声符号化復号方式間の符号変換方法、その装置、そのプログラム及び記憶媒体 - Google Patents

音声符号化復号方式間の符号変換方法、その装置、そのプログラム及び記憶媒体

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Abstract

(57)【要約】 【課題】 異なる符号化復号方式を用いて音声通信を行
うに際し、音声をある方式により符号化して得た符号
を、他の方式により復号可能な符号に高音質かつ低演算
量で変換する技術を提供すること。 【解決手段】 第2の評価値計算回路は、第1の線形予
測係数と、記憶保持されている第2の線形予測係数と、
複数の線形予測係数があらかじめ格納されているテーブ
ルから読み込まれた第3の線形予測係数と、過去におい
て前記テーブルから読み込まれた第3の線形予測係数の
うち、選択され、記憶保持されている第4の線形予測係
数と、から評価値を計算し、第2の評価値最小化回路
は、前記評価値が最小の値となるときの前記第3の線形
予測係数を選出し、選出された前記第3の線形予測係数
に対応する符号を第2の符号化復号方式により復号可能
な符号として出力する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、音声信号を低ビッ
トレートで伝送あるいは蓄積するための符号化および復
号方法に関し、特に、異なる符号化復号方式を用いて音
声通信を行うに際し、音声をある方式により符号化して
得た符号を、他の方式により復号可能な符号に高音質か
つ低演算量で変換する、符号変換方法及び装置と、その
プログラム及びそれが格納された記録媒体に関する。
【0002】
【従来の技術】音声信号を中低ビットレートで高能率に
符号化する方法として、音声信号を線形予測(Linear P
rediction: LP)フィルタとそれを駆動する励振信号と
に分離して符号化する方法が広く用いられている。その
代表的な方法の一つにCode Excited Linear Prediction
(CELP)がある。CELPでは、入力音声の周波数特性を表
す線形予測係数が設定された線形予測フィルタを、入力
音声のピッチ周期を表す適応コードブック(Adaptive C
odebook: ACB)と、乱数やパルスから成る固定コードブ
ック(Fixed Codebook: FCB)との和で表される励振信
号により駆動することで、合成音声信号が得られる。こ
のとき、前記ACB成分と前記FCB成分とには各々ゲイン
(ACBゲインとFCBゲイン)を乗ずる。なお、CELPに関し
てはM. Schroederらによる「Code excited linear pred
iction: High quality speech at very low bit rate
s」(Proc. of IEEE Int. Conf. on Acoust., Speech a
nd Signal Processing, pp.937-940, 1985)(「文献
1」という)が参照される。
【0003】ところで、例えば3G移動体網と有線パケッ
ト網と間の相互接続を想定した場合、各網で用いられる
標準音声符号化方式間の相互接続性が問題となる場合が
ある。これに対する最も簡単な解法はタンデム接続であ
るが、一方の標準方式を用いて音声を符号化して得た符
号列からその標準方式を用いて音声信号を一旦復号し、
この復号された音声信号を他方の標準方式を用いて再度
符号化を行うことになるため、一般に音質の低下、遅延
の増加、計算量の増加を招くという問題がある。
【0004】これに対して、一方の標準方式を用いて音
声を符号化して得た符号を他方の標準方式により復号可
能な符号に変換する、符号変換方式は前述の問題を解決
できる可能性がある。符号を変換する方法については、
Hong-Goo Kangらによる「Improving Transcoding Capab
ility of Speech Coders in Clean and Frame Erasured
Channel Environments」 (Proc. of IEEE Workshop on
Speech Coding 2000,pp.78-80, 2000)(「文献2」と
いう)が参照される。
【0005】図12は、第1の音声符号化方式(方式
A)を用いて音声を符号化して得た符号を、第2の方式
(方式B)により復号可能な符号に変換する、符号変換
装置の構成の一例を示す図である。方式Aにおいて、線
形予測係数の符号化は、 msec周期(フレーム)毎に行われ、ACB、FCBおよびゲイ
ンなど励振信号の構成要素の符号化は msec周期(サブフレーム)毎に行われるものとし、一
方、方式Bにおいては、線形予測係数の符号化は msec周期(フレーム)毎に行われ、励振信号の構成要素
の符号化は msec周期(サブフレーム)毎に行われるものとする。こ
こで、例えば文献2に記述されている符号変換装置は、
ITU-T標準G.729と北米TDMAシステム標準IS-641間の符号
変換を行う。前者を方式Aとし、後者を方式Bとすれ
ば、 は10 msec、 は20 msecとなり、 および は5 msecとなる。
【0006】以下の説明において、方式Aのフレーム長 と方式Bのフレーム長 との関係は、 であるとし、サブフレーム数は、 であるとする。ここで、サンプリング周波数を8000 Hz
とすれば、上記の例では、 は160サンプル、 は320サンプル、 および は80サンプルとなる。
【0007】図12を参照して、従来の符号変換装置の
各構成要素について説明する。
【0008】入力端子10から第1の方式(方式A)に
より音声を符号化して得た符号列を入力する。
【0009】符号分離回路1010は、入力端子10か
ら入力した符号列から、線形予測係数(LP係数)、AC
B、FCB、ACBゲインおよびFCBゲインに対応する符号、す
なわちLP係数符号、ACB符号、FCB符号、ゲイン符号を分
離する。ここで、ACBゲインとFCBゲインはまとめて符号
化復号されるものとし、簡単のため、これをゲイン、そ
の符号をゲイン符号と呼ぶことにする。そして、LP係数
符号をLP係数符号変換回路100へ出力し、ACB符号
をACB符号変換回路200へ出力し、FCB符号をFCB符号
変換回路300へ出力し、ゲイン符号をゲイン符号変換
回路400へ出力する。
【0010】LP係数符号変換回路100は、符号分離
回路1010から出力されるLP係数符号を入力し、前記
LP係数符号を第2の方式(方式B)により復号可能な符
号に変換する。この変換されたLP係数符号を、符号多重
回路1020へ出力する。
【0011】ACB符号変換回路200は、符号分離回路
1010から出力されるACB符号を入力し、前記ACB符号
を方式Bにより復号可能な符号に変換する。この変換さ
れたACB符号を、符号多重回路1020へ出力する。
【0012】FCB符号変換回路300は、符号分離回路
1010から出力されるFCB符号を入力し、前記FCB符号
を方式Bにより復号可能な符号に変換する。この変換さ
れたFCB符号を、符号多重回路1020へ出力する。
【0013】ゲイン符号変換回路400は、符号分離回
路1010から出力されるゲイン符号を入力し、前記ゲ
イン符号を方式Bにより復号可能な符号に変換する。こ
の変換されたゲイン符号を、符号多重回路1020へ出
力する。
【0014】各変換回路のより具体的な動作を以下に説
明する。
【0015】LP係数符号変換回路100は、符号分離回
路1010から入力した第1のLP係数符号を、第1の方
式(方式A)におけるLP係数復号方法により復号して、
第1のLP係数を得る。次に、前記第1のLP係数を、第2
の方式(方式B)におけるLP係数の量子化方法および符
号化方法により量子化および符号化して第2のLP係数符
号を得る。そして、これを第2の方式(方式B)におけ
るLP係数復号方法により復号可能な符号として符号多重
回路1020へ出力する。
【0016】ACB符号変換回路200は、符号分離回路
1010から入力した第1のACB符号を、第1の方式
(方式A)における符号と第2の方式(方式B)におけ
る符号との対応関係を用いて読み替えることにより、第
2のACB符号を得る。そして、これを第2の方式(方式
B)におけるACB復号方法により復号可能な符号として
符号多重回路1020へ出力する。
【0017】ここで、図13を参照して、符号の読み替
えについて説明する。例えば、方式AにおけるACB符号 が56のとき、これに対応するACB遅延 が76であるとする。方式Bでは、ACB符号 が53のとき、これに対応するACB遅延 が76であるとすると、ACB遅延の値が同一(この場合で
は76)となるように、方式Aから方式BへとACB符号を
変換するには、方式AにおけるACB符号56を方式Bにお
けるACB符号53に対応付ければよい。以上により、符号
の読み替えについての説明を終え、再び図12の説明に
戻る。
【0018】FCB符号変換回路300は、符号分離回路
1010から入力した第1のFCB符号を、第1の方式
(方式A)における符号と第2の方式(方式B)におけ
る符号との対応関係を用いて読み替えることにより、第
2のFCB符号を得る。そして、これを第2の方式(方式
B)におけるFCB復号方法により復号可能な符号として
符号多重回路1020へ出力する。ここで、符号の読み
替えは、前述したACB符号の変換におけるそれと同様の
方法で実現できる。あるいは、後述するLP係数符号の変
換と同様の方法で実現することもできる。
【0019】ゲイン符号変換回路400は、符号分離回
路1010から入力した第1のゲイン符号を、第1の方
式(方式A)におけるゲイン復号方法により復号して、
第1のゲインを得る。次に、前記第1のゲインを、第2
の方式(方式B)におけるゲインの量子化方法および符
号化方法により量子化および符号化して第2のゲイン符
号を得る。そして、これを第2の方式(方式B)におけ
るゲイン復号方法により復号可能な符号として符号多重
回路1020へ出力する。
【0020】ここで、ゲイン符号の変換はLP係数符号の
変換と同様の方法で実現できるため、以下では簡単のた
め、LP係数符号の変換のみに着目し、これを詳細に説明
する。
【0021】図14を参照して、LP係数符号変換回路1
00の各構成要素について説明する。
【0022】前述のITU-T標準G.729など多くの標準方式
では、LP係数を線スペクトル対(Line Spectral Pair:
LSP)で表現し、LSPを符号化および復号することが多い
ため、以下LP係数はLSPにより表現されているものとす
る。ここで、LP係数からLSPへの変換、およびLSPからLP
係数への変換については、周知の方法、例えば、「Codi
ng of Speech at 8 kbit/s using Conjugate-Structure
Algebraic-Code-Excited Linear-Prediction (CS-ACEL
P)」(ITU-T Recommendation G.729)(「文献3」とい
う)の第3.2.3節および第3.2.6節の記載が参照される。
【0023】LP係数復号回路110は、LP係数符号から
対応するLSPを復号する。LP係数復号回路110は、複
数セットのLSPが格納された第1のLSPコードブック11
1を備えており、符号分離回路1010から出力される
LP係数符号を、入力端子31を介して入力し、前記LP係数
符号に対応するLSPを前記第1のLSPコードブック111
より読み出し、読み出されたLSPをLP係数修正回路12
0へ出力する。ここで、LP係数符号からのLSPの復号
は、方式AにおけるLP係数(ここではLSPにより表現され
ている)の復号方法に従い、方式AのLSPコードブック
を用いる。
【0024】LP係数修正回路120は、LP係数復号回路
110から出力されるLSPを入力し、前記LSPを修正し、
修正されたLSP(修正LSP)をLP係数符号化回路130へ
出力する。ここで、方式Aのフレーム長と方式Bのフレ
ーム長との関係を、 とした場合、図15に示すように、方式Aの2フレーム
(第2n-1フレームと第2nフレーム)が方式Bの1フレー
ム(第nフレーム)に対応するため、LSPの修正は、例え
ば次式 に基づいて行うことが可能である。ただし、 は、方式Aの修正LSP(すなわちLP係数修正回路120
の出力)であり、方式Bの第nフレームで用いられる。 は、方式Aの第mフレームにおいてLP係数復号回路11
0から出力されるLSPである。なお、 および はP次元ベクトル(Pは線形予測次数)とする。
【0025】LSPの修正には、より簡単な方法として、
例えば次式 に基づく方法も考えられる。また、より複雑な修正方法
については、文献2の第3節の記載が参照される。
【0026】LP係数符号化回路130は、LP係数修正回
路120から出力される修正LSPを入力し、複数セット
のLSPが格納された第2のLSPコードブック131からLS
Pとそれに対応する符号を読み込み、前記修正LSPを量子
化および符号化し、得られた符号、すなわちLP係数符号
を、出力端子32を介して符号多重回路1020へ出力
する。ここで、前記修正LSPの量子化および符号化は、
方式BにおけるLP係数の量子化方法および符号化方法に
従い、方式BのLSPコードブックを用いる。
【0027】図16を参照して、LP係数符号化回路13
0の各構成要素について説明する。
【0028】第2のLSPコードブック131は、複数セ
ットのLSPを格納しており、前記LSPとそれに対応する符
号を評価値計算回路132へ出力する。
【0029】評価値計算回路132は、LP係数修正回路
120から出力される修正LSPを、入力端子33を介し
て入力し、複数セットのLSPが格納された第2のLSPコー
ドブック131からLSPとそれに対応する符号を読み込
み、これらから評価値を計算し、前記評価値と前記符号
を評価値最小化回路133へ出力する。前記評価値の計
算は、LSPコードブックに格納されている全てのLSPに対
して行われる。評価値は、目標としての修正LSPとLSPコ
ードブックに格納されているLSPとの自乗誤差として定
義され、次式により表される。 ここで、 は第nフレームにおける評価値、 および は各々P次元ベクトル(Pは線形予測次数)、 および の第i要素、 は第nフレームにおける修正LSP、 は第nフレームにおいてLSPコードブックから読み出され
たLSPであり、 はLSPコードブックの大きさ(格納されているLSPセット
の数)である。
【0030】評価値最小化回路133は、評価値計算回
路132から出力される評価値と、前記評価値の計算に
用いられたLSPに対応する符号を入力し、前記評価値が
最小の値となるときの前記符号を選出し、これをLP係数
符号として出力端子32を介して符号多重回路1020
へ出力する。
【0031】以上により、LP係数符号化回路130および
それを含むLP係数符号変換回路100の説明を終え、再び
図12の説明に戻る。
【0032】符号多重回路1020は、LP係数符号変
換回路100から出力されるLP係数符号と、ACB符号変
換回路200から出力されるACB符号と、FCB符号変換回
路300から出力されるFCB符号と、ゲイン符号変換回
路400から出力されるゲイン符号を入力し、これらを
多重化して得られる符号列を出力端子20を介して出力
する。
【0033】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記し
た従来の符号変換装置は、線形予測係数あるいはゲイン
などのパラメータに対応する符号を変換するに際して、
符号変換後の符号から生成される復号音声において異音
を発生する場合があるという問題点を有している。
【0034】その理由は、第1の方式の符号化器への入
力音声から得られる前記パラメータの時間的変化の望ま
しい様態と、第2の方式の復号器において符号変換後の
符号から復号して得られる前記パラメータの時間的変化
の様態とが著しく異なるためである。
【0035】そしてこのことは、第1の方式から出力さ
れた符号を、第1の方式におけるパラメータ復号方法に
より復号して得られる前記パラメータの時間的変化の様
態が、第1の方式における量子化のために、前記入力音
声から得られる前記パラメータの時間的変化の望ましい
様態とは既に異なっており、この復号して得た前記パラ
メータを第2の方式におけるパラメータ量子化方法によ
りさらに量子化するために生じる。
【0036】したがって、本発明は、上記問題点に鑑み
て発明されたものであって、その目的は、前記パラメー
タに対応する符号を変換するに際して、第1の方式の符
号化器への前記入力音声から得られる前記パラメータの
時間的変化の望ましい様態と、第2の方式の復号器にお
いて符号変換後の符号から復号して得られる前記パラメ
ータの時間的変化の様態と、が著しく異なることに起因
する、符号変換後の符号から生成される復号音声におけ
る異音の発生を抑止できる装置および方法ならびにその
プログラムを記録した記録媒体を提供することにある。
【0037】これ以外の本発明の目的、特徴、利点等は
以下の説明から、当業者には直ちに明らかとされるであ
ろう。
【0038】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成する第1
の発明は、第1の符号列を第2の符号列へ変換する符号
変換方法において、前記第1の符号列のうち線形予測係
数に対応する符号から第1の線形予測係数を得る第1の
ステップと、前記第1の線形予測係数を記憶保持し、第
2の線形予測係数とする第2のステップと、前記第1の
線形予測係数と、前記第2の線形予測係数と、複数の線
形予測係数が予め格納されているテーブルから順次読み
込まれる第3の線形予測係数とから前記第3の線形予測
係数の各々に対する評価値を計算する第3のステップ
と、前記評価値が最小となる前記第3の線形予測係数を
前記テーブルから選出し、選出された前記第3の線形予
測係数に対応する符号を、第2の符号列における線形予
測係数に対応する符号として出力する第4のステップと
を含むことを特徴とする。
【0039】上記目的を達成する第2の発明は、上記第
1の発明において、前記第3及び第4のステップの代わ
りに、前記第1の線形予測係数と、前記第2の線形予測
係数と、前記テーブルから順次読み込まれる前記第3の
線形予測係数と、過去において前記テーブルから読み込
まれた第3の線形予測係数のうち、選出され、記憶保持
されている第4の線形予測係数とから前記第3の線形予
測係数の各々に対する評価値を計算する第3のステップ
と、前記評価値が最小となるときの前記第3の線形予測
係数を前記テーブルから選出し、選出された前記第3の
線形予測係数に対応する符号を、第2の符号列における
線形予測係数に対応する符号として第2の符号化復号方
式における線形予測係数復号方法により復号可能な符号
として出力する第4のステップと、選出された前記第3
の線形予測係数を記憶保持し、第4の線形予測係数とす
る第5のステップとを含むことを特徴とする。
【0040】上記目的を達成する第3の発明は、上記第
1の発明において、前記第3のステップが、前記第1の
線形予測係数と、前記第3の線形予測係数とから、第1
の自乗誤差を計算し、前記第2の線形予測係数と、前記
第3の線形予測係数とから、第2の自乗誤差を計算し、
前記第2の自乗誤差と前記第1の自乗誤差とから評価値
を計算することを特徴とする。
【0041】上記目的を達成する第4の発明は、上記第
2の発明において、前記第3のステップが、前記第1の
線形予測係数と、前記第3の線形予測係数とから第1の
自乗誤差を計算し、前記第1の線形予測係数と、前記第
2の線形予測係数とから第1の時間変化量を計算し、前
記第3の線形予測係数と、前記第4の線形予測係数とか
ら第2の時間変化量を計算し、前記第1の時間変化量
と、前記第2の時間変化量とから第2の自乗誤差を計算
し、前記第2の自乗誤差と前記第1の自乗誤差とから評
価値を計算することを特徴とする。
【0042】上記目的を達成する第5の発明は、上記第
3又は第4の発明において、前記第2の自乗誤差に制御
係数を乗じ、これを前記第1の自乗誤差に加算すること
により評価値を計算することを特徴とする。
【0043】上記目的を達成する第6の発明は、上記第
3又は第4の発明において、前記第1の自乗誤差と前記
第2の自乗誤差とを、前記制御係数で決定される比で内
分して得られる値を評価値とすることを特徴とする。
【0044】上記目的を達成する第7の発明は、上記第
4の発明において、前記第1の線形予測係数と前記第2
の線形予測係数との差分から、前記第1の時間変化量を
計算し、前記第3の線形予測係数と、前記第4の線形予
測係数との差分から、前記第2の時間変化量を計算する
ことを特徴とする。
【0045】上記目的を達成する第8の発明は、上記第
5又は第6の発明において、前記第1の線形予測係数
と、前記第2の線形予測係数とから第3の時間変化量を
計算し、前記第3の時間変化量から前記制御係数を計算
することを特徴とする。
【0046】上記目的を達成する第9の発明は、上記第
8の発明において、前記第1の線形予測係数と前記第2
の線形予測係数との差分から、前記第3の時間変化量を
計算することを特徴とする。
【0047】上記目的を達成する第10の発明は、上記
第8又は第9の発明において、前記第3の時間変化量が
第1の閾値未満の場合は、前記制御係数を第1の定数で
表し、前記時間変化量が前記第1の閾値以上かつ第2の
閾値未満の場合は、前記制御係数を前記第3の時間変化
量の関数で表し、それ以外の場合は前記制御係数を第2
の定数で表すことを特徴とする。
【0048】上記目的を達成する第11の発明は、第1
の符号列を第2の符号列へ変換する符号変換装置におい
て、前記第1の符号列のうち線形予測係数に対応する符
号から第1の線形予測係数を得る線形予測係数復号回路
と、前記第1の線形予測係数を記憶保持し、第2の線形
予測係数とする記憶回路と、前記第1の線形予測係数
と、前記第2の線形予測係数と、複数の線形予測係数が
予め格納されているテーブルから順次読み込まれる第3
の線形予測係数とから前記第3の線形予測係数の各々に
対する評価値を計算する評価値計算回路と、前記評価値
が最小となる前記第3の線形予測係数を前記テーブルか
ら選出し、選出された前記第3の線形予測係数に対応す
る符号を、第2の符号列における線形予測係数に対応す
る符号として出力する評価値最小化回路とを含むことを
特徴とする。
【0049】上記目的を達成する第12の発明は、上記
第11の発明において、前記評価値計算回路及び前記評
価値最小化回路に代えて、前記第1の線形予測係数と、
前記第2の線形予測係数と、前記テーブルから順次読み
込まれる前記第3の線形予測係数と、記憶保持されてい
る第4の線形予測係数と、から前記第3の線形予測係数
の各々に対する評価値を計算する評価値計算回路と、前
記評価値が最小となる前記第3の線形予測係数を前記テ
ーブルから選出し、選出された前記第3の線形予測係数
に対応する符号を、第2の符号列における線形予測係数
に対応する符号として出力する評価値最小化回路と、選
出された前記第3の線形予測係数を記憶保持し、第4の
線形予測係数とする第2の記憶回路とを含むことを特徴
とする。
【0050】上記目的を達成する第13の発明は、上記
第11の発明において、前記評価値計算回路は、前記第
1の線形予測係数と、前記第3の線形予測係数と、から
第1の自乗誤差を計算し、前記第2の線形予測係数と、
前記第3の線形予測係数と、から第2の自乗誤差を計算
し、前記第2の自乗誤差と前記第1の自乗誤差と、から
評価値を計算するように構成されていることを特徴とす
る。
【0051】上記目的を達成する第14の発明は、上記
第12の発明において、前記評価値計算回路は、前記第
1の線形予測係数と、前記第3の線形予測係数と、から
第1の自乗誤差を計算し、前記第1の線形予測係数と、
前記第2の線形予測係数とから第1の時間変化量を計算
し、前記第3の線形予測係数と、前記第4の線形予測係
数と、から第2の時間変化量を計算し、前記第1の時間
変化量と、前記第2の時間変化量とから第2の自乗誤差
を計算し、前記第2の自乗誤差と前記第1の自乗誤差と
から評価値を計算するように構成されていることを特徴
とする。
【0052】上記目的を達成する第15の発明は、上記
第13又は第14の発明において、前記評価値計算回路
は、前記第2の自乗誤差に制御係数を乗じ、これを前記
第1の自乗誤差に加算することにより評価値を計算する
ように構成されていることを特徴とする。
【0053】上記目的を達成する第16の発明は、上記
第13又は第14の発明において、前記評価値計算回路
は、前記第1の自乗誤差と前記第2の自乗誤差とを、前
記制御係数で決定される比で内分して得られる値を評価
値とするように構成されていることを特徴とする。
【0054】上記目的を達成する第17の発明は、上記
第14の発明において、前記評価値計算回路は、前記第
1の線形予測係数と前記第2の線形予測係数との差分か
ら、前記第1の時間変化量を計算し、前記第3の線形予
測係数と、前記第4の線形予測係数との差分から、前記
第2の時間変化量を計算するように構成されていること
を特徴とする。
【0055】上記目的を達成する第18の発明は、上記
第15又は第16の発明において、前記評価値計算回路
は、前記第1の線形予測係数と、前記第2の線形予測係
数とから第3の時間変化量を計算し、前記第3の時間変
化量から前記制御係数を計算するように構成されている
ことを特徴とする。
【0056】上記目的を達成する第19の発明は、上記
第18の発明において、前記評価値計算回路は、前記第
1の線形予測係数と前記第2の線形予測係数との差分か
ら、前記第3の時間変化量を計算するように構成されて
いることを特徴とする。
【0057】上記目的を達成する第20の発明は、上記
第18又は第19の発明において、前記評価値計算回路
は、前記第3の時間変化量が第1の閾値未満の場合は、
前記制御係数を第1の定数で表し、前記時間変化量が前
記第1の閾値以上かつ第2の閾値未満の場合は、前記制
御係数を前記第3の時間変化量の関数で表し、それ以外
の場合は前記制御係数を第2の定数で表すように構成さ
れていることを特徴とする。
【0058】上記目的を達成する第21の発明は、第1
の符号列を第2の符号列へ変換する符号変換装置を構成
するコンピュータに、(a) 前記第1の符号列のうち線形
予測係数に対応する符号から第1の線形予測係数を得る
処理と、(b) 前記第1の線形予測係数を記憶保持し第2
の線形予測係数とする処理と、(c) 前記第1の線形予測
係数と、前記第2の線形予測係数と、複数の線形予測係
数が予め格納されているテーブルから順次読み込まれる
第3の線形予測係数と、から前記第3の線形予測係数の
各々に対する評価値を計算する処理と、(d) 前記評価値
が最小となる前記第3の線形予測係数を前記テーブルか
ら選出し、選出された前記第3の線形予測係数に対応す
る符号を、第2の符号列における線形予測係数に対応す
る符号として出力する処理とを実行させるためのプログ
ラムであることを特徴とする。
【0059】上記目的を達成する第22の発明は、上記
第21の発明において、前記プログラムの前記(c)及び
前記(d)の処理に代えて、(c) 前記第1の線形予測係数
と、前記第2の線形予測係数と、前記テーブルから順次
読み込まれる前記第3の線形予測係数と、記憶保持され
ている第4の線形予測係数と、から前記第3の線形予測
係数の各々に対する評価値を計算する処理と、(d) 前記
評価値が最小となる前記第3の線形予測係数を前記テー
ブルから選出し、選出された前記第3の線形予測係数に
対応する符号を、第2の符号列における線形予測係数に
対応する符号として出力する処理と、(e) 選出された前
記第3の線形予測係数を記憶保持し第4の線形予測係数
とする処理とを前記コンピュータに実行させるためのプ
ログラムであることを特徴とする。
【0060】上記目的を達成する第23の発明は、上記
第21の発明において、前記(c)の処理が、前記第1の
線形予測係数と、前記第3の線形予測係数とから第1の
自乗誤差を計算し、前記第2の線形予測係数と、前記第
3の線形予測係数とから第2の自乗誤差を計算し、前記
第2の自乗誤差と前記第1の自乗誤差とから評価値を計
算する処理をコンピュータに実行させることを特徴とす
るプログラムであることを特徴とする。
【0061】上記目的を達成する第24の発明は、上記
第22の発明において、前記(c)の処理が、前記第1の
線形予測係数と、前記第3の線形予測係数とから第1の
自乗誤差を計算し、前記第1の線形予測係数と、前記第
2の線形予測係数とから第1の時間変化量を計算し、前
記第3の線形予測係数と、前記第4の線形予測係数とか
ら第2の時間変化量を計算し、前記第1の時間変化量
と、前記第2の時間変化量とから第2の自乗誤差を計算
し、前記第2の自乗誤差と前記第1の自乗誤差とから評
価値を計算する処理をコンピュータに実行させることを
特徴とするプログラムであることを特徴とする。
【0062】上記目的を達成する第25の発明は、上記
第23又は第25の発明において、前記第2の自乗誤差
に制御係数を乗じ、これを前記第1の自乗誤差に加算す
ることにより評価値を計算する処理をコンピュータに実
行させることを特徴とするプログラムであることを特徴
とする。
【0063】上記目的を達成する第26の発明は、上記
第23又は第24の発明において、前記第1の自乗誤差
と前記第2の自乗誤差とを、前記制御係数で決定される
比で内分して得られる値を評価値とする処理をコンピュ
ータに実行ことを特徴とするプログラムであることを特
徴とする。
【0064】上記目的を達成する第27の発明は、上記
第24の発明において、前記第1の線形予測係数と前記
第2の線形予測係数との差分から、前記第1の時間変化
量を計算し、前記第3の線形予測係数と前記第4の線形
予測係数との差分から、前記第2の時間変化量を計算す
る処理をコンピュータに実行させることを特徴とするプ
ログラムであることを特徴とする。
【0065】上記目的を達成する第28の発明は、上記
第25又は第26の発明において、前記第1の線形予測
係数と、前記第2の線形予測係数とから第3の時間変化
量を計算し、前記第3の時間変化量から前記制御係数を
計算する処理をコンピュータに実行させることを特徴と
するプログラムであることを特徴とする。
【0066】上記目的を達成する第29の発明は、上記
第28の発明において、前記第1の線形予測係数と前記
第2の線形予測係数との差分から、前記第3の時間変化
量を計算する処理をコンピュータに実行させることを特
徴とするプログラムであることを特徴とする。
【0067】上記目的を達成する第30の発明は、上記
第28又は第29の発明において、前記第3の時間変化
量が第1の閾値未満の場合は、前記制御係数を第1の定
数で表し、前記時間変化量が第1の閾値以上かつ第2の
閾値未満の場合は、前記制御係数を前記第3の時間変化
量の関数で表し、それ以外の場合は、前記制御係数を第
2の定数で表す処理をコンピュータに実行させることを
特徴とするプログラムであることを特徴とする。
【0068】上記目的を達成する第31の発明は、第1
の符号列を第2の符号列へ変換する符号変換方法におい
て、前記第1の符号列のうちゲインに対応する符号から
第1のゲインを得る第1のステップと、前記第1のゲイ
ンを記憶保持し第2のゲインとする第2のステップと、
前記第1のゲインと、前記第2のゲインと、複数のゲイ
ンがあらかじめ格納されているテーブルから順次読み込
まれる第3のゲインと、から前記第3のゲインの各々に
対する評価値を計算する第3のステップと、前記評価値
が最小となる前記第3のゲインを前記テーブルから選出
し、選出された前記第3のゲインに対応する符号を、第
2の符号列におけるゲインに対応する符号として出力す
る第4のステップと、を含むことを特徴とする。
【0069】上記目的を達成する第32の発明は、上記
第31の発明において、前記第3及び第4のステップに
代えて、前記第1のゲインと、前記第2のゲインと、前
記テーブルから順次読み込まれる前記第3のゲインと、
過去において前記テーブルから読み込まれた第3の線形
予測係数のうち、選出され、記憶保持されている第4の
ゲインと、から前記第3のゲインの各々に対する評価値
を計算する第3のステップと、前記評価値が最小となる
ときの前記第3のゲインを前記テーブルから選出し、選
出された前記第3のゲインに対応する符号を、第2の符
号列におけるゲインに対応する符号として第2の符号化
復号方式における線形予測係数復号方法により復号可能
な符号として出力する第4のステップと、選出された前
記第3のゲインを記憶保持し第4のゲインとする第5の
ステップとを含むことを特徴とする。
【0070】上記目的を達成する第33の発明は、上記
第31の発明において、前記第3のステップにおいて、
前記第1のゲインと、前記第3のゲインとから第1の自
乗誤差を計算し、前記第2のゲインと、前記第3のゲイ
ンと、から第32の自乗誤差を計算し、前記第32の自
乗誤差と前記第1の自乗誤差とから評価値を計算するこ
とを特徴とする。
【0071】上記目的を達成する第34の発明は、上記
第32の発明において、前記第3のステップが、前記第
1のゲインと、前記第3のゲインとから第1の自乗誤差
を計算し、前記第1のゲインと、前記第2のゲインとか
ら第1の時間変化量を計算し、前記第3のゲインと、前
記第4のゲインとから第2の時間変化量を計算し、前記
第1の時間変化量と、前記第2の時間変化量とから第2
の自乗誤差を計算し、前記第2の自乗誤差と前記第1の
自乗誤差とから評価値を計算することを特徴とする。
【0072】上記目的を達成する第35の発明は、上記
第33又は第34の発明において、前記第2の自乗誤差
に制御係数を乗じ、これを前記第1の自乗誤差に加算す
ることにより評価値を計算することを特徴とする。
【0073】上記目的を達成する第36の発明は、上記
第33又は第34の発明において、前記第1の自乗誤差
と前記第2の自乗誤差とを、前記制御係数で決定される
比で内分して得られる値を評価値とすることを特徴とす
る。
【0074】上記目的を達成する第37の発明は、上記
第34の発明において、前記第1のゲインと前記第2の
ゲインとの差分から前記第1の時間変化量を計算し、前
記第3のゲインと前記第4のゲインとの差分から前記第
2の時間変化量を計算することを特徴とする。
【0075】上記目的を達成する第38の発明は、上記
第35又は第36の発明において、前記第1のゲインと
前記第2のゲインとから第3の時間変化量を計算し、前
記第3の時間変化量から前記制御係数を計算することを
特徴とする。
【0076】上記目的を達成する第39の発明は、上記
第38の発明において、前記第1のゲインと前記第2の
ゲインとの差分から前記第3の時間変化量を計算するこ
とを特徴とする。
【0077】上記目的を達成する第40の発明は、上記
第38又は第39の発明において、前記第3の時間変化
量が第1の閾値未満の場合は、前記制御係数を第1の定
数で表し、前記時間変化量が第1の閾値以上かつ第2の
閾値未満の場合は、前記制御係数を前記第3の時間変化
量の関数で表し、それ以外の場合は、前記制御係数を第
2の定数で表すことを特徴とする。
【0078】上記目的を達成する第41の発明は、第1
の符号列を第2の符号列へ変換する符号変換装置におい
て、前記第1の符号列のうちゲインに対応する符号から
第1のゲインを得るゲイン復号回路と、前記第1のゲイ
ンを記憶保持し第2のゲインとする記憶回路と、前記第
1のゲインと、前記第2のゲインと、複数のゲインがあ
らかじめ格納されているテーブルから順次読み込まれる
第3のゲインとから前記第3のゲインの各々に対する評
価値を計算する評価値計算回路と、前記評価値が最小と
なる前記第3のゲインを前記テーブルから選出し、選出
された前記第3のゲインに対応する符号を、第2の符号
列におけるゲインに対応する符号として出力する評価値
最小化回路と、を含むことを特徴とする。
【0079】上記目的を達成する第42の発明は、上記
第41の発明において、前記評価値計算回路及び評価値
最小化回路に代えて、前記第1のゲインと、前記第2の
ゲインと、前記テーブルから順次読み込まれる前記第3
のゲインと、記憶保持されている第4のゲインと、から
前記第3のゲインの各々に対する評価値を計算する評価
値計算回路と、前記評価値が最小となる前記第3のゲイ
ンを前記テーブルから選出し、選出された前記第3のゲ
インに対応する符号を、第2の符号列におけるゲインに
対応する符号として出力する評価値最小化回路と、選出
された前記第3のゲインを記憶保持し第4のゲインとす
る第2の記憶回路とを含むことを特徴とする。
【0080】上記目的を達成する第43の発明は、上記
第41の発明において、前記評価値計算回路は、前記第
1のゲインと前記第3のゲインとから第1の自乗誤差を
計算し、前記第2のゲインと前記第3のゲインとから第
2の自乗誤差を計算し、前記第2の自乗誤差と前記第1
の自乗誤差とから評価値を計算するように構成されてい
ることを特徴とする。
【0081】上記目的を達成する第44の発明は、上記
第42の発明において、前記評価値計算回路は、前記第
1のゲインと前記第3のゲインとから第1の自乗誤差を
計算し、前記第1のゲインと前記第2のゲインとから第
1の時間変化量を計算し、前記第3のゲインと前記第4
のゲインとから第2の時間変化量を計算し、前記第1の
時間変化量と前記第2の時間変化量とから第2の自乗誤
差を計算し、前記第2の自乗誤差と前記第1の自乗誤差
とから評価値を計算するように構成されていることを特
徴とする。
【0082】上記目的を達成する第45の発明は、上記
第44の発明において、前記第2の自乗誤差に制御係数
を乗じ、これを前記第1の自乗誤差に加算することによ
り評価値を計算することを特徴とする。
【0083】上記目的を達成する第46の発明は、上記
第43又は第44の発明において、前記第1の自乗誤差
と前記第2の自乗誤差とを、前記制御係数で決定される
比で内分して得られる値を評価値とするように構成され
ていることを特徴とする。
【0084】上記目的を達成する第47の発明は、上記
第44の発明において、前記第1のゲインと前記第2の
ゲインとの差分から前記第1の時間変化量を計算し、前
記第3のゲインと、前記第4のゲインとの差分から前記
第2の時間変化量を計算することを特徴とする。
【0085】上記目的を達成する第48の発明は、上記
第45又は第46の発明において、前記第1のゲインと
前記第2のゲインとから第3の時間変化量を計算し、前
記第3の時間変化量から前記制御係数を計算することを
特徴とする。
【0086】上記目的を達成する第49の発明は、上記
第48の発明において、前記第1のゲインと前記第2の
ゲインとの差分から、前記第3の時間変化量を計算する
ように構成されていることを特徴とする。
【0087】上記目的を達成する第50の発明は、上記
第48又は第49の発明において、前記第3の時間変化
量が第1の閾値未満の場合は、前記制御係数を第1の定
数で表し、前記時間変化量が第1の閾値以上かつ第2の
閾値未満の場合は、前記制御係数を前記第3の時間変化
量の関数で表し、それ以外の場合は、前記制御係数を第
2の定数で表すように構成されていることを特徴とす
る。
【0088】上記目的を達成する第51の発明は、上記
第3又は第4の発明において、第1の符号列を第2の符
号列へ変換する符号変換装置を構成するコンピュータ
に、(a) 前記第1の符号列のうちゲインに対応する符号
から第1のゲインを得る処理と、(b) 前記第1のゲイン
を記憶保持し第2のゲインとする処理と、(c) 前記第1
のゲインと、前記第2のゲインと、複数のゲインがあら
かじめ格納されているテーブルから順次読み込まれる第
3のゲインと、から前記第3のゲインの各々に対する評
価値を計算する処理と、(d) 前記評価値が最小となる前
記第3のゲインを前記テーブルから選出し、選出された
前記第3のゲインに対応する符号を、第2の符号列にお
けるゲインに対応する符号として出力する処理とを実行
させるためのプログラムであることを特徴とする。
【0089】上記目的を達成する第52の発明は、上記
第51の発明において、前記(c)及び(d)の処理に代え
て、(c) 前記第1のゲインと、前記第2のゲインと、前
記テーブルから順次読み込まれる前記第3のゲインと、
記憶保持されている第4のゲインと、から前記第3のゲ
インの各々に対する評価値を計算する処理と、(d) 前記
評価値が最小となる前記第3のゲインを前記テーブルか
ら選出し、選出された前記第3のゲインに対応する符号
を、第2の符号列におけるゲインに対応する符号として
出力する処理と、(e) 選出された前記第3のゲインを記
憶保持し第4のゲインとする処理とをコンピュータに実
行させるためのプログラムであることを特徴とする。
【0090】上記目的を達成する第53の発明は、上記
第51の発明において、前記(c)の処理が、前記第1の
ゲインと、前記第3のゲインとから第1の自乗誤差を計
算し、前記第2のゲインと、前記第3のゲインとから第
2の自乗誤差を計算し、前記第2の自乗誤差と前記第1
の自乗誤差とから評価値を計算する処理をコンピュータ
に実行させることを特徴とするプログラムであることを
特徴とする。
【0091】上記目的を達成する第54の発明は、上記
第52の発明において、前記(c)の処理が、前記第1の
ゲインと、前記第3のゲインとから第1の自乗誤差を計
算し、前記第1のゲインと、前記第2のゲインとから第
1の時間変化量を計算し、前記第3のゲインと、前記第
4のゲインとから第2の時間変化量を計算し、前記第1
の時間変化量と、前記第2の時間変化量とから第2の自
乗誤差を計算し、前記第2の自乗誤差と前記第1の自乗
誤差とから評価値を計算する処理をコンピュータに実行
させることを特徴とするプログラムであることを特徴と
する。
【0092】上記目的を達成する第55の発明は、上記
第53又は第54の発明において、前記第2の自乗誤差
に制御係数を乗じ、これを前記第1の自乗誤差に加算す
ることにより評価値を計算する処理をコンピュータに実
行させることを特徴とするプログラムであることを特徴
とする。
【0093】上記目的を達成する第56の発明は、上記
第53又は第54の発明において、前記第1の自乗誤差
と前記第2の自乗誤差とを、前記制御係数で決定される
比で内分して得られる値を評価値とする処理をコンピュ
ータに実行させることを特徴とするプログラムであるこ
とを特徴とする。
【0094】上記目的を達成する第57の発明は、上記
第53の発明において、前記第1のゲインと前記第2の
ゲインとの差分から、前記第1の時間変化量を計算し、
前記第3のゲインと前記第4のゲインとの差分から、前
記第2の時間変化量を計算する処理をコンピュータに実
行させことを特徴とするプログラムであることを特徴と
する。
【0095】上記目的を達成する第58の発明は、上記
第55又は第56の発明において、前記第1のゲインと
前記第2のゲインとから第3の時間変化量を計算し、前
記第3の時間変化量から前記制御係数を計算する処理を
コンピュータに実行させることを特徴とするプログラム
であることを特徴とする。
【0096】上記目的を達成する第59の発明は、上記
第58の発明において、前記第1のゲインと前記第2の
ゲインとの差分から、前記第3の時間変化量を計算する
処理をコンピュータに実行させることを特徴とするプロ
グラムであることを特徴とする。
【0097】上記目的を達成する第60の発明は、上記
第58又は第59の発明において、前記第3の時間変化
量が第1の閾値未満の場合は、前記制御係数を第1の定
数で表し、前記時間変化量が第1の閾値以上かつ第2の
閾値未満の場合は、前記制御係数を前記第3の時間変化
量の関数で表し、それ以外の場合は、前記制御係数を第
2の定数で表す処理をコンピュータに実行させることを
特徴とするプログラムであることを特徴とする。
【0098】上記目的を達成する第61の発明は、上記
第21から第30の発明のいずれかに記載のプログラム
が格納された記録媒体であることを特徴とする。
【0099】上記目的を達成する第62の発明は、上記
第51から第60の発明のいずれかに記載のプログラム
が格納された記録媒体であることを特徴とする。
【0100】本発明では、第1の方式と第2の方式との
間の符号変換において、第1の方式におけるパラメータ
復号方法を用いて符号から復号したパラメータを、第2
の方式におけるパラメータ量子化方法を用いて量子化す
るに際し、量子化された前記パラメータの時間的変化の
様態が、量子化前の前記パラメータのそれに近づくよう
に、前記量子化において、現在と過去の量子化前の前記
パラメータと、現在と過去の量子化後の前記パラメータ
とから計算される、前記パラメータの時間変化量の量子
化前後での差分を包含した評価値を最小化する。
【0101】したがって、前記パラメータの時間変化量
の量子化前後での差分が小さくなり、その結果として、
第1の方式の符号化器への入力音声から得られる前記パ
ラメータの時間的変化の望ましい様態と、第2の方式の
復号器において符号変換後の符号から復号して得られる
前記パラメータの時間的変化の様態との差異が低減さ
れ、符号変換後の符号から生成される復号音声における
異音の発生を抑止できる。
【0102】
【発明の実施の形態】次に、本発明の実施の形態につい
て図面を参照して詳細に説明する。
【0103】図1は、本発明による符号変換装置の第1
の実施の形態の構成を示す図である。
【0104】図1において、図12と同一または同等の
要素には、同一の参照符号が付されている。図1におい
て、入力端子10、出力端子20、符号分離回路101
0、符号多重回路1020、ACB符号変換回路200、F
CB符号変換回路300およびゲイン符号変換回路400
は図12に示した要素と同じであるため、これらの要素
の説明は省略し、以下では、主に、図12に示した構成
との相違点について説明する。
【0105】図1を参照すると、図12に示した構成と
の相違点は、LP係数符号変換回路100がLP係数符号変
換回路1100により置換されている点である。なお、
後に説明する第2の実施の形態、第3の実施の形態およ
び第4の実施の形態においても、LP係数符号変換回路1
00が、各々LP係数符号変換回路2100、3100お
よび4100により置換されている点が相違点であるた
め、これらの参照符号も併せて示し、図1をこれらの実
施の形態で共用する。
【0106】図2は、LP係数符号変換回路1100の構
成を示す図である。LP係数符号変換回路1100の構成
と、図14に示したLP係数符号変換回路100の構成と
の相違点は、図2を参照すると、LP係数符号化回路13
0がLP係数符号化回路1130により置換されている点
である。なお、後に説明する第2の実施の形態、第3の
実施の形態および第4の実施の形態においても、LP係数
符号化回路130が、各々LP係数符号化回路2130、
3130および4130により置換されている点が相違
点であるため、前述の図1の場合と同様に、これらの参
照符号も併せて示し、図2をこれらの実施の形態で共用
する。
【0107】図3は、LP係数符号化回路1130の構成
を示す図である。図3において、図16と同一または同
等の要素には、同一の参照符号が付されている。図3に
おいて、入力端子33、出力端子32および第2のLSP
コードブック131は、図16に示した要素と同じであ
るため、これらの要素の説明は省略し、以下では主に、
図16に示した構成との相違点について説明する。
【0108】図3を参照すると、LP係数符号化回路11
30においては、図16に示した構成に、記憶回路11
34と第2の記憶回路1135とが追加され、また、評
価値計算回路132と評価値最小化回路133とが、各
々第2の評価値計算回路1132と第2の評価値最小化
回路1133とにより置換されている。
【0109】記憶回路1134は、LP係数修正回路12
0から出力される修正LSPを、入力端子33を介して入
力し、これを保持する。そして、保持している過去に入
力された前記修正LSPを第2の評価値計算回路1132
へ出力する。
【0110】第2の記憶回路1135は、第2の評価値
最小化回路1133において選出されたLSP(選出LSP)
を入力し、これを保持する。そして、保持している過去
に入力された前記選出LSPを第2の評価値計算回路11
32へ出力する。
【0111】第2の評価値計算回路1132は、LP係数
修正回路120から出力される修正LSPを、入力端子3
3を介して入力し、記憶回路1134から出力される過
去の修正LSPを入力し、第2の記憶回路1135から出
力される過去の選出LSPを入力し、複数セットのLSPが格
納された第2のLSPコードブック131からLSPとそれに
対応する符号を読み込み、これらから評価値を計算し、
前記評価値と、LSPコードブックから読み込んだ前記LSP
および前記符号とを第2の評価値最小化回路1133へ
出力する。前記評価値の計算は、LSPコードブックに格
納されている全てのLSPに対して行われる。評価値は、
目標としての修正LSPとLSPコードブックに格納されてい
るLSPとの自乗誤差に、目標としての前記修正LSPの時間
変化量 と選出されるLSPの時間変化量 との自乗誤差を加算した量として定義され、次式により
表される。 あるいは ここで、 は第nフレームにおける評価値、 および は各々P次元ベクトル(Pは線形予測次数) および の第i要素、 は第nフレームにおける修正LSP、 は第nフレームにおいてLSPコードブックから読み出され
たLSPであり、k=1,…,Nqcb、NqcbはLSPコ
ードブックの大きさ(格納されているLSPセットの数)
である。また、μは前記評価値における第2項の寄与度
を制御する係数であり、ここでは、簡単のため、ある定
数(例えば、0.4)とする。修正LSPの時間変化量と選出
されるLSPの時間変化量は各々、 と表される。ただし、 はP次元ベクトル の第i要素であり、 は、第nフレームにおける選出LSPである。
【0112】第2の評価値最小化回路1133は、第2
の評価値計算回路1132から出力される評価値と、前
記評価値の計算に用いられたLSP、およびこれに対応す
る符号を入力し、前記評価値が最小の値となるときの前
記LSP、およびこれに対応する符号を選出し、選出され
た前記LSP(選出LSP)を第2の記憶回路1135へ出力
し、選出された前記符号をLP係数符号として出力端子3
2を介して符号多重回路1020へ出力する。
【0113】次に、本発明の第2の実施の形態について
説明する。図1は、本発明による符号変換装置の第2の
実施の形態の構成を示す図である。前述したように、第
1の実施例と図1を共用している。第2の実施例を示す
図としての図1の構成における図12に示した構成との
相違点は、LP係数符号変換回路100がLP係数符号変換
回路2100により置換されている点であり、LP係数符
号変換回路2100と従来例におけるLP係数符号変換回
路100との相違点は、LP係数符号化回路130がLP係
数符号化回路2130により置換されている点であるた
め、以下では、LP係数符号化回路2130について説明
する。
【0114】図4は、本発明による符号変換装置の第2
の実施の形態における、LP係数符号化回路2130の構
成を示す図である。図4において、図3および図16と
同一または同等の要素には、同一の参照符号が付されて
いる。
【0115】図4を参照すると、LP係数符号化回路21
30においては、図16に示した構成に、記憶回路11
34が追加され、また、評価値計算回路132が、第3
の評価値計算回路2132により置換されている。な
お、図4において、入力端子33、出力端子32、第2
のLSPコードブック131および評価値最小化回路13
3は、図16に示した要素と同じであり、記憶回路11
34は図3に示した要素と同じであるため、これらの要
素の説明は省略する。
【0116】第3の評価値計算回路2132は、LP係数
修正回路120から出力される修正LSPを、入力端子3
3を介して入力し、記憶回路1134から出力される過
去の修正LSPを入力し、複数セットのLSPが格納された第
2のLSPコードブック131からLSPとそれに対応する符
号を読み込み、これらから評価値を計算し、前記評価値
と前記符号を評価値最小化回路133へ出力する。前記
評価値の計算は、LSPコードブックに格納されている全
てのLSPに対して行われる。評価値は、目標としての修
正LSPとLSPコードブックに格納されているLSPとの自乗
誤差に、目標としての過去の修正LSPと前記LSPとの自乗
誤差を加算した量として定義され、次式により表され
る。 あるいは ここで、 は第nフレームにおける評価値、 および は各々P次元ベクトル(Pは線形予測次数) および の第i要素、 は第nフレームにおける修正LSP、 は第nフレームにおいてLSPコードブックから読み出され
たLSPであり、k=1,…,Nqcb、NqcbはLSPコ
ードブックの大きさ(格納されているLSPセットの数)
である。また、μは前記評価値における第2項の寄与度
を制御する係数であり、ここでは、簡単のため、ある定
数(例えば、0.4)とする。
【0117】次に、本発明の第3の実施の形態について
説明する。図1は、本発明による符号変換装置の第3の
実施の形態の構成を示す図である。前述したように、第
1および第2の実施の形態と図1を共用している。第3
の実施の形態を示す図としての図1の構成における図1
2に示した構成との相違点は、LP係数符号変換回路10
0がLP係数符号変換回路3100により置換されている
点であり、LP係数符号変換回路3100と従来例におけ
るLP係数符号変換回路100との相違点は、LP係数符号
化回路130がLP係数符号化回路3130により置換さ
れている点であるため、以下では、LP係数符号化回路3
130について説明する。
【0118】図5は、本発明による符号変換装置の第3
の実施の形態における、LP係数符号化回路3130の構
成を示す図である。図5において、図3および図16と
同一または同等の要素には、同一の参照符号が付されて
いる。
【0119】図5を参照すると、LP係数符号化回路31
30においては、図3に示した構成に、制御係数計算回
路3135が追加され、また、第2の評価値計算回路1
132が、第4の評価値計算回路3132により置換さ
れている。なお、図5において、入力端子33、出力端
子32および第2のLSPコードブック131は、図16
に示した要素と同じであり、記憶回路1134、第2の
記憶回路1135および第2の評価値最小化回路113
3は図3に示した要素と同じであるため、これらの要素
の説明は省略する。
【0120】第4の評価値計算回路3132は、LP係数
修正回路120から出力される修正LSPを、入力端子3
3を介して入力し、記憶回路1134から出力される過
去の修正LSPを入力し、第2の記憶回路1135から出
力される過去の選出LSPを入力し、複数セットのLSPが格
納された第2のLSPコードブック131からLSPとそれに
対応する符号を読み込み、さらに制御係数計算回路31
35から出力される制御係数を入力し、これらから評価
値を計算し、前記評価値と、LSPコードブックから読み
込んだ前記LSPおよび前記符号とを第2の評価値最小化
回路1133へ出力する。前記評価値の計算は、LSPコ
ードブックに格納されている全てのLSPに対して行われ
る。評価値は、目標としての修正LSPとLSPコードブック
に格納されているLSPとの自乗誤差に、目標としての前
記修正LSPの時間変化量 と選出されるLSPの時間変化量 との自乗誤差を、前記制御係数により定められる割合で
加算した量として定義され、次式により表される。 あるいは ここで、 は第nフレームにおける評価値、 および は各々P次元ベクトル(Pは線形予測次数) および の第i要素、 は第nフレームにおける修正LSP、 は第nフレームにおいてLSPコードブックから読み出され
たLSPであり、k=1,…,Nqcb、NqcbはLSPコ
ードブックの大きさ(格納されているLSPセットの数)
である。また、μ(n)は第nフレームにおける前記制
御係数であり、前記評価値における第2項の寄与度を制
御する。修正LSPの時間変化量と選出されるLSPの時間変
化量は各々、 と表される。ただし、 はP次元ベクトル の第i要素であり、 は、第nフレームにおける選出LSPである。
【0121】制御係数計算回路3135は、LP係数修正
回路120から出力される修正LSPを、入力端子33を
介して入力し、記憶回路1134から出力される過去の
修正LSPを入力する。そして、前記修正LSPと過去の修正
LSPとから制御係数を計算し、前記制御係数を第4の評
価値計算回路3132へ出力する。第nフレームにおけ
る制御係数μ(n)は次式により計算される。 ここで、例えば、μ、μは各々0.6、0.1であり、
a、bは各々-25、0.725であり、C、Cは各々0.00
5、0.025である。また、 ただし、 は各々P次元ベクトル の第i要素であり、 は第nフレームにおける修正LSPである。
【0122】次に本発明の第4の実施の形態について説
明する。図1は、本発明による符号変換装置の第4の実
施の形態の構成を示す図である。前述したように、第
1、第2および第3の実施の形態と図1を共用してい
る。第4の実施例を示す図としての図1の構成における
図12に示した構成との相違点は、LP係数符号変換回路
100がLP係数符号変換回路4100により置換されて
いる点であり、LP係数符号変換回路4100と従来例に
おけるLP係数符号変換回路100との相違点は、LP係数
符号化回路130がLP係数符号化回路4130により置
換されている点であるため、以下では、LP係数符号化回
路4130について説明する。
【0123】図6は、本発明による符号変換装置の第4
の実施の形態における、LP係数符号化回路4130の構
成を示す図である。図6において、図3および図16と
同一または同等の要素には、同一の参照符号が付されて
いる。
【0124】図6を参照すると、LP係数符号化回路41
30においては、図4に示した構成に、制御係数計算回
路3135が追加され、また、第3の評価値計算回路2
132が、第5の評価値計算回路4132により置換さ
れている。なお、図6において、入力端子33、出力端
子32、第2のLSPコードブック131および評価値最
小化回路133は、図16に示した要素と同じであり、
記憶回路1134は図3に示した要素と同じであり、さ
らに制御係数計算回路3135は図5に示した要素と同
じであるため、これらの要素の説明は省略する。
【0125】第5の評価値計算回路4132は、LP係数
修正回路120から出力される修正LSPを、入力端子3
3を介して入力し、記憶回路1134から出力される過
去の修正LSPを入力し、複数セットのLSPが格納された第
2のLSPコードブック131からLSPとそれに対応する符
号を読み込み、さらに制御係数計算回路3135から出
力される制御係数を入力し、これらから評価値を計算
し、前記評価値と前記符号を評価値最小化回路133へ
出力する。前記評価値の計算は、LSPコードブックに格
納されている全てのLSPに対して行われる。評価値は、
目標としての修正LSPとLSPコードブックに格納されてい
るLSPとの自乗誤差に、目標としての過去の修正LSPと前
記LSPとの自乗誤差を加算した量として定義され、次式
により表される。 あるいは ここで、 は第nフレームにおける評価値、 および は各々P次元ベクトル(Pは線形予測次数) および の第i要素、 は第nフレームにおける修正LSP、 は第nフレームにおいてLSPコードブックから読み出され
たLSPであり、k=1,…,Nqcb、NqcbはLSPコ
ードブックの大きさ(格納されているLSPセットの数)
である。また、μ(n)は第nフレームにおける前記制
御係数であり、前記評価値における第2項の寄与度を制
御する。
【0126】上記した本発明の各実施の形態の符号変換
装置は、ディジタル信号処理プロセッサ等のコンピュー
タ制御で実現するようにしてもよい。図7は本発明の第
5の実施の形態として、上記各実施例の符号変換処理を
コンピュータで実現する場合の装置構成を模式的に示す
図である。記録媒体6から読み出されたプログラムを実
行するコンピュータ1において、第1の符号化復号装置
により音声を符号化して得た第1の符号を第2の符号化
復号装置により復号可能な第2の符号へ変換する符号変
換処理を実行するにあたり、記録媒体6には、(a) 前記
第1の符号のうち線形予測係数に対応する符号を入力
し、第1の符号化復号装置における線形予測係数復号方
法により復号して第1の線形予測係数を得る処理と、
(b) 前記第1の線形予測係数を記憶保持し第2の線形予
測係数とする処理と、(c) 前記第1の線形予測係数と、
複数の線形予測係数があらかじめ格納されているテーブ
ルから読み込まれた第3の線形予測係数と、の差分から
第1の自乗誤差を計算し、前記第1の線形予測係数と、
前記第2の線形予測係数と、の差分から第1の時間変化
量を計算し、前記第3の線形予測係数と、過去において
前記テーブルから読み込まれた第3の線形予測係数のう
ち、選出され、記憶保持されている第4の線形予測係数
と、の差分から第2の時間変化量を計算し、前記第1の
時間変化量と、前記第2の時間変化量と、の差分から第
2の自乗誤差を計算し、前記第2の自乗誤差に制御係数
を乗じ、これを前記第1の自乗誤差に加算することによ
り評価値を計算する処理と、(d) 前記評価値が最小の値
となるときの前記第3の線形予測係数を選出し、選出さ
れた前記第3の線形予測係数に対応する符号を第2の符
号化復号装置における線形予測係数復号方法により復号
可能な符号として出力する処理と、(e) 選出された前記
第3の線形予測係数を記憶保持し第4の線形予測係数と
する処理とを実行させるためのプログラムが記録されて
いる。記録媒体6から該プログラムを記録媒体読出装置
5、インタフェース4を介してメモリ3に読み出して実
行する。上記プログラムは、マスクROM等、フラッシュ
メモリ等の不揮発性メモリに格納してもよく、記録媒体
は不揮発性メモリを含むほか、CD-ROM、FD、Digital Ve
rsatile Disk (DVD)、磁気テープ(MT)、可搬型HDD等
の媒体の他、例えばサーバ装置からコンピュータで該プ
ログラムを通信媒体伝送する場合等、プログラムを担持
する有線、無線で通信される通信媒体等も含む。
【0127】次に、具体的な動作をフローチャートを用
いて説明する。
【0128】図8は第5の実施の形態における動作フロ
ーチャートである。
【0129】まず、第1の方式(方式A)により音声を
符号化して得た符号列を入力し、前記符号列から、線形
予測係数(LP係数)、ACB、FCB、ACBゲインおよびFCBゲ
インに対応する符号、すなわち第1のLP係数符号、第1
のACB符号、第1のFCB符号、第1のゲイン符号を分離す
る(Step 100)。ここで、ACBゲインとFCBゲイ
ンはまとめて符号化復号されるものとし、簡単のため、
これをゲイン、その符号をゲイン符号と呼ぶことにす
る。
【0130】第1のACB符号を第2のACB符号に変換する
(Step 101)。より具体的には、前記第1のAC
B符号を、第1の方式(方式A)における符号と第2の
方式(方式B)における符号との対応関係を用いて読み
替えることにより、第2のACB符号を得る。
【0131】第1のFCB符号を第2のFCB符号に変換する
(Step 102)。より具体的には、前記第1のFC
B符号を、方式Aにおける符号と方式Bにおける符号と
の対応関係を用いて読み替えることにより、第2のFCB
符号を得る。
【0132】第1のゲイン符号を第2のゲイン符号に変
換する(Step 103)。より具体的には、前記第
1のゲイン符号を、方式Aにおけるゲイン復号方法によ
り復号して、第1のゲインを得る。次に、前記第1のゲ
インを、方式Bにおけるゲインの量子化方法および符号
化方法により量子化および符号化して第2のゲイン符号
を得る。ここで、ゲイン符号の変換はLP係数符号の変換
と同様の方法で実現できる。
【0133】続いて、第1のLP係数符号から第1のLSP
を復号する(Step 104)。より具体的には、前
記第1のLP係数符号に対応するLSPを、複数セットのLSP
が格納された第1のLSPコードブックより読み出す。こ
こで、LP係数符号からのLSPの復号は、方式AにおけるLP
係数(ここではLSPにより表現されている)の復号方法
に従い、方式AのLSPコードブックを用いる。
【0134】第1のLSPを記憶保持する(Step 1
05)。なお、上述したように、前記第1のLSPを修正
することにより得られる修正LSPを、前記第1のLSPの代
りに用いることもできる。ここでは簡単のため、前記第
1のLSP を用いることとし、LSPの修正についての説明
は省略する。
【0135】複数セットのLSPが格納された第2のLSPコ
ードブックからLSPとそれに対応する符号を順次読み込
み、読み込まれた前記LSPをLSP候補とする(Step
106)。ここで、第2のLSPコードブックとして、方
式BのLSPコードブックを用いる。
【0136】前記LSP候補と前記第1のLSPとから、第1
の自乗誤差を計算する(Step107)。ここで、前
記第1の自乗誤差は、次式により表される。 ここで、 は第nフレームにおける第1の自乗誤差、 および は各々P次元ベクトル(Pは線形予測次数) および の第i要素、 は第nフレームにおける前記第1のLSP、 は第nフレームにおける前記LSP候補であり、k=1,
…,Nqcbであり、NqcbはLSPコードブックの大
きさ(格納されているLSPセットの数)である。
【0137】記憶保持されている過去の前記第1のLSP
と、現在の前記第1のLSPとから、第1の時間変化量を
計算する(Step 108)。ここで、前記第1の時
間変化量は、次式により表される。 次に、記憶保持されている過去の第2のLSPと、前記LSP
候補とから、第2の時間変化量を計算する(Step
109)。ここで、前記第2の時間変化量は、次式によ
り表される。 ただし、 はP次元ベクトル の第i要素であり、 は第nフレームにおける第2のLSPである。
【0138】前記第1の時間変化量と前記第2の時間変
化量とから、第2の自乗誤差を計算する(Step 1
10)。ここで、前記第2の自乗誤差は、次式により表
される。 前記第1の自乗誤差と前記第2の自乗誤差とから、評価
値を計算する(Step 111)。ここで、第nフレ
ームにおける評価値 は、次式により表される。 ここで、 は第nフレームにおける第1の自乗誤差、 は第nフレームにおける第2の自乗誤差である。また、
μは前記評価値における第2項の寄与度を制御する係数
であり、ここでは、簡単のため、定数(例えば、0.4)
とする。
【0139】前記第2の評価値が最小の値となるときの
LSP候補、およびこれに対応する符号を選出し、選出さ
れた前記LSP候補を第2のLSPとし、選出された前記符号
を第2のLP係数符号とする(Step 112)。
【0140】前記第2のLSPコードブックに格納されて
いる全てのLSPを読み込んだ場合は、Step 114
へ進み、そうでない場合は、Step 106へ戻る
(Step 113)。
【0141】Step 112において選出された前記
第2のLSPを記憶保持する(Step 114)。
【0142】最後に、前記第2のLP係数符号と、前記第
2のACB符号と、前記第2のFCB符号と、前記第2のゲイ
ン符号を多重化して得られる符号列を出力する(Ste
p115)。
【0143】以上で、第5の実施の形態の説明を終わ
る。
【0144】次に、本発明の第6の実施の形態を説明す
る。
【0145】第6の実施の形態では、記録媒体6から読
み出されたプログラムを実行するコンピュータ1におい
て、第1の符号化復号装置により音声を符号化して得た
第1の符号を第2の符号化復号装置により復号可能な第
2の符号へ変換する符号変換処理を実行するにあたり、
記録媒体6には、(a) 前記第1の符号のうち線形予測係
数に対応する符号を入力し、第1の符号化復号装置にお
ける線形予測係数復号方法により復号して第1の線形予
測係数を得る処理と、(b) 前記第1の線形予測係数を記
憶保持し第2の線形予測係数とする処理と、(c) 前記第
1の線形予測係数と、複数の線形予測係数があらかじめ
格納されているテーブルから読み込まれた第3の線形予
測係数と、の差分から第1の自乗誤差を計算し、前記第
2の線形予測係数と、前記第3の線形予測係数と、の差
分から第3の自乗誤差を計算し、前記第3の自乗誤差に
制御係数を乗じ、これを前記第1の自乗誤差に加算する
ことにより評価値を計算する処理と、(d) 前記評価値が
最小の値となるときの前記第3の線形予測係数を選出
し、選出された前記第3の線形予測係数に対応する符号
を第2の符号化復号装置における線形予測係数復号方法
により復号可能な符号として出力する処理とを実行させ
るためのプログラムが記録されている。
【0146】以下、具体的な動作について説明する。
【0147】図9は第6の実施の形態の動作フローチャ
ートである。尚、図8と同様なステップについては、同
じステップ番号を付して説明を省略する。
【0148】第6の実施の形態が、第5の実施の形態と
異なる点は、第5の実施の形態におけるStep 10
8〜Step 110を、Step 200にしたこと
である。従って、異なる部分についてのみ説明する。
【0149】すなわち、Step 200において、記
憶保持されている過去の前記第1のLSPと、前記LSP候補
とから、第2の自乗誤差を計算する。ここで、前記第2
の自乗誤差は、次式により表される。 そして、Step 111において、前記第1の自乗誤
差と前記第2の自乗誤差とから、評価値を計算する。こ
こで、第nフレームにおける前記評価値 は、次式により表される。 ここで、 は第nフレームにおける第1の自乗誤差、 は第nフレームにおける第2の自乗誤差である。また、
μは前記評価値における第2項の寄与度を制御する係数
であり、ここでは、簡単のため、定数(例えば、0.4)
とする。
【0150】以上で、第6の実施の形態の説明を終わ
る。
【0151】次に、本発明の第7の実施の形態を説明す
る。
【0152】第7の実施の形態では、記録媒体6から読
み出されたプログラムを実行するコンピュータ1におい
て、第1の符号化復号装置により音声を符号化して得た
第1の符号を第2の符号化復号装置により復号可能な第
2の符号へ変換する符号変換処理を実行するにあたり、
記録媒体6には、(a) 前記第1の符号のうち線形予測係
数に対応する符号を入力し、第1の符号化復号装置にお
ける線形予測係数復号方法により復号して第1の線形予
測係数を得る処理と、(b) 前記第1の線形予測係数を記
憶保持し第2の線形予測係数とする処理と、(c) 前記第
1の線形予測係数と前記第2の線形予測係数との差分か
ら、時間変化量を計算し、前記時間変化量が第1の閾値
未満の場合は、制御係数を第1の定数で表し、前記時間
変化量が第1の閾値以上かつ第2の閾値未満場合は、制
御係数を前記時間変化量の関数で表し、それ以外の場合
は、制御係数を第2の定数で表す処理と、(d) 前記第1
の線形予測係数と、複数の線形予測係数があらかじめ格
納されているテーブルから読み込まれた第3の線形予測
係数と、の差分から第1の自乗誤差を計算し、前記第1
の線形予測係数と、前記第2の線形予測係数と、の差分
から第1の時間変化量を計算し、前記第3の線形予測係
数と、過去において前記テーブルから読み込まれた第3
の線形予測係数のうち、選出され、記憶保持されている
第4の線形予測係数と、の差分から第2の時間変化量を
計算し、前記第1の時間変化量と、前記第2の時間変化
量と、の差分から第2の自乗誤差を計算し、前記第2の
自乗誤差に前記制御係数を乗じ、これを前記第1の自乗
誤差に加算することにより評価値を計算する処理と、
(e) 前記評価値が最小の値となるときの前記第3の線形
予測係数を選出し、選出された前記第3の線形予測係数
に対応する符号を第2の符号化復号装置における線形予
測係数復号方法により復号可能な符号として出力する処
理と、(f) 選出された前記第3の線形予測係数を記憶保
持し第4の線形予測係数とする処理とを実行させるため
のプログラムが記録されている。
【0153】以下、具体的な動作について説明する。
【0154】図10は第7の実施の形態の動作フローチ
ャートである。尚、図8と同様なステップについては、
同じステップ番号を付して説明を省略する。
【0155】第7の実施の形態が、第5の実施の形態と
異なる点は、第5の実施の形態におけるStep 11
1〜Step 112を、Step 300及Step
301したことである。従って、異なる部分について
のみ説明する。
【0156】すなわち、Step 300において、前
記第1のLSPと記憶保持されている過去の前記第1のLSP
とから制御係数を計算する。第nフレームにおける制御
係数μ(n)は次式により計算される。 ここで、例えば、μ,μは各々0.6、0.1であり、
a、bは各々-25、0.725であり、C,Cは各々0.00
5、0.025である。また、 である。ただし、 はP次元ベクトル の第i要素であり、 は第nフレームにおける第1のLSPである。
【0157】続いて、前記制御係数と前記第1の自乗誤
差と前記第2の自乗誤差とから、評価値を計算する(S
tep 301)。ここで、第nフレームにおける前記
評価値 は、次式により表される。 ここで、 は第nフレームにおける第1の自乗誤差、 は第nフレームにおける第2の自乗誤差である。また、
μ(n)は第nフレームにおける前記制御係数であり、前記
評価値における第2項の寄与度を制御する。
【0158】以上で、第7の実施の形態の説明を終わ
る。
【0159】最後に第8の実施の形態を説明する。
【0160】第8の実施の形態では、記録媒体6から読
み出されたプログラムを実行するコンピュータ1におい
て、第1の符号化復号装置により音声を符号化して得た
第1の符号を第2の符号化復号装置により復号可能な第
2の符号へ変換する符号変換処理を実行するにあたり、
記録媒体6には、(a) 前記第1の符号のうち線形予測係
数に対応する符号を入力し、第1の符号化復号装置にお
ける線形予測係数復号方法により復号して第1の線形予
測係数を得る処理と、(b) 前記第1の線形予測係数を記
憶保持し第2の線形予測係数とする処理と、(c) 前記第
1の線形予測係数と前記第2の線形予測係数との差分か
ら、時間変化量を計算し、前記時間変化量が第1の閾値
未満の場合は、制御係数を第1の定数で表し、前記時間
変化量が第1の閾値以上かつ第2の閾値未満場合は、制
御係数を前記時間変化量の関数で表し、それ以外の場合
は、制御係数を第2の定数で表す処理と、(d) 前記第1
の線形予測係数と、複数の線形予測係数があらかじめ格
納されているテーブルから読み込まれた第3の線形予測
係数と、の差分から第1の自乗誤差を計算し、前記第2
の線形予測係数と、前記第3の線形予測係数と、の差分
から第3の自乗誤差を計算し、前記第3の自乗誤差に前
記制御係数を乗じ、これを前記第1の自乗誤差に加算す
ることにより評価値を計算する処理と、(e) 前記評価値
が最小の値となるときの前記第3の線形予測係数を選出
し、選出された前記第3の線形予測係数に対応する符号
を第2の符号化復号装置における線形予測係数復号方法
により復号可能な符号として出力する処理とを実行させ
るためのプログラムが記録されている。
【0161】以下、具体的な動作について説明する。
【0162】図11は第8の実施の形態の動作フローチ
ャートである。尚、図8と同様なステップについては、
同じステップ番号を付して説明を省略する。
【0163】第8の実施の形態が、第5の実施の形態と
異なる点は、第5の実施の形態におけるStep 10
8〜Step 111を、Step 400からSte
p402したことである。従って、異なる部分について
のみ説明する。
【0164】すなわち、Step 400において、記
憶保持されている過去の前記第1のLSPと、前記LSP候補
とから、第2の自乗誤差を計算する。ここで、前記第2
の自乗誤差は、次式により表される。
【0165】そして、Step 401において、前記
第1のLSPと記憶保持されている過去の前記第1のLSPと
から制御係数を計算する。第nフレームにおける制御係
数μ(n)は次式により計算される。 ここで、例えば、μ,μは各々0.6、0.1であり、
a、bは各々-25、0.725であり、C,Cは各々0.00
5、0.025である。また、 である。ただし、 はP次元ベクトル の第i要素であり、 は第nフレームにおける第1のLSPである。
【0166】続いて、Step 402において、前記
制御係数と前記第1の自乗誤差と前記第2の自乗誤差と
から、評価値を計算する。ここで、第nフレームにおけ
る前記評価値 は、次式により表される。 ここで、 は第nフレームにおける第1の自乗誤差、 は第nフレームにおける第2の自乗誤差である。また、
μ(n)は第nフレームにおける前記制御係数であり、前記
評価値における第2項の寄与度を制御する。
【0167】以上で、第8の実施の形態の説明を終わ
る。
【0168】尚、上述した実施の形態において、LP係数
符号変換回路の構成は、ゲイン符号変換回路に対しても
適用することができ、LP係数符号の変換と同様にして、
ゲイン符号の変換が可能である。なぜならば、以上の説
明において用いられているP次元ベクトルとしてのLSP
を、ACBゲインとFCBゲインとをその要素とする、2次元
ベクトルによって置換するだけでよいからである。
【0169】また、ACBゲインとFCBゲインがまとめて量
子化および符号化されていない場合、すなわち、各々が
スカラ量子化されている場合であっても、前記2次元ベ
クトルを用いる代りに、ACBゲインを要素とする1次元ベ
クトル(すなわちスカラ)、ならびにFCBゲインを要素
とする1次元ベクトルの各々によって前記P次元ベクトル
を置換することで、以上説明したLP係数符号の変換と同
様にして、ACBゲイン符号、ならびにFCBゲイン符号の各
々を変換することが可能である。
【0170】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
第1の方式の符号化器への入力音声から得られる前記パ
ラメータの時間的変化の様態と、第2の方式の復号器に
おいて符号変換後の符号から復号して得られる前記パラ
メータの時間的変化の様態と、が著しく異なることに起
因する、符号変換後の符号から生成される復号音声にお
ける異音の発生を抑止できる、という効果を奏する。
【0171】その理由は、本発明においては、第1の方
式と第2の方式との間の符号変換において、第1の方式
におけるパラメータ復号方法を用いて符号から復号した
パラメータを第2の方式におけるパラメータ量子化方法
を用いて量子化するに際し、量子化された前記パラメー
タの時間的変化の様態が、量子化前の前記パラメータの
それに近づくように、前記量子化において、現在と過去
の量子化前の前記パラメータと、現在と過去の量子化後
の前記パラメータとから計算される、前記パラメータの
時間変化量の量子化前後での差分を包含した評価値を最
小化するため、前記パラメータの時間変化量の量子化前
後での差分が小さくなり、その結果として、前記入力音
声から得られる前記パラメータの時間的変化の様態と、
第2の方式の復号器において符号変換後の符号から復号
して得られる前記パラメータの時間的変化の様態との差
異が低減される、ように構成したためである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による符号変換装置の第1から第4の実
施の形態の構成を示す図である。
【図2】本発明による符号変換装置の第1から第4の実
施の形態における線形予測(LP)係数符号変換回路の構
成を示す図である。
【図3】本発明による符号変換装置の第1の実施の形態
におけるLP係数符号化回路の構成を示す図である。
【図4】本発明による符号変換装置の第2の実施の形態
におけるLP係数符号化回路の構成を示す図である。
【図5】本発明による符号変換装置の第3の実施の形態
におけるLP係数符号化回路の構成を示す図である。
【図6】本発明による符号変換装置の第4の実施の形態
におけるLP係数符号化回路の構成を示す図である。
【図7】本発明による符号変換装置の第5から第8の実
施の形態の構成を示す図である。
【図8】本発明の第5の実施の形態の動作フローチャー
トである。
【図9】本発明の第6の実施の形態の動作フローチャー
トである。
【図10】本発明の第7の実施の形態の動作フローチャ
ートである。
【図11】本発明の第8の実施の形態の動作フローチャ
ートである。
【図12】従来の符号変換装置の構成を示す図である。
【図13】ACB符号とACB遅延との対応関係と、A
CB符号の読み替え方法を説明する図である。
【図14】従来の符号変換装置におけるLP係数符号変換
回路の構成を示す図である。
【図15】第1の方式(方式A)におけるフレームと第
2の方式(方式B)におけるフレームとの関係を説明す
る図である。
【図16】従来の符号変換装置におけるLP係数符号化回
路の構成を示す図である。
【符号の説明】
1 コンピュータ 2 CPU 3 メモリ 4 記録媒体読出装置インタフェース 5 記録媒体読出装置 6 記録媒体 10,31,33 入力端子 20,32 出力端子 1010 符号分離回路 1020 符号多重回路 100, 1100,2100,3100,4100 LP係数符号変換回路 110 LP係数復号回路 120 LP係数修正回路 130, 1130,2130,3130,4130 LP係数符号化回路 111 第1のLSPコードブック131 第2のLSPコ
ードブック132 評価値計算回路 133 評価値最小化回路1134 記憶回路1135
第2の記憶回路1132第2の評価値回路 2132 第3の評価値回路3132 第4の評価値回
路4132 第5の評価値回路1133 第2の評価値
最小化回路 3135 制御係数計算回路200 ACB符号変換回路
300 FCB 符号変換回路

Claims (62)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 第1の符号列を第2の符号列へ変換する
    符号変換方法において、 前記第1の符号列のうち線形予測係数に対応する符号か
    ら第1の線形予測係数を得る第1のステップと、 前記第1の線形予測係数を記憶保持し、第2の線形予測
    係数とする第2のステップと、 前記第1の線形予測係数と、前記第2の線形予測係数
    と、複数の線形予測係数が予め格納されているテーブル
    から順次読み込まれる第3の線形予測係数とから前記第
    3の線形予測係数の各々に対する評価値を計算する第3
    のステップと、 前記評価値が最小となる前記第3の線形予測係数を前記
    テーブルから選出し、選出された前記第3の線形予測係
    数に対応する符号を、第2の符号列における線形予測係
    数に対応する符号として出力する第4のステップとを含
    むことを特徴とする符号変換方法。
  2. 【請求項2】 前記第3及び第4のステップの代わり
    に、 前記第1の線形予測係数と、前記第2の線形予測係数
    と、前記テーブルから順次読み込まれる前記第3の線形
    予測係数と、過去において前記テーブルから読み込まれ
    た第3の線形予測係数のうち、選出され、記憶保持され
    ている第4の線形予測係数とから前記第3の線形予測係
    数の各々に対する評価値を計算する第3のステップと、 前記評価値が最小となるときの前記第3の線形予測係数
    を前記テーブルから選出し、選出された前記第3の線形
    予測係数に対応する符号を、第2の符号列における線形
    予測係数に対応する符号として第2の符号化復号方式に
    おける線形予測係数復号方法により復号可能な符号とし
    て出力する第4のステップと、 選出された前記第3の線形予測係数を記憶保持し、第4
    の線形予測係数とする第5のステップとを含むことを特
    徴とする請求項1に記載の符号変換方法。
  3. 【請求項3】 前記第3のステップは、 前記第1の線形予測係数と、前記第3の線形予測係数と
    から、第1の自乗誤差を計算し、前記第2の線形予測係
    数と、前記第3の線形予測係数とから、第2の自乗誤差
    を計算し、前記第2の自乗誤差と前記第1の自乗誤差と
    から評価値を計算することを特徴とする請求項1に記載
    の符号変換方法。
  4. 【請求項4】 前記第3のステップは、 前記第1の線形予測係数と、前記第3の線形予測係数と
    から第1の自乗誤差を計算し、前記第1の線形予測係数
    と、前記第2の線形予測係数とから第1の時間変化量を
    計算し、前記第3の線形予測係数と、前記第4の線形予
    測係数とから第2の時間変化量を計算し、前記第1の時
    間変化量と、前記第2の時間変化量とから第2の自乗誤
    差を計算し、前記第2の自乗誤差と前記第1の自乗誤差
    とから評価値を計算することを特徴とする請求項2に記
    載の符号変換方法。
  5. 【請求項5】 前記第2の自乗誤差に制御係数を乗じ、
    これを前記第1の自乗誤差に加算することにより評価値
    を計算することを特徴とする請求項3又は請求項4に記
    載の符号変換方法。
  6. 【請求項6】 前記第1の自乗誤差と前記第2の自乗誤
    差とを、前記制御係数で決定される比で内分して得られ
    る値を評価値とすることを特徴とする請求項3又は請求
    項4に記載の符号変換方法。
  7. 【請求項7】 前記第1の線形予測係数と前記第2の線
    形予測係数との差分から、前記第1の時間変化量を計算
    し、前記第3の線形予測係数と、前記第4の線形予測係
    数との差分から、前記第2の時間変化量を計算すること
    を特徴とする請求項4に記載の符号変換方法。
  8. 【請求項8】 前記第1の線形予測係数と、前記第2の
    線形予測係数とから第3の時間変化量を計算し、前記第
    3の時間変化量から前記制御係数を計算することを特徴
    とする請求項5又は請求項6に記載の符号変換方法。
  9. 【請求項9】 前記第1の線形予測係数と前記第2の線
    形予測係数との差分から、前記第3の時間変化量を計算
    することを特徴とする請求項8に記載の符号変換方法。
  10. 【請求項10】 前記第3の時間変化量が第1の閾値未
    満の場合は、前記制御係数を第1の定数で表し、前記時
    間変化量が前記第1の閾値以上かつ第2の閾値未満の場
    合は、前記制御係数を前記第3の時間変化量の関数で表
    し、それ以外の場合は前記制御係数を第2の定数で表す
    ことを特徴とする請求項8又は請求項9に記載の符号変
    換方法。
  11. 【請求項11】 第1の符号列を第2の符号列へ変換す
    る符号変換装置において、 前記第1の符号列のうち線形予測係数に対応する符号か
    ら第1の線形予測係数を得る線形予測係数復号回路と、 前記第1の線形予測係数を記憶保持し、第2の線形予測
    係数とする記憶回路と、 前記第1の線形予測係数と、前記第2の線形予測係数
    と、複数の線形予測係数が予め格納されているテーブル
    から順次読み込まれる第3の線形予測係数とから前記第
    3の線形予測係数の各々に対する評価値を計算する評価
    値計算回路と、 前記評価値が最小となる前記第3の線形予測係数を前記
    テーブルから選出し、選出された前記第3の線形予測係
    数に対応する符号を、第2の符号列における線形予測係
    数に対応する符号として出力する評価値最小化回路とを
    含むことを特徴とする符号変換装置。
  12. 【請求項12】 前記評価値計算回路及び前記評価値最
    小化回路に代えて、 前記第1の線形予測係数と、前記第2の線形予測係数
    と、前記テーブルから順次読み込まれる前記第3の線形
    予測係数と、記憶保持されている第4の線形予測係数
    と、から前記第3の線形予測係数の各々に対する評価値
    を計算する評価値計算回路と、 前記評価値が最小となる前記第3の線形予測係数を前記
    テーブルから選出し、選出された前記第3の線形予測係
    数に対応する符号を、第2の符号列における線形予測係
    数に対応する符号として出力する評価値最小化回路と、 選出された前記第3の線形予測係数を記憶保持し、第4
    の線形予測係数とする第2の記憶回路とを含むことを特
    徴とする請求項11に記載の符号変換装置。
  13. 【請求項13】 前記評価値計算回路は、 前記第1の線形予測係数と、前記第3の線形予測係数
    と、から第1の自乗誤差を計算し、前記第2の線形予測
    係数と、前記第3の線形予測係数と、から第2の自乗誤
    差を計算し、前記第2の自乗誤差と前記第1の自乗誤差
    と、から評価値を計算するように構成されていることを
    特徴とする請求項11記載の符号変換装置。
  14. 【請求項14】 前記評価値計算回路は、 前記第1の線形予測係数と、前記第3の線形予測係数
    と、から第1の自乗誤差を計算し、前記第1の線形予測
    係数と、前記第2の線形予測係数とから第1の時間変化
    量を計算し、前記第3の線形予測係数と、前記第4の線
    形予測係数と、から第2の時間変化量を計算し、前記第
    1の時間変化量と、前記第2の時間変化量とから第2の
    自乗誤差を計算し、前記第2の自乗誤差と前記第1の自
    乗誤差とから評価値を計算するように構成されているこ
    とを特徴とする請求項12に記載の符号変換装置。
  15. 【請求項15】 前記評価値計算回路は、前記第2の自
    乗誤差に制御係数を乗じ、これを前記第1の自乗誤差に
    加算することにより評価値を計算するように構成されて
    いることを特徴とする請求項13又は請求項14に記載
    の符号変換装置。
  16. 【請求項16】 前記評価値計算回路は、前記第1の自
    乗誤差と前記第2の自乗誤差とを、前記制御係数で決定
    される比で内分して得られる値を評価値とするように構
    成されていることを特徴とする請求項13又は請求項1
    4に記載の符号変換装置。
  17. 【請求項17】 前記評価値計算回路は、前記第1の線
    形予測係数と前記第2の線形予測係数との差分から、前
    記第1の時間変化量を計算し、前記第3の線形予測係数
    と、前記第4の線形予測係数との差分から、前記第2の
    時間変化量を計算するように構成されていることを特徴
    とする請求項14に記載の符号変換装置。
  18. 【請求項18】 前記評価値計算回路は、前記第1の線
    形予測係数と、前記第2の線形予測係数とから第3の時
    間変化量を計算し、前記第3の時間変化量から前記制御
    係数を計算するように構成されていることを特徴とする
    請求項15又は請求項16に記載の符号変換装置。
  19. 【請求項19】 前記評価値計算回路は、前記第1の線
    形予測係数と前記第2の線形予測係数との差分から、前
    記第3の時間変化量を計算するように構成されているこ
    とを特徴とする請求項18に記載の符号変換装置。
  20. 【請求項20】 前記評価値計算回路は、前記第3の時
    間変化量が第1の閾値未満の場合は、前記制御係数を第
    1の定数で表し、前記時間変化量が前記第1の閾値以上
    かつ第2の閾値未満の場合は、前記制御係数を前記第3
    の時間変化量の関数で表し、それ以外の場合は前記制御
    係数を第2の定数で表すように構成されていることを特
    徴とする請求項18又は請求項19に記載の符号変換装
    置。
  21. 【請求項21】 第1の符号列を第2の符号列へ変換す
    る符号変換装置を構成するコンピュータに、 (a) 前記第1の符号列のうち線形予測係数に対応する符
    号から第1の線形予測係数を得る処理と、 (b) 前記第1の線形予測係数を記憶保持し第2の線形予
    測係数とする処理と、 (c) 前記第1の線形予測係数と、前記第2の線形予測係
    数と、複数の線形予測係数が予め格納されているテーブ
    ルから順次読み込まれる第3の線形予測係数と、から前
    記第3の線形予測係数の各々に対する評価値を計算する
    処理と、 (d) 前記評価値が最小となる前記第3の線形予測係数を
    前記テーブルから選出し、選出された前記第3の線形予
    測係数に対応する符号を、第2の符号列における線形予
    測係数に対応する符号として出力する処理とを実行させ
    るためのプログラム。
  22. 【請求項22】 請求項21に記載のプログラムの前記
    (c)及び前記(d)の処理に代えて、 (c) 前記第1の線形予測係数と、前記第2の線形予測係
    数と、前記テーブルから順次読み込まれる前記第3の線
    形予測係数と、記憶保持されている第4の線形予測係数
    と、から前記第3の線形予測係数の各々に対する評価値
    を計算する処理と、 (d) 前記評価値が最小となる前記第3の線形予測係数を
    前記テーブルから選出し、選出された前記第3の線形予
    測係数に対応する符号を、第2の符号列における線形予
    測係数に対応する符号として出力する処理と、 (e) 選出された前記第3の線形予測係数を記憶保持し第
    4の線形予測係数とする処理とを前記コンピュータに実
    行させるためのプログラム。
  23. 【請求項23】 請求項21に記載のプログラムにおけ
    る前記(c)の処理が、 前記第1の線形予測係数と、前記第3の線形予測係数と
    から第1の自乗誤差を計算し、前記第2の線形予測係数
    と、前記第3の線形予測係数とから第2の自乗誤差を計
    算し、前記第2の自乗誤差と前記第1の自乗誤差とから
    評価値を計算する処理をコンピュータに実行させること
    を特徴とするプログラム。
  24. 【請求項24】 請求項22記載のプログラムにおける
    前記(c)の処理が、 前記第1の線形予測係数と、前記第3の線形予測係数と
    から第1の自乗誤差を計算し、前記第1の線形予測係数
    と、前記第2の線形予測係数とから第1の時間変化量を
    計算し、前記第3の線形予測係数と、前記第4の線形予
    測係数とから第2の時間変化量を計算し、前記第1の時
    間変化量と、前記第2の時間変化量とから第2の自乗誤
    差を計算し、前記第2の自乗誤差と前記第1の自乗誤差
    とから評価値を計算する処理をコンピュータに実行させ
    ることを特徴とするプログラム。
  25. 【請求項25】 請求項23又は24に記載のプログラ
    ムにおいて、 前記第2の自乗誤差に制御係数を乗じ、これを前記第1
    の自乗誤差に加算することにより評価値を計算する処理
    をコンピュータに実行させることを特徴とするプログラ
    ム。
  26. 【請求項26】 請求項23又は24に記載のプログラ
    ムにおいて、 前記第1の自乗誤差と前記第2の自乗誤差とを、前記制
    御係数で決定される比で内分して得られる値を評価値と
    する処理をコンピュータに実行ことを特徴とするプログ
    ラム。
  27. 【請求項27】 請求項24に記載のプログラムにおい
    て、 前記第1の線形予測係数と前記第2の線形予測係数との
    差分から、前記第1の時間変化量を計算し、前記第3の
    線形予測係数と前記第4の線形予測係数との差分から、
    前記第2の時間変化量を計算する処理をコンピュータに
    実行させることを特徴とするプログラム。
  28. 【請求項28】 請求項25又は請求項26に記載のプ
    ログラムにおいて、 前記第1の線形予測係数と、前記第2の線形予測係数と
    から第3の時間変化量を計算し、前記第3の時間変化量
    から前記制御係数を計算する処理をコンピュータに実行
    させることを特徴とするプログラム。
  29. 【請求項29】 請求項28に記載のプログラムにおい
    て、 前記第1の線形予測係数と前記第2の線形予測係数との
    差分から、前記第3の時間変化量を計算する処理をコン
    ピュータに実行させることを特徴とするプログラム。
  30. 【請求項30】 請求項28又は請求項29に記載のプ
    ログラムにおいて、 前記第3の時間変化量が第1の閾値未満の場合は、前記
    制御係数を第1の定数で表し、前記時間変化量が第1の
    閾値以上かつ第2の閾値未満の場合は、前記制御係数を
    前記第3の時間変化量の関数で表し、それ以外の場合
    は、前記制御係数を第2の定数で表す処理をコンピュー
    タに実行させることを特徴とするプログラム。
  31. 【請求項31】 第1の符号列を第2の符号列へ変換す
    る符号変換方法において、 前記第1の符号列のうちゲインに対応する符号から第1
    のゲインを得る第1のステップと、 前記第1のゲインを記憶保持し第2のゲインとする第2
    のステップと、 前記第1のゲインと、前記第2のゲインと、複数のゲイ
    ンがあらかじめ格納されているテーブルから順次読み込
    まれる第3のゲインと、から前記第3のゲインの各々に
    対する評価値を計算する第3のステップと、 前記評価値が最小となる前記第3のゲインを前記テーブ
    ルから選出し、選出された前記第3のゲインに対応する
    符号を、第2の符号列におけるゲインに対応する符号と
    して出力する第4のステップと、を含むことを特徴とす
    る符号変換方法。
  32. 【請求項32】 前記第3及び第4のステップに代え
    て、 前記第1のゲインと、前記第2のゲインと、前記テーブ
    ルから順次読み込まれる前記第3のゲインと、過去にお
    いて前記テーブルから読み込まれた第3の線形予測係数
    のうち、選出され、記憶保持されている第4のゲイン
    と、から前記第3のゲインの各々に対する評価値を計算
    する第3のステップと、 前記評価値が最小となるときの前記第3のゲインを前記
    テーブルから選出し、選出された前記第3のゲインに対
    応する符号を、第2の符号列におけるゲインに対応する
    符号として第2の符号化復号方式における線形予測係数
    復号方法により復号可能な符号として出力する第4のス
    テップと、 選出された前記第3のゲインを記憶保持し第4のゲイン
    とする第5のステップとを含むことを特徴とする請求項
    31に記載の符号変換方法。
  33. 【請求項33】 前記第3のステップにおいて、 前記第1のゲインと、前記第3のゲインとから第1の自
    乗誤差を計算し、前記第2のゲインと、前記第3のゲイ
    ンと、から第32の自乗誤差を計算し、前記第32の自
    乗誤差と前記第1の自乗誤差とから評価値を計算するこ
    とを特徴とする請求項31に記載の符号変換方法。
  34. 【請求項34】 前記第3のステップにおいて、 前記第1のゲインと、前記第3のゲインとから第1の自
    乗誤差を計算し、前記第1のゲインと、前記第2のゲイ
    ンとから第1の時間変化量を計算し、前記第3のゲイン
    と、前記第4のゲインとから第2の時間変化量を計算
    し、前記第1の時間変化量と、前記第2の時間変化量と
    から第2の自乗誤差を計算し、前記第2の自乗誤差と前
    記第1の自乗誤差とから評価値を計算することを特徴と
    する請求項32に記載の符号変換方法。
  35. 【請求項35】 前記第2の自乗誤差に制御係数を乗
    じ、これを前記第1の自乗誤差に加算することにより評
    価値を計算することを特徴とする請求項33又は請求項
    34に記載の符号変換方法。
  36. 【請求項36】 前記第1の自乗誤差と前記第2の自乗
    誤差とを、前記制御係数で決定される比で内分して得ら
    れる値を評価値とすることを特徴とする請求項33又は
    請求項34に記載の符号変換方法。
  37. 【請求項37】 前記第1のゲインと前記第2のゲイン
    との差分から前記第1の時間変化量を計算し、前記第3
    のゲインと前記第4のゲインとの差分から前記第2の時
    間変化量を計算することを特徴とする請求項34に記載
    の符号変換方法。
  38. 【請求項38】 前記第1のゲインと前記第2のゲイン
    とから第3の時間変化量を計算し、前記第3の時間変化
    量から前記制御係数を計算することを特徴とする請求項
    35又は請求項36に記載の符号変換方法。
  39. 【請求項39】 前記第1のゲインと前記第2のゲイン
    との差分から前記第3の時間変化量を計算することを特
    徴とする請求項38に記載の符号変換方法。
  40. 【請求項40】 前記第3の時間変化量が第1の閾値未
    満の場合は、前記制御係数を第1の定数で表し、前記時
    間変化量が第1の閾値以上かつ第2の閾値未満の場合
    は、前記制御係数を前記第3の時間変化量の関数で表
    し、それ以外の場合は、前記制御係数を第2の定数で表
    すことを特徴とする請求項38又は請求項39に記載の
    符号変換方法。
  41. 【請求項41】 第1の符号列を第2の符号列へ変換す
    る符号変換装置において、 前記第1の符号列のうちゲインに対応する符号から第1
    のゲインを得るゲイン復号回路と、 前記第1のゲインを記憶保持し第2のゲインとする記憶
    回路と、 前記第1のゲインと、前記第2のゲインと、複数のゲイ
    ンがあらかじめ格納されているテーブルから順次読み込
    まれる第3のゲインとから前記第3のゲインの各々に対
    する評価値を計算する評価値計算回路と、 前記評価値が最小となる前記第3のゲインを前記テーブ
    ルから選出し、選出された前記第3のゲインに対応する
    符号を、第2の符号列におけるゲインに対応する符号と
    して出力する評価値最小化回路と、を含む、ことを特徴
    とする符号変換装置。
  42. 【請求項42】 前記評価値計算回路及び評価値最小化
    回路に代えて、 前記第1のゲインと、前記第2のゲインと、前記テーブ
    ルから順次読み込まれる前記第3のゲインと、記憶保持
    されている第4のゲインと、から前記第3のゲインの各
    々に対する評価値を計算する評価値計算回路と、 前記評価値が最小となる前記第3のゲインを前記テーブ
    ルから選出し、選出された前記第3のゲインに対応する
    符号を、第2の符号列におけるゲインに対応する符号と
    して出力する評価値最小化回路と、 選出された前記第3のゲインを記憶保持し第4のゲイン
    とする第2の記憶回路とを含むことを特徴とする請求項
    41に記載の符号変換装置。
  43. 【請求項43】 前記評価値計算回路において、 前記第1のゲインと前記第3のゲインとから第1の自乗
    誤差を計算し、前記第2のゲインと前記第3のゲインと
    から第2の自乗誤差を計算し、前記第2の自乗誤差と前
    記第1の自乗誤差とから評価値を計算するように構成さ
    れていることを特徴とする請求項41に記載の符号変換
    装置。
  44. 【請求項44】 前記評価値計算回路において、 前記第1のゲインと前記第3のゲインとから第1の自乗
    誤差を計算し、前記第1のゲインと前記第2のゲインと
    から第1の時間変化量を計算し、前記第3のゲインと前
    記第4のゲインとから第2の時間変化量を計算し、前記
    第1の時間変化量と前記第2の時間変化量とから第2の
    自乗誤差を計算し、前記第2の自乗誤差と前記第1の自
    乗誤差とから評価値を計算するように構成されているこ
    とを特徴とする請求項42に記載の符号変換装置。
  45. 【請求項45】 前記第2の自乗誤差に制御係数を乗
    じ、これを前記第1の自乗誤差に加算することにより評
    価値を計算することを特徴とする請求項43又は請求項
    44に記載の符号変換装置。
  46. 【請求項46】 前記第1の自乗誤差と前記第2の自乗
    誤差とを、前記制御係数で決定される比で内分して得ら
    れる値を評価値とするように構成されていることを特徴
    とする請求項43又は請求項44に記載の符号変換装
    置。
  47. 【請求項47】 前記第1のゲインと前記第2のゲイン
    との差分から前記第1の時間変化量を計算し、前記第3
    のゲインと、前記第4のゲインとの差分から前記第2の
    時間変化量を計算することを特徴とする請求項44に記
    載の符号変換装置。
  48. 【請求項48】 前記第1のゲインと前記第2のゲイン
    とから第3の時間変化量を計算し、前記第3の時間変化
    量から前記制御係数を計算することを特徴とする請求項
    45又は請求項46に記載の符号変換装置。
  49. 【請求項49】 前記第1のゲインと前記第2のゲイン
    との差分から、前記第3の時間変化量を計算するように
    構成されていることを特徴とする請求項48に記載の符
    号変換装置。
  50. 【請求項50】 前記第3の時間変化量が第1の閾値未
    満の場合は、前記制御係数を第1の定数で表し、前記時
    間変化量が第1の閾値以上かつ第2の閾値未満の場合
    は、前記制御係数を前記第3の時間変化量の関数で表
    し、それ以外の場合は、前記制御係数を第2の定数で表
    すように構成されていることを特徴とする請求項48又
    は請求項49に記載の符号変換装置。
  51. 【請求項51】 第1の符号列を第2の符号列へ変換す
    る符号変換装置を構成するコンピュータに、 (a) 前記第1の符号列のうちゲインに対応する符号から
    第1のゲインを得る処理と、 (b) 前記第1のゲインを記憶保持し第2のゲインとする
    処理と、 (c) 前記第1のゲインと、前記第2のゲインと、複数の
    ゲインがあらかじめ格納されているテーブルから順次読
    み込まれる第3のゲインと、から前記第3のゲインの各
    々に対する評価値を計算する処理と、 (d) 前記評価値が最小となる前記第3のゲインを前記テ
    ーブルから選出し、選出された前記第3のゲインに対応
    する符号を、第2の符号列におけるゲインに対応する符
    号として出力する処理とを実行させるためのプログラ
    ム。
  52. 【請求項52】 請求項51記載のプログラムにおける
    前記(c)及び(d)の処理に代えて、 (c) 前記第1のゲインと、前記第2のゲインと、前記テ
    ーブルから順次読み込まれる前記第3のゲインと、記憶
    保持されている第4のゲインと、から前記第3のゲイン
    の各々に対する評価値を計算する処理と、 (d) 前記評価値が最小となる前記第3のゲインを前記テ
    ーブルから選出し、選出された前記第3のゲインに対応
    する符号を、第2の符号列におけるゲインに対応する符
    号として出力する処理と、 (e) 選出された前記第3のゲインを記憶保持し第4のゲ
    インとする処理とをコンピュータに実行させるためのプ
    ログラム。
  53. 【請求項53】 請求項51に記載のプログラムにおけ
    る前記(c)の処理が、 前記第1のゲインと、前記第3のゲインとから第1の自
    乗誤差を計算し、前記第2のゲインと、前記第3のゲイ
    ンとから第2の自乗誤差を計算し、前記第2の自乗誤差
    と前記第1の自乗誤差とから評価値を計算する処理をコ
    ンピュータに実行させることを特徴とするプログラム。
  54. 【請求項54】 請求項52に記載のプログラムにおけ
    る前記(c)の処理が、 前記第1のゲインと、前記第3のゲインとから第1の自
    乗誤差を計算し、前記第1のゲインと、前記第2のゲイ
    ンとから第1の時間変化量を計算し、前記第3のゲイン
    と、前記第4のゲインとから第2の時間変化量を計算
    し、前記第1の時間変化量と、前記第2の時間変化量と
    から第2の自乗誤差を計算し、前記第2の自乗誤差と前
    記第1の自乗誤差とから評価値を計算する処理をコンピ
    ュータに実行させることを特徴とするプログラム。
  55. 【請求項55】 請求項53又は請求項54に記載のプ
    ログラムにおいて、 前記第2の自乗誤差に制御係数を乗じ、これを前記第1
    の自乗誤差に加算することにより評価値を計算する処理
    をコンピュータに実行させることを特徴とするプログラ
    ム。
  56. 【請求項56】 請求項53又は請求項54に記載のプ
    ログラムにおいて、 前記第1の自乗誤差と前記第2の自乗誤差とを、前記制
    御係数で決定される比で内分して得られる値を評価値と
    する処理をコンピュータに実行させることを特徴とする
    プログラム。
  57. 【請求項57】 請求項54に記載のプログラムにおい
    て、 前記第1のゲインと前記第2のゲインとの差分から、前
    記第1の時間変化量を計算し、前記第3のゲインと前記
    第4のゲインとの差分から、前記第2の時間変化量を計
    算する処理をコンピュータに実行させことを特徴とする
    プログラム。
  58. 【請求項58】 請求項55又は請求項56に記載のプ
    ログラムにおいて、 前記第1のゲインと前記第2のゲインとから第3の時間
    変化量を計算し、前記第3の時間変化量から前記制御係
    数を計算する処理をコンピュータに実行させることを特
    徴とするプログラム。
  59. 【請求項59】 請求項58に記載のプログラムにおい
    て、 前記第1のゲインと前記第2のゲインとの差分から、前
    記第3の時間変化量を計算する処理をコンピュータに実
    行させることを特徴とするプログラム。
  60. 【請求項60】 請求項58又は請求項59に記載のプ
    ログラムにおいて、 前記第3の時間変化量が第1の閾値未満の場合は、前記
    制御係数を第1の定数で表し、前記時間変化量が第1の
    閾値以上かつ第2の閾値未満の場合は、前記制御係数を
    前記第3の時間変化量の関数で表し、それ以外の場合
    は、前記制御係数を第2の定数で表す処理をコンピュー
    タに実行させることを特徴とするプログラム。
  61. 【請求項61】 請求項21から請求項30のいずれか
    に記載のプログラムが格納されたことを特徴とする記録
    媒体。
  62. 【請求項62】 請求項51から請求項60のいずれか
    に記載のプログラムが格納されたことを特徴とする記録
    媒体。
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