JP2002371299A - エアコン用スプレー製品 - Google Patents

エアコン用スプレー製品

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JP2002371299A
JP2002371299A JP2002058956A JP2002058956A JP2002371299A JP 2002371299 A JP2002371299 A JP 2002371299A JP 2002058956 A JP2002058956 A JP 2002058956A JP 2002058956 A JP2002058956 A JP 2002058956A JP 2002371299 A JP2002371299 A JP 2002371299A
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air conditioner
spray product
poe
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solvent
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Katsuyoshi Kado
克好 加百
Hidetoshi Yuno
秀敏 油野
Hidenori Ando
秀紀 安藤
Teruki Yamamoto
輝樹 山本
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Earth Corp
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Earth Chemical Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 エアコン内のフィンやプラスチック部材の劣
化を引き起こすことなく、エアコン内の汚れや悪臭を容
易に洗浄することができるエアコン用スプレー製品を提
供する。 【解決手段】 少なくとも溶剤と洗浄成分とを含み、歪
率0.74のアクリロニトリル−ブタジエン−スチレン
成形部材に対して劣化を引き起こさない原液を含有する
ことを特徴とするエアコン用スプレー製品。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、エアーコンディシ
ョナー用スプレー製品に関する。より詳しくは、エアー
コンディショナー(以下、エアコンともいう)の室内機
内の熱交換フィンなどに洗浄剤を噴射し、エアコンの室
内機内の洗浄を行うためのエアコン用スプレー製品に関
する。
【0002】
【従来技術】エアコンの室内機は、室内の空気を取り込
み、熱交換用フィンにより熱交換を行い、室内に排出す
ることで、室内の空気調節を行っている。長期の運転に
より、エアコンの室内機内(特にフィン)に空気中に含
まれる塵、油分、タバコのヤニなどの汚れが付着し、熱
交換能の低下、菌や黴の繁殖による悪臭の発生などの問
題が生じている。そして、このように汚れが付着した室
内機内を洗浄するため、室内機内に洗浄剤を噴射するス
プレー製品が市販され、使用されてきている。しかしな
がら、従来のスプレー製品による洗浄において、ドレン
パンなどのプラスチック構造部材の劣化が起こり、クラ
ックが生じる場合があるという問題があった。特に、ア
クリロニトリル−ブタジエン−スチレン(ABS)製の
構造部材、また特に歪を有する部位に、クラックが発生
しやすいことがわかってきた。従って、エアコンの室内
機内の熱交換フィンやプラスチック構造部材の劣化を引
き起こすことなく、良好な洗浄を可能とするエアコン用
スプレー製品の開発が望まれていた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、上記のよう
な状況を鑑みてなされたものであり、エアコン内のフィ
ンやプラスチック部材の劣化を引き起こすことなく、エ
アコン内の汚れや悪臭を容易に洗浄することができるエ
アコン用スプレー製品を提供するものである。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明者らは上記の課題
を満足するために鋭意検討した結果、少なくとも溶剤と
洗浄成分とを含み、歪率0.74のアクリロニトリル−
ブタジエン−スチレン(ABS)成形部材に対して劣化
を引き起こさない原液を含有することを特徴とするエア
コン用スプレー製品により、構造上、大きな歪を有する
プラスチック部材を有しているエアコン室内機の洗浄を
良好に行うことが可能で、上記の目的が達せられること
を見いだし本発明に至った。
【0005】
【発明の実施の形態】本発明のエアコン用スプレー製品
の洗浄剤は、主として、少なくとも溶剤と洗浄成分を含
む原液と噴射剤からなる。本発明における原液は、歪率
0.74の大きな歪を有するABS成形部材に対して、
及び、それより小さい歪を有するABS成形部材に対し
て劣化を引き起こさないことを特徴としている。
【0006】ここで歪率は楕円法によるものであり、以
下のように定義される。厚み2mm、幅50mm、長さ
300mmのABS成形部材(試験片)を長径200m
m、短径100mmの楕円の1/4楕円形に変形し歪を
かける。この試験片について、楕円の短軸から長軸方向
への距離が15、80、130、165、187mmの
位置が各々歪率0.25、0.32、0.46、0.7
4、1.28に相当する。
【0007】試験片の上面の全表面に原液を6.6g/
2塗布し、23℃65%RHで18時間放置する。放
置後、試験片の各歪率を有する各部位を折り曲げ、折
れ、亀裂が発生した場合、劣化があったとする。本発明
における原液は、更に歪率1.28以下の歪を有するA
BS成形部材に対しても劣化を引き起こさないことが好
ましい。
【0008】本発明のこのような原液は、少なくとも溶
剤及び洗浄成分を含有する。溶剤としては、水、アルコ
ール系溶剤を挙げることができるが、水と低級アルコー
ルとの混合溶剤が特に好ましい。即ち、低級アルコール
を20重量%以下含有する水溶液が好ましく、5〜20
重量%を含有する水溶液がより好ましい。低級アルコー
ルとしては、メチルアルコール、エチルアルコール、プ
ロピルアルコール、ブチルアルコール等を挙げることが
できるが、エチルアルコールが特に好ましい。原液中で
の溶剤の総量は、通常85〜99.8重量%、好ましく
は95〜99.8重量%、更に好ましくは97〜99.
5重量%である。尚、原液中でのアルコール系溶剤の含
有割合は、通常0〜20重量%、好ましくは10〜20
重量%の範囲である。
【0009】洗浄成分としては、溶剤とともに、洗浄効
果を有する化合物で発明の効果を奏するものあれば使用
することができるが、例えば、界面活性剤を使用するこ
とができる。好ましい洗浄成分としては、アルキルアミ
ンオキサイド、アルキルアミン、アルキルポリグリコシ
ド、ナフタレンスルホン酸ホルマリン縮合物、加水分解
コラーゲンペプチド塩、アシルメチルタウリン酸塩、N
−アシルアミノ酸塩、アルキル硫酸塩、エーテルカルボ
ン酸塩、エーテルスルホン酸塩、ラニネートおよびその
塩、塩化アルキルトリメチルアンモニウム、塩化ジアル
キルトリメチルアンモニウム、アルキルアミン塩、アル
キルアミドプロピルアミノオキシド、アルキルベタイ
ン、酢酸ベタイン、脂肪酸石鹸から選ばれる少なくとも
一種を挙げることができる。
【0010】より具体的には、モノグリセリ酸トリグリ
セリン、モノラウリル酸ポリグリセリル、モノステアリ
ン酸POE(5)グリセリル、POEソルビタンモノラ
ウレート、モノステアリン酸POE(6)ソルビタン、
ヘキサステアリン酸POE(6)ソルビット、モノラウ
リン酸POE(6)ソルビット、モノステアリン酸PE
G(1EO)、モノステアリン酸プロピレングリコー
ル、ポリオキシエチレンデフェン酸エステル、POEノ
ニフェニルホルムアルデヒド縮合物、ポリオキシアルキ
レンアルキルエーテル、POE(5)フィトステロー
ル、POE(10)フィトステロール、POE(30)
フィトステロール、ポリオキシエチレン誘導体、POE
ラノリン、POE(20)ラノリンアルコール、POE
(6)ソルビットミツロウ、精製水添大豆レチシン、水
添酵素分解大豆レチシン、ヒドロキシル化大豆レチシ
ン、ラウリルアミンオキサイド、ヤシ油アミンオキサイ
ド、ラウリルジメチルアミンオキサイド、ジメチルラウ
リルアミンオキサイド、ジメチルステアリルアミンオキ
サイド、オキシエチレンドデシルアミン、オクタデシル
アミン、POEアルキル(牛脂)プロピレンジアミン、
POEドデシルアミン、POEオクタデシルアミン、P
OEアルキル(ヤシ基)アミン、POEアルキル(牛
脂)アミン、POEアルキル(大豆油)アミン、POE
オレイルアミン、POE(硬化牛脂)アミン、パーム核
油脂肪酸ジエタノールアミド、ラウリル酸ジエタノール
アミド、デシルグルコシド、ラウリルグルコシド、混合
脂肪酸カリ、パルミチン酸カリ、ステアリン酸カリ、オ
レイン酸ソーダ、オレイン酸カリ、TEAサルフェート
塩、ラウリル硫酸塩、ミリスチル硫酸Na、セチル硫酸
Na、高級アルコール硫酸Na,POE(2)ラウリル
エーテル硫酸アンモニウム、POEアルキルエーテル硫
酸Na、POEアルキルエーテル硫酸トリエタノールア
ミン、POEラウリルエーテル硫酸Na、アルキルベン
ゼンスルホン酸Mg、アルキルナフタレンスルホン酸N
a、POEアルキルフェニルエーテルスルホン酸Na、
POEラウリルエーテル酢酸Na、アルキルジフェニル
エーテルジスルホン酸Na、アルキルリン酸カリウム、
ココイルサルコシンNa、ココイルサルコシンK、オレ
イルアルコシン、アシルメチルタウリン酸Na,N−コ
コイルメチルタウリンNa、N−ラウロイルメチルタウ
リンNa、N−パルミトイルタウリンNa、POE
(4)ラウリルエーテルリン酸Na、POE(12)オ
レイルエーテルリン酸Na、カルボキシル化POE
(3)トリデシルエーテルNa、カルボキシル化POE
(3)トリデシルエーテル、カルボキシル化POE
(4.5)ラウリルエーテルNa、ヤシ油脂肪酸コラー
ゲンペプチドNa、芳香族スルホン酸ホルマリン縮合物
のNa塩、ラウロイルメチル−β−アラニンNa、N−
ラウロイル−N−メチル−β−アラニントリエタノール
アミン、塩化ラウリルトリメチルアンモニウム、塩化ス
テアリルトリメチルアンモニウム、塩化セチルトリメチ
ルアンモニウム、塩化ジステアリルジメチルアンモニウ
ム、塩化ジアルキル(12−18)ジメチルアンモニウ
ム、塩化ベンザルコニウム、ココナットアミンアセテー
ト、ステアリルアミンアセテート、ラウリルベタイン、
ジメチルアルキル(ラウリル)ベタイン、ヤシ油脂肪酸
アミドプロピルジメチルアミノ酢酸ベタイン、ラウリル
アミノジ酢酸ナトリウム、ラウリルジメチルアミノ酢酸
ベタイン、2−アルキル−N−カルボキシメチル−N−
ヒドロキシエチルイミダゾリン、2−アルキル−N−ソ
ジウムカルボキシメチル−N−カルボキシメチルイミダ
ゾリン、ラウリル酸アミドプロピルアミンオキシド、ラ
ウリル酸アミドプロピルアミドベタインなどが挙げられ
る。尚、上記において使用された略号は以下のとおりで
ある。 POE: ポリオキシエチレン PEG: ポリエチレングリコール EO: エチレンオキシド
【0011】これらの中でも、脂肪酸石鹸、アルキルベ
タイン、アルキルアミンオキサイド、ポリオキシエチレ
ンアルキルアミンが好ましい。脂肪酸石鹸としては、例
えば、パルミチン酸カリウム、オレイン酸ナトリウム、
オレイン酸カリウムを挙げることができる。アルキルベ
タインとしては、例えば、ジメチルラウリルベタイン、
ラウリルアミノジ酢酸ナトリウム、アミドベタイン型、
イミダゾリン型を挙げることができる。アルキルアミン
オキサイドとしては、例えば、ジメチルヤシ油アミンオ
キサイド、ラウリルジメチルアミンオキサイド、ジメチ
ルステアリルアミンオキサイドを挙げることができる。
ポリオキシエチレンアルキルアミンとしては、例えば、
ポリオキシエチレン牛脂プロピレンジアミン、ポリオキ
シエチレンドデシルアミン、ポリオキシエチレンオクタ
デシルアミンを挙げることができる。
【0012】洗浄成分は、原液中、好ましくは0.01
〜0.5重量%、更に好ましく0.1〜0.2重量%の
範囲で添加する。
【0013】本発明に使用される原液は、更に、抗菌
剤、防黴剤、消臭剤、芳香剤、防錆剤、消泡剤、pH調
整剤等の各種添加剤を含有することができる。これらの
添加量は、通常合計で5重量%以下、好ましくは1重量
%以下である。
【0014】抗菌剤、防黴剤としては、PCMX、IP
BC、イソプロピルメチルフェノール、チモール、フェ
ノール系化合物、ポリフェノールなどの天然物、2−
(4‘−チアゾリル)−ベンゾイミダゾール等を挙げる
ことができる。消臭剤としては、ラウリルメタクリレー
ト、ゲラニルクロトネート、ミリスチン酸アセトフェノ
ン、グリオキザール、アビエチン酸、フラボノイド、ポ
リフェノール等を用いることができる。
【0015】芳香剤としては、バラ油、ラベンダー油、
ベルガモット油、シナモン油、シトロネラ油、レモン
油、ハッカ油等の精油類;ピネン、リナロール、メント
ール、シトラール、シトロネラール、バニリン、ボルネ
オール等の芳香物質類;これらの混合物;これらの配糖
体等を用いることができる。尚、原液はリモネンを含有
しないことが好ましい。防錆剤としては、クエン酸三ナ
トリウム、クエン酸アンモニウム、亜硝酸ナトリウム、
安息香酸アンモニウム、亜硝酸アンモニウムなどが挙げ
られる。
【0016】消泡剤としては、例えばシリコン系消泡剤
を挙げることができる。pH調整剤としては、クエン
酸、燐酸一水素ナトリウム、燐酸ニ水素ナトリウム、燐
酸一水素カリウム、燐酸ニ水素カリウムを挙げることが
できる。原液のpHを6〜11とすることが好ましい。
【0017】特に、防錆剤としてクエン酸三ナトリウム
を用い、pH調整剤として燐酸一水素ナトリウムと燐酸
二水素ナトリウムとを混合使用することにより、優れた
防錆性能が得られる。水とアルコールとの混合溶剤を含
有するスプレー製品では、スプレー容器の錆を防ぐため
に、高価なアルミニウム缶もしくはPC缶(ポリエチレ
ンテレフタレートで内面をコートした缶)等のように内
壁に厚いコーティングを施した缶を用いざるをえず、安
価なブリキ缶を用いることはできていない。しかし、ク
エン酸三ナトリウムと燐酸一水素ナトリウムと燐酸二水
素ナトリウムとを組み合わせて原液に配合することによ
り、安価なブリキ缶の使用が可能になる。それぞれの配
合量は、それぞれ原液全量に対して、クエン酸三ナトリ
ウムを0.3〜3重量%、燐酸一水素ナトリウムと燐酸
二水素ナトリウムとを合計で0.05〜1.0重量%と
することが好ましい。また、燐酸一水素ナトリウムと燐
酸二水素ナトリウムとの比率は、当量であることが好ま
しい。また、この場合の原液のpHは、7〜10とする
ことが好ましい。
【0018】また、必要に応じて、殺虫剤、忌避剤等を
配合してもよい。
【0019】噴射剤としては、液化ガスを使用するか、
又は液化ガスと圧縮ガスを併用することができる。組成
物において噴射剤の割合を通常25〜95重量%、好ま
しくは60〜90重量%とすればよい。液化ガスとして
は、液化石油ガス、ジメチルエーテル、ジフルオロモノ
クロロエタン等を用いることができ、圧縮ガスとして
は、炭酸ガス、窒素、圧縮空気等を用いることができ
る。原液/ガス比が50/50〜95/5、好ましくは
70/30〜95/5であり、噴射剤として液化天然ガ
ス(LPG)を含有すること、また、内圧が0.2〜
0.9Mpaに調整されていることが好ましい。
【0020】
【実施例】以下に実施例によって本発明をさらに詳しく
説明するが、本発明はこれらに限定されるものではな
い。
【0021】〔試験I:洗浄成分試験〕本発明の原液と
して、表1に示す洗浄成分0.1g、エタノール20
g、水で100gとなるように混合し調製した。厚み2
mm、幅50mm、長さ300mmのABS成形部材
(試験片)を長径200mm短径100mmの楕円の1
/4楕円形に変形し歪をかけた。試験片は、サンプラテ
ック社製のABS樹脂から成形した。試験片の上面の全
表面に原液を0.1g(6.6g/m2)塗布し、23
℃、65%RHで18時間放置した。放置後、試験片の
各歪率を有する各部位を折り曲げ、原液を塗布せず歪を
かけていない状態のABS部材を曲げたときと同様に白
くなるだけのものを○とし、折れないが亀裂などが入る
ものを△、折れてしまうものを×とした。サンプル数
(n)は3であり、表1では3つのサンプルの中で最も
悪い評価のものを示した。即ち、表1において○は3つ
のサンプルすべてが○であったことを意味する。
【0022】結果を表1に示す。
【0023】
【表1】
【0024】
【表2】
【0025】表1の結果より、同一濃度において、本発
明において好ましく例示した洗浄成分が特に有効である
ことがわかる。
【0026】〔試験II:スプレー製品試験〕下記処方
の原液を調製し、各エアコン用スプレー製品を作製し
た。
【0027】 〔処方1〕 ジメチルヤシ油アミンオキサイド*1 0.1g シリコン系消泡剤*2 0.01g リン酸一ナトリウム 0.025g リン酸二ナトリウム 0.025g クエン酸三ナトリウム 0.3g 消臭剤(茶の乾留物)*3 0.1g イソプロピルメチルフェノール*4 0.01g エチルアルコール 20g 精製水 79.43g pH: 7.5 内圧: 0.34−0.36MPa (原液/ガス(LPG)=80g/20g)
【0028】 〔処方2〕 ジメチルステアリルアミンオキサイド*5 0.1g ポリエチレングリコールアルキルアミン*6 0.1g イソプロピルメチルフェノール*4 0.02g 消臭剤(茶の乾留物)*3 0.1g シリコン系消泡剤*2 0.01g エチルアルコール 20g クエン酸三ナトリウム 0.3g 精製水 79.37g pH: 9.1 内圧: 0.34−0.36MPa (原液/ガス(LPG)=80g/20g)
【0029】 〔処方3〕 ジメチルステアリルアミンオキサイド*5 0.05g ポリエチレングリコールステアリルアルキルアミン*7 0.05g イソプロピルメチルフェノール*4 0.02g 消臭剤(茶の乾留物)*3 0.1g シリコン系消泡剤*2 0.01g エチルアルコール 20g リン酸二水素ナトリウム 0.025g リン酸水素二ナトリウム 0.03g クエン酸三ナトリウム 0.3g 精製水 79.575g pH: 7.5 内圧: 0.34−0.36MPa (原液/ガス=80g/20g、ガス:LPG/DME=95/5)
【0030】 〔処方4〕 オレイン酸ナトリウム*8 0.1g イソプロピルメチルフェノール*4 0.02g エチルアルコール 10g クエン酸三ナトリウム 0.3g 精製水 89.58g pH:10.5 内圧:原液80gを充填した窒素ガスで0.88MPaとなるように 加圧した。
【0031】*1:アロモックスDMC−W(ライオン
製) *2:デヒドラン3185(サンノプコ製) *3:フレッシュE(白井松新薬製) *4:ビオゾール(大阪化成製) *5:ユニセーフA−SM(日本油脂製) *6:ナイミーンDT−203(日本油脂製) *7:ナイミーンS−204(日本油脂製) *8:ノンサールON−A(日本油脂製)
【0032】上記で調製した本発明のエアコン用スプレ
ー製品、及び市販のスプレー式エアコン洗浄剤A、B及
びC(各々、洗浄成分としてポリオキシエチレンアルキ
ルエーテル、ポリオキシエチレンアルキルフェニルエー
テル、ポリオキシエチレンアルキル硬化ヒマシ油を使
用)の原液について、上記試験Iにおけるのと同様の試
験を行った。表2に示した結果のように、上記〔処方
1〕〜〔処方4〕で調製した原液は、歪率1.28を有
するABS部材に対しても劣化を引き起こさなかった
が、市販品A〜Cでは少なくとも歪率0.32以上の部
材に対して劣化を引き起こした。
【0033】次に、市販エアコンのABS製ドレンパン
のドレンパイプ接合部に5kgの錘を取り付けて、上記
で調製したエアコン洗浄剤を噴射し、洗浄剤を残留させ
た状態で常温で1週間割れの有無を観察した。また、比
較として、前述の市販スプレー式エアコン洗浄剤A、B
及びCを使用した。割れが発生しなかったものを○、発
生したものを×とし、結果を表2に示した。
【0034】
【表3】
【0035】市販品の使用ではABS製ドレンパンに割
れが生じたが、本発明の使用では割れは生じなかった。
【0036】〔試験III:防錆試験〕下記表3に示す配
合にて調製した原液を、内面にコーティングを施してい
ないブリキ缶に入れて密封し、室温または45℃の温度
に維持した恒温槽に所定期間保管した。そして、45℃
保管については3ヶ月後、6ヶ月後に缶を開け、錆の発
生の有無を目視にて観察した。結果を表3に示すが、ク
エン酸三ナトリウムと燐酸一水素ナトリウムと燐酸二水
素ナトリウムとを組み合わせて原液に配合することによ
り(処方5、処方6、処方8、処方9)、優れた防錆効
果が得られることがわかる。尚、処方7は、45℃3ヶ
月保管で錆の発生がひどく、それ以降の保管を取り止め
た。
【0037】
【表4】
【0038】
【発明の効果】エアコン内のフィンやプラスチック部材
の劣化を引き起こすことなく、エアコン内の汚れや悪臭
を容易に洗浄することができるエアコン用スプレー製品
を提供することができる。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) C11D 3/37 C11D 3/37 3/384 3/384 17/08 17/08 F28G 9/00 F28G 9/00 N (72)発明者 山本 輝樹 兵庫県赤穂市坂越3150 Fターム(参考) 4H003 AB03 AB08 AB10 AB23 AB25 AB27 AB31 AC05 AC14 AD04 AD09 AE02 AE04 BA20 DA15 DB01 ED01 ED28 FA15

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】少なくとも溶剤と洗浄成分とを含み、歪率
    0.74のアクリロニトリル−ブタジエン−スチレン成
    形部材に対して劣化を引き起こさない原液を含有するこ
    とを特徴とするエアコン用スプレー製品。
  2. 【請求項2】原液の溶剤が低級アルコールを20重量%
    以下含有する水溶液であることを特徴とする請求項1に
    記載のエアコン用スプレー製品。
  3. 【請求項3】洗浄成分が、アルキルアミンオキサイド、
    アルキルアミン、アルキルポリグリコシド、ナフタレン
    スルホン酸ホルマリン縮合物、加水分解コラーゲンペプ
    チド塩、アシルメチルタウリン酸塩、N−アシルアミノ
    酸塩、アルキル硫酸塩、エーテルカルボン酸塩、エーテ
    ルスルホン酸塩、ラニネートおよびその塩、塩化アルキ
    ルトリメチルアンモニウム、塩化ジアルキルトリメチル
    アンモニウム、アルキルアミン塩、アルキルアミドプロ
    ピルアミノオキシド、アルキルベタイン、酢酸ベタイ
    ン、脂肪酸石鹸から選ばれる少なくとも一種であること
    を特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載のエアコン
    用スプレー製品。
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