JP2002369888A - 放射線照射ターゲットの三次元動き推定方法および放射線照射システム - Google Patents

放射線照射ターゲットの三次元動き推定方法および放射線照射システム

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JP2002369888A
JP2002369888A JP2001182212A JP2001182212A JP2002369888A JP 2002369888 A JP2002369888 A JP 2002369888A JP 2001182212 A JP2001182212 A JP 2001182212A JP 2001182212 A JP2001182212 A JP 2001182212A JP 2002369888 A JP2002369888 A JP 2002369888A
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Shuichi Takahashi
修一 高橋
Katsunobu Muroi
克信 室井
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 放射線照射ターゲットの三次元的な動きを簡
便にリアルタイムで推定する放射線照射ターゲットの三
次元動き推定方法を得る。 【解決手段】 撮像された放射線照射ターゲットの画像
データから放射線照射ターゲットに近似した楕円球を作
成する楕円球近似工程ステップST2〜ステップST6
と、撮像された二次元断層像の画像データから二次元断
層像の重心のx,y軸方向の移動量および二次元断層像
の面積変化量を求め、作成された楕円球のx,y,z軸
の定数および二次元断層像の面積変化量から二次元断層
像のz軸方向の位置を求め、それら求められた値から放
射線照射ターゲットの三次元移動量を推定する三次元移
動量推定工程ステップST8〜ステップST14とを備
えた。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、例えば、体内に
発生した腫瘍等の肉眼では直接観察できない照射ターゲ
ットに対して放射線を集中的に照射して治療する放射線
照射治療に使用される放射線照射ターゲットの三次元動
き推定方法および放射線照射システムに関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】放射線照射治療は、患者の体内に発生し
た腫瘍に対して集中的に放射線を照射することにより、
腫瘍を縮小、消滅することを目的とする治療法である。
照射治療を行う場合、ターゲットとなる腫瘍に対して集
中的にかつ適量の放射線を照射する必要がある。その一
方でターゲット腫瘍周囲の健常組織に対しては、可能な
限り放射線被爆が最小限になるようにする必要がある。
このため、ターゲット腫瘍を中心として多方向から放射
線照射を行うことにより、周辺健常組織に過大な放射線
が蓄積されることなく、ターゲット腫瘍のみに集中的に
放射線が蓄積されるように放射線照射計画が立案され、
実施される。
【0003】しかし、ターゲット腫瘍は生体である患者
の中に位置するため、一般に照射治療中にターゲット腫
瘍の位置は変動する。この変動が放射線照射の照射精度
の誤差となる。この誤差の発生の危険率を考慮して、実
際の放射線照射では、ターゲット腫瘍が存在するであろ
う領域として、若干の余裕としてのマージンをターゲッ
ト腫瘍の周囲に想定して照射を行う。これはターゲット
腫瘍周辺の健常組織への不要な放射線の被爆を招くこと
となる。集中的な照射を精度良く効果的に実施するため
には、姿勢変化や主に患者自身の呼吸や拍動等により、
その位置が変化する患者体内のターゲット腫瘍の位置を
精度良く計測し、照射装置の照射ヘッドとの相対的な位
置を算出することにより、想定した領域内にターゲット
腫瘍が存在するか否かを判断し、放射線照射の可否を決
定する必要がある。
【0004】頭部領域での脳内腫瘍等に対する照射治療
においては、ターゲット腫瘍の位置を精度良く計測する
方法として、特開平8−71168号公報のように患者
の頭部に金属等の硬質のフレームを装着する方法があ
る。頭部領域では頭蓋骨内に脳が位置し呼吸等による体
動が少ないため、フレームを体表に固定し、装着位置を
一定に保つことで、フレームとターゲット腫瘍との相対
的な位置を照射治療中ほぼ不動とすることが可能であ
る。フレームと照射装置の照射ヘッドとの相対的な位置
は、フレームを治療台に固定することや、フレームに位
置検出センサーを装着することにより、精度良く計測可
能である。つまり、フレームの位置を精度良く計測する
ことにより、ターゲット腫瘍への精度良い定位および放
射線照射を実現している。
【0005】一方、腹部領域に発生した腫瘍は、患者の
呼吸による影響を大きく受け、照射治療中には呼吸に伴
い腫瘍ターゲットの位置は変動する。頭部領域とは異な
り、腹部領域においては、フレーム固定の際の土台とな
るような骨が、腫瘍領域周辺に無い場合が殆どであり、
体表も呼吸に伴い上下するため、頭部領域で行ったよう
に体表にフレームをしっかりと固定することはできず、
フレームとターゲット腫瘍との相対的な位置を不動とす
ることは不可能である。
【0006】低侵襲的な方法としては、体表にマーカー
等を貼り付け、このマーカーの位置を光学的、電磁的手
段等により計測する方法もあるが、マーカーとターゲッ
ト腫瘍との相対的な位置は、一般に呼吸に伴い変動する
ため、例えマーカーの位置を正確に計測できたとして
も、ターゲット腫瘍の位置を正確に計測することはでき
ない。
【0007】ターゲット腫瘍の位置をより精度良く計測
するものの一つとして、文献1「H.Shirato,
S.Shimizu,K.Kitamura,T.Ni
shioka,K.Kagei,S.Hashimot
o,H.Aoyama,T.Kunieda,N.Sh
inohara,“FOUR−DIMENSIONAL
TREATMENT PLANNING AND F
LUOROSCOPIC REAL−TIME TUM
OR TRACKING RADIOTHERAPY
FOR MOVING TUMOR”,Int.J.R
aiationOncology Bio.Phy
s.,Vol.48,No.2,pp.435−44
2,2000」に示すような、ターゲット腫瘍周辺に金
属球等のマーカーを埋め込む方法が挙げられる。この場
合、マーカーはターゲット腫瘍との相対的な位置が変動
しない位置に埋め込むことが図られる。そして、三次元
的にこのマーカーの位置変動をリアルタイムで精度良く
計測することが可能ならば、ターゲット腫瘍の位置変動
もリアルタイムで精度良く計測されることとなる。
【0008】マーカーに発信機等の能動的な素子を装着
して、体外の受信機等に伝送されてきた信号より、マー
カーの位置を算出する方法も考えられるが、人体に埋め
込むことができ、かつ回りの組織の動きに影響を与えな
い程度の小型なものの作成は容易ではなく、また、その
位置検出精度はあまり良いものではない。
【0009】放射線照射治療において、患者の呼吸等に
よる照射中のターゲットの動き追跡を目的として、近
年、照射中のターゲット領域の断層像を撮像し、ターゲ
ットの動きをモニタリングすることが提案、実用されて
いる。その一例としては、特表平11−501534号
公報等が挙げられる。これにより、腫瘍ターゲットやマ
ーカーを含む領域を撮像し、もし三次元的に画像データ
を得られれば、マーカーやターゲット腫瘍の位置変動を
三次元的に精度良く計測できる。
【0010】但し、この撮像は、照射の妨げにならない
ようにする必要があり、大掛かりな撮像装置を用いるこ
とは難しい。また、三次元的な撮像やデータ処理には、
二次元的なものと比べて、比較的長い処理時間を要し、
リアルタイムでの腫瘍の動きのモニタリングが困難であ
ることが殆どである。
【0011】そこで一般には、断層像等の画像データを
撮像し、この画像データから抽出される情報を用いて、
マーカーの位置やターゲット腫瘍の位置が算出され、タ
ーゲット腫瘍の動きがモニタリングされる。そして、断
層像の奥行き方向へのターゲット腫瘍の動きは殆どない
と見なして、断層像上でのターゲット腫瘍の縦、横方向
の位置変動のみに限定して算出し、動きのリアルタイム
でのモニタリングを実現している。
【0012】一方患者の呼吸等による照射ターゲットの
動きは、縦、横、深さ方向に三次元的であり、たとえ断
層像の位置と向きとを適切に選択したとしても、その動
きは撮像された二次元断面上に限定されず、断層像に対
して垂直方向にも動くことは避けられない。このため三
次元的に動くターゲット腫瘍に対しては、動き追跡精度
が低下し、その結果、照射精度が低下することが避けら
れない。
【0013】
【発明が解決しようとする課題】従来の放射線照射治療
方法は以上のように構成されているので、照射ターゲッ
トの動きを簡便にリアルタイムでモニタリングするため
に、照射ターゲットを三次元的に撮像する方法ではな
く、二次元的に撮像する方法が用いられるが、三次元的
に動く照射ターゲットに対しては、動き追跡精度が低下
し、その結果、照射精度が低下してしまうなどの課題が
あった。
【0014】この発明は上記のような課題を解決するた
めになされたもので、放射線照射ターゲットの三次元的
な動きを簡便にリアルタイムで推定する放射線照射ター
ゲットの三次元動き推定方法および放射線照射システム
を得ることを目的とする。
【0015】
【課題を解決するための手段】この発明に係る放射線照
射ターゲットの三次元動き推定方法は、撮像された放射
線照射ターゲットの画像データから放射線照射ターゲッ
トに近似した楕円球を作成する楕円球近似工程と、撮像
された二次元断層像の画像データから二次元断層像の重
心のx,y軸方向の移動量および二次元断層像の面積変
化量を求め、作成された楕円球のx,y,z軸の定数お
よび二次元断層像の面積変化量から二次元断層像のz軸
方向の位置を求め、それら求められた値から放射線照射
ターゲットの三次元移動量を推定する三次元移動量推定
工程とを備えたものである。
【0016】この発明に係る放射線照射ターゲットの三
次元動き推定方法は、楕円球近似工程において、撮像さ
れた放射線照射ターゲットの三次元像画像データからボ
クセル間の距離を用いて、その放射線照射ターゲットに
近似した楕円球を作成するようにしたものである。
【0017】この発明に係る放射線照射ターゲットの三
次元動き推定方法は、楕円球近似工程において、撮像さ
れた放射線照射ターゲットの三次元像画像データから外
接直方体を用いて、その放射線照射ターゲットに近似し
た楕円球を作成するようにしたものである。
【0018】この発明に係る放射線照射ターゲットの三
次元動き推定方法は、三次元移動量推定工程において、
楕円球のx,y軸により作られる平面に対して平行とな
る放射線照射ターゲットの二次元断層像を撮像するよう
にしたものである。
【0019】この発明に係る放射線照射ターゲットの三
次元動き推定方法は、三次元移動量推定工程において、
放射線照射ターゲットの複数の二次元断層像を撮像し、
それら撮像された複数の二次元断層像の画像データから
その放射線照射ターゲットの三次元移動量を推定するよ
うにしたものである。
【0020】この発明に係る放射線照射システムは、放
射線照射ターゲットに向けて放射線を照射する放射線照
射装置と、放射線照射ターゲットを高精細度に撮像する
第1の撮像装置と、放射線照射ターゲットの二次元断層
像をリアルタイムに撮像する第2の撮像装置と、第1の
撮像装置により撮像された放射線照射ターゲットの画像
データに基づいて放射線照射ターゲットに近似した楕円
球を作成し、第2の撮像装置により撮像された二次元断
層像の画像データに基づいて二次元断層像の重心のx,
y軸方向の移動量および二次元断層像の面積変化量を求
め、作成された楕円球のx,y,z軸の定数および二次
元断層像の面積変化量に応じて二次元断層像のz軸方向
の位置を求め、それら求められた値に応じて放射線照射
ターゲットの三次元移動量を推定し、その推定した三次
元移動量に基づいて放射線照射装置を制御するデータ処
理装置とを備えたものである。
【0021】
【発明の実施の形態】以下、この発明の実施の一形態を
説明する。 実施の形態1.図1はこの発明の実施の形態1による放
射線照射システムを示す構成図であり、図において、1
は患者、2は治療台、3は患者1のターゲット腫瘍に対
し、照射ヘッド3aから集中的に放射線を照射する放射
線照射装置である。4はリアルタイム撮像はできないが
高精細度でターゲット全体を撮像できる高精細度撮像装
置(第1の撮像装置)であり、4aはその撮像ヘッドで
ある。5はリアルタイムで少なくとも1ボクセルの厚み
の二次元断層像を撮像できるリアルタイム撮像装置(第
2の撮像装置)であり、5aはその撮像ヘッドである。
6は高精細度撮像装置4およびリアルタイム撮像装置5
から得られる撮像データセットをデータ処理して、ター
ゲット腫瘍の三次元移動量を推定し、その推定した三次
元移動量に基づいて放射線照射装置3に照射の可否の情
報を与えるデータ処理装置である。
【0022】次に動作について説明する。放射線照射装
置3は、患者1のターゲット腫瘍に対し、照射ヘッド3
aより集中的に放射線を照射するものであり、データ処
理装置6からの制御信号により、その照射をオン・オフ
され得るものである。高精細度撮像装置4は、リアルタ
イムでの撮像データセットの撮像および収集はできない
が、ターゲット腫瘍が位置する領域全体を撮像可能であ
り、照射治療に要求される空間分解能を満たすような高
精細度画像データをボリュームデータとして撮像および
収集可能なものである。なお、撮像データセットには、
撮像した画像データ、位置情報、および時刻等が含まれ
るものである。リアルタイム撮像装置5は、ボリューム
データでは無理でも、少なくとも1ボクセル厚の断層像
でならリアルタイムでの撮像データセットの撮像および
収集可能なものである。高精細度撮像装置4とリアルタ
イム撮像装置5との撮像方法は、機能を満たせばいかな
るものでも良く、例えば、X線CT撮像装置と超音波撮
像装置との組み合わせや、超音波撮像装置のみを用いて
撮像ヘッドであるプローブを走査して、ターゲット腫瘍
の全体像を撮像して、高精細度撮像装置4として機能さ
せ、一方でプローブを固定して二次元断層像をリアルタ
イム撮像してリアルタイム撮像装置5として機能させる
ことなどが考えられる。
【0023】照射治療中における放射線照射装置3、高
精細度撮像装置4の撮像ヘッド4a、リアルタイム撮像
装置5の撮像ヘッド5aの相対位置は、既知もしくは計
測可能なものとする。これらの相対位置を計測するもの
としては、機械的に計測するもの、光を用いて計測する
もの、電磁気を用いて計測するもの、音波を用いて計測
するもの等が挙げられる。また、複数の方式を組み合わ
せることにより、精度の向上が期待できる。一般に、撮
像ヘッド4a,5aに対する撮像データセットの相対位
置は既知であるので、結果的に各々の機器と撮像データ
セットとの相対位置も計測可能となる。また、放射線照
射治療装置3の照射ヘッド3aと照射ビームとの相対的
な位置や向きは、照射治療中において通常把握されてい
る。この結果、撮像データセットから抽出されるターゲ
ット腫瘍領域と照射ビームとの相対的な位置が計測可能
なこととなる。
【0024】計測空間内でのターゲット腫瘍の相対位置
が判れば、患者1を治療台2に金属フレーム等でしっか
りと固定する必要はなく、高精細度撮像装置4とリアル
タイム撮像装置5の撮像ヘッド4a,5aを患者1にし
っかりと固定する必要もない。治療台2に対する患者1
の姿勢も、座位、臥位、立位等自由である。データ処理
装置6は、高精細度撮像装置4およびリアルタイム撮像
装置5からのそれぞれの撮像データセットを入力し、そ
れらの撮像データセットからターゲット腫瘍についての
画像データを抽出し、さらに、ターゲット腫瘍の位置情
報を三次元的に算出し、この位置情報に基づいて放射線
照射の可否を判断して、放射線照射装置3に制御信号を
与えるものである。
【0025】図2はこの発明の実施の形態1による放射
線照射システムの処理方法を示すフローチャートであ
り、以下、順を追って手順を説明する。まず、患者1を
照射治療に都合の良い位置で治療台2上に載せる(ステ
ップST1)。放射線を照射し始める前に、高精細度撮
像装置4を用いてターゲット腫瘍を包括する領域全体を
撮像する(ステップST2:楕円球近似工程)。この撮
像の際には、リアルタイム性は必ずしも要求はされず、
コントラストを持たせて精度良くターゲット腫瘍領域を
抽出できる撮像を行う。撮像した撮像データセットをデ
ータ処理装置6に送り、そのデータ処理装置6によりタ
ーゲット腫瘍領域を抽出し(ステップST3:楕円球近
似工程)、ターゲット腫瘍の三次元像を再構築する(ス
テップST4:楕円球近似工程)。
【0026】領域抽出の方法としては、ピクセルとかボ
クセルとかと呼ばれる画像要素の輝度値によるしきい値
処理を用いた手法や、その輝度の勾配に注目した手法、
それらの分布に注目した文献2「Y.Sato,C.
F.Westin,A.Bhalerao,S.Nak
ajima,N.Shiraga,A.Tanuma,
R.Kikinis,“Tissue Classif
ication Based on 3D Local
Intensity Structure for
Volume Rendering”,IEEE Tr
asactions on Visualizatio
n and Computer Graphics,V
ol.6,No.2,pp.160−180,200
0」による手法等が例として挙げられる。
【0027】三次元像の再構築法としては、ポリゴンに
より三次元像を構成させるものや、ボクセルにより三次
元像を構成させるものが挙げられるが、後者の方がこの
後のデータ処理での扱いが一般的に容易である。放射線
照射治療のターゲットとなるものは一般に体内に発生し
た腫瘍であり、この腫瘍の多くは画像データ上において
は、楕円球に類似した形状であることが多い。そこでこ
の腫瘍の三次元再構築像が楕円球で近似できるものとす
る。二次元断層像は、この楕円球のある一断面を切り取
ったものであり、その断面形状は楕円となる。ターゲッ
ト腫瘍が動けば、断層像上でのターゲットの断面もそれ
に応じて位置や断面積が変化することとなる。
【0028】ターゲット腫瘍を楕円球で近似するに当た
って、まず、楕円球の直行する三軸、つまり最も長い軸
(第1軸)と、そして第1軸の中点を通り互いに直交し
次に長い第2軸と、最も短い第3軸とを求める(ステッ
プST5:楕円球近似工程)。
【0029】この三軸を求める方法の一つとしては、第
1軸、第2軸、第3軸の順に順次求めていく方法が挙げ
られる。まず、ターゲット腫瘍の三次元像を構成する全
てのボクセル間においてその距離を計算し、その中で最
も距離が遠い二つのボクセルを第1軸の両端とする。次
に、第1軸の中点を通りかつ第1軸に直交する平面を考
える。ターゲット腫瘍の再構築像を構成するボクセルの
うち、この平面上に位置する全てのボクセルに対してボ
クセル間の距離を計算する。その中で最も距離が遠い二
つのボクセルを第2軸の両端とする。第3軸は、第2軸
を決定した同一平面上で、第2軸に直交するように決定
する。この3軸から定義される楕円球としてターゲット
腫瘍を近似する(ステップST6:楕円球近似工程)。
【0030】三軸を求めるもう一つの方法としては、外
接直方体を作成し、これより求める方法が挙げられる。
まず、ターゲット腫瘍の再構築像に外接する直方体を考
える。外接直方体としてはいくつかの直方体が候補とし
て作成可能の場合があるが、その場合は最もぴったりと
外接しているものを一つ選ぶ。この選び方の方法の一つ
としては、ターゲット腫瘍の体積と外接直方体の体積と
の比が最も1に近いものを選ぶ方法が挙げられる。選ば
れた直方体において向き合う面の中心点同士を結び3本
の軸を得る。長いものから順に、第1軸、第2軸、第3
軸とする。この3軸から定義される楕円球としてターゲ
ット腫瘍を近似する。(ステップST6:楕円球近似工
程)。
【0031】ターゲット腫瘍を近似する楕円球を作成で
きたら、リアルタイム撮像装置5の撮像ヘッド5aを患
者1の体表に設置する。この際、近似楕円球の三軸のい
ずれか二軸により作られる平面に対して、撮像ヘッド5
aにより撮像される断層像が平行に位置するように撮像
ヘッド5aを設置する。なお、データ処理装置6におい
て、リアルタイム撮像装置5により撮像された画像デー
タを、近似楕円球の二軸の平面に対して平行になるよう
に座標変換処理を行うようにすれば、上記のように撮像
ヘッド5aを設置する必要はない。
【0032】撮像ヘッド5aを設置後、照射治療を開始
する(ステップST7)。照射中はリアルタイム撮像装
置5により、絶えずリアルタイムでターゲット腫瘍を横
断する断層像が撮像され、ターゲット腫瘍の動きに伴
い、断層像の位置や面積も変化する(ステップST8:
三次元移動量推定工程)。撮像された撮像データセット
は、データ処理装置6に送られ、ターゲット腫瘍領域が
抽出される(ステップST9:三次元移動量推定工
程)。
【0033】ターゲット腫瘍を楕円球で近似した場合、
xyz座標系の原点と楕円球の中心とは一致するものと
し、楕円球の三軸がxyz座標軸に一致すると考える
と、この楕円球の表面は一般に、 x2 /a2 +y2 /b2 +z2 /c2 =1 (1) 但し、a,b,cは楕円球の各軸の長さの1/2に等し
い定数と記述される。xy平面と得られる断層像とが平
行であると考えると、断層上のターゲットの断面を近似
する楕円の輪郭は、 x=R・a・cosθ y=R・b・sinθ (2) 但し、R=sqrt(1−z2 /c2 ),0≦θ<2π
と記述される。この時、断面積、つまり輪郭内の面積S
は、 S=π・R2 ・a・b =π・a・b(1−z2 /c2 ) (3) となる。さらに、z、つまり断層像に対して垂直方向に
ついて両辺を微分すると、 dS/dz=−2・π・a・b・z/c2 (4) となる。
【0034】ターゲット腫瘍の動きに伴う断層像の面積
変化は、リアルタイム撮像装置5により、撮像された二
次元断層像のピクセルの数を所定単位時間毎に数えるこ
とによって求めることができる(ステップST10:三
次元移動量推定工程)。そして、ある時刻での断面積の
変化量をΔSとすれば、その時に深さ方向に動いた距離
Δzは、上記式(4)から、 Δz=−c2 ・ΔS/(2・π・a・b・z’) (5) 但し、z’は、所定単位時間前のz(z軸方向の位置)
の値であり、次回計算時のz’は、z’+Δzと近似で
きる(ステップST11:三次元移動量推定工程)。
【0035】また、ターゲット腫瘍の二次元断層像の重
心の位置は、撮像された二次元断層像上のピクセルの座
標の平均値から求めることができる(ステップST1
2:三次元移動量推定工程)。そして、所定単位時間毎
に二次元断層像の重心の位置の縦、横方向への移動量Δ
x、Δyを求める(ステップST13:三次元移動量推
定工程)。
【0036】以上により、固定した二次元断層像上で、
重心のx、y方向の移動量Δx、Δy、断面積の変化量
ΔS、z軸方向の位置z’、および楕円球の各軸の定数
a、b、cより、ターゲット腫瘍の三次元移動量ΔL
は、 ΔL=sqrt(Δx2 +Δy2 +c4 ・ΔS2 /(2・π・a・b・z’)2 ) (6) と算出される(ステップST14:三次元移動量推定工
程)。
【0037】リアルタイム撮像装置5により、この三次
元移動量ΔLが、許容範囲内にある時は放射線照射装置
3の放射線照射を行い、逸脱した際には照射を停止する
ことにより、精度良い照射を実現する(ステップST1
5,ステップST16)。そして、術前計画で想定した
照射量に達するまで照射治療を継続する。なお、照射量
に達してなければ、ステップST8へ処理を移す(ステ
ップST17)。想定した照射量に達したら、照射を終
了する(ステップST18)。
【0038】以下、リアルタイム撮像装置5の設置位置
について補足する。図3および図4は二次元断層像の撮
像位置を示す説明図である。上記式(5)から判るよう
に、リアルタイム撮像装置5により得られる断層像が、
近似楕円球のxy平面に一致している場合には、係数の
分母がゼロとなり、適切なΔz値が得られない。これに
対する対処法としては、図3に示したように、xy平面
からある程度の距離を隔てた二次元断層像を撮像する方
法、図4に示したように、二つのリアルタイム撮像用の
撮像ヘッドを用いる方法、さらには、それ以上の数の撮
像ヘッドを用いる方法等が挙げられる。特に二つもしく
はそれ以上の撮像ヘッドを用いる場合には、図4に示し
たように、近時楕円球の中心に対し対称に位置させる
と、それぞれからの算出値の平均をとる等して、三次元
移動量ΔLの算出精度の向上が期待できる。
【0039】以上のように、この実施の形態1によれ
ば、三次元超音波のような高価な装置を用いることな
く、ルーティンの診断等に使用される簡便な装置によ
り、ターゲット腫瘍の三次元的な動きをリアルタイムで
推定することが可能となる。また、患者をフレーム等で
しっかりと治療台2に固定することなく、照射治療を行
うことが可能となる。さらに、放射線照射領域に限定さ
れず、その他工業分野等にも利用できるものであり、地
中や遠隔的な計測に応用可能である。
【0040】
【発明の効果】以上のように、この発明によれば、撮像
された放射線照射ターゲットの画像データから放射線照
射ターゲットに近似した楕円球を作成する楕円球近似工
程と、撮像された二次元断層像の画像データから二次元
断層像の重心のx,y軸方向の移動量および二次元断層
像の面積変化量を求め、作成された楕円球のx,y,z
軸の定数および二次元断層像の面積変化量から二次元断
層像のz軸方向の位置を求め、それら求められた値から
放射線照射ターゲットの三次元移動量を推定する三次元
移動量推定工程とを備えるように構成したので、放射線
照射ターゲットの三次元的な動きを簡便にリアルタイム
で推定することができる。また、この方法を照射治療に
適用する場合には、患者をフレーム等にしっかりと固定
することなく、照射治療を行うことができる効果があ
る。
【0041】この発明によれば、楕円球近似工程におい
て、撮像された放射線照射ターゲットの三次元像画像デ
ータからボクセル間の距離を用いて、その放射線照射タ
ーゲットに近似した楕円球を作成するように構成したの
で、三次元像画像データのボクセルから容易に放射線照
射ターゲットに近似した楕円球を作成することができる
効果がある。
【0042】この発明によれば、楕円球近似工程におい
て、撮像された放射線照射ターゲットの三次元像画像デ
ータから外接直方体を用いて、その放射線照射ターゲッ
トに近似した楕円球を作成するように構成したので、三
次元像画像データの外接直方体から容易に放射線照射タ
ーゲットに近似した楕円球を作成することができる効果
がある。
【0043】この発明によれば、三次元移動量推定工程
において、楕円球のx,y軸により作られる平面に対し
て平行となる放射線照射ターゲットの二次元断層像を撮
像するように構成したので、座標変換処理を行うことな
く、放射線照射ターゲットの三次元移動量を推定するこ
とができる効果がある。
【0044】この発明によれば、三次元移動量推定工程
において、放射線照射ターゲットの複数の二次元断層像
を撮像し、それら撮像された複数の二次元断層像の画像
データからその放射線照射ターゲットの三次元移動量を
推定するように構成したので、適切な二次元断層像のz
軸方向の位置が得られると共に、三次元移動量を精度高
く推定することができる効果がある。
【0045】この発明によれば、放射線照射ターゲット
に向けて放射線を照射する放射線照射装置と、放射線照
射ターゲットを高精細度に撮像する第1の撮像装置と、
放射線照射ターゲットの二次元断層像をリアルタイムに
撮像する第2の撮像装置と、第1の撮像装置により撮像
された放射線照射ターゲットの画像データに基づいて放
射線照射ターゲットに近似した楕円球を作成し、第2の
撮像装置により撮像された二次元断層像の画像データに
基づいて二次元断層像の重心のx,y軸方向の移動量お
よび二次元断層像の面積変化量を求め、作成された楕円
球のx,y,z軸の定数および二次元断層像の面積変化
量に応じて二次元断層像のz軸方向の位置を求め、それ
ら求められた値に応じて放射線照射ターゲットの三次元
移動量を推定し、その推定した三次元移動量に基づいて
放射線照射装置を制御するデータ処理装置とを備えるよ
うに構成したので、放射線照射ターゲットの三次元的な
動きを簡便にリアルタイムで推定することができる。ま
た、この装置を照射治療に適用する場合には、患者をフ
レーム等にしっかりと固定することなく、照射治療を行
うことができる効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】 この発明の実施の形態1による放射線照射シ
ステムを示す構成図である。
【図2】 この発明の実施の形態1による放射線照射シ
ステムの処理方法を示すフローチャートである。
【図3】 二次元断層像の撮像位置を示す説明図であ
る。
【図4】 二次元断層像の撮像位置を示す説明図であ
る。
【符号の説明】
1 患者、2 治療台、3 放射線照射装置、3a 照
射ヘッド、4 高精細度撮像装置(第1の撮像装置)、
4a 撮像ヘッド、5 リアルタイム撮像装置(第2の
撮像装置)、5a 撮像ヘッド、6 データ処理装置、
ステップST2〜ステップST6 楕円球近似工程、ス
テップST8〜ステップST14 三次元移動量推定工
程。
フロントページの続き Fターム(参考) 4C082 AE01 AJ07 AL01 AL04 5B057 AA08 BA03 CA02 CA08 CA12 CA16 CB02 CB08 CB13 CB16 CC03 CD14 CE08 DA07 DA08 DA17 DB02 DB05 DB09 DC04 DC06 DC36 5L096 AA03 AA06 BA06 CA04 DA02 FA59 FA60 FA69 HA04

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 放射線照射ターゲットを撮像し、その撮
    像された放射線照射ターゲットの画像データからその放
    射線照射ターゲットに近似した楕円球を作成する楕円球
    近似工程と、上記放射線照射ターゲットの二次元断層像
    を撮像し、その撮像された二次元断層像の画像データか
    らその二次元断層像の重心のx,y軸方向の移動量およ
    びその二次元断層像の面積変化量を求め、上記楕円球近
    似工程により作成された楕円球のx,y,z軸の定数お
    よびその求められた二次元断層像の面積変化量からその
    二次元断層像のz軸方向の位置を求め、それら求められ
    た二次元断層像の重心のx,y軸方向の移動量、二次元
    断層像の面積変化量、二次元断層像のz軸方向の位置お
    よび楕円球のx,y,z軸の定数からその放射線照射タ
    ーゲットの三次元移動量を推定する三次元移動量推定工
    程とを備えた放射線照射ターゲットの三次元動き推定方
    法。
  2. 【請求項2】 楕円球近似工程は、撮像された放射線照
    射ターゲットの三次元像画像データからボクセル間の距
    離を用いてx,y,z軸およびそれらx,y,z軸の両
    端を決定し、その放射線照射ターゲットに近似した楕円
    球を作成することを特徴とする請求項1記載の放射線照
    射ターゲットの三次元動き推定方法。
  3. 【請求項3】 楕円球近似工程は、撮像された放射線照
    射ターゲットの三次元像画像データから外接直方体を用
    いてx,y,z軸およびそれらx,y,z軸の両端を決
    定し、その放射線照射ターゲットに近似した楕円球を作
    成することを特徴とする請求項1記載の放射線照射ター
    ゲットの三次元動き推定方法。
  4. 【請求項4】 三次元移動量推定工程は、楕円球近似工
    程によって作成された楕円球のx,y軸により作られる
    平面に対して平行となる放射線照射ターゲットの二次元
    断層像を撮像することを特徴とする請求項1から請求項
    3のうちのいずれか1項記載の放射線照射ターゲットの
    三次元動き推定方法。
  5. 【請求項5】 三次元移動量推定工程は、放射線照射タ
    ーゲットの複数の二次元断層像を撮像し、それら撮像さ
    れた複数の二次元断層像の画像データからその放射線照
    射ターゲットの三次元移動量を推定することを特徴とす
    る請求項1から請求項4のうちのいずれか1項記載の放
    射線照射ターゲットの三次元動き推定方法。
  6. 【請求項6】 放射線照射ターゲットに向けて放射線を
    照射する放射線照射装置と、上記放射線照射ターゲット
    を高精細度に撮像する第1の撮像装置と、上記放射線照
    射ターゲットの二次元断層像をリアルタイムに撮像する
    第2の撮像装置と、上記第1の撮像装置により撮像され
    た放射線照射ターゲットの画像データに基づいてその放
    射線照射ターゲットに近似した楕円球を作成し、上記第
    2の撮像装置により撮像された二次元断層像の画像デー
    タに基づいてその二次元断層像の重心のx,y軸方向の
    移動量およびその二次元断層像の面積変化量を求め、上
    記作成された楕円球のx,y,z軸の定数およびその求
    められた二次元断層像の面積変化量に応じてその二次元
    断層像のz軸方向の位置を求め、それら求められた二次
    元断層像の重心のx,y軸方向の移動量、二次元断層像
    の面積変化量、二次元断層像のz軸方向の位置および楕
    円球のx,y,z軸の定数に応じてその放射線照射ター
    ゲットの三次元移動量を推定し、その推定した三次元移
    動量に基づいて上記放射線照射装置を制御するデータ処
    理装置とを備えた放射線照射システム。
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