JP2002369838A - 吸収性物品 - Google Patents

吸収性物品

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JP2002369838A
JP2002369838A JP2001180411A JP2001180411A JP2002369838A JP 2002369838 A JP2002369838 A JP 2002369838A JP 2001180411 A JP2001180411 A JP 2001180411A JP 2001180411 A JP2001180411 A JP 2001180411A JP 2002369838 A JP2002369838 A JP 2002369838A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 保存中における揮発性物質の揮散が防止さ
れ、また着用中においても揮発性物質の揮散が防止され
て、芳香によって排泄のあったことを容易に知覚でき、
更に排泄に起因して発生する悪臭を防臭し得る吸収性物
品を提供すること。 【解決手段】 吸収体4とバックシート3との間、吸収
体4とトップシート2との間、又は吸収体4内に、芳香
の発散性を有する揮発性物質を含有する水溶性樹脂の層
11と、該水溶性樹脂の層の少なくとも一面に設けられ
た前記揮発性物質を実質的に含有しない水溶性樹脂の層
12,13とを有する芳香発散層10を備えた吸収性物
品。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、芳香によって排泄
のあったことを知覚でき、また排泄に起因して発生する
悪臭を防臭し得る吸収性物品に関する。
【0002】
【従来の技術及び発明が解決しようとする課題】排泄が
あった場合に芳香が漂う吸収性物品が知られている。例
えば特開平10−85255号公報には、袋状の水溶性
被覆材に揮発性物を封じ込めてなる揮発性物封入体を、
吸収体の内部に封入した使い捨ておむつが記載されてい
る。しかし、このおむつでは、衝撃や着用者の動作によ
って揮発性物封入体が破裂して、揮発性物が発散するお
それがある。また、揮発性物封入体を簡便におむつに封
入することは容易でない。
【0003】特開昭59−106501号公報には、バ
ックシートと吸収体との間に、芳香を発する物質が封入
されたマイクロカプセルを介在させたおむつ型着用物品
が記載されている。このマイクロカプセルの皮膜は湿潤
して崩壊する物質から構成されている。しかし、この着
用物品では、芳香を発する物質を簡便にマイクロカプセ
ル化することが容易ではない。またマイクロカプセルを
バックシートと吸収体との間に固定化することも困難で
ある。その結果、着用中にマイクロカプセルが脱落し易
く、排泄があった場合に、所期の目的を達成するのに十
分な強さの芳香が発散されないおそれがある。
【0004】特公平6−51843号公報には、水溶性
樹脂に香料を包含させた粉末と吸水性樹脂との粉末から
なる吸水性組成物を、2枚のパルプシート間に介在させ
て得られた吸収性物品が記載されている。しかし、この
吸収性物品で用いられている、水溶性樹脂に香料を包含
させた粉末は、水溶性樹脂の水溶液に香料を添加し、撹
拌混合した後に乾燥粉砕させることで得られるものであ
るので、乾燥の際に高温によって香料が揮散し易い。ま
た吸収性物品の保存中における香料の揮散防止の手段を
講じていないので、香料が一層揮散し易い。これらの結
果、排泄があった場合に、所期の目的を達成するのに十
分な強さの芳香が発散されないおそれがある。
【0005】従って、本発明は、保存中における揮発性
物質の揮散が防止され、また着用中においても揮発性物
質の揮散が防止されて、芳香によって排泄のあったこと
を容易に知覚でき、更に排泄に起因して発生する悪臭を
防臭し得る吸収性物品を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は、液透過性のト
ップシート、液不透過性のバックシート及び両シート間
に介在された液保持性の吸収体を有する吸収性物品にお
いて、前記吸収体と前記バックシートとの間、前記吸収
体と前記トップシートとの間、又は前記吸収体内に、芳
香の発散性を有する揮発性物質を含有する水溶性樹脂の
層と、該水溶性樹脂の層の少なくとも一面に設けられた
前記揮発性物質を実質的に含有しない水溶性樹脂の層と
を有する芳香発散層を備えた吸収性物品を提供すること
により前記目的を達成したものである。
【0007】また本発明は、液透過性のトップシート、
液不透過性のバックシート及び両シート間に介在された
液保持性の吸収体を有する吸収性物品において、前記吸
収体と前記バックシートとの間、前記吸収体と前記トッ
プシートとの間、又は前記吸収体内に、芳香の発散性を
有する揮発性物質及び乳化剤を含有する水溶性樹脂の層
からなる芳香発散層を備えた吸収性物品を提供するもの
である。
【0008】
【発明の実施の形態】以下、本発明の吸収性物品につい
て、その好ましい実施形態を使い捨ておむつを例にと
り、図面を参照して説明する。ここで、図1は、第1発
明の吸収性物品の一実施形態としての展開型使い捨てお
むつを、バックシート側からみた一部破断平面図であ
る。
【0009】本実施形態の使い捨ておむつ1は、図1に
示すように、液透過性のトップシート2と、液不透過性
のバックシート3と、これら両シート2,3間に介在さ
れた液保持性の吸収体4とを具備して構成されている。
吸収体4は、その長手方向がおむつ1の長手方向と一致
する長方形となっている。トップシート2及びバックシ
ート3は同形で、長手方向の中央部が内方に湾曲してく
びれた砂時計形状をしており、おむつ1の輪郭をなして
いる。そして、吸収体4は、トップシート2及びバック
シート3によって挟持・固定されている。
【0010】吸収体4はトップシート2及びバックシー
ト3よりも小さな寸法となっている。トップシート2及
びバックシート3は吸収体4の左右側縁から側方に延出
しており、延出したトップシート2及びバックシート3
が互いに接合されてサイドフラップ5,5を形成してい
る。サイドフラップ5には、おむつ1の長手方向に延び
る複数本の弾性糸6が伸張状態で配されている。弾性糸
6はサイドフラップ5を構成するトップシート2とバッ
クシート3との間に挟持固定されている。おむつ1の弛
緩状態においては、弾性糸6が収縮してサイドフラップ
5にレッグギャザー(図示せず)が形成される。またト
ップシート2及びバックシート3は吸収体4の前後端縁
から前後方向に延出しており腹側ウエストフラップ7A
及び背側ウエストフラップ7Bを形成している。ウエス
トフラップ7A,7Bには、おむつ1の幅方向に延びる
弾性帯8,8が伸張状態で配されてる。弾性糸6と同様
に、弾性帯8はトップシート2とバックシート3との間
に挟持固定されている。おむつ1の弛緩状態において
は、弾性帯8が収縮してウエストフラップ7A,7Bに
ウエストギャザー(図示せず)が形成される。
【0011】おむつの背側におけるサイドフラップには
それぞれテープファスナー等からなる一対の止着具9,
9が取り付けられている。また、図示していないがおむ
つの腹側におけるバックシート3上には矩形状のランデ
ィングテープ等からなる被着具9が貼付されている。そ
して、本実施形態の使い捨ておむつ1が着用される際
に、止着具9,9が被着具上に止着するようになってい
る。
【0012】以上の構成を有するおむつ1の構成部材と
しては、通常のおむつに用いられるものと同様のものを
用いることができる。例えばトップシート2としては、
不織布や、開孔フィルムを用いることができる。バック
シート3としては、合成樹脂製のフィルムを用いること
ができる。該フィルムは透湿性を有していてもよい。吸
収体4としては、パルプと高吸収性ポリマーの粒子との
混合物をティッシュペーパーで包んだものを用いること
ができる。弾性糸6及び弾性帯8としては各種エラスト
マー材料を用いることができる。
【0013】バックシート3と吸収体4との間には、バ
ックシート3及び吸収体4とは別個独立した芳香発散層
としてのシート形態の芳香シート10が介在配置されて
いる。芳香シート10は矩形状であり、その長手方向が
おむつ1の長手方向と一致するようにおむつ1における
股下部の中央部に配されている。芳香シート10は、そ
のバックシートとの対向面に接着剤が間欠塗布されて、
バックシート3の内面に接合されている。芳香シート1
0は、大人用おむつの場合、その長さを50〜1000
mm、特に300〜1000mmとすることができ、そ
の幅を3〜400mm、特に10〜30mmとすること
ができる。また、ベビー用おむつの場合、その長さを5
〜500mm、特に30〜500mmとすることがで
き、その幅を3〜200mm、特に10〜30mmとす
ることができる。
【0014】図2には芳香シート10の断面の構造が示
されている。尚、図2中、芳香シート10の上面は吸収
体4に対向しており、下面はバックシート3に対向して
いる。芳香シート10は3層構造をなしている。3層構
造のうちの中間層11は、芳香の発散性を有する揮発性
物質を含有する水溶性樹脂の層からなる。中間層11の
吸収体対向面には、前記揮発性物質を実質的に含有しな
い第2の水溶性樹脂の層からなる上層12が設けられて
いる。また中間層11のバックシート対向面には、やは
り前記揮発性物質を実質的に含有しない第3の水溶性樹
脂の層からなる下層13が設けられている。
【0015】このように芳香シート10はすべて水溶性
樹脂の層から構成されている。従って、おむつ1に尿な
どの排泄物が排泄されると、該排泄物は、トップシート
2及び吸収体4を経て芳香シート10へと達して芳香シ
ート10を溶解させる。その結果、芳香シート10にお
ける中間層11に含まれている芳香の発散性を有する揮
発性物質が揮散し、おむつ1の外部へと放出されて、排
泄があったことが知覚される。更に前記揮発性物質の芳
香によって排泄物から発生する悪臭がマスキングされ防
臭効果も発現する。前記揮発性物質は、水溶性樹脂から
なる中間層11内に包含されているので、着用者の動作
によっておむつ1が変形或いはよれても芳香シート10
外に漏出するおそれがない。また前記揮発性物質がシー
ト形態で包含されているので、粉末形態やマイクロカプ
セル形態で包含されている場合に比べて表面積を小さく
することができ、保存中に揮発散逸しにくい。その上、
前記揮発性物質は、水溶性樹脂からなる中間層11内に
包含されており、該中間層11の上下面は上層12及び
下層13によって被覆されているので、おむつ1の保存
中における前記揮発性物質の揮発散逸を一層防止するこ
とができる。特に、バックシート3が透湿性を有する場
合であっても中間層11の下面を下層13が被覆してい
るので、バックシート3を通じて前記揮発性物質が揮発
散逸することを防止できる。また、後述するように、芳
香シート10はその製造方法が簡便なので、香料を袋に
封入したり、粉体にしたり、マイクロカプセルに封入す
る場合に比べて経済的に製造できるという利点もある。
【0016】芳香シート10における中間層11を構成
する水溶性樹脂としては、ポリビニルアルコール(PV
A)及びその誘導体(イタコン酸変性物、スルホン酸変
性物、マレイン酸変性物など)、ポリビニルピロリドン
(PVP)、ポリ(メタ)アクリル酸アルカリ塩、(メ
タ)アクリル酸/(メタ)アクリル酸エステル共重合体
のアルカリ塩、アクリル酸/マレイン酸共重合物のアル
カリ塩などの合成樹脂;メチルセルロース、エチルセル
ロース、カルボキシメチルセルロースナトリウム、ヒド
ロキシアルキルセルロース、澱粉誘導体などの半合成
物;澱粉、ゼラチン、寒天、海草類、植物粘質物、蛋白
質などの天然高分子などを用いることができる。これら
の水溶性樹脂の中には、水に溶解し、更に他の溶剤に溶
解するものもあるが、芳香シート10の製造のし易さの
点から、水に溶解し且つ水以外の溶剤には実質的に溶解
しない水溶性樹脂、例えばPVAを用いることが好まし
い。また、水溶性樹脂として、ビニルピロリドンモノポ
リマー、ビニルピロリドン−酢酸ビニルコポリマー、エ
チレン−酢酸ビニルコポリマー、エチレン−アクリル酸
コポリマーなどの水溶性ホットメルト接着剤を用いるこ
ともできる。中間層11の坪量は0.5〜100g/m
2であることが好ましい。特にフィルム成形法によって
中間層11を得る場合には、10〜40g/m2である
ことが加工上十分な強度が得られ、溶解性も良好である
ことから好ましい。塗設法による場合には、1〜10g
/m2であることが十分な芳香が得られ乾燥も容易であ
るため高温にする必要がない点から好ましい。
【0017】芳香シート10における上層12及び下層
13をそれぞれ構成する水溶性樹脂としては、中間層1
1を構成する水溶性樹脂と同様のものを例示できる。こ
れらのうち、水に溶解し且つ水以外の溶剤にも溶解する
ものを用いることが、芳香シート10の製造のし易さの
点から好ましい。例えば、水及びアルコールに溶解する
PVPを用いることができる。上層12及び下層13の
坪量は、それぞれ1〜15g/m2、特に2〜6g/m2
であることが、おむつ1の保存中における前記揮発性物
質の揮発防止と排泄物による芳香シート10の迅速な溶
解とのバランスの点から好ましい。上層12及び下層1
3には、前記揮発性物質が実質的に含有されていない。
実質的に含有されていないとは、上層12及び下層13
に意図的に前記揮発性物質を含有させないことを意味
し、例えば上層12及び下層13に前記揮発性物質が全
く存在していない場合の他、本発明の効果が発現しない
程度の微量の前記揮発性物質が上層12及び下層13に
不可避的に存在している場合をいう。上層12及び下層
13に、本発明の効果が発現しない程度の微量の前記揮
発性物質が不可避的に存在する場合とは、例えば中間層
11に含有されている前記揮発性物質が、おむつの保管
中に上層12及び下層13に微量移行する場合や、芳香
シート10の製造過程において微量の前記揮発性物質が
上層12及び下層13に混入する場合をいう。
【0018】中間層11に含有される前記揮発性物質
は、昇華又は蒸発して芳香を発散し得る物質であり、そ
の例としては、各種香料(フルーティ調、シトラス調、
ウッディムスキー調、グリーン調)、香辛料、植物抽出
液などが挙げられる。前記揮発性物質は、芳香シート1
0の単位面積当たり、0.02〜3g/m2、特に0.
2〜1g/m2含有されることが、排泄部位に対応する
おむつ股下部に適量のシート面積で芳香を有効に発散さ
せ得る点から好ましい。また、中間層における前記揮発
性物質と水溶性樹脂との重量比(前者:後者)は、0.
1:99.9〜25〜75、特に0.5:99.5〜
5:95であることが、適度な強さの芳香が発生する
点、及び水溶性樹脂と揮発性物質とが分離することに起
因する芳香シートのベタツキの発生を防止し得る点から
好ましい。更に、芳香シート10全体に対する前記揮発
性物質の量は0.05〜30重量%、特に1〜10重量
%であることが好ましい。
【0019】中間層11並びに上層12及び下層には、
芳香シート10及びおむつ1の各種性能を向上させる目
的で、各種の添加剤を含有させてもよい。例えば、各層
11,12,13に適度な柔軟性を付与するためにグリ
セリン等の可塑剤を含有させることができる。また水溶
性樹脂の水溶性を高めたり、揮発性物質を吸着させて芳
香の発生を持続させるために、各種顔料や水膨潤樹脂を
含有させることもできる。
【0020】芳香シート10における中間層11に乳化
剤が含有されていると、中間層11内での前記揮発性物
質の分散が極めて良好になって、該揮発性物質が中間層
11の表面にブリードアウトしにくくなる。従って、中
間層11内に乳化剤が含有されている場合には、該中間
層11の上下面をそれぞれ上層12及び下層13で被覆
しなくても、前記揮発性物質の揮発散逸を十分防止する
ことができる。勿論、この場合であっても中間層11の
上下面をそれぞれ上層12及び下層13で被覆すること
は何ら妨げられない。
【0021】乳化剤としては、各種界面活性剤を好適に
用いることができる。特に、ポリオキシエチレンアルキ
ルエーテル、ポリオキシエチレンアルキルアリルエーテ
ル、ソルビタン脂肪酸エステル、ポリオキシエチレンソ
ルビタン脂肪酸エステル、グリセリン脂肪酸エステルな
どの非イオン界面活性剤を用いると、前記揮発性物質の
分散性が非常に良好になることから好ましい。
【0022】中間層11における乳化剤と前記揮発性物
質との重量比(前者:後者)は、3:7〜7:3、特に
6:4〜5:5であることが、揮発性物質を水溶性樹脂
に均一に乳化分散させ得る点から好ましい。
【0023】芳香シート10は尿などの排泄物と接触す
ることで速やかに溶解することが重要である。この目的
のために、芳香シート10は、後述する実施例において
詳述する測定方法に従って測定された溶解率の値が10
%以上、特に50%以上であることが好ましい。
【0024】芳香シート10は、次の方法で好ましく製
造される。先ず水溶性樹脂の水溶液に前記揮発性物質、
乳化剤及び可塑剤を添加し均一に混合させ、次いで脱泡
して得られた液を、所定温度に加熱されたドラム上に流
延しつつ、所定温度に加熱された熱風を吹き付けて乾燥
させ、前記揮発性物質が包含された中間層を得る。流延
に代えて、溶融Tダイ押し出し法、インフレーション法
などのフィルム成形方法を用いることもできる。これと
は別に調製された、水溶性樹脂及び可塑剤を含有する水
溶液を、前記中間層の一面にグラビア塗工し、所定温度
に加熱された熱風を吹き付けて乾燥させる。更に前記中
間層の他面に、同様の操作で水溶性樹脂及び可塑剤を含
有する水溶液を塗布し乾燥させる。これにより、上層及
び下層が形成される。中間層を構成する水溶性樹脂とし
て水に溶解し且つ水以外の溶剤には実質的に溶解しない
水溶性樹脂を用い、且つ上下層を構成する水溶性樹脂と
して水及び水以外の溶剤に可溶な水溶性樹脂を用いる場
合には、上下層の形成に用いられる液として、水及び水
以外の溶剤に可溶な水溶性樹脂及び可塑剤を該溶剤に溶
解させる。これによって、先に形成された中間層を溶解
させることなく上下層を形成することができる。
【0025】また、ウェットラミネート法、ホットメル
トラミネート法、ドライラミネート法、共押し出しラミ
ネート法、又は熱エンボスラミネート法により上層及び
下層と中間層とを貼り合わせて芳香シート10を得るこ
ともできる。特に共押し出しラミネート法を用いること
が、各層が低坪量であっても貼り合わせることができる
点で好ましい。
【0026】本発明は前記実施形態に制限されない。例
えば、前記実施形態においては、中間層11の上下面に
それぞれ上層12及び下層13が形成されていたが、バ
ックシート3が透湿性でない場合には下層は形成しなく
てもよい。
【0027】また、前記実施形態における芳香シート1
0中間層11はフィルム状であったが、これに代えて、
前記揮発性物質を含有する水溶性樹脂の繊維からなる不
織布などの繊維構造体を中間層として用いてもよい。
【0028】また、前記実施形態においては、芳香シー
ト10は、バックシート3と吸収体4との間に配置され
た独立のシートであったが、これに代えて図3(A)に
示すように、バックシート3の吸収体対向面に下層1
3、前記揮発性物質を含有する中間層11及び上層12
からなる3層構造の芳香発散層10を塗設してもよい。
更に、バックシート3が透湿性でない場合には、図3
(B)に示すように、バックシート3の吸収体対向面に
前記揮発性物質を含有する中間層11及び上層12から
なる2層構造の芳香発散層10を塗設してもよい。塗設
方法としては、グラビア印刷、フレキソ印刷、ダイコー
タ印刷、スプレー塗布、ブレード塗布、コンマコータ塗
布、リバースコータ塗布などを用いることができる。塗
設により芳香発散層を形成する場合には、着色剤を添加
することにより、各種模様や絵柄を構成する芳香発散層
を容易に形成し得るという利点がある。
【0029】また前記実施形態における芳香シート10
に代えて、非水溶性フィルム、不織布又は紙の上に前記
揮発性物質を含む層が塗工などの手段によって形成され
てなる芳香シートを用いてもよい。
【0030】また前記揮発性物質を含有する水溶性樹脂
の層が、乳化剤を含有する場合には、バックシート3の
吸収体対向面に、該層を単層構造の形態で塗設形成して
もよい。
【0031】また、芳香シート10をおむつ1に配する
ことに加えて、吸収体4とバックシート3などの各種接
合に、揮発性物質を含有する水溶性ホットメルト接着剤
をスプレーガンなどにより塗設することができる。
【0032】また芳香シート10は、吸収体4とバック
シート3との間に配置されるのみならず、吸収体4とト
ップシート2との間や、吸収体4内に配置されてもよ
い。また芳香シート10は、図1に示される様に一箇所
に配置されても良いし、複数の箇所に配置されても良
い。
【0033】また、本発明の吸収性物品は、前述した展
開型の使い捨ておむつに限られず、パンツ型の使い捨て
おむつ、失禁パッド、生理用ナプキン、パンティライナ
ー、おりものシート、ペット用下敷シート等の他の吸収
性物品にも同様に適用できる。
【0034】
【実施例】以下の例中、特に断らない限り、「%」及び
「部」はそれぞれ「重量%」及び「重量部」を表す。
【0035】〔実施例1〕 (1)芳香シートの製造 ケン化度96モル%のマレイン酸変性ポリビニルアルコ
ール〔日本合成化学工業(株)製のT−330(商品
名)〕100部に対して、水を567部、可塑剤として
のグリセリン〔和光純薬工業(株)製〕を15部、表1
に示す量の香料(シトラス・ウッディムスキー調)、及
び表1に示す量の乳化剤としてのポリオキシエチレンラ
ウリルエーテル〔花王(株)製のエマルゲン135(商
品名)〕を添加混合し、混合液を得た。この混合液を脱
泡した後、100℃に加熱されたドラム上に流延しつ
つ、100℃に加熱された熱風を吹き付けて乾燥させ
(乾燥滞留時間2分)、坪量38g/m2、厚み30μ
mの芳香シートを得た。
【0036】(2)使い捨ておむつの製造 得られた芳香シートを長さ200mm、幅25mmに裁
断し、これをフラッフパルプ及び高吸収性ポリマーの混
合からなる吸収体と、ポリエチレン製の透湿性を有する
液不透過性フィルムとの間に配置した。更にポリエチレ
ンテレフタレート/ポリエチレンの芯鞘型複合繊維から
なるエアスルー不織布で吸収体上を覆い、液不透過性フ
ィルムとエアスルー不織布とを所定部位で接合して図1
に示す使い捨ておむつを得た。芳香シートはおむつの股
下部に配置した。
【0037】〔実施例2〜6〕香料及び乳化剤の量を表
1に示す値とする以外は実施例1と同様にして芳香シー
ト及びおむつを製造した。
【0038】〔実施例7〕実施例1と同様の操作にて単
層の芳香シートを得た。但し、香料及び乳化剤の量は表
1に示す通りである。これとは別に、ポリビニルピロリ
ドン〔和光純薬工業(株)製のK−90(商品名)〕1
00部に対して、エタノール567部及び可塑剤として
のグリセリン〔和光純薬工業(株)製〕15部を添加混
合し、混合液を得た。この混合液を脱泡した後、前述の
ようにして得られた芳香シートの一方の面にグラビア塗
工し、80℃に加熱された熱風を吹き付けて乾燥させ、
坪量4g/m2、厚み3μmの上層を形成した。同様の
操作で、芳香シートの他方の面に、同坪量、同厚みの下
層を形成した。このようにして図2に示す3層構造の芳
香シートを得た。この後は実施例1と同様にして使い捨
ておむつを得た。
【0039】〔実施例8〜10〕香料及び乳化剤の量を
表1に示す値とする以外は実施例7と同様にして芳香シ
ート及び使い捨ておむつを製造した。
【0040】〔実施例11〕実施例1における水の配合
量を900部に変え、また香料及び乳化剤の添加量を表
1に示す値とする以外は実施例1と同様の方法で混合液
を得た。この混合液を、グラビア塗工によりポリエチレ
ン製の透湿性を有する液不透過性フィルム上に塗布し、
80℃に加熱された熱風を吹き付けて乾燥させ、坪量1
0g/m2、厚み8μmの中間層を得た。塗工幅は10
mmとした。この後は実施例1と同様にして使い捨てお
むつを得た。
【0041】〔実施例12〕実施例11と同様の方法に
て中間層を得た後、実施例7と同様の方法にて上層を形
成した。中間層及び上層の塗工幅は10mmとした。こ
の後は実施例1と同様にして使い捨ておむつを得た。
【0042】〔実施例13〕ポリビニルピロリドン〔和
光純薬工業(株)製のK−90(商品名)〕100部に
対して、エタノール567部及び可塑剤としてのグリセ
リン〔和光純薬工業(株)製〕15部を添加混合し、混
合液を得た。この混合液を脱泡した後、ポリエチレン製
の透湿性を有する液不透過性フィルム上にグラビア塗工
し、80℃に加熱された熱風を吹き付けて乾燥させ、坪
量4g/m2、厚み3μmの下層を形成した。この下層
上に実施例11と同様の方法で中間層を形成した。但
し、香料及び乳化剤の量は表1に示す値とした。下層及
び中間層の塗工幅は10mmとした。この後は実施例1
と同様にして使い捨ておむつを得た。
【0043】〔比較例1及び2〕香料及び乳化剤の量を
表1に示す値とする以外は実施例1と同様にして芳香シ
ート及びおむつを製造した。
【0044】〔性能評価〕実施例及び比較例で得られた
おむつについて、以下の方法で使用前のおむつの匂い、
排尿時の匂いの感知、排尿直後の匂いの強さ、排尿後の
感知までの時間、おむつ廃棄後の匂いの強さ、及び芳香
シートの溶解率を測定、評価した。その結果を表1に示
す。
【0045】〔使用前のおむつの匂い〕使用前のおむつ
各5枚をチャック付きのビニール袋に入れ2週間放置し
た後、開封時の匂いを10人のパネラーに嗅がせた。ビ
ニール袋の口から10cm離れた位置で匂いを嗅がせ、
感知した人の数により評価した。
【0046】〔排尿時の匂いの感知〕人形モデルにおむ
つを装着し、30℃の人工尿を10秒間で100g注入
した。人形モデルから20cm離れた位置で、10人の
パネラーに匂いを嗅がせ、感知した人の数により評価し
た。テストを各2回行い、2回分を総合して評価した。
【0047】〔排尿直後の匂いの強さ〕前記〔排尿時の
匂いの感知〕の評価において、匂いの強さを3段階(強
すぎ、丁度良い、弱い)で官能評価した。匂いが感知で
きない場合は、その匂いが弱いとみなした。
【0048】〔排尿後の感知までの時間〕前記〔排尿時
の匂いの感知〕の評価において、排尿終了後から匂いを
感知し始めた時までの時間を、感知できたパネラーの人
数で平均した。時間は0.5分刻みとした。
【0049】〔おむつ廃棄後の匂いの強さ〕人工尿10
0gをおむつに注入し、チャック付きビニール袋に各1
枚ずつ入れて袋の口を閉じた。一日放置後、開封時の悪
臭のマスキングの程度を10段階で官能評価した。マス
キング効果のあるものを10、ないものを1とした。評
価は3人のパネラーにより各2枚ずつ行い、評価数値を
平均をした。
【0050】〔芳香シートの溶解率〕1リットル容のビ
ーカーに20℃の水を1リットル入れ、マグネチックス
ターラを250rpmで回転させた状態下に、0.5g
の芳香シートを投入し、1分間溶解させた。ビーカー内
の水を目開き850μmの金属メッシュに通過させ、金
属メッシュ上の残留物の乾燥重量を測定した。溶解率
(%)は、(0.5−残留物の乾燥重量)/0.5×1
00から算出した。但し、実施例11〜13において
は、中間層、上層及び下層の総重量が0.5gになる様
に、液不透過性フィルムにおける塗工部をカットし、同
様の方法にて溶解させた。
【0051】
【表1】
【0052】表1に示す結果から明らかなように、実施
例のおむつ(本発明品)は、使用前には香料の揮発が抑
えられており、排尿によって初めて香料が揮発すること
が判る。また香料が揮発することで、排尿に起因する悪
臭がマスキングされることも判る。これに対して比較例
1は香料が多量に含まれており且つ上層と下層が設けら
れていないことに起因してブロッキングが起こってしま
い、加工上不具合が生じることが判る。比較例2では乳
化剤が添加されていないことに起因して、匂いの保持性
が十分でないことが判る。
【0053】
【発明の効果】本発明の吸収性物品によれば、保存中に
おける揮発性物質の揮散が防止され、また着用中におい
ても揮発性物質の揮散が防止されて、芳香によって排泄
のあったことを容易に知覚できる。更に排泄に起因して
発生する悪臭を防臭することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の吸収性物品の一例としての使い捨てお
むつを引き伸ばした状態でバックシート側からみた平面
図である。
【図2】芳香シートの断面の構造を示す図である。
【図3】他の形態の芳香シートの断面の構造を示す図で
ある。
【符号の説明】
1 使い捨ておむつ(吸収性物品) 2 トップシート 3 バックシート 4 吸収体 10 芳香シート(芳香発散層) 11 中間層 12 上層 13 下層
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 郡司 亮彦 栃木県芳賀郡市貝町赤羽2606 花王株式会 社研究所内 Fターム(参考) 3B029 BD18 BD22 BE01 4C098 AA09 CC03 CC07 CC12 CD10 CE07 DD03 DD05 DD10 DD12 DD14 DD21 DD22 DD23

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 液透過性のトップシート、液不透過性の
    バックシート及び両シート間に介在された液保持性の吸
    収体を有する吸収性物品において、前記吸収体と前記バ
    ックシートとの間、前記吸収体と前記トップシートとの
    間、又は前記吸収体内に、芳香の発散性を有する揮発性
    物質を含有する水溶性樹脂の層と、該水溶性樹脂の層の
    少なくとも一面に設けられた前記揮発性物質を実質的に
    含有しない水溶性樹脂の層とを有する芳香発散層を備え
    た吸収性物品。
  2. 【請求項2】 液透過性のトップシート、液不透過性の
    バックシート及び両シート間に介在された液保持性の吸
    収体を有する吸収性物品において、前記吸収体と前記バ
    ックシートとの間、前記吸収体と前記トップシートとの
    間、又は前記吸収体内に、芳香の発散性を有する揮発性
    物質及び乳化剤を含有する水溶性樹脂の層からなる芳香
    発散層を備えた吸収性物品。
  3. 【請求項3】 前記芳香発散層が、前記吸収体と前記バ
    ックシートとの間に設けられており、前記揮発性物質を
    含有する前記水溶性樹脂の層の吸収体対向面に、前記揮
    発性物質を実質的に含有しない水溶性樹脂の層が設けら
    れている請求項1記載の吸収性物品。
  4. 【請求項4】 前記芳香発散層が、前記吸収体と前記バ
    ックシートとの間に設けられており、前記バックシート
    が透湿性を有し、前記揮発性物質を含有する前記水溶性
    樹脂の層のバックシート対向面に、前記揮発性物質を実
    質的に含有しない水溶性樹脂の層が設けられている請求
    項2記載の吸収性物品。
  5. 【請求項5】 前記揮発性物質を含有する前記水溶性樹
    脂の層を構成する水溶性樹脂が、水に溶解し且つ水以外
    の溶剤には実質的に溶解せず、前記揮発性物質を実質的
    に含有しない前記水溶性樹脂の層を構成する水溶性樹脂
    が、水及び水以外の溶剤に可溶である請求項3又は4記
    載の吸収性物品。
  6. 【請求項6】 前記芳香発散層が、前記バックシートの
    吸収体対向面に塗設されているか、又は前記吸収体と前
    記バックシートとの間に独立したシートの形態で介在配
    置されている請求項1〜5の何れかに記載の吸収性物
    品。
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