JP2002369048A - 撮像装置付き携帯端末装置 - Google Patents

撮像装置付き携帯端末装置

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JP2002369048A
JP2002369048A JP2001173129A JP2001173129A JP2002369048A JP 2002369048 A JP2002369048 A JP 2002369048A JP 2001173129 A JP2001173129 A JP 2001173129A JP 2001173129 A JP2001173129 A JP 2001173129A JP 2002369048 A JP2002369048 A JP 2002369048A
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skin
image pickup
image
imaging
pickup device
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Jiro Kishimoto
治郎 岸本
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Shiseido Co Ltd
Original Assignee
Shiseido Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 本発明は撮像装置により肌、頭皮等の撮像を
行なうと共にこれを送信しうる撮像装置付き携帯端末装
置に関し、肌の表面状態を解像度よく撮像することを課
題とする。 【解決手段】 操作釦5、ディスプレイ6、通信回路、
及び撮像装置10Aを本体2に設けてなる撮像装置付き
携帯端末装置であって、撮像装置10Aを、被撮像物と
なる肌25を拡大する拡大レンズ12と、この拡大され
た肌25を撮像するCCD素子11と、肌25の位置と
CCD素子11の位置とを拡大レンズ12の合焦点位置
に位置決めする位置決め機構13(位置決め突起16を
有する)とを設けた構成とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は撮像装置付き携帯端
末装置に係り、特に撮像装置により肌、頭皮等の撮像を
行なうと共にこれを送信しうる撮像装置付き携帯端末装
置に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、携帯電話に代表される携帯端末装
置は、急速な勢いで普及しつつある。また、携帯端末装
置のデータ通信能力の著しい向上に伴い、単なる音声を
伝える端末としてではなく、広くデータを通信しうるデ
ータ通信端末として用いられるようになってきている。
これに伴い、携帯端末装置を利用した各種サービスが展
開されるようになってきている。
【0003】このような携帯端末装置の一種として、端
末本体に撮像装置を組み込み、この撮像装置により撮像
された画像を直ちに送信できるよう構成されたものが提
供されている。この撮像装置付き携帯端末装置によれ
ば、携帯端末装置をカメラと同感覚で使用することがで
き、何時何処でも風景,人物等を撮像することができ、
また撮像した画像をリアルタイムで伝送することができ
る。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところで、女性にとっ
て肌の状態は関心事であり、自己の肌の状態がどのよう
な状態であるのかを簡単に知りたいという要望がある。
具体的には、肌の状態は体調や天候等により日々変化す
るものであり、また一般に日々使用する化粧料も肌の状
態に応じて選定するため、今日現在の肌の状態をリアル
タイムで知りたいという要望がある。しかしながら、自
己で肌の状態を客観的に判断するのは困難であり、また
肌の状態を客観的に知りたい場合には、肌の測定装置が
設置されている化粧品販売店等に出向く必要がある。こ
のため、従来では自己の肌の状態を客観的に、かつ容易
に判断することができないという問題点があった。
【0005】また、上記のように携帯端末装置の一種と
して、端末本体にカメラを組み込んだカメラ付き携帯端
末装置が存在するため、この撮像装置付き携帯端末装置
により肌を撮像し、これを肌の状態測定を行なうサーバ
ーに送信して測定してもらうことも考えられる。
【0006】しかしながら、肌の状態を客観的に判断す
るには肌を拡大して撮像する必要があるが、従来の撮像
装置付き携帯端末装置は、風景,人物等を撮像すること
を目的としたものであったため、肌を拡大して撮像する
ことができないという問題点があった。
【0007】本発明は上記の点に鑑みてなされたもので
あり、肌の表面状態を良好な状態で撮像しうる撮像装置
付き携帯端末装置を提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記の課題を解決するた
めに本発明では、次に述べる各手段を講じたことを特徴
とするものである。
【0009】請求項1記載の発明は、端末本体に、表示
装置、操作釦、通信回路、及び撮像装置を設けてなる撮
像装置付き携帯端末装置であって、前記撮像装置は、被
撮像物となる肌を拡大する光学系と、該拡大された肌を
撮像する撮像素子と、前記肌の位置と前記撮像素子の位
置とを、前記光学系の合焦点位置に位置決めする位置決
め部材とを有することを特徴とするものである。
【0010】上記発明によれば、撮像装置が肌を拡大す
る光学系を有しているため、撮像装置付き携帯端末装置
を顕微鏡のように肌を拡大撮像する手段として用いるこ
とができる。
【0011】この際、位置決め部材により肌の位置と撮
像素子との位置は光学系の焦点距離に一致されるため、
単に位置決め部材を肌に当てることにより合焦点した良
好な肌の拡大画像を撮像することができる。
【0012】また、撮像された肌の拡大画像は、端末本
体に設けられた表示装置に表示することも、また通信回
路を介して例えば肌の分析を行なうサーバーへ送信する
ことも可能となる。
【0013】また、請求項2記載の発明は、請求項1記
載の撮像装置付き携帯端末装置において、前記位置決め
部材を、前記端末本体から突出する突起により構成した
ことを特徴とするものである。
【0014】上記発明によれば、位置決め部材を端末本
体から突出する突起により構成したことにより、簡単な
構成で肌の位置と撮像素子の位置とを光学系の合焦点位
置に位置決めできる。このため、携帯端末装置の携帯性
を損なうことなく、肌の拡大画像の撮像が可能となる。
【0015】また、請求項3記載の発明は、請求項2記
載の撮像装置付き携帯端末装置において、前記突起を、
前記端末本体に対して収納可能な構成としたことを特徴
とするものである。
【0016】上記発明によれば、突起を端末本体に対し
て収納可能な構成としたため、携帯時には突起を端末本
体内に収納することにより、突起が携帯の邪魔になるこ
とを防止できる。
【0017】また、請求項4記載の発明は、請求項1記
載の撮像装置付き携帯端末装置において、前記位置決め
部材を、前記端末本体から突出した円筒状部材により構
成し、かつ該円筒状部材内に発光手段を配設したことを
特徴とするものである。
【0018】上記発明によれば、位置決め部材を端末本
体から突出した円筒状部材により構成したことにより、
肌の撮像領域の周囲に円筒部材が当接する構成となり、
肌と撮像素子とを平行配置することができ、撮像される
肌画像に焦点ずれや歪みが発生することを防止できる。
また、肌の撮像領域の周囲に円筒部材が配設されても、
その内部に発光手段が配設されているため、撮像に十分
な光量は維持される。
【0019】更に、請求項5記載の発明は、請求項1乃
至4のいずれか1項に記載の撮像装置付き携帯端末装置
において、前記光学系の倍率を1倍〜100倍に設定し
たことを特徴とするものである。
【0020】上記発明のように、撮像された肌画像より
肌の分析を行なうためには、光学系の倍率は1倍〜20
倍に設定することが望ましい。
【0021】
【発明の実施の形態】次に、本発明の実施の形態につい
て図面と共に説明する。
【0022】図1は、本発明の第1実施例である撮像装
置付き携帯端末装置1Aを示している。携帯端末装置は
種々の構成のものが提供されているが、本実施例では携
帯端末装置として携帯電話を用いた例について説明する
ものとする。
【0023】撮像装置付き携帯端末装置1A(以下、撮
像装置付き携帯電話1Aという)は、大略すると本体2
に操作釦5,ディスプレイ6,アンテナ9、通信回路
(図に現れず)及び本発明の要部となる撮像装置10A
等が設けられた構成とされている。
【0024】本体2は、撮像装置付き携帯電話1Aの形
態性の向上を図るため、小型薄型化が図られている。こ
の本体2の正面3には、図1(A)に示すように、操作
釦5及びディスプレイ6が配設されている。
【0025】操作釦5は、カーソル釦,機能釦,テンキ
ー釦等より構成されており、電話番号入力を始めとして
各種機能設定・切替え処理を行なうものである。後述す
る肌の画像を撮像するときも、この操作釦5をシャッタ
ーとして撮像を行なう。
【0026】ディスプレイ6は、超高解像度カラー液晶
により構成されている。具体的には、フィールドシーケ
ンシャル方式の高密度カラー液晶(株式会社ヒューネッ
ト製)の適用が考えられる。
【0027】この方式のカラー液晶は、カラーフィルタ
を用いることなく、3色のバックライトを高速に切り替
えることにより、1画素でフルカラー表示を行なうこと
ができる。このため、後述するように画像された肌の画
像をディスプレイ6に表示する際、高解像度で鮮明な肌
の表示を行なうことが可能となる。尚、ディスプレイ6
はフィールドシーケンシャル方式の高密度カラー液晶に
限定されるものではなく、高解像度で鮮明な肌の表示を
行ないうるディスプレイであれば、他の方式のカラー液
晶(TFT液晶、有機EL液晶等)を用いることも可能
である。
【0028】また、本体2の正面3には、撮像装置付き
携帯電話1Aを通常の携帯電話として使用する際、通話
を行なうためのスピーカ7及びマイク8が設けられてい
る。また、本体2の上部には、基地局と通信を行なうた
めのアンテナ9が配設されている。
【0029】一方、本体2の背面4には、図1(B),
(C)に示すように、撮像装置10Aが配設されてい
る。この撮像装置10Aは、肌の撮像処理を行なう機能
を奏するものである。
【0030】よって、撮像装置付き携帯電話1Aの所持
者は、自己の肌を撮像装置10Aにより撮像することが
可能となる。また、撮像装置付き携帯電話1Aに設けら
れている通信回路を用いて、撮像した肌画像を送信する
ことも可能となる。
【0031】従って、撮像装置付き携帯電話1Aと肌分
析を実施するサーバー(以下、肌分析サーバーという)
とを接続しうるシステムを構築することにより、撮像装
置付き携帯電話1Aの所持者は、肌の測定装置が設置さ
れている化粧品販売店等に出向くことなく、自己の肌の
客観的な状態を知ることが可能となる。
【0032】以下、撮像装置10Aの具体的な構成につ
いて説明する。撮像装置10Aは、大略するとCCD素
子11,拡大レンズ12,位置決め機構13等により構
成されている。
【0033】CCD素子11は本体2の内部に配設され
ており、図3に示すように拡大レンズ12と対向するよ
う配設されている。被撮像物となる肌25の所定撮像領
域(同図に矢印Sで示す領域)は、拡大レンズ12によ
り拡大された上でCCD素子11により撮像される。
【0034】拡大レンズ12は光学レンズであり、図1
(B),(C)に示すように、本体2の背面4と略面一
となるよう配設されている。この拡大レンズ12は、図
3では1個のレンズとして示しているが、複数のレンズ
を組み合わせた光学系により構成してもよい。
【0035】また、拡大レンズ12の倍率は、1倍〜2
0倍に設定している。この拡大レンズ12の倍率は、撮
像装置付き携帯電話1Aの通信速度,CCD素子11の
画素数,撮像領域Sの広さ,本体2に許容される厚さ等
に基づき設定されている。拡大レンズ12の倍率を上記
の範囲に設定することにより、通信に要する時間を比較
的短くしつつ、かつ肌分析に必要な画像データを確実に
肌分析サーバーに向け送信することができる。
【0036】尚、肌25を拡大撮像する方法としては、
画像処理により画像を拡大することも可能である。この
場合、CCD素子11として画素数が多いもの(即ち、
高解像度のもの)を用いる必要がある。また、肌25の
拡大処理を、光学系による拡大と画像処理による拡大と
を併用する構成とすることも可能である。
【0037】位置決め機構13は、図2に拡大して示す
ように、上部リング14と下部リング15とにより構成
されている。
【0038】上部リング14は、リング状のリング本体
14aの上部に複数(本実施例では4本)の位置決め突
起16が立設した構成とされている。また、リング本体
14aの下部には、複数(本実施例では4本)の背面突
起17が垂下するよう形成されている。
【0039】位置決め突起16は、図1(B),(C)
に示すように、本体2の背面4に形成された小孔に位置
するよう構成されている。この位置決め突起16は、後
述するように肌25に直接接触するものである。このた
め、上部リング14の材質は肌25に触れても問題のな
い材質(例えば、樹脂材)が選定されており、かつ位置
決め突起16の先端は丸められている。尚、上記したC
CD素子11及び拡大レンズ12の光軸は、上部リング
14の中心に形成された中央開口18内に位置する構成
とされている。
【0040】一方、下部リング15は、本体2内に図中
矢印A1,A2方向に回動可能に配設されている。この
下部リング15は、リング状のリング本体15aの上部
に複数(本実施例では4本)の傾斜面19が形成されて
いる。
【0041】この傾斜面19は、上述した上部リング1
4の背面突起17と対向するよう配設されている。ま
た、各19は、図中矢印A2方向に進むに従い高さが高
くなる傾斜を有した面とされている。
【0042】更に、リング本体15aの所定位置からは
外側に向け操作レバー20が形成されており、この操作
レバー20には操作ノブ21が立設されている。この操
作ノブ21は、図1(B),(C)に示すように、本体
2の背面4に形成された開口23内に位置するよう構成
されている。よって、開口23内で操作ノブ21は図1
(B)に矢印A1,A2方向に移動操作可能な構成とな
っている。尚、上記したCCD素子11及び拡大レンズ
12の光軸は、下部リング15の中心に形成された中央
開口22内に位置する構成とされている。
【0043】上記構成とされた上部リング14と下部リ
ング15は、同軸的に重ね合わされて本体2内に配設さ
れる。この際、上部リング14の背面突起17は、下部
リング15の傾斜面19と接触するよう配設される。
【0044】また前記のように、本体2に各リング1
4,15が配設された状態において、位置決め突起16
は本体2に形成された小孔内に、操作ノブ21は開口2
3内に位置した構成となる。更に、本体2内に配設され
た際、上部リング14は図示しない付勢バネにより図2
に矢印Z2で示す方向(位置決め突起16が本体2の背
面4から引っ込む方向)に付勢される構成となってい
る。
【0045】続いて、上記構成とされた位置決め機構1
3の動作について説明する。前記したように、下部リン
グ15は回動可能な構成とされており、操作ノブ21の
操作により図2に矢印A1,A2に示す方向に回動可能
な構成とされている。いま、図1(B)に示すように、
開口23内において操作ノブ21が矢印A2方向限に位
置する際、下部リング15に形成された傾斜面19の最
も低い部位(図2に矢印B1で示す)が背面突起17と
当接するよう構成されている。
【0046】よって、上部リング14は、付勢バネによ
り図中矢印Z2方向に移動する。これにより、図1
(B)に示すように位置決め突起16は本体2の背面4
から突出することなく、背面4は平らな構成となってい
る。このため、この状態における撮像装置付き携帯電話
1Aの携帯性は良好である。
【0047】一方、撮像装置10Aを用いて肌25の撮
像を行なうには、撮像を行なおうとする者(操作者)
は、図1(B)に示す状態にある操作ノブ21を図中矢
印A1方向に操作する。これにより、下部リング15は
図2に矢印A1方向に回動し、この回動に伴い背面突起
17は相対的に傾斜面19上を摺動する。
【0048】前記したように、傾斜面19は矢印A2方
向に進むに従い高さが高くなる傾斜を有している。この
ため、操作ノブ21を開口23内のA1方向限まで操作
した時点で、背面突起17は傾斜面19の最も高い位置
(図2に矢印B2で示す位置)と当接した構成となって
いる。このため、上部リング14に形成されている位置
決め突起16は、図1(C)に示すように、本体2の背
面4から突出する。
【0049】上記した肌25の撮像は、図1(C)に示
す位置決め突起16が背面4から突出した状態で行なわ
れる。即ち、撮像装置10Aによる肌25の撮像処理
は、図3に示すように、位置決め突起16が肌25と当
接した状態で行なわれる。このように、肌25の撮像時
に位置決め突起16を肌25と当接するようにしたのは
次の理由による。
【0050】即ち、本実施例では肌25を肌分析サーバ
ーで分析するため、肌25を拡大して撮像する必要があ
る。この点において、撮像装置10Aは顕微鏡と等価の
機能を奏する。従って、撮像装置10Aにおいて鮮明な
肌25の拡大画像を得ようとした場合、肌25の位置と
CCD素子11の位置を拡大レンズ12の合焦点位置に
高精度に位置決めする必要がある。
【0051】しかしながら、CCD素子11及び拡大レ
ンズ12は本体2に固定された構成であるため、CCD
素子11と拡大レンズ12の距離L2(図3に矢印で示
す)は決められている。また、この距離L2を変化させ
るのは、小型薄型化が図られている撮像装置付き携帯電
話1Aにおいては現実的ではない。
【0052】このため本実施例では、位置決め突起16
を用いることにより、肌25と拡大レンズ12の距離L
1が、常に一定の距離(所定の焦点距離)となるよう構
成した。この構成とすることにより、簡単な構成で、か
つ単に位置決め突起16を肌25に当てるだけで、肌2
5の位置とCCD素子11の位置を拡大レンズ12の合
焦点位置に位置決めすることが可能となり、鮮明な肌2
5の拡大画像を得ることができる。
【0053】このようにして撮像された肌25の拡大画
像は、本体2のディスプレイ6に表示されると共に、通
信回路を介して肌分析サーバーへ送信される。肌分析サ
ーバーでは、送信された肌拡大画像を分析し、その結果
を当該撮像装置付き携帯電話1Aに返送する。これによ
り、操作者は自分の肌の客観的な状態を即座に知ること
ができる。
【0054】また、肌25の撮像処理が終了したら、操
作ノブ21を再び矢印A2方向に回動操作し、位置決め
突起16を背面4から引っ込める。これにより、肌25
の撮像処理以外の時においては、位置決め突起16が撮
像装置付き携帯電話1Aの携帯の邪魔になるようなこと
はない。
【0055】次に、本発明の第2実施例について説明す
る。
【0056】図4は、第2実施例に係る撮像装置付き携
帯電話1Bを示している。図4(A),(B)は撮像装
置付き携帯電話1Bの背面4を示している。
【0057】前記した第1実施例に係る撮像装置付き携
帯電話1Aでは、肌25の位置とCCD素子11の位置
を拡大レンズ12の合焦点位置に位置決めするのに位置
決め突起16を用いた。しかしながら、4本程度の位置
決め突起16では、慣れないと位置決めを正確に行なう
ことができないおそれがある。
【0058】そこで本実施例に係る撮像装置10Bは、
位置決め筒部30を用いて位置決めを行なう構成とした
ことを特徴としている。この位置決め筒部30は、操作
ノブ21を図4(A)に示す状態より矢印A1方向に操
作することにより、図4(B)に示すように本体2の背
面4に対して突出する構成となっている。
【0059】また、操作ノブ21を図4(B)に示す状
態より矢印A2方向に操作することにより、図4(A)
に示すように本体2の背面4と略面一の状態となるよう
構成されている。よって本実施例においても、肌25の
撮像を行なわない場合は、図4(A)に示すように位置
決め筒部30を引っ込めておくことにより、撮像装置付
き携帯電話1Bの携帯性を維持することができる。尚、
位置決め筒部30を上記のように移動させる機構は、図
2に示した第1実施例で用いた構成を適用することが可
能である。
【0060】一方、肌25の撮像時においては、位置決
め筒部30を肌25に当てた状態で撮像処理を行なう。
本実施例では、円筒状の位置決め筒部30を肌25に当
てた状態で撮像処理を行なうため、特に技量を要するこ
となく、容易にCCD素子11及び拡大レンズ12と肌
25とを略平行配置することができる。これにより、撮
像される肌画像に焦点ずれや歪みが発生することを防止
できる。
【0061】また本実施例では、位置決め筒部30の内
側位置に複数(本実施例では4個)の発光ダイオード3
1(以下、LEDという)を設けた構成としている。こ
れにより、位置決め筒部30が肌25と密着し、外部か
ら光が入らない状態となっても、LED31が発光する
ことによりCCD素子11で撮像するのに十分な光量を
保持することができる。このLED31は、必ずしも配
設する必要があるものではなく、例えば位置決め筒部3
0として透明部材を用いた場合には不要とすることも可
能である。
【0062】尚、上記した各実施例では、携帯端末装置
として携帯電話を用いた例について説明したが、本発明
の適用は携帯電話に限定されるものではなく、種々の形
態の携帯端末装置に対して広く適用できるものである。
【0063】
【発明の効果】上述の如く本発明によれば、次に述べる
種々の効果を実現することができる。
【0064】請求項1及び請求項5記載の発明によれ
ば、撮像装置が肌を拡大する光学系を有しているため、
撮像装置付き携帯端末装置を顕微鏡のように肌を拡大撮
像する手段として用いることができる。
【0065】また肌を撮像する際、位置決め部材により
肌の位置と撮像素子との位置は光学系の焦点距離に一致
されるため、単に位置決め部材を肌に当てることによ
り、合焦点した良好な肌の拡大画像を撮像することがで
きる。
【0066】また、請求項2記載の発明によれば、位置
決め部材を端末本体から突出する突起により構成したこ
とにより、簡単な構成で肌の位置と撮像素子の位置とを
光学系の合焦点位置に位置決めでき、よって携帯端末装
置の携帯性を損なうことなく、肌の拡大画像の撮像が可
能となる。
【0067】また、請求項3記載の発明によれば、突起
を端末本体に対して収納可能な構成としたため、携帯時
には突起を端末本体内に収納することにより、突起が携
帯の邪魔になることを防止できる。
【0068】また、請求項4記載の発明によれば、肌の
撮像領域の周囲に円筒部材が当接する構成となり、肌と
撮像素子とを平行配置することができるため、撮像され
る肌画像に焦点ずれや歪みが発生することを防止でき
る。また、肌の撮像領域の周囲に円筒部材が配設されて
も、発光手段により撮像に十分な光量を維持することが
できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施例である撮像装置付き携帯端
末装置を示す図であり、(A)は正面を示す斜視図、
(B)は位置決め機構の操作前の背面を示す斜視図、
(C)は位置決め機構の操作後の背面を示す斜視図であ
る。
【図2】本発明の第1実施例である撮像装置付き携帯端
末装置に設けられた位置決め機構を拡大して示す斜視図
である。
【図3】位置決め機構の機能を説明するための図であ
る。
【図4】本発明の第1実施例である撮像装置付き携帯端
末装置を示す図であり、(A)は位置決め機構の操作前
の背面を示す斜視図、(B)は位置決め機構の操作後の
背面を示す斜視図である。
【符号の説明】
1A,1B 撮像装置付き携帯電話 2 本体 5 操作釦 6 ディスプレイ 10A,10B 撮像装置 11 CCD素子 12 拡大レンズ 13 位置決め機構 14 上部リング 15 下部リング 16 位置決め突起 17 背面突起 19 傾斜面 20 操作レバー 21 操作ノブ 25 肌 30 位置決め筒部 31 LED
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) H04M 1/21 H04M 1/21 Z

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 端末本体に、表示装置、操作釦、通信回
    路、及び撮像装置を設けてなる撮像装置付き携帯端末装
    置であって、 前記撮像装置は、 被撮像物となる肌を拡大する光学系と、 該拡大された肌を撮像する撮像素子と、 前記肌の位置と前記撮像素子の位置とを、前記光学系の
    合焦点位置に位置決めする位置決め部材とを有すること
    を特徴とする撮像装置付き携帯端末装置。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の撮像装置付き携帯端末装
    置において、 前記位置決め部材を、 前記端末本体から突出する突起により構成したことを特
    徴とする撮像装置付き携帯端末装置。
  3. 【請求項3】 請求項2記載の撮像装置付き携帯端末装
    置において、 前記突起を、 前記端末本体に対して収納可能な構成としたことを特徴
    とする撮像装置付き携帯端末装置。
  4. 【請求項4】 請求項1記載の撮像装置付き携帯端末装
    置において、 前記位置決め部材を、 前記端末本体から突出した円筒状部材により構成し、か
    つ該円筒状部材内に発光手段を配設したことを特徴とす
    る撮像装置付き携帯端末装置。
  5. 【請求項5】 請求項1乃至4のいずれか1項に記載の
    撮像装置付き携帯端末装置において、 前記光学系の倍率を1倍〜100倍に設定したことを特
    徴とする撮像装置付き携帯端末装置。
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