JP2002368898A - データ転送装置及びデータ転送システム - Google Patents

データ転送装置及びデータ転送システム

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JP2002368898A
JP2002368898A JP2001174387A JP2001174387A JP2002368898A JP 2002368898 A JP2002368898 A JP 2002368898A JP 2001174387 A JP2001174387 A JP 2001174387A JP 2001174387 A JP2001174387 A JP 2001174387A JP 2002368898 A JP2002368898 A JP 2002368898A
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JP
Japan
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data
mobile phone
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reading
unit
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Application number
JP2001174387A
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English (en)
Inventor
Ippei Nakayama
一平 中山
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Mitsubishi Corp
Original Assignee
Mitsubishi Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】読み取ったデータを転送先の装置へ転送する場
合の負担を軽減することができるデータ転送装置及びデ
ータ転送システムを提供する。 【解決手段】データ転送装置であって、データを読み取
る読取手段と、前記読取手段によって読み取られたデー
タを記憶する記憶手段と、携帯電話機とデータの授受を
行うための送受信手段と、前記記憶手段に記憶されたデ
ータを前記携帯電話機からパケット網を通じて転送先装
置へ転送するために、当該データを前記記憶手段から読
み出し前記インターフェイスを通じて前記携帯電話機へ
送出する読出手段とを備える。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、バーコードやタグ
等から読み取ったデータをネットワークを通じて他の装
置に転送するためのデータ転送装置及びデータ転送シス
テムに関する。
【0002】
【従来の技術】従来、バーコードデータを読み込み記憶
する(入力)、またはキーボードやボタン等の入力部を
介して入力されたデータを記憶、及び変調し生成された
バーコードデータをラベルに印刷する(出力)、バーコ
ード入出力装置がある。
【0003】このバーコード入出力装置は、例えば、配
送業の分野において使用される。具体的には、配送業者
が配送対象(荷物)を出荷元から受け取る際に、その荷物
に貼付されたその荷物に関するデータを有するバーコー
ドラベルをバーコード入出力装置を用いて読み取る。読
み取られたデータは、配送業者が管理しているセンター
コンピュータ(サーバ)に集められ、管理される。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記し
たバーコード入出力装置は、読み取ったデータを直接ネ
ットワークを通じてサーバに転送する機能を有していな
かった。そのため、配送業者は、バーコード入出力装置
を用いて入力したデータをサーバに送信する場合、ネッ
トワークを通じてサーバに接続された端末装置(例え
ば、パソコン)にデータを入力し、端末装置の送受信機
能を使用してサーバへ送信する。このとき、データは、
モデムを用いた電話回線を通じて伝送される。
【0005】このように、従来では、データをサーバへ
送信する際に、わざわざネットワークに接続された端末
装置にデータを入力しなければならなかった。この作業
は、ユーザにとって行うべき処理数の増加を招き、負担
となる。
【0006】本発明は、読み取ったデータを携帯電話機
を用いて所定の他の装置へ転送することができるデータ
転送装置及びデータ転送システムを提供することを目的
とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記目的を達
成するために以下の構成を採用する。即ち、本発明は、
データ転送装置であって、データを読み取る読取手段
と、前記読取手段によって読み取られたデータを記憶す
る記憶手段と、携帯電話機とデータの授受を行うための
送受信手段と、前記記憶手段に記憶されたデータを前記
携帯電話機からパケット網を通じて転送先装置へ転送す
るために、当該データを前記記憶手段から読み出し前記
送受信手段を通じて前記携帯電話機へ送出する読出手段
と、を備える。
【0008】本発明によるデータ転送装置によれば、読
み取られたデータは、送受信手段を通じて携帯電話機に
入力される。携帯電話機はデータをパケット網を通じて
転送先装置(例えば、サーバ)へ転送する。このため、例
えば、本システムを用いてバーコードデータをサーバへ
送信するようにすれば、従来のようにデータをバーコー
ドリーダからパソコン等へ移す作業を必要としないの
で、データをサーバへ転送する際における作業の負担を
軽減することができる。
【0009】本発明によるデータ転送装置は、所定時間
を計時する計時手段をさらに備え、前記読出手段は、前
記計時手段が所定時間を計時する毎に、前記記憶手段か
ら前記データを読み出す、構成としても良い。
【0010】本発明によるデータ転送装置は、前記送受
信手段が、前記携帯電話機が前記パケット網から受信し
たデータ及び/又はプログラムを前記携帯電話機から受
け取る、構成としても良い。
【0011】本構成のデータ転送装置によれば、データ
及び/又はプログラムの受け取りは通信回線を通じて行
われる。このため、従来のようにデータ及び/又はプロ
グラムの変更のためにデータ転送装置をデータ及び/又
はプログラムの記憶された記憶装置のもとへ運ぶ必要は
なくなり、作業の負担を軽減させることができる。
【0012】また、本発明は、データ転送システムであ
り、データを読み取る読取手段,前記読取手段によって
読み取られたデータを記憶する記憶手段,データの授受
を行うための送受信手段,及び前記記憶手段に記憶され
たデータを読み出して前記送受信手段から送出する手段
を含むデータ転送装置と、前記送受信手段から送出され
たデータをパケット網へ送出する携帯電話機と、前記パ
ケット網へ送出されたデータを受信して保存する転送先
装置と、を備える。
【0013】本発明によるデータ転送システムは、前記
データが、出荷元から出荷先へ配送される配送対象に係
る配送対象データを含み、前記転送先装置は、受信した
配送対象データを用いて、当該配送対象の配送状況を特
定する、構成としても良い。
【0014】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して本発明の第
1実施形態を説明する。実施形態の構成は例示であり、
本発明は実施形態の構成に限定されない。
【0015】〔第1実施形態〕 〈システム構成〉図1は、本発明の第1実施形態による
データ転送システムの構成例を示す図である。本システ
ムは、バーコードを読み取ることで得たデータをネット
ワークを通じて他の装置(例えば、サーバ)に転送するた
めに使用される。このため、本システムは、バーコード
を読み取るアダプタ200と、アダプタ200と接続さ
れアダプタ200からのデータをネットワークへ送出す
る携帯電話機100と、携帯電話機100から送出され
たデータをネットワークから受信して保存するサーバ3
00とを備える。さらに、サーバ300は、ネットワー
クを通じてクライアント400と接続されている。以
下、図1に示した各構成要素について詳細に説明する。
【0016】〈〈アダプタ200〉〉アダプタ200
は、バーコード,ICタグ,タグ(印刷又は印字された
文字及び/又は記号の列)等からデータを読み取り、携
帯電話機100に入力するための装置であり、本発明に
よるデータ転送装置に相当する。このアダプタ200
は、パソコンやPDA等の通信機能を持つ情報処理端末
の機能と、バーコードリーダの持つ機能とを組み合わせ
ることで構成されている。
【0017】具体的には、アダプタ200は、入力装置
201、出力装置202、プログラムメモリ203、バ
ーコード読取部204(読取手段)、バーコード作成部2
05、バーコード変調部206、制御部207(読出手
段)、時間計測部208、記憶部209(記憶手段)、イ
ンターフェイス210(送受信手段)、バーコード復調部
211、及び更新判定部212を有している。
【0018】入力装置201は、ボタン、キーボード、
ポインティングデバイス(マウス、トラックボール、ジ
ョイスティック等)等を用いて構成され、ユーザがデー
タや命令を入力するために使用される。出力装置202
は、ディスプレイを用いて構成され、ユーザの入力内容
等の各種の情報を表示する。
【0019】プログラムメモリ203は、再書込可能な
フラッシュメモリ、SDRAM、EDRAMなどの記録
媒体を用いて構成され、アダプタ200の動作を制御す
るためのオペレーティングシステム(OS)及び1以上
のアプリケーションを記憶している。なお、OSはプロ
グラマブルであり、用途に応じてカスタマイズ自在であ
り、フレキシブルな構造となっており用途を限定しない
ようになっている。また、プログラムメモリ203に記
憶されたプログラムはヴァージョンアップ、バグフィッ
クス、ウィルス対策を行うことが可能である。
【0020】バーコード読取部204及びバーコード復
調部211は、バーコードシンボルを読み取って復調す
ることによりバーコードデータを得る。得られたバーコ
ードデータは、制御部207によって記憶部209に記
憶される。
【0021】バーコード変調部206及びバーコード作
成部205は、制御部207から与えられたバーコード
データを用いてバーコードシンボルを所定位置又は所定
のラベル用紙に印刷又は印字する。
【0022】制御部207は、CPUとその周辺装置の
コントローラ等を用いて構成されている。制御部207
は、プログラムメモリ203に記憶された各種のプログ
ラムを実行することによって、アダプタ200の動作を
制御する。例えば、制御部207は、入力装置201か
らデータを受け付ける処理,出力装置202への情報の
表示処理,バーコード読取部204及びバーコード復調
部211の動作制御,バーコード変調部206及びバー
コード作成部205の動作制御,記憶部209に対する
データの読出/書込処理,インターフェイス210との
間のデータ送受信処理を司る。
【0023】時間計測部208は、例えばCPUの動作
クロックを用いて所定の時間を計時する。時間計測部2
08は、あらかじめ決められている時間が経過する毎
に、そのことを制御部207に知らせる。
【0024】記憶部209は、ランダムアクセスメモリ
やハードディスクなどによって構成される。記憶部20
9は、バーコード読取部204及びバーコード復調部2
11によって得られたバーコードデータ等の各種のデー
タを記憶する。また、アダプタ200に接続される携帯
電話機100の電話番号及びアダプタ200に割り振ら
れている重複しないシリアルNoを記憶する。
【0025】インターフェイス210は、携帯電話機1
00との間でデータ通信を行うためのデータ通信アダプ
タ210Aが接続され、このデータ通信アダプタ210
Aを介して携帯電話機100のインターフェイス103
と接続される。インターフェイス210は、携帯電話機
100との間でデータ及び情報の授受を行う。例えば、
インターフェイス210は、制御部207から受け取っ
たバーコードデータをデータ通信アダプタ210Aを介
して携帯電話機100に送出する。或いは、携帯電話機
100から送出されたプログラム及び/又はデータを受
信し、受信したプログラムをプログラムメモリ203に
受け渡したり、受信したデータを記憶部209に受け渡
したりする。
【0026】更新判定部212は、携帯電話機100を
介してサーバ300のデータベース303から得られた
プログラムの更新情報とプログラムメモリ203の更新
履歴を比較し、プログラムメモリ203のプログラムが
データベース303にある最新のものと同期がとれてい
るか否かを判断する。プログラムメモリ203に記憶さ
れているプログラムが最新のものであった場合、更新判
定部212は処理を終了する。一方、プログラムメモリ
203に記憶されているプログラムが最新のものでなか
った場合、更新判定部212はサーバ300宛にプログ
ラムのアップデート要求命令を発信する。
【0027】なお、本実施形態では、アダプタ200
は、バーコード変調部206及びバーコード作成部20
5を有しているが、これらは、本発明において必須の構
成要素ではなく、なくても良い。
【0028】〈〈携帯電話機100〉〉携帯電話機10
0は、データ通信アダプタ210Aを介してアダプタ2
00と接続され、アダプタ200から送出されたバーコ
ードデータを受信するインターフェイス103と、この
バーコードデータをアンテナ107から無線パケット網
へ送出する送受信部104と、入力装置101と、出力
装置102とを備えている。
【0029】入力装置101は、数字や文字を入力する
ボタンを備え、ユーザがボタンを押下することにより数
字や文字を入力することができる。出力装置102は、
ディスプレイ、スピーカを備えている。
【0030】送受信部104は、アンテナ107で受信
されたサーバ300からのデータ及び/又はプログラム
をインターフェイス103に与え、インターフェイス1
03はデータ及び/又はプログラムをアダプタ200に
送出する。
【0031】この携帯電話機100は、無線パケット通
信サービスを利用可能な携帯電話機であり、例えば、N
TT/DocomoのDoPaに適合する既存の携帯電
話機100を用いることができる。DoPaは、ノート
パソコンやPDAをデータ通信アダプタを介して携帯電
話機と接続し、携帯電話機を用いてノートパソコン等の
データをパケット通信網へ送信するための無線パケット
通信サービスを提供する。
【0032】無線パケット網へ送出されたデータは、こ
の網に接続された宛先に相当する端末装置,或いは、こ
の網にゲートウェイを介して接続されたインターネット
INを通じて宛先に相当する端末装置まで転送される。
ここで説明した宛先に相当する端末装置の一つがサーバ
300である。これによって、携帯電話機100から送
出されるバーコードデータは、従来のモデムを用いた電
話回線よりも早い通信速度でサーバ300に伝達され
る。
【0033】〈〈サーバ300〉〉サーバ300は、パ
ーソナルコンピュータや専用のサーバマシン等を用いて
構成される。サーバ300は、不図示のCPUが二次記
憶からプログラムをメインメモリにロードして実行する
ことにより、入力装置301、出力装置302、データ
ベース303、制御部304、送受信部305、データ
ベース検索部306、アップデート部307とを備えた
装置として機能する。
【0034】入力装置301は、ボタン、キーボード、
ポインティングデバイス(マウス、トラックボール、ジ
ョイスティック等)等を用いて構成される。出力装置3
02はディスプレイを用いて構成される。
【0035】送受信部305は、インターネットINを
通じたデータの送受信処理を司る。
【0036】データベース303は、ランダムアクセス
メモリやハードディスクなどによって構成される。デー
タベース303は、携帯電話機100から送出され、送
受信部305によって受信されたバーコードデータを記
憶する。データベース303は、制御部304によって
データの読み出し、書き込みを実行され、一時的、また
は半永久的にデータを記憶することができる。
【0037】制御部304は、CPU及びこの周辺装置
のコントローラ等からなり、データベース303に対す
るデータの読出/書込制御を行う。
【0038】データベース検索部306は、制御部30
4を通じてデータベース303に記憶されたデータにア
クセスし、ローカルまたはネットワークを介したユーザ
に要求されるデータをデータベース303から検索す
る。
【0039】アップデート部307は、携帯電話機10
0を介してアダプタ200のアップデート要求命令を受
け取る。すると、アップデート部307は、データベー
ス303に記憶されているプログラム及び/又はデータ
の読出命令を制御部304に与えるとともに、送受信部
305に制御部304によって読み出されたプログラム
及び/又はデータの送信命令(携帯電話機100のアド
レスを含む)を与える。これによって、アップデート要
求命令に対応する携帯電話機100にプログラム及び/
データが送信される。
【0040】なお、本実施形態では、転送先装置として
サーバ300を例示しているが、転送先装置は、パーソ
ナルコンピュータ、ワークステーション、モバイルコン
ピュータ、PDA、携帯電話機、PHS等の携帯電話機
100とパケット網802を通じて通信可能な通信端末
機器を適用することができる。
【0041】〈〈クライアント400〉〉クライアント
400は、入力装置401、出力装置402、送受信部
404、およびそれぞれを接続する不図示のバスによっ
て構成される。クライアント400は、サーバ300に
アクセスしてデータベース303に記憶されたデータや
プログラムを利用するために使用される。
【0042】クライアント400は、パーソナルコンピ
ュータ、ワークステーション、モバイルコンピュータ、
PDA、携帯電話機、PHS等のインターネット端末と
して機能するコンピュータを適用することができる。ま
た、クライアント400のインターネットへの接続形態
は、ダイヤルアップIP接続、専用線接続等の既存の接
続形態のいずれをも適用することができる。なお、クラ
イアント400は、後述する適用例の説明のために図1
に示しているが、本発明の必須の構成要素ではない。
【0043】〈本システムの動作例〉次に、本システム
の動作例を図2に示すシーケンス図を用いて説明する。
【0044】〈〈動作例1〉〉第1に、動作例1とし
て、本システムにおいてアダプタ200がバーコードデ
ータをサーバ300へ転送する際の動作例を説明する。
【0045】最初に、アダプタ200のユーザは、バー
コード読取部204を操作して読み取り対象のバーコー
ドを読み取る(ステップS1)。
【0046】次に、バーコード復調部211は読み取ら
れたバーコードデータを復調する(ステップS2)。制御
部207は復調されたバーコードデータをバーコード復
調部211から受け取り記憶部209に書き込む(ステ
ップS3)。
【0047】時間計測部208は所定時間が経過すると
(ステップS4;YES)、制御部207に時間の経過を知
らせる。すなわち、時間計測部208は、時間経過の際
にあらかじめ発信すると決められている信号を発信す
る。すると、バーコードデータ送信処理が行われる(ス
テップS5)。即ち、時間経過の信号を受けた制御部2
07は、この所定時間内で記憶部209に記憶されたバ
ーコードデータの全てを読み出し、インターフェイス2
10に与える。インターフェイス210は制御部207
から受け取ったバーコードデータをデータ通信アダプタ
210Aに与え、データ通信アダプタ210Aは、バー
コードデータを携帯電話機100へ送る。
【0048】携帯電話機100は、インターフェイス1
03でアダプタ200からのバーコードデータを受け取
る(ステップS6)。受信されたバーコードデータは、送
受信部104に渡され、送受信部104は、バーコード
データをアンテナ107から送出する(ステップS7)。
送出されたバーコードデータは、DoPa網802及び
インターネットINを通じてサーバ300へ転送され
る。
【0049】サーバ300の送受信部305はインター
ネットINを通じて携帯電話機100からのバーコード
データを受信する(ステップS8)。そして、制御部30
4は受信したバーコードデータをデータベース303に
書き込む(ステップS9)。このようにして、アダプタ2
00で得たバーコードデータがサーバ300のデータベ
ース303に登録される。
【0050】この動作において、アダプタ200から携
帯電話機100へデータ通信によりバーコードデータが
自動的に転送されるので、アダプタ200のユーザは、
従来のようにバーコードデータをデータ送信用の端末装
置に入力する作業が不要となる。従って、バーコードデ
ータのサーバ300への登録作業の負担が軽減される。
【0051】また、本動作例は時間計測部208を用い
ることによりバッチ処理としてデータを送信したが、デ
ータの入力がある度にリアルタイムにデータを送信して
もよい。このように動作させることにより、データベー
ス303に登録されている情報と現在の情報との間に同
期をとることが可能になる。
【0052】〈〈動作例2〉〉次に、動作例2として、
プログラムメモリ203に記憶されるプログラムをサー
バ300のデータベース303に更新されたプログラム
にアップデートする際の動作例を示す。
【0053】入力装置301によりプログラムの更新情
報、及びアップデート命令がサーバ300に入力され
る。サーバ300の制御部304は入力されたプログラ
ム更新情報をデータベース303に書き込む。
【0054】アップデート命令を受けた制御部304
は、データベース303より更新情報を読み出す。次
に、送受信部305はインターネットINを通じて、ア
ダプタ200が接続された携帯電話機100のうち回線
を確立できる全てに対して読み出された更新情報を送信
する。
【0055】携帯電話機100の送受信部104はサー
バ300より更新情報を受信する。そしてインターフェ
イス103は受信した更新情報をアダプタ200のイン
ターフェイス210を通じてアダプタ200へ送る。
【0056】アダプタ200の更新判定部212は携帯
電話機100より受けた更新情報とプログラムメモリ2
03に記憶されている更新履歴とを制御部207を介し
て比較する。ここで、サーバ300より受信した更新情
報がアダプタ200にとって新しいものであった場合、
更新判定部212はインターフェイス210を介して携
帯電話機100に記憶部209に記憶されている携帯電
話機100の電話番号を含むアップデート要求命令を送
る。
【0057】携帯電話機100の送受信部104はイン
ターフェイス103を介してアダプタ200から受け取
ったアップデート要求命令をサーバ300に送信する。
【0058】サーバ300の送受信部305はインター
ネットINを通して携帯電話機100から受信したアッ
プデート要求命令と、これに含まれた携帯電話機100
の電話番号とをアップデート部307に送る。アップデ
ート部307はアップデート要求命令を受信すると、制
御部304を介してデータベース303に記憶されたア
ップデート対象のプログラムを読み出す。そして、送受
信部305は読み出されたプログラムを受信した電話番
号を持つ携帯電話機100に送信する。
【0059】携帯電話機100の送受信部104は、イ
ンターネットINを介してサーバ300からプログラム
を受信する。受信したプログラムはインターフェイス1
03を介してアダプタ200へ送られる。
【0060】アダプタ200の制御部207はインター
フェイス210を介して携帯電話機100からプログラ
ムを受け取る。そして、制御部207はプログラムメモ
リ203に新しく受け取ったプログラムを書き込み、ア
ップデートを実行する。アップデート後、制御部207
はアップデートされたプログラムに従った制御を行う。
【0061】複数の携帯電話機100及びアダプタ20
0が存在する場合、上記アップデートはネットワーク
(例えば図1に示したインターネットIN、DoPa網
802、及び無線パケット網)を用いて一斉に実行され
る。そのため、ヴァージョンアップ、バグフィックス、
ウィルス対策などがタイムリー且つ効率的に行われる。
【0062】〈第1の適用例〉次に、本発明の第1の適
用例として本システムを宅配業者の集荷・配達システム
に適用した場合の適用例を図3を用いて説明する。
【0063】まず、宅配業者Bが出荷主Aのもとで集荷
する際の動作を説明する。
【0064】出荷主Aが宅配業者Bに出荷依頼をすると
(501)、宅配業者Bは集荷依頼を受諾し(50
2)、出荷主Aの近隣の車両を検索し(503)車両を
決定したのちに(504)決定した車両へ連絡を入れ
る。宅配業者Bは出荷主Aの元へ集荷に行き(50
5)、集荷情報(出荷主からの荷物の受け取りを示す情
報)、顧客情報(出荷主情報、荷受主情報)をアダプタ
200に入力する(506)。
【0065】アダプタ200は、入力された集荷情報及
び顧客情報に1対1で対応する問い合わせ番号を含むバ
ーコードデータを作成しラベルに印刷する(507)。
宅配業者Bはバーコードデータが印刷されたラベルを集
荷対象の荷物に貼り付けることにより(508)、荷物
と問い合わせ番号との対応付けを行う。
【0066】宅配業者Bは、この集荷の際にアダプタ2
00を用いて荷物に貼付されたバーコードを読みとる
(508A)。読みとられたバーコードデータ(問い合
わせ番号)は復調され、記憶部209に記憶された後、
きめられた時間毎にバッチ処理としてアダプタ200に
接続された携帯電話機100から発地営業所サーバ30
0aに自動的に送信され、記憶される(518)。集荷
情報及び顧客情報はバーコードデータとともにサーバ3
00aへ送られ、バーコードデータとともにデータベー
ス303に登録される。
【0067】そして、サーバ300aで記憶された集荷
情報、顧客情報、及び問い合わせ番号(バーコードデー
タ)、はWANw1を介して本社ホストサーバ300c
に送信され、データベース303に登録される。
【0068】次に、宅配業者Bが荷物を荷受主Cに配達
する際の動作を説明する。
【0069】宅配業者Bは荷物を集荷した後に近隣の営
業所へ到着する(509)。宅配業者Bは、発地営業所
サーバ300aに記憶されている荷受主情報を参照し、
荷物の方面別振り分けを行った後(510)、荷物は営
業所間を移動し着地営業所へ到着する。(511)。
【0070】宅配業者Bは配達する荷物とともに営業所
を出発し(512)、荷受主Cのもとへ配達に訪れる
(513)。宅配業者Bは、荷物を荷受主Cに渡す際
に、配達完了情報(宅配業者Bから荷受主Cへ荷物が渡
されたことを示す情報)をアダプタ200に入力すると
ともに、この荷物に貼付されたバーコードをアダプタ2
00で読み取る(514)。宅配業者Bは配達終了後、
近隣の営業所へ帰着する(515)。
【0071】宅配業者Bがアダプタ200に入力したバ
ーコードデータは問い合わせ番号に復調され、配達完了
情報とともに、きめられた時間毎にバッチ処理として着
地営業所サーバ300bに自動的に送信される(51
9)。
【0072】そして、着地営業所サーバ300bに送信
された配達完了情報、問い合わせ番号はWANw1を介
して本社ホストサーバ300cに送信され、本社ホスト
サーバ300cに接続されたデータベース303に登録
される。本社ホストサーバ300cは問い合わせ番号に
対応づけて顧客情報、集荷情報、配達完了情報を管理す
る。
【0073】次に、出荷主A又は荷受主Cが問い合わせ
人として荷物の状況を検索する(516)際に行う動作
を説明する。
【0074】まず、出荷主A又は荷受主Cはクライアン
ト400にあらかじめ宅配業者Bより与えられている問
い合わせ番号を入力することによって、本社ホストサー
バ300cに問い合わせ番号を送信する。
【0075】本社ホストサーバ300cは受信した問い
合わせ番号を用いてデータベース303に記憶されてい
るデータのうち問い合わせ番号に対応する集荷情報、配
達完了情報、顧客情報を読み出す。このとき、本社ホス
トサーバ300cは、配達完了情報があるか否かを判断
し、ある場合には、対応する荷物が配達済みである(荷
物が荷受主Cの元に位置する)ことを示す配達状況情報
を作成し、無い場合には、対応する荷物が未配達である
(荷物が宅配業者Bと荷受主Cとの間に位置する)こと
を示す配達状況情報を作成する。そして本社ホストサー
バ300cは、顧客情報及び配達状況情報をインターネ
ットIN2、IN3を通じてクライアント400に送信
する。
【0076】出荷主A又は荷受主Cはクライアント40
0によって出力された問い合わせ番号に対応する荷物に
対応する顧客情報及び配達状況情報を得る。これによっ
て、問い合わせ人は荷物に対する配達状況とその位置を
知ることができる。
【0077】出荷主A、荷受主Cがクライアント400
に相当する端末装置を有していない場合、問い合わせ窓
口Dに電話で依頼し問い合わせ窓口Dが上記の検索作業
を行うことによって、出荷主Aおよび受荷主Cは問い合
わせ番号に対応する荷物に関する情報を得ることもでき
る。
【0078】次に、アダプタ200内のプログラムのア
ップデートを実行する際の動作例を説明する。
【0079】オペレータOはプログラムの更新情報、及
びアップデート命令を本社ホストサーバ300cに入力
する。すると、上記のプログラムアップデート処理が本
社ホストサーバ300c、携帯電話機100、アダプタ
200によって実行され、アダプタ200のプログラム
が自動的にアップデートされる。
【0080】〈第2の適用例〉次に、製造業調達物流へ
の適用例を図4,5を用いて説明する。
【0081】工場Yは市場からの製品発注(601,6
02)を受注し(603)、受注した注文に対して生産
計画をたてて(604)必要となる部品をサプライヤー
Zに発注する(605)。
【0082】サプライヤーZは工場Yから部品発注を受
注し(606)、受注した部品を製造した後に(60
7)製造した部品について出荷明細を考慮し(608)
出荷指示書を作成する。そしてサプライヤーZは作成し
た出荷指示書を輸送業者Xに対し送信することによって
配車手続きを行う(609)。
【0083】輸送業者XはサプライヤーZから出荷指示
書を受信し、受信した出荷指示書に基づいて輸送車の配
車を行う(610)。このとき、出荷指示書に掲載され
ている各荷物に対して識別できるバーコードデータを発
行する。このバーコードデータは顧客IDとしてサプラ
イヤーZを示すIDも含む。配車の様子を示した配車表
を作成し(611)、作成した配車表をサプライヤーZ
に送信する(612)。
【0084】サプライヤーZは輸送業者Xから配車表を
受信し、配車確認をした後に(613)輸送業者Xに委
託して、製造した部品の出荷を行う(614)。輸送業
者Xは出荷する荷物毎にアダプタ200を用いて、あら
かじめ発行しておいた各荷物を識別するバーコードデー
タをラベルに印刷発行し、対応する各荷物に張り付け
る。
【0085】輸送業者XはサプライヤーZから受け取っ
た荷物を工場Yへ輸送する。工場Yへ着荷する際に(6
15)工場Yは着荷の検収をし(616)、検収の際に
輸送業者Xはアダプタ200を用いて各ケースに出荷の
際に張り付けたバーコードを読みとる。アダプタ200
は、アダプタ200を用いて読みとったバーコードデー
タを復調し、検収書データと顧客IDを取り出した後に
輸送業者Xが所有するサーバ300dへ検収書データと
顧客IDを送信し、サーバ300d内のデータベース3
03に記憶する。
【0086】次に、サプライヤーZが検収書を確認する
までの動作について説明する。
【0087】輸送業者Xのサーバ300dは、アダプタ
200より検収書データ、及び顧客IDを受信しデータ
ベース303へ登録する。その後、登録した検収書デー
タをIDに対応する顧客、すなわちサプライヤーZへ送
信する(621)。
【0088】サプライヤーZはサーバ300より受信し
た検収書データを確認することにより、検収書回収を行
う(626)。
【0089】次に、工場Yが市場に対して出荷を行う場
合についての適用例を図3を用いて説明する。
【0090】工場Yは市場からの製品発注を受注し(6
27)、受注した注文に対して在庫引当を行い(61
9)、出荷指示書を作成する(620)。工場Yは作成
した出荷指示書をを輸送業者Xに対し送信することによ
って配車手続きを行う(609)。
【0091】輸送業者Xは工場Yから出荷指示書を受信
し、受信した出荷指示書に基づいて輸送車の配車を行う
(610)。このとき、出荷指示書に掲載されている各
荷物に対して識別できるバーコードデータを発行する。
このバーコードデータは顧客IDとして工場Yを示すI
Dも含む。配車の様子を示した配車表を作成し(61
1)、作成した配車表を工場Yに送信する(612)。
【0092】工場Yは輸送業者Xから配車表を受信し、
配車確認をした後に(622)輸送業者Xに委託して、
製造した部品の出荷を行う(624)。輸送業者Xは出
荷する荷物毎にアダプタ200を用いて、あらかじめ発
行しておいた各荷物を識別するバーコードデータをラベ
ルに印刷発行し、対応する各荷物に張り付ける。
【0093】輸送業者Xは工場Yから受け取った荷物を
出荷指示書に従って輸送する。出荷指示書に記載された
受荷主へ着荷する際に、受荷主は着荷の検収をし、検収
の際に輸送業者Xはアダプタ200を用いて各ケースに
出荷の際に張り付けたバーコードを読みとる。アダプタ
200は、アダプタ200を用いて読みとったバーコー
ドデータを復調し、検収書データと顧客IDを取り出し
た後に輸送業者Xが所有するサーバ300dへ検収書デ
ータと顧客IDを送信し、サーバ300d内のデータベ
ース303に記憶する。
【0094】輸送業者Xのサーバ300dは、アダプタ
200より検収書データ、及び顧客IDを受信しデータ
ベース303へ登録する。その後、登録した検収書デー
タをIDに対応する顧客、すなわち工場Yへ送信する。
【0095】工場Yはサーバ300より受信した検収書
データを確認することにより、検収書回収を行う。
【0096】出荷明細の送信方法(609)、及び配車
表の送信方法(612)は図示されているFAXに限ら
ず、電話、電子メールなどの手段を用いても良い。
【0097】第1の適用例、第2の適用例において、あ
らかじめ業者(宅配業者B,輸送業者Xに相当)が依頼
主(出荷主A,サプライヤーZに相当)に、荷物の形状
や輸送先などの情報を示すバーコード表とアダプタ20
0を配布しておき、依頼主が集荷依頼を行う際に(50
1:集荷依頼,609:出荷指示書の送信に相当)、あ
らかじめ配布してあるバーコード表からアダプタ200
に設けられたバーコード読取部204によって荷物のデ
ータや輸送先等の情報を読み込み、読み込んだデータを
転送することによって集荷依頼を行うようにしてもよ
い。
【0098】〔第2実施形態〕 〈システム構成〉図6は、本発明の第2実施形態による
データ転送システムの構成例を示す図である。図6にお
いて、第1実施形態と同じ構成を持つ装置については、
第1実施形態の説明に用いたものと同じ符号を使用し、
その説明を省略する。
【0099】第2実施形態におけるシステムは、情報を
記録したカードから情報を読み取り、読み取った情報を
ネットワークを通じて他の装置(例えばサーバ)に転送
するために用いられる。このため、本システムは、カー
ドから情報を読み取るアダプタ700と、アダプタ70
0と接続されアダプタ700から受け取るデータをネッ
トワークへ送出する携帯電話機100と、携帯電話機1
00からネットワークに送出されたデータを受け取るサ
ーバ300とを備える。ここでは、上記システムは、磁
気カードやICカード等を用いて構成される電子決済用
のカード(クレジットカード,デビットカード(キャッ
シュカード))から電子決済に使用される情報を読み出
してサーバ300に転送するために使用される。以下、
図6に示した各構成要素について詳細に説明する。
【0100】〈〈アダプタ700〉〉アダプタ700
は、電子決済用のカードからデータを読み取り、読みと
ったデータを携帯電話機100に入力するための装置で
あり、本発明によるデータ転送装置に相当する。ここで
は、アダプタ700は磁気カードを用いて構成されたカ
ードから情報を読み取る。このアダプタ700は、パソ
コンやPDA等の通信機能を持つ情報処理端末の機能
と、磁気カードリーダの持つ機能とを組み合わせること
で構成されている。
【0101】具体的には、アダプタ700は、プログラ
ムメモリ203、カードリーダ部704、制御部20
7、記憶部209、インターフェイス210、復号部7
11、更新判定部212を有している。
【0102】カードリーダ部704及び復号部711
は、磁気カードの磁気部分がカードリーダ部704に当
接されることにより、磁気部分に書き込まれているデー
タを読み取り復号化する。磁気カードにはカード情報が
データとして書き込まれている。復号化されたデータは
制御部207によって記憶部209に記憶される。
【0103】制御部207は、CPUとその周辺装置の
コントローラ等を用いて構成されている。制御部207
は、プログラムメモリ203に記憶された各種プログラ
ムを実行することによって、アダプタ700の動作を制
御する。例えば、制御部207は、カードリーダ部70
4及び復号部711のデータ読み取り動作の制御、記憶
部209に対するデータの読出/書込処理、インターフ
ェイス210におけるデータ送受信処理等を司る。
【0104】〈〈サーバ300〉〉サーバ300は第1
実施形態で説明した構成に加えて、新たに認証部308
を備える。ここでは、第1実施形態で説明した構成との
差違の部分である、データベース303と認証部308
とについてのみ説明する。
【0105】データベース303は、ランダムアクセス
メモリやハードディスクなどによって構成される。デー
タベース303はあらかじめ、磁気カードに対応した暗
証番号と磁気カードの持つカード情報とを関連づけて登
録している。この暗証番号は、制御部304を介して認
証部308へ与えられ、認証の際に使用される。
【0106】認証部308は、二つのルートから暗証番
号を得る。一つは、制御部304を介して受け取る、デ
ータベース303に登録されている暗証番号であり、も
う一つはアダプタ700を介して受け取る、携帯電話機
100より受信した暗証番号である。認証部308は、
これら二つの暗証番号を受け取った後、二つの暗証番号
が一致するかを判断する。判断された結果は制御部30
4に送られる。
【0107】〈本システムの動作例〉次に、図7に示す
シーケンス図を用いて、本実施形態を用いて磁気カード
のユーザの認証を行う動作例を説明する。
【0108】最初に、カードリーダ部704によって読
み取り対象の磁気カードに書き込まれたカード情報が読
み取られる(ステップSA1)。
【0109】次に、復号部711は、カードリーダ部7
04により読み取られた磁気カードのカード情報を復号
化する(ステップSA2)。制御部207は復号化され
た磁気カードのカード情報を復号部711から受け取
り、記憶部209に書き込む(ステップSA3)。
【0110】制御部207は、記憶部209に記憶され
たカード情報、及びあらかじめ記憶されている携帯電話
機100の電話番号とアダプタ700のシリアルNoと
を読み出し、読み出したデータをインターフェイス21
0に与える。インターフェイス210は制御部207か
ら受け取ったデータを、データ通信アダプタ210Aに
与え、データ通信アダプタ210Aは受け取ったデータ
を携帯電話機100へ送る(ステップSA4)。
【0111】携帯電話機100は、インターフェイス1
03でアダプタ700からデータを受け取る(ステップ
SA5)。そして、インターフェイス103は、送受信
部104に受け取ったデータを渡し、さらに送受信部1
04は受け取ったデータをアンテナ107から送出する
(ステップSA6)。送出されたデータは、DoPa網
802及びインターネットINを通じてサーバ300へ
転送される。
【0112】サーバ300の送受信部305は、インタ
ーネットINを通じて携帯電話機100から送られてき
たデータを受信する(ステップSA7)。送受信部30
5は受信したデータを制御部304へ送る。
【0113】制御部304は受け取ったデータのうちカ
ード情報を参照し、データベース303からカード情報
に対応する暗証番号を読み出す。そして、制御部304
は読み出した暗証番号を認証部308へ送る。制御部3
04は、認証部308へ暗証番号を送った後、送受信部
305へ暗証番号要求命令を与え、送受信部305はイ
ンターネットINを介して携帯電話機100へ受け取っ
た暗証番号要求命令を送る(ステップSA8)。
【0114】暗証番号要求命令を受信した携帯電話機1
00の制御部105は(ステップSB9)、暗証番号の
入力要求を出力装置102によって表示し(ステップS
A10)、ユーザに暗証番号入力を要求する。入力装置
101により入力された暗証番号は(ステップSA1
1)、送受信部104,アンテナ107によって、イン
ターネットINを介しサーバ300に送信される(ステ
ップSA12)。
【0115】暗証番号を受信したサーバ300の認証部
308は(ステップSA13)、携帯電話機100から
受け取った暗証番号とデータベース303に登録されて
いる暗証番号とを比較し、認証を行う(ステップSA1
4)。二つの暗証番号が一致した場合は、認証部308
は磁気カードの使用者が正当な使用者であると認め、該
磁気カードを用いた取引を認める(ステップSA14:
YES)。この場合、二つの暗証番号が一致したことを
認証部308から知らされた制御部304は、インター
ネットINを介して携帯電話機100に取引許可通知を
送信し(ステップSA15)、ステップSA7で受け取
った、携帯電話機100の電話番号とアダプタ700の
シリアルNoとカード情報とを関連づけて、取引が行わ
れたことをデータベース303に記憶させる。二つの暗
証番号が一致しなかった場合、認証部308は、上記暗
証番号要求命令を再度送信する(ステップSA14:N
O)。
【0116】制御部105は、サーバ300から取引許
可通知を受信すると(ステップSA16)、その旨を出
力装置102によって出力しユーザに通知する(ステッ
プSA17)。このようにして、アダプタ700によっ
て読み込まれた磁気カードのデータはサーバ300へ送
信され、磁気カードのユーザの認証が行われる。
【0117】〈適用例〉次に、第2実施形態のシステム
にデビットカードを用いた場合の適用例を説明する。
【0118】図8は、本使用例におけるアダプタ700
の外観図である。アダプタ700は、一端にインターフ
ェイス210が設けられ、その延出方向にデータ通信ア
ダプタ210Aが装着自在に構成されている。データ通
信アダプタ210Aはさらにその延出方向に携帯電話機
100と接続自在に構成されている。
【0119】アダプタ700は他端に、上記延出方向と
直角方向に形成された溝部204Aが設けられている。
溝部204Aは、デビットカードの厚さよりも大きい溝
幅を有し、且つアダプタ700を溝方向に貫通してお
り、デビットカードを溝部204Aに挿入し溝方向にス
ライド自在に構成されている。
【0120】溝部204Aの内壁側には、カードリーダ
部704が、デビットカードのカード情報を読み取り自
在に設けられている。このとき、デビットカードの磁気
部分の存する側の短手方向端部から磁気部分までの長さ
と、アダプタ700の溝部204Aの溝底からカードリ
ーダ部704までの長さとが同じに構成されると良い。
このような構成により、デビットカードの磁気部分の存
する側の短手方向端部が、溝部204Aの溝底に当接さ
れるようにスライドされることで、デビットカードの磁
気部分とカードリーダ部704とが当接され、磁気部分
に書き込まれたカード情報を読み取らせることができ
る。このため、ユーザはデビットカードの磁気部分とカ
ードリーダ部704とを当接させることを意識すること
なく、デビットカードの磁気部分とカードリーダ部70
4とを当接させ、カード情報を読み取らせることができ
る。
【0121】図9は本適用例におけるアダプタ700と
携帯電話機100との接続方法を示した図である。ま
ず、上記のように構成されたアダプタ700のインター
フェイス210にデータ通信アダプタ210Aを挿入す
る。次に、このようにして携帯電話機100と接続自在
になったアダプタ700を、図9に示すように携帯電話
機100に接続する。このとき、データ通信アダプタ2
10Aをインターフェイス103に挿入することによっ
てアダプタ700と携帯電話機100とを接続する。
【0122】次に、図10を用いて本適用例におけるア
ダプタ700を用いたデビットカードのカード情報の読
み取り方法を説明する。ユーザはアダプタ700の他端
に設けられた溝部204Aに、溝方向一端から溝方向他
端へデビットカードをスライドさせる。このとき、カー
ドリーダ部704の構成により、所定のスライド方向及
びアダプタ700に対するデビットカードの表裏が定め
られている場合は、その方向及び表裏に従ってスライド
を行う。例えば、図10では、手前方向にデビットカー
ドの磁気部分が見えるように、且つ向かって左方向にデ
ビットカードをスライドするように定められている。こ
のようにしてデビットカードのカード情報を読み取るこ
とにより、デビットカードを用いた電子決済を行う。
【0123】第2実施形態のこのような構成及び動作に
より、アダプタ700によってカード型記録媒体から読
み出されたデータを携帯電話機100を介してサーバ3
00(他の装置)へ転送することができる。また、この
例では、読み取られたデータが自動的にサーバ300に
転送されて認証が行われるため、アダプタ700のユー
ザは、読み取られたデータをデータ送信用の端末装置に
入力する作業が不要となる。従って、カード型記録媒体
のデータのサーバ300への送信作業において、ユーザ
の負担が軽減され且つ迅速な送信が可能となる。
【0124】また、第2実施形態を第1実施形態の第1
の適用例において集荷の際に決済が実施される場合に適
用することも可能である。
【0125】また、第1実施形態の構成は、第2実施形
態の構成に本発明の目的と逸脱しない範囲で組み合わせ
ることが出来る。例えば、アダプタ700にバーコード
リーダ又はライタ、ICタグリーダ/ライタ、タグリー
ダ(光学文字読取装置:OCR)を設けても良い。ま
た、第2実施形態では、アダプタ700が入力装置とし
てのキー又はボタン、出力装置としてのディスプレイを
有していない例を示した。このように、入力装置及び出
力装置は本発明の必須の構成要素ではない。また、第2
実施形態において、プログラム更新に係る構成(更新判
定部212,アップデート部307)はなくても良い。
【0126】
【発明の効果】本発明によれば、読み取ったデータを携
帯電話機を用いて所定の他の装置へ転送することがで
き、これによって、読み取ったデータを他の装置へ伝達
する場合の負担を軽減することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明によるデータ転送システムの実施形態の
第1の構成例を示す図
【図2】図1に示したデータ転送システムの動作例を示
すシーケンス図
【図3】本発明のデータ転送システムの第1の適用例を
示す図
【図4】本発明のデータ転送システムの第2の適用例を
示す図
【図5】図4に示した着荷及び検収をさらに詳しく示す
【図6】本発明によるデータ転送システムの第2の実施
形態の構成例を示す図
【図7】図6に示したデータ転送システムの動作例を示
すシーケンス図
【図8】図6に示したアダプタの外観例を示す図
【図9】図8に示したアダプタを携帯電話機に装着する
例を示す図
【図10】図8に示したアダプタを使用する例を示す図
【符号の説明】
IN インターネット 100 携帯電話機 200,700 アダプタ 300 サーバ 201 入力装置 202 出力装置 203 プログラムメモリ 204 バーコード読取部 204A 溝部 205 バーコード作成部 207 制御部 208 時間計測部 209 記憶部 210 インターフェイス 210A データ通信アダプタ 212 更新判定部 303 データベース 304 制御部 305 送受信部 308 認証部 704 カードリーダ部 711 復号部 801 DoPa無線基地 802 DoPa網
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) H04Q 7/24 7/26 7/30 Fターム(参考) 5B058 CA01 CA40 KA02 KA04 YA20 5K067 AA21 BB04 BB21 DD11 DD51 EE02 EE10 EE16 FF02 FF22 FF31 HH17 HH22 HH23 HH24 KK13 KK15 5K101 KK17 KK20 LL02 LL12 NN04 PP03 SS07

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】データを読み取る読取手段と、 前記読取手段によって読み取られたデータを記憶する記
    憶手段と、 携帯電話機とデータの授受を行うための送受信手段と、 前記記憶手段に記憶されたデータを前記携帯電話機から
    パケット網を通じて転送先装置へ転送するために、当該
    データを前記記憶手段から読み出し前記送受信手段を通
    じて前記携帯電話機へ送出する読出手段と、を備えたデ
    ータ転送装置。
  2. 【請求項2】所定時間を計時する計時手段をさらに備
    え、 前記読出手段は、前記計時手段が所定時間を計時する毎
    に、前記記憶手段から前記データを読み出す、請求項1
    記載のデータ転送装置。
  3. 【請求項3】前記送受信手段は、前記携帯電話機が前記
    パケット網から受信したデータ及び/又はプログラムを
    前記携帯電話機から受け取る、請求項1又は2記載のデ
    ータ転送装置。
  4. 【請求項4】データを読み取る読取手段,前記読取手段
    によって読み取られたデータを記憶する記憶手段,デー
    タの授受を行うための送受信手段,及び前記記憶手段に
    記憶されたデータを読み出して前記送受信手段から送出
    する手段を含むデータ転送装置と、 前記送受信手段から送出されたデータをパケット網へ送
    出する携帯電話機と、 前記パケット網へ送出されたデータを受信して保存する
    転送先装置と、を備えたデータ転送システム。
  5. 【請求項5】前記データは、出荷元から出荷先へ配送さ
    れる配送対象に係る配送対象データを含み、 前記転送先装置は、受信した配送対象データを用いて、
    当該配送対象の配送状況を特定する、請求項4記載のデ
    ータ転送システム。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006099599A (ja) * 2004-09-30 2006-04-13 Matsushita Electric Ind Co Ltd 携帯決済端末

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JP2006099599A (ja) * 2004-09-30 2006-04-13 Matsushita Electric Ind Co Ltd 携帯決済端末

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