JP2002367424A - 照明用移動装置 - Google Patents
照明用移動装置Info
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 小規模ホール等のように天井の低い舞台の場
合は勿論のこと、照明用移動装置の上方に十分な空間を
確保できない場合でも、十分な格納機能を発揮する照明
用移動装置を提供する。 【解決手段】 照明用移動装置は、照明器具13を搭載
して移動用レール2に沿って移動可能であり、このレー
ル2に移動可能に係合する支持台5と、照明器具13を
保持して、垂直状態の照明使用位置と当該照明使用位置
に対して所定角度で傾斜した状態の照明格納位置との間
で旋回可能に支持台5に支持されたフレーム構造体8と
を備えている。このフレーム構造体8は、ウインチ1
9、ワイヤロープ12、案内シーブ14,15,16に
より照明使用位置および照明格納位置の間で旋回駆動さ
れる。
合は勿論のこと、照明用移動装置の上方に十分な空間を
確保できない場合でも、十分な格納機能を発揮する照明
用移動装置を提供する。 【解決手段】 照明用移動装置は、照明器具13を搭載
して移動用レール2に沿って移動可能であり、このレー
ル2に移動可能に係合する支持台5と、照明器具13を
保持して、垂直状態の照明使用位置と当該照明使用位置
に対して所定角度で傾斜した状態の照明格納位置との間
で旋回可能に支持台5に支持されたフレーム構造体8と
を備えている。このフレーム構造体8は、ウインチ1
9、ワイヤロープ12、案内シーブ14,15,16に
より照明使用位置および照明格納位置の間で旋回駆動さ
れる。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、例えば多目的ホ
ールや劇場のような設備における舞台の照明を移動する
照明用移動装置に関するものである。
ールや劇場のような設備における舞台の照明を移動する
照明用移動装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】図3は、従来の照明用移動装置の一例を
示す斜視図である。この照明用移動装置は、多目的ホー
ルや劇場で照明器具の吊り下げに適用されるものであ
り、同図に示すように、劇場の下段ギャラリー100お
よび上段ギャラリー101と、これらの各下面に長手方
向に沿って設置された移動用レール102と、ガイドレ
ール103とを備えている。下段ギャラリー100およ
び上段ギャラリー101の舞台側にあるのは、縦長のフ
レーム構造体108を支持する断面コ字形の支持台10
7であり、上述した移動用レール102が支持台107
を同レールに沿って移動可能に支持し、ガイドレール1
03が支持台107の移動を案内する。
示す斜視図である。この照明用移動装置は、多目的ホー
ルや劇場で照明器具の吊り下げに適用されるものであ
り、同図に示すように、劇場の下段ギャラリー100お
よび上段ギャラリー101と、これらの各下面に長手方
向に沿って設置された移動用レール102と、ガイドレ
ール103とを備えている。下段ギャラリー100およ
び上段ギャラリー101の舞台側にあるのは、縦長のフ
レーム構造体108を支持する断面コ字形の支持台10
7であり、上述した移動用レール102が支持台107
を同レールに沿って移動可能に支持し、ガイドレール1
03が支持台107の移動を案内する。
【0003】支持台107は、移動用レール102に回
転可能に係合する駆動用車輪(図示せず)を備えると共
に、図4に示すような移動用レール102に対して回転
可能に係合する1対の移動用水平ガイドローラ105お
よび1対の移動用鉛直ガイドローラ106と、ガイドレ
ール103に回転可能に係合する1対の移動用水平ガイ
ドローラ105および1対の移動用鉛直ガイドローラ1
06とを備えている。
転可能に係合する駆動用車輪(図示せず)を備えると共
に、図4に示すような移動用レール102に対して回転
可能に係合する1対の移動用水平ガイドローラ105お
よび1対の移動用鉛直ガイドローラ106と、ガイドレ
ール103に回転可能に係合する1対の移動用水平ガイ
ドローラ105および1対の移動用鉛直ガイドローラ1
06とを備えている。
【0004】また、支持台107には、上述したフレー
ム構造体108を昇降可能に支持するため、図示しない
2個のピニオンギヤが設けられており、各ピニオンギヤ
がフレーム構造体108に垂直方向に延びるように取り
付けられた2本のラックギヤ111と噛み合うようにな
っている。更に、コ字形の支持台107の各脚部には、
フレーム構造体108に設けられた昇降用ガイドレール
112に対して回転可能に係合する昇降用ガイドローラ
109が上下方向に離間して取り付けられている。な
お、符号113は、フレーム構造体108に階層状に固
定された多数の照明ランプを表わしている。
ム構造体108を昇降可能に支持するため、図示しない
2個のピニオンギヤが設けられており、各ピニオンギヤ
がフレーム構造体108に垂直方向に延びるように取り
付けられた2本のラックギヤ111と噛み合うようにな
っている。更に、コ字形の支持台107の各脚部には、
フレーム構造体108に設けられた昇降用ガイドレール
112に対して回転可能に係合する昇降用ガイドローラ
109が上下方向に離間して取り付けられている。な
お、符号113は、フレーム構造体108に階層状に固
定された多数の照明ランプを表わしている。
【0005】このような照明用移動装置では、支持台1
07自体をウインチで牽引したり、支持台107に設け
られ駆動用車輪(図示せず)を何らかの手段で回転駆動
することにより、フレーム構造体108を水平方向に移
動させることができる。一方、垂直方向に関しては、支
持台107に設けられた上述のピニオンギヤの歯車付き
電動機(図示せず)を作動させることにより、フレーム
構造体108を昇降できる。
07自体をウインチで牽引したり、支持台107に設け
られ駆動用車輪(図示せず)を何らかの手段で回転駆動
することにより、フレーム構造体108を水平方向に移
動させることができる。一方、垂直方向に関しては、支
持台107に設けられた上述のピニオンギヤの歯車付き
電動機(図示せず)を作動させることにより、フレーム
構造体108を昇降できる。
【0006】ここで、下段ギャラリー100の下方にあ
る通路から舞台側へ大道具等を搬入する必要があった
り、演出上の要求があったりする場合に、照明用移動装
置の存在がその要求実現の障害となるようなら、この照
明用移動装置を舞台奥側の収納もしくは格納位置(図示
せず)まで移動用レール102に沿って水平移動した
り、フレーム構造体108を障害とならないような位置
まで上昇させることで、必要もしくは要求される空間を
提供することができる。
る通路から舞台側へ大道具等を搬入する必要があった
り、演出上の要求があったりする場合に、照明用移動装
置の存在がその要求実現の障害となるようなら、この照
明用移動装置を舞台奥側の収納もしくは格納位置(図示
せず)まで移動用レール102に沿って水平移動した
り、フレーム構造体108を障害とならないような位置
まで上昇させることで、必要もしくは要求される空間を
提供することができる。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来の照明用移動装置では、フレーム構造体108が支持
台107に関して上昇できるように、その上方にフレー
ム構造体108のストローク分の空間が必要となる。従
って、特に小規模ホールのように天井の低い舞台では、
フレーム構造体108の高さを非常に制限しない限り、
フレーム構造体108を十分に昇降できない。また、フ
レーム構造体108を上昇させて格納することができな
い場合、照明用移動装置には、水平方向への移動が必要
条件となり、舞台奥側の収納空間も大きくなる傾向があ
る。このような問題は、舞台側面の照明ランプを固定す
る昇降式の照明用移動装置であれば、ホールや劇場の大
きさに応じて、必ず起こり得ることであった。
来の照明用移動装置では、フレーム構造体108が支持
台107に関して上昇できるように、その上方にフレー
ム構造体108のストローク分の空間が必要となる。従
って、特に小規模ホールのように天井の低い舞台では、
フレーム構造体108の高さを非常に制限しない限り、
フレーム構造体108を十分に昇降できない。また、フ
レーム構造体108を上昇させて格納することができな
い場合、照明用移動装置には、水平方向への移動が必要
条件となり、舞台奥側の収納空間も大きくなる傾向があ
る。このような問題は、舞台側面の照明ランプを固定す
る昇降式の照明用移動装置であれば、ホールや劇場の大
きさに応じて、必ず起こり得ることであった。
【0008】従って、この発明の目的は、小規模ホール
等のように天井の低い舞台の場合は勿論のこと、照明用
移動装置の上方に十分な空間を確保できない場合でも、
十分な格納機能を発揮する照明用移動装置を提供するこ
とである。
等のように天井の低い舞台の場合は勿論のこと、照明用
移動装置の上方に十分な空間を確保できない場合でも、
十分な格納機能を発揮する照明用移動装置を提供するこ
とである。
【0009】
【課題を解決するための手段】上述の目的を達成するた
めに、請求項1に係る照明用移動装置は、照明手段を搭
載してレールに沿って移動可能な照明用移動装置は、前
記レールに移動可能に係合する支持台と、前記照明手段
を保持して、垂直状態の照明使用位置と当該照明使用位
置に対して所定角度で傾斜した状態の照明格納位置との
間で旋回可能に前記支持台に支持された照明保持手段
と、当該照明保持手段を前記照明使用位置および前記照
明格納位置の間で旋回させる駆動手段とを備えたことを
特徴とする。
めに、請求項1に係る照明用移動装置は、照明手段を搭
載してレールに沿って移動可能な照明用移動装置は、前
記レールに移動可能に係合する支持台と、前記照明手段
を保持して、垂直状態の照明使用位置と当該照明使用位
置に対して所定角度で傾斜した状態の照明格納位置との
間で旋回可能に前記支持台に支持された照明保持手段
と、当該照明保持手段を前記照明使用位置および前記照
明格納位置の間で旋回させる駆動手段とを備えたことを
特徴とする。
【0010】また、請求項2に係る照明用移動装置は、
上記照明用移動装置において、前記支持台が、前記照明
使用位置および前記照明格納位置の間の前記照明保持手
段の旋回を案内する円弧状の案内レールを備え、前記照
明保持手段は、旋回時に、当該案内レールに沿って係合
し移動する係合部を備えたことを特徴とする。
上記照明用移動装置において、前記支持台が、前記照明
使用位置および前記照明格納位置の間の前記照明保持手
段の旋回を案内する円弧状の案内レールを備え、前記照
明保持手段は、旋回時に、当該案内レールに沿って係合
し移動する係合部を備えたことを特徴とする。
【0011】また、請求項3に係る照明用移動装置は、
上記照明用移動装置において、前記支持台が、前記レー
ルから垂下すると共に、当該支持台の下端部の一方の側
に前記照明保持手段を旋回可能に支持する枢支部を有
し、前記案内レールは、当該支持台の下端部の他方の側
から前記枢支部の上方に向かい延びており、前記照明保
持手段は、前記支持台から垂下すると共に、当該照明保
持手段の上端部の一方の側で前記枢支部に係合し、前記
照明保持手段の前記係合部は、当該照明保持手段の上端
部の他方の側にあることを特徴とする。
上記照明用移動装置において、前記支持台が、前記レー
ルから垂下すると共に、当該支持台の下端部の一方の側
に前記照明保持手段を旋回可能に支持する枢支部を有
し、前記案内レールは、当該支持台の下端部の他方の側
から前記枢支部の上方に向かい延びており、前記照明保
持手段は、前記支持台から垂下すると共に、当該照明保
持手段の上端部の一方の側で前記枢支部に係合し、前記
照明保持手段の前記係合部は、当該照明保持手段の上端
部の他方の側にあることを特徴とする。
【0012】また、請求項4に係る照明用移動装置は、
上記照明用移動装置において、前記駆動手段が、ワイヤ
ロープを巻き上げ・繰り出すウインチと、当該ワイヤロ
ープの巻き上げで前記照明保持手段を前記照明格納位置
に旋回させ当該ワイヤロープの繰り出しで前記照明保持
手段を前記照明使用位置に旋回させるように前記支持台
および前記照明保持手段に設けられた前記ワイヤロープ
の案内シーブとを有していることを特徴とする。
上記照明用移動装置において、前記駆動手段が、ワイヤ
ロープを巻き上げ・繰り出すウインチと、当該ワイヤロ
ープの巻き上げで前記照明保持手段を前記照明格納位置
に旋回させ当該ワイヤロープの繰り出しで前記照明保持
手段を前記照明使用位置に旋回させるように前記支持台
および前記照明保持手段に設けられた前記ワイヤロープ
の案内シーブとを有していることを特徴とする。
【0013】また、請求項5に係る照明用移動装置は、
上記照明用移動装置において、前記駆動手段が、前記照
明保持手段の下端部に設置された架台と、前記レールの
長手方向に沿った軸線と平行に延びるように前記架台に
回転自在に取り付けられた作用ピンと、当該作用ピンに
基端で装着された支持ブロックと、当該支持ブロックの
基端から延びる先端に滑車軸を介して回転可能に支持さ
れた作用点滑車とを備え、前記滑車軸は前記作用ピンの
軸線と直交する方向に延びていることを特徴とする。
上記照明用移動装置において、前記駆動手段が、前記照
明保持手段の下端部に設置された架台と、前記レールの
長手方向に沿った軸線と平行に延びるように前記架台に
回転自在に取り付けられた作用ピンと、当該作用ピンに
基端で装着された支持ブロックと、当該支持ブロックの
基端から延びる先端に滑車軸を介して回転可能に支持さ
れた作用点滑車とを備え、前記滑車軸は前記作用ピンの
軸線と直交する方向に延びていることを特徴とする。
【0014】さらに、請求項6に係る照明用移動装置
は、上記照明用移動装置において、前記駆動手段が、一
端で前記支持台に枢支され他端で前記照明保持手段に枢
支された伸縮作動のシリンダ機構とすることができ、こ
の場合、当該シリンダ機構の収縮で前記照明保持手段を
前記前記照明格納位置へ旋回移動し、当該シリンダ機構
の伸張で前記前記照明保持手段を前記照明使用位置へ旋
回移動することを特徴とする。
は、上記照明用移動装置において、前記駆動手段が、一
端で前記支持台に枢支され他端で前記照明保持手段に枢
支された伸縮作動のシリンダ機構とすることができ、こ
の場合、当該シリンダ機構の収縮で前記照明保持手段を
前記前記照明格納位置へ旋回移動し、当該シリンダ機構
の伸張で前記前記照明保持手段を前記照明使用位置へ旋
回移動することを特徴とする。
【0015】
【発明の実施の形態】以下、この発明につき図面を参照
しつつ詳細に説明する。なお、この実施の形態によりこ
の発明が限定されるものではない。なお、図中、同一符
号は同一又は対応部分を示すものとする。
しつつ詳細に説明する。なお、この実施の形態によりこ
の発明が限定されるものではない。なお、図中、同一符
号は同一又は対応部分を示すものとする。
【0016】(実施の形態1)図1は、この発明の実施
の形態1にかかる照明用移動装置もしくは照明装置を示
す斜視図である。この照明用移動装置は、移動用レール
2に沿って舞台前奥方向へ水平移動可能な支持台5と、
この移動用レール2の長手方向に沿った軸線に平行な軸
心回りに旋回して格納できるように支持台5に設けられ
たピン6に回転可能に嵌合する軸受7を介して支持され
ているフレーム構造体(照明保持手段)8と、格納動作
時のフレーム構造体8の横方向の揺れを抑えるために支
持台5に設けられた円弧状の案内レール9と、この案内
レール9に回転可能に係合するようにフレーム構造体8
に設けられたローラ10と、フレーム構造体8および照
明器具(照明手段)13の荷重をピン6と協働して支持
する目的で支持台5に設けられた受け座11と、フレー
ム構造体8の格納動作を実行可能なワイヤロープ12に
よる引張り機構もしくは駆動手段とを備えている。
の形態1にかかる照明用移動装置もしくは照明装置を示
す斜視図である。この照明用移動装置は、移動用レール
2に沿って舞台前奥方向へ水平移動可能な支持台5と、
この移動用レール2の長手方向に沿った軸線に平行な軸
心回りに旋回して格納できるように支持台5に設けられ
たピン6に回転可能に嵌合する軸受7を介して支持され
ているフレーム構造体(照明保持手段)8と、格納動作
時のフレーム構造体8の横方向の揺れを抑えるために支
持台5に設けられた円弧状の案内レール9と、この案内
レール9に回転可能に係合するようにフレーム構造体8
に設けられたローラ10と、フレーム構造体8および照
明器具(照明手段)13の荷重をピン6と協働して支持
する目的で支持台5に設けられた受け座11と、フレー
ム構造体8の格納動作を実行可能なワイヤロープ12に
よる引張り機構もしくは駆動手段とを備えている。
【0017】また、この照明用移動装置は、側舞台の天
井面に水平方向に離間して設置される2本のI字形移動
用レール2を備えており、さらに側舞台には支持台5が
移動用レール2に沿って移動可能に設けられ、この支持
台5の上部に、移動用レール2に回転可能にそれぞれ係
合する複数の移動用水平ガイドローラ(図示せず)と複
数の移動用鉛直ガイドローラ4とが装着されている。支
持台5の移動は、図3に関連して説明したような方法で
行うことができる。
井面に水平方向に離間して設置される2本のI字形移動
用レール2を備えており、さらに側舞台には支持台5が
移動用レール2に沿って移動可能に設けられ、この支持
台5の上部に、移動用レール2に回転可能にそれぞれ係
合する複数の移動用水平ガイドローラ(図示せず)と複
数の移動用鉛直ガイドローラ4とが装着されている。支
持台5の移動は、図3に関連して説明したような方法で
行うことができる。
【0018】支持台5は、断面横コ字形のローラ装着部
5aと、その底壁部に取り付けられた略立方体の骨組構
造部5bとを含み、このローラ装着部5aに、上述した
複数の移動用水平ガイドローラ(図示せず)および複数
の移動用鉛直ガイドローラ4が装着されている。骨組構
造部5bは、下方隅部においてピン(枢支部)6により
相互に接続されたロ字形の一対の垂直支持フレーム5b
a,5bbを含み、各垂直支持フレームには、円弧状の
案内レール9が図示のようにピン6の上方に延びるよう
に設けられている。ピン6は、移動用レール2の長手方
向軸線と平行に延びている。
5aと、その底壁部に取り付けられた略立方体の骨組構
造部5bとを含み、このローラ装着部5aに、上述した
複数の移動用水平ガイドローラ(図示せず)および複数
の移動用鉛直ガイドローラ4が装着されている。骨組構
造部5bは、下方隅部においてピン(枢支部)6により
相互に接続されたロ字形の一対の垂直支持フレーム5b
a,5bbを含み、各垂直支持フレームには、円弧状の
案内レール9が図示のようにピン6の上方に延びるよう
に設けられている。ピン6は、移動用レール2の長手方
向軸線と平行に延びている。
【0019】この支持台5の下方にあるのが、複数の照
明器具もしくは照明ランプ(照明手段)13を備えたフ
レーム構造体(照明保持手段)8である。この実施の形
態1において、フレーム構造体8は、骨組構造部8cに
より接続された天板(照明保持手段の上端部)8aおよ
び底板(照明保持手段の下端部)8bを備えており、直
線状に整列して天板8aに装着された一対の軸受7に上
述のピン6が回転可能に嵌合している。従って、移動用
レール2と平行に延びるピン6は、フレーム構造体8が
移動用レール2の長手方向に沿った軸線回りに回転もし
くは揺動するのを可能にしている。
明器具もしくは照明ランプ(照明手段)13を備えたフ
レーム構造体(照明保持手段)8である。この実施の形
態1において、フレーム構造体8は、骨組構造部8cに
より接続された天板(照明保持手段の上端部)8aおよ
び底板(照明保持手段の下端部)8bを備えており、直
線状に整列して天板8aに装着された一対の軸受7に上
述のピン6が回転可能に嵌合している。従って、移動用
レール2と平行に延びるピン6は、フレーム構造体8が
移動用レール2の長手方向に沿った軸線回りに回転もし
くは揺動するのを可能にしている。
【0020】フレーム構造体8の天板8aには、各案内
レール9に嵌合し得るような位置と形状を有するローラ
(係合部)10が回転可能に設置されており、上述した
ようにフレーム構造体8が揺動する際に、同フレーム構
造体8が移動用レール2の長手方向もしくは横方向に揺
れるのを防いでいる。また、各案内レール9の下端に
は、図示のようにフレーム構造体8が鉛直下向きに配置
された場合に支持台5の荷重をフレーム構造体8に預け
られるように、受け座11が設けられている。
レール9に嵌合し得るような位置と形状を有するローラ
(係合部)10が回転可能に設置されており、上述した
ようにフレーム構造体8が揺動する際に、同フレーム構
造体8が移動用レール2の長手方向もしくは横方向に揺
れるのを防いでいる。また、各案内レール9の下端に
は、図示のようにフレーム構造体8が鉛直下向きに配置
された場合に支持台5の荷重をフレーム構造体8に預け
られるように、受け座11が設けられている。
【0021】更に、支持台5からは、水平方向に離間し
て一対の装着アーム25a,25bが水平に延びると共
に、当該装着アーム25a,25bを下側から支える支
持アーム26が斜状に延びており、各装着アーム25
a,25bには、ほぼ中間部に水平配置の転向滑車もし
くはシーブ14が回転自在に設けられ、先端部に垂直配
置の吊滑車もしくはシーブ15が回転自在に設けられて
いる。吊滑車15はフレーム構造体8の吊点となる。
て一対の装着アーム25a,25bが水平に延びると共
に、当該装着アーム25a,25bを下側から支える支
持アーム26が斜状に延びており、各装着アーム25
a,25bには、ほぼ中間部に水平配置の転向滑車もし
くはシーブ14が回転自在に設けられ、先端部に垂直配
置の吊滑車もしくはシーブ15が回転自在に設けられて
いる。吊滑車15はフレーム構造体8の吊点となる。
【0022】一方、フレーム構造体8の底板8bには架
台22が設置されている。また、この架台22の垂直方
向に延びる脚部間には、作用ピン21が回転自在に嵌合
して取り付けられている。作用ピン21は、移動用レー
ル2の長手方向に沿った軸線と平行に延びており、この
作用ピン21にほぼU字形の断面を有する支持ブロック
20が基端で作用ピン21を抱き込むように嵌合してお
り、支持ブロック20の基端から延びる一対の脚部の先
端間には、作用点滑車もしくはシーブ16と回転可能に
嵌合する滑車軸17が装着されている。滑車軸17は作
用ピン17の軸線と直交する方向に延びている。
台22が設置されている。また、この架台22の垂直方
向に延びる脚部間には、作用ピン21が回転自在に嵌合
して取り付けられている。作用ピン21は、移動用レー
ル2の長手方向に沿った軸線と平行に延びており、この
作用ピン21にほぼU字形の断面を有する支持ブロック
20が基端で作用ピン21を抱き込むように嵌合してお
り、支持ブロック20の基端から延びる一対の脚部の先
端間には、作用点滑車もしくはシーブ16と回転可能に
嵌合する滑車軸17が装着されている。滑車軸17は作
用ピン17の軸線と直交する方向に延びている。
【0023】照明用移動装置は、水平配置の転向滑車1
4の回転面と実質的に同一レベルに配置されるのが好ま
しいウィンチ(駆動手段)19を備えている。ウィンチ
19は、図では人力で駆動されるものとして示されてい
るが、モータ駆動としてもよい。このウィンチ19に繋
がるワイヤロープ(駆動手段)12は水平に延び、図中
手前にある一方の装着アーム25aに設けられた転向滑
車14に向かい、そこでほぼ直角に方向転換してから、
同じ装着アーム25aの吊滑車15に向かい、そこで下
向きに転向して、フレーム構造体8の底板8bに装着さ
れた架台22に支持される作用点滑車16を周って、他
方の装着アーム25bに設けられた吊滑車15および転
向滑車14を経て、固定端部18で側舞台の壁面に固定
されている。これらの滑車もしくはシーブ14,15,
16もフレーム構造体8の駆動手段を構成する。
4の回転面と実質的に同一レベルに配置されるのが好ま
しいウィンチ(駆動手段)19を備えている。ウィンチ
19は、図では人力で駆動されるものとして示されてい
るが、モータ駆動としてもよい。このウィンチ19に繋
がるワイヤロープ(駆動手段)12は水平に延び、図中
手前にある一方の装着アーム25aに設けられた転向滑
車14に向かい、そこでほぼ直角に方向転換してから、
同じ装着アーム25aの吊滑車15に向かい、そこで下
向きに転向して、フレーム構造体8の底板8bに装着さ
れた架台22に支持される作用点滑車16を周って、他
方の装着アーム25bに設けられた吊滑車15および転
向滑車14を経て、固定端部18で側舞台の壁面に固定
されている。これらの滑車もしくはシーブ14,15,
16もフレーム構造体8の駆動手段を構成する。
【0024】上述の説明から分かるように、フレーム構
造体8の下部には、ワイヤロープ12と共回りできるよ
うに係合する作用点滑車16がワイヤロープ12に対し
てフリート角を水平に保てるように架台22を介して設
けられている。加えて、作用点滑車16は、作用ピン2
1の軸線回りに、即ち移動用レール2の長手方向に沿っ
た軸線と平行な軸線回りに揺動し得るように、架台22
を介してフレーム構造体8に取り付けられている。
造体8の下部には、ワイヤロープ12と共回りできるよ
うに係合する作用点滑車16がワイヤロープ12に対し
てフリート角を水平に保てるように架台22を介して設
けられている。加えて、作用点滑車16は、作用ピン2
1の軸線回りに、即ち移動用レール2の長手方向に沿っ
た軸線と平行な軸線回りに揺動し得るように、架台22
を介してフレーム構造体8に取り付けられている。
【0025】この照明用移動装置は、以上のように構成
されているので、ウィンチ19を操作してワイヤロープ
12を巻き取ると、それに伴って発生する力が、支持台
5およびフレーム構造体8が水平移動することなく、作
用点滑車16,滑車軸17,支持ブロック20,作用ピ
ン21および架台22を介してフレーム構造体8に伝達
される。その結果、フレーム構造体8は、そこに設けら
れたローラ10を支持台5に配した案内レール9に係合
させながら、収納位置へと、ピン6を中心として支持台
5に関し図1において時計方向に揺動もしくは旋回する
ことになる。
されているので、ウィンチ19を操作してワイヤロープ
12を巻き取ると、それに伴って発生する力が、支持台
5およびフレーム構造体8が水平移動することなく、作
用点滑車16,滑車軸17,支持ブロック20,作用ピ
ン21および架台22を介してフレーム構造体8に伝達
される。その結果、フレーム構造体8は、そこに設けら
れたローラ10を支持台5に配した案内レール9に係合
させながら、収納位置へと、ピン6を中心として支持台
5に関し図1において時計方向に揺動もしくは旋回する
ことになる。
【0026】(実施の形態2)この発明の実施の形態2
にかかる照明用移動装置を示す斜視図である。この照明
用移動装置は、ウインチおよびワイヤロープ等によるフ
レーム構造体の駆動手段を変更した点が実施の形態1の
ものと相違している。重複記載を避けるために相違点に
ついてのみ概略的に説明すると、この実施の形態2の照
明用移動装置では、フレーム構造体8を旋回させる動力
を発生するように支持台5およびフレーム構造体8間に
伸縮作動のシリンダ機構(駆動手段)32を設けてい
る。
にかかる照明用移動装置を示す斜視図である。この照明
用移動装置は、ウインチおよびワイヤロープ等によるフ
レーム構造体の駆動手段を変更した点が実施の形態1の
ものと相違している。重複記載を避けるために相違点に
ついてのみ概略的に説明すると、この実施の形態2の照
明用移動装置では、フレーム構造体8を旋回させる動力
を発生するように支持台5およびフレーム構造体8間に
伸縮作動のシリンダ機構(駆動手段)32を設けてい
る。
【0027】また、この照明用移動装置では、支持台5
のローラ装着部5aにある底壁部には架台30が取り付
けられており、この架台30により回転可能に支持され
たピン31にシリンダ機構32が装着されている。図示
しない流体供給系から供給される油,空気,水等のよう
な流体を駆動源とし得るこのシリンダ機構32は、フレ
ーム構造体8の天板8aに形成された例えば矩形の切欠
きもしくは開口8aaを通り下方に延びるシリンダ32
aと、このシリンダ32aに関して伸縮自在に延びるピ
ストンロッド32bとを備えており、ピストンロッド3
2bの下端は、フレーム構造体8に取り付けられた装着
板33から延びるアーム34にピン35に枢着されてい
る。
のローラ装着部5aにある底壁部には架台30が取り付
けられており、この架台30により回転可能に支持され
たピン31にシリンダ機構32が装着されている。図示
しない流体供給系から供給される油,空気,水等のよう
な流体を駆動源とし得るこのシリンダ機構32は、フレ
ーム構造体8の天板8aに形成された例えば矩形の切欠
きもしくは開口8aaを通り下方に延びるシリンダ32
aと、このシリンダ32aに関して伸縮自在に延びるピ
ストンロッド32bとを備えており、ピストンロッド3
2bの下端は、フレーム構造体8に取り付けられた装着
板33から延びるアーム34にピン35に枢着されてい
る。
【0028】この実施の形態2において、シリンダ機構
32に関して流体を供給又は解放することにより、シリ
ンダ32aに対してピストンロッド32bが伸縮し、そ
の結果として、シリンダ機構32は、フレーム構造体8
の旋回もしくは揺動角度に合わせてアーム34に対する
ピストンロッド32bの角度と架台31に対するシリン
ダ32aの角度とを自動的に調整しながら、フレーム構
造体8の旋回もしくは揺動のための推力を発生してい
る。
32に関して流体を供給又は解放することにより、シリ
ンダ32aに対してピストンロッド32bが伸縮し、そ
の結果として、シリンダ機構32は、フレーム構造体8
の旋回もしくは揺動角度に合わせてアーム34に対する
ピストンロッド32bの角度と架台31に対するシリン
ダ32aの角度とを自動的に調整しながら、フレーム構
造体8の旋回もしくは揺動のための推力を発生してい
る。
【0029】以上、この発明の好適な実施の形態1およ
び2について説明したが、この発明はこれに限定される
ものではなく、様々な改変が可能である。例えば、実施
の形態1および2において、支持台5およびフレーム構
造体8はそれぞれ1個のみが用いられているが、移動用
レール2に沿って複数個設けることができる。この場
合、各フレーム構造体8を共通のウインチおよびワイヤ
ロープで旋回駆動したり、或いは各フレーム構造体8に
あるシリンダ機構を共通の流体供給系に接続したりして
よい。また、照明保持手段はフレーム構造体により構成
されているが、支持台5に対して旋回可能であり、かつ
複数の照明器具を支持可能であれば、フレーム構造とす
る必要はなく、例えば、棒状,板状等に構成することが
できる。
び2について説明したが、この発明はこれに限定される
ものではなく、様々な改変が可能である。例えば、実施
の形態1および2において、支持台5およびフレーム構
造体8はそれぞれ1個のみが用いられているが、移動用
レール2に沿って複数個設けることができる。この場
合、各フレーム構造体8を共通のウインチおよびワイヤ
ロープで旋回駆動したり、或いは各フレーム構造体8に
あるシリンダ機構を共通の流体供給系に接続したりして
よい。また、照明保持手段はフレーム構造体により構成
されているが、支持台5に対して旋回可能であり、かつ
複数の照明器具を支持可能であれば、フレーム構造とす
る必要はなく、例えば、棒状,板状等に構成することが
できる。
【0030】
【発明の効果】以上説明したように、この発明の照明用
移動装置(請求項1)によれば、照明手段を搭載してレ
ールに沿って移動可能な照明用移動装置が、前記レール
に移動可能に係合する支持台と、前記照明手段を保持し
て、垂直状態の照明使用位置と当該照明使用位置に対し
て所定角度で傾斜した状態の照明格納位置との間で旋回
可能に前記支持台に支持された照明保持手段と、当該照
明保持手段を前記照明使用位置および前記照明格納位置
の間で旋回させる駆動手段とを備えているので、例えば
天井が低い小規模の劇場やホールのような設備におい
て、フレーム構造体を移動用レールに沿った水平方向に
移動可能にしながらも、フレーム構造体を照明格納位置
へ旋回可能としたことで、フレーム構造体の下方に空間
を確保でき、天井下のスペースを有効活用することがで
きる。
移動装置(請求項1)によれば、照明手段を搭載してレ
ールに沿って移動可能な照明用移動装置が、前記レール
に移動可能に係合する支持台と、前記照明手段を保持し
て、垂直状態の照明使用位置と当該照明使用位置に対し
て所定角度で傾斜した状態の照明格納位置との間で旋回
可能に前記支持台に支持された照明保持手段と、当該照
明保持手段を前記照明使用位置および前記照明格納位置
の間で旋回させる駆動手段とを備えているので、例えば
天井が低い小規模の劇場やホールのような設備におい
て、フレーム構造体を移動用レールに沿った水平方向に
移動可能にしながらも、フレーム構造体を照明格納位置
へ旋回可能としたことで、フレーム構造体の下方に空間
を確保でき、天井下のスペースを有効活用することがで
きる。
【0031】また、この発明の照明用移動装置(請求項
2)では、前記支持台が、前記照明使用位置および前記
照明格納位置の間の前記照明保持手段の旋回を案内する
円弧状の案内レールを備え、前記照明保持手段が、旋回
時に、当該案内レールに沿って係合し移動する係合部を
備えていると、フレーム構造体の旋回運動が案内レール
によりガイドされるため、高い安定性とスムーズな旋回
動作を保証することができる。
2)では、前記支持台が、前記照明使用位置および前記
照明格納位置の間の前記照明保持手段の旋回を案内する
円弧状の案内レールを備え、前記照明保持手段が、旋回
時に、当該案内レールに沿って係合し移動する係合部を
備えていると、フレーム構造体の旋回運動が案内レール
によりガイドされるため、高い安定性とスムーズな旋回
動作を保証することができる。
【0032】また、この発明の照明用移動装置(請求項
3)では、前記支持台が、前記レールから垂下すると共
に、当該支持台の下端部の一方の側に前記照明保持手段
を旋回可能に支持する枢支部を有し、前記案内レール
が、当該支持台の下端部の他方の側から前記枢支部の上
方に向かい延びており、前記照明保持手段が、前記支持
台から垂下すると共に、当該照明保持手段の上端部の一
方の側で前記枢支部に係合し、前記係合部が、当該照明
保持手段の上端部の他方の側にあると、従来(図3)の
ようにギャラリーから水平方向にフレーム構造体を支持
台により支持している場合に比べて、支持台だけでなく
建築躯体にかかる荷重を軽減できるので、従来の照明用
移動装置よりも小型化を図ることができる。
3)では、前記支持台が、前記レールから垂下すると共
に、当該支持台の下端部の一方の側に前記照明保持手段
を旋回可能に支持する枢支部を有し、前記案内レール
が、当該支持台の下端部の他方の側から前記枢支部の上
方に向かい延びており、前記照明保持手段が、前記支持
台から垂下すると共に、当該照明保持手段の上端部の一
方の側で前記枢支部に係合し、前記係合部が、当該照明
保持手段の上端部の他方の側にあると、従来(図3)の
ようにギャラリーから水平方向にフレーム構造体を支持
台により支持している場合に比べて、支持台だけでなく
建築躯体にかかる荷重を軽減できるので、従来の照明用
移動装置よりも小型化を図ることができる。
【0033】また、この発明の照明用移動装置(請求項
4)では、前記駆動手段が、ワイヤロープを巻き上げ・
繰り出すウインチと、当該ワイヤロープの巻き上げで前
記照明保持手段を前記照明格納位置に旋回させ当該ワイ
ヤロープの繰り出しで前記照明保持手段を前記照明使用
位置に旋回させるように前記支持台および前記照明保持
手段に設けられた前記ワイヤロープの案内シーブとを有
していれば、移動用レールに沿って複数の照明用移動装
置が配置されている場合でも、1本のワイヤロープに同
一の収納動作を実施させたい複数台の照明用移動装置を
直列に繋ぐことで、1台のウインチによる1本のワイヤ
ロープの操作で複数台の照明用移動装置を同時に旋回さ
せることが可能となる。
4)では、前記駆動手段が、ワイヤロープを巻き上げ・
繰り出すウインチと、当該ワイヤロープの巻き上げで前
記照明保持手段を前記照明格納位置に旋回させ当該ワイ
ヤロープの繰り出しで前記照明保持手段を前記照明使用
位置に旋回させるように前記支持台および前記照明保持
手段に設けられた前記ワイヤロープの案内シーブとを有
していれば、移動用レールに沿って複数の照明用移動装
置が配置されている場合でも、1本のワイヤロープに同
一の収納動作を実施させたい複数台の照明用移動装置を
直列に繋ぐことで、1台のウインチによる1本のワイヤ
ロープの操作で複数台の照明用移動装置を同時に旋回さ
せることが可能となる。
【0034】また、この発明の照明用移動装置(請求項
5)では、前記駆動手段が、前記照明保持手段の下端部
に設置された架台と、前記レールの長手方向に沿った軸
線と平行に延びるように前記架台に回転自在に取り付け
られた作用ピンと、当該作用ピンに基端で装着された支
持ブロックと、当該支持ブロックの基端から延びる先端
に滑車軸を介して回転可能に支持された作用点滑車とを
備え、前記滑車軸が前記作用ピンの軸線と直交する方向
に延びていると、照明保持手段が照明使用位置および照
明格納位置の間で旋回もしくは揺動する際に、それに伴
って作用点滑車も作用ピン回りに旋回もしくは揺動する
ので、照明保持手段のスムーズな旋回動作を保証するこ
とができる。
5)では、前記駆動手段が、前記照明保持手段の下端部
に設置された架台と、前記レールの長手方向に沿った軸
線と平行に延びるように前記架台に回転自在に取り付け
られた作用ピンと、当該作用ピンに基端で装着された支
持ブロックと、当該支持ブロックの基端から延びる先端
に滑車軸を介して回転可能に支持された作用点滑車とを
備え、前記滑車軸が前記作用ピンの軸線と直交する方向
に延びていると、照明保持手段が照明使用位置および照
明格納位置の間で旋回もしくは揺動する際に、それに伴
って作用点滑車も作用ピン回りに旋回もしくは揺動する
ので、照明保持手段のスムーズな旋回動作を保証するこ
とができる。
【0035】また、この発明の照明用移動装置(請求項
6)では、前記駆動手段が一端で前記支持台に枢支され
他端で前記照明保持手段に枢支された伸縮作動のシリン
ダ機構により構成されていて、当該シリンダ機構の収縮
で前記照明保持手段を前記照明格納位置へ旋回移動し、
当該シリンダ機構の伸張で前記照明保持手段を前記照明
使用位置へ旋回移動するようにすると、駆動手段の構成
が簡単になるだけでなく、推力の発生源となる流体がシ
リンダ機構の内部にあり潤滑性がよいため、保守や補修
が飛躍的に簡便になる。
6)では、前記駆動手段が一端で前記支持台に枢支され
他端で前記照明保持手段に枢支された伸縮作動のシリン
ダ機構により構成されていて、当該シリンダ機構の収縮
で前記照明保持手段を前記照明格納位置へ旋回移動し、
当該シリンダ機構の伸張で前記照明保持手段を前記照明
使用位置へ旋回移動するようにすると、駆動手段の構成
が簡単になるだけでなく、推力の発生源となる流体がシ
リンダ機構の内部にあり潤滑性がよいため、保守や補修
が飛躍的に簡便になる。
【図1】この発明の実施の形態1にかかる照明用移動装
置を示す斜視図である。
置を示す斜視図である。
【図2】この発明の実施の形態2にかかる照明用移動装
置を示す斜視図である。
置を示す斜視図である。
【図3】従来の照明用移動装置を示す斜視図である。
【図4】図3において符号IVで表示された領域を拡大し
て示す説明図である。
て示す説明図である。
2 移動用レール 5 支持台 6 ピン(枢支部) 8 フレーム構造体(照明保持手段) 8a 天板(照明保持手段の上端部) 8b 底板(照明保持手段の下端部) 9 案内レール 10 ローラ(照明保持手段の係合部) 12 ワイヤロープ(駆動手段) 13 照明器具もしくはランプ(照明手段) 14 転向滑車もしくはシーブ(駆動手段) 15 吊滑車もしくはシーブ(駆動手段) 16 作用点滑車もしくはシーブ(駆動手段) 17 滑車軸 19 ウインチ(照明手段) 20 支持ブロック 21 作用ピン 22 架台 32 シリンダ機構(駆動手段)
Claims (6)
- 【請求項1】 照明手段を搭載してレールに沿って移動
可能な照明用移動装置であって、 前記レールに移動可能に係合する支持台と、 前記照明手段を保持して、垂直状態の照明使用位置と当
該照明使用位置に対して所定角度で傾斜した状態の照明
格納位置との間で旋回可能に前記支持台に支持された照
明保持手段と、 当該照明保持手段を前記照明使用位置および前記照明格
納位置の間で旋回させる駆動手段と、を備えたことを特
徴とする照明用移動装置。 - 【請求項2】 前記支持台は、前記照明使用位置および
前記照明格納位置の間の前記照明保持手段の旋回を案内
する円弧状の案内レールを備え、前記照明保持手段は、
旋回時に、当該案内レールに沿って係合し移動する係合
部を備えたことを特徴とする請求項1に記載の照明用移
動装置。 - 【請求項3】 前記支持台は、前記レールから垂下する
と共に、当該支持台の下端部の一方の側に前記照明保持
手段を旋回可能に支持する枢支部を有し、前記案内レー
ルは、当該支持台の下端部の他方の側から前記枢支部の
上方に向かい延びており、前記照明保持手段は、前記支
持台から垂下すると共に、当該照明保持手段の上端部の
一方の側で前記枢支部に係合し、前記照明保持手段の前
記係合部は、当該照明保持手段の上端部の他方の側にあ
ることを特徴とする請求項2に記載の照明用移動装置。 - 【請求項4】 前記駆動手段は、ワイヤロープを巻き上
げ・繰り出すウインチと、当該ワイヤロープの巻き上げ
で前記照明保持手段を前記照明格納位置に旋回させ当該
ワイヤロープの繰り出しで前記照明保持手段を前記照明
使用位置に旋回させるように前記支持台および前記照明
保持手段に設けられた前記ワイヤロープの案内シーブと
を有していることを特徴とする請求項1〜3のいずれか
一つに記載の照明用移動装置。 - 【請求項5】 前記駆動手段は、前記照明保持手段の下
端部に設置された架台と、前記レールの長手方向に沿っ
た軸線と平行に延びるように前記架台に回転自在に取り
付けられた作用ピンと、当該作用ピンに基端で装着され
た支持ブロックと、当該支持ブロックの基端から延びる
先端に滑車軸を介して回転可能に支持された作用点滑車
とを備え、前記滑車軸は前記作用ピンの軸線と直交する
方向に延びることを特徴とする請求項4に記載の照明用
移動装置。 - 【請求項6】 前記駆動手段は、一端で前記支持台に枢
支され他端で前記照明保持手段に枢支された伸縮作動の
シリンダ機構であり、当該シリンダ機構の収縮で前記照
明保持手段を前記前記照明格納位置へ旋回移動し、当該
シリンダ機構の伸張で前記前記照明保持手段を前記照明
使用位置へ旋回移動するようにしたことを特徴とする請
求項1に記載の照明用移動装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2001171558A JP2002367424A (ja) | 2001-06-06 | 2001-06-06 | 照明用移動装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2001171558A JP2002367424A (ja) | 2001-06-06 | 2001-06-06 | 照明用移動装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2002367424A true JP2002367424A (ja) | 2002-12-20 |
Family
ID=19013309
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2001171558A Withdrawn JP2002367424A (ja) | 2001-06-06 | 2001-06-06 | 照明用移動装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2002367424A (ja) |
Cited By (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2005075885A1 (en) * | 2004-02-07 | 2005-08-18 | New Technology Bank Co., Ltd. | Track-movable lighting system |
WO2006115383A1 (en) * | 2005-04-28 | 2006-11-02 | Young Ho Sim | Central loudspeaker cluster system |
JP2008036415A (ja) * | 2006-07-10 | 2008-02-21 | Central Uni Co Ltd | 天井吊下式無影灯移動システム |
WO2010089455A1 (en) * | 2009-02-04 | 2010-08-12 | Assimilight Oy Ltd | Method and arrangement for illuminating greenhouse plants |
JP2015073734A (ja) * | 2013-10-09 | 2015-04-20 | カヤバ システム マシナリー株式会社 | 移動式渡り橋 |
CN110185975A (zh) * | 2019-06-28 | 2019-08-30 | 商洛市虎之翼科技有限公司 | 导轨照明灯具及具有该导轨照明灯具的照明系统 |
-
2001
- 2001-06-06 JP JP2001171558A patent/JP2002367424A/ja not_active Withdrawn
Cited By (7)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2005075885A1 (en) * | 2004-02-07 | 2005-08-18 | New Technology Bank Co., Ltd. | Track-movable lighting system |
WO2006115383A1 (en) * | 2005-04-28 | 2006-11-02 | Young Ho Sim | Central loudspeaker cluster system |
JP2008036415A (ja) * | 2006-07-10 | 2008-02-21 | Central Uni Co Ltd | 天井吊下式無影灯移動システム |
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JP2015073734A (ja) * | 2013-10-09 | 2015-04-20 | カヤバ システム マシナリー株式会社 | 移動式渡り橋 |
CN110185975A (zh) * | 2019-06-28 | 2019-08-30 | 商洛市虎之翼科技有限公司 | 导轨照明灯具及具有该导轨照明灯具的照明系统 |
CN110185975B (zh) * | 2019-06-28 | 2024-03-19 | 商洛市虎之翼科技有限公司 | 导轨照明灯具及具有该导轨照明灯具的照明系统 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A300 | Withdrawal of application because of no request for examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300 Effective date: 20080902 |