JP2002366463A - 携帯端末及び広告システム - Google Patents

携帯端末及び広告システム

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JP2002366463A
JP2002366463A JP2001177389A JP2001177389A JP2002366463A JP 2002366463 A JP2002366463 A JP 2002366463A JP 2001177389 A JP2001177389 A JP 2001177389A JP 2001177389 A JP2001177389 A JP 2001177389A JP 2002366463 A JP2002366463 A JP 2002366463A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 広告にURLが表示されているホームページ
を、面倒な作業を行うことなく簡単に閲覧できるように
する。 【解決手段】 撮像手段2と、撮像手段2で撮影された
画像から、URLを表す文字列を抽出する抽出手段と、
この抽出手段で抽出された文字列を示す情報を記憶する
手段とを備えた携帯端末1を使用して、URL11aが
表示されている広告11を撮像手段2で撮影する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、広告にホームペー
ジアドレスが表示されているホームページを簡単に閲覧
できるようにするための携帯端末及び広告システムに関
する。
【0002】
【従来の技術】今日、電車やバスの車内広告や、屋内外
の看板広告や、雑誌に掲載される広告や、テレビに画面
表示される広告などにおいて、広告主である企業や団体
がインターネット上に開設しているホームページのアド
レス(URL)が表示されることが多くなっている。
【0003】従来、こうした広告を見てホームページを
閲覧しようとする者は、広告に表示されているURL
を、手書きでメモするか、あるいは、携帯電話やPDA
(携帯情報端末)やパーソナルコンピュータにキー操作
で入力していた。
【0004】また従来、こうした広告に表示されるUR
Lは、広告の内容自体に関する事項が掲載されているホ
ームページのURLではなく、広告主である企業や団体
が開設しているホームページのうちのトップページのU
RLであることが多かった。(本明細書では、Webペ
ージ全体をホームページと呼び、Webページのうちの
最初のページをトップページと呼ぶ。)
【0005】例えば、クラシックコンサートの広告で
は、そのコンサートの出演者や日程や入場料が掲載され
たホームページのURLではなく、そのコンサートの会
場となるコンサートホールが開設しているホームページ
のうちのトップページのURLが表示され、また例え
ば、電気製品の広告では、広告されている電気製品の構
成や仕様が掲載されているホームページのURLではな
く、その電気製品を製造するメーカーが開設しているホ
ームページのうちのトップページのURLが表示される
といった具合である。
【0006】その理由の1つとしては、広告の内容自体
に関する事項が掲載されたホームページのURLは、企
業や団体のトップページのURLの後にさらに長く文字
が続くことが多い(例えば、メーカーのトップページの
URLが‘http://www. ○○. co.jp ’であるとする
と、広告している電気製品の構成や仕様が掲載されたホ
ームページのURLは‘http://www. ○○.co.jp/○○
/○○/○○.html ’になってしまう)ので、広告の中
で表示するとスペースを多くとってしまう(同じスペー
スで表示しようとすると文字が小さくなってしまう)こ
とが挙げられる。
【0007】また、別の理由としては、ホームページの
うちトップページ以外のページのURLは変更する(ト
ップページのURLの後に続く文字の部分を変更する)
機会が比較的多いので、変更後にもホームページを閲覧
してもらうためにはトップページのURLを表示してお
いたほうがよいということも挙げられる。
【0008】したがって、こうした広告を見て広告内容
自体に関する事項が掲載されたページを閲覧しようとす
る者は、まず企業や団体のトップページを開き、そのト
ップページから項目を選んで、広告内容自体に関する事
項が掲載されたページにジャンプ(規模の大きい企業や
団体のホームページの場合には何段階もジャンプ)して
いた。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】しかし、広告に表示さ
れているURLを手書きする作業やキー入力する作業を
行うことは面倒であり、テレビに画面表示される広告の
場合にはこうした作業を行う時間的余裕もない。
【0010】そのため、広告を見てホームページを閲覧
したいと思っても、そうした作業を行わないままやり過
ごし、ホームページを閲覧できずじまいになってしまう
ことが少なくなかった。
【0011】また、広告内容自体に関する事項が掲載さ
れたページだけを閲覧したい(広告主である企業や団体
のトップページは特に閲覧したくない)場合には、企業
や団体のトップページから項目を選んでそのページにジ
ャンプするという作業を行うことはやはり面倒である。
【0012】本発明は、上述の点に鑑み、広告にURL
が表示されているホームページを、面倒な作業を行うこ
となく簡単に閲覧できるようにすることを課題としてな
されたものである。
【0013】
【課題を解決するための手段】この課題を解決するため
に、本出願人は、撮像手段と、この撮像手段で撮影され
た画像から、URLを表す文字列を抽出する抽出手段
と、この抽出手段で抽出された文字列を示す情報を記憶
する手段とを備えた携帯端末を提案する。
【0014】URLが表示されている広告を見て、その
ホームページを閲覧しようとする者が、この携帯端末を
使用して撮像手段でその広告を撮影すると、その撮影さ
れた画像から、そのURLを表す文字列が抽出手段によ
って抽出される。そして、その文字列を示す情報がこの
携帯端末に記憶される。
【0015】これにより、この携帯端末に記憶された情
報に基づいてホームページを閲覧する(この携帯端末自
体がWWWブラウザを搭載している場合にはこの携帯端
末で閲覧し、この携帯端末自体がWWWブラウザを搭載
していない場合には、WWWブラウザを搭載している端
末にその情報を送信してその端末で閲覧する)ことがで
きるようになる。
【0016】このように、この携帯端末を使用すれば、
広告にURLが表示されているホームページが、そのU
RLを手書きまたはキー入力するという面倒な作業を行
うことなく、その広告を撮影するだけで簡単に閲覧でき
るようになる。
【0017】なお、この携帯端末の抽出手段は、一例と
して、撮像手段で撮影された画像から、連続する所定文
字数の文字列を文字認識する処理と、この所定文字数の
文字列が、URLの先頭部分に特有の文字列を含むか否
かを判断する処理と、この特有の文字列を含むことを条
件として、この画像から、この特有の文字列に後続する
文字列を認識する処理と、この特有の文字列にこの後続
する文字列を付加して、URLを表す文字列を決定する
処理とを行うように構成することが好適である。
【0018】このようにURLの先頭部分に特有の文字
列に着眼することにより、広告に表示されているURL
以外の文字がURLと一緒に撮像手段で撮影された場合
にも、それらの文字の中からURLを表す文字列だけを
抽出することができるようになる。
【0019】また、この携帯端末において、一例とし
て、抽出手段で抽出されたURLの文字列を示すキャラ
クタデータを作成する手段と、このキャラクタデータを
可視的に表示する手段をさらに備えることが好適であ
る。
【0020】それにより、広告に表示されているURL
が誤りなく抽出されて携帯端末に記憶されたかどうか
を、視覚的に確認することもできるようになる。
【0021】次に本出願人は、それぞれURLが表示さ
れた複数の広告と、各々の広告にURLが表示されたホ
ームページとして、その広告の内容自体に関する事項が
掲載されたページをトップページとするホームページを
それぞれ開設するWWWサーバーと、前述の本発明に係
る携帯端末とを含んだ広告システムを提案する。
【0022】この広告システムでは、それぞれURLが
表示された複数の広告の各々について、その広告にUR
Lが表示されたホームページとして、その広告の内容自
体に関する事項が掲載されたページをトップページとす
るホームページをそれぞれ開設するWWWサーバーが設
けられる。
【0023】この広告を見てホームページを閲覧しよう
とする者が、前述の本発明に係る携帯端末を使用して撮
像手段でこの広告を撮影し、携帯端末に記憶された情報
に基づいてこのWWWサーバーにアクセスすると、この
広告の内容自体に関する事項が掲載されたページがトッ
プページとして最初に開かれる。
【0024】このように、この広告システムによれば、
広告にURLが表示されているホームページが、その広
告を撮影するだけで簡単に閲覧できるようになり、且
つ、この広告内容自体に関する事項が掲載されたページ
だけを閲覧したい(広告主である企業や団体のトップペ
ージは特に閲覧したくない)場合にも、企業や団体のト
ップページから項目を選んでそのページにジャンプする
という面倒な作業を行うことなく、簡単にそのページを
閲覧することができる。
【0025】
【発明の実施の形態】以下、本発明を図面を用いて具体
的に説明する。
【0026】最初に、本発明に係る携帯端末の具体例を
説明する。図1は、本発明に係る携帯端末としての機能
を持たせた携帯電話の外観の一例を示す。この携帯電話
1は、ズーム機能付きのCCDカメラ2を取り付けると
ともにWWWブラウザを搭載したタイプの携帯電話であ
る。CCDカメラ2は、レンズ2aを携帯電話1の前
面, 上側, 背面のいずれの方向に向けても撮影を行える
ように回動可能に取り付けられている。
【0027】携帯電話1内において携帯電話1の全体を
制御するマイコロコンピュータには、CCDカメラ2で
撮影が行われたことに基づいて図2に示すような処理を
実行するプログラムがインストールされている。
【0028】この処理では、最初に、CCDカメラ2で
撮影された画像を、携帯電話1内のメモリに記憶する
(ステップS1)。
【0029】続いて、この画像から、文字認識アルゴリ
ズム(望ましくは、文字や写真や図が混在した画像か
ら、認識対象の文字を抽出することができるもの)を用
いて文字認識を行うことにより、連続している(文字と
文字との間に1文字分以上のブランクが存在していな
い)7文字分の文字列を探す(ステップS2)。そし
て、この文字列がみつかったか否かを判断する(ステッ
プS3)。
【0030】ノーであれば、そのまま処理を終了する。
他方イエスであれば、そのみつかった文字列の中に、一
般的にURLの先頭部分に用いられている文字列である
‘http:// ’が存在するか否かを判断する(ステップS
4)。
【0031】イエスであれば、この画像から、この文字
列‘http:// ’として認識した文字列の後に連続してい
る文字(文字が途絶えたり1文字分以上のブランクがあ
いたりする手前までの文字)を、文字認識アルゴリズム
を用いて認識する(ステップS5)。そして、ステップ
S5で認識した文字列の先頭に‘http:// ’を付加した
文字列を、URLとして決定する(ステップS6)。
【0032】続いて、この決定したURLを示すキャラ
クタデータを作成し(ステップS7)、そのキャラクタ
データを携帯電話1のディスプレイに表示させる(ステ
ップS8)。また、携帯電話1のスピーカから、URL
を抽出したことを告知するための所定の音声を発生させ
る(ステップS9)。
【0033】続いて、この決定したURLを、WWWブ
ラウザのブックマーク機能(お気に入りのURLを登録
する機能)を用いてブックマークに追加させる(ステッ
プS10)。そして処理を終了する。
【0034】他方、ステップS4でノーとなった場合に
は、みつかった文字列の中に、URLを略記する際に先
頭部分に用いられている文字列である‘www.’を含むも
のが存在するか否かを認識する(ステップS11)。
【0035】イエスであれば、この画像から、この文字
列‘www.’として認識した文字列の後に連続している文
字(文字が途絶えたり1文字分以上のブランクがあいた
りする手前までの文字)を、文字認識アルゴリズムを用
いて認識する(ステップS12)。そして、ステップS
12で認識した文字列の先頭に‘http://www. ’を付加
した文字列を、URLとして決定する(ステップS1
3)。そして前述のステップS7に移る。
【0036】他方、ステップS11でもノーとなった場
合には、そのまま処理を終了する。
【0037】このマイクロコンピュータがこの図2の処
理以外に実行する処理は、既存の同タイプの(CCDカ
メラを取り付けるとともにWWWブラウザを搭載した)
携帯電話における処理と同様である。
【0038】また、携帯電話1のハードウェア構成自体
も、既存の同タイプの携帯電話と同様である。(ただ
し、CCDカメラ2の画素数は、CCDカメラ2で撮影
された画像から文字を認識することを考慮して、既存の
携帯電話に取り付けられるCCDカメラよりも多くする
ことが望ましい。)
【0039】この携帯電話1を、広告にURLが表示さ
れているホームページを閲覧するために使用する方法
は、次の通りである。
【0040】図3に例示するように‘http://www. ○
○.co.jp’というURL11aが表示されている車内広
告(電車の中吊りのポスター広告)11を見て、そのホ
ームページを閲覧しようとする者は、携帯電話1を使用
して、広告11のうちこのURL11aが表示されてい
る部分にCCDカメラ2のレンズ2aを向け、この部分
をズームして撮影する(図に破線の枠で示すあたりが画
角にはいるように撮影する)。
【0041】すると、図2の処理が開始され、ステップ
S1〜S3で文字列‘http:// ’が認識されるので、ス
テップS4でイエスとなる。したがって、ステップS5
で文字列‘www.○○.co.jp’が認識され、ステップS6
で文字列‘http://www. ○○. co.jp ’がURLとして
決定される。
【0042】続いて、ステップS7〜S9で、図4に示
すように‘http://www. ○○.co.jp’のキャラクタデー
タが携帯電話1のディスプレイに表示されるとともに、
URLの抽出が終了したことを告げる音声が携帯電話1
のスピーカから発生する。
【0043】そして、ステップS10で、URL‘htt
p://www. ○○.co.jp’が携帯電話1のWWWブラウザ
でブックマークに追加される。
【0044】これにより、携帯電話1のWWWブラウザ
でそのホームページを閲覧することができる。
【0045】他方、図5に示すように‘www.□□.co.j
p’というURL12aが表示されている雑誌広告12
を見て、そのホームページを閲覧しようとする者は、携
帯電話1を使用して、広告12のうちこのURL12a
が表示されている部分にCCDカメラ2のレンズ2aを
向け、この部分をズームして撮影する(図に破線の枠で
示すあたりが画角にはいるように撮影する)。
【0046】すると、図2の処理が開始され、ステップ
S1〜S3で文字列‘http:// ’は認識されないが文字
列‘www.’が認識されるので、ステップS4はノーとな
るがステップS11でイエスとなる。したがって、ステ
ップS12で文字列‘□□.co.jp’が認識され、ステッ
プS13で文字列‘http://www. □□.co.jp’がURL
として決定される。
【0047】続いて、ステップS7〜S9で、図6に示
すように‘http://www. □□.co.jp’のキャラクタデー
タが携帯電話1のディスプレイに表示されるとともに、
URLの抽出が終了したことを告げる音声が携帯電話1
のスピーカから発生する。
【0048】そして、ステップS10で、URL‘htt
p://www. □□.co.jp’が携帯電話1のWWWブラウザ
でブックマークに追加される。
【0049】これにより、携帯電話1のWWWブラウザ
でそのホームページを閲覧することができる。
【0050】このように、この携帯電話1を使用すれ
ば、広告にURLが表示されているホームページが、そ
のURLを手書きまたはキー入力するという面倒な作業
を行うことなく、その広告をCCDカメラ2で撮影する
だけで簡単に閲覧可能になる。
【0051】また、URLを表す文字列を、‘http://
’や‘www.’といったURLの先頭部分に特有の文字
列に着眼して抽出するので、広告に表示されているUR
L以外の文字をURLと一緒にCCDカメラ2で撮影し
てしまった場合(例えば図3の広告11でURL11a
の上側の文字‘期間○○○’も撮影してしまったとき)
にも、それらの文字の中から、URLを表す文字列だけ
を抽出することができる。
【0052】また、抽出されたURLのキャラクタデー
タが携帯電話1のディスプレイに表示されるので、広告
に表示されているURLが誤りなく抽出されたかどうか
を視覚的に確認することもできる。(例えばURLが小
さく表示されたり広告中の写真や図形と重なって表示さ
れたりしている場合には、文字認識が正確に行われない
ことを原因としてURLが誤って抽出される事態が生じ
得るので、そうした事態の有無を確認することができ
る。)
【0053】次に、本発明に係る広告システムの具体例
を説明する。図7は、本発明に係る広告システムの構成
要素であるWWWサーバーの一例を示す。このWWWサ
ーバー21は、広告用ホームページの開設の受託業務を
行う企業(企業Aとする)が、インターネット上に設け
たものである。ここで説明する広告システムは、このW
WWサーバー21と、後に図8〜図11に例示するよう
な広告と、前述の図1の携帯電話1とで構成される。
【0054】企業Aは、車内広告や看板広告や雑誌広告
やテレビ広告を行おうとする企業や団体(広告主)か
ら、広告用ホームページの開設を受託する。
【0055】そして、受託した個々の広告案件につい
て、WWWサーバー21内にその広告専用の領域(ディ
レクトリ)を割り当てる。
【0056】図7には、一例として、コンサートホール
を運営する団体Bから受託した○○フィルハーモニーの
クラシックコンサートの広告案件にディレクトリad0
01を割り当て、電機メーカーCから受託したテレビジ
ョンの広告案件にディレクトリad002を割り当て、
同じ電機メーカーCから受託したパーソナルコンピュー
タの広告案件にディレクトリad003を割り当て、ス
ポーツ競技場を運営する団体Dから受託したプロサッカ
ーチーム○○VS□□のサッカーの試合の広告案件にデ
ィレクトリad004を割り当てた様子を示している。
【0057】企業Aは、これらの企業や団体から、個々
の広告案件について、その広告内容自体に関する事項を
掲載したHTML文書をインターネット経由で送信して
もらう。(あるいは、企業や団体からの委託により企業
A側でこうしたHTML文書自体の作成も行ってもよ
い)。
【0058】このHTML文書の内容は、車内広告や看
板広告や雑誌広告やテレビ広告などで掲載する内容をさ
らに詳細にしたものであってもよいし、あるいは車内広
告や看板広告や雑誌広告やテレビ広告などで掲載する内
容と全く同じであってもよい。
【0059】すなわち、例えばクラシックコンサートの
広告において、車内広告で演奏者や会場や日時や料金を
掲載する場合には、HTML文書の内容は、演奏者や会
場や日時や料金を掲載するとともに演奏者のプロフィー
ルなどを掲載するものであってもよいし、あるいは、車
内広告と同じく演奏者や会場や日時や料金だけを掲載す
るものであってもよい。
【0060】また、例えば電機製品の広告において、車
内広告で電機製品の外観を掲載するとともに製品の構成
や仕様を簡略に掲載する場合には、HTML文書の内容
は、製品の外観を掲載するとともに製品の構成や仕様を
詳細に掲載するものであってもよいし、あるいは、車内
広告と同じく製品の外観を掲載するとともに製品の構成
や仕様を簡略に掲載するものであってもよい。
【0061】企業Aは、このHTML文書をトップペー
ジとするホームページを、WWWサーバー21内のその
広告専用のディレクトリに置く。
【0062】すなわち、前述のコンサートホール運営団
体Bから送信された○○フィルハーモニークラシックコ
ンサートについてのHTML文書をトップページとする
ホームページを、ディレクトリad001に置く。ま
た、前述の電機メーカーCから送信されたテレビジョン
についてのHTML文書をトップページとするホームペ
ージを、ディレクトリad002に置く。また、この電
機メーカーCから送信されたパーソナルコンピュータに
ついてのHTML文書をトップページとするホームペー
を、ディレクトリad003に置く。また、前述のスポ
ーツ競技場運営団体Dから送信された○○VS□□のサ
ッカーの試合の広告案件についてのHTML文書をトッ
プページとするホームページを、ディレクトリad00
4に置く。
【0063】これにより、WWWサーバー21のサイト
名が‘www.xxx.co.jp ’であるとすると、団体Bの○○
フィルハーモニークラシックコンサートの広告用のホー
ムページのURLは‘http://www.xxx.co.jp/ad001’に
なり、メーカーCのテレビジョンの広告用のホームペー
ジのURLは‘http://www.xxx.co.jp/ad002’になり、
メーカーCのパーソナルコンピュータの広告用のホーム
ページのURLは‘http://www.xxx.co.jp/ad003’にな
り、団体Dの○○VS□□のサッカーの試合の広告用の
ホームページのURLは‘http://www.xxx.co.jp/ad00
4’になる。
【0064】企業Aは、このURLを、委託を行った企
業や団体に通知する。
【0065】委託を行った企業や団体は、委託した広告
案件について、この通知されたURLを表示した広告
(車内広告や看板広告や雑誌広告やテレビ広告)を行お
う。その際、広告を見る者が図1の携帯電話1を使用す
ることを前提として、URLを大きく鮮明に表示する
(さらに望ましくは、URLを広告中の他の写真や図や
文字と重なったり近づきすぎたりしないようにして表示
する)。
【0066】図8〜図11は、こうした過程を経て行わ
れた広告を例示するものである。コンサートホールの運
営団体Bが行った○○フィルハーモニーのクラシックコ
ンサートの広告31には、‘http://www.xxx.co.jp/ad0
01’というURL31aが表示されている(図8)。電
機メーカーCのテレビジョンの広告32には、‘http:/
/www.xxx.co.jp/ad002’というURL32aが表示され
ている(図9)。電機メーカーCのパーソナルコンピュ
ータの広告33には、‘http://www.xxx.co.jp/ad003’
というURL33aが表示されている(図10)。スポ
ーツ競技場運営団体Dの○○VS□□のサッカーの試合
の広告34には、‘http://www.xxx.co.jp/ad004’とい
うURL34aが表示されている(図11)。
【0067】この広告システムにおいて、広告を見た者
が、広告にURLが表示されているホームページを閲覧
するまでの手順は、次の通りである。
【0068】この広告システムを構成する広告を見てホ
ームページを閲覧しようとする者は、広告のうちURL
が表示されている部分を、携帯電話1を使用して、図3
や図5を用いて説明したのと同じようにして撮影する。
【0069】その際、URLが大きく鮮明に表示されて
いるので、URLを撮影しやすくなっている。
【0070】こうして撮影を行うと、前述の図2の処理
により、このURLのキャラクタデータが携帯電話1の
ディスプレイに表示されるとともにURLの抽出が終了
したことを告げる音声が携帯電話1のスピーカから発生
し、このURLが携帯電話1のWWWブラウザでブック
マークに追加される。
【0071】この処理の際にも、大きく鮮明に表示され
たURLが撮影されているので、文字認識の精度が高く
なる。
【0072】このディスプレイの表示からURLが誤り
なく抽出されたことを確認すると、携帯電話1のWWW
ブラウザで、このブックマークされたURLを選択す
る。
【0073】すると、携帯電話1からWWWサーバー2
1にアクセスされて、携帯電話1でホームページが開か
れる。
【0074】すなわち、例えば図8の○○フィルハーモ
ニークラシックコンサートの広告31を見た者がこうし
た手順を経た場合には、WWWサーバー21のディレク
トリad001に置かれている、○○フィルハーモニー
クラシックコンサート自体に関する事項を掲載したホー
ムページ(トップページ)が最初に開かれる。
【0075】また、例えば図9のテレビジョンの広告3
2を見た者がこうした手順を経た場合には、WWWサー
バー21のディレクトリad002に置かれている、テ
レビジョン自体に関する事項を掲載したホームページ
(トップページ)が最初に開かれる。
【0076】また、例えば図10のテレビジョンの広告
33を見た者がこうした手順を経た場合には、WWWサ
ーバー21のディレクトリad003に置かれている、
パーソナルコンピュータ自体に関する事項を掲載したホ
ームページ(広告32のテレビジョンと同じメーカーC
の製品であるが、テレビジョンのホームページとは独立
した別のトップページ)が最初に開かれる。
【0077】また、例えば図11の○○VS□□のサッ
カーの試合の広告34を見た者がこうした手順を経た場
合には、WWWサーバー21のディレクトリad004
に置かれている、○○VS□□のサッカーの試合自体に
関する事項を掲載したホームページ(トップページ)が
最初に開かれる。
【0078】このように、この広告システムによれば、
広告にURLが表示されているホームページが、その広
告を携帯電話1のCCDカメラ2で撮影するだけで簡単
に閲覧できるようになり、且つ、この広告内容自体に関
する事項が掲載されたページだけを閲覧したい(広告主
である企業や団体のトップページは特に閲覧したくな
い)場合にも、企業や団体のトップページから項目を選
んでそのページにジャンプするという面倒な作業を行う
ことなく、簡単にそのページを閲覧することができる。
【0079】なお、以上の例では、携帯電話1内のマイ
クロコンピュータが、広告からURLを抽出する処理と
して、最初に所定文字数の文字列を文字認識してその文
字列の中から‘http:// ’や‘www.’を検索した後、そ
れに続く文字を文字認識するという処理を行っている。
しかし、別の例として、最初に全ての文字を文字認識し
ておいて、その後で、それらの文字の中から、先頭部分
に‘http:// ’や‘www.’を有する文字列を検索するよ
うにしてもよい。
【0080】また、本発明に係る携帯端末としての機能
を持たせる携帯電話の外観は、図1に示したものとは異
なっていてもよいことはもちろんである。
【0081】また、以上の例では携帯電話に本発明に係
る携帯端末としての機能を持たせているが、PDA(携
帯情報端末)にこの携帯端末としての機能を持たせても
よい。WWWブラウザを搭載していないPDAに本発明
に係る携帯端末としての機能を持たせる場合には、例え
ば、広告から抽出したURLをテキストデータとしてP
DA内のメモリに記憶するようにすればよい。それによ
り、WWWブラウザを搭載した端末(パーソナルコンピ
ュータや携帯電話)にこのテキストデータを転送して、
その端末でホームページを閲覧することができるように
なる。
【0082】また、以上の例では、広告用のホームペー
ジのURLを、広告用ホームページ開設受託企業AのU
RLである‘http://www.xxx.co.jp’をもとにして‘ht
tp://www.xxx.co.jp/ad001’〜‘http://www.xxx.co.jp
/ad004’としている。しかし、別の例として、広告主で
ある団体B, メーカーC, 団体DのURLにそれぞれデ
ィレクトリとしてad001, ad002及びad00
3, ad004を付加したものを広告用のホームページ
のURLとしてもよい。
【0083】また、以上の例では、広告主とは別の企業
AのWWWサーバー21に広告用のホームページを開設
している。しかし、別の例として、こうした別の企業を
介在させずに、広告主自身のWWWサーバーに広告用の
ホームページを開設するようにしてもよい。
【0084】また、本発明は、以上の例に限らず、本発
明の要旨を逸脱することなく、その他様々の構成をとり
うることはもちろんである。
【0085】
【発明の効果】以上のように、本発明に係る携帯端末に
よれば、広告にURLが表示されているホームページ
が、そのURLを手書きまたはキー入力するという面倒
な作業を行うことなく、その広告を撮影するだけで簡単
に閲覧できるようになるという効果が得られる。
【0086】また、広告に表示されているURL以外の
文字がURLと一緒に撮影された場合にも、それらの文
字の中からURLを表す文字列だけを抽出することがで
きるという効果が得られる。
【0087】また、広告に表示されているURLが誤り
なく抽出されて携帯端末に記憶されたかどうかを、視覚
的に確認することができるという効果も得られる。
【0088】次に、本発明に係る広告システムによれ
ば、広告にURLが表示されているホームページが、そ
の広告を撮影するだけで簡単に閲覧できるようになり、
且つ、この広告内容自体に関する事項が掲載されたペー
ジだけを閲覧したい(広告主である企業や団体のトップ
ページは特に閲覧したくない)場合にも、企業や団体の
トップページから項目を選んでそのページにジャンプす
るという面倒な作業を行うことなく、簡単にそのページ
を閲覧することができるという効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る携帯端末としての機能を持たせた
携帯電話の外観の一例を示す図である。
【図2】図1の携帯電話内のマイクロコンピュータが実
行する処理を示すフローチャートである。
【図3】図1の携帯電話の使用例を示す図である。
【図4】図3の広告を撮影した際の図1の携帯電話のデ
ィスプレイの表示を示す図である。
【図5】図1の携帯電話の使用例を示す図である。
【図6】図5の広告を撮影した際の図1の携帯電話のデ
ィスプレイの表示を示す図である。
【図7】本発明に係る広告システムを構成するWWWサ
ーバーを例示する図である。
【図8】図7の団体Bが行う広告を例示する図である。
【図9】図7のメーカーCが行う広告を例示する図であ
る。
【図10】図7のメーカーCが行う広告を例示する図で
ある。
【図11】図7の団体Dが行う広告を例示する図であ
る。
【符号の説明】
1 携帯電話、 2 CCDカメラ、 11, 12, 3
1〜34 広告、 11a, 12a, 31a〜34a
広告に表示されたURL、 21WWWサーバー
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) G06F 17/60 336 G06F 17/60 336 504 504 506 506 G06K 9/00 G06K 9/00 S

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 撮像手段と、 前記撮像手段で撮影された画像から、ホームページアド
    レスを表す文字列を抽出する抽出手段と、 前記抽出手段で抽出された文字列を示す情報を記憶する
    手段とを備えたことを特徴とする携帯端末。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載の携帯端末において、 前記抽出手段は、 前記撮像手段で撮影された画像から、連続する所定文字
    数の文字列を文字認識する処理と、 前記所定文字数の文字列が、ホームページアドレスの先
    頭部分に特有の文字列を含むか否かを判断する処理と、 前記特有の文字列を含むことを条件として、前記画像か
    ら、前記特有の文字列に後続する文字列を認識する処理
    と、 前記特有の文字列に前記後続する文字列を付加して、ホ
    ームページアドレスを表す文字列を決定する処理とを行
    うことを特徴とする携帯端末。
  3. 【請求項3】 請求項1または2に記載の携帯端末にお
    いて、 前記抽出手段で抽出されたホームページアドレスの文字
    列を示すキャラクタデータを作成する手段と、 前記キャラクタデータを可視的に表示する手段をさらに
    備えたことを特徴とする携帯端末。
  4. 【請求項4】 それぞれホームページアドレスが表示さ
    れた複数の広告と、 各々の前記広告にホームページアドレスが表示されたホ
    ームページとして、該広告の内容自体に関する事項が掲
    載されたページをトップページとするホームページをそ
    れぞれ開設するWWWサーバーと、 撮像手段と、該撮像手段で撮影された画像から、ホーム
    ページアドレスを表す文字列を抽出する抽出手段と、該
    抽出手段で抽出された文字列を示す情報を記憶する手段
    とを備えた携帯端末とを含んだことを特徴とする広告シ
    ステム。
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