JP2002364609A - 伸縮装置の回転防止装置 - Google Patents
伸縮装置の回転防止装置Info
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- JP2002364609A JP2002364609A JP2001170720A JP2001170720A JP2002364609A JP 2002364609 A JP2002364609 A JP 2002364609A JP 2001170720 A JP2001170720 A JP 2001170720A JP 2001170720 A JP2001170720 A JP 2001170720A JP 2002364609 A JP2002364609 A JP 2002364609A
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Abstract
と。 【解決手段】複数の円筒部材11が入れ子式に摺動して
伸縮可能に構成される伸縮装置の回転防止装置であっ
て、半径方向の内側と外側で互いに隣合う2つの円筒部
材11の間に円筒状のスペーサ21が挿入されており、
スペーサ21には、軸方向に延び且つ表裏に貫通するキ
ー溝に嵌まり込み且つ当該キー溝から半径方向両側に突
出するキー部材41が設けられ、キー部材41は、その
半径方向に突出した部分が2つの円筒部材11に設けら
れたキー溝45,46に嵌まり込んで周方向に相対回転
不能に係合しており、2つの円筒部材11に設けられた
キー溝45,46の少なくとも一方が軸方向に延びて、
2つの円筒部材11が軸方向に相対移動可能に構成され
ている。
Description
入れ子式に摺動して伸縮可能に構成される伸縮装置の回
転防止装置に関する。
摺動して伸縮駆動するテレスコープ式のシリンダ装置が
用いられている。
状のシリンダが用いられるので、そのままでは周方向に
回転してしまう可能性がある。そのため、これを例えば
高さ調整の可能な支柱として用いるときには、回転を防
止するための装置を併用する必要がある。
いては、角筒が入れ子式に摺動して伸縮移動する装置
を、当該シリンダ装置と平行に配置して連結したり、ま
たはそのような回転防止装置の中に当該シリンダ装置を
挿入して一体的に伸縮駆動するように構成する。
いては、回転防止装置の構造が複雑で、形状寸法が大き
いため、全体の装置が大掛かりなものとなっていた。
リンダを用いて回転しないように構成することも可能で
あるが、そうした場合には流体漏れを防ぐためのシール
を完全にすることが難しい。また、メンテナンス上の問
題もある。
ので、シリンダ装置などに適用して回転を防止すること
のできる構造の簡単な回転防止装置を提供することを目
的とする。
る装置は、複数の円筒部材が入れ子式に摺動して伸縮可
能に構成される伸縮装置の回転防止装置であって、半径
方向の内側と外側で互いに隣合う2つの前記円筒部材の
間に円筒状のスペーサが挿入されており、前記スペーサ
には、軸方向に延び且つ表裏に貫通するキー溝に嵌まり
込み且つ当該キー溝から半径方向両側に突出するキー部
材が設けられ、前記キー部材は、その半径方向に突出し
た部分が前記2つの円筒部材に設けられたキー溝に嵌ま
り込んで周方向に相対回転不能に係合しており、前記2
つの円筒部材に設けられたキー溝の少なくとも一方が軸
方向に延びて、前記2つの円筒部材が軸方向に相対移動
可能に構成されている。
側の円筒部材のキー溝は、先端部の内周面に設けられて
おり、且つ、前記キー部材とキー溝とが軸方向に係合し
てスペーサが軸方向に固定されている。
リンダ装置1の外形を示す正面図、図2はシリンダ装置
1を伸長した状態を示す正面図、図3はシリンダ装置1
の上面図、図4はシリンダ装置1の先端側を拡大して示
す断面図、図5はシリンダ装置1の下端側を拡大して示
す断面図、図6は円筒部材の先端部を示す斜視図、図7
はスペーサの斜視図、図8はキー部材の斜視図、図9は
球状体によるキー部材の斜視図である。
最も外側から内側まで順に入れ子式に挿入された7つの
筒部材11a〜11g、それぞれの筒部材11a〜11
gの先端部に設けられたカバー部材12a〜12gなど
からなる。
材11a〜11gからなる6段のテレスコープ式のもの
である。このようなテレスコープ式のシリンダ装置それ
自体の構造および動作については公知であるので、ここ
での説明は省略する。なお、いずれかの段または全ての
段について言うときには、a,b,cなどの符号を省略
することがある。
材11の先端部外周面には雄ねじが設けられ、これがカ
バー部材12の内周面に設けられた雌ねじに螺合するこ
とにより、それらが一体に固定される。なお、円筒部材
11とカバー部材12の間には、スリーブ40の先端部
が挟み込まれている。スリーブ40は、円筒部材11の
外周面との摺動性を良好にするための摺動軸受けの役目
を果たす。
カバー部材13aがねじ結合によって取り付けられる。
他の円筒部材11b〜11gの下端部には、ピストン部
材13b〜13gがねじ結合によって取り付けられる。
各ピストン部材13には、摺動のためのウエアリング1
6、およびシールのためのパッキン17などが装着され
る。なお、図示は省略したが、圧流体を給排するための
ポートが適当な位置に設けられている。
の円筒部材11fと11g、11eと11f…などの間
に、円筒状のスペーサ21が挿入される。なお、それぞ
れの2つの円筒部材の間に挿入されるスペーサ21の構
造はほぼ同じであるので、それぞれに同じ符号を付し、
そのうちの1つについて説明する。
1には、軸方向に延び且つ表裏に貫通するキー溝31が
設けられる。キー溝31には、そこに丁度嵌まり込み、
且つ半径方向両側に突出するキー部材41が設けられ
る。キー溝31の長さ、つまりキー部材41の長さは、
キー部材41、キー溝31(スペーサ21)、キー溝4
5,46(円筒部材11)の強度などに応じて、回転外
力に充分に耐えられるようにしておけばよい。つまり、
キー部材41の長さを必要なだけ長くすることができ
る。
部分が、その両側の各円筒部材11fと11g、11e
と11f…などに設けられたキー溝45,46に嵌まり
込む。これによって、隣合う円筒部材11fと11g、
11eと11f…、および各スペーサ21が、周方向に
相対回転不能に係合する。
面に、キー溝46は円筒部材11の外周面に設けられ
る。いずれのキー溝45,46も、各円筒部材11の先
端面に開放されるように設けられる。
45の軸方向の長さは、シリンダ装置1が組み立てられ
たときに、スペーサ21が余り移動しないよう、キー部
材41が丁度嵌まり込む長さである。これにより、スペ
ーサ21は、外側の円筒部材11に対して軸方向にほぼ
一定の位置に固定される。
46の軸方向の長さは、下端部にピストン部材13が設
けられている近辺まで延びる。したがって、内側の円筒
部材11は、スペーサ21およびキー部材41に対し
て、各ストロークの全長にわたって軸方向に相対移動可
能である。
する。シリンダ室に圧流体を供給することにより、シリ
ンダ装置1は伸長駆動する。圧流体を排出することによ
り、シリンダ装置1は収縮駆動する。その間において、
それぞれのスペーサ21に設けられたキー部材41は、
それぞれの円筒部材11の外周面に設けられたキー溝4
6の中を摺動する。半径方向の内側と外側で隣合うそれ
ぞれの円筒部材11は、キー部材41によって周方向に
相対回転しないように規制されているので、全体とし
て、円筒部材11の回転が防止される。キー部材41の
長さを適当なだけ長くできるので、キー部材41を摩耗
に強い充分な強度のものとし、また、強い回転外力に対
して充分に耐えるものとすることができる。
設けた場合には、カバー部材12を長くすることはでき
ないから、キー部材の長さも短くなり、強度および回転
の防止力の面で問題が生じる。
すことにより、スペーサ21およびキー部材41を先端
側から引き抜き、または挿入することができる。したが
って、スペーサ21およびキー部材41の交換が容易で
あり、且つシリンダ装置1の組み立てが容易である。
トン部材13がスペーサ21の端面に当接する。つま
り、スペーサ21はストローク端のストッパの役目をも
果たす。したがって、スペーサ21の長さを調整するこ
とによって、各円筒部材11のストロークを調整するこ
とができる。
示す球状体によるキー部材42を用いてもよい。つま
り、キー部材42は、複数個の、ここでは5個の鋼球か
らなる。これらの鋼球をスペーサ21のキー溝31に入
れる。そうすると、キー溝31からはみ出した部分がキ
ー溝45,46に入る。
は、球状体が回転しながら摺動し、また点接触に近いの
で、摺動が円滑である。なお、球状体の回転をさらに円
滑にするために、球状体が循環するようにしてもよい。
に1つのみ用いたが、周方向の等角度位置に、2個、ま
たは3個など、複数個を設けることとしてよい。上の実
施形態では、6段のテレスコープ式のシリンダ装置1と
したが、1段、2段、3段など、種々の段数のシリンダ
装置に適用できる。また、シリンダ装置に適用する他、
入れ子式のシリンダ、または駆動を行うことなく単に伸
縮移動のみを行う装置などにも適用することができる。
例えば、テレビなどのスタジオにおいて照明器具などを
天井から吊り下げるための伸縮装置にも適用することが
できる。
ー部材41、キー溝45,46、またはシリンダ装置1
の全体または各部の構造、形状、寸法、個数、および材
質などは、本発明の趣旨に沿って適宜変更することがで
きる。
用して回転を防止することができる。しかも、構造が簡
単である。また、キー部材の長さを必要なだけ長くでき
るので、キー部材を摩耗に強い充分な強度のものとし、
また、強い回転外力に対して充分に耐えるものとするこ
とができる。
示す正面図である。
る。
ある。
ある。
Claims (3)
- 【請求項1】複数の円筒部材が入れ子式に摺動して伸縮
可能に構成される伸縮装置の回転防止装置であって、 半径方向の内側と外側で互いに隣合う2つの前記円筒部
材の間に円筒状のスペーサが挿入されており、 前記スペーサには、軸方向に延び且つ表裏に貫通するキ
ー溝に嵌まり込み且つ当該キー溝から半径方向両側に突
出するキー部材が設けられ、 前記キー部材は、その半径方向に突出した部分が前記2
つの円筒部材に設けられたキー溝に嵌まり込んで周方向
に相対回転不能に係合しており、 前記2つの円筒部材に設けられたキー溝の少なくとも一
方が軸方向に延びて、前記2つの円筒部材が軸方向に相
対移動可能に構成されている、 ことを特徴とする伸縮装置の回転防止装置。 - 【請求項2】前記2つの円筒部材のうちの外側の円筒部
材のキー溝は、先端部の内周面に設けられており、且
つ、前記キー部材とキー溝とが軸方向に係合してスペー
サが軸方向に固定されている、 請求項1記載の伸縮装置の回転防止装置。 - 【請求項3】前記キー部材は、複数個の球状体からな
る、 請求項1記載の伸縮装置の回転防止装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2001170720A JP4698883B2 (ja) | 2001-06-06 | 2001-06-06 | 伸縮装置の回転防止装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2001170720A JP4698883B2 (ja) | 2001-06-06 | 2001-06-06 | 伸縮装置の回転防止装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
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JP2002364609A true JP2002364609A (ja) | 2002-12-18 |
JP4698883B2 JP4698883B2 (ja) | 2011-06-08 |
Family
ID=19012593
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
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JP2001170720A Expired - Lifetime JP4698883B2 (ja) | 2001-06-06 | 2001-06-06 | 伸縮装置の回転防止装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP4698883B2 (ja) |
Cited By (8)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
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-
2001
- 2001-06-06 JP JP2001170720A patent/JP4698883B2/ja not_active Expired - Lifetime
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JP4698883B2 (ja) | 2011-06-08 |
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