JP2002362413A - 自動車の車体構造 - Google Patents

自動車の車体構造

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JP2002362413A
JP2002362413A JP2001168111A JP2001168111A JP2002362413A JP 2002362413 A JP2002362413 A JP 2002362413A JP 2001168111 A JP2001168111 A JP 2001168111A JP 2001168111 A JP2001168111 A JP 2001168111A JP 2002362413 A JP2002362413 A JP 2002362413A
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Japan
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floor structure
vehicle body
vehicle
pillar
floor
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Yasushi Murakami
泰 村上
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Nissan Motor Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 車体前後部への荷重伝達性を向上できて前後
面衝突に対するエネルギー吸収の効率化を図る。 【解決手段】 前面衝突によりフロントウエストレイン
フオース1に衝突入力が軸方向に作用すると、前部ピラ
ー2を介してドアウエストレインフオース6に荷重伝達
すると共に、ドアウエストレインフオース6から中央部
ピラー5を介してフロア構成体7に荷重伝達され、車体
後部全体へ荷重を分散伝達させる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は自動車の車体構造に
関する。
【0002】
【従来の技術】従来の自動車の車体構造の中には、例え
ば特公平5−65397号公報に示されているように、
車両の前面衝突対策としてフロントコンパートメントの
車幅方向両側部に、サイドドアのインパクトビームと略
同一の高さ位置で前後方向に閉断面の補強部を配設した
ものや、特開平6−99739号公報に示されているよ
うに、車両の後面衝突対策として車体後部にサイドイン
パクトビームを前後方向に配設すると共に、バックドア
にこのサイドインパクトビームと同一高さ位置でバック
ドアインパクトビームを車幅方向に配設したものが知ら
れている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】前記従来の構造では前
者は前面衝突に、また、後者は後面衝突に対してそれぞ
れある程度のエネルギー吸収効果が期待できるとして
も、近年のように衝突安全への期待の高まりや、新衝突
基準(JNCAP)に応えるには更に大きなエネルギー
を吸収する構造が求められ、特にオフセット前面衝突時
に車体片側に大きな入力が作用した場合や、車体後面中
央に大きな入力が作用した場合における効率的な荷重伝
達性およびエネルギー吸収効果の向上には、それぞれの
補強部材の構造を強固にしたり、車体パネル板厚の増大
あるいは材料強度を上げる等を行う必要があって、コス
ト、重量面での負担が大きくなってしまい、また、衝突
エネルギーを車体変形ストロークで吸収する場合、全長
の短い車両ではストロークを十分に確保できなくなって
しまう。
【0004】そこで、本発明は車体前後部への荷重伝達
性を向上できて前後面衝突に対して効率的なエネルギー
吸収を行わせることができる自動車の車体構造を提供す
るものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】請求項1の発明にあって
は、フロントコンパートメントの車幅方向両側部で略車
体ウエストラインの高さ位置に車体前後方向に延在し
て、後端が前部ピラーに結合されたフロントウエストレ
インフオースを配設すると共に、前部ピラーと中央部ピ
ラーとに支持されるサイドドアにその前後端に亘ってド
アウエストレインフオースを前記フロントウエストレイ
ンフオースと略同一高さ位置に配設した構造において、
前記中央部ピラーよりも後方の車室後部に、前後方向が
中央部ピラーと車室後部の後壁とに跨り、車幅方向が車
室後部の左右側壁に跨る閉断面構造のフロア構成体を配
設し、該フロア構成体の少くとも前側部を前記ドアウエ
ストレインフオースと略同一高さ位置に設定したことを
特徴としている。
【0006】請求項2の発明にあっては、請求項1に記
載の中央部ピラーは、その閉断面内にドアウエストレイ
ンフオースと略同一高さ位置に水平方向のリブ壁を備え
ていることを特徴としている。
【0007】請求項3の発明にあっては、請求項1,2
に記載の自動車の車体構造であって、フロア構成体は、
その閉断面内に上下壁を連設する複数のリブ壁を備え、
フロア構成体の略前半部では前記リブ壁の配置を前後方
向入力を剪断方向で受ける配置に設定する一方、フロア
構成体の略後半部では前記リブ壁の配置を前後方向入力
に対してフロア構成体の前後方向の座屈変形を許容する
配置に設定したことを特徴としている。
【0008】請求項4の発明にあっては、請求項1〜3
に記載の自動車の車体構造であって、フロア構成体の略
後半部に、前後方向入力に対してフロア構成体に前後方
向の座屈変形を誘起させる易屈曲部を設けたことを特徴
としている。
【0009】請求項5の発明にあっては、請求項1〜4
に記載の自動車の車体構造であって、フロア構成体の車
幅方向両側部を、車体のリヤストラットタワー上に結合
したことを特徴としている。
【0010】請求項6の発明にあっては、請求項1〜5
に記載のフロア構成体の下側にパワーユニットを搭載し
たことを特徴としている。
【0011】請求項7の発明にあっては、請求項1〜6
に記載の自動車の車体構造であって、フロア構成体を車
体に対して着脱自在に締結固定したことを特徴としてい
る。
【0012】
【発明の効果】請求項1に記載の発明によれば、車両の
前面衝突時にフロントウエストレインフオースに軸方向
に衝突入力が作用すると、前部ピラーを介してドアウエ
ストレインフオースに荷重伝達すると共に、該ドアウエ
ストレインフオースから中央部ピラーを介して車室後部
の閉断面構造のフロア構成体に荷重伝達されて、該フロ
ア構成体によって車体後部全体へ荷重を分散伝達させる
ことができる。
【0013】このため、荷重の分散伝達を車体の前部か
ら後部の全領域に亘って効率的に行えて衝突エネルギー
を吸収して車体前部の前後方向の変形量を少なく抑える
ことができ、従って、車体全長が短かく車体前部の潰れ
ストローク量を十分確保しにくい車両にあってもエネル
ギー吸収効果を高めることができる。
【0014】また、車両の後面衝突時は荷重伝達が前述
とは逆行して同様に車体全体に効率的に荷重を分散伝達
でき、しかも、車体の後面中央に衝突入力が作用する場
合であっても閉断面構造のフロア構成体が座屈変形する
ことで車室後部の変形量を少なく抑えた上で効率よくエ
ネルギー吸収することができる。
【0015】この結果、車両の前面衝突、後面衝突の何
れに対しても車室の居住空間を十分に確保してエネルギ
ー吸収を行わせることができる。
【0016】請求項2に記載の発明によれば、請求項1
の発明の効果に加えて、前後方向衝突入力の発生時に、
中央部ピラーの局部的な変形を防止して、ドアウエスト
レインフオースとフロア構成体相互の前後方向の荷重伝
達を効率よく行わせることができる。
【0017】請求項3に記載の発明によれば、請求項
1,2の発明の効果に加えて、フロア構成体の略前半部
を荷重の高伝達領域に、略後半部を圧潰領域に区分する
ことができるため、荷重の分散伝達性を高められると共
に、後面衝突に対して車室後部の潰れ変形領域をほぼ確
定することができる。
【0018】請求項4に記載の発明によれば、請求項1
〜3の発明の効果に加えて、後面衝突時にフロア構成体
の略後半部の前後方向の座屈変形をスムーズに行わせ
て、エネルギー吸収効果を高めることができる。
【0019】請求項5に記載の発明によれば、請求項1
〜4の発明の効果に加えて、閉断面構造のフロア構成体
が左右のリヤストラットタワー間に跨るストラットタワ
ーバーとして機能して、リヤサスペンション入力による
リヤストラットタワーの内倒れ変形を防止でき、操縦安
定性を高めることができる。
【0020】請求項6に記載の発明によれば、請求項1
〜5の発明の効果に加えて、閉断面構造のフロア構成体
がその下側に搭載したパワーユニットの遮音壁、遮熱壁
として機能し、車室後部の遮音性と断熱性とを格段に高
めることができる。
【0021】請求項7に記載の発明によれば、請求項1
〜6の発明の効果に加えて、閉断面構造のフロア構成体
を容易に取外すことができて、該フロア構成体の下方の
各種搭載部品のメンテナンスを容易に行うことができ
る。
【0022】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施形態を図面と
共に詳述する。
【0023】図1〜3において、1は車体Vのフロント
コンパートメントF・Cの車幅方向両側部に配設された
フロントウエストレインフオースを示し、該フロントウ
エストレインフオース1はフードリッジパネルの上端部
に車体前後方向に延在する閉断面のフードリッジレイン
フオースとして構成され、該フロントウエストレインフ
オース1は丁度車体ウエストラインの高さ位置に設定さ
れていて、後端を車体Vの上下方向骨格メンバである前
部ピラー2に結合してある。
【0024】3は前端部がドアヒンジ4により前部ピラ
ー2に支持され、後端部が車体Vの上下方向骨格メンバ
である中央部ピラー5に図外のドアロック装置を介して
支持されたサイドドアを示し、該サイドドア3内にはそ
の前後端に亘ってドアウエストレインフオース6を前記
フロントウエストレインフオース1と同一高さ位置に配
設してある。
【0025】このドアウエストレインフオース6はサイ
ドドア3内に前後方向に設けられるインパクトビームを
用いることができ、該ドアウエストレインフオース6と
フロントウエストレインフオース2は図2に示すように
平面視して車幅方向にほぼ整合して配置して、前後方向
にほぼ同軸線上に揃うような配置としてある。
【0026】前部ピラー2および中央部ピラー5は何れ
もピラーインナとピラーアウタとで閉断面に形成され、
これらピラーインナ、ピラーアウタは金属パネルのプレ
ス成形品あるいはアルミ合金等の軽量金属材料からなる
鋳造品を用いることができる。
【0027】そして、前記中央部ピラー5よりも後方の
車室後部に、前記ドアウエストレインフオース6と略同
一高さ位置にフロア構成体7を配設してある。
【0028】このフロア構成体7は上、下壁8,9と、
これら上、下壁8,9を連設する複数のリブ壁10とを
備え、例えばアルミ合金等の軽量金属材料をもって車幅
方向に閉断面に押出し成形してある。
【0029】フロア構成体7は前記高さ位置で、前後方
向が中央部ピラー5の後面と車室後部の後壁であるリヤ
エンドパネル11に跨り、車幅方向が車室後部の左右側
壁であるリヤサイドインナパネル12に跨って配置され
ている。
【0030】具体的には、シートバックサポートパネル
13の上端と、リヤエンドパネル11およびリヤサイド
インナパネル12には、それぞれフロア取付フランジ1
3a,11a,12aが設けられ、これら取付フランジ
13a,11a,12a上にフロア構成体7を載置する
と共に、フロア構成体7の前端両側部を中央部ピラー5
の後面に当接させて、該取付フランジ13a,11a,
12a上にボルト・ナット14により着脱自在に取付け
てある。
【0031】また、本実施形態ではリヤホイールハウス
15に設けられてリヤサスペンションストラット17の
上端を連結支持するリヤストラットタワー16の上面高
さを取付フランジ12aと同一に設定して、フロア構成
体7を左右のリヤストラットタワー16上にもボルト・
ナット14により着脱自在に取付けてあり、該フロア構
成体7の下側の空間部にリヤエンジン等、図外のパワー
ユニットを搭載するようにしている。
【0032】前後フロア構成体7のリブ壁10のうち、
該フロア構成体7の略前半部領域、具体的にはリヤスト
ラットタワー16に固定される中央位置から前方の領域
では、複数のリブ壁10Fが前後方向入力を剪断方向で
受けるように図4に示す如く斜交して前後方向に連続す
る配置としてあり、また、フロア構成体7の略後半部領
域では、複数のリブ壁10Rが前後方向入力に対してフ
ロア構成体7の前後方向の座屈変形を許容するように、
これらリブ壁10Rを垂直に配置して縦リブ壁としてあ
る。
【0033】また、このフロア構成体7の略後半部領域
には、前後方向入力に対してフロア構成体7に前後方向
の座屈変形を誘起させる易屈曲部18を設けてあり、本
実施形態では前後の縦リブ壁10R間で上、下壁8,9
にそれぞれ折れビード18aを設けて易屈曲部としてあ
る。
【0034】一方、前記中央部ピラー5には、その閉断
面内にドアウエストレインフオース6と略同一高さ位置
に水平方向のリブ壁、即ち、横リブ壁19を設けてあ
る。
【0035】この横リブ壁19はドアウエストレインフ
オース6の高さ領域で上下複数枚設けることが好まし
く、そのうちの1つはフロア構成体7の高さ位置に整合
させることがより好ましい。
【0036】以上の実施形態の構造によれば、車両のフ
ルラップ、オフセットの何れの前面衝突時にあっても、
フロントウエストレインフオース1に軸方向に衝突入力
が作用すると、前部ピラー2を介してドアウエストレイ
ンフオース6に荷重伝達すると共に、該ドアウエストレ
インフオース6から中央部ピラー5を介して車室後部の
閉断面構造のフロア構成体7に荷重伝達されて、該フロ
ア構成体7によって車体後部全体へ荷重を分散伝達させ
ることができる。
【0037】この荷重の伝達、分散状態を図2に矢印で
示している。
【0038】このため、荷重の分散伝達を車体Vの前部
から後部の全領域に亘って効率的に行えて衝突エネルギ
ーを吸収して車体前部の前後方向の変形量を少なく抑え
ることができ、従って、車体全長が短かく車体前部の潰
れストローク量を十分確保しにくい車両であってもエネ
ルギー吸収効果を高めることができる。
【0039】また、車両の後面衝突時は荷重伝達が前述
とは逆行して同様に車体全体に効率的に荷重を分散伝達
でき、しかも、車体の後面中央、つまり、リヤエンドパ
ネル11の中央に衝突入力が作用する場合であっても、
閉断面構造のフロア構成体7が座屈変形することで車室
後部の変形量を少なく抑えた上で効率よくエネルギー吸
収することができる。
【0040】この結果、車両の前面衝突、後面衝突の何
れに対しても車室の居住空間を十分に確保してエネルギ
ー吸収を行わせることができる。
【0041】ここで、特に本実施形態にあっては、中央
部ピラー5の閉断面内にドアウエストレインフォース6
と略同一高さ位置には横リブ壁19が存在するため、前
後方向入力の発生時に中央部ピラー5の局部的な圧縮変
形を防止して、前記ドアウエストレインフオース6とフ
ロア構成体7との相互の前後方向の荷重伝達を効率よく
行わせることができる。
【0042】また、フロア構成体7にあっては、リブ壁
10F,10Rの前記配置構成によって、該フロア構成
体7の略前半部では斜交して連続するリブ壁10Fが図
4の矢印で示すように前後方向入力を剪断方向で受けて
分散伝達するように機能するため、この略前半部を荷重
の高伝達領域とすることができる一方、略後半部ではリ
ブ壁10Rがフロア構成体7の前後方向座屈に支障とな
らないでこれを許容するため、この略後半部を圧潰領域
として区分することができるため、荷重の分散伝達性を
高められると共に、後面衝突に対して車室後部の潰れ変
形領域をほぼ確定することができる。
【0043】とりわけ、前機略後半部領域では上、下壁
8,9に易屈曲部18としての折れビード18aを設け
てあるため、後面衝突時にフロア構成体7の略後半部が
この折れビード18aを起点に蛇腹状に屈曲することで
座屈変形がスムーズに行われ、エネルギー吸収効果を高
めることができる。
【0044】更に、以上のような車両衝突時における効
果とは別に、閉断面構造のフロア構成体7を左右のリヤ
ストラットタワー16間に跨って取付けてあるため、該
フロア構成7がストラットタワーバーとして機能して、
リヤサスペンション入力によるリヤストラットタワー1
6の内倒れ変形を防止して操縦安定性を高めることがで
きる。
【0045】また、このフロア構成体7の閉断面構造に
よって、その下側に搭載した図外のパワーユニットの遮
音壁、遮熱壁として機能するため、車室後部の遮音性と
断熱性とを格段に高めることができる。
【0046】しかも、このフロア構成体7は着脱自在で
容易に取外せることができるため、該フロア構成体7の
下方のパワーユニットを始めとする各種搭載部品のメン
テナンスを容易に行うこともできる。
【0047】前記実施形態ではフロア構成体7の略後半
部の易屈曲部18として、上、下壁8,9に折れビード
18aを設けた例を示したが、この他、図5に示すよう
に略後半部に上下方向の曲折部18bを設けて易屈曲部
18とすることもできる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施形態における主要構成部品の
配置状況を示す略示的側面説明図。
【図2】図1のA−A線に沿う略示的断面説明図。
【図3】同実施形態におけるフロア構成体とその取付部
周りの構造を示す斜視図。
【図4】同実施形態におけるフロア構成体の断面図。
【図5】本発明の第2実施形態におけるフロア構成体の
断面図。
【符号の説明】
1…フロントウエストレインフオース 2…前部ピラー 3…サイドドア 5…中央部ピラー 6…ドアウエストレインフオース 7…フロア構成体 8…上壁 9…下壁 10…リブ壁 11…リヤエンドパネル(後壁) 12…リヤサイドインナパネル(左右側壁) 16…リヤストラットタワー 18…易屈曲部 19…横リブ壁(リブ壁)
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) B62D 25/20 B62D 25/20 K

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 フロントコンパートメントの車幅方向両
    側部で略車体ウエストラインの高さ位置に車体前後方向
    に延在して、後端が前部ピラーに結合されたフロントウ
    エストレインフオースを配設すると共に、前部ピラーと
    中央部ピラーとに支持されるサイドドアにその前後端に
    亘ってドアウエストレインフオースを前記フロントウエ
    ストレインフオースと略同一高さ位置に配設した構造に
    おいて、 前記中央部ピラーよりも後方の車室後部に、前後方向が
    中央部ピラーと車室後部の後壁とに跨り、車幅方向が車
    室後部の左右側壁に跨る閉断面構造のフロア構成体を配
    設し、 該フロア構成体の少なくとも前側部を前記ドアウエスト
    レインフオースと略同一高さ位置に設定したことを特徴
    とする自動車の車体構造。
  2. 【請求項2】 中央部ピラーは、その閉断面内にドアウ
    エストレインフオースと略同一高さ位置に水平方向のリ
    ブ壁を備えていることを特徴とする請求項1に記載の自
    動車の車体構造。
  3. 【請求項3】 フロア構成体は、その閉断面内に上下壁
    を連設する複数のリブ壁を備え、フロア構成体の略前半
    部では前記リブ壁の配置を前後方向入力を剪断方向で受
    ける配置に設定する一方、フロア構成体の略後半部では
    前記リブ壁の配置を前後方向入力に対してフロア構成体
    の前後方向の座屈変形を許容する配置に設定したことを
    特徴とする請求項1,2に記載の自動車の車体構造。
  4. 【請求項4】 フロア構成体の略後半部に、前後方向入
    力に対してフロア構成体に前後方向の座屈変形を誘起さ
    せる易屈曲部を設けたことを特徴とする請求項1〜3の
    何れかに記載の自動車の車体構造。
  5. 【請求項5】 フロア構成体の車幅方向両側部を、車体
    のリヤストラットタワー上に結合したことを特徴とする
    請求項1〜4の何れかに記載の自動車の車体構造。
  6. 【請求項6】 フロア構成体の下側にパワーユニットを
    搭載したことを特徴とする請求項1〜5の何れかに記載
    の自動車の車体構造。
  7. 【請求項7】 フロア構成体を車体に対して着脱自在に
    締結固定したことを特徴とする請求項1〜6の何れかに
    記載の自動車の車体構造。
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