JP2002362187A - 容量表示装置 - Google Patents

容量表示装置

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JP2002362187A
JP2002362187A JP2001169727A JP2001169727A JP2002362187A JP 2002362187 A JP2002362187 A JP 2002362187A JP 2001169727 A JP2001169727 A JP 2001169727A JP 2001169727 A JP2001169727 A JP 2001169727A JP 2002362187 A JP2002362187 A JP 2002362187A
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    • Y02TCLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES RELATED TO TRANSPORTATION
    • Y02T10/00Road transport of goods or passengers
    • Y02T10/60Other road transportation technologies with climate change mitigation effect
    • Y02T10/70Energy storage systems for electromobility, e.g. batteries

Abstract

(57)【要約】 【課題】電気自動車のバッテリ容量を表示する複数のセ
グメントを、任意のタイミングで補正し、各セグメント
が略均等となるようにして、利用者が1セグメントあた
りの航続可能距離を容易に推測することができる容量表
示装置を提供する。 【解決手段】検知手段2と補正手段3と表示計7とを有
し、補正手段3は実際のエネルギー容量を基準点に設定
し、複数のセグメント72をそれぞれ区分けるバッテリ
容量の幅が略均等となるように各セグメント72の幅を
それぞれ補正する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、複数のセグメント
をもって車両のエネルギー容量の表示する容量表示装置
に関し、特に、利用者が1セグメントあたりの航続可能
距離を予測し易い容量表示装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来の車両として、石油を燃料として走
行する自動車、バッテリに蓄電された電力を用いて走行
する電気自動車、及びこれらを組み合わせたハイブリッ
ド車両が知られている。これらの車両においては、残存
燃料容量をメータ針でアナログ式に表示する表示計、又
は残存電気容量を複数のセグメントを用いてデジタル式
にバーグラフ表示する表示計が知られている(特開平1
0−261123号公報参照)。
【0003】従来のデジタル式の容量表示装置の一例を
説明すると、デジタル式容量表示計には、満充電の状態
を100%として10個のセグメントがその10%づつ
を表示し、満充電の際には10個のセグメントのすべて
が点灯し、車両が走行して10%のエネルギーが消費さ
れたとすると、エネルギー容量の残量が90%となっ
て、1個のセグメントが消灯して9個のセグメントが点
灯するといったエネルギー容量の残存状態を段階的にバ
ーグラフとして表示するものがある。車両の利用者は、
この表示に基づき車両のエネルギーの残容量を視認し、
1セグメントあたりの航続可能距離を推測して、給油又
は充電のタイミングを計っていた。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、デジタ
ル方式によるバーグラフの表示計では、実際の容量その
ものが表示されるのではなく、実際の容量をこれが対応
づけられたセグメントの点灯又は消灯によって表示する
ため、実際の容量が各セグメントごとに規定されたエネ
ルギー容量に該当すれば当該セグメントが点灯し、該当
しなければ消灯するという、0か1かの表示とするほか
はなかった。すなわち、100%の満容量に対し10個
のセグメントでエネルギー容量を表示しようとするとき
に、67%の残容量の場合であっても、63%の残容量
であっても、7個のセグメントが点灯し、これらは実際
の残容量は異なる値であるにもかかわらず全く同じエネ
ルギー容量であるかのように表示されてしまい、車両の
利用者は運転開始時に正確なエネルギーの残容量を認識
することができない。
【0005】このため、正確なエネルギー残容量を知ら
ずに乗車した利用者は67%であっても63%であって
もその表示から残容量を70%と誤って認識してしま
う。このような状態において、残容量67%の状態から
乗車した利用者は7%のエネルギーを消費しただけで7
つめのセグメントが消灯し、あたかも10%のエネルギ
ーを消費したように認識するが、次のセグメントは10
%のエネルギーを消費して初めて消灯するため、利用者
は1セグメントあたりのエネルギー容量が異なることに
違和感を感じる。さらに、残容量63%の状態から乗車
した利用者は3%のエネルギーを消費しただけで、7つ
めのセグメントが消灯するため次のセグメントとのエネ
ルギー容量の差に対する違和感は、さらに大きなものと
なる。このようにセグメントの表示が不均一であるとき
には、1セグメントあたりの航続可能距離を推測するこ
とができないという問題があった。
【0006】特に、不特定の車両を複数の利用者が共同
で利用する場合にあっては、利用者は車両に関する単位
エネルギー容量あたりの航続可能距離に関する経験的な
情報を持っていないため、乗車開始からの1セグメント
あたりの航続可能距離が不特定であると、その車両の表
示計における1セグメントあたりの航続可能距離を予測
するまでに時間がかかり、給油又は充電のタイミングを
迅速に予測することができないという不都合があった。
この予測の遅れは、電気自動車のように充電設備が整備
されていない状況においては、充電のタイミングが図れ
ずに、電池切れとなる可能性がある。
【0007】本発明は、このような従来技術の問題点に
鑑みてなされたものであり、車両のエネルギー容量の表
示に用いられる1セグメントあたりの航続可能距離が予
測しやすい容量表示装置を提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】(1)上記目的を達成す
るために、請求項1記載の発明によれば、それぞれが、
所定幅のエネルギー容量で規定された複数のセグメント
により、車両のエネルギー容量を段階的に表示する容量
表示装置であって、実際のエネルギー容量を検知する検
知手段と、外部指令が入力されたタイミングにおいて前
記検知手段が検知した実際のエネルギー容量を基準点に
設定するとともに、当該基準点からエネルギー容量の減
少を示す方向に並ぶ所定数の前記セグメントについて、
当該各セグメントを規定する前記エネルギー容量の幅が
略均等となるように前記各セグメントの幅をそれぞれ補
正する補正手段とを有する容量表示装置が提供される。
この発明では、補正手段が、検知手段が検知した実際の
エネルギー容量を基準点として設定するとともに、基準
点から所定の各セグメントを規定するエネルギー容量の
幅を略均等となるように補正する。
【0009】ところで、所定幅のエネルギー容量で規定
された複数のセグメントによって車両のエネルギー容量
を段階的に表示する容量表示装置にあっては、当該エネ
ルギー容量の表示は、実際のエネルギー容量が規定され
た各セグメントの幅に属するか否かの判断に基づき、属
する場合には点灯、属さなければ非点灯という1か0か
のデジタル方式に従っている。しかし、各セグメントの
点灯又は消灯のみによる段階的な表示は利用者が視認し
易いという利点があるものの、その表示に誤差を含み、
この誤差が1セグメントあたりのエネルギー容量及び航
続可能距離の正確な推測を妨げるという不都合もあっ
た。
【0010】これに対し、本発明は、利用者が1セグメ
ントあたりの航続可能距離を容易に推測できるようなエ
ネルギー容量の段階的な表示を実現するという観点か
ら、任意のタイミング以降において、1セグメントを規
定するエネルギー容量の幅を略均等に補正するというも
のである。
【0011】このために、本発明では、1セグメントを
規定するエネルギー容量の幅を補正するために、すなわ
ち各セグメントの区切りを再度設定するために新たな基
準点を設け、この基準点を検知手段が外部指令の入力さ
れたタイミングにおいて検知した実際のエネルギー容量
とした。これを基準点として補正されるセグメントが特
定されるのであるが、補正手段により補正されるセグメ
ントはこの基準点からエネルギー容量の減少を示す方向
に並ぶ所定数のセグメントである。このように補正され
るセグメントを特定したのは補正されるべきセグメント
は、補正を命じる外部指令が入力されたタイミング以降
(エネルギー容量が減少する時系列方向)のエネルギー
容量の表示に関わるセグメントのみで十分だからであ
る。なお、補正されるべきセグメントの数は全部であっ
ても一部であってもよく、その数は限定されない。
【0012】この補正手段は、補正される所定数のセグ
メントに関し、当該セグメントを規定するエネルギー容
量の幅を補正する。すなわちセグメントを区切る始点と
終点とを変更することによりセグメントの幅の値(終点
−始点)を変更させる。この補正(変更)は、各セグメ
ントを規定するエネルギー容量の幅が略均等となるよう
に行われる。ここで、略均等とは厳格な意味に解釈され
るべきではなく、複数のセグメントのそれぞれの幅、す
なわち複数のセグメントのそれぞれの航続可能距離が均
等であることに、利用者が違和感を感じない程度に均等
という意味である。
【0013】このように、補正手段は、補正の基準点を
設定し、補正の対象となるセグメントを特定し、この特
定された各セグメントを規定するエネルギー容量の幅が
略均等となるように各セグメントをそれぞれ補正する。
【0014】これにより、エネルギー容量を表示する各
セグメントの幅は略均等となり、車両の利用者は各セグ
メントごとの航続可能距離を迅速かつ容易に予測するこ
とができ、利用者にとって信頼性の高い容量表示装置を
提供することができる。さらに、一の車両を複数人が共
同して利用する場合においては、利用開始時点のエネル
ギー容量に端数がある可能性が高く、段階的な容量表示
が正確でなくとも、利用開始後の各セグメントごとのエ
ネルギー容量が略均等に補正されることから、利用者は
当該共用車両の航続可能距離に関する経験的知識がなく
とも、1セグメントあたりの航続可能距離を迅速かつ的
確に把握し、給油又は充電のタイミングを適切に予測す
ることができる容量表示装置を提供することができる。
特に、電気自動車のように充電設備が整備されていない
状況であっても、利用者は充電のタイミングを適切に把
握できるため、電池切れというアクシデントの防止に寄
与する容量表示装置を提供することができる。
【0015】(2)上記目的を達成するために、請求項
2又は3記載の発明によれば、前記補正手段は前記セグ
メントを規定するエネルギー容量の所定幅が、これより
も小さくなるように前記各セグメントの幅をそれぞれ補
正するか(請求項2)、又は前記補正手段は前記セグメ
ントを規定するエネルギー容量の所定幅が、これよりも
大きくなるように前記各セグメントの幅をそれぞれ補正
する(請求項3)容量表示装置が提供される。
【0016】この発明のセグメントを規定するエネルギ
ー容量の幅を略均等に補正する手段に関し、発明者は、
第1の観点から補正するべきセグメントのずれ分を、各
セグメントのエネルギー容量に均一又は不均一に振り分
けて(各セグメントのエネルギー容量を大きくして)補
正する手段と、第2の観点から補正するべきセグメント
のずれ分を、各セグメントのエネルギー容量から均一又
は不均一に寄せ集めて(各セグメントのエネルギー容量
を小さくして)補正する手段とを提案している。
【0017】第1の観点による請求項2記載の発明で
は、補正手段の補正の手段を、各セグメントを規定する
エネルギー容量の所定幅がこれよりも小さくなるものと
した。この補正手段について具体的に説明すると、検知
手段が検知した実際のエネルギー容量に基づいて設定さ
れた基準点からエネルギー減少の方向に並び、補正の対
象となる第1のセグメント、第2のセグメント、第3の
セグメント…第n番目のセグメントがあるとする。検知
された実際のエネルギー容量に端数がある場合(セグメ
ントの始点及び終点以外の値である場合)、新たな基準
点が設定されると、この端数部分に相当する容量を補正
する必要が生じる。本発明では、第1から所定数のセグ
メント(例えば第3のセグメントまで)のエネルギー容
量の所定幅からそれぞれ少量の容量を削り、これを寄せ
集めて端数部分を埋め合わせる。すなわち、基準点を設
定してセグメントの所定幅の区分けの始点をずらした分
を、複数(所定数)のセグメントの区分けを小さくする
ことで、各セグメントの幅を略均等に保ちながら埋め合
わせることとした。よって、第1のセグメント、第2の
セグメント及び第3のセグメントは、これらを規定する
エネルギー容量の所定幅は小さくなる。補正前の各セグ
メントのエネルギー容量の所定幅が10%を示すもので
あれば、これより小さい9.5%や、9%といった値と
なる。
【0018】第2の観点による請求項3記載の発明によ
れば、補正手段の補正の手段を、各セグメントを規定す
るエネルギー容量の所定幅がこれよりも大きくなるもの
とした。この補正手段について具体的に説明すると、検
知手段が検知した実際のエネルギー容量に基づいて設定
された基準点からエネルギー減少の方向に並び、補正の
対象となる第1のセグメント、第2のセグメント、第3
のセグメント…第n番目のセグメントがあるとする。検
知された実際のエネルギー容量に端数がある場合(セグ
メントの始点及び終点以外の値である場合)、新たな基
準点が設定されると、この端数部分に相当する容量を補
正する必要が生じる。本発明では、この端数部分相当
を、第1のセグメント以降の所定数のセグメント(例え
ば第3のセグメントまで)のエネルギー容量の所定幅へ
それぞれ少量づつの容量を振り分ける。すなわち、基準
点を設定してセグメントの所定幅の区分けの始点をずら
した分を、複数(所定数)のセグメントの区分けを大き
くすることで、各セグメントの幅を略均等に保ちながら
振り分けることとした。よって、第1のセグメント、第
2のセグメント及び第3のセグメントは、これらを規定
するエネルギー容量の所定幅は大きくなる。補正前の各
セグメントのエネルギー容量の所定幅が10%を示すも
のであれば、これより大きい10.5%や、11%とい
った値となる。これにより、基準点におけるセグメント
のずれは、基準点以降の各セグメントの幅を略均等にし
つつ補正され、請求項1記載の発明と同等の効果を奏す
る。
【0019】(3)上記目的を達成するために、請求項
4記載の発明によれば、前記補正手段は前記基準点から
エネルギー容量の減少を示す方向に並ぶ所定数の前記各
セグメントのそれぞれの所定幅を、当該方向に沿って漸
減又は漸増するように補正する容量表示装置が提供され
る。この発明によれば、補正手段は、基準点からエネル
ギー容量の減少を示す方向に並ぶ所定数のセグメントの
エネルギー容量の所定幅を漸減又は漸増するように補正
し、セグメントの区分の所定幅は並んだ順に徐々に漸減
又は漸増する。
【0020】これにより、基準点以降においてエネルギ
ー容量を表示し、その方向に並ぶセグメントは、当該方
向に沿って漸減又は漸増の傾向を示すため、この変化は
直線的な変化となって、セグメントの所定幅をそれぞれ
補正しつつも、車両の利用者に違和感を感じさせること
のない容量表示装置を提供することができる。
【0021】(4)上記目的を達成するために、請求項
5記載の発明によれば、前記補正手段により補正される
前記所定数のセグメントは、前記基準点からエネルギー
容量の減少を示す方向に並ぶ前記セグメントの一部又は
全部である容量表示装置が提供される。この発明によれ
ば、補正手段は、基準点からエネルギー容量の減少を示
す方向に並ぶセグメントの一部又は全部を補正する。こ
の発明において、所定数のセグメントとは基準点よりエ
ネルギー容量の減少を示す方向に並ぶすべてのセグメン
トであってもよいし、基準点に並ぶ1又は1以上の一部
のセグメントであってもよく、その数は限定されない。
これにより、請求項1から4記載の発明と同等の効果を
奏するとともに、基準点からエネルギー容量の減少を示
す方向に並ぶセグメントの一部を補正した場合には、乗
車から降車までの区切られた時間の運転で表示されるセ
グメントだけを補正することができるため、そのほかの
セグメントは予め規定された所定値のエネルギー容量の
ままとすることができる。一方、基準点からエネルギー
容量の減少を示す方向に並ぶセグメントの全部を補正し
た場合には、基準点におけるセグメントのずれをより多
くのセグメントに振り分け又はより多くのセグメントか
ら寄せ集めることができるため、1つのセグメントあた
りの補正の量を少なくすることができる。このように、
本発明では、セグメントの一部を補正した場合と全部を
補正した場合との利点欠点を考慮して補正するセグメン
トを特定することができる。
【0022】(5)上記目的を達成するために、請求項
6記載の発明によれば、前記補正手段は前記検知手段が
検知した実際のエネルギー容量に基づいて前記補正の対
象となる補正対象量を算出する補正対象特定部と、前記
補正対象量に対応づけられた、補正係数及び補正式を各
セグメントごとに記憶する記憶部と、前記補正対象特定
部が算出した補正対象量に基づいて、前記記憶部の補正
式と補正係数とから前記各セグメントごとの補正量をそ
れぞれ算出する補正量算出部とを有する容量表示装置が
提供される。
【0023】この発明によれば、補正手段の機能を確実
とするために、補正の程度を把握する補正対象特定部
と、補正の方法を記憶する記憶部と、補正の程度から補
正方法及び補正量を特定する補正量算出部とを設けてい
る。具体的には、補正対象特定部は検知手段が検知した
実際のエネルギー容量に基づいて補正の対象となる補正
対象量を算出し、記憶部は算出される補正対象量に対応
づけた補正係数及び補正式を各セグメントごとに記憶
し、補正量算出部は補正対象特定部が算出した補正対象
量に基づいて、記憶部の補正式と補正係数とから各セグ
メントごとの補正量をそれぞれ算出する。
【0024】これにより、請求項1〜5に係る発明と同
等の効果を奏するとともに、実際のエネルギー容量に基
づいて算出された補正対象量に応じて各セグメントが補
正されることから、各セグメントを必要な範囲で適切に
補正できる容量表示装置が提供される。
【0025】(7)請求項6の発明に関し、前記記憶部
に記憶された前記補正式は、前記補正対象量に応じて選
択されることが好ましい(請求項7)。さらに、前記記
憶部に記憶された前記補正係数は、前記補正対象量が閾
値以上の場合には正の値とされ、前記補正対象量が閾値
未満の場合には負の値とされることが好ましい(請求項
8)。この発明によれば、補正対象量に応じて、補正
式、すなわち補正の手段に変化を与えることができる。
補正対象量が大きい場合(所定幅の容量に近い値の場
合)は、ずれを含んでいるセグメントをそのまま点灯さ
せて、見掛けの表示に対して欠けている部分を他のセグ
メントから寄せ集めた方が1セグメントあたりの補正幅
を小さくすることができる。一方、補正対象量が小さい
場合(所定幅の容量に遠い値の場合)は、ずれを含んで
いるセグメントを消灯させて、見掛けの表示に対して余
っている部分を他のセグメントに振り分けたほうが1セ
グメントあたりの補正幅を小さくすることができる。
【0026】発明者は、本発明のセグメントを規定する
エネルギー容量の幅を略均等に補正する手段に関し、第
1の観点から補正するべきセグメントのずれ分を、各セ
グメントのエネルギー容量に均一又は不均一に振り分け
て(各セグメントのエネルギー容量を大きくして)補正
する補正式と、第2の観点から、補正するべきセグメン
トのずれ分を、各セグメントのエネルギー容量から均一
又は不均一に寄せ集めて(各セグメントのエネルギー容
量を小さくして)補正する補正式とを提案している。
【0027】また、補正対象量に大きさに応じて補正係
数を正の値又は負の値とすることとした。例えば、補正
対象量が閾値より大きくセグメントのずれが大きい場合
には補正係数を正の値とし、各セグメントのエネルギー
容量に補正係数に対応する容量を加算することとして、
各セグメントのエネルギー容量を大きくして補正する。
他方、補正対象量が閾値より小さくセグメントのずれが
比較的小さい場合には補正係数を負の値とし、各セグメ
ントのエネルギー容量から補正係数に対応する容量を差
し引くこととして、各セグメントのエネルギー容量を小
さくして補正する。 これにより、請求項6記載の発明
と同等の効果を奏する。
【0028】(8)上記目的を達成するために、請求項
9記載の発明によれば、前記記憶部に記憶された前記補
正係数は、前記基準点からエネルギー容量の減少を示す
方向に並ぶ所定数の前記セグメントのエネルギー容量の
幅を、当該方向に沿って漸減又は漸増するように設定さ
れることが好ましい。この発明によれば、補正係数は、
基準点から並ぶ所定数のセグメントのエネルギー容量の
所定幅を漸減又は漸増するように設定され、この補正係
数を用いて算出された補正量に基づき補正されたセグメ
ントは、その区分の所定幅を並んだ順に徐々に漸減又は
漸増させる。これにより、請求項6〜7と同等の効果を
奏するとともに、基準点以降においてエネルギー容量を
表示し、その方向に並ぶセグメントは、当該方向に沿っ
て漸減又は漸増の傾向を示すため、この変化は直線的な
変化となって、セグメントの所定幅をそれぞれ補正しつ
つも、車両の利用者に違和感を感じさせることのない容
量表示装置を提供することができる。
【0029】(5)上記目的を達成するために、請求項
10記載の発明によれば、前記エネルギー容量は、電気
駆動車両及びハイブリッド車両のバッテリ容量又は内燃
機関駆動車両及びハイブリッド車両の燃料容量である容
量表示装置が提供される。この発明では、表示されるエ
ネルギー容量が電気、燃料又はこれらの組み合わせであ
ってもよい。また、実際に表示される値は電気容量や燃
料容量のみに限られず、電気容量又は燃料容量から換算
される航続可能距離であってもよい。これにより、駆動
源の種類に関わらず、請求項1〜9の効果を奏する容量
表示装置を提供することができる。
【0030】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施形態を図面に
基づいて説明する。本発明にかかる容量表示装置1は、
電気自動車両に搭載され、バッテリの電気容量の残存量
を表示する。ここでは、説明のために電気自動車両を例
として説明するが、本実施形態は、電気自動車両、内燃
機関駆動車両又はこれらを兼ね備えたハイブリッド車両
であってもよい。
【0031】この容量表示装置1の基本的構成を図1及
び図2を引用して基本的構成を説明する。図1に示す容
量表示装置1は表示計7を有し、表示計7はバッテリ容
量計71を有し、バッテリ容量計71は10個のセグメ
ント72を縦方向に並べて、図2(a)に示すように、
バッテリの残存容量又は電力消費量を百分率で10%ご
とに段階的に表している。バッテリBの残存容量は、バ
ッテリBにおいて温度センサTによりバッテリBの温度
を検知し、電圧センサAによりバッテリBの電圧を検知
し、バッテリ容量演算部がバッテリBの残容量を算出す
る。バッテリ容量演算部には予め、図2(b)に示した
ように配分量(%)に従って区分けされた表示セグメン
ト数(SEGn)と表示バッテリ容量範囲とが対応付け
られて記憶されている。よって算出されたバッテリ容量
に応じて表示セグメント数が決定され、これがバッテリ
容量計71にて表示される。以上が、容量表示装置1の
基本的構成であるが、本実施形態では、任意のタイミン
グにおいてセグメント72のバッテリ容量の幅が略均等
となるように補正することによって、利用者がセグメン
ト72ごとの航続可能距離を推測し易いようにバッテリ
容量計72の表示を変更する構成とした。
【0032】次に、このような補正を行うために設けら
れた補正手段3について図3及び図4を参照してその概
略を説明する。図3は本発明に係る容量表示装置の補正
手段の構成を示すブロック図、図4は本発明に係る容量
表示装置の補正手段の動作を説明するためのフローチャ
ート図である。
【0033】図3に示すように、本実施形態に係る容量
表示装置1は、検知手段2と補正手段3と結果を出力す
る表示計7とを有し、補正手段3はさらに、補正対象特
定部4と、補正量算出部5と、補正係数テーブル61及
び補正式テーブル62を記憶する記憶部6とを備えてい
る。
【0034】検知手段2は、実際のバッテリ容量を検知
する。この検知のタイミングは、乗車開始時、乗車再開
時、共用車両にあっては利用者交代時等の任意のタイミ
ングである。また、補正手段3の補正対象特定部4は、
実際のエネルギー容量に基づいて補正をするべき容量の
大きさを示す補正対象量を算出する。この補正対象量
は、実際のエネルギー容量とセグメント72の表示にお
けるずれ、すなわち補正の程度を示し、補正係数テーブ
ル61の補正係数を設定するための閾値、又は当該補正
の程度に応じた手法、補正方法、補正式テーブル62の
補正式、若しくは補正係数テーブル62の補正係数を選
ぶための基準となる。補正対象量が算出されたところ
で、補正量算出部5は、この補正対象量に応じて記憶部
6に記憶された補正係数テーブル61から適当な補正係
数を選び、さらに補正式テーブル62から適当な補正式
を選び、選択された補正式に補正係数をあてはめて各セ
グメントごとの補正量をそれぞれ算出する。補正量は各
セグメント72ごとに算出されるが、同じ補正式に基づ
き同じ手法によって補正量を算出してもよく、各セグメ
ントごとに規定された異なる補正式に基づきそれぞれ異
なる補正量を算出してもよい。
【0035】図4はこの補正手段3の補正の動作の概略
を説明するフローチャート図であり、図4を参照しつつ
補正手段3の機能を説明する。補正手段3は、車両の利
用者がキーをオンにしたタイミングで基準値を設定する
とともに、補正を行う。動作の開始とともに、検知手段
2は実際のバッテリ容量を検知して基準値を設定し、補
正対象特定手段4はこの実際のバッテリ容量を表示する
セグメント72(SEGn)を特定する。ちなみにこの
セグメント72は、予めバッテリ容量(以下「SOC」
と表す)と対応づけられたSOC−SEGn基本テーブ
ルの配分量(図2(b)参照)に基づいて特定され、本
実施形態では、10%づつの配分量でセグメント72が
構成されている。
【0036】続いて、検知手段2が検知した実際のバッ
テリ容量とこれに対応するセグメントSEGnの表示の
配分量とにより、配分量に対する補正対象量X(%)を
下記の式(数1)から求める(STEP1)。
【数1】 X=(SOC−SEGnL)/(SEGnH−SEGnL)×100 (式1 ) ここでSOCは実際のバッテリ容量、SEGnはn番目
のセグメント72を示し、このn番目のセグメント72
を規定するバッテリ容量の所定幅の範囲を区切る下限を
「SEGnL」、上限を「SEGnH」として表してい
る。
【0037】この処理では、図4に示すように補正対象
量に応じた適切な補正式を選択するための閾値を50%
及び80%とし、図5に示すように補正対象量に応じた
適切な補正係数が設定されるための閾値を50%とし
た。補正対象量Xが80%以上であれば(STEP
2)、補正をすることなく予め対応づけられているSO
C−SEGn基本テーブル(図2(b)参照)に基づい
てバッテリ容量がバッテリ容量計71に表示される(S
TEP4)。
【0038】この補正対象量Xが80%以下であって、
50%以上であるとき(STEP3)、実際のバッテリ
容量を示すセグメントSEGnからバッテリ容量が減少
する方向に向かって3つめのセグメント72にあたるS
EG(n−2)までを補正係数テーブル61及び補正式
テーブルA(62A)を参照して補正量を算出し、補正
後のセグメント72に基づいて表示する。但し、セグメ
ントSEGnからバッテリ容量が減少する方向に向かっ
て4つめのSEG(n−3)以下のセグメント72につ
いては、補正をすることなく予め対応づけられているS
OC−SEGn基本テーブル(図2(b)参照)に基づ
いてバッテリ容量がバッテリ容量計71に表示される
(STEP5)。
【0039】さらに、この補正対象量Xが50%以下で
あるときには(STEP3)、実際のバッテリ容量を示
すセグメントSEGnの隣のSEG(n−1)からバッ
テリ容量が減少する方向に向かって2つめのセグメント
72となる4つめのセグメント72となるSEG(n−
3)までを補正係数テーブル61及び補正式テーブルB
(62B)を参照して補正量を算出し、補正後のセグメ
ント72に基づいて表示する。但し、セグメントSEG
nからバッテリ容量が減少する方向に向かって5つめの
SEG(n−4)以下のセグメント72については、補
正をすることなく予め対応づけられているSOC−SE
Gn基本テーブル(図2(b)参照)に基づいてバッテ
リ容量がバッテリ容量計71に表示される(STEP
6)。
【0040】以上が、本実施形態に係る容量表示装置1
の動作の概略であり、検知手段2が実際のバッテリ容量
を検知し、補正対象特定部4が補正対象量Xを算出し、
補正量算出部5がこの補正対象量Xに応じて補正係数テ
ーブル61及び補正式テーブル62とを参照して補正量
を算出し各セグメントを補正する。
【0041】次に、本実施形態において特に設けた補正
手段3の補正について詳細に説明する。本実施形態で
は、補正の方法を2つの観点から導き、補正対象量Xの
大きさに応じて、より適当な補正方法(補正式)を採択
して補正を行い、各セグメント72を規定するエネルギ
ー容量の幅が略均等となるように各セグメント72をそ
れぞれ補正する。
【0042】以下、2つの観点から補正される2つの補
正例、補正例A及び補正例Bを説明する。この説明にお
いては補正例1に関し図6〜図9までを参照し、補正例
Bについては図10から図13までを参照する。なお、
図5は補正係数テーブル61の一例であり、これは補正
例A及び補正例Bのいずれにも適用できる。
【0043】<補正例A:SOC=67%>補正例Aは
バッテリ容量(SOC)が67%の状態でキーがオンと
され、走行が開始された場合における補正例である。こ
の実際のバッテリ容量は検知手段2が検知する。補正前
にあっては、バッテリ容量計71の表示は図2(b)の
SOC−SEGn基本テーブルに基づき、n=7とな
り、SEG7までが点灯し、実際は67%のバッテリ容
量であるところがバッテリ容量計71では70%として
表示される。
【0044】まず、補正対象特定部4は、実際のバッテ
リ容量に基づいて上記式1から補正対象量Xを算出す
る。SOC=67、n=7であるから、式1は、X=
(67−SEG7L)/(SEG7H−SEG7L)×
100 となり、このバッテリ容量の最小値SOC7L
=60、最大値SOC7H=70を代入すると、 X(A)=(67−60)/(70−60)×100=
70(%) よって、補正対象量Xは、X(A)=70(%)とな
る。
【0045】次に、X(A)=70%であることから、
補正量算出部5は、図4に示したフローチャートに従い
ステップ2からステップ3を経てステップ5へ進むこと
を判断し、補正係数テーブル61からX(A)=70に
対応する補正係数(B=−10、C=−5)を選択し、
これを図6に示した補正式テーブルA(62A)にあて
はめて補正量を算出する。
【0046】図6に示すように、補正式テーブルA(6
2A)は各セグメント72ごとに、セグメント72の幅
を規定するバッテリ容量の上限と下限の値を補正する式
を関係づけて記憶している。この補正式テーブルA(6
2A)に基づく補正では、実際のバッテリ容量を基準点
として、これよりもバッテリが減少する方向に並ぶSE
G7,6,5の3つのセグメント72を補正する。この
補正の対象となる所定数のセグメント72の数は限定さ
れることはない。
【0047】ここで、実際の計算を説明する前に、補正
式テーブルAによる補正手段について説明をする。補正
式テーブルAの補正の概要を図7に示した。検知された
実際のバッテリ容量は67%であって、セグメント72
の配分量(10%ごとの区分)に対して端数があるた
め、新たな基準点(67%)が設定されると、この端数
部分に相当する容量を補正する必要が生じる。この補正
例ではSEG7の表示をそのまま点灯させ、1セグメン
トあたりの基本の配分量(10%)に足りない約3%の
容量を他のセグメント72から削って寄せ集める。図7
のように、SEG6からA1分を削り、SEG5からA
2分を削り、これを寄せ集めて、基準点から再度設定さ
れたセグメント7を埋め合わせる。よって、図7に示す
ように補正後のSEG7の幅は8.5、SEG6の幅は
9、SEG5の幅は9.5と補正前の10.0より小さ
くなっている。
【0048】この補正によって、基準点(67%)から
a方向(図7参照)に沿って並ぶ各セグメント72のバ
ッテリ容量の幅が略均等である新たなセグメント7、セ
グメント6、セグメント5が形成され、これに基づいて
バッテリ容量が表示されるため、基準点(67%)から
乗車し運転をする利用者は、セグメント7から6へ移り
変わるまでの航続可能距離、セグメント6から5へ移り
変わるまでの航続可能距離、及びセグメント5から4へ
移り変わるまでの航続可能距離のいずれもが均等である
と感じ、この経験のみに基づいて、1セグメントあたり
の航続可能距離を容易に予測することができる。また、
SEG7からSEG4に向かってセグメント72の幅は
8.5、9.0、9.5、10.0と徐々に大きくなっ
ている。これは、補正係数テーブル61の補正係数が、
基準点から並ぶ所定数のセグメント72のバッテリ容量
の所定幅が均等となり、加えて徐々に漸増するように設
定されているからである。よって、この補正係数テーブ
ル61を用いて算出された補正量に基づき小さくなるよ
うに補正された各均等なセグメント72は、図7のa方
向に沿って徐々に漸増する。これにより、車両の利用者
は、補正されたセグメント72の変化に違和感を感じる
ことなく、補正がなされることによってバッテリ容量計
71の表示への信頼性が低下することがない。
【0049】続いて、補正式テーブルA(62A)を用
いた具体的な補正を行う。補正式テーブルA(62A)
は基準点を含むSEG7以外のセグメント72(SEG
6、5)から少しづつ寄せ集めてセグメント72を再設
定するように規定された式の一例である。まず、補正量
算出部5は、図5に示した補正係数テーブル61から補
正対象量X=70%に対応する補正係数がB=−10、
C=−5となることを判断し、これを用いて図6に示し
た補正式テーブルA(62A)を具体的に計算をする
と、 (1)SEG7点灯範囲 SEG7H(セグメント7の上限)=基準点である67% SEG7L(セグメント7の下限)=SEG7L+(SEG6H−SEG6L )×B/100+(SEG5H−SEG5L)×C/100 (A2) SEG7L=60、SEG7H=70、SEG6L=5
0、SEG6H=60、 SEG5L=40、SEG4
H=50及びB=−10、C=−5を代入して、SEG
7L=60+(60−50)×(−10/100)+
(50−40)×(−5/100)=58.5%とな
る。この補正量を図8のセグメント7の欄に示した。
【0050】(2)SEG6点灯範囲 SEG6H(セグメント6の上限)=セグメント7の下限である58.5% SEG6L(セグメント6の下限)=SEG6L+(SEG5H−SEG5L )×C/100 (A4) SEG6L=50、SEG6H=60、SEG5L=4
0、SEG5H=50及びC=−5を代入して、SEG
6L=50+(50−40)×(−5/100)=4
9.5%となる。この補正量を図8のセグメント6の欄
に示した。
【0051】(3)SEG5点灯範囲 SEG5H(セグメント5の上限)=セグメント6の終点である49.5% SEG5L(セグメント5の下限)=SEG5L=40(補正なし)(A6) この補正量を図8のセグメント5の欄に示した。なお、
SEG4以降は補正の必要がないため、図2(b)に示
したSOC−SEGn基本テーブルに従う。
【0052】図9は、このように補正された補正結果を
示す。図9は補正前(Ax)と補正後(Ay)のそれぞ
れについて、各セグメント数と各セグメント72を規定
するバッテリ容量とを対応させるとともに、これを表示
するバッテリ容量計71の状態を示した。
【0053】補正前にあっては、実際のバッテリ容量で
ある67%は7つのセグメント72により表示され、点
灯し、見掛け上10%を示している7番目のセグメント
72が意味する実際の容量は7%のバッテリ容量であ
り、この7%の電気容量が使用されると7番目のセグメ
ントは消灯する。しかし、続く6番目のセグメントは1
0%の電気容量が使用されて消灯する。このように見掛
け上同じ表示であるにもかかわらず、セグメント72あ
たりの実際の航続可能距離がちがうため、利用者は違和
感を感ずる。
【0054】一方、補正後にあっては、実際のバッテリ
容量である67%は7つのセグメント72により表示さ
れ、7番目のセグメント72は8.5%のバッテリ容量
を示し、8.5%の電気容量が使用されると消灯し、6
番目のセグメント72は9.0%のバッテリ容量を示
し、9.0%の電気容量が使用されると消灯し、5番目
のセグメント72は9.5%のバッテリ容量を示し、
9.5%の電気容量が使用されると消灯するので、セグ
メント72あたりの実際の航続可能距離がほぼ均等に、
しかも徐々に漸増し、利用者はこの変化に違和感を感じ
ることがない。このため、利用者は1セグメントあたり
の航続可能距離を容易に予測することができる。
【0055】<補正例B:SOC=63%>補正例Bは
バッテリ容量(SOC)が63%の状態でキーがオンと
され、走行が開始された場合における補正例である。こ
の実際のバッテリ容量は検知手段2が検知する。補正前
にあっては、バッテリ容量計71の表示は図2(b)の
SOC−SEGn基本テーブルに基づき、n=7とな
り、SEG7までが点灯し、実際は63%のバッテリ容
量であるところがバッテリ容量計71では70%として
表示される。
【0056】まず、補正対象特定部4は、実際のバッテ
リ容量に基づいて上記式1から補正対象量Xを算出す
る。SOC=63、n=7であるから、式1は、X=
(63−SEG7L)/(SEG7H−SEG7L)×
100 となり、このバッテリ容量の最小値SOC7L
=60、最大値SOC7H=70を代入すると、 X(B)=(63−60)/(70−60)×100=
30(%) よって、補正対象量Xは、X(B)=30(%)とな
る。
【0057】次に補正量算出部5は、図4に示したフロ
ーチャートに従いX(B)=30%であることから、ス
テップ2からステップ3を経てステップ6へ進むことを
判断し、補正係数テーブル61からX(B)=30に対
応する補正係数(B=10、C=5)を選択し、これを
図10に示した補正式テーブルB(62B)にあてはめ
て補正量を算出する。
【0058】図10に示すように、補正式テーブルB
(62B)は各セグメント72ごとに、セグメント72
の幅を規定するバッテリ容量の上限と下限を補正する式
を関係づけて記憶している。この補正式テーブルB(6
2B)に基づく補正では、実際のバッテリ容量を基準点
として、これのバッテリが減少する方向の隣のSEG
6,5,4の3つのセグメント72を補正する。この補
正の対象となる所定数のセグメント72の数は限定され
ることはない。
【0059】ここで、実際の計算を説明する前に、補正
式テーブルBによる補正手段について説明をする。補正
式テーブルBの補正の概要を図11に示した。検知され
た実際のバッテリ容量は63%であって、セグメント7
2の配分量(10%ごとの区分)に対して端数があるた
め、新たな基準点(63%)が設定されると、この端数
部分に相当する容量を補正する必要が生じる。この補正
例では、3%のずれを含むSEG7の表示を消灯させ、
1セグメントあたりの基本の配分量(10%)からはみ
出した約3%の容量を他のセグメント72へ振り分け
る。図11のように、補正前のSEG7に属する部分を
B1、B2及びB3に分割して、B1部分をSEG6
へ、B2部分をSEG5へ、B3部分をSEG4へ振り
分ける。よって、図11に示すように補正後のSEG6
の幅は11.5、SEG5の幅は11.0、SEG4の
幅は10.5と補正前の10.0より大きくなってい
る。
【0060】この補正によって、基準点(63%)から
a方向(図11参照)に沿って並ぶ各セグメント72の
バッテリ容量の幅が略均等である新たなセグメント6、
セグメント5、セグメント4が形成され、これに基づい
てバッテリ容量が表示されるため、基準点(63%)か
ら乗車し運転をする利用者は、セグメント6から5へ移
り変わるまでの航続可能距離、セグメント5から4へ移
り変わるまでの航続可能距離、及びセグメント4から3
へ移り変わるまでの航続可能距離のいずれもが均等であ
ると感じ、この経験のみに基づいて、1セグメントあた
りの航続可能距離を容易に予測することができる。ま
た、SEG6からSEG4に向かってセグメント72の
幅は11.5、11.0、10.5と徐々に小さくなっ
ている。これは、補正係数テーブル61の補正係数が、
基準点から並ぶ所定数のセグメント72のバッテリ容量
の所定幅が均等となり、加えて徐々に漸減するように設
定されているからである。よって、この補正係数テーブ
ル61を用いて算出された補正量に基づき大きくなるよ
うに補正された各均等なセグメント72は、図11のa
方向に沿って徐々に漸減する。これにより、車両の利用
者は、補正されたセグメント72の変化に違和感を感じ
ることなく、補正がなされることによってバッテリ容量
計71の表示への信頼性が低下することがない。
【0061】続いて、補正式テーブルB(62B)を用
いた具体的な補正を行う。補正式テーブルB(62B)
は基準点を含む補正前SEG7から他のセグメント72
へ少しづつ割り振ってセグメント72を再設定するよう
に規定された式の一例である。また、補正量算出部5
は、図5に示した補正係数テーブル61から補正対象量
X=30%に対応する補正係数がB=10、C=5とな
ることを判断する。
【0062】図10に示した補正式テーブルB(62
B)に基づいて、具体的に計算をすると、 (1)SEG6点灯範囲 SEG6H(セグメント6の上限)=基準点である63% SEG6L(セグメント6の下限)=SEG6L+(SEG5H−SEG5L )×B/100+(SEG4H−SEG4L)×C/100 (B2) SEG6L=50、SEG5H=50、SEG5L=4
0、SEG4H=40、 SEG4L=30、及びB=
10、C=5を代入して、SEG7L=50+(50−
40)×(10/100)+(40−30)×(5/1
00)=51.5%となる。この補正量を図12のセグ
メント6の欄に示した。
【0063】(2)SEG5点灯範囲 SEG5H(セグメント5の上限)=セグメント6の下限である51.5% SEG5L(セグメント5の下限)=SEG5L+(SEG4H−SEG4L )×C/100 (B4) SEG5L=40、SEG4H=40、SEG4L=3
0及びC=5を代入して、SEG5L=40+(40−
30)×(5/100)=40.5%となる。この補正
量を図12のセグメント5の欄に示した。
【0064】(3)SEG4点灯範囲 SEG4H(セグメント4の上限)=セグメント5の下限である40.5% SEG4L(セグメント4の下限)=SEG4L=30(補正なし)(B6) この補正量を図12のセグメント4の欄に示した。な
お、SEG3以降は補正の必要がないため、図2(b)
に示したSOC−SEGn基本テーブルに従う。
【0065】図13は、このように補正された補正結果
を示す。図13は補正前(Bx)と補正後(By)のそ
れぞれについて、各セグメント数と各セグメント72を
規定するバッテリ容量とを対応させるとともに、これを
表示するバッテリ容量計71の状態を示した。
【0066】補正前にあっては、実際のバッテリ容量で
ある63%は7つのセグメント72により表示され、点
灯し、見掛け上10%を示している7番目のセグメント
72が意味する実際の容量は3%のバッテリ容量であ
り、この3%の電気容量が使用されると3番目のセグメ
ントは消灯する。しかし、続く6番目のセグメントは1
0%の電気容量が使用されて消灯する。このように見掛
け上同じ表示であるにもかかわらず、セグメント72あ
たりの実際の航続可能距離がちがうため、利用者は違和
感を感ずる。
【0067】一方、補正後にあっては、実際のバッテリ
容量である63%は6つのセグメント72により表示さ
れ、6番目のセグメント72は11.5%のバッテリ容
量を示し、11.5%の電気容量が使用されると消灯
し、5番目のセグメント72は11.0%のバッテリ容
量を示し、11.0%の電気容量が使用されると消灯
し、4番目のセグメント72は10.5%のバッテリ容
量を示し、10.5%の電気容量が使用されると消灯す
るので、セグメント72あたりの実際の航続可能距離が
ほぼ均等にしかも徐々に漸増し、利用者はこの変化に違
和感を感じることがない。このため、利用者は1セグメ
ントあたりの航続可能距離を容易に予測することができ
る。
【0068】このように、本実施形態に係る容量表示計
は、2つの観点から各セグメントのバッテリ容量の幅を
略均等に補正し、しかも、これを漸増又は漸減させるこ
とにから、車両の利用者は各セグメント72ごとの航続
可能距離を迅速かつ容易に予測することができるうえ
に、当該補正されたセグメント72に対して違和感を覚
えることなく、容量の表示を信頼して車両を利用するこ
とができる。特に、一の車両を複数人が共同して利用す
る場合においては、利用開始時点のバッテリ容量に端数
があり、段階的な容量表示が正確でなくとも利用開始後
の各セグメント72ごとのバッテリ容量が略均等に補正
されることから、当該共用車両の航続可能距離に関する
経験的知識がない利用者であっても、1セグメント72
あたりの航続可能距離を迅速かつ的確に把握し、給油又
は充電のタイミングを適切に予測することができる。こ
のことは、電気自動車のように充電設備が整備されてい
ない状況にあっても利用者は充電のタイミングを適切に
把握できることから、電池切れによる走行不能というア
クシデントの防止に寄与することができる。
【0069】本実施形態においては、説明の便宜上電気
自動車を例にとって説明をしたが、電気自動車両に限定
されることなく、ガソリン駆動車両、水素自動車両、ア
ルコール車両その他の内燃機関駆動車両に適用すること
もできる。
【0070】なお、以上説明した実施例は、本発明の理
解を容易にするために記載されたものであって、本発明
を限定するために記載されたものではない。したがっ
て、上記の実施例に開示された各要素および各数値は、
本発明の技術的範囲に属する全ての設計変更や均等物を
も含む趣旨である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本実施形態に係る容量表示装置を示す図であ
る。
【図2】本実施形態に係る容量表示装置における段階的
に設定されたセグメントを示す図、図13(b)は本実
施形態に係る容量表示装置におけるセグメントのエネル
ギー容量の幅を示す図である。
【図3】本発明に係る容量表示装置の補正手段の構成を
示すブロック図である。
【図4】本発明に係る容量表示装置の補正手段の動作を
説明するためのフローチャート図である。
【図5】記憶部に記憶された補正係数テーブルの一例を
示す図である。
【図6】記憶部に記憶された第1の補正式を説明する図
である。
【図7】第1の補正式による補正の概要を説明するため
の概念図である。
【図8】第1の補正式による補正の補正量を説明するた
めの図である。
【図9】第1の補正式による補正結果を説明するための
図である。
【図10】記憶部に記憶された第2の補正式を説明する
図である。
【図11】第2の補正式による補正の概要を説明するた
めの概念図である。
【図12】第2の補正式による補正の補正量を説明する
ための図である。
【図13】第2の補正式による補正結果を説明するため
の図である。
【符号の説明】
1、1’…容量表示装置 2…検知手段 3…補正手段 4…補正対象特定部 5…補正量算出部 6…記憶部 61…補正係数テーブル 62、62A、62B…補正式テーブル 7…表示計 71…バッテリ容量計 72、72n…セグメント 21…遮断器 22…インバータ 23…モータ B…バッテリ T…温度センサ A…電池センサ V…電圧センサ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 3D038 CA31 CB01 CD06 3D044 BA04 BA21 BA26 BA27 BB01 BD01 5H115 PA11 PC06 PG04 PI16 PU01 PU25 PU26 QN03 QN08 SE06 TI02 TO30 TR19 TU17 UB05 UB08

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】それぞれが、所定幅のエネルギー容量で規
    定された複数のセグメントにより、車両のエネルギー容
    量を段階的に表示する容量表示装置であって、 実際のエネルギー容量を検知する検知手段と、 外部指令が入力されたタイミングにおいて前記検知手段
    が検知した実際のエネルギー容量を基準点に設定すると
    ともに、当該基準点からエネルギー容量の減少を示す方
    向に並ぶ所定数の前記セグメントについて、当該各セグ
    メントを規定する前記エネルギー容量の幅が略均等とな
    るように前記各セグメントの幅をそれぞれ補正する補正
    手段とを有する容量表示装置。
  2. 【請求項2】前記補正手段は、前記セグメントを規定す
    るエネルギー容量の所定幅が、これよりも小さくなるよ
    うに前記各セグメントの幅をそれぞれ補正する請求項1
    記載の容量表示装置。
  3. 【請求項3】前記補正手段は、前記セグメントを規定す
    るエネルギー容量の所定幅が、これよりも大きくなるよ
    うに前記各セグメントの幅をそれぞれ補正する請求項1
    記載の容量表示装置。
  4. 【請求項4】前記補正手段は、前記基準点からエネルギ
    ー容量の減少を示す方向に並ぶ所定数の前記各セグメン
    トの前記それぞれの所定幅を、当該方向に沿って漸減又
    は漸増するように補正する請求項1〜3記載の容量表示
    装置。
  5. 【請求項5】前記補正手段により補正される前記所定数
    のセグメントは、前記基準点からエネルギー容量の減少
    を示す方向に並ぶ前記セグメントの一部又は全部である
    請求項1〜4記載の容量表示装置。
  6. 【請求項6】前記補正手段は、前記検知手段が検知した
    実際のエネルギー容量に基づいて前記補正の対象となる
    補正対象量を算出する補正対象特定部と、 前記補正対象量に対応づけられた、補正係数及び補正式
    を各セグメントごとに記憶する記憶部と、 前記補正対象特定部が算出した補正対象量に基づいて、
    前記記憶部の補正式と補正係数とから前記各セグメント
    ごとの補正量をそれぞれ算出する補正量算出部とを有す
    る請求項1〜5記載の容量表示装置。
  7. 【請求項7】前記記憶部に記憶された前記補正式は、前
    記補正対象量に応じて選択される請求項6記載の容量表
    示装置。
  8. 【請求項8】前記記憶部に記憶された前記補正係数は、
    前記補正対象量が閾値以上の場合には正の値とされ、前
    記補正対象量が閾値未満の場合には負の値とされる請求
    項6又は7記載の容量表示装置。
  9. 【請求項9】前記記憶部に記憶された前記補正係数は、
    前記基準点からエネルギー容量の減少を示す方向に並ぶ
    所定数の前記セグメントのエネルギー容量の幅を、当該
    方向に沿って漸減又は漸増するように設定された請求項
    6〜8記載の容量表示装置。
  10. 【請求項10】前記エネルギー容量は、電気駆動車両及
    びハイブリッド車両のバッテリ容量又は内燃機関駆動車
    両及びハイブリッド車両の燃料容量である請求項1〜9
    記載の容量表示装置。
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