JP2002362000A - 発光絵画の原版セル、蛍光インキによる多色刷り印刷方法、及び同方法により印刷された発光絵画 - Google Patents

発光絵画の原版セル、蛍光インキによる多色刷り印刷方法、及び同方法により印刷された発光絵画

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JP2002362000A
JP2002362000A JP2001176817A JP2001176817A JP2002362000A JP 2002362000 A JP2002362000 A JP 2002362000A JP 2001176817 A JP2001176817 A JP 2001176817A JP 2001176817 A JP2001176817 A JP 2001176817A JP 2002362000 A JP2002362000 A JP 2002362000A
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fluorescent ink
painting
ink
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Masaki Kawasaki
正樹 河崎
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Abstract

(57)【要約】 【課題】暗所や紫外線照射時に発色する幻想的な美しい
発光絵画を何枚でも同一のものを作製可能とする。 【解決手段】多色の蛍光インキによる印刷により、暗環
境で発色する絵画の印刷方法であって、(a)蛍光インキ
の色毎にそれぞれ対応する複数の透明フィルムを積層状
態にセットするフィルムセット行程と、(b)紫外線を照
射した状態で、絵画の完成イメージにしたがって各透明
フィルム上の同色配置個所に所定色の蛍光塗料又は蛍光
インキを塗布する原版セル作製行程と、(c)同色の蛍光
塗料又は蛍光インキがそれぞれ塗布された前記各透明フ
ィルムから、スクリーン印刷用の刷版をそれぞれ作製す
る製版行程と、(d)各刷版により所定の順序で、蛍光イ
ンキによりスクリーン印刷する印刷工程と、を有する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、所望する数だけ複
製可能であって、暗所や紫外線照射時に多色に発光する
発光絵画に関し、詳しくは、発光絵画の原版セル、蛍光
インキによる多色刷り印刷方法、及び同方法により印刷
された発光絵画に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、多色の蛍光塗料により描画された
絵画があり(以下「発光絵画」という)、これは、暗所
や紫外線照射時に多色に発光して幻想的な美しさを醸し
出す絵画として知られている。
【0003】蛍光塗料は、ウレタン系、アクリル系、シ
リコン系、フッ素系の透明なバインダに蛍光体を混合分
散させたものが一般的であるが、単色で使用することも
できるし、単色同士を適宜混色すれば多様な色で発色す
ることが知られている。したがって、風景画、人物画な
どの複雑な具象画や抽象画であっても、かかる蛍光塗料
を用いて描画することができる。
【0004】また、かかる蛍光塗料に分散している蛍光
物質には、有機系のものと無機系のものとがあるが、ど
のように発色するものであっても、通常の可視光線下に
おいては、有機系であれば略無色透明であり、無機系で
あれば略薄白色でしかない。
【0005】したがって、例えば、絵の具などの通常の
顔料からなる着色材料、すなわち反射光により色を認識
させるもので下絵が描かれている用紙などに、前記蛍光
塗料で前記下絵と異なる図柄や絵を描くと、可視光線下
では下絵が見え、暗所や紫外線照射時には、下絵が闇に
隠れて蛍光塗料による描画のみが見えるという不思議な
絵を作製することができる。
【0006】なお、蛍光塗料などに含まれる前記蛍光物
質には、蓄光性を有するものがあり、しかも、近年で
は、残光時間がきわめて長い蓄光材料が開発され、一晩
中でも発光することができるので、発光絵画用の蛍光塗
料として、かかる蓄光材料を含むものが用いられること
も多い。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】ところが、上記した従
来の発光絵画は、複製することが殆どできず、作者が作
製した発光絵画は、そのオリジナルのみが存在するだけ
であり、当然高価なものとなるので、幻想的で美しく、
一般的にも興味深い絵画であっても、誰でもが簡単に購
入できるものではなかった。
【0008】したがって、特別な用途に用いられるだけ
で、広く一般家庭での室内装飾品などとして普及するに
は至っていない。
【0009】すなわち、発光絵画に用いられる顔料に含
まれる蛍光物質は、物質自身が発光発色するもので、反
射光により色が認識されるものではないことから、色分
解ができず、通常の印刷物のように、オリジナル画を色
分解して製版し、多色刷りで印刷することができないの
である。
【0010】もちろん、赤、緑、黄色などの単色のみが
使用された図柄などであれば、同色の蛍光インキを用い
ることで、スクリーン印刷することはできるし、蛍光イ
ンキに含まれる蛍光物質が無機系でなく有機系の蛍光物
質を含むものであれば、さらにオフセット印刷も可能で
ある。
【0011】このように単色のみが使用されているので
あれば複製できるし、再現性もあるが、具象画、抽象画
などのように彩色豊かな絵画調のものとなると、画中に
用いられる色は、赤、緑などのような単色は少なく、殆
どが混色されたものとなり、これらをオリジナルと同様
の発色が再現できるように、多数複製することは殆ど不
可能なことであった。
【0012】本発明は、上記課題を解決することのでき
る発光絵画の原版セル、蛍光インキによる多色刷り印刷
方法、及び同方法により印刷された発光絵画を提供する
ことを目的としている。
【0013】
【発明が解決するための手段】上記課題を解決するため
に、請求項1記載の本発明では、多色の蛍光塗料又は蛍
光インキによる描画により、暗環境で発色する絵画を複
数枚作製するための原版セルであって、完成絵画に表わ
れる多様な発色を創出するために、必要に応じた色の蛍
光塗料又は蛍光インキが、色毎に所定個所に塗布された
複数の透明フィルムから構成されていることとした。
【0014】また、請求項2記載の本発明では、上記複
数の透明フィルムが積層状態にセットされ、上下の透明
フィルムに塗布された蛍光塗料又は蛍光インキの重合に
より、完成絵画に表れる発色が創出されることを特徴と
している。
【0015】請求項3記載の本発明では、多色の蛍光イ
ンキによる印刷により、暗環境で発色する絵画の印刷方
法であって、(a)蛍光インキの色毎にそれぞれ対応する
複数の透明フィルムを積層状態にセットするフィルムセ
ット行程と、(b)紫外線を照射した状態で、絵画の完成
イメージにしたがって各透明フィルム上の同色配置個所
に所定色の蛍光塗料又は蛍光インキを塗布する原版セル
作製行程と、(c)同色の蛍光塗料又は蛍光インキがそれ
ぞれ塗布された前記各透明フィルムから、スクリーン印
刷用の刷版をそれぞれ作製する製版行程と、(d)各刷版
により所定の順序で、蛍光インキによりスクリーン印刷
する印刷工程と、を有することとした。
【0016】また、請求項4記載の本発明では、上記原
版セル作製行程における混色は、透明フィルムに塗布さ
れた色同士を重ね合わせて視認しながら行うことを特徴
としている。
【0017】また、請求項5記載の本発明では、上記原
版セル作製行程において、下階層に位置する透明フィル
ムに塗布された色を当該透明フィルムに追加塗布して混
色可能としたことを特徴としている。
【0018】また、請求項6記載の本発明では、上記製
版行程は、可視光線下で略白色となる無機系の蛍光塗料
又は蛍光インキにより塗布された透明フィルムを、略黒
色面を背景とした写真を撮って行う写真製版としたこと
を特徴としている。
【0019】また、請求項7記載の本発明では、上記製
版行程は、可視光線下で略無色透明となる有機系の蛍光
塗料又は蛍光インキにより塗布された透明フィルムを、
紫外線を照射した状態で写真を撮って行う写真製版とし
たことを特徴としている。
【0020】また、請求項8記載の本発明では、被印刷
物に、予め下絵が描かれていることを特徴としている。
【0021】また、請求項9記載の本発明では、上記蛍
光インキを蓄光性インキとしたことを特徴としている。
【0022】また、請求項10記載の本発明では、上記
請求項3〜9のいずれか1項に記載の印刷方法により印
刷され、複製可能である発光絵画とした。
【0023】また、請求項11記載の本発明では、発光
絵画は、上記請求項8又は9に記載の印刷方法により印
刷され、複製可能であって、しかも、可視光線下と、暗
所若しくは紫外線照射時とで、異なる絵画が表出するこ
とを特徴としている。
【0024】
【発明の実施の形態】本発明は、多色の蛍光塗料又は蛍
光インキによる描画により、暗環境で発色する絵画を複
数枚作製するための原版セルであって、完成絵画に表わ
れる多様な発色を創出するために、必要に応じた色の蛍
光塗料又は蛍光インキが、色毎に所定個所に塗布された
複数の透明フィルムから構成されているものである。
【0025】暗環境で発色する絵画とは、ここでは発光
絵画と称することにし、具象画、抽象画などのように、
多彩な配色で描画されている絵画であって、なおかつそ
の画象を描く材料として蛍光物質を含む蛍光塗料、若し
くは蛍光インキが着色材料として用いられており、可視
光線下ではなく、暗所にて発光することで認識できる特
殊な絵画である。
【0026】蛍光物質は、紫外線の照射により励起され
て蛍光を発するもので、その組成に応じて特有の波長の
電磁波(可視光線)を放出するので、その種類及び量を
組み合わせることで無数の発光色を創出することが可能
となっており、かかる発光物質を含む顔料系の着色材料
を用いることで、通常の絵画同様に自由な色彩表現が可
能である。
【0027】なお、蛍光物質としては、有機系のものと
無機系のものとがあり、いずれを採用してもよいが、絵
画用として用いるために、色数の点などからみて、本実
施の形態では、より多色である無機系の蛍光物質を含む
蛍光インキを、後述する印刷用として用いることにして
いる。
【0028】上記無機系の蛍光物質としては、Y2O2S:E
u、Sr2P207:Eu、(SrCaBa)5(PO4)3Cl:Eu、BaMg2Al16O27:
Eu、Zn2GeO4:Mnなどが代表的な組成として知られてい
る。
【0029】かかる蛍光物質による蛍光を長時間維持す
るためには紫外線を照射するブラックライトを用いれば
よい。
【0030】また、上記原版セルは、上記した複数の透
明フィルムが積層状態にセットされ、上下の透明フィル
ムに塗布された蛍光塗料又は蛍光インキの重合により、
完成絵画に表れる発色が創出されるようにしている。
【0031】積層状態にセットする場合、各透明フィル
ム同士がずれたりすることのないように、上端部分など
を適宜固定する固定手段を設けておくことが好ましい。
【0032】なお、上記してきた透明なフィルムの材料
としては、蛍光塗料や蛍光インキの種類に応じて適宜選
択することができる。
【0033】上記した原版セルを用いることにより、発
光絵画を複数枚印刷して得ることができる。
【0034】すなわち、かかる原版セルを用いた印刷方
法とは下記の行程を有するものであリ、色毎に作製した
原版セルからそれぞれ刷版を作製し、同刷版を用いて、
多色の蛍光インキにより印刷し、暗環境で発色する絵画
を複数枚でも作製することができるものである。
【0035】フィルムセット行程:蛍光インキの色毎に
それぞれ対応する複数の透明フィルムを積層状態にセッ
トする行程である。
【0036】原版セル作製行程:紫外線を照射した状態
で、絵画の完成イメージにしたがって各透明フィルム上
の同色配置個所に所定色の蛍光塗料又は蛍光インキを塗
布する行程である。
【0037】製版行程:同色の蛍光塗料又は蛍光インキ
がそれぞれ塗布された前記各透明フィルムから、スクリ
ーン印刷用の刷版をそれぞれ作製する行程である。
【0038】印刷工程:各刷版により所定の順序で、蛍
光インキによりスクリーン印刷する工程である。
【0039】ところで、上記原版セル作製行程における
混色は、透明フィルムに塗布された色同士を重ね合わせ
て視認しながら行うとよい。
【0040】すなわち、完成絵画において所望する発色
を表すために、ある色と他の色とを混色することが考え
れれるが、そのときの混色方法として、現在塗布してい
る透明フィルムよりも下階層にある透明フィルムに使用
した色と、現在塗布中の色とが重なった状態で所望する
色に発色しているかどうかを、紫外線照射環境の下で確
認しながらが塗布(描画)していくものである。
【0041】このときの発色状態によっては、下階層に
位置する透明フィルムに塗布された色を当該透明フィル
ムに追加塗布して混色することも可能である。
【0042】すなわち、すでに塗布が終了している下階
層の透明フィルムに塗布した色に、これと同色を重ね塗
りするものである。
【0043】あるいは、新たな透明フィルムを設けてさ
らなる色を追加混色するなどの手法を採用してもよい。
【0044】また、上記製版行程において、本実施形態
では、原版セルに描かれた線や画象は、無機系の蛍光塗
料又は蛍光インキを塗布したものなので、可視光線下で
は略白色となる。すなわち、かかる蛍光塗料や蛍光イン
キ使用されるバインダは、通常、発光性能を可及的に高
めるために、透光性の高い透明の材料が用いられてお
り、可視光線下においては、蛍光物質の薄白色がそのま
ま見えるのである。
【0045】そこで、かかる蛍光塗料又は蛍光インキが
塗布された透明フィルムを、コントラストがはっきりす
るように略黒色面を背景として白黒写真を撮って写真製
版するようにしている。
【0046】このように、無機系の蛍光物質を含む蛍光
塗料又は蛍光インキは、可視光線下で略白色となること
から、背景色を黒とすればニ値化しやすく、モノクロで
の写真印刷が容易であり、製版を簡便に行うことができ
る。
【0047】もちろん、近年発達したデジタル技術によ
り、写真撮影に代えて、スキャナなどを用いてコンピュ
ータ処理により製版することも可能である。
【0048】他の実施形態として、原版セル作製行程で
用いる蛍光塗料又は蛍光インキを有機系のものとした場
合は、これらは可視光線下で略無色透明となるので、上
記製版行程においては、有機系の蛍光塗料又は蛍光イン
キにより塗布された透明フィルムを、紫外線を照射した
状態で写真を撮って写真製版すればよい。
【0049】さらに、蛍光インキで印刷しようとする被
印刷物に、予め何らかの下絵を描いておけば、可視光線
下では下絵が見え、暗所や紫外線照射時には新たな蛍光
インキによる絵画のみが見えるという不思議な発光絵画
を作製することができる。
【0050】このとき、無機系の蛍光塗料又は蛍光イン
キを使用する場合であれば、上述したように、描画した
後は可視光線下では蛍光物質の略薄白色が表出し、下絵
を見難くしてしまうおそれがあるので、下絵の色に合わ
せて若干量の染料を前記蛍光塗料又は蛍光インキに混ぜ
て、可視光線下で、蛍光塗料又は蛍光インキを下絵の色
に馴染ませて可及的に目立たなくするようにすることも
できる。
【0051】なお、スクリーン印刷で発光絵画を作成す
るようにしているので、被印刷物としては「紙」に限定
されず、様々なものの表面に発光絵画を印刷することが
できる。
【0052】また、スクリーン印刷では塗膜の厚みを比
較的に厚くすることができるので、発光量も十分な印刷
が可能となる。
【0053】さらに、印刷に使用する無機系の蛍光イン
キを蓄光性インキとしてもよい。
【0054】すなわち、光エネルギを科学的に蓄え、長
時間放光可能な蓄光体を含むインキとしたもので、かか
るインキを用いて印刷した発光絵画は、日昼の蓄光作用
により一晩中でも発光し、幻想的な美しい絵画を闇中に
浮かび上がらせることができる。
【0055】なお、印刷結果の確認は、刷り上った絵
と、前述の複数の原版セルを積層した状態で紫外線など
を照射して発光発色させた原画イメージとを比べればよ
い。より簡便に比較を行うには、積層した原版セルに紫
外線を照射した状態を写真に収めて、写真と印刷物とを
比較することもできる。
【0056】上記の印刷方法により得られた発光絵画
は、オリジナルとしての絵画を複数枚でも作製できるば
かりでなく、上述した原版セルがある限り、刷版をいつ
でも作製できるので、いつでも複製することが可能であ
る。
【0057】したがって、従来高価なものとされていた
発光絵画を安価に作成でき、きわめて芸術的で、かつ装
飾効果の高い発光絵画の普及に貢献できる。
【0058】また、前述したように、通常の顔料などで
下絵が描かれた用紙に印刷した発光絵画であれば、可視
光線下と、暗所若しくは紫外線照射時とで、異なる絵画
が表出することになり、このような不思議な魅力を有す
る絵画を安価に製造できるようになる。
【0059】
【実施例】以下、添付図に基づいて、本発明の実施例を
具体的に説明する。
【0060】図1は本実施例に係る発光絵画Aの説明
図、図2は図1のI-I線における部分拡大断面図、図
3(a)は同発光絵画Aを可視光線下で見た状態を示す
正面図、図3(b)は暗所にて見た状態を示す正面図で
ある。
【0061】図1に示すように、本実施例に係る発光絵
画Aは、吸湿防止処理を施した用紙S上に通常の印刷用
顔料インキ1で印刷された人物画からなる第1の絵画10
と、水玉模様の背景11とが描かれるとともに、前記第1
の絵画10上には、無機系の蛍光物質を透明な有機溶媒に
混合分散させた蛍光インキ2で印刷された「人骨」を示
す画像からなる第2の絵画20が描かれている。
【0062】すなわち、人物画である前記第1の絵画10
が予め下絵として印刷された用紙S上に、蛍光インキ2
を用いて、いかにも人物の骨格を示すように第2の絵画
20をスクリーン印刷したものである。
【0063】上記蛍光インキ2は、可視光線下では蛍光
物質の略薄白色がそのまま見えるので、第1の絵画10の
肌色の色合いを上手く利用しながら薄白色を目立たなく
して、日中などでは、第1の画像である人物しか見えな
いようにしている(図3(a)参照)。なお、蛍光イン
キ2をより目立たなくするように、下絵の色に合わせた
染料を、蛍光インキ2に予め若干量混入しておくことも
できる。
【0064】一方、この発光絵画Aに紫外線を照射する
か暗所におくと、図3(b)に示すように、通常の印刷
用顔料インキ1で印刷された人物画である第1の絵画10
は闇に消えて、蛍光インキ2で印刷された人骨による骨
格を示す第2の絵画20が発光して浮かび上がるようにな
っている。このとき、下絵の水玉模様の背景11上に、適
当な色で発光する蛍光インキ2を印刷塗布しておけば、
図3(b)に示すように、第2の絵画20とともに、下絵
の状態とは異なった雰囲気で発光して闇中に浮かび上が
らせることができる。
【0065】蛍光インキ2は、紫外線を照射すると鮮や
かに発光する蛍光物質を含むインキや、夜間や暗所にて
自然に発光する蓄光物質を含むインキのいずれかを使用
することができる。
【0066】ここでは、前述したように無機系のものを
使用しており、「Y2O2S:Eu」、「Sr 2P207:Eu」、「(SrC
aBa)5(PO4)3Cl:Eu」、「BaMg2Al16O27:Eu」、「Zn2Ge
O4:Mn」などの組成からなる材料を用いている。
【0067】かかる発光絵画Aは、不思議な絵として、
また夜間の室内装飾品としても利用できる。さらには、
屋外においてはポスターなどに使用することができ、昼
間と夜間とで表示内容が異なるという新たな趣のポスタ
ーを提供することができる。例えば、選挙用ポスターな
どに使用すれば、他候補との差別化を図ることも可能と
なる。
【0068】ここで、上記してきた発光絵画Aを印刷す
る手順について説明する。
【0069】なお、ここでの発光絵画Aは、理解を容易
にするために、蛍光インキ2により印刷される第2の絵
画20として、図4に示すような多色で表される単純な形
状の幾何学模様を適宜組み合わせた抽象画を描くものと
する。
【0070】そして、例えば、図柄5 1をピンク色、図柄
52を赤色、図柄53を青、図柄54を黄色とし、図柄52と図
柄54との重合部分55が橙色、図柄53と図柄54との重合部
分56が略白色となっているものとする。しかも、各図柄
51〜53は、図5に示す図柄51のように、ピンク色といっ
ても平面的な単調色ではなく、グラデーションがかかっ
たり、濃淡があったり、あるいはピンク色であっても微
妙に色合いの異なる彩色が施されているものとなってい
る。
【0071】先ず、フィルムセット行程を行う。
【0072】これは、図6に示すように、発光絵画Aに
用いられる多色の蛍光インキ2の色毎にそれぞれ対応す
る複数の透明フィルム31,32,33・・を積層状態にセット
する行程である。透明フィルム31,32,33・・の材料とし
ては、使用する蛍光インキ2に合わせて適宜選択して決
定するとよい。
【0073】また、透明フィルム31,32,33・・を積層す
るに際し、各透明フィルム31,32,33・・同士がずれたり
することのないように、本実施例では、図示するよう
に、矩形状に形成したフィルム載置板4の一辺近傍にピ
ン41,41を固定手段として突設し、同ピン41,41に透明フ
ィルム31,32,33・・に穿設したピン挿通孔42,4 2を相通
して上端部分を固定している。
【0074】次いで、原版セル作製行程に移るが、これ
は、紫外線を照射した状態で、前記フィルム載置板4を
画板として、絵画の完成イメージ(図4参照)にしたが
って、各透明フィルム31,32,33・・上の同色配置個所、
すなわち、大きな区分けでは、少なくとも各図柄51〜54
毎に、所定色(ピンク色、赤色、青色、黄色)の蛍光塗
料2'で筆やスプレーガンを用いて描画及び必要に応じて
塗布していくとともに、細かく区分けすると、各図柄51
〜54内であっても、前述したように同色であっても微妙
な色の違いがあるので、その違い毎に、蛍光塗料2'を塗
布していく。
【0075】このとき、所望する発色を得るために必要
であれば、透明フィルムすなわち原版セル6の枚数を増
やし、色同士が部分的に重なるように蛍光塗料2'を塗布
していきながら完成イメージの発色と同色となるように
していく。
【0076】また、各図柄51〜54の色及び、図柄同士の
重合部分55,56の色を、より完成イメージに近づけるた
めに、各図柄51,52,53,54の蛍光塗料2'の塗布量などを
調整することができる。このとき、透明フィルム31,32,
33,34・・はそれぞれが独立しているので、蛍光塗料2'
をプラスする分についてはいつでも遡って作業すること
ができる。
【0077】なお、かかる作業中においては、図7に示
すように、完成イメージとしての下書フィルムBを最下
層に敷いておくと、正確に描いていくことができる。な
お、同図7においては省略しているが、前述したよう
に、完成イメージの発色を得るためには、透明フィルム
31,32,33・・の枚数は適宜増加していく必要がある。
【0078】そして、図8に示すように、全透明フィル
ム31,32,33・・を重ね、紫外線を照射した状態で見たと
きに、完成イメージの第2の絵画20である幾何学模様の
抽象画が再現されているかを確認して、納得いくまでの
前記要領で調整作業を行う。なお、このときに必要に応
じて、さらに透明フィルムを追加して色調整を行っても
よい。
【0079】かかる行程において、それぞれ完成した各
透明フィルム31,32,33,34・・が原画セル6である。
【0080】次に、原画セル6から刷版を作製する製版
行程に移る。
【0081】すなわち、同色の蛍光塗料2'がそれぞれ塗
布された前記各透明フィルム31,32,33、・・から、スク
リーン印刷用の刷版となるスクリーン9(図9参照)を
それぞれ作製するのであるが、図9に示すように、例え
ば図柄54が描かれた透明フィルム34からなる原画セル6
からの製版である場合、蛍光塗料2'は無機系なので、可
視光線下では、図示するように、図柄54が薄白色に見え
る。
【0082】そこで、透明フィルム34の下に、黒色面を
有するシート7を背景として載置して、透明フィルム34
の上方から白黒写真を撮って、周知の方法により写真製
版する。図中8はカメラである。
【0083】スクリーン9が出来上がると、次にこれを
利用して印刷工程に入る。
【0084】すなわち、図10に示すように、前記行程
で作製したスクリーン9を枠体C上に張設し、所定色の
蛍光インキ2によりスクリーン印刷を行っていく。この
とき、原版セル6の層順、すなわち、下層に位置する各
透明フィルム31〜34から作製したスクリーン9の順序で
印刷していくことが肝要である。図10中、Dはスキー
ジである。
【0085】このようにして、版ごとに順序よくスクリ
ーン印刷していくことで、図4で示した発光絵画Aが多
数枚であっても、複製可能となる。
【0086】なお、印刷結果の確認は、刷り上った発光
絵画Aと、前述の複数の原版セル6を積層した状態で紫
外線などを照射して発光発色させた原画イメージとを比
べればよい。また、より簡便に両者を比較する方法とし
て、積層した原版セル6に紫外線を照射した状態を写真
撮影し、プリントした写真と印刷結果である発光絵画A
とを比較してもよい。
【0087】ところで、発光絵画Aにおいて、重合部分
55,56の色が、図柄51,53と図柄54との色が単に混色され
て発色したものでなく、独立した発色であった場合など
は、図11に示すように、それらの色に対応する透明フ
ィルム35,36を追加して蛍光塗料2'で、前記重合部分55,
56に対応する形状55',56'で描画、塗布すればよい。こ
のとき、前記重合部分55,56に関わる図柄52,53,54の形状
も当然図示するように重合部分55,56が除去された形状5
2',53',54'となる。そして、この場合においても、形状
55',56'に対応する追加した透明フィルム35,36以外に、
さらにオリジナルの発色を得るためにはさらに透明フィ
ルムの追加が必要になる場合がある。
【0088】また、上記した原版セル作製行程において
用いる蛍光塗料2'が有機系であった場合、これは可視光
線下では無色透明なので、製版行程においては、図12
に示すように、蛍光塗料2'が塗布された透明フィルム3
1,32・・を、紫外線を照射した状態で、すなわち発色さ
せた状態で写真を撮って写真製版すればよい。図11
中、Eはブラックライトである。
【0089】以上説明してきたように、本実施例によれ
ば、暗所や紫外線照射時に幻想的に多色で発色する美し
い発光絵画Aを、オリジナルとして何枚でも作製でき
る。また、上述した原版セル6がある限り、微妙な色合
いで発色する複雑な絵画であっても、いつでも複製する
ことも可能である。
【0090】したがって、従来高価なものとされていた
芸術性の高い発光絵画Aを安価に作成でき、きわめて芸
術的でかつ装飾効果の高い発光絵画Aの普及に貢献する
ことができる。
【0091】また、図4においては省略したが、蛍光イ
ンキ2で印刷用紙Sに、前述したように、通常の顔料な
どで予め下絵が描かれいる場合、可視光線下と、暗所若
しくは紫外線照射時とで、異なる絵画が表出することに
なり(図3参照)、このような不思議な魅力を有する発
光絵画Aを、同じものを多数製造して安価に提供するこ
とが可能となる。
【0092】なお、上述した製版に関して、近年ではデ
ジタル技術の発達により、コンピュータを用いた製版も
可能であり、本発明は、かかる製版技術を適用すること
もできる。
【0093】
【発明の効果】本発明は、以上説明してきたような形態
で実施され、以下の効果を奏する。
【0094】(1)請求項1記載の本発明では、多色の蛍
光塗料又は蛍光インキによる描画により、暗環境で発色
する絵画を複数枚作製するための原版セルであって、完
成絵画に表われる多様な発色を創出するために、必要に
応じた色の蛍光塗料又は蛍光インキが、色毎に所定個所
に塗布された複数の透明フィルムから構成されているこ
ととしたので、同一の発光絵画を多数枚でも作成するこ
とができる。また、スクリーン印刷用の刷版をいつでも
作製できるので、いつでも複製することが可能となり、
従来高価であった発光絵画を安価で提供することが可能
となる。
【0095】(2)請求項2記載の本発明では、上記複数
の透明フィルムが積層状態にセットされ、上下の透明フ
ィルムに塗布された蛍光塗料又は蛍光インキの重合によ
り、完成絵画に表れる発色が創出されることとしたの
で、オリジナルの完成絵画のイメージと同様な発色の創
出が比較的容易に行える。
【0096】(3)請求項3記載の本発明では、多色の蛍
光インキによる印刷により、暗環境で発色する絵画の印
刷方法であって、(a)蛍光インキの色毎にそれぞれ対応
する複数の透明フィルムを積層状態にセットするフィル
ムセット行程と、(b)紫外線を照射した状態で、絵画の
完成イメージにしたがって各透明フィルム上の同色配置
個所に所定色の蛍光塗料又は蛍光インキを塗布する原版
セル作製行程と、(c)同色の蛍光塗料又は蛍光インキが
それぞれ塗布された前記各透明フィルムから、スクリー
ン印刷用の刷版をそれぞれ作製する製版行程と、(d)各
刷版により所定の順序で、蛍光インキによりスクリーン
印刷する印刷工程と、を有することとしたので、上記
(1),(2)の発光絵画を多数枚でも容易に製造することが
できる。
【0097】(4)請求項4記載の本発明では、上記原版
セル作製行程における混色は、透明フィルムに塗布され
た色同士を重ね合わせて視認しながら行うこととしたの
で、オリジナルの完成絵画のイメージと同様な発色の創
出が比較的容易に行える。
【0098】(5)請求項5記載の本発明では、上記原版
セル作製行程において、下階層に位置する透明フィルム
に塗布された色を当該透明フィルムに追加塗布して混色
可能としたことにより、発色のための調整作業も容易に
行え、完成イメージに可及的に近い発色を得やすい。
【0099】(6)請求項6記載の本発明では、上記製版
行程は、可視光線下で略白色となる無機系の蛍光塗料又
は蛍光インキにより塗布された透明フィルムを、略黒色
面を背景とした写真を撮って行う写真製版としたことに
より、従来の手法を採用して製版も容易に行える。
【0100】(7)請求項7記載の本発明では、上記製版
行程は、可視光線下で略無色透明となる有機系の蛍光塗
料又は蛍光インキにより塗布された透明フィルムを、紫
外線を照射した状態で写真を撮って行う写真製版とした
ことにより、有機系の蛍光インキを使用した場合でも、
従来の手法を採用して製版することができる。
【0101】(8)請求項8記載の本発明では、被印刷物
に、予め下絵が描かれていることとしたので、可視光線
下と、暗所若しくは紫外線照射時とで、異なる絵画が表
出する不思議な魅力を有する絵画を、多量かつ安価に製
造できるようになる。
【0102】(9)請求項9記載の本発明では、上記蛍光
インキを蓄光性インキとしたことにより、日中などに光
エネルギを科学的に蓄積し、夜間などは一晩中でも放光
し、美しい状態を保持させることができる。
【0103】(10)請求項10記載の本発明では、上記請
求項3〜9のいずれか1項に記載の印刷方法により印刷
され、複製可能である発光絵画としたので、大量生産が
可能で安価に提供できる。
【0104】(11)請求項11記載の本発明では、発光絵
画は、上記請求項8又は9に記載の印刷方法により印刷
され、複製可能であって、しかも、可視光線下と、暗所
若しくは紫外線照射時とで、異なる絵画が表出すること
としたので、不思議な魅力のある新しい分野の絵画を安
価に提供でき、芸術的な装飾品などとして、広く普及す
ることが期待できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本実施例に係る発光絵画の説明図である。
【図2】図1のI-I線における部分拡大断面図であ
る。
【図3】図3(a)は同発光絵画を可視光線下で見た状
態を示す正面図である。図3(b)は暗所にて見た状態
を示す正面図である。
【図4】発光絵画の一例を示す正面図である。
【図5】図柄における蛍光塗料の塗布状態を示す説明図
である。
【図6】透明フィルムの積層状態を示す説明図である。
【図7】原版セル作製行程の説明図である。
【図8】原版セルの説明図である。
【図9】製版行程の一例を示す説明図である。
【図10】スクリーン印刷を示す説明図である。
【図11】原版セルの作製行程の他の実施例を示す説明
図である。
【図12】製版行程の一例を示す説明図である。
【符号の説明】
A 発光絵画 B 下書フィルム S 用紙 2 蛍光インキ 2' 蛍光塗料 10 第1の絵画 20 第2の絵画 31・・36・・ 透明フィルム 51〜54 図柄
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 2H113 AA01 AA02 AA06 BA10 BA18 BC00 CA11 CA15 CA32 FA43

Claims (11)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】多色の蛍光塗料又は蛍光インキによる描画
    により、暗環境で発色する絵画を複数枚作製するための
    原版セルであって、 完成絵画に表われる多様な発色を創出するために、必要
    に応じた色の蛍光塗料又は蛍光インキが、色毎に所定個
    所に塗布された複数の透明フィルムから構成されている
    ことを特徴とする発光絵画の原版セル。
  2. 【請求項2】複数の透明フィルムが積層状態にセットさ
    れ、上下の透明フィルムに塗布された蛍光塗料又は蛍光
    インキの重合により、完成絵画に表れる発色が創出され
    ることを特徴とする請求項1記載の発光絵画の原版セ
    ル。
  3. 【請求項3】多色の蛍光インキによる印刷により、暗環
    境で発色する絵画の印刷方法であって、 (a)蛍光インキの色毎にそれぞれ対応する複数の透明フ
    ィルムを積層状態にセットするフィルムセット行程と、 (b)紫外線を照射した状態で、絵画の完成イメージにし
    たがって各透明フィルム上の同色配置個所に所定色の蛍
    光塗料又は蛍光インキを塗布する原版セル作製行程と、 (c)同色の蛍光塗料又は蛍光インキがそれぞれ塗布され
    た前記各透明フィルムから、スクリーン印刷用の刷版を
    それぞれ作製する製版行程と、 (d)各刷版により所定の順序で、蛍光インキによりスク
    リーン印刷する印刷工程と、を有することを特徴とする
    蛍光インキによる多色刷り印刷方法。
  4. 【請求項4】原版セル作製行程における混色は、透明フ
    ィルムに塗布された色同士を重ね合わせて視認しながら
    行うことを特徴とする請求項3記載の蛍光インキによる
    多色刷り印刷方法。
  5. 【請求項5】原版セル作製行程において、下階層に位置
    する透明フィルムに塗布された色を当該透明フィルムに
    追加塗布して混色可能としたことを特徴とする請求項3
    又は4に記載の蛍光インキによる多色刷り印刷方法。
  6. 【請求項6】製版行程は、可視光線下で略白色となる無
    機系の蛍光塗料又は蛍光インキにより塗布された透明フ
    ィルムを、略黒色面を背景とした写真を撮って行う写真
    製版としたことを特徴とする請求項3〜5のいずれか1
    項に記載の蛍光インキによる多色刷り印刷方法。
  7. 【請求項7】製版行程は、可視光線下で略無色透明とな
    る有機系の蛍光塗料又は蛍光インキにより塗布された透
    明フィルムを、紫外線を照射した状態で写真を撮って行
    う写真製版としたことを特徴とする請求項3〜5のいず
    れか1項に記載の蛍光インキによる多色刷り印刷方法。
  8. 【請求項8】被印刷物に、予め下絵が描かれていること
    を特徴とする請求項3〜7のいずれか1項に記載の蛍光
    インキによる多色刷り印刷方法。
  9. 【請求項9】蛍光インキを蓄光性インキとしたことを特
    徴とする請求項3〜8のいずれか1項に記載の蛍光イン
    キによる多色刷り印刷方法。
  10. 【請求項10】請求項3〜9のいずれか1項に記載の印
    刷方法により印刷され、複製可能であることを特徴とす
    る発光絵画。
  11. 【請求項11】請求項8又は9に記載の印刷方法により
    印刷され、複製可能であって、しかも、可視光線下と、
    暗所若しくは紫外線照射時とで、異なる絵画が表出する
    ことを特徴とする発光絵画。
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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP3145939U (ja) * 2008-07-25 2008-10-30 株式会社イツキプリント 政治用ポスター
JP2010000208A (ja) * 2008-06-19 2010-01-07 Naito Shokai:Kk 遊技機の加飾体
JP2015503829A (ja) * 2012-01-03 2015-02-02 アンドリュー ズジンコAndrew Zsinko エレクトロルミネッセンスデバイス、およびその製造
CN111002733A (zh) * 2019-12-23 2020-04-14 北京印刷学院 一种减小紫外荧光油墨印刷色彩色差的方法

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