JP2002361949A - 画像形成装置の記録媒体搬送機構 - Google Patents

画像形成装置の記録媒体搬送機構

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JP2002361949A JP2001175594A JP2001175594A JP2002361949A JP 2002361949 A JP2002361949 A JP 2002361949A JP 2001175594 A JP2001175594 A JP 2001175594A JP 2001175594 A JP2001175594 A JP 2001175594A JP 2002361949 A JP2002361949 A JP 2002361949A
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祐一 蚊崎
Makoto Uehara
誠 上原
Toshihiro Ota
敏博 太田
Yoichi Takezawa
洋一 竹沢
Tomoka Sakagami
友香 阪上
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 記録媒体として記録液を吸収してしわができ
やすい記録用紙などを用いた場合でも、記録媒体の汚損
や損傷を防止できる画像形成装置の用紙搬送機構を提供
すること。 【解決手段】 画像形成装置の用紙搬送機構は、搬送方
向の上流側から下流側へ搬送されるシート状の記録媒体
が印字ヘッドのヘッド面と対向するときに前記媒体をヘ
ッド面に対してほぼ平行に保持する板状のプラテンと、
プラテンの搬送方向下流側の近傍に設けられる搬送ロー
ラと、搬送ローラに対して前記媒体を押圧し搬送ローラ
と共働して前記媒体を搬送するスターホイルと、プラテ
ンがヘッド面に近づく方向とヘッド面から離れる方向の
いずれかの方向へ移動するようにプラテンを移動させる
アクチュエータと、アクチュエータを制御する制御部
と、記録媒体情報を入力するための入力部とを備え、制
御部は入力された前記情報に基づいてアクチュエータを
制御する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、画像形成装置の
記録媒体搬送機構に関し、詳しくは、記録液を用いて画
像形成を行うインクジェットプリンタなどに用いられる
記録媒体搬送機構に関する。
【0002】
【従来の技術】従来の画像形成装置の記録媒体搬送機構
としては、駆動ゴムローラと、駆動ゴムローラに記録用
紙を押圧する従動ゴムローラによってシート状の記録媒
体を両面から挟持して搬送するものが知られている。
【0003】しかし、画像形成装置において、画像形成
に記録液を用いるものや、搬送経路に未定着の記録液が
接触する部位を有するものは、記録媒体の搬送中にゴム
ローラや搬送経路が記録液で汚染される恐れがある。ゴ
ムローラや搬送経路が汚染されると、搬送される記録媒
体の記録面が汚損されることになる。従って、画像形成
に記録液を用いる画像形成装置において、記録媒体を駆
動ゴムローラと従動ゴムローラによって挟持して搬送す
る方法は記録媒体の汚損を防止するうえで好ましくな
い。
【0004】そこで、従動ゴムローラの代わりに記録媒
体の記録面に対して点接触するようにしたスターホイル
を用いることにより、記録面の汚損を防止する用紙搬送
機構が知られている(例えば、特開平5−42732号
公報参照)。なお、このような用紙搬送機構において、
スターホイルは記録媒体の搬送方向に対して平行、か
つ、記録面に対して垂直に配置されるのが通常である。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】画像形成に記録液を用
い、記録媒体として液体を吸収するとしわが発生し易い
記録用紙などを用いた場合、記録用紙に発生したしわが
搬送経路周辺の部材にこすれてそれらの部材を記録液で
汚染してしまうことがある。搬送経路周辺の部材が汚染
されると、結局、その部材の汚れによって記録媒体が汚
損されることになる。
【0006】また、記録液を吸収した記録媒体はしわが
発生すると共にその強度が弱くなるので、記録媒体に対
する搬送ローラおよびスターホイルの接触状態に配慮す
る必要がある。特に記録媒体に対するスターホイルの接
触圧力が高すぎると記録媒体が損傷してしまうことがあ
る。
【0007】この発明は以上のような事情を考慮してな
されたものであり、記録媒体として記録液を吸収すると
しわが発生し易い記録用紙などを用いた場合でも、記録
媒体の汚損や損傷を防止できる画像形成装置の用紙搬送
機構を提供するものである。
【0008】
【課題を解決するための手段】この発明は、搬送方向の
上流側から下流側へ搬送されるシート状の記録媒体が印
字ヘッドのヘッド面と対向するときに前記媒体をヘッド
面に対してほぼ平行に保持する板状のプラテンと、プラ
テンの搬送方向下流側の近傍に設けられる搬送ローラ
と、搬送ローラに対して前記媒体を押圧し搬送ローラと
共働して前記媒体を搬送するスターホイルと、プラテン
がヘッド面に近づく方向とヘッド面から離れる方向のい
ずれかの方向へ移動するようにプラテンを移動させるア
クチュエータと、アクチュエータを制御する制御部と、
記録媒体情報を入力するための入力部とを備え、制御部
は入力された前記情報に基づいてアクチュエータを制御
する画像形成装置の記録媒体搬送機構を提供するもので
ある。
【0009】
【発明の実施の形態】この発明において、シート状の記
録媒体とは、記録用紙、樹脂シート、または樹脂フィル
ムなどを意味する。また、この発明において、搬送ロー
ラは中心軸から入力される駆動力で回転して記録媒体に
線接触又は面接触するものであり、スターホイルは、記
録媒体を点接触で押圧することにより搬送ローラに対し
て従動回転するものである。また、この発明において、
記録媒体情報とは、例えば、記録媒体の材質、厚さ、坪
量などを意味する。
【0010】この発明による画像形成装置の記録媒体搬
送機構は、記録媒体情報が搬送する記録媒体の厚さを含
み、制御部は前記厚さが所定の基準厚さよりも厚いほど
プラテンをヘッドから離し、薄いほど接近させるように
アクチュエータを制御してもよい。
【0011】このように構成すると、記録媒体の厚さが
所定の基準厚さよりも厚い場合にはプラテンがヘッド面
から離れる方向へ移動し、所定の基準厚さよりも薄い場
合にはプラテンがヘッド面に近づく方向へ移動する。従
って、記録媒体に対する搬送ローラおよびスターホイル
の接触状態が、最適な圧力を与えながら搬送できる接触
状態に記録媒体ごとに調整される。
【0012】特に、記録媒体の厚さが所定の基準厚さよ
りも厚い場合には、プラテンがヘッド面から離れる方向
に移動することにより、記録液を吸収した記録媒体がス
ターホイルから過度の押圧を受けて損傷することを防止
できる。一方、記録媒体の厚さが所定の基準厚さよりも
薄い場合にはプラテンがヘッド面に近づく方向に移動す
ることにより、記録媒体に対するスターホイルの押圧力
を搬送に適した適切な押圧力に維持できる。
【0013】ここで、制御部がプラテンの移動方向を決
定する際に利用する記録媒体情報は、記録媒体の厚さに
限られるものではなく、例えば、記録媒体の材質や坪量
などであってもよい。
【0014】また、この発明による画像形成装置の用紙
搬送機構は、スターホイルが、搬送方向に対してほぼ直
交する方向に列を形成するように複数設けられ、各スタ
ーホイルは、記録媒体の記録面から見たときにスターホ
イルの中心軸が搬送ローラの中心軸に対して所定角度で
交差するように設けられて記録媒体を搬送方向に対して
直交する方向に両側に引き伸ばしながら搬送してもよ
い。
【0015】このように構成すると、記録媒体が記録液
を吸収して膨潤しても、しわの発生が防止される。従っ
て、搬送経路の周辺は記録液で汚染されず、記録媒体の
汚損を防止できるようになる。
【0016】また、この発明による画像形成装置の用紙
搬送機構は、複数のスターホイルは、列の両端に近いも
のほどその中心軸と搬送ローラの中心軸との交差角度が
大きくてもよい。また、複数のスターホイルは、それら
の間隔が列の両端に近いものほど小さくてもよい。ま
た、複数のスターホイルは、列の両端に近いものほど記
録媒体を押圧する圧力が高くてもよい。
【0017】このように構成すると、いずれも記録媒体
を搬送方向に直交する方向に両側に引き伸ばす力は、ス
ターホイルの列の両端に近づくに従って強くなる。従っ
て、記録媒体に過度な負担をかけることなく、膨潤した
記録媒体に発生するしわを効率的に防止できるようにな
る。
【0018】また、この発明による画像形成装置の用紙
搬送機構は、複数のスターホイルは、列の両端に近いも
のほど搬送方向の下流側に大きくずらして配置されても
よい。このように構成すると、記録媒体が搬送される際
に、搬送方向の上流側から下流側にかけた広い範囲で記
録媒体に発生するしわを防止できるようになる。
【0019】なお、この発明は、記録媒体にしわが発生
しやすい画像形成装置において有効であり、特に、画像
形成に記録液を用いるインクジェットプリンタなどの画
像形成装置において有効である。
【0020】
【実施例】以下に図面に示す実施例に基づいてこの発明
を詳述する。なお、この実施例によってこの発明が限定
されるものではない。また、以下に説明する複数の実施
例において共通する部材には同じ符号を用いて説明す
る。
【0021】実施例1 この発明の実施例1によるインクジェットプリンタの用
紙搬送機構について図1〜3に基づいて説明する。図1
は実施例1による用紙搬送機構を搭載したインクジェッ
トプリンタの概略構成を示す説明図、図2は実施例1に
よる用紙搬送機構の特徴部分を概略的に示す斜視図、図
3は図2の部分拡大平面図である。
【0022】図1〜3に示されるように、この発明の実
施例1によるインクジェットプリンタ1の用紙搬送機構
1aは、給紙トレイ2からピックアップローラ3、給紙
ローラ4および搬送ローラ5を介して搬送方向F1の上
流側から下流側へ搬送されるシート状の記録用紙Pが印
字部7のインクヘッド9のヘッド面9aと対向するとき
に記録用紙Pをヘッド面9aに対してほぼ平行に保持す
る板状のプラテン6と、プラテン6の搬送方向F1の下
流側近傍に設けられる搬送ローラ11と、搬送ローラ1
1に対して記録用紙Pを押圧し搬送ローラ11と共働し
て記録用紙Pを搬送するスターホイル12と、プラテン
6がヘッド面9aに近づく上昇方向F3とヘッド面9a
から離れる下降方向F4のいずれかの方向へ上下動する
ようにプラテン6を移動させるアクチュエータ13と、
ピックアップローラ3、給紙ローラ4、搬送ローラ5、
11、および印字部7を制御する制御部14と、厚さや
材質などの記録媒体情報を入力するための入力部15と
を備える。なお、制御部14は入力された前記情報に基
づいてアクチュエータ13を制御するように構成されて
いる。印字部7はインクキャリッジ8、インクヘッド
9、インクキャリッジ保持シャフト10とから構成され
ている。プラテン6の搬送方向F1の下流側には搬送路
16が設けられ、その更に下流側には排紙トレイ17が
設けられている。
【0023】また、図2および図3に示されるように、
スターホイル12は、搬送方向F1に対してほぼ直交す
る方向F2に列を形成するように複数設けられ、各スタ
ーホイル12は、記録用紙Pの記録面から見たときにス
ターホイル12の中心軸12aが搬送ローラ11の中心
軸11aに対して所定角度で交差するように設けられて
記録用紙Pを搬送方向F1に対して直交する方向F2に
両側に引き伸ばしながら搬送するように構成されてい
る。
【0024】以下、図1〜3に基づいて記録用紙Pが搬
送、印字、排紙される一連の流れと、その一連の流れの
中でプラテン6が上下動する様子およびスターホイル1
2が記録用紙Pを搬送方向F1に直交する方向F2に両
側に引き伸ばしながら搬送する様子について説明する。
【0025】記録用紙Pは用紙搬送機構1aに設けられ
た給紙トレイ2内に収納され、コンピュータ等(図示せ
ず)から画像情報に基づく印字要求がなされた時に、ピ
ックアップローラ3によって記録用紙Pが1枚ずつ給紙
ローラ4へ搬送される。この際、印字される記録用紙P
の記録媒体情報(厚さ)が入力部15から制御部14へ
入力される。
【0026】ピックアップローラ3および給紙ローラ4
により給紙された記録用紙Pは、用紙搬送路(図示せ
ず)を通過し、搬送ローラ5によって搬送されて上下に
移動可能なプラテン6上に到達する。ここで、制御部1
4は、先に入力部15から入力されていた記録媒体情報
に基づいてプラテン6を上昇方向F3と下降方向F4の
いずれの方向へ移動させるかを決定すると共に、その移
動させる距離を決定し、アクチュエータ13を制御す
る。
【0027】詳しくは、実施例1において入力部15か
ら入力される記録媒体情報とは記録用紙Pの厚さであ
る。例えば、入力部15から入力された記録用紙Pの厚
さが220μmであり、基準厚さが100μmである場
合、制御部14は記録用紙Pの厚さが基準厚さよりも1
20μm厚いことを導き出し、この数値に基づいてプラ
テン6を下降方向F4へ120μm移動させるようにア
クチュエータ13を制御する。
【0028】一方、入力部15から入力された記録用紙
Pの厚さが70μmである場合、制御部14は記録用紙
Pの厚さが基準厚さよりも30μm薄いことを導き出
し、この数値に基づいてプラテン6を上昇方向F3へ3
0μm移動させるようにアクチュエータ13を制御す
る。
【0029】制御部14によってアクチュエータ13が
制御され、ロッド13aが上昇方向F3および下降方向
F4のいずれかの方向へ移動すると、ロッド13aによ
って支持されているプラテン6が上昇方向F3および下
降方向F4のいずれかへ移動する。
【0030】印字部7はインクヘッド9を備えるインク
キャリッジ8と、その走査を円滑にするために配置され
たインクキャリッジ保持シャフト10とから構成され
る。印字部7は、画像情報に対応するインクをインクヘ
ッド9から吐出して記録用紙P上に印字を行う。
【0031】この時、記録用紙Pは一旦停止し、インク
キャリッジ8が1ライン(1方向)の走査を終了する
と、記録用紙Pはインクヘッド9が有する複数のインク
ノズルに相当する距離だけ搬送される。このように印字
部7において、画像情報に対応する上記処理が継続して
実施されることによって記録用紙P上に画像情報が書き
込まれるが、この際、記録用紙Pはインクを吸収して膨
潤し、しわが発生する。
【0032】その後、画像情報が書き込まれた記録用紙
Pは、搬送ローラ11とスターホイル12により搬送路
16に沿って搬送されることになる。この際、記録用紙
Pは、上述のように上昇方向F3および下降方向F4の
いずれかの方向へ移動したプラテン6の上に保持されて
いるので、記録用紙Pに対する搬送ローラ11およびス
ターホイル12の接触状態は、最適な圧力を与えながら
搬送できるような接触状態に調整される。特に、記録媒
体Pに対するスターホイル12の押圧力が、搬送に適
し、かつ、記録用紙Pに損傷を与えない適切な押圧力に
調整される。この結果、記録液を吸収した記録用紙Pが
スターホイル12から過度の押圧を受けて損傷すること
を防止できる。
【0033】また、スターホイル12は、記録用紙Pが
搬送方向F1に直交する方向F2に両側に引き伸ばされ
ながら搬送されるように、記録用紙Pを搬送ローラ11
へ押圧する。特に図2および図3に示されるように、ス
ターホイル12は、搬送ローラ11のほぼ中央にスター
ホイル12の外周に設けられた凸部先端が接するように
中心軸12aを軸心として設けられる。なお、中心軸1
2aはコイルスプリングからなっている。そして、スタ
ーホイル12は記録用紙Pの記録面から見たときにスタ
ーホイル12の中心軸12aと搬送ローラ11の中心軸
11aとが所定の角度をなすように設けられている。つ
まり、スターホイル12は搬送方向F1の下流側へハの
字型に広がるように設けられている。
【0034】これにより、記録用紙Pは搬送方向F1に
直交する方向F2に両側に引き伸ばされながら搬送され
ることとなり、記録用紙Pがインクを吸収して膨潤した
場合でも、しわの発生が防止される。従って、搬送路1
6の周辺はインクで汚染されず、記録用紙Pの汚損が防
止される。
【0035】なお、コイルスプリングからなる中心軸1
2aは支持部(図示せず)に支持されることにより、ス
ターホイル12の凸部先端が記録用紙Pを搬送ローラ1
1に押圧するようになっている。従って、搬送ローラ1
1が回転するとスターホイル12も従動回転し、記録用
紙Pを搬送する。以上のようにして、搬送された記録用
紙Pは排紙トレイ17に排出され、印字物としてユーザ
ーに提供される。
【0036】実施例2 次に、この発明の実施例2による用紙搬送機構につい
て、図4に基づいて説明する。図4は実施例2による用
紙搬送機構の特徴部分を示す部分拡大正面図である。
【0037】図4に示されるように、実施例2による用
紙搬送機構21aは、各スターホイル12が搬送方向F
1(図2参照)から見たときにスターホイル12の中心
軸12aと搬送ローラ11の中心軸11aとがそれぞれ
所定の角度をなすように設けられている。その他の構成
は上述の実施例1と同じである。スターホイル12をこ
のように設けた場合でも、上述の実施例1と同様に、記
録用紙Pは搬送方向F1に直交する方向F2に両側に引
き伸ばされながら搬送されることとなる。従って、記録
用紙Pがインクを吸収して膨潤した場合でも、しわの発
生が防止されるので、搬送路16(図1参照)の周辺は
インクで汚染されず、記録用紙Pの汚損が防止される。
【0038】実施例3 次に、この発明の実施例3による用紙搬送機構につい
て、図5に基づいて説明する。図5は実施例3による用
紙搬送機構の特徴部分を示す部分拡大平面図である。
【0039】図5に示されるように、実施例3による用
紙搬送機構31aにおいて、複数のスターホイル12
は、列の両端に近いものほどその中心軸12aと搬送ロ
ーラ11の中心軸11aとの交差角度が大きくなるよう
に設けられている。その他の構成は上述の実施例1と同
じである。
【0040】複数のスターホイル12をこのように設け
ると、列の両端に近いものほど記録用紙Pを搬送方向F
1に直交する方向F2に引き伸ばす力が強くなる。従っ
て、記録用紙Pに過度の負担をかけることなく、膨潤し
た記録用紙Pのしわを効率的に防止できるようになる。
【0041】実施例4 次に、この発明の実施例4による用紙搬送機構につい
て、図6に基づいて説明する。図6は実施例4による用
紙搬送機構の特徴部分を示す部分拡大平面図である。
【0042】図6に示されるように、実施例3による用
紙搬送機構41aにおいて、複数のスターホイル12
は、それらの間隔が列の両端に近いものほど小さくなる
ように設けられている。その他の構成は上述の実施例1
と同じである。複数のスターホイル12をこのように設
けると、記録用紙Pを搬送方向F1に直交する方向F2
に引き伸ばす力は、スターホイル12の列の両端に近づ
くに従って強くなる。従って、上述の実施例3と同様
に、記録用紙Pに過度の負担をかけることなく、膨潤し
た記録用紙Pのしわを効率的に防止できるようになる。
【0043】実施例5 次に、この発明の実施例5による用紙搬送機構について
図7に基づいて説明する。図7は実施例5による用紙搬
送機構の特徴部分を示す部分拡大平面図である。
【0044】図7に示されるように、実施例5による用
紙搬送機構51aは、複数のスターホイル12が、列の
両端に近いものほど搬送方向F1の下流側に大きくずら
されるように設けられている。つまり、複数のスターホ
イルは階段状に設けられている。その他の構成は上述の
実施例1と同じである。
【0045】複数のスターホイルをこのように設ける
と、搬送方向F1の上流側から下流側にかけた広い範囲
にわたって記録用紙Pを搬送方向F1に直交する方向F
2に両側に引き伸ばしながら搬送することができる。
【0046】
【発明の効果】この発明によれば、入力部に入力される
記録媒体情報によってプラテンがヘッド面に近づく方向
とヘッド面から離れる方向のいずれかの方向へ移動する
ので、記録媒体に対する搬送ローラおよびスターホイル
の接触状態が、最適な圧力を与えながら搬送できるよう
な接触状態に記録媒体ごとに調整される。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の実施例1による用紙搬送機構の概略
構成を示す説明図である。
【図2】この発明の実施例1による用紙搬送機構の特徴
部分を概略的に示す斜視図である。
【図3】図2の部分拡大平面図である。
【図4】この発明の実施例2による用紙搬送機構の特徴
部分を示す部分拡大正面図である。
【図5】この発明の実施例3による用紙搬送機構の特徴
部分を示す部分拡大平面図である。
【図6】この発明の実施例4による用紙搬送機構の特徴
部分を示す部分拡大平面図である。
【図7】この発明の実施例5による用紙搬送機構の特徴
部分を示す部分拡大平面図である。
【符号の説明】
1・・・インクジェットプリンタ 1a・・・用紙搬送機構 2・・・給紙トレイ 3・・・ピックアップローラ 4・・・給紙ローラ 5,11・・・搬送ローラ 6・・・プラテン 7・・・印字部 8・・・インクキャリッジ 9・・・インクヘッド 9a・・・ヘッド面 10・・・インクキャリッジ保持シャフト 11a,12a・・・中心軸 12・・・スターホイル 13・・・アクチュエータ 13a・・・ロッド 14・・・制御部 15・・・入力部 16・・・搬送路 17・・・排紙トレイ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) B65H 5/06 B41J 25/30 G 3/04 101Z (72)発明者 太田 敏博 大阪府大阪市阿倍野区長池町22番22号 シ ャープ株式会社内 (72)発明者 竹沢 洋一 大阪府大阪市阿倍野区長池町22番22号 シ ャープ株式会社内 (72)発明者 阪上 友香 大阪府大阪市阿倍野区長池町22番22号 シ ャープ株式会社内 Fターム(参考) 2C056 EA16 EB13 EB46 EC12 EC33 FA10 HA12 HA29 HA34 2C058 AB17 AC07 AD01 AE09 AF04 AF15 AF20 AF23 AF31 AF44 AF46 DA04 DA11 DA28 DA40 DC02 DC05 DC09 DC21 2C059 BB07 BB10 BB12 BB13 BB22 2C064 CC04 CC05 DD02 DD17 3F049 AA10 CA01 CA02 DA12 DA14 LA07 LB03

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 搬送方向の上流側から下流側へ搬送され
    るシート状の記録媒体が印字ヘッドのヘッド面と対向す
    るときに前記媒体をヘッド面に対してほぼ平行に保持す
    る板状のプラテンと、プラテンの搬送方向下流側の近傍
    に設けられる搬送ローラと、搬送ローラに対して前記媒
    体を押圧し搬送ローラと共働して前記媒体を搬送するス
    ターホイルと、プラテンがヘッド面に近づく方向とヘッ
    ド面から離れる方向のいずれかの方向へ移動するように
    プラテンを移動させるアクチュエータと、アクチュエー
    タを制御する制御部と、記録媒体情報を入力するための
    入力部とを備え、制御部は入力された前記情報に基づい
    てアクチュエータを制御する画像形成装置の記録媒体搬
    送機構。
  2. 【請求項2】 記録媒体情報が搬送する記録媒体の厚さ
    を含み、制御部は前記厚さが所定の基準厚さよりも厚い
    ほどプラテンをヘッドから離し、薄いほど接近させるよ
    うにアクチュエータを制御する請求項1に記載の画像形
    成装置の記録媒体搬送機構。
  3. 【請求項3】 スターホイルが、搬送方向に対してほぼ
    直交する方向に列を形成するように複数設けられ、各ス
    ターホイルは、記録媒体の記録面から見たときにスター
    ホイルの中心軸が搬送ローラの中心軸に対して所定角度
    で交差するように設けられて記録媒体を搬送方向に対し
    て直交する方向に両側に引き伸ばしながら搬送する請求
    項1に記載の画像形成装置の記録媒体搬送機構。
  4. 【請求項4】 複数のスターホイルは、列の両端に近い
    ものほどその中心軸と搬送ローラの中心軸との交差角度
    が大きい請求項3に記載の画像形成装置の記録媒体搬送
    機構。
  5. 【請求項5】 複数のスターホイルは、それらの間隔が
    列の両端に近いものほど小さい請求項3に記載の画像形
    成装置の記録媒体搬送機構。
  6. 【請求項6】 複数のスターホイルは、列の両端に近い
    ものほど搬送方向の下流側に大きくずらして配置される
    請求項3に記載の画像形成装置の記録媒体搬送機構。
  7. 【請求項7】 複数のスターホイルは、列の両端に近い
    ものほど記録媒体を押圧する圧力が高い請求項3に記載
    の画像形成装置の記録媒体搬送機構。
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