JP2002361436A - 溶接装置における溶着検知装置 - Google Patents

溶接装置における溶着検知装置

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JP2002361436A
JP2002361436A JP2001172107A JP2001172107A JP2002361436A JP 2002361436 A JP2002361436 A JP 2002361436A JP 2001172107 A JP2001172107 A JP 2001172107A JP 2001172107 A JP2001172107 A JP 2001172107A JP 2002361436 A JP2002361436 A JP 2002361436A
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Daisuke Higuchi
大祐 樋口
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 測定回路の電流の流動方向を交互に変換する
か、又は交流電流とすることにより、溶接装置の冷却水
回路に金属の沈澱を少なくして、溶接装置が安全に使用
できるようにした溶接装置における溶着検知装置を提供
する。 【解決手段】 ワ―ク2を加圧保持し通電することによ
りワ―クの溶接を行う抵抗溶接装置4における該溶接装
置が、加圧保持部の開放時に該抵抗溶接装置側にワ―ク
検出の有無を検知するための測定回路5を備え、該測定
回路により測定された電流又は電圧と基準値とを比較1
3して溶接装置におけるワ―クの溶着を検知する装置に
おいて、前記測定回路に検出電源6と極性切り換え制御
部7と検知時間制御部8と電流又は電圧検出器9とを配
置し、且つ該測定回路の検出電源とワ―ク用治具11間
をア―ス接続もしくは検出電源とワ―ク間をア―ス接続
にした溶接装置における溶着検知装置。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ワ―クを加圧保持
し通電することによりワ―クの溶接を行う溶接装置にお
けるワ―クの溶着検知装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、ワ―クを加圧保持し通電すること
によりワ―クの溶接を行う抵抗溶接装置における該溶接
装置が、加圧保持部の開放時に該抵抗溶接装置側にワ―
ク検出の有無を検知するための測定回路を備え、該測定
回路により測定された電流又は電圧と基準値とを比較し
て溶接装置におけるワ―クの溶着を検知する装置は公知
である(例えば実公平2ー35417号公報,実公平6
ー44531号公報等参照)。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで前記従来の技
術では、溶着検出用の測定回路に人体に影響の少ない程
度の低い電圧で一定方向の電流を供給して検査電流とし
ているため、測定回路で使用される回路電圧により、溶
接装置の冷却水回路に電圧がかかり冷却水が電気分解状
態となり、冷却水回路に溶け込んでいる金属イオンが特
定方向に集まり、水路が狭くなるホ―スニップル等の出
入口に電気還元された金属が沈澱することによって、冷
却水回路を閉鎖してしまう虞があり、溶接作業時に溶接
装置が過熱され使用に耐えなくなる、という問題があ
る。
【0004】本発明は、従来の技術の有するこのような
問題点に鑑みてなされたものであり、その目的とすると
ころは、測定回路の電流の流動方向を交互に変換する
か、又は交流電流とすることにより、溶接装置の冷却水
回路に金属の沈澱を少なくして、溶接装置が安全に使用
できるようにした溶接装置における溶着検知装置を提供
しようとするものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明における溶接装置における溶着検知装置は、
溶接装置が、加圧保持部の開放時に該抵抗溶接装置側に
ワ―ク検出の有無を検知するための測定回路を備え、該
測定回路により測定された電流又は電圧と基準値とを比
較して溶接装置におけるワ―クの溶着を検知する装置に
おいて、前記測定回路に検出電源と極性切り換え制御部
と検知時間制御部と電流又は電圧検出器とを配置し、且
つ該測定回路の検出電源とワ―ク用治具間をア―ス接続
もしくは検出電源とワ―ク間をア―ス接続にしたことを
特徴とするものである。
【0006】また、溶接装置が、加圧保持部の開放時に
該抵抗溶接装置側にワ―ク検出の有無を検知するための
測定回路を備え、該測定回路により測定された電流又は
電圧と基準値とを比較して溶接装置におけるワ―クの溶
着を検知する装置において、前記測定回路に交流検出電
源と検知時間制御部と電流又は電圧検出器とを配置し、
且つ該測定回路の検出電源とワ―ク用治具間をア―ス接
続もしくは検出電源とワ―ク間をア―ス接続にしたこと
を特徴とするものである。
【0007】また、前記基準値を調整可能としたことを
特徴とするものである。
【0008】
【発明の実施の形態】添付図面を参照して本発明の実施
例について説明する。図1は本発明に係る溶接装置にお
ける溶着検知装置の溶着検出用ブロック図、図2は測定
回路における電圧信号の一実施例の説明図である。
【0009】図1において、1は抵抗溶接装置であり、
該溶接装置1にはワ―ク2を挟持してトランス3からの
溶接電流によってワ―ク2の溶接を行う電極を備えた溶
接機4が配置されている。そして、該溶接機4には、溶
接作業時に溶接電流による発熱によって溶接機が過熱さ
れないようにするために周知の冷却水通路が形成されて
いる。
【0010】5は測定回路であり、該測定回路5は、検
出電源6と該検出電源6に付設された極性切り換え制御
部7と検知時間制御部8と電流又は電圧検出器9等で構
成されている。そして、前記検出電源6には直流供給電
源10が接続せれていると共に該検出電源6とワ―ク用
治具11間はア―ス接続とされている。なお、ワ―ク2
側のア―ス接続は直接ワ―ク2のア―ス接続としてもよ
い。
【0011】また、12は絶対値回路、13は比較器
(例えばコンパレ―タ、オペアンプ)、14は前記比較
器13に設定される基準値(基準電圧)の基準設定器で
ある。そして、比較器13からのチェック結果は出力回
路15に送られる。
【0012】また、16は例えばスイッチで構成された
入力回路であり、該入力回路16には測定スタ―ト回路
17が接続されており、該測定スタ―ト回路17からの
スタ―ト信号は前記検出電源6,極性切り換え制御部
7,検知時間制御部8,及び基準設定器14のそれぞれ
に伝達されるようになっている。
【0013】そして、この溶接装置1の溶接機4で、溶
接機4による周知の加圧保持手段によってワ―ク2を加
圧保持した状態において、所定の時間,トランス3から
溶接電流を通電することによって、ワ―ク2は該溶接機
4により溶接される。
【0014】ところで、この溶接機4によるワ―ク2の
溶接に際して、溶接条件によっては溶接機4の電極とワ
―ク2とが融合し、いわゆる溶着状態となることがあ
る。
【0015】そこで、この溶着を検出するのに、溶接機
4によるワ―ク2の溶接後に溶接機4を開放した時に、
適宜の手段により入力回路16を起動させると、該入力
回路16からの信号が測定スタ―ト回路17に送られ、
該測定スタ―ト回路17からの動作信号が検出電源6,
極性切り換え制御部7,検知時間制御部8,及び基準設
定器14のそれぞれに伝達される。
【0016】この測定スタ―ト回路17からの各動作信
号により、極性切り換え制御部7では、直流供給電源1
0からの電流を測定回路5でどの方向に流すかを定め、
検出電源6では、その電流を測定回路5に流すよう実行
させる。また、検知時間制御部8では、測定回路5を流
される電流の流下時間,即ち1回の測定時間を定める。
この時間は、最近に溶接の打点間隔が短くなっている傾
向からしてミリ秒単位の短時間であり、これによって溶
接機4の冷却水回路の冷却水に溶け込んでいる電解物質
が電気分解される時間を短縮するものである。更に基準
設定器14では、測定回路5を流される電流に対応して
比較器13の基準値を定め前記比較器13へ供給する。
そして、この基準設定器14は基準値を種々変更できる
ように調整可能に構成してもよい。なお、供給電源10
が交流電源であるときには、該供給電源10からの交流
電流を整流器を介して直流電流としてから前記極性切り
換え制御部7でその極性を決めるようにすればよい。
【0017】このようにして、測定回路5に短時間の一
方向の単発パルス電流が供給された時,ワ―ク2の溶接
機4への溶着がある場合には、電流又は電圧検出器9は
この流れを検出し、その値を絶対値回路12を介して比
較器13に伝え、該比較器13で基準値と比較されて、
ワ―ク2が溶接機4に溶着しているか否かを出力回路1
5に伝達する。
【0018】ところで、前述の如く、毎回の溶着検出時
にこの測定回路5に一定方向の電流を供給した場合に
は、溶接機4の冷却水回路に電圧がかかり冷却水が電気
分解状態となり、冷却水回路に溶け込んでいる金属イオ
ンが特定方向に集まり、水路が狭くなるホ―スニップル
等の出入口に電気還元された金属が沈澱することによっ
て、冷却水回路を閉鎖してしまう虞がある。
【0019】そこで、次の溶着検出のためこの測定回路
5に電流を供給する時には、極性切り換え制御部7によ
り電流の極性を切り換えて、図2に示すように測定回路
5に短時間の逆方向の単発パルス電流が供給することに
よって、溶接機4の冷却水回路に金属の沈澱が発生する
ことを少なくする。
【0020】なお、1回の測定で測定回路5に供給する
電流は、図3に示すような複数のパルス状のものであっ
てもよく、また、上述の如く1回の測定毎に極性を切り
換えることに代えて複数測定回数毎に極性を切り換えて
もよい。
【0021】また、上述の溶着検出は、溶接機4の加圧
保持部の開放時についてのみ説明をしたが、この検出装
置は、溶着検出の前処理として、ワ―ク2の加圧前にワ
―ク2と溶接機4が接触していることによる誤検出の虞
の有無の検出や溶接機4によりワ―ク2を加圧保持中に
検出可能性を知るための検出等にも動作させるべく測定
回路5に検査電流を流す場合等にも適用され得るもので
ある。
【0022】次に、測定回路5の検出電源から交流電流
を流す場合について説明をする。この場合には、供給電
源10が交流電源であるときには測定回路5は、検出電
源6と検知時間制御部8と電流検出器9等で構成されて
いて、前記極性切り換え制御部7を省略することができ
る。なお、供給電源10が直流電流であるときには、該
供給電源10からの直流電流をインバ―タトランス等を
介して交流電流として検出電源6に送るようにすればよ
い。
【0023】そして、この場合,各測定毎に図4に示す
ような波形の交流電圧が測定回路5に形成されることか
ら、溶接機4の冷却水回路の冷却水が固定された電気分
解状態となり難く、冷却水回路に溶け込んでいる金属イ
オンが特定方向に集まることはなく、水路の特定箇所に
電気還元された金属が沈澱することはなく、冷却水回路
を閉鎖してしまう虞は確実に防止される。
【0024】
【発明の効果】本発明においては、測定回路を流れる電
流が直流の場合には、該回路内を流れる電流の方向を適
宜変換することによって、各測定時における溶接機の冷
却水回路に溶け込んでいる金属イオンが特定方向に集ま
るのを防止し、水路の特定箇所に電気還元された金属が
沈澱することによる冷却水回路の閉鎖を予防できる安全
な溶接装置における溶着検知装置となる。
【0025】また、測定回路を流れる電流が交流の場合
には、測定時における溶接機の冷却水回路に溶け込んで
いる金属イオンが特定方向に集まることはなく、水路の
特定箇所に電気還元された金属が沈澱することによる冷
却水回路の閉鎖を予防できる安全な溶接装置における溶
着検知装置となる。
【0026】そして、基準値を調整可能とした場合に
は、測定回路を流れる電流を種々変更しても、その電流
に対応した比較器が構成され易いのでより確実な溶接装
置における溶着検知装置となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は本発明に係る溶接装置における溶着検知
装置の溶着検出用ブロック図である。
【図2】図2は測定回路における電圧信号の一実施例の
説明図である。
【図3】図3は測定回路における電圧信号の他の実施例
の説明図である。
【図4】図4は測定回路における電圧信号の更に他の実
施例の説明図である。
【符号の説明】
1 溶接装置 2 ワ―ク 4 溶接機 5 測定回路 6 検出電源 7 極性切り換え制御部 8 検知時間制御部 9 電流又は電圧検出器 11 ワ―ク用治具 13 比較器 14 基準設定器

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】ワ―クを加圧保持し通電することによりワ
    ―クの溶接を行う抵抗溶接装置における該溶接装置が、
    加圧保持部の開放時に該抵抗溶接装置側にワ―ク検出の
    有無を検知するための測定回路を備え、該測定回路によ
    り測定された電流又は電圧と基準値とを比較して溶接装
    置におけるワ―クの溶着を検知する装置において、前記
    測定回路に検出電源と極性切り換え制御部と検知時間制
    御部と電流又は電圧検出器とを配置し、且つ該測定回路
    の検出電源とワ―ク用治具間をア―ス接続もしくは検出
    電源とワ―ク間をア―ス接続にしたことを特徴とする溶
    接装置における溶着検知装置。
  2. 【請求項2】ワ―クを加圧保持し通電することによりワ
    ―クの溶接を行う抵抗溶接装置における該溶接装置が、
    加圧保持部の開放時に該抵抗溶接装置側にワ―ク検出の
    有無を検知するための測定回路を備え、該測定回路によ
    り測定された電流又は電圧と基準値とを比較して溶接装
    置におけるワ―クの溶着を検知する装置において、前記
    測定回路に交流検出電源と検知時間制御部と電流又は電
    圧検出器とを配置し、且つ該測定回路の検出電源とワ―
    ク用治具間をア―ス接続もしくは検出電源とワ―ク間を
    ア―ス接続にしたことを特徴とする溶接装置における溶
    着検知装置。
  3. 【請求項3】前記基準値を調整可能としたことを特徴と
    する請求項1又は請求項2記載の溶接装置における溶着
    検知装置。
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Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0232385U (ja) * 1988-08-23 1990-02-28
JPH0989825A (ja) * 1995-09-22 1997-04-04 Toyota Motor Corp 抵抗溶接部の検査方法およびその装置

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