JP2002361181A - 手選別用特定材質廃棄物の標示装置 - Google Patents

手選別用特定材質廃棄物の標示装置

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JP2002361181A
JP2002361181A JP2001173513A JP2001173513A JP2002361181A JP 2002361181 A JP2002361181 A JP 2002361181A JP 2001173513 A JP2001173513 A JP 2001173513A JP 2001173513 A JP2001173513 A JP 2001173513A JP 2002361181 A JP2002361181 A JP 2002361181A
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spotlight
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JP2001173513A
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English (en)
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Seiji Minuma
誠司 三沼
Kiyoto Miyasaka
清人 宮阪
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ISHIKAWAJIMA KANKYO ENG KK
IHI Corp
Original Assignee
ISHIKAWAJIMA KANKYO ENG KK
IHI Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 作業者によるPVC製廃棄物の如き特定材質
廃棄物の手選別を容易にする。 【解決手段】 途中位置に手選別作業区画2を設けてあ
る搬送コンベア1の手選別作業区画2の上流側上方位置
に、材質識別センサ4を幅方向に複数個並べて設置す
る。手選別作業区画2の上方位置に、搬送方向に複数個
のスポットライト6を有するライトユニット5を、材質
識別センサ4と個別に対応するように幅方向に複数個設
置する。材質識別センサ4によるPVC製廃棄物3aの
検出信号に基づいて対応するライトユニット5の各スポ
ットライト6を搬送速度に追従させて上流側から下流側
に順に点灯、消灯させる演算器7を備える。搬送コンベ
ア1上に投入されたPVC製廃棄物3aは、材質識別セ
ンサ4で検出した後、手作業選別区画2にてスポットラ
イト6の光を照射することで標示させ、他のプラスチッ
ク製廃棄物3との識別を容易にさせる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は廃棄物資源化設備等
において回収された紙やプラスチック製の容器包装廃棄
物等を、手作業にて選別する際、特定材質の廃棄物を容
易に識別できるようにするために用いる手選別用特定材
質廃棄物の標示装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】近年、紙やプラスチック製の容器包装廃
棄物は、回収して廃棄物資源化設備においてそれぞれの
材質に応じた処理を行い、再原料化や燃料として再商品
化を図ることによりリサイクルすることが進められてき
ている。上記の如く回収した容器包装廃棄物の再商品化
を図るには、たとえば、一例としてプラスチック製の容
器包装廃棄物の場合を示すと、ビン、缶、紙等の他の素
材の容器包装廃棄物や、容器包装以外の商品系プラスチ
ック等、再商品化に不適な異物を10%以下程度の混入
率となるように選別除去する必要がある。
【0003】この際、上記容器包装廃棄物にはボトルや
フィルム状のもの等、様々な形状の物が含まれているた
め、機械的に選別処理することが難しく、そのため回収
した容器包装廃棄物を風力選別等により大まかに選別し
た後、搬送方向の途中位置に作業者を配して手選別作業
用の区画を設けた搬送コンベアに送り、該コンベア上に
て搬送される容器包装廃棄物の中から、異物を手選別し
て除去するようにしている。
【0004】ところで、上記の如く、プラスチック製廃
棄物の手選別作業を行う場合、混入したビン、缶、紙
等、外観上明らかに材質の異なる異物を除去することは
容易であるが、プラスチック製容器包装廃棄物を処理す
る場合に、たとえば、分解工程で塩素ガスを発生した
り、燃焼工程でダイオキシン類を発生する一因となり得
ることから一般に取り除くことが望まれるPVC等の塩
素含有プラスチックは、外観からのみでは他の材質のプ
ラスチック製廃棄物との識別が難しく、このために、従
来、PVC製廃棄物を取り除く場合には、搬送コンベア
上を搬送されるプラスチック製廃棄物のうち、PVC製
と思われる廃棄物を作業者が一つずつ取り上げると共
に、PVCを識別し得る材質識別センサに当てて、PV
C製と識別されたものを取り除くようにしたり、あるい
は、水を用いて比重分離を行うことにより、PVC製廃
棄物を選別して除去するようにしている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところが、上記従来の
PVC製廃棄物の選別方法では、搬送コンベア上を搬送
されるプラスチック製容器包装廃棄物のうち、PVC製
と思われるすべてのものを一つずつ取り上げて作業する
必要があることから、手選別作業に要する作業者の手間
が嵩んで多大な労力を要するという問題があり、又、水
を用いて比重分離する方法では、別途水槽等の専用設備
を必要とすると共に、比重分離に使用した後の水の処理
が必要になることから、コストが嵩むという問題があ
る。
【0006】そこで、本発明は、搬送コンベア上にて搬
送される廃棄物のうち特定材質の廃棄物を手作業にて選
別する際、該特定材質廃棄物を、作業者が容易に識別で
きるようにした手選別用特定材質廃棄物の標示装置を提
供しようとするものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記課題を解
決するために、搬送される廃棄物の手選別作業区画が搬
送方向途中位置に設けてある搬送コンベアの上記手選別
作業区画よりも上流側の上方位置に、搬送される廃棄物
の材質を識別するための材質識別センサを、該コンベア
の幅方向に単数又は複数個並べて設置し、且つ上記手選
別作業区画の上方位置に、複数個のスポットライトを搬
送方向に沿って装備してなるライトユニットを、上記材
質識別センサと個別に対応するように幅方向に単数又は
複数個並べて設置し、更に、上記材質識別センサの検出
信号に基づいて対応するライトユニットの各スポットラ
イトの点灯、消灯を制御する演算器を備え、上記材質識
別センサにより検出された特定材質の廃棄物が手選別作
業区画を通過するときに対応するライトユニットのスポ
ットライトを常に照射させるようにした構成とする。
【0008】搬送コンベア上に廃棄物が投入されると、
該廃棄物は、順次手選別作業区画に搬送される。選別す
べき特定材質の廃棄物が混入していると、該特定材質廃
棄物は、手選別作業区画の上流側において材質識別セン
サの設置位置を通過する際、上方位置の材質識別センサ
により検出される。その後、上記特定材質廃棄物が手選
別作業区画に搬送されると、上記材質識別センサの検出
信号に基づいて、幅方向に対応するライトユニットの各
スポットライトが、上記手選別作業区画を搬送される特
定材質廃棄物に照射するよう制御されるため、上記特定
材質廃棄物は、この照射された光により標示されるよう
になる。したがって、作業者は上記特定材質廃棄物を他
の廃棄物より容易に識別することが可能となる。
【0009】又、ライトユニットの各スポットライト毎
に材質識別センサを近接させて設けると共に、該ライト
ユニットの材質識別センサの検出信号を演算器に入力可
能として、該演算器に、上記ライトユニットの材質識別
センサより特定材質の廃棄物の検出信号が入力されると
きのみ、検出信号を発した材質識別センサに対応するス
ポットライトを点灯作動させる機能をもたせた構成とす
ることにより、手選別作業区画において搬送コンベア上
より特定材質廃棄物が除去されると、該特定材質廃棄物
の除去を行った位置よりも下流側ではスポットライトは
点灯しなくなるため、光の照射により標示される廃棄物
が存在しないことを確認することができて、搬送コンベ
ア上からの特定材質廃棄物の除去を確実に実施すること
ができる。
【0010】更に、搬送される廃棄物の手選別作業区画
が搬送方向途中位置に設けてある搬送コンベアの上記手
選別作業区画の上方位置に、搬送される廃棄物の材質を
識別するための材質識別センサとスポットライトを上流
側より順に備え且つ上記材質識別センサの検出信号に基
づいて上記スポットライトを所要時間点灯させるように
してある演算器を備えてなるセンサ・ライトユニット
を、該コンベアの幅方向に単数又は複数個で且つ搬送方
向に複数個並べて設置して、特定材質の廃棄物が手選別
作業区画を通過するときに上記各センサ・ライトユニッ
トの材質識別センサにより検出して該特定材質廃棄物に
スポットライトを照射させるようにした構成とすること
により、手選別作業区画を搬送される特定材質廃棄物
を、スポットライトの照射により標示できるため、作業
者は、光の照射された廃棄物を特定材質廃棄物として容
易に識別することができて、手選別作業に要する労力を
従来に比して大幅に軽減することができると共に、手選
別作業区画において搬送コンベア上より特定材質廃棄物
が除去されると、該特定材質廃棄物の除去を行った位置
よりも下流側のスポットライトは点灯しなくなるため、
光の照射により標示される廃棄物が存在しないことを確
認することができて、搬送コンベア上からの特定材質廃
棄物の除去を確実に実施することができる。
【0011】更に又、搬送される廃棄物の手選別作業区
画が搬送方向途中位置に設けてある搬送コンベアの上記
手選別作業区画よりも上流側の上方位置に、搬送される
廃棄物の材質を識別するための材質識別センサを、該コ
ンベアの幅方向に単数又は複数個並べて設置し、該材質
識別センサの設置位置よりも下流側で且つ手選別作業区
画よりも上流側の上方位置に、塗料噴射ノズルを、上記
材質識別センサと個別に対応するように幅方向に単数又
は複数個並べて設置し、上記材質識別センサの検出信号
に基づいて対応する塗料噴射ノズルからの塗料の噴射を
制御する演算器を備えて、上記材質識別センサにより検
出された特定材質の廃棄物が対応する塗料噴射ノズルの
設置位置を通過するときに塗料を噴射させて該特定材質
廃棄物に塗料を塗布させるようにした構成とすることに
より、手選別作業区画に進入する特定材質廃棄物を、塗
料の塗布により標示することができ、このため作業者
は、塗料の塗布された廃棄物を特定材質廃棄物として容
易に識別できて、手選別作業に要する労力を従来に比し
て大幅に軽減することが可能となる。
【0012】更に又、搬送される廃棄物の手選別作業区
画が搬送方向途中位置に設けてある搬送コンベアの上記
手選別作業区画の最上流側端部若しくはそれよりも上流
側の上方位置に、搬送される廃棄物の材質を識別するた
めの材質識別センサを、該コンベアの幅方向に単数又は
複数個並べて設置し、且つ上記手選別作業区画の上方位
置における上記材質識別センサと個別に対応する幅方向
の単数又は複数個所に、スポットライトを搬送方向に沿
って首振り可能に設置し、上記材質識別センサの検出信
号に基づいて対応するスポットライトの点灯、消灯及び
首振速度を制御する演算器を備えて、上記材質識別セン
サにより検出された特定材質の廃棄物が手選別作業区画
を通過するときにスポットライトを照射して特定材質の
廃棄物を追尾させるようにした構成とすることにより、
手選別作業区画を搬送される特定材質廃棄物を、搬送方
向に単数のスポットライトの照射により標示できるた
め、作業者は、光の照射された廃棄物を特定材質廃棄物
として容易に識別することができて、手選別作業に要す
る労力を従来に比して大幅に軽減することができる。
【0013】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
を参照して説明する。
【0014】図1(イ)(ロ)及び図2(イ)(ロ)
(ハ)は本発明の手選別用特定材質廃棄物の標示装置の
実施の一形態として、プラスチック製廃棄物よりPVC
製廃棄物を手選別するために使用するものを示すもの
で、搬送方向の途中位置に手選別作業区画2を設けて、
上流側の図示しない廃棄物供給装置より投入されるプラ
スチック製廃棄物3(図中黒円で示す)を、上記手選別
作業区画2にて作業者(図示せず)が手選別できるよう
にしてある搬送コンベア1における上記手選別作業区画
2よりも上流側の上方位置に、プラスチック製廃棄物3
のうち、PVC製廃棄物3a(図中白円で示す)のみを
検出できるようにしてある材質識別センサ4を、幅方向
に所要間隔で複数個並べて設置し、且つ手作業選別区画
2における搬送コンベア1の上方位置に、下向きのスポ
ットライト6を搬送方向に沿って所要間隔で複数個配列
してなるライトユニット5を、上記各材質識別センサ4
の幅方向の配置と個別に対応するように幅方向に所要間
隔で複数個並べて設置し、更に、対応する各材質識別セ
ンサ4とライトユニット5毎に、材質識別センサ4の検
出信号を基にライトユニット5の各スポットライト6の
点灯及び消灯を制御する演算器7を備えた構成とする。
【0015】上記各演算器7は、対応する材質識別セン
サ4によりPVC製廃棄物3aが検出されると、搬送コ
ンベア1上を搬送される被搬送物が該材質識別センサ3
の設置位置から手選別作業区画2に達するまでに要する
所要時間が経過した後、対応するライトユニット5の各
スポットライト6を、上流側から下流側へ順次点灯、消
灯させるように制御するもので、上記各スポットライト
6より照射される光の範囲を、搬送コンベア1の搬送速
度に追従するように移動させて、移動する搬送コンベア
1表面のある一点に載置された被搬送物に対してスポッ
トライト6の光を常に照射することができるようにして
ある。
【0016】なお、上記廃棄物供給装置は搬送コンベア
1上にプラスチック製廃棄物3を重なり合わない状態で
供給できるようにしてある。又、搬送コンベア1の下流
側には、PVC製廃棄物3aが手選別にて除かれたプラ
スチック製廃棄物3を、各種の後工程に供するための搬
送設備等を設けるようにしてある。
【0017】廃棄物供給装置より搬送コンベア1の上流
側端部にPVC製以外の材質のプラスチック製廃棄物3
が投入されると、該プラスチック製廃棄物3は、搬送コ
ンベア1により搬送されて材質識別センサ4の設置位置
を通過した後、手選別作業区画2に送られるが、この
際、上記材質識別センサ4による検出が行われることは
なく、手選別作業区画2においてスポットライト6の光
が照射されることはない。
【0018】一方、搬送コンベア1上のプラスチック製
廃棄物中にPVC製廃棄物3aが混入して来ると、該P
VC製廃棄物3aは、図2(イ)に示す如く、材質識別
センサ4の設置位置を通過する時に、幅方向に配置され
た複数個の材質識別センサ4のうちPVC製廃棄物3a
の直上位置の材質識別センサ4により検出された後、手
作業選別区画2方向へ搬送され、図2(イ)に二点鎖線
で示す如く、手選別作業区画2に達したときに、上記P
VC製廃棄物3aを検出した材質識別センサ4の検出信
号に基づいて幅方向に対応するライトユニット5の最上
流側のスポットライト6が点灯されるため、該スポット
ライト6の光により照らされるようになり、その後、図
2(ロ)及び図2(ハ)に順に示すように、上記ライト
ユニット5の各スポットライト6が、搬送コンベア1の
搬送速度に追従して上流側から下流側に順次点灯、消灯
されることにより、搬送コンベア1上にて搬送される上
記PVC製廃棄物3aは、手選別作業区画2を通過する
間、連続してスポットライト6の光が照射される。
【0019】したがって、手選別作業区画2にて、PV
C製廃棄物3aを、スポットライト6の光の照射により
標示することができ、このため作業者は、スポットライ
ト6の光が照射されたPVC製廃棄物3aを、スポット
ライト6の照射されない他の材質のプラスチック製廃棄
物3より容易に識別することができて、搬送コンベア1
上からPVC製廃棄物3aを確実に選別、除去すること
ができ、これにより選別作業に要する作業者の労力を従
来に比して大幅に軽減することができる。
【0020】次に、図3は図1(イ)(ロ)及び図2
(イ)(ロ)(ハ)に示した実施の形態の応用例を示す
もので、図1(イ)(ロ)に示したものと同様な構成と
してある手選別用特定材質廃棄物の標示装置において、
各ライトユニット5における各スポットライト6の下流
側近傍位置に、図1(イ)(ロ)に示した材質識別セン
サ4と同様にPVC製廃棄物3aを検出し得る材質識別
センサ4をそれぞれ設け、且つ該ライトユニット5の各
材質識別センサ4の検出信号を、ライトユニット5毎に
対応する演算器7に入力するようにし、手選別作業区画
2でスポットライト6が照射されたPVC製廃棄物3a
が除去されると、ライトユニット5の材質識別センサ4
がPVC製廃棄物3aを検出しなくなることで下流側の
スポットライト6を点灯させないようにするために、演
算器7により、ライトユニット5の各スポットライト6
と対応して搬送方向に沿って複数個並ぶ各材質識別セン
サ4のうち、ある材質識別センサ4より演算器7にPV
C製廃棄物3aの検出信号が入力されるときのみ、該検
出信号を発した材質識別センサ4に対応するスポットラ
イト6を点灯作動させるようにしたものである。
【0021】その他の構成は図1(イ)(ロ)及び図2
(イ)(ロ)(ハ)に示したものと同様であり、図1
(イ)(ロ)に示したものと同一のものには同一符号が
付してある。
【0022】本実施の形態によれば、PVC製廃棄物3
aが搬送コンベア1上に投入されて手作業選別区画2に
達すると、上記実施の形態と同様にスポットライト6の
光に照射されて標示されるようになり、その後、作業者
が上記標示されたPVC製廃棄物3aを選別して搬送コ
ンベア1上より除去すると、除去の行われた位置よりも
下流側では、ライトユニット5の材質識別センサ4によ
りPVC製廃棄物3aが検出されなくなって、演算器7
に検出信号が入力されなくなるため、上記除去位置より
も下流側ではスポットライト5が点灯されなくなる。し
たがって、PVC製廃棄物3aが除去されたことを、搬
送コンベア1上にスポットライト6の光が照射されなく
なることにより確認することができるので、PVC製廃
棄物3aの近傍に他のプラスチック製廃棄物3が同時に
搬送されていて紛らわしい場合であってもPVC製廃棄
物3aを確実に除去することができ、又、除去のし忘れ
等、作業者のミスにより下流側へPVC製廃棄物3aが
混入する虞を減少させることができる。
【0023】次いで、図4は本発明の実施の他の形態を
示すもので、図1(イ)(ロ)に示したものと同様に途
中位置に手作業選別区画2を設けた構成としてある搬送
コンベア1における上記手作業選別区画2の上方位置
に、図1(イ)(ロ)に示した材質識別センサ4と同様
の材質識別センサ4と下向きのスポットライト6とを上
流側より順にユニット胴部9の下面に取り付けて備え且
つ上記材質識別センサ4によりPVC製廃棄物3aが検
出された時に上記スポットライト6を所要時間点灯させ
るようにしてある演算器10を備えてなるセンサ・ライ
トユニット8を、幅方向及び搬送方向に沿ってそれぞれ
複数個並べて配設したものである。
【0024】上記各センサ・ライトユニット8は、隣接
するもの同士で材質識別センサ4の検出範囲及びスポッ
トライト6の照射範囲がわずかにオーバーラップするよ
うに配置してある。
【0025】本実施の形態によれば、PVC製以外のプ
ラスチック製廃棄物3が搬送コンベア上に投入されて手
作業選別区画2に搬送された場合には、センサ・ライト
ユニット8の材質識別センサ4による検出が行われない
ため、スポットライト6の光が照射されることはない。
【0026】一方、PVC製廃棄物3aが搬送コンベア
1上に投入されて、手選別作業区画に達すると、搬送さ
れるPVC製廃棄物3aは、直上に位置するセンサ・ラ
イトユニット8の材質識別センサ4により検出され、該
センサ・ライトユニット8のスポットライト6が点灯さ
れることにより光が照射されるようになり、その後、搬
送コンベア1により搬送されて位置が変化しても、その
変化した位置の直上に位置するセンサ・ライトユニット
8の材質識別センサ4により検出されてスポットライト
6により照射されるため、手作業選別区画2において搬
送コンベア1上を搬送されるPVC製廃棄物3aは、常
にスポットライト6により光が照射されるようになる。
このため、作業者は、PVC製廃棄物3aを、スポット
ライトの光の照射されない他の材質のプラスチック製廃
棄物3より容易に選別して除去することができる。
【0027】又、搬送コンベア1上よりPVC製廃棄物
3aが除去されると、それより下流側のセンサ・ライト
ユニット8では、材質識別センサ4によるPVC製廃棄
物3aの検出は行われなくなるため、スポットライト6
は点灯しない。よって、図3(イ)(ロ)に示した実施
の形態と同様な効果も得ることができる。
【0028】上記した図1(イ)(ロ)と図3(イ)
(ロ)の各実施の形態においては、搬送方向のスポット
ライト6を複数配置としているが、これを単数にし、同
様に図4(イ)(ロ)の実施の形態における搬送方向の
センサ・ライトユニット8も単数にし、該単数のスポッ
トライト6、センサ・ライトユニット8をそれぞれ搬送
コンベア1の搬送方向に沿って首振り可能に設けた構成
として、材質識別センサ4によりPVC製廃棄物3aが
検出されると、スポットライト6を搬送コンベア1の搬
送速度に追従するように首を振らせてPVC製廃棄物3
aを追尾させるようにすることもできる。
【0029】更に、図5(イ)(ロ)は本発明の実施の
更に他の形態を示すもので、搬送コンベア1の手選別作
業区画2よりも上流側における上方位置に、図1(イ)
(ロ)に示したものと同様に複数個の材質識別センサ4
を幅方向に並べて設置すると共に、該各材質識別センサ
4の設置位置よりも下流側で且つ手作業選別区画2より
も上流側となる搬送コンベア1の上方位置に、下向きの
塗料噴射ノズル11を、上記各材質識別センサ4の幅方
向の配置と個別に対応するように幅方向に所要間隔で複
数個並べて設置し、且つ該各塗料噴射ノズル11は、塗
料タンク12より塗料13を送出するようにしてあるポ
ンプ14に、開閉バルブ16を備えた塗料送給ライン1
5を介して接続してあり、更に、各材質識別センサ4と
対応する塗料噴射ノズル11毎に、材質識別センサ4の
検出信号を基に各ノズル11に接続された塗料送給ライ
ン15の開閉バルブ16を制御する演算器17を備えた
構成とする。
【0030】上記各演算器17は、通常は開閉バルブ1
6を閉状態としておき、対応する材質識別センサ4によ
りPVC製廃棄物3aが検出されると、搬送コンベア1
上の被搬送物が該材質識別センサ4の設置位置から各塗
料噴射ノズル11の設置位置に達するまでに要する所要
時間が経過したときに、上記開閉バルブ16を短時間開
操作して塗料噴射ノズル11より塗料13を噴射させる
ことができるようにしてある。その他、図1(イ)
(ロ)に示したものと同一のものには同一符号が付して
ある。
【0031】本実施の形態によれば、PVC製以外のプ
ラスチック製廃棄物3が搬送コンベア1上に投入された
場合には、該プラスチック製廃棄物3は材質識別センサ
4により検出されることがないため、塗料噴射ノズル1
1より塗料13が噴射されることなしに手作業選別区画
2に搬送されるが、PVC製廃棄物3aがプラスチック
製廃棄物3中に混入されて搬送されて来ると、該PVC
製廃棄物3aは、材質識別センサ4の設置位置を通過す
る際に、直上位置の材質識別センサ4により検出され、
その後、塗料噴射ノズル11の設置位置に達した時に、
PVC製廃棄物3aを検出した上記材質識別センサ4と
幅方向に対応する塗料噴射ノズル11より塗料13が噴
射されるため、塗料13の塗布が行われ、しかる後、手
選別作業区画2へ搬送される。
【0032】したがって、手選別作業区画2において
は、PVC製廃棄物3aを、塗布された塗料13により
標示でき、このため作業者は、塗料13が塗布されてい
るPVC製廃棄物3aを、塗料13の塗布されていない
他のプラスチック製廃棄物3と容易に識別することがで
きるので、搬送コンベア1上から容易に除去することが
でき、したがって、選別作業に要する作業者の労力を従
来に比して大幅に軽減することができる。
【0033】なお、本発明は上記実施の形態のみに限定
されるものではなく、材質識別センサ4としては、PV
C製廃棄物3aを検出するものを用いた例を示したが、
選別を所望する廃棄物の材質に応じて、他の種類のプラ
スチックや紙を検出し得るセンサを採用してもよく、こ
の場合、手選別作業区画において上記他の種類のプラス
チックや紙を選択的に標示させることができて、上記選
別を所望する廃棄物の手選別を実施することが可能にな
ること、又、材質識別センサ4は、手選別作業区画2を
設けてある搬送コンベア1と同一の搬送コンベアに対し
て設けるものとして示したが、手作業選別作業区画2を
設けた搬送コンベア1の搬送速度が比較的遅くて、被搬
送物が密集した状態となるために材質識別センサ4によ
るPVC製廃棄物3aの特定が困難な場合には、上記手
選別作業区画2を設けてある搬送コンベア1の上流側
に、比較的速い搬送速度を有して廃棄物供給装置より供
給されるプラスチック製廃棄物3を搬送方向に分散させ
ることが可能な別の搬送コンベアを設けて、該搬送速度
の速い搬送コンベア上に材質識別センサ4を設置するよ
うにしてもよいこと、材質識別センサ4としては、PV
C製廃棄物3aを検出するセンサのみを設置して、手作
業選別区画2においてPVC製廃棄物3aのみを標示さ
せるものとして示したが、材質識別センサ4として、複
数の材質の廃棄物をそれぞれ識別し得るセンサを用いる
と共に、図1(イ)(ロ)及び図2(イ)(ロ)(ハ)
に示した実施の形態、図3(イ)(ロ)に示した実施の
形態、図4(イ)(ロ)に示した実施の形態においては
各スポットライト6を複数色に切り替え可能なスポット
ライトとしたり、図5(イ)(ロ)に示した実施の形態
においては、塗料噴射ノズル11を、複数色の塗料13
を噴射可能なノズルとすることにより、手選別作業区画
2において選別を所望する複数の材質の廃棄物を標示色
を変えて同時に標示させるようにすることも可能なこ
と、図1(イ)(ロ)及び図2(イ)(ロ)(ハ)に示
した実施の形態、図3(イ)(ロ)に示した実施の形態
における材質識別センサ4やライトユニット5の幅方向
の設置数、及び、図5(イ)(ロ)に示した実施の形態
における材質識別センサ4や塗料噴射ノズル11の幅方
向の設置数は、使用する搬送コンベア1の幅寸法に応じ
て自在に決定してよく、単数としてもよいこと、又、図
1(イ)(ロ)及び図2(イ)(ロ)(ハ)に示した実
施の形態、図3(イ)(ロ)に示した実施の形態のライ
トユニット5の搬送方向のスポットライト6の数は、手
作業選別区画2の搬送方向に沿う長さ寸法に応じて自在
に決定してよいこと、図4(イ)(ロ)に示した実施の
形態におけるセンサ・ライトユニット8の幅方向の設置
数は、使用する搬送コンベア1の幅寸法に応じて自在に
決定してよく、単数としてもよいこと、又、上記センサ
・ライトユニット8の搬送方向の設置数は、使用する搬
送コンベア1の手選別作業区画2の搬送方向に沿う長さ
寸法に応じて自在に決定してよいこと、その他、本発明
の要旨を逸脱しない範囲内において種々変更を加え得る
ことは勿論である。
【0034】
【発明の効果】以上述べた如く、本発明の手選別作業用
特定材質廃棄物の標示装置によれば、搬送される廃棄物
の手選別作業区画が搬送方向途中位置に設けてある搬送
コンベアの上記手選別作業区画よりも上流側の上方位置
に、搬送される廃棄物の材質を識別するための材質識別
センサを、該コンベアの幅方向に単数又は複数個並べて
設置し、且つ上記手選別作業区画の上方位置に、複数個
のスポットライトを搬送方向に沿って装備してなるライ
トユニットを、上記材質識別センサと個別に対応するよ
うに幅方向に単数又は複数個並べて設置し、更に、上記
材質識別センサの検出信号に基づいて対応するライトユ
ニットの各スポットライトの点灯、消灯を制御する演算
器を備え、上記材質識別センサにより検出された特定材
質の廃棄物が手選別作業区画を通過するときに対応する
ライトユニットのスポットライトを常に照射させるよう
にした構成としてあるので、手選別作業区画において
は、特定材質の廃棄物を、スポットライトの光を照射さ
せた状態として標示でき、作業者は、このスポットライ
トの光の照射された特定材質の廃棄物を、光の照射され
ない他の材質の廃棄物と容易に識別することができるた
め、特定材質廃棄物の選別に要する労力を従来に比して
大幅に軽減させることができるという優れた効果を発揮
し、又、ライトユニットの各スポットライト毎に材質識
別センサを近接させて設けると共に、該ライトユニット
の材質識別センサの検出信号を演算器に入力可能とし
て、該演算器に、上記ライトユニットの材質識別センサ
より特定材質の廃棄物の検出信号が入力されるときの
み、検出信号を発した材質識別センサに対応するスポッ
トライトを点灯作動させる機能をもたせた構成とするこ
とにより、手選別作業区画において搬送コンベア上より
特定材質廃棄物が除去されると、該特定材質廃棄物の除
去を行った位置よりも下流側のスポットライトは点灯し
なくなるため、光の照射により標示される廃棄物が存在
しないことを確認することができて、搬送コンベア上か
らの特定材質廃棄物の除去を確実に実施することができ
るという効果を発揮し、更に、搬送される廃棄物の手選
別作業区画が搬送方向途中位置に設けてある搬送コンベ
アの上記手選別作業区画の上方位置に、搬送される廃棄
物の材質を識別するための材質識別センサとスポットラ
イトを上流側より順に備え且つ上記材質識別センサの検
出信号に基づいて上記スポットライトを所要時間点灯さ
せるようにしてある演算器を備えてなるセンサ・ライト
ユニットを、該コンベアの幅方向に単数又は複数個で且
つ搬送方向に複数個並べて設置して、特定材質の廃棄物
が手選別作業区画を通過するときに上記各センサ・ライ
トユニットの材質識別センサにより検出して該特定材質
廃棄物にスポットライトを照射させるようにした構成と
することにより、手選別作業区画を搬送される特定材質
廃棄物を、スポットライトの照射により標示できるた
め、作業者は、光の照射された廃棄物を特定材質廃棄物
として容易に識別することができて、手選別作業に要す
る労力を従来に比して大幅に軽減することができると共
に、手選別作業区画において搬送コンベア上より特定材
質廃棄物が除去されると、該特定材質廃棄物の除去を行
った位置よりも下流側のスポットライトは点灯しなくな
るため、光の照射により標示される廃棄物が存在しない
ことを確認することができて、搬送コンベア上からの特
定材質廃棄物の除去を確実に実施することができるとい
う優れた効果を発揮し、更に又、搬送される廃棄物の手
選別作業区画が搬送方向途中位置に設けてある搬送コン
ベアの上記手選別作業区画よりも上流側の上方位置に、
搬送される廃棄物の材質を識別するための材質識別セン
サを、該コンベアの幅方向に単数又は複数個並べて設置
し、該材質識別センサの設置位置よりも下流側で且つ手
選別作業区画よりも上流側の上方位置に、塗料噴射ノズ
ルを、上記材質識別センサと個別に対応するように幅方
向に単数又は複数個並べて設置し、上記材質識別センサ
の検出信号に基づいて対応する塗料噴射ノズルからの塗
料の噴射を制御する演算器を備えて、上記材質識別セン
サにより検出された特定材質の廃棄物が対応する塗料噴
射ノズルの設置位置を通過するときに塗料を噴射させて
該特定材質廃棄物に塗料を塗布させるようにした構成と
することにより、手選別作業区画に進入する特定材質廃
棄物を、塗料の塗布により標示することができ、このた
め作業者は、塗料の塗布された廃棄物を特定材質廃棄物
として容易に識別できて、手選別作業に要する労力を従
来に比して大幅に軽減することが可能となるという優れ
た効果を発揮し、更に又、搬送される廃棄物の手選別作
業区画が搬送方向途中位置に設けてある搬送コンベアの
上記手選別作業区画の最上流側端部若しくはそれよりも
上流側の上方位置に、搬送される廃棄物の材質を識別す
るための材質識別センサを、該コンベアの幅方向に単数
又は複数個並べて設置し、且つ上記手選別作業区画の上
方位置における上記材質識別センサと個別に対応する幅
方向の単数又は複数個所に、スポットライトを搬送方向
に沿って首振り可能に設置し、上記材質識別センサの検
出信号に基づいて対応するスポットライトの点灯、消灯
及び首振速度を制御する演算器を備えて、上記材質識別
センサにより検出された特定材質の廃棄物が手選別作業
区画を通過するときにスポットライトを照射して特定材
質の廃棄物を追尾させるようにした構成とすることによ
り、手選別作業区画を搬送される特定材質廃棄物を、搬
送方向に単数のスポットライトの照射により標示できる
ため、作業者は、光の照射された廃棄物を特定材質廃棄
物として容易に識別することができて、手選別作業に要
する労力を従来に比して大幅に軽減することができると
いう優れた効果を発揮する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の手選別作業用特定材質廃棄物の標示装
置の実施の一形態を示すもので、(イ)は概略側面図、
(ロ)は(イ)のA−A方向矢視図である。
【図2】図1の装置の作動状態を示すもので、(イ)は
PVC製廃棄物が材質識別センサの設置位置を通過する
状態を、(ロ)(ハ)はそれぞれPVC製廃棄物が手選
別作業区画内にて搬送される状態をそれぞれ示す概略側
面図である。
【図3】図1の装置の応用例を示すもので、(イ)は概
略側面図、(ロ)は(イ)のB−B方向矢視図である。
【図4】本発明の実施の他の形態を示すもので、(イ)
は概略側面図、(ロ)は(イ)のC−C方向矢視図であ
る。
【図5】本発明の実施の更に他の形態を示すもので、
(イ)は概略側面図、(ロ)は要部の概略斜視図であ
る。
【符号の説明】
1 搬送コンベア 2 手選別作業区画 3 プラスチック製廃棄物(廃棄物) 3a PVC製廃棄物(特定材質廃棄物) 4 材質識別センサ 5 ライトユニット 6 スポットライト 7 演算器 8 センサ・ライトユニット 10 演算器 11 塗料噴射ノズル 13 塗料 17 演算器
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 宮阪 清人 東京都江東区木場五丁目10番11号 石川島 環境エンジニアリング株式会社内 Fターム(参考) 3F079 AB00 AD11 BA24 CA31 CA44 CB32 CB35 DA11 EA15 EA19

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 搬送される廃棄物の手選別作業区画が搬
    送方向途中位置に設けてある搬送コンベアの上記手選別
    作業区画よりも上流側の上方位置に、搬送される廃棄物
    の材質を識別するための材質識別センサを、該コンベア
    の幅方向に単数又は複数個並べて設置し、且つ上記手選
    別作業区画の上方位置に、複数個のスポットライトを搬
    送方向に沿って装備してなるライトユニットを、上記材
    質識別センサと個別に対応するように幅方向に単数又は
    複数個並べて設置し、更に、上記材質識別センサの検出
    信号に基づいて対応するライトユニットの各スポットラ
    イトの点灯、消灯を制御する演算器を備え、上記材質識
    別センサにより検出された特定材質の廃棄物が手選別作
    業区画を通過するときに対応するライトユニットのスポ
    ットライトを常に照射させるようにした構成を有するこ
    とを特徴とする手選別用特定材質廃棄物の標示装置。
  2. 【請求項2】 ライトユニットの各スポットライト毎に
    材質識別センサを近接させて設けると共に、該ライトユ
    ニットの材質識別センサの検出信号を演算器に入力可能
    として、該演算器に、上記ライトユニットの材質識別セ
    ンサより特定材質の廃棄物の検出信号が入力されるとき
    のみ、検出信号を発した材質識別センサに対応するスポ
    ットライトを点灯作動させる機能をもたせた請求項1記
    載の手選別用特定材質廃棄物の標示装置。
  3. 【請求項3】 搬送される廃棄物の手選別作業区画が搬
    送方向途中位置に設けてある搬送コンベアの上記手選別
    作業区画の上方位置に、搬送される廃棄物の材質を識別
    するための材質識別センサとスポットライトを上流側よ
    り順に備え且つ上記材質識別センサの検出信号に基づい
    て上記スポットライトを所要時間点灯させるようにして
    ある演算器を備えてなるセンサ・ライトユニットを、該
    コンベアの幅方向に単数又は複数個で且つ搬送方向に複
    数個並べて設置して、特定材質の廃棄物が手選別作業区
    画を通過するときに上記各センサ・ライトユニットの材
    質識別センサにより検出して該特定材質廃棄物にスポッ
    トライトを照射させるようにした構成を有することを特
    徴とする手選別用特定材質廃棄物の標示装置。
  4. 【請求項4】 搬送される廃棄物の手選別作業区画が搬
    送方向途中位置に設けてある搬送コンベアの上記手選別
    作業区画よりも上流側の上方位置に、搬送される廃棄物
    の材質を識別するための材質識別センサを、該コンベア
    の幅方向に単数又は複数個並べて設置し、該材質識別セ
    ンサの設置位置よりも下流側で且つ手選別作業区画より
    も上流側の上方位置に、塗料噴射ノズルを、上記材質識
    別センサと個別に対応するように幅方向に単数又は複数
    個並べて設置し、上記材質識別センサの検出信号に基づ
    いて対応する塗料噴射ノズルからの塗料の噴射を制御す
    る演算器を備えて、上記材質識別センサにより検出され
    た特定材質の廃棄物が対応する塗料噴射ノズルの設置位
    置を通過するときに塗料を噴射させて該特定材質廃棄物
    に塗料を塗布させるようにした構成を有することを特徴
    とする手選別用特定材質廃棄物の標示装置。
  5. 【請求項5】 搬送される廃棄物の手選別作業区画が搬
    送方向途中位置に設けてある搬送コンベアの上記手選別
    作業区画の最上流側端部若しくはそれよりも上流側の上
    方位置に、搬送される廃棄物の材質を識別するための材
    質識別センサを、該コンベアの幅方向に単数又は複数個
    並べて設置し、且つ上記手選別作業区画の上方位置にお
    ける上記材質識別センサと個別に対応する幅方向の単数
    又は複数個所に、スポットライトを搬送方向に沿って首
    振り可能に設置し、上記材質識別センサの検出信号に基
    づいて対応するスポットライトの点灯、消灯及び首振速
    度を制御する演算器を備えて、上記材質識別センサによ
    り検出された特定材質の廃棄物が手選別作業区画を通過
    するときにスポットライトを照射して特定材質の廃棄物
    を追尾させるようにした構成を有することを特徴とする
    手選別用特定材質廃棄物の標示装置。
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