JP2002360660A - 点眼補助具 - Google Patents

点眼補助具

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JP2002360660A
JP2002360660A JP2001172871A JP2001172871A JP2002360660A JP 2002360660 A JP2002360660 A JP 2002360660A JP 2001172871 A JP2001172871 A JP 2001172871A JP 2001172871 A JP2001172871 A JP 2001172871A JP 2002360660 A JP2002360660 A JP 2002360660A
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eye
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Fumiaki Nagase
文明 永瀬
Yasuhisa Yokoi
泰久 横井
Akira Murashima
彰 村島
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Kawamoto Corp
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    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61FFILTERS IMPLANTABLE INTO BLOOD VESSELS; PROSTHESES; DEVICES PROVIDING PATENCY TO, OR PREVENTING COLLAPSING OF, TUBULAR STRUCTURES OF THE BODY, e.g. STENTS; ORTHOPAEDIC, NURSING OR CONTRACEPTIVE DEVICES; FOMENTATION; TREATMENT OR PROTECTION OF EYES OR EARS; BANDAGES, DRESSINGS OR ABSORBENT PADS; FIRST-AID KITS
    • A61F9/00Methods or devices for treatment of the eyes; Devices for putting-in contact lenses; Devices to correct squinting; Apparatus to guide the blind; Protective devices for the eyes, carried on the body or in the hand
    • A61F9/0008Introducing ophthalmic products into the ocular cavity or retaining products therein

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Abstract

(57)【要約】 【課題】 従来では、首部分サイズの異なる点眼瓶毎に
そのサイズに適した点眼補助具を用意する必要があった
り、或いは異なるサイズの点眼瓶の挿着には注意深く行
う必要があったりした。そこで本発明は、様々な形状の
点眼瓶に対して使用可能であり、且つ点眼瓶を簡単に挿
着できる点眼補助具を提供することを目的とする。 【解決手段】 瞼周辺に当接される下側開口部11と、
点眼瓶の首部分を挿着する上側開口部16が貫通して形
成される点眼補助具10である。上側開口部16の点眼
瓶首部挿着座12は、内部が階段状に下窄まりとなって
いる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、点眼瓶より目薬を
注す際に用いる点眼補助具に関するものである。
【0002】
【従来の技術】目薬を注す際には、通常顔を上に向けて
眼球上方に点眼瓶を位置させ、該点眼瓶から目薬液を滴
下させて眼球に供給する様にしている(点眼手法)。
【0003】また顔を横に傾斜させ、目薬瓶の滴下口を
目尻に近接させて目薬を眼球に供給する手法(点眼手法
)もあるが、該点眼手法は眼球に点眼瓶滴下口が接
触する恐れがあり、該滴下口の汚染が懸念されることか
ら、上記点眼手法が推奨されている。
【0004】ところが上記点眼手法は、点眼瓶を眼球
上方の中空に正確に位置させることが難しく、従って目
薬液を目とは違うところ、例えば頬等に滴下してしま
い、何度もやり直さなければならないという事態がしば
しば生じる。
【0005】また眼球の手術の後等の様に、目が見えな
い状態の時に目薬を注す場合には、手探りで勘に頼って
注すしかなく、或いは自分自身で注さずに他の人に注し
てもらうことになる。
【0006】そこで点眼の際に点眼補助具を用いること
が提案されている。
【0007】従来の上記点眼補助具は略筒型のものであ
り、この点眼補助具筒の上側開口部に点眼瓶の首部分を
挿着して筒内中程に点眼瓶滴下口が位置する様にし、点
眼補助具筒の下側開口部を瞼周辺に当接させて目薬液を
滴下するというものである(従来例:実開平3−75
737号公報,特開平4−82553号公報,登録実用
新案公報第3032055号)。このとき点眼瓶滴下口
は眼球と一定間隔を開けて位置し、眼球に上記滴下口が
接触することがなく、また顔を上に向けることで眼球に
正確に滴下させることができる。
【0008】また一対の開瞼部材を備えた点眼補助具も
提案されている(従来例:特開平10−216193
号公報)。目薬液が滴下される際に瞼を閉じてしまう傾
向があることから、上記開瞼部材により強制的に瞼を拡
げようとするものである。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】ところで例えば図7の
(a)〜(e)[蓋を外した状態の点眼瓶を示す正面
図]に示す様に点眼瓶には様々な形状があり、従って上
記点眼補助具への点眼瓶の挿着箇所の形状も様々なもの
となるから、点眼瓶毎に適合した形状の点眼補助具を用
意する必要がある。
【0010】仮に不適合な点眼補助具を使用すると、即
ち例えば点眼瓶に対して点眼補助具の取付箇所が大き過
ぎると点眼瓶滴下口が突き抜けてしまい、或いは小さ過
ぎると点眼瓶がぐらつき、却って点眼し辛くなるという
問題がある。
【0011】特に目の疾病をかかえる人は複数の点眼薬
を使用する傾向にあり、それぞれの点眼瓶に対してそれ
ぞれの点眼補助具を用意する必要が生じ、煩雑となると
いう問題がある。
【0012】尚、点眼瓶の首部分の大小異なるものを挿
着可能な点眼補助具が実開昭61−94036号公報に
提案されており(従来例、図8:(a)は従来例の
点眼補助具60を示す上面図、(b)は(a)に示すB
−B線断面図)、該点眼補助具60は点眼瓶首部分を挿
入する挿入孔62を中心として放射状に切込み63が入
れられたものであって、上記首部分の細い点眼瓶の場合
には(例えば図7の(a),(c),(e)に示す点眼
瓶)、上記首部分65を挿入孔62に挿着するように
し、上記首部分の太い点眼瓶の場合には(例えば図7の
(b),(d)に示す点眼瓶)、上記挿入孔62に上記
首部分65を当接して押圧することによって上記切込み
63を曲げる様にして押し広げ、挿入孔62を大きくす
るというものである。
【0013】しかしこの従来例の点眼補助具では、点
眼瓶首部分65を挿入孔62の挿着する際に、丁度良い
位置に点眼瓶の滴下口67がくるように押圧力を加減す
る必要があり、挿着に注意を要する。即ち例えば上記首
部分の細い点眼瓶(例えば図7の(e)に示す点眼瓶)
を挿着する際に、強く押圧してしまうと、挿入孔62が
広がって点眼瓶の胴部分66の位置で挿入孔62に挿着
されてしまうこととなり、点眼補助具の下側開口部61
から点眼瓶滴下口67が突出してしまう。従って殊に首
部分の細い点眼瓶の場合には、注意深く挿着する必要が
ある。加えて点眼瓶滴下口67の近傍によって上記挿入
孔62を押し広げるものであるから、点眼瓶滴下口67
やその近傍が挿入孔62周りに接触して不潔になる恐れ
がある。
【0014】本発明は以上の問題に鑑みてなされたもの
であり、様々な首部分サイズの点眼瓶に対して使用可能
であり、且つ点眼瓶を簡単に挿着できて点眼瓶滴下口と
眼球の間に適度な間隔を開けることのできる点眼補助具
を提供することを目的とする。
【0015】
【課題を解決するための手段】本発明に係る点眼補助具
は、瞼周辺に当接される下側開口部と、点眼瓶の首部分
を挿着する上側開口部が貫通して形成される点眼補助具
であって、前記上側開口部が、内部が下窄まりの円筒状
の点眼瓶首部挿着座を備えたものであることを要旨とす
る。
【0016】この様に上側開口部の点眼瓶首部挿着座が
下に向かって内径が小さくなっているから、点眼瓶の首
部分を上側開口部に挿入した際、首部分の太い点眼瓶の
場合では上記挿着座の比較的上方部分で留まり、一方首
部分の細い点眼瓶の場合では上記挿着座の比較的下方部
分で留まることになり、この様に1つの点眼補助具で様
々なサイズの点眼瓶を適用することができる。しかも細
い首部分の点眼瓶においても、点眼瓶首部挿着座の下方
部分は十分に内径が小さいから、それ以上押し込められ
ることがなく、従って点眼瓶滴下口と眼球の間に所定の
間隔を開けることができる。
【0017】上記点眼瓶首部挿着座としては、内面(内
壁面)がテーパ状となって内径が狭くなっているが、こ
のテーパ面(内面)は円滑面または粗面のいずれでも良
く、このうちでも、前記点眼瓶首部挿着座の内面が粗面
になったものであることが好ましい。この様に粗面とす
ることにより、円滑面の場合に比べ、挿着座への点眼瓶
首部分の挿着がしっかりしたものとなるからである。
【0018】上記粗面としては微細な凹凸状或いは突起
を設けたものでも良く、更にこの突起を設けたものとし
ては、円周方向に連続の階段状凸条,リング状凸条,或
いは螺旋状凸条が形成されたものや、円周方向に非連続
の階段状凸条,リング状凸条,或いは螺旋状凸条が形成
されたものが挙げられる。具体的には、内壁面が階段状
になっているものや、内壁面に複数段の隆起部が設けら
れ、下方の隆起部ほど開口径が小さくなるようになった
もの、或いは螺旋状に階段部や隆起部が設けられたも
の、更に内面に複数の突起が設けられて下方に行くにつ
れ内径が狭くなったもの等が挙げられる。
【0019】更に本発明において、前記点眼補助具の少
なくとも前記上側開口部が弾性変形可能な素材で構成さ
れたものであることが好ましい。
【0020】上側開口部の上記挿着座に点眼瓶首部分を
挿着する際、上側開口部を弾性変形させるようにして押
し込めば、上側開口部がその応力により点眼瓶首部分を
しっかりと掴まえることになり、良好に固定される。尚
上記弾性変形可能な素材としては、合成樹脂等が挙げら
れ、この素材の曲げこわさとしては20〜600MPa
(200〜6000kgf/cm2[測定法:JIS K 7
106の曲げこわさ試験方法による])が好ましい。曲
げこわさ20MPa(200kgf/cm2)未満であると、柔ら
か過ぎて、点眼瓶首部分をしっかりと掴むことができな
くなり、首部分の細い点眼瓶の場合にひどいときには上
側開口部を突き抜けるようになる懸念があるからであ
る。一方曲げこわさ600MPa(6000kgf/cm2)超で
あると、弾性変形による把持効果があまり発揮されなく
なるからである。より好ましくは曲げこわさが30MPa
(300kgf/cm2)以上、120MPa(1200kgf/c
m2)以下である。
【0021】加えて本発明においては、前記点眼補助具
が一体成形されたものであることが好ましい。
【0022】この様に一体成形とすることにより、部品
点数が少なくなって、製造コストの低減を図ることがで
きる。
【0023】また本発明において、前記点眼補助具は逆
カップ状であり、前記下側開口部が、この逆カップ状の
カップ開口縁部分に形成され、前記上側開口部が、この
逆カップ状のカップ底部分から前記下側開口部に向かっ
て垂れ下がる様に前記円筒状の点眼瓶首部挿着座を形成
したものであることが好ましい。即ち逆カップ状のカッ
プ開口縁部分が前記下側開口部となり、逆カップ状のカ
ップ底部分から下側開口部に向かって垂れ下がる様に前
記円筒状の点眼瓶首部挿着座が形成されていることが好
ましい。
【0024】この様に上側開口部の点眼瓶首部挿着座を
垂れ下がるように形成させて、点眼補助具の胴部分(即
ち上側開口部から下側開口部までの間の外側部分)と空
洞を設けることにより、点眼補助具の軽量化を図ること
ができ、また使用する合成樹脂等の量を低減することが
できる。
【0025】加えて、上記の様に空洞を設けることによ
り、上側開口部として弾性変形可能な素材のうちでも比
較的硬めの素材(例えば曲げこわさ200MPa(200
0kgf/cm2)〜1000MPa(10000kgf/cm2の合成
樹脂)を用いることができ、これにより点眼瓶首部分を
しっかりと把持することができる。つまり比較的硬めの
弾性変形可能な素材の場合に、仮に点眼補助具胴部分−
挿入座間が中実であると、上側開口部に点眼瓶首部分を
挿着するに際して入れ難くなるが、上記の様に点眼補助
具胴部分−挿入座間に空洞が形成されていると、上記挿
入座の厚みを薄いものにでき、上記の様に比較的硬めの
素材であっても容易に弾性変形して、上側開口部に点眼
瓶首部分を挿着し易くなる。尚点眼補助具全体を発泡樹
脂の様に非常に柔らかい素材で一体成形した場合は、挿
着座と点眼補助具胴部分の間に空洞を設けずに中実とし
ても、十分に弾性変形して点眼瓶首部分を把持すること
が可能である。
【0026】加えて本発明において、前記円筒状の点眼
瓶首部挿着座の外周面とカップ状の内周面(点眼補助具
胴部分の内周面)の間に連結リブが設けられたものであ
ることが好ましい。
【0027】上述の様に点眼瓶首部挿着座が垂れ下がる
様に突出していると、この挿着座の位置、このうち特に
下端(眼球側)位置が不安定になりがちであるが、上記
の様にリブを設けることによって挿着座の位置が安定す
る。また点眼補助具をあまり硬くない合成樹脂等により
一体成形した場合に、上記連結リブによって点眼補助具
が丈夫なものになる。
【0028】更に点眼を実行するに際して点眼補助具胴
部分を把持することになるが、この胴部分への把持力が
上記連結リブを介して上記点眼瓶首部挿着座に伝わり、
この挿着座が点眼瓶首部分をしっかりと把持することに
なって、点眼瓶がより安定する。
【0029】
【発明の実施の形態】<実施形態1>図1は本発明の実
施形態1に係る点眼補助具を示す図であり、(a)は該
点眼補助具10の点眼瓶挿入側からの斜視図、(b)は
瞼周辺当接側からの斜視図、(c)は底面図、(d)は
(a)及び(c)に示すD−D線断面図である。
【0030】該点眼補助具10は全体が逆カップ状とな
っており、このカップ開口縁部分に下側開口部11が形
成されている。またこの逆カップ状のカップ底部分から
は下側開口部11に向かって垂れ下がるように上側開口
部16の点眼瓶首部挿着座12が形成されている。
【0031】上記下側開口部11の開口は楕円形であ
り、その開口縁11cは瞼周辺のカーブに対応するよう
に開口の長軸の中心部分11aに向かって窪んでいる。
また開口縁11c先端は丸みを帯び、瞼周辺に当接した
際に皮膚を傷つけない様になっている。
【0032】また上記上側開口部16の挿着座12は長
さT1が10mmの円筒状であり、この内面12aは階段
状となり、下側(眼球側)に向かって段々に内径が小さ
くなっている。例えば内面12aの階段数を6段とし、
最上段の内径を12mm、最下段の内径を7mmとして下側
に向かって徐々に狭くする。尚上側開口部16の開口中
心軸に対する内面12aの傾斜角度θとしては20°以
下が推奨され、また挿着座12の長さT1としては5〜
20mmが好ましく、挿着座12内径としては3〜20mm
としたものが望ましい(より好ましくは最上段の内径と
して10〜15mmである)。挿着座12をこの様な範囲
のものとすれば、病院等で提供される様々な点眼瓶や市
販の様々な点眼瓶に大凡対応することができる。
【0033】点眼補助具10の胴部分(カップ状の側面
部分)14の長手側の側壁中央部には窪み13が設けら
れており、点眼補助具10を持ち易くなっている。また
胴部分14における開口長軸中心部分11aから上側開
口部16の上端までの長さT 2は25mm(好ましい範囲
としては15mm〜60mm)、開口長軸端部分11bから
上側開口部12の上端までの長さT3は46mm(好まし
い範囲としては30mm〜60mm)であり、この様に胴部
分14を所定の長さとすることにより、上側開口部12
の挿着された点眼瓶の滴下口と眼球との間に間隔を開け
るようになる。
【0034】この胴部分14と上記挿着座12とは連結
リブ15により6箇所で架設されている。
【0035】上記点眼補助具10の素材はエチレンと酢
酸ビニルとの共重合体であり、一体成形により製造され
ている。また不透明である。
【0036】次にこの点眼補助具10の使用方法につい
て説明する。
【0037】図2は点眼補助具10に点眼瓶を取り付け
た状態を表す断面図であり、(a)は首部分65の比較
的細い点眼瓶68を挿着した場合で、(b)は首部分6
5の比較的太い点眼瓶69を挿着した場合である。尚、
図1,7と同じ構成部分については同一の符号を付して
重複説明を避ける。
【0038】点眼補助具10に点眼瓶を挿着する際、首
部分65の細い点眼瓶68の場合は、図2(a)に示す
ように上側開口部16の挿着座12の比較的下方部分、
即ち内径の比較的小さい部分において上記首部分65が
止められて挿着される。また首部分65の太い点眼瓶6
9の場合は、図2(b)に示すように上側開口部16の
挿着座12の比較的上方部分、即ち内径の比較的大きい
部分において上記首部分65が止められて挿着される。
そして上側開口部12に点眼瓶首部分65を更に押し込
もうとしても、それ以上は入らず、点眼瓶滴下口67は
下側開口部11よりも上(眼球から間隔を開けた位置)
で止まる。またこの挿着のとき首部分65によって挿着
座12は多少押し広げられ、その反発応力によって点眼
瓶68,69が固定される。尚点眼瓶68,69を挿着
しても、連結リブ15が形成されているから上側開口部
12や胴部分14はへたらず、点眼補助具10全体形状
が安定して保持される。
【0039】この様に、首部分太さの異なる点眼瓶6
8,69のいずれにも上記点眼補助具10に挿着するこ
とができる。
【0040】次に点眼補助具10の下側開口部11を瞼
周辺に当接させ、点眼瓶68,69内の目薬を眼球に滴
下する。このとき点眼瓶滴下口67は眼球から或る程度
距離を保っており、滴下口67が眼球に触れることはな
い。
【0041】また点眼補助具10を瞼周辺に当接させる
際に、点眼補助具胴部分14の側壁中央部窪み13を押
圧するようにすれば、連結リブ15を介して上側開口部
12にその押圧力が伝わって、点眼瓶首部分65を同時
に把持することができ、よりしっかりと固定される。ま
た上記窪み13があることにより、点眼補助具10を持
つ指が滑り難くなって持ち易い。
【0042】更に下側開口11部の開口縁11cが長軸
中心部分11aに向かって窪んでいるから、瞼周辺のカ
ーブに沿うようになり使用時に安定して瞼周辺に当接さ
せることができる。加えて上記点眼補助具10は不透明
であるから、瞼周辺に当接させたとき、使用者は上側開
口部12から漏れる光に集中して目を向けやすい。また
点眼補助具10の胴部分14と上側開口部12の間は空
洞になっているから、点眼補助具10全体が軽く、扱い
易い。更に上記点眼補助具10は一体成形品であるか
ら、製造コストが安く済む。
【0043】<実施形態2>図3は本発明の実施形態2
に係る点眼補助具20の上側開口部16付近を示す断面
図である。尚、図1と同じ構成部分については同一の符
号を付して重複説明を避ける。
【0044】点眼補助具20の上側開口部16の挿着座
22は円筒状であり、この挿着座22の内面には複数段
の隆起部(連続したリング状凸条)22bが形成されて
おり、この隆起部22bは下方ほど内径が小さくなって
いる。本実施形態2における他の構成は上記実施形態1
と同じである。
【0045】実施形態2の点眼補助具20も上記実施形
態1と同様に、首部分65の太さの様々な点眼瓶を挿着
可能であり、またたとえ細い首部分65の点眼瓶であっ
ても過度に挿入されることなく、所定位置で止まって、
点眼瓶滴下口67と眼球との間にある程度の距離を保て
る様になっている。また挿着座22に点眼瓶首部分65
を挿着したとき、この首部分65によって押し広げられ
る様にして上記隆起部22bが弾性変形し、この反発応
力によって点眼瓶首部分65が固定される。
【0046】<実施形態3>図4は本発明の実施形態3
に係る点眼補助具30の上側開口部16付近を示す断面
図である。尚、図1と同じ構成部分については同一の符
号を付して重複説明を避ける。
【0047】点眼補助具30の上側開口部16の挿着座
32も円筒形であり、この挿着座32の内面には複数の
突起32bが段状に並んで形成されており(非連続のリ
ング状凸条)、一段毎に形成される突起32b群の内径
は、下方ほど小さくなっている。本実施形態3における
他の構成は上記実施形態1と同じである。
【0048】実施形態3の点眼補助具30も上記実施形
態1と同様に、首部分65太さの様々な点眼瓶を挿着す
ることができ、またたとえ細い首部分65の点眼瓶であ
っても過度に挿入されることなく、所定位置で止まっ
て、点眼瓶滴下口67と眼球との間にある程度の距離を
保てる様になっている。また挿着座32に点眼瓶首部分
65を挿着したとき、この首部分65によって押し広げ
られる様にして上記突起32bが弾性変形し、この反発
応力によって点眼瓶首部分65が固定される。
【0049】<実施形態4>図5は本発明の実施形態4
に係る点眼補助具40の上側開口部16付近を示す断面
図である。尚、図1と同じ構成部分については同一の符
号を付して重複説明を避ける。
【0050】点眼補助具40の上側開口部16の挿着座
42も円筒状であり、この挿着座42の内面は円滑なテ
ーパー面となって下方(眼球側)に向かって内径が狭く
なっている。尚本実施形態4における他の構成は上記実
施形態1と同じである。
【0051】実施形態4の点眼補助具40も上記実施形
態1と同様に、首部分65太さの様々な点眼瓶を挿着す
ることができ、またたとえ細い首部分65の点眼瓶であ
っても過度に挿入されることなく、所定位置で止まっ
て、点眼瓶滴下口67と眼球との間にある程度の距離を
保てる様になっている。
【0052】<実施形態5>図6は本発明の実施形態5
に係る点眼補助具50を示す断面図である。尚、図1と
同じ構成部分については同一の符号を付して重複説明を
避ける。
【0053】上記実施形態1〜4では上側開口部16全
体が挿着座であるものを示したが、本実施形態5の点眼
補助具50の上側開口部16は、円筒状の挿着座12の
上方に椀状の受け部53が形成されたものである。尚本
実施形態4における他の構成は上記実施形態1と同じで
ある。
【0054】点眼瓶を上側開口部16に挿入する際、上
記受け部53によって点眼瓶首部分65が挿着座12内
に円滑に導かれ、挿着がより一層容易となる。尚実施形
態5の点眼補助具50も上記実施形態1と同様に、首部
分65太さの様々な点眼瓶を挿着することができ、また
たとえ細い首部分65の点眼瓶であっても過度に挿入さ
れることなく、所定位置で止まって、点眼瓶滴下口67
と眼球との間にある程度の距離を保てる様になってい
る。
【0055】以上の様に本発明に係る点眼補助具に関し
て、例を示す図面を参照しつつ具体的に説明したが、本
発明はもとより図示例に限定される訳ではなく、前記の
趣旨に適合し得る範囲で適当に変更を加えて実施するこ
とも可能であり、それらはいずれも本発明の技術的範囲
に包含される。
【0056】例えば点眼補助具の素材として上記実施形
態ではエチレンと酢酸ビニルとの共重合体を挙げたが、
これに限るものではなく、各種プラスチック,各種エラ
ストマー等であっても良い。また上記実施形態では不透
明の点眼補助具としたが、透明或いは半透明の点眼補助
具としても良く、これにより点眼瓶を視認しつつ目薬を
注すことができる。
【0057】加えて上記実施形態1では上側開口部の挿
着座の内面に、段間隔や段高さが一定に狭くなるものを
示したが、不定間隔,不定高さで狭くなるものとしても
良い。また螺旋状に段を設けても良い。
【0058】
【発明の効果】本発明に係る点眼補助具は、1つで様々
な首部分サイズの点眼瓶に適用でき、しかも点眼瓶滴下
口が点眼補助具の下側開口部を突き抜けることなく、眼
球と或る程度の間隔を保った位置に、簡単に挿着でき
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態1に係る点眼補助具を示す
図。
【図2】本発明の実施形態1に係る点眼補助具に点眼瓶
を取り付けた状態を表す断面図。
【図3】本発明の実施形態2に係る点眼補助具の上側開
口部付近を示す断面図。
【図4】本発明の実施形態3に係る点眼補助具の上側開
口部付近を示す断面図。
【図5】本発明の実施形態4に係る点眼補助具の上側開
口部付近を示す断面図。
【図6】本発明の実施形態5に係る点眼補助具を示す断
面図。
【図7】蓋を外した状態の点眼瓶を示す正面図。
【図8】(a)は従来例の点眼補助具を示す上面図、
(b)は(a)に示すB−B線断面図。
【符号の説明】
10,20,30,40,50 点眼補助具 11 下側開口部 11a 開口長軸中心部分 11b 開口長軸端部分 11c 開口縁 12,22,32,42 点眼瓶首部挿着座 12a 内面 13 窪み 14 胴部分 15 連結リブ 16 上側開口部 22b 隆起部 32b 突起 65 点眼瓶首部分 67 点眼瓶滴下口 68,69 点眼瓶
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 村島 彰 大阪市中央区糸屋町2丁目4番1号 川本 産業株式会社内

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 瞼周辺に当接される下側開口部と、点眼
    瓶の首部分を挿着する上側開口部が貫通して形成される
    点眼補助具において、 前記上側開口部は、内部が下窄まりの円筒状の点眼瓶首
    部挿着座を備えたものであることを特徴とする点眼補助
    具。
  2. 【請求項2】 前記点眼瓶首部挿着座の内面が粗面にな
    ったものである請求項1に記載の点眼補助具。
  3. 【請求項3】 前記挿着座の内面には円周方向に、連続
    の階段状凸条,リング状凸条,或いは螺旋状凸条、また
    は非連続の階段状凸条,リング状凸条,或いは螺旋状凸
    条が形成されたものである請求項1または2に記載の点
    眼補助具。
  4. 【請求項4】 前記点眼補助具は逆カップ状であり、 前記下側開口部は、この逆カップ状のカップ開口縁部分
    に形成され、 前記上側開口部は、この逆カップ状のカップ底部分から
    前記下側開口部に向かって垂れ下がる様に前記円筒状の
    点眼瓶首部挿着座を形成したものである請求項1〜3の
    いずれかに記載の点眼補助具。
  5. 【請求項5】 前記円筒状の点眼瓶首部挿着座の外周面
    とカップ状の内周面の間に連結リブが設けられたもので
    ある請求項4に記載の点眼補助具。
  6. 【請求項6】 前記点眼補助具の少なくとも前記上側開
    口部は、弾性変形可能な素材で構成されたものである請
    求項1〜5のいずれかに記載の点眼補助具。
  7. 【請求項7】 前記点眼補助具は一体成形されたもので
    ある請求項1〜6のいずれかに記載の点眼補助具。
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