JP2002360150A - 植物プランクトンの増殖抑制方法及び装置並びに増殖抑制剤 - Google Patents

植物プランクトンの増殖抑制方法及び装置並びに増殖抑制剤

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JP2002360150A
JP2002360150A JP2001170728A JP2001170728A JP2002360150A JP 2002360150 A JP2002360150 A JP 2002360150A JP 2001170728 A JP2001170728 A JP 2001170728A JP 2001170728 A JP2001170728 A JP 2001170728A JP 2002360150 A JP2002360150 A JP 2002360150A
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phytoplankton
reed
water
plant
suppressing
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JP2001170728A
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Kazuyuki Sakanoi
和之 坂之井
Kiyoshi Karasawa
潔 唐沢
Masateru Tominaga
正照 富永
Nobuaki Wada
信昭 和田
Koji Yokoyama
浩司 横山
Mutsuo Yamashita
六男 山下
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Ministry of Land Infrastructure Transport and Tourism Kanto Regional Development Bureau
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Public Works Research Center
Ministry of Land Infrastructure Transport and Tourism Kanto Regional Development Bureau
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 植物プランクトンの異常増殖を低コストで防
止でき、しかも水生動物に悪影響を与えるようなことの
ない方法の提供。 【解決手段】 刈り取ったヨシ属(Phragmites)の植物
体(植物体ブロック3)を水域水中に浸漬することによ
り産出される成分を対象水域の水域水に作用させること
で、植物プランクトンの増殖を抑制するようにしてい
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、水域において水質
の悪化を招くような植物プランクトンの増殖を抑制する
技術に関する。
【0002】
【従来の技術】例えば湖沼やダムあるいは遊水池などの
ように水域水の置換の少ない閉鎖水域では、そこの富栄
養化により植物プランクトン(藻類)が異常増殖しやす
くなる。植物プランクトンが異常増殖すると、悪臭が発
生したり、その水域に生息する魚貝類などに悪影響をお
よぼす。またその水域が上水道の水源である場合には水
質の悪化が大きな問題となる。このため植物プランクト
ンの異常増殖に対する対処が求められることになる。
【0003】植物プランクトンの異常増殖への対処法の
代表的な例の一つには、例えば硫酸銅のような化学薬品
を水域に散布して植物プランクトンを死滅させる方法が
ある。この方法は植物プランクトンの除去という点だけ
ではかなり有効であるといえる。しかし化学薬品は植物
プランクトン以外の水生生物にも影響をおよぼすことか
ら、水域の生態系ないし環境への悪影響という大きな問
題があるし、その水域が上水道の水源である場合には化
学薬品による汚染が問題となる。また効果の持続性につ
いての問題もある。他の有力な方法としては、植物プラ
ンクトンの異常増殖した水域に固液分離処理を施して植
物プランクトンを分離除去する方法がある。この方法も
かなり効果が高い。しかし大量の水を処理する必要があ
り、そのための装置に多大の費用がかかってしまうとい
う問題がある。またこの方法の場合も効果の持続性は期
待できない。
【0004】この他に、例えばC.S. TANG AND A.C. WAI
SS. 1987. SHORT−CHAIN FATTY ACIDS AS GROWTH INHIB
ITORS IN DECOMPOSING WHEAT STRAW. J.Chem.Evol.Vol.
4,No.2,pp.225-232、JONATHAN R. NEWMAN AND P.R.F.BA
RRETT.1993. CONTROL OF MICROCYSTIS AERUGINOSA BY D
ECOMPOSING BARLEY STRAW. 1993. J. Aquat. Plant Man
age.31:203-206、DEREK MARTIN & IRENE RIDGE. 1999.
THE RERATIVE SENSITIVITY OF ALGAE TO DECOMPOSING
BARLEY STRAW. Journal of Applied Phycology11:285-2
91などには麦藁の分解などで生じる成分が藻類の増殖に
影響を与えること、またこのことを利用することで藻類
の増殖を効果的に抑制すること可能であることについて
述べられている。
【0005】このように自然の産物である麦藁を用いる
方法は、生態系や環境に対する影響を小さくできるとい
う点で優れた方法である。しかし、この方法には、麦は
水生植物でなく、麦藁を対象水域に持ち込むことはそこ
における汚濁負荷の増加につながるという問題がある。
また麦の栽培が少ない地域においては麦藁の確保に問題
を残す。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、以上のよう
な従来の事情を背景になされたものであり、植物プラン
クトンの増殖を持続的に抑制することで植物プランクト
ンの異常増殖を防止することができ、また水域に生息す
る水生動物に悪影響を実質的に与えるようなことがな
く、しかも低コストの実施を可能とし、さらに対象水域
の自然自体を有効に利用することが可能で、これにより
当該水域に対する負荷を極力小さくすることのできる、
植物プランクトン抑制方法及び装置並びに増殖抑制剤の
提供を目的としている。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するにつ
いて本発明では、対象水域における植物プランクトンの
増殖を抑制する方法において、刈り取ったヨシ属の植物
体を液体中に浸漬することにより産出される成分を前記
対象水域の水域水に作用させることで、植物プランクト
ンの増殖を抑制することを特徴としている。
【0008】本発明では上記方法について刈り取ったヨ
シ属の植物体を対象水域の水域水に継続的に接触させ、
この状態における前記植物体からの浸漬産出成分を前記
対象水域に作用させることを好ましい条件としている。
また植物体を好気状態で水域水に接触させることも好ま
しい条件としている。また植物体を対象水域の水中に浸
漬することで水域水に接触させることも好ましい条件と
している。また対象水域に浮設した浮体に支持させるこ
とで植物体を水中に浸漬するすることも好ましい条件と
している。また浮島構造の浮体を用いることを好ましい
条件としている。また植物体として対象水域に生育して
いるヨシ属を用いることも好ましい条件としている。
【0009】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態につい
て説明する。本発明は、刈り取ったヨシ属の植物体を液
体に浸漬した際に、化学分解や微生物による生分解ある
いは抽出により植物体から産出される浸漬産出成分、例
えば有機酸、ポリフェリックス、キノンなどを前記対象
水域の水域水に作用させることで、植物プランクトンの
増殖を抑制することに特徴がある。刈り取った植物体と
しては、刈り取り直後の生な状態のもの、あるいは適当
に乾燥させたものの何れでもよい。植物体を浸漬するの
に用いる液体としては、通常は適当な温度の水を用いる
が、必要に応じて例えばアルコール溶液などのように抽
出を促進する液体を用いるようにすることも可能であ
る。
【0010】ヨシ属植物体からの浸漬産出成分を水域水
に作用させるには二通りの方法がある。一つはヨシ属植
物体を液体に浸漬することで予め浸漬産出成分を得てお
き、これを対象水域に散布あるいは注入するなどして作
用させる方法である。他の一つは、ヨシ属植物体を対象
水域の水域水に継続的に接触させる方法である。この方
法には、水中に浸漬することで接触させる方法の他に、
例えば植物体に水域水を潅水で接触させる方法なども可
能である。処理コストや効果の持続性という点で浸漬さ
せることで水域水に継続的に接触させる方法が優れる。
したがって通常はこの方法を用いることになる。
【0011】図1に、水域水直接浸漬法を実施する際に
用いる増殖抑制装置の好ましい構成の一つを模式化して
示す。増殖抑制装置は、浮体1に錘2を付けて植物体を
拘束した植物体ブロック3をロープ4によって吊り下げ
た構成とする。この増殖抑制装置は、図示を省略してあ
る係留手段で対象水域中の目的領域に係留させることで
設置する。係留には、例えば錨構造の係留手段あるいは
対象水域の岸辺につなぎ止める構造の係留手段などを状
況に応じて適宜に選択して用いる。
【0012】浮体1は、必要な浮力を有するように、合
成樹脂発泡体や合成樹脂製の中空体あるいは木材などを
用いて構成する。この浮体1は、その上に土壌を盛って
適当な植物を植栽するなどした浮島構造に形成するよう
にしてもよい。このような浮島化は水域における景観へ
の配慮などという点で好ましい。
【0013】植物体ブロック3は、ヨシ属植物体の茎や
葉を適量にまとめて網袋内に拘束収容した構造や、ロー
プ等でしばった状態の構造を有する。勿論、箱体に入れ
た構造例もある。ヨシ属植物体には処理を施そうとする
対象水域に生育しているそれを用いることで、その水域
における汚濁負荷の増大を避けることができ、特に好ま
しい。植物体の茎や葉をまとめるには、例えば合成樹脂
製などの網袋に詰めるのが一つの可能な方法である。こ
の他に、例えば畳床状に組む方法、あるいは簾状に組む
方法、あるいは束ねる方法なども可能である。必要な植
物体の量は、例えば含水率60%程度の植物体であれ
ば、対象水域の水量1mあたりで数十グラム程度(例
えば50g以下)が通常である。植物体ブロック3の水
中での位置は、好気性条件下で植物体から浸漬産出成分
を得るほうが効果的であることから、好気条件が保たれ
ている程度の水深位置が好ましく、通常は水面下0〜5
0cm程度がそれにあたる。
【0014】以上の実施形態における植物体浸漬装置は
浮体を用いる浮遊式の例であったが、この他にも比較的
水深が浅い水域の場合であれば、例えば水中に杭を打っ
てこれに植物体ブロックを固定する方式の増殖抑制装置
を用いることも可能である。いずれにしても本発明の実
施に必要な装置はその構造がきわめて簡易なもので済
む。また消耗材料は何らの加工処理を必要としない自然
産物の植物体だけである。このため本発明は、固液分離
処理などで植物プランクトンを除去する方法に比べ、格
段に低いコストで実施することができる。
【0015】(実験例)次に、本発明による植物プラン
クトン増殖抑制方法について行なった実験例について説
明する。実験は渡良瀬貯水池(遊水地)に隔離水域を設
置して行なった。ヨシ属植物体には渡良瀬貯水池に自生
しているヨシを採取して含水率60%程度まで自然乾燥
させたものを用いた。属植物体の隔離水域への投入量は
水量1m3あたり約50gとした。実験は8月の初旬に
開始した。実験開始時点の水温は25℃前後であった。
【0016】実験開始直後から植物体の生分解が開始
し、約1週間後には植物体プランクトンに対する増殖抑
制率が50%に達し、約1ヶ月後にはほぼ100%の抑
制効果が現れた。そしてこの状態が実験中を通じて維持
された。ここで、増殖抑制率は単位水量中の植物プラン
クトンの個数比で測っている。具体的な数値例を図2に
示した。未処理状態での植物プランクトンの細胞数は1
ミリリットル中に10〜100万個程度であり、抑制率
がほぼ100%の状態ではにおいては100〜1000
個程度であった。
【0017】透明度については、渡良瀬貯水池の透明度
が実験中を通じて40〜50cmであったのに対し、隔
離水域の透明度は約3週間後には170cmとなり、そ
の後170〜230cmの間で若干の上下はあったもの
の、開始後約2ヶ月以降はほぼ200cmの状態を維持
し続けた。
【0018】実験開始時点の植物プランクトンはその9
0%以上が藍藻類であったが、約3週間後には緑藻類と
鞭毛藻類が現れ、約1ヵ月後には後珪藻類も加わった。
これら各種藻類の共存比率にはかなりの変動が見られた
が、一般的に言えることは、処理を施さない状態であれ
ば過剰増殖して水質悪化の直接的原因となっている藍藻
類に対して増殖抑制効果が顕著であるということであ
る。
【0019】実験では水生動物への影響についても調べ
た。それによると、ヨシのブロック中にテナガエビなど
の小動物が多数すみ着いているのがみられた。このこと
から、浸漬産出成分が水生動物などに悪影響をおよぼす
ようなことは実質的にないといえる。
【0020】尚、水温は10°C以下でも効果は発現さ
れ、我が国における自然気象条件の下においては、適用
地域や季節に制約はない。
【0021】貯水池における実施事例では、夏期から冬
季までの期間において、植物プランクトン増殖が対象水
に対して90%以上抑制された。特に、植物プランクト
ンのうちの藍藻類に対する増殖抑制効果が顕著である。
釣り堀における事例では、秋期から冬期において透明度
が対象水域に対して2倍以上に改善された。
【0022】尚、植物体と対象水の接触は自然流動と材
料から産出される成分の拡散により行われるため、ポン
プ場周辺駆動の電力が必要でなく、また、材料は対象水
域内で確保できるため、安価な費用で90%以上の高い
植物プランクトン増殖抑制効果が達成できる。
【0023】変形、適用例を述べる。 (1)、ヨシの茎や葉をそのまま採用したが、葉や茎を
裁断しての例の他に、粉砕して粉末化して積層化した例
等、種々ありうる。 (2)、ヨシはヨシ属の1つの植物であるが、この他に
ヨシ属に属するツルヨシ、セイコノヨシにも適用でき
る。またマコモ属(科)に属するガマも適用できる。 (3)、ヨシに関して、乾燥したヨシを1ヶ月程度水分
に浸して成分抽出を行い、その抽出成分を含む水分その
ものを、ヨシの代わりに用いた場合の抑制効果について
調べた。図2とほぼ同様な結果を得た。いかなる成分か
は明確でないが、抑制効果のあることがわかった。かか
る抽出成分は増殖抑制剤として使用可能である。 (4)、使用済み植物体は肥料として採取場所へ還元で
きる。水質汚濁負荷の増加するおそれはない。
【0024】また実験では麦藁についても植物プランク
トンの増殖抑制効果を調べ、ヨシのそれと比較した。そ
の結果、ヨシによる植物プランクトン増殖抑制効果は麦
藁のそれに比べて大幅に高いことが明らかになった。具
体的にはヨシであると1ミリリットル中の細胞数が10
0以下まで低下し得るが、麦藁であると最善でも数千レ
ベルである。また透明度もヨシでは200cmまで改善
されるのに対し、麦藁では100cm程度が限界であっ
た。
【0025】
【発明の効果】以上説明しように本発明によれば、対象
水域に生息する水生動物に悪影響を実質的に与えること
なく、植物プランクトンの増殖を100%近い効率で抑
制することができ、しかもそれに要する費用をきわめて
少ないもので済ませることができる。また本発明におい
ては、対象水域から得られる植物体を用いることが可能
で、このようにすることにより、処理に伴って対象水域
の汚濁負荷を増大させるようなことを避けることがで
き、より効率的に水質改善をなせる。
【図面の簡単な説明】
【図1】一実施形態で用いる植物体浸漬装置の模式図で
ある。
【図2】増殖抑制効果の実験例図である。
【符号の説明】
1 浮体 2 錘 3 植物体ブロック
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) C02F 1/50 540 C02F 1/50 540B 540C 550 550C ZAB ZAB C12N 1/12 C12N 1/12 Z (72)発明者 唐沢 潔 埼玉県大宮市北袋町1丁目21番2 国土交 通省関東地方整備局利根川上流工事事務所 内 (72)発明者 富永 正照 東京都台東区台東1丁目6番地4 財団法 人土木研究センター内 (72)発明者 和田 信昭 東京都台東区台東1丁目6番地4 財団法 人土木研究センター内 (72)発明者 横山 浩司 東京都台東区台東1丁目6番地4 財団法 人土木研究センター内 (72)発明者 山下 六男 東京都台東区台東1丁目6番地4 財団法 人土木研究センター内 Fターム(参考) 2B121 AA19 CC39 EA30 FA16 4B065 AA83X BB22 BB37 BD13 CA54 4H011 AD01 BA01 BB22 BC18 DA13 DC11 DD01

Claims (14)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 対象水域における植物プランクトンの増
    殖を抑制する方法において、刈り取ったヨシ属の植物体
    を液体中に浸漬することにより産出される成分を前記対
    象水域の水域水に作用させることで、植物プランクトン
    の増殖を抑制することを特徴とする植物プランクトン増
    殖抑制方法。
  2. 【請求項2】 刈り取ったヨシ属の植物体を対象水域の
    水域水に継続的に接触させ、この状態における前記植物
    体からの浸漬産出成分を前記対象水域に作用させるよう
    にした請求項1に記載の植物プランクトン増殖抑制方
    法。
  3. 【請求項3】 対象水域1mあたりに使用するヨシ属
    植物の重さは50g以下とする請求項2に記載の植物プ
    ランクトン増殖抑制方法。
  4. 【請求項4】 植物体を好気状態で水域水に接触させる
    ようにした請求項2に記載の植物プランクトン増殖抑制
    方法。植物体を対象水域の水中に保持することで水域水
    に接触させるようにした請求項2または請求項3に記載
    の植物プランクトン増殖抑制方法。
  5. 【請求項5】 池沼水面下0〜50cmに設置し、好気
    性状態でヨシ属植物を微生物群集に分解させる請求項4
    に記載の植物プランクトン増殖抑制方法。
  6. 【請求項6】 対象水域に浮設した浮体に支持させるこ
    とで植物体を水中に浸漬するようにした請求項4に記載
    の植物プランクトン増殖抑制方法。
  7. 【請求項7】 対象水域に生育しているヨシ属を用いる
    ようにした請求項1〜6の何れか1項に記載の植物プラ
    ンクトン増殖抑制方法。
  8. 【請求項8】 ヨシ属植物からの抽出液を含む植物プラ
    ンクトンの増殖抑制剤。
  9. 【請求項9】 刈り取ったヨシ属植物が積み込まれ、水
    がヨシ属植物に侵入可能なヨシ属植物拘束体と、この拘
    束体を水中に保持する保持手段と、を備えるヨシ属植物
    による植物プランクトン増殖抑制装置。
  10. 【請求項10】 浮体と、この浮体に吊り下げられた、
    刈り取ったヨシ属植物が積み込まれて水がヨシ属植物に
    侵入可能な複数個のヨシ属植物拘束体と、を備えるヨシ
    属植物による植物プランクトン増殖抑制装置。
  11. 【請求項11】 上記拘束体には錘を取り付けた請求項
    10の植物プランクトン増殖抑制装置。
  12. 【請求項12】 上記拘束体は、網袋又は箱体とする請
    求項9〜11のいずれか1項に記載の植物プランクトン
    抑制装置。
  13. 【請求項13】 上記積み込まれるヨシ属植物は、畳状
    又は床状に形成したものとする請求項9〜11のいずれ
    か1項に記載の植物プランクトン抑制装置。
  14. 【請求項14】 上記ヨシ属植物は、ヨシとする請求項
    9〜13のいずれか1項に記載の植物プランクトン抑制
    装置。
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