JP2002359798A - パノラマ画像表示方法、ソフトウエア及び装置 - Google Patents

パノラマ画像表示方法、ソフトウエア及び装置

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JP2002359798A JP2001165270A JP2001165270A JP2002359798A JP 2002359798 A JP2002359798 A JP 2002359798A JP 2001165270 A JP2001165270 A JP 2001165270A JP 2001165270 A JP2001165270 A JP 2001165270A JP 2002359798 A JP2002359798 A JP 2002359798A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 パノラマ画像の計測不良部分を効率的に補正
可能なパノラマ像表示方法を提供する。 【解決手段】 上記課題は、計測回数N回のパノラマ画
像を計測し、計測した各回のパノラマ画像をそれぞれの
フレームメモリに記憶し、各フレームメモリから画素デ
ータを読み出し、それぞれ比較し、他のふたつから大き
く異なるものが有るか無いか判定し、大きく異なる画素
値が有ればエラー画素として記憶し、残りの計測でのパ
ノラマ画像のいずれかを画素値とし、異なる画素値が無
ければ、パノラマ画像の何れかの画素値を代表して画素
値とし、その画素値又はそれら画素値の加算平均値を記
憶し、その加算平均値を画像データとして画像表示部に
表示することによって解決される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明が属する技術分野】本発明は、複数の画像データ
を結合し広視野のパノラマ画像を生成しそれを表示する
パノラマ画像表示方法、ソフトウエア及び装置に係り、
特にパノラマ画像の測定不良部分を修正するのに好適な
技術に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来のパノラマ画像表示方法及び装置
は、超音波像を合成しパノラマ画像を合成する方法及び
装置として、特開2000-217815号公報に開示されてい
る。ここでは、プローブから取得した超音波データを画
像に変換する画像化部と、画像化部で得られた画像を動
画として表示する動画表示機能と、プローブ操作によっ
て生成された画像間の移動量を検出する移動量検出機能
とプローブ操作によって生成された断層画像間の回転量
を検出する回転量検出機能をもつコンピュータと、動画
表示と並行して、診断中の断層画像列をコンピュータに
より検出した移動量と回転量に応じて平面的に接続した
パノラマ画像を表示するパノラマ画像表示手段とを設け
ることにより、プローブ操作により得た断層画像列か
ら、実時間でパノラマ画像を作成できるものである。
【0003】また、パノラマ画像の作成状況がディスプ
レィ上で刻々と確認できると共に、プローブ操作の失敗
を訂正できるものである。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来技術では、作成後のパノラマ画像を編集する機能を有
していないために、パノラマ画像の計測に対して不良部
分があっても、パノラマ画像の計測領域全体を最初から
計測し直す必要があった。また、その計測し直しはまた
失敗する(計測不良となる)可能性を含んでいた。この
ようなことから全体的に鮮明なパノラマ画像を得るため
に何度も計測し直すことが場合によって必要となり、そ
れは患者一人に対して診察する時間が長くなるというこ
とであり、1日に何人もの患者を診察しなければならな
い病院の画像診断装置としては甚だ効率が悪いという問
題があった。
【0005】具体的な例では、胸部の嚢胞(シスト)に
ついて、探触子を動かすことだけでなく、患者の呼吸や
心拍などによる体動もあって、探触子の位置を適正に設
定しにくく、シストのパノラマ画像を計測するために十
数回も計測し直したという臨床結果もある。
【0006】また、鮮明なパノラマ画像を作成するため
には、コンピュータが探触子の移動量や回転量を算出し
やすい画像情報を得られるように探触子を適度な速さで
動かさなければならないという制限もある。
【0007】また、診断部位に探触子を当接させる強さ
が変わると、画像が歪み、それが原因で計測不良が生じ
ることもあるので、探触子を診断部位に当接させる強さ
をできるだけ均等に保たなければならない。しかも探触
子をあてる適度な強さというのは、患者の体格や診断部
位によって異なるため、適度な強さを知ることは診断装
置を使い慣れない医師や臨床検査技師等の操作者には容
易ではない。
【0008】また、探触子を動かす適度な速さや診断部
位に探触子を当接させる適度な強さを知っている操作者
であっても、診断部位が広範囲に及んでパノラマ画像の
計測時間が長くなれば、それだけ患者の体動や探触子を
持つ手のブレなどによって計測不良を起こす確率が高く
なり、広い範囲に渡って診断画像を作成できるというパ
ノラマ画像の利点が充分生かされないおそれがある。
【0009】また、診断部位が広範囲にわたるパノラマ
画像で、部分的に計測不良となった場合に、最初からも
う一度時間をかけて全体を計測し直すということは貴重
な診察時間を無駄にしているともいえる。
【0010】そこで、本発明の第1の目的は、パノラマ
画像の計測不良部分を効率的に補正可能なパノラマ像表
示方法を提供することにある。
【0011】また、本発明の第2の目的は、パノラマ画
像の計測不良部分を効率的に補正可能なパノラマ像表示
ソフトウエアを提供することにある。
【0012】また、本発明の第3の目的は、パノラマ画
像の計測不良部分を効率的に補正可能なパノラマ像表示
装置を提供することにある。
【0013】
【課題を解決するための手段】上記第1の目的は、位置
的に近接した複数の画像フレームの画像データを得るス
テップと、前記複数の画像フレーム間の位置関係データ
を検出するステップと、該検出された位置関関係データ
を用いて前記複数の画像フレームを結合しパノラマ画像
データを形成するステップと、同一位置の前記パノラマ
画像データを形成させるために前記画像データを得るス
テップ乃至前記パノラマ画像データを形成するステップ
を複数回繰り返させるステップと、該繰り返されること
によって得られた個々のパノラマ画像データを表示装置
に表示させるステップと、該表示された個々のパノラマ
画像に対する欠落情報を設定するステップと、該設定さ
れた欠落情報を除くパノラマ画像データを合成するステ
ップと、該合成されたパノラマ画像データをパノラマ画
像として前記表示装置に表示させるステップとを備えた
ことを特徴とするパノラマ画像表示方法によって達成さ
れる。
【0014】また、上記第2の目的は、位置的に近接し
た複数の画像フレームの画像データを得るステップと、
前記複数の画像フレーム間の位置関係データを検出する
ステップと、該検出された位置関関係データを用いて前
記複数の画像フレームを結合しパノラマ画像データを形
成するステップと、同一位置の前記パノラマ画像データ
を形成させるために前記画像データを得るステップ乃至
前記パノラマ画像データを形成するステップを複数回繰
り返させるステップと、該繰り返されることによって得
られた個々のパノラマ画像データを表示装置に表示させ
るステップと、該表示された個々のパノラマ画像に対す
る欠落情報を設定するステップと、該設定された欠落情
報を除くパノラマ画像データを合成するステップと、該
合成されたパノラマ画像データをパノラマ画像として前
記表示装置に表示させるステップとを備えたことを特徴
とするパノラマ画像表示ソフトウエアによって達成され
る。
【0015】また、上記第3の目的は、位置的に近接し
た複数の画像フレームの画像データを得る手段と、前記
複数の画像フレーム間の位置関係データを検出する手段
と、該検出された位置関関係データを用いて前記複数の
画像フレームを結合しパノラマ画像データを形成する手
段と、同一位置の前記パノラマ画像データを形成させる
ために前記画像データを得るステップ乃至前記パノラマ
画像データを形成するステップを複数回繰り返させる手
段と、該繰り返されることによって得られた個々のパノ
ラマ画像データを表示装置に表示させる手段と、該表示
された個々のパノラマ画像に対する欠落情報を設定する
手段と、該設定された欠落情報を除くパノラマ画像デー
タを合成する手段と、該合成されたパノラマ画像データ
をパノラマ画像として前記表示装置に表示させる手段と
を備えたことを特徴とするパノラマ画像表示装置によっ
て達成される。
【0016】
【発明の実施の形態】本発明のパノラマ画像表示方法、
ソフトウエア及び装置の好適な実施形態について図面を
用いて説明する。
【0017】また、ここで採用する動画像を得る装置
は、超音波診断装置であるが、同様に動画像が収集可能
なX線装置など各種医用画像診断装置の他、超音波、X
線などを用いる家畜などの動物の体内を診断する畜産用
画像診断装置でもよい。
【0018】図2は、本発明のパノラマ画像表示方法が
採用される超音波診断装置の構成を示すブロック図であ
る。超音波診断装置は、図2に示すように、探触子20
1と、超音波送受信部202と、受波整相部203と、
デジタルスキャンコンバータ(DSC)部204と、パ
ノラマ画像処理部205と、画像表示部206と、印刷
出力部207と、画像メモリ208と、統括制御部20
9と、操作パネル210と、インターフェース(I/
F)部211とを備えている。
【0019】探触子201は患者の診断部位に超音波を
送信すると共に、診断部位からの反射エコーを受信す
る。超音波送受信部202は探触子201を駆動すると
共に、探触子201に受信された反射エコーを信号増幅
する。整相部203は超音波送受信部202に増幅され
た反射エコー信号を整相する。DSC部204 は整相
した反射エコー信号をBモード、Mモード、ドプラモー
ドなど少なくとも1つのモードの超音波画像へ変換す
る。パノラマ画像処理部205は本発明に新たに追加し
た構成で、複数フレームの超音波画像データを結合して
得たパノラマ画像データを複数回得て、それらパノラマ
画像データを合成する。画像表示部206は合成された
パノラマ画像データをパノラマ画像として表示する。印
刷出力部207は表示画像をフィルムや紙に印刷するビ
デオプリンタなどである。記憶装置208は超音波画像
やパノラマ画像を記憶する磁気ディスク、光磁気ディス
クなどのあらゆる記憶媒体である。I/F部209は外
部に設けられる電話回線などのネットワーク設備と接続
し、ネットワーク設備を介して超音波画像データやパノ
ラマ画像データやプログラムを含む各種データを超音波
診断装置から外部へ、あるいは外部から超音波診断装置
へ通信できるようになっている。操作パネル210は、
超音波診断装置で計測するに当たり設定する各種パラメ
ータを操作者によって入力されるキーボードやポインテ
ィングデバイスなどからなる入力装置である。統括制御
部211は、操作パネル210の入力に従って、超音波
送受信部202の超音波の送受信、整相部203の整
相、DSC204のモードの選択、パノラマ画像処理部
205の合成、画像表示部206の表示、印刷出力部2
07の印刷、記憶装置208の記憶、I/F部209の
通信を制御する。
【0020】パノラマ画像処理部205は、さらに、パ
ノラマ画像記憶部205aと、比較部205bと、パノ
ラマ画像合成処理部205cと、合成パノラマ画像記憶
部205dと、パノラマ画像合成制御部205eとを有
している。
【0021】パノラマ画像部205aは、患者の同一の
診断部位に対してパノラマ画像データを複数回(ここで
は3回)作成し、記憶する。このパノラマ画像を作成す
る方法は、特開平8-280688号公報、特開2000-217815号
公報の何れに記載されている技術を用いても構わない。
このようにして作成されるパノラマ画像データを3回得
て、それぞれをフレームメモリ205a−1、205a
−2、205a−3、それぞれ1回目、2回目、3回目
に作成したパノラマ画像データを記憶する。比較部20
5bは、3回の各パノラマ画像データの同じ位置におけ
る画素のうち、突出した画素値があるかどうか比較によ
り判定する。その結果、突出した画素値があれば、他の
パノラマ画像データの突出していない画素値を後段の合
成処理に用い、突出した画素値でなければ、その画素値
を後段の合成処理で用いることができるように画素値を
出力する。この比較は、パノラマ画像データを構成する
全ての画素に対して行う。パノラマ画像合成処理部20
5cは前記突出していない画素を集めてパノラマ画像デ
ータを合成して合成パノラマ画像データを出力する。こ
の合成パノラマ画像データは、同じ位置の画素の値が突
出した画素値でなければ、それぞれを加算平均して出力
してもよい。この加算平均を出力することにより、相関
ノイズの少ない合成パノラマ画像データが得られる。合
成パノラマ画像記憶部205dはパノラマ画像合成処理
部205cに出力された合成パノラマ画像を記憶する。
パノラマ画像合成制御部205eはパノラマ画像記憶部
205aの記憶、比較部205bの比較演算、パノラマ
画像合成処理部205cの合成と、合成パノラマ画像記
憶部205dの記憶をそれぞれ制御する。
【0022】次にパノラマ画像の合成の手順を図1、図
3を用いて説明する。図1は本発明のパノラマ画像表示
方法の実施の一形態を説明するフローチャート、図3は
図1のパノラマ画像表示方法の表示例を示す図である。
【0023】パノラマ画像の計測回数N(ここでは3
回)を設定する(ステップ101)。計測回数Nに係る
ループカウンタIに0を設定し、初期化する(ステップ
102)。パノラマ画像を計測する(ステップ10
3)。計測したパノラマ画像をフレームメモリに記憶す
る、1回目はフレームメモリ205a−1、2回目はフ
レームメモリ205a−2、3回目はフレームメモリ2
05a−3にそれぞれ記憶する(ステップ104)。ル
ープカウンタIに1を加えてループカウンタIを更新す
る(ステップ105)。計測回数NとループカウンタI
を比較し、ループカウンタIが設定計測回数Nに達して
いたらYesに分岐して次のステップ107へ進み、達
していなければNoに分岐してステップ103〜105
を繰り返す(ステップ106)。次に、上記3回計測し
たそれぞれのパノラマ画像を読み出す際の総画素数Mを
設定する。この設定は操作者が操作パネル210に入力
してもよいが、パノラマ画像の画像マトリクスサイズが
256×128などといったように予め決まっていると
すれば、画素数は32768として設定してもよい(ス
テップ107)。画素数Mに係るループカウンタJに0
を設定し、初期化する(ステップ108)。1回目,2
回目,3回目に計測したパノラマ画像の画素データをそ
れぞれD1,D2,D3として読み出す(ステップ10
9)。画素値D1,D2,D3をそれぞれ比較し、他の
ふたつから大きく異なるものが有るか無いか判定し、有
る場合はステップ111に分岐し、無い場合はステップ
112に分岐する(ステップ110)。異なる画素値が
有る判定の場合、その計測のパノラマ画像の画素位置
(アドレス)Aeをエラー画素として記憶する。残りの
2回のパノラマ画像の画素値が略同じ値ならばどちらか
一方を画素値とする。また、その2回のパノラマ画像の
画素値を加算平均処理し、その加算平均処理した値を画
素値とすれば、相関ノイズの影響を除去できる(ステッ
プ111)。異なる画素値が無い判定の場合、3回のパ
ノラマ画像の何れかの画素値を代表して画素値とする。
また、その3回のパノラマ画像の画素値を加算平均処理
し、その加算平均処理した値を画素値とすれば、相関ノ
イズの影響を除去できる。そして、このステップ又はス
テップ111で得られた画素値又は加算平均値を合成パ
ノラマ画像記憶部205dに記憶する(ステップ11
2)。ループカウンタJに1を加えてループカウンタJ
を更新する(ステップ113)。画素数Mとループカウ
ンタJを比較し、ループカウンタJが設定画素数Mに達
していたらYesに分岐して次のステップ115へ進
み、達していなければNoに分岐してステップ109〜
113を繰り返す(ステップ114)。最後に、合成パ
ノラマ画像データを、図3に示すように、画像表示部2
06に表示する。ここでは、1回目に計測したパノラマ
画像31、2回目に計測したパノラマ画像32、3回目
に計測したパノラマ画像33が表示されており、それぞ
れ異なる位置に計測不良の領域34,35,36が各パ
ノラマ画像31〜33に重畳して表示される。これら計
測不良の領域34〜36は、ステップ111のAeに基
づいて作られる。また、ポインティングデバイスのカー
ソール37は任意に各計測不良の位置を訂正することが
可能となっている。そして、ステップ101〜114の
手順を経て、合成パノラマ画像38が表示される。な
お、ここでは、各回に計測したパノラマ画像と合成パノ
ラマ画像を並べて表示することで例示しているが、各回
に計測したパノラマ画像と合成パノラマ画像を切り換え
て表示してもよい。また、途中のプロセスの表示が不要
な場合は、合成パノラマ画像だけを表示してもよい。ま
たこれら並べ表示、切り換え表示等は、操作者によって
操作パネル210より、任意に設定できる(ステップ1
15)。
【0024】また、上記突出値の判定において、それぞ
れ計測したパノラマ画像データを並べるか切り換えて表
示して、操作者が突出した複数の画素領域を囲むような
破線等をマウス、トラックボール、ジョイスティクなど
のポインティングデバイスによって入力できるようにす
る「手動」のやり方と、計測された複数のパノラマ画像
データの画素の同一位置を加算平均してそれぞれの画素
値の加算平均値を求め、それらの加算平均値から突出し
た画素値によって形成される領域を囲むような破線等を
その突出した画素値のあったパノラマ画像データに重畳
して画像表示する「全自動」のやり方と、「全自動」の
やり方で得たパノラマ画像の突出画素領域を「手動」の
やり方でその突出画像領域を修正する「半自動」のやり
方がある。これらの「手動」、「全自動」、「半自動」
のやり方は、任意の選択可能である。突出した画素値で
あった場合は、その画素値を記録すると共に、合成処理
からその画素値を除く。この操作はパノラマ画像を構成
する全画素に対して行われる。このようにして、合成し
たパノラマ画像データから診断に供するようなパノラマ
画像を表示装置に表示することができる。
【0025】また、パノラマ画像の計測不良部分は、パ
ノラマ画像計測でなくとも、計測不良部分を新たに動画
像データとして得るか、過去に得た動画像データを読み
出すかし、パノラマ画像の計測不良部分に何れかの動画
像データを合成することもできる。
【0026】また、上記方法は、統括制御部をCPUと
すれば、上記手順をあらゆるプログラム言語で記述した
ソフトウエアで実現できる。このソフトウエアは、記憶
媒体に記憶できる他、インターネットなどあらゆる通信
規格に準拠したネットワーク設備によりプログラム配信
も可能である。
【0027】また、本実施形態は動画像を例に説明した
が、いわゆる静止画像も含まれることはいうまでもない
ことである。
【0028】以上説明したように、本実施の形態によれ
ば、次の項目の効果が発揮できる。
【0029】(1)パノラマ画像を数回作成した結果、
部分的に計測不良が生じてもその部分がそれぞれ異なる
場合、それぞれのパノラマ画像を合成すれば、計測し直
しをする手間が省けるため、パノラマ画像の作成に費や
す時間が短縮され、診察のスループットが向上する。
【0030】(2)広範囲にわたるパノラマ画像を作成
しようとする場合でも、複数(3)回作成した結果を合
成するため、計測不良となる確率が低くなるので、操作
者がパノラマ計億の操作に習熟していない場合でも計測
の効率を低下させない。
【0031】(3)複数のパノラマ画像を作成して画面
に並べて表示、もしくは切り換えて表示することにより
それぞれの画像の比較が簡潔明瞭となり、その中からも
っとも鮮明に計測されたパノラマ画像を選択可能となる
ので、さらに高画質、高信頼性のパノラマ画像を得るこ
とが可能になる。
【0032】(4)修正すべき画像範囲に破線等を重畳
表示されることにより、どの範囲がどのように合成され
るかを操作者が見て確認できるので、アーチファクト等
のでないことが分かり、誤診を防止できる。
【0033】(5)「半自動」のやり方を使えば、「全
自動」のやり方で得た修正すべき画像範囲を「手動」で
変更できるので、自動判定が困難な複雑な症例において
も対応可能である。
【0034】
【発明の効果】本発明は、パノラマ画像の計測不良部分
を効率的に補正可能なパノラマ像表示方法、ソフトウエ
ア及び装置を提供するという効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のパノラマ画像表示方法の実施の一形態
を説明するフローチャート。
【図2】図1のパノラマ画像表示方法が採用される超音
波診断装置の構成を示すブロック図。
【図3】図1のパノラマ画像表示方法の表示例を示す
図。
【符号の説明】
201…探触子、202…超音波送受信部、203…受
波整相部、204…DSC部、205…画像処理部、2
06…画像表示部、207…印刷出力部、208…記憶
装置、209…統括制御部、210…操作パネル、21
1…I/F部、205a…広視野化処理部、205a―1
〜205a−3…フレームメモリ、205b…相関処理
部、205c…広視野合成処理部、205d…合成広視
野フレームメモリ部、205e…広視野画像制御部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) H04N 7/18 H04N 7/18 Q 5/91 L Fターム(参考) 4C301 AA02 CC02 CC04 DD02 EE10 EE13 JB29 JC14 JC20 KK01 KK12 KK13 KK40 LL03 LL04 LL20 5B057 CA01 CA08 CA12 CA16 CB01 CB08 CB12 CB16 CE10 CE11 CE17 DA03 DA07 DB02 DB06 DB09 DC32 5C023 AA11 AA14 BA01 BA02 BA11 CA01 DA01 DA08 EA05 5C053 FA04 GB14 GB40 HA29 JA30 KA22 LA01 LA03 LA06 LA11 LA14 5C054 CA02 CA08 CC04 CG02 CH02 CH07 EA01 EA03 EA05 EA07 ED07 FC01 FC11 FC13 FC15 FD02 FD05 GA01 GA04 GA05 GB02 GB15 GB17 GD03 HA12

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 位置的に近接した複数の画像フレームの
    画像データを得るステップと、前記複数の画像フレーム
    間の位置関係データを検出するステップと、該検出され
    た位置関関係データを用いて前記複数の画像フレームを
    結合しパノラマ画像データを形成するステップと、同一
    位置の前記パノラマ画像データを形成させるために前記
    画像データを得るステップ乃至前記パノラマ画像データ
    を形成するステップを複数回繰り返させるステップと、
    該繰り返されることによって得られた個々のパノラマ画
    像データを表示装置に表示させるステップと、該表示さ
    れた個々のパノラマ画像に対する欠落情報を設定するス
    テップと、該設定された欠落情報を除くパノラマ画像デ
    ータを合成するステップと、該合成されたパノラマ画像
    データをパノラマ画像として前記表示装置に表示させる
    ステップとを備えたことを特徴とするパノラマ画像表示
    方法。
  2. 【請求項2】 前記合成前後のパノラマ画像データを同
    一画面に並べる若しくは切り換えてパノラマ画像として
    表示させるステップをさらに備えることを特徴とする請
    求項1に記載のパノラマ画像表示方法。
  3. 【請求項3】 前記合成前のパノラマ画像データの欠落
    情報を当該パノラマ画像データに重畳して画像表示する
    ことを特徴とする請求項2に記載のパノラマ画像表示方
    法。
  4. 【請求項4】 前記合成前のパノラマ画像データとその
    欠落情報を重畳して画像表示することにおいて、少なく
    ともその欠落部分と一致する部分について新たに画像フ
    レームの画像データを得るステップと、該新たに得られ
    た画像フレームの画像データと前記加算平均前のパノラ
    マ画像データを結合してパノラマ画像を生成することを
    特徴とする請求項3に記載のパノラマ画像表示方法。
  5. 【請求項5】 前記合成前のパノラマ画像データとその
    欠落情報を重畳して画像表示することにおいて、少なく
    ともその欠落部分と一致する部分について過去に得た画
    像フレームの画像データを読み出すステップと、該読み
    出された画像フレームの画像データと前記加算平均前の
    パノラマ画像データを結合してパノラマ画像を生成する
    ことを特徴とする請求項3に記載のパノラマ画像表示方
    法。
  6. 【請求項6】 位置的に近接した複数の画像フレームの
    画像データを得るステップと、前記複数の画像フレーム
    間の位置関係データを検出するステップと、該検出され
    た位置関関係データを用いて前記複数の画像フレームを
    結合しパノラマ画像データを形成するステップと、同一
    位置の前記パノラマ画像データを形成させるために前記
    画像データを得るステップ乃至前記パノラマ画像データ
    を形成するステップを複数回繰り返させるステップと、
    該繰り返されることによって得られた個々のパノラマ画
    像データを表示装置に表示させるステップと、該表示さ
    れた個々のパノラマ画像に対する欠落情報を設定するス
    テップと、該設定された欠落情報を除くパノラマ画像デ
    ータを合成するステップと、該合成されたパノラマ画像
    データをパノラマ画像として前記表示装置に表示させる
    ステップとを備えたことを特徴とするパノラマ画像表示
    ソフトウエア。
  7. 【請求項7】 位置的に近接した複数の画像フレームの
    画像データを得る手段と、前記複数の画像フレーム間の
    位置関係データを検出する手段と、該検出された位置関
    関係データを用いて前記複数の画像フレームを結合しパ
    ノラマ画像データを形成する手段と、同一位置の前記パ
    ノラマ画像データを形成させるために前記画像データを
    得るステップ乃至前記パノラマ画像データを形成するス
    テップを複数回繰り返させる手段と、該繰り返されるこ
    とによって得られた個々のパノラマ画像データを表示装
    置に表示させる手段と、該表示された個々のパノラマ画
    像に対する欠落情報を設定する手段と、該設定された欠
    落情報を除くパノラマ画像データを合成する手段と、該
    合成されたパノラマ画像データをパノラマ画像として前
    記表示装置に表示させる手段とを備えたことを特徴とす
    るパノラマ画像表示装置。
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