JP2002359591A - 移動無線端末 - Google Patents

移動無線端末

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JP2002359591A
JP2002359591A JP2001165583A JP2001165583A JP2002359591A JP 2002359591 A JP2002359591 A JP 2002359591A JP 2001165583 A JP2001165583 A JP 2001165583A JP 2001165583 A JP2001165583 A JP 2001165583A JP 2002359591 A JP2002359591 A JP 2002359591A
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moving speed
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Masami Morimoto
正巳 森本
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Toshiba Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 フェージングの影響が変動しても、受信に適
したパスを検出して、パスダイバーシチによる効果を発
揮することが可能な移動無線端末を提供する。 【解決手段】 スケジューリング部67は、測定時間指
定部63aおよびタイマー部68を通じて、サーチャ部
62aに対して、移動速度が高速で、フェージングの変
動周期が短くなると、相関レベルの検出回数に相当する
測定回数Nを多くして、相関レベルの測定時間に相当す
る測定時間Tを短くなるように制御し、一方、移動速度
が低速で、フェージングの変動周期が長くなると、上記
測定回数Nを少なくして、上記測定時間Nを長くするよ
うに制御する。そして、このような相関レベルの検出回
数と、相関レベルの測定時間の制御のもとに求めた相関
レベルを、受信電力平均部69にて平均化して、この平
均化結果に基づいて、ピークサーチ部65が、受信に適
したm個のパスを検出するようにしたものである。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、基地局との間で
CDMA(Code Division Multiple Access)通信方式
を用いて無線通信する移動通信システムにおいて、移動
局で用いられるパス検出回路に関する。
【0002】
【従来の技術】周知のように、CDMA通信方式を採用
する移動通信システムでは、各基地局が、属するセル毎
に異なる拡散コードを用いて広帯域の無線信号を生成し
ており、これに対して移動局は、上記広帯域の無線信号
を受信し、受信した信号に対して逆拡散処理を施すの
に、複数の拡散コードを種々のタイミングで用いること
で、通信に適したパスを検出する。
【0003】このように、通信に適したパスを検出する
のに、移動無線端末は、パス検出回路を備えている。図
6に従来のパス検出回路を示す。図示しない受信回路で
復調された受信信号は、IとQの直交信号に復調されて
おり、この信号は、A/D変換器61で量子化され、サ
ーチャ部62に出力される。
【0004】測定時間指定部63は、サーチャ部62の
動作時間を管理するもので、所定のタイミングで周期的
に動作するように、サーチャ部62の動作タイミングを
制御する。
【0005】サーチ範囲指定部64は、サーチャ部62
において逆拡散に用いる拡散コードの生成位相を管理し
ており、所定の範囲の位相で上記拡散コードを生成する
ように、サーチャ部62を制御する。
【0006】サーチャ部62は、上述したように測定時
間指定部63によって動作時間が管理されており、測定
時間指定部63より指定される時間の間だけ動作し、サ
ーチ範囲指定部64より指定される範囲で、位相を可変
して受信対象セルの拡散コードを生成する。
【0007】そして、サーチャ部62は、A/D変換器
61の量子化結果に対して、生成した上記拡散コードを
乗算することにより逆拡散処理を施し、上記量子化結果
と拡散コードとの相関を電力レベルで示す信号を得る。
【0008】この信号は、上記生成位相を示す情報とあ
わせて、ピークサーチ部65に出力される。なお、サー
チャ部62で生成される拡散コードの識別情報は、パス
タイミング格納部66に出力される。
【0009】ピークサーチ部65は、サーチャ部62に
て得られた信号の電力レベルを監視し、これより大きな
電力が得られるm個のパスを検出する。そして、この検
出したm個のパスの電力レベルと、それぞれ逆拡散に用
いた拡散コードの生成位相の情報とを対応づけて出力す
る。
【0010】パスタイミング格納部66は、ピークサー
チ部65にて検出されたm個のパスの電力レベルと、そ
れに対応する拡散コードの識別情報と、この拡散コード
の生成位相の情報とを対応づけて記憶し、後段のRAK
E受信部に出力する。そしてRAKE受信部が、パスタ
イミング格納部66が記憶する情報に基づいて、受信信
号を逆拡散し、RAKE受信を行う。
【0011】以上のように、従来のパス検出回路では、
サーチャ部62は測定時間指定部63により動作タイミ
ングが制御され、所定の周期で受信信号に逆拡散処理を
施すようにしている。
【0012】しかしながら、有効なパスの受信電力がフ
ェージングの影響により、例えば図7に示すように周期
的に変動することがあるため、測定時間指定部63にて
指定される計測範囲が範囲tであったとする、受信して
いるパスが有効なパスであるにもかかわらず、有効なパ
スとして検出されないことになる。
【0013】また高速な移動時には、有効なパスの発生
/消滅の変化が激しくなるので、受信対象とするパスの
頻繁に切り替える必要があるが、移動速度が高速になる
ほど、フェージングの変動周期は短くなるので、一層、
受信に適したパスを検出するのが困難になり、パスダイ
バーシチによる効果を発揮できないという問題がある。
【0014】
【発明が解決しようとする課題】従来の移動無線端末で
は、フェージングの影響により、受信に適したパスを検
出できないことがあり、パスダイバーシチによる効果を
発揮できないという問題があった。
【0015】この発明は上記の問題を解決すべくなされ
たもので、フェージングの影響が変動しても、受信に適
したパスを検出して、パスダイバーシチによる効果を十
分に発揮することが可能な移動無線端末を提供すること
を目的とする。
【0016】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めに、この発明は、CDMA通信方式を用いて無線通信
する移動通信システムで用いられる移動無線端末におい
て、所定の期間毎に位相および拡散符号の種別のうち少
なくとも一方を異ならせて生成し、この生成した拡散符
号と受信信号との相関レベルを、所定の期間内に複数求
める相関検出手段と、この相関検出手段にて求めた複数
の相関レベルを、所定の期間毎に加算して平均化する平
均化手段と、この平均化手段の平均化結果を比較して、
高い相関レベルが得られる平均化結果に対応する拡散符
号とその位相を検出するパス検出手段とを具備して構成
するようにした。
【0017】上記構成の移動無線端末では、1つのパス
に関する相関レベルを検出するのに、複数のタイミング
で相関レベルを検出して平均化し、この平均化した相関
レベルを比較して、受信に適したパスを検出するように
している。
【0018】したがって、上記構成の移動無線端末によ
れば、複数のタイミングで検出した相関レベルの平均化
結果に基づいて、受信に適したパスを検出するので、受
信に適したパスの相関レベルが、フェージングなどの影
響により一時的に低下するような場合でも、受信に適し
たパスを検出することができ、パスダイバーシチによる
効果を十分に発揮することができる。
【0019】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して、この発明
の一実施形態に係わる移動無線端末について説明する。
図1は、その構成を示すものである。空間からアンテナ
1で受信された無線周波信号は、アンテナ共用器2に入
力される。アンテナ共用器2は、受信用フィルタ21と
送信用フィルタ22とからなる。
【0020】アンテナ1より入力された無線周波信号の
うち、基地局BSから送信された無線周波信号は、受信
用フィルタ21を通過して、受信部(RX)3に出力さ
れる。なお、この無線周波信号は送信用フィルタ22に
より、後述の送信部5に入力されることはない。
【0021】受信部3では、上記無線周波信号を周波数
シンセサイザ(SYN)4から入力された受信局部発振
信号とミキシングして中間周波信号に周波数変換する。
なお、上記周波数シンセサイザ4にて発生される受信局
部発振信号の周波数は、制御部40からの制御電圧によ
って制御される。
【0022】受信部3にて得られた中間周波信号は、C
DMA信号処理部6において、直交復調処理が施された
のち、逆拡散処理が施されて、データレートに応じた所
定のフォーマットのデータに変換される。
【0023】そしてこの変換結果のうち、音声通信に関
わる受信データは音声符号処理部7に出力され、また上
記変換結果のうち、電子メールのデータついては、制御
部40に出力される。そしてまた、データレートを示す
データについても制御部40に出力される。
【0024】音声符号処理部7は、上記CDMA信号処
理部6にて得られた受信データに対して、制御部40か
ら通知される受信データレートに応じた伸長処理を施
し、この処理結果をPCM符号処理部8に出力する。
【0025】PCM符号処理部8は、音声符号処理部7
にて伸張された受信データを復号してアナログ受話信号
を得る。このアナログ受話信号は、増幅器9にて増幅さ
れた後スピーカ10より拡声出力される。
【0026】一方、話者の入力音声は、マイクロホン1
1を通じてアナログ送話信号として入力され、増幅器1
2で適正レベルまで増幅された後、PCM符号処理部8
にてPCM符号化処理が施され、送信データとして音声
符号処理部7に出力される。
【0027】音声符号処理部7は、PCM符号処理部8
から出力される送信データより入力音声のエネルギー量
を検出し、この検出結果に基づいてデータレートを決定
し、制御部40に通知する。そして、上記送信データを
上記データレートに応じたフォーマットのバースト信号
に圧縮し、CDMA信号処理部6に出力する。
【0028】CDMA信号処理部6は、上記音声符号処
理部7にて圧縮されたバースト信号や、制御部40から
入力される、電子メールに基づくバースト信号に対し
て、送信チャネルに応じたPN符号を用いて拡散処理を
施す。そしてこの処理結果に対して、直交変調処理を施
し、直交変調信号として送信部(TX)5に出力する。
【0029】送信部5は、上記直交変調信号を送信局部
発振信号と合成して無線周波信号に変換し、制御部40
により通知される送信データレートに基づいて、上記無
線周波信号の有効部分だけを高周波増幅して、アンテナ
共用器2に出力する。なお上記送信局部発振信号は、周
波数シンセサイザ4にて生成されるもので、制御部40
からの制御電圧に応じた周波数の発振信号である。
【0030】アンテナ共用器2に入力された送信部5か
らの無線周波信号は、送信用フィルタ22により、送信
帯域の無線周波信号のみがアンテナ1に出力されて、上
記基地局に向けて空間に放射される。尚、この送信帯域
の無線周波信号は、受信用フィルタ21により、受信部
3に入力されることはない。
【0031】31は電源回路であり、バッテリ30の出
力を基に所定の動作電源電圧Vccを生成して各回路に供
給する。
【0032】制御部40は、例えばマイクロコンピュー
タを主制御部として備え、各部を統括して制御してい
る。その主たる制御内容としては、基地局BSとの間に
CDMA方式の無線通信による通信リンクを開設し、基
地局BSが収容される移動通信網を通じて音声通信や電
子メールの送受信を行なう通信制御機能を備える。
【0033】電子メールの受信時において、制御部40
は、CDMA信号処理部6にて得た電子メールのデータ
を復号してテキストデータに復元し記憶部41に記録す
る。そして、コンソールユニット42のキーを通じたユ
ーザからの要求に応じて、受信した電子メールを記憶部
41を読み出してコンソールユニット42の表示器に表
示する。
【0034】また電子メールの作成時において、制御部
40は、コンソールユニット42のキー操作により、ユ
ーザから文字入力や宛先の指定を受け付けて、電子メー
ルを作成し記憶部41に記録する。
【0035】そして電子メールの送信時において、制御
部40は、記憶部41に記録しておいた、ユーザが作成
した電子メールのデータを読み出し、このデータを所定
のデータレートに応じたフォーマットのバースト信号に
圧縮して、CDMA信号処理部6に出力する。
【0036】また制御部40は、新たな機能として、例
えば受信信号のフェージングピッチから、当該移動無線
端末の移動速度を検出して、CDMA信号処理部6に通
知する機能を備える。
【0037】記憶部41は、例えばROMやRAMなど
の半導体メモリを記憶媒体としたもので、この記憶媒体
には制御部40の制御プログラムや制御データ、上記電
子メールなどを記憶する。
【0038】コンソールユニット42にはダイヤルキ
ー、発信キー、電源キー、終了キー、音量調節キーおよ
びモード指定キーなどのキー群と、通話相手端末の電話
番号や装置の動作状態などを表示するためのLCD表示
器、バッテリ30のDischarge状態を示す(バッテリ3
0の充電を要求する)LEDランプが設けられている。
【0039】次に、CDMA信号処理部6のパス検出に
関わる構成について説明する。CDMA信号処理部6
は、図2に示すようなパス検出回路を備えており、これ
により受信に適したパスの検出を行う。
【0040】図示しない受信回路で復調された受信信号
は、IとQの直交信号に復調されており、この信号は、
A/D変換器61で量子化され、サーチャ部62aに出
力される。
【0041】スケジューリング部67は、制御部40に
て検出された移動速度に基づいて、1回あたりの受信電
力測定時間Tと、測定回数Nを、所定の時間Ta毎に決
定する。受信電力測定時間Tは、測定時間指定部63a
に通知され、一方、測定回数Nは、タイマー部68およ
び受信電力平均部69に通知される。
【0042】なお、スケジューリング部67は、T×N
=c(任意定数)の関係となるように、時間Tと回数N
を決定し、移動速度が予め設定した値より高速な場合に
は、測定回数Nを多くして測定時間Tを短くし、一方、
移動速度が移動速度が予め設定した値より低速な場合に
は、測定回数Nを少なくして測定時間Tを長くする。
【0043】測定時間指定部63aは、1回あたりの受
信電力測定時間Tをサーチャ部62aに設定する。タイ
マー部68は、サーチャ部62aの動作時間を管理する
もので、所定の時間Ta内に、サーチャ部62aがN回
起動するようにその動作タイミングを制御する。
【0044】サーチ範囲指定部64は、サーチャ部62
aにおいて逆拡散に用いる拡散コードの生成位相を管理
しており、所定の時間Ta毎に所定の範囲内で異なる位
相の上記拡散コードを生成するように、サーチャ部62
aを制御する。
【0045】サーチャ部62aは、上述したようにタイ
マー部68によって起動時間が管理されており、タイマ
ー部68により起動され、サーチ範囲指定部64の制御
により時間Ta毎に異なる位相の上記拡散コードを生成
する。なお、ここで生成される拡散コードの識別情報
は、パスタイミング格納部66に出力される。
【0046】そして、サーチャ部62aは、測定時間指
定部63aにより設定される時間Tの間、A/D変換器
61の量子化結果に対して、生成した上記拡散コードを
乗算して逆拡散処理を施し、上記量子化結果と拡散コー
ドとの相関を電力レベルで示す信号を得る。この信号
は、上記生成位相を示す情報とあわせて、受信電力平均
部69に出力される。
【0047】受信電力平均部69は、サーチャ部62a
にて所定の時間Taの間に得られた信号の電力レベルを
加算して回数Nで平均化し、この平均化した電力レベル
と、この電力レベルを得るのに用いた拡散コードの生成
位相を示す情報とあわせて、ピークサーチ部65に出力
する。
【0048】ピークサーチ部65は、受信電力平均部6
9にて順次得られる平均電力レベルを比較して、大きな
電力が得られるm個のパスを検出する。そして、この検
出したm個のパスの電力レベルと、それぞれを得るのに
用いた拡散コードの生成位相の情報とを対応づけて出力
する。
【0049】パスタイミング格納部66は、ピークサー
チ部65にて検出されたm個のパスの電力レベルと、そ
れに対応する拡散コードの生成位相の情報と、拡散コー
ドの識別情報とを対応づけて記憶し、後段のRAKE受
信部に出力する。そしてRAKE受信部が、パスタイミ
ング格納部66が記憶する情報に基づいて、受信信号を
逆拡散し、RAKE受信を行う。
【0050】次に、上記構成の移動無線端末装置の動作
について説明する。なお、以下の説明では、パス検出に
関わる動作について説明し、通常の音声通信や電子メー
ル送受信の動作については説明を省略する。図3は、パ
ス検出回路に関わる動作を説明するためにフローチャー
トで、所定の周期Taごとに繰り返し実行される。
【0051】まず、ステップ3aでは、スケジューリン
グ部67が、制御部40にて検出された移動速度に基づ
いて、1回あたりの受信電力測定時間Tと、測定回数N
を決定し、ステップ3bに移行する。
【0052】ステップ3bでは、測定時間指定部63a
が、1回あたりの受信電力測定時間Tをサーチャ部62
aに設定し、受信電力平均部69は、自己に備えられる
カウンタのカウント値nを「0」に設定する。
【0053】また、タイマー部68は、所定の時間Ta
内に、ステップ3aで決定した測定回数Nだけサーチャ
部62aを起動できるように、起動タイミングをN個求
め、ステップ3cに移行する。
【0054】ステップ3cでは、タイマー部68が、ス
テップ3bで求めた起動タイミングが到来するかを監視
しており、上記起動タイミングになると、サーチャ部6
2aを起動し、ステップ3dに移行する。
【0055】ステップ3dでは、サーチャ部62aが、
測定時間指定部63aにより設定される時間Tの間にお
いて、サーチ範囲指定部64より指定される位相の拡散
コードを生成し、そして、この拡散コードをA/D変換
器61の量子化結果に対して乗算することにより逆拡散
処理を実施し、上記量子化結果と拡散コードとの相関を
電力レベルで示す信号を得る。
【0056】これに対して、受信電力平均部69が、サ
ーチャ部62aにて得られた電力レベルを累積加算する
とともに、自己のカウンタのカウント値nに「1」を加
算し、ステップ3eに移行する。
【0057】ステップ3eでは、受信電力平均部69
が、カウンタのカウント値nがNになっているか否かを
判定する。ここで、nがNに一致する場合には、ステッ
プ3fに移行し、一方、nがNに一致しない場合には、
ステップ3cに移行する。
【0058】ステップ3fでは、受信電力平均部69
が、これまで累積加算した電力レベルをNで平均化し、
この平均化した電力レベルと、この電力レベルを得るの
にサーチャ部62aにて用いられた拡散コードの生成位
相を示す情報とあわせて、ピークサーチ部65に出力
し、ステップ3gに移行する。
【0059】ステップ3gでは、ピークサーチ部65
が、受信電力平均部69にて順次得られる平均電力レベ
ルを比較して、大きな電力が得られるm個のパスを検出
する。そして、この検出したm個のパスの電力レベル
と、それぞれを得るのに用いた拡散コードの生成位相の
情報とを対応づけて、パスタイミング格納部66に出力
し、ステップ3hに移行する。
【0060】ステップ3hでは、パスタイミング格納部
66が、ピークサーチ部65にて検出されたm個のパス
の電力レベルと、それに対応する拡散コードの生成位相
の情報とを対応づけて記憶し、後段のRAKE受信部に
出力する。そしてRAKE受信部が、パスタイミング格
納部66が記憶する情報に基づいて、受信信号を逆拡散
し、RAKE受信を行う。
【0061】以上のように、上記構成の移動無線端末で
は、例えば図4に示すように、移動速度が高速で、フェ
ージングの変動周期が短くなると、相関レベルの検出回
数に相当する測定回数Nを多くして、相関レベルの測定
時間に相当する測定時間Tを短くし、一方、例えば図5
に示すように、移動速度が低速で、フェージングの変動
周期が長くなると、上記測定回数Nを少なくして、上記
測定時間Nを長くする。
【0062】そして、このような相関レベルの検出回数
と、相関レベルの測定時間の制御のもとに求めた相関レ
ベル(電力レベル)を、受信電力平均部69にて平均化
して、この平均化結果に基づいて、ピークサーチ部65
が、受信に適したm個のパスを検出するようにしてい
る。
【0063】したがって、上記構成の移動無線端末によ
れば、フェージングの変動周期に応じて、パス検出の判
定指標となる相関レベルのサンプリング回数を増減する
ようにしているので、フェージングの影響が変化して
も、受信に適したパスを検出して、パスダイバーシチに
よる効果を発揮することができる。
【0064】尚、この発明は上記実施の形態に限定され
るものではない。例えば、上記実施の形態では、制御部
40にて求めた移動速度に応じて、スケジューリング部
67が受信電力測定時間Tと、測定回数Nを決定ように
したが、これに代わって例えば、フェージングの状態を
監視して、これに応じて、受信電力測定時間Tと、測定
回数Nを決定ようにしても、同様の効果を得られる。そ
の他、この発明の要旨を逸脱しない範囲で種々の変形を
施しても同様に実施可能であることはいうまでもない。
【0065】
【発明の効果】以上述べたように、この発明では、1つ
のパスに関する相関レベルを検出するのに、複数のタイ
ミングで相関レベルを検出して平均化し、この平均化し
た相関レベルを比較して、受信に適したパスを検出する
ようにしている。
【0066】したがって、この発明によれば、複数のタ
イミングで検出した相関レベルの平均化結果に基づい
て、受信に適したパスを検出するので、受信に適したパ
スの相関レベルが、フェージングなどの影響により一時
的に低下するような場合でも、受信に適したパスを検出
することができ、パスダイバーシチによる効果を十分に
発揮することが可能な移動無線端末を提供できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明に係わる移動無線端末の一実施形態の
構成を示す回路ブロック図。
【図2】図1に示した移動無線端末のパス検出回路の構
成を示す回路ブロック図。
【図3】図1に示した移動無線端末のパス検出動作を説
明するためのフローチャート。
【図4】図1に示した移動無線端末のパス検出動作を説
明するための図。
【図5】図1に示した移動無線端末のパス検出動作を説
明するための図。
【図6】従来の移動無線端末のパス検出回路の構成を示
す回路ブロック図。
【図7】図6に示した従来の移動無線端末のパス検出動
作を説明するための図。
【符号の説明】
1…アンテナ 2…アンテナ共用器 21…受信用フィルタ 22…送信用フィルタ 3…受信部(RX) 4…周波数シンセサイザ(SYN) 5…送信部(TX) 6…CDMA信号処理部 61…A/D変換器 62a…サーチャ部 63a…測定時間指定部 64…サーチ範囲指定部 65…ピークサーチ部 66…パスタイミング格納部 67…スケジューリング部 68…タイマー部 69…受信電力平均部 7…音声符号処理部 8…PCM符号処理部 9…増幅器 10…スピーカ 11…マイクロホン 12…増幅器 30…バッテリ 31…電源回路 40…制御部 41…記憶部 42…コンソールユニット(CU)

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 CDMA(Code Division Multiple Acc
    ess)通信方式を用いて無線通信する移動通信システム
    で用いられる移動無線端末において、 所定の期間毎に位相および拡散符号の種別のうち少なく
    とも一方を異ならせて生成し、この生成した拡散符号と
    受信信号との相関レベルを、前記所定の期間内に複数の
    異なるタイミングで求める相関検出手段と、 この相関検出手段にて求めた複数の相関レベルを、前記
    所定の期間毎に加算して平均化する平均化手段と、 この平均化手段の平均化結果を比較して、高い相関レベ
    ルが得られる平均化結果に対応する拡散符号とその位相
    を検出するパス検出手段とを具備することを特徴とする
    移動無線端末。
  2. 【請求項2】 移動速度を検出する移動速度検出手段
    と、 この移動速度検出手段にて検出した移動速度に応じて、
    前記相関検出手段が前記所定の期間内に求める相関レベ
    ルの回数を制御する検出回数制御手段とを備えることを
    特徴とする請求項1に記載の移動無線端末。
  3. 【請求項3】 前記検出回数制御手段は、前記移動速度
    検出手段にて検出した移動速度が予め設定した値より高
    速な場合には、前記相関検出手段における相関レベルの
    回数を増加させることを特徴とする請求項2に記載の移
    動無線端末。
  4. 【請求項4】 移動速度を検出する移動速度検出手段
    と、 この移動速度検出手段にて検出した移動速度に応じて、
    前記相関検出手段が求める相関レベルの測定時間を制御
    する測定時間制御手段とを備えることを特徴とする請求
    項1に記載の移動無線端末。
  5. 【請求項5】 前記測定時間制御手段は、前記移動速度
    検出手段にて検出した移動速度が予め設定した値より高
    速な場合には、前記相関検出手段における相関レベルの
    測定時間を短縮させることを特徴とする請求項4に記載
    の移動無線端末。
  6. 【請求項6】 受信信号に影響するフェージングの状態
    を監視する監視手段と、 この監視手段の監視結果に応じて、前記相関検出手段が
    前記所定の期間内に求める相関レベルの回数を制御する
    検出回数制御手段とを備えることを特徴とする請求項1
    に記載の移動無線端末。
  7. 【請求項7】 受信信号に影響するフェージングの状態
    を監視する監視手段と、 この監視手段の監視結果に応じて、前記相関検出手段が
    求める相関レベルの測定時間を制御する測定時間制御手
    段とを備えることを特徴とする請求項1に記載の移動無
    線端末。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US8811368B2 (en) 2007-02-26 2014-08-19 Fujitsu Limited Reception apparatus, path detection apparatus, method thereof, and computer product used in CDMA system base station

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