JP2002359581A - 相互変調歪発生箇所検出方法 - Google Patents

相互変調歪発生箇所検出方法

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JP2002359581A
JP2002359581A JP2001165195A JP2001165195A JP2002359581A JP 2002359581 A JP2002359581 A JP 2002359581A JP 2001165195 A JP2001165195 A JP 2001165195A JP 2001165195 A JP2001165195 A JP 2001165195A JP 2002359581 A JP2002359581 A JP 2002359581A
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Japan
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intermodulation distortion
rectangular wave
signal
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device under
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JP2001165195A
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Toshiyuki Ando
敏之 安藤
Riyouji Matsubara
亮滋 松原
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Hitachi Cable Ltd
Original Assignee
Hitachi Cable Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 相互変調歪の発生箇所を容易に検出すること
ができる相互変調歪発生箇所検出方法を提供する。 【解決手段】 アンテナ、同軸ケーブル等の被測定物に
対し複数の周波数の信号を入力し、被測定物内で発生し
た相互変調歪を含んだ信号を検出する方法において、少
なくとも1の周波数の信号を矩形波で変調しておき、相
互変調歪を含んだ矩形波を検出し、この検出された矩形
波と前記変調に使用した矩形波との位相から相互変調歪
の発生箇所までの距離を計算し、該発生箇所の位置を特
定する。これにより、相互変調歪の発生箇所を容易に検
出することができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、伝送路(伝送線
路)へ大電力信号を複数波入れた際に発生する相互変調
歪の発生箇所を検出する方法に係り、特に、相互変調歪
の発生箇所を容易に検出することができる相互変調歪発
生箇所検出方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】アンテナ、同軸ケーブル等の伝送路へ複
数の周波数の大電力信号を入力すると、伝送路内で相互
変調歪が発生する。相互変調歪fimは、例えば、周波
数f1,f2の信号を入力したとすると、 fim=Mf1+Nf2 または、 fim=Mf1−Nf2 (M、Nは整数)で表される周波数に発生する。相互変
調歪の発生は、主に接触部などの直流抵抗による非直線
性が原因である。携帯電話システムなどの双方向通信に
おいて、この相互変調歪が受信帯域に発生した場合、受
信障害を起こす。
【0003】相互変調歪を検出する測定装置の従来の構
成を図3に示す。この測定装置は、周波数f1,f2の
信号を発生する信号発生器1,1´と、信号発生器1,
1´からの信号を増幅する増幅器2,2´と、周波数f
1,f2以外の不要信号を除去するバンドパスフィルタ
3,3´と、被測定物への入力信号を複合すると共に被
測定物からの出力信号を分離するデュープレクサ4と、
分離した被測定物からの出力信号を増幅するローノイズ
アンプ5と、周波数毎の電力を分析するスペクトラムア
ナライザ6とを備える。
【0004】信号発生器1,1´より出力された信号
は、増幅器2,2´で増幅され、バンドパスフィルタ
3,3´で不要信号を除去された後、デュープレクサ4
で複合され、被測定物へ入力される。被測定物内で発生
した微小な相互変調歪は、デュープレクサ4で分離さ
れ、ローノイズアンプ5で増幅され、スペクトラムアナ
ライザ6で検出される。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】従来の測定装置で検出
できるのは、相互変調歪の振幅だけであり、相互変調歪
の発生箇所は検出できない。従って、被測定物内で発生
する相互変調歪の大きさを知ることはできても、相互変
調歪が被測定物内のどこで発生したか分からないので、
相互変調歪の原因を究明するのが困難であった。
【0006】そこで、本発明の目的は、上記課題を解決
し、相互変調歪の発生箇所を容易に検出することができ
る相互変調歪発生箇所検出方法を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に本発明は、アンテナ、同軸ケーブル等の被測定物に対
し複数の周波数の信号を入力し、被測定物内で発生した
相互変調歪を含んだ信号を検出する方法において、少な
くとも1の周波数の信号を矩形波で変調しておき、相互
変調歪を含んだ矩形波を検出し、この検出された矩形波
と前記変調に使用した矩形波との位相から相互変調歪の
発生箇所までの距離を計算し、該発生箇所の位置を特定
するものである。
【0008】被測定物に臨ませたプローブにより相互変
調歪を含んだ矩形波を検出してもよい。
【0009】
【発明の実施の形態】以下、本発明の一実施形態を添付
図面に基づいて詳述する。
【0010】図1に示されるように、本発明に係る相互
変調歪の測定装置は、周波数f1,f2の信号を発生す
る信号発生器1,1´と、信号発生器1´からの信号に
振幅変調を施す変調回路8と、変調回路8での振幅変調
に使用する矩形波を発生するパルスジェネレータ7と、
信号発生器1及び変調回路8からの信号を増幅する増幅
器2,2´と、周波数f1,f2以外の不要信号を除去
するバンドパスフィルタ3,3´と、被測定物への入力
信号を複合すると共に被測定物からの出力信号を分離す
るデュープレクサ4と、分離した被測定物からの出力信
号を増幅するローノイズアンプ5と、増幅された出力信
号を復調して矩形波を取り出す復調回路9と、パルスジ
ェネレータ7からの矩形波と復調回路9からの矩形波と
を比較して位相を検出して相互変調歪の発生箇所までの
距離を計算する位相比較回路10とを備える。
【0011】信号発生器1より出力された信号は、増幅
器2で増幅され、バンドパスフィルタ3で不要信号を除
去された後、デュープレクサ4で複合され、被測定物へ
入力される。
【0012】一方、信号発生器1´より出力された信号
は、変調回路8でパルスジェネレータ7が発生した矩形
波により振幅変調され、増幅器2´で増幅され、バンド
パスフィルタ3´で不要信号を除去された後、デュープ
レクサ4で複合され、被測定物へ入力される。
【0013】被測定物内で発生した微小な相互変調歪を
含む矩形波は、デュープレクサ4で分離され、ローノイ
ズアンプ5で増幅され、復調回路9で復調されて矩形波
が取り出される。位相比較回路10は、変調に使用した
パルスジェネレータ7からの矩形波と相互変調歪を含ん
でいる復調回路9からの矩形波とを比較し、位相(矩形
波の時間遅れ)を検出する。位相比較回路10は、この
位相に基づき、デュープレクサ4から相互変調歪の発生
箇所までの距離を計算し、この距離から被測定物内にお
ける相互変調歪の発生箇所の位置を特定する。
【0014】図2に他の実施形態を示す。この測定装置
は、周波数f1,f2の信号を発生する信号発生器1,
1´と、信号発生器1´からの信号に振幅変調を施す変
調回路8と、変調回路8での振幅変調に使用する矩形波
を発生するパルスジェネレータ7と、信号発生器1及び
変調回路8からの信号を増幅して被測定物の入力する増
幅器2,2´と、周波数f1,f2以外の不要信号を除
去するバンドパスフィルタ3,3´と、被測定物に臨ん
で相互変調歪を含んだ矩形波を検出するプローブ11
と、プローブ11からの出力信号を増幅するローノイズ
アンプ5と、増幅された出力信号を復調して矩形波を取
り出す復調回路9と、パルスジェネレータ7からの矩形
波と復調回路9からの矩形波とを比較して位相を検出し
て相互変調歪の発生箇所までの距離を計算する位相比較
回路10とを備える。
【0015】信号発生器1より出力された信号は、増幅
器2で増幅され、バンドパスフィルタ3で不要信号を除
去された後、被測定物へ入力される。一方、信号発生器
1´より出力された信号は、変調回路8でパルスジェネ
レータ7が発生した矩形波により振幅変調され、増幅器
2´で増幅され、バンドパスフィルタ3´で不要信号を
除去された後、被測定物へ入力される。
【0016】被測定物内で発生した微小な相互変調歪を
含む矩形波は、プローブ11に結合し、ローノイズアン
プ5で増幅され、復調回路9で復調されて矩形波が取り
出される。位相比較回路10は、変調に使用したパルス
ジェネレータ7からの矩形波と相互変調歪を含んでいる
復調回路9からの矩形波とを比較し、位相(矩形波の時
間遅れ)を検出する。位相比較回路10は、この位相に
基づき、デュープレクサ4から相互変調歪の発生箇所ま
での距離を計算し、この距離から被測定物内における相
互変調歪の発生箇所の位置を特定する。
【0017】プローブ11を使用する図2の測定装置
は、アレイアンテナのようにアンテナ素子が多岐に分散
している被測定物には特に有効である。即ち、図1のよ
うに被測定物への信号注入端から戻ってきた信号を用い
て相互変調歪の発生箇所までの距離を計算すると、同じ
距離にあるアンテナ素子が複数存在するため、発生箇所
が存在するアンテナ素子を特定することができないが、
プローブ11で拾った信号を用いて相互変調歪の発生箇
所までの距離を計算すると、プローブ11を臨ませてい
るアンテナ素子について発生箇所の位置を特定すること
ができる。
【0018】尚、分配回路による分岐があり、かつ非放
射の被測定物に対しては、プローブ11を使用せず、分
岐先の一端から取り出した信号をローノイズアンプ5に
入力してもよい。
【0019】
【発明の効果】本発明は次の如き優れた効果を発揮す
る。
【0020】(1)相互変調歪が被測定物内のどこで発
生したかが分かるので、相互変調歪の原因を究明するこ
とができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態を示す相互変調歪測定装置
の回路図である。
【図2】本発明の他の実施形態を示す相互変調歪測定装
置の回路図である。
【図3】従来の相互変調歪測定装置の回路図である。
【符号の説明】
1,1´ 信号発生器 2,2´ 増幅器 3,3´ バンドパスフィルタ 4 デュープレクサ 5 ローノイズアンプ 7 パルスジェネレータ 8 変調回路 9 復調回路 10 位相比較回路 11 プローブ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 5K042 AA06 CA12 CA18 DA14 DA33 EA03 FA11 FA22 GA01 GA12 LA14

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 アンテナ、同軸ケーブル等の被測定物に
    対し複数の周波数の信号を入力し、被測定物内で発生し
    た相互変調歪を含んだ信号を検出する方法において、少
    なくとも1の周波数の信号を矩形波で変調しておき、相
    互変調歪を含んだ矩形波を検出し、この検出された矩形
    波と前記変調に使用した矩形波との位相から相互変調歪
    の発生箇所までの距離を計算し、該発生箇所の位置を特
    定することを特徴とする相互変調歪発生箇所検出方法。
  2. 【請求項2】 被測定物に臨ませたプローブにより相互
    変調歪を含んだ矩形波を検出することを特徴とする請求
    項1記載の相互変調歪発生箇所検出方法。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2012032393A (ja) * 2010-07-07 2012-02-16 Anritsu Corp 歪測定装置
JP2016517220A (ja) * 2013-03-15 2016-06-09 バード テクノロジーズ グループ インコーポレイテッド パルス刺激を用いたパッシブ相互変調テスト

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