JP2002359054A - イオン発生装置を備えた電気機器 - Google Patents
イオン発生装置を備えた電気機器Info
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Abstract
であるH+(H2O)nとマイナスイオンであるO2 -(H2
O)mを安定して発生させることができ、更には電極の
位置調整が容易な、イオン発生装置を提供する 【解決手段】 空気中にH+(H2O)n(nは自然数を
示す)及びO2 -(H2O) m(mは自然数を示す)を発生
するためのイオン発生素子において、前記イオン発生素
子は、誘電体の表面に設けた表面電極と、前記誘電体の
内部に設けた内部電極とを有し、前記表面電極と前記内
部電極を平行に設ける。
Description
マイナスイオンの双方を空間に放出して空気中に浮遊す
る細菌を殺菌することが可能なイオン発生素子の構造、
製造方法及びイオン発生素子を備えた空気調節装置に関
するものである。ここでいう空気調節装置に該当するも
のの例としては、空気調和機、除湿機、加湿器、空気清
浄機、冷蔵庫、ファンヒーター、電子レンジ、洗濯乾燥
機、掃除機、殺菌装置等があり主に、家屋の室内、ビル
内の一室、病院の病室若しくは手術室、車内、飛行機
内、船内、倉庫内、冷蔵庫の庫内等に用いられる
ない密閉化された部屋では、部屋内の人が多いと、呼吸
により排出される二酸化炭素やタバコの煙、ホコリなど
の空気汚染物質が増加するため、人間をリラックスさせ
る効能を有するマイナスイオンが空気中から減少してい
く。特にタバコの煙によってマイナスイオンが多量に失
われ、通常の1/2〜1/5程度にまで減少することが
あった。そこで空気中のマイナスイオンを補給するた
め、種々のイオン発生装置がこれまでから市販されてい
るが、いずれの装置も直流高電圧方式でマイナスイオン
のみを発生させるものであった。
る従来のイオン発生装置では、空気中にマイナスイオン
を補給することはできるものの、空気中の浮遊細菌を積
極的に除去するようなものではなかった。
を重ねた結果、空気中に、プラスイオンとしてのH
+(H2O)n(以下、nは自然数を示す)と、マイナス
イオンとしてのO2 -(H2O)m(以下、mは自然数を示
す)を送出する構成により、上記のイオンを空気中の浮
遊細菌の殺菌に付着させて化学反応させ、そのとき発生
する活性種である過酸化水素(H2O2)及び/又は水酸
化ラジカル(・OH)の分解作用をもって、空気中の浮
遊細菌を殺菌する発明をなした。
て既に実用化され、実用機には、円筒状ガラス管の誘電
体を挟んで外側に網状電極、内側に板状電極を配設した
構造のイオン発生装置を搭載した空気清浄機がある。
ン発生装置の大きさが大きくなることから小型の機器に
は搭載し難く、商品によってはイオン発生装置を装着で
きない問題があった。また、電極を構成する上で、網状
電極と板状電極の位置関係等の調整が難しいという問題
もあった。
つ簡便な構成により、プラスイオンであるH+(H2O)
nとマイナスイオンであるO2 -(H2O)mを安定して発
生させることができ、更には電極の位置調整が容易な、
イオン発生装置を提供することを目的とする。
め、本発明の第1の発明は、空気中にH+(H2O)
n(nは自然数を示す)及びO2 -(H2O)m(mは自然
数を示す)を発生するためのイオン発生素子において、
前記イオン発生素子は、誘電体の表面に設けた表面電極
と、前記誘電体の内部に前記表面電極に平行な内部電極
を設けた構成とする。
H+(H2O)n(nは自然数を示す)及びO2 -(H2O)
m(mは自然数を示す)を発生するためのイオン発生素
子において、前記イオン発生素子は、誘電体の表面に一
体に設けた表面電極と、前記誘電体の内部に埋め込まれ
た前記表面電極に平行な内部電極を設けた構成とする。
体を無機材料により形成する。
極又は前記内部電極の何れか一方は、格子状又は線状と
する。
電極又は前記内部電極の何れか一方は、格子状又は線状
であり、他方の電極は面状とし形成する。
電極を格子状に形成し、前記内部電極を面状に形成し、
前記表面電極の格子のピッチを2.5mmよりも小さい
構成とする。
極と前記内部電極との関係は、前記表面電極を前記内部
電極に投影したときの投影図が、前記内部電極よりも外
側とし形成する。
電極と導通する表面電極接点と、前記内部電極と導通す
る内部電極接点とを、前記誘電体の表面電極を設けた面
以外の表面に設けている。
明から第8の発明の何れかの発明の、イオン発生素子の
表面電極と内部電極との間に高電圧を印加する電圧印加
手段を設け、該電圧印加手段により電圧を印加し、空気
中にH+(H2O)n(nは自然数を示す)及びO2 -(H2
O)m(mは自然数を示す)を発生させる構成し、イオ
ン発生装置とする。
明に記載のイオン発生装置とH+(H2O)n(nは自然
数を示す)及びO2 -(H2O)m(mは自然数を示す)を
空気中に送出する手段を有する空気調節装置とする。
ついて図面を参照して説明する。図1は本発明のイオン
発生素子の一実施態様を示す斜視図、図2は図1の平面
図、図3は図1のA−A断面図、図4は図1のBーB断
面図を示すものである。
体4の表面に設けられた表面電極5と、該表面電極5に
電力を供給するため誘電体4の表面に設けられる表面電
極接点8と、誘電体4の内部に埋設され且つ前記表面電
極5と平行に設けられた埋設電極6と、該内部電極6に
電力を供給するため誘電体4の表面に設けられる内部電
極接7を有している。
の材料は、有機物としては、耐酸化性に優れた材料が好
適であり、例えばポリイミド又はガラスエポキシ等の樹
脂が使用でき、また、無機物としては、純度の高いアル
ミナ、結晶化ガラス、フォルステライト、ステアタイト
等のセラミックを使用することができるが、耐食性の面
を考えれば、無機系のものほうが望ましく、更に、成形
性や後述する電極の構成の容易性を考えれば、セラミッ
クを用いて成形するのが好適である。また、表面電極5
と内部電極6との間の絶縁抵抗が均一であることが望ま
しいため、材料内部の密度ばらつきが少なく、誘電体4
の絶縁率が均一であればある程好適である。
板、多角形板等の他の形状であってもよく、更には円柱
状であってもよいが、生産性を考えると図1に示すよう
に板状(この板状には、円板状及び直方体状のいずれを
も含む。)とするのが好適である。
であれば特に制限なく使用することができるが、放電に
よって溶融する等の変形を起こさないものであることが
条件となる。そして、表面電極5は、誘電体4の表面に
誘電体と一体に形成し、該表面からの深さ(誘電体の表
面より内部電極6側に表面電極5を設ける場合)或は厚
み(誘電体の表面より突出して表面電極5を設ける場
合)が均一である方が望ましい。
等の何れの形状であってもよいが、電界の集中が起こり
やすい形状にすれば、表面電極5と内部電極6との間に
印加する電圧が低くても放電させることができるため、
格子状や線状のように、電界集中が起こりやすい形状と
することが望ましい。
同様、導電性を有するものであれば特に制限なく使用す
ることができる。また、表面電極5と内部電極6との間
の絶縁抵抗が均一であることが望ましいため、内部電極
6は表面電極5と平行であることが望ましい。そのた
め、誘電体4の内部であって表面電極5と対向させて平
行に配置し、表面電極5と内部電極6との距離(以下、
電極間距離と称す)が一定になるように設けることが好
適である。これにより、表面電極5と内部電極6との間
の放電状態が安定し、プラスイオン及びマイナスイオン
を好適に発生させることが可能である。
て、表面電極5を平面状に設けた場合には、内部電極6
を表面電極5と平行の平面状に設けることが望ましく、
誘電体4を円柱状に設けた場合は、表面電極5を円柱の
外周表面に設けるとともに、内部電極6を軸状に設ける
ことによって電極間距離を一定とすることができる。
通する接点であり、この接点に銅線アルミ線等の一端を
結線し、該リード線の他端を、他の構成の接点に接続し
て、他の構成と表面電極5とを導通させるものである。
表面電極接点7は、リード線との接続の容易性から誘電
体4の表面であれば何れに設けてもよいが、表面電極5
と同じ電位となるものであるため、内部電極6と表面電
極接点7との距離が、電極間距離よりも遠い関係にある
ことが望ましく、このように構成することにより安定し
た放電状態を得ることができる。
導通する接点であり、この接点に銅線アルミ線等からな
るリード線の一端を結線し、該リード線の他端を、他の
構成の接点に接続して、他の構成と内部電極6とを導通
させるものである。内部電極接点8は、リード線との接
続の容易性から誘電体の表面であれば何れに設けてもよ
いが、内部電極6と同じ電位となるものであるため、表
面電極5と内部電極接点8との距離が、電極間距離より
も遠い関係にあることが望ましく、このように構成する
ことにより安定した放電状態を得ることができる。
の距離についても、電極間距離よりも遠く形成する。さ
らに、表面電極接点7及び内部電極接点8を共に表面電
極5を設けた面(以下、上面と称す)と相対する面(以
下、下面と称す)に設けると、プラスイオン及びマイナ
スイオンが発生する表面電極5を設けた面にリード線等
の配線が配置されないため、別途に送風機を設ける等し
て、表面電極5を設けた面に空気を送風する構成とした
場合に、リード線によって空気の流れが乱れるような事
もなく好適である。なお、このような効果は、表面電極
接点7及び内部電極接点8を上面以外の位置に設けるこ
とによって同様に得ることが可能である。
段(不図示)又はグランドを意味し、その接続の例とし
ては、表面電極5と内部電極6とを共に電圧印加手段に
接続して電圧を印加する場合、表面電極5をグランドに
接続して接地電位とし内部電極6を電圧印加手段に接続
する場合、表面電極5を電圧印加手段に接続し内部電極
6をグランドに接続して接地電位とする場合がある。
グランドに接続して接地電位とし内部電極6を電圧印加
手段に接続する場合は、露出された電極に高電圧が印加
されないため、例えば手が触れるようなことがあった場
合にも安全であるため好適である。
ラスイオンとマイナスイオンの両方を発生させるために
は、電圧印加手段による表面電極5と内部電極6との間
の印加電圧は、交番電圧であることが必要であるが、こ
の交番電圧は一般的に商用電源に用いられているような
正弦波状の交番電圧(以下、正弦波状の交番電圧を交流
電圧と称す)に限られず、矩形波状の交番電圧であって
も良く、他の波形を用いて交番電圧を印加しても良い。
様を図1から図4を参照して説明する。
は、幅15mm×長さ37mm×厚み0.9mmの直方
体状とし、また、誘電体4の上面と平行に約6mm×2
4mmの帯状に内部電極6を形成し、そして、誘電体4
の上面の両短辺(幅15mmの辺)のそれぞれの中心を
結ぶ中央線A−A(図1参照)が線対称の対称軸になる
ように、幅約10.4mm×長さ24mmの格子状の表
面電極5を設けた構成である。
設けている。そして、前記表面電極接点7は、一端が表
面電極5に導通され他端が誘電体4の上面の前記表面電
極接点7と対向する位置に有り且つ電極間距離より長く
形成された上面導通部10と、該上面導通部10の他端
と表面電極接点7とを導通する表面電極用縦断導通部1
1によって、表面電極5と導通している。
面であって内部電極6と対向する任意の個所に設けてい
る。そして、内部電極接点8は内部電極6と内部電極用
縦断導通部12により導通している。また、表面電極接
点7と内部電極接点8の距離は電極間距離より遠く形成
する。
ついて説明すると、まず、厚さ0.45mmの純度の高
いアルミナのシートを所定の大きさ(上記の例でいう
と、幅15mm×長さ37mm)に切断し、二つの略同
一の大きさを有するアルミナの基材を形成する。なお、
アルミナの純度は90%以上であれば良いが、ここでは
92%の純度のアルミナを用いている。
の上面に、格子状にタングステンをスクリーン印刷して
表面電極5及び上面導通部10をアルミナの基材の表面
に一体に形成して上部誘電体3を作成する。そして、他
のアルミナの基材の上面に帯状にタングステンをスクリ
ーン印刷して内部電極6をアルミナの基材の表面に一体
に形成し、アルミナ基材の下面に表面電極接点7及び内
部電極接点8をスクリーン印刷して形成し下部誘電体2
を作成する。
のコーティング層9を形成して、表面電極5を絶縁コー
トする。そして、上部誘電体3の下面と下部誘電体2の
上面を重ね合わせた後、これらを炉に入れて1400〜
1600℃の非酸化性雰囲気で焼成する。この様にして
製造することにより、本発明に示すようなイオン発生素
子を容易に製造することが可能である。
素子1に電圧を印加した場合について説明する。
極5をグランド電位とし、内部電極6に電圧を印加する
構成とすべく、別途に設ける回路等(不図示)のグラン
ド電位と表面電極接点とをリード線で接続し、また内部
電極接点と電圧印加手段(不図示)とをリード線で接続
してイオン発生装置を形成する。そして、電圧印加手段
を動作させ表面電極5と内部電極6との間に交流高電圧
を印加することにより、プラスイオンとマイナスイオン
が発生する。
イオンの発生量が異なることがあり、その表面電極5の
格子形状とイオンの発生量との関係を実験により調べる
と、実験条件を、電圧印加手段により印加する電圧を、
交流電圧のピーク間の電位差が約8.2kV、周波数が
約20kHzとしたときは、下記の表1に示すような実
験結果が得られた。
から約25cmの測定点で計測したものであり、内部電
極6は、約6mm×24mmの帯状に形成し一定として
いる。また、表1において幅とは表面電極5の格子を形
成する線の線幅を示しており、ピッチとは該線の間隔を
示している。
の印刷を、幅0.25mm、ピッチ0.8mmとしたと
きに、プラスイオン及びマイナスイオンの量がバランス
良く多量に発生し、更に、他の格子形状に比べオゾン量
が少ないというデータが得られた。ここで、オゾンは人
体にとって有害な物質である事から、本発明のイオン発
生素子を用いてプラスイオン及びマイナスイオンを空気
中に放出し、空気中に存在する浮遊細菌を殺菌する場合
は、オゾンの発生量が少ない事が望ましい。
0.25mm、ピッチ0.8mmの例が他の格子形状の
例に比較して優位であるといえる。また、この例におい
ては、放電により発生する放電音も小さく非常に好適で
ある。
係を、表面電極5を内部電極6に投影した場合に表面電
極5の投影図が内部電極6よりも内側になるよう表面電
極5を形成したとき(下記の表2では表面電極が内部電
極より内側に形成したときとして記載)と、表面電極5
を内部電極6に投影したときに表面電極5の投影図が内
部電極6よりも外側になるよう表面電極5を形成したと
き(下記の表2では表面電極が内部電極より外側に形成
したときとして記載)とについて、上記と同様に形成し
たイオン発生装置の電圧印加手段に印加する電圧を交流
電圧のピーク間の電位差が約8.2kV、周波数が約2
0kHzとして、プラスイオンの発生量とマイナスイオ
ンの発生量とを測定すると、表2に示すような実験結果
が得られた。ここで、表面電極5を内部電極6に投影し
た場合に表面電極5の投影図が内部電極6よりも外側と
は、表面電極5を仮想的に内部電極6の形成した面状に
存在するとしたときに、表面電極5の最も外側の部分、
すなわち表面電極5の外周に該当する部分が、内部電極
6の最も外側の部分、すなわち内部電極6の外周に該当
する部分よりも外側にあることをいい、表面電極5を内
部電極6に投影した場合に表面電極5の投影図が内部電
極6よりも内側とは、その逆の配置状態にあるものをい
う。
ら約5cmの測定点で計測したものであり、内部電極6
は、約6mm×24mmの帯状に形成し一定としてい
る。
極6に投影した場合に表面電極5の投影図が内部電極6
のよりも外側に形成したときは、プラスイオンとマイナ
スイオンの発生量が同一数量に近く、イオン量がバラン
スよく発生することが判明した。
に投影した場合の表面電極5の投影図が内部電極6より
も外側に形成することによって、内部電極6から表面電
極5に対して放電するときに表面電極の内側で放電する
ため、空気中での放電状態が安定し、イオン量をバラン
スよく発生させることができる。
生装置を、空気の物性を変化させて所望の雰囲気状態を
作り出す装置である空気調節装置(例えば空気調和機、
除湿機、加湿器、空気清浄機、冷蔵庫、ファンヒータ
ー、電子レンジ、洗濯乾燥機、掃除機等)に取り付け、
殺菌したい空間にプラスイオンとしてのH+(H2O)n
(以下、nは自然数を示す)と、マイナスイオンとして
のO2 -(H2O)m(以下、mは自然数を示す)を送出す
ることにより、上記のイオンを空気中の浮遊細菌の殺菌
に付着させて化学反応させ、そのとき発生する活性種で
ある過酸化水素(H2O2)及び/又は水酸化ラジカル
(・OH)の分解作用をもって、前記空間中の浮遊細菌
を殺菌することが可能である。
O)n(nは自然数を示す)及びO2 -(H2O)m(mは
自然数を示す)を発生するためのイオン発生素子におい
て、前記イオン発生素子は、誘電体の表面に設けた表面
電極と、前記誘電体の内部に前記表面電極に平行な内部
電極を設けた構成とすることにより、イオン発生素子を
小型にすることがでるとともに、放電状態が安定し、良
好に空気中にH+(H2O)n(nは自然数を示す)及び
O2 -(H2O)m(mは自然数を示す)を送出することが
可能である。
+(H2O)n(nは自然数を示す)及びO2 -(H2O)m
(mは自然数を示す)を発生するためのイオン発生素子
において、前記イオン発生素子は、誘電体の表面に一体
に設けた表面電極と、前記誘電体の内部に埋め込まれた
前記表面電極に平行な内部電極を設けた構成とすること
により、イオン発生素子を小型にすることがでるととも
に、放電状態が安定し、良好に空気中にH+(H2O)n
(nは自然数を示す)及びO2 -(H2O)m(mは自然数
を示す)を送出することが可能である。
とにより、誘電体が酸化して変質するようなことがな
く、経時的に電極間の抵抗が変わるようなこともないた
め、長期にわたって安定して、良好に空気中にH+(H2
O)n(nは自然数を示す)及びO2 -(H2O)m(mは
自然数を示す)を送出することが可能である。
か一方の電極を格子状又は線状とすることによって、低
い電圧であっても容易に放電させることができる。
か一方の電極を格子状又は線状とし、他方の電極を面状
とすることによって、低い電圧であっても容易に放電さ
せることができるとともに、放電状態が安定し、良好に
良好に空気中にH+(H2O) n(nは自然数を示す)及
びO2 -(H2O)m(mは自然数を示す)を送出すること
が可能である。
前記内部電極を面状に形成し、前記表面電極の格子のピ
ッチを2.5mmよりも小さくすることにより、オゾン
の発生量を比較的少量にでき、同時に放電音を小さくす
ることができる。
係は、前記表面電極を前記内部電極に投影したときの投
影図が、前記内部電極よりも外側であることにより、更
に放電状態が安定し、良好に良好に空気中にH+(H
2O)n(nは自然数を示す)及びO2 -(H2O)m(mは
自然数を示す)を送出することが可能である。
接点と、前記内部電極と導通する内部電極接点とを、前
記誘電体の表面電極を設けた面以外の表面に設けること
により、別途に送風機を設ける等して、表面電極5を設
けた面に空気を送風する構成とした場合に、リード線に
よって空気の流れが乱れるような事もなく好適である。
図である。
Claims (10)
- 【請求項1】 空気中にH+(H2O)n(nは自然数を
示す)及びO2 -(H2O)m(mは自然数を示す)を発生
するためのイオン発生素子において、 前記イオン発生素子は、誘電体の表面に設けた表面電極
と、前記誘電体の内部に前記表面電極に平行な内部電極
を設けたことを特徴とするイオン発生素子。 - 【請求項2】 空気中にH+(H2O)n(nは自然数を
示す)及びO2 -(H2O)m(mは自然数を示す)を発生
するためのイオン発生素子において、 前記イオン発生素子は、誘電体の表面に一体に設けた表
面電極と、前記誘電体の内部に埋め込まれた前記表面電
極に平行な内部電極を設けたことを特徴とするイオン発
生素子。 - 【請求項3】 前記誘電体は、無機材料からなることを
特徴とする請求項1又は請求項2に記載のイオン発生素
子。 - 【請求項4】 前記表面電極又は前記内部電極の何れか
一方は、格子状又は線状であることを特徴とする請求項
1から請求項3の何れか一項に記載のイオン発生素子。 - 【請求項5】 前記表面電極又は前記内部電極の何れか
一方は、格子状又は線状であり、他方の電極は面状であ
ることを特徴とする請求項1から請求項3の何れか一項
に記載のイオン発生素子。 - 【請求項6】 前記表面電極を格子状に形成し、前記内
部電極を面状に形成し、前記表面電極の格子のピッチを
2.5mmよりも小さくしたことを特徴とする請求項1
から請求項3の何れか一項に記載のイオン発生素子。 - 【請求項7】 前記表面電極と前記内部電極との関係
は、前記表面電極を前記内部電極に投影したときの投影
図が、前記内部電極よりも外側であることを特徴とする
請求項1から請求項6の何れか一項に記載のイオン発生
素子。 - 【請求項8】 前記表面電極と導通する表面電極接点
と、前記内部電極と導通する内部電極接点とを、前記誘
電体の表面電極を設けた面以外の表面に設けたことを特
徴とする請求項1から請求項6の何れか一項に記載のイ
オン発生素子。 - 【請求項9】 請求項1から請求項8に記載のイオン発
生素子の表面電極と内部電極との間に高電圧を印加する
電圧印加手段を設け、 該電圧印加手段により電圧を印加し、空気中にH+(H2
O)n(nは自然数を示す)及びO2 -(H2O)m(mは
自然数を示す)を発生させることを特徴とするイオン発
生装置。 - 【請求項10】 請求項9に記載のイオン発生装置から
発生するH+(H2O)n(nは自然数を示す)及びO2 -
(H2O)m(mは自然数を示す)を空気中に送出する手
段を有する空気調節装置。
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