JP2002359022A - コネクタ装置 - Google Patents
コネクタ装置Info
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- JP2002359022A JP2002359022A JP2001163545A JP2001163545A JP2002359022A JP 2002359022 A JP2002359022 A JP 2002359022A JP 2001163545 A JP2001163545 A JP 2001163545A JP 2001163545 A JP2001163545 A JP 2001163545A JP 2002359022 A JP2002359022 A JP 2002359022A
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- Japan
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- connector
- circuit board
- printed circuit
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 コネクタに斜め下方などの大きな力が作用し
た場合でもプリント基板が損傷することのないコネクタ
装置を提供する。 【解決手段】 コネクタ1における信号ピン16の両側
方箇所に、コネクタハウジング11からa方向に突出し
て、コネクタ1がプリント基板12上で転倒することを
防止する転倒防止壁17を設け、転倒防止壁17の下面
全面がプリント基板12に接触する平坦な面構造とす
る。この構成により、コネクタ1からプリント基板12
にかかる応力が転倒防止壁17の下面全面の広範囲に分
散され、HDDを取り外す際に、プリント基板12に応
力が集中することがないため、プリント基板12が破損
したりすることなくHDDの取り外しを行える。
た場合でもプリント基板が損傷することのないコネクタ
装置を提供する。 【解決手段】 コネクタ1における信号ピン16の両側
方箇所に、コネクタハウジング11からa方向に突出し
て、コネクタ1がプリント基板12上で転倒することを
防止する転倒防止壁17を設け、転倒防止壁17の下面
全面がプリント基板12に接触する平坦な面構造とす
る。この構成により、コネクタ1からプリント基板12
にかかる応力が転倒防止壁17の下面全面の広範囲に分
散され、HDDを取り外す際に、プリント基板12に応
力が集中することがないため、プリント基板12が破損
したりすることなくHDDの取り外しを行える。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ハードディスク装
置(以下、HDDと称す)のI/O(入出力インターフ
ェース)などに用いられるコネクタ装置に関するもので
ある。
置(以下、HDDと称す)のI/O(入出力インターフ
ェース)などに用いられるコネクタ装置に関するもので
ある。
【0002】
【従来の技術】コンピュータの外部記憶装置としてハー
ドディスク装置(HDD)が広く用いられている。この
ようなHDDでは、コンピュータとの間でデータを入出
力するためのインターフェース用コネクタ(I/Oコネ
クタ)を持つ。このI/Oコネクタをフラットケーブル
に装着されているメス型コネクタと嵌合させることによ
り、HDDはコンピュータとデータのやり取りができる
ようになる。HDDを交換する際には、このメス型コネ
クタ付きケーブルをI/Oコネクタから抜き外す必要が
あるが、この時にI/Oコネクタに大きな力が加わり、
I/Oコネクタを取り付けたプリント基板が破損しやす
い。
ドディスク装置(HDD)が広く用いられている。この
ようなHDDでは、コンピュータとの間でデータを入出
力するためのインターフェース用コネクタ(I/Oコネ
クタ)を持つ。このI/Oコネクタをフラットケーブル
に装着されているメス型コネクタと嵌合させることによ
り、HDDはコンピュータとデータのやり取りができる
ようになる。HDDを交換する際には、このメス型コネ
クタ付きケーブルをI/Oコネクタから抜き外す必要が
あるが、この時にI/Oコネクタに大きな力が加わり、
I/Oコネクタを取り付けたプリント基板が破損しやす
い。
【0003】図4は、一般に広く用いられている3.5
インチ用HDDのI/Oコネクタを裏面側より見た斜視
図である。図4において、21はI/Oコネクタ20の
コネクタハウジング、22はコネクタハウジング21の
プリント基板保持アーム21a内に設けられた溝、23
はI/Oコネクタ20が取付けられるHDD側のプリン
ト基板、24はコネクタハウジング21に植設された信
号ピンである。前記溝22にプリント基板23を挿入
し、プリント基板23の両面をプリント基板保持アーム
21aで挟み込むことで、I/Oコネクタ20に大きな
力が加わった際でも、この力が溝22を介してプリント
基板23により受けられるようになっており、このよう
にしてHDDを取り外す際に生じるプリント基板23の
破損を防止している。
インチ用HDDのI/Oコネクタを裏面側より見た斜視
図である。図4において、21はI/Oコネクタ20の
コネクタハウジング、22はコネクタハウジング21の
プリント基板保持アーム21a内に設けられた溝、23
はI/Oコネクタ20が取付けられるHDD側のプリン
ト基板、24はコネクタハウジング21に植設された信
号ピンである。前記溝22にプリント基板23を挿入
し、プリント基板23の両面をプリント基板保持アーム
21aで挟み込むことで、I/Oコネクタ20に大きな
力が加わった際でも、この力が溝22を介してプリント
基板23により受けられるようになっており、このよう
にしてHDDを取り外す際に生じるプリント基板23の
破損を防止している。
【0004】近年、携帯型コンピュータの小型/薄型化
に伴い、2.5インチ用HDDなどのさらに小型のHD
Dが望まれている。このような小型化されたHDDで
は、設置スペースの制限があるため、I/Oコネクタと
してプリント基板を挟み込む構造を採用することができ
ず、図5や図6に示すように、部分接触型の転倒防止壁
やフックを設けたものが主流となっている。
に伴い、2.5インチ用HDDなどのさらに小型のHD
Dが望まれている。このような小型化されたHDDで
は、設置スペースの制限があるため、I/Oコネクタと
してプリント基板を挟み込む構造を採用することができ
ず、図5や図6に示すように、部分接触型の転倒防止壁
やフックを設けたものが主流となっている。
【0005】図5において、11はコネクタ10の本体
部をなすコネクタハウジング、12はコネクタハウジン
グ11が取付けられているプリント基板、13はコネク
タハウジング11の両側部に一体形成されている部分接
触型転倒防止壁、14はねじ、15はHDDの駆動モー
ターなどが取付けられるHDDの筐体としてのモーター
ベース、16はコネクタハウジング11に植設された信
号ピンであり、ねじ14を使用してプリント基板12を
モーターベース15に固定している。また、図示してい
ないが、コネクタハウジング11からは、下方に突出す
る複数のピンが設けられ、プリント基板12上にコネク
タが載せられた状態で、プリント基板12上に設けられ
た接続部に前記ピンが半田付けされて固定されている。
部をなすコネクタハウジング、12はコネクタハウジン
グ11が取付けられているプリント基板、13はコネク
タハウジング11の両側部に一体形成されている部分接
触型転倒防止壁、14はねじ、15はHDDの駆動モー
ターなどが取付けられるHDDの筐体としてのモーター
ベース、16はコネクタハウジング11に植設された信
号ピンであり、ねじ14を使用してプリント基板12を
モーターベース15に固定している。また、図示してい
ないが、コネクタハウジング11からは、下方に突出す
る複数のピンが設けられ、プリント基板12上にコネク
タが載せられた状態で、プリント基板12上に設けられ
た接続部に前記ピンが半田付けされて固定されている。
【0006】コネクタハウジング11の両側部に部分接
触型転倒防止壁13を設けることで、コネクタに接続さ
れたケーブル側のメス型コネクタを抜く際に、このメス
型コネクタからコネクタへの斜め下向きへの力を部分接
触型転倒防止壁13で受けて、コネクタ10がプリント
基板12上で手前側下方に転倒することを防止するよう
になっている。なお、図5(a)、(c)に示すよう
に、部分接触型転倒防止壁13はコネクタハウジング1
1の両側部における上部および中央部分から前方に突出
するように一体形成され、部分接触型転倒防止壁13の
前端部を除く部分は、プリント基板12からは少し上方
側に離れて配設されている。
触型転倒防止壁13を設けることで、コネクタに接続さ
れたケーブル側のメス型コネクタを抜く際に、このメス
型コネクタからコネクタへの斜め下向きへの力を部分接
触型転倒防止壁13で受けて、コネクタ10がプリント
基板12上で手前側下方に転倒することを防止するよう
になっている。なお、図5(a)、(c)に示すよう
に、部分接触型転倒防止壁13はコネクタハウジング1
1の両側部における上部および中央部分から前方に突出
するように一体形成され、部分接触型転倒防止壁13の
前端部を除く部分は、プリント基板12からは少し上方
側に離れて配設されている。
【0007】また、図6に示すコネクタ30において
は、コネクタハウジング31において、部分接触型転倒
防止壁13を設ける代わりに、プリント基板12を下方
に貫通して突出し、プリント基板12の下面に係合する
フック32を設けている。そして、コネクタ30に接続
されたケーブル側のメス型コネクタを抜く際に、コネク
タ30がプリント基板12上で手前側下方に転倒するこ
とを前記フック32で防止するようになっている。
は、コネクタハウジング31において、部分接触型転倒
防止壁13を設ける代わりに、プリント基板12を下方
に貫通して突出し、プリント基板12の下面に係合する
フック32を設けている。そして、コネクタ30に接続
されたケーブル側のメス型コネクタを抜く際に、コネク
タ30がプリント基板12上で手前側下方に転倒するこ
とを前記フック32で防止するようになっている。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、図5や
図6に示すような2.5インチ用HDDなどの従来の小
型のHDD用コネクタでは、コネクタハウジング11、
31がプリント基板12の面と接触する部分が少ないた
め、コネクタ10、30の抜き差しの際に、プリント基
板12とコネクタ10、30との接触面に大きな応力が
加わり、プリント基板12を破損させる問題が生じてい
る。すなわち、特にメス型コネクタを抜く際に、HDD
用コネクタに斜め下方(引抜き方向)への力がコネクタ
を介して、図5(c),図6(c)に示すように、コネ
クタハウジング11、31の前端部や中央部前縁部から
プリント基板12に応力が集中して作用し(応力集中箇
所を網線部で示す)、その部分のプリント基板12が破
損し、HDDとして機能に支障をきたすことがあった。
図6に示すような2.5インチ用HDDなどの従来の小
型のHDD用コネクタでは、コネクタハウジング11、
31がプリント基板12の面と接触する部分が少ないた
め、コネクタ10、30の抜き差しの際に、プリント基
板12とコネクタ10、30との接触面に大きな応力が
加わり、プリント基板12を破損させる問題が生じてい
る。すなわち、特にメス型コネクタを抜く際に、HDD
用コネクタに斜め下方(引抜き方向)への力がコネクタ
を介して、図5(c),図6(c)に示すように、コネ
クタハウジング11、31の前端部や中央部前縁部から
プリント基板12に応力が集中して作用し(応力集中箇
所を網線部で示す)、その部分のプリント基板12が破
損し、HDDとして機能に支障をきたすことがあった。
【0009】本発明は上記課題を解決するもので、コネ
クタに斜め下方などの大きな力が作用した場合でもプリ
ント基板が損傷することのないコネクタ装置を提供する
ことを目的とするものである。
クタに斜め下方などの大きな力が作用した場合でもプリ
ント基板が損傷することのないコネクタ装置を提供する
ことを目的とするものである。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、本発明は、電気信号を授受する複数の信号ピンを有
し、別途の差込コネクタが差し込まれるコネクタと、こ
のコネクタをその端部に取り付けるプリント基板とを備
えたコネクタ装置であって、前記コネクタにおける信号
ピンの少なくとも片側の側方箇所に、信号ピンを植設し
ているコネクタハウジングから前記差込コネクタの差込
方向手前側に向けて突出して、差込コネクタを抜き差し
する際にコネクタがプリント基板上で転倒することを防
止する転倒防止壁を設け、前記転倒防止壁の下面全面が
前記プリント基板に接触する平坦な面構造としたことを
特徴とする。
に、本発明は、電気信号を授受する複数の信号ピンを有
し、別途の差込コネクタが差し込まれるコネクタと、こ
のコネクタをその端部に取り付けるプリント基板とを備
えたコネクタ装置であって、前記コネクタにおける信号
ピンの少なくとも片側の側方箇所に、信号ピンを植設し
ているコネクタハウジングから前記差込コネクタの差込
方向手前側に向けて突出して、差込コネクタを抜き差し
する際にコネクタがプリント基板上で転倒することを防
止する転倒防止壁を設け、前記転倒防止壁の下面全面が
前記プリント基板に接触する平坦な面構造としたことを
特徴とする。
【0011】この構成により、コネクタに斜め下方など
の大きな力が作用した場合でもプリント基板が損傷する
ことを防止できる。
の大きな力が作用した場合でもプリント基板が損傷する
ことを防止できる。
【0012】
【発明の実施の形態】請求項1記載の発明は、電気信号
を授受する複数の信号ピンを有し、別途の差込コネクタ
が差し込まれるコネクタと、このコネクタをその端部に
取り付けるプリント基板とを備えたコネクタ装置であっ
て、前記コネクタにおける信号ピンの少なくとも片側の
側方箇所に、信号ピンを植設しているコネクタハウジン
グから前記差込コネクタの差込方向手前側に向けて突出
して、差込コネクタを抜き差しする際にコネクタがプリ
ント基板上で転倒することを防止する転倒防止壁を設
け、前記転倒防止壁の下面全面が前記プリント基板に接
触する平坦な面構造としたことを特徴とする。
を授受する複数の信号ピンを有し、別途の差込コネクタ
が差し込まれるコネクタと、このコネクタをその端部に
取り付けるプリント基板とを備えたコネクタ装置であっ
て、前記コネクタにおける信号ピンの少なくとも片側の
側方箇所に、信号ピンを植設しているコネクタハウジン
グから前記差込コネクタの差込方向手前側に向けて突出
して、差込コネクタを抜き差しする際にコネクタがプリ
ント基板上で転倒することを防止する転倒防止壁を設
け、前記転倒防止壁の下面全面が前記プリント基板に接
触する平坦な面構造としたことを特徴とする。
【0013】この構成によれば、転倒防止壁の下面全面
がプリント基板に接触する平坦な面構造としたので、コ
ネクタからプリント基板にかかる応力が転倒防止壁の下
面全面の広範囲に分散され、HDDを取り外す際に、プ
リント基板に応力が集中することがないため、プリント
基板が破損したりすることなくHDDの取り外しを行え
る。
がプリント基板に接触する平坦な面構造としたので、コ
ネクタからプリント基板にかかる応力が転倒防止壁の下
面全面の広範囲に分散され、HDDを取り外す際に、プ
リント基板に応力が集中することがないため、プリント
基板が破損したりすることなくHDDの取り外しを行え
る。
【0014】請求項2記載の発明は、請求項1記載のコ
ネクタ装置において、転倒防止壁が、プリント基板にお
けるコネクタの長手方向に沿う端部まで突出されている
ことを特徴とする。
ネクタ装置において、転倒防止壁が、プリント基板にお
けるコネクタの長手方向に沿う端部まで突出されている
ことを特徴とする。
【0015】この構成によれば、転倒防止壁におけるプ
リント基板と接する下面の面積がさらに大きくなるた
め、転倒防止壁からプリント基板へ作用する応力を一層
分散させることができ、プリント基板の破損を防止でき
る。
リント基板と接する下面の面積がさらに大きくなるた
め、転倒防止壁からプリント基板へ作用する応力を一層
分散させることができ、プリント基板の破損を防止でき
る。
【0016】請求項3記載の発明は、請求項1または2
に記載のコネクタ装置において、転倒防止壁における先
端部の下面側角部が丸められていることを特徴とする。
この構成によれば、転倒防止壁の先端部が少し下方に向
くようにコネクタが傾斜気味となった場合でも、転倒防
止壁の先端だけからプリント基板へ応力が集中すること
を緩和することができる。
に記載のコネクタ装置において、転倒防止壁における先
端部の下面側角部が丸められていることを特徴とする。
この構成によれば、転倒防止壁の先端部が少し下方に向
くようにコネクタが傾斜気味となった場合でも、転倒防
止壁の先端だけからプリント基板へ応力が集中すること
を緩和することができる。
【0017】請求項4記載の発明は、請求項1〜3の何
れかに記載のコネクタ装置において、転倒防止壁に、コ
ネクタ装置が設けられている装置の筐体とプリント基板
とを結合するねじが挿通される挿通孔を形成し、プリン
ト基板と筐体との間に前記転倒防止壁を挟んだ状態でね
じを通して共締め可能に構成したことを特徴とする。
れかに記載のコネクタ装置において、転倒防止壁に、コ
ネクタ装置が設けられている装置の筐体とプリント基板
とを結合するねじが挿通される挿通孔を形成し、プリン
ト基板と筐体との間に前記転倒防止壁を挟んだ状態でね
じを通して共締め可能に構成したことを特徴とする。
【0018】この構成によれば、ねじによりコネクタが
プリント基板および筐体に共締めされて、プリント基板
だけでなく筐体とも一体化するように支持されるので、
HDDを取り外す際にコネクタに応力が作用した場合で
も、この応力が筐体により受けられ、プリント基板への
応力が減少し、この結果、プリント基板の損傷を防止で
きる。
プリント基板および筐体に共締めされて、プリント基板
だけでなく筐体とも一体化するように支持されるので、
HDDを取り外す際にコネクタに応力が作用した場合で
も、この応力が筐体により受けられ、プリント基板への
応力が減少し、この結果、プリント基板の損傷を防止で
きる。
【0019】本発明の請求項5記載の磁気ディスク装置
は、請求項1〜4の何れかに記載のコネクタ装置を備え
たことを特徴とする。以下、本発明の実施の形態を図面
に基づき説明する。 (実施の形態1)まず、図1、図2を用いて、本発明に
おける第1の実施の形態にかかるコネクタ装置について
説明する。なお、このコネクタ装置は磁気ディスク装置
のI/Oコネクタ装置として設けられており、図5、図
6に示す従来のコネクタ装置と同機能の構成要素には同
符号を付す。
は、請求項1〜4の何れかに記載のコネクタ装置を備え
たことを特徴とする。以下、本発明の実施の形態を図面
に基づき説明する。 (実施の形態1)まず、図1、図2を用いて、本発明に
おける第1の実施の形態にかかるコネクタ装置について
説明する。なお、このコネクタ装置は磁気ディスク装置
のI/Oコネクタ装置として設けられており、図5、図
6に示す従来のコネクタ装置と同機能の構成要素には同
符号を付す。
【0020】図1(a)〜(c)は本発明の一実施の形
態におけるコネクタ装置の斜視図、正面図および側面図
を示すものである。同図に示すように、このコネクタ装
置は、電気信号を授受する複数の信号ピン16を有し、
コンピュータのフラットケーブルに装着されているメス
型の差込コネクタ(図示せず)が差し込まれるコネクタ
1と、このコネクタ1をその端部に取り付けるプリント
基板12とを備えている。そして、コネクタ10をプリ
ント基板12上に保持するために、コネクタ10におけ
る信号ピン16の両側方箇所(両外側部分)に、コネク
タ10の本体部をなすコネクタハウジング11から前記
差込コネクタの差込方向手前側方向(図1(a)におけ
るa方向)に向けて突出する転倒防止壁17を、プリン
ト基板12を超えない範囲で可能な限り突出するように
設けているが、特にこの転倒防止壁17は、その下面全
面がプリント基板12に接触する平坦な面構造としてい
る。
態におけるコネクタ装置の斜視図、正面図および側面図
を示すものである。同図に示すように、このコネクタ装
置は、電気信号を授受する複数の信号ピン16を有し、
コンピュータのフラットケーブルに装着されているメス
型の差込コネクタ(図示せず)が差し込まれるコネクタ
1と、このコネクタ1をその端部に取り付けるプリント
基板12とを備えている。そして、コネクタ10をプリ
ント基板12上に保持するために、コネクタ10におけ
る信号ピン16の両側方箇所(両外側部分)に、コネク
タ10の本体部をなすコネクタハウジング11から前記
差込コネクタの差込方向手前側方向(図1(a)におけ
るa方向)に向けて突出する転倒防止壁17を、プリン
ト基板12を超えない範囲で可能な限り突出するように
設けているが、特にこの転倒防止壁17は、その下面全
面がプリント基板12に接触する平坦な面構造としてい
る。
【0021】この構成によれば、転倒防止壁17の下面
全面がプリント基板12に接触する平坦な面構造とした
ので、転倒防止壁17がプリント基板12と接する面積
が大きくなって、プリント基板12にかかる応力が広範
囲に分散されるため(図1(c)に応力が作用する箇所
を網線部で示す)、HDDを取り外す際に、信号ピン1
6を介してコネクタ10に斜め下方などに大きな力が作
用した場合でも、プリント基板12が破損することが防
止されながらHDDの取り外しを行える。
全面がプリント基板12に接触する平坦な面構造とした
ので、転倒防止壁17がプリント基板12と接する面積
が大きくなって、プリント基板12にかかる応力が広範
囲に分散されるため(図1(c)に応力が作用する箇所
を網線部で示す)、HDDを取り外す際に、信号ピン1
6を介してコネクタ10に斜め下方などに大きな力が作
用した場合でも、プリント基板12が破損することが防
止されながらHDDの取り外しを行える。
【0022】なお、本実施の形態において、図2に示す
ように、転倒防止壁17の先端部における下面側角部1
7aを丸く形成してもよく、この構成によれば、転倒防
止壁17の先端部が少し下方になるようにコネクタ10
が傾斜した場合でも、先端部だけがプリント基板12へ
強く当接して応力が集中することを緩和でき、プリント
基板12への応力を分散させることができるので、プリ
ント基板12の破損をさらに防止できる。 (実施の形態2)次に、本発明の第2の実施の形態につ
いて、図3を用いて説明する。なお、前述した実施の形
態と同じ構成については同じ符号を用い、説明を省略す
る。図3は本発明の第2の実施の形態におけるI/Oコ
ネクタ装置の斜視図および正面図を示すものである。
ように、転倒防止壁17の先端部における下面側角部1
7aを丸く形成してもよく、この構成によれば、転倒防
止壁17の先端部が少し下方になるようにコネクタ10
が傾斜した場合でも、先端部だけがプリント基板12へ
強く当接して応力が集中することを緩和でき、プリント
基板12への応力を分散させることができるので、プリ
ント基板12の破損をさらに防止できる。 (実施の形態2)次に、本発明の第2の実施の形態につ
いて、図3を用いて説明する。なお、前述した実施の形
態と同じ構成については同じ符号を用い、説明を省略す
る。図3は本発明の第2の実施の形態におけるI/Oコ
ネクタ装置の斜視図および正面図を示すものである。
【0023】図3に示すように、このコネクタ装置で
は、転倒防止壁18が、プリント基板12におけるコネ
クタ2の長手方向bに沿う両端部まで突出されており、
転倒防止壁18の下面全面がプリント基板12に接触す
る平坦な面構造とされているとともに、転倒防止壁18
の上面全面がHDDの筐体としてのモーターベース15
に接触する平坦な面構造とされている。そして、各転倒
防止壁18に、モーターベース15とプリント基板12
とを結合するねじ14が挿通される挿通孔19を形成
し、プリント基板12とモーターベース15との間に転
倒防止壁18を挟んだ状態でねじ14により共締め可能
に構成している。
は、転倒防止壁18が、プリント基板12におけるコネ
クタ2の長手方向bに沿う両端部まで突出されており、
転倒防止壁18の下面全面がプリント基板12に接触す
る平坦な面構造とされているとともに、転倒防止壁18
の上面全面がHDDの筐体としてのモーターベース15
に接触する平坦な面構造とされている。そして、各転倒
防止壁18に、モーターベース15とプリント基板12
とを結合するねじ14が挿通される挿通孔19を形成
し、プリント基板12とモーターベース15との間に転
倒防止壁18を挟んだ状態でねじ14により共締め可能
に構成している。
【0024】この構成によれば、転倒防止壁18に設け
た挿通孔19により、コネクタ2をプリント基板12と
モーターベース15とで共締めできるようになる。その
結果、HDDを取り外す際に、信号ピン16を介してコ
ネクタ10に大きな力が作用した場合でも、コネクタ1
0からの応力がプリント基板12だけでなくモーターベ
ース15にも作用して、コネクタ2だけに無理な力が加
わり難くなるとともにプリント基板12への応力を減少
させることができるので、プリント基板12の損傷をさ
らに確実に防止できる。また、転倒防止壁18が、プリ
ント基板12におけるコネクタ10の長手方向bに沿う
両端部まで突出されているので、転倒防止壁18がプリ
ント基板12やモーターベース15に接触する面積も大
きくなり、これによっても、プリント基板12の損傷を
抑えることができる。
た挿通孔19により、コネクタ2をプリント基板12と
モーターベース15とで共締めできるようになる。その
結果、HDDを取り外す際に、信号ピン16を介してコ
ネクタ10に大きな力が作用した場合でも、コネクタ1
0からの応力がプリント基板12だけでなくモーターベ
ース15にも作用して、コネクタ2だけに無理な力が加
わり難くなるとともにプリント基板12への応力を減少
させることができるので、プリント基板12の損傷をさ
らに確実に防止できる。また、転倒防止壁18が、プリ
ント基板12におけるコネクタ10の長手方向bに沿う
両端部まで突出されているので、転倒防止壁18がプリ
ント基板12やモーターベース15に接触する面積も大
きくなり、これによっても、プリント基板12の損傷を
抑えることができる。
【0025】なお、上記実施の形態においては、コネク
タ1、2の両側部に転倒防止壁17、18を設けた場合
を述べ、この場合には、プリント基板12の損傷を良好
に防止することができるが、コネクタ1、2の片側だけ
に転倒防止壁17、18を設けた場合でも効果があるこ
とはいうまでもない。さらに、上記実施の形態において
は、図6に示すようなフック32が設けられていない場
合について説明したが、フック32が設けられている場
合でも効果があることはもちろんである。
タ1、2の両側部に転倒防止壁17、18を設けた場合
を述べ、この場合には、プリント基板12の損傷を良好
に防止することができるが、コネクタ1、2の片側だけ
に転倒防止壁17、18を設けた場合でも効果があるこ
とはいうまでもない。さらに、上記実施の形態において
は、図6に示すようなフック32が設けられていない場
合について説明したが、フック32が設けられている場
合でも効果があることはもちろんである。
【0026】
【発明の効果】以上のように、本発明によれば、プリン
ト基板にかかる応力を広範囲に分散させたり、プリント
基板にかかる応力を減少させたりすることができて、H
DDを取り外す際にプリント基板が破損することを防止
できるので、HDDの信頼性が向上する。
ト基板にかかる応力を広範囲に分散させたり、プリント
基板にかかる応力を減少させたりすることができて、H
DDを取り外す際にプリント基板が破損することを防止
できるので、HDDの信頼性が向上する。
【図1】(a)は本発明の第1の実施の形態にかかるコ
ネクタ装置の斜視図、(b)は同コネクタ装置をモータ
ーベースに実装した時の正面図、(c)は同コネクタ装
置の側面図
ネクタ装置の斜視図、(b)は同コネクタ装置をモータ
ーベースに実装した時の正面図、(c)は同コネクタ装
置の側面図
【図2】(a)は同実施の形態にかかる他のコネクタ装
置の斜視図、(b)は同コネクタ装置をモーターベース
に実装した時の正面図
置の斜視図、(b)は同コネクタ装置をモーターベース
に実装した時の正面図
【図3】(a)は本発明の第2の実施の形態にかかる他
のコネクタ装置の斜視図、(b)は同コネクタ装置をモ
ーターベースに実装した時の正面図
のコネクタ装置の斜視図、(b)は同コネクタ装置をモ
ーターベースに実装した時の正面図
【図4】(a)および(b)はそれぞれ従来のコネクタ
装置の斜視図
装置の斜視図
【図5】(a)は他の従来のコネクタ装置の斜視図、
(b)は同コネクタ装置をモーターベースに実装した時
の正面図、(c)は同コネクタ装置の側面図
(b)は同コネクタ装置をモーターベースに実装した時
の正面図、(c)は同コネクタ装置の側面図
【図6】(a)はその他の従来のコネクタ装置の斜視
図、(b)は同コネクタ装置をモーターベースに実装し
た時の正面図、(c)は同コネクタ装置の側面図
図、(b)は同コネクタ装置をモーターベースに実装し
た時の正面図、(c)は同コネクタ装置の側面図
1、2 コネクタ 11 コネクタハウジング 12 プリント基板 14 ねじ 15 モーターベース(筐体) 16 信号ピン 17、18 転倒防止壁 19 挿通孔
Claims (5)
- 【請求項1】 電気信号を授受する複数の信号ピンを有
し、別途の差込コネクタが差し込まれるコネクタと、こ
のコネクタをその端部に取り付けるプリント基板とを備
えたコネクタ装置であって、前記コネクタにおける信号
ピンの少なくとも片側の側方箇所に、信号ピンを植設し
ているコネクタハウジングから前記差込コネクタの差込
方向手前側に向けて突出して、差込コネクタを抜き差し
する際にコネクタがプリント基板上で転倒することを防
止する転倒防止壁を設け、前記転倒防止壁の下面全面が
前記プリント基板に接触する平坦な面構造としたことを
特徴とするコネクタ装置。 - 【請求項2】 転倒防止壁が、プリント基板におけるコ
ネクタの長手方向に沿う端部まで延設されていることを
特徴とする請求項1記載のコネクタ装置。 - 【請求項3】 転倒防止壁における先端部の下面側角部
が丸められていることを特徴とする請求項1または2に
記載のコネクタ装置。 - 【請求項4】 転倒防止壁に、コネクタ装置が設けられ
ている装置の筐体とプリント基板とを結合するねじが挿
通される挿通孔を形成し、プリント基板と筐体との間に
前記転倒防止壁を挟んだ状態でねじを通して共締め可能
に構成したことを特徴とする請求項1〜3の何れかに記
載のコネクタ装置。 - 【請求項5】 請求項1〜4の何れかに記載のコネクタ
装置を備えたことを特徴とする磁気ディスク装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2001163545A JP2002359022A (ja) | 2001-05-31 | 2001-05-31 | コネクタ装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2001163545A JP2002359022A (ja) | 2001-05-31 | 2001-05-31 | コネクタ装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2002359022A true JP2002359022A (ja) | 2002-12-13 |
Family
ID=19006493
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2001163545A Pending JP2002359022A (ja) | 2001-05-31 | 2001-05-31 | コネクタ装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2002359022A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2015098423A1 (ja) * | 2013-12-25 | 2015-07-02 | 京セラ株式会社 | サーマルヘッドおよびサーマルプリンタ |
-
2001
- 2001-05-31 JP JP2001163545A patent/JP2002359022A/ja active Pending
Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2015098423A1 (ja) * | 2013-12-25 | 2015-07-02 | 京セラ株式会社 | サーマルヘッドおよびサーマルプリンタ |
CN105829112A (zh) * | 2013-12-25 | 2016-08-03 | 京瓷株式会社 | 热敏头及热敏打印机 |
JPWO2015098423A1 (ja) * | 2013-12-25 | 2017-03-23 | 京セラ株式会社 | サーマルヘッドおよびサーマルプリンタ |
US9701131B2 (en) | 2013-12-25 | 2017-07-11 | Kyocera Corporation | Thermal head and thermal printer |
CN105829112B (zh) * | 2013-12-25 | 2017-09-29 | 京瓷株式会社 | 热敏头及热敏打印机 |
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