JP2002358252A - Snmpプロトコルにおけるエラー伝達方法、エラー伝達プログラム及びエラー伝達システム - Google Patents

Snmpプロトコルにおけるエラー伝達方法、エラー伝達プログラム及びエラー伝達システム

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JP2002358252A
JP2002358252A JP2001167391A JP2001167391A JP2002358252A JP 2002358252 A JP2002358252 A JP 2002358252A JP 2001167391 A JP2001167391 A JP 2001167391A JP 2001167391 A JP2001167391 A JP 2001167391A JP 2002358252 A JP2002358252 A JP 2002358252A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 全てのオブジェクトのエラー情報をエージェ
ントからマネージャに一度に伝達することを可能とする
とともに、従来フォーマットと整合性を有するSNMP
によるエラー伝達方法、エラー伝達プログラム及エラー
伝達システムを提供する。 【解決手段】 マネージャはエージェントにPDUを送
り、エージェントはPDU内の全てのオブジェクトのエ
ラーの有無を検出し、PDUフォーマットの拡張部に全
てのオブジェクトのエラー情報を付加し、Respon
se−PDUとしてマネージャに送り返す。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明が属する技術分野】本発明は、ネットワーク管理
システムに関し、特に、複数のオブジェクトのエラー情
報を伝達可能とするSNMPプロトコルにおけるエージ
ェント又はマネージャからマネージャへのエラー伝達方
法、エラー伝達プログラム及びエラー伝達システムに関
する。
【0002】
【従来の技術】従来、TCP/IP(transmission con
trol protocol/internet protocol)等のネットワーク
管理プロトコルとして、管理システム(マネージャ)
と、ネットワークに接続されたルーターやハブなどの各
種の管理対象となるネットワーク構成機器(エージェン
ト)との間で管理に必要なデータ(障害時の情報等)を
授受するための簡易ネットワーク管理プロトコル(simp
le network management protocol:「SNMP」とい
う。)が使用されている。
【0003】マネージャとエージェントの情報の授受に
関するSNMPのオペレーションには、Get(管理情
報の収集)、Get−Next(次の管理情報の収
集)、Set(管理情報の設定)、Trap(障害の通
知)等があり、管理情報にはマネージメント・インフォ
メーション・ベースMIB(management information b
ase)と呼ばれる管理用データベースが使用され、エー
ジェント側がMIBに管理に必要な情報を記録して所有
し、マネジャ側はMIBの値を監視・管理し、管理対象
のネットワーク構成機器(デバイス)を制御、運用す
る。
【0004】また、簡易ネットワーク管理プロトコルS
NMP(V2)では、前記オペレーションを実行するた
めのマネージャとエージェント間のメッセージをプロト
コルデータユニット(protocol data unit:「PDU」
という。)と呼ばれる所定フォーマットでなる通信単位
で送受する。例えば、マネージャからエージェントへの
Get−RequestのためのPDU、マネージャか
らエージェントへのSet−RequestのためのP
DU、エージェントからマネージャへのGet−Res
ponseのためのPDU等である。
【0005】図5は、従来のPDUのフォーマットを示
す図である。同図に示すように従来のPDUは、UDP
ヘッダとPDUデータフォーマットからなる。PDUデ
ータフォーマットには、前記オペレーションに関してマ
ネージャが複数のオブジェクト及びそれぞれ値を記述す
るObject−Name[1]〜[x]及びValu
e[1]〜[x]欄と、エージェントが前記オブジェク
ト等に関してエラーを検出したとき記述するError
−Status、Error−Index欄とが設
けられ、マネージャは、前記PDUをエージェント(A
gent)に送ってエージェントを複数のオブジェクト
に関して制御することを可能とし、エージェントは要求
されたSet、Get等の前記オペレーションを複数の
オブジェクト毎に処理を実行して、処理の実行結果をマ
ネージャに送り返すことを可能としている。
【0006】また、エージェントはマネージャから送ら
れたPDUによるSet、Get等のRequestに
対し、エージェントが当該Set、Get等の処理中に
PDU内のオブジェクト等にエラーを発見した場合、エ
ラー情報によりPDUフォーマット中のError−S
tatus、Error−Indexの値を変更し
たレスポンス−PDU(Response−PDUとも
いう。)をマネージャに送り返すことで、前記エラー情
報をマネージャに送り返す。
【0007】特に、エージェントにおけるエラー発見時
の処理動作に関しては、PDU内の複数のオブジェクト
の順次処理中においてエラーが発見されると、エラーの
発見された時点で当該オブジェクトに関する処理を終了
するだけでなく、後続のオブジェクトに関する処理をも
終了して、エラーの種類とエラーの原因となっている当
該オブジェクトに関してResponse−PDUのE
rror−Status、Error−Index
により前記マネージャに知らせる処理を行うようなシス
テム構成が採用されている。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】従来方式では、PDU
のフォーマットにエラー情報を載せる個所が1オブジェ
クト分しか用意されておらず、また、エージェントはオ
ペレーションの作業において、PDU内オブジェクトに
エラーを発見するとその時点で通常の作業を停止し、そ
の1つのエラーをマネージャに伝える処理を行うような
システム構成が採用されているため、PDU内のオブジ
ェクトに複数のエラーが存在していたとしても、マネー
ジャはエージェントが最初に発見した単一のエラーの存
在しか認識することができないという問題があった。
【0009】このため、PDU内の複数個のオブジェク
トにエラーがある場合には、マネージャは同じPDUを
1箇所づつ修正して何度も(エラーを含んいる回数分)
エージェントに送らなければ、全てのエラーを認識、表
示し正しい処理を完了することができなかったので、S
NMPの前記オペレーションの処理効率が悪く、動作速
度上も問題があった。
【0010】(目的)本発明の目的は、全てのオブジェ
クトのエラー情報をエージェント又はマネージャからマ
ネージャに一度に伝達することを可能とするSNMPプ
ロトコルにおけるエラー伝達方法、エラー伝達プログラ
ム及びエラー伝達システムを提供することにある。
【0011】本発明の他の目的は、SNMP・PDUの
従来フォーマットと整合性を有するSNMPプロトコル
におけるエラー伝達方法、エラー伝達プログラム及びエ
ラー伝達システムを提供することにある。
【0012】
【課題を解決するための手段】本発明によるSNMP
(V2)・PDUのエラー伝達方式はマネージャ−エー
ジェント間で授受するPDU内で複数のオブジェクトの
エラー状態の伝達を可能とするものである。この方式を
用いることによりマネージャにおいてPDU内の全オブ
ジェクトのエラー状態表示が可能となるシステムを構築
することが可能とする。
【0013】本発明においては、エージェントが送出す
るレスポンス−PDUとしてデータ拡張部を設けたPD
U(「拡張型PDU」ともいう。)を用い、マネージャ
からのPDU内オブジェクトに2つ以上エラーが存在す
る場合にマネージャに対して、何れのエラー情報をも1
つの拡張型PDUにより伝達可能とする。
【0014】本発明の拡張型PDUは、単一のエラーの
伝達にも使用可能であり、また本発明のシステムにおい
ては従来型のPDUをも適用可能であるから、従来のS
NMP(V2)プロトコルを用いるシステムとの整合性
を有する。つまり、
【0015】本発明のSNMPプロトコルにおけるエラ
ー伝達方法は、エージェント又はマネージャからマネー
ジャへエラー情報を伝達するSNMPプロトコルにおけ
るエラー伝達方法であって、マネージャから送信された
PDUを受信するPDU受信ステップ(例えば図3の
A)と、受信したPDUの要求するオペレーション(例
えば、図3のGET処理D)をオブジェクト毎に順次処
理するPDUオブジェクト処理ステップ(例えば図3の
C〜F)と、前記PDUオブジェクト処理ステップにお
ける前記オブジェクト及びオブジェクトの処理に関する
エラーを検出するオブジェクトエラー検出ステップ(例
えば図3のC)と、前記オブジェクトエラー検出ステッ
プにおける1番目に検出されたエラーに基づきレスポン
ス−PDUのエラーステータス及びエラーインデックス
欄にエラー情報を付加するエラー情報付加ステップ(例
えば図3のH)と、前記オブジェクトエラー検出ステッ
プにおける2番目以降に検出されたエラーに基づき前記
レスポンス−PDUに設けたデータ拡張部に当該オブジ
ェクト及びエラーステータスをそれぞれ付加する拡張部
エラー情報付加ステップ(例えば図3のK、L)と、前
記レスポンス−PDUをマネージャに送信するレスポン
ス−PDU送信ステップ(例えば図3のG)と、を有す
ることを特徴とする。更に、2番目以降のエラーに基づ
きデータ拡張部へ当該オブジェクト及びエラーステータ
スを付加した場合に、マネージャにおけるデータ拡張部
の存在の識別用に前記レスポンス−PDUのデータレン
グス欄を書き換えるデータレングス書き換えステップ
(例えば図3のG)と、を有することを特徴とする。
【0016】本発明のSNMPプロトコルにおけるエラ
ー伝達プログラムは、エージェント又はマネージャから
マネージャへエラー情報を伝達するSNMPプロトコル
におけるエラー伝達プログラムであって、コンピュータ
を、マネージャから送信されたPDUを受信するPDU
受信手段(例えば図3のA)、受信したPDUの要求す
るオペレーション(例えば、図3のGET処理D)をオ
ブジェクト毎に順次処理するPDUオブジェクト処理手
段(例えば図3のC〜F)、前記PDUオブジェクト処
理手段における前記オブジェクト及びオブジェクトの処
理に関するエラーを検出するオブジェクトエラー検出手
段(例えば図3のC)、前記オブジェクトエラー検出手
段における1番目に検出されたエラーに基づきレスポン
ス−PDUのエラーステータス及びエラーインデックス
欄にエラー情報を付加するエラー情報付加手段(例えば
図3のH)、前記オブジェクトエラー検出手段における
2番目以降に検出されたエラーに基づき前記レスポンス
PDUに設けたデータ拡張部に当該オブジェクト及びエ
ラーステータスを付加する拡張部エラー情報付加手段
(例えば図3のK、L)、前記レスポンス−PDUをマ
ネージャに送信するレスポンス−PDU送信手段(例え
ば図3のG)、として機能させることを特徴とする。更
に、前記コンピュータに、2番目以降のエラーに基づき
データ拡張部へ当該オブジェクト及びエラーステータス
を付加した場合に、マネージャにおけるデータ拡張部の
存在の識別用に前記レスポンス−PDUのデータレング
ス欄を書き換えるデータレングス書き換え手段(例えば
図3のG)、として機能させることを特徴とする。
【0017】本発明のSNMPプロトコルにおけるエラ
ー伝達システムは、エージェント又はマネージャからマ
ネージャへエラー情報を伝達するSNMPプロトコルに
おけるエラー伝達システムであって、マネージャから送
信されたPDUを受信するPDU受信手段と、受信した
PDUの要求するオペレーションをオブジェクト毎に順
次処理するPDUオブジェクト処理手段と、前記PDU
オブジェクト処理手段における前記オブジェクト及びオ
ブジェクトの処理に関するエラーを検出するオブジェク
トエラー検出手段と、前記オブジェクトエラー検出手段
における1番目に検出されたエラーに基づきレスポンス
−PDUのエラーステータス及びエラーインデックス欄
にエラー情報を付加するエラー情報付加手段と、前記オ
ブジェクトエラー検出手段における2番目以降に検出さ
れたエラーに基づき前記レスポンスPDUに設けたデー
タ拡張部に当該オブジェクト及びエラーステータスを付
加する拡張部エラー情報付加手段と、前記レスポンス−
PDUをマネージャに送信するレスポンス−PDU送信
手段と、を有することを特徴とする。更に、2番目以降
のエラーに基づきデータ拡張部へ当該オブジェクト及び
エラーステータスを付加した場合に、マネージャにおけ
るデータ拡張部の存在の識別用に前記レスポンス−PD
Uのデータレングス欄を書き換えるデータレングス書き
換え手段と、を有することを特徴とする。
【0018】(作用)マネージャはエージェント(マネ
ージャ)にPDUを送り、エージェント(マネージャ)
はPDU内の全てのオブジェクトのエラーの有無を検出
し、エラーが検出された場合にPDUフォーマットのデ
ータ拡張部に全てのオブジェクトのエラー情報を付加
し、レスポンス−PDUとしてマネージャに送り返す。
全てのオブジェクトのエラー情報をエージェント(マネ
ージャ)からマネージャに一度に伝達することが可能で
あり、マネージャは全エラー情報の認識、表示を可能と
し、従来フォーマットとの整合性をも有する。
【0019】
【発明の実施の形態】本発明のSNMPプロトコルにお
けるエラー伝達方法、エラー伝達プログラム及びエラー
伝達システムの一実施の形態について以下図面を参照し
て説明する。
【0020】(構成の説明)図1は、本実施の形態に関
するSNMPプロトコルを用いたネットワーク管理シス
テムのシステム構成例を示す概要図である。ネットワー
ク管理ステーション(NMS)に含まれるマネージャ1
と、管理対象のネットワーク構成機器(デバイス)NE
6と、ユーザ系ネットワーク又は基幹系ネットワーク7
とからなり、ネットワーク構成機器6はエージェント
2、管理用データベースMIB(management informati
on base)4、リソースマネージャRM(Recourse Mana
ger)3等を含み、また、バスBUSを介して他のパッ
ケージPKG5のF/W8、H/W9等と接続されてい
る。
【0021】前記システム構成において、ユーザの操作
に基づきネットワーク管理ステーションのマネージャ1
は、SNMPプロトコルを用いてエージェント2に対し
て後述する本実施の形態のPDUのデータフォーマット
によりコマンドを送り、ネットワーク構成機器NE6を
監視、管理する。これに対しエージェント2は、RM
(Recourse Manager)にH/Wの設定やMIB(Manage
ment Information Base)4の書き換え又は読み出し等
を行なわせ、そのレスポンス−PDU(Respons
e−PDU)をマネージャに送り返す動作を行なう。
【0022】以上の処理動作の中で、例えば、PDUの
コマンド内のオブジェクトがMIB4内に存在しない、
又は設定値がオブジェクトの取り得る値の範囲外である
等、オブジェクトにエラーが発見された時、エージェン
トはマネージャに送り返すResponse−PDUの
中にその情報を記入する。
【0023】図2は、マネージャがエージェントに対し
て送ったPDU内のオブジェクトにエラーが存在してい
た場合のエージェントからのレスポンス時の拡張型PD
Uのデータフォーマットを示す図である。
【0024】本実施の形態の拡張型PDUデータフォー
マットは、図2に示すように、従来型PDUデータフォ
ーマットに拡張部を追加したフォーマット構成を有
している。拡張部には、マネージャから送られてきた
Object−Name[1]〜[x]のうち、エラー
を伴うオブジェクトを示すObject−Name
[y]、[z]、…と、そのエラーの状態等を示すEr
ror−Status[y]、[z]…とが記入され
る。
【0025】また、従来どおりError−Stat
us、Error−Indexには、最初にエラーと
判断されたオブジェクトを示すObject[y]につ
いてのみ、エラー状態と当該Object[y]が何番
目のオブジェクトであるかが記入される。
【0026】(動作の説明)次に、本実施の形態の動作
について、図3、4を参照して説明する。本実施の形態
の動作として、Get−Request−PDUがマネ
ージャからエージェントに送られてきた時の動作につい
て説明する。図3は、エージェントがマネージャからの
Get−Request−PDUを受け取った時の処理
フローを示す図である。
【0027】最初に、マネージャから受信されるPDU
内にエラーがない場合(ステップC〜G)の動作につい
て説明する。エージェントはマネージャからのPDUを
受け取り(ステップA)、PDU処理を開始する(ステ
ップB)。受信したPDU内のオブジェクトn=1番目
にエラーがあるか否かを判断し(ステップC)、エラー
がなければPDU内のオブジェクト、Get−Requ
estに対する処理を行いnをインクリメントし(ステ
ップE)、nが総オブジェクト数x以下であれば(ステ
ップF)、再度ステップCから同様の処理を繰り返す。
nがxを越えると(ステップF)、マネージャへRes
ponse−PDUを送出する。
【0028】次に、マネージャから受信されるPDU内
に複数のエラーがある場合として、PDU内のオブジェ
クトのn=y番目とn=z番目にエラーがある場合の動
作(ステップC、H〜L、G)を説明する。エージェン
トはマネージャからのPDUを受け取り(ステップ
A)、PDU処理を開始する(ステップB)。前述と同
様に受信したPDU内のオブジェクトn=1番目にエラ
ーがあるか否かを判断し(ステップC)、エラーがなけ
ればPDU内のオブジェクトのGet−Request
に対する処理を行いnをインクリメントする(ステップ
E)動作を繰り返す。n=y番目にステップCでPDU
内のオブジェクトに最初のエラーが発見されるので、ス
テップHにおいて、従来と同様にPDU内のエラーの発
生による処理及び拡張部へのエラー情報を付加する処理
を行う。つまり、従来のSNMP(V2)と同様に通常
のPDU処理(Get)は終了とし、更に従来のエラー
処理であるError−Status、Error−
Indexへの変更を行う。そしてPDUの拡張部に
エラーを起こしたオブジェクトを示すObject
[y]とそのエラーの状態等を示すError−Sta
tus[y]を付加する。
【0029】一旦エラーが発見された後の動作として、
次に、ステップIでnをインクリメントし、nが総オブ
ジェクト数x以下であれば(ステップJ)、PDU内の
後続のオブジェクトの処理中にエラーがあるか否かを判
断し(ステップK)、エラーがなければnをインクリメ
ントし(ステップI)、同様の判断を繰り返し(ステッ
プJ、K)、n=z番目でエラーが発見されるので拡張
部へのエラー情報の付加を行う(ステップK、L)。n
=xまでの全てのオブジェクトのエラーの有無の検出、
処理が終了するとステップJから抜けて、エラーが発見
されたことによりPDUのLengthが長くなるので
UDPヘッダ内のLengthの値を書き換えてマネー
ジャへのResponse−PDUを送出する(ステッ
プG)。
【0030】なお、以上の処理動作からも分かるよう
に、PDU内に単一のエラーがある場合には、前述のエ
ラー有りの処理動作において、当該エラーによる処理
後、ステップIでnをインクリメントし、nが総オブジ
ェクト数x以下であれば(ステップJ)、PDU内の後
続のオブジェクトの処理中にエラーがあるか否かを判断
し(ステップK)、エラーがないのでnをインクリメン
トする(ステップI)動作を繰り返し(ステップJ、
K)、n=xまで残るオブジェクトのエラーなしの検
出、処理が終了するとステップJから抜けて、マネージ
ャへResponse−PDUを送出する(ステップ
G)。つまり、従来方式の処理結果と同様となる。
【0031】以上の処理動作において、ステップC〜F
は、PDU内のオブジェクトにエラーを含まない時の通
常のGet処理を可能とするものである。ステップC、
Hは、従来のSNMP(V2)のみをサポートするシス
テムに対応可能とするものであり、ステップI〜Lは、
複数のオブジェクトのエラーへの対応を可能とするもの
である。ステップC、H〜L、Gにより、PDU内のエ
ラーのあるオブジェクト数だけエラー情報を拡張部に付
加しResponse−PDUをマネージャへ送信する
ことが可能となる。
【0032】図4は、マネージャがエージェントからの
Response−PDUを受け取った時の処理フロー
を示す図である。
【0033】マネージャはエージェントからRespo
nse−PDUを受け取ると(ステップM)、まずEr
ror−Statusを見てResponse−PDU
中にエラーを含んでいるか否かを検証する(ステップ
N)。なければ、マネージャにて「noError」表
示を行い通常のGetの表示処理に移る(ステップ
Q)。エラーを含んでいるのなら、次にUDPヘッダの
Lengthを見て、マネージャがエージェントへ送出
した時点でのGet−Request−PDUのLen
gthとそのResponse−PDUのLength
とを比較する(ステップO)。Lengthが同値であ
れば従来のSNMP(V2)のPDU受信の処理を行な
う(ステップR)。LengthがResponse−
PDUの方が大きければPDUの拡張部が付加されてい
ると判断し、拡張部のエラー情報を抽出する(ステップ
P)。
【0034】拡張部にはエラーとなっている全てのOb
jectの情報が入っているので、マネージャにおいて
全てのエラー情報を表示することができる。また、エラ
ーを含まないため、拡張部に付加されていないオブジェ
クトは、PDU内のオブジェクトとエラーが発生したオ
ブジェクトとの差分をとって抽出し、noError
(0)をマネージャにおいて付加して表示させることも
できる。
【0035】尚、本方式をサポートしていないマネージ
ャが拡張部を含むResponse−PDUを受信した
時はステップOをスキップし、ステップQの処理を行な
うことになるが、Error−Status、Erro
r−Indexには1つ目のオブジェクトのエラー情報
が入っているので従来のSNMP(V2)どおりの動き
となる。
【0036】(他の実施の形態)以上説明した実施の形
態では、Get−Request−PDUに対してのR
esponse−PDUについて説明したが、本発明は
(i)Set−Request−PDU、(ii)Get
Next−Request−PDU、(iii)Get
Bulk−Request−PDUがマネージャから
エージェントに送られてきたときのResponse−
PDUの送信に関しても、同様に適用可能である。
【0037】つまり、エージェントにおける処理では、
(i)〜(iii)のどのPDUに対する処理についても、
図3に示すステップDにおいて、(i)〜(iii)のそれ
ぞれの通常の処理(エラーでない時の処理)を行なうこ
とにより、エラーに対する処理はGet−Reques
t−PDUに対してのエラー処理と同様に行えばよい。
また、マネージャにおける処理では、Response
−PDUに対してエラーに関する処理は、(i)〜(ii
i)及びGet−Request−PDUのどの場合に
対するResponse−PDUに関する処理も図4に
示す処理動作と同様に行えばよい。
【0038】さらに、以上の例ではマネージャ−エージ
ェント間のメッセージのやりとりを行う実施の形態につ
いて説明したが、本発明は、マネージャ−マネージャ間
のメッセージのやりとりを行うためのInformat
ion−Request−PDU、及び該PDUに対す
るResponse−PDUにも適用することができ
る。この場合、図3に示す処理動作は、エージェントに
代えてマネージャで行なう処理動作となる。
【0039】なお、以上の各実施の形態で説明したマネ
ージャ−エージェント間及びマネージャ−マネージャ間
の処理動作はPNMPプロトコルを用いた処理として、
典型的手段としてコンピュータによりソフトウエアによ
り実行されうるものであることは云うまでもない。
【0040】
【発明の効果】本発明によれば、PDUをエラーを記述
する拡張部を設けたフォーマットとし、オブジェクトの
エラー情報を付加することを可能としたことにより、マ
ネージャから送出したPDU内のオブジェクトの全ての
エラー情報を一度にそのマネージャに送信することがで
き、マネージャはエラー情報を把握することが可能であ
る。
【0041】また、SNMP(V2)のPDUフォーマ
ットから外れることなく、エラー情報を付加できる方式
であるため、汎用性が高いネットワーク管理システムを
構成することが可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明のSNMP(V2)・PDUの拡張型
エラー伝達方法及びシステムの実施の形態のシステム構
成を示す図である。
【図2】 本実施の形態の拡張型PDUデータフォーマ
ットの構成例を示す図である。
【図3】 エージェントでのGet―Reqest―P
DUの受信時の処理フローを示す図である。
【図4】 マネージャでのResponse−PDUの
受信時のエラー表示処理フローを示す図である。
【図5】 従来のPDUデータフォーマットの構成を示
す図である。
【符号の説明】
1 マネージャ(Mansger) 2 エージェント(Agent) 3 RM(Recourse Manager) 4 MIB(management information base) 6 ネットワーク構成機器(デバイス)

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 エージェント又はマネージャからマネー
    ジャへエラー情報を伝達するSNMPプロトコルにおけ
    るエラー伝達方法であって、マネージャから送信された
    PDUを受信するPDU受信ステップと、受信したPD
    Uの要求するオペレーションをオブジェクト毎に順次処
    理するPDUオブジェクト処理ステップと、前記PDU
    オブジェクト処理ステップにおける前記オブジェクト及
    びオブジェクトの処理に関するエラーを検出するオブジ
    ェクトエラー検出ステップと、前記オブジェクトエラー
    検出ステップにおける1番目に検出されたエラーに基づ
    きレスポンス−PDUのエラーステータス及びエラーイ
    ンデックス欄にエラー情報を付加するエラー情報付加ス
    テップと、前記オブジェクトエラー検出ステップにおけ
    る2番目以降に検出されたエラーに基づき前記レスポン
    ス−PDUに設けたデータ拡張部に当該オブジェクト及
    びエラーステータスをそれぞれ付加する拡張部エラー情
    報付加ステップと、前記レスポンス−PDUをマネージ
    ャに送信するレスポンス−PDU送信ステップと、を有
    することを特徴とするSNMPプロトコルにおけるエラ
    ー伝達方法。
  2. 【請求項2】 2番目以降のエラーに基づきデータ拡張
    部へ当該オブジェクト及びエラーステータスを付加した
    場合に、マネージャにおけるデータ拡張部の存在の識別
    用に前記レスポンス−PDUのデータレングス欄を書き
    換えるデータレングス書き換えステップと、を有するこ
    とを特徴とする請求項1記載のSNMPプロトコルにお
    けるエラー伝達方法。
  3. 【請求項3】 エージェント又はマネージャからマネー
    ジャへエラー情報を伝達するSNMPプロトコルにおけ
    るエラー伝達プログラムであって、コンピュータを、マ
    ネージャから送信されたPDUを受信するPDU受信手
    段、受信したPDUの要求するオペレーションをオブジ
    ェクト毎に順次処理するPDUオブジェクト処理手段、
    前記PDUオブジェクト処理手段における前記オブジェ
    クト及びオブジェクトの処理に関するエラーを検出する
    オブジェクトエラー検出手段、前記オブジェクトエラー
    検出手段における1番目に検出されたエラーに基づきレ
    スポンス−PDUのエラーステータス及びエラーインデ
    ックス欄にエラー情報を付加するエラー情報付加手段、
    前記オブジェクトエラー検出手段における2番目以降に
    検出されたエラーに基づき前記レスポンスPDUに設け
    たデータ拡張部に当該オブジェクト及びエラーステータ
    スを付加する拡張部エラー情報付加手段、前記レスポン
    ス−PDUをマネージャに送信するレスポンス−PDU
    送信手段、として機能させることを特徴とするSNMP
    プロトコルにおけるエラー伝達プログラム。
  4. 【請求項4】 前記コンピュータに、2番目以降のエラ
    ーに基づきデータ拡張部へ当該オブジェクト及びエラー
    ステータスを付加した場合に、マネージャにおけるデー
    タ拡張部の存在の識別用に前記レスポンス−PDUのデ
    ータレングス欄を書き換えるデータレングス書き換え手
    段、として機能させることを特徴とする請求項3記載の
    SNMPプロトコルにおけるエラー伝達プログラム。
  5. 【請求項5】 エージェント又はマネージャからマネー
    ジャへエラー情報を伝達するSNMPプロトコルにおけ
    るエラー伝達システムであって、マネージャから送信さ
    れたPDUを受信するPDU受信手段と、受信したPD
    Uの要求するオペレーションをオブジェクト毎に順次処
    理するPDUオブジェクト処理手段と、前記PDUオブ
    ジェクト処理手段における前記オブジェクト及びオブジ
    ェクトの処理に関するエラーを検出するオブジェクトエ
    ラー検出手段と、前記オブジェクトエラー検出手段にお
    ける1番目に検出されたエラーに基づきレスポンス−P
    DUのエラーステータス及びエラーインデックス欄にエ
    ラー情報を付加するエラー情報付加手段と、前記オブジ
    ェクトエラー検出手段における2番目以降に検出された
    エラーに基づき前記レスポンスPDUに設けたデータ拡
    張部に当該オブジェクト及びエラーステータスを付加す
    る拡張部エラー情報付加手段と、前記レスポンス−PD
    Uをマネージャに送信するレスポンス−PDU送信手段
    と、を有することを特徴とするSNMPプロトコルにお
    けるエラー伝達システム。
  6. 【請求項6】 2番目以降のエラーに基づきデータ拡張
    部へ当該オブジェクト及びエラーステータスを付加した
    場合に、マネージャにおけるデータ拡張部の存在の識別
    用に前記レスポンス−PDUのデータレングス欄を書き
    換えるデータレングス書き換え手段と、を有することを
    特徴とする請求項3記載のSNMPプロトコルにおける
    エラー伝達システム。
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CN110908820A (zh) * 2019-11-06 2020-03-24 北京达佳互联信息技术有限公司 一种异步任务的执行方法、装置、设备及存储介质

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