JP2002357797A - 光導波路デバイス、その製造方法および進行波形光変調器 - Google Patents

光導波路デバイス、その製造方法および進行波形光変調器

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JP2002357797A JP2002015167A JP2002015167A JP2002357797A JP 2002357797 A JP2002357797 A JP 2002357797A JP 2002015167 A JP2002015167 A JP 2002015167A JP 2002015167 A JP2002015167 A JP 2002015167A JP 2002357797 A JP2002357797 A JP 2002357797A
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dielectric constant
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Kenji Aoki
謙治 青木
Jungo Kondo
順悟 近藤
Atsuo Kondo
厚男 近藤
Osamu Mitomi
修 三冨
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Abstract

(57)【要約】 【課題】取り扱いに耐える強度を有しており、光導波路
基板の反り、クラック、破壊による不良品を抑制でき、
かつ電極に印加される信号波の伝搬速度を速くできるよ
うな光導波路デバイスを提供する。 【解決手段】光導波路デバイス1Aは、光導波路基板1
0Aと、基板10Aを保持する保持基体6とを備える。
基板10Aが、電気光学材料からなり、相対向する一方
の主面4aと他方の主面4bとを備えている基板本体
4、本体4の主面4a側に形成されている光導波路3、
および本体4の主面4a側に設けられた電極2A、2
B、2Cを備えている。保持基体6が本体4の主面4b
側に接合されている。保持基体6に、保持基体6を構成
する材料の誘電率よりも低い誘電率を有する低誘電率部
分11が設けられている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、光導波路デバイス
およびこれを利用した進行波形光変調器に関するもので
ある。
【0002】
【従来の技術】ニオブ酸リチウム(LiNbO3)、タ
ンタル酸リチウム(LiTaO3)、ガリウム砒素(G
aAs)を光導波路に適用した進行波形光変調器は、優
れた特性を備えており、高能率で高帯域化を達成できる
可能性がある。ニオブ酸リチウム、タンタル酸リチウム
は、強誘電体として非常に優れた材料であり、電気光学
定数が大きく、短い光路で光の制御が可能であるという
利点を有している。進行波形光変調器の変調速度を制限
する要因としては、速度不整合、分散および電極損失、
誘電損失などが挙げられる。
【0003】速度不整合について、更に説明する。進行
波形電極においては、光導波路中を進行する光と、電極
中を伝搬する電気信号(マイクロ波)との速度は、大き
く異なっている。結晶中を伝搬する光の速度をV
し、マイクロ波の速度をVmとする。例えば、プレーナ
型電極を有するLiNbO3 光変調器の場合には、次の
ようになる。まず、LiNbO3 単結晶の光の実効屈折
率は2.15であり、光導波路中を進行する光の速度
は、これに反比例する。一方、マイクロ波の実効屈折率
は、導体近傍の誘電率の平方根によって与えられる。L
iNbO3 単結晶の誘電率は、一軸性であり、Z軸方向
が28、X軸方向、Y軸方向が43である。従って、誘
電率が1である空気の影響を考慮しても、従来の構造の
LiNbO3 光変調器におけるマイクロ波の実効屈折
率は約4となり、2.15の約1.9倍になる。従っ
て、光波の速度はマイクロ波の速度よりも約1.9倍大
きい。
【0004】光変調帯域幅fmないし変調速度の上限
は、光波とマイクロ波との速度差の逆数に比例する。即
ち、fm=1/(V0 −Vm)が成立する。従って、電
極損失を0と仮定すると、帯域幅fm×電極長l=9.
2GHz・cmが限界となる。実際に、電極長l=2.
5mmの光変調器において、fm=40GHzという値
が報告されている。この動作速度の限界による影響は、
電極が長いほど、顕著になる。従って、広帯域であっ
て、高能率特性を有する光変調器の実現が強く望まれて
いる。
【0005】信号マイクロ波と光波の速度整合を取る方
法としては、光導波路基板の厚さを例えば10μmと薄
くすることが考えられる。しかし、このように基板を薄
く均一に研磨することは困難であり、また得られた基板
の強度が低い上、反るために使用できない。
【0006】本出願人は、特開平10−133159号
公報において、進行波形光変調器の基板の光導波路の下
に肉薄部分を設け、この肉薄部分の厚さを例えば10μ
m以下に薄くすることを開示した。これによって、酸化
珪素からなるバッファ層を形成することなしに高速光変
調が可能であるし、駆動電圧Vπと電極の長さLとの積
(Vπ・L)を小さくできるので、有利である。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】本発明者は、進行波形
光変調器の製造プロセスを研究する過程において、特開
平10−133159号公報記載のように光導波路基板
の他方の主面側に凹部を加工によって形成し、例えば厚
さ10μm以下の肉薄部分を設けることを試みていた
が、次の問題点があることを発見した。図10にこうし
た基板16を概略的に示す。この基板16の他方の主面
16b側から、例えばレーザー加工や研削加工によって
深い凹部17を形成する。加工前の基板の厚さは例えば
0.3mmであり、肉薄部分16cの厚さは例えば10
μmである。基板16に肉厚部分16aを残すことによ
って、基板の強度を保持する。16dは加工面である。
【0008】しかし、現実の加工プロセスにおいては、
図10に示すような理想的な形状に加工することは難し
い。例えばレーザー加工によって凹部17を形成しよう
とすると、レンズの焦点がずれてしまうために、凹部1
7が深くなるのにつれて、加工面16dが湾曲し、丸み
を帯びてくる。このため、肉薄部分16cの厚さを一定
に保つことができず、肉薄部分16cの中央部分は肉薄
部分の端に比べてかなり薄くなる。この結果、充分に広
い面積にわたって肉薄部分16cの厚さを規定値、例え
ば10μmにしようと試みると、実質的にこの厚さと等
価とするには、肉薄部分16cの中央が著しく薄くな
り、16eのように破壊する。砥石を用いて研削加工を
試みても、これと同様の問題点が生ずる。
【0009】本発明の課題は、取り扱いに耐える強度を
有しており、光導波路基板の反り、クラック、破壊によ
る不良品を抑制でき、かつ電極に印加される信号波の伝
搬速度を速くできるような光導波路デバイスを提供する
ことである。また、本発明の課題は、こうした光導波路
デバイスを利用することによって、電極に印加される信
号波と、光導波路を伝搬する光波との速度整合をとり易
くすることである。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明は、光導波路基板
と、この光導波路基板を保持する保持基体とを備える光
導波路デバイスであって、光導波路基板が、電気光学材
料からなり、相対向する一方の主面と他方の主面とを備
えている基板本体、この基板本体に形成されている光導
波路、および基板本体の一方の主面側に設けられた電極
を備えており、保持基体が基板本体の他方の主面側に接
合されており、保持基体に、電気光学材料の誘電率より
も低い誘電率を有する低誘電率部分が設けられているこ
とを特徴とする。
【0011】また、本発明は、前記デバイスを備えてい
る進行波形光変調器であって、光導波路中を伝搬する光
を変調するための電圧を電極によって印加することを特
徴とする、進行波形光変調器に係るものである。
【0012】本発明者は、前述の問題点を検討した結
果、図10に例示したように、光導波路基板16に、強
度を付与するための肉厚部分16aと、マイクロ波信号
の伝搬速度を速くするための空隙部分17とを成形する
方法では前述の問題点が生じ得るという結論に達した。
そこで、本発明者は、デバイス全体の強度付与を別体の
保持基体によって担うこととし、光導波路基板を保持基
体に対して接合することで光導波路基板の取り扱いに充
分な強度を付与することを想到した。この結果、光導波
路基板の方は、強度付与のための肉厚部分を設ける必要
がないので、基板本体を全体に薄くできるようになっ
た。これと共に、保持基体の方に凹部ないし空隙部分を
形成し、この空隙部分を、電極を伝搬するマイクロ波の
伝搬速度の向上のために利用することを想到した。
【0013】従って、本発明によって、デバイス全体に
取り扱いに耐える強度を付与することができ、かつ光導
波路基板の反りを防止できる。また、光導波路基板の肉
薄部分の加工に伴うクラック、破壊による不良品を抑制
できる。そして、光導波路基板を薄くし、かつ保持基体
の方に空隙部分を設けることで、電極に印加される信号
波の伝搬速度を速くできる。
【0014】また、本発明は、光導波路基板と、この光
導波路基板を保持する保持基体とを備える光導波路デバ
イスであって、光導波路基板が、電気光学材料からな
り、相対向する一方の主面と他方の主面とを備えている
基板本体、この基板本体に形成されている光導波路、お
よび基板本体の一方の主面側に設けられた電極を備えて
おり、保持基体と基板本体の他方の主面とを接合する接
合層を備えており、電気光学材料の誘電率よりも低い誘
電率を有する低誘電率部分が、基板本体と保持基体との
間で接合層の内側に設けられていることを特徴とする、
光導波路デバイスに係るものである。
【0015】また、本発明者は、前述したように保持基
体側に低誘電率部分を設ける代わりに、接合層の内側領
域に低誘電率部分を設けることによっても、前述のよう
な作用効果を奏し得ることを見いだした。
【0016】
【発明の実施の形態】以下、適宜図面を参照しつつ、本
発明を更に詳細に説明する。図1は、本発明の実施形態
に係る光変調器1Aを概略的に示す断面図である。図1
においては、進行波形光変調器における光の進行方向に
対して略垂直な横断面を示す。
【0017】光変調器1Aは、光導波路基板10Aと保
持基体6とを備えている。基板本体4、基体6は共に平
板形状をしている。基板本体4の一方の主面4aの上に
は所定の電極2A、2B、2Cが形成されている。本例
では、いわゆるコプレーナ型(Coplanar waveguide:C
PW電極) の電極配置を採用しているが、電極の配置形
態は特に限定されない。本例では、隣接する電極の間に
一対の光導波路3が形成されており,各光導波路3に対
して略水平方向に信号電圧を印加するようになってい
る。各光導波路3は、平面的に見るといわゆるマッハツ
ェンダー型の光導波路を構成しているが、この平面的パ
ターンそれ自体は周知であるので図示省略する。本体4
の他方の主面4b側には凹部4eが形成されており、凹
部4eに対して、2つの第二の肉薄部分4dと1つの第
一の肉薄部分4fとが面している。4fは一対の肉薄部
分4dによって挟まれている。各肉薄部分4dの外側に
は、4fよりも厚さの大きい基部4cが設けられてい
る。
【0018】保持基体6には凹部6eが形成されてい
る。保持基体6の他方の主面側に平板状部6aが設けら
れており、平板状部6aから側壁部6bが突出してい
る。保持基体6の一方の主面6dが、基板本体4の他方
の主面4bに対して接合層5を介して接合されている。
6cは空隙部分11への露出面である。本例では、基板
本体4の背面側に凹部22が形成されている。そして、
本例では、凹部22からなる空隙部分22と、凹部6e
からなる空隙部分11とが合わさって、空隙を形成して
いる。
【0019】このようなデバイスによれば、デバイス全
体の強度は、比較的に肉厚な保持基体6によって主とし
て保持できるので、デバイス全体に取り扱い可能な強度
を付与でき、かつ基板本体4の反りも生じない。これと
共に、基板本体4は比較的に薄くし、保持基体6に設け
る凹部6eないし空隙部分11を充分に深くすることに
よって、電極を伝搬するマイクロ波の伝搬速度を大きく
することができる。光導波路の形成領域4fの厚さtw
が小さく(薄く)なるほど、マイクロ波の伝搬速度は大
きくなる。また、空隙部分11の深さの合計値(Ta)
が大きくなるほど、マイクロ波の伝搬速度は大きくな
る。
【0020】更に、ここで重要なことは、保持基体6の
空隙部分11への露出面6cの形状がどのようになって
いようと、光導波路を伝搬する光波や、電極を伝搬する
マイクロ波信号に対してはほとんど影響を与えないこと
である。なぜなら、露出面6cは、光導波路3や電極2
A−2Cとは大きく離れているからである。従って、肉
厚の保持基体6に対して空隙部分11を形成する際に、
露出面6cの形状が湾曲形状になったり、あるいは平板
状部6aの厚さが一定になっていなくとも、光の変調に
対しては影響はほとんどない。
【0021】一方、図10に示したように、光導波路基
板の他方の主面側に凹部を形成した場合には、凹部の内
壁面の形状が湾曲したり、肉薄部分の厚さが不均一にな
ったりすると、光導波路を伝搬する光波や電極を伝搬す
るマイクロ波信号に対して多大な影響を及ぼす。
【0022】図2の変調器1Bにおいては、凹部4eに
対して、2つの第二の肉薄部分4dと1つの第一の肉薄
部分4fとが面している。4fは一対の肉薄部分4dに
よって挟まれている。各肉薄部分4dの外側には、4f
とほぼ同じ厚さの基部4gが設けられている。
【0023】図3に示す進行波形光変調器1Cは、光導
波路基板10Bと保持基体6とを備えている。基板本体
14の一方の主面14aの上には所定の電極2D、2E
が形成されている。本例では、いわゆる非対称コプレー
ナストリップライン(Asymmetric coplanar strip lin
e:A−CPS電極) 型の電極配置を採用している。本
例では、隣接する電極の間に光導波路3が形成されてお
り,光導波路3に対して略水平方向に信号電圧を印加す
るようになっている。基板14の他方の主面14bもほ
ぼ平坦である。
【0024】保持基体6には凹部6eが形成されてい
る。保持基体6の他方の主面側に平板状部6aが設けら
れており、平板状部6aから側壁部6bが突出してい
る。保持基体6の一方の主面6dが、基板本体14の他
方の主面14bに対して接合層5を介して接合されてい
る。6cは空隙部分11への露出面である。
【0025】本発明は、いわゆる独立変調型の進行波形
光変調器に対しても適用できる。図4は、この実施形態
に係る光変調器1Dを示す。変調器1Dは、光導波路基
板10Cと保持基体6Aとを備えている。基板本体24
の一方の主面24a上には、バッファ層15を介して所
定の電極2F、2G、2Hが形成されている。本例で
は、各電極の直下にそれぞれ光導波路3A、3Bが形成
されており、各光導波路に対して略垂直方向に信号電圧
を印加するようになっている。一対の光導波路3Aは第
一の変調部17Aに属しており、一対の光導波路3Bは
別の第二の変調部17Bに属している。そして、光導波
路3Aと光導波路3Bとは独立して変調する。基板24
の他方の主面24bはほぼ平坦である。
【0026】保持基体6Aには、例えば2つの凹部6e
が形成されている。保持基体6の他方の主面側に平板状
部6aが設けられており、平板状部6aから例えば3列
の側壁部6b、6eが突出している。保持基体6の一方
の主面6dが、基板本体24の他方の主面24bに対し
て接合層5を介して接合されており、これによって各空
隙部分11A、11Bを構成している。6cは各空隙部
分への露出面である。
【0027】次に、接合層の内側に低誘電率部分を形成
した例について述べる。図5、図6、図7は、それぞ
れ、光導波路デバイス1E、1F、1Gを概略的に示す
断面図である。図5、図6、図7において、図1に示し
た構成部分には同じ符号を付け、その説明を省略する。
【0028】図5のデバイス1Eの光導波路基板10A
は、図1に示した光導波路基板と同様のものである。本
例では、保持基体26は略平板形状をしており、保持基
体26には空隙部分ないし低誘電率部分は設けられてい
ない。保持基体26の平坦な表面26bの両端部の接合
面26aが、厚さtyの接合層25によって、基板本体
4の接合面4dに対して接合されている。25a、25
bは、それぞれ接合層25の接合面である。この結果、
基板本体4の裏面と、保持基体26の平坦面26bとの
間には、接合層25によって挟まれた空隙部分21が形
成され、接合層25の内側面25cが空隙部分21に面
する。空隙部分21は、基板本体4の凹部22と連続す
る。
【0029】このように、接合層25の内側に空隙部分
21や低誘電率部分を設けることによって、保持基体2
6側に空隙部分や低誘電率部分を設けることなしに、基
板本体4の裏面4bと保持基体26との間隔Taを大き
くすることができ、前述したような高速変調が可能とな
る。
【0030】図6の変調器1Fにおいては、凹部4eに
対して、2つの第二の肉薄部分4dと1つの第一の肉薄
部分4fとが面している。4fは一対の肉薄部分4dに
よって挟まれている。各肉薄部分4dの外側には、4f
とほぼ同じ厚さの基部4gが設けられている。
【0031】好適な実施形態においては、保持基体に低
誘電率部分を設けるのと同時に、接合層の内側にも低誘
電率部分を設けることができる。図7は、こうした実施
形態に係るものである。
【0032】図7のデバイス1Gの光導波路基板10A
は、図2に示した光導波路基板と同様のものである。本
例では、保持基体36に凹部36cが形成されている。
保持基体36は、平板状部36aと、平板状部36aか
ら突出する側壁部36bとを備えており、側壁部36b
の内側が凹部36cになっている。保持基体36の一方
の主面36dが接合層25の接合面25aに接合されて
おり、接合層25の接合面25bが基板本体4の裏面4
bに接合されている。
【0033】本例では、保持基板36に形成された空隙
部分11、接合層25の内側に形成された空隙部分2
1、および基板本体4の裏面側に形成された凹部22が
連続し、一体の空隙部分を形成している。
【0034】好適な実施形態においては、保持基板に設
けられた低誘電率部分、および/または接合層に包囲さ
れた低誘電率部分の少なくとも一部が、図1−7に示し
たような空隙である。このように低誘電率部分を空隙と
することによって、誘電率は大気ないし雰囲気の誘電率
となり、即ち実用上は最も低い誘電率となる。従って、
マイクロ波信号の伝搬速度を向上させる上で最も好まし
い。
【0035】しかし、保持基板に設けられた低誘電率部
分、および/または接合層に包囲された低誘電率部分の
少なくとも一部に、電気光学材料の誘電率よりも低い誘
電率を有する低誘電率材料を充填することができる。こ
の場合にも、保持基体が光導波路基板の他方の主面の全
面にわたって直接接触している場合に比べて、マイクロ
波信号の伝搬速度を向上させることができる。
【0036】特に、少なくとも基板本体の他方の主面に
対して、電気光学材料の誘電率よりも低い誘電率を有す
る低誘電率材料が接触するように構成することによっ
て、薄い基板本体をその他方の主面側から直接に補強す
ることができる。この場合には、保持基体の凹部の全体
に前記低誘電率材料を充填することができる。また、基
板本体の他方の主面に接触する部分のみに低誘電率材料
を充填し、低誘電率材料の下側には空隙を残すことがで
きる。こうした材料としては、ガラス、エポキシ系ある
いはアクリル系などの接着剤、あるいは半導体製造用層
間絶縁体、ポリイミドが例示できる。
【0037】好適な実施形態においては、光導波路基板
の他方の主面の光導波路に対応する領域が、保持基体に
設けられた低誘電率部分、および/または、接合層によ
って包囲された低誘電率部分に面している。
【0038】光導波路基板を構成する基板本体は、強誘
電性の電気光学材料、好ましくは単結晶からなる。こう
した結晶は、光の変調が可能であれば特に限定されない
が、ニオブ酸リチウム、タンタル酸リチウム、ニオブ酸
リチウム−タンタル酸リチウム固溶体、ニオブ酸カリウ
ムリチウム、KTP、GaAs及び水晶などを例示する
ことができる。ニオブ酸リチウム単結晶、タンタル酸リ
チウム単結晶、ニオブ酸リチウム−タンタル酸リチウム
固溶体単結晶が、特に好ましい。
【0039】電極は、低抵抗でインピーダンス特性に優
れる材料であれば特に限定されるものではなく、金、
銀、銅などの材料から構成することができる。
【0040】保持基体によるマイクロ波の伝搬速度への
影響を最小限とするという観点からは、保持基体の材質
は、電気光学単結晶の誘電率よりも低い誘電率を有する
材質であることが好ましい。こうした材質としては、石
英ガラス等のガラスがある。
【0041】基板本体の線熱膨張係数と保持基体の線熱
膨張係数との差を±50%以下とすることによって、環
境温度が変化したときの光変調の度合いの変化を抑制す
ることができる。この場合には、基板本体の材質と保持
基体の材質とは、同種であってもよく、異種であっても
よい。
【0042】また、保持基体を、光導波路基板の電気光
学単結晶の誘電率以上の誘電率を有する材質によって形
成することができる。この場合には、保持基体を、基板
本体を構成する単結晶と同種の単結晶によって形成する
ことが特に好ましい。
【0043】本発明によれば、保持基体を構成する材
質、特に単結晶を、基板本体を構成する材質、特に単結
晶と同種のものとすることによって、両者の熱膨張を合
わせることが容易である。なぜなら、このように保持基
体を強誘電性の材料、特に単結晶によって形成すると、
通常であれば光波およびマイクロ波が、近接する保持基
体の材質の影響を受けるはずである。しかし、本発明に
よれば、深い空隙部分11、11A、11Bを形成する
ことが容易であるので、光導波路および電極と保持基体
とを充分に隔離することも容易である。
【0044】保持基体を構成する材質、特に単結晶と、
基板本体を構成する材質、特に単結晶とが同種のもので
あるとは、基本組成(例えば全体の80mol%以上を
占める基本組成)が同一であれば足り、他の添加成分に
は異同があってもよい。
【0045】基板本体の表面(一方の主面)と電極との
間にはバッファ層を設けることができる。バッファ層
は、酸化シリコン、弗化マグネシウム、窒化珪素、及び
アルミナなどの公知の材料を使用することができる。
【0046】光導波路は、基板本体に形成されており、
好ましくは基板本体の一方の主面側に形成されている。
光導波路は、基板本体の一方の主面に直接形成されたリ
ッジ型の光導波路であってよく、基板本体の一方の主面
の上に他の層を介して形成されたリッジ型の光導波路で
あってよく、また基板本体の内部に内拡散法やイオン交
換法によって形成された光導波路、例えばチタン拡散光
導波路、プロトン交換光導波路であってよい。電極は、
基板本体の一方の主面側に設けられているが、基板本体
の一方の主面に直接形成されていてよく、バッファ層の
上に形成されていてよい。
【0047】基板本体においては、特に好ましくは結晶
の分極軸が基板の一方の主面(表面)と略水平である。
この場合には、ニオブ酸リチウム単結晶、タンタル酸リ
チウム単結晶、ニオブ酸リチウム−タンタル酸リチウム
固溶体単結晶からなるX板あるいはY板が好ましい。図
1、図2、図3、図5、図6、図7には、本発明をX板
あるいはY板に適用した例について示した。
【0048】また、他の好適な実施形態においては、結
晶の分極軸が基板の一方の主面(表面)と略垂直であ
る。この場合には、ニオブ酸リチウム単結晶、タンタル
酸リチウム単結晶、ニオブ酸リチウム−タンタル酸リチ
ウム固溶体単結晶からなるZ板が好ましい。Z板を使用
した場合には、光導波路は電極の直下に設ける必要があ
り、光の伝搬損失を低減するために、基板の表面と電極
との間にはバッファ層を設けることが好ましい。
【0049】好適な実施形態においては、基板本体の厚
さtwが、光導波路の領域において50μm以下であ
る。これによって、光波とマイクロ波との速度整合をと
ることが一層容易となる。この観点からは、twを20
μm以下とすることが更に好ましい。
【0050】また、光導波路の領域における基板本体の
厚さtwは、基板本体の割れやクラックを防止するとい
う観点からは、5μm以上であることが好ましい。
【0051】また、好適な実施形態においては、基板本
体の最大厚さtmaxが500μm以下であり、特に好
ましくは100μm以下である。即ち、本発明において
は、前述のように、保持基体に主としてデバイスの強度
保持機能を担わせることができる。従って、tmaxを
小さくしてもデバイスの強度の観点からは問題ない。そ
の上で、光導波路基板の最大厚さtmaxを小さくする
ことによって、twも小さくすることが容易になる。な
ぜなら、基板本体の厚さが全体として一定であれば、t
maxはtwと等しくなるからである。また、基板本体
に凹部を形成することによってtwを小さくしている場
合には、tmaxが大きいと前述のような加工上の問題
が生ずる。しかし、tmaxを小さくすれば、つまり最
初から比較的に薄い基板本体を使用すれば、前述のよう
な加工による問題が生じにくい。
【0052】基板本体の最大厚さtmaxは、基板本体
を取り扱う際における基板本体の割れやクラックを防止
するという観点からは、10μm以上とすることが好ま
しい。
【0053】光波とマイクロ波との速度整合を容易とす
るという観点からは、光導波路の領域において、低誘電
率部分の厚さの合計値Taを5μm以上とすることが好
ましく、30μm以上とすることが一層好ましい。
【0054】また、保持基板内における低誘電率部分の
厚さd、接合層の厚さtyは、Taの目標値に合わせて
決定する。ただし、接合層の内側の低誘電率部分の高速
変調への寄与を得るためには、tyが5μm以上である
ことが好ましい。
【0055】光波とマイクロ波との速度整合を容易とす
るという観点からは、低誘電率部分の幅Wa(図1、
2、3参照)を5μm以上とすることが好ましく、10
0μm以上とすることが一層好ましい。
【0056】好適な実施形態においては、図1に示すよ
うに、光導波路基板の他方の主面側に凹部を形成する。
【0057】また、好適な実施形態においては、図1に
示すように、基板本体が、凹部に面する相対的に厚さの
大きい第一の肉薄部分と、凹部に面する相対的に厚さの
小さい第二の肉薄部分とを備えており、光導波路が第一
の肉薄部分内に設けられている。
【0058】例えば10GHz以上の電気信号で動作す
る進行波形光変調器において速度整合を達成するために
は、基板本体の肉薄部分の厚さを10μm程度まで薄く
することが一般的に必要である。しかし、肉薄部分の上
と下とには通常は大気が接触しており、大気の屈折率は
電気光学結晶の屈折率よりもはるかに低い。この結果、
薄肉部分の厚さが10μm近辺になると、光導波路を伝
搬する光ビームの断面形態が偏平化する傾向があった。
一方、進行波形光変調器と結合される外部の光ファイバ
ー内を伝搬する光ビームの形態は、ほぼ真円形状であ
る。このため、光ファイバー内を伝搬する光ビームの強
度分布と進行波形光変調器内の光導波路を伝搬する光ビ
ームの強度分布との不一致が大きくなるので、光エネル
ギーが有効に伝搬されず、結合損失となるおそれがあ
る。
【0059】これに対して、例えば図1、図2、図5、
図6、図7に示すように、基板本体4に、凹部4eに面
する相対的に厚さの大きい第一の肉薄部分4fと、凹部
4eに面する相対的に厚さの小さい第二の肉薄部分4d
とを設け、光導波路を第一の肉薄部分4fに設けること
によって、このような結合損失を一層低減できる。
【0060】第一の肉薄部分4fの厚さtwは、マイク
ロ波の実効屈折率nmを顕著に低減するという観点から
は100μm以下であることが好ましく、20μm以下
が更に好ましい。第一の肉薄部分4fの厚さtwは、光
導波路を伝搬する光ビームの偏平化を防止し、更に機械
強度を保持するという観点からは、1μm以上が好まし
い。
【0061】第二の肉薄部分4dの厚さtnは、マイク
ロ波の実効屈折率nmを顕著に低減するという観点から
は、第一の肉薄部分4fの厚さtw未満であることが好
ましく、12.5μm以下であることが更に好ましく、
10μm以下であることが一層好ましい。
【0062】光導波路基板と保持基体との接合方法は特
に限定されない。好適な実施形態においては、両者を接
着する。この場合には、接着剤の屈折率は、基板本体を
構成する電気光学材料の屈折率よりも低いことが好まし
い。これに加えて、接着剤の誘電率は、基板本体を構成
する電気光学材料の誘電率よりも低いことが望ましい。
【0063】接着剤の具体例は、前記の条件を満足する
限り特に限定されないが、エポキシ系接着剤、熱硬化型
接着剤、紫外線硬化性接着剤、ニオブ酸リチウムなどの
電気光学効果を有する材料と比較的近い熱膨張係数を有
するアロンセラミックスC(商品名、東亜合成社製)
(熱膨張係数13×10-6/K)を例示できる。
【0064】凹部4e、6e、36cは、エキシマレー
ザーを用いたレーザーアブレーション加工によって成形
できる。あるいは、ダイシング加工によって成形でき
る。
【0065】本発明のデバイスを製造する方法は限定さ
れない。しかし、特に好ましくは、予め厚さの小さい光
導波路基板を製造し、この基板を、保持基体の凹部側の
端面に対して接合できる。この際には、まず厚さの大き
い加工前の光導波路基板の素材の一方の主面側に、所定
の光導波路および電極を形成する。次いで、この素材の
一方の主面(表面)を定盤に対して接着固定し、次いで
素材の裏面(他方の主面)側を研削および研磨加工する
ことによって、所定厚さの光導波路基板を作成する。次
いで、基板本体の裏面(他方の主面)を、予め凹部が形
成された保持基体に対して接合する。
【0066】更に具体的に述べると、例えば図8(a)
に示すように、光導波路、例えばチタン拡散光導波路3
および電極2A、2B、2Cを電解メッキ法にて光導波
路基板の素材7の一方の主面7a側に形成し、次いで素
材7の一方の主面7aを、研磨定盤10にダミー基板8
を介して貼り付ける。素材7の一方の主面7aはダミー
基板8の一方の主面8aに対して接合され、ダミー基板
8の他方の主面8bが接着剤層9を介して定盤10に接
着される。次いで、横型研磨およびポリッシング(CM
P)にて素材を加工し、所定厚さ、例えば厚さ15μm
(TLN形成)まで薄型化し、図8(b)に示すように
基板本体7Aを得る。その後、ダイシング加工によっ
て、図1に示すように基板本体4に溝4eを形成する。
次いで、基板本体4を保持基体6に接着固定し、接着体
を得る。この接着体の光ファイバーに対する接続部を端
面研磨し、ダイシングによって接着体を切断し、各変調
器チップを得る。この変調器チップを光ファイバーに対
して光軸調整し、紫外線硬化型樹脂にて接着固定する。
【0067】また、図5、図7のデバイスを製造するた
めには、基板本体4の裏面と保持基板との間に接合材の
シートを介在させ、接合する。好ましくは、熱硬化性、
光硬化性あるいは光増粘性の樹脂接着剤からなるシート
を、基板本体4の裏面と保持基板との間に介在させ、シ
ートを硬化させる。このようなシートとしては、以下を
例示できる。300μm以下のフィルム樹脂が適当であ
り、具体的に日立化成製のT−2000、日清紡製カル
ボジライトフィルム、ナガセケムテック製A−140
0,A−1500、A−1600がある。
【0068】特に、図5、図6、図7に示すように、平
板形状の保持基体26を使用し、基板本体4と保持基体
26とを樹脂接着剤シートによって接着する場合には、
保持基体26側に凹部を形成する処理が不要であるの
で、極めて生産性が高い。
【0069】図9に、図3のACPSタイプの進行波形光変
調器の設計例を示す。基板本体10Bの材質として、X
カットしたニオブ酸リチウム単結晶を使用し、光導波路
はチタン拡散光導波路とし、電極はメッキプロセスによ
って形成したものとする。保持基体6は、xカットした
ニオブ酸リチウムによって形成する。基板本体10Bの
厚さtw(最大厚さtmax)を10μmとし、電極間
ギャップGを15μmとし、電極の幅wを30μmとす
る。低誘電率部分には空気が存在するものとする。この
状態で、空隙部分11の幅Waと高さ(深さ)Taとを
図7に示すように変更したときの、マイクロ波の実効屈
折率の変化を示す。このように、空隙部分11の幅Wa
を100μm以上とし、あるいは、空隙部分11の高さ
Taを50μm以上とすると、マイクロ波の実効屈折率
が一層著しく減少する。一般に、空隙部分11の幅と深
さとが大きくなるほど、マイクロ波の実効屈折率は低減
できる。
【0070】更に具体的な製造例を述べる。 (製造例1)図8(a)、(b)に示すようにして、図
1の光変調器1Aを製造する。例えばXカットした3イ
ンチウエハー(LiNbO3単結晶)からなる基板を使
用し、チタン拡散プロセスとフォトリソグラフィー法と
によって、ウエハーの表面にマッハツェンダー型の光導
波路3を形成する。光導波路3のサイズは、例えば1/
2 で10μmとできる。次いで、メッキプロセスによ
り、CPW電極を形成する。
【0071】このウエハー形状の基板本体の素材7の一
方の主面7a(表面)にレジスト膜をコーティングし、
次いでマイクログラインダー加工機の定盤10にダミー
基板8を介して設置する。基板素材7のオリフラ面を基
準にして、加工位置の位置合わせを行う。基板素材7の
固定には、熱可塑性樹脂ステッキワックス(日化精工
製)を使用できる。砥石としては、レジン系ボンドのダ
イヤモンド砥石であって、粗さが♯6000番の砥石を
使用する。回転数を30000rpmとし、砥石の送り
速度を0.3mm/秒とし、基板の他方の主面側を加工
する。
【0072】また、他のニオブ酸リチウム基板を上述の
ように研磨加工し、凹部6cを形成する。次いで、基板
本体4と保持基体6とをエポキシ樹脂によって接着す
る。この際、凹部6c内には樹脂を充填しないようにす
る。次に、ウエハーを定盤から取り外し、有機溶剤を用
いた洗浄によってステッキワックスを除去する。ウエハ
ーをダイシングソー加工機で切断し、各光変調器チップ
1Aに分割する。各チップの光導波路の端面を光学研磨
する。
【0073】1.5μmシングルモード光ファイバーを
保持した単芯ファイバーアレイを作製し、これを進行波
形光変調器チップ1Aに結合し、光ファイバーと光導波
路とを調芯し、紫外線硬化型樹脂によって接着する。
【0074】(製造例2)図5の光変調器1Eを製造し
た。Xカットした3インチウエハー(LiNbO 3単結
晶)からなる基板を使用し、チタン拡散プロセスとフォ
トリソグラフィー法とによって、ウエハーの表面にマッ
ハツェンダー型の光導波路3を形成した。光導波路3の
サイズは、例えば1/e2 で10μmとできる。次い
で、メッキプロセスにより、CPW電極を形成した。
【0075】このウエハー形状の基板本体の素材7(図
8参照)の一方の主面7a(表面)にレジスト膜をコー
ティングし、次いでマイクログラインダー加工機の定盤
10にダミー基板8を介して設置した。基板素材7のオ
リフラ面を基準にして、加工位置の位置合わせを行っ
た。基板素材7の固定には、熱可塑性樹脂ステッキワッ
クス(日化精工製)を使用した。砥石としては、レジン
系ボンドのダイヤモンド砥石であって、粗さが♯600
0番の砥石を使用した。回転数を30000rpmと
し、砥石の送り速度を0.3mm/秒とし、基板の他方
の主面側を加工した。
【0076】ニオブ酸リチウムからなる保持基体26を
準備した。基板本体4と保持基体26との間に、厚さ6
0μmのエポキシ系熱硬化型樹脂からなるシートを挟
み、80℃で加熱することによってシートを熱硬化さ
せ、接合層25を生成させ、基板本体4と保持基体26
とを接着した。この際、接合層25の内側には樹脂が流
入しないようにした。空隙部分の幅Waは約300μm
である。次に、ウエハーを定盤から取り外し、有機溶剤
を用いた洗浄によってステッキワックスを除去した。ウ
エハーをダイシングソー加工機で切断し、各光変調器チ
ップ1Dに分割した。各チップの光導波路の端面を光学
研磨した。
【0077】1.5μmシングルモード光ファイバーを
保持した単芯ファイバーアレイを作製し、これを進行波
形光変調器チップ1Dに結合し、光ファイバーと光導波
路とを調芯し、紫外線硬化型樹脂によって接着した。ベ
クトルネットワークアナライザにより透過特性S21を
測定した結果、マイクロ波屈折率は2.15と良好な性
能が得られた。
【0078】
【発明の効果】以上述べたように、本発明によれば、取
り扱いに耐える強度を有しており、光導波路基板の反
り、クラック、破壊による不良品を抑制でき、かつ電極
に印加される信号波の伝搬速度を速くできるような光導
波路デバイスを提供できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態に係る進行波形光変調器1A
を概略的に示す横断面図である。
【図2】本発明の他の実施形態に係る進行波形光変調器
1Bを概略的に示す横断面図である。
【図3】本発明の他の実施形態に係る光変調器1Cを概
略的に示す横断面図である。
【図4】本発明の他の実施形態に係る光変調器1Dを概
略的に示す横断面図である。
【図5】本発明の更に他の実施形態に係る光変調器1E
を概略的に示す横断面図である。
【図6】本発明の更に他の実施形態に係る光変調器1F
を概略的に示す横断面図である。
【図7】本発明の更に他の実施形態に係る光変調器1G
を概略的に示す横断面図である。
【図8】本発明の進行波形光変調器の製造プロセスの一
例を説明するための、各工程を示す図である。
【図9】本発明の変調器の設計寸法とマイクロ波実効屈
折率の計算結果との関係を示すグラフである。
【図10】従来の光変調器の概略図である。
【符号の説明】
1A、1B 1C、1D、1E、1F、1G 進行波形
光変調器 2A、2B、2C、2D、2E、2F、2G、2H 電
極 3、3A、3B 光導波路 4、14、24
基板本体 4a、14a、24a 基板本体の
一方の主面(表面) 4b、14b、24b
基板本体の他方の主面(裏面) 4c、4g
基部(肉厚部分) 4d 第二の肉薄部分 4e 基板本体の凹部
4f 第一の肉薄部分 5 接合層
6、6A、26、36 保持基体 6
e、36c 保持基体の凹部 7、7A 基板
素材 8 ダミー基板 10A、10B、10C 光
導波路基板 11、11A、11B 保持基体に設けられた低誘電率
部分 21接合層によって挟まれた低誘電率部分
22 基板本体裏面側の凹部4eによって形成
された低誘電率部分 25 低誘電率部分を形成
する接合層 d 保持基体の凹部の深さ
ty 接合層の厚さ G電極ギャップ
W 電極の幅 Wa 低誘電率部分の幅 Ta 低誘電率部分の高さ(深さ)の合計値
tmax 基板本体の最大幅 tw 光導波路
の存在領域における基板本体の幅
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 近藤 厚男 愛知県名古屋市瑞穂区須田町2番56号 日 本碍子株式会社内 (72)発明者 三冨 修 愛知県名古屋市瑞穂区須田町2番56号 日 本碍子株式会社内 Fターム(参考) 2H047 KA04 KA05 NA02 PA12 PA13 PA14 QA03 RA08 TA42 2H079 AA02 AA12 BA03 CA05 DA03 EA03 EA04 EA05 EB05 HA12 HA15 JA08

Claims (22)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】光導波路基板と、この光導波路基板を保持
    する保持基体とを備える光導波路デバイスであって、 前記光導波路基板が、電気光学材料からなり、相対向す
    る一方の主面と他方の主面とを備えている基板本体、こ
    の基板本体に形成されている光導波路、および前記基板
    本体の前記一方の主面側に設けられた電極を備えてお
    り、前記保持基体が前記基板本体の前記他方の主面側に
    接合されており、前記保持基体に、前記電気光学材料の
    誘電率よりも低い誘電率を有する低誘電率部分が設けら
    れていることを特徴とする、光導波路デバイス。
  2. 【請求項2】前記低誘電率部分の少なくとも一部が空隙
    であることを特徴とする、請求項1記載のデバイス。
  3. 【請求項3】前記低誘電率部分の少なくとも一部に、前
    記電気光学材料の誘電率よりも低い誘電率を有する材料
    が充填されていることを特徴とする、請求項1または2
    記載のデバイス。
  4. 【請求項4】前記他方の主面の前記光導波路に対応する
    領域が、前記低誘電率部分に面していることを特徴とす
    る、請求項1〜3のいずれか一つの請求項に記載のデバ
    イス。
  5. 【請求項5】前記保持基体と前記基板本体の前記他方の
    主面とを接合する接合層を備えており、前記電気光学材
    料の誘電率よりも低い誘電率を有する他の低誘電率部分
    が、前記基板本体と前記保持基体との間で前記接合層の
    内側に設けられていることを特徴とする、請求項1〜4
    のいずれか一つの請求項に記載のデバイス。
  6. 【請求項6】光導波路基板と、この光導波路基板を保持
    する保持基体とを備える光導波路デバイスであって、 前記光導波路基板が、電気光学材料からなり、相対向す
    る一方の主面と他方の主面とを備えている基板本体、こ
    の基板本体に形成されている光導波路、および前記基板
    本体の前記一方の主面側に設けられた電極を備えてお
    り、前記保持基体と前記基板本体の前記他方の主面とを
    接合する接合層を備えており、前記電気光学材料の誘電
    率よりも低い誘電率を有する低誘電率部分が、前記基板
    本体と前記保持基体との間で前記接合層の内側に設けら
    れていることを特徴とする、光導波路デバイス。
  7. 【請求項7】前記接合層の内側の前記低誘電率部分の少
    なくとも一部が空隙であることを特徴とする、請求項5
    または6記載のデバイス。
  8. 【請求項8】前記接合層の内側の前記低誘電率部分の少
    なくとも一部に、前記電気光学材料の誘電率よりも低い
    誘電率を有する材料が充填されていることを特徴とす
    る、請求項5〜7のいずれか一つの請求項に記載のデバ
    イス。
  9. 【請求項9】前記他方の主面の前記光導波路に対応する
    領域が、前記接合層の内側の前記低誘電率部分に面して
    いることを特徴とする、請求項5〜8のいずれか一つの
    請求項に記載のデバイス。
  10. 【請求項10】前記接合層の厚さが5μm以上であるこ
    とを特徴とする、請求項5〜9のいずれか一つの請求項
    に記載のデバイス。
  11. 【請求項11】前記接合層が、樹脂接着剤のシートから
    なることを特徴とする、請求項5〜10のいずれか一つ
    の請求項に記載のデバイス。
  12. 【請求項12】前記基板本体の厚さが、前記光導波路の
    領域において100μm以下であることを特徴とする、
    請求項1〜11のいずれか一つの請求項に記載のデバイ
    ス。
  13. 【請求項13】前記光導波路の領域において、前記低誘
    電率部分の合計厚さが1μm以上であることを特徴とす
    る、請求項1〜12のいずれか一つの請求項に記載のデ
    バイス。
  14. 【請求項14】前記光導波路基板の前記他方の主面側に
    凹部が形成されていることを特徴とする、請求項1〜1
    3のいずれか一つの請求項に記載のデバイス。
  15. 【請求項15】前記基板本体が、前記凹部に面する第一
    の肉薄部分と、前記凹部に面し、前記第一の肉薄部分よ
    りも厚さの小さい第二の肉薄部分とを備えており、前記
    光導波路が前記第一の肉薄部分内に設けられていること
    を特徴とする、請求項14記載のデバイス。
  16. 【請求項16】前記デバイスにおける光の進行方向に略
    垂直な横断面を見たときに、前記保持基体に設けられた
    前記低誘電率部分が複数存在することを特徴とする、請
    求項1〜15のいずれか一つの請求項に記載のデバイ
    ス。
  17. 【請求項17】請求項1〜16のいずれか一つの請求項
    に記載のデバイスを備えている進行波形光変調器であっ
    て、前記光導波路中を伝搬する光を変調するための電圧
    を前記電極によって印加することを特徴とする、進行波
    形光変調器。
  18. 【請求項18】前記デバイスにおける光の進行方向に略
    垂直な横断面を見たときに、複数の互いに独立した変調
    部が設けられており、各変調部に属する各光導波路を伝
    搬する光が互いに独立して変調されることを特徴とす
    る、請求項17記載の進行波形光変調器。
  19. 【請求項19】電気光学材料からなり、相対向する一方
    の主面と他方の主面とを備えている基板本体、この基板
    本体に形成されている光導波路、および前記基板本体の
    前記一方の主面側に設けられた電極を備えている光導波
    路基板と、この光導波路基板を保持する保持基体とを備
    える光導波路デバイスを製造する方法であって、 前記保持基体に、前記電気光学材料の誘電率よりも低い
    誘電率を有する低誘電率部分を設け、前記保持基体を前
    記基板本体の前記他方の主面側に接合することを特徴と
    する、光導波路デバイスの製造方法。
  20. 【請求項20】前記保持基体を前記基板本体の前記他方
    の主面側に接合する際に接合層を設け、前記基板本体と
    前記保持基体との間で前記接合層の内側に、前記電気光
    学材料の誘電率よりも低い誘電率を有する低誘電率部分
    を設けることを特徴とする、請求項19記載の方法。
  21. 【請求項21】電気光学材料からなり、相対向する一方
    の主面と他方の主面とを備えている基板本体、この基板
    本体に形成されている光導波路、および前記基板本体の
    前記一方の主面側に設けられた電極を備えている光導波
    路基板と、この光導波路基板を保持する保持基体とを備
    える光導波路デバイスを製造する方法であって、 前記保持基体を前記基板本体の前記他方の主面側に接合
    する際に接合層を設け、前記基板本体と前記保持基体と
    の間で前記接合層の内側に、前記電気光学材料の誘電率
    よりも低い誘電率を有する低誘電率部分を設けることを
    特徴とする、光導波路デバイスの製造方法。
  22. 【請求項22】前記接合層が、樹脂接着剤のシートから
    なることを特徴とする、請求項20または21記載の方
    法。
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