JP2002355899A - タイヤ成形装置 - Google Patents
タイヤ成形装置Info
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- B29D30/00—Producing pneumatic or solid tyres or parts thereof
- B29D30/06—Pneumatic tyres or parts thereof (e.g. produced by casting, moulding, compression moulding, injection moulding, centrifugal casting)
- B29D30/08—Building tyres
- B29D30/20—Building tyres by the flat-tyre method, i.e. building on cylindrical drums
- B29D30/24—Drums
- B29D30/26—Accessories or details, e.g. membranes, transfer rings
- B29D2030/2614—Bladders associated with the building drum, e.g. bladders used for the toroidal expansion, bladders for turning-up the plies
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Abstract
型形状に近似させ、更には完成タイヤの残留応力を可及
的に低減し、ユニフォミティを向上するタイヤ成形装置
を提供する。 【解決手段】 左右一対の支持部材1,2と、その相互
間に跨がる円筒状のブラダー5とを有し、ブラダー5の
内部に圧力媒体を導入しながら支持部材1,2の相互間
隔を狭めることでカーカス21を膨径させてその外周側
にベルト層23を貼り合わせるタイヤ成形装置におい
て、ブラダー5を、その軸方向長さを規定する骨格部材
11と、その周方向長さを規定するバンド部材12と、
これらを内外から被覆するシート状の弾性部材13,1
4とから構成する。バンド部材12の剛性をブラダー5
の軸方向中央側ほど高くする。
Description
タイヤを成形するための装置に関し、更に詳しくは、グ
リーンタイヤのシェーピング形状を加硫金型形状に近似
させるようにしたタイヤ成形装置に関する。
る場合、円筒状のカーカスの両端部にそれぞれビードリ
ングを配置し、該ビードリングの廻りにカーカスの両端
部を折り返した後、カーカスをトロイダル形状にインフ
レートした状態で、カーカス外表面にベルト層やトレッ
ドゴム等のタイヤ構成部材を貼り合わせている。
装置は、左右一対の支持部材によって円筒状のカーカス
の両端部をビードリングと共に支持し、カーカスの内側
に直接またはゴム製のブラダーを介して圧力媒体を導入
しながら支持部材の相互間隔を狭めることでカーカスの
軸方向中央部を膨径させてカーカスの外周側に円環状の
ベルト層を圧着するようになっている。
はゴム製のブラダーを介して圧力媒体を導入した場合、
カーカスは軸方向断面視で円弧状に膨張しながらタイヤ
幅方向に平坦なベルト層を内側から押圧するので、グリ
ーンタイヤのシェーピング形状が加硫金型形状とは大幅
に異なってしまうという不都合があった。このようにグ
リーンタイヤのシェーピング形状が加硫金型形状から著
しく相違すると、ベルト層のコード角度や幅が予め設定
された値から変化したり、加硫時に歪みや加硫故障を生
じ易くなってしまうのである。
ーンタイヤのシェーピング形状を加硫金型形状に近似さ
せ、更には完成タイヤの残留応力を可及的に低減し、ユ
ニフォミティの向上を可能にしたタイヤ成形装置を提供
することにある。
の本発明のタイヤ成形装置は、円筒状のカーカスの両端
部をビードリングと共に支持する左右一対の支持部材
と、該支持部材の相互間に跨がる円筒状のブラダーとを
有し、該ブラダーの内部に圧力媒体を導入しながら前記
支持部材の相互間隔を狭めることで前記カーカスの軸方
向中央部を膨径させて該カーカスの外周側にベルト層を
貼り合わせるようにしたタイヤ成形装置において、前記
ブラダーを、その軸方向長さを規定する骨格部材と、そ
の周方向長さを規定するバンド部材と、これら骨格部材
及びバンド部材を内外から被覆するシート状の弾性部材
とから構成すると共に、前記バンド部材の剛性を前記ブ
ラダーの軸方向中央側ほど高くしたことを特徴とするも
のである。
規定する骨格部材と、その周方向長さを規定するバンド
部材と、これら骨格部材及びバンド部材を内外から被覆
するシート状の弾性部材との積層構造にしたから、ブラ
ダーの内部に圧力媒体を導入しながら支持部材の相互間
隔を狭めることでカーカスの軸方向中央部を膨径させる
際に、バンド部材によってカーカスの外径成長を制御
し、グリーンタイヤのシェーピング形状を加硫金型形状
に近似させることができる。その結果、ベルト層のコー
ド角度や幅が変化するのを抑制し、加硫時に歪みや加硫
故障を生じ難くすることができる。
方向中央側ほど高くすることにより、所望のシェーピン
グ形状を得ることが容易になる。つまり、周方向長さを
規定するバンド部材の剛性を、ブラダーの軸方向に均一
にした場合、内圧負荷による平衡状態ではカーカスの軸
方向中央部が膨れ易くなる傾向がある。そこで、上記の
ようにバンド部材の剛性を調整することにより、グリー
ンタイヤの形状を適正化するのである。その結果、グリ
ーンタイヤのシェーピング形状を加硫金型形状に十分に
近似させることが可能になるので、完成タイヤの残留応
力を可及的に低減し、完成タイヤのユニフォミティの向
上や故障率の低減が可能になる。
の図面を参照して詳細に説明する。
イヤ成形装置を示すものである。このタイヤ成形装置
は、円筒状のカーカス21の両端部をビードリング22
と共に支持する左右一対の支持部材1,2を備え、これ
ら支持部材1,2が同軸的に積層された円筒状の駆動軸
3,4にそれぞれ取り付けられている。これら駆動軸
3,4を軸方向に移動させることで、支持部材1,2の
相互間隔が変化するようになっている。これら支持部材
1,2の間には円筒状のブラダー5が装架されている。
アルタイヤを成形する場合、図1に示すように、支持部
材1,2を互いに離した状態で、支持部材1,2によっ
て円筒状のカーカス21の両端部をビードリング22と
共に支持する。図1において、カーカス21の両端部は
ビードリング22の廻りに折り返されているが、この折
り返しは、支持部材1,2とブラダー5からなるドラム
上にカーカス21を円筒状に巻き付け、その両端部にビ
ードリング22を配置した後に行うことができる。或い
は、カーカス21の両端部をビードリング22の廻りに
折り返した状態にしたものを成形し、これを支持部材
1,2とブラダー5からなるドラム上にセットしても良
い。勿論、カーカス21の内面にはインナーライナー層
を設けることができる。
手段(不図示)からブラダー5の内部に圧力媒体を導入
しながら支持部材1,2の相互間隔を狭めることでカー
カス21の軸方向中央部を膨径させる。このとき、カー
カス21の外周側に円環状に成形されたベルト層23と
トレッドゴム24との一体物を配置しておき、これを外
径成長したカーカス21の外周側に貼り合わせる。ま
た、カーカス21の左右両側部にはサイドウォールゴム
25を貼り合わせ、更に必要に応じて、他のタイヤ構成
部材をカーカス21の外表面に貼り合わせることによ
り、グリーンタイヤを成形するのである。この成形時に
は、ステッチャー等の工具を用いて各部材が密接させる
と良い。
方向長さを規定する骨格部材11と、その周方向長さを
規定するバンド部材12と、これら骨格部材11及びバ
ンド部材12を内外から被覆するシート状の弾性部材1
3,14との積層構造になっている。
てタイヤ幅方向に延長する複数本のコード11aから構
成されている。コード11aとしては、可撓性を有する
と共に、ブラダー5に負荷される内圧に応じて寸法が安
定するものであれば、特に限定されるものではないが、
芳香族ポリアミド繊維等からなる高強度・高弾性率の有
機繊維コードを使用することが望ましい。
当するブラダー軸方向中央部に配置され、タイヤ周方向
に延長する複数本のコード12aと、交差するコード1
1a,12aを上下から挟み込む布材15,16とから
構成されている。コード12aとしては、骨格部材11
のコード11aと同様のものを使用すれば良い。布材1
5,16は縫合又は接着等の任意の手段により互いに結
合され、コード11a,12aの相対的な位置を固定す
るようになっている。なお、バンド部材12のコード1
2aは布材15,16に対して一体化したものであって
も良い。
することが好ましい。特に、内側の弾性部材13には、
気体透過率が低いゴム、例えばブチルゴムを主体とする
ゴム組成物を用いると良い。一方、外側の弾性部材14
には、硬さHs(JIS A) が55以上、より好ましくは6
5以上の硬質ゴムを用いると良い。このような硬質ゴム
を用いることにより、ブラダー5の横剛性が高くなるの
で、タイヤ成形時にグリーンタイヤの土台が安定し、そ
の形状を安定化することができる。
規定する骨格部材11と、その周方向長さを規定するバ
ンド部材12とを備えているので、ブラダー5の内部に
圧力媒体を導入しながら支持部材1,2の相互間隔を狭
めることでカーカス21の軸方向中央部を膨径させる際
に、バンド部材12によってカーカス21の外径成長を
制御し、グリーンタイヤのシェーピング形状を加硫金型
形状に近似させることができる。つまり、カーカス21
のトレッド中央に相当する部分を必要以上に膨らませる
ことなく、ショルダー部に相当する部分を十分に膨らま
せることができる。そのため、ベルト層23のコード角
度や幅が予め設定された値から変化するのを抑制するこ
とができる。また、グリーンタイヤを加硫する際は、金
型内でグリーンタイヤに歪みを生じ難く、更にはゴム流
れが良好になるため加硫故障を生じ難くなる。
を示すものであり、横軸がタイヤ中心位置を原点とする
ブラダー軸方向の座標を示し、縦軸が剛性を示す。図4
に示すように、バンド部材12の剛性はブラダー5の軸
方向中央側ほど高くなっている。バンド部材12の剛性
を調整する手段としては、バンド部材12を構成するコ
ード12aのアングル、打ち込み密度、材質、バンド部
材の枚数(プライ数)のうち少なくとも1つの要素をブ
ラダー5の軸方向に変化させることが可能である。例え
ば、コードの周方向に対するアングルをブラダー軸方向
中央側ほど小さくしたり、コードの打ち込み密度をブラ
ダー軸方向中央側ほど高くしたり、異なる材質のコード
を組み合わせてブラダー軸方向中央側に剛性が高いコー
ドを配置する一方で両端側に剛性が低いコードを配置す
れば良い。更に、偏平率が小さいタイヤにあっては、外
側の弾性部材のゴム厚さをブラダー軸方向中央側ほど厚
くすることも同様の効果を奏する。
ー軸方向中央側ほど高くすることにより、カーカス21
の外径成長を良好に制御し、グリーンタイヤのシェーピ
ング形状を加硫金型形状に十分に近似させることができ
る。その結果、完成タイヤの残留応力を可及的に低減
し、完成タイヤのユニフォミティの向上や故障率の低減
が可能になる。
ラダーの内部に圧力媒体を導入しながら支持部材の相互
間隔を狭めることでカーカスの軸方向中央部を膨径させ
て該カーカスの外周側にベルト層を貼り合わせるように
したタイヤ成形装置において、ブラダーを、その軸方向
長さを規定する骨格部材と、その周方向長さを規定する
バンド部材と、これら骨格部材及びバンド部材を内外か
ら被覆するシート状の弾性部材とから構成すると共に、
バンド部材の剛性をブラダーの軸方向中央側ほど高くし
たから、グリーンタイヤのシェーピング形状を加硫金型
形状に近似させ、更には完成タイヤの残留応力を可及的
に低減し、ユニフォミティを向上することができる。
す半断面図である。
を成形した状態を示す半断面図である。
示す斜視図である。
ド部材の剛性分布を示す図である。
Claims (1)
- 【請求項1】 円筒状のカーカスの両端部をビードリン
グと共に支持する左右一対の支持部材と、該支持部材の
相互間に跨がる円筒状のブラダーとを有し、該ブラダー
の内部に圧力媒体を導入しながら前記支持部材の相互間
隔を狭めることで前記カーカスの軸方向中央部を膨径さ
せて該カーカスの外周側にベルト層を貼り合わせるよう
にしたタイヤ成形装置において、前記ブラダーを、その
軸方向長さを規定する骨格部材と、その周方向長さを規
定するバンド部材と、これら骨格部材及びバンド部材を
内外から被覆するシート状の弾性部材とから構成すると
共に、前記バンド部材の剛性を前記ブラダーの軸方向中
央側ほど高くしたタイヤ成形装置。
Priority Applications (1)
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- 2001-05-31 JP JP2001163659A patent/JP2002355899A/ja active Pending
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